JP2002262904A - 靴中敷き - Google Patents

靴中敷き

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JP2002262904A
JP2002262904A JP2001065067A JP2001065067A JP2002262904A JP 2002262904 A JP2002262904 A JP 2002262904A JP 2001065067 A JP2001065067 A JP 2001065067A JP 2001065067 A JP2001065067 A JP 2001065067A JP 2002262904 A JP2002262904 A JP 2002262904A
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insole
pieces
shoe
footprint
unit
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JP2001065067A
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English (en)
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Toshio Ichihara
敏生 市原
Setsuko Ichihara
節子 市原
Kozo Ichihara
孝三 市原
Junko Ichihara
順子 市原
Seizo Ichihara
誠三 市原
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ICHIHARA KK
SAIKYOSHA KK
Saikyosha Corp
Ichihara Co Ltd
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ICHIHARA KK
SAIKYOSHA KK
Saikyosha Corp
Ichihara Co Ltd
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造自体に乾燥機能を付与して、水分やあぶ
ら分を吸収していくと同時に乾燥させ、足が蒸れるのを
防止して履き心地の良い靴中敷きを提供すること。 【解決手段】 異なる足裏形状の足型片2a〜2dを交
互に配置し、隣接する足型片2a〜2dの側部を連結部
5a〜5cにて一体に連結した中敷きユニット1を形成
する。また、各足型片2a〜2dにはスリット状の通気
穴3、4を穿孔している。中敷きユニット1の両側の連
結部5a、5cを山折りし、中央の連結部5bを谷折り
して、各足型片2a〜2dを重ね合わせて靴中敷き本体
を形成する。両側の連結部5a〜5cにより各足型片2
a〜2dは前後、左右方向にずれにくなる。また、連結
部5a〜5cの復帰力により歩くたびに足型片2a〜2
dの先端側が閉じたり、開いたりして靴中敷き本体が呼
吸するような状態となり、靴の中で空気の対流が生じ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿気やすい靴の中
に入れて水分を吸収する靴中敷きに関するものである。
【0002】
【従来の技術】足や足指から滲み出る汗などの水分やあ
ぶら分は、ジワジワと微量に、且つ連続的に出てくるも
のであるが、通気性がほとんどない靴の中では、それら
は蒸れて蓄積され、想像を超えた多量の水分等となり、
靴はもちろん、靴中敷きやソックスまでもベトベトにし
てしまう。
【0003】靴中敷きは従来より多種のものが製造、販
売されており、単価も比較的安いものから高いものまで
さまざまな靴中敷きが提供されている。コストが安い靴
中敷きを提供しようとする場合、やはり紙材を用いたも
のとなり、しかも、古紙を使用することで、リサイクル
化とコストの両面で有利となる。図18は従来の靴中敷
き51を示しており、この靴中敷き51は紙材からな
り、厚さが約1mm程度の1枚物である。図18では上
下面に貫通したスリット状の通気穴52を複数形成して
