JPH09206215A - 自動給茶機 - Google Patents

自動給茶機

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Publication number
JPH09206215A
JPH09206215A JP8019611A JP1961196A JPH09206215A JP H09206215 A JPH09206215 A JP H09206215A JP 8019611 A JP8019611 A JP 8019611A JP 1961196 A JP1961196 A JP 1961196A JP H09206215 A JPH09206215 A JP H09206215A
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JP
Japan
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water
hot water
water tank
cold water
cold
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Application number
JP8019611A
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English (en)
Inventor
Shusaku Murakami
秀策 村上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09206215A publication Critical patent/JPH09206215A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動給茶機において、お湯や冷水を供給する
とき、所定の温度の水を供給するために常時ヒーターま
たは冷却器を稼働させておかなければならなく、電力損
が大きいという問題があった。 【解決手段】 本発明は、人検知センサー65が給茶機
本体の前の人を検知しておらず、かつ各吐出側の電磁弁
が作動していない場合、温水タンク11あるいは冷水タ
ンク20に給水できる条件とする。このとき温水タンク
11あるいは冷水タンク20の水位センサー5あるいは
17をOFFとし、温水タンク11あるいは冷水タンク
20へ水を給茶1杯分供給し、同時に加熱あるいは冷却
を行い、すぐにお湯あるいは冷水は、設定温度まで復帰
させ、エネルギーロスの少ない自動給茶機の構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部で飲料である
お茶を作り、これを供給する自動給茶機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、タンクの中にお湯や冷水を溜めて
おき、粉末茶とお湯や冷水を混合してお茶を供給する自
動給茶機が事務所等で広く利用されている。この自動給
茶機は、特開昭54−86399号公報や、実開平2−
98822号公報に示されており、この自動給茶機の代
表例は図8に示す内容となる。
【0003】そこで、従来の自動給茶機について図を用
いながら説明する。図8は、従来の自動給茶機の概略
図、図9は、従来の汲置きタイプの自動給茶機の概略シ
ステム図、図10は、従来の水道直結タイプの自動給茶
機の概略システム図である。
【0004】図8に示すように従来の自動給茶機本体6
3は、その主要な構成要素として水を溜めおく冷水タン
ク20と、温水を溜めおく温水タンク11と、粉末茶供
給ユニット62と、制御手段12と、操作パネル57を
備えている。そして給水系には給水継手27、ごみをと
るフィルター29、水が逆流することを防止する逆止弁
30、冷水タンク20に水を供給する冷水側給水電磁弁
31、温水タンク11に水を供給する温水側給水電磁弁
32、冷水タンク20に水を供給する給水側第一連通管
22、温水タンク11に水を供給する給水側第二連通管
8を備えている。
【0005】冷水タンク20には供給された水が冷やさ
れた水と混合しにくくするじゃま板23、冷水の水位を
検知する水位センサー17、冷水タンク20の水を冷却
する冷却器39、冷水タンク20の水温を検知する水温
センサー38が設けられ、温水タンク11には供給され
