JP2002266334A - 護岸用ブロックの樹脂網及びその製造方法 - Google Patents

護岸用ブロックの樹脂網及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【目的】護岸用ブロックに容易に取り付けることができ
るとともに、土圧に対して充分な剛性を備えた護岸用ブ
ロックの樹脂網及びその製造方法を提供する。 【構成】樹脂網(1)は、被護岸面(20)から護岸壁表面(1
1)に連通する植生用の空洞(12,12')を備える護岸壁(10)
を形成するための護岸用ブロック(13,13')に取り付ける
樹脂網であって、正面中央部に網部(2)を備える板材(3)
からなり、該網部(2)の輪郭(2a)は該空洞(12,12')の該
被護岸面(20)側開口(12a)の輪郭(12c)と少なくとも一部
分で適合し、該網部(2)の該輪郭(2a)の該適合する部分
に沿って該空洞(12)の内壁(12b)に係合する弾性片部(4)
が正面方向に延出されている。該弾性片部(4)を、該板
材(3)を形成する第1の型枠と別体の第2の型枠で形成
することにより、該第2の型枠を交換するだけで、該弾
性片部(4)の配置を該空洞(12,12')の該被護岸面(20)側
開口(12a)の形状に対応させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被護岸面の植生を
図りながら土砂の流出を防止する護岸壁の技術に関し、
特に、その護岸壁を構成する護岸用ブロックに取り付け
て被護岸面を被覆する網に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被護岸面の植生を図りながら土砂
の流出を防止する手段として、被護岸面から護岸壁表面
に連通する植生用の空洞を備える護岸壁が知られてい
る。
【0003】上記空洞を備える護岸壁を築くために、様
々な形状の護岸用ブロックが考案されているが、そのよ
うな護岸用ブロックとして、例えば、正面から見た輪郭
が中心に向かって凹んだ部分(凹部)を有するものが知
られている。この凹部を有するブロックによれば、設置
された状態においてこの凹部と真上に積層された他の護
岸用ブロックの下面とにより被護岸面から護岸壁表面に
連通する植生用の空洞が形成されるようになっている。
そして、この凹部の被護岸面に接する方の開口には、土
砂の流出を防止するための網が取り付けられ、その網の
孔を通して植生が図られるようになっている。なお、凹
部の開口に取り付けられる網は、被護岸面から護岸壁表
面に連通する空洞が形成される場合は、護岸用ブロック
の形状によらず採用されることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の網はシート状をなし、護岸用ブロックに対し接着剤
で貼着しなければならず、取付作業性が悪かった。ま
た、土圧に対して充分な剛性を有しておらず、時間の経
過とともに変形し破断して土砂が流出する場合もあり、
土砂流出を防止する充分な効果が得られない場合もあっ
た。
【0005】そこで、本発明は、護岸用ブロックに容易
に取り付けることができるとともに、土圧に対して充分
な剛性を備えた護岸用ブロックの樹脂網及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる樹脂網
は、被護岸面から護岸壁表面に連通する植生用の空洞を
備える護岸壁を形成するための護岸用ブロックに取り付
ける樹脂網であって、正面中央部に網部を備える板材か
らなり、該網部の輪郭は該空洞の該被護岸面側開口の輪
郭と少なくとも一部分で適合し、該網部の該輪郭の該適
合する部分に沿って該空洞の内壁に係合する弾性片部が
正面方向に延出されていることを特徴とする。
【0007】この樹脂網によれば、弾性片部を空洞の内
壁に係合させるだけで護岸用ブロックへワンタッチで取
り付けることができるので、取付作業効率の向上を図る
ことができる。また、護岸用ブロックに取り付けられた
状態で板材の網部周囲の板部が開口縁部に当接し、設置
された状態で土圧により圧着されるので開口からの脱落
を防止できる。更に、網部を樹脂で形成したので、土圧
に対して充分な剛性を持たせ、土圧による変形や破断に
よる土砂の流出を防止できる。