いるが、通気穴52が形成されていない場合もある。し
かし、この例では乾燥し易くするために通気穴52を形
成している場合である。
【0004】図18に示すような単層の靴中敷き51で
は、水分やあぶら分の吸収量を多くするために上述した
ように厚さを約1mm程度にして、靴中敷き51自体の
保水量を多くしている。また、靴中敷き51を単層とし
ていることで、原材料を単に1回の打ち抜き加工で終わ
らせて、製造工程を簡略化してコストの上昇を抑えてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
靴中敷き51を用いた場合、水分やあぶら分を靴中敷き
51自体がほどよく吸収していくものの、通気性がほと
んどない靴の中では、靴中敷き51自体の乾燥作用がな
いために、靴中敷き51の最大保水量に直ぐに達してし
まい、靴中敷き51による吸収作用がなくなってしま
う。そのため、新しい靴中敷き51を使用し始めた際は
履き心地が良いものの、何時間か使用していると、靴の
中がやはりベトベトになって不快感を感じてしまうとい
う問題があった。
【0006】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、構造自体に乾燥機能を付与して、水分やあぶら
分を吸収していくと同時に乾燥させ、足が蒸れるのを防
止して履き心地の良い靴中敷きを提供することを目的と
しているものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1記載の靴中敷きでは、左右の足裏形状からなる足型片
2を少なくとも4枚交互に並設し、隣接する足型片2の
側部を一体に連結した中敷きユニット1を形成し、前記
足型片2の側部同士を連結した連結部5をそれぞれ折曲
して足型片2を重ね合わせた靴中敷き本体10を形成し
ていることを特徴としている。
【0008】請求項2記載の靴中敷きでは、左右の足裏
形状からなる足型片2を4枚交互に並設し、隣接する足
型片2の側部を一体に連結した中敷きユニット1aと、
この中敷きユニット1aとは線対称となる中敷きユニッ
ト1bと、両中敷きユニット1a、1bの端の足型片2
の側部を連結して横方向に8枚の足型片2を並設した中
敷きユニット1を形成し、前記足型片2の側部同士を連
結した連結部5をそれぞれ折曲して足型片2を重ね合わ
せた靴中敷き本体10を形成していることを特徴として
いる。
【0009】かかる構成とすることで、少なくとも4枚
の足型片2を重ね合わせた場合、足型片2の側部には連
結部5が位置しているので、靴中敷き本体10を靴の中
に入れて履いた場合に、上側の足型片2が前後、左右に
ずれることはほとんどなく、スムーズに歩くことができ
る。また、靴中敷き本体10を使用している状態では足
からの水分やあぶら分は上層の足型片2から下層への足
型片2へと吸収されていく。そして、歩いている状態で
地面に接している靴の内部では靴中敷き本体10は全体
に足の裏面により荷重を受けて押されているが、足を上
げた状態では靴中敷き本体10の先端側は足の荷重から
開放されることになる。そのため、連結部5の復帰力に
より該連結部5部分を軸として足型片2が少し開くこと
になり、上下の足型片2の間には空間が生じることにな
る。次に、上げていた靴を地面に接すると、靴中敷き本
体10の先端を含めた全体が押されて、足型片2の間の
空間は閉じてしまう。これを繰り返すことで、靴中敷き
本体10は足の荷重を受けたり、開放されることで、靴
の内部(特に中央部分から先端側にかけて)で空気の対
流が生じる。これにより、靴中敷き本体10の全体を介
して空気が流れて靴中敷き本体10を乾燥し易くする。
特に、各足型片2に通気穴3、4を穿孔している場合に
は、該通気穴3、4を介して空気の対流が一層生じ易く
なる。また、連結部5が靴中敷き本体10の先端側に位
置しているので、靴の先端側での空気の対流が他の部分
より大きく生じることになり、空気の通気性がほとんど
ない靴の先端側での乾燥を一層促進させることができ
る。また、4枚、あるいは8枚の足型片2を重ね合わせ
ているので、クッション性も向上して履き心地もよく、
疲れにくい靴中敷き本体10を提供することができる。