た水が温水と混合しにくくするじゃま板10、水位を検
知する水位センサー5、湯温を検知する湯温センサー3
3、お湯を作りお湯の温度を保つためのヒーター9、温
水タンク11内が異常に温度が上がった場合にヒーター
9の通電を遮断する温度上昇防止器34を備えている。
【0006】また、冷水タンク20には冷水を供給する
冷水電磁弁48、冷水を吐出する吐出管49、冷水側オ
ーバーフロー管40、冷水タンク20内の水を排水する
ときに用いる排水管41、冷水タンク20内の水を排水
するときに用いる排水バルブ42が関連づけられ、温水
タンク11にはお湯を供給する湯電磁弁46、湯を吐出
する吐出管47、湯側オーバーフロー管35、温水タン
ク11の湯を排水するときに用いる排水管36、温水タ
ンク11の湯を排水するときに用いる排水バルブ37が
関連づけられている。
【0007】粉末茶供給ユニット62には冷却タンク2
0よりの受水系のコールド飲料を供給するためのコール
ド飲料電磁弁16、温水タンク11よりの受湯系のホッ
ト飲料を供給するためのホット飲料電磁弁3、前記コー
ルド飲料電磁弁16とホット飲料電磁弁3の吐出側連通
管21、4、冷水側と温水側の吐出側連通管21、4を
連結する集合管44、集合管44より冷水あるいはお湯
をミキシングボール51に供給する吐出管45、粉末原
料56を保管・供給するキャニスター53、前記キャニ
スター53内のお茶あるいはコーヒーの粉末原料56、
粉末原料56を押し出すスクリュー55、スクリュー5
5を稼動する原料モーター54、粉末原料56と冷水あ
るいはお湯を混ぜ、回転中は弁の働きをする撹拌羽根5
2、ミキシングボール51、攪拌羽根52を回転させる
ミキシングモーター50が関連づけられている。
【0008】制御手段12は一連の自動給茶機の動作を
指令するものであって、操作パネル57はホットボタン
58、コールドボタン59、お湯ボタン60、冷水ボタ
ン61を備えている。図中の43は排水トレイ、64は
コップを示す。
【0009】なお、粉末茶供給ユニット62は、通常は
給茶機本体63の中に3個配置され、コールド飲料3品
種、ホット飲料3品種と冷水および湯の8品種が供給さ
れるようになっている。
【0010】次にシステムの一般的な構成を図9、図1
0により説明する。図10に示す水道直結タイプは、以
下の構成要素からなり、すなわち上水道管78、排水受
け75、排水管76、排水トラップ79を備え、水は上
水道管78から給茶機本体63へ給水継手27を介して
供給される。排水は、各排水をいったん排水受け75に
受け、排水管76を介して排水トラップ79へ排水され
る。
【0011】図9に示す水タンクからポンプアップする
タイプは以下の様に構成され、すなわち、給茶機本体6
3の下部に位置する下部本体70を備え、下部本体70
は水タンク71、ポンプ73、連通管72、74、排水
受け75、排水管76、排水タンク77を備え、水タン
ク71に汲置されている水を連通管72、74を通して
ポンプ73を運転することにより給水継手27を介して
給茶機本体63へ供給する。
【0012】排水は、各排水をいったん排水受け75に
受け、排水管76を介して排水タンク77へ排水され
る。この場合、ポンプ73の運転指令は電気的に接続さ
れた制御手段12から出される。なお、前記下部本体7
0は給茶機本体63の台座としての役目を果たしてい
る。
【0013】次に機体全体の動作について説明する。熱
いお茶を飲みたい人が、給茶機本体63にコップ64を
セットし、操作パネル57のホットボタン58を押す
と、ホット飲料電磁弁3が開き温水タンク11のお湯が
吐出側連通管4、集合管44、吐出管45を通ってミキ
シングボール51に供給される。お湯がミキシングボー
ル51に入り始めるとほぼ同時にミキシングモーター5
0が攪拌羽根52を回転させ、お湯がコップ64に落ち
ないようにする。またお湯がミキシングボール51に所
定量の1/3ほど供給されたとき原料モーター54が駆
動してスクリュー55を回転させ、キャニスター53に
保管されている粉末原料56を所定量ミキシングボール
51に落とし込む。所定量のお湯と所定量の粉末原料5
6が供給完了したあと、しばらくの間お湯と粉末原料5
6を混合するため、ミキシングモーター50と攪拌羽根
52による混合が継続される。混合が完了するとミキシ
ングモーター50と攪拌羽根52は止まり、ミキシング
ボール51内のお茶が自重で落下してコップ64に供給
される。
