JP2002264439A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2002264439A
JP2002264439A JP2001066050A JP2001066050A JP2002264439A JP 2002264439 A JP2002264439 A JP 2002264439A JP 2001066050 A JP2001066050 A JP 2001066050A JP 2001066050 A JP2001066050 A JP 2001066050A JP 2002264439 A JP2002264439 A JP 2002264439A
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JP
Japan
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unit
image recording
printer
recording apparatus
head
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JP2001066050A
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English (en)
Inventor
Sukeaki Aoki
右顕 青木
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バージョンアップが容易に行えない。 【解決手段】 給紙ユニット3、ヘッドユニット4、ヘ
ッド駆動ユニット5、キャリッジユニット6、排紙ユニ
ット7、通信ユニット8、PSU9、プリンタコントロ
ールユニット10からなり、各ユニットごとの動作制御
情報をPC11に通知することによりPCにインストー
ルしたプラグラムがユニットごとの印刷動作シーケンス
及び記録用画像データを作成して一つのユニットに送信
し印刷動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プ
ロッタ等の画像記録装置(以下「プリンタ」と総称す
る。)としては、電子写真方式、インクジェット方式、
ドットインパクト方式などの様々な方式のものが存在し
ている。概して言えば、電子写真方式は、印刷スピード
(記録速度)において優れており、大量に印刷量が必要
な大規模なオフィスでの使用に適している。また、近年
のPCの一般家庭への普及により、インクジェットプリ
ンタが安価で手軽なカラー画像出力装置として使用され
る傾向にある。
【0003】プリンタをユーザが導入するときの基準と
しては性能とコストである。プリンタの性能要素として
は印刷スピードと画質が最も大きな要因と考えられる。
画質は、ユーザの主観を除けば、記録密度と画像生成媒
体(トナーやインク)によるところが大きいといえる。
印刷スピードは、電子写真の場合であれば、感光体への
光書き込み速度、記録媒体の搬送速度及びそれらを統合
して制御するコントローラの処理能力により決定され
る。また、シリアル型のインクジェットプリンタであれ
ばヘッドのノズルから吐出されるインクの液滴化周波
数、ヘッドに集積されたノズル数、ヘッドが搭載される
キャリッジの移動速度、記録媒体の搬送速度、全体を制
御するコントローラの処理能力により決定される。
【0004】ところで、ユーザはプリンタ導入直後には
プリンタ性能に満足するのは当然のことであるが、一般
的傾向として、時間の経過や外部周辺装置の機能向上と
ともに、さらなる性能への要求が生じるのが必然であ
る。
【0005】ここで、性能アップの要求が所有するプリ
ンタに何らかのオプションを追加することによって可能
でありプリンタ資源を有効活用することができる技術と
して例えば特開平7−148979号公報に記載されて
いるように、印字ヘッドの紙送り方向への増設を図るこ
と及びこの増設に伴なう改造を実施できるように、スペ
ースを含めた実装手段の確保及び印字制御上の切り替え
ができるようにしたドットプリンタが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなプリンタにあっては、出荷時から予め増設を予
定した設計を強いられることになり、バージョンアップ
