JP6728609B2 - 楽器用キャリア - Google Patents

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Description

本発明は、演奏者の前方で楽器を支持する楽器用キャリアに関する。
従来、パレードやショー等において、マーチングドラム等の楽器を演奏者の前方で支持する楽器用キャリアが使用されている。
このような楽器用キャリアは、演奏者の腹部に当接される腹当て部材と、腹当て部材の正面側に固定された一対のロッドクランプと、一対のロッドと、を有する(例えば、特許文献1参照。)。
ロッドは、ねじを締結されることでロッドクランプ内に固定される。また、ねじを締結することで、ロッドの高さ及び回転方向の位置を規制することができる。
上記構成とされた楽器用キャリアを用いて、楽器を支持する場合、例えば、楽器にロッド装着機構を装着し、ロッド装着機構に設けられた一対のロッド挿入穴にロッドをそれぞれ挿入することで、楽器を支持する。
特開2003−5745号公報
ところで、楽器用キャリアを用いて楽器を支持する場合、以下の処理を行う。
初めに、ねじをゆるめてロッドクランプに対してロッドを移動可能な状態とする。次いで、ロッド装着機構に設けられたロッド挿入穴に挿入可能なように、一対のロッドの高さ及び/または回転方向の位置(言い換えれば、開き具合)を調整する。その後、ねじを締めることで、ロッドクランプに対するロッドの位置を規制する。
楽器用キャリアを用いて楽器を支持する場合、楽器を演奏する前に、上記処理を毎回行う必要があるため、非常に煩雑であった。
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、調整後のロッドの高さ及び/または回転方向の位置を容易に再現することの可能な楽器用キャリアを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の一観点によれば、楽器が取り付けられるロッドを有する楽器用キャリアにおいて、キャリア本体部と前記ロッドを移動可能な状態と前記ロッドが固定された状態とのどちらかが選択的にとれるロッドクランプと、前記楽器の取付位置を設定するために、前記ロッドに取付けられるロッド位置規制部材と、を備え、前記ロッド位置規制部材は、前記楽器の取付位置を設定するため、前記ロッドに対して移動可能な状態と前記ロッドに対して固定された状態とのどちらかが選択的にとれる構成とされており、前記ロッドクランプは、前記キャリア本体部に対して固定可能に構成され、前記ロッドの所定位置に前記ロッド位置規制部材が固定された状態で、前記ロッドクランプの固定を解除することで、前記ロッド位置規制部材が規定する範囲内で前記ロッドの移動および回動が可能となるとともに、前記ロッド位置規制部材に対する前記ロッドクランプまたは前記キャリア本体部との当接から前記ロッド位置規制部材によって前記ロッドクランプを再度固定する際に、前記楽器の取付位置が前記所定位置に位置決め可能であることを特徴とする楽器用キャリアが提供される。
本発明の一観点の楽器用キャリアは、ロッド位置規制部材を含むことで、楽器を支持するためのロッドの位置決め後(具体的には、ロッドの高さ及び/またはロッドの回転方向の位置決め後)、位置決めされたロッドにロッド位置規制部材を固定することが可能となる。
これにより、例えば、ロッドにロッド位置規制部材を固定した状態において、位置決め
された所定位置からロッドの高さ及び/またはロッドの回転方向の位置を変えた場合でも、位置決め後のロッドの高さ及び/またはロッドの回転方向の所定位置を容易に再現することができる。
上記楽器用キャリアにおいて、前記キャリア本体部は、演奏者の腹に当接される腹当て部材を有し、前記ロッドクランプは、前記腹当て部材の正面側に固定されており、第1締結部材を緩めたときに前記ロッドを移動可能にするとともに、前記第1締結部材を締めたときに前記ロッドを固定し、前記ロッド位置規制部材は、前記ロッドクランプと接触するように、前記ロッドに固定してもよい。
このように、ロッドクランプと接触するように、ロッドにロッド位置規制部材を固定することで、腹当て部材に固定されたロッドクランプの位置を高さ方向の基準位置とすることが可能となるので、位置決め後のロッドの高さを容易に再現することができる。
上記楽器用キャリアにおいて、前記ロッド位置規制部材は、前記ロッド対して着脱可能とするとともに、第2の締結部材を有し、前記ロッドに装着された状態で該第2の締結部材を締めることで前記ロッドに対して固定状態とする一方、前記第2の締結部材を緩めたときに前記ロッドに対して移動可能とするとともに着脱可能であってもよい。
このように、ロッド対して着脱可能な第2の締結部材をロッド位置規制部材が有することで、ロッドに対してロッド位置規制部材を容易に着脱することができる。
上記楽器用キャリアにおいて、前記ロッドの回動時において、前記ロッドに対して相対的に変位する変位部材と、前記ロッド位置規制部材と、のどちらか一方の部材に設けられた突出部を有し、前記突出部は、前記ロッドの回転時において、前記変位部材及び前記ロッド位置規制部材のうち、前記突出部が設けられていない他方の部材に当接することで、前記ロッドの回動を規制してもよい。
このように、ロッドの回転時において、変位部材及びロッド位置規制部材のうち、突出部が設けられていない他方の部材に突出部を当接することで、当接させた位置を位置決め後のロッドの回転方向の位置にすることが可能となるので、ロッドの回転方向の位置を容易に位置決め後のロッドの回転方向の位置に再現することができる。
上記楽器用キャリアにおいて、前記ロッドに固定された前記ロッド位置規制部材は、前記ロッドの回動時に前記変位部材と当接されない範囲で回転可能であってもよい。
このような構成とすることで、楽器用キャリアを使用しない場合において、腹当て部材の中央部側に、ロッド位置規制部材が固定されたロッドを回転させて、ロッドが閉じた状態にすることが可能となる。これにより、楽器用キャリアの収納に必要なスペースを小さくすることができる。
また、ロッド位置規制部材がロッドに固定された状態で収納された後、楽器用キャリアを使用する場合において、ロッドの回転方向の位置を容易に位置決め後のロッドの回転方向の位置にすることができる。
上記楽器用キャリアにおいて、前記変位部材は、前記腹当て部材或いは前記ロッドクランプであってもよい。
このように、変位部材として、腹当て部材或いはロッドクランプを用いることで、ロッド位置規制部材を十分に機能させることができる。
本発明によれば、調整後のロッドの高さ及び/または回転方向の位置を容易に再現することができる。
