JP2002264888A - マリンボード用フィンの取付構造 - Google Patents
マリンボード用フィンの取付構造Info
- Publication number
- JP2002264888A JP2002264888A JP2001060291A JP2001060291A JP2002264888A JP 2002264888 A JP2002264888 A JP 2002264888A JP 2001060291 A JP2001060291 A JP 2001060291A JP 2001060291 A JP2001060291 A JP 2001060291A JP 2002264888 A JP2002264888 A JP 2002264888A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fin
- marine board
- board
- guide groove
- marine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボードに対するフィンの取付角度を適宜変更
することによりボード性能の調整と、ユーザーの経済的
負担の軽減化を図る。 【解決手段】 フィン1の前端部には回転軸3が配置さ
れ、フィン1の後端部にはフィン1の回転動作に伴って
移動する調整部4が形成されている。マリンボード2の
ボトム部分の中央には前記回転軸3を嵌め込む軸孔5が
設けられ、軸孔5の後方には該マリンボード1の前後方
向と交差する方向に延びて調整部4をガイドするガイド
溝6が円弧状に設けられている。さらに、フィン1をマ
リンボード2に固定する固定手段としてネジ止め機構7
が設けられている。
することによりボード性能の調整と、ユーザーの経済的
負担の軽減化を図る。 【解決手段】 フィン1の前端部には回転軸3が配置さ
れ、フィン1の後端部にはフィン1の回転動作に伴って
移動する調整部4が形成されている。マリンボード2の
ボトム部分の中央には前記回転軸3を嵌め込む軸孔5が
設けられ、軸孔5の後方には該マリンボード1の前後方
向と交差する方向に延びて調整部4をガイドするガイド
溝6が円弧状に設けられている。さらに、フィン1をマ
リンボード2に固定する固定手段としてネジ止め機構7
が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーフボードやウ
インドサーフィンボードなどのマリンボードへのフィン
の取付構造に関するもので、特に、ボードに対するフィ
ンの取付角度を適宜変更することができるようにしたも
のである。
インドサーフィンボードなどのマリンボードへのフィン
の取付構造に関するもので、特に、ボードに対するフィ
ンの取付角度を適宜変更することができるようにしたも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、サーフボードやウインドサーフ
ィンボードなどのマリンボードのボトム部分には、その
直進安定性や回転操作性を高めるために1本あるいは3
本のフィンが設けられている。このフィンはボードに対
し繊維強化樹脂で接着されている場合もあるが、ボード
の収納時や持ち運びに際して邪魔にならないようボード
に形成されたボックスにフィンを着脱自在に装着するタ
イプもある。
ィンボードなどのマリンボードのボトム部分には、その
直進安定性や回転操作性を高めるために1本あるいは3
本のフィンが設けられている。このフィンはボードに対
し繊維強化樹脂で接着されている場合もあるが、ボード
の収納時や持ち運びに際して邪魔にならないようボード
に形成されたボックスにフィンを着脱自在に装着するタ
イプもある。
【0003】ところで、同一タイプのマリンボードであ
っても、ユーザーの脚力や体重あるいは技能に応じてそ
の性能は大きく異なってくる。また、ユーザーが参加す
るゲームやレースの種類、さらにはユーザー自身の好み
によっても直進性を重視する場合や、回転性を優先する
場合など様々なケースがある。しかも、実際にボードを
使用するにあたっては天候その他により使用水面のコン
ディションは激しく変化する。したがって、ボードに要
求される性能を迅速且つ簡便に調整することが望まれて
いる。
っても、ユーザーの脚力や体重あるいは技能に応じてそ
の性能は大きく異なってくる。また、ユーザーが参加す
るゲームやレースの種類、さらにはユーザー自身の好み
によっても直進性を重視する場合や、回転性を優先する
場合など様々なケースがある。しかも、実際にボードを
使用するにあたっては天候その他により使用水面のコン
ディションは激しく変化する。したがって、ボードに要
求される性能を迅速且つ簡便に調整することが望まれて
いる。
【0004】ボードの性能調整に関しては、フィンの取
付数や取付位置を変更することが有効である。例えば、
3本のフィンを有するシングル・スタビライザ・フィン
タイプのボードは小回りがきき強い波に適しているが、
波が弱い状況下や大きくターンしたい場合にはシングル
フィンのボードの方が好適である。そこで、シングル・
スタビライザ・フィンタイプのボードにおいて両サイド
のフィンが着脱自在であれば、これらを外してセンター
フィンだけを残しシングルフィンのボードとすることが
可能である。
付数や取付位置を変更することが有効である。例えば、
3本のフィンを有するシングル・スタビライザ・フィン
タイプのボードは小回りがきき強い波に適しているが、
波が弱い状況下や大きくターンしたい場合にはシングル
フィンのボードの方が好適である。そこで、シングル・
スタビライザ・フィンタイプのボードにおいて両サイド
のフィンが着脱自在であれば、これらを外してセンター
フィンだけを残しシングルフィンのボードとすることが
可能である。
【0005】このようにフィンを着脱自在としたボード
は、単に収納時にコンパクトになるだけではなく、1つ
のボードで波のサイズや使用水面のコンディションに柔
軟に対応することができる。また、フィンをボードに取
付ける際にフィンの取付位置をボードの前後方向に動か
すこともできるため、フィンの位置をボードの前寄りに
して回転性を高めたり、反対に後ろ寄りにして直進性が
高めたりすることが容易である。さらに、フィンの種類
自体を変えてもボードの性能を調整可能である。
は、単に収納時にコンパクトになるだけではなく、1つ
のボードで波のサイズや使用水面のコンディションに柔
軟に対応することができる。また、フィンをボードに取
付ける際にフィンの取付位置をボードの前後方向に動か
すこともできるため、フィンの位置をボードの前寄りに
