JP2021179514A - チェロ演奏用補助器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】椅子に座った奏者に対して、チェロを適正な姿勢で安定して保持可能なチェロ演奏用補助器具を提供する。【解決手段】チェロ演奏用補助器具20は、床に載置される本体21を備える。本体21は、三角形状かつ枠状であって、3つの辺部31、32、33と、3つの頂部41、42、43と、を有する。椅子22の脚24を固定する固定部材50が、第1の辺部31に設けられている。また、チェロのエンドピンをそれぞれ嵌入可能な複数の凹孔35が、第1の頂部41に設けられている。奏者は、本体21に固定された椅子22に座り、チェロのエンドピンを、自己の体格に適した一の凹孔35に嵌入して、チェロを適切な姿勢で保持する。【選択図】図5

Description

本発明は、奏者によるチェロの演奏を補助する補助器具に関する。
特許文献1は、バイオリンの演奏の練習時に、奏者によるバイオリンの保持を補助するバイオリン補助器具を開示する。
特許第5961780号公報
チェロの奏者は、椅子に座ってチェロの演奏を行う。チェロの演奏においては、椅子に座った奏者とチェロとの位置関係が重要である。この位置関係が演奏毎に変わると、演奏された音程や音色が不安定となる。例えば、椅子に座った奏者に対するチェロの左右への傾き、前後方向における倒し角度などが、チェロと奏者の位置関係として重要である。
本発明は、椅子に座った奏者に対して、チェロを適正な姿勢で安定して保持可能なチェロ演奏用補助器具を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るチェロ演奏用補助器具は、床に載置される本体であって、椅子を第1位置に位置決めする第1位置決め部と、チェロのエンドピンを、上記第1位置から離間する第2位置に位置決めする第2位置決め部と、を有する上記本体を備える。
チェロの奏者は、本体の第1位置に位置決めされた椅子に座ってチェロの演奏を行う。チェロは、エンドピンを通じて第2位置決め部によって第2位置に位置決めされる。すなわち、チェロは、椅子に座った奏者に対して安定的に位置決めされる。奏者は、位置決めされたチェロを演奏する。すなわち、チェロ演奏用補助器具は、正しい演奏位置にチェロを安定的に位置決めして奏者に演奏させることができる。
(2) 上記第2位置決め部は、上記本体の上面から凹む複数の凹孔であって、上記エンドピンがそれぞれ嵌入可能な複数の当該凹孔であってもよい。
複数の凹孔という簡単な構成で、本体は、チェロのエンドピンを種々の位置で位置決めすることができる。チェロの奏者は、自己の体格に応じた適切な1つの凹孔を選択し、選択した凹孔にチェロのエンドピンを嵌入する。
(3) 上記第1位置決め部は、上記本体に設けられて上記椅子の脚が嵌入される固定部材、或いは上記本体に設けられた固定ベルトであってもよい。
固定部材或いは固定ベルトは、椅子の脚を着脱自在に固定する。すなわち、本体は、椅子を着脱自在に第1位置に固定することができる。椅子は、演奏時において本体に固定され、運搬や保管時において本体から外される。すなわち、本発明に係るチェロ演奏用補助器具は、運搬が容易である。
(4) 上記本体は、蝶番によって接続された第1部材及び第2部材を有していてもよい。上記第1部材が上記第2部材に対して上記蝶番によって回動することにより、使用時の形態である第1形態と、第2形態とに形態変化する。
本体は、蝶番を軸に第1形態から第2形態に折り畳まれることにより、使用時の形態である第1形態よりもコンパクトになる。本体は、第2形態にされて運搬され、或いは保管される。すなわち、本発明に係るチェロ演奏用補助器具は、運搬が容易であり、かつ省スペースでの保管が可能である。
