JP2002265780A - ゲル状芳香剤組成物 - Google Patents

ゲル状芳香剤組成物

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JP2002265780A
JP2002265780A JP2001068490A JP2001068490A JP2002265780A JP 2002265780 A JP2002265780 A JP 2002265780A JP 2001068490 A JP2001068490 A JP 2001068490A JP 2001068490 A JP2001068490 A JP 2001068490A JP 2002265780 A JP2002265780 A JP 2002265780A
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ethylene oxide
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紫郎 鶴岡
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 発泡性、離水性、強度などゲルの安定性及び
製造時から充填に至る一連の作業性が向上したゲル状芳
香剤組成物の提供。 【解決手段】 芳香族多価アルコールに、エチレンオキ
サイドとプロピレンオキサイドの混合物(該オキサイド
混合物中の重量%でエチレンオキサイドが50〜100
%)を付加重合した芳香族親水性ポリオール(A)と、
脂肪族多価アルコールにエチレンオキサイドとプロピレ
ンオキサイドの混合物(該オキサイド混合物中の重量%
でエチレンオキサイドが50〜100%)を付加重合し
たポリエーテルポリオール(B)との混合物(A:B=
5:5〜10:0の重量割合)を、イソシアネートと反
応させて得られる、NCO含有量が0.5〜10wt%の
ウレタンプレポリマー;香料;界面活性剤;高吸水性ポ
リマー;ポリビニルアルコール;中和剤;および水を含
むことを特徴とするゲル状芳香剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造時の作業性が
向上し、さらにゲルの安定化したゲル状芳香剤組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、親水性ウレタンプレポリマーを使
用した芳香体は、例えば特公昭51−40115号公報
や特公昭53−24492号公報に記載されているが、
これらは香料を含むため、強い攪拌による乳化工程が必
要であり、ウレタン特有の発泡及び臭気の問題や製品の
安定性(特に高温時の離水現象や樹脂の劣化)などの改
善されるべき問題点が幾つか挙げられていた。その後、
特公昭63−64227号公報のイソシアネートブロッ
ク剤を添加することにより発泡を抑えつつゲル化速度を
速める手段、特公平3−36542号公報のように特定
ポリオールを使用することにより発泡を抑えたりなどし
て臭気と発泡の問題点を解決するための幾つかの方法が
提案されている。
【0003】更に、作業性に関しては、特公昭61−3
4828号公報において特定溶剤を使用することで臭気
及び作業性を改善しているが、これは親水性ウレタンプ
レポリマーの粘度を下げることにより攪拌工程が改善さ
れただけであり、香料を乳化させる作業性や製品安定性
に関しては現在も大きな問題として残されている。
【0004】現在市場に見られるゲル状芳香剤として
は、カラギーナンゲル、ジェランゲル、ゼラチンゲル、
吸水性樹脂ゲル、金属石鹸ゲルなどが挙げられる。カラ
ギーナンゲル、ジェランゲル、一部の金属石鹸ゲルは製
造の際に加熱工程が必要不可欠であるため、これによる
香料成分の揮発による変化が避けられない。更に、カラ
ギーナンゲルにおいては温度上昇と共に液状化するため
成形、安定性に問題が生じる。また、吸水性樹脂ゲル、
ゼラチンゲル、一部の金属石鹸ゲルにおいては加熱工程
がないものの、吸水性樹脂ゲルは流動性があるため内容
物がこぼれやすく、また、ゼラチンゲル及び金属石鹸ゲ
ルは香りの揮散性が他のゲル状芳香剤と比較するとやや
劣るなどの欠点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題に鑑みなされたものであり、発泡性、離水性、強度
などゲルの安定性及び製造から充填に至る一連の作業性
が向上したゲル状芳香剤組成物を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、芳香族多価ア
