JP2002264363A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2002264363A
JP2002264363A JP2001068796A JP2001068796A JP2002264363A JP 2002264363 A JP2002264363 A JP 2002264363A JP 2001068796 A JP2001068796 A JP 2001068796A JP 2001068796 A JP2001068796 A JP 2001068796A JP 2002264363 A JP2002264363 A JP 2002264363A
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JP
Japan
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ink
communication hole
jet printer
head
ink jet
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Application number
JP2001068796A
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English (en)
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Takatoshi Takemoto
貴俊 竹本
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジに大気連通孔を設けたイ
ンクジェットプリンタにおいて、持ち運び時にヘッドか
らインクが漏れ出すのを良好に防止すること。 【解決手段】 インクカートリッジ17a,17bには
外壁面に大気連通孔17cが設けられ、ここから大気を
導入することによって、ヘッドからのインクの吸引,吐
出が円滑になる。大気連通孔17cを封止する封止弁8
1と、その封止弁81を封止方向に付勢するコイルバネ
83と、封止弁81をコイルバネ83の付勢力に抗して
移動させ上記封止を解除するソレノイド85とを設け、
ソレノイド85はヘッドからのインクの吸引または吐出
が必要なときにのみ駆動する。このため、持ち運び時等
には大気連通孔17cは封止されており、インクの漏れ
出しが防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドからインク
を吐出して被記録媒体に画像を形成するインクジェット
プリンタに関し、詳しくは、インクを保持するインクカ
ートリッジから上記ヘッドへのインクの供給を容易にす
る大気連通孔を、そのインクカートリッジに備えたイン
クジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクを吐出して被記録媒体
に画像を形成するヘッドと、そのヘッドから吐出される
インクを保持するインクカートリッジと、を備えたイン
クジェットプリンタが知られている。この種のインクジ
ェットプリンタでは、カートリッジに保持されたインク
をヘッドから吐出して、記録紙等の被記録媒体に所望の
画像を形成することができる。また、インクが消耗した
ときは、カートリッジを交換するだけで、引き続き画像
の形成を行うことができる。
【0003】更に、この種のインクジェットプリンタで
は、インクカートリッジからヘッドへのインクの供給を
容易にする大気連通孔を、インクカートリッジに設ける
ことが考えられている。この大気連通孔を介してインク
カートリッジの内部と大気とを連通させることにより、
インクカートリッジからヘッドへのインク供給が円滑に
行われ、画像のかすれ等を良好に防止することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記大気連
通孔によってヘッドへのインクの供給を容易にすると、
持ち運び等によってインクジェットプリンタが傾けられ
たり振動が加わったりした場合、ヘッドからインクが漏
れ出す可能性がある。持ち運び時等にはヘッドのインク
吐出面をキャップで被覆することも考えられているが、
前述のように傾けられたり振動が加わったりして、何か
の拍子でキャップがヘッドから外れることもあり、その
ような場合にはインクの漏れを充分に防止することがで
きない。
【0005】そこで、本発明は、インクカートリッジに
大気連通孔を設けたインクジェットプリンタにおいて、
持ち運び時にヘッドからインクが漏れ出すのを良好に防
止することを目的としてなされた。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達するためになされた請求項1記載の発明は、インク
を吐出して被記録媒体に画像を形成するヘッドと、該ヘ
ッドから吐出されるインクを保持するインクカートリッ
ジと、該インクカートリッジに設けられ、そのインクカ
ートリッジから上記ヘッドへのインクの供給を容易にす
る大気連通孔と、を備えたインクジェットプリンタであ
って、少なくともそのインクジェットプリンタが持ち運
び中である場合に、上記大気連通孔を封止する連通孔封
止手段を、備えたことを特徴としている。
【0007】本発明では、少なくともインクジェットプ
リンタが持ち運び中である場合に、連通封止手段が大気