本発明の実施の形態に係る楽器用キャリアの斜視図である。 図1に示す楽器用キャリアの正面図である。 図1に示す楽器用キャリアの背面図である。 図2に示す楽器用キャリアの側面図である。 図4に示す楽器用キャリアの一部を拡大した側面図である。 図2に示すスライド部材の正面図である。 図4に示す楽器用キャリアを痩せた体型の演奏者が装着した状態を模式的に示す側面図である。 図4に示す楽器用キャリアを太った体型の演奏者が装着した状態を模式的に示す側面図である。 図1に示すロッド位置規制部材の斜視図である。 図9に示すロッド位置規制部材の側面図である。 本実施の形態の第1変形例に係るロッド位置規制部材及びロッドクランプを示す平面図である。 図11に示すロッド位置規制部材及びロッドクランプの他の使用方法を説明するための平面図である。 本実施の形態の第2変形例に係るロッド位置規制部材を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、本発明の実施の形態の構成を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや厚さや寸法等は、実際の楽器用キャリアの寸法関係とは異なる場合がある。
なお、下記実施の形態において、上及び下等の方向は、特に説明がない場合、演奏者が楽器用キャリアを装着して立った状態を基準としたときの方向を示している。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る楽器用キャリアの斜視図である。図2は、図1に示す楽器用キャリアの正面図である。図3は、図1に示す楽器用キャリアの背面図である。図4は、図2に示す楽器用キャリアの側面図である。図2〜図4において、図1に示す楽器用キャリア10と同一構成部分には、同一符号を付す。
図1〜図4を参照するに、本実施の形態の楽器用キャリア10は、腹当て部材11と、一対のロッドクランプ12と、一対のロッド14と、連結部材16と、肩当て部材18と、背当て部材19と、複数のワッシャープレート21,26と、ボルト22−1,22−2,22−3,当て板23と、複数のナットプレート24,28と、複数のボルト27と、ロッド位置規制部材29と、を有する。
楽器用キャリア10は、腹当て部材11と、連結部材16と、肩当て部材18と、背当て部材19と、それらを組み付ける部品によって、キャリア本体部を構成する。そして、キャリア本体部に一対のロッドクランプ12によって一対のロッド14が組みつけられる。
腹当て部材11は、腹当て部材本体31と、スライド溝32,33と、を有する。腹当て部材本体31は、演奏者の腹の形状に合わせるようにその側部が湾曲して形成された板状の部材である。腹当て部材本体31の背面31bは、演奏者の腹に当接される。
腹当て部材11は、演奏者の負担を軽減する観点から、軽量の材料(例えば、アルミニウム)で構成することが好ましい。
スライド溝32,33は、腹当て部材本体31の中央部に並行して設けられ、腹当て部材本体31を貫通している。
スライド溝32,33は、連結部材16の延在方向(言い換えれば、演奏者が楽器用キャリア10を装着した状態での高さ方向(上下方向))に延在するように配置されている。
スライド溝32,33の幅は、それぞれボルト52,57の軸部が通過可能な大きさに設定されている。
一対のロッドクランプ12は、腹当て部材本体31の両側部の正面31a下部に配置されている。
ロッドクランプ12は、ロッド収容部35と、突出部36と、ワッシャープレート38と、ボルト39と、を有する。
ロッド収容部35は、ロッド14を挿入可能なロッド挿入穴(貫通穴)を有する。ロッド挿入穴は、ロッド収容部35を貫通する穴である。
突出部36は、隙間を介在させて、対向配置された2枚の板部で構成されている。2枚の板部のうち、腹当て部材本体31の正面31a側と接触する板部は、腹当て部材本体31の背面31b側から2つのねじ37で腹当て部材本体31に固定されている。突出部36は、ロッド収容部35と一体に構成されている。
ボルト39は、ワッシャープレート38を介して、突出部36を構成する2枚の板部に到達するように締結されている。ボルト39を緩めると、2枚の板部間の隙間が広がることで、ロッド挿入穴も広がるため、ロッドクランプ12内をロッド14がロッド挿入穴の延在方向に移動可能な状態となる。
一方、ボルト39を締結すると、2枚の板部の間の隙間が狭くなることで、ロッド挿入穴の径も狭くなるため、ロッド14の位置が規制(言い換えれば、ロッド14の開き具合やロッド14の高さが固定)される。
なお、本発明において、「ロッド14の高さ」とは、楽器用キャリア10の腹当て部材におけるロッドの取付け位置に対してロッド14の一端側の折り曲げられた位置(すなわち、楽器を支持する位置)までの距離のことをいう。
ロッド14は、1本の棒状の部材の一部を折り曲げることでJ字状に構成されたもので、短直棒部14−1と、長直棒部14−2と、短直棒部が長直棒部に対して少し下にくるようにそれらを傾斜して連結する傾斜連結部14−3と、を有する。
ロッド14の一端側の短直棒部14−1で楽器を支持し、他端側の長直棒部14−2で腹当て部材11に連結する機能を有する。ロッド14は、その他端部側の長直棒部14−2がロッドクランプ12のロッド挿入穴に収容された状態でボルト39が締結されることでロッド14が固定され、1対のロッド14の短直棒部14−1間の開き具合や高さが規定される。
例えば、楽器用キャリア10を用いてドラムを支持する場合には、ドラムに装着されたキャリア連結部材(図示せず)に設けられた2つのロッド挿入穴のぞれぞれにロッド14の短直棒部14−1を挿入する。このため、楽器用キャリア10を用いてドラムを支持する場合、ドラムに装着されたキャリア連結部材の2つのロッド挿入穴にロッド14が挿入可能なように、ロッド14の開き具合や位置を調整する必要がある。
なお、図1では、ロッド14の一例として、J形状とされたロッドを例に挙げて図示したが、ロッド14の形状は、支持する楽器に応じて適宜選択することができ、図1に示す形状に限定されない。
図5は、図4に示す楽器用キャリアの一部を拡大した側面図である。図5に示すAは、スライド部62がスライドしたときの肩当て部材本体61の移動方向(以下、「A方向」という)を示している。図5において、図1〜図3に示す楽器用キャリア10と同一構成部分には、同一符号を付す。
なお、図5では、説明の便宜上、一対の第1の湾曲部41−1,42−1、及び第2の湾曲部62−1を断面で図示する。
連結部材16は、一対の板部材41,42と、複数のスペーサ44と、複数のワッシャープレート46,51,56と、複数のボルト47,52,57と、複数のナットプレート49,54と、当て板53と、を有する。
