JP2002266601A - エアインパクトレンチ用モータ - Google Patents

エアインパクトレンチ用モータ

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JP2002266601A
JP2002266601A JP2001069770A JP2001069770A JP2002266601A JP 2002266601 A JP2002266601 A JP 2002266601A JP 2001069770 A JP2001069770 A JP 2001069770A JP 2001069770 A JP2001069770 A JP 2001069770A JP 2002266601 A JP2002266601 A JP 2002266601A
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Youtarou Taga
羊太郎 多賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来構造のエアインパクトレンチ用モータを
構成する鋳物製または焼結金属製のシリンダよりも構造
が簡単で製作がより容易、かつコスト面においても安価
に提供できるエアインパクトレンチ用モータを提供す
る。 【解決手段】 後部プレート24と前部プレート25と
の間に配設したシリンダパイプ23と、このシリンダパ
イプ23内にあって前記後部プレート24と前部プレー
ト25に回転自在に支持され、複数のロータブレード2
2を備えたロータ21とからなり、前記シリンダパイプ
23を金属パイプで構成した。そしてロータ21の外周
面に複数のロータブレード挿入部21aを有し、該ロー
タブレード挿入部21a間にそれぞれ断面円弧状の凹溝
26を設けた。また、後部プレート24と前部プレート
25とにそれぞれ偏心段差部33を設け、この偏心段差
部33に前記シリンダパイプ23を配設した。さらに、
後部プレート24と前部プレート25の内面にそれぞれ
非直線状の補助溝を設け、それぞれを給気穴又はく字状
に設けた排気溝と接続させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアインパクトレ
ンチ用モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3と図4を参照して説明する。図3は
従来のエアインパクトレンチの断面図である。図4は従
来のエアインパクトレンチ用モータの分解斜視図であ
る。図3において、1はインパクトレンチのボディで、
この内部にエアモータ2を内蔵している。ボディ1の前
部にはハンマーケース1aが連結され、この内部にエア
モータ2の出力軸3により作動する打撃機構4が設けら
れている。さらにその前端部に打撃機構4を介してエア
モータ2の回転力が伝達されるアンビル5が回転自在に
支持されている。ボディ1の下部には把手体6が一体に
設けられ、その内部に給気源にホース(図示しない)を
介して接続する給気通路7とエアモータ2側に連通した
排気通路8とが設けられている。
【0003】9は把手体6の上部に設けたトリガーで、
これを指で図1の矢印a方向に引くと、リンク機構を介
して開閉弁10を押下げて圧縮空気の流通を可能にす
る。
【0004】11はボディ1の後端に取付けたボディキ
ャップである。12はモータガスケットで、前記ボディ
キャップ11はこれを介しボディ1の後端にボルト結合
されている。13はエアモータ2のロータ14を囲むシ
リンダ15の後部を塞ぐ後部プレートで、軸受16を介
し、ロータ軸14’を回転可能に支持している。17は
シリンダ15の前部を塞ぐ前部プレートで、軸受18を
介し、出力軸13を支持している。前記シリンダ15と
後部プレート13はロールピン19で結合されている。
20はロータ14に取付たブレードである。
【0005】上記従来のエアインパクトレンチのモータ
部を構成するシリンダ15は、鋳物又は焼結金属等で形
成されている。このため、製造が容易でなく、従ってコ
スト的にも高いものにならざるを得なかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明のエアインパク
トレンチ用モータは上記従来のモータの問題点に鑑み、
鋳物製または焼結金属製のシリンダよりも構造が簡単で
製作がより容易、かつコスト面においても安価にエアイ
ンパクトレンチ用モータを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため本発明のエアイ
ンパクトレンチ用モータにおいては、後部プレートと前
部プレート間に配設されたシリンダパイプと、該シリン
ダパイプ内にあって前記後部プレートと前記前部プレー
トに回転自在に支持され、複数のロータブレードを備え
たロータとからなるモータであって、前記シリンダパイ
プを金属パイプで構成した。また、本発明の他のエアイ
ンパクトレンチ用モータにおいては、さらに前記ロータ
の外周面は複数のロータブレード挿入部を有し、該挿入
部間にそれぞれ断面円弧状の凹溝を設けた。本発明のさ
らに他のエアインパクトレンチ用モータにおいては、さ
らに前記後部パイプと前記前部パイプの内面にそれぞれ
形成された偏心段差部に、前記シリンダパイプが嵌挿し
た。本発明のさらに他のエアインパクトレンチ用モータ
においては、前部プレートの内面に設けた排気溝をく字
形に屈曲させて排気口に連通させた。本発明のさらに他
のエアインパクトレンチ用モータにおいては、後部プレ
ートと前部プレートの内面にそれぞれ非直線状の補助溝
を設け、それぞれを給気穴又は排気溝と接続させた。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のエアインパクトレンチ用
モータの実施の形態の一例を図1と図2に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明に係るエアインパクトレンチ
用モータの分解斜視図である。図2(a)は図1のモー
タ部の一部断面にした側面図、(b)は(a)のA−A
断面図、(c)は後部プレートの外面図、(d)は同じ
く内面図、(e)は前部プレートの外面図、(f)は同
じく内面図である。
【0009】さて、図1で21はロータで、この外側に
複数個のロータブレード22が円周上に等配されてい
る。23はロータブレード22の外側にあって、後部プ
レート24と前部プレート25間に取付けたシリンダパ
イプである。このシリンダパイプ23は従来型の鋳物製