【0014】次に温水タンク11への給水について説明
する。ホット飲料電磁弁3が開き所定量のお湯が温水タ
ンク11から供給されると、温水タンク11のお湯の水
位がさがり、水位センサー5がそれを検知し温水側給水
電磁弁32が開き、水が給水継ぎ手27、フィルター2
9、逆止弁30、給水管28を介して温水タンク11に
供給される。ここで図9に示す水タンク71の水が切れ
ていた場合や、上水道管78からの水供給がストップし
た場合、温水側供給電磁弁32が開いて、一定時間後水
位センサー5が所定の水位へ復帰したことを検知しない
場合、制御手段12が給水異常を判断し、水切れの警報
を警報装置65からブザーあるいは異常ランプ等で出力
させ、そして自動給茶機は給茶動作を停止し、正常に水
が供給されるようにして、そしてリセットをすること等
により、正常動作に復帰させる必要が生じる。
【0015】次に、水が温水タンク11に供給されると
お湯の水位が上がり、所定水位に来ると水位センサー5
がそれを検知し温水側給水電磁弁32が閉じるが、温水
タンク11に供給された水は、じゃま板10により温水
タンク11内のお湯と直接混ざらない工夫がされてい
る。また、温水タンク11内に水が供給されることによ
りお湯の温度が所定の温度より下がれば、湯温センサー
33がそれを検知しヒーター9がお湯を加熱し所定の温
度にする。所定の温度にお湯の温度が復帰すれば湯温セ
ンサー33がそれを検知し、ヒーター9は加熱をやめ
る。そして、この一連の動作は全て制御手段12により
制御されている。
【0016】冷たいお茶を飲む場合は、冷たいお茶を飲
みたい人が、給茶機本体63にコップ64をセットし、
操作パネル57のコールドボタン59を押すと、コール
ド飲料電磁弁16が開き、冷水タンク20の冷水が吐出
側連通管21、集合管44、吐出管45を通ってミキシ
ングボール51に供給される。冷水がミキシングボール
51に入り始めると、ほぼ同時にミキシングモーター5
0が攪拌羽根52を回転させ、冷水がコップ64に落ち
ないようにする。また、冷水がミキシングボール51に
所定量の1/3ほど供給されたとき、原料モーター54
が駆動してスクリュー55を回転させ、キャニスター5
3に保管されている粉末原料56を所定量ミキシングボ
ール51に落とし込む。所定量の冷水と所定量の粉末原
料56が供給完了したあとしばらくの間、冷水と粉末原
料56を混合するためミキシングモーター50と攪拌羽
根52による混合が継続される。混合が完了するとミキ
シングモーター50と攪拌羽根52は止まり、ミキシン
グボール51内のお茶が自重で落下してコップ64に供
給される。
【0017】次に冷水タンク20への給水について説明
する。コールド飲料電磁弁16が開き所定量の冷水が冷
水タンク20から供給されると、冷水タンク20の冷水
の水位がさがり、水位センサー17がそれを検知し冷水
側給水電磁弁31が開き、水が給水継ぎ手27、フィル
ター29、逆止弁30、給水側連通管22を介して冷水
タンク20に供給される。
【0018】ここで、温水タンク11への水の供給異常
と同様の現象が起きた場合、冷水側給水電磁弁31が開
いて一定時間経過後水位センサー17が所定の水位への
復帰を検知しなければ、制御手段12が給水異常を判断
し警報装置65から異常を同様に出力し、同様の手順で
正常動作への復帰が必要となる。水が冷水タンク20に
供給されると冷水の水位が上がり所定水位に来ると、水
位センサー17がそれを検知し冷水側給水電磁弁31が
閉じる。冷水タンク20に供給された水は、じゃま板2
3により冷水タンク20内の冷水と直接混ざらない工夫
がされている。また、冷水タンク20内に水が供給され
ることにより冷水の温度が所定の温度より上がれば、水
温センサー38がそれを検知し冷却器39が冷水を冷却
し所定の温度にする。所定の温度に冷水の温度が復帰す
れば、水温センサー38がそれを検知し冷却器39は冷
却をやめる。そして、この一連の動作は全て制御手段1
2により制御されている。
【0019】冷水が欲しい場合は、給茶機本体63にコ
ップ64をセットし、操作パネル57の冷水ボタン61
を押すと、冷水電磁弁48が開き、吐出管49から冷水
ボタン61を押している間連続して冷水がコップ64に
供給され、お湯がほしい場合は、給茶機本体63にコッ
プ64をセットし、操作パネル57の温水ボタン60を
押すと、温水電磁弁46が開き、吐出管47から温水ボ
タン60を押している間連続してお湯がコップ64に供