ルコールに、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイ
ドの混合物(該オキサイド混合物中の重量%でエチレン
オキサイドが50〜100%)を付加重合した芳香族親
水性ポリオール(A)と、脂肪族多価アルコールにエチ
レンオキサイドとプロピレンオキサイドの混合物(該オ
キサイド混合物中の重量%でエチレンオキサイドが50
〜100%)を付加重合したポリエーテルポリオール
(B)との混合物(A:B=5:5〜10:0の重量割
合)を、多環式ポリイソシアネート、カルボジイミド変
性ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソ
シアネートおよびキシレンジイソシアネートから選ばれ
る1種または2種以上のイソシアネートと反応させて得
られる、NCO含有量が0.5〜10wt%のウレタンプ
レポリマー;香料;界面活性剤;高吸水性ポリマー;ポ
リビニルアルコール;中和剤;および水を含むことを特
徴とするゲル状芳香剤組成物である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明者らは鋭意研究の結果、芳
香族多価アルコールに、エチレンオキサイドとプロピレ
ンオキサイドの混合物(該オキサイド混合物中の重量%
でエチレンオキサイドが50〜100%)を付加重合し
た芳香族親水性ポリオール(A)と、脂肪族多価アルコ
ールにエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの混
合物(該オキサイド混合物中の重量%でエチレンオキサ
イドが50〜100%)を付加重合したポリエーテルポ
リオール(B)との混合物(A:B=5:5〜10:0
の重量割合)を、多環式ポリイソシアネート、カルボジ
イミド変性ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレ
ンジイソシアネートおよびキシレンジイソシアネートか
ら選ばれる1種または2種以上のイソシアネートと反応
させて得られる、NCO含有量が0.5〜10wt%のウ
レタンプレポリマーは、離水が少なく又強度もあり、容
器剥離性の良い芳香剤組成物が得られる事を見出した。
【0008】本発明に使用される芳香族親水性ポリオー
ル(A)は芳香族多価アルコールにエチレンオキサイド
単独又は、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイド
との混合物(該混合物中のエチレンオキサイドの割合は
50〜100wt%であり、好ましくは60〜80wt%で
ある)を付加重合させて得られる。芳香族多価アルコー
ルの例としては4,4−ジヒドロキシジフェニルスルホ
ン、レゾルシン、1,4−ビスヒドロキシエトキシベン
ゼンがあげられる。芳香族多価アルコールにエチレンオ
キサイドまたはプロピレンオキサイドが付加重合した重
合物の分子量は2,000〜20,000であり、好まし
くは4,000〜12,000である。これ以外のもので
は芳香剤組成物とした時、温度が高くなると離水が激し
かったり又イソシアネート化合物の粘度が非常に高かっ
たりして性能に不都合な点が出てくる。
【0009】又併用されるポリエーテルポリオール
(B)は、脂肪族多価アルコールにエチレンオキサイド
とプロピレンオキサイドの混合物(該混合物中の重量%
でエチレンオキサイド50〜100%であり、好ましく
は60〜80%である)を付加重合させて得られる。脂
肪族多価アルコールとしては一般的な多価アルコールが
用いられる。例えばプロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、エチレングリコール、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、ソルビトール、ペンタエリスリト
ール、ジグリセリン等でなかでもグリセリン、トリメチ
ロールプロパンがウレタンプレポリマーとした時の硬化
時間や液の粘度等で作業性が良く好ましい。ポリエーテ
ルポリオールにエチレンオキサイドまたはプロピレンオ
キサイドが付加重合した重合物の分子量は1,000〜
15,000のものが用いられ、好ましくは3,000〜
10,000である。使用される芳香族親水性ポリオー
ル(A)とポリエーテルポリオール(B)との混合割合
は5:5〜10:0、好ましくは6:4である。
【0010】本発明にポリオールと反応させるイソシア
ネートとしては、多環式ポリイソシアネート、カルボジ
イミド変性ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレ
ンジイソシアネートおよびキシレンジイソシアネートか
