JP2002263993A - ブレーキディスクロータの研削装置および研削方法 - Google Patents

ブレーキディスクロータの研削装置および研削方法

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JP2002263993A
JP2002263993A JP2001068807A JP2001068807A JP2002263993A JP 2002263993 A JP2002263993 A JP 2002263993A JP 2001068807 A JP2001068807 A JP 2001068807A JP 2001068807 A JP2001068807 A JP 2001068807A JP 2002263993 A JP2002263993 A JP 2002263993A
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grinding
brake disk
disk rotor
hub
bearing
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JP2001068807A
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Yukio Ozaki
幸雄 尾崎
Kyoichi Yasuda
強一 安田
Masatoshi Tagawa
政俊 田川
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Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実際の使用状態において十分に回転振れを抑え
ることができる程度にブレーキディスクロータを研削す
ることができるブレーキディスクロータの研削装置およ
び研削方法を提供する。 【解決手段】ブレーキディスクロータ38と取付部材と
を含む複合体36の研削基準位置を支持部材30で支持
する。たとえば取付部材はブレーキディスクロータ38
を回転軸に取り付けるためのハブ40であり、研削基準
位置はハブ40のベアリング取付位置46である。複合
体36をクランプ手段52で支持部材30に押圧するこ
とによってクランプし、ブレーキディスクロータ38を
間隔をあけて配置されかつ回転する一対の回転砥石16
間に臨ませる。駆動手段60によってクランプ手段52
に回転駆動力を与えてブレーキディスクロータ38を一
対の回転砥石16間で回転させる。移動手段24によっ
てブレーキディスクロータ38を研削位置Aおよび待機
位置Bに移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はブレーキディスク
ロータの研削装置および研削方法に関し、より特定的に
は、自動車の制動装置として用いられるディスクブレー
キのブレーキディスクロータの研削装置および研削方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車軸等の回転軸を制動す
る装置としてディスクブレーキがよく使用されている。
このディスクブレーキは、回転軸に固定され回転軸の回
転にともなって回転するブレーキディスクロータの両面
を、油圧シリンダ等によって作動するブレーキパッドで
挟み付けることによってブレーキディスクロータを制動
し、これによって車軸の回転にブレーキをかける構成と
なっている。ブレーキディスクロータを、たとえば自動
車の車軸に取り付けて使用するには、ブレーキディスク
ロータが取付部材を介して車軸に取り付けられる。具体
的には、図8に示すように、まずブレーキディスクロー
タ1がボルト2によってハブ3に固定される。そして、
ハブ3の外周にベアリング4が取り付けられた状態でハ
ブ3が車軸5の端部に固定される。ベアリング4の内輪
4aがハブ3に取り付けられ、内輪4aに同軸状に配置
される外輪4bが自動車のフレーム6に取り付けられ
る。したがって、ハブ3は自動車のフレーム6に対して
摺動可能となり、車軸5が回転すると、ハブ3およびブ
レーキディスクロータ1はベアリング4を基準として回
転する。
【0003】また、最近の自動車のディスクブレーキに
は、図9に示すように、ベアリング4がベアリングケー
ス7に組み付けられ、ベアリングケース7がフレーム6
aに取り付けられる構成としたものもある。このように
ディスクブレーキは、ブレーキディスクロータ1が車軸
5の回転にともなってベアリング4を基準として回転
し、回転するブレーキディスクロータ1をディスクパッ
ド(図示せず)が両面から挟み付けることによって、車
軸5を制動する。したがって、回転の際にブレーキディ
スクロータ1に回転振れが生じると、ディスクパッドが
うまくブレーキディスクロータ1を挟み付けることがで
きず、制動力が低下したり異音を発生したりするため、
ブレーキディスクロータ1およびブレーキディスクロー
タ1が固定されるハブ3は、高精度に加工されることが
要求される。
【0004】しかし従来、ブレーキディスクロータ1
は、図10に示すように、単体で支持部材8aに支持さ
れるとともにクランパ8bによってクランプされ、回転
する一対の回転砥石9によって研削されている。このこ