【0010】請求項3記載の靴中敷きでは、左右一対の
足型片2を前後方向に配置して隣接する足型片2の側部
を連結すると共に、隣接する足型片2の踵部分を連結し
て中敷きユニット1を形成し、足型片2の側部同士を連
結した連結部5を折曲した後に、足型片2の踵部分の連
結部5を折曲して足型片2を重ね合わせた靴中敷き本体
10を形成していることを特徴としている。
【0011】請求項4記載の靴中敷きでは、左右一対の
足型片2を前後方向に配置して隣接する足型片2の側部
を連結すると共に、隣接する足型片2の踵部分を連結し
て中敷きユニット1aと、この中敷きユニット1aとは
線対称となる中敷きユニット1bと、両中敷きユニット
1a、1bの端の足型片2の側部を連結して8枚の足型
片2を並設した中敷きユニット1を形成し、足型片2の
側部同士を連結した連結部5を折曲した後に、足型片2
の踵部分の連結部5を折曲して足型片2を重ね合わせた
靴中敷き本体10を形成していることを特徴としてい
る。
【0012】かかる構成とすることで、少なくとも4枚
の足型片2を重ね合わせた場合、足型片2の側部には連
結部5が位置していると共に、足型片2の踵部分の連結
部5とが位置しているので、靴中敷き本体10を靴の中
に入れて履いた場合に、上側の足型片2が前後、左右に
ずれることはほとんどなく、スムーズに歩くことができ
る。また、靴中敷き本体10を使用している状態では足
からの水分やあぶら分は上層の足型片2から下層への足
型片2へと吸収されていく。そして、歩いている状態で
地面に接している靴の内部では靴中敷き本体10は全体
に足の裏面により荷重を受けて押されているが、足を上
げた状態では靴中敷き本体10の先端側は足の荷重から
開放されることになる。そのため、連結部5の復帰力に
より該連結部5部分を軸として足型片2が少し開くこと
になり、上下の足型片2の間には空間が生じることにな
る。次に、上げていた靴を地面に接すると、靴中敷き本
体10の先端を含めた全体が押されて、足型片2の間の
空間は閉じてしまう。これを繰り返すことで、靴中敷き
本体10は足の荷重を受けたり、開放されることで、靴
の内部(特に中央部分から先端側にかけて)で空気の対
流が生じる。これにより、靴中敷き本体10の全体を介
して空気が流れて靴中敷き本体10を乾燥し易くする。
特に、各足型片2に通気穴3、4を穿孔している場合に
は、該通気穴3、4を介して空気の対流が一層生じ易く
なる。また、連結部5が靴中敷き本体10の先端側に位
置しているので、靴の先端側での空気の対流が他の部分
より大きく生じることになり、空気の通気性がほとんど
ない靴の先端側での乾燥を一層促進させることができ
る。また、4枚、あるいは8枚の足型片2を重ね合わせ
ているので、クッション性も向上して履き心地もよく、
疲れにくい靴中敷き本体10を提供することができる。
【0013】請求項5記載の靴中敷きでは、左右一対の
足型片2を前後方向に配置して隣接する足型片2の側部
を連結すると共に、隣接する足型片2の踵部分を連結し
て中敷きユニット1aと、この中敷きユニット1aとは
線対称となり隣接する中敷きユニット1a側の足型片2
の側部同士を一体に連結した中敷きユニット1bと、左
右の足裏形状からなる足型片2を4枚交互に並設し、隣
接する足型片2の側部を一体に連結すると共に、前記中
敷きユニット1a、1bの足型片2の先端部分と当該足
型片2の先端部分とを一体に連結した中敷きユニット1
cとで足型片2を12枚並設した中敷きユニット1を形
成し、中敷きユニット1cの足型片2の先端部分の連結
部5をそれぞれ折曲して中敷きユニット1a、1b側に
重ね合わせ、足型片2の側部同士を連結した連結部5を
折曲した後に、足型片2の踵部分の連結部5を折曲して
足型片2を重ね合わせた靴中敷き本体10を形成してい
ることを特徴としている。
【0014】これにより、歩くたびに12枚の足型片2
が開いたり閉じたりして靴の中で空気の対流を生じさ
せ、靴中敷き本体10や靴の中の乾燥を促進させること
ができる。また、12枚で靴中敷き本体10を構成して
いるので、クッション性が向上し、履き心地を良くする
ことができる。
【0015】請求項6記載の靴中敷きでは、前記各足型
