JP2004101120A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Mitsuru Nagakura
永倉 満
Kenichi Hasegawa
長谷川 憲一
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Abstract

【課題】横長状の貯湯タンクに於ける、温水と水との境界面の破壊を確実に阻止することが出来る貯湯式給湯装置を提供する。
【解決手段】入水管7と出湯管5が接続され湯水を貯湯する横長形状をした貯湯タンク4と、前記貯湯タンク4内の湯水を加熱する加熱手段2とを備え、前記貯湯タンク4底部には入水管7と連通し給水を行う給水補助管9を長手方向に延設して備え、更に給水補助管9の下側には複数の小孔から成る給水孔12を設けると共に、この給水孔12は給水補助管9全長からの給水量が均一となるように数或いは大きさ或いは密度等を変化させたので、上昇する水流に大きな乱れはなく、温水と水との境界面は破壊されることなく良好に保持され、貯湯した高温水を最後まで給湯することが出来るものである。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ヒートポンプ給湯機や電気温水器等の貯湯式給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の貯湯タンクを横置きにして使用するものでは、底部の給水口からの給水で水と高温水との境界面が壊されないように、給水口をバッフルで覆うと共に、底部に緩い登り傾斜を形成するものであった。(例えば、特許文献1参照。)
【0003】
【特許文献1】
特許第2579500号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこの従来のものでは、給水の勢いが強過ぎてバッフルだけでは抑えきれず、勢い良く上方へ向かう水流が発生して、境界面が破壊されて高温水と水とが混合し温水温度が全体的に低下すると共に、高温水を効率良く供給することが出来ないものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明はこの点に着目し上記欠点を解決する為、特にその構成を、入水管と出湯管が接続され湯水を貯湯する横長形状をした貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段とを備え、前記貯湯タンク底部には入水管と連通し給水を行う給水補助管を長手方向に延設して備え、更に給水補助管の下側には複数の小孔から成る給水孔を設けると共に、この給水孔は給水補助管全長からの給水量が均一となるように数或いは大きさ或いは密度等を変化させたものである。
【0006】
これによって、給水補助管に流入した給水は勢いを抑えられると共に、複数に分割されて給水孔から供給され、しかもその長さ方向全長で勢い及び給水量が均一で、貯湯タンク内に供給されるから、上昇する水流に大きな乱れはなく、温水と水との境界面は破壊されることなく良好に保持され、貯湯した高温水を最後まで給湯することが出来るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
1は横置き式で建家の床下に設置される貯湯タンクユニット、2はヒートポンプユニットよりなる加熱手段、3は前記貯湯タンクユニット1と加熱手段2とを結ぶ配管ユニットである。
【0008】
前記貯湯タンクユニット1は、湯水を貯湯する横長形状の貯湯タンク4と、貯湯タンク4の上面に接続された出湯管5及び加熱手段2からの戻り管6と、貯湯タンク4の下部に接続された入水管7、加熱手段2へ向かう往き管8とがそれぞれ接続しており、又貯湯タンク4内方中央には入水管7と連通し給水を行う円筒状の給水補助管9が長手方向に延設し2つの支持脚10に支持され備えられ、終端部は閉塞されている。
【0009】
更に前記給水補助管9は、側壁左右から外方に広がった邪魔板11を備えると共に、該邪魔板11より下方の給水補助管9には下方に向かって給水を放出する給水孔12を長手方向に向かって複数設けており、この給水孔12は給水補助管9全長からの放出給水量が均一となるように数或いは大きさ或いは密度等を変化させている。
【0010】
例えば図4に示すように、給水孔12を入水管7側から遠ざかるに従ってその大きさを順次大きくしたり、その給水孔12を楕円で形成したものであり、図5に示すように、給水孔12を複数ずつを一つの固まりとして、入水管7側から遠ざかるに従ってこの一つの固まり単位で、大きさを順次大きくしたり、図6に示すように、給水孔12を入水管7側から遠ざかるに従って順次密になるように配置したものである。
