JPH10162235A - 自動販売機のピークシフト制御装置 - Google Patents

自動販売機のピークシフト制御装置

Info

Publication number
JPH10162235A
JPH10162235A JP31793296A JP31793296A JPH10162235A JP H10162235 A JPH10162235 A JP H10162235A JP 31793296 A JP31793296 A JP 31793296A JP 31793296 A JP31793296 A JP 31793296A JP H10162235 A JPH10162235 A JP H10162235A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
ice
water tank
ice making
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31793296A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Seshimo
通夫 瀬下
Mitsuo Suzuki
光雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Electric Appliances Co Ltd filed Critical Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Priority to JP31793296A priority Critical patent/JPH10162235A/ja
Publication of JPH10162235A publication Critical patent/JPH10162235A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、夏季の昼間時間帯のような特定時間
帯での消費電力量を抑制して消費電力の平均化を図る。 【解決手段】夏季の昼間時間帯のような特定時間帯1
3:00〜16:00に入る所定時間前に、湯沸し制御
部43により湯沸しユニットの湯タンク1内の湯温を通
常の設定湯温よりも高く沸き上げ、冷水制御部44によ
り冷水製造ユニットの水槽10内における氷厚を最大に
し、さらに製氷制御部45により製氷ユニットを動作さ
せて製氷機30内の氷量を満氷にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湯沸しユニット、
冷水製造ユニット及び製氷ユニットを備えた自動販売機
のピークシフト制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような自動販売機では、湯沸しユニ
ット、冷水製造ユニット又は製氷ユニットを動作制御す
ることによりホットレギュラーコーヒ等のホット飲料
水、コールド飲料水、氷入り飲料水を自動販売している
が、その節電の対策としては、例えば予め設定さけた時
刻に、湯沸しユニットにおける湯タンク内のヒータへの
通電をオフしたり、又冷水製造ユニットにおけるコンプ
レッサの動作を停止することにより行っている。
【0003】そこで、夏季における昼間の時間帯では、
エアーコンディショナー等の冷房運転が増大し、これに
よる電力の需要量が非常に多くなってそのピークが現
れ、かつ自動販売機での電力需要も冷水製造ユニットや
製氷ユニットを備えていることから多くなり、この時間
帯での自動販売機での節電も必要視されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電力需要及び自動販売機の電力需要を鑑み、自動販
売機においても上記の通り湯タンク内のヒータへの通電
をオフするなどして節電を行っているが、そのオフ期間
は必ずしも電力需要のピーク時に対応しているとは限ら
ず、有効な節電となっているとは限らない。
【0005】又、夏季の昼間時間帯に、湯タンク内のヒ
ータへの通電をオフしたとしても、ホット飲料水の販売
に使用できる湯量が少なくなり、ホット飲料水の販売能
力の低下につながる。
【0006】さらには、夏季の昼間時間帯に、冷水製造