板部材41は、腹当て部材11と肩当て部材18の間に延在する平板状部材であり、腹当て部材11から離間するにつれて幅が細くなる形状とされている。板部材41は、肩当て部材18側に位置する上端部を構成する第1の湾曲部41−1を有する。
第1の湾曲部41−1は、板部材41の上端部側の一部を湾曲させることで形成される部材である。第1の湾曲部41−1の正面及び背面は、平坦な面とされている。第1の湾曲部41−1の形状は、演奏者が楽器用キャリア10を装着した状態において、演奏者の胸から離間する方向に突出し、演奏者側には凹部が形成される形状とされている。
板部材41は、下端部側には複数のボルト52,57が貫通する穴(図示せず)設けられ、その穴の位置が少なくともスライド溝32,33の一部と一致するように、かつ腹当て部本体31の正面31aの中央部と接触するように配置されている。板部材41は、上下方向に延在している。板部材41の一部は、腹当て部材11の上方に突出している。
板部材42は、上述した板部材41と同様な構成とされた部材であり、その上端部側の一部を湾曲させることで第1の湾曲部42−1を有する。板部材42は、腹当て部材11の背面側に、第1の湾曲部42−1が第1の湾曲部41−1と対向するように板部材41と対向して配置されている。
板状部材41,42の材料としては、例えば、軽量な金属であるアルミニウムを例示することができる。
複数のスペーサ44は、腹当て部11から突出した板部材41,42の対向する面の間に配置されている。複数のスペーサ44は、それぞれボルト47を挿入させることの可能な貫通穴を有する。複数のスペーサ44の形状は、例えば、筒形状にすることができる。
複数のスペーサ44は、その高さによって板部材41,42の対向させた面の間隔を所定の間隔に保つ機能を有する。
複数のスペーサ44の高さは、例えば、腹当て部材本体31の厚さ、及び肩当て部材18を構成する後述するスライド部材62の厚さよりも少し大きい値となるように設定するとよい。
これにより、板部材41,42の下端部の間に配置される腹当て部材11がスライド可能な隙間、及び第1の湾曲部41−1,42−1の間に配置されるスライド部材62の第2の湾曲部62−1がスライド可能な隙間が形成される。
複数のボルト47は、ワッシャープレート46、及びスペーサ44を貫通し、板部材42の背面に配置されたナットプレート49に螺合されている。これにより、板部材41,42が固定されている。
なお、本実施の形態では、一例として、スペーサ44、ワッシャープレート46、ボルト47、及びナットプレート49をそれぞれ4つ用いた場合を例に挙げて説明したが、スペーサ44、ワッシャープレート46、ボルト47、及びナットプレート49の数は、適宜選択することができ、4つに限定されない。
ボルト52は、ワッシャープレート51、スライド溝32、板部材42の背面に配置された当て板53を貫通している。
ボルト57は、ワッシャープレート56、スライド溝33、板部材42の背面に配置された当て板53を貫通している。それぞれのボルト52,57は、ナットプレート54に螺合されている。
また、並行するスライド溝32,33のそれぞれに対して、互いに異なる位置で2つのボルト(ボルト52が2つまたはボルト57が2つ)のそれぞれの軸部を通すことで、スライド溝32,33の延在方向に対して、連結部材16が傾斜することなく、スライド溝32,33の延在方向に沿うように、連結部材16をスライドさせることが可能となる。
これにより、楽器用キャリア10を装着した演奏者の腹に対して、容易に腹当て部材11を当接するように高さを調整することができる。
また、板状とされた腹当て部材本体31は、板部材41,42間に配置され、ボルト52,57を締めることで位置を保持する一方、ボルト52,57を緩めるだけで腹当て部材本体31と板部材41,42を分解・分離されることなく、位置をずらすことで、腹当て部材本体31に対する板部材41,42との位置関係を調整できる。
このため、板部材41,42に対して腹当て部材本体31がスライド溝32,33の延在方向にスライドすることで容易に調整できる。
また、腹当て部材本体31の正面31aと板部材41の背面とが面接触するとともに、腹当て部材本体31の背面31bと板部材42の正面とが面接触するように挟持して位置関係を保持することで、一面のみで面接触してスライドする場合と比較して、抵抗を大きくすることが可能となる。これにより、演奏時に楽器用キャリアが演奏者の体からずれることを抑制できる。
肩当て部材18は、一対の肩当て部材本体61と、スライド部材62と、複数のワッシャープレート64と、複数のボルト65と、複数のナット66と、を有する。
肩当て部材本体61は、例えば、板材を湾曲させることで形成される。肩当て部材本体61は、先に説明した第1の湾曲部41−1,42−1の湾曲よりも大きく湾曲した形状とされている。楽器用キャリア10の軽量化の観点から、肩当て部材本体61の材料としては、例えば、アルミニウムを用いることができる。
図6は、図2に示すスライド部材の正面図である。図6において、図1〜図5に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
スライド部材62は、U字形状とされた板状の部材であるスライド部材本体81と、スライド溝82〜84と、ボルト穴85と、を有する。
スライド部材62は、その下部に第1の湾曲部41−1,42−1の湾曲形状に対応した形状を有する第2の湾曲部62−1(肩当て部材18の一部)を有する。
第2の湾曲部62−1は、中空円筒をその軸線に沿って切った一部で構成される形状を成し、一対の第1の湾曲部41−1,42−1間に形成される湾曲した空間内をスライド可能で、かつ第2の湾曲部62−1の二面が一対の第1の湾曲部41−1,42−1のそれぞれの対向する一面と接触する形状とされている。
第2の湾曲部62−1は、一対の第1の湾曲部41−1,42−1間に形成された隙間に挿入されている。第2の湾曲部62−1は、一対の第1の湾曲部41−1,42−1の湾曲面の円弧に沿って案内されながらスライドする。
楽器用キャリア10の軽量化の観点から、スライド部材本体81の材料としては、例えば、アルミニウムを用いることができる。
3つのスライド溝82〜84は、第2の湾曲部62−1の中央部を貫通するように設けられている。スライド溝82〜84は、第2の湾曲部62−1の湾曲方向(上下方向)に互いに並行して延在する溝である。
スライド溝82〜84のそれぞれの溝幅は、ボルト22−1〜22−3の軸部が通過可能で、かつボルト22−1〜22−3の頭部及びワッシャープレート21が通過不可能な大きさに設定されている。
ボルト穴85は、U字形状とされたスライド部材本体81の両端部に設けられている。ボルト穴85は、スライド部材本体81を貫通するように設けられている。ボルト穴85には、ボルト65が螺合される。
