JP6648458B2 - 楽器用キャリア - Google Patents

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Description

本発明は、演奏者の前方で楽器を支持する楽器用キャリアに関する。
従来、パレードやショー等において、マーチングドラム等の楽器を演奏者の前方で支持する楽器用キャリアが使用されている。
パレードやショー等の演奏中において、演奏者は、停止して楽器を演奏するだけでなく、移動しながら演奏することがある。このため、演奏者の身体と楽器用キャリアとの接触面積を大きくして、演奏者の体の特定の場所に楽器及び楽器用キャリアの荷重が集中しないようにすることが望ましい。
楽器用キャリアとしては、演奏者の肩に当接される肩当て部材を有するものがある。また、肩当て部材を有し、かつ演奏者の体への負担を小さくすることの可能性な楽器用キャリアとして、例えば、特許文献1に開示されたマーチングキャリアがある。
特許文献1に開示されたマーチングキャリアは、一方の端部が腹当接部材に固定され、演奏者の肩側に位置する他方の端部がL字状に外側に折り曲げられた一対の支持ロッドと、支持ロッドの他方の端を収容し、ねじにより支持ロッドに締め付けられる締付ロッドホルダと、締付ロッドホルダに固定され、支持ロッドの外周方向に締付ロッドホルダとともに回転可能な肩掛けストラップ(肩当て部材)と、を有する。
上記構成とされたマーチングキャリアの肩掛けストラップは、支持ロッドの端を回転軸として回動可能な構成とされているので、演奏者の体型に応じて演奏者と肩当て部材との間の接触面積を増加させることが可能となる。
特開2003−5745号公報
ところで、特許文献1に開示されたマーチングキャリアでは、肩掛けストラップの前に支持ロッドの端を収容する締付ロッドホルダが配置されている。また、楽器が支持される側に締付ロッドホルダを支持ロッドに締め付けるためのねじが配置されている。このため、演奏者の胸の前に締付ロッドホルダによる出っ張り(締付ロッドホルダ及びねじにより形成される出っ張り)が形成されてしまう。
このような出っ張りが存在すると、パレードやショー等の演奏中において、演奏者が衣装の下に楽器用キャリアを装着した際、出っ張りに衣装が引っ掛かったり、あるいは動いているときに局所的に擦れたりして、衣装が破損する恐れがあった。また、上記出っ張りが存在すると、衣装の上に楽器用キャリアを装着した場合において、見栄えが悪いという問題があった。
また、特許文献1に開示されたマーチングキャリアでは、支持ロッドの周囲をロッドホルダで締め付けることで、締付ロッドホルダを固定しているため、保持する面積が小さい。このため、支持ロッドを回転軸とする回転方向の保持力が弱くなり、演奏時にマーチングキャリアが演奏者の体からずれやすいという問題があった。特に、楽器の重量が大きい場合に、ずれの問題が顕著であった。
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、見栄えが良く、衣装の破損を抑制可能で、かつ演奏時に演奏者の体からのずれを抑制することの可能な楽器用キャリアを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の一観点によれば、演奏者の前方において楽器を支持する楽器用キャリアであって、前記演奏者の肩に当接される肩当て部材と、前記肩当て部材とは別体に設けられ、前記肩当て部材に直接または間接的に連結される部分を含み、かつ前記演奏者の腹部に当接される腹当て部材と、を含み、前記肩当て部材と前記腹当て部材との間の連結は、湾曲部または屈曲部を持つ板状部材を重ねて固定されることで面接触した状態で連結され、前記湾曲部または前記屈曲部の重ねる位置を変えることで前記肩当て部材に対する前記腹当て部材の角度を変更可能であることを特徴とする楽器用キャリアが提供される。
本発明の一観点の楽器用キャリアによれば、従来の支持ロッドに締付ロッドホルダをねじで締め付けることで形成される出っ張りよりも小さな出っ張りで連結部材と肩当て部材とを連結することが可能となる。
これにより、楽器用キャリアの見栄えを良くすることができるとともに、演奏者が衣装の下に楽器用キャリアを装着した場合に衣装が破損することを抑制できる。
また、演奏時に楽器用キャリアが演奏者の体からずれることを抑制できる。
上記楽器用キャリアにおいて、前記肩当て部材側に位置する一部が、前記肩当て部材の少なくとも一面に配置された連結部材を有し、重ね合される前記湾曲部または前記屈曲部の一方が前記連結部材に設けられており、前記連結部材に設けられた前記湾曲部または前記屈曲部の面と、前記肩当て部材と前記腹当て部材との少なくとも一方に設けられた前記湾曲部または前記屈曲部の面とを重ねた状態で締結手段により締結されることで、前記肩当て部材と前記腹当て部材とが連結されていてもよい。