【0008】更にまた、網部の輪郭の少なくとも一部分
を空洞の被護岸面側開口の輪郭に適合させ、弾性片部を
網部の輪郭の適合する部分に沿って設けるようにしたの
で、開口の形状がわずかに異なる複数の種類の護岸用ブ
ロックを使用するような場合(例えば、開口がブロック
の上部まで到達していない笠ブロックが使用される場
合)において何れの護岸用ブロックにも取付可能なもの
を、弾性片部の形成位置を変えるだけで製造できる。
【0009】更にまた、樹脂の板材で構成するとともに
弾性片部を設けたことにより、隣接する護岸用ブロック
どうしの側面で構成される空洞の開口部にも、樹脂網本
体及び弾性片部の弾性力により取り付けることができ
る。しかも、樹脂網本体及び弾性片部が弾性変形して係
合するので、道路のカーブに沿って構築された護岸壁の
ように隣接する護岸用ブロックの間隔が異なって設置さ
れる場合でも、ブロック間隔によらず取り付けることが
できる。
【0010】該弾性片部は、スリットで区切られた複数
の小片部から構成されていてもよい。この場合、樹脂網
の背面に植生シート(シードマット)を取り付ける場
合、スリットに通して樹脂網を周回させたゴム輪で植生
シートを固定することができるので、従来のテープ等に
よる固定方法と比較して、植生シートの固定作業性を向
上させることができる。
【0011】該小片部の少なくとも3つは先端部に係合
爪を有し、該係合爪を有する小片部は、正面から見て該
網部の左側、右側及び下側に分散して配置されていても
よい。この場合、空洞の開口に対する取付力を高めるこ
とができる。
【0012】該網部の正面から見て中央に、該護岸用ブ
ロックに取り付けられて設置された際に水平になる方向
に該網部を分割し、該網部を囲う板部に連続する線条部
が設けられ、該線条部の正面側表面に該線条部の長さ方
向に伸びる溝が設けられていてもよい。この場合、樹脂
網全体を容易に反らすことができ、開口への取付作業性
を更に向上させることができるとともに、強度が弱い網
部における破断の発生を低減することができる。また、
背面にカッターナイフなどで傷をつけることにより容易
に半分に分割できるので、護岸壁の側端面において空洞
の開口の形状が半分になる場所にも取り付けることがで
きる。
【0013】該網部は、該護岸用ブロックに取り付けら
れて設置された際に水平になる方向に伸びる長孔が複数
個平行に並設されてなるものであってもよい。この場
合、植生に必要な孔面積を確保しながら、樹脂網全体の
取付時に起こる撓みに対する強度を高めることができ
る。
【0014】該長孔の、該護岸用ブロックに取り付けら
て設置された際に下側に配置される角部が丸く面取りさ
れていてもよい。この場合、成長した植物の根が、土砂
の沈下により切断されるのを防止することができる。
【0015】本発明にかかる樹脂網の製造方法は、被護
岸面から護岸壁表面に連通する植生用の空洞を備える護
岸壁を形成するための護岸用ブロックに取り付ける樹脂
網の製造方法であって、正面中央部に網部を備える板材
を形成する第1の型枠と、該網部輪郭に沿って正面方向
に延出する弾性片部を形成する第2の型枠とを使用し、
該第2の型枠を交換することにより、該弾性片部の配置
を該空洞の該被護岸面側開口の形状に対応させることを
特徴とする。
【0016】この製造方法によれば、開口の形状がわず
かに異なる複数の種類の護岸用ブロックを使用するよう
な場合(例えば、開口がブロックの上部まで到達してい
ない笠ブロックが使用される場合)において何れの護岸
用ブロックにも取付可能なものを、製造装置に大幅な変
更を加えることなく第2の型枠を交換するだけで製造で
きる。
【0017】
【発明実施の形態】図1〜図8に、本発明にかかる樹脂
網の具体例を示す。図1は同樹脂網の正面図、図2は同
樹脂網の背面図、図3は同樹脂網の平面図、図4は同樹
脂網底面図、図5は同樹脂網の側面図である。図6は図
1におけるA−A矢視線に沿った断面図である。図7は
同樹脂網が護岸用ブロックに取り付けられた状態を背面
側から見た斜視図である。図8は同樹脂網が使用される
護岸壁の概観を、その一部を破断して示す斜視図であ
る。
【0018】樹脂網1は、被護岸面20から護岸壁表面
11に連通する植生用の空洞12を備える護岸壁10を
形成するための護岸用ブロック13、13’に取り付け