連通孔を封止する。このため、持ち運び中にはインクカ
ートリッジからヘッドへのインク供給が抑制され、これ
によって、その持ち運び時にヘッドからインクが漏れ出
すのを良好に防止することができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、そのインクジェットプリンタの使用時に開放
される蓋の開閉状態を検出する開閉状態検出手段を、更
に備え、上記開閉状態検出手段が上記蓋が閉じているこ
とを検出したとき、上記連通孔封止手段が上記大気連通
孔を封止することを特徴としている。
【0009】本発明では、インクジェットプリンタの使
用時に開放される蓋の開閉状態を開閉状態検出手段によ
って検出し、その開閉状態検出手段が上記蓋が閉じてい
ることを検出したとき、連通孔封止手段が大気連通孔を
封止する。すなわち、上記のような蓋を有するインクジ
ェットプリンタは、通常、上記蓋を閉じて持ち運ばれ
る。そこで、上記蓋が閉じているときに大気連通孔を封
止することにより、少なくともそのインクジェットプリ
ンタの持ち運び中には大気連通孔を封止することができ
るのである。従って、本発明では、請求項1記載の発明
の効果に加えて、上記持ち運び時にヘッドからインクが
漏れ出すのを一層良好に防止することができるといった
効果が生じる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、そのインクジェットプリンタが平坦面上に載
置されているか否かを検出する載置状態検出手段を、更
に備え、平坦面上に載置されていることを上記載置状態
検出手段が検出したとき、上記連通孔封止手段が上記大
気連通孔の封止を解除することを特徴としている。
【0011】本発明では、インクジェットプリンタが平
坦面上に載置されているか否かを載置状態検出手段によ
って検出し、平坦面上に載置されていることを上記載置
状態検出手段が検出したとき、連通孔封止手段が大気連
通孔の封止を解除する。すなわち、インクジェットプリ
ンタが平坦面上に載置されていない場合は連通孔封止手
段が大気連通孔を封止するのである。
【0012】通常、インクジェットプリンタは、机等の
平坦面上に載置して使用され、持ち運び中には当然なが
ら平坦面上には載置されていない。そこで、インクジェ
ットプリンタが平坦面上に載置されていないときには大
気連通孔を封止することにより、少なくともそのインク
ジェットプリンタの持ち運び中には大気連通孔を封止す
ることができる。
【0013】従って、本発明では、請求項1記載の発明
の効果に加えて、上記持ち運び時にヘッドからインクが
漏れ出すのを一層良好に防止することができるといった
効果が生じる。また、本発明では、例えば書類が散らか
った机上にそのまま載置した場合のように、インクジェ
ットプリンタが机上から浮いて不安定な状態に載置され
た場合にも大気連通孔を封止することができるので、振
動等によってヘッドからインクが漏れ出すのも一層良好
に防止することができる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、上記連通孔封止手段が、上記インクジェット
プリンタの電源が投入されていない間は上記大気連通孔
を封止することを特徴としている。インクジェットプリ
ンタは、通常、電源を切った状態で持ち運ばれる。そこ
で、本発明では、連通孔封止手段が、上記インクジェッ
トプリンタの電源が投入されていない間は大気連通孔を
封止している。このため、インクジェットプリンタの持
ち運び中には大気連通孔を封止することができるのであ
る。従って、本発明では、請求項1記載の発明の効果に
加えて、上記持ち運び時にヘッドからインクが漏れ出す
のを一層良好に防止することができるといった効果が生
じる。また、使用者がインクジェットプリンタから離れ
るときも上記電源は切断される場合が多いので、本発明
では、使用者の留守中に地震の振動等によってヘッドか
らインクが漏れ出すのも一層良好に防止することができ
る。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、上記ヘッドからインクを吐出または吸引する
動作を指示する信号が入力されたか否かを検出する信号
状態検出手段を、更に備え、上記信号状態検出手段が上
記信号が入力されたことを検出したとき以外は、上記連
通孔封止手段が上記大気連通孔を封止することを特徴と
している。
【0016】大気連通孔を開放する必要が生じるのは、
ヘッドからインクを吐出または吸引する動作が指示され
たときのみである。なお、インクを吐出する動作として
は、通常の画像形成動作の他、インク吐出回復動作とし
てのフラッシング動作を始めとする各種吐出動作も含ん
でおり、インクを吸引する動作としては、インク吐出回
復動作としての吸引動作、インクカートリッジ交換時の
インク初期導入動作等の各種吸引動作を含んでいる。
【0017】そこで、本発明では、上記動作を指示する
信号が入力されたか否かを信号状態検出手段によって検
出し、信号状態検出手段が上記信号が入力されたことを
検出したとき以外は、連通孔封止手段によって大気連通
孔を封止している。このため、本発明では、インクジェ
ットプリンタの持ち運び時のみならず、インクカートリ
ッジからヘッドへインクを供給する必要のない全ての時
点において、ヘッドからインクが漏れ出すのを良好に防