して回転性を高めたり、反対に後ろ寄りにして直進性が
高めたりすることが容易である。さらに、フィンの種類
自体を変えてもボードの性能を調整可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
従来技術には次のような問題点があった。すなわち、ボ
ードの性能調整に際してフィンの取付位置を変更する場
合、位置調整の範囲はフィンを取付けるボックスのサイ
ズに制約されるため、ボード性能に変化をつけるには限
界があった。また、フィンの種類を変えるにはユーザー
は数種類のフィンを用意しなくてはならない。したがっ
て、ユーザーに対する経済的な負担は大きくなってい
た。
従来技術には次のような問題点があった。すなわち、ボ
ードの性能調整に際してフィンの取付位置を変更する場
合、位置調整の範囲はフィンを取付けるボックスのサイ
ズに制約されるため、ボード性能に変化をつけるには限
界があった。また、フィンの種類を変えるにはユーザー
は数種類のフィンを用意しなくてはならない。したがっ
て、ユーザーに対する経済的な負担は大きくなってい
た。
【0007】本発明は、以上の問題点を解消するために
提案されたものであり、その目的とするところは、ボー
ドに対するフィンの取付角度を適宜変更することにより
ボードの性能を簡単に調整することができ、且つユーザ
ーの経済的負担を軽減させることが可能なマリンボード
用のフィン取付構造を提供することにある。
提案されたものであり、その目的とするところは、ボー
ドに対するフィンの取付角度を適宜変更することにより
ボードの性能を簡単に調整することができ、且つユーザ
ーの経済的負担を軽減させることが可能なマリンボード
用のフィン取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、マリンボードにフィンを取付けるため
のマリンボード用フィンの取付構造において、次のよう
な技術的特徴を有している。
めに、本発明は、マリンボードにフィンを取付けるため
のマリンボード用フィンの取付構造において、次のよう
な技術的特徴を有している。
【0009】請求項1の発明は、前記フィンは前記マリ
ンボードに対して回転自在に取付けられ、前記フィンを
前記マリンボードに固定する固定手段が設けられたこと
を特徴としている。以上の請求項1の発明によれば、ボ
ードのユーザーはフィンを回動させてフィンの取付角度
を希望する角度に変えることができる。そして、固定手
段によって角度を変えたフィンをその位置にボードに固
定することができる。このようにフィンの取付角度を変
えるといった簡単な作業だけでボードの性能を調整する
ことができ、様々な用途やユーザーの技能や好み、ある
いは使用水面のコンディションの変化に迅速且つ簡便に
対応可能である。しかも、数種類のフィンを用意する必
要がないため、ユーザーの経済的負担を軽くすることが
できる。
ンボードに対して回転自在に取付けられ、前記フィンを
前記マリンボードに固定する固定手段が設けられたこと
を特徴としている。以上の請求項1の発明によれば、ボ
ードのユーザーはフィンを回動させてフィンの取付角度
を希望する角度に変えることができる。そして、固定手
段によって角度を変えたフィンをその位置にボードに固
定することができる。このようにフィンの取付角度を変
えるといった簡単な作業だけでボードの性能を調整する
ことができ、様々な用途やユーザーの技能や好み、ある
いは使用水面のコンディションの変化に迅速且つ簡便に
対応可能である。しかも、数種類のフィンを用意する必
要がないため、ユーザーの経済的負担を軽くすることが
できる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載のマリン
ボード用フィンの取付構造において、前記フィンの前端
部及び後端部の少なくとも一方には該フィンの回転動作
に伴って移動する調整部が形成され、前記マリンボード
には該マリンボードの前後方向と交差する方向に延びて
前記調整部をガイドするガイド溝が設けられたことを特
徴としている。以上の請求項2の発明によれば、フィン
側の調整部がボード側のガイド溝にガイドされつつ移動
するため、フィンは確実に回転動作を行うことができ
る。
ボード用フィンの取付構造において、前記フィンの前端
部及び後端部の少なくとも一方には該フィンの回転動作
に伴って移動する調整部が形成され、前記マリンボード
には該マリンボードの前後方向と交差する方向に延びて
前記調整部をガイドするガイド溝が設けられたことを特
徴としている。以上の請求項2の発明によれば、フィン
側の調整部がボード側のガイド溝にガイドされつつ移動
するため、フィンは確実に回転動作を行うことができ
る。
【0011】請求項3の発明は、請求項2記載のマリン
ボード用フィンの取付構造において、前記固定手段とし
て前記調整部を前記ガイド溝に固定するネジ止め機構が
設けられ、前記ネジ止め機構は、前記調整部に設けられ
たネジ挿入孔と、前記ガイド溝内にその長さ方向に移動
可能に挿入されたスライド板と、このスライド板に設け
られたネジ孔と、前記ネジ挿入孔及び前記ネジ孔に挿入
された固定ネジと、前記ガイド溝の周縁部に設けられ前
記スライド板を前記ガイド溝の開口部から飛び出さない
ように係止する係止部とから構成されたことを特徴とし
ている。以上の請求項3の発明では、フィンが所望の角
度となるように位置決めした状態で、ネジ挿入孔に固定
ネジを差し込んでその先端をスライド板のネジ孔にネジ
込むことにより、フィン側の調整部とガイド溝内のスラ
イド板とが係止部を挟持してフィンをボードに対し強固
に固定することができる。
ボード用フィンの取付構造において、前記固定手段とし
て前記調整部を前記ガイド溝に固定するネジ止め機構が
設けられ、前記ネジ止め機構は、前記調整部に設けられ
たネジ挿入孔と、前記ガイド溝内にその長さ方向に移動
可能に挿入されたスライド板と、このスライド板に設け
られたネジ孔と、前記ネジ挿入孔及び前記ネジ孔に挿入
された固定ネジと、前記ガイド溝の周縁部に設けられ前
記スライド板を前記ガイド溝の開口部から飛び出さない
ように係止する係止部とから構成されたことを特徴とし
ている。以上の請求項3の発明では、フィンが所望の角
度となるように位置決めした状態で、ネジ挿入孔に固定
ネジを差し込んでその先端をスライド板のネジ孔にネジ
込むことにより、フィン側の調整部とガイド溝内のスラ
イド板とが係止部を挟持してフィンをボードに対し強固
に固定することができる。
【0012】請求項4の発明は、請求項2記載のマリン
ボード用フィンの取付構造において、前記固定手段とし