ボルト65は、ワッシャープレート64を介して、肩当て部材本体61の一方の端部とスライド部材62のボルト穴85の正面側とが重なる部分を貫通している。ボルト65は、スライド部材62の背面側に配置されたナット66に螺合されている。これにより、スライド部材62の両端と一対の肩当て部材本体61のそれぞれとが連結される。
ボルト22−1は、スライド溝82に軸部が挿入されており、ワッシャープレート21とナットプレート24とで一対の第1の湾曲部41−1,42−1及び当て板23を挟み込むように、ナットプレート24に螺合されている。ボルト22−1の軸部の径は、スライド溝82の幅よりも狭くなるように構成されている。
ボルト22−2,22−3は、それぞれスライド溝83,84に軸部が挿入されており、ボルト22−1と同様にナットプレート24に螺合されている。
このように、板材を湾曲させることで構成された一対の第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1を、ボルト22−1,22−2,22−3、ワッシャープレート21、及びナットプレート24を用いて連結させることで、従来の支持ロッドに締付ロッドホルダをねじで締結することで形成される出っ張り(特許文献1参照)よりも小さな出っ張りで連結部材16と肩当て部材18とを連結することが可能となる。
これにより、楽器用キャリア10の見栄えを良くすることができるとともに、演奏者が衣装の下に楽器用キャリア10を装着した場合に衣装が破損することを抑制できる。
また、一対の第1の湾曲部41−1,42−1間に配置される第2の湾曲部62−1に設けられたスライド溝82〜84にボルト22−1,22−2,22−3の軸部を配置し、1枚のナットプレート24に螺合させることで、ボルト22−1,22−2,22−3を緩めたときには、楽器用キャリア10を装着する演奏者の体型に応じて、スライド溝82〜84の延在方向(図5に示すA方向)に第2の湾曲部62−1を円弧状に連続してスライドさせることが可能となる。
これにより、楽器用キャリア10を装着する演奏者の体型に合わせて、肩当て部材18の角度や頂点の位置を、湾曲部の大きな曲率の円弧に沿って容易に調整でき、ボルト22−1,22−2,22−3を締めることで、湾曲部の大きな曲率の曲面同士を接触した状態で保持できるので、演奏時に楽器用キャリア10が演奏者の体からずれることを抑制できる。
先に説明したように、第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1は、板材を湾曲させることで形成されている。このため、一対の第1の湾曲部41−1,42−1に対して第2の湾曲部62−1が従来のロッドの丸棒を保持するものより大きな曲率で形成でき、第2の湾曲部62−1の凸側と凹側の両曲面と一対の第1の湾曲部41−1,42−1のそれぞれの対向する面とが挟持される形で面接触する。
これにより、大きな曲率で支持できるとともに接触する面積が増えて保持力が大きくなり、楽器用キャリア10が演奏者の体に密着した状態を維持しやすくなるので、演奏時に楽器用キャリア10が演奏者の体からずれることを抑制できる。
また、一対の第1の湾曲部41−1,42−1、及び第2の湾曲部62−1が円弧形状であるため、円弧状に湾曲方向に沿ってスライドした第2の湾曲部62−1の回転角度を連続的に調整することができる。
図7は、図4に示す楽器用キャリアを痩せた体型の演奏者が装着した状態を模式的に示す側面図である。図8は、図4に示す楽器用キャリアを太った体型の演奏者が装着した状態を模式的に示す側面図である。
図7及び図8において、図1〜図6に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。また、図7及び図8では、説明の便宜上、一対の第1の湾曲部41−1、及び第2の湾曲部62−1を断面で図示する。
ここで、演奏者の体型に応じて、第2の湾曲部62−1がどのようにスライドして、楽器用キャリア10が演奏者に装着されるかについて説明する。
痩せた体型(腹厚の小さい体型)の演奏者Bが楽器用キャリア10を装着すると、演奏者Bの体の厚さが薄いため、一対の第1の湾曲部41−1,42−1に沿って第2の湾曲部62−1が下方にスライドする。これにより、肩当て部材18の頂点Tが連結部材16に近い位置に配置される。そして、このような位置において、演奏者Bの肩と肩当て部材18との接触面積が多い状態となる。
太った体型(腹厚の大きい体型)の演奏者Cが楽器用キャリア10を装着すると、演奏者Cの体の厚さが厚いため、一対の第1の湾曲部41−1,42−1の湾曲面に沿って第2の湾曲部62−1が上方にスライドし、肩当て部材18の頂点Tが連結部材16から遠い位置(図7に示す頂点Tよりも遠い位置)に形成される。
そして、このような位置において、演奏者Cの肩と肩当て部材18との接触面積が多い状態となる。
上述したように、一対の第1の湾曲部41−1,42−1の湾曲面に沿って第2の湾曲部62−1がスライドすることで、肩当て部材18の角度及び頂点の位置を変化させることが可能となる。これにより、様々な体型の演奏者の肩と肩当て部材18との接触面積を増加させることができる。
なお、図示してはいないが、必要に応じて、腹当て部材本体31の背面31bや演奏者の胸と接触する連結部材16の面(板部材42の背面)や演奏者の肩と接触する肩当て部材18の下面に、演奏者の腹部、胸部や肩等を保護するクッション部材を設けてもよい。これにより、楽器用キャリア10を用いて重量の重い楽器を支持した場合でも、演奏者と接触する部位が痛くなることを抑制できる。
背当て部材19は、一対の肩当て部材本体61の他方の端部を連結するための帯状の部材である。
背当て部材19の両端は、ワッシャープレート26、ボルト27、及びナット28により、一対の肩当て部材本体61の他方の端部に連結されている。背当て部材19は、演奏者の背中に当接される部材である。
図9は、図1に示すロッド位置規制部材の斜視図である。図10は、図9に示すロッド位置規制部材の側面図である。図9及び図10において、図1及び図2に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
ロッド位置規制部材29は、U字状の部材の両端側を締結する構成のものであり、ロッド装着部91と、突出部92と、ナットプレート93と、ボルト95と、を有する。
ロッド装着部91は、ロッド装着部本体97と、ロッド挿入用貫通穴98と、を有する。ロッド装着部91は、ボルト95を緩めた状態において、ロッド14に対して回転可能およびスライド可能とされている。