止することができるといった効果が生じる。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項5記載の構
成に加え、上記信号状態検出手段が、上記ヘッドからイ
ンクを吸引する動作を指示する信号が入力されたことを
検出したとき、上記連通孔封止手段が、上記吸引動作の
実行状態に応じて上記大気連通孔の封止,封止解除を制
御することを特徴としている。
【0019】ヘッドからインクを吸引する動作が行われ
る際に大気連通孔の封止,封止解除を制御すると、次の
ような効果が生じる。例えば、インク吐出回復動作とし
ての吸引動作や、インクカートリッジ交換時のインク初
期導入動作を行う際、大気連通孔を封止してインクカー
トリッジにある程度の負圧を印加した後で大気連通孔の
封止を解除すれば、インクが急激に吸引されてその吸引
動作等を一層確実に実行できる。本発明では、ヘッドか
らインクを吸引する動作を指示する信号が入力されたこ
とを信号状態検出手段が検出したとき、連通孔封止手段
が、上記吸引動作の実行状態に応じて上記大気連通孔の
封止,封止解除を制御する。このため、請求項5記載の
発明の効果に加えて、ヘッドからインクを吸引する動作
を一層確実に実行することができるといった効果が生じ
る。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれかに記載の構成に加え、上記インクカートリッジ
は、剛性の筐体内に可撓性のインク収容袋を内蔵した構
成からなり、その筐体内部を大気に連通させるための大
気連通孔が筐体の一部に設けられると共に、その大気連
通孔の封止を解除した状態にて上記インク収容袋から可
撓性チューブを介して上記ヘッドにインクが供給される
ことを特徴とする。
【0021】可撓性のインク収容袋に収容されたインク
をチューブを介してヘッドに供給するようにしたインク
ジェットプリンタでは、インクカートリッジからヘッド
に直接インクを供給するようにした方式のものに比べ、
持ち運び時にヘッドからインクが漏れ出す可能性が高
い。従って、このようなチューブ供給系を採用したプリ
ンタでは、インクカートリッジの筐体内部を大気に連通
する大気連通孔を封止することによって、その持ち運び
時にヘッドからインクが漏れ出すのを効果的に防止する
ことができる。しかも、請求項6記載の発明において
は、インク吸引動作をより効果的に実行することができ
るといった効果が生ずる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は、本発明が適用されたインクジ
ェットプリンタのプラテン1近傍の構成を表す平面図で
ある。図1に示すように、プラテン1は、表面にリブ1
aを多数平行に形成することで、そのリブ1aによって
記録紙(被記録媒体に相当)を受けるように構成されて
いる。なお、記録紙は、図示しない上流側の搬送ローラ
によって、矢印Aの方向から搬送される。以下、記録紙
の搬送方向先端側を前方という。
【0023】プラテン1の後部には、ベルト3が記録紙
の幅方向全体に渡って架設され、このベルト3は、キャ
リッジモータ5(図3参照)によって駆動される駆動プ
ーリ3aと従動プーリ3bとの間に掛け渡されている。
このベルト3にはヘッド7を搭載したキャリッジ9が固
定され、キャリッジモータ5の駆動に応じてキャリッジ
9はプラテン1上を右端から左端或いは左端から右端ま
で移動する。ヘッド7から吐出されたインクによって画
像を形成された記録紙は、下流側の搬送ローラ(図4の
一点鎖線参照)によって更に搬送され、排紙ローラ11
を経て図示しない排紙トレイ上に積層される。
【0024】図2は、排紙ローラ11近傍のカバー13
を一部破断して表した平面図である。図2に示すよう
に、ヘッド7の左右からはインクを供給するためのチュ
ーブ15が突出しており、このチューブ15は、プラテ
ン1の前方中央に一旦集められた後、再び左右に折り返
され、プラテン1の前方左端または右端から下方に延び
ている。なお、チューブ15は、上下に2本ずつ重なり
合って設けられ、各所で結束具15aにより結束されて
いる。
【0025】図3の裏面図に示すように、プラテン1の
裏側にはマゼンタ及びイエローのインクを保持するイン
クカートリッジ17aとシアン及びブラックのインクを
保持するインクカートリッジ17bとが配設され、プラ
テン1の下方へ延びたチューブ15は、それぞれマゼン
タ,イエロー,シアン,またはブラックのインク保持部
に接続されている。このため、ヘッド7は、各インク保
持部から供給されたインクを必要に応じて吐出すること
により、記録紙に所望のカラー画像を形成することがで
きる。
【0026】なお、インクカートリッジ17a,17b
は、図10に示すように、それぞれ、剛性の筐体(カー
トリッジケース)内に可撓性のインク収容袋17dを2
つずつ内蔵した構成(一方のインクカートリッジ17a
にはマゼンタとイエローとのインク収容袋17dが内蔵
され、他方のインクカートリッジ17bにはシアンとブ
ラックとのインク収容袋17dが内蔵されている)から
なると共に、その各筐体の一部に、筐体内部を大気に連
通させるための大気連通孔17cが設けられており、そ
の大気連通孔17cが開放された状態にて、インク収容
袋17dから中空針17e及びチューブ15を介してヘ
ッド7にインクが供給されるようになっている。
【0027】図2に戻って、プラテン1の右端における
ヘッド7との対向部には、フラッシング動作によりヘッ
ド7から吐出されたインクを受けるフラッシングインク