このような構成とすることで、肩当て部材に対する腹当て部材の角度を容易に変更することができるとともに、確実に角度を保持できる。
上記楽器用キャリアにおいて、前記肩当て部材は、前記連結部材に対して、異なる角度で連結するように、円弧状または多段階でスライド可能あるいは多段階で異なる位置で脱着可能な構成であってもよい。
このように、連結部材に対して、異なる角度で連結するように、円弧状または多段階でスライド可能あるいは多段階で異なる位置で脱着可能な肩当て部材を有することで、肩当て部材の角度や頂点の位置を変化させることで肩掛け部材に対する楽器の位置の調整が可能となる。
これにより、演奏者の体型に肩当て部材の形状を合わせて、楽器用キャリアと演奏者との接触面積を増加させることが可能となるので、演奏時に楽器用キャリアが演奏者の体からずれることを抑制できる。
上記楽器用キャリアにおいて、前記連結部材は、所定の間隔で対向配置された2枚の板部材を含み、前記肩当て部材の一部が前記2枚の板部材間に配置され、前記肩当て部材の一部がずれる際または脱着する際、前記肩当て部材の一部の二面が、前記2枚の板部材の一面と面接触してもよい。
このように、肩当て部材の一部の二面が2枚の板部材のそれぞれの一面と面接触させることで、肩当て部材がずれる際に発生する抵抗をさらに大きくすることが可能となる。これにより、演奏時に楽器用キャリアが演奏者の体からずれることをさらに抑制できる。
上記楽器用キャリアにおいて、前記連結部材側に位置する前記腹当て部材は、前記2枚の板部材の間に配置されるとともに、該2枚の板部材に対して面接触し、かつ前記腹当て部材と前記肩当て部材との間が、スライド可能または脱着可能な構成であってもよい。
このような構成とすることで、腹当て部材の二面が2枚の板部材と面接触するため、一面のみで面接触する場合と比較して、抵抗を大きくすることが可能となる。これにより、演奏時に楽器用キャリアが演奏者の体からずれることを抑制できる。
本発明によれば、見栄えが良く、衣装の破損を抑制でき、かつ演奏時に演奏者から楽器用キャリアがずれることを抑制できる。
本発明の実施の形態に係る楽器用キャリアの斜視図である。 図1に示す楽器用キャリアの正面図である。 図1に示す楽器用キャリアの背面図である。 図2に示す楽器用キャリアの側面図である。 図4に示す楽器用キャリアの一部を拡大した側面図である。 図2に示すスライド部材の正面図である。 図4に示す楽器用キャリアを痩せた体型の演奏者が装着した状態を模式的に示す側面図である。 図4に示す楽器用キャリアを太った体型の演奏者が装着した状態を模式的に示す側面図である。 連結部材を1枚にした変形例を示す側面図である。 4段階で調整可能な構成として、一対の板部材を省略し、腹当て部材及び肩掛け部材との間で直接連結する構成である変形例についてその主要部を示す側面図である。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、本発明の実施の形態の構成を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや厚さや寸法等は、実際の楽器用キャリアの寸法関係とは異なる場合がある。
なお、下記実施の形態において、上及び下等の方向は、特に説明がない場合、演奏者が楽器用キャリアを装着して立った状態を基準としたときの方向を示している。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る楽器用キャリアの斜視図である。図2は、図1に示す楽器用キャリアの正面図である。図3は、図1に示す楽器用キャリアの背面図である。図4は、図2に示す楽器用キャリアの側面図である。図2〜図4において、図1に示す楽器用キャリア10と同一構成部分には、同一符号を付す。
本実施の形態の楽器用キャリア10は、腹当て部材11と、一対のロッドクランプ12と、一対のロッド14と、連結部材16と、肩当て部材18と、背当て部材19と、複数のワッシャープレート21,26と、ボルト22−1,22−2,22−3,当て板23と、複数のナットプレート24,28と、複数のボルト27と、を有する。
腹当て部材11は、腹当て部材本体31と、スライド溝32,33と、を有する。腹当て部材本体31は、演奏者の腹の形状に合わせるように、その側部が湾曲して形成された板状の部材である。腹当て部材本体31の背面31bは、演奏者の腹に当接される。
腹当て部材11は、演奏者の負担を軽減する観点から、軽量の材料(例えば、アルミニウム)で構成することが好ましい。
スライド溝32,33は、腹当て部材本体31の中央部に並行して設けられ、腹当て部材本体31を貫通している。