とは、実公平3−37891号公報、特開昭63−27
2455号公報および特公平2−30824号公報にも
開示されている。またハブ3等の取付部材も同様に単体
で研削されている。すなわち、ブレーキディスクロータ
1およびハブ3は、それぞれ別々の工程で加工された後
に組み付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、ブレーキデ
ィスクロータ1とハブ3とをそれぞれ別々に高精度に加
工したとしても、実際の使用状態、すなわち最終的に両
者を組み付けて自動車に取り付けた状態におけるブレー
キディスクロータ1の回転振れは、ブレーキディスクロ
ータ1およびハブ3のそれぞれの回転振れを合算した大
きさとなってしまい、十分な制動力を得ることができな
かったり異音を発生してしまったりする。また、ブレー
キディスクロータ1は上述のようにベアリング4を基準
として回転するため、ブレーキディスクロータ1の回転
振れは、ブレーキディスクロータ1およびハブ3のそれ
ぞれの回転振れを合算した大きさに加えて、ハブ3とベ
アリング4との間の取付面の精度、さらには、ベアリン
グ4の内輪4aと外輪4bとの間の僅かなぶれすなわち
ベアリング4自体の回転振れの総和となり、大きな回転
振れを生じてしまう。それゆえに、この発明の主たる目
的は、実際の使用状態において十分に回転振れを抑える
ことができる程度にブレーキディスクロータを研削する
ことができる、ブレーキディスクロータの研削装置およ
び研削方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載のブレーキディスクロータの研削装
置は、回転軸を制動するために用いられるブレーキディ
スクロータの研削装置であって、前記ブレーキディスク
ロータを研削するために間隔をあけて配置されかつ回転
する一対の回転砥石、前記ブレーキディスクロータと前
記ブレーキディスクロータに取り付けられる取付部材と
を含む複合体の研削基準位置を支持する支持部材、前記
複合体を前記支持部材に押圧することによってクランプ
し、前記ブレーキディスクロータを前記一対の回転砥石
間に臨ませるためのクランプ手段、ならびに前記クラン
プ手段に回転駆動力を与えて前記ブレーキディスクロー
タを前記一対の回転砥石間で回転させる駆動手段を備え
る。
【0007】請求項2に記載のブレーキディスクロータ
の研削装置は、請求項1に記載のブレーキディスクロー
タの研削装置において、前記取付部材は、前記ブレーキ
ディスクロータを前記回転軸に取り付けるためのハブを
含み、前記研削基準位置は前記ハブのベアリング取付位
置であることを特徴とする。請求項3に記載のブレーキ
ディスクロータの研削装置は、請求項1に記載のブレー
キディスクロータの研削装置において、前記取付部材は
前記ブレーキディスクロータを前記回転軸に取り付ける
ためのハブ、および前記ハブに取り付けられる内輪と前
記内輪に同軸状に配置される外輪とを有するベアリング
を含み、前記研削基準位置は前記ベアリングの内輪であ
ることを特徴とする。請求項4に記載のブレーキディス
クロータの研削装置は、請求項1に記載のブレーキディ
スクロータの研削装置において、前記取付部材は、前記
ブレーキディスクロータを前記回転軸に取り付けるため
のハブ、および前記ハブに取り付けられる内輪と前記内
輪に同軸状に配置される外輪とを有するベアリングを含
み、前記研削基準位置は前記ベアリングの外輪であるこ
とを特徴とする。
【0008】請求項5に記載のブレーキディスクロータ
の研削装置は、請求項1に記載のブレーキディスクロー
タの研削装置において、前記取付部材は、前記ブレーキ
ディスクロータを前記回転軸に取り付けるためのハブ、
前記ハブに取り付けられる内輪と前記内輪に同軸状に配
置される外輪とを有するベアリング、および前記ベアリ
ングの外輪に取り付けられるベアリングケースを含み、
前記研削基準位置は前記ベアリングケースであることを
特徴とする。請求項6に記載のブレーキディスクロータ
の研削装置は、回転軸を制動するために用いられるブレ
ーキディスクロータの研削装置であって、前記ブレーキ
ディスクロータを研削するために間隔をあけて配置され
かつ回転する一対の回転砥石、前記ブレーキディスクロ
ータを支持するための支持部材、前記ブレーキディスク
ロータを前記支持部材の方向に押圧することによってク
ランプし、前記ブレーキディスクロータを前記一対の回
転砥石間に臨ませるためのクランプ手段、ならびに前記
ブレーキディスクロータを、前記一対の回転砥石間に臨
ませる研削位置および研削済みのブレーキディスクロー
タと研削待ちのブレーキディスクロータを交換可能な待
機位置に移動させる移動手段を備える。
【0009】請求項7に記載のブレーキディスクロータ
の研削装置は、請求項6に記載のブレーキディスクロー
タの研削装置において、さらに、前記クランプ手段に回
転駆動力を与えて前記ブレーキディスクロータを前記一
対の回転砥石間で回転させる駆動手段、および前記駆動
手段によって回転するクランプ手段と前記ブレーキディ
スクロータとの間の滑りを防止する滑り止め手段を備え
ることを特徴とする。請求項8に記載のブレーキディス
クロータの研削方法は、回転軸を制動するために用いら