受け部1bが形成されている。また、リブ1aにはヘッ
ド7からインクが吐出される部分の近傍で切れ目が形成
され、そのリブ1aの切れ目には、いわゆる「はみ出し
印字(用紙の縁に余白がない印字)」を行う際に、ヘッ
ド7の前方側の一部のノズルのみを駆動して記録紙の送
り方向端縁或いは記録紙の幅方向端縁にてインクを吐出
したとき、その記録紙に付着しなかったインクを受ける
はみ出しインク受け部1cが形成されている。フラッシ
ングインク受け部1bは、表面に多数の細溝1d(図4
参照)が形成され、この細溝1dによる毛細管現象によ
ってインクを吸着する。また、はみ出しインク受け部1
cの表面には粗面加工が施され、ここに吐出されたイン
クは細溝1eを介して毛細管現象によりフラッシングイ
ンク受け部1bへ流れ込む。
【0028】なお、細溝1eの構成の詳細は、図4を参
照されたい。図4は、図2のB−B線断面を、プラテン
1を構成するプラスチック製の板材についてのみ表した
図である。また、図4には、下流側の搬送ローラの中心
軸を一点鎖線によって示した。図4に示すように、下流
側の搬送ローラは前後に2列設けられている。
【0029】更に、図3及びそのC−C線断面図である
図5に示すように、フラッシングインク受け部1bの下
方にはチューブコネクタ1fが形成され、フラッシング
インク受け部1bは全体的にチューブコネクタ1fに向
かって傾斜している。このチューブコネクタ1fには、
図3に示すように、ポンプ21のチューブコネクタ21
aがチューブ23を介して接続されている。このポンプ
21は、フラッシングインク受け部1bに溜まったイン
クをチューブ23を介して吸引し、チューブコネクタ2
1bから排出する動作を行う。
【0030】チューブコネクタ21bから排出されたイ
ンクは、図示しないチューブを介してインクカートリッ
ジ17a,17bの廃インク回収部(互いに連通してい
る)へ送られる。なお、インクカートリッジにインク保
持部と廃インク回収部とを設けた構成は、例えば特開2
000−15826号或いは特開平2−29345号公
報に示すように極めて周知であるためここでは構成の詳
細な説明を省略する。
【0031】また、プラテン1の左端(図1,図2に示
すヘッド7との対向位置)には、図6に示すようにキャ
ップ25a,25bを備えたメンテナンス装置31が設
けられ、ポンプ21はこのメンテナンス装置31の駆動
用にも利用される。図6に示すように、キャップ25
a,25bは一体のキャップユニット25として構成さ
れ、各キャップ25a,25bの内側空間は、チューブ
33a,33bを介して切り替えユニット35のチュー
ブコネクタ35a,35bと接続されている。また、ポ
ンプ21は更にチューブコネクタ21cを備えており、
このチューブコネクタ21cは、チューブ33cを介し
て切り替えユニット35のチューブコネクタ35cと接
続されている。
【0032】切り替えユニット35は、チューブ33
a,33b,または33cの内部を大気圧に開放した
り、チューブ33aまたは33b若しくはそれらの両方
をチューブ33cに連通したりする機能を有し、チュー
ブ33aまたは33b若しくはそれらの両方がチューブ
33cに連通されたとき、ポンプ21は対応するキャッ
プ25a,25b内の空間に負圧を印加可能となる。
【0033】図7は、このポンプ21の構成を概略的に
表す断面図である。図7に示すように、ポンプ21は、
シリンダ41内に中空のピストン43を摺動自在に備え
ている。このピストン43の外周におけるその摺動方向
前端,後端には一対のゴムリング43a,43bが外嵌
され、ゴムリング43a,43bはシリンダ41の内壁
に気密に当接している。ピストン43の中心にはロッド
45が貫通しており、ロッド45の先端に形成された鍔
部45aと、ロッド45外周に嵌着されたゴムリング4
5bとでピストン43を緩やかに挟んでいる。また、ピ
ストン43外周の上記一対のゴムリング43a,43b
で挟まれた空間は、ピストン43の中空部43cと図示
しない穴を介して連通している。
【0034】このように構成されたポンプ21では、ロ
ッド45が先端方向(図7の矢印D方向)へ移動する場
合は、図7に示すように、ゴムリング45bがピストン
43に圧接され、鍔部45aとピストン43及びゴムリ
ング43aとの間には隙間が生じる。このため、ピスト
ン43の基端側の負圧室47bにはロッド45の移動に
伴って負圧が発生する。一方、ピストン43の先端側の
負圧室47a内の流体は上記隙間を介して中空部43c
へ流入し、続いて上記穴を通ってチューブコネクタ21
bから排出される。
【0035】逆に、ロッド45が基端方向へ移動する場
合は、ゴムリング43aが鍔部45aに圧接され、ゴム
リング45bとピストン43との間には隙間が生じる。
このため、ピストン43の先端側の負圧室47aにはロ
ッド45の移動に伴って負圧が発生する。一方、ピスト
ン43の基端側の負圧室47b内の流体は上記隙間を介
して中空部43cへ流入し、続いてチューブコネクタ2
1bから排出される。このように、ポンプ21は、ロッ
ド45の往復運動によってチューブコネクタ21a,2
1cを交互に吸引側として機能させ、チューブコネクタ
21bを排出側として機能させることができる。
【0036】一方、切り替えユニット35は、図8
(A)の縦断面図に示すように、メンテナンス装置31
の基板31aとプラスチックにより一体に形成された円
