JP2002267095A - ボンベ加熱方法及びボンベ加熱装置 - Google Patents

ボンベ加熱方法及びボンベ加熱装置

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JP2002267095A
JP2002267095A JP2001060990A JP2001060990A JP2002267095A JP 2002267095 A JP2002267095 A JP 2002267095A JP 2001060990 A JP2001060990 A JP 2001060990A JP 2001060990 A JP2001060990 A JP 2001060990A JP 2002267095 A JP2002267095 A JP 2002267095A
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liquid
heating
tank
pump
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JP2001060990A
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Masaya Hirokawa
雅也 廣川
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Hitachi Engineering and Services Co Ltd
Hitachi Industrial Equipment Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering and Services Co Ltd
Hitachi West Service Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボンベの加熱に使用した液体をボンベの下方
に排出させないボンベ加熱方法及びボンベ加熱装置を提
供する。 【解決手段】 貯水タンク11内の水をシーズヒータ1
3で加熱温度まで加熱し、アンモニアボンベBの内圧が
十分に低く、アンモニアボンベB内のアンモニアの量が
十分に少ない場合に、送水ポンプ15を動作させ、温水
をアンモニアボンベBの上側に設置した散水管21から
放出する。アンモニアボンベBから流下する水を回収パ
ン43で受け、返水パイプ3を通じて返水タンク12に
回収し、返水ポンプ16を動作させて回収した水を貯水
タンク11へ送給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボンベを加熱する
ボンベ加熱方法及びその実施に使用するボンベ加熱装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】焼却炉で発生する排煙を消臭するため
に、アンモニアボンベが使用されている。アンモニア等
の圧縮気体又は液化気体を封入したボンベは、通常略円
筒形をなしており、ボンベの一端に設けられた気体の取
り出し口に減圧弁を取り付けた状態で使用され、該減圧
弁によって所要の圧力まで減圧して前記気体が取り出さ
れる。
【0003】従って、ボンベ内の気体がボンベから排出
されるにしたがって、ボンベの内圧は減少し、該内圧、
即ち前記減圧弁の1次側の圧力が2次側の圧力と同程度
にまで減少したときに、ボンベ内の気体の取り出しが完
了する。
【0004】ところで、ボンベの内圧は、ボンベ内の気
体の量が一定である場合であっても、前記気体の温度に
応じて変化する。気体の温度が高い場合は、気体の温度
が低い場合に比して、体積が増加しており、これによっ
て、前記気体の温度が高い場合と低い場合とでは、気体
の温度が高い場合の方が低い場合よりもボンベの内圧が
高くなる。
【0005】従って、温暖な時期に気体の取り出しを完
了したボンベに比べて、寒冷な時期に気体の取り出しを
完了したボンベでは、内部に残留する気体の量が多く、
よって寒冷な時期では、温暖な時期に比べてボンベの使
用効率が低下する。
【0006】このため、従来では、減圧弁に設定した設
定圧力で気体を取り出すことができない程度に、減圧弁
の2次側の圧力が低下した場合に、作業者が手作業によ