又貯湯タンク4内壁の上下方向のほぼ中間部分全周には、内方に張り出して貯湯タンク4の内壁に沿って下方から上昇して来る水流を阻止する水流遮断手段を構成した、ド−ナツ形状の遮断板13が備えられている。
【0011】
前記加熱手段2は、冷媒を圧縮するコンプレッサー14と、凝縮器としての冷媒−水熱交換器15と、減圧器16と、蒸発器としての空気熱交換器17よりなるヒートポンプ回路18と、空気熱交換器17に送風する送風機19と、前記戻り管6と往き管8から成る循環回路20途中に設けられた能力可変の循環ポンプ21と、循環回路20の冷媒−水熱交換器15入口側に設けられ、冷媒−水熱交換器15に流入する湯水の温度を検出する熱交入口温度センサ22と、循環回路20の冷媒−水熱交換器15出口側に設けられ、冷媒−水熱交換器15から流出する湯水の温度を検出する熱交出口温度センサ23と、この加熱手段2の制御を行う加熱制御部24とを備えて構成されている。
【0012】
前記配管ユニット3は、出湯管5からの高温水と入水管7から分岐された分岐管25からの低温水とを混合するミキシング弁26と、ミキシング弁26の下流に接続された給湯栓27を有する給湯管28と、給湯管28に設けられた給湯温度センサ29と、給湯管28に設けられた給湯流量センサ30と、給湯管28から分岐し浴槽31の循環回路32に接続した湯張り管33と、循環回路32中で浴槽水の保温を行う保温ヒ−タ34及び風呂循環ポンプ35と、入水管7の減圧弁36及び出湯管5の圧力逃がし弁37と、これらの機能部品を制御する給湯制御部38とを備えて構成されており、配管及び機能部品をこの配管ユニット3に集中させることで、設置時の配管作業及び設置後のメンテナンス作業を簡単且つ効率よく行えるようにしているもので、特に貯湯タンクユニット1を建家の床下に設置するものでは特に有効である。
【0013】
次にこの発明一実施例の作動について説明する。
まず貯湯タンク4内の湯水を加熱する場合には、加熱制御部24がヒートポンプ回路18を作動させ、循環回路20の循環ポンプ21を駆動開始する。そして、循環ポンプ21の駆動により貯湯タンク4下部から取り出された湯水が加熱手段2の冷媒−水熱交換器15に流入して加熱され、循環回路20を介して貯湯タンク4の上部に戻されることにより高温の湯が貯湯される。
【0014】
ここで、熱交入口温度センサ22と熱交出口温度センサ23の検出値に応じて、ヒートポンプ回路18の出力と循環ポンプ21の能力を適宜調整して加熱する湯水が所定の高温になるように可変されるものである。詳細には、それぞれの出力および能力は熱交入口温度センサ22と熱交出口温度センサ23の検出値に応じてフィードフォワード制御及び/又はフィードバック制御により調整されるものである。
【0015】
そして、貯湯タンク4の側面に設けられた貯湯温度センサ(図示せず)が所定の量の高温水が貯湯されたことを検出するか、又は、熱交入口温度センサ22が所定温度以上を検出すると、給湯制御部38が加熱制御部24へ加熱動作の停止を指令し、ヒートポンプ回路18と循環ポンプ21の作動が停止されるものである。
【0016】
一方この貯湯タンク4に貯湯された高温水は、給湯栓27を開くと、入水管7からの圧により貯湯タンク4上部の高温水が出湯管5に押し出され、給湯制御部38により制御されるミキシング弁26にて分岐管25の低温水と給湯温度センサ29の検出する温度が所定の温度になるように混合されて給湯管28を介して給湯されるものであり、湯張り管33を介して所定温度湯を浴槽31へ湯張りすることも出来る。なお、前記所定の温度は操作用リモコン(図示せず)により任意に設定されるものである。
【0017】
又この時、給湯使用で減った分の給水が給水圧で貯湯タンク4内に流入して来るが、この給水は給水補助管9の給水孔12が、勢いのある入水管7側と勢いがなくなる反対側とが、均一な勢いで給水される構成されているので、全体として緩やかな勢いで下方に向かって放出され、貯湯タンク4底面に当たって左右に分かれ、緩やかで全体に広がった大きな層流となって上昇し、又放出後給水補助管9の外周を直ぐ上昇しようとする水流は、邪魔板11によつて邪魔され外方へ広げられるので、勢いも弱まると共に大きな水流又は水の固まりとなって上昇することが阻止され、両者共に温水と水との境界面が破壊されるのを防止し、高温水を高温水のまま最後まで良好に給湯することが出来るものである。