筒状の外筒51と、基板31aに立設された回転軸31
bを中心に回転自在に取り付けられた内筒53と、その
内筒53の外周に嵌着されて内筒53と一体に回転する
ゴム部材55とから構成されている。外筒51の外周に
は前述のチューブコネクタ35a〜35cが立設され、
各チューブコネクタ35a〜35cの内部は外筒51の
内壁面に開口している。
【0037】内筒53は、回転軸31bの先端に弾性変
形により進退可能に形成された係止爪31cに係止され
て、抜け落ちを防止されている。また、この内筒53
は、下方(基板31a側)から順に、ゴム部材55の内
壁に形成された縦溝55aに係合してゴム部材55と内
筒53とを一体に回転させる係合部53a、ゴム部材5
5の上部に露出した平歯車状の歯車部53b、及び、リ
ミットスイッチ57(図6参照)を作動させるための多
数の爪53cを備えたカム板53dを備え、各部をプラ
スチックで一体成形することによって構成されている。
【0038】ゴム部材55の外周には、図8(B)の斜
視図及び図8(C)の横断面図に示すように、チューブ
コネクタ35a〜35cとの対向位置から上端に向かっ
て開放された開放溝55b,55c,55dと、チュー
ブコネクタ35a〜35cの内の複数と同時に対向可能
に横長に形成された連通溝55e,55fとが形成され
ている。このため、チューブコネクタ35a〜35cの
いずれかを開放溝55b〜55dのいずれかに対向させ
れば、その対向したチューブコネクタ(35a〜35c
のいずれか)の内部を大気に連通することができる。ま
た、チューブコネクタ35a〜35cの内二つまたは三
つを連通溝55eまたは55fに同時に対向させれば、
その対向したチューブコネクタ35a〜35c同士を連
通させることができる。
【0039】図8(C)に示すように、連通溝55fは
三つのチューブコネクタ35a〜35cと同時に対向可
能な幅を有し、連通溝55eは、チューブコネクタ35
aまたは35bのいずれかとチューブコネクタ35cと
に同時に対向可能な幅を有している。開放溝55bは、
連通溝55eがチューブコネクタ35a,35cに対向
したときにチューブコネクタ35bと対向する位置に形
成され、開放溝55dは、連通溝55eがチューブコネ
クタ35b,35cに対向したときにチューブコネクタ
35aと対向する位置に形成されている。更に、開放溝
55cは、チューブコネクタ35bが開放溝55dと対
向したときにチューブコネクタ35aと対向する位置に
形成され、開放溝55bにチューブコネクタ35cを対
向させたときにはチューブコネクタ35a,35bがそ
れぞれ連通溝55e,55fに対向するようになってい
る。
【0040】また、開放溝55b〜55dも連通溝55
e,55fも形成されていないゴム部材55の外壁部
は、チューブコネクタ35a〜35cのいずれかと対向
したとき、その対向したチューブコネクタ(35a〜3
5cのいずれか)の内部を密閉状に封止する。このよう
に構成された切り替えユニット35では、ゴム部材55
を内筒53の歯車部53bを介して回転させることによ
り、各チューブコネクタ35a〜35cの連通状態,
(大気圧への)開放状態,及び密閉状態を切り替えるこ
とができる。
【0041】続いて、図6に戻って、上記ポンプ21及
び切り替えユニット35の駆動系について説明する。図
6に示すように、基板31aにはメンテナンス用モータ
61が固定され、このメンテナンス用モータ61の回転
は減速歯車63,64を介して太陽歯車65に伝達され
る。メンテナンス用モータ61が矢印F方向に回転する
と、太陽歯車65は矢印G方向に回転する。太陽歯車6
5は遊星歯車67に噛合しており、太陽歯車65の上記
回転に応じて遊星歯車67も矢印G方向へ揺動し、歯車
68に噛合する。すると、歯車68の回転は歯車69を
介して前述の歯車部53b(図8(A)参照)に伝達さ
れ、これによって内筒53及びゴム部材55を回転させ
ることができる。
【0042】一方、メンテナンス用モータ61が矢印F
とは逆方向に回転すると、遊星歯車67は矢印Gとは逆
方向に揺動し、カム歯車71に噛合する。カム歯車71
の上面には、ポンプ21のロッド45に形成された図示
しないピンと係合するカム溝73が形成され、このカム
歯車71の回転によってロッド45が往復運動する。
【0043】更に、図9の斜視図に示すように、ワイパ
ユニット75はリンク75aを介して上下動可能に構成
されている。そして、カム歯車71の外周上面には、ワ
イパユニット75に形成されたピン75cを下方から支
えることによってワイパユニット75を上下動させるカ
ム面79が形成されている。
【0044】キャップユニット25はスライダ76に形
成された図示しないカム溝に当接するピンが設けられて
上下動可能に構成されている。そして、スライダ76に
形成されたピンを動かすことによってスライダ76を摺
動させるためのカム溝が、カム歯車71の裏面に形成さ
れている。
【0045】次に、このように構成されたメンテナンス
装置31の動作について説明する。ヘッド7のインク吐
出面をキャップ25a,25bで密閉状に封止する場
合、内筒53及びゴム部材55を回転させて、チューブ
コネクタ35a,35bが開放溝55c,55dとそれ
ぞれ対向するようにする。続いて、カム歯車71を回転
させて、図示しない裏面のカム溝及びスライダ76を介
してキャップユニット25を上昇させれば、インク吐出
面の封止が行える。このとき、キャップ25a,25b