る樹脂網であって、正面中央部に網部2を備える板材3
からなる。網部2の輪郭2aは空洞12、12’の被護
岸面20側開口12aの輪郭12cと少なくとも一部分
で適合し、網部2の輪郭2aの適合する部分に沿って空
洞12、12’の内壁12bに係合する弾性片部4が正
面方向に延出されている。
【0019】なお、護岸壁10の最上段を構成する護岸
用ブロック13’は、開口12aがブロックの上部まで
到達しておらず、開口12aの形状が下段の護岸用ブロ
ック13とわずかに異なる笠ブロックである。また、護
岸用ブロック13、13’の輪郭は、正面から見て上側
の中央部及び両角部に下側に凹んだ凹部を有しており、
空洞12は中央部の凹部により形成されたものであり、
空洞12’は、護岸用ブロック13又は13’の両側に
おいて、隣接する護岸用ブロック13又は13’の両角
部の凹部どうしが合わさって形成されたものである。
【0020】この樹脂網1によれば、弾性片部12を空
洞12、12’の内壁12bに係合させるだけで護岸用
ブロック13、13’へワンタッチで取り付けることが
でき、取付作業効率の向上を図ることができる。また、
護岸用ブロック13、13’に取り付けられた状態で板
材3の網部2周囲の板部5が開口12aの縁に当接し、
設置された状態で土圧により圧着されるので開口12a
からの脱落を防止できる。更に、網部2を樹脂で形成し
たので、土圧に対して充分な剛性を持たせ、土圧による
変形や破断による土砂の流出を防止できる。
【0021】更にまた、網部2の輪郭2aの少なくとも
一部分を空洞12、12’の被護岸面20側開口12a
の輪郭12cに適合させ、弾性片部4を網部2の輪郭2
aの開口12aに適合する部分に沿って設けるようにし
たので、開口12aの形状がわずかに異なる護岸用ブロ
ック13及び13’の両方に取付け可能なものを、弾性
片部4の形成位置を変えるだけで製造できる。なお、図
1〜図6に示す樹脂網1は下段に配置される護岸用ブロ
ック13に取り付けるための形状となっているが、弾性
片部4のうち上側の半分を取り除くだけで、護岸用ブロ
ック13’に取り付けることのできる形状にすることが
できる。
【0022】更にまた、樹脂の板材3で構成するととも
に弾性片部4を設けたことにより、隣接する護岸用ブロ
ック13、13又は13’、13’どうしの側部におい
て形成される空洞12’の開口12aにも、樹脂網1の
本体及び弾性片部4の弾性力により取り付けることがで
きる。しかも、樹脂網2本体及び弾性片部4が弾性変形
して係合するので、道路のカーブに沿って構築された護
岸壁のように隣接する護岸用ブロック13又は13’の
間隔が異なって設置される場合でも、ブロック間隔によ
らず取り付けることができる。
【0023】弾性片部4は、スリット4aで区切られた
複数の小片部4bから構成されている。こうすると、樹
脂網1の背面に図示しない植生シート(シードマット)
を取り付ける場合、スリット4aに通して樹脂網1を周
回させた図示しないゴム輪で植生シートを固定すること
ができるので、従来のテープ等による固定方法と比較し
て、植生シートの固定作業性を向上させることができ
る。
【0024】小片部4bのうち8個は先端部に係合爪4
cを有し、これら係合爪4cを有する小片部4bは、正
面から見て網部の左側、右側及び下側に分散して配置さ
れている。こうすると、空洞12、12’の開口12a
に対する取付力を高めることができる。なお、係合爪4
cを設ける小片部4bの個数に制限はないが、少なくと
も3個の小片部に設けることが好ましい。
【0025】網部2の正面から見て中央に、護岸用ブロ
ック13,13’に取り付けられて設置された際に水平
になる方向に網部2を分割し、網部2を囲う板部5に連
続する線条部6が設けられ、線条部6の正面側表面に線
条部6の長さ方向に伸びる溝7が設けられている。こう
すると、樹脂網1全体を容易に反らすことができ、開口
12aへの取付作業性を更に向上させることができると
ともに、強度が弱い網部2における破断の発生を低減す
ることができる。また、背面にカッターナイフなどで傷
をつけることにより容易に半分に分割できるので、護岸
壁10の側端面において空洞12、12’の開口12a
の形状が半分になる場所にも取り付けることができる。
