JP2002263576A - 振動型ブラシレスモータ - Google Patents

振動型ブラシレスモータ

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JP2002263576A
JP2002263576A JP2001070014A JP2001070014A JP2002263576A JP 2002263576 A JP2002263576 A JP 2002263576A JP 2001070014 A JP2001070014 A JP 2001070014A JP 2001070014 A JP2001070014 A JP 2001070014A JP 2002263576 A JP2002263576 A JP 2002263576A
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center
rotor
rotation
diameter portion
rotor yoke
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JP2001070014A
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Hidetoshi Kajiwara
秀敏 梶原
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストの上昇、工数の増大を招くことなく、
振動の大きさを任意に設定できる振動型ブラシレスモー
タを提供する。 【解決手段】 円筒状のマグネット2を固着したロータ
ヨーク1の回転中心18にシャフト3の一端3aを固定
し、他端3bを軸受装置6で回転自在に軸支したロータ
9と、軸受部6の周囲に環状に配置された複数の突極を
備えたコア4と、複数の突極を備えたコア4に対向する
内径部14の中心がロータヨーク1の回転中心18と一
致する位置にあり、かつ外径部15の中心が回転中心1
8から偏移幅13偏移する位置12にあるマグネット2
と備え、回転中心18に対するマグネット2の外径部1
5の中心位置の偏移により発生するロータ9のアンバラ
ンスな回転によって、振動を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近年急増している
ペイジャー、携帯電話等の振動発生源として使用する振
動型ブラシレスモータに関し、特に円筒状マグネットの
外径中心位置を回転中心に対し偏心させて、振動を発生
させるマグネット回転型ロータの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7〜図10はそれぞれ従来構造の振動
型モータの構造図である。図7及び図8はそれぞれ、特
開平11−341769及び特開2000−26296
9の各号公報に記載されてある振動モータの構造を示し
ており、これらの振動モータはロータ外周に錘11又は
アンバランスウエイト14の部品を溶接あるいは接着又
はカシメ等の手段で固着し、ロータの回転により振動を
発生させる構造のものである。
【0003】図9は、特開平2−17853号公報に記
載のモータの構造を示しており、このモータは3個の空
芯巻コイル5−1〜5−3のうち1個のコイルの巻線を
減らすあるいはコイル形状を小さくする等によりアンバ
ランスの振動を発生させる構造のものである。
【0004】図10は、特開平9−93862号公報に
記載のモータの構造を示しており、このモータは空芯巻
コイルA〜Cを樹脂にて一体成形したコアレスロータの
外周部に高比重金属で形成した異形材8を取付けて偏重
心を与え、ロータの回転により振動を発生させる構造の
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した図7及び図8
に示したモータはロータ外周に錘又はアンバランスウエ
イトの部品を必要とし、しかもアンバランスウエイトは
ロータヨークにレーザ溶接あるいは接着又はカシメ等の
手段で固着する必要があった。又図9に示したモータは
コアレス構造のロータで、3個の空芯巻コイルのうち1
個のコイルの巻線を減らすか、コイル形状を小さくする
等によりアンバランスの振動を発生するものであるが、
空芯巻コイル自体の質量が小さく、振動を十分に得るこ
とが困難であった。更に図10に示したモータは空芯巻
コイルを樹脂にて一体成形したコアレスロータの外周部
に高比重金属で形成した異形材を取付けて、ロータの回