片2には上下面を貫通した長穴状の通気穴3、4をそれ
ぞれ穿孔し、上下の足型片2の通気穴3、4同士は交差
させていることを特徴としている。
【0016】これにより、各足型片2の通気穴3、4に
より空気の対流を一層生じ易くして、靴中敷き本体1
0、ソックス、靴の中を一層乾燥させ易くすることがで
きるものである。
【0017】請求項7記載の靴中敷きでは、前記中敷き
ユニット1は古紙からなる紙材であり、坪量を160g
/m2 としていることを特徴としている。
【0018】これにより、多数枚の足型片2で靴中敷き
本体10を構成しても、低コストな靴中敷き本体10を
提供でき、しかも、各足型片2は薄いので、例えば、8
枚の足型片2を重ね合わせても、靴中敷き本体10自体
の厚みはそれほど厚くならず、8枚の足型片2によりク
ッション性が向上し、履き心地を良くすることができ
る。
【0019】請求項8記載の靴中敷きでは、透湿性、通
気性、保温性、耐水性を備え、繊維状に形成した長繊維
不織布の吸水シート12を、前記足型片2の上面、また
は両面に設けていることを特徴としている。
【0020】これにより、足の水分やあぶら分は、吸水
シート12の繊維部分による毛細管現象により、徐々に
吸収されていき、汗や水分等は吸水シート12の広い範
囲にわたって吸収されていく。同時にこれと平行して吸
水シート12が乾燥していく。これにより、靴自体に汗
や水分が吸収されるのを防止し、且つ足が蒸れるのを防
止することができる。特に、靴を脱いでしばらく置いて
おくと、靴中敷き本体10が早く乾燥するので、次回に
履く時は、靴の内部が乾燥しているために履き心地が良
い。
【0021】請求項9記載の靴中敷きでは、前記吸水シ
ート12の坪量を、30g/m2 〜70g/m2 とし、
厚さを0.09mm〜0.15mmとしていることを特
徴としている。
【0022】これにより、薄くて軽い吸水シート12を
構成でき、また、ジワジワと微量に、間断なく出てくる
汗や水分を吸収すると同時平行的に乾燥させることがで
きる。
【0023】請求項10記載の靴中敷きでは、足型片2
の表面への吸水シート12の貼合を熱加圧により非接着
剤とした熱圧着にて行なっていることを特徴としてい
る。
【0024】これにより、接着剤にて足型片2の表面に
吸水シート12を接着させた場合には、接着剤の層によ
り水分やあぶら分の吸収や乾燥を阻害するが、本発明で
は接着剤を用いずに吸水シート12を足型片2の表面に
熱圧着により貼り合わせているので、水分やあぶら分の
吸収を素早く行なわせると同時に、早く乾燥させること
ができる。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は靴中敷き本体を形成する前の中敷きユニット
1の平面図を示し、この中敷きユニット1は紙材からな
り4つの足型片2a〜2dで一体に構成されている。足
型片2a、2cは左足裏の形状に対応させて形成され、
他方の足型片2b、2dは右足裏の形状に対応させて形
成されている。そして、左足裏の形状と右足裏の形状と
を交互になるように足型片2a〜2dを配置した構成と
してある。
【0026】中敷きユニット1を構成している足型片2
a、2cには、上下面に貫通した横方向でスリット状の
通気穴3が複数条略全体にわたって穿孔されている。ま
た、足型片2b、2dには、上下面に貫通した縦方向で
スリット状の通気穴4が複数条略全体にわたって穿孔さ
れている。各足型片2a〜2dは、上部の側部同士を連
結する連結部5a〜5cにより一体に連結されており、
この連結部5a〜5cを後述するように折曲すること
で、靴中敷き本体を形成するようにしている。
【0027】中敷きユニット1の材料は紙材からなり、
チップボールと呼ばれている古紙を用いており、坪量と
しては160g/m2 前後のものを使用している。本発
明では靴中敷き本体として足型片2a〜2dを少なくと
も4枚用いて構成するようにしているので、あまり大き
な値であると、全体の厚みが厚くなるので好ましくな
い。しかし、後述する実施形態で示すように、基本的に
足型片を8枚用いて靴中敷き本体を構成した場合の最適
な坪量として上記の160g/m2 としているので、4