(5) 上記本体は、三角形状かつ枠状の金属板からなり、上記三角形状における辺を構成する3つの辺部のうちの1つの辺部であって、上記第1位置決め部が設けられた第1の辺部と、上記三角形状における頂点を構成する頂部であって、上記第1の辺部から離間する当該頂部であり、かつ上記第2位置決め部が設けられた当該頂部と、を備えていてもよい。
本体が金属板からなるので、例えば木製の床よりもチェロの音を効果的に反射することができる。すなわち、本体が樹脂や木製であるよりも音響効果を高めることができる。また、本体は、枠状であるので、枠状でない場合よりも、また板材でない場合よりも軽い。また、本体は、三角形状であるので、四角形状などの他の形状であるある場合よりも軽い。すなわち、本体が三角形状かつ枠状の板材とされることにより、本体が軽くなって、本体の運搬や設置が容易になる。
(6) 上記本体は、上記第1の辺部の垂直2等分線上であって、他の一の上記辺部に設けられた第1マークを有していてもよい。
奏者は、本体に付された第1マークを向いて椅子に座ることにより、奏者とチェロとの向きが適正となる。したがって、第1マークにより、奏者は適正なチェロの向きを容易に認識できる。
(7) 上記第2位置は、上記第1位置から上記第1マークに向かって左に位置する。
第2位置が、第1位置から第1マークに向かって左に位置することにより、椅子に座った右利きの奏者に対してチェロが適正な姿勢で保持される。
(8) 本発明に係るチェロ演奏用補助器具は、上記椅子をさらに備えていてもよい。
本発明は、本体と椅子とのセットであってもよい。
(9) 上記椅子は、幅方向における座面の中央に付された第2マークを有していてもよい。
奏者は、第2マークを目印として本体に対して椅子を設置する。そして、奏者は、第2マークと体の正中線とが一致するように椅子に座る。その結果、椅子に座った奏者に対してチェロが適正な姿勢で保持される。したがって、第2マークにより、奏者は適正なチェロの姿勢を容易に認識できる。
本発明によれば、チェロ演奏用補助器具は、椅子に座った奏者に対して、チェロを適正な姿勢で安定して保持することができる。
図1は、チェロ10の正面図である。 図2は、本体21の平面図である。 図3は、本体21の側面図である。 図4は、折り畳んだ状態の本体21の平面図である。 図5は、チェロ演奏用補助器具20の平面図である。 図6は、チェロ演奏用補助器具20の正面図である。 図7(A)は、チェロ演奏用補助基部20を使用した状態の図であり、図7(B)は、チェロ10が正しくない姿勢で演奏される状態を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
本実施形態では、奏者がチェロ10(図1)を演奏する際に、チェロ10が正しい姿勢で保持されることを補助するチェロ演奏用補助器具20(図5)が説明される。チェロ10の正しい姿勢とは、チェロ10が、図7(A)に示されるように、床に対して垂直に立つ姿勢である。なお、チェロ10の正しくない姿勢とは、図7(B)に示されるように、チェロ10が床に対して左右(図示例では右)に傾いた姿勢である。チェロ10は、正しい姿勢において、奏者側である後方に若干傾いている。以下では、チェロ演奏用補助器具20は、補助器具20と省略されて説明がされる。
まず、図1に示されるチェロ10について簡単に説明がされる。チェロ10は、胴体11と、ネック12と、ヘッド13と、駒14と、テールピース15と、4本の弦16と、を備える。奏者は、弓17(図7)を弦16に当ててチェロ10の演奏を行う。
チェロ10は、胴体11から突出するエンドピン18をさらに備えている。エンドピン18は、丸棒状である。チェロ10は、エンドピン18の先端を床などに当てることによって床に支持されて、椅子22(図6)に座った奏者によって演奏される。補助器具20は、このエンドピン18を利用して、椅子22に座った奏者に対してチェロ10の位置決めを行う。以下、詳しく説明がされる。
補助器具20は、図5及び図6に示されるように、本体21と、椅子22と、を備える。