転により振動を発生させているが、これも空芯巻コイル
自体の質量が小さく、アンバランス振動を大きく取るこ
とが困難であるので高比重高金属で形成した異形材が必
要となる等の課題があった。
【0006】そこで本発明は、こうした課題に鑑みて創
案されたものであり、特に、円筒状のマグネットの内径
部の中心がロータヨークの回転中心と一致する位置にあ
り、かつこの円筒状のマグネットの外径部の中心がロー
タヨークの回転中心から偏移したことによって、この円
筒状のマグネットを固着したロータのアンバランスな回
転によって振動を発生できるから,この振動発生に要す
る部品が新たに発生しないので、これによるコストの上
昇、工数の増大を招くことがなく、また前記した偏移幅
を任意に変更することによってこの振動効果の大きさを
任意に設定でき、さらに今後ますます小型軽量、省エネ
化が要求されるペイジャーや携帯電話等の振動発生源と
して有効に活用できる振動型ブラシレスモータを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、次の(1)〜(4)の構成を有する
振動型ブラシレスモータを提供する。 (1) 図1、図2に示すように、円筒状のマグネット
2(の外径部周面15a)を固着したロータヨーク1の
回転中心18にシャフト3の一端3aを固定し、前記シ
ャフト3の他端3bを軸受部(軸受装置)6で回転自在
に軸支したロータ9と、前記軸受部6の周囲に環状に配
置された複数の突極を備えたコア4と、前記複数の突極
を備えたコア4に対向する内径部14の中心が前記ロー
タヨーク1の前記回転中心18と一致する位置にあり、
かつ前記外径部15の中心が前記ロータヨーク1の前記
回転中心18から所定幅(偏移幅13)偏移する位置1
2にある前記マグネット2とを備え、前記ロータヨーク
1の前記回転中心18に対する前記マグネット2の前記
外径部15の中心位置の偏移により発生する前記ロータ
9のアンバランスな回転によって、振動を発生すること
を特徴とする振動型ブラシレスモータAA。 (2) 図3に示すように、円筒状のマグネット2A
(の外径部周面15Aa)を固着したロータヨーク1A
の回転中心18にシャフト3の一端3aを固定し、前記
シャフト3の他端3bを軸受部(軸受装置)6で回転自
在に軸支したロータ9Aと、前記軸受部6の周囲に環状
に配置された複数の突極を備えたコア4と、前記複数の
突極を備えたコア4に対向する内径部14Aを有してお
り、かつ前記ロータヨーク1Aの前記回転中心18を中
心として機械角略0°〜180°の範囲16内における
前記内径部14Aの中心と前記外径部15Aの中心12
Aとは共に前記ロータヨーク1Aの前記回転中心18と
一致する位置にあり、機械角略180°〜360°の範
囲17内における前記内径部14Aの中心は前記ロータ
ヨーク1Aの前記回転中心18と一致する位置にあり、
機械角略180°〜360°の範囲17内における前記
外径部15Aの中心12Aは前記ロータヨーク1Aの前
記回転中心18から所定幅(偏移幅13)偏移する位置
にある前記マグネット2Aとを備え、前記ロータヨーク
1Aの前記回転中心18に対する前記マグネット2Aの
前記外径部15Aの中心12A位置の偏移により発生す
る前記ロータ9Aのアンバランスな回転によって、振動
を発生することを特徴とする振動型ブラシレスモータB
B。 (3) 図4、図5に示すように、円盤状のマグネット
2Bを固着したロータヨーク1Bの回転中心18にシャ
フト3の一端3aを固定し、前記シャフト3の他端3b
を軸受部(軸受装置)6で回転自在に軸支したロータ9
Bと、前記軸受部6の周囲に環状に配置された複数の空
芯巻コイル8と、内径部14Bの中心が前記ロータヨー
ク1Bの前記回転中心18と一致する位置にあり、かつ
外径部15Bの中心が前記ロータヨーク1Bの前記回転
中心18から所定幅(偏移幅13)偏移する位置にある
前記マグネット2Bとを備え、前記ロータヨーク1Bの
前記回転中心18に対する前記マグネット2Bの前記外
径部15Bの中心位置の偏移により発生する前記ロータ
9Bのアンバランスな回転によって、振動を発生するこ
とを特徴とする振動型ブラシレスモータCC。 (4) 図6に示すように、円盤状のマグネット2Cを
固着したロータヨーク1Cの回転中心18にシャフト3
の一端3aを固定し、前記シャフト3の他端3bを軸受
部(軸受装置)6で回転自在に軸支したロータ9Cと、
前記軸受部6の周囲に環状に配置された複数の空芯巻コ
イル8と、前記複数の空芯巻コイル8に対向する内径部