ユニットにおけるコンプレッサの動作を停止すると、冷
水の温度が上昇し、これも又コールド飲料水の販売能力
の低下につながる。
【0007】そこで本発明は、夏季の昼間時間帯のよう
な特定時間帯での消費電力量を抑制して消費電力の平均
化を図ることができる自動販売機のピークシフト制御装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、湯沸
しユニット、冷水製造ユニット及び製氷ユニットを備
え、これらユニットを動作制御してホット飲料水、コー
ルド飲料水、氷入り飲料水を自動販売する自動販売機の
ピークシフト制御装置において、予め設定された特定時
間帯に入る前に、湯沸しユニットを動作させて湯温を通
常の設定湯温よりも高く沸き上げる湯沸し制御手段と、
特定時間帯に入る前に、冷水製造ユニットを動作させて
水槽内における氷厚を最大にする冷水制御手段と、特定
時間帯に入る前に、製氷ユニットを動作させて製氷機内
の氷量を満氷にする製氷制御手段と、を備えた自動販売
機のピークシフト制御装置である。
【0009】請求項2によれば、請求項1記載の自動販
売機のピークシフト制御装置において、特定時間帯は、
夏季における昼間の時間に設定されている。請求項3に
よれば、請求項1記載の自動販売機のピークシフト制御
装置において、湯沸し制御手段は、特定時間帯中、湯温
が低下すると、湯温を通常の設定湯温よりも低い湯温に
制御する機能を有している。
【0010】請求項4によれば、請求項1記載の自動販
売機のピークシフト制御装置において、冷水制御手段
は、特定時間帯中、氷厚が少なくなり、冷水製造ユニッ
トでの水温が所定の水温になると、冷水製造ユニットを
動作させる機能を有している。
【0011】請求項5によれば、請求項1記載の自動販
売機のピークシフト制御装置において、製氷制御手段
は、特定時間帯中、製氷機内の氷量が無くなると製氷ユ
ニットを動作させる機能を有している。
【0012】このような自動販売機のピークシフト制御
装置であれば、予め設定された特定時間帯に入る前に、
湯沸しユニットを動作させて湯温を通常の設定湯温より
も高く沸き上げ、冷水製造ユニットを動作させて水槽内
における氷厚を最大にし、さらに製氷ユニットを動作さ
せて製氷機内の氷量を満氷にするので、夏季の昼間時間
帯のような特定時間帯での消費電力量を抑制して消費電
力の平均化が図れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は自動販売機のピー
クシフト制御装置の構成図である。湯沸しユニットを形
成する湯タンク1には、その底部にヒータ2が設けられ
ている。又、湯タンク1の上部には湯供給口3が設けら
れ、この湯供給口3に電磁弁4が設けられている。な
お、湯供給口3には、電磁弁4を介して湯供給パイプ5
が接続され、この湯供給パイプ5が、図示しないレギュ
ラーコーヒ用のコーヒ抽出器又はミキシングボールなど
を経て、或いはダイレクトでカップ6の供給される販売
口まで延びている。
【0014】又、湯タンク1の上部には、水位のレベル
制御用のスイッチ7が設けられ、さらに湯タンク外壁面
の上部には、湯タンク1の内部の湯温を検出するための
温度センサ8が設けられている。
【0015】冷水製造ユニットを形成する水槽10に
は、水11が貯水され、かつこの水11の中には、水槽
コンプレッサ12に接続された冷却器13が配置されて
いる。又、水槽10の内部には、羽根14が配置され、
これがモータ(以下、水槽アジモータと称する)15に
連結されている。この羽根14は、水槽アジモータ15
により回転し、水槽10内の氷に対して水を撹拌し、冷
水を水槽10内に貯えておくものである。
【0016】さらに、給水管16に電磁弁17を介して
給水槽18が接続され、この給水槽18に飲料水が一時
的に貯えられるようになっている。この給水槽18は、
ポンプ19を介して冷却管20が接続され、さらに電磁
弁21を介して冷却水供給パイプ22が接続されてい
る。なお、冷却水供給パイプ22は、水道水を用い、必
要によりミキシングボールなどを経て、又はダイレクト
でカップ6の供給される販売口まで延びている。
【0017】このうち冷却管20は、水槽10の水11
の内に配置され、冷却飲料水の冷却用希釈水に主として