スライド溝32,33は、連結部材16の延在方向(言い換えれば、演奏者が楽器用キャリア10を装着した状態での高さ方向(上下方向))に延在するように配置されている。
スライド溝32,33の幅は、それぞれボルト52,57の軸部が通過可能な大きさに設定されている。
一対のロッドクランプ12は、腹当て部材本体31の両側部の正面31a下部に配置されている。
ロッドクランプ12は、ロッド収容部35と、突出部36と、ワッシャープレート38と、ボルト39と、を有する。
ロッド収容部35は、ロッド14を挿入可能なロッド挿入穴(貫通穴)を有する。ロッド挿入穴は、ロッド収容部35を貫通する穴である。
突出部36は、隙間を介在させて、対向配置された2枚の板部で構成されている。2枚の板部のうち、腹当て部材本体31の正面31a側と接触する板部は、腹当て部材本体31の背面31b側から2つのねじ37で腹当て部材本体31に固定されている。突出部36は、ロッド収容部35と一体に構成されている。
ボルト39は、ワッシャープレート38を介して、突出部36を構成する2枚の板部に到達するように締結されている。ボルト39を緩めると、2枚の板部間の隙間が広がることで、ロッド挿入穴も広がるため、ロッドクランプ12内をロッド14がロッド挿入穴の延在方向に移動可能な状態となる。
一方、ボルト39を締結すると、2枚の板部の間の隙間が狭くなることで、ロッド挿入穴の径も狭くなるため、ロッド14の位置が規制(言い換えれば、ロッド14の開き具合や高さが固定)される。
ロッド14は、棒状の部材の一部を折り曲げることで構成されている。ロッド14の折り曲げられた先の一端側は、楽器を支持する機能を有する。ロッド14は、その他端側がロッドクランプ12のロッド挿入穴に収容された状態でボルト39が締結されることで、ロッド14の開き具合や高さが固定される。
例えば、楽器用キャリア10を用いてドラムを支持する場合には、ドラムに装着されたキャリア連結部材(図示せず)に設けられた2つのロッド挿入穴のぞれぞれにロッド14の一端側を挿入する。このため、楽器用キャリア10を用いてドラムを支持する場合、ドラムに装着されたキャリア連結部材の2つのロッド挿入穴にロッド14が挿入可能なように、ロッド14の開き具合や位置を調整する必要がある。
なお、図1では、ロッド14の一例として、J形状とされたロッドを例に挙げて図示したが、ロッド14の形状は、支持する楽器に応じて適宜選択することができ、図1に示す形状に限定されない。
図5は、図4に示す楽器用キャリアの一部を拡大した側面図である。図5において、図1〜図3に示す楽器用キャリア10と同一構成部分には、同一符号を付す。
なお、図5では、説明の便宜上、一対の第1の湾曲部41−1,42−1、及び第2の湾曲部62−1を断面で図示する。
連結部材16は、一対の板部材41,42と、複数のスペーサ44と、複数のワッシャープレート46,51,56と、複数のボルト47,52,57と、複数のナットプレート49,54と、当て板53と、を有する。
板部材41は、腹当て部材11と肩当て部材18との間に延在する平板状部材であり、腹当て部材11から離間するにつれて幅が細くなる形状とされている。板部材41は、肩当て部材18側に位置する上端部を構成する第1の湾曲部41−1を有する。
第1の湾曲部41−1は、板部材41の上端部側の一部を湾曲させることで形成され、中空円筒をその軸線に沿って切った一部で構成された形状となっている。第1の湾曲部41−1の形状は、演奏者が楽器用キャリア10を装着した状態において、演奏者の胸から離間する方向に突出し、演奏者側には凹部が形成される形状とされている。
板部材41は、下端部側には複数のボルト52,57が貫通する穴(図示せず)設けられ、その穴の位置が少なくともスライド溝32,33の一部と一致するように、かつ腹当て部本体31の正面31aの中央部と接触するように配置されている。板部材41は、上下方向に延在している。板部材41の一部は、腹当て部材11の上方に突出している。
板部材42は、上述した板部材41と同様な構成とされた部材であり、その上端部側の一部を湾曲させることで第1の湾曲部42−1を有する。板部材42は、腹当て部材11の背面側に、第1の湾曲部42−1が第1の湾曲部41−1と対向するように板部材41と対向して配置されている。
板状部材41,42の材料としては、例えば、軽量な金属であるアルミニウムを例示することができる。
複数のスペーサ44は、腹当て部11から突出した板部材41,42の対向する面の間に配置されている。複数のスペーサ44は、それぞれボルト47を挿入させることの可能な貫通穴を有する。複数のスペーサ44の形状は、例えば、筒形状にすることができる。
複数のスペーサ44は、その高さによって板部材41,42の対向させた面の間隔を所定の間隔に保つ機能を有する。