枚の足型片2a〜2dとした場合には、坪量を320g
/m2 のものを用いるようにしても良い。
【0028】ところで、図1に示す中敷きユニット1
は、大きな1枚の古紙(原紙)から、あるいは連続して
供給される古紙から打ち抜き加工により形成されるもの
である。このように原紙から打ち抜き加工された中敷き
ユニット1の各連結部5a〜5cを折曲する。すなわ
ち、図2に示すように、中敷きユニット1の中央の連結
部5bを谷折りし、左右の連結部5a、5cを山折りし
て各足型片2a〜2dを重ね合わせると、図3(a)に
示すように靴中敷き本体10が形成されることになる。
【0029】ここで、中敷きユニット1の各足型片2a
〜2dの形状を交互に配置しているので、各足型片2a
〜2dを連結部5a〜5cを介して折曲して重ね合わせ
た場合には、同じ足裏の形状となる。そして、図3
(a)は靴中敷き本体10を一方の面から見た場合であ
り、この場合は、横方向に穿孔した通気穴3が表面に位
置し、靴中敷き本体10を他方の面から見た場合は、縦
方向に穿孔した通気穴4が表面に位置することになる。
【0030】また、各足型片2a〜2dを重ね合わせた
場合に、各通気穴3、4の方向はそれぞれ直交する方向
となり、図3(a)に示すように(なお、図3(a)で
は足型片2bの通気穴4を便宜上2条だけ描いてい
る)、各通気穴3、4の直交部分を介して靴中敷き本体
10の上下面を貫通した状態となっている。なお、4枚
の足型片2a〜2dで靴中敷き本体10を形成した場合
には、図3(a)に示す状態を左側の靴に入れる場合
は、横向きの通気穴3側が上面となり、一番下の面は縦
向きの通気穴4の足型片2dとなっている。
【0031】さらに、4枚の足型片2a〜2dを折曲し
た重ね合わせた場合、4枚の足型片2a〜2dはそれぞ
れバラバラではなく、連結部5a〜5cを介して一体的
となっており、しかも、図3(a)に示すように、靴中
敷き本体10の右側では連結部5a、5cが位置し、左
側では連結部5bが位置している。すなわち、靴中敷き
本体10の両側には上下の足型片2a〜2dを連結して
いる連結部5a〜5cが位置しているので、靴中敷き本
体10を靴の中に入れて履いた場合でも、一番上の足型
片2aは前後や左右にほとんどずれることはなく、ある
程度の位置を維持することになる。
【0032】ここで、本発明のように連結部5a〜5c
を介さずに、4枚の足型片2a〜2dをそれぞれ別個に
形成して、単に4枚の足型片2a〜2dを靴の中に入れ
て履いた場合には、特に一番上の足型片2aが歩くたび
にずれて歩きにくいという問題が生じることになる。し
かし、本発明のように連結部5a〜5cを介して4枚の
足型片2a〜2dを折曲して重ね合わせて靴中敷き本体
10を構成しているので、かかる不具合は生じない。一
番上の足型片2aは多少ずれるものの、連結部5aによ
り歩きにくいということはない。
【0033】さらに、靴中敷き本体10を紙材で形成し
ているため、連結部5a〜5cを折曲しても、連結部5
a〜5cの部分である程度開こうとする復帰力があり、
また、連結部5a〜5cは靴中敷き本体10の左右端に
位置しているために、足で連結部5a〜5cが完全に踏
みつけられることがない。そのため、荷重がかからない
場合には各連結部5a〜5cは完全に180度折曲され
ず、各連結部5a〜5cは少し開いた状態を維持するこ
とになる。靴中敷き本体10を踏まない場合では、連結
部5a〜5cがそれぞれ、少し開いた状態となって、図
3(b)に示すように各足型片2a〜2dの間には若干
の隙間(空間)が生じることになる。特に、連結部5a
〜5cは靴中敷き本体10の先端側(爪先側)に位置し
ているので、靴中敷き本体10の先端側ほど空間が生じ
やすくなっている。しかも、足型片2a〜2dの先端ほ
ど開いて足型片2a〜2d間の間隔が大きくなってい
る。
【0034】上述のようにして形成した靴中敷き本体1
0を靴の中に入れる場合には、左側の靴には通気穴3が
横方向の足型片2aが上面となり、右側の靴には通気穴
4が縦方向の足型片2dが上面となっているので、靴中
敷き本体10の上面はデザイン的には異なるものとなっ
ている。一足の靴の中にそれぞれ靴中敷き本体10を入