用いられるものである。なお、水槽10内には、図示し
ないがシロップを冷却するためのシロップ冷却管が配置
され、シロップタンクからのシロップがシロップ冷却管
を通ることにより冷却されて、カップ6に供給されるよ
うになっている。
【0018】又、センサモジュール23が設けられ、そ
の検出端23が水槽10の水11の内に配置されてい
る。このセンサモジュール23は、検出端23によって
水槽10の水11の温度を検出し、その水温信号を出力
する機能を有している。
【0019】製氷ユニットを形成する製氷機30には、
製氷するための製氷コンプレッサが備えられ、かつ製氷
機内に製氷された氷31を細かく砕くための粉砕機32
が設けられている。
【0020】この製氷機30の上部には、製氷機内に製
氷された氷31が満氷であるか否かを検出する満氷セン
サ33が設けられている。この満氷センサ33は、製氷
機内に製氷された氷31が満氷とする上位レベル又は下
位レベルかを検出し、かつ残量ゼロレベルを検出する機
能を有している。
【0021】この製氷機30には、氷放出口34が設け
られ、これに氷供給パイプ35が接続され、カップ6の
供給される販売口まで延びている。なお、販売口に投入
されるカップ6には、レギュラーコーヒの抽出液やイン
スタントコーヒの粉末、又クリーム、砂糖、シロップ等
が投入されるようになっている。
【0022】一方、販売制御装置40には、コイン機構
41、レギュラーコーヒなどのホット飲料水やコールド
飲料水、氷入り飲料水を選択するためのファンクション
スイッチ群42などが接続されている。
【0023】このうちコイン機構41は、コインが投入
されると、ファンクションスイッチ群42で選択された
飲料水の代金の決済を行い、釣り銭があれば、この釣り
銭に相当するコインを返金する機能を有している。
【0024】販売制御装置40は、コイン機構41から
コイン投入の知らせを受けると、上記湯沸しユニット、
冷水製造ユニット又は製氷ユニットを動作制御し、ホッ
ト飲料水やコールド飲料水、氷入り飲料水を販売動作す
る機能を有している。
【0025】又、販売制御装置40は、タイマー40a
を備え、例えば夏季7月1日乃至9月30日までの昼間
時間帯のような特定時間帯13:00〜16:00での
消費電力量を抑制して消費電力の平均化を図るために、
湯沸し制御部43、冷水制御部44及び製氷制御部45
の各機能を備えている。
【0026】このうち湯沸し制御部43は、予め設定さ
れた特定時間帯、例えば夏季の昼間時間帯のような特定
時間帯13:00〜16:00に入る前、例えば2時間
前の時刻11:00から、湯沸しユニットにおける湯タ
ンク1のヒータ2に対して通電制御信号aを送出し、ヒ
ータ2を通電して湯タンク1内の湯温を通常の設定湯
温、例えば湯温93°〜95°よりも高い温度、例えば
湯温96°〜98°の範囲に沸き上げる機能を有してい
る。
【0027】又、湯沸し制御部43は、特定時間帯1
3:00〜16:00の中に、湯タンク1内の湯温が低
下すると、この湯温を通常の設定湯温よりも低い湯温、
例えば湯温88°〜90°の範囲に制御する機能を有し
ている。
【0028】冷水制御部44は、特定時間帯13:00
〜16:00に入る所定時間前、すなわち2時間前の時
刻11:00から、冷水製造ユニットにおける水槽コン
プレッサ12に対して冷水制御信号bを送出し、水槽コ
ンプレッサ12を動作させて水槽10内における氷厚を
最大にする機能を有している。
【0029】又、冷水制御部44は、特定時間帯13:
00〜16:00の中に、水槽10内の氷厚が少なくな
り、水槽10内の水温、例えば水温3℃になると、冷水
製造ユニットの水槽コンプレッサ12に対して冷水制御
信号bを送出し、水槽コンプレッサ12を動作させる機
能を有している。
【0030】又、冷水制御部44は、特定時間帯13:
00〜16:00に入ると、冷水製造ユニットの水槽ア
ジモータ15にモータ制御信号cを送出して、この水槽
アジモータ15の回転を停止する機能を有している。
【0031】又、冷水制御部44は、特定時間帯13:
00〜16:00の中に、水槽10内の水温、例えば水
温3℃になると、水槽アジモータ15にモータ制御信号
cを送出して、この水槽アジモータ15の回転させる機
能を有している。
【0032】製氷制御部45は、特定時間帯13:00