れるブレーキディスクロータを、間隔をあけて配置され
かつ回転する一対の回転砥石で研削するブレーキディス
クロータの研削方法であって、前記ブレーキディスクロ
ータに取付部材を取り付けて複合体を構成する複合化工
程、前記複合体の研削基準位置を支持する支持工程、前
記複合体をクランプし、前記ブレーキディスクロータを
前記一対の回転砥石間に臨ませるクランプ工程、クラン
プされた前記ブレーキディスクロータを回転駆動させる
駆動工程、および回転駆動する前記ブレーキディスクロ
ータの両面を前記一対の回転砥石によって研削する研削
工程を備える。
【0010】請求項9に記載のブレーキディスクロータ
の研削方法は、請求項8に記載のブレーキディスクロー
タの研削方法において、前記取付部材は前記ブレーキデ
ィスクロータを前記回転軸に取り付けるためのハブを含
み、前記支持工程では、前記ハブのベアリング取付位置
を支持することを特徴とする。請求項10に記載のブレ
ーキディスクロータの研削方法は、請求項8に記載のブ
レーキディスクロータの研削方法において、前記取付部
材は、前記ブレーキディスクロータを前記回転軸に取り
付けるためのハブ、および前記ハブに取り付けられる内
輪と前記内輪に同軸状に配置される外輪とを有するベア
リングを含み、前記支持工程では、前記ベアリングの内
輪を支持することを特徴とする。請求項11に記載のブ
レーキディスクロータの研削方法は、請求項8に記載の
ブレーキディスクロータの研削方法において、前記取付
部材は、前記ブレーキディスクロータを前記回転軸に取
り付けるためのハブ、および前記ハブに取り付けられる
内輪と前記内輪に同軸状に配置される外輪とを有するベ
アリングを含み、前記支持工程では、前記ベアリングの
外輪を支持することを特徴とする。
【0011】請求項12に記載のブレーキディスクロー
タの研削方法は、請求項8に記載のブレーキディスクロ
ータの研削方法において、前記取付部材は、前記ブレー
キディスクロータを前記回転軸に取り付けるためのハ
ブ、前記ハブに取り付けられる内輪と前記内輪に同軸状
に配置される外輪とを有するベアリング、および前記ベ
アリングの外輪に取り付けられるベアリングケースを含
み、前記支持工程では、前記ベアリングケースを支持す
ることを特徴とする。請求項13に記載のブレーキディ
スクロータの研削方法は、回転軸を制動するために用い
られるブレーキディスクロータを、間隔をあけて配置さ
れかつ回転する一対の回転砥石で研削するブレーキディ
スクロータの研削方法であって、研削位置にある第1ブ
レーキディスクロータの両面を前記一対の回転砥石によ
って研削する研削工程、研削位置にある研削済みの第1
ブレーキディスクロータを待機位置に移動するととも
に、待機位置にある研削待ちの第2ブレーキディスクロ
ータを前記研削位置に移動する移動工程、および前記待
機位置にある研削済みの前記第1ブレーキディスクロー
タと研削待ちの第3ブレーキディスクロータを交換する
交換工程を備える。
【0012】請求項1に記載のブレーキディスクロータ
の研削装置では、ブレーキディスクロータおよび取付部
材を含む複合体をクランプしてブレーキディスクロータ
を研削するため、実際の使用状態におけるブレーキディ
スクロータの回転振れが、ブレーキディスクロータの研
削誤差による回転振れと取付部材の研削誤差による回転
振れとの合算とはならず、両者を含む複合体一体物とし
ての研削誤差による回転振れのみとなる。したがって、
実際の使用状態におけるブレーキディスクロータの回転
振れを、制動力の低下や異音の発生につながらない程度
に抑えることができる。請求項8に記載のブレーキディ
スクロータの研削方法についても同様である。
【0013】請求項2、請求項9に記載するように、ブ
レーキディスクロータの回転基準となるベアリングが取
り付けられるハブのベアリング取付位置を支持して複合
体をクランプすることによって、ブレーキディスクロー
タとハブとの間の取付面誤差を含んだ状態で研削するこ
とができる。これによって、実際の使用状態に近い状態
で研削することができ、実際の使用状態におけるブレー
キディスクロータの回転振れを効果的に抑えることがで
きる。請求項3、請求項10に記載のように、ベアリン
グの内輪を支持して複合体をクランプすることによっ
て、ブレーキディスクロータとハブとの間の取付面誤差
に加えて、ハブとベアリングの内輪との間の取付面誤差
をも含んだ状態で研削することができる。これによっ
て、より実際の使用状態に近い状態で研削することがで
き、ブレーキディスクロータの回転振れをさらに効果的
に抑えることができる。
【0014】請求項4、請求項11に記載するように、
ベアリングの外輪を支持して複合体をクランプすること
によって、ブレーキディスクロータとハブとの間の取付
面誤差、およびハブとベアリングの内輪との間の取付面
誤差に加えて、ベアリングの内輪と外輪との間のぶれす
なわちベアリング自体の回転ぶれをも含んだ状態で研削
することができる。これによって、さらに実際の使用状
態に近い状態で研削することができ、ブレーキディスク
ロータの回転振れをさらに効果的に抑えることができ
る。また、請求項5、請求項12に記載するように、ベ
アリングケースを支持して複合体をクランプすることに
よっても、請求項4、請求項11に記載するベアリング