て前記調整部を前記ガイド溝に固定するネジ止め機構が
設けられ、前記ネジ止め機構は、前記ガイド溝内にその
長さ方向に移動可能に挿入されたスライド板と、このス
ライド板と一体に設けられ先端が前記マリンボード表面
に突出した固定ネジと、前記ガイド溝の周縁部に設けら
れ前記スライド板を前記ガイド溝の開口部から飛び出さ
ないように係止する係止部と、前記調整部に設けられた
ネジ挿入孔と、前記固定ネジの先端にネジ込むためのナ
ットとから構成されたことを特徴としている。このよう
な請求項4の発明では、フィンが所望の角度となるよう
に位置決めした状態で、スライド板に設けた固定ネジの
先端を調整部のネジ挿入孔に差し込み、さらに調整部か
ら突出している固定ネジの先端にナットをネジ込むこと
により、前記請求項3の発明と同様、フィン側の調整部
とガイド溝内のスライド板とが係止部を挟持してフィン
をボードに対し強固に固定することができる。
ボード用フィンの取付構造において、前記固定手段とし
て前記調整部を前記ガイド溝に固定するネジ止め機構が
設けられ、前記ネジ止め機構は、前記ガイド溝内にその
長さ方向に移動可能に挿入されたスライド板と、このス
ライド板と一体に設けられ先端が前記マリンボード表面
に突出した固定ネジと、前記ガイド溝の周縁部に設けら
れ前記スライド板を前記ガイド溝の開口部から飛び出さ
ないように係止する係止部と、前記調整部に設けられた
ネジ挿入孔と、前記固定ネジの先端にネジ込むためのナ
ットとから構成されたことを特徴としている。このよう
な請求項4の発明では、フィンが所望の角度となるよう
に位置決めした状態で、スライド板に設けた固定ネジの
先端を調整部のネジ挿入孔に差し込み、さらに調整部か
ら突出している固定ネジの先端にナットをネジ込むこと
により、前記請求項3の発明と同様、フィン側の調整部
とガイド溝内のスライド板とが係止部を挟持してフィン
をボードに対し強固に固定することができる。
【0013】請求項5の発明は、請求項3または4記載
のマリンボード用フィンの取付構造において、前記スラ
イド板と前記係止部との接触面には互いに噛み合う鋸歯
状の凹凸部が形成されたことを特徴としている。このよ
うな請求項5の発明においては、調整部とスライド板と
により係止部を挟持した時、鋸歯状の凹凸部が噛み合う
ため、フィンの固定作業に際して調整部の位置ずれが起
き難くなる。
のマリンボード用フィンの取付構造において、前記スラ
イド板と前記係止部との接触面には互いに噛み合う鋸歯
状の凹凸部が形成されたことを特徴としている。このよ
うな請求項5の発明においては、調整部とスライド板と
により係止部を挟持した時、鋸歯状の凹凸部が噛み合う
ため、フィンの固定作業に際して調整部の位置ずれが起
き難くなる。
【0014】請求項6の発明は、請求項1、2、3、4
または5記載のマリンボード用フィンの取付構造におい
て、前記フィンの前後方向の端部には前記マリンボード
表面に対して垂直な軸部材が設けられ、前記マリンボー
ドには前記軸部材を嵌め込む調整用孔が複数形成された
ことを特徴としている。このような請求項6の発明によ
れば、調整用孔に対し選択的に軸部材を挿入すること
で、フィンを回転させつつフィンの取付角度を所望の角
度にすることができる。したがって、第2の軸孔の間隔
をあらかじめ調節しておけば、フィン取付角度を極めて
簡単に調整することが可能である。
または5記載のマリンボード用フィンの取付構造におい
て、前記フィンの前後方向の端部には前記マリンボード
表面に対して垂直な軸部材が設けられ、前記マリンボー
ドには前記軸部材を嵌め込む調整用孔が複数形成された
ことを特徴としている。このような請求項6の発明によ
れば、調整用孔に対し選択的に軸部材を挿入すること
で、フィンを回転させつつフィンの取付角度を所望の角
度にすることができる。したがって、第2の軸孔の間隔
をあらかじめ調節しておけば、フィン取付角度を極めて
簡単に調整することが可能である。
【0015】請求項7の発明は、請求項1、2、3、
4、5または6記載のマリンボード用フィンの取付構造
において、前記フィン及び前記マリンボードのうち、一
方には円盤状の回転板が設けられ、他方には前記回転板
を回転可能に嵌め込む凹部が形成されたことを特徴とし
ている。このような請求項7の発明によれば、回転板と
凹部といった極めて簡単な構成によりフィンの回転動作
を実施することが可能となる。
4、5または6記載のマリンボード用フィンの取付構造
において、前記フィン及び前記マリンボードのうち、一
方には円盤状の回転板が設けられ、他方には前記回転板
を回転可能に嵌め込む凹部が形成されたことを特徴とし
ている。このような請求項7の発明によれば、回転板と
凹部といった極めて簡単な構成によりフィンの回転動作
を実施することが可能となる。
【0016】請求項8の発明は、請求項7記載のマリン
ボード用フィンの取付構造において、前記回転板と前記
凹部との接触面には互いに噛み合う鋸歯状の凹凸部が形
成されたことを特徴としている。このような請求項8の
発明では、回転板が凹部内を回転する際、鋸歯状の凹凸
部が噛み合うため、フィンの固定作業に際して回転板の
位置ずれが起き難くなる。
ボード用フィンの取付構造において、前記回転板と前記
凹部との接触面には互いに噛み合う鋸歯状の凹凸部が形
成されたことを特徴としている。このような請求項8の
発明では、回転板が凹部内を回転する際、鋸歯状の凹凸
部が噛み合うため、フィンの固定作業に際して回転板の
位置ずれが起き難くなる。
【0017】請求項9の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、7または8記載のマリンボード用フィンの
取付構造において、前記フィンが前記マリンボードに対
し着脱自在に配置されたことを特徴としている。このよ
うな請求項9の発明によれば、フィンが着脱自在なマリ
ンボードにおいて本発明を適用可能であり、フィンの取
付角度の変更とフィンの取付数や取付位置の変更とを組
合わせることで、ボードの性能をいっそうきめ細かく調
整することができる。
4、5、6、7または8記載のマリンボード用フィンの
取付構造において、前記フィンが前記マリンボードに対
し着脱自在に配置されたことを特徴としている。このよ
うな請求項9の発明によれば、フィンが着脱自在なマリ
ンボードにおいて本発明を適用可能であり、フィンの取
付角度の変更とフィンの取付数や取付位置の変更とを組
合わせることで、ボードの性能をいっそうきめ細かく調
整することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】(1)第1の実施の形態 [構成]以下、本発明に係る第1の実施の形態につい