を行わないユーザにはコストアップとなるという課題が
ある。
【0007】また、印刷画質の向上を家庭内において現
状最も普及しているシリアル型のインクジェットプリン
タの場合で考えてみると、記録密度の向上を行うために
既存のヘッドの集積されたノズル密度をより高密度化さ
れたものへの変更して使用できれば画質の向上が可能と
なる。しかしながら、同時に搬送機構の変更、ヘッド駆
動回路の変更、ノズル数が増えた場合には送信データ生
成回路の変更等を余儀なくされる。ヘッドの交換に伴う
他の変更は、現状のプリンタ内のコントローラ全ての変
更につながるものであり現実的ではない。そのため、所
有のプリンタの他に新たにプリンタを買う以外にユーザ
による性能の向上は簡単に行えず、プリンタ資源の有効
活用が行えないという課題がある。
【0008】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、ユーザが簡単により高性能なプリンタに変更す
る場合に低コストで高性能なプリンタを提供できるよう
にすると共に、それまで使用していたプリンタ資源を最
大限有効活用できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る画像記録装置は、少なくとも2つ以上
のユニットから構成され、各ユニットごとの動作制御情
報を外部装置に通知する手段と、外部装置にインストー
ルされたプログラムに基づいて各ユニットごとの記録動
作シーケンス及びプリンタ用画像データを作成して一つ
のユニットに送信することにより印刷動作が可能となる
手段を備えたものである。
【0010】ここで、各ユニットのうち少なくとも一部
の記録動作を行うユニットが直接又は間接的に相互に通
信可能なバスに接続されていることが好ましい。また、
各ユニット間を直接又は間接的に通信可能とするバスが
どのユニットからも割り込み可能であることが好まし
い。さらに、各ユニットのうちの一つは、外部装置と直
接接続され、各ユニットの印刷動作時のプリントシーケ
ンスに従って各ユニットに所定のタイミングで動作コマ
ンド及びデータを送るシーケンサであることが好まし
い。
【0011】また、ユニットは当該ユニットの機能若し
くは当該ユニット以上の機能を有する新規なユニットに
その動作制御情報を外部装置に通知することのみで交換
可能であることが好ましい。さらに、新規な機能を有す
るユニットをその動作制御情報を外部装置に通知するこ
とのみで追加可能であることが好ましい。さらにまた、
少なくとも1つのユニットは他のユニットをバス接続可
能とする通信ユニットであることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明に係る画像記録
装置であるプリンタの機構部の概略斜視説明図、図2は
同機構部の側面説明図、図3は同プリンタの全体概略構
成を示すブロック図である。
【0013】このプリンタ1は、記録媒体2を給紙する
給紙ユニット3、記録媒体2に画像を印字(記録)する
複数のヘッドユニット4、各ヘッドユニット4を駆動す
るためのヘッド駆動ユニット5、各ヘッドユニット4を
主走査方向に移動走査するためのキャリッジユニット
6、記録媒体2を排紙する排紙ユニット7、外部装置
(PC)100との間の通信を行うための通信ユニット
8、各部に電源を供給するパワーサプライユニット(以
下「PSU」という。)9、プリンタコントロールユニ
ット10、ケースユニットから構成されている。これら
の各ユニット3〜10は記録動作(印字動作)中になん
らかの動作、すなわち少なくとも一部の記録動作を行う
ユニットである。
【0014】プリンタコントローラユニット10は、直
接外部装置であるPC11内の高速バスであるPCIバ
スに接続されており、直接PC11から指令を受け取る
ことができる。プリンタコントローラユニット10の接
続インタフェースは、プリンタポート等の双方向に通信
可能なものであればよく、PCIに限定されるものでは
ない。
【0015】プリンタコントロールユニット10は、プ
リンタ1本体に設置された通信ユニット8にケーブルで
接続される。ここで、プリンタコントロールユニット1
0には印刷データをストアする画像メモリ12、プリン
タシーケンス情報をストアするプリンタトシーケンスメ
