JP2002266488A - 壁仕上げ構造とその施工方法及びそのリサイクル方法 - Google Patents

壁仕上げ構造とその施工方法及びそのリサイクル方法

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JP2002266488A
JP2002266488A JP2001066414A JP2001066414A JP2002266488A JP 2002266488 A JP2002266488 A JP 2002266488A JP 2001066414 A JP2001066414 A JP 2001066414A JP 2001066414 A JP2001066414 A JP 2001066414A JP 2002266488 A JP2002266488 A JP 2002266488A
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finishing
cloth
base board
wall
adhesive sheet
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JP2001066414A
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Toshio Oshima
俊雄 尾島
Kenji Hayashi
健司 林
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Waseda University
Japan Society for Promotion of Science
Japan Society For Promotion of Machine Industry
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Waseda University
Japan Society for Promotion of Science
Japan Society For Promotion of Machine Industry
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、人体に有害な揮発性接着剤を
用いず、施工が容易であり、しかも建材自体がリサイク
ル可能となる、壁仕上げ構造及びその施工方法・リサイ
クル方法を提供することである。 【解決手段】本発明に係る壁仕上げ構造は、樹脂系材料
の下地ボードと、樹脂系材料の仕上げクロスと、該下地
ボードと該仕上げクロスとの間に介在し、両者を接合す
るホットメルト接着シートからなることを特徴とする。
また、樹脂系材料として再生ポリエチレンテレフタレー
ト繊維を用いることにより、建材のリサイクル化が可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施工やリサイクル
が容易な建築構造物の内装壁仕上げ構造と、その壁仕上
げ構造の施工方法及びそのリサイクル方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の住宅等の建築構造物の内装壁は、
木材が多く利用され、特に合板やチップボードとして利
用されることが多い。また、壁の仕上げ材として各種の
壁紙・クロスが利用され、接着剤を用いて壁面に貼り付
けられているものもある。最近、これらの建材に用いら
れる揮発性接着剤などから発生する化学物質が人体の健
康に悪影響を及ぼす、いわゆる「シックハウス問題」が
注目されている。しかも、これらの建材は、リフォーム
する際に、その多くが廃材となり、再利用ができず焼却
処分による処理を行うこととなるため、重要な環境問題
ともなっている。
【0003】また、 従来の壁紙の貼り付けは、壁紙の
裏に接着剤を塗布し、壁下地に貼り、しわ寄せをして、
最後に裁断していた。このため、手でしわ寄せしながら
同時に貼る作業を一人で行うことは難しく、居住者自身
が施工することも困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、建築構造物
の内装壁仕上げ構造に関し、上述したような従来の建材
に係る問題点を解決し、人体に有害な揮発性接着剤を用
いず、また、建材自体がリサイクル可能となる壁仕上げ
構造を提供することである。また、本願発明の他の目的
は、壁仕上げ構造の施工が容易に行うことができる施工
方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る壁仕上げ構造は、樹脂系材料の下地