て、図1〜図4を参照して具体的に説明する。第1の実
施の形態は請求項1〜3を包含しており、図1は第1の
実施の形態の斜視図、図2は第1の実施の形態における
フィンの側面図、図3は第1の実施の形態における回転
軸及び軸孔の側面断面図、図4は第1の実施の形態の要
部拡大断面図を示している。図1及び図2に示すよう
に、フィン1の前端部には回転軸3がサーフボード2側
に突出して配置されている。フィン1は回転軸3を中心
としてサーフボード2の前後方向(進行方向)の左右に
回動するようになっている。
て、図1〜図4を参照して具体的に説明する。第1の実
施の形態は請求項1〜3を包含しており、図1は第1の
実施の形態の斜視図、図2は第1の実施の形態における
フィンの側面図、図3は第1の実施の形態における回転
軸及び軸孔の側面断面図、図4は第1の実施の形態の要
部拡大断面図を示している。図1及び図2に示すよう
に、フィン1の前端部には回転軸3がサーフボード2側
に突出して配置されている。フィン1は回転軸3を中心
としてサーフボード2の前後方向(進行方向)の左右に
回動するようになっている。
【0019】また、フィン1の後端部にはフィン1の回
転動作に伴って円弧状に移動する調整部4が形成されて
いる。一方、サーフボード2のボトム部分の中央には前
記回転軸3を嵌め込む軸孔5が設けられている。さら
に、サーフボード2のボトム部分において軸孔5の後方
にはガイド溝6が円弧状に設けられている。ガイド溝6
はサーフボード2の前後方向と交差する方向に延びて形
成されている。なお、図3に示すように、回転軸3の先
端付近の外周部には係合溝3aが形成されている。ま
た、軸孔5には係合溝3a側に突出する突起5aが形成
されている。突起5aは弾性を有しており、係合溝3a
に係合するようになっている。
転動作に伴って円弧状に移動する調整部4が形成されて
いる。一方、サーフボード2のボトム部分の中央には前
記回転軸3を嵌め込む軸孔5が設けられている。さら
に、サーフボード2のボトム部分において軸孔5の後方
にはガイド溝6が円弧状に設けられている。ガイド溝6
はサーフボード2の前後方向と交差する方向に延びて形
成されている。なお、図3に示すように、回転軸3の先
端付近の外周部には係合溝3aが形成されている。ま
た、軸孔5には係合溝3a側に突出する突起5aが形成
されている。突起5aは弾性を有しており、係合溝3a
に係合するようになっている。
【0020】フィン1の調整部4をサーフボード2のガ
イド溝6に固定する固定手段としてネジ止め機構7が設
けられている。ネジ止め機構7は次のような部材群から
構成される。すなわち図4に示すように、ネジ止め機構
7は、調整部4に設けられたネジ挿入孔8と、ガイド溝
6内にその長さ方向に移動可能に挿入されたスライド板
9と、このスライド板9に設けられたネジ孔10と、ネ
ジ挿入孔8及びネジ孔10に挿入された固定ネジ11
と、ガイド溝6の周縁部に設けられスライド板9をガイ
ド溝6の開口部から飛び出さないように係止する係止部
12とから構成されている。
イド溝6に固定する固定手段としてネジ止め機構7が設
けられている。ネジ止め機構7は次のような部材群から
構成される。すなわち図4に示すように、ネジ止め機構
7は、調整部4に設けられたネジ挿入孔8と、ガイド溝
6内にその長さ方向に移動可能に挿入されたスライド板
9と、このスライド板9に設けられたネジ孔10と、ネ
ジ挿入孔8及びネジ孔10に挿入された固定ネジ11
と、ガイド溝6の周縁部に設けられスライド板9をガイ
ド溝6の開口部から飛び出さないように係止する係止部
12とから構成されている。
【0021】[作用効果]以上のような構成を有する第
1の実施の形態においては、回転軸3を軸孔5に差し込
むと係合溝3aに突起5aが係合し、回転軸3が中心と
なってフィン1をサーフボード2の前後方向に対して左
右に回動させることができる。これによりフィン1の取
付角度を希望する角度に変えることができる。この時、
調整部4のネジ挿入孔8にサーフボード2に向かって固
定ネジ11を差し込み、その先端をスライド板9のネジ
孔10に軽くネジ込む。このような状態でフィン1の回
転動作に伴って調整部4が移動すると、スライド板9が
サーフボード2のガイド溝6に沿って移動する。このた
め、フィン1は円弧状のガイド溝6に沿って確実に回転
することができる。そして、フィン1が所望の角度とな
るように位置決めした状態で、固定ネジ11を締め、ス
ライド板9のネジ孔10に強くネジ込む。このようにす
るとフィン1側の調整部4とガイド溝6内のスライド板
9とが係止部12を挟持する。したがって、フィン1を
サーフボード2に対し強固に固定することができる。
1の実施の形態においては、回転軸3を軸孔5に差し込
むと係合溝3aに突起5aが係合し、回転軸3が中心と
なってフィン1をサーフボード2の前後方向に対して左
右に回動させることができる。これによりフィン1の取
付角度を希望する角度に変えることができる。この時、
調整部4のネジ挿入孔8にサーフボード2に向かって固
定ネジ11を差し込み、その先端をスライド板9のネジ
孔10に軽くネジ込む。このような状態でフィン1の回
転動作に伴って調整部4が移動すると、スライド板9が
サーフボード2のガイド溝6に沿って移動する。このた
め、フィン1は円弧状のガイド溝6に沿って確実に回転
することができる。そして、フィン1が所望の角度とな
るように位置決めした状態で、固定ネジ11を締め、ス
ライド板9のネジ孔10に強くネジ込む。このようにす
るとフィン1側の調整部4とガイド溝6内のスライド板
9とが係止部12を挟持する。したがって、フィン1を
サーフボード2に対し強固に固定することができる。
【0022】このような第1の実施の形態によれば、サ
ーフボード2に対するフィン1の取付角度を適宜変更す
ることによってサーフボード2の性能を調整することが
できる。したがって、単一のサーフボード2だけで様々
な用途やユーザーの技能や好みに対応できる。また、使
用水面のコンディションが変化してもこれに簡単に応じ
ることができる。このため、ユーザーは種類の異なるフ
ィン1を何種類も揃える必要がなくなり、経済的負担は
軽くて済む。
ーフボード2に対するフィン1の取付角度を適宜変更す
ることによってサーフボード2の性能を調整することが
できる。したがって、単一のサーフボード2だけで様々
な用途やユーザーの技能や好みに対応できる。また、使
用水面のコンディションが変化してもこれに簡単に応じ
ることができる。このため、ユーザーは種類の異なるフ
ィン1を何種類も揃える必要がなくなり、経済的負担は