ら選ばれる1種または2種以上のものがあげられる。多
環式ポリイソシアネートの例としては、4,4−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、ポリフェニルポリメチレ
ンポリイソシアネート、2,4−ジフェニルメタンジイ
ソシアネートおよびキシレンジイソシアネートがあげら
れる。カルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシア
ネート(以下「液状MDI」と記す)、トリレンジイソ
シアネート(以下「TDI」と記す)、キシレンジイソ
シアネート等も用いられるがイソシアネート化合物とし
たとき外観上無色の透明なものが得られる4,4−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、液状MDI、TDI、
キシレンジイソシアネートが好ましい。
【0011】本発明に使用されるイソシアネートは単独
で用いられるが又これらを併用して用いても良い。
【0012】本発明ではイソシアネート化合物の合成
時、必要に応じて臭いの少ない有機溶剤やモノイソシア
ネートを加えて粘度や経時安定性を調整する事が出来
る。
【0013】本発明に使用されるウレタンプレポリマー
のNCO含有量は0.5〜10%のものが使用できるが
好ましくは1〜5wt%である。これ以外のNCO含有量
では芳香剤組成物とした時、大きく発泡したり外観形状
が悪くなり、又離水が大きい。
【0014】本発明に用いられる香料はリモネンなどの
モノテルペン系炭化水素、アビエチンなどのジテルペン
炭化水素、パラサイメンなどの芳香族炭化水素、リナロ
ールなどのテルペン系アルコール、ベンジルアルコール
などの芳香族アルコール、シトラールなどのテルペン系
アルデヒド、メントンなどのテルペン系ケトン、p−メ
チルアセトフェノンなどの芳香族ケトン、ジフェニルエ
ーテルなどのフェノール誘導体、デカナールなどの脂肪
族アルデヒド、ベンズアルデヒドなどの芳香族アルデヒ
ド、シトラールジメチルアセタールなどのアセタール
類、イソアミルアセテート、ギ酸ゲラニル、安息香酸メ
チルなどの脂肪族、芳香族酸カルボン酸エステル、α、
β、γ−イオノンなどの脂環式ケトン、ムスコンなどの
大環状ケトン、ローズオキサイドなどの環状エーテル、
インドールなどの複素環式化合物、γ−へプチルブロラ
クトンなどのラクトン類などが任意に用いられるが、上
記に限定されるものではない。
【0015】また、香料の溶解助剤としてプロピレング
リコール、ポリエチレングリコール、などのグリコール
類、エタノール、プロピルアルコールなどの低級脂肪族
アルコールなどを香料と混合することにより用いること
ができる。
【0016】香料の配合量はゲル状芳香剤組成物全量に
対して0.1〜50重量%、好ましくは1〜10重量%
の範囲から適宜選択される。配合量が0.1重量%未満
の場合、満足な香りの放散が期待できない。また、配合
量が50重量%を超えるとコスト面で好ましくない。
【0017】本発明に用いられる界面活性剤は上記香料
の乳化を補助し、製造工程での作業性、特に香料乳化を
伴う攪拌工程を向上する目的で用いられる。本来、ウレ
タンポリマーもそれ自身に乳化作用を有するが、界面活
性剤を併用することで簡単な攪拌で乳化することができ
る。
【0018】界面活性剤の種類としては特に制限はない
が、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油などに代表される可溶化、乳化、分散の目的で
使用される非イオン系界面活性剤が好ましい。
【0019】界面活性剤の配合量はゲル状芳香剤組成物
全量に対して、0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜
1重量%の範囲から適宜選択される。配合量が0.01
重量%未満の場合、十分な乳化作用を得ることができな
い。また、配合量が5重量%を超えるとゲル強度や残渣
の増加などの影響を与える恐れがある。
【0020】本発明で用いられるポリビニルアルコール
は、ゲル状芳香剤組成物の安定性向上、特に香料の乳化
の補助とゲル組成物の容器剥離性を改善するために用い
られる。また、ウレタンポリマーのみのゲル状芳香組成
物よりも水分の保持力が増強されるため、水をキャリア
ーとしている芳香組成物に対して香りの持続効果も期待
できる。
【0021】ポリビニルアルコールの種類としては、完
全鹸化物及び部分鹸化物が挙げられ、また、粘度も水溶
液の状態で低粘度のものから高粘度のものが挙げられる
が、本発明においては部分鹸化物で低粘度のものが好ま