れて靴を履いた場合に、靴中敷き本体10は足の汗など
の水分やあぶら分を吸収していく。水分等は一番上の足
型片2aから、順次下の層の足型片2b〜2dへと吸収
されていく。
【0035】ここで、歩いている状態で地面に接してい
る靴の内部では靴中敷き本体10は全体に足の裏面によ
り荷重を受けて押されているが、足を上げた状態では靴
中敷き本体10の先端側は足の荷重から開放されること
になる。そのため、連結部5a〜5cの復帰力により該
連結部5a〜5c部分を軸として足型片2a〜2dが少
し開くことになり、上下の足型片2a〜2dの間には空
間が生じることになる。次に、上げていた靴を地面に接
すると、靴中敷き本体10の先端を含めた全体が押され
て、足型片2a〜2dの間の空間は閉じてしまう。これ
を繰り返すことで、靴中敷き本体10は足の荷重を受け
たり、開放されることで、靴の内部(特に中央部分から
先端側にかけて)で空気の対流が生じる。これにより、
靴中敷き本体10の全体、及び足型片2a〜2dの通気
穴3、4を介して空気が流れて靴中敷き本体10を乾燥
し易くする。特に、連結部5a〜5cが靴中敷き本体1
0の先端側に位置しているので、靴の先端側での空気の
対流が他の部分より大きく生じることになり、空気の通
気性がほとんどない靴の先端側での乾燥を一層促進させ
ることができる。
【0036】このように、歩くことで靴中敷き本体10
全体が呼吸をするような形となり、靴の内部での空気の
対流を生じさせて、靴中敷き本体10で水分等を吸収さ
せると同時に、靴中敷き本体10自体やソックス、また
靴の内部の乾燥を一層促進させるようにしている。これ
により、単に1枚の靴中敷きを用いているのとは異な
り、水分等の吸収と乾燥を同時的に進行させることで、
足のベトベト感をなくして履き心地を向上させることが
できるものである。特に、従来の靴中敷きと比べて3倍
〜4倍以上長持ちさせることができて、所謂ランニング
コストを下げることができる。また、廃棄する場合で
も、材料は古紙であるので、焼却しても有毒ガスは発生
しない。また、靴中敷き本体10を古紙で構成している
ので、靴中敷き本体10を安価に提供することができ
る。
【0037】なお、図1において、足型片2aと足型片
2b、及び足型片2cと足型片2dとの位置を入れ換え
て、左足裏形状と右足裏形状とを交互に連結部5a〜5
cを介して一体として中敷きユニット1を構成するよう
にしても良い。また、足型片2a〜2dに形成する通気
穴3、4の形状を図4に示すような構成としても良い。
すなわち、縦方向の通気穴4を足型片2a、2cに穿孔
し、横方向の通気穴3を足型片2b、2dに穿孔するよ
うにしても良い。また、通気穴の形状を左斜め方向や右
斜め方向としても良い。さらに、各足型片2a〜2dに
通気穴を形成しなくても良いが、通気穴3、4を形成す
る方が好適例である。
【0038】(第2の実施の形態)図5は靴中敷き本体
10の第2の実施形態を示し、中央部分に対して線対称
となる一対の中敷きユニット1a、1bで中敷きユニッ
ト1を構成したものである。図5の右側の中敷きユニッ
ト1aは図1に示す中敷きユニット1と同様の構成であ
り、4枚の足型片2a〜2dで構成され、各足型片2a
〜2dはそれぞれ連結部5a〜5cで一体に形成されて
いる。また、図5の左側の中敷きユニット1bは、図4
に示す中敷きユニット1と同様の構成であり、4枚の足
型片2a’〜2d’で構成され、各足型片2a’〜2d
はそれぞれ連結部5a’〜5c’を介して一体に形成さ
れている。そして、一方の中敷きユニット1aと他方の
中敷きユニット1bは、足型片2aと足型片2a’の側
部を連結部5Aで一体に連結され、それぞれ一体に連結
した8枚の足型片2a〜2d’で中敷きユニット1を構
成している。
【0039】8枚の足型片2a〜2d’からなる中敷き
ユニット1を各連結部5a〜5c’を折曲して重ね合わ
せて靴中敷き本体10を形成するものである。すなわ
ち、連結部5b、5A、5b’をそれぞれ谷折りし、連
結部5a、5c、5a’、5c’を山折りして8枚の足
型片2a〜2d’を重ね合わせて図7(a)に示すよう
な靴中敷き本体10を形成する。各連結部5a〜5c’
を折曲して8枚の足型片2a〜2d’を重ね合わせる