モリ13、画像メモリ12及びプリンタシーケンスメモ
リ13にストアされたデータを各ユニットにバスを利用
して順次送出可能でPC11から直接コントロールでき
るシーケンサ14を有している。すなわち、プリンタコ
ントロールユニット10は、外部装置と直接接続され、
各ユニットの印刷動作時のプリントシーケンスに従って
各ユニット3〜9に所定のタイミングで動作コマンド及
びデータを送るシーケンサ14を含むユニットである。
【0016】ケースユニットは、ベース基台21及びコ
ントロールボックス22、図示していない外装から構成
されている。ベース基台21には各ユニットを固定する
ガイドレールが複数設置されている。コントロールボッ
クス22はベース基台21に固定され、図4に示すよう
に、各ユニット3〜9の各コントローラが収納される。
【0017】給紙ユニット3は、記録媒体2を載置する
給紙トレイ31、給紙トレイ31の記録媒体2を送り込
む2本のガイドローラ32、ガイドローラ32をギヤ3
3を介して回転駆動するモータ34、紙センサ35、モ
ータ34を駆動制御するための給紙コントローラ36及
びモータドライバ37、給紙ユニット基台38から構成
される。
【0018】なお、図1及び図2においてはガイドロー
ラ32等を固定する給紙ユニット3用の側板、紙センサ
は図示を省略してある。給紙コントローラ36を除く給
紙ユニット構成部品は、給紙ユニット基台38に一体固
定されておりケースの図示していないガイドレールによ
ってベース基台21にユニットごと固定可能となる。
【0019】2本のガイドローラ32のうちの1本はギ
ヤ33を介してモータ34により回転動作されること
で、紙、OHPシート等の記録媒体2の給紙、搬送を可
能にしている。給紙トレイ31上の記録媒体2のサイズ
は、給紙トレイ31に設置された図示しないセンサ35
によりそのサイズと向きが検出可能である。
【0020】給紙コントローラ36は、通信ユニット8
のバス81に接続され、コントロールボックス22内に
設置される。給紙コントローラ36は、バスラインから
給紙の開始及び停止コマンド及び搬送速度データ、搬送
量データを受け取ると、モータドライバ37にモータ3
4を駆動動作させるよう動作する。また、特定のリクエ
ストコマンドがあれば、給紙トレイ31に設置されたセ
ンサにより記録媒体の大きさ、設置向き情報などの動作
制御情報を外部装置(PC)11へ送信する。すなわ
ち、給紙コントローラ36は給紙ユニット3の動作制御
情報を外部装置に通知する手段を兼ねている。
【0021】各ヘッドユニット4は、静電方式のインク
ジェットへッド(この他、ピエゾ方式、サーマル方式な
どのヘッドでもよい。)であり、一つのヘッドユニット
4に複数個のノズルが集積されている。キャリッジユニ
ット6には、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエ
ロー)、K(ブラック)の各インクを吐出させるヘッド
ユニット4を搭載している。各ヘッドユニット4は、一
つのヘッド駆動ユニット5から駆動電圧信号、駆動デー
タ、タイミング信号を受信して印字動作するものであ
る。
【0022】ヘッド駆動ユニット5は、ヘッドコントロ
ーラ51、ヘッドドライバ52等から構成されている。
ヘッド駆動ユニット5は複数のヘッドユニット4を駆動
するもので、通信ユニット8のバス81に接続され、バ
ス81から駆動波形データ、画像を表わす駆動データ、
駆動タイミング信号を受信する。また、ヘッド駆動ユニ
ット5は接続されたヘッドユニット4からのヘッドデー
タ41を受信することも可能である。ヘッドユニット4
とヘッド駆動ユニット5間は図示していないフラットケ
ーブルにより電気的に接続される。このヘッド駆動ユニ
ット5はヘッドユニット4の動作制御情報を外部装置
(PC)11に通知する手段を兼ねている。
【0023】キャリッジユニット6は、ガイドシャフト
61、キャリッジ62、ベルト63、モータ64、プー
リー65、65、キャリッジガイド板66、キャリッジ
位置検知センサ67、キャリッジコントローラ68、モ
ータドライバ69等から構成されている。キャリッジコ
ントローラ69を除くキャリッジユニット構成部品は、
キャリッジガイド板66に直接又は部品を介して一体固
定されており、ベース基台21の図示していないガイド
レールにキャリッジガイド板66を挿入することによっ