の内側の空間が大気圧に開放されているので、キャップ
25a,25bを上記インク吐出面に当接させる際にノ
ズル内に圧力が加わってノズルに悪影響(メニスカスの
破壊等)を及ぼすのが防止できる。
【0046】この状態で、チューブコネクタ35aまた
は35bとチューブコネクタ35cとを連通溝55eを
介して連通すると、キャップ25aまたは25bとイン
ク吐出面とで囲まれた空間にポンプ21によって負圧を
印加し、ノズルからインクを吸引することができる。な
お、連通溝55fを介してチューブコネクタ35a,3
5b,35cを互いに連通すれば、キャップ25a,2
5bとインク吐出面とで囲まれた両方の空間に負圧を印
加し、ノズルからインクを吸引することができるが、本
実施の形態では、上記のように片方ずつ吸引を行うもの
とする。また、この場合、吸引に関与しない側のチュー
ブコネクタ35bまたは35aは、開放溝55bまたは
55dと対向する。このため、キャップユニット25を
上下動させながら上記吸引を複数回繰り返しても、吸引
に関与しない側のキャップ25bまたは25aが大気に
連通しているので、そのキャップ25bまたは25aに
対向するノズルに悪影響(メニスカスの破壊等)を及ぼ
すのが防止できる。
【0047】このような吸引動作は、ヘッド7のインク
吐出性能を回復するために所定タイミングで行われた
り、インクカートリッジ17aまたは17bを交換した
ときにインクをヘッド7まで初期導入するために行われ
たりする。ここで、図10に模式的に示すように、イン
クカートリッジ17a,17bの剛性の筐体(カートリ
ッジケース)には外壁面に大気連通孔17cが設けら
れ、ここから大気を導入することによって、上記各種吸
引動作時、前述のフラッシング動作時、並びに通常の画
像形成動作時におけるインクカートリッジ17a,17
bからヘッド7へのインクの供給を円滑化している。
【0048】更に、本インクジェットプリンタには、大
気連通孔17cを封止する連通孔封止手段としての封止
弁81と、その封止弁81を封止方向に付勢するコイル
バネ83と、封止弁81をコイルバネ83の付勢力に抗
して移動させ上記封止を解除するソレノイド85とが設
けられている。
【0049】そして、このソレノイド85と、キャリッ
ジモータ5やヘッド7や前述の各種ローラの駆動系から
なるプリンタエンジン91と、前述のメンテナンス装置
31は、図11に示すように、画像形成に関わる各種デ
ータが外部から入力されるインタフェース93と共に電
子制御回路99に接続されている。電子制御回路99
は、CPU95,ROM96,RAM97を備えたマイ
クロコンピュータとして構成され、インタフェース93
から入力されるデータに基づいてプリンタエンジン91
を駆動すると共に所定タイミングでメンテナンス装置3
1を駆動するといった周知の処理を実行する。
【0050】また、電子制御回路99は、前述の各種吸
引動作の実行時と、フラッシング動作や画像形成動作等
のようなインクの吐出動作の実行時とに限ってソレノイ
ド85に通電を行う。このため、上記吸引動作または吐
出動作が必要なときには大気連通孔17cの封止を解除
してインクカートリッジ17a,17bからヘッド7へ
のインクの供給を円滑にし、それ以外の時点では大気連
通孔17cを封止して上記インクの供給を抑制すること
ができる。従って、この抑制による効果として、インク
ジェットプリンタの持ち運び時や主電源の遮断中等、イ
ンクカートリッジ17a,17bからヘッド7へインク
を供給する必要のない全ての時点において、ヘッド7か
らインクが漏れ出すのを良好に防止することができる。
【0051】また、電子制御回路99は、前述の各種吸
引動作の実行時に次のような制御も実行可能である。例
えば、大気連通孔17cを封止したままポンプ21を駆
動し、キャップ25a,25bの内側空間にある程度の
負圧を印加した後、ソレノイド85に通電して大気連通
孔17cの封止を解除することができる。この場合、上
記封止の解除時にインクが急激に吸引され、上記吸引動
作を一層確実に実行することができる。すなわち、この
場合、インク収容袋17dからヘッド7に至るインク供
給経路内の全てのインクに対して負圧が与えられた状
態、つまり、ヘッド7内のインクはもとより、チューブ
15内のインク、更には、インク収容袋17d内のイン
クに対しても負圧が与えられた状態で、大気連通孔17
cの封止が解除されることとなるので、大気連通孔17
cの封止が解除された瞬間、インクカートリッジ17
a,17b内に配設されたインク収容袋17dは急激に
押しつぶされるような状態になり、チューブ15に混入
していたエアーをインクもろとも容易にかつ確実に吸引
することができる。
【0052】なお、上記実施の形態において、電子制御
回路99は信号状態検出手段に相当する。また、本発明
は上記実施の形態に何等限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施すること
ができる。例えば、ソレノイド85はインクジェットプ
リンタの主電源に直接接続してもよい。この場合も、イ
ンクジェットプリンタの持ち運び時や使用者の留守中
等、インクジェットプリンタの主電源が遮断されている
間にヘッド7からインクが漏れ出すのを良好に防止する
ことができる。
【0053】更に、少なくともインクジェットプリンタ
の持ち運び時にヘッド7からインクが漏れ出すのを防止
する構成としては、次のように種々の形態が考えられ