り温水をボンベの上方から放出し、ボンベ内の気体の温
度を上昇させ、ボンベの内圧を高めて前記2次側の圧力
を上昇させ、これによって気体の取り出しが完了したと
きのボンベの内部に残留する気体の量を低減させてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の如き
従来のボンベ加熱方法においては、ボンベの加熱に使用
した水が回収されず、ボンベが設置されている床に水が
排出されている。ボンベの下方には、ボンベ内の気体の
量を測定するための重量測定器が設置されている場合が
あり、この場合には、ボンベの加熱に使用された水が前
記重量測定器に付着し、重量測定器の故障等を引き起こ
す虞があるという問題があった。
【0008】また、温水をボンベの上方から放出する以
外にも、温風をボンベに送ることによってボンベを加熱
するボンベ加熱方法、及び電熱装置を用いてボンベを加
熱するボンベ加熱方法などがあるが、温風によるボンベ
加熱方法では、ボンベを加熱するために多くの時間を必
要とし、電熱装置によるボンベ加熱方法では、一般的に
ボンベを設置する室内に設置する機器を防爆仕様とする
必要があるため、このような場合には、電熱装置を防爆
仕様とする必要があり、製造コストの削減が困難である
という問題がある。
【0009】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、第1タンク内に蓄えた水を加熱し、この水をボ
ンベの上方から放出することによってボンベを加熱せし
め、ボンベの加熱に使用した水を、ボンベの下方に設置
した回収パンによって回収し、回収した水を第1タンク
内へ移送することにより、ボンベの加熱に使用した水を
ボンベを設置している床に排出させないため、ボンベの
下方に設置された機器の故障の発生を抑制するボンベ加
熱方法、及びボンベ加熱装置を提供することを目的とす
る。
【0010】また、本発明の他の目的は、温水を用いて
ボンベを加熱することによって、ボンベを急速に加熱す
ることが可能であり、また、ボンベの加熱に使用する水
を加熱する機器を、ボンベを設置する室外に設置するこ
とにより、前記機器を防爆仕様とする必要がなく、コス
トの削減を可能とするボンベ加熱方法、及びボンベ加熱
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るボンベ加
熱方法は、加熱した液体をボンベ表面に浴びせ、ボンベ
を加熱するボンベ加熱方法において、液体を蓄えるタン
クと、ボンベの下方に配置され、ボンベ表面から流下す
る液体を回収する回収パンとを設けておき、前記タンク
内の液体を予め設定された加熱温度まで加熱し、加熱し
た液体を前記タンクからボンベの上方へ送給し、送給し
た液体をボンベ表面に浴びせるようにボンベの上方から
放出し、ボンベ表面で冷却された液体を前記回収パンで
回収し、回収した液体を前記タンクへ送給することを特
徴とする。
【0012】第1発明に係るボンベ加熱方法による場合
は、タンク内に蓄えた液体を加熱し、この液体をボンベ
の上方から放出して、液体をボンベ表面に浴びせること
によってボンベを加熱せしめ、ボンベの加熱に使用した
液体を、ボンベの下方に設置した回収パンによって回収
し、回収した液体をタンク内へ移送する。このようにす
ることにより、ボンベの加熱に使用した液体をボンベを
設置している床に排出させないため、ボンベの下方に設
置された機器の故障の発生を抑制することが可能とな
る。
【0013】また、加熱した液体をボンベ表面に浴びせ
てボンベを加熱するから、ボンベを急速に加熱すること
が可能であり、しかも、液体の加熱、及び液体の送給に
使用する機器等を、ボンベを設置する設置室の外部に設
置する場合には、前記機器を防爆仕様とする必要がな
く、コストの削減が期待できる。
【0014】第2発明に係るボンベ加熱装置は、加熱し
た液体をボンベ表面に浴びせ、ボンベを加熱するボンベ
加熱装置において、液体を蓄える第1タンクと、該第1
タンク内の液体を加熱する加熱手段と、該加熱手段によ
って加熱した液体を第1タンクからボンベの上方へ送給
し、ボンベの上方から放出する第1ポンプと、ボンベ表
面で冷却された液体を回収すべく、ボンベの下方に設け
られた回収パンと、該回収パンによって回収した液体を
蓄える第2タンクと、該第2タンク内の液体を前記第1