複数のスペーサ44の高さは、例えば、腹当て部材本体31の厚さ、及び肩当て部材18を構成する後述するスライド部材62の厚さよりも少し大きい値となるように設定するとよい。
これにより、板部材41,42の下端部の間に配置される腹当て部材11がスライド可能な隙間、及び第1の湾曲部41−1,42−1の間に配置されるスライド部材62の第2の湾曲部62−1がスライド可能な隙間がそれぞれ形成される。
複数のボルト47は、ワッシャープレート46、及びスペーサ44を貫通し、板部材42の背面に配置されたナットプレート49に螺合されている。これにより、板部材41,42が固定されている。
なお、本実施の形態では、一例として、スペーサ44、ワッシャープレート46、ボルト47、及びナットプレート49をそれぞれ4つ用いた場合を例に挙げて説明したが、スペーサ44、ワッシャープレート46、ボルト47、及びナットプレート49の数は、適宜選択することができ、4つに限定されない。
ボルト52は、ワッシャープレート51、スライド溝32、板部材42の背面に配置された当て板53を貫通している。
ボルト57は、ワッシャープレート56、スライド溝33、板部材42の背面に配置された当て板53を貫通している。それぞれのボルト52,57は、ナットプレート54に螺合されている。
また、並行するスライド溝32,33のそれぞれに対して、互いに異なる位置で2つのボルト(ボルト52が2つまたはボルト57が2つ)のそれぞれの軸部を通すことで、スライド溝32,33の延在方向に対して、連結部材16が傾斜することなく、スライド溝32,33の延在方向に沿うように、連結部材16をスライドさせることが可能となる。
これにより、楽器用キャリア10を装着した演奏者の腹に対して、容易に腹当て部材11を当接するように高さを調整することができる。
また、板状とされた腹当て部材本体31は、板部材41,42間に配置され、ボルト52,57を締めることで位置を保持する一方、ボルト52,57を緩めるだけで腹当て部材本体31と板部材41,42を分解・分離されることなく、位置をずらすことで、腹当て部材本体31に対する板部材41,42との位置関係を調整できる。
このため、板部材41,42に対して腹当て部材本体31がスライド溝32,33の延在方向にスライドすることで容易に調整できる。
また、腹当て部材本体31の正面31aと板部材41の背面とが面接触するとともに、腹当て部材本体31の背面31bと板部材42の正面とが面接触するように挟持して位置関係を保持することで、一面のみで面接触してスライドする場合と比較して、抵抗を大きくすることが可能となる。これにより、演奏時に楽器用キャリアが演奏者の体からずれることを抑制できる。
肩当て部材18は、一対の肩当て部材本体61と、スライド部材62と、複数のワッシャープレート64と、複数のボルト65と、複数のナット66と、を有する。
肩当て部材本体61は、例えば、板材を湾曲させることで形成される。肩当て部材本体61は、先に説明した第1の湾曲部41−1,42−1の湾曲よりも大きく湾曲した形状とされている。楽器用キャリア10の軽量化の観点から、肩当て部材本体61の材料としては、例えば、アルミニウムを用いることができる。
図6は、図2に示すスライド部材の正面図である。図6において、図1〜図5に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
スライド部材62は、U字形状とされた板状の部材であるスライド部材本体81と、スライド溝82〜84と、ボルト穴85と、を有する。
スライド部材62は、その下部に第1の湾曲部41−1,42−1の湾曲形状に対応した形状を有する第2の湾曲部62−1(肩当て部材18の一部)を有する。
第2の湾曲部62−1は、中空円筒をその軸線に沿って切った一部で構成される形状を成し、一対の第1の湾曲部41−1,42−1間に形成される湾曲した空間内をスライド可能で、かつ第2の湾曲部62−1の二面が一対の第1の湾曲部41−1,42−1のそれぞれの対向する一面と接触する形状とされている。
第2の湾曲部62−1は、一対の第1の湾曲部41−1,42−1間に形成された隙間に挿入されている。第2の湾曲部62−1は、一対の第1の湾曲部41−1,42−1の湾曲面の円弧に沿って案内されながらスライドする。
楽器用キャリア10の軽量化の観点から、スライド部材本体81の材料としては、例えば、アルミニウムを用いることができる。
3つのスライド溝82〜84は、第2の湾曲部62−1の中央部を貫通するように設けられている。スライド溝82〜84は、第2の湾曲部62−1の湾曲方向に互いに並行して延在する溝である。
スライド溝82〜84のそれぞれの溝幅は、ボルト22−1〜22−3の軸部が通過可能で、かつボルト22−1〜22−3の頭部及びワッシャープレート21が通過不可能な大きさに設定されている。