軽くて済む。
【0023】(2)第2の実施の形態 [構成]第2の実施の形態は請求項4,5を包含してお
り、図5は第2の実施の形態の要部拡大断面図を示して
いる。第2の実施の形態の特徴はネジ止め機構の構成に
ある。すなわち、第2の実施の形態に係るネジ止め機構
13には、ガイド溝6内にその長さ方向に移動可能にス
ライド板14が挿入されている。このスライド板14に
はスライド板14と一体的に固定ネジ15が設けられて
いる。固定ネジ15はガイド溝6からサーフボード2表
面に向って突出するようになってい。また、固定ネジ1
5の先端にはナット16がネジ込まれるようになってい
る。さらに、スライド板14と係止部12との接触面に
は互いに噛み合う鋸歯状の凹凸部17が形成されてい
る。なお、スライド板14をガイド溝6の開口部から飛
び出さないように係止する係止部12と、調整部4に設
けられたネジ挿入孔8とは前記ネジ止め機構7と同様で
ある。
り、図5は第2の実施の形態の要部拡大断面図を示して
いる。第2の実施の形態の特徴はネジ止め機構の構成に
ある。すなわち、第2の実施の形態に係るネジ止め機構
13には、ガイド溝6内にその長さ方向に移動可能にス
ライド板14が挿入されている。このスライド板14に
はスライド板14と一体的に固定ネジ15が設けられて
いる。固定ネジ15はガイド溝6からサーフボード2表
面に向って突出するようになってい。また、固定ネジ1
5の先端にはナット16がネジ込まれるようになってい
る。さらに、スライド板14と係止部12との接触面に
は互いに噛み合う鋸歯状の凹凸部17が形成されてい
る。なお、スライド板14をガイド溝6の開口部から飛
び出さないように係止する係止部12と、調整部4に設
けられたネジ挿入孔8とは前記ネジ止め機構7と同様で
ある。
【0024】[作用効果]このような第2の実施の形態
には前記第1の実施の形態に加えて次のような作用効果
がある。すなわち、第2の実施の形態において、フィン
1を回動させる場合、調整部4のネジ挿入孔8にサーフ
ボード2表面から突出している固定ネジ11を差し込
み、その先端にナット16を軽くネジ込んだ状態で行
う。この状態でフィン1の回転動作に伴って調整部4が
移動すると、スライド板14がサーフボード2のガイド
溝6に沿って移動するため、フィン1は確実に円弧状に
回転することができる。そして、フィン1が所望の角度
となるように位置決めした後、ナット16を強く締める
ことにより、調整部4及びスライド板14にて係止部1
2を挟持しフィン1をサーフボード2に強固に固定でき
る。しかも、鋸歯状の凹凸部17が噛み合っているた
め、ナット16の締付け作業を行っている途中で調整部
4の位置ずれが起きる心配がない。
には前記第1の実施の形態に加えて次のような作用効果
がある。すなわち、第2の実施の形態において、フィン
1を回動させる場合、調整部4のネジ挿入孔8にサーフ
ボード2表面から突出している固定ネジ11を差し込
み、その先端にナット16を軽くネジ込んだ状態で行
う。この状態でフィン1の回転動作に伴って調整部4が
移動すると、スライド板14がサーフボード2のガイド
溝6に沿って移動するため、フィン1は確実に円弧状に
回転することができる。そして、フィン1が所望の角度
となるように位置決めした後、ナット16を強く締める
ことにより、調整部4及びスライド板14にて係止部1
2を挟持しフィン1をサーフボード2に強固に固定でき
る。しかも、鋸歯状の凹凸部17が噛み合っているた
め、ナット16の締付け作業を行っている途中で調整部
4の位置ずれが起きる心配がない。
【0025】(3)第3の実施の形態 [構成]第3の実施の形態は請求項6に対応しており、
図6は第3の実施の形態の構成図は側面図を示してい
る。第3の実施の形態の構成上の特徴は、調整部4に代
えてフィン1の後端部にサーフボード2表面に対して垂
直な軸部材18が配置され、サーフボード2側のガイド
溝6に代えて軸部材18を嵌め込むための調整用孔19
が円弧状に複数配置された点にある。
図6は第3の実施の形態の構成図は側面図を示してい
る。第3の実施の形態の構成上の特徴は、調整部4に代
えてフィン1の後端部にサーフボード2表面に対して垂
直な軸部材18が配置され、サーフボード2側のガイド
溝6に代えて軸部材18を嵌め込むための調整用孔19
が円弧状に複数配置された点にある。
【0026】[作用効果]このような第3の実施の形態
によれば、フィン1の取付角度を所望の角度に変える場
合、回転軸3を中心としてフィン1を回転させながら、
いずれか1つの調整用孔19に選択的に軸部材18を挿
入することで、フィン1の角度変更を実現することがで
きる。したがって、調整用孔19の間隔をあらかじめ調
節しておけばフィン1の取付角度変更を高い精度で実施
することができる。
によれば、フィン1の取付角度を所望の角度に変える場
合、回転軸3を中心としてフィン1を回転させながら、
いずれか1つの調整用孔19に選択的に軸部材18を挿
入することで、フィン1の角度変更を実現することがで
きる。したがって、調整用孔19の間隔をあらかじめ調
節しておけばフィン1の取付角度変更を高い精度で実施
することができる。
【0027】(4)第4の実施の形態 [構成]第4の実施の形態は請求項7,8を包含してお
り、図7は第4の実施の形態の要部平面図、図8は第4
の実施の形態の要部拡大断面図を示している。第4の実
施の形態において、サーフボード2に対するフィン1の
取付縁部には円盤状の回転板20が設けられている。一
方、サーフボード2の表面には回転板20を回転可能に
嵌め込む凹部21が形成されている。また、回転板20
と凹部21との接触面に互いに噛み合う鋸歯状の凹凸部
22が形成されている。なお、第4の実施の形態ではフ
ィン1の固定手段として、凹部21には回転板20の外
周部に当接してその回転を規制するネジ止め部材23が
等間隔に複数配置されている。
り、図7は第4の実施の形態の要部平面図、図8は第4
の実施の形態の要部拡大断面図を示している。第4の実
施の形態において、サーフボード2に対するフィン1の
取付縁部には円盤状の回転板20が設けられている。一
方、サーフボード2の表面には回転板20を回転可能に
嵌め込む凹部21が形成されている。また、回転板20
と凹部21との接触面に互いに噛み合う鋸歯状の凹凸部
22が形成されている。なお、第4の実施の形態ではフ
ィン1の固定手段として、凹部21には回転板20の外
周部に当接してその回転を規制するネジ止め部材23が
等間隔に複数配置されている。
【0028】[作用効果]このような第4の実施の形態
によれば、回転板20と凹部21といった極めて簡単な