タンクへ送給する第2ポンプと、前記加熱手段、第1ポ
ンプ、及び第2ポンプを駆動制御する制御部とを備える
ことを特徴とする。
【0015】第2発明に係るボンベ加熱装置による場合
は、第1タンク内に蓄えた液体を加熱し、この液体を第
1ポンプによりボンベの上方から放出して、液体をボン
ベ表面に浴びせることによってボンベを加熱せしめ、ボ
ンベの加熱に使用した液体を、ボンベの下方に設置した
回収パンによって回収し、回収した液体を第2タンク内
に蓄え、第2タンク内の液体を、第2ポンプにより第1
タンク内へ送給する。このようにすることにより、ボン
ベの加熱に使用した液体をボンベを設置している床に排
出させないため、ボンベの下方に設置された機器の故障
の発生を抑制することが可能となる。
【0016】また、加熱した液体をボンベ表面に浴びせ
てボンベを加熱するから、ボンベを急速に加熱すること
が可能であり、しかも、加熱手段、第1及び第2ポン
プ、並びに制御部を、ボンベを設置する設置室の外部に
設置する場合には、加熱手段、第1及び第2ポンプ、並
びに制御部を防爆仕様とする必要がなく、コストの削減
が期待できる。
【0017】第3発明に係るボンベ加熱装置は、第2発
明に係るボンベ加熱装置において、前記第1タンク内の
液体の温度を検出する温度検出部と、前記第2タンク内
の液体の量を検出する液体量検出部とを更に備え、前記
制御部は、前記温度検出部によって検出した温度が予め
設定された開始温度よりも低い場合に、前記加熱手段に
動作を開始させ、前記第1ポンプに動作を停止させ、前
記温度検出部によって検出した温度が予め設定された加
熱温度よりも高い場合に、前記加熱手段に動作を停止さ
せ、前記第1ポンプに動作を開始させ、前記液体量検出
部によって検出した液体の量が予め設定された開始量よ
りも多い場合に、前記第2ポンプに動作を開始させるよ
うに、前記加熱手段、前記第1ポンプ、及び前記第2ポ
ンプの制御を行うべくなしてあることを特徴とする。
【0018】第3発明に係るボンベ加熱装置による場合
は、第1タンク内の水が十分に加熱されておらず、前記
水の温度が開始温度よりも低い場合には、第1ポンプの
動作を停止させて、ボンベの上方からの水の放出を停止
し、加熱手段の動作を開始させて、第1タンク内の水を
加熱する。また、第1タンク内の水が十分に加熱されて
おり、前記水の温度が加熱温度よりも高い場合には、加
熱手段の動作を停止させて、第1タンク内の水の加熱を
停止し、第1ポンプの動作を開始させて、加熱した水を
ボンベの上方から放出する。そして、第2タンク内に水
が十分に蓄えられ、第2タンク内の水の量が開始量より
多い場合には、第2ポンプの動作を開始させ、第2タン
ク内の液体を第1タンクへ送給する。このように加熱手
段並びに第1及び第2ポンプの制御を行うことにより、
ボンベを自動的に加熱することが可能となる。
【0019】第4発明に係るボンベ加熱装置は、第3発
明に係るボンベ加熱装置において、ボンベ内の気体の圧
力を検出する圧力検出部を更に備え、前記制御部は、該
圧力検出部によって検出した気体の圧力が所定値より低
い場合に、前記制御を開始すべくなしてあることを特徴
とする。
【0020】第4発明に係るボンベ加熱装置による場合
は、ボンベ内の気体の圧力を検出し、これが所定値より
も低い場合に、ボンベの加熱を開始する。このようにす
ることによって、十分に気体を取り出すことができない
程度にボンベ内の気体の圧力が少なくなった場合にだ
け、ボンベの加熱を行うことができ、ボンベ内に残留し
ている気体を十分に取り出すことが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。 (実施の形態1)図1及び図2は、本発明に係るボンベ
加熱装置の要部の構成を示す平面図及び側面図である。
【0022】図において、B,Bはアンモニアボンベで
ある。該アンモニアボンベB,Bは、夫々略円筒形状を
なしており、設置室の内部に設けられた2つの台座4,
4上に夫々横向きに設置されている。また、設置室の外
部には、室外ユニット1が設置されている。該室外ユニ
ット1は、直方体形状をなしており、その設置室に臨む
面には送水パイプ2の一端と、返水パイプ3の一端とが
接続されている。
【0023】送水パイプ2及び返水パイプ3の夫々は、
設置室の壁Wを貫通して設置室の室内側に延設されてい