【0018】
更に温水層が貯湯タンク4中央より上部に達した時には、給水補助管9により下方に放出された給水が、貯湯タンク4内壁に沿って勢い良く上昇して境界面が破壊される危険があるが、この発明では貯湯タンク4のほぼ中央部分には水流遮断手段を構成する遮断板13が備えられているので、内壁に沿って上昇して来た水流は遮断板13によって、その勢いを抑えられると共に中央側に案内され、緩やかに温水層の下に流入して、境界面を壊すことなく温水を最後まで給湯出来るものである。
【0019】
従って、横置き式の貯湯タンク4に於いても、安価な電力を利用して貯湯した満量の高温水を、全量良好に給湯として使用出来極めて使用勝手が良いものであり、又簡単な構造で有りながら大きな効果を得ることが出来るものである。
【0020】
更にこの実施例では、ヒ−トポンプ式の給湯機で説明したが、これに限定されることなく、電気ヒ−タを加熱手段とした電気温水器でも同様な効果が得られるものである。
【0021】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、給水補助管に流入した給水は勢いを抑えられると共に、複数に分割されて給水孔から供給され、しかもその長さ方向全長で勢い及び給水量が均一で、貯湯タンク内に供給されるから、上昇する水流に大きな乱れはなく、温水と水との境界面は破壊されることなく良好に保持され、貯湯した高温水を最後まで給湯することが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を付した貯湯式給湯装置の概略構成図。
【図2】同貯湯タンクの断面図。
【図3】同給水補助管の断面図
【図4】同給水補助管の底面図。
【図5】他の実施例を示す給水補助管の底面図。
【図6】他の実施例を示す給水補助管の底面図。
【符号の説明】
2 加熱手段
4 貯湯タンク
5 出湯管
7 入水管
9 給水補助管
11 邪魔板
12 給水孔
12 遮断板(水流遮断手段)

Claims (5)

  1. 入水管と出湯管が接続され湯水を貯湯する横長形状をした貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段とを備え、前記貯湯タンク底部には入水管と連通し給水を行う給水補助管を長手方向に延設して備え、更に給水補助管の下側には複数の小孔から成る給水孔を設けると共に、この給水孔は給水補助管全長からの給水量が均一となるように数或いは大きさ或いは密度等を変化させた事を特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. 前記給水孔は、入水管側から遠ざかるに従ってその大きさを順次大きくした事を特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯装置。
  3. 前記給水孔は、複数ずつを一つの固まりとして、入水管側から遠ざかるに従ってこの一つの固まり単位で、大きさを順次大きくした事を特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯装置。
  4. 前記給水孔は、入水管側から遠ざかるに従って順次密になるように配置した事を特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯装置。
  5. 前記給水孔を、楕円或いは長穴とした事を特徴とする請求項1から4記載の貯湯式給湯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101571314B (zh) * 2008-04-29 2012-12-26 博西华电器(江苏)有限公司 热水器以及用于热水器的水分配装置
CN104713221A (zh) * 2015-03-24 2015-06-17 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 电热水器
JP2015194309A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 Toto株式会社 電気温水器
JP2017032240A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 日立アプライアンス株式会社 ヒートポンプ式給湯装置

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