しい。
【0022】ポリビニルアルコールの配合量はゲル状芳
香剤組成物全量に対して0.01〜10重量%、好まし
くは0.1〜1.0重量%の範囲から適宜選択される。配
合量が0.01重量%未満の場合、安定性面、特に香料
を乳化させるには不十分となる。また、配合量が10重
量%を超えると、作業性が低下したり、香りの放散を必
要以上に抑制したりなどして好ましくない。
【0023】本発明で用いられる高吸水性ポリマーはゲ
ル状芳香剤組成物の安定性向上、特にゲル強度の保持を
改善するための用いられる。また、前記ポリビニルアル
コールと同様水分の保持力が増強されるため、芳香組成
物に対して香りの持続性、即ち、商品のライフサイクル
延長の効果も期待できる。
【0024】高吸水性ポリマーの種類としてはポリアク
リル酸塩、アクリル酸架橋重合体、アクリルニトリル系
重合体ケン化物、デンプン/アクリル酸塩グラフト共重
合体、酢酸ビニル/アクリル酸塩共重合体ケン化物、デ
ンプン/アクリルニトリルグラフト共重合体、アクリル
酸塩/アクリルアミド共重合体、ポリビニルアルコール
/無水マレイン酸共重合体、ポリエチレンオキサイド
系、ポリアクリル酸系、セルロースグリコール酸塩、イ
ソブチレン−無水マレイン酸共重合体、多糖類/アクリ
ル酸塩グラフト自己架橋体などが挙げられるが、安定性
面からイソブチレン−無水マレイン酸共重合体の使用が
好ましい。
【0025】高吸水性ポリマーの配合量はゲル状芳香剤
組成物全量に対して、0.05〜10重量%、好ましく
は0.2〜1重量%の範囲から適宜選択される。配合量
が0.05重量%未満の場合、吸水能力が不足し、安定
性面、特に高温時の離水防止及びゲル強度が十分に維持
できない。また、配合量が10重量%を超えると、作業
性の低下、ウレタンポリマーの不十分な反応によりゲル
化不良を起こすため好ましくない。
【0026】また、高吸水性ポリマーの形状は特に限定
されるものではないが、好ましくは粒径が一定している
球体状が良く、吸水後の平均粒径が0.5〜10mm、好
ましくは1〜3mmとなるものから適宜選択される。粒径
が0.5mm未満の場合、吸水速度が速すぎるため、いわ
ゆるままこ状態となりゲルに均一分散できにくくなりゲ
ル強度の向上、離水防止が十分に維持できない。また、
粒径が10mmを超えると温度の高低差で変化する粒径幅
が大きいため、美観を損なうばかりでなく、ウレタンプ
レポリマーから吸水性ポリマーが離脱してしまいゲル強
度の維持が不十分となる。
【0027】本発明で用いられる中和剤はゲル状芳香剤
組成物に安定性向上、特にpHの変化による香料変質、
色調変化及びゲル強度の保持を改善するために用いられ
る。
【0028】中和剤の種類としては、鉱酸、有機酸、ア
ルカリなどが挙げられ、特に制限はないが、pHを中性
に調整できるものであり、ゲル状芳香剤組成物の性質を
損なわないものであれば良い。
【0029】中和剤の配合量はゲル状芳香剤組成物全量
に対して、0.05〜10重量%、好ましくは0.2〜1
重量%の範囲から適宜選択される。配合量が0.05重
量%未満の場合、中和が十分に行われず安定性面、特に
ゲル強度が十分に維持できない。また、配合量が10重
量%を超えると、pHが逆に酸性或いはアルカリ性に傾
くため安定性面に悪影響を及ぼす恐れがある。
【0030】本発明で用いられる水は芳香剤組成物のキ
ャリアーとしての役割を持つ他、ウレタンプレポリマー
をゲル化させるために必要な反応開始剤の役割をも果た
す。
【0031】水の種類はとくに制限はないが、香料及び
着色した場合はそれらに対して悪影響を与えないようイ
オン交換樹脂で再生した脱イオン水の使用が好ましい。
【0032】水の配合量は特に制限はないが、ゲル状芳
香剤組成物全量に対して10重量%以上使用することが
望ましい。配合量が10重量%未満の場合、キャリアー
不足となり香料成分の十分な放散ができず、また、組成
中の不揮発分が占める割合が増えることにより残渣も多
くなることも考えられ、芳香剤組成物としての機能を十
分に発揮できなくなる恐れがある。
【0033】本発明のゲル状芳香剤組成物には、また、
上記成分の他、必要に応じてその性質を損なわない範囲
で他の成分を添加することができる。添加可能な成分と
しては、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、色素、消
臭剤などが挙げられる。
【0034】本発明のゲル状芳香剤組成物は、前記ウレ
タンポリマー、香料、界面活性剤、高吸水性ポリマー、
ポリビニルアルコール、中和剤および水を室温下で均一
に混合して、容器に充填することにより調製される。容
器の材質は芳香体の機能を損傷しない限り、特に制限は