14Cを有しており、かつ前記ロータヨーク1Cの前記
回転中心18を中心として機械角略0°〜180°の範
囲16内における前記内径部14Aの中心と前記外径部
15Cの中心とは共に前記ロータヨーク1Cの前記回転
中心18と一致する位置にあり、機械角略180°〜3
60°の範囲17内における前記内径部14Cの中心は
前記ロータヨーク1Aの前記回転中心18と一致する位
置にあり、機械角略180°〜360°の範囲17内に
おける前記外径部15Cの中心は前記ロータヨーク1C
の前記回転中心18から所定幅(偏移幅13)偏移する
位置にある前記マグネット2Cとを備え、前記ロータヨ
ーク1Cの前記回転中心18に対する前記マグネット2
Cの前記外径部15Cの中心位置の偏移により発生する
前記ロータ9Cのアンバランスな回転によって、振動を
発生することを特徴とする振動型ブラシレスモータD
D。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わる振動型ブラ
シレスモータの第1実施例を図1乃至図6を参照して順
に説明する。図1は本発明の第1実施例に係わる振動型
コア付ブラシレスモータの側面縦断面図、図2は図1の
AA線横断面図、図3は本発明の第2実施例に係わる振
動型コア付ブラシレスモータの上面断面図、図4は本発
明の第3実施例に係わる振動型平板スロットレスブラシ
レスモータの側面縦断面図、図5は図4のロータを示す
BB線横断面図、図6は本発明の第4実施例に係わる振
動型平板スロットレスブラシレスモータのロータ横断面
図である。図1〜図10中、1,1A〜1Cはロータヨ
ーク、2,2A〜2Cはマグネット、3はシャフト、3
aは一端、3bは他端、4はコア、5はコイル、6は軸
受装置(軸受部)、7はプリント基板、8は空芯巻コイ
ル、9,9A〜9Cはロータ、10はプレート、12,
12A〜12Cはマグネットの外径部中心、13は偏移
幅、14,14A〜14Cはマグネットの内径部、1
5,15A〜15Cはマグネットの外径部、15a,1
5Aaは外径部周面、16は略0°〜180°の範囲、
17は略180°〜360°の範囲、18は回転中心、
AA〜DDは振動型ブラシレスモータをそれぞれ示す。
【0009】[第1実施例]本発明の第1実施例に係わる
振動型コア付ブラシレスモータAAは、3相駆動で円筒
状のマグネット2の着磁極は全周に8極、コア4の突極
は6個のラジアルギャップ型ブラシレスモータである。
【0010】図1、図2に示すように、カップ状のロー
タヨーク1の内周側面には円筒状のマグネット2の外径
部周面15aが固着されている。このロータヨーク1に
はシャフト3の一端3aが圧入固着され、シャフト3の
他端3bは焼結含油軸受装置6によって回転自在に保持
(軸支)されている。前記したマグネット2の内径部1
4にはN,S極着磁を交互に8極設けている(図示せ
ず)。ここではロータ9は前記したロータヨーク1、マ
グネット2、シャフト3から構成される。
【0011】一方、前記したロータ9に対向するステー
タの一構成部分である軸受装置6の周囲には、外周方向
に突出する複数の突極を備えたコア4が環状に固定され
ている。各突極にはコイル5がそれぞれ巻回されてい
る。こうして、前記した各突極に巻回されたコイル5に
通電する事により、回転駆動力を発生し、前記したロー
タ9は回転する。
【0012】ここで、前記した円筒状のマグネット2の
内径部14の中心はシャフト3の回転中心18と一致し
ている。これに対して、このマグネット2の外径部15
の中心12はマグネット2の内径部14の中心と一致せ
ず、シャフト3の回転中心18とも一致しない(偏移幅
13)。このように、円筒状のマグネット2の肉厚が全
周方向(ラジアル方向全周)にわたり均一な肉厚でな
く、一部が片寄った厚さであるので、この結果、前記し
たロータ9はアンバランスな回転を行い、振動を発生さ
せる事ができる。
【0013】本実施例のロータ9(シャフト3)の回転中
心18とマグネット2の外径部中心15との位置ずれの
偏移幅13は、マグネット2の内径部14の半径の約7
%に設定してある。この偏移幅13は小さい方がロータ
ヨーク1の外径が小さくて済むが、前記したアンバラン
ス振動の発生量は小さい。一方、前記した偏移幅13を
マグネット2の内径部14の半径の50%まで変化させ
れば前記したアンバランス振動は大きいが、ロータヨー
ク1の直径が2倍程度必要となり、モータAAの小型化
には適さない。
【0014】従って、シャフト3の回転中心18とマグ
ネット2の外径部中心15との偏移幅13は、マグネッ