と、図7に示すような靴中敷き本体10が形成される。
この実施形態においても、靴中敷き本体10の上部の両
側にはそれぞれ連結部5a〜5c’、5Aが位置してい
るので、一番上の足型片2d’はずれにくく、しかも、
8枚の足型片2a〜2d’によりクッション性もあり、
履き心地が向上し、長時間歩いても疲れにくい靴中敷き
本体10を提供することができる。
【0040】また、各足型片2a〜2d’は連結部5a
〜5c’、5Aにより連結されていて、しかも左右交互
に連結部5a〜5c’、5Aが位置しているので、各足
型片2a〜2d’の間には隙間(空間)が生じて、乾燥
し易くしている。靴中敷き本体10を靴の中に入れて履
いた状態では、先の実施形態と同様の効果、つまり、靴
中敷き本体10により水分やあぶら分の吸収の促進を図
り、同時に歩くたびに足型片2a〜2d’が上下に動く
ので、靴の中で対流が生じて靴中敷き本体10や足の乾
燥を促進させることができる。
【0041】また、この実施形態では、一対の中敷きユ
ニット1a、1bを左右対称の構成としているので、図
5に示すように両側の足型片2d、2d’は縦方向の通
気穴4となっており、そのため、足型片2a〜2d’を
重ね合わせた場合には、上下面ともに同じ縦方向の通気
穴4を穿孔した足型片2d、2d’となる。そのため、
2つの靴中敷き本体10を形成し、それぞれ左右の靴の
中に入れた場合に、共に上面には縦方向の通気穴4が見
えるため、デザイン上同一となって違和感を感じさせる
こともない。
【0042】なお、図5において、右側あるいは左側の
2枚の足型片2c、2dあるいは2c’、2d’を削除
して、残りの6枚の足型片2で靴中敷き本体10を構成
するようにしても良い。この場合も両側の足型片2の通
気穴4の形状は同一となるので、形成した靴中敷き本体
10の両面の通気穴4の形状は同一となる。
【0043】この第2の実施形態では、足型片2を6
枚、あるいは8枚を用いて靴中敷き本体10を形成して
いるので、足型片2の坪量は160g/m2 前後が好適
例である。
【0044】(第3の実施の形態)次に第3の実施形態
について説明する。この実施形態では図8に示すよう
に、左右一対の足型片2a、2bと、足型片2c、2d
の4枚の足型片2a〜2dで構成したものである。すな
わち、上側の左右の足型片2a、2bの側部を連結部5
aで連結し、また、下側の左右の足型片2c、2dの側
部を連結部5bで連結し、さらに、上下の足型片2a、
2cと2b、2dの下部を連結部5c、5dにて連結し
て、4枚の足型片2a〜2dを一体にした中敷きユニッ
ト1を構成したものである。
【0045】図8の状態において、中敷きユニット1の
上下の連結部5a、5bを山折りして足型片2a、2c
の下面に足型片2b、2dを重ね合わせる。この状態を
図9に示す。次に、連結部5c、5dを谷折りすること
で、図10に示すような靴中敷き本体10を形成する。
かかる場合、靴中敷き本体10の上下面には共に縦方向
の通気穴4が位置するために、左右の靴に靴中敷き本体
10を入れてもデザイン的に同一にすることができる。
なお、上記の中敷きユニット1の連結部5a〜5dの折
曲工程を逆にして靴中敷き本体10を形成するようにし
ても良い。また、図10に示す段階で連結部5c、5d
を山折りして靴中敷き本体10を形成するようにしても
良い。この場合、靴中敷き本体10の上下面には横方向
の通気穴3が設けられることになる。
【0046】この実施形態においては、図10に示すよ
うに靴中敷き本体10の上部の右側は連結部5a、5b
にて一体に連結され、さらに靴中敷き本体10の踵部分
は連結部5c、5dにて連結されると同時に折曲部分が
二重になっている。そのため、上側の足型片2dは前
後、左右共にずれるのを防止することができる。また、
この実施形態における水分やあぶら分の吸収、乾燥作用
は先の実施形態と同様であり、水分やあぶら分を早期に
吸収すると同時に、靴内での空気の対流作用により靴中
敷き本体10を早く乾燥させることができる。
【0047】なお、この実施形態においても、靴中敷き
本体10の材料は先の実施形態と同一であり、また、坪
量としては、160g/m2 前後でも、320g/m2
前後でも良い。