てケースに固定可能である。
【0024】キャリッジ62にはヘッドユニット4が搭
載可能であり、ヘッドユニット4を搭載した状態で、ガ
イドシャフト61に沿って移動可能となっている。ベル
ト63はキャリッジ62に固定されプーリ65、65を
介してキャリッジガイド板66に固定されたモータ64
により駆動され、キャリッジ62を移動可能とするもの
である。ガイド板66に取り付けられたセンサ67は、
反射型のフォトインタラプタであり、ベルト63に取り
付けられた反射試料がセンサ下部を通過した時点からの
モータ64の回転量及び方向を設定することにより、キ
ャリッジ62の位置を制御可能とするものである。ここ
で、好ましくは、モータ64としてステッピングモータ
を用いることであるが、DCモータとキャリッジ62の
位置検出センサとしてリニアエンコーダを用いてもよ
い。
【0025】キャリッジコントローラ68はコントロー
ルボックス22内に設置され、通信ユニット8のバス8
1にバス接続される。キャリッジコントローラ68から
はケーブルを介してモータ64を駆動するモータドライ
バ69、フォトインタラプタ(センサ)67と電気的に
接続される。キャリッジコントローラ68は、バスライ
ンからキャリッジ移動コマンド及び移動速度データを受
け取るとモータ64を駆動してキャリッジ62を移動さ
せることが可能である。また、ハウジング位置に関する
リクエストがあればハウジング位置データを外部装置1
1に送信することも可能である。すなわち、キャリッジ
コントローラ68はキャリッジユニット6の動作制御情
報を外部装置に通知する手段を兼ねている。
【0026】排紙ユニット7は、排紙ガイド板71、2
本のガイドローラ72、排紙トレイ73、モータ74、
ギヤ75、排紙コントローラ76、モータドライバ77
から構成されている。排紙コントローラ76を除き排紙
ユニット7を構成する部品は、排紙ガイド板71に直
接、または部品を介して間接的に固定されており、ベー
ス基台21に設置された図示していないガイドレールに
排紙ガイド板71を挿入することによって設置可能とな
っている。2本のガイドローラ72のうちの一本はギヤ
を介してモータ74を駆動することにより回転動作を行
い記録媒体2の排紙動作が可能となる。
【0027】排紙コントローラ76はコントロールボッ
クス22内に設置され通信ユニット8のバス81にバス
接続されている。排紙コントローラ76はケーブルを介
してモータ74と接続されている。排紙コントローラ7
6は、バスラインから排紙コマンドを及びそれに続く排
紙速度データ、排紙移動量データを受け取ると、データ
に基づいてモータドライバ77を介してモータ74を回
転駆動して排紙動作を行わせる。
【0028】通信ユニット8は、各ユニット3、5、
6、7に対してバス接続を可能にする機能を有してお
り、他のユニット3、5、6、7にPCIバスとは切り
離されたローカルなバスを提供している。本実施例で
は、各ユニット3、5、6、7を直接通信ユニット8の
コネクタに挿入することによりバス接続が可能となって
いる。バス81はコマンドラインとデータライン、割り
込み等の通信制御ラインにより構成される。
【0029】通信ユニット8のバス81に接続されたユ
ニット3、5、6、7は主にプリンタコントロールユニ
ット10をバスマスタとして、バスマスタからのコマン
ドもしくはコマンドに続くデータにより印字制御動作さ
れることになる。また、どのユニット3、5、6、7か
らも割り込みが可能となる。
【0030】通信ユニット8は、コントロールボックス
22に収めらており図4に示されるように各ユニット
3、5、6、7、9とケーブル82〜86又はコネクタ
により電気的に接続される。
【0031】PSU9は、各ユニット3、5、6、7、
8への配電行うものである。配電用のケーブルは、各ユ
ニット3、5、6、7、8のコントローラに接続可能に
なっておりPSUユニット自体もPSUコントローラ9
1によって通信ユニット8に接続され制御可能となって
いる。
【0032】以上のように構成したプリンタ1をPC1
1から動作させる場合について説明する。まず、プリン
タコントローラユニット10をPC11上で動作させる
ためにはOSに適合するプログラムであるドライバソフ
ト(以下、「コントローラドライバ」と称する。)をイ
ンストールする。コントローラドライバは、インストー