椅子22は、脚24と、脚24に支持された座25とを備える。なお、椅子22は、座25の高さ位置の調整が可能の種類の椅子であることが好ましい。
椅子22は、第2マーク26を有する。第2マーク26は、座25の上面であって、かつ座25の幅方向における中央となる位置に付されている。例えば、第2マーク26が印刷されたシールが座25に貼り付けられることにより、第2マーク26が本体21に付される。図5に示す例では、第2マーク26は、三角形状である。奏者は、体の正中線と第2マーク26とを一致させて椅子22に座る。すなわち、第2マーク26は、奏者が座る椅子22における位置を示す。
図3に示されるように、本体21は、板状である。本体21は、一対の主面の一方を床に当てて床に載置されて使用される。板状の本体21の一対の主面のうち、床に当接されない方の主面を表面23と記載して、以下説明がされる。
図2に示されるように、本体21は、枠状である。すなわち、表面23は、外側の縁及び内側の縁を有する。表面23の外側の縁及び内側の縁は、ともに三角形状である。すなわち、本体21は、三角形状かつ枠状である。以下では、本体21において、三角形の3つの辺を構成する部分をそれぞれ第1の辺部31、第2の辺部32、第3の辺部33とし、三角形の3つの頂点を構成する部分をそれぞれ第1の頂部41、第2の頂部42、第3の頂部43と記載して説明がされる。第2の頂部42及び第3の頂部43は、第1の辺部31の両側に位置する。第1の頂部41及び第3の頂部43は、第2の辺部32の両側に位置する。第1の頂部41及び第2の頂部42は、第3の辺部33の両側に位置する。また、以下では、第1の辺部31が延びる方向を左右方向とし、水平面上において左右方向に直交する方向を前後方向として説明がされる
奏者が座る椅子22の脚24(図6)を固定する左右一対の固定部材50が第1の辺部31に取り付けられている。固定部材50は、脚24を固定可能であれば、どのような構成であってもよい。図6に示す例では、固定部材50は、円柱状の脚24が嵌入されるC字形状の圧入部51と、ねじ53によって第1の辺部31に取り付けられた板状の取付部52とを有する。固定部材50は、圧入部51と取付部52とが一体に形成された樹脂成型品である。すなわち、C字状の圧入部51は、弾性変形可能である。圧入部51は、椅子22の円柱状の脚24が圧入される際、及び外される際に弾性変形する。椅子22の脚24が圧入部51に圧入されることにより、椅子22が本体21に固定される。椅子22の脚24が圧入部51から外されることにより、椅子22は、本体21から取り外される。椅子22が本体21に固定されることにより、本体21に対して椅子22が位置決めされる。
図2に示されるように、左右一対の固定部材50は、第1の辺部31の垂直2等分線34に対して対称となる位置にそれぞれ配置されている。すなわち、一対の固定部材50に固定された椅子22の左右方向における中心と、第1の辺部31の左右方向における中心とが一致する。つまり、椅子22は、その中心が左右方向における第1の辺部31の中心に位置するように本体21に対して位置決めされる。固定部材50が設けられた第1の辺部31が位置する位置は、第1位置の一例である。
椅子22を固定する第1の辺部31の両側からそれぞれ延びる第2の辺部32と第3の辺部33とが交わる部分である第1の頂部41は、第1の辺部31の垂直2等分線34に対して左方にずれた位置に位置している。この左にずれた第1の頂部41に、チェロ10のエンドピン18がそれぞれ嵌入可能な複数の凹孔35が設けられている。すなわち、チェロ10は、椅子22に座る右利きの奏者に対して左方にずれた位置に固定される(図7(A))。なお、左利きの奏者用に、第1の頂部41が垂直2等分線34に対して右方にずれた位置に位置する本体21が製造されてもよい。