なく、陶器、ガラス、プラスチック、紙などが用いられ
るが、香りの放散を使用時まで遮断できる開口部があっ
て、その開口部が香りの放散を制御できる開閉式である
ことが望ましい。
【0035】
【実施例】以下に、ウレタンプレポリマーの合成例及び
試験例、ゲル状芳香剤組成物の実施例、比較例及び試験
例を挙げ、本発明を更に具体的に説明するが、本発明は
これらによって何ら限定されるものではない。
【0036】〔合成例〕本発明で使用する芳香族親水性
ポリオール(A)とポリエーテルポリオール(B)の合
成例を表1のa〜eに示す。5Lのオートクレーブに出
発原料を仕込み公知の方法によりアルキレンオキサイド
を付加重合させ精製し、水分を0.05%以下でプレポ
リマー合成用に調整したポリエーテルポリオールを合成
した。
【0037】
【表1】
【0038】表1で得られた親水性ポリオールを用いて
TDI、MDI、液状MDI、HDI等の各種イソシア
ネートと80℃で5時間反応させた。但しHDIは有機
錫系触媒 0.001%添加して4時間反応させた。低粘
度化の為、必要に応じてPC(プロピレンカーボネー
ト)を添加して表2に示すE1〜EX3の配合で親水性
ウレタンプレポリマーを合成した。表2で合成した各プ
レポリマーの性状は表3の通りであった。
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】〔試験例〕 ゲル体の変化 合成した各種ウレタンプレポリマー5.0gと水45g
を良く混合してゲル化させ、その状態と10日間、常温
で放置した時のゲル体の変化について以下にまとめた。
【0042】
【表4】
【0043】〔実施例〕上記合成例によって得られたE
1〜E3のウレタンプレポリマーを用いて芳香剤組成物
を作成した。 実施例1 香料(小川香料(株)製、POMELLO 6B1681
2/A)3重量%に界面活性剤(日光ケミカルズ(株)
製、ニッコール TL−10)0.1重量%を均一にな
るまで攪拌し、5%ポリビニルアルコール((株)クラレ
製、ボパール205)水溶液5重量%を添加し、均一乳
化するまで攪拌を続けて香料製剤を調製した。次に、予
め精製水81.2重量%に高吸水性ポリマー((株)クラ
レ製、KIゲル201K G2)0.7重量%を加えて
吸水ゲルベースAを調製した。この吸水ゲルベースに先
に調製した香料製剤を少しずつ加えながら、均一乳化す
るまで攪拌する。次いで、これにウレタンプレポリマー
「E1」10重量%を、できる限り短時間で投入し香料
が分離しないように全体が均一になり、且つ、やや粘度
が上昇するまで激しく攪拌後、容器に充填し、弾力性の
ある低発泡性の白色ゲル状芳香剤組成物を得た。
【0044】実施例2 香料(小川香料(株)製、POMELLO 6B1681
2/A)3重量%に界面活性剤(日光ケミカルズ(株)
製、ニッコール TL−10)0.1重量%を均一にな
るまで攪拌し、5%ポリビニルアルコール((株)クラレ
製、ボパール205)水溶液5重量%を添加し、均一乳
化するまで攪拌を続けて香料製剤を調製した。次に、予
め精製水81.2重量%に高吸水性ポリマー((株)クラ
レ製、KIゲル201K G2)0.7重量%を加えて
吸水ゲルベースAを調製した。この吸水ゲルベースに先
に調製した香料製剤を少しずつ加えながら、均一乳化す
るまで攪拌する。次いで、これにウレタンプレポリマー
「E2」10重量%を、できる限り短時間で投入し香料
が分離しないように全体が均一になり、且つ、やや粘度
が上昇するまで激しく攪拌後、容器に充填し、弾力性の
ある低発泡性の白色ゲル状芳香剤組成物を得た。
【0045】実施例3 香料(小川香料(株)製、POMELLO 6B1681
2/A)3重量%に界面活性剤(日光ケミカルズ(株)
製、ニッコール TL−10)0.1重量%を均一にな
るまで攪拌し、5%ポリビニルアルコール((株)クラレ
製、ボパール205)水溶液5重量%を添加し、均一乳
化するまで攪拌を続けて香料製剤を調製した。次に、予
め精製水81.2重量%に高吸水性ポリマー((株)クラ
レ製、KIゲル201K G2)0.7重量%を加えて
吸水ゲルベースAを調製した。この吸水ゲルベースに先
に調製した香料製剤を少しずつ加えながら、均一乳化す
るまで攪拌する。次いで、これにウレタンプレポリマー
「E3」10重量%を、できる限り短時間で投入し香料
が分離しないように全体が均一になり、且つ、やや粘度
が上昇するまで激しく攪拌後、容器に充填し、弾力性の
ある低発泡性の白色ゲル状芳香剤組成物を得た。
【0046】実施例4 香料(小川香料(株)製、POMELLO 6B1681
2/A)3重量%に界面活性剤(日光ケミカルズ(株)