ボルト穴85は、U字形状とされたスライド部材本体81の両端部に設けられている。ボルト穴85は、スライド部材本体81を貫通するように設けられている。ボルト穴85には、ボルト65が螺合される。
ボルト65は、ワッシャープレート64を介して、肩当て部材本体61の一方の端部とスライド部材62のボルト穴85の正面側とが重なる部分を貫通している。ボルト65は、スライド部材62の背面側に配置されたナット66に螺合されている。これにより、スライド部材62の両端と一対の肩当て部材本体61のそれぞれとが連結される。
ボルト22−1は、スライド溝82に軸部が挿入されており、ワッシャープレート21とナットプレート24とで一対の第1の湾曲部41−1,42−1及び当て板23を挟み込むように、ナットプレート24に螺合されている。ボルト22−1の軸部の径は、スライド溝82の幅よりも狭くなるように構成されている。
ボルト22−2,22−3は、それぞれスライド溝83,84に軸部が挿入されており、ボルト22−1と同様にナットプレート24に螺合されている。
このように、板材を湾曲させることで構成された一対の第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1を、ボルト22−1,22−2,22−3、ワッシャープレート21、及びナットプレート24を用いて連結させることで、従来の支持ロッドに締付ロッドホルダをねじで締結することで形成される出っ張り(特許文献1参照)よりも小さな出っ張りで連結部材16と肩当て部材18とを連結することが可能となる。
これにより、楽器用キャリア10の見栄えを良くすることができるとともに、演奏者が衣装の下に楽器用キャリア10を装着した場合に衣装が破損することを抑制できる。
また、一対の第1の湾曲部41−1,42−1間に配置される第2の湾曲部62−1に設けられたスライド溝82〜84にボルト22−1,22−2,22−3の軸部を配置し、1枚のナットプレート24に螺合させることで、ボルト22−1,22−2,22−3を緩めたときには、楽器用キャリア10を装着する演奏者の体型に応じて、スライド溝82〜84の延在方向(図5に示すA方向)に第2の湾曲部62−1を円弧状に連続してスライドさせることが可能となる。
これにより、楽器用キャリア10を装着する演奏者の体型に合わせて、肩当て部材18の角度や頂点の位置を、湾曲部の大きな曲率の円弧に沿って容易に調整でき、ボルト22−1,22−2,22−3を締めることで、湾曲部の大きな曲率の曲面同士を接触した状態で保持できるので、演奏時に楽器用キャリア10が演奏者の体からずれることを抑制できる。
先に説明したように、第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1は、板材を湾曲させることで形成されている。このため、一対の第1の湾曲部41−1,42−1に対して第2の湾曲部62−1が従来のロッドの丸棒を保持するものより大きな曲率で形成でき、第2の湾曲部62−1の凸側と凹側の両曲面と一対の第1の湾曲部41−1,42−1のそれぞれの対向する面とが挟持される形で面接触する。
これにより、大きな曲率で支持できるとともに接触する面積が増えて保持力が大きくなり、楽器用キャリア10が演奏者の体に密着した状態を維持しやすくなるので、演奏時に楽器用キャリア10が演奏者の体からずれることを抑制できる。
また、一対の第1の湾曲部41−1,42−1、及び第2の湾曲部62−1が円弧形状であるため、円弧状に湾曲方向に沿ってスライドした第2の湾曲部62−1の回転角度を連続的に調整することができる。
図7は、図4に示す楽器用キャリアを痩せた体型の演奏者が装着した状態を模式的に示す側面図である。図8は、図4に示す楽器用キャリアを太った体型の演奏者が装着した状態を模式的に示す側面図である。
図7及び図8において、図1〜図6に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。また、図7及び図8では、説明の便宜上、一対の第1の湾曲部41−1、及び第2の湾曲部62−1を断面で図示する。
ここで、演奏者の体型に応じて、第2の湾曲部62−1がどのようにスライドして、楽器用キャリア10が演奏者に装着されるかについて説明する。
痩せた体型(腹厚の小さい体型)の演奏者Bが楽器用キャリア10を装着すると、演奏者Bの体の厚さが薄いため、一対の第1の湾曲部41−1,42−1に沿って第2の湾曲部62−1が下方にスライドする。これにより、肩当て部材18の頂点Tが連結部材16に近い位置に配置される。そして、このような位置において、演奏者Bの肩と肩当て部材18との接触面積が多い状態となる。