凹孔35について詳しく説明する。凹孔35は、表面23から凹んで形成されている。すなわち、凹孔35は、貫通孔ではなく、凹みである。凹孔35は、その開口が円形状である凹みである。当該開口の直径は、丸棒状のエンドピン18の先端部の直径よりも僅かに大きい。すなわち、凹孔35は、エンドピン18を嵌入され得る形状及び大きさに形成されている。
複数の凹孔35が第1の頂部41に設けられている。複数の凹孔35は、前後方向及び左右方向においてそれぞれ複数の列を形成している。チェロ10のエンドピン18が、複数の凹孔35のうちのいずれかの1つの凹孔35に嵌入されることにより、チェロ10が位置決めされる。すなわち、チェロ10は、エンドピン18が嵌入される凹孔35が変更されることにより、種々の位置で位置決めされ得る。奏者は、補助器具20を最初に使用する際に、複数の凹孔35から、自己の体格や座る姿勢などに応じた適切な1つの凹孔35を選択し、選択した凹孔35にチェロ10のエンドピン18を嵌入する。奏者は、補助器具20を2回目以降に使用する場合、最初に選択した凹孔35に、チェロ10のエンドピン18を嵌入する。すなわち、チェロ10は、椅子22に座る奏者に対して、常に適切な位置に位置決めされる。適切な位置で位置決めされたチェロ10は、図7(A)に示されるように、奏者の正中線よりも左に位置する位置において、左右方向において床に対して直交する姿勢で、奏者によって保持される。なお、チェロ10は、奏者が右手で保持する弓17と弦16とが正対するように、心持右に捩じられる。凹孔35が設けられた第1の頂部41が設けられた位置は、第2位置の一例である。
なお、凹孔35は、第1の頂部41に加え、第2の辺部32や第3の辺部33にも設けられていてもよい。また、凹孔35は、第2の辺部32のみに設けられていてもよいし、第3の辺部33のみに設けられていてもよい。その場合、本体21は、凹孔35を第2の辺部32或いは第3の辺部33に設けることが可能な形状の三角形状かつ枠状とされる。
本体21は、椅子22に座った奏者が向く向きを示す第1マーク36を有している。第1マーク36は、第1の辺部31の垂直2等分線34上であって、かつ第2の辺部32の表面23に付されている。第1マーク36は、第2の辺部32の表面23に打刻されることにより、或いは第1マーク36が印刷されたシールが第2の辺部32の表面23に貼り付けられることにより、本体21に付される。図2に示す例では、第1マーク36は、三角形状である。奏者は、体の正中線を上述の第2マーク26に一致させ、かつ第1マーク36を向いて椅子22に座る。奏者が、体の正中線を上述の第2マーク26に一致させ、かつ第1マーク36を向くことにより、奏者の左寄りにチェロ10が位置することになる。すなわち、奏者に対してチェロ10が演奏に適した正しい位置となる。
本体21は、運搬や保管等のため、折り畳み可能とされている。詳しく説明すると、本体21は、図2に示されるように、分割上本体61及び分割下本体62と、左右一対の蝶番63とで構成されている。分割上本体61は、第1の頂部41と、第2の辺部32及び第3の辺部33の上側とを構成する部材である。分割下本体62は、第2の頂部42及び第3の頂部43と、第2の辺部32及び第3の辺部33の下側と、第1の辺部31と、を構成する部材である。そして、蝶番63は、第2の辺部32及び第3の辺部33となる位置に配置されており、ねじ64を用いて、分割上本体61と分割下本体62とにそれぞれ取り付けられている。本体21は、分割上本体61と分割下本体62とが同一平面上に位置する使用形態(図2)と、板状の分割上本体61と分割下本体62とが厚みに沿う方向において重なった運搬/保管形態(図4)とに形態変化可能である。奏者は、チェロ10の演奏を行う場合、本体21を使用形態にしてホールの床に載置する。奏者は、本体21を運搬/保管形態にして、本体21の運搬を行い、また、本体21を保管する。分割上本体61及び分割下本体62は、第1部材及び第2部材の一例である。使用形態は、第1形態の一例である。運搬/保管形態は、第2形態の一例である。