の外輪を支持して複合体をクランプする場合と同様の効
果を得ることができる。
【0015】請求項6に記載のブレーキディスクロータ
の研削装置では、研削位置においてブレーキディスクロ
ータを研削する一方、待機位置において研削済みのブレ
ーキディスクロータを研削待ちのブレーキディスクロー
タに交換することができる。そして、研削位置のブレー
キディスクロータの研削が終了すると、研削位置の研削
済みのブレーキディスクロータを待機位置へ移動させる
とともに、待機位置の研削待ちのブレーキディスクロー
タを研削位置へ移動させることができる。このため、生
産効率が向上するとともに、生産の自動化が可能とな
る。請求項13に記載のブレーキディスクロータの研削
方法についても同様である。請求項7に記載するよう
に、滑り止め手段を備えることによって、駆動手段によ
って回転するクランプ手段の回転駆動力が、確実にブレ
ーキディスクロータに伝達される。これによってブレー
キディスクロータを円滑に回転させることができブレー
キディスクロータの研削精度がさらに向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。図1を参照して、この
発明の実施の形態のブレーキディスクロータの研削装置
10は、立型両頭平面研削盤であり、側面視コ字状のコ
ラム12を含む。コラム12の凹部14には、ブレーキ
ディスクロータ38(後述)を研削する一対の回転砥石
16が間隔をあけて同軸上に対向配置される。回転砥石
16は、図3に示すように、基板16aとこの基板16
aの外周面に設けられた砥粒16bとから構成される。
一対の回転砥石16は、図1に示すように、それぞれ砥
石軸18によって回転可能に支持される。砥石軸18
は、それぞれベルト20を介して駆動モータ22に連動
する。したがって、駆動モータ22の回転駆動力がベル
ト20を介して砥石軸18に伝達され、これによって回
転砥石16が回転駆動される。また、図示しないが、一
対の回転砥石16は、それぞれ砥石切込装置を備えてお
り、研削位置のブレーキディスクロータ38に向けて進
退自在となる。
【0017】コラム12に隣接する位置には移動手段2
4が設けられる。移動手段24は基台26を含み、基台
26上には断面円形のインデックステーブル28が配置
され、インデックステーブル28上にはインデックステ
ーブル28上の中心点を挟んで相対向する位置に支持部
材30が配置される。インデックステーブル28は駆動
源32によって180度ずつ間欠的に回転駆動され、こ
れによってインデックステーブル28上に配設される2
つの支持部材30を公転移動させ、それぞれの支持部材
30を後述する研削位置Aと待機位置Bに交互に移動さ
せることができる。また、支持部材30はベアリング3
4によって自転自在とされる。
【0018】支持部材30によって、たとえば図2に示
すような複合体36が支持される。図2を参照して、複
合体36は、ブレーキディスクロータ38と、ブレーキ
ディスクロータ38を車軸等の回転軸(図8参照)に取
り付けるための取付部材であるハブ40とを含み、両者
が同一円上の5箇所でボルト42およびナット44によ
って固定される。ハブ40の外周面にはベアリング70
(後述)が設けられ、ハブ40の外周面の肩部46にベ
アリング70の内輪64(後述)が接触する。ここで
は、ベアリング取付位置である肩部46が研削基準位置
となる。このような複合体36が支持部材30によって
支持されるとき、一方の支持部材30は、ブレーキディ
スクロータ38が一対の回転砥石16の間に臨むように
なる研削位置Aに位置する一方、他方の支持部材30
が、研削済みのブレーキディスクロータ38と研削待ち
のブレーキディスクロータ38を交換可能な待機位置B
に位置する。なお、支持部材30は上面開口の中空部4
8を有し、中空部48にハブ40が嵌入される。このと
き、支持部材30の上端部50がハブ40の肩部46を
支持する。
【0019】図1に戻って、研削位置Aの上方には支持
部材30と対向する位置に、クランプ手段52が設けら
れる。図3に示すように、クランプ手段52は、複合体
36を支持部材30との間に挟み付けるクランパ54
と、クランパ54をクランプ軸56を介して上下移動さ
せるクランパ上下移動装置58とを備える。クランパ上
下移動装置58によってクランパ54を支持部材30に
向けて押し下げて複合体36を支持部材30に押圧する
ことにより、クランパ54と支持部材30との間に複合
体36をクランプする。駆動手段60は、クランプ軸5
6にベルト(図示せず)を介して連動しており、クラン
プ軸56に回転駆動力を与えることによってクランパ5
4を回転させ、それによって支持部材30との間にクラ
ンプした複合体36を回転させる。なお、クランパ54
は、図4に示すように、ブレーキディスクロータ38を
ハブ40に固定するボルト42およびナット44と係合
し滑り止め手段として機能する凹部62を有する。凹部
62によってクランパ54と複合体36とは滑ることな
く、クランパ54の回転駆動力が確実に複合体36に伝
達される。
【0020】つぎに、図2に示す複合体36をクランプ
して研削する場合について、図1〜図3を参照しながら
工程を追って説明する。まず複合化工程において、図2
に示すような複合体36を構成する。つぎに支持工程に