ボードと、樹脂系材料の仕上げクロスと、該下地ボード
と該仕上げクロスとの間に介在し、両者を接合するホッ
トメルト接着シートからなることを特徴とする。
【0006】請求項1に係る発明によれば、下地ボード
や仕上げクロス自体に有害な揮発性接着を使用しないだ
けでなく、下地ボートと仕上げクロスの接着に際しても
揮発性接着材を使わないため、「シックハウス問題」が
発生することを防止できる。
【0007】また、請求項2に係る壁仕上げ構造は、請
求項1に記載の壁仕上げ構造において、上記下地ボード
がポリエステル繊維による不織布ボードであることを特
徴とする。
【0008】請求項2に係る発明によれば、下地ボード
がポリエステル繊維による不織布ボードであるため、下
地ボード自体が軽量で取り扱いが容易である上、断熱性
や吸音性、そして透湿性が高く、多機能な壁材として利
用が可能である。しかも、素材がポリエステル繊維であ
るため、廃棄時には、リサイクル処分することも可能と
なる。さらに、仕上げクロスを剥がす際にも、下地ボー
ドが不織布ボードであるため、不織布ボードの表面が若
干ささくれ立つ程度となるだけで、容易に仕上げクロス
を剥がすことが可能となり、改装などの施工が容易とな
る。
【0009】また、請求項3に係る壁仕上げ構造は、請
求項1又は2に記載の壁仕上げ構造において、上記仕上
げクロスが、ポリエステル繊維で構成されていることを
特徴とする。
【0010】請求項3に係る発明によれば、長期間の使
用に際し、最も交換の頻度が高くなる仕上げクロスにつ
いても、素材がポリエステル繊維であるため、廃棄時に
は、リサイクル処分することが可能となり、環境に与え
る負荷を軽減することが可能となる。
【0011】また、請求項4に係る壁仕上げ構造は、請
求項1乃至3のいずれかに記載の壁仕上げ構造におい
て、ホットメルト接着シートが低融点のポリエステル繊
維の不織布で構成されていることを特徴とする。
【0012】請求項4に係る発明によれば、揮発性接着
剤を用いないため「シックハウス問題」が発生すること
がない。しかも、接着シートがポリエステル繊維の不織
布であるため、シート自体が皺になったり、接着して球
になったりすることが無く、取り扱いが容易である上、
低融点のポリエステル繊維を利用しているため、屋外の
作業でも特殊な加熱装置や大きな電源を必要とせず、容
易に接着することが可能となる。
【0013】また、請求項5に係る壁仕上げ構造は、請
求項2又は3に記載の壁仕上げ構造において、上記ポリ
エステル繊維が再生ポリエチレンテレフタレート繊維で
あることを特徴とする。
【0014】請求項5に係る発明によれば、壁仕上げ構
造の大部分を構成する下地ボードや仕上げクロスに、再
生ポリエチレンテレフタレート繊維を用いることによ
り、現在、社会問題となっているペットボトルのリサイ
クル化に大きく貢献することが可能となる。しかも、下
地ボードや仕上げクロス自体もポリエチレンテレフタレ
ートを素材とするため、リサイクル化が可能となる。
【0015】また、請求項6に係る壁仕上げ構造の施工
方法は、請求項1乃至5のいずれかに記載の壁仕上げ構
造に関する施工方法において、上記下地ボード、上記ホ
ットメルト接着シート、上記仕上げクロスを積層し、該
仕上げクロスの上から加熱することにより、該ホットメ
ルト接着シートを溶融させ、該下地ボードと該仕上げク
ロスを接着することを特徴とする。
【0016】請求項6に係る発明によれば、壁仕上げ構
造を施工する際に、下地ボード、ホットメルト接着シー
ト、仕上げクロスを単に重ね合わせて、仕上げクロス側
から加熱するだけで完了することから、極めて施工が容
易なものとなる。
【0017】また、請求項7に係る壁仕上げ構造の施工
方法は、請求項1乃至5のいずれかに記載の壁仕上げ構
造に関する施工方法において、上記下地ボード、上記ホ
ットメルト接着シート、上記仕上げクロスが積層かつ接
着された壁仕上げ構造に対して、該仕上げクロスの上
に、別のホットメルト接着シートと別の仕上げクロスを
積層し、該別の仕上げクロスの上から加熱することによ
り、該別のホットメルト接着シートを溶融させ、該仕上
げクロスと該別の仕上げクロスを接着することを特徴と
する。
【0018】請求項7に係る発明によれば、長期間の使
用などにより仕上げクロスが汚れ、該クロスを張り替え
る際に、古いクロスを取り外すことなく、古いクロスの
上に新しいクロスをホットメルト接着シートを用いて接
着することが可能となるため、余分な廃棄物は出さず、
簡単に仕上げクロスの張り替えが可能となる。
【0019】また、請求項8に係る壁仕上げ構造の施工
方法は、請求項6又は7に記載の壁仕上げ構造の施工方