製、ニッコール TL−10)0.1重量%を均一にな
るまで攪拌し、5%ポリビニルアルコール((株)クラレ
製、ボパール205)水溶液5重量%を添加し、均一乳
化するまで攪拌を続けて香料製剤を調製した。次に、予
め精製水81.13重量%に高吸水性ポリマー((株)ク
ラレ製、KIゲル201K G2)0.7重量%を吸水
させた後、中和剤(ライオン(株)製、フェリオックス1
15)0.07重量%添加して均一に攪拌し、吸水ゲル
ベースBを調製した。この吸水ゲルベースに先に調製し
た香料製剤を少しずつ加えながら、均一乳化するまで攪
拌する。次いで、これにウレタンプレポリマー「E1」
10重量%を、できる限り短時間で投入し香料が分離し
ないように全体が均一になり、且つ、やや粘度が上昇す
るまで激しく攪拌後、容器に充填し、弾力性のある低発
泡性の白色ゲル状芳香剤組成物を得た。
【0047】実施例5 香料(小川香料(株)製、POMELLO 6B1681
2/A)3重量%に界面活性剤(日光ケミカルズ(株)
製、ニッコール TL−10)0.1重量%を均一にな
るまで攪拌し、5%ポリビニルアルコール((株)クラレ
製、ボパール205)水溶液5重量%を添加し、均一乳
化するまで攪拌を続けて香料製剤を調製した。次に、予
め精製水81.13重量%に高吸水性ポリマー((株)ク
ラレ製、KIゲル201K G2)0.7重量%を吸水
させた後、中和剤(ライオン(株)製、フェリオックス1
15)0.07重量%添加して均一に攪拌し、吸水ゲル
ベースBを調製した。この吸水ゲルベースに先に調製し
た香料製剤を少しずつ加えながら、均一乳化するまで攪
拌する。次いで、これにウレタンプレポリマー「E2」
10重量%を、できる限り短時間で投入し香料が分離し
ないように全体が均一になり、且つ、やや粘度が上昇す
るまで激しく攪拌後、容器に充填し、弾力性のある低発
泡性の白色ゲル状芳香剤組成物を得た。
【0048】実施例6 香料(小川香料(株)製、POMELLO 6B1681
2/A)3重量%に界面活性剤(日光ケミカルズ(株)
製、ニッコール TL−10)0.1重量%を均一にな
るまで攪拌し、5%ポリビニルアルコール((株)クラレ
製、ボパール205)水溶液5重量%を添加し、均一乳
化するまで攪拌を続けて香料製剤を調整した。次に、予
め精製水81.13重量%に高吸水性ポリマー((株)
クラレ製、KIゲル201K G2)0.7重量%を吸
水させた後、中和剤(ライオン(株)製、フェリオックス
115)0.07重量%添加して均一に攪拌し、吸水ゲ
ルベースBを調製した。この吸水ゲルベースに先に調製
した香料製剤を少しずつ加えながら、均一乳化するまで
攪拌する。次いで、これにウレタンプレポリマー「E
3」10重量%を、できる限り短時間で投入し香料が分
離しないように全体が均一になり、且つ、やや粘度が上
昇するまで激しく攪拌後、容器に充填し、弾力性のある
低発泡性の白色ゲル状芳香剤組成物を得た。
【0049】〔比較例〕上記合成例によって得られたE
1及びEX1〜EX3のウレタンプレポリマーを用いて
芳香剤組成物を作成した。
【0050】比較例1 香料(小川香料(株)製、POMELLO 6B1681
2/A)3重量%に界面活性剤(日光ケミカルズ(株)
製、ニッコール TL−10)0.1重量%を均一にな
るまで攪拌を続けて香料製剤を調製した。次に、予め精
製水86.13重量%に高吸水性ポリマー((株)クラレ
製、KIゲル201K G2)0.7重量%吸水させた
後、中和剤(ライオン(株)製、フェリオックス115)
0.07重量%添加して均一に攪拌し、吸水ゲルベース
Bを調製した。この吸水ゲルベースに先に調製した香料
製剤を少しずつ加えながら、均一乳化するまで攪拌す
る。次いで、これにウレタンプレポリマー「E1」10
重量%を、できる限り短時間で投入し香料が分離しない
ように全体が均一になり、且つ、やや粘度が上昇するま
で激しく攪拌後、容器に充填し、弾力性のある低発泡性
の白色ゲル状芳香剤組成物を得た。
【0051】比較例2 香料(小川香料(株)製、POMELLO 6B1681
2/A)3重量%に界面活性剤(日光ケミカルズ(株)
製、ニッコール TL−10)0.1重量%を均一にな
るまで攪拌し、5%ポリビニルアルコール((株)クラレ
製、ボパール205)水溶液5重量%を添加し、均一乳
化するまで攪拌し、更に精製水81.9添加後攪拌を続
け均一乳化させて香料製剤を調製した。次いで、これに
ウレタンプレポリマー「E1」10重量%を、できる限
り短時間で投入し香料が分離しないように全体が均一に
なり、且つ、やや粘度が上昇するまで激しく攪拌後、容
器に充填し、弾力性のある低発泡性の白色ゲル状芳香剤
組成物を得た。