ロッド装着部91がロッド14に対して回転することにより、ロッド14がロッドクランプ12に固定された状態であっても、ロッド位置規制部材29の突出部92を腹部当て部材本体31の正面31aに接触させたり離間させたりすることが可能となる。また、ロッド装着部91がロッド14に対してスライドすることにより、ロッド位置規制部材29の端面をロッドクランプ12に当接させたり離間させたりすることができる。
突出部92が配置された側とは反対側に位置するロッド装着部91の形状としては、例えば、半円形状を例示することができる。
ロッド挿入用貫通穴98は、ロッド装着部本体97を貫通するように設けられた貫通穴である。側面視した際のロッド挿入用貫通穴98の形状は、例えば、六角形や円形とすることができるが、これらに限定されない。
なお、図9及び図10では、側面視した際のロッド挿入用貫通穴98の形状の一例として、六角形を図示している。
突出部92は、ロッド装着部91がロッド14に装着された状態において、ロッド14の中心軸Lと交差する方向(本実施の形態の場合、一例として、中心軸Lと直交する方向)に突出している。
なお、本実施の形態では、一例として、中心軸Lと直交する方向に突出する突出部92を例に挙げて説明したが、必ずしも直交する必要はなく、突出部は、中心軸Lに対して交差する方向に突出していればよい。
突出部92は、第1の板部101と、第2の板部102と、空間103と、を有する。
第1の板部101は、腹当て部材本体31の正面31a側に位置するロッド装着部91の一方の端部と一体に構成されている。第1の板部101は、その中央部を貫通するねじ穴101Aを有する。
第2の板部102は、ロッド装着部91の他方の端部と一体に構成されている。第2の板部102は、空間103を介して、第1の板部101と対向するように配置されている。
第2の板部102は、その中央部を貫通し、かつねじ穴101Aと対向配置されるねじ穴102Aを有する。
空間103は、板状とされた空間であり、ロッド挿入用貫通穴98と接続されている。つまり、ロッド装着部91及び突出部92よりなる構造体は、略U字形状とされている。
ロッド装着部91及び突出部92の材料としては、例えば、ボルト95を螺合した際に突出部92がある程度変形するような材料で構成することが好ましい。このような材料としては、例えば、アルミニウムを用いることができる。
ボルト95は、ナットプレート93を介して、第2の板部102側からねじ穴102A,101Aに螺合されている。
ロッド挿入用貫通穴98にロッド14を挿入した状態でボルト95を締めていくと、ボルト95の軸部95Aの延在方向における空間103の幅が狭くなるとともに、ロッド挿入用貫通穴98の径も小さくなるため、ロッド14にロッド位置規制部材29が固定される。
逆に、ロッド14固定されたロッド位置規制部材29のボルト95を緩めていくと、ボルト95の軸部95Aの延在方向における空間103の幅が広くなるとともに、ロッド挿入用貫通穴98の径も大きくなるため、ロッド14に対して回転させることで腹当て部材11に対するロッド位置規制部材29の向きを変更できるとともに、ロッド14に沿ってスライドさせることでロッド位置規制部材29を取り外すことができる。
ボルト95の軸部95Aの長さは、例えば、ボルト95を締めてロッド装着部91内にロッドを固定した状態で、腹当て部材本体31側に突出しない長さにするとよい。
これにより、ロッド位置規制部材29を用いて、ロッド14の高さ及び/またはロッド14の回転を規制する際にも、また、ボルト95を緩めた際にも、軸部95Aの先端により腹当て部材本体31が損傷することなく、腹当て部材本体31側に配置される第1の板部101の面101a腹部当て部材本体31の正面31aに当接することができる。
次に、ロッド位置規制部材29を使用した楽器用キャリアの使用方法について、その使用に伴うロッド14とロッド位置規制部材29の部材の操作を中心に例を説明する。ここでは、一例として、一対のロッド位置規制部材29が固定された図1及び図2に示す楽器用キャリア10を楽器用キャリアとして使用する状態から、一旦、使用しないときの収容状態にし、その後、使用する状態に戻すことを説明する。
楽器用キャリア10を楽器用キャリアとして使用する状態は、図1及び図2に示す状態である。この状態では、ロッド14は、楽器が支持できる角度と高さになった位置となるように、ロッド14の短直棒部14−2と傾斜連結部14−3とが前側に所定の開いた状態で、ボルト39が締められていることで腹当て部材11に対して固定されている。
このとき、ロッド位置規制部材29は、ロッドクランプ12との対向面がロッドクランプ12と当接した状態でロッドの高さを規制し、突出部92は腹当て部材に当接した状態でロッド14の短直棒部14−2の間隔(すなわち、ロッド14の開く角度)を規制している。
このキャリアとして使用する状態から収容状態にする。収容状態では、楽器用キャリア10ができるだけコンパクトになるように、可動部品を畳むようにする。
ロッド14は、短直棒部14−2と傾斜連結部14−3とを腹当て部材の中央部に向けて互いに重なるように倒すことで腹当て部材11の平面にできるだけ沿うようにして奥行き方向をコンパクトにするとともに、傾斜連結部14−3ができるだけ腹当て部材に近づくように、ロッド14の長直棒部14−1のできるだけ下の位置(傾斜連結部14−3に近い位置)でロッドクランプ12がクランプすることで、高さ方向をコンパクトにする。
キャリアとして使用する状態からこの収容状態にするには、初めに、2つのボルト39を緩めて、一対のロッドクランプ12のそれぞれに挿入された一対のロッド14のそれぞれが上下方向及び回転方向に移動可能な状態にする。このとき、ボルト95を締めたままロッド14にロッド位置規制部材29を固定させたままの状態を維持させておく。
次に、移動可能になったロッド14を、短直棒部14−2と傾斜連結部14−3とは、腹当て部材11の中央部に向けて互いに重なるように回転させて倒すとともに、傾斜連結部14−3ができるだけ腹当て部材11に近づくように、長直棒部14−1に沿ってスライドさせる。ロッド14を倒すとともにスライドさせてコンパクトにした状態で、2つのボルト39を締める。そして、他の可動部品もできるだけコンパクトな状態にして、収容状態とする。
このとき、ロッド位置規制部材29は、ロッドクランプ12との対向面がロッドクランプ12と離間した状態となるとともに、突出部92は腹当て部材11から離間した状態となる。この収容状態では、ロッド位置規制部材29の規制機能をはたしてなくても、収容できるものとしている。
さらに、収容状態から再び上記楽器を支持して楽器用キャリア10を楽器用キャリアとして使用する状態(図1及び図2に示す状態)に戻す。
上記の収容状態とした楽器用キャリア10において、ロッド14を倒した状態において傾斜連結部14−3ができるだけ腹当て部材11から遠ざかるように、長直棒部14−1に沿ってスライドさせる。