法において、上記加熱は、家庭用アイロンを用いて行う
ことを特徴とする。
【0020】請求項8に係る発明によれば、各家庭にあ
る家庭用アイロンで、仕上げクロスを壁に貼り付けるこ
とが可能となり、素人であっても作業を容易に行うこと
が可能となる。特に、低融点のポリエステル繊維をホッ
トメルト接着シートに利用することで、家庭用アイロン
の温度でも、十分な接着を可能とすることができる。
【0021】また、請求項9に係る壁仕上げ構造のリサ
イクル方法は、請求項1乃至5のいずれかに記載の壁仕
上げ構造に関するリサイクル方法において、該壁仕上げ
構造自体、又は解体された下地ボード、ホットメルト接
着シート、仕上げクロスを原料としてポリエステル繊維
を再生し、再度、下地ボード又は仕上げクロスに再生す
ることを特徴とする。
【0022】請求項9に係る発明によれば、従来、焼却
や投棄・埋設するしか処分方法がなかった壁仕上げ構造
に係る廃材を、リサイクルすることが可能となり、資源
の有効活用だけでなく、環境への負荷も大きく軽減する
ことが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係
る壁仕上げ構造を示す図であり、基本的な構造として
は、下地ボードの上に、ホットメルト接着シートを載
せ、その上に仕上げクロスを積層したものである。そし
て、仕上げクロスの側から家庭用アイロン等の加熱部材
により、仕上げクロスを下地ボードに押し当てながら、
ホットメルト接着シートを溶かして、仕上げクロスと下
地ボードを接着させる。
【0024】下地ボードとしては、例えば,高融点(2
60〜300℃)のポリエステル繊維と、120〜13
6℃の融点を有するポリエステル繊維バインダーとを混
合し、該繊維バインダーが溶融する温度で加熱プレスを
行い、またその後必要に応じて整形のために冷却プレス
を行って形成された、硬質の不織布ボードが用いられ
る。不織布ボードの硬さ及び厚みについては、用途に応
じて種々のものが利用されるが、不織布ボードの取り扱
い易さを考慮すると、不織布ボード自体が板状を自己維
持できる程度以上の硬度を有することが望ましく、ま
た、一般に断熱性、吸音性を高める場合は、5mm以上
の厚めのボードが利用される。
【0025】また、不織布ボードの材料としては、ペッ
トボトルなどをリサイクルして作られる再生ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)繊維を用いることが、環境
保護の観点からも望ましい。
【0026】本実施例では、壁仕上げ構造として、壁面
の下地ボードから表面側の構造についてのみ説明してい
るが、本実施例の下地ボードを、間仕切りパネルの表面
や、壁面構造体にビスなどで固定し、本実施例のような
壁仕上げ構造を形成することも可能であり、このような
場合は、下地ボード自体に自立性を持たせる必要が無い
ことから、下地ボードの厚みを減らすこともできる。ま
た、本実施例は、壁仕上げ構造について説明している
が、ポリエステル繊維の不織布ボードを床断熱材や天井
断熱材などとして用いる場合には、床や天井の仕上げ構
造として、本実施例を用いることも可能である。
【0027】次に、ホットメルト接着シートについて説
明する。ホットメルト接着シートとしては、低融点(7
0〜150℃、望ましくは90℃程度)のポリエステル
繊維による不織布シートが用いられる。該接着シートと
しては、不織布に限らず薄いフィルム状シートでも可能
であるが、フィルム状シート自体の静電気などでシート
どうしが接着したり、皺になったりする可能性があり、
取り扱いやすさでは、不織布の方が好ましい。また、環
境保護の観点から、ホットメルト接着シートのポリエス
テル繊維として再生繊維を用いることが望ましいが、現
状では、低融点でかつ安定した性能を有しかつ安価な、
再生ポリエステル繊維を用いたホットメルト接着シート
は市販されていない。接着手段として、ホットメルト接
着シートを利用したため、シックハウス問題で指摘され
ている揮発性接着剤を全く用いることが無いため、より
安全な住環境を構築できる。
【0028】仕上げクロスとしては、ポリエステル繊
維、特に再生PET繊維を用いたものが用いられる。該
クロスには、必要に応じて防炎性、耐磨耗性などを付加
する処理を施すことも可能である。
【0029】次に、壁仕上げ構造の施工方法について説
明する。下地ボードの上に、ホットメルト接着シートと
仕上げクロスとを重ねて、ピンなどで仮止めする。下地
ボードが不織布ボードである場合は、家庭にもある画鋲
などで、容易に仮止めできる。そして、家庭用アイロン
を仕上げクロスの上から押し当て、しわ寄せしながら、