ル直後若しくはインストール最中にプリンタ1を構成す
るユニット3〜9ごとに存在するデータファイルを要求
する。上記動作はドライバがプリンタコントローラ11
に対して通信ユニット8に接続された各ユニット3〜
7、9のIDを要求することによりなされる。なお、本
実施例の場合には、プリンタコントローラユニット10
のヘッドユニット4の情報取得はヘッド駆動ユニット5
を介して行われることになる。
【0033】ここで、ドライバソフトには発売時点で市
場に出荷されているユニットのIDをすべて持っている
ようにしておく。また、新しいユニットを認識するため
のID専用ファイルとしてユーザが入手可能にしておい
ても良い。ユーザは上記要求に対して各ユニット購入時
に添付されるデータファイルをPC11から入力すれば
よい。上記の作業によりPC11からのプリンタ1の制
御が可能となる。
【0034】ここで上記構成に基づくユニットごとのデ
ータファイルについて説明する。給紙ユニットファイル
は、給紙トレイ1に設定可能な記録媒体2のサイズ、記
録媒体を搬送可能なスピードの設定値、記録媒体2が給
紙開始状態においてユニットのどこに位置するかという
情報が含まれている。
【0035】キャリッジユニットファイルは、キャリッ
ジ52の設定可能な移動速度、移動量、キャリッジ52
への各ヘッドユニット4の挿入位置情報が含まれる。排
紙ユニット ファイルは、記録媒体2を搬送可能な速
度、移動量設定値、ユニット内のどの位置から記録媒体
2が排紙可能であるかという情報が含まれている。通信
ユニットファイルは、ユニットにおいて設定可能なデー
タ及びコマンドの転送速度情報が含まれている。
【0036】ヘッド駆動ユニットファイルは、設定可能
な駆動波形パラメータが含まれている。ヘッドユニット
ファイルは、ヘッドユニット4に集積されたノズル数、
ノズルピッチ、設定駆動波形パラメータ、ノズルのヘッ
ド内での位置情報、対応インクの種類の情報が含まれて
いる。本実施例においては、C、M、Y、Kのヘッドとして
各々異なるタイプのものを使えば4つのヘッドユニット
ファイルが存在することになる。ケースユニットファイ
ルはケース基台21の各ガイドレール位置情報が含まれ
ている。
【0037】次に、上記環境におけるプリンタ印刷動作
について説明する。ここではPC11のアプリケーショ
ンから印刷動作を行う場合である。アプリケーションが
OSに対して印刷動作を要求すると、OSはプリンタド
ライバであるコントローラドライバを起動する。コント
ローラドライバはヘッドユニットファイルから画素ピッ
チ、キャリッジ移動設定速度から高速モード、高画質モ
ード等の記録モードを算出しユーザに選択可能な情報を
提供する。なお、ここでユーザが単なる印字指令だけで
印刷を実行をしたい場合にはデフォルト値をコントロー
ラドライバは選択する。
【0038】記録モード決定後、ユーザから印刷実行が
指示されると、コントローラドライバはプリンタ印字動
作シーケンスにおける各ユニットの動作パラメータ及び
動作タイミングを計算しプリントシーケンスデータをプ
リンタコントローラユニット10に送信する。プリンタ
コントロールユニット10はプリントシーケンスメモリ
13にデータをストアする。
【0039】給紙ユニット3に対するプリントシーケン
スデータとしては給紙開始を行うタイミング、給紙開始
後に記録媒体2上の印字開始位置をキャリッジ52直下
の印字可能位置に搬送するための搬送速度、搬送量、印
字開始後の改行のための搬送速度、搬送量、改行タイミ
ングである。ここで、改行タイミングデータはプリンタ
コントローラユニット10からバスにデータを送信する
タイミングとして処理されることになる。
【0040】キャリッジユニット6に対するプリントシ
ーケンスデータはキャリッジ62の往復運動に関する移
動速度、移動量データ、移動タイミングである。ここ
で、移動タイミングデータはプリンタコントローラユニ
ット10からバスにデータを送信するタイミングとして
処理されることになる。
【0041】ヘッド駆動ユニット5へのプリントシーケ
ンスデータは各ヘッドユニット4を駆動するときの設定
駆動波形パラメータである。
【0042】排紙ユニット7へのプリントシーケンスデ
ータは排紙開始タイミング及び排紙速度及びそのときの
移動量である。ここで、排紙タイミングデータはプリン