ト2の内径部14の半径の3%から20%が適してい
る。ここではマグネット2の内径部14の中心位置と複
数の突極コア4が成す外径の中心位置とが一致している
ため、マグネット2の内径部14に対する複数の突極コ
ア4の外径との空隙は常に一定に保つことができるの
で、モータAAの回転精度は常時良好と成る。
【0015】[第2実施例]本発明の第2実施例に係わる
振動型コア付ブラシレスモータBBは、3相駆動で円筒
状マグネット2Aの着磁極は全周に8極、コア4の突極
は6個のラジアルギャップ型ブラシレスモータである。
前述したものと同一構成部分には同一符号を付しその説
明を省略する。
【0016】図3に示すように、カップ状のロータヨー
ク1Aの内周側面には円筒状のマグネット2Aの外径部
周面15Aaが固着されている。このロータヨーク1A
にはシャフト3の一端3aが圧入固着され、シャフト3
の他端は焼結含油軸受装置(図示せず)によって回転自在
に保持(軸支)されている。前記したマグネット2Aの
内径部14AにはN,S極着磁を交互に8極設けている
(図示せず)。ここではロータ9Aは前記したロータヨ
ーク1A、マグネット2A、シャフト3から構成され
る。
【0017】一方、前記したロータ9Aに対向するステ
ータの一構成部分である軸受装置の周囲には、外周方向
に突出する複数の突極を備えたコア4が環状に固定され
ている。各突極にはコイル5がそれぞれ巻回されてい
る。こうして、前記した各突極に巻回されたコイル5に
通電する事により、回転駆動力を発生し、前記したロー
タ9Aは回転する。
【0018】ここで、前記した円筒状のマグネット2A
の内径部14Aの中心は、機械角で略0°〜360°の
範囲にわたりシャフト3の回転中心18と一致してい
る。これに対して、このマグネット2Aの外径部15A
の中心12Aは、機械角で略0°〜180°の範囲16
において、内径部14Aの中心と一致する位置にある
が、機械角で略180°〜360°の範囲17において
は内径部14Aの中心と一致しない位置にある(偏移幅
13)。こうした構成のマグネット2Aの機械角で略0
°〜180°の範囲16と機械角で略180°〜360
°の範囲17との外周接続部15Aa1,15Aa2は
滑らかに連結されている。
【0019】こうした構造のマグネット2Aは、機械角
略0°〜180°の範囲16の肉厚に対して機械角略1
80°〜360°の範囲17の肉厚の方が厚くなる。こ
のため、円筒状のマグネット2Aの肉厚が全周方向にわ
たり均一な厚さでなく、一部が片寄った厚さであるの
で、この結果、前記したロータ9Aはアンバランスな回
転を行う結果、振動を発生させる事ができる。またここ
では、マグネット2Aの内径部14Aの中心と複数の突
極コア4が成す外径の中心とが一致しているため、マグ
ネット2Aの内径部14に対する複数の突極コア4との
空隙は常に一定に保つことができるので、モータBBの
回転精度は常時良好と成る。
【0020】[第3実施例]本発明の第3実施例に係わる
振動型ブラシレスモータCCは、平板スロットレス構造
の振動型ブラシレスモータである。前述したものと同一
構成部分には同一符号を付しその説明を省略する。
【0021】図4、図5に示すように、カップ状のロー
タヨーク1Bの内面(天井面)には円盤状のマグネット
2Bが固着されている。このロータヨーク1Bにはシャ
フト3の一端3aが圧入固着され、シャフト3の他端3
bは焼結含油軸受装置6によって回転自在に保持(軸
支)されている。前記したマグネット2Bの底面には
N,S極着磁を交互に8極設けている(図示せず)。前
記した軸受装置6の周囲にはプレート10上に積層され
たプリント基板7が固定されており、このプリント基板
7にはシャフト3を中心に等角度で6個の空芯巻コイル
8が環状に固定されている。前記したマグネット2Bは
複数個の空芯巻コイル8と軸方向に空隙を介して対向し
ている。ここでは、ロータ9Bは前記したロータヨーク
1B、マグネット2B、シャフト3から構成される。こ
うして、前記した空芯巻コイル8に通電する事により、
回転駆動力を発生し、前記したロータ9Bは回転する。
【0022】ここで、前記した円盤状のマグネット2B
の内径部14Bの中心は、シャフト3の回転中心18と
一致している。これに対して、このマグネット2Bの外
径部15Bの中心12Bはマグネット2Bの内径部14
Bの中心と一致せず、シャフト3の回転中心18とも一
致しない(偏移幅13)。このように、円盤状のマグネ
ット2Bの回転中心からの半径が全周方向(ラジアル方
向全周)にわたり均等な半径でなく、一部が片寄った長