仕上げクロスを下地ボードに接着させる。ホットメルト
接着シートを用いない場合は、約200℃近い高温でな
いと、仕上げクロスと下地ボードが融着しないが、本実
施例の場合、低融点のホットメルト接着シートを用いて
いるため、約90℃程度の温度で、接着させることが可
能となる。接着終了後、仕上げクロスの端部をカッター
で裁断して完成となる。
【0030】図2に示す別の壁仕上げ構造の実施例につ
いて説明する。上記実施例(図1参照)の仕上げクロス
は、ポリエステル繊維を用いているため、図1の仕上げ
クロスの上に、別のホットメルト接着シートを載せ、そ
の上に新しい仕上げクロスを重ねて図2のように構成
し、上記実施例と同様に加熱するだけ、容易に新しい仕
上げクロスを壁に貼り付けることが可能となる。このよ
うに、仕上げクロスを剥がさずに、新しい仕上げクロス
をホットメルト接着シートを介して、壁に貼り付けてい
くことで、古いクロスの廃棄物を出すことなく、壁紙の
張り替えが可能となる。
【0031】なお、壁紙の張り替えに際し、古いクロス
を剥がす場合、下地ボードとして不織布ボードを用いる
と、該下地ボードの表面が若干ささくれ立つが、容易に
クロスを剥がすことが可能となる。そして、この下地ボ
ードの上に、図1のようにホットメルト接着シートと新
たな仕上げクロスを重ねて、加熱しさえすれば、容易
に、新たなクロスを貼り付けることができる。
【0032】次に、本実施例の壁仕上げ構造をリサイク
ルする方法について説明する。本実施例の壁仕上げ構造
を構成する、下地ボード、ホットメルト接着シート、仕
上げクロスは、全て、ポリエステル繊維を用いて構成さ
れているため、壁仕上げ構造自体を解体することなく、
リサイクル処分することが可能となる。当然、必要に応
じて剥がされた古い仕上げクロスのみをリサイクルする
ことも可能である。回収された、壁仕上げ構造自体や、
解体された下地ボード、仕上げクロス、又はホットメル
ト接着シートから、リサイクル工程を経て、新たにポリ
エステル繊維に再生し、このポリエステル繊維を利用し
て下地ボード又は仕上げクロスを製造することができ
る。なお、下地ボードは、それ自体を製品のままで再利
用することもでき、また、下地ボードを構成するポリエ
ステル繊維を解して、この解された繊維から再度、下地
ボードを成形することも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上の説明したように、請求項1に係る
発明によれば、下地ボードや仕上げクロス自体に有害な
揮発性接着を使用しないだけでなく、下地ボートと仕上
げクロスの接着に際しても揮発性接着材を使わないた
め、「シックハウス問題」が発生することを防止でき
る。
【0034】請求項2に係る発明によれば、下地ボード
がポリエステル繊維による不織布ボードであるため、下
地ボード自体が軽量で取り扱いが容易である上、断熱性
や吸音性、そして透湿性が高く、多機能な壁材として利
用が可能である。しかも、素材がポリエステル繊維であ
るため、廃棄時には、リサイクル処分することも可能と
なる。さらに、仕上げクロスを剥がす際にも、下地ボー
ドが不織布ボードであるため、不織布ボードの表面が若
干ささくれ立つ程度となるだけで、容易に仕上げクロス
を剥がすことが可能となり、改装などの施工が容易とな
る。
【0035】請求項3に係る発明によれば、長期間の使
用に際し、最も交換の頻度が高くなる仕上げクロスにつ
いても、素材がポリエステル繊維であるため、廃棄時に
は、リサイクル処分することが可能となり、環境に与え
る負荷を軽減することが可能となる。
【0036】請求項4に係る発明によれば、揮発性接着
剤を用いないため「シックハウス問題」が発生すること
がない。しかも、接着シートがポリエステル繊維の不織
布であるため、シート自体が皺になったり、接着して球
になったりすることが無く、取り扱いが容易である上、
低融点のポリエステル繊維を利用しているため、屋外の
作業でも特殊な加熱装置や大きな電源を必要とせず、容
易に接着することが可能となる。
【0037】請求項5に係る発明によれば、壁仕上げ構
造の大部分を構成する下地ボードや仕上げクロスに、再
生ポリエチレンテレフタレート繊維を用いることによ
り、現在、社会問題となっているペットボトルのリサイ
クル化に大きく貢献することが可能となる。しかも、下
地ボードや仕上げクロス自体もポリエチレンテレフタレ
ートを素材とするため、リサイクル化が可能となる。
【0038】請求項6に係る発明によれば、壁仕上げ構
造を施工する際に、下地ボード、ホットメルト接着シー
ト、仕上げクロスを単に重ね合わせて、仕上げクロス側
から加熱するだけで完了することから、極めて施工が容