おいて、待機位置Bに位置する支持部材30に複合体3
6を嵌入し、この支持部材30に本実施形態における研
削基準位置であるハブ40の肩部46を支持させる。つ
いで移動工程において、インデックステーブル28を1
80度回転させて待機位置Bの支持部材30を研削位置
Aに移動させる。つぎにクランプ工程において、クラン
パ上下移動装置58によってクランパ54を押し下げる
ことにより、複合体36を支持部材30に押圧してクラ
ンプし、複合体36を一対の回転砥石16間に臨ませ
る。つぎに駆動工程において、クランプ工程でクランプ
された複合体36のブレーキディスクロータ38を、駆
動手段60によって回転駆動させる。
【0021】そして研削工程において、砥石切込装置に
よって一対の回転する回転砥石16が予め設定された移
動量だけ進出し、研削位置Aで回転駆動するブレーキデ
ィスクロータ38を所定の厚みに研削する。そして研削
が終了すると一対の回転砥石16は元の位置に戻り、ク
ランパ54が上昇して研削済みのブレーキディスクロー
タ38のクランプが解除される。その後、移動工程にお
いて、再びインデックステーブル28を180度回転さ
せ、研削位置Aの研削済みのブレーキディスクロータ3
8を支持する支持部材30を待機位置Bに移動させると
ともに、待機位置Bの研削待ちのブレーキディスクロー
タ38を支持する支持部材30を研削位置Aに移動させ
る。そして、上述と同様にして研削工程において研削位
置Aのブレーキディスクロータ38を研削すると同時
に、交換工程において、移動工程で待機位置Bに移動し
てきた研削済みのブレーキディスクロータ38を研削待
ちのブレーキディスクロータ38と交換する。
【0022】このようにして上述の各工程を繰り返すこ
とによって、ブレーキディスクロータ38を次々と研削
することができる。このようにして構成されたブレーキ
ディスクロータの研削装置10および研削方法によれ
ば、ブレーキディスクロータ38とハブ40とを実際の
使用状態と同様に取り付けてなる複合体36をクランプ
してブレーキディスクロータ38を研削するため、ブレ
ーキディスクロータ38とハブ40の両者の取付面の研
削誤差を含めた状態で研削することができ、複合体36
としての研削精度を向上させることができる。
【0023】また、支持部材30がハブ40のベアリン
グ取付位置である肩部46を支持するため、ハブ40の
ベアリング取付位置の研削誤差をも含めた状態で研削す
ることができ、その意味でも複合体36としての研削精
度を向上させることができる。これによって、実際の使
用状態におけるブレーキディスクロータ38の回転振れ
を非常に小さく抑えることができ、制動力の低下や異音
の発生を起こさせることがない。また、インデックステ
ーブル28を用いて、研削位置Aのブレーキディスクロ
ータ38を研削すると同時に、待機位置Bに移動してき
た研削済みのブレーキディスクロータ38を研削待ちの
ブレーキディスクロータ38と交換できるため、生産効
率が向上するとともに、生産の自動化が可能となる。
【0024】つぎに、図5および図6を参照して、この
発明の他の実施形態であるブレーキディスクロータの研
削装置および研削方法について説明する。なお、上述の
実施形態と同様の構成、方法については詳しい説明を省
略するとともに、説明の便宜上同じ符号を使用する。
【0025】この実施形態に係る取付部材は、ブレーキ
ディスクロータ38を回転軸に取り付けるためのハブ4
0と、ハブ40に取り付けられる内輪64および内輪6
4に同軸状に配置される外輪66を有しベアリングケー
ス68に組み付けられたベアリング70とを含む。した
がって、複合体36aは、ブレーキディスクロータ38
と、ハブ40と、ベアリング70と、ベアリングケース
68とを含み、ブレーキディスクロータ38とハブ40
とはボルト42およびナット44によって固定され、ベ
アリング70はベアリングケース68内に装着されてハ
ブ40に取り付けられる。このときベアリング70の内
輪64がハブ40の肩部46に接触する。そして、支持
部材30aの上端部50aによってベアリング70の内
輪64下端部が支持され、内輪64が研削基準位置とな
る。したがって、支持工程において、支持部材30aの
上端部50aがベアリング70の内輪64下端部を直接
支持し、クランプ工程において、クランパ54が複合体
36aを支持部材30a側へ押圧すると、ベアリング7
0の内輪64がハブ40の肩部46に圧接され、クラン
パ54と、ベアリング70の内輪64を支持する支持部
材30aの上端部50aとの間に複合体36aが挟持さ
れクランプされる。
【0026】この実施形態に係るブレーキディスクロー
タの研削装置および研削方法によれば、支持部材30a
がベアリング70の内輪64を直接支持するため、ブレ
ーキディスクロータ38とハブ40の両者の取付面の研
削誤差、およびハブ40のベアリング取付位置(肩部4
6)とベアリング70の内輪64の両者の取付面の研削
誤差をも含めた状態で研削することができ、研削後のベ
アリング70の取付誤差も発生せず、複合体36aとし
ての研削精度を向上させることができる。これによっ
て、実際の使用状態におけるブレーキディスクロータ3
8の回転振れをさらに非常に小さく抑えることができ、