給される。また冷水タンク20や、温水タンク11への
水の供給や冷水およびお湯の温度コントロールは、冷た
いお茶や熱いお茶を供給するときと同じ動作をする。そ
して、この一連の動作は全て制御手段12により制御さ
れている。
【0020】上記内容は、自動給茶機の粉末タイプで、
かつ、冷水とお湯を供給するタイプであるが、自動給茶
機には、茶葉タイプや、お湯のタンクだけの茶葉あるい
は粉末タイプ、冷水タンクだけの茶葉あるいは粉末タイ
プもある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記内容の従来の自動
給茶機において、温水タンク11への給水はホット飲料
を1〜2杯供給すれば、1〜2杯分の水を温水タンク1
1に供給するシステムとなっている。その理由は、吐出
弁がお湯を吐出するエネルギーとしてお湯の位置エネル
ギーを利用しているために、吐出弁とお湯の湯面にヘッ
ド差が必要であり、かつ、お湯の量を一定にするために
ヘッドを一定にする必要があるためである。また、お湯
の温度は、連続使用を考えて95℃程度に設定してお
り、また、冷水の温度は2℃程度まで下げている。その
理由は、実際に使用するお湯の温度は75℃程度でよ
く、また、冷水の温度は10℃程度で良いのであるが、
連続的にお湯または冷水を使用すると、新しい水が連続
的に供給されるため、お湯の温度は順次下がっていき、
また、冷水の温度は順次上昇する。このため使用温度よ
りお湯の場合は高めに、冷水の場合は低めにしておく必
要がある。そこで、もし温水タンク11あるいは冷水タ
ンク20のお湯あるいは冷水の温度を前述の75℃、1
0℃の温度にできれば放熱が減り、よりエネルギー消費
の少ない省エネタイプの自動給茶機となるはずである
が、連続的にお湯または冷水を利用したとき、ぬるめの
お湯や生暖かい冷水を飲むようなことが生じてしまう。
【0022】そこで本発明は、お湯や冷水を供給してい
るときや人が待っているときは、新しい水を供給するこ
とをせずに、人がいないときやお湯や冷水の供給がされ
ていないときに水を段階的に供給して各段階で所定の温
度にし、そしてこの繰り返しで水位を復帰させ、エネル
ギー消費が少く、ぬるめのお茶や生暖かい冷水を供給す
ることのない自動給茶機を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の自動給茶機は、お湯を溜める温水タンクと、冷
水を溜める冷水タンクと、前記温水タンクの中において
お湯の水位に追随できるようにした取水管と、前記温水
タンクおよび前記冷水タンクのお湯および冷水の水位を
検知する手段と、給茶機の前に位置する人を検知する手
段と、検知信号がONからOFFにかわるまで前記温水
タンクまたは冷水タンクへの給水を停止する制御手段を
備えた構成とする。
【0024】本発明によれば、お湯や冷水を供給してい
るときや人が待っているときは、新しい水を供給するこ
とをせずに、人がいないときやお湯や冷水の供給がされ
ていないときに水を段階的に供給して各段階で所定の温
度にし、かつ、お湯や冷水の設定温度を従来よりお湯は
低く、冷水は高く設定でき、エネルギー消費が少く、ぬ
るめのお茶や生暖かい冷水を供給することがない。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、お湯を溜める温水タンクと、冷水を溜める冷水タン
クと、前記温水タンクの中には吐出管と接続し、かつ、
お湯の水位に追随できるようにした取水管と、前記温水
タンクおよび前記冷水タンクのお湯および冷水の水位を
検知する手段と、給茶機の前に位置する人を検知する手
段と、検知信号がONからOFFにかわるまで前記温水
タンクまたは冷水タンクへの給水を停止する制御手段を
備えたことを特徴とする自動給茶機の構成としたもので
あり、人を検知する手段が給茶機の前に位置する人を検
知しないときに温水タンクまたは冷水タンクの水位を検
知する手段をOFFとし、温水タンクあるいは冷却タン
クへ水を給茶1杯分供給し、同時に加熱あるいは冷却を
行い、すぐにお湯あるいは冷水は設定温度まで復帰さ
せ、この動作を繰り返すことにより、エネルギーロスの
少ない、そして、適温の給茶を行う作用を有する。
【0026】本発明の請求項2に記載の発明は、お湯を
溜める温水タンクと、冷水を溜める冷水タンクと、前記
温水タンクの中には吐出管と接続した変形可能な自在管