易なものとなる。
【0039】請求項7に係る発明によれば、長期間の使
用などにより仕上げクロスが汚れ、該クロスを張り替え
る際に、古いクロスを取り外すことなく、古いクロスの
上に新しいクロスをホットメルト接着シートを用いて接
着することが可能となるため、余分な廃棄物は出さず、
簡単に仕上げクロスの張り替えが可能となる。
【0040】請求項8に係る発明によれば、各家庭にあ
る家庭用アイロンで、仕上げクロスを壁に貼り付けるこ
とが可能となり、素人であっても作業を容易に行うこと
が可能となる。特に、低融点のポリエステル繊維をホッ
トメルト接着シートに利用することで、家庭用アイロン
の温度でも、十分な接着を可能とすることができる。
【0041】請求項9に係る発明によれば、従来、焼却
や投棄・埋設するしか処分方法がなかった壁仕上げ構造
に係る廃材を、リサイクルすることが可能となり、資源
の有効活用だけでなく、環境への負荷も大きく軽減する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る壁仕上げ構造を示す図
【図2】本発明に係る別の壁仕上げ構造を示す図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 AA02 AA12 AA33 AA42 AA64 AB04 AB23 DC21 GA32W GA33Y GA42W GA42Y GB52W GB52Y

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂系材料の下地ボードと、樹脂系材料の
    仕上げクロスと、該下地ボードと該仕上げクロスとの間
    に介在し、両者を接合するホットメルト接着シートから
    なることを特徴とする壁仕上げ構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の壁仕上げ構造において、
    上記下地ボードがポリエステル繊維による不織布ボード
    であることを特徴とする壁仕上げ構造。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の壁仕上げ構造にお
    いて、上記仕上げクロスが、ポリエステル繊維で構成さ
    れていることを特徴とする壁仕上げ構造。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の壁仕上
    げ構造において、ホットメルト接着シートが低融点のポ
    リエステル繊維の不織布で構成されていることを特徴と
    する壁仕上げ構造。
  5. 【請求項5】請求項2又は3に記載の壁仕上げ構造にお
    いて、上記ポリエステル繊維が再生ポリエチレンテレフ
    タレート繊維であることを特徴とする壁仕上げ構造。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の壁仕上
    げ構造に関する施工方法において、上記下地ボード、上
    記ホットメルト接着シート、上記仕上げクロスを積層
    し、該仕上げクロスの上から加熱することにより、該ホ
    ットメルト接着シートを溶融させ、該下地ボードと該仕
    上げクロスを接着することを特徴とする壁仕上げ構造の
    施工方法。
  7. 【請求項7】請求項1乃至5のいずれかに記載の壁仕上
    げ構造に関する施工方法において、上記下地ボード、上
    記ホットメルト接着シート、上記仕上げクロスが積層か
    つ接着された壁仕上げ構造に対して、該仕上げクロスの
    上に、別のホットメルト接着シートと別の仕上げクロス
    を積層し、該別の仕上げクロスの上から加熱することに
    より、該別のホットメルト接着シートを溶融させ、該仕
    上げクロスと該別の仕上げクロスを接着することを特徴
    とする壁仕上げ構造の施工方法。
  8. 【請求項8】請求項6又は7に記載の壁仕上げ構造の施
    工方法において、上記加熱は、家庭用アイロンを用いて
    行うことを特徴とする壁仕上げ構造の施工方法。
  9. 【請求項9】請求項1乃至5のいずれかに記載の壁仕上
    げ構造に関するリサイクル方法において、該壁仕上げ構
    造自体、又は解体された下地ボード、ホットメルト接着
    シート、仕上げクロスを原料としてポリエステル繊維を
    再生し、再度、下地ボード又は仕上げクロスに再生する
    ことを特徴とする壁仕上げ構造のリサイクル方法。
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