タコントローラユニット10からバスにデータを送信す
るタイミングとして処理されることになる。
【0043】上記シーケンスデータ送信後にコントロー
ラドライバはアプリケーションからベクトルデータやテ
キスト、ビットマップ等の印刷データをプリンタ1に搭
載されているヘッドに合わせてラスタライズデータに変
換する。変換後にプリンタコントローラユニット10の
バッファに転送を行いシーケンサ14に印刷動作開始を
指示する。
【0044】プリンタコントローラユニット10のシー
ケンサ14は、印刷開始が指示されると、シーケンスメ
モリを順次読み出しながらバスにつながる各ユニット
3、5、6、7、8にコマンドまたはデータを所定のタ
イミングに従って送信し、これによりプリンタ1の印字
動作が行われる。ここで画像メモリが全印刷データの容
量よりも小さいような場合には画像メモリ12の容量分
だけのプリントシーケンスを送信し繰り返し動作させる
ことにより印刷動作を完了させるようにコントローラド
ライバが動作させる。
【0045】ここで印字動作中に何らかの不具合が生じ
た場合、例えば記録媒体2が正規の搬送路を外れ、キャ
リッジ62の移動を阻害してキャリッジ62が可動不可
能になった場合には、キャリッジユニット6が所定の移
動指示にも関わらずセンサからの信号の異常を検知する
ことによりその情報をバスに割り込みをかけてただちに
プリントコントロールユニット10のシーケンスをスト
ップすることが可能となりプリンタに与える損傷を少な
く抑えることができる。
【0046】さらに、上記の例のプリンタ1においてユ
ーザがその性能に不満を感じた場合のバージョンアップ
について説明する。印刷速度に不満を感じたユーザであ
れば、キャリッジ62に搭載されるヘッドユニット4の
数を増やすことが考えられる。キャリッジ62及びヘッ
ド駆動ユニット5にヘッドユニット4を追加する余裕が
あれば、ヘッドユニット4の追加とそのヘッドユニット
ファイルをPC11にインストールするだけでよい。
【0047】もし、キャリッジユニット6だけにヘッド
ユニット4を搭載する余裕がなければ、新たにより多く
のヘッドユニット4を搭載できるキャリッジユニット6
に交換することになる。また、ヘッド駆動ユニット5に
余裕が無い場合には、ヘッド駆動ユニット5を通信ユニ
ット8に追加すればよい。いずれにせよ、他のユニット
は既存のまま使用可能となる。
【0048】画像メモリ12の容量不足により高速化が
はかれないような場合には通信ユニット8に専用の画像
メモリユニットを増設させる方法も考えられる。
【0049】さらに、ヘッドユニット4として記録媒体
の搬送方向に垂直な幅だけ印刷動作可能なライン型のヘ
ッドユニットを持つ形態も考えられる。図5にラインプ
リントヘッドユニットを示している。同図において、
C、M、Y、Kごとにラインインクジェットヘッドユニ
ット102が4つハウジング103に設置されガイド板
106に固定されている。ガイド板106は前述のキャ
リッジユニット5のガイド板と共通である。ライン型の
ヘッドユニットを追加する場合にはキャリッジユニット
6は不要となりさきの印字動作におけるキャリッジ62
の搬送動作は省略されることになる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる画
像記録装置によれば、少なくとも2つ以上のユニットか
ら構成され、各ユニットごとの動作制御情報を外部装置
に通知することにより外部装置にインストールしたプラ
グラムがユニットごとの印刷動作シーケンスおよび記録
用画像データを作成して一つのユニットに送信し印刷動
作を可能とし、プリンタの各機能動作をユニットに分割
して、ユニットごとの動作制御情報を外部装置からコン
トロールしているので、ユニット変更による記録装置の
バージョンアップが容易になる。
【0051】ここで、各ユニットのうち少なくとも一部
の記録動作を行うユニットが直接又は間接的に相互に通
信可能なバスに接続されていることで、より容易にユニ
ットの交換が行えるようになる。
【0052】また、各ユニット間を直接又は間接的に通
信可能とするバスがどのユニットからも割り込み可能で
あることで、ユニットで障害がある場合に直ちに装置を
停止可能とすることが可能となり、記録装置の損傷を防
止できる。
【0053】さらに、各ユニットのうちの一つは、外部