このとき、ロッド位置規制部材29は、ロッドクランプ12との対向面がロッドクランプ12と当接した状態となるまでスライドすることで、収容前のロッド14の高さ方向の位置まで容易に戻すことができる。そして、ロッド14を短直棒部14−2が前方向にくるように起こす。
このとき、ロッド位置規制部材29の突出部92が、腹当て部材11にあたるまで回転することで、収容前の短直棒部14−2の開き具合まで容易に戻すことができる。
また、固定されたロッド位置規制部材29がロッドクランプ12にあたって止まることで、一対のロッド14がロッドクランプ12から外れて落下することを防止できるとともに、ロッド14の高さ方向の位置を規制する。そして、他の可動部品もキャリアとして使用できる状態にすることで、楽器用キャリア10を楽器用キャリアとして使用する状態に戻すことができる。
このように、本実施形態の楽器用キャリアであれば、収容状態と使用状態の間で簡単に切替えることができる。
なお、腹当て部材11に対するロッド14のクランプ位置を当初のロッド位置規制部材29が留めてある位置より下げる(言い換えれば、ロッド14のうち、ロッドクランプ12の下方に延在する部分の長さを図1及び図2に示すロッド14の長さよりも長くする)場合には、ボルト39を緩める前にボルト95を緩めて、ロッド位置規制部材29を上方にスライドさせた後に、ボルト95を締めてロッド14にロッド位置規制部材29を新しい位置に定めて固定し、その後ボルト39を緩めてロッド14を新しい位置で固定するとよい。
このような手順で作業することで、ボルト39とボルト95とのどちらか一方は必ず締められた状態で位置が調整できることになるので、一対のロッド14の長さを長くする場合でも、一対のロッド14がロッドクランプ12から落下することを防止できる。
このように、ロッドクランプ12と接触するように、ロッド位置規制部材29を配置し、その後、ロッド14にロッド位置規制部材29を固定することで、腹当て部材11に固定されたロッドクランプ12の位置を高さ方向の基準位置とすることが可能となるので、位置調整後のロッド14の高さを容易に再現することができる。
ロッド位置規制部材29を用いて一対のロッド14の高さのみを規制する場合には、ロッド位置規制部材29の下端とロッドクランプ12の上端とを接触させた後、ロッド位置規制部材29と腹当て部材本体31の正面31aとが接触しないように、一対のロッド14に対してロッド位置規制部材29を固定する。
このように、ロッド14の位置調整後に、ロッドクランプ12にロッド位置規制部材29を接触させ、ロッド14にロッド位置規制部材29を固定することで、一対のロッド14腹部当て部材本体31の中央側や上方に移動させた場合でも、ロッドクランプ12とロッド位置規制部材29とを接触させることで、一対のロッド14の高さを、容易に位置調整後の高さにすることができる。
なお、この場合には、ロッド装着機構のロッド挿入穴にロッド14を挿入する段階において、一対のロッド14の回転方向の位置の調整を行う。
また、ロッド位置規制部材29を用いて一対のロッド14の高さ及び回転方向の位置を規制する場合には、ロッド位置規制部材29の下端とロッドクランプ12の上端とを接触させるとともに、第1の板部101腹部当て部材本体31の正面31aに当接させた状態で、一対のロッド14に対してロッド位置規制部材29を固定する。
このように、ロッド位置規制部材29とロッドクランプ12とを接触させるとともに、第1の板部101腹部当て部材本体31の正面31aに当接させた状態で、一対のロッド14に対してロッド位置規制部材29を固定することで、一対のロッド14腹部当て部材本体31の中央側や上方に移動させた場合でも、ロッドクランプ12とロッド位置規制部材29とを接触させ、かつ第1の板部101腹部当て部材本体31の正面31aに当接させることで、一対のロッド14の高さ及び回転方向の位置を、容易に位置調整後の一対のロッド14の高さ及び回転方向の位置にすることができる。
次いで、別の楽器に装着されたロッド装着機構のロッド挿入穴に、ロッド位置規制部材29が固定されたロッドの短直棒部14−2を挿入することで、ロッド装着機構を介して、楽器用キャリア10が別の楽器を支持する。
別の楽器を演奏後、楽器用キャリア10を収納庫等に収納する場合には、一対のロッド14にロッド位置規制部材29を固定させた状態で、楽器用キャリア10を収納する。
このとき、一対のロッド14を突出部92が無い側に回転させることで、ロッド14を閉じた状態にすることが可能となる。これにより、楽器用キャリア10の収納に必要なスペースを小さくすることができる。
また、ロッド位置規制部材29がロッド14に固定された状態で収納された後、ロッド位置規制部材29を使用する場合において、ロッド14の高さ及び回転方向の位置を、容易に位置調整後のロッド14の高さ及び回転方向の位置にすることができる。
また、収納後に、位置調整に使用した楽器を演奏する場合には、上述した手法を用いることで、一対のロッド14を容易にロッド装着機構のロッド挿入穴に挿入することができる。
なお、上述したロッド位置規制部材29の使用方法の一例では、突出部92が外側に位置するようにロッド位置規制部材29をロッド14に固定させた場合を例に挙げて説明したが、突出部92が内側に配置されるように、一対のロッド位置規制部材29をロッド14のそれぞれに固定させてもよい。
この場合、楽器用キャリアを収納するときには、ロッド14の短直棒部14−2と傾斜連結部14−3とを外側に回転させた状態で、楽器用キャリアを収納する。このような構成とされた楽器用キャリアは、突出部92を外側に配置させた場合と同様な効果を得ることができる。
また、一対のロッド位置規制部材29は、1つのロッド14のロッドクランプ12を挟んだ上下の位置に固定させてもよい。この場合、ある楽器を使用できるようにロッド14の位置を調整した後、一対のロッド位置規制部材29のうちの一方の端面をロッドクランプに当てるとともに突出部92を腹当て部材にあてた状態でボルト95を締めて固定し、その後、他の楽器に装着されたロッド装着機構のロッド挿入穴に挿入可能なように一対のロッド14の位置を調整後、一対のロッド位置規制部材29の他方の端面をロッドクランプに当てるとともに突出部92を腹当て部材にあてた状態でボルト95を締めて固定する。
このとき、ロッドクランプ12の下方に配置された一対のロッド位置規制部材29を構成する突出部92は、ロッドクランプ12の上方に配置された一対のロッド位置規制部材29を構成する突出部92の反対側に位置するように配置させる。
このように、一対のロッド位置規制部材29を、ロッドクランプ12の上下にそれぞれ異なる楽器に合わせてロッド14に固定することにより、上下のロッド位置規制部材29のそれぞれで2つの楽器のロッド14の位置を再現させることが可能となる。