構成によりフィン1の回転動作を行うことができる。ま
た、ネジ止め部材23を締めることでフィン1をサーフ
ボード2に確実に固定することができる。さらに、回転
板20が凹部21内を回転する際、鋸歯状の凹凸部22
が噛み合うため、回転板20の位置ずれが起き難くなる
という利点がある。
によれば、回転板20と凹部21といった極めて簡単な
構成によりフィン1の回転動作を行うことができる。ま
た、ネジ止め部材23を締めることでフィン1をサーフ
ボード2に確実に固定することができる。さらに、回転
板20が凹部21内を回転する際、鋸歯状の凹凸部22
が噛み合うため、回転板20の位置ずれが起き難くなる
という利点がある。
【0029】(5)第5の実施の形態 [構成]第5の実施の形態は請求項9に対応しており、
図9(a),(b)は第5の実施の形態における要部の
側面図である。第5の実施の形態の特徴は、フィン1が
マリンボード2に対し着脱自在に配置された点にある。
より詳しくは、図9に示すように、マリンボード2側に
はネジ部材24がネジ込まれており、このネジ部材24
の先端部にはネジ部材24の軸部分よりも径の大きい係
合部25が形成されている。一方、フィン1の前端部に
はドラム状の保持部材26が配置されている。保持部材
26の側面には十字穴(図示せず)が形成されており、
ここをプラスドライバーで回すことにより図中矢印方向
に回転するように構成されている。また、保持部材26
には前記係合部25が挿入可能な切欠き26aが形成さ
れると共に、この切欠き26aに連続して保持部材26
の円周方向にネジ部材24が通過可能なガイド溝26b
が設けられている。さらに、ガイド溝26bの端部には
前記係合部25を保持する保持部26cが形成されてい
る。
図9(a),(b)は第5の実施の形態における要部の
側面図である。第5の実施の形態の特徴は、フィン1が
マリンボード2に対し着脱自在に配置された点にある。
より詳しくは、図9に示すように、マリンボード2側に
はネジ部材24がネジ込まれており、このネジ部材24
の先端部にはネジ部材24の軸部分よりも径の大きい係
合部25が形成されている。一方、フィン1の前端部に
はドラム状の保持部材26が配置されている。保持部材
26の側面には十字穴(図示せず)が形成されており、
ここをプラスドライバーで回すことにより図中矢印方向
に回転するように構成されている。また、保持部材26
には前記係合部25が挿入可能な切欠き26aが形成さ
れると共に、この切欠き26aに連続して保持部材26
の円周方向にネジ部材24が通過可能なガイド溝26b
が設けられている。さらに、ガイド溝26bの端部には
前記係合部25を保持する保持部26cが形成されてい
る。
【0030】[作用効果]このような第5の実施の形態
においては、サーフボード2にフィン1を取付ける場
合、ネジ部材24の係合部25に保持部材26の切欠き
26aを挿入し、側面の十字穴(図示せず)をプラスド
ライバーで回して保持部材26を回転させる。このとき
ガイド溝26bをネジ部材24の軸部分が通過し、最終
的に保持部26cが係合部25を保持する(図9の
(a)から(b)へ)。反対に、サーフボード2からフ
ィン1を取外す場合には、側面の十字穴(図示せず)を
プラスドライバーで回して保持部材26を回転させ、ガ
イド溝26bをネジ部材24の軸部分が通過していき、
切欠き26aに係合部25が位置する(図9の(b)か
ら(a)へ)。この時点でネジ部材24から保持部材2
6を引き抜き、サーフボード2からフィン1全体を外す
ことができる。このようにして第5の実施の形態では、
フィン1の取付角度の変更とフィン1の取付数や取付位
置の変更と両方を実施することができる。これにより、
サーフボード2の性能をいっそうきめ細かく調整するこ
とが可能となる。
においては、サーフボード2にフィン1を取付ける場
合、ネジ部材24の係合部25に保持部材26の切欠き
26aを挿入し、側面の十字穴(図示せず)をプラスド
ライバーで回して保持部材26を回転させる。このとき
ガイド溝26bをネジ部材24の軸部分が通過し、最終
的に保持部26cが係合部25を保持する(図9の
(a)から(b)へ)。反対に、サーフボード2からフ
ィン1を取外す場合には、側面の十字穴(図示せず)を
プラスドライバーで回して保持部材26を回転させ、ガ
イド溝26bをネジ部材24の軸部分が通過していき、
切欠き26aに係合部25が位置する(図9の(b)か
ら(a)へ)。この時点でネジ部材24から保持部材2
6を引き抜き、サーフボード2からフィン1全体を外す
ことができる。このようにして第5の実施の形態では、
フィン1の取付角度の変更とフィン1の取付数や取付位
置の変更と両方を実施することができる。これにより、
サーフボード2の性能をいっそうきめ細かく調整するこ
とが可能となる。
【0031】(6)他の実施の形態 なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではな
く、他にも本発明の範囲内で適宜変更可能である。上記
の実施の形態ではフィン1が一枚として説明している
が、フィン1の枚数は適宜変更可能であり、具体的には
図10に示すように3枚のフィン1を全て角度調節可能
となるように構成した実施の形態も包含する。また、本
発明はサーフボードだけではなく、サーフボードやウイ
ンドサーフィンボード、あるいはボディボードなど、マ
リンスポーツに使用するマリンボード全てに適用するこ
とが可能である。
く、他にも本発明の範囲内で適宜変更可能である。上記
の実施の形態ではフィン1が一枚として説明している
が、フィン1の枚数は適宜変更可能であり、具体的には
図10に示すように3枚のフィン1を全て角度調節可能
となるように構成した実施の形態も包含する。また、本
発明はサーフボードだけではなく、サーフボードやウイ
ンドサーフィンボード、あるいはボディボードなど、マ
リンスポーツに使用するマリンボード全てに適用するこ
とが可能である。
【0032】また、構成部材の材質や配置数及び配置箇
所等は適宜選択可能であり、例えば、フィン1に取付け
られる回転軸3はフィン1の前端部でなくともフィン1
の中央部であっても良いし、後端部であっても良い。さ
らに、回転軸3及び軸孔5、あるいは回転板20及び凹
部21は一方がフィン1、他方がサーフボード2にあれ
ば良く、回転軸3や回転板20がサーフボード2側にあ
り、軸孔5や凹部21がフィン1側にあっても構わな
い。また、フィン1の固定手段の構成や設置数なども適
宜選択可能である。さらに、上記の実施の形態ではフィ
ン1の回転軸をサーフボード2に垂直な軸としている