を設けるとともに、前記自在管の端部の取水口近傍にフ
ロートを設けて温水タンク内のお湯に浮遊させ、前記温
水タンクのお湯の水位を検知する水位センサーと、前記
冷水タンクの冷水の水位を検知する水位センサー備え、
給茶機の前に位置する人を検知するセンサー部と、検知
信号がONからOFFにかわるまで前記温水タンクまた
は冷水タンクへの給水を制御する制御手段を備えた自動
給茶機の構成としたものであり、同じく人を検知する手
段が給茶機の前に位置する人を検知しないときに温水タ
ンクまたは冷水タンクの水位を検知する手段をOFFと
し、温水タンクあるいは冷却タンクへ水を給茶1杯分供
給し、同時に加熱あるいは冷却を行い、すぐにお湯ある
いは冷水は設定温度まで復帰させ、また、温水タンク内
の取水する自在管が水位に追従し、熱いお湯を取り出し
でき、エネルギーロスの少ない、そして適温の給茶を行
う作用を有する。
【0027】本発明の請求項3に記載の発明は、前記請
求項1または2記載の自動給茶機におて、人を検知する
センサーが赤外線センサーである構成としたものであ
り、自動給茶機の前に位置する人の有無を的確に検出
し、前述の適温給茶の動作を行わせる作用を有する。
【0028】本発明の請求項4に記載の発明は、前記請
求項3に記載の自動給茶機において、人を検知するセン
サー部が自動給茶機と別ユニットになっている構成とし
たものであり、自動給茶機より離れた所より自動給茶機
の前に位置する人の有無を的確に検出し、前述の適温給
茶の動作を行わせる作用を有する。
【0029】本発明の請求項5に記載の発明は、前記請
求項4に記載の自動給茶機において、人を検知するセン
サー部が無線で本体に信号を送る構成としたものであ
り、自動給茶機の前に位置する人の有無を検出するセン
サー部を取り付ける工事が簡単になるという作用を有す
る。
【0030】本発明の請求項6に記載の発明は、前記請
求項1または2記載の自動給茶機において、給水部に水
温を検知するセンサーを配置した構成としたものであ
り、より正確に自動給茶機の温度制御ができるという作
用を有する。
【0031】本発明の請求項7に記載の発明は、前記請
求項1または2記載の自動給茶機において、給水部に水
量センサーを配置した構成としたものであり、水量セン
サーを配置したことにより、より正確に給水できるとい
う作用を有する。
【0032】(実施の形態1)以下本発明の実施の形態
1の自動給茶機について図を参照しながら説明する。な
お、図1から図7までの図中に用いている符号が従来例
の説明に用いた符号と同一のものは、本実施の形態にお
いても基本的に同一であるため、その説明は省略する。
【0033】図1は、本発明の実施の形態1の自動給茶
機の概略図である。この自動給茶機は温水タンク11、
冷水タンク20、粉末茶供給ユニット(図示せず)、制
御手段12を備えていること、また、前記温水タンク1
1と冷水タンク20への給水系は前述の従来例と同じで
ある。
【0034】ここで特徴としては、本体に人検知センサ
ー65を設けてあり、また、温水タンク11内に伸縮・
屈曲が自在な取水用の自在管2が設けられ、その取水口
部にはフロート1を設けて変位する水位に取水口が追従
するようになっており、流出側はホット飲料電磁弁3を
介して吐出側連通管4に接続されている。
【0035】以下その動作を説明すると、人検知センサ
ー65が給茶機本体の前に人がいるのを検知すると、温
水タンク11と冷水タンク20の温水側給水電磁弁32
あるいは冷水側給水電磁弁31はOFFとなり、給茶が
行われ、また、水位センサー5あるいは17もOFFと
なり、基準水位以下にお湯あるいは冷水がなった場合で
も温水タンク11および冷水タンク20に給水しない状
態となる。このことにより、設定された温度のお湯ある
いは冷水が安定して供給される。
【0036】一方、温水タンク11あるいは冷水タンク
20に給水しないと温水タンク11、冷水タンク20内
のお湯あるいは冷水がなくなってしまうが、水の各タン
ク11、20への補給は次の方法で行われる。すなわ
ち、人検知センサー65が給茶機本体の前に人がいない
のを検知し、かつ、各吐出弁であるホット飲料電磁弁3
またはコールド飲料電磁弁16が作動中でなく、かつ、
水位センサー5あるいは17がOFFで温水タンク11
あるいは冷水タンク20の水位が基準水位以下の場合、
図2に示すフローチャートのように一連の動作が行われ
る。
【0037】ここで図2を説明すると、人検知センサー