ロッド位置規制部材29としては、例えば、ロッド14対して着脱可能な締結部材を用いるとよい。
このように、ロッド位置規制部材29として、ロッド14対して着脱可能な締結部材(一例として、図9及び図10に示す構造体)を用いることで、ロッド14に対してロッド位置規制部材29を容易に着脱することができる。
なお、図9及び図10に示す締結部材は、一例であって、ロッド位置規制部材29の構造は、図9及び図10に示す構造に限定されない。
本実施の形態の楽器用キャリア10によれば、ロッド位置規制部材29を含むことで、楽器に装着するためのロッド14の位置決め後(ロッド14の高さ及び/またはロッド14の回転方向の位置の調整後)、位置決めされたロッド14に、ロッドクランプ12と接触するようにロッド位置規制部材29を固定することが可能となる。
これにより、例えば、ロッド14にロッド位置規制部材29を固定した状態において、位置決めされた位置からロッド14の高さ及び/またはロッド14の回転方向の位置を変化させた場合でも、ロッド14の高さ及び/またはロッド14の回転方向の所定位置を容易に再現することができる。
なお、本実施の形態では、一例として、演奏者の胸に当接される部分に一対の第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1を設けた場合を例に挙げて説明したが、一対の第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1の配設位置は、これに限定されない。
一対の第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1は、例えば、腹当て部材18に配置してもよいし、肩当て部材本体61に配置させてもよい。このような場合も本実施の形態と同様な効果を得ることができる。
また、一対の第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1の構成に変えて、上述の特許文献1のように、支持ロッドを締結して固定するものにして肩掛け部材と腹当て部材の角度を調整できるものとしてもよい。
この場合、ロッド位置規制部材29を支持ロッドに取付けられるとともに突出部が肩掛け部材にあたることで、肩掛け部材と腹当て部材の角度を規定するものとして使用してもよい。
例えば、上述の特許文献1の図10におけるロッドホルダ87,88の幅を肩掛けストラップ76,77のそれより狭くし、それで空いたところにロッド位置規制部材29を固定することで、回転したときに肩掛けストラップ76,77に突出部があたるようにすればよい。
また、肩掛け部材と腹当て部の距離(高さ)をロッドで調整するものであれば、そのロッドの位置規制部材として使用してもよい。これらに限られず、楽器用キャリアにおいて、ロッドを使用して稼働な構成としているものに対しては、本発明のロッド位置規制部材を使用することができる。
また、本実施の形態では、一例として、肩当て部材本体61と、スライド部材62と、が別体とされた肩当て部材18を用いた場合を例に挙げて説明したが、肩当て部材本体61と、スライド部材62と、が一体とされた肩当て部材を用いてもよい。
また、一対の第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1の大きさ(例えば、湾曲の曲率半径の大きさや円弧の角度)や湾曲の程度は、図4及び図5に示す一対の第1の湾曲部41−1及び第2の湾曲部62−1に限定されない。
一対の第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1の大きさ(例えば、半径の大きさ)や湾曲の程度を変更することで、肩当て部材18の半径の大きさや頂点の位置等を変化させることが可能となる。これにより、体型の異なるより多くの演奏者に適用することが可能となる。
例えば、半径の大きさや頂点の位置等が異なる複数種類のスライド部材と、これらに対応する一対の第1の湾曲部を含む連結部材と、をそれぞれ用意し、演奏者の体型に応じて、複数のスライド部材及び連結部材を使い分けることで、体型の異なるより多くの演奏者に適用することができる。
また、本実施の形態では、一例として、背当て部材19と連結され、演奏者の腰に当接される腰当て部材を有していない楽器用キャリア10を例に挙げて説明したが、本発明は、腰当て部材を有する楽器用キャリアにも適用可能である。
また、本実施の形態では、スライド部材62が3つのスライド溝(具体的には、スライド溝82〜84)を有する場合を例に挙げて説明したが、スライド部材62にスライド溝を形成する場合、その数はひとつでもあればよく、3つに限定されない。
例えば、ボルト22−1,22−2,22−3の出っ張りが気になる場合には、半球形状とされた樹脂により、ボルト22−1,22−2,22−3の頭部を被覆してもよい。
これにより、ボルト22−1,22−2,22−3の頭部が直接、衣装に引っ掛かったり局所的に擦れたりすることがなくなるため、衣装の損傷をより抑制することができる。
また、本実施の形態では、締結する部材としてボルトとナット(ナットプレートや部材にネジを切ったネジ穴を含む)を利用したが、ボルトとナットではなく、例えば、カムレバーロック式にしたり、他の部材・構成で締結するようにしてもよい。
図11は、本実施の形態の第1変形例に係るロッド位置規制部材及びロッドクランプを示す平面図である。図11において、図2、図9、及び図10に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
ロッドクランプ106は、凹部106Aを有すること以外は、先に説明したロッドクランプ12と同様な構成とされている。
ロッド位置規制部材107は、凹部106Aの形状に対応し、かつ凹部106Aに挿入可能な凸部107Aを有すること以外は、先に説明したロッド位置規制部材29と同様な構成とされている。
このような構成とされたロッドクランプ106及びロッド位置規制部材107を用いた場合、ロッド14の位置を調整後、凹部106Aに凸部107Aを挿入させて嵌合し、ロッドクランプ106及びロッド位置規制部材107が当接した状態で、ロッド14にロッド位置規制部材107を固定させることで、位置調整後のロッド14の回転方向の位置を再現することができる。
図12は、図11に示すロッド位置規制部材及びロッドクランプの他の使用方法を説明するための平面図である。図12において、図11に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
凹部106Aと凸部107Aとを対向させ、かつ凸部107Aを凹部106Aに近接させて配置させてもよい。この場合、位置調整後のロッド14の高さ及びロッド14の回転方向の位置を再現することができる。