る。送水パイプ2の他端には散水管21が取り付けられ
ている。該散水管21は、アンモニアボンベBの長さよ
り少し短く、その側部に複数の孔を有しており、一方の
アンモニアボンベBの上部に、該アンモニアボンベBと
平行に取り付けられている。
【0024】また、散水管21は、アンモニアボンベB
に対して着脱自在とされており、送水パイプ2は可撓性
を有している。このため、アンモニアボンベBの加熱が
必要となったときに、ユーザがアンモニアボンベBに散
水管21を取り付け、アンモニアボンベBの加熱が終了
した後に、ユーザがアンモニアボンベBから散水管21
を取り外すことができる。
【0025】各アンモニアボンベBの台座4には、重量
測定器41が夫々設けられており、該重量測定器41の
上側には、アンモニアボンベBを支持するベース42,
42が設けられている。ベース42,42は、四角棒状
をなしており、アンモニアボンベBの長手方向に直交す
る方向を長手方向として、アンモニアボンベBの両端部
近傍に夫々配されている。
【0026】図3は、台座4の正面断面図であり、図4
は、台座4の部分拡大側断面図である。ベース42の中
央部には、アンモニアボンベBを安定した状態で支持す
るために、アンモニアボンベBと略同一半径の円弧状の
凹部が設けられている。また、重量測定器41の上方に
は、上部が開口した扁平箱状の回収パン43が設けられ
ている。該回収パン43の底面は、2つの貫通孔43a
が設けられており、後述するように回収パン43内に水
が溜まったときに、貫通孔43aから水が流出しないよ
うに、夫々の貫通孔43aの縁部は、上側に突出してい
る。
【0027】前記ベース42は、貫通孔43aを貫通し
ており、ベース42の平面寸法より少し大きい平面寸法
を有し、その下部に開口を有する角箱状のカバー44
が、ベース42を覆うように配されている。カバー44
の中央部にも、ベース42と同様に、アンモニアボンベ
Bと略同一半径の円弧状の凹部が設けられている。
【0028】また、前記回収パン43は、底面が傾斜し
ており、前記室外ユニット1側の底部の方が、反対側の
底部よりも低い状態とされている。そして、前記返水パ
イプ3の他端側は、2本のパイプに分岐しており、夫々
の先端部は、回収パン43の前記室外ユニット1側の底
部に設けられた開口部に取り付けられている。
【0029】図5は、本発明に係るボンベ加熱装置の要
部の構成を示すブロック図である。室内ユニット1の内
部には、貯水タンク(第1タンク)11、返水タンク
(第2タンク)12、シーズヒータ(加熱手段)13、
温度センサ(温度検出部)14、送水ポンプ(第1ポン
プ)15、返水ポンプ(第2ポンプ)16、フリクトス
イッチ(液量検出部)17、及び制御部18が設けられ
ている。貯水タンク11内の水は、シーズヒータ13に
よって加熱され、これによって得られる温水が、送水ポ
ンプ15によって、送水パイプ2内を通流せしめられ、
散水管21から放出される。散水管21から放出された
温水は、アンモニアボンベBの表面を流下し、これによ
ってアンモニアボンベBが加熱せしめられる。アンモニ
アボンベBの加熱に使用されて冷却された水は、アンモ
ニアボンベBから流れ落ちて回収パン43によって回収
され、返水パイプ3を通流して返水タンク12内に溜め
られる。返水タンク12内に、所定量以上の水が溜めら
れた場合には、フリクトスイッチ17によってこれが検
出され、制御部18によって返水ポンプ16が駆動せし
められて、返水タンク12内の水が貯水タンク11へ移
送され、再びアンモニアボンベBの加熱に使用される。
【0030】また、室外ユニット1の表面には、ユーザ
が操作するための操作パネル19が設けられている。操
作パネル19には、各種の操作を行うための複数のスイ
ッチが設けられており、ユーザは、操作パネル19を操
作することにより、ボンベ加熱装置の動作開始及び停止
の切り換え、並びに貯水タンク11内の水を加熱すると
きの目標温度たる加熱温度、アンモニアボンベBの加熱
を行うか否かの判断に用いるアンモニアボンベBの内圧
の閾値たる設定圧力、アンモニアボンベBに残留してい
るアンモニアの量が十分に少ないか否かの判断に用いる
アンモニアボンベBの重量の閾値たる設定重量、及び貯
水タンク11内の水を加熱するか否かの判断に用いる貯