太った体型(腹厚の大きい体型)の演奏者Cが楽器用キャリア10を装着すると、演奏者Cの体の厚さが厚いため、一対の第1の湾曲部41−1,42−1の湾曲面に沿って第2の湾曲部62−1が上方にスライドし、肩当て部材18の頂点Tが連結部材16から遠い位置(図7に示す頂点Tよりも遠い位置)に形成される。
そして、このような位置において、演奏者Cの肩と肩当て部材18との接触面積が多い状態となる。
上述したように、一対の第1の湾曲部41−1,42−1の湾曲面に沿って第2の湾曲部62−1がスライドすることで、肩当て部材18の角度及び頂点の位置を変化させることが可能となる。これにより、様々な体型の演奏者の肩と肩当て部材18との接触面積を増加させることができる。
なお、図示してはいないが、必要に応じて、腹当て部材本体31の背面31bや演奏者の胸と接触する連結部材16の面(板部材42の背面)や演奏者の肩と接触する肩当て部材18の下面に、演奏者の腹部、胸部や肩等を保護するクッション部材を設けてもよい。これにより、楽器用キャリア10を用いて重量の重い楽器を支持した場合でも、演奏者と接触する部位が痛くなることを抑制できる。
図1〜図4を参照するに、背当て部材19は、一対の肩当て部材本体61の他方の端部を連結するための帯状の部材である。
背当て部材19の両端は、ワッシャープレート26、ボルト27、及びナットプレート28により、一対の肩当て部材本体61の他方の端部に連結されている。背当て部材19は、演奏者の背中に当接される部材である。
本実施の形態の楽器用キャリア10によれば、連結部材16に面接触した状態で肩当て部材18の延在方向にスライド可能な構成肩当て部材18を有することで、従来の支持ロッドに締付ロッドホルダをねじで締め付けることで形成される出っ張り(特許文献1参照)よりも小さな出っ張りで連結部材16と肩当て部材18とを連結することが可能となる。
これにより、楽器用キャリア10の見栄えを良くすることができるとともに、演奏者が衣装の下に楽器用キャリア10を装着した場合に衣装が破損することを抑制できる。
また、連結部材16に対して面接触で肩当て部材18をスライドさせることで、肩当て部材がスライドするときに発生する抵抗が大きくなるので、連結部材16が肩当て部材18を保持する力(保持力)を向上させることが可能となる。これにより、演奏時に楽器用キャリア10が演奏者の体からずれることを抑制できる。
なお、本実施の形態では、一例として、演奏者の胸に当接される部分に一対の第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1を設けた場合を例に挙げて説明したが、一対の第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1の配設位置は、これに限定されない。
一対の第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1は、例えば、板部材41,42と腹当て部材31の間に配置してもよいし、板部材41,42と肩当て部材本体61の間に配してもよい。
さらには、板部材41,42を省略し、腹当て部材31とスライド部材62のそれぞれを板状に延設し、そのそれぞれに第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1を設けるようにしてもよい。このような場合も本実施の形態と同様な効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、一例として、肩当て部材本体61と、スライド部材62と、が別体とされた肩当て部材18を用いた場合を例に挙げて説明したが、肩当て部材本体61とスライド部材62とが一体とされた肩当て部材を用いてもよい。
また、一対の第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1の大きさ(例えば、湾曲の曲率半径の大きさや円弧を成す角度)や湾曲の程度は、図4及び図5に示す一対の第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1に限定されない。
一対の第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1の大きさ(例えば、湾曲の曲率半径の大きさや円弧を成す角度)や湾曲の程度を変更することで、肩当て部材18の半径の大きさや頂点の位置等を変化させることが可能となる。これにより、体型の異なるより多くの演奏者に適用することが可能となる。
例えば、半径の大きさや頂点の位置等が異なる複数種類のスライド部材と、これらに対応する一対の第1の湾曲部を含む連結部材と、をそれぞれ用意し、演奏者の体型に応じて、複数のスライド部材及び連結部材を使い分けることで、体型の異なるより多くの演奏者に適用することができる。