る。図12(A)の例では、インクカートリッジ17
a,17bがプリンタ本体の上部側に配置されている場
合であって、しかも、記録紙を給紙するためのトレイを
兼ねる本体カバー199が開閉自在に設けられている場
合に、封止弁81を封止解除方向に付勢するコイルバネ
183と、封止弁81と一体に摺動し、インクジェット
プリンタの本体カバー199を閉じたときにその本体カ
バー199に接触する接触子185とを設けている。こ
の場合、本体カバー199が閉じられ接触子185に接
触すると、接触子185及び封止弁81はコイルバネ1
83の付勢力に抗して摺動し、大気連通孔17cを封止
する。
【0054】インクジェットプリンタは、通常、本体カ
バー199を閉じて持ち運ばれる。そこで、このように
本体カバー199が閉じているときに大気連通孔17c
を封止することにより、少なくともインクジェットプリ
ンタの持ち運び中には大気連通孔を封止することができ
る。なお、本実施の形態において、本体カバー199が
蓋に、接触子185が開閉状態検出手段に、それぞれ相
当するが、例えば、本体カバー199によって接触子1
85を直接作動することができない構成の場合には、本
体カバー199の開閉動作をセンサによって検出するこ
とにより、図10に示すようなソレノイド85を用い
て、封止弁81を作動するようにしてもよい。また、本
体カバー199の機能としては、プリンタを使用すると
きに開放され、持ち運び等に際しては閉じられる形態の
ものであればよいので、給紙トレイとして作用するもの
の他に、例えば、排紙トレイとして作用するものであっ
てもよいし、単に防塵を目的とするものであってもよい
ことはもちろんである。
【0055】また、封止弁81,コイルバネ183,及
び接触子185は、図12(B)に示すように、インク
カートリッジ17a,17bに組み込んでもよく、この
場合も同様の作用・効果が生じる。また、図12(B)
の例では、接触子185をインクジェットプリンタに設
けたセンサ187によって検出しており、この構成によ
って、例えば、接触子185を備えていないインクカー
トリッジが取り付けられた場合には、本体カバー199
を閉じてもインク漏れを防止することができないため、
使用を制限することも可能である。
【0056】また、接触子185にインクカートリッジ
固有の情報を記録させておく(センサ187によって読
み取り可能であれば光学的,磁気的,或いはその他の記
録手段のいずれであってもよい)ことにより、使用対象
外のインクカートリッジが取り付けられたときに誤った
使用を未然に防止することが可能となり、例えば、使用
済みのインクカートリッジが再度取り付けられたとき
や、色の異なるインクカートリッジが取り付けられたと
きなどに、その使用を制限することが可能となる。
【0057】図12(C)の例では、図10と同様の封
止弁81,コイルバネ83の他に、封止弁81と一体に
摺動し、インクジェットプリンタの下面から突出する接
触子285を設けている。この場合、インクジェットプ
リンタを平坦面に載置すると、接触子285が押し上げ
られ、これによって封止弁81による大気連通孔17c
の封止が解除される。インクジェットプリンタは、机等
の平坦面上に載置して使用され、持ち運び中には当然な
がら平坦面上には載置されていない。本実施の形態で
は、インクジェットプリンタが平坦面上に載置されてい
ないときには接触子285がインクジェットプリンタの
下面から突出し、封止弁81が大気連通孔17cを封止
する。このため、本実施の形態でも、少なくともそのイ
ンクジェットプリンタの持ち運び中には大気連通孔17
cを封止することができる。
【0058】また、本実施の形態では、例えば書類が散
らかった机上にそのままインクジェットプリンタを載置
した場合のように、インクジェットプリンタが机上から
浮いて不安定な状態に載置された場合にも大気連通孔1
7cを封止することができる。このため、振動等によっ
てヘッド7からインクが漏れ出すのも一層良好に防止す
ることができる。なお、本実施の形態において、接触子
285は載置状態検出手段に相当する。
【0059】図12(D)の例は、封止弁81の一部に
大気連通孔17cに向かって突出する突起81aを設け
ることによって、大気連通孔17cが封止された状態で
は、インクカートリッジ17a,17bを取り外すこと
ができないようにしたものである。これによって、少な
くとも、持ち運び時にはインクカートリッジ17a,1
7bを所定の取り付け位置に確保しておくことが可能と
なる。
【0060】この他にも、インクジェットプリンタが持
ち運び中であることを検出する方法としては、上記接触
子185,285の動作を電気的なセンサによって実現
してもよい。また、水準器やGセンサ(加速度セン
サ)、GPS( Global Positioning System)センサ等
の各種センサを用いて、インクジェットプリンタが平坦
面に載置されていないことや移動中であることを検出
し、その検出時に上記封止を行うようにしてもよい。更
に、給紙トレイに記録紙がセットされていないときに上
記封止を行うようにしてもよく、上記各種構成を組み合
わせることにより上記各条件のANDまたはORの条件
で封止を行うようにしてもよい。
【0061】更に、本発明は、上記のようにインクカー
トリッジ17a,17bとヘッド7とをチューブ15で
接続するタイプのインクジェットプリンタに限らず、図