制動力の低下や異音の発生を起こさせることがない。
【0027】さらに、図7を参照して、この発明のその
他の実施形態に係るブレーキディスクロータの研削装置
および研削方法について説明する。なお、上述の実施形
態と同様の構成、方法については詳しい説明を省略する
とともに、説明の便宜上同じ符号を使用する。この実施
形態では、支持部材30bおよび図5に示す複合体36
aが用いられ、支持部材30bの上端部50bによって
複合体36aに含まれるベアリング70の外輪66下端
部が支持され、外輪66が研削基準位置となる。したが
って、支持工程において、支持部材30bの上端部50
bがベアリング70の外輪66下端部を直接支持し、ク
ランプ工程において、クランパ54が複合体36aを支
持部材30b側へ押圧すると、クランパ54と、ベアリ
ング70の外輪66を直接支持する支持部材30bの上
端部50bとの間に複合体36aが挟持されクランプさ
れる。
【0028】この実施形態に係るブレーキディスクロー
タの研削装置および研削方法によれば、支持部材30b
がベアリング70の外輪66を直接支持するため、ブレ
ーキディスクロータ38とハブ40の両者の取付面の研
削誤差、ハブ40のベアリング取付位置とベアリング7
0の内輪64の両者の取付面の研削誤差、およびベアリ
ング70の内輪64と外輪66との間のぶれすなわちベ
アリング自体の回転ぶれをも含めた状態で研削すること
ができ、複合体36aとしての研削精度をさらに向上さ
せることができる。これによって、ブレーキディスクロ
ータ38を車軸に取り付けたのと同様の状態で研削する
ことができるので、実際の使用状態におけるブレーキデ
ィスクロータ38の回転振れをさらに非常に小さく抑え
ることができ、制動力の低下や異音の発生を起こさせる
ことがない。
【0029】なお、図7に示す複合体36aにおいて、
ベアリングケース68が図示しない支持部材によって支
持されるようにしてもよい。すなわち、複合体36aに
含まれるベアリングケース68の下端部69が支持部材
の上端部によって支持され、ベアリングケース68が研
削基準位置となる。したがって、支持工程において、支
持部材の上端部がベアリングケース68の下端部69を
直接支持し、クランプ工程において、クランパ54が複
合体36aを支持部材側へ押圧すると、クランパ54
と、ベアリングケース68を直接支持する支持部材の上
端部との間に複合体36aが挟持されクランプされる。
その他の構成、方法については、図7に示す実施形態と
同様であるので、その重複する説明を省略する。この場
合も、図7に示す実施形態すなわちベアリング70の外
輪66を直接支持する場合と同様の効果を得ることがで
きる。なお、ベアリングケース68はベアリング70の
外輪66と一体的に形成される場合があるが、その場合
にもこの発明は適用される。
【0030】この発明は、上述のような構成、方法に限
定されるものではなく、以下のようなものであってもよ
い。すなわち、上述の実施形態においては立型の両頭平
面研削盤を用いたが、横型の両頭平面研削盤を用いても
よい。その際にはもちろん複合体36,36aをクラン
プする方向はそれに応じた方向とする。また、支持部材
30,30a,30bは、上述の実施形態においてはイ
ンデックステーブル28上に2つ設けているが、これに
限定されるものではなく、3つや4つなど所望の数だけ
設けてもよい。ただし、このように支持部材30,30
a,30bの数を変更した場合には、それに応じて移動
手段24の回転を、120度ずつ間欠的に回転するよう
にしたり、90度ずつ間欠的に回転するようにしたりす
る必要がある。
【0031】また、クランプ手段52は、各実施形態に
おいて、クランパ上下移動装置58によってクランパ5
4を押し下げることにより、複合体36,36aをクラ
ンパ54と支持部材30,30a,30bとの間に挟持
してクランプする構成としていた。しかし、主として図
3に示す実施形態、および主として図6に示す実施形態
においてはこれに限定されるものではなく、図3および
図6に二点鎖線で示すクランプ手段52aが用いられて
もよい。
【0032】図3、図6を参照して、クランプ手段52
aは、内周面上端部にテーパ部72を有するチャック7
4と、チャック74のテーパ部72と接面するテーパ状
の頭部76を有するドローバ78とを含む。そして、チ
ャック74をハブ40の回転軸取付孔80に挿入すると
ともに押し開くことによって複合体36,36aを把持
し、複合体36,36aを把持したチャック74の内方
に挿入されたドローバ78を所定の駆動装置(図示せ
ず)によって引き下げることにより、頭部76をチャッ
ク74のテーパ部72に係合させてチャック74ととも
に複合体36,36aを支持部材30,30aに引き付
ける。このようにしても複合体36,36aを支持部材
30,30aに押圧してクランプすることができる。な
お、この場合には、ドローバ78をチャック74のテー
パ部72に回転不可能に係合させるとともに、ドローバ
78を所定の回転駆動装置(図示せず)によって回転さ
せることにより、複合体36,36aを回転させるとよ
い。上述のような2種類のクランプ手段52,52a
は、いずれか一方のみを用いても構わないし、両者を同
時に用いても構わない。なお、上述の記載は主として図