【0026】網部2の形状に制限はなく製造条件や設置
条件に応じ最適な形状にすることができるが、図9に示
すように、護岸用ブロック13、13’に取り付けられ
て設置された際に水平になる方向に伸びる長孔2bが複
数個平行に並設されてなるものであることが好ましい。
そうすると、植生に必要な孔面積を確保しながら、樹脂
網1全体の取付時に起こる撓みに対する強度を高めるこ
とができる。
【0027】更に、長孔2bの、護岸用ブロック13、
13’に取り付けらて設置された際に下側に配置される
角部2cが丸く面取りされていることが好ましい。そう
すると、成長した植物の根が、土砂の沈下により切断さ
れるのを防止することができる。
【0028】次に本発明にかかる樹脂網の製造方法を、
上記樹脂網1を製造する場合を例にあげて説明する。樹
脂網1は、板材3を形成する第1の型枠と、弾性片部4
を形成する第2の型枠とを使用して製造する。そして、
下段側に配置される護岸用ブロック13に取り付けるも
のを製造する場合は、第2の型枠であって弾性片部4を
網部2の輪郭2a全周にわたって網部2を囲うように形
成するものを使用する。また、最上段に配置される護岸
用ブロック13’に取り付けるものを製造する場合は、
第2の型枠であって弾性片部4を網部2の輪郭2aの下
側半分にのみ形成するものを使用する。
【0029】この製造方法によれば、開口の形状がわず
かに異なる護岸用ブロック13及び13’の両方に取付
け可能なものを、製造装置に大幅な変更を加えることな
く第2の型枠を交換するだけで製造できる。
【0030】
【発明の効果】本発明にかかる樹脂網によれば、弾性片
部を空洞の内壁に係合させるだけで護岸用ブロックへワ
ンタッチで取り付けることができるので、取付作業効率
の向上を図ることができる。また、護岸用ブロックに取
り付けられた状態で板材の網部周囲の板部が開口縁部に
当接し、設置された状態で土圧により圧着されるので開
口からの脱落を防止できる。更に、網部を樹脂で形成し
たので、土圧に対して充分な剛性を持たせ、土圧による
変形や破断による土砂の流出を防止できる。
【0031】更にまた、網部の輪郭の少なくとも一部分
を空洞の被護岸面側開口の輪郭に適合させ、弾性片部を
網部の輪郭の適合する部分に沿って設けるようにしたの
で、開口の形状がわずかに異なる複数の種類の護岸用ブ
ロックを使用するような場合(例えば、開口がブロック
の上部まで到達していない笠ブロックが使用される場
合)において何れの護岸用ブロックにも取付可能なもの
を、弾性片部の形成位置を変えるだけで製造できる。
【0032】更にまた、樹脂の板材で構成するとともに
弾性片部を設けたことにより、隣接する護岸用ブロック
どうしの側面で構成される空洞の開口にも、樹脂網本体
及び弾性片部の弾性力により取り付けることができる。
しかも、樹脂網本体及び弾性片部が弾性変形して係合す
るので、道路のカーブに沿って構築された護岸壁のよう
に隣接する護岸用ブロックの間隔が異なって設置される
場合でも、ブロック間隔によらず取り付けることができ
る。
【0033】請求項2によれば、樹脂網の背面に植生シ
ート(シードマット)を取り付ける場合、スリットに通
して樹脂網を周回させたゴム輪で植生シートを固定する
ことができるので、従来のテープ等による固定方法と比
較して、植生シートの固定作業性を向上させることがで
きる。
【0034】請求項3によれば、空洞の開口に対する取
付力を高めることができる。
【0035】請求項4によれば、樹脂網全体を容易に反
らすことができ、開口への取付作業性を更に向上させる
ことができるとともに、強度が弱い網部における破断の
発生を低減することができる。また、背面にカッターナ
イフなどで傷をつけることにより容易に半分に分割でき
るので、護岸壁の側端面において空洞の開口の形状が半
分になる場所にも取り付けることができる。
【0036】請求項5によれば、植生に必要な孔面積を
確保しながら、樹脂網全体の取付時に起こる撓みに対す
る強度を高めることができる。
【0037】請求項6によれば、成長した植物の根が、
土砂の沈下により切断されるのを防止することができ
る。
【0038】請求項7による樹脂網の製造方法によれ
ば、開口の形状がわずかに異なる複数の種類の護岸用ブ
ロックを使用するような場合(例えば、開口がブロック