本体21の製造について説明する。本体21は、鋼板やアルミ板などの金属板を加工して製造される。例えば、平板状の鋼板が打ち抜かれることにより、分割上本体61及び分割下本体62が製造される。或いは、矩形板状の鋼板の端同士が溶接などによって接続されることにより、分割上本体61及び分割下本体62が製造される。そして、蝶番63を固定するためのねじ込み孔が分割上本体61及び分割下本体62にそれぞれ加工される。蝶番63が有する挿通孔に挿通されたねじが当該ねじ込み孔にねじ込まれることにより、蝶番63が分割上本体61及び分割下本体62にそれぞれ固定される。すなわち、分割上本体61と分割下本体62とが一体とされる。
次に、固定部材50が、ねじや接着剤などを用いて第1の辺部31に取り付けられる。なお、固定部材50が分割下本体62の第1の辺部31に取り付けられた後、蝶番63が分割上本体61及び分割下本体62にそれぞれ固定されてもよい。
[実施形態の作用効果]
チェロ10の奏者は、本体21の第1の辺部31に位置決めされた椅子22に座ってチェロ10の演奏を行う。チェロ10は、エンドピン18を通じて凹孔35によって第1の頂部41に位置決めされる。すなわち、チェロ10は、椅子22に座った奏者に対して安定的に位置決めされる。奏者は、位置決めされたチェロ10を演奏する。すなわち、チェロ演奏用補助器具20は、正しい演奏位置にチェロ10を安定的に位置決めして奏者に演奏させることができる。
固定部材50は、椅子22の脚24を着脱自在に固定する。すなわち、本体21は、椅子22を着脱自在に固定することができる。椅子22は、演奏時において本体21に固定され、運搬や保管時において本体21から外される。したがって、チェロ演奏用補助器具20の運搬が容易である。
本体21は、蝶番63を軸に使用形態から折り畳まれて、運搬/保管形態にされ、運搬或いは保管される。したがって、本体21は、運搬が容易であり、かつ省スペースで保管が可能である。
本体21が金属板からなるので、例えば木製の床よりもチェロ10の音を効果的に反射することができる。すなわち、本体21が樹脂や木製であるよりも音響効果を高めることができる。また、本体21は、枠状であるので、枠状でない場合よりも、また板材でない場合よりも軽い。また、本体21は、三角形状であるので、四角形状などの他の形状であるある場合よりも軽い。すなわち、本体21が三角形状かつ枠状の板材とされることにより、本体21が軽くなって、本体21の運搬や設置が容易になる。
また、本体21に第1マーク36が付されており、奏者は、本体21に付された第1マーク36を向いて椅子22に座る。奏者は、本体21に付された第1マーク36を向いて椅子22に座ることにより、奏者とチェロ10との向きが適正となる。したがって、第1マーク36により、奏者は適正なチェロ10の向きを容易に認識できる。
また、凹孔35が、第1の辺部31の垂直2等分線34より左に位置するので、奏者が右利きである場合、椅子22に座った奏者に対してチェロ10が適正な姿勢で保持される。
また、奏者は、第2マーク26を目印として幅方向における椅子22の中心位置に座る。その結果、椅子22は、奏者を適切な位置に座らせることができる。したがって、第2マーク26により、奏者は適正なチェロ10の姿勢を容易に認識できる。
[変形例]
上述の実施形態では、本体21が三角形状かつ枠状である例が説明された。しかしながら、本体21は、枠状でなくてもよい。例えば、本体21は、格子状や、パンチングによって多数の貫通孔が設けられた格子状などであってもよい。また、本体21は、四角形状やT字状などであってもよい。
また、上述の実施形態では、本体21が金属製品である例が説明された。しかしながら、本体21は、樹脂成形品や木製品であってもよい。