〜16:00に入る所定時間前、すなわち2時間前の1
1:00から、製氷ユニットの製氷機30に対して製氷
制御信号dを送出し、製氷機30の製氷コンプレッサを
動作させて製氷機30内の氷量を満氷にする機能を有し
ている。
【0033】又、製氷制御部45は、特定時間帯13:
00〜16:00の中に、製氷機30内の氷量が無くな
ると、製氷機30に対して製氷制御信号dを送出して製
氷機30の製氷コンプレッサを動作させる機能を有して
いる。
【0034】次に上記の如く構成されたピークシフト制
御装置の作用について図2に示す動作タイミング図を参
照して説明する。通常、湯沸しユニットでは、販売制御
装置40からヒータ2に対して通電制御信号aが送出さ
れ、ヒータ2の加熱により湯タンク1内の湯温が上昇す
る。
【0035】この湯タンク1内の湯温は、温度センサ8
により検出され、その温度検出信号が販売制御装置40
に送られる。これにより、販売制御装置40は、温度セ
ンサ8からの温度検出信号を入力し、湯タンク1内の湯
温が通常の設定湯温93°〜95°になるようにヒータ
2を通電制御する。
【0036】冷水製造ユニットでは、販売制御装置40
から水槽コンプレッサ12に対して冷水制御信号bが送
出され、水槽コンプレッサ12の動作により冷却器13
に冷媒が供給され、これにより水槽10内の水11が冷
却され、冷却器13の周囲には氷が生成される。
【0037】なお、水槽コンプレッサ12は、水槽10
内の氷厚が所定の厚さまで減少すると動作開始し、氷厚
が所定の厚さまで生成されると停止する。これと共に、
冷水製造ユニットでは、販売制御装置40から水槽アジ
モータ15に対してモータ制御信号cが送出され、水槽
アジモータ15の回転動作に連動して羽根14が回転
し、これにより水槽10内の水11を撹拌することによ
り生成された氷との熱交換がなされ、所定温度の冷水と
している。
【0038】なお、水槽アジモータ15は、連続して回
転動作し、水槽10内の水11を撹拌して冷水としてい
る。製氷ユニットでは、販売制御装置40から製氷機3
0に対して製氷制御信号dが送出され、製氷機30の製
氷コンプレッサの動作により氷31が製氷され、かつこ
の氷31が粉砕機32によって細かく砕かれる。
【0039】この製氷機30の満氷センサ33は、製氷
機30内の氷量を検出し、この氷31が満氷とする上位
レベル又は下位レベルかを検出し、その氷量レベル信号
を出力する。
【0040】販売制御装置40は、満氷センサ33から
の氷量レベル信号を入力し、製氷機30内の氷量が上位
レベルとなったとき製氷制御信号dを出力して製氷機3
0の動作を停止し、氷量が下位レベルとなったとき製氷
制御信号dを出力して製氷機30の製氷コンプレッサの
動作を開始する。
【0041】このような動作状態に、コイン機構41に
コインが投入され、例えばホットレギュラーコーヒのフ
ァンクションスイッチ42が操作されると、販売制御装
置40は、販売口にカップ6を投入し、かつこのカップ
6に湯タンク1からの給湯を受けて製造されたレギュラ
ーコーヒの抽出液を投入し、カップ6内には選択された
クリーム等を必要により投入する。
【0042】又、販売制御装置40は、粉末原料を用い
るものでは、湯沸しユニットにおける電磁弁4を所定期
間だけ開放して湯タンク1内の湯を湯供給パイプ5を通
して原料入りカップ6に供給する。
【0043】これにより、ホットレギュラーコーヒが販
売される。このようにして例えば夏季の特定時間帯1
3:00〜16:00に入る2時間前の時刻11:00
になると、販売制御装置40の湯沸し制御部43は、こ
の時刻11:00から、湯沸しユニットにおける湯タン
ク1のヒータ2に対して通電制御信号aを送出し、ヒー
タ2を連続的に通電して湯タンク1内の湯温を通常の設
定湯温、例えば湯温93°〜95°よりも高い温度、例
えば湯温96°〜98°の範囲に沸き上げる。
【0044】なお、湯沸し制御部43は、温度センサ8
からの温度検出信号を入力して湯タンク1内の湯温を判
断し、この湯温と高い設定湯温96°〜98°とを比較
してヒータ2への通電制御を行う。
【0045】この湯の沸き上げでは、ヒータ2への通電
を時刻11:00から開始し、湯タンク1内の湯温は、
特定時間帯に入る時刻13:00の前に湯温98°に達