の上部まで到達していない笠ブロックが使用される場
合)において何れの護岸用ブロックにも取付可能なもの
を、製造装置に大幅な変更を加えることなく第2の型枠
を交換するだけで製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる樹脂網の正面図である。
【図2】同樹脂網の背面図である。
【図3】同樹脂網の平面図である。
【図4】同樹脂網の底面図である。
【図5】同樹脂網の側面図である。
【図6】図1におけるA−A矢視線に沿った断面図であ
る。
【図7】同樹脂網が護岸用ブロックに取り付けられた状
態を背面側から見た斜視図である。
【図8】同樹脂網が使用される護岸壁の概観を、その一
部を破断して示す斜視図である。
【図9】同樹脂網における網部の他の形状を拡大して示
す図である。
【符号の説明】
1 樹脂網 2 網部 2a 輪郭 2b 長孔 2c 角部 3 板材 4 弾性片部 4a スリット 4b 小片部 4c 係合爪 5 板部 6 線条部 7 溝 10 護岸壁 11 護岸壁表面 12、12’ 空洞 12a 開口 12b 内壁 12c 輪郭 13、13’ 護岸用ブロック 20 被護岸面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被護岸面(20)から護岸壁表面(11)に連通
    する植生用の空洞(12,12')を備える護岸壁(10)を形成す
    るための護岸用ブロック(13,13')に取り付ける樹脂網で
    あって、正面中央部に網部(2)を備える板材(3)からな
    り、該網部(2)の輪郭(2a)は該空洞(12,12')の該被護岸
    面(20)側開口(12a)の輪郭(12c)と少なくとも一部分で適
    合し、該網部(2)の該輪郭(2a)の該適合する部分に沿っ
    て該空洞(12)の内壁(12b)に係合する弾性片部(4)が正面
    方向に延出されていることを特徴とする樹脂網(1)。
  2. 【請求項2】 該弾性片部(4)は、スリット(4a)で区切
    られた複数の小片部(4b)から構成されている請求項1に
    記載の樹脂網。
  3. 【請求項3】 該小片部(4b)の少なくとも3つは先端部
    に係合爪(4c)を有し、該係合爪(4c)を有する小片部(4b)
    は、正面から見て該網部(2)の左側、右側及び下側に分
    散して配置されている請求項2に記載の樹脂網。
  4. 【請求項4】該網部(2)の正面から見て中央に、該護岸
    用ブロック(13,13')に取り付けられて設置された際に水
    平になる方向に該網部(2)を分割し、該網部(2)を囲う板
    部(5)に連続する線条部(6)が設けられ、該線条部(6)の
    正面側表面に該線条部(6)の長さ方向に伸びる溝(7)が設
    けられている請求項1〜3のいづれか一つの項に記載の
    樹脂網。
  5. 【請求項5】該網部(2)は、該護岸用ブロック(13,13')
    に取り付けられて設置された際に水平になる方向に伸び
    る長孔(2b)が複数個平行に並設されてなる請求項1〜4
    のいずれか一つの項に記載の樹脂網。
  6. 【請求項6】 該長孔(2b)の、該護岸用ブロック(13,1
    3')に取り付けらて設置された際に下側に配置される角
    部(2c)が丸く面取りされている請求項5に記載の樹脂
    網。
  7. 【請求項7】 被護岸面(20)から護岸壁表面(11)に連通
    する植生用の空洞(12,12')を備える護岸壁(10)を形成す
    るための護岸用ブロック(13,13')に取り付ける樹脂網
    (1)の製造方法であって、正面中央部に網部(2)を備える
    板材(3)を形成する第1の型枠と、該網部(2)の輪郭(2a)
    に沿って正面方向に延出する弾性片部(4)を形成する第
    2の型枠とを使用し、該第2の型枠を交換することによ
    り、該弾性片部(4)の配置を該空洞(12,12')の該被護岸
    面(20)側開口(12a)の形状に対応させることを特徴とす
    る樹脂網の製造方法。
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