又は焼結金属製でなく、金属パイプ製である。金属製パ
イプは、肉厚一定の市販の金属パイプを使用するのが望
ましい。
【0010】21aはロータブレード22を挿入するロ
ータブレード挿入部である。該挿入部21aにロータブ
レード22が半径方向に出没自在に挿入されている。こ
れら互に隣接する挿入部21aと他の挿入部21aとの
間にはロータの軸心と平行する方向に断面円弧状の凹溝
26が設けられている。前記凹溝26はロータ21を回
転する為の圧縮空気を導入するための溝である。後部プ
レート24には幅広の空気導入口27が二か所設けら
れ、これに連続して細溝よりなる給気穴28が設けられ
ている。この給気穴28は角度θを以て内向きに設けら
れている。なお後部プレート24の内側面にはシリンダ
パイプ23の端部を嵌め込む為の段差部29が設けられ
ている。かくして、給気口28から角θを以て導入され
たエアは、後部プレート24の内側で細溝よりなり、図
2(d)に示すように、非直線状の補助溝30に通じ、
ロータ21とシリンダパイプ23との空間に導入され
る。
【0011】前部プレート25(図2の(e),(f)
参照)と後部プレート24(図2の(c),(d)参
照)は空気導入口27から導入されたエアが逃げないた
め、ロータ21に密接している。31は排気溝で、排気
口32に通じている。排気口32は前部プレート24の
内面にく字型に曲折して設けた排気溝31に通じてい
る。排気溝31は角度θ(図2(f)参照)でく字型に
屈曲して設けられ、これによりロータブレード22の側
端面がこの溝に嵌り込むのを防止している。前部プレー
ト24の内面にもシリンダパイプ23の嵌る段差部33
が設けられている。30’は前部プレート25の内面に
設けたエア導通用の細溝で、後部プレート24と同様非
直線状に設けられている。
【0012】前記後部プレート24及び前記前部プレー
ト25にそれぞれ設けた段差部29と段差部33は、前
記後部プレート24と前部プレート25に対し、偏心し
て形成されている。従ってこれら段差部29と33間に
跨って配設されるシリンダパイプ23とこの内部で回転
するロータ21との間には偏心空間35(図2(a)参
照)が形成される。そしてこの空間にエアが導入され、
ロータブレード22に回転力が与えられる。
【0013】(作用)エアインパクトレンチ用モータは
上記構成であるので、エアインパクトレンチの把手体の
内部から導入されたエアは、モータの後部プレート24
の給気穴28から角θで斜め内向きに導入され、後部プ
レート24の内面に設けた補助溝30を介し、ロータ2
1とシリンダパイプ23間の前記偏心空間35即ち偏心
段差部29と33との間に配設したシリンダパイプ23
と、この内部で回転するロータ21とで形成される。
【0014】この偏心空間35はロータ21の外周に設
けた凹溝26の存在でさらにエア導入容積を増大し、そ
れだけ大量のエアを導入できるのでロータブレード22
に対し高い圧力を与え、ロータを回転させることができ
る。ロータ21が回転すると、ロータの回転に伴って前
記偏心空間35は次第に閉じられ、エアは排気口32か
ら排出され、前記把手体内の排気通路から外に排出され
る。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のエ
アインパクトレンチ用モータによれば、ロータ外側を取
巻くシリンダパイプを金属製パイプにしたので、構造が
簡潔化され、製作がきわめて容易となった。また、ロー
タの外周でロータブレード挿入部間に断面円弧状の凹溝
を設けたので、空気導入用の空間がそれだけ増大し、出
力増大が可能となった。さらに、前記凹溝と凹溝の間は
半径の大きなロータブレード挿入部として強化されるの
で、ロータブレードの長さ、及び厚さを大きくすること
ができ、強度増を図ることができる。そして、前記プレ
ートの内面に設けた補助溝を非直線状に、又排気口をく
字形に屈曲させたので、ロータ及びロータブレードの端
面がこれらの溝に入り込むのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアインパクトレンチ用モータの
分解斜視図である。
【図2】(a)は図1モータの一部断面にした側面図、
(b)は(a)のA−A断面図、(c)は後部プレート
の外面図、(d)は同じく内面図、(e)は前部プレー
トの外面図、(f)は同じく内面図である。
【図3】従来のインパクトレンチの断面図である。
【図4】従来のインパクトレンチ用モータの分解斜視図
である。
【符号の説明】
21 ロータ 21a ロータブレード
挿入部 22 ロータブレード 23 シリンダパイプ 24 後部プレート 25 前部プレート 26 凹溝 27 空気導入口 28 給気穴 29 段差部 30 補助溝 31 排気溝 31 排気口 32 排気口 33 偏心段差部 34 ロータ軸 35 偏心空間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部プレートと前部プレート間に配設さ
    れたシリンダパイプと、前記シリンダパイプ内にあって
    前記後部プレートと前記前部プレートに回転自在に支持
    され、複数のロータブレードを備えたロータとからなる
    モータであって、前記シリンダパイプを金属パイプで構
    成したことを特徴とするエアインパクトレンチ用モー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記ロータの外周面は複数のロータブレ
    ード挿入部を有し、該挿入部間にそれぞれ断面円弧状の
    凹溝を設けた請求項1記載のエアインパクトレンチ用モ
    ータ。
  3. 【請求項3】 前記後部パイプと前記前部パイプの内面
    にそれぞれ形成された偏心段差部に、前記シリンダパイ
    プが嵌挿された請求項1記載のエアインパクトレンチ用
    モータ。
  4. 【請求項4】 前部プレートの内面に設けた排気溝をく
    字形に屈曲させて排気口に連通させた請求項1記載のエ
    アインパクトレンチ用モータ。
  5. 【請求項5】 後部プレートと前部プレートの内面にそ
    れぞれ非直線状の補助溝を設け、それぞれを給気穴又は
    排気溝と接続させたことを特徴とする請求項1記載のエ
    アインパクトレンチ用モータ。
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Cited By (6)

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