13に示すように、インクカートリッジ317をキャリ
ッジ309に直接搭載するタイプのインクジェットプリ
ンタにも適用することができる。この場合にも、各イン
クカートリッジ317の大気連通孔317cとの対向位
置に封止弁381を近接・離間自在に設けることによ
り、上記各実施の形態と同様の作用・効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されたインクジェットプリンタ
のプラテン近傍の構成を表す平面図である。
【図2】 そのプラテン近傍の構成を一部破断して表す
平面図である。
【図3】 そのプラテン近傍の構成を表す裏面図であ
る。
【図4】 図2のB−B線断面図である。
【図5】 図3のC−C線断面図である。
【図6】 上記インクジェットプリンタのメンテナンス
装置の構成を表す平面図である。
【図7】 そのメンテナンス装置のポンプの構成を概略
的に表す断面図である。
【図8】 そのメンテナンス装置の切り替えユニットの
構成を表す縦断面図,斜視図,及び横断面図である。
【図9】 そのメンテナンス装置の構成を表す斜視図で
ある。
【図10】 上記インクジェットプリンタのインクカー
トリッジの大気連通孔近傍の構成を模式的に表す説明図
である。
【図11】 その構成を含めた制御系の構成を表すブロ
ック図である。
【図12】 上記大気連通孔近傍の構成の変形例を表す
説明図である。
【図13】 その構成の他の変形例を表す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…プラテン 7…ヘッド
15…チューブ 17a,17b,317…インクカートリッジ 17c,317c…大気連通孔 21…ポンプ 2
5a,25b…キャップ 31…メンテナンス装置 35…切り替えユニ
ット 61…メンテナンス用モータ 81,381…封止
弁 83,183…コイルバネ 85…ソレノイド
91…プリンタエンジン 93…インタフェース 99…電子制御回路
185,285…接触子 199…本体カバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出して被記録媒体に画像を形
    成するヘッドと、 該ヘッドから吐出されるインクを保持するインクカート
    リッジと、 該インクカートリッジに設けられ、そのインクカートリ
    ッジから上記ヘッドへのインクの供給を容易にする大気
    連通孔と、 を備えたインクジェットプリンタであって、 少なくともそのインクジェットプリンタが持ち運び中で
    ある場合に、上記大気連通孔を封止する連通孔封止手段
    を、 備えたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 そのインクジェットプリンタの使用時に
    開放される蓋の開閉状態を検出する開閉状態検出手段
    を、更に備え、 上記開閉状態検出手段が上記蓋が閉じていることを検出
    したとき、上記連通孔封止手段が上記大気連通孔を封止
    することを特徴とする請求項1記載のインクジェットプ
    リンタ。
  3. 【請求項3】 そのインクジェットプリンタが平坦面上
    に載置されているか否かを検出する載置状態検出手段
    を、更に備え、 平坦面上に載置されていることを上記載置状態検出手段
    が検出したとき、上記連通孔封止手段が上記大気連通孔
    の封止を解除することを特徴とする請求項1記載のイン
    クジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 上記連通孔封止手段が、上記インクジェ
    ットプリンタの電源が投入されていない間は上記大気連
    通孔を封止することを特徴とする請求項1記載のインク
    ジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 上記ヘッドからインクを吐出または吸引
    する動作を指示する信号が入力されたか否かを検出する
    信号状態検出手段を、更に備え、 上記信号状態検出手段が上記信号が入力されたことを検
    出したとき以外は、上記連通孔封止手段が上記大気連通
    孔を封止することを特徴とする請求項1記載のインクジ
    ェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 上記信号状態検出手段が、上記ヘッドか
    らインクを吸引する動作を指示する信号が入力されたこ
    とを検出したとき、上記連通孔封止手段が、上記吸引動
    作の実行状態に応じて上記大気連通孔の封止,封止解除
    を制御することを特徴とする請求項5記載のインクジェ
    ットプリンタ。
  7. 【請求項7】 上記インクカートリッジは、剛性の筐体
    内に可撓性のインク収容袋を内蔵した構成からなり、そ
    の筐体内部を大気に連通させるための大気連通孔が筐体
    の一部に設けられると共に、その大気連通孔の封止を解
    除した状態にて上記インク収容袋から可撓性チューブを
    介して上記ヘッドにインクが供給されることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェットプリ
    ンタ。
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