している。
【0046】そして、湯タンク1内の湯温が98°に達
すると、湯沸し制御部43は、ヒータ2への通電を停止
する。この後、特定時間帯13:00〜16:00に入
ると、湯沸し制御部43は、ヒータ2への通電を停止す
るので、湯タンク1内の湯温は低下し、通常の設定湯温
93°〜95°よりも低下し、例えば特定時間帯終了の
直前に低い湯温88°〜90°に低下する。
【0047】このように特定時間帯13:00〜16:
00の中に、湯温が低い湯温88°〜90°に低下する
と、湯沸し制御部43は、ヒータ2への通電制御を行
い、湯温をこの低い湯温88°〜90°の範囲に制御す
る。
【0048】そして、特定時間帯13:00〜16:0
0が過ぎると、湯沸し制御部43は、湯タンク1内の湯
温を設定湯温93°〜95°に制御する通常の制御に戻
る。一方、冷水制御部44は、特定時間帯13:00〜
16:00に入る前の11:00になると、冷水製造ユ
ニットにおける水槽コンプレッサ12に対して冷水制御
信号bを送出し、水槽コンプレッサ12を動作させて水
槽10内における氷厚を最大にする。
【0049】そして、水槽10内の氷厚が最大となる
と、冷水制御部44は、水槽コンプレッサ12に対して
冷水制御信号bを送出し、水槽コンプレッサ12の動作
を停止する。
【0050】これと共に、冷水制御部44は、特定時間
帯13:00〜16:00に入ると、冷水製造ユニット
の水槽アジモータ15にモータ制御信号cを送出し、こ
の水槽アジモータ15の回転を停止する。
【0051】このようにして水槽コンプレッサ12及び
水槽アジモータ15の各動作を停止すると、水槽10内
の氷の厚みは減少し、かつその水温が次第に上昇する。
そして、特定時間帯13:00〜16:00の中に、水
槽10内の水温が例えば3℃になると、冷水制御部44
は、水槽コンプレッサ12に対して冷水制御信号bを送
出し、水槽コンプレッサ12を動作させるとともに、水
槽アジモータ15にモータ制御信号cを送出して、水槽
アジモータ15の回転させる。
【0052】このときの水槽コンプレッサ12及び水槽
アジモータ15の動作は、水槽10内の氷が満氷となる
まで連続的に行われる。この後、特定時間帯13:00
〜16:00が過ぎると、冷水制御部44は、水槽10
内の氷を満、減の範囲とする通常の制御に戻る。
【0053】一方、製氷制御部45は、特定時間帯1
3:00〜16:00に入る前の時刻11:00から、
製氷ユニットの製氷機30に対して製氷制御信号dを送
出し、製氷機30の製氷コンプレッサを動作させ、特定
時間帯13:00〜16:00に入る前に製氷機30内
の氷量を満氷にする。
【0054】そして、製氷機30内の氷量が満氷になる
と、製氷制御部45は、製氷機30に対して製氷制御信
号dを送出し、製氷機30の動作を停止し、続けて特定
時間帯13:00〜16:00中、製氷機30の製氷コ
ンプレッサの動作を停止する。
【0055】このように製氷機30の動作を停止する
と、例えば特定時間帯13:00〜16:00の中に製
氷機30内の氷量は残量ゼロとなり、これが満氷センサ
33により検出される。
【0056】そして、製氷機30内の氷量が無くなる
と、製氷制御部45は、製氷機30に対して製氷制御信
号dを送出して製氷機30の製氷コンプレッサを動作さ
せ、製氷機30で製氷を開始する。
【0057】この後、特定時間帯13:00〜16:0
0が過ぎると、製氷制御部45は、製氷機30内の氷量
を上位レベルと下位レベルとの範囲にする通常の制御に
戻る。
【0058】このように上記一実施の形態においては、
例えば夏季の昼間時間帯のような特定時間帯13:00
〜16:00に入る所定時間前に、湯沸しユニットの湯
タンク1内の湯温を通常の設定湯温よりも高く沸き上
げ、冷水製造ユニットの水槽10内における氷厚を最大
にし、さらに製氷ユニットを動作させて製氷機30内の
氷量を満氷にするので、夏季の昼間時間帯のようなエア
ーコンディショナー等の冷房運転の増大による電力需要
量のピークが現れるときに、この電力需要ピーク時に対
応して有効な節電を行うことができ、かつこの昼間時間
帯での消費電力量を抑制して消費電力の平均化を図るこ
とができる。
【0059】又、特定時間帯中、湯タンク1内の湯温が
低下すると、通常の設定湯温よりも低い湯温に制御する