図13は、本実施の形態の第2変形例に係るロッド位置規制部材を示す平面図である。図13において、図2、図9、図10、及び図11に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。また、図13では、図11に示すロッドクランプ106も図示する。
ロッド位置規制部材109は、図11に示すロッド位置規制部材107から突出部92を除き、かつロッド14にナットプレート93及びボルト95を用いてロッド装着部91を締結させること以外は、ロッド位置規制部材107と同様な構成とされている。
先に説明した図11に示すロッド位置規制部材107に替えて、ロッド位置規制部材109を用いた場合も、ロッド14の位置を調整後、凹部106Aに凸部107Aを挿入させた状態で、ロッド14にロッド位置規制部材109を固定させることで、位置調整後のロッド14の回転方向の位置を再現することができる。
なお、ロッド位置規制部材109の凸部107Aとロッドクランプ106の凹部106Aとを対向させ、かつ凸部107Aを凹部106Aに近接させて配置させてもよい。
また、上述の説明では、凹部106Aが1つの場合を例に挙げて説明したが、ロッド14の周方向に複数個の凹部106Aを設け、それらの中から選択的に凸部107Aと嵌合することによって、複数の所望の位置で規制するように構成してもよい。
なお、本発明における突起部92とそれに当接する部材は、図11ないし図13に示す凹部106Aおよび凸部107Aを含むものである。すなわち、ロッド14の回動時に回動方向に変位するもので、ロッド14の所定の回動位置で、ロッド14に対して相対的に変位する変位部材(例えば、腹当て部材11やロッドクランプ12など)に当接するものであればよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10…楽器用キャリア、11…腹当て部材、12,106…ロッドクランプ、14…ロッド、16,111…連結部材、14−1…短直棒部、14−2…長直棒部、14−3…傾斜連結部、18…肩当て部材、19…背当て部材、21,26,38,46,51,56,64…ワッシャープレート、22−1,22−2,22−3,27,39,47,52,57,65,95…ボルト、23,53…当て板、24,49,54,93…ナットプレート、28,66…ナット、29,107,109…ロッド位置規制部材、31…腹当て部材本体、31a…正面、31b…背面、32,33,82〜84…スライド溝、35…ロッド収容部、36,92…突出部、37…ねじ、41,42,113,114…板部材、41−1,41−2…第1の湾曲部、44…スペーサ、61…肩当て部材本体、62,115…スライド部材、62−1…第2の湾曲部、81…スライド部材本体、85…ボルト挿入穴、91…ロッド装着部、95A…軸部、97…ロッド装着部本体、98…ロッド挿入用貫通穴、101…第1の板部、101a…面、101A,102A…ねじ穴、102…第2の板部、103…空間、106A…凹部、107A…凸部、113A,114A,115A,115B…凹凸部、A…スライド方向、B,C…演奏者、L…中心軸、T,T…頂点

Claims (7)

  1. 楽器が取り付けられるロッドを有する楽器用キャリアにおいて、
    キャリア本体部と
    前記ロッドを移動可能な状態と前記ロッドが固定された状態とのどちらかが選択的にとれるロッドクランプと、
    前記楽器の取付位置を設定するために、前記ロッドに取付けられるロッド位置規制部材と、を備え、
    前記ロッド位置規制部材は、前記楽器の取付位置を設定するため、前記ロッドに対して移動可能な状態と前記ロッドに対して固定された状態とのどちらかが選択的にとれる構成とされており、
    前記ロッドクランプは、前記キャリア本体部に対して固定可能に構成され、
    前記ロッドの所定位置に前記ロッド位置規制部材が固定された状態で、前記ロッドクランプの固定を解除することで、前記ロッド位置規制部材が規定する範囲内で前記ロッドの移動および回動が可能となるとともに、前記ロッド位置規制部材に対する前記ロッドクランプまたは前記キャリア本体部との当接から前記ロッド位置規制部材によって前記ロッドクランプを再度固定する際に、前記楽器の取付位置が前記所定位置に位置決め可能であることを特徴とする楽器用キャリア。
  2. 前記キャリア本体部は、演奏者の腹に当接される腹当て部材を有し、
    前記ロッドクランプは、前記腹当て部材の正面側に固定されており、第1締結部材を緩めたときに前記ロッドを移動可能にするとともに、前記第1締結部材を締めたときに前記ロッドを固定し、
    前記ロッド位置規制部材は、前記ロッドクランプと接触するように、前記ロッドに固定することを特徴とする請求項1記載の楽器用キャリア。
  3. 前記ロッド位置規制部材は、前記ロッド対して着脱可能とするとともに、第2の締結部材を有し、前記ロッドに装着された状態で該第2の締結部材を締めることで前記ロッドに対して固定状態とする一方、前記第2の締結部材を緩めたときに前記ロッドに対して移動可能とするとともに着脱可能とすることを特徴とする請求項1または2記載の楽器用キャリア。
  4. 前記ロッドの回動時において、前記ロッドに対して相対的に変位する変位部材と、前記ロッド位置規制部材と、のどちらか一方の部材に設けられた突出部を有し、
    前記突出部は、前記ロッドの回転時において、前記変位部材及び前記ロッド位置規制部材のうち、前記突出部が設けられていない他方の部材に当接することで、前記ロッドの回動を規制することを特徴とする請求項1ないし3のうち、いずれか1項記載の楽器用キャリア。
  5. 前記ロッドに固定された前記ロッド位置規制部材は、前記ロッドの回動時に前記変位部材と当接されない範囲で回転可能であることを特徴とする請求項4記載の楽器用キャリア。
  6. 前記変位部材は、前記ロッドクランプであることを特徴とする請求項4または5記載の楽器用キャリア。
  7. 前記ロッドの回動時において、前記ロッドに対して相対的に変位する変位部材と、前記ロッド位置規制部材と、のどちらか一方の部材に設けられた突出部を有し、
    前記突出部は、前記ロッドの回転時において、前記変位部材及び前記ロッド位置規制部材のうち、前記突出部が設けられていない他方の部材に当接することで、前記ロッドの回動を規制し、
    前記ロッドに固定された前記ロッド位置規制部材は、前記ロッドの回動時に前記変位部材と当接されない範囲で回転可能であり、
    前記変位部材は、前記腹当て部材であることを特徴とする請求項2記載の楽器用キャリア。
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