また、本実施の形態では、一例として、背当て部材19と連結され、演奏者の腰に当接される腰当て部材を有していない楽器用キャリア10を例に挙げて説明したが、本発明は、腰当て部材を有する楽器用キャリアにも適用可能である。
また、本実施の形態では、スライド部材62が3つのスライド溝(具体的には、スライド溝82〜84)を有する場合を例に挙げて説明したが、スライド部材62に形成するスライド溝を形成する場合、ひとつでもあればよく、3つに限定されない。
スライド溝が2つ以上であれば、図5に示すA方向に安定してスライド部材62をスライドさせることが可能となる。
例えば、ボルト22−1,22−2,22−3の出っ張りが気になる場合には、半球形状とされた樹脂により、ボルト22−1,22−2,22−3の頭部を被覆してもよい。
これにより、ボルト22−1,22−2,22−3の頭部が直接、衣装に引っ掛かったり局所的に擦れたりすることがなくなるため、衣装の損傷をより抑制することができる。
また、本実施の形態では、スライド溝82〜84と穴にボルト22−1〜22−3の軸部を通してナットプレートで締めることで位置を保持する構成としたが、ボルトとナットではなく、カムレバーロック式を用いてもよいし、他の部材・構成で締結するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、一対の板部材41、42の両端側で腹当て部材31とスライド部材62を挟持して連結する構成としたが、連結部材を一枚の板部材としてそれに対して、腹当て部材31とスライド部材62のそれぞれを面接触させてボルト・ナットあるいは他の締結部材で位置を保持する構成としてもよい。
図9は、連結部材を1枚にした変形例を示す側面図である。図9において、図1〜図5に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。図9では、図5に示す肩当て部材18も図示する。
連結部材89は、連結部材89は、一枚の板部材で構成されている。連結部材89の下端部には、図示しない前述の腹当て部材31が連結部材89の対向面と面接触させてボルト及びナットプレートで締結されている。
また、連結部材89を用いる場合、演奏者側に連結部材89を配置し、連結部材89の正面側にスライド部材62を配置し、連結部材89の正面側の面とスライド部材62の背面側の面を面接触させてボルト22−1,22−2,22−3とナットプレート24で締結するとよい。
このように、演奏者側に連結部材89を配置し、連結部材89の正面側にスライド部材62を配置することで、連結部材89をスライド部材62の正面側に配置させた場合と比較して、連結部材89の厚さ分、出っ張りを小さくすることが可能となるので、衣装の中に楽器用キャリアを装着する際に、衣装の損傷をさらに抑制できる。
なお、連結部材89を用いる場において、演奏者側にスライド部材62を配置し、スライド部材62の正面側に連結部材89を配置してもよい。
また、本実施の形態では、無段階調整ができるようにスライド溝82〜83に沿ってボルト22−1〜22−3の軸部をスライドさせることができる構成としたが、スライド溝に変えて、第1の湾曲部41−1,42−1及び第2の湾曲部62−1に湾曲方向(実施形態のスライド溝の方向)に沿って、ボルトを通す複数(例えば3つ)の穴をあけておき、それらの中から所望の角度にあった穴にボルトを通して、板部材41,42と肩掛け部材18の向き(位置関係)を固定する構造としてもよい。
この場合、無段階ではなく多段階での調整となるが、スライド溝の構成よりも良好に板部材41,42と肩掛け部材18の向き(位置関係)を保持できる。
図10は、4段階で調整可能な構成として、一対の板部材を省略し、腹当て部材及び肩掛け部材との間で直接連結する構成である変形例についてその主要部を示す側面図である。図10において、図5に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
腹当て部材91は、上述の腹当て部材31と同様の構成を有し、さらにその中央部から板部材41と同様の形状の延設部91−1が延設されている。延設部91−1には、屈曲部91−2が形成されている。
屈曲部91−2は、肩掛け接続部材88と対向する部分に、4つの平坦面93−1,93−2,93−3,93−4が角度を持ってつながることで形成される。屈曲部91−2を構成する4つの面には、それぞれに図面視奥行き方向に配された3つのボルト29(前述の22−1〜22−3と同様な構成とされたボルト)が貫通する穴92−1,92−2,92−3,92−4が形成される。屈曲部91−2の肩掛け接続部材88と対向しない側は、湾曲面が形成されている。
肩当て部材90は、一部を除き前述のスライド部材62と同様の構造であり、U字形状とされた板状の部材である肩掛け接続部材88と、連結ボルト穴88Aと、ボルト穴(図示せず)と、を有する。