65が人を検知していなくて、各吐出弁が作動していな
くて、かつ、水位センサー5あるいは17がOFFの場
合、給茶1杯分の水を、温水タンク11あるいは冷水タ
ンク20に供給すると同時に、1杯分の供給した水を設
定温度にするのに必要な熱量を供給した水に与えるため
の時間分だけヒーター9あるいは冷却器39を作動し、
短時間で設定温度に復帰させる。そしてこの一連の動作
を繰り返して、温水タンク11あるいは冷水タンク20
の水位が基準水位になれば、この一連の動作は終了す
る。ただし、この一連の動作の途中で給茶が行われた
り、人が給茶機本体の前に来て、人検知センサーが人を
検知した場合も終了する。ただし給水可能条件になれ
ば、水位が基準水位になるまで再度一連の動作を行う。
このように給茶機本体の前に人がいないのを確認してか
ら給水するため、人はぬるめのお湯や冷水を飲むような
ことはない。
【0038】図3は、給茶機本体63に人を検知する赤
外線センサー66を配置した状態を示す図である。な
お、図1では水位センサー5および17をフロートスイ
ッチで表わしているが、レーザーセンサー、水圧センサ
ー、超音波センサー等を用いてもよい。また加熱・冷却
の方法として、1杯づつの給水としているが、給水の量
は短時間で設定温度に復帰できる量であれば給茶の数杯
分一度に給水してもよく、つまり段階的な給水と、各段
階で設定温度になる熱量を確実に加えるというサイクル
を実行すればよい。
【0039】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2の自動給茶機の概略図で、人検知センサーユニッ
ト67が、天井や壁に別ユニットとして取り付けられて
おり、またこの図では、工事が簡単なように無線方式の
人検知センサーユニット67となっている。
【0040】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3の自動給茶機の概略図で、各温水タンク11、冷
水タンク20、コントローラー12、人検知センサー6
5、温水および冷水吐出系等は前述の実施形態1と同じ
である。この実施の形態3においては給水系に水温セン
サー68と水量センサー69を設けている。
【0041】以下、図6の本発明の実施の形態3の自動
給茶機の加熱・冷却のフローチャートと、図7の本発明
の実施の形態3の自動給茶機のブロック図とともにその
動作を説明すると、人検知センサー65が給茶機本体の
前に人がいるのを検知すると、温水側給水電磁弁32あ
るいは冷水側給水電磁弁31は、給茶が行われ、水位セ
ンサー5あるいは17がOFFとなり、基準水位以下に
お湯あるいは冷水がなった場合でも給水しない状態とな
る。このことにより、設定された温度のお湯あるいは冷
水が安定して供給される。
【0042】一方、温水タンク11あるいは冷水タンク
20に給水しないとお湯あるいは冷水がなくなってしま
うが、水の各温水タンク11、冷水タンク20への補給
は次の方法で行われる。人検知センサー65が給茶機本
体の前に人がいないのを検知し、かつ、ホット飲料電磁
弁3およびコールド飲料電磁弁16が作動中でなく、か
つ、水位センサー5あるいは17がOFFで温水タンク
11あるいは冷水タンク20の水位が基準水位以下の場
合、温水側給水電磁弁32あるいは、冷水側給水電磁弁
31が開き、1杯分の水を供給する。このとき水量セン
サー69は設定水量を確実に温水タンク11あるいは冷
水タンク20に送るように水量を測定し、所定の水量に
なれば温水側給水電磁弁32あるいは冷水側給水電磁弁
31を閉じる。また、給水と同時にヒーター9あるいは
冷却器39が作動を始めるが、その作動時間は水温セン
サー68の給水温度と、設定温度と、給水量により演算
された熱量と、ヒーター9あるいは冷却器39の能力か
ら演算される。このことにより、精度よく給水でき、ま
た、制度よく温度制御ができる。
【0043】なお、図6中のQkは基準給水量、Qsは
水量センサーの検知水量である。また、図7中のtは加
熱時間あるいは冷却時間、Qkは基準給水量、△Tは設
定温度と給水温度の偏差である。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
自動給茶機は、人が給茶機の前に立っているときや給茶
が行われているときには、温水タンクと冷水タンクへの
給水をせず給茶を行う。そして前記以外のときに段階的