装置と直接接続され、各ユニットの印刷動作時のプリン
トシーケンスに従って各ユニットに所定のタイミングで
動作コマンド及びデータを送るシーケンサであること
で、制御を簡略化することができる。
【0054】また、ユニットは当該ユニットの機能若し
くは当該ユニット以上の機能を有する新規なユニットに
その動作制御情報を外部装置に通知することのみで交換
可能であることで、既存の装置の資源を有効に活用した
機能向上を図れる。
【0055】さらに、新規な機能を有するユニットをそ
の動作制御情報を外部装置に通知することのみで追加可
能であることで、新規の機能を簡単に追加することがで
きる。
【0056】さらにまた、少なくとも1つのユニットは
他のユニットをバス接続可能とする通信ユニットである
ことで、ユニットの拡張が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの機構部の概略斜視説明
【図2】同機構部の側面説明図
【図3】同記録装置の全体概略構成を示すブロック図
【図4】コントロールボックスの配置説明に供する説明
【図5】ラインヘッドを搭載する場合の説明に供する斜
視説明図
【符号の説明】
1…プリンタ、2…記録媒体、3…給紙ユニット、4…
ヘッドユニット、5…ヘッド駆動ユニット、6…キャリ
ッジユニット、7…排紙ユニット、8…通信ユニット、
9…PSUコントローラ、10…外部装置(PC)、1
1…プリンタコントロールユニット、12…画像メモ
リ、13…プリントシーケンスメモリ、14…シーケン
サ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置からの指示によって画像を記録
    する画像記録装置において、少なくとも2つ以上のユニ
    ットから構成され、各ユニットごとの動作制御情報を前
    記外部装置に通知する手段と、前記外部装置にインスト
    ールされたプログラムに基づいて各ユニットごとの記録
    動作シーケンス及びプリンタ用画像データを作成して一
    つのユニットに送信することにより印刷動作が可能とな
    る手段を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像記録装置におい
    て、各ユニットのうち少なくとも一部の記録動作を行う
    ユニットが直接又は間接的に相互に通信可能なバスに接
    続されていることを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の画像記録装置に
    おいて、各ユニット間を直接又は間接的に通信可能とす
    るバスがどのユニットからも割り込み可能であることを
    特徴とする画像記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像
    記録装置において、各ユニットのうちの一つは、外部装
    置と直接接続され、各ユニットの印刷動作時のプリント
    シーケンスに従って各ユニットに所定のタイミングで動
    作コマンド及びデータを送るシーケンサであることを特
    徴とする画像記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の画像
    記録装置において、前記ユニットは当該ユニットの機能
    若しくは当該ユニット以上の機能を有する新規なユニッ
    トにその動作制御情報を前記外部装置に通知することの
    みで交換可能であることを特徴とする画像記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の画像
    記録装置において、新規な機能を有するユニットをその
    動作制御情報を前記外部装置に通知することのみで追加
    可能であることを特徴とする画像記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至7のいずれかに記載の画像
    記録装置において、少なくとも1つのユニットは他のユ
    ニットをバス接続可能とする通信ユニットであることを
    特徴とする画像記録装置。
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