が、サーフボード2の前後方向に延びる軸であるフィン
1の取付縁部を回転軸として、ファン1をサーフボード
2に対して折り畳むように回転させても良い。
所等は適宜選択可能であり、例えば、フィン1に取付け
られる回転軸3はフィン1の前端部でなくともフィン1
の中央部であっても良いし、後端部であっても良い。さ
らに、回転軸3及び軸孔5、あるいは回転板20及び凹
部21は一方がフィン1、他方がサーフボード2にあれ
ば良く、回転軸3や回転板20がサーフボード2側にあ
り、軸孔5や凹部21がフィン1側にあっても構わな
い。また、フィン1の固定手段の構成や設置数なども適
宜選択可能である。さらに、上記の実施の形態ではフィ
ン1の回転軸をサーフボード2に垂直な軸としている
が、サーフボード2の前後方向に延びる軸であるフィン
1の取付縁部を回転軸として、ファン1をサーフボード
2に対して折り畳むように回転させても良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明のマリンボー
ド用のフィン取付構造によれば、フィンをマリンボード
に回転自在に取付け、このフィンをマリンボードに固定
する固定手段を備えるといった極めて簡単な構成によ
り、ボードに対するフィンの取付角度を適宜変更してボ
ードの性能を調整することができ、フィンを複数種類用
意する必要がないユーザーの経済的負担を軽くすること
ができる。
ド用のフィン取付構造によれば、フィンをマリンボード
に回転自在に取付け、このフィンをマリンボードに固定
する固定手段を備えるといった極めて簡単な構成によ
り、ボードに対するフィンの取付角度を適宜変更してボ
ードの性能を調整することができ、フィンを複数種類用
意する必要がないユーザーの経済的負担を軽くすること
ができる。
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の斜視図。
【図2】第1の実施の形態におけるフィンの側面図。
【図3】第1の実施の形態における回転軸及び軸孔の側
面断面図。
面断面図。
【図4】第1の実施の形態の要部拡大断面図。
【図5】本発明に係る第2の実施の形態の要部拡大断面
図。
図。
【図6】本発明に係る第3の実施の形態の構成図。
【図7】本発明に係る第4の実施の形態の要部平面図。
【図8】第4の実施の形態の要部拡大断面図。
【図9】本発明に係る第5の実施の形態の要部側面図で
あり、(a)はフィンの取付状態、(b)はフィンの取
外し可能状態を示す。
あり、(a)はフィンの取付状態、(b)はフィンの取
外し可能状態を示す。
【図10】本発明に係る他の実施の形態の斜視図。
1…フィン 2…マリンボード 3…回転軸 4…調整部 5…軸孔 6…ガイド溝 7,13…ネジ止め機構 8…ネジ挿入孔 9,14…スライド板 10…ネジ孔 11,15…固定ネジ 12…係止部 16…ナット 17,22…凹凸部 18…軸部材 19…調整用孔 20…回転板 21…凹部 23…ネジ止め部材 24…ネジ部材 25…係合部 26…保持部材 26a…切欠き 26b…ガイド溝 26c…保持部
Claims (9)
- 【請求項1】 マリンボードにフィンを取付けるための
マリンボード用フィンの取付構造において、 前記フィンは前記マリンボードに対して回転自在に取付
けられ、 前記フィンを前記マリンボードに固定する固定手段が設
けられたことを特徴とするマリンボード用フィンの取付
構造。 - 【請求項2】 前記フィンの前端部及び後端部の少なく
とも一方には該フィンの回転動作に伴って移動する調整
部が形成され、 前記マリンボードには該マリンボードの前後方向と交差
する方向に延びて前記調整部をガイドするガイド溝が設
けられたことを特徴とする請求項1記載のマリンボード
用フィンの取付構造。 - 【請求項3】 前記固定手段として前記調整部を前記ガ
イド溝に固定するネジ止め機構が設けられ、 前記ネジ止め機構は、前記調整部に設けられたネジ挿入
孔と、前記ガイド溝内にその長さ方向に移動可能に挿入
されたスライド板と、このスライド板に設けられたネジ
孔と、前記ネジ挿入孔及び前記ネジ孔に挿入された固定
ネジと、前記ガイド溝の周縁部に設けられ前記スライド
板を前記ガイド溝の開口部から飛び出さないように係止
する係止部とから構成されたことを特徴とする請求項2
記載のマリンボード用フィンの取付構造。 - 【請求項4】 前記固定手段として前記調整部を前記ガ
イド溝に固定するネジ止め機構が設けられ、前記ネジ止
め機構は、前記ガイド溝内にその長さ方向に移動可能に
挿入されたスライド板と、このスライド板と一体に設け
られ先端が前記マリンボード表面に突出した固定ネジ
と、前記ガイド溝の周縁部に設けられ前記スライド板を
前記ガイド溝の開口部から飛び出さないように係止する
係止部と、前記調整部に設けられたネジ挿入孔と、前記
固定ネジの先端にネジ込むためのナットとから構成され
たことを特徴とする請求項2記載のマリンボード用フィ
ンの取付構造。 - 【請求項5】 前記スライド板と前記係止部との接触面
には互いに噛み合う鋸歯状の凹凸部が形成されたことを
特徴とする請求項3または4記載のマリンボード用フィ
ンの取付構造。 - 【請求項6】 前記フィンの前後方向の端部には前記マ
リンボード表面に対して垂直な軸部材が設けられ、 前記マリンボードには前記軸部材を嵌め込む調整用孔が
複数形成されたことを特徴とする請求項1、2、3、4
または5記載のマリンボード用フィンの取付構造。 - 【請求項7】 前記フィン及び前記マリンボードのう
ち、一方には円盤状の回転板が設けられ、他方には前記
回転板を回転可能に嵌め込む凹部が形成されたことを特
徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載のマリ
ンボード用フィンの取付構造。 - 【請求項8】 前記回転板と前記凹部との接触面には互
いに噛み合う鋸歯状の凹凸部が形成されたことを特徴と
する請求項7記載のマリンボード用フィンの取付構造。 - 【請求項9】 前記フィンが前記マリンボードに対し着
脱自在に配置されたことを特徴とする請求項1、2、
3、4、5、6、7または8記載のマリンボード用フィ