7に示す実施形態におけるクランプ手段52aの使用の
可能性を否定するものではない。
【0033】
【発明の効果】この発明によれば、ブレーキディスクロ
ータおよび取付部材を含む複合体をクランプしてブレー
キディスクロータを研削するため、実際の使用状態にお
けるブレーキディスクロータの回転振れを抑えることが
でき、制動力を低下させたり異音を発生させることがな
くなる。また、研削位置においてブレーキディスクロー
タを研削すると同時に、待機位置において研削済みのブ
レーキディスクロータを研削待ちのブレーキディスクロ
ータに交換することができ、前記研削位置のブレーキデ
ィスクロータの研削が終了すると、研削位置の研削済み
のブレーキディスクロータを待機位置へ移動させるとと
もに、待機位置の研削待ちのブレーキディスクロータを
研削位置へ移動させることができる。このため、非常に
生産効率が向上するとともに、生産の自動化が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の一実施形態を示す平面図で
あり、(b)は側面図である。
【図2】ブレーキディスクロータおよびハブを含む複合
体を示す断面図である。
【図3】図2の複合体をクランプしてブレーキディスク
ロータを研削する状態を示す要部拡大断面図である。
【図4】滑り止め手段を示す説明図である。
【図5】この発明の他の実施形態に係る、ブレーキディ
スクロータ、ハブ、およびベアリングを含む複合体を示
す断面図である。
【図6】図5の複合体のベアリングの内輪を支持して複
合体をクランプし、ブレーキディスクロータを研削する
状態を示す要部拡大断面図である。
【図7】図5の複合体のベアリングの外輪を支持して複
合体をクランプし、ブレーキディスクロータを研削する
状態を示す要部拡大断面図である。
【図8】ブレーキディスクロータが車軸に取り付けられ
た使用状態を示す断面図である。
【図9】さらに別の使用状態を示す断面図である。
【図10】従来の技術を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ブレーキディスクロータの研削装置 9,16 回転砥石 36,36a 複合体 1,38 ブレーキディスクロータ 3,40 ハブ 46 肩部(ベアリング取付位置) 8a,30,30a,30b 支持部材 52,52a クランプ手段 62 凹部(滑り止め手段) 60 駆動手段 24 移動手段 4,70 ベアリング 4a,64 ベアリングの内輪 4b,66 ベアリングの外輪 68 ベアリングケース
フロントページの続き (72)発明者 田川 政俊 富山県婦負郡八尾町保内2−3−4 日清 工業株式会社内 Fターム(参考) 3C043 BC04 CC04 CC11 DD05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸を制動するために用いられるブレー
    キディスクロータの研削装置であって、 前記ブレーキディスクロータを研削するために間隔をあ
    けて配置されかつ回転する一対の回転砥石、 前記ブレーキディスクロータと前記ブレーキディスクロ
    ータに取り付けられる取付部材とを含む複合体の研削基
    準位置を支持する支持部材、 前記複合体を前記支持部材に押圧することによってクラ
    ンプし、前記ブレーキディスクロータを前記一対の回転
    砥石間に臨ませるためのクランプ手段、ならびに前記ク
    ランプ手段に回転駆動力を与えて前記ブレーキディスク
    ロータを前記一対の回転砥石間で回転させる駆動手段を
    備える、ブレーキディスクロータの研削装置。
  2. 【請求項2】前記取付部材は、前記ブレーキディスクロ
    ータを前記回転軸に取り付けるためのハブを含み、前記
    研削基準位置は前記ハブのベアリング取付位置である、
    請求項1に記載のブレーキディスクロータの研削装置。
  3. 【請求項3】前記取付部材は前記ブレーキディスクロー
    タを前記回転軸に取り付けるためのハブ、および前記ハ
    ブに取り付けられる内輪と前記内輪に同軸状に配置され
    る外輪とを有するベアリングを含み、前記研削基準位置
    は前記ベアリングの内輪である、請求項1に記載のブレ
    ーキディスクロータの研削装置。
  4. 【請求項4】前記取付部材は、前記ブレーキディスクロ
    ータを前記回転軸に取り付けるためのハブ、および前記
    ハブに取り付けられる内輪と前記内輪に同軸状に配置さ
    れる外輪とを有するベアリングを含み、前記研削基準位
    置は前記ベアリングの外輪である、請求項1に記載のブ
    レーキディスクロータの研削装置。
  5. 【請求項5】前記取付部材は、前記ブレーキディスクロ
    ータを前記回転軸に取り付けるためのハブ、前記ハブに
    取り付けられる内輪と前記内輪に同軸状に配置される外
    輪とを有するベアリング、および前記ベアリングの外輪
    に取り付けられるベアリングケースを含み、前記研削基
    準位置は前記ベアリングケースである、請求項1に記載
    のブレーキディスクロータの研削装置。
  6. 【請求項6】回転軸を制動するために用いられるブレー