に給水をし、かつ、給水ごとに設定温度まで加熱あるい
は冷却をするようにしているため、温水タンクのお湯あ
るいは冷水タンクの冷水の設定温度は給茶に必要な温度
にでき、よりエネルギー消費の少ない自動給茶機が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の自動給茶機の概略図
【図2】同自動給茶機における加熱・冷却のフローチャ
ート
【図3】人検知センサーに赤外線センサーを用いた自動
給茶機の概略図
【図4】本発明の実施の形態2の自動給茶機の概略設置
【図5】本発明の実施の形態3の自動給茶機の概略図
【図6】同自動給茶機の加熱・冷却のフローチャート
【図7】同自動給茶機のブロック図
【図8】従来の自動給茶機の概略図
【図9】従来の汲置きタイプの自動給茶機の概略システ
ム図
【図10】従来の水道直結タイプの自動給茶機の概略シ
ステム図
【符号の説明】
2 取水用の自在管 3 ホット飲料電磁弁 5 水位センサー 11 温水タンク 12 制御手段 16 コールド飲料電磁弁 17 水位センサー 20 冷水タンク 31 冷水側給水電磁弁 32 温水側給水電磁弁 45 吐出管 51 ミキシングボール 53 キャニスター 63 給茶機本体 65 人検知センサー 66 赤外線センサー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】お湯を溜める温水タンクと、冷水を溜める
    冷水タンクと、前記温水タンクの中には吐出管と接続
    し、かつ、お湯の水位に追随できるようにした取水管
    と、前記温水タンクおよび前記冷水タンクのお湯および
    冷水の水位を検知する手段と、給茶機の前に位置する人
    を検知する手段と、検知信号がONからOFFにかわる
    まで前記温水タンクまたは冷水タンクへの給水を停止す
    る制御手段を備えたことを特徴とする自動給茶機。
  2. 【請求項2】お湯を溜める温水タンクと、冷水を溜める
    冷水タンクと、前記温水タンクの中には吐出管と接続し
    た変形可能な自在管を設けるとともに、前記自在管の端
    部の取水口近傍にフロートを設けて温水タンク内のお湯
    に浮遊させ、前記温水タンクのお湯の水位を検知する水
    位センサーと、前記冷水タンクの冷水の水位を検知する
    水位センサー備え、給茶機の前に位置する人を検知する
    センサー部と、検知信号がONからOFFにかわるまで
    前記温水タンクまたは冷水タンクへの給水を制御する制
    御手段を備えたことを特徴とする自動給茶機。
  3. 【請求項3】人を検知するセンサーが、赤外線センサー
    であることを特徴とする請求項1または2記載の自動給
    茶機。
  4. 【請求項4】人を検知するセンサー部が自動給茶機と別
    ユニットになっていることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の自動給茶機。
  5. 【請求項5】人を検知するセンサー部が無線で本体に信
    号を送ることを特徴とする請求項4記載の自動給茶機。
  6. 【請求項6】給水部に水温を検知するセンサーを配置し
    たことを特徴とする請求項1または2記載の自動給茶
    機。
  7. 【請求項7】給水部に水量センサーを配置したことを特
    徴とする請求項1または2記載の自動給茶機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103211499A (zh) * 2013-04-16 2013-07-24 天津商业大学 自动灌注饮水机及自动灌注控制方法
CN103948324A (zh) * 2014-04-11 2014-07-30 福建金源泉科技发展有限公司 一种饮水机出水温度控制方法
CN105266594A (zh) * 2015-11-26 2016-01-27 边江 智能泡茶机
CN109793425A (zh) * 2019-03-29 2019-05-24 易氺香科技(深圳)有限公司 一种智能感应出水的控制系统及其方法
JP2020200117A (ja) * 2020-09-28 2020-12-17 パーパス株式会社 ウォータサーバ、その給水方法、およびその給水処理プログラム

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