水タンク11内の水の温度の閾値たる開始温度の設定を
行うことができる。設定した加熱温度、設定圧力、設定
重量、及び開始温度は、制御部18に内蔵されるRAM
(図示せず)に記憶される。
【0031】また、アンモニアボンベBから気体(アン
モニア)が取り出される取り出し口には、減圧弁(図示
せず)が取り付けられており、前記取り出し口近傍に
は、減圧弁の1次側の圧力を測定する圧力計5が取り付
けられている。
【0032】以下に、本実施の形態1に係るボンベ加熱
装置の動作について説明する。ユーザは、圧力計5の測
定結果を確認して、前記減圧弁の1次側の圧力(アンモ
ニアボンベBの内圧)が低すぎるか否かを判断し、低す
ぎる場合に、アンモニアボンベBに散水管21を取り付
け、操作パネル19を操作して、前記加熱温度、設定圧
力、設定重量、及び開始温度を夫々設定し、ボンベ加熱
装置の動作を開始させる。
【0033】図6は、実施の形態1に係る制御部18の
処理手順を示すフローチャートである。まず、制御部1
8は、シーズヒータ13を動作させ、貯水タンク11内
の水の加熱を開始させる(ステップ1)。
【0034】温度センサ14から出力された出力信号を
受け、温度センサ14によって測定された温度が、加熱
温度以上か否かを判別する(ステップ2)。温度センサ
14による測定温度が、加熱温度未満の場合、ステップ
2を繰り返し、温度センサ14による測定温度が、加熱
温度以上の場合、シーズヒータ13を停止させ、貯水タ
ンク11内の水の加熱を停止させる(ステップ3)。
【0035】圧力計5から出力された出力信号を受け、
圧力計5による測定圧力が、設定圧力以下か否かを判別
する(ステップ4)。圧力計5による測定圧力が、設定
圧力以下でない場合、ステップ4を繰り返し、圧力計5
による測定圧力が、設定圧力以下である場合、重量測定
器41から出力された出力信号を受け、重力測定器41
による測定重量が、予め設定された設定重量以下か否か
を判別する(ステップ5)。重量測定器41による測定
重量が、設定重量以下である場合、アンモニアボンベB
内に残留しているアンモニアの量が十分少ないと判断し
て、処理を終了する。
【0036】ステップ5において、重量測定器41によ
る測定重量が設定重量以下でない場合、送水ポンプ15
を動作させ、アンモニアボンベBへの温水の放出を開始
させる(ステップ6)。
【0037】次に、フリクトスイッチ17から出力され
た出力信号を受け、返水タンク12内に、予め設定され
た設定量以上の水が溜まったか否かを判別する(ステッ
プ7)。前記設定量以上の水が溜まっていないと判別さ
れた場合には、ステップ7を繰り返し、前記設定量以上
の水が溜まったと判別された場合には、返水ポンプ16
を動作させ、返水タンク12内の水を貯水タンク11へ
送給させる(ステップ8)。
【0038】なお、返水タンク12内の水がなくなった
場合には、返水ポンプ16を停止させるようになってい
る。
【0039】温度センサ14から出力された出力信号を
受け、温度センサ14によって測定された温度が、開始
温度以下か否かを判別する(ステップ9)。温度センサ
14による測定温度が、開始温度以下でない場合、ステ
ップ9を繰り返し、温度センサ14による測定温度が、
開始温度以下の場合、送水ポンプ15を停止させ、アン
モニアボンベBへの温水の放出を停止させ(ステップ1
0)、ステップ1へ戻る。
【0040】(実施の形態2)本実施の形態2に係るボ
ンベ加熱装置の構成は、実施の形態1に係るボンベ加熱
装置の構成と同様であるので、その説明を省略する。
【0041】以下に、本実施の形態2に係るボンベ加熱
装置の動作について説明する。実施の形態2に係るボン
ベ加熱装置は、操作パネル19をユーザが操作すること
によって、前述した加熱温度、設定圧力、設定重量、及
び開始温度の他に、ボンベ加熱装置の動作を開始するか
否かの判断に用いるアンモニアボンベBの内圧の閾値た
る開始圧力を設定し、設定された開始圧力を制御部19
のRAMに記憶するようになっている。なお、開始圧力
は、前記設定圧力よりも高い圧力としてある。
【0042】図7は、実施の形態2に係る制御部18の
処理手順を示すフローチャートである。まず、制御部1
8は、圧力計5から出力された出力信号を受け、圧力計
5によって測定された圧力が、開始圧力以下か否かを判
別する(ステップ201)。圧力計5による測定圧力