また、上述の実施形態では、本体21が分割上本体61と分割下本体62とに上下に2分割された例が説明された。しかしながら、本体21は、左右に2分割されてもよい。また、3分割以上で分割されてもよい。或いは、本体21は、分割されていなくてもよい。
また、上述の実施形態では、補助器具20が本体21及び椅子22を備える例が説明された。しかしながら、補助器具20は、本体21のみを備えており、椅子22として市販品が用いられてもよい。
また、上述の実施形態では、椅子22の脚24を固定する固定部材50が本体21に設けられた例が説明された。しかしながら、椅子22の脚24を固定可能であれば、他の部材が本体21に設けられていてもよい。例えば、固定部材50に代えて、椅子22の脚24に巻き付けられる固定ベルトが本体21に設けられていてもよい。
また、上述の実施形態では、椅子22の脚24を固定する固定部材50が本体21に設けられた例が説明された。しかしながら、固定部材50は設けられなくてもよい。その場合、奏者は、椅子22の座25に付された第2マーク26が、本体21の第1の辺部31の左右方向における中央に位置するように、椅子22の脚を第1の辺部31に乗せて椅子22を設置する。すなわち、第2マーク26は、本体21に対して椅子22を設置する場合の位置合わせにも用いられる。この場合、第2マーク26は、第1位置決め部の一例である。
10・・・チェロ
18・・・エンドピン
20・・・チェロ演奏用補助器具
21・・・本体
22・・・椅子
24・・・脚
25・・・座
26・・・第2マーク
31・・・第1の辺部
32・・・第2の辺部
33・・・第3の辺部
34・・・垂直2等分線
35・・・凹孔
36・・・第1マーク
41・・・第1の頂部
42・・・第2の頂部
43・・・第3の頂部
50・・・固定部材
61・・・分割上本体
62・・・分割下本体
63・・・蝶番

Claims (9)

  1. 床に載置される本体であって、
    椅子を第1位置に位置決めする第1位置決め部と、
    チェロのエンドピンを、上記第1位置から離間する第2位置に位置決めする第2位置決め部と、を有する上記本体を備えたチェロ演奏用補助器具。
  2. 上記第2位置決め部は、上記本体の上面から凹む複数の凹孔であって、上記エンドピンがそれぞれ嵌入可能な複数の当該凹孔である、請求項1に記載のチェロ演奏用補助器具。
  3. 上記第1位置決め部は、
    上記本体に設けられて上記椅子の脚が嵌入される固定部材、或いは上記本体に設けられた固定ベルトである、請求項1または2に記載のチェロ演奏用補助器具。
  4. 上記本体は、
    蝶番によって接続された第1部材及び第2部材を有しており、
    上記第1部材が上記第2部材に対して上記蝶番によって回動することにより、使用時の形態である第1形態と、第2形態とに形態変化する、請求項1から3のいずれかに記載のチェロ演奏用補助器具。
  5. 上記本体は、
    三角形状かつ枠状の金属板からなり、
    上記三角形状における辺を構成する3つの辺部のうちの1つの辺部であって、上記第1位置決め部が設けられた第1の辺部と、
    上記三角形状における頂点を構成する頂部であって、上記第1の辺部から離間する当該頂部であり、かつ上記第2位置決め部が設けられた当該頂部と、を備える、請求項1から4のいずれかに記載のチェロ演奏用補助器具。
  6. 上記本体は、上記第1の辺部の垂直2等分線上であって、他の一の上記辺部に設けられた第1マークを有する、請求項5に記載のチェロ演奏用補助器具。
  7. 上記第2位置は、上記第1位置から上記第1マークに向かって左に位置する、請求項6に記載のチェロ演奏用補助器具。
  8. 上記椅子をさらに備えた、請求項1から7のいずれかに記載のチェロ演奏用補助器具。
  9. 上記椅子は、幅方向における座面の中央に付された第2マークを有する、請求項8に記載のチェロ演奏用補助器具。
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