さであるので、この結果、前記したロータ9Bはアンバ
ランスな回転を行う結果、振動を発生させる事ができ
る。
【0023】[第4実施例]本発明の第4実施例に係わる
振動型ブラシレスモータDDは、平板スロットレス構造
の振動型ブラシレスモータである。前述したものと同一
構成部分には同一符号を付しその説明を省略する。
【0024】図6に示すように、カップ状のロータヨー
ク1Cの内面(天井面)には円盤状のマグネット2Cが
固着されている。このロータヨーク1Cにはシャフト3
の一端3aが圧入固定され、シャフト3の他端は焼結含
油軸受装置(図示せず)によって回転自在に保持(軸支)
されている。前記したマグネット2Bの底面にはN,S
極着磁を交互に8極設けている(図示せず)。前記した
軸受装置の周囲にはプレート上に積層されたプリント基
板が固定されており(いずれも図示せず)、このプリント
基板には複数個の空芯巻コイル(図示せず)が接着固定さ
れている。前記したマグネット2Cは複数個の空芯巻コ
イルと軸方向に空隙を介して対向している。ここで、ロ
ータ9Cは前記したロータヨーク1C、マグネット2
C、シャフト3から構成される。こうして、前記した空
芯巻コイルに通電する事により、回転駆動力を発生し、
前記したロータ9Cは回転する。
【0025】ここで、前記した円盤状のマグネット2C
の内径部14Cの中心は、機械角で略0°〜360°の
範囲にわたりシャフト3の回転中心18と一致してい
る。これに対して、このマグネット2Cの外径部15C
の中心12Cは、機械角で略0°〜180°の範囲16
において、内径部14Cの中心と一致する位置にある
が、機械角で略180°〜360°の範囲17において
は内径部14Cの中心と一致しない位置にある(偏移幅
13)。こうした構成のマグネット2Cの機械角で略0
°〜180°の範囲16と機械角で略180°〜360
°の範囲17との外周接続部15Ca1,15Ca2は
滑らかに連結されている。
【0026】こうした構造のマグネット2Cは、機械角
略0°〜180°の範囲16の回転中心からの半径に対
して機械角略180°〜360°の範囲17の回転中心
からの半径が大きくなる。このため、円盤状のマグネッ
ト2の回転中心からの半径が全周方向にわたり均一な長
さでなく、一部が片寄った長さであるので、この結果、
前記したロータ9はアンバランスな回転を行う結果、振
動を発生させる事ができる。またここでは、マグネット
2Cの内径部14Cの中心と複数の空芯巻コイルが成す
外径の中心とが一致しているため、マグネット2Cの内
径部14Cに対する複数の空芯巻コイとの空隙は常に一
定に保つことができるので、モータBBの回転精度は常
時良好と成る。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、円
筒状のマグネットの内径部の中心がロータヨークの回転
中心と一致する位置にあり、かつこの円筒状のマグネッ
トの外径部の中心がロータヨークの回転中心から偏移し
たことによって、この円筒状のマグネットを固着したロ
ータのアンバランスな回転によって振動を発生できるか
ら,この振動発生に要する部品が新たに発生しないの
で、これによるコストの上昇、工数の増大を招くことが
なく、また前記した偏移幅を任意に変更することによっ
てこの振動効果の大きさを任意に設定でき、さらに今後
ますます小型軽量、省エネ化が要求されるペイジャーや
携帯電話等の振動発生源として有効に活用できる振動型
ブラシレスモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる振動型コア付ブラ
シレスモータの側面縦断面図
【図2】図1のAA線横断面図
【図3】本発明の第2実施例に係わる振動型コア付ブラ
シレスモータの上面断面図
【図4】本発明の第3実施例に係わる振動型平板スロッ
トレスブラシレスモータの側面縦断面図
【図5】図4のロータを示すBB線横断面図
【図6】本発明の第4実施例に係わる振動型平板スロッ
トレスブラシレスモータのロータ横断面図
【図7】従来構造の振動型モータの構造図
【図8】従来構造の振動型モータの構造図
【図9】従来構造の振動型モータの構造図
【図10】従来構造の振動型モータの構造図
【符号の説明】