【0052】比較例3 香料(小川香料(株)、POMELLO 6B16812
/A)3重量%に界面活性剤(日光ケミカルズ(株)製、
ニッコール TL−10)0.1重量%を均一になるま
で攪拌し、精製水86.9を添加後、激しく攪拌を続け
て香料製剤を調製した。次いで、ウレタンプレポリマー
「E1」10重量%を、できる限り短時間で投入し香料
が分離しないように全体が均一になり、且つ、やや粘度
が上昇するまで激しく攪拌後、容器に充填し、弾力性の
ある低発泡性の白色ゲル状芳香剤組成物を得た。
【0053】比較例4 香料(小川香料(株)製、POMELLO 6B1681
2/A)3重量%に界面活性剤(日光ケミカルズ(株)
製、ニッコール TL−10)0.1重量%を均一にな
るまで攪拌し、5%ポリビニルアルコール((株)クラレ
製、ボパール205)水溶液5重量%を添加し、均一乳
化するまで攪拌を続けて香料製剤を調製した。次に、予
め精製水81.83重量%に高吸水性ポリマー((株)ク
ラレ製、KIゲル201K G2)0.7重量%を吸水
させた後、中和剤(ライオン(株)製、フェリオックス1
15)0.07重量%添加して均一に攪拌し、吸水ゲル
ベースBを調製した。この吸水ゲルベースに先に調製し
た香料製剤を少しずつ加えながら、均一乳化するまで攪
拌する。次いで、これにウレタンプレポリマー「EX
1」10重量%を、できる限り短時間で投入し香料が分
離せず、全体が均一になるよう攪拌を続けたが、ゲル化
しなかった。
【0054】比較例5 香料(小川香料(株)製、POMELLO 6B1681
2/A)3重量%に界面活性剤(日光ケミカルズ(株)
製、ニッコール TL−10)0.1重量%を均一にな
るまで攪拌し、5%ポリビニルアルコール((株)クラレ
製、ボパール205)水溶液5重量%を添加し、均一乳
化するまで攪拌を続けて香料製剤を調製した。次に、予
め精製水81.83重量%に高吸水性ポリマー((株)ク
ラレ製、KIゲル201K G2)0.7重量%を吸水
させた後、中和剤(ライオン(株)製、フェリオックス1
15)0.07重量%添加して均一に攪拌し、吸水ゲル
ベースBを調製した。この吸水ゲルベースに先に調製し
た香料製剤を少しずつ加えながら、均一乳化するまで攪
拌する。次いで、これにウレタンプレポリマー「EX
2」10重量%を、できる限り短時間で投入し香料が分
離せず、全体が均一になるよう攪拌を続けた後、容器に
充填し、極めて強度が弱い低発泡性の白色ゲル状芳香剤
組成物を得た。
【0055】比較例6 香料(小川香料(株)製、POMELLO 6B1681
2/A)3重量%に界面活性剤(日光ケミカルズ(株)
製、ニッコール TL−10)0.1重量%を均一にな
るまで攪拌し、5%ポリビニルアルコール((株)クラレ
製、ボパール205)水溶液5重量%を添加し、均一乳
化するまで攪拌を続けて香料製剤を調製した。次に、予
め精製水81.83重量%に高吸水性ポリマー((株)ク
ラレ製、KIゲル201K G2)0.7重量%を吸水
させた後、中和剤(ライオン(株)製、フェリオックス1
15)0.07重量%添加して均一に攪拌し、吸水ゲル
ベースBを調製した。この吸水ゲルベースに先に調製し
た香料製剤を少しずつ加えながら、均一乳化するまで攪
拌する。次いで、これにウレタンプレポリマー「EX
3」10重量%を、できる限り短時間で投入し香料が分
離しないように全体が均一になり、且つ、やや粘度が上
昇するまで激しく攪拌後、容器に充填し、弾力性のある
低発泡性の白色ゲル状芳香剤組成物を得た。
【0056】〔試験例〕実施例1〜6ならびに比較例1
〜6で得られた組成物について、作業性比較試験、物性
評価試験を行った。
【0057】作業性の比較 ゲル状芳香剤組成物、実施例1〜6、及び比較例1〜6
作成における一連の作業性、即ち香料乳化を伴う攪拌工
程(香料製剤の調製)からゲル状芳香組成物の充填に至
るまでの比較を下記表5に示す。
【0058】
【表5】
【0059】物性評価 実施例1〜6、比較例1〜3、及び5、6で得られたゲ
ル状芳香剤組成物の安定性について試験した。試験条件
は以下の通りである。 高温試験:50℃恒温槽に2週間放置後、外観、香質、
ゲル強度、離水の状態を観察した。 低温試験:−10℃恒温槽に2週間放置後室温に戻し、
外観、香質、ゲル強度、離水の状態を観察した。 耐光試験:照度68,000ルクスの光線下に1週間放
置後、外観、香質、ゲル強度、離水の状態を観察した。 試験結果を表6〜表8に示す。
【0060】高温試験
【表6】
【0061】低温試験
【表7】
【0062】耐光試験
【表8】
【0063】考察 表5〜表8の結果から明らかなように、実施例1〜6で