ンの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001060291A JP2002264888A (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | マリンボード用フィンの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001060291A JP2002264888A (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | マリンボード用フィンの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002264888A true JP2002264888A (ja) | 2002-09-18 |
Family
ID=18919734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001060291A Pending JP2002264888A (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | マリンボード用フィンの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002264888A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009011066A1 (ja) * | 2007-07-19 | 2009-01-22 | Tomitech Kk | フィンの取り付け構造及びフィン |
WO2009013793A1 (ja) * | 2007-07-20 | 2009-01-29 | Tomitech Kk | フィンの取り付け構造 |
WO2020073402A1 (zh) * | 2018-10-10 | 2020-04-16 | 丁小荣 | 一种尾舵及包含该尾舵的水上装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS481697U (ja) * | 1971-05-29 | 1973-01-10 | ||
JPS4912697U (ja) * | 1972-05-12 | 1974-02-02 | ||
JPS63103668U (ja) * | 1986-12-25 | 1988-07-05 | ||
JPH06255575A (ja) * | 1992-03-09 | 1994-09-13 | Ami Jiro | サーフフィンの取付構造 |
-
2001
- 2001-03-05 JP JP2001060291A patent/JP2002264888A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS481697U (ja) * | 1971-05-29 | 1973-01-10 | ||
JPS4912697U (ja) * | 1972-05-12 | 1974-02-02 | ||
JPS63103668U (ja) * | 1986-12-25 | 1988-07-05 | ||
JPH06255575A (ja) * | 1992-03-09 | 1994-09-13 | Ami Jiro | サーフフィンの取付構造 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009011066A1 (ja) * | 2007-07-19 | 2009-01-22 | Tomitech Kk | フィンの取り付け構造及びフィン |
WO2009013793A1 (ja) * | 2007-07-20 | 2009-01-29 | Tomitech Kk | フィンの取り付け構造 |
US8393928B2 (en) | 2007-07-20 | 2013-03-12 | Katsuyoshi Kumano | Fin attachment structure |
WO2020073402A1 (zh) * | 2018-10-10 | 2020-04-16 | 丁小荣 | 一种尾舵及包含该尾舵的水上装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007223133A (ja) | 携帯用切断機 | |
JP2000024833A (ja) | 切断工具 | |
JP2002264888A (ja) | マリンボード用フィンの取付構造 | |
US6840532B2 (en) | Snowboard binding | |
JP6728609B2 (ja) | 楽器用キャリア | |
JP2001062160A (ja) | ラジコン送信機 | |
KR100456915B1 (ko) | 낚시용 릴 | |
US5568758A (en) | Compound miter jig apparatus | |
US7374489B2 (en) | Steering wheel adapted for connection to finger dial of RC control unit | |
US20090271993A1 (en) | Drywall cutting apparatus | |
JP3945421B2 (ja) | 刈込機 | |
KR20200002512U (ko) | 낚싯줄 교체장치 | |
JP3960838B2 (ja) | 操作用ケーブル固定構造 | |
JP2922537B2 (ja) | 骨の固定装置 | |
JP2595927Y2 (ja) | ボウリングボールの指入れ穴の調整具 | |
JPH07222394A (ja) | モータの固定装置 | |
KR100337258B1 (ko) | 볼링용 손목보호대의 각도 조절장치 | |
JPH048652Y2 (ja) | ||
JP2000309001A (ja) | 丸 鋸 | |
JP2002233942A (ja) | ベルトサンダ | |
JP3036829U (ja) | テールロータ不要のヘリコプター玩具 | |
JPH0326593Y2 (ja) | ||
JPH11103735A (ja) | 魚釣用リ−ル | |
JP2595120Y2 (ja) | 作用点の微調整機能付カム | |
KR960005251Y1 (ko) | 관리기의 와이어홀더구조 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080305 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100611 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100615 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101102 |