ので、ホット飲料水の販売に使用できる湯量を確保で
き、ホット飲料水の販売能力を低下させることはない。
【0060】これと同様に、特定時間帯中、水槽10の
水温が所定の水温に低下すると、冷水製造ユニットを動
作させるので、夏季の昼間時間帯に、コールド飲料水の
販売能力を低下させることはなく、かつ製氷機30内の
氷量が無くなると、この製氷機30を動作させるので、
氷入り飲料水の販売能力を低下させることはない。
【0061】なお、本発明は、上記一実施の形態に限定
されるものでなく次の通り変形してもよい。例えば、特
定時間帯は、夏季の昼間時間帯13:00〜16:00
に限らず、他の時間帯に設定してもよく、又年間を通じ
て月単位、日単位、季節単位、時間単位のいずれで設定
してもよい。
【0062】又、販売制御装置40は、特定時間帯1
3:00〜16:00の2時間前から湯沸し制御部4
3、冷水制御部44及び製氷制御部45をそれぞれ動作
させて湯温を通常の設定湯温よりも高く沸き上げたり、
水槽10内における氷厚を最大にしたり、製氷機30内
の氷量を満氷にしているが、これは例えば湯が頻繁に使
われたり、氷の使われる頻度が高いと、上記特定時間帯
の2時間前から湯温を通常の設定湯温よりも高く沸き上
げたり、氷量を満氷にしても、特定時間帯までに間に合
わないことがあるので、常時、湯温や氷量を監視し、特
定時間帯までに間に合うように湯沸し制御部43、冷水
制御部44及び製氷制御部45をそれぞれ動作開始する
ようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、夏
季の昼間時間帯のような特定時間帯での消費電力量を抑
制して消費電力の平均化を図ることができる自動販売機
のピークシフト制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動販売機のピークシフト制御
装置の一実施の形態を示す構成図。
【図2】ピークシフト制御の作用を示す動作タイミング
図。
【符号の説明】
1…湯タンク 2…ヒータ 10…水槽 12…水槽コンプレッサ 15…水槽アジモータ 23…センサモジュール 30…製氷機 33…満氷センサ 40…販売制御装置 43…湯沸し制御部 44…冷水制御部 45…製氷制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯沸しユニット、冷水製造ユニット及び製
    氷ユニットを備え、これらユニットを動作制御してホッ
    ト飲料水、コールド飲料水、氷入り飲料水を自動販売す
    る自動販売機のピークシフト制御装置において、 予め設定された特定時間帯に入る前に、前記湯沸しユニ
    ットを動作させて湯温を通常の設定湯温よりも高く沸き
    上げる湯沸し制御手段と、 前記特定時間帯に入る前に、前記冷水製造ユニットを動
    作させて水槽内における氷厚を最大にする冷水制御手段
    と、 前記特定時間帯に入る前に、前記製氷ユニットを動作さ
    せて製氷機内の氷量を満氷にする製氷制御手段と、を具
    備したことを特徴とする自動販売機のピークシフト制御
    装置。
  2. 【請求項2】前記特定時間帯は、夏季における昼間の時
    間に設定されたことを特徴とする請求項1記載の自動販
    売機のピークシフト制御装置。
  3. 【請求項3】前記湯沸し制御手段は、前記特定時間帯
    中、前記湯温が低下すると、前記湯温を前記通常の設定
    湯温よりも低い湯温に制御する機能を有することを特徴
    とする請求項1記載の自動販売機のピークシフト制御装
    置。
  4. 【請求項4】前記冷水制御手段は、前記特定時間帯中、
    氷厚が少なくなり、前記冷水製造ユニットでの水温が所
    定の水温になると、前記冷水製造ユニットを動作させる
    機能を有することを特徴とする請求項1記載の自動販売
    機のピークシフト制御装置。
  5. 【請求項5】前記製氷制御手段は、前記特定時間帯中、
    製氷機内の氷量が無くなると前記製氷ユニットを動作さ
    せる機能を有することを特徴とする請求項1記載の自動
    販売機のピークシフト制御装置。