肩掛け接続部材88の両端部には、ボルト穴(図示せず)に、前述のスライド部材62と同様に、図示しない肩掛け部材61がボルト65とナット66とで接続される。
肩掛け接続部材88の中央部には腹当て部材91の屈曲部91−2と対向する屈曲部88−1が形成される。屈曲部88−1は、7つの平坦面が角度を持ってつながることで形成される。屈曲部88−1に形成される1つの面に連結ボルト穴88Aが設けられている。連結ボルト穴88Aは、腹当て部材91の屈曲部91−2が対向している状態で穴92−1,92−2,92−3,92−4のいずれか一つと連結ボルト29が貫通した状態でナット24に螺合することで、腹当て部材91と肩当て部材90が連結される。
このような構成とされた腹当て部材91と肩当て部材90は、屈曲部91−2を形成する4つの平坦面93−1,93−2,93−3,93−4のいずれかが連結ボルト29を有する面に選択的に合せられ、その合せられた状態で連結ボルト29とナット24によって締結されることによって、腹当て部材91と肩当て部材90の角度の関係が異なる4つの姿勢のいずれかを安定してとることができる。
したがって、このような構成を適用した場合、肩当て部材90は、腹当て部材91に対して、面接触した状態で、かつ多段階で、腹当て部材91と肩当て部材90の角度の関係が異なる4つの姿勢のいずれかをとることができる。
このような構成とした場合も、先に説明した楽器用キャリア10と同様な効果を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10…楽器用キャリア、11,91…腹当て部材、12…ロッドクランプ、14…ロッド、16,89…連結部材、18,90…肩当て部材、19…背当て部材、21,26,38,46,51,56,64…ワッシャープレート、22−1,22−2,22−3,27,29,39,47,52,57,65…ボルト、23,53…当て板、24,28,49,54…ナットプレート、31…腹当て部材本体、31a…正面、31b…背面、32,33…スライド溝、35…ロッド収容部、36…突出部、37…ねじ、41,42…板部材、41−1,41−2…第1の湾曲部、44…スペーサ、61…肩当て部材本体、62…スライド部材、62−1…第2の湾曲部、66…ナット、81…スライド部材本体、82〜84…スライド溝、85…ボルト挿入穴、88…肩掛け接続部材、88A…連結ボルト穴、91−1…延設部、91−2…屈曲部、92−1〜92−4…穴、93−1〜93−4…平坦面、A…スライド方向、B,C…演奏者、T,T…頂点

Claims (5)

  1. 演奏者の前方において楽器を支持する楽器用キャリアであって、
    前記演奏者の肩に当接される肩当て部材と、
    前記肩当て部材とは別体に設けられ、前記肩当て部材に直接または間接的に連結される部分を含み、かつ前記演奏者の腹部に当接される腹当て部材と、
    を含み、
    前記肩当て部材と前記腹当て部材との間の連結は、湾曲部または屈曲部を持つ板状部材を重ねて固定されることで面接触した状態で連結され、前記湾曲部または前記屈曲部の重ねる位置を変えることで前記肩当て部材に対する前記腹当て部材の角度を変更可能であることを特徴とする楽器用キャリア。
  2. 前記肩当て部材側に位置する一部が、前記肩当て部材の少なくとも一面に配置された連結部材を有し、
    重ね合される前記湾曲部または前記屈曲部の一方が前記連結部材に設けられており、前記連結部材に設けられた前記湾曲部または前記屈曲部の面と、前記肩当て部材と前記腹当て部材との少なくとも一方に設けられた前記湾曲部または前記屈曲部の面とを重ねた状態で締結手段により締結されることで、前記肩当て部材と前記腹当て部材とが連結されることを特徴とする請求項1記載の楽器用キャリア。
  3. 前記肩当て部材は、前記連結部材に対して、異なる角度で連結するように、円弧状または多段階でスライド可能あるいは多段階で異なる位置で脱着可能な構成であることを特徴とする請求項2記載の楽器用キャリア。
  4. 前記連結部材は、所定の間隔で対向配置された2枚の板部材を含み、
    前記肩当て部材の一部が前記2枚の板部材間に配置され、
    前記肩当て部材の一部がずれる際または脱着する際、前記肩当て部材の一部の二面が、前記2枚の板部材の一面と面接触することを特徴とする請求項2または3記載の楽器用キャリア。
  5. 前記連結部材側に位置する前記腹当て部材は、前記2枚の板部材の間に配置されるとともに、該2枚の板部材に対して面接触し、かつ前記腹当て部材と前記肩当て部材との間が、スライド可能または脱着可能な構成であることを特徴とする請求項4記載の楽器用キャリア。
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