得られたゲル状芳香剤組成物は作業性、安定性共に高
く、また、ウレタンプレポリマーE1〜E3の差も認め
られなかった。但し、中和剤を添加していない実施例
1、2及び3は系全体を中和されていないため、僅かな
がらゲル状芳香剤組成物に着色や香質の変化が認められ
た。
【0064】比較例1〜3で得られた本発明のゲル状芳
香剤組成物は、高吸水性ポリマーとポリビニルアルコー
ルを未使用或いは単一使用であるため、香料乳化を伴う
十分な攪拌工程が必要となり作業性が著しく低下し、結
果的には容器充填にまで大きな影響を及ぼすことにな
る。更に、高温時及び耐光時におけるゲル強度の低下、
離水の原因となるため、芳香剤としては致命的となる。
【0065】また、比較例4〜6はウレタンプレポリマ
ーの性質に大きく影響されるため、作業性は高くても安
定性の高いゲル状芳香剤組成物を得ることはできなかっ
た。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、香料の乳化撹拌が容易
であり、香りの放散が少なく、また発泡性や、離水性が
少なく、容器剥離性がよいので、ゲルの製造から充填に
至る一連の作業性が向上したゲル状芳香剤組成物が提供
される。さらに本発明によれば、香りの揮散性がよく、
適度な強度を持ち、離水のない優れたゲル状芳香剤が得
られる。
フロントページの続き (72)発明者 鶴岡 紫郎 神奈川県横須賀市浜見台1−14−2 静心 寮408号 Fターム(参考) 4J002 AB022 BB212 BE022 BE023 BF022 BG012 BG102 BG122 BN012 CH022 CH024 CK041 DD016 DE056 DE176 EF006 FD206 FD314 GB00 HA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族多価アルコールに、エチレンオキ
    サイドとプロピレンオキサイドの混合物(該オキサイド
    混合物中の重量%でエチレンオキサイドが50〜100
    %)を付加重合した芳香族親水性ポリオール(A)と、
    脂肪族多価アルコールにエチレンオキサイドとプロピレ
    ンオキサイドの混合物(該オキサイド混合物中の重量%
    でエチレンオキサイドが50〜100%)を付加重合し
    たポリエーテルポリオール(B)との混合物(A:B=
    5:5〜10:0の重量割合)を、多環式ポリイソシア
    ネート、カルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシ
    アネート、トリレンジイソシアネートおよびキシレンジ
    イソシアネートから選ばれる1種または2種以上のイソ
    シアネートと反応させて得られる、NCO含有量が0.
    5〜10wt%のウレタンプレポリマー;香料;界面活性
    剤;高吸水性ポリマー;ポリビニルアルコール;中和
    剤;および水を含むことを特徴とするゲル状芳香剤組成
    物。
  2. 【請求項2】 芳香族多価アルコールが4,4−ジヒド
    ロキシジフェニルスルホン、レゾルシンまたは1,4−
    ビスヒドロキシエトキシベンゼンであることを特徴とす
    る請求項1に記載のゲル状芳香剤組成物。
  3. 【請求項3】 多環式ポリイソシアネート化合物が4,
    4−ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリフェニル
    ポリメチレンポリイソシアネートまたは2,4−ジフェ
    ニルメタンジイソシアネートであることを特徴とする請
    求項1または2に記載のゲル状芳香剤組成物。
  4. 【請求項4】 高吸水性ポリマーがポリアクリル酸塩、
    アクリル酸架橋重合体、アクリルニトリル系重合体ケン
    化物、デンプン/アクリル酸塩グラフト共重合体、酢酸
    ビニル/アクリル酸塩共重合体ケン化物、デンプン/ア
    クリルニトリルグラフト共重合体、アクリル酸塩/アク
    リルアミド共重合体、ポリビニルアルコール/無水マレ
    イン酸共重合体、ポリエチレンオキサイド系、ポリアク
    リル酸系、セルロースグリコール酸塩、イソブチレン−
    無水マレイン酸共重合体または多糖類/アクリル酸塩グ
    ラフト自己架橋体でありそれらの少なくとも1種類以上
    を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かの項に記載のゲル状芳香剤組成物。
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