1,1A〜1C ロータヨーク 2,2A〜2C マグネット 3 シャフト 3a 一端 3b 他端 4 コア 6 軸受装置(軸受部) 8 空芯巻コイル 9,9A〜9C ロータ 12,12A〜12C マグネットの外径部中心 13 偏移幅 14,14A〜14C マグネットの内径部 15,15A マグネットの外径部 15a,15Aa〜15Ca 外径部周面 16 略0°〜180°の範囲 17 略180°〜360°の範囲 18 回転中心 AA〜DD 振動型ブラシレスモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 21/24 H02K 21/24 M 29/00 29/00 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のマグネットを固着したロータヨ
    ークの回転中心にシャフトの一端を固定し、前記シャフ
    トの他端を軸受部で回転自在に軸支したロータと、 前記軸受部の周囲に環状に配置された複数の突極を備え
    たコアと、 前記複数の突極を備えたコアに対向する内径部の中心が
    前記ロータヨークの前記回転中心と一致する位置にあ
    り、かつ前記外径部の中心が前記ロータヨークの前記回
    転中心から所定幅偏移する位置にある前記マグネットと
    を備え、 前記ロータのアンバランスな回転によって、振動を発生
    することを特徴とする振動型ブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 円筒状のマグネットを固着したロータヨ
    ークの回転中心にシャフトの一端を固定し、前記シャフ
    トの他端を軸受部で回転自在に軸支したロータと、 前記軸受部の周囲に環状に配置された複数の突極を備え
    たコアと、 前記複数の突極を備えたコアに対向する内径部を有して
    おり、かつ前記ロータヨークの前記回転中心を中心とし
    て機械角略0°〜180°の範囲内における前記内径部
    の中心と前記外径部の中心とは共に前記ロータヨークの
    前記回転中心と一致する位置にあり、機械角略180°
    〜360°の範囲内における前記内径部の中心は前記ロ
    ータヨークの前記回転中心と一致する位置にあり、機械
    角略180°〜360°の範囲内における前記外径部の
    中心は前記ロータヨークの前記回転中心から所定幅偏移
    する位置にある前記マグネットとを備え、 前記ロータのアンバランスな回転によって、振動を発生
    することを特徴とする振動型ブラシレスモータ。
  3. 【請求項3】 円盤状のマグネットを固着したロータヨ
    ークの回転中心にシャフトの一端を固定し、前記シャフ
    トの他端を軸受部で回転自在に軸支したロータと、 前記軸受部の周囲に環状に配置された複数の空芯巻コイ
    ルと、 内径部の中心が前記ロータヨークの前記回転中心と一致
    する位置にあり、かつ外径部の中心が前記ロータヨーク
    の前記回転中心から所定幅偏移する位置にある前記マグ
    ネットとを備え、 前記ロータのアンバランスな回転によって、振動を発生
    することを特徴とする振動型ブラシレスモータ。
  4. 【請求項4】 円盤状のマグネットを固着したロータヨ
    ークの回転中心にシャフトの一端を固定し、前記シャフ
    トの他端を軸受部で回転自在に軸支したロータと、 前記軸受部の周囲に環状に配置された複数の空芯巻コイ
    ルと、 前記ロータヨークの前記回転中心を中心として機械角略
    0°〜180°の範囲内における内径部の中心と外径部
    の中心とは共に前記ロータヨークの前記回転中心と一致
    する位置にあり、機械角略180°〜360°の範囲内
    における前記内径部の中心は前記ロータヨークの前記回
    転中心と一致する位置にあり、機械角略180°〜36
    0°の範囲内における前記外径部の中心は前記ロータヨ
    ークの前記回転中心から所定幅偏移する位置にある前記
    マグネットとを備え、 前記ロータのアンバランスな回転によって、振動を発生
    することを特徴とする振動型ブラシレスモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002363575A (ja) * 2001-06-08 2002-12-18 Nippon Kecchen Kk 重質炭化水素油の2段階水素化処理方法
WO2020202390A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 本田技研工業株式会社 アウタロータ型モータ

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