が、開始圧力以下でない場合、ステップ201を繰り返
し、圧力計5による測定圧力が、開始圧力以下である場
合、ステップ202へ移る。
【0043】ステップ202〜211の処理は、図6に
示すステップ1〜10の処理と同様であるので、その説
明を省略する。
【0044】なお、実施の形態1,2においては、水を
用いてアンモニアボンベBを加熱する構成としたが、こ
れに限るものではなく、アンモニアボンベBの加熱に使
用することができる程度の温度で液体の状態を保つ他の
物質を用いてアンモニアボンベBを加熱する構成であっ
てもよいことはいうまでもない。
【0045】また、実施の形態1,2においては、アン
モニアボンベBを加熱する構成としたが、これに限るも
のではなく、他の気体を封入したボンベを加熱する構成
としてもよいことはいうまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1発明に係るボン
ベ加熱方法による場合は、タンク内に蓄えた液体を加熱
し、この液体をボンベの上方から放出して、液体をボン
ベ表面に浴びせることによってボンベを加熱せしめ、ボ
ンベの加熱に使用した液体を、ボンベの下方に設置した
回収パンによって回収し、回収した液体をタンク内へ送
給する。このようにすることにより、ボンベの加熱に使
用した液体をボンベを設置している床に排出させないた
め、ボンベの下方に設置された機器の故障の発生を抑制
することが可能となる。
【0047】また、加熱した液体をボンベ表面に浴びせ
てボンベを加熱するから、ボンベを急速に加熱すること
が可能であり、しかも、液体の加熱、及び液体の送給に
使用する機器等を、ボンベを設置する設置室の外部に設
置する場合には、前記機器を防爆仕様とする必要がな
く、コストの削減が期待できる。
【0048】第2発明に係るボンベ加熱装置による場合
は、第1タンク内に蓄えた液体を加熱し、この液体を第
1ポンプによりボンベの上方から放出して、液体をボン
ベ表面に浴びせることによってボンベを加熱せしめ、ボ
ンベの加熱に使用した液体を、ボンベの下方に設置した
回収パンによって回収し、回収した液体を第2タンク内
に蓄え、第2タンク内の液体を、第2ポンプにより第1
タンク内へ送給する。このようにすることにより、ボン
ベの加熱に使用した液体をボンベを設置している床に排
出させないため、ボンベの下方に設置された機器の故障
の発生を抑制することが可能となる。
【0049】また、加熱した液体をボンベ表面に浴びせ
てボンベを加熱するから、ボンベを急速に加熱すること
が可能であり、しかも、加熱手段、第1及び第2ポン
プ、並びに制御部を、ボンベを設置する設置室の外部に
設置する場合には、加熱手段、第1及び第2ポンプ、並
びに制御部を防爆仕様とする必要がなく、コストの削減
が期待できる。
【0050】第3発明に係るボンベ加熱装置による場合
は、第1タンク内の水が十分に加熱されておらず、前記
水の温度が開始温度よりも低い場合には、第1ポンプの
動作を停止させて、ボンベの上方からの水の放出を停止
し、加熱手段の動作を開始させて、第1タンク内の水を
加熱する。また、第1タンク内の水が十分に加熱されて
おり、前記水の温度が加熱温度よりも高い場合には、加
熱手段の動作を停止させて、第1タンク内の水の加熱を
停止し、第1ポンプの動作を開始させて、加熱した水を
ボンベの上方から放出する。そして、第2タンク内に水
が十分に蓄えられ、第2タンク内の水の量が開始量より
多い場合には、第2ポンプの動作を開始させ、第2タン
ク内の液体を第1タンクへ送給する。このように加熱手
段並びに第1及び第2ポンプの制御を行うことにより、
ボンベを自動的に加熱することが可能となる。
【0051】第4発明に係るボンベ加熱装置よる場合
は、ボンベ内の気体の圧力を検出し、これが所定値より
も低い場合に、ボンベの加熱を開始する。このようにす
ることによって、十分に気体を取り出すことができない
程度にボンベ内の気体の圧力が少なくなった場合にだ
け、ボンベの加熱を行うことができ、ボンベ内に残留し
ている気体を十分に取り出すことが可能となる等、本発
明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボンベ加熱装置の要部の構成を示
す平面図である。
【図2】本発明に係るボンベ加熱装置の要部の構成を示