JP31793296A 1996-11-28 1996-11-28 自動販売機のピークシフト制御装置 Pending JPH10162235A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31793296A JPH10162235A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 自動販売機のピークシフト制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31793296A JPH10162235A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 自動販売機のピークシフト制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10162235A true JPH10162235A (ja) 1998-06-19

Family

ID=18093643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31793296A Pending JPH10162235A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 自動販売機のピークシフト制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10162235A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102253277A (zh) * 2011-04-19 2011-11-23 江苏白雪电器股份有限公司 一种试验售货机在定点温度时耗电量的方法
CN105902163A (zh) * 2016-05-30 2016-08-31 江苏白雪电器股份有限公司 饮用水贩卖机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102253277A (zh) * 2011-04-19 2011-11-23 江苏白雪电器股份有限公司 一种试验售货机在定点温度时耗电量的方法
CN105902163A (zh) * 2016-05-30 2016-08-31 江苏白雪电器股份有限公司 饮用水贩卖机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105902168A (zh) 一种浆料型自动咖啡机及其控制系统
US4551025A (en) Apparatus for manufacturing soft ice cream and the like
JP2002295934A (ja) 製氷機の制御装置
JP5338299B2 (ja) 飲料供給装置
JP2001141344A (ja) 氷を製造し放出する装置及び方法
JP2011242020A (ja) 給湯装置
JPH10162235A (ja) 自動販売機のピークシフト制御装置
JP5659569B2 (ja) 給湯装置
JP2011149576A (ja) 給湯装置
JPH09192020A (ja) 自動給茶機
JP5278192B2 (ja) 飲料供給装置
JP3592865B2 (ja) 自動販売機の運転制御装置
JP5598195B2 (ja) カップ式飲料自動販売機等の飲料調合装置
JPH09206215A (ja) 自動給茶機
JP4147026B2 (ja) 冷飲料供給装置
KR20030078234A (ko) 커피 자동판매기
JP2001109937A (ja) カップ式自動販売機の省エネルギ制御装置
JPH06227595A (ja) 飲料供給装置
JPS61251996A (ja) カツプ飲料自動販売機
JP3768012B2 (ja) 自動販売機
JP6131694B2 (ja) カップ式飲料自動販売機
JPH0343578Y2 (ja)
JPH073673B2 (ja) カツプ飲料自動販売機
JPS6029030Y2 (ja) 製氷装置付飲料自動販売機
JPH11134549A (ja) 自動販売機

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040420