    キディスクロータの研削装置であって、 前記ブレーキディスクロータを研削するために間隔をあ
    けて配置されかつ回転する一対の回転砥石、 前記ブレーキディスクロータを支持するための支持部
    材、 前記ブレーキディスクロータを前記支持部材の方向に押
    圧することによってクランプし、前記ブレーキディスク
    ロータを前記一対の回転砥石間に臨ませるためのクラン
    プ手段、ならびに前記ブレーキディスクロータを、前記
    一対の回転砥石間に臨ませる研削位置および研削済みの
    ブレーキディスクロータと研削待ちのブレーキディスク
    ロータを交換可能な待機位置に移動させる移動手段を備
    える、ブレーキディスクロータの研削装置。
  7. 【請求項7】さらに、前記クランプ手段に回転駆動力を
    与えて前記ブレーキディスクロータを前記一対の回転砥
    石間で回転させる駆動手段、および前記駆動手段によっ
    て回転するクランプ手段と前記ブレーキディスクロータ
    との間の滑りを防止する滑り止め手段を備える、請求項
    6に記載のブレーキディスクロータの研削装置。
  8. 【請求項8】回転軸を制動するために用いられるブレー
    キディスクロータを、間隔をあけて配置されかつ回転す
    る一対の回転砥石で研削するブレーキディスクロータの
    研削方法であって、 前記ブレーキディスクロータに取付部材を取り付けて複
    合体を構成する複合化工程、 前記複合体の研削基準位置を支持する支持工程、 前記複合体をクランプし、前記ブレーキディスクロータ
    を前記一対の回転砥石間に臨ませるクランプ工程、 クランプされた前記ブレーキディスクロータを回転駆動
    させる駆動工程、および回転駆動する前記ブレーキディ
    スクロータの両面を前記一対の回転砥石によって研削す
    る研削工程を備える、ブレーキディスクロータの研削方
    法。
  9. 【請求項9】前記取付部材は前記ブレーキディスクロー
    タを前記回転軸に取り付けるためのハブを含み、 前記支持工程では、前記ハブのベアリング取付位置を支
    持する、請求項8に記載のブレーキディスクロータの研
    削方法。
  10. 【請求項10】前記取付部材は、前記ブレーキディスク
    ロータを前記回転軸に取り付けるためのハブ、および前
    記ハブに取り付けられる内輪と前記内輪に同軸状に配置
    される外輪とを有するベアリングを含み、 前記支持工程では、前記ベアリングの内輪を支持する、
    請求項8に記載のブレーキディスクロータの研削方法。
  11. 【請求項11】前記取付部材は、前記ブレーキディスク
    ロータを前記回転軸に取り付けるためのハブ、および前
    記ハブに取り付けられる内輪と前記内輪に同軸状に配置
    される外輪とを有するベアリングを含み、 前記支持工程では、前記ベアリングの外輪を支持する、
    請求項8に記載のブレーキディスクロータの研削方法。
  12. 【請求項12】前記取付部材は、前記ブレーキディスク
    ロータを前記回転軸に取り付けるためのハブ、前記ハブ
    に取り付けられる内輪と前記内輪に同軸状に配置される
    外輪とを有するベアリング、および前記ベアリングの外
    輪に取り付けられるベアリングケースを含み、 前記支持工程では、前記ベアリングケースを支持する、
    請求項8に記載のブレーキディスクロータの研削方法。
  13. 【請求項13】回転軸を制動するために用いられるブレ
    ーキディスクロータを、間隔をあけて配置されかつ回転
    する一対の回転砥石で研削するブレーキディスクロータ
    の研削方法であって、 研削位置にある第1ブレーキディスクロータの両面を前
    記一対の回転砥石によって研削する研削工程、 研削位置にある研削済みの第1ブレーキディスクロータ
    を待機位置に移動するとともに、待機位置にある研削待
    ちの第2ブレーキディスクロータを前記研削位置に移動
    する移動工程、および前記待機位置にある研削済みの前
    記第1ブレーキディスクロータと研削待ちの第3ブレー
    キディスクロータを交換する交換工程を備える、ブレー
    キディスクロータの研削方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005032766A1 (ja) * 2003-10-01 2005-04-14 Daisho Seiki Corporation 竪型両頭平面研削盤におけるドレス方法
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CN108393761A (zh) * 2018-03-23 2018-08-14 舟山市宏基工业产品设计研究所 一种刹车盘的去毛刺、打磨装置
FR3088562A1 (fr) * 2018-11-15 2020-05-22 Psa Automobiles Sa Outil d’usinage pour usiner une couronne de frottement d’un disque de frein

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