す側面図である。
【図3】台座の正面断面図である。
【図4】台座の部分拡大側断面図である。
【図5】本発明に係るボンベ加熱装置の要部の構成を示
すブロック図である。
【図6】実施の形態1に係る制御部の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】実施の形態2に係る制御部の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 室外ユニット 11 貯水タンク(第1タンク) 12 返水タンク(第2タンク) 13 シーズヒータ(加熱手段) 14 温度センサ(温度検出部) 15 送水ポンプ(第1ポンプ) 16 返水ポンプ(第2ポンプ) 17 フリクトスイッチ(液量検出部) 18 制御部 2 送水パイプ 21 散水管 3 返水パイプ 4 台座 41 重量測定器 43 回収パン B アンモニアボンベ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱した液体をボンベ表面に浴びせ、ボ
    ンベを加熱するボンベ加熱方法において、 液体を蓄えるタンクと、ボンベの下方に配置され、ボン
    ベ表面から流下する液体を回収する回収パンとを設けて
    おき、前記タンク内の液体を予め設定された加熱温度ま
    で加熱し、加熱した液体を前記タンクからボンベの上方
    へ送給し、送給した液体をボンベ表面に浴びせるように
    ボンベの上方から放出し、ボンベ表面で冷却された液体
    を前記回収パンで回収し、回収した液体を前記タンクへ
    送給することを特徴とするボンベ加熱方法。
  2. 【請求項2】 加熱した液体をボンベ表面に浴びせ、ボ
    ンベを加熱するボンベ加熱装置において、 液体を蓄える第1タンクと、該第1タンク内の液体を加
    熱する加熱手段と、該加熱手段によって加熱した液体を
    第1タンクからボンベの上方へ送給し、ボンベの上方か
    ら放出する第1ポンプと、ボンベ表面で冷却された液体
    を回収すべく、ボンベの下方に設けられた回収パンと、
    該回収パンによって回収した液体を蓄える第2タンク
    と、該第2タンク内の液体を前記第1タンクへ送給する
    第2ポンプと、前記加熱手段、第1ポンプ、及び第2ポ
    ンプを駆動制御する制御部とを備えることを特徴とする
    ボンベ加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記第1タンク内の液体の温度を検出す
    る温度検出部と、前記第2タンク内の液体の量を検出す
    る液体量検出部とを更に備え、前記制御部は、前記温度
    検出部によって検出した温度が予め設定された開始温度
    よりも低い場合に、前記加熱手段に動作を開始させ、前
    記第1ポンプに動作を停止させ、前記温度検出部によっ
    て検出した温度が予め設定された加熱温度よりも高い場
    合に、前記加熱手段に動作を停止させ、前記第1ポンプ
    に動作を開始させ、前記液体量検出部によって検出した
    液体の量が予め設定された開始量よりも多い場合に、前
    記第2ポンプに動作を開始させるように、前記加熱手
    段、前記第1ポンプ、及び前記第2ポンプの制御を行う
    べくなしてあることを特徴とする請求項2記載のボンベ
    加熱装置。
  4. 【請求項4】 ボンベ内の気体の圧力を検出する圧力検
    出部を更に備え、前記制御部は、該圧力検出部によって
    検出した気体の圧力が所定値より低い場合に、前記制御
    を開始すべくなしてあることを特徴とする請求項3記載
    のボンベ加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016017582A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 岩谷産業株式会社 吸引装置、吸引方法
KR20160120457A (ko) * 2015-04-08 2016-10-18 이철구 펌프히터를 이용한 대용량 보일러 시스템

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