【0048】(第4の実施の形態)図11及び図12に
第4の実施形態を示す。この実施形態では図11に示す
ように、図8に示すような中敷きユニット1を2つ並設
して構成したものであり、具体的には2つの中敷きユニ
ット1a、1bを並設して上下両側の足型片2a、2
b、足型片2c、2dの側部を連結部5A、5Bにて一
体に連結したものである。なお、この2つの中敷きユニ
ット1a、1bで8枚の足型片2a〜2d、2a〜2d
からなる中敷きユニット1を構成している。
【0049】先ず、中敷きユニット1の両側の上下の連
結部5a、5bをそれぞれ山折りし、中央の上下の連結
部5A、5Bをそれぞれ谷折りして重ね合わせると、図
12に示すような形状となる。次に、中央部分の連結部
5d、5cを山折り(または、谷折り)すると、図10
に示すのと同様の靴中敷き本体10を形成することがで
きる。
【0050】この実施形態においては、8枚の足型片2
を重ね合わせて靴中敷き本体10を形成しているが、連
結部5c、5dにて靴中敷き本体10の踵部分を連結保
持しているので、各足型片2が前後方向にずれるのを防
止することができる。また、靴中敷き本体10の両側の
上部においても、各上下の足型片2は連結部5a、5b
により連結されているので、左右方向のずれを防止する
ことができる。この実施形態では靴中敷き本体10の踵
部分が連結部5c、5dにより1点支持された状態とな
っているので、両側の連結部5a、5bの作用と相まっ
て足型片2の先端ほど開く力が働き、靴中敷き本体10
の先端ほど上下の足型片2の間に隙間(空間)が生ずる
ことになる。
【0051】したがって、歩くたびに靴中敷き本体10
の先端に荷重がかかったり、開放されたりすることで、
靴中敷き本体10が呼吸するような状態となり、空気の
対流が生じる。特に、通気穴3、4を介して空気が流れ
ることで、各足型片2の上下面には対流空気が接触し、
これにより、水分やあぶら分の吸収と同時に、乾燥を促
進させて、靴内ではサラサラ感となり履き心地を向上さ
せると共に、靴中敷き本体10を長持ちさせることがで
きる。
【0052】(第5の実施の形態)図13は第5の実施
形態を示し、図11に示す中敷きユニット1(1a、1
b)の下側に、左右の足型片2a、2bを一体に並設し
た中敷きユニット1cを一体に連結したものである。す
なわち、この中敷きユニット1cは、4枚の足型片2
a、2bを上記と同様にそれぞれ連結部5e、5C、5
fを介して一体に形成されており、また、上側の中敷き
ユニット1a、1bと下側の中敷きユニット1cとは、
それぞれ連結部5g〜5jを介して一体に連結されてい
る。これにより、それぞれ4枚の足型片2からなる3つ
の中敷きユニット1a、1b、1cで中敷きユニット1
を構成している。
【0053】この中敷きユニット1を折曲して靴中敷き
本体10を形成する場合には、先ず下側の横方向に位置
する4つの連結部5g〜5jを山折り、または谷折りし
て足型片2をそれぞれ重ね合わせる。以後は図11の場
合と同様に折曲して12重ねの靴中敷き本体10を形成
する。この実施形態では、足型片2を12枚重ね合わせ
ているので、先の実施形態と比べて、よりクッション性
を向上させることができる。水分やあぶら分を吸収し、
また乾燥させる機能は先の実施形態と同様である。な
お、この実施形態における中敷きユニット1の材料とし
ての紙材の坪量としては、先の実施形態と同様に160
g/m2 でも良く、また、100g/m2 前後でも良
い。
【0054】図14は図13の場合とは逆に中敷きユニ
ット1a、1bの上側に中敷きユニット1cを一体に連
結して中敷きユニット1を構成した場合である。各足型
片2を折曲して重ね合わせて靴中敷き本体10を形成す
る方法は、図13の場合と基本的に同様なので、説明は
省略する。
【0055】(第6の実施の形態)先の各実施形態で
は、チップボールと呼ばれる紙材の1枚ものを打ち抜き
加工により4枚、6枚、8枚、12枚からなる足型片2
を形成し、各足型片2を折曲してそれぞれを重ね合わせ
ることで靴中敷き本体10を形成していた。そして、紙
材だけからなり間に隙間(空間)を設けた複数の足型片
2により、靴の中で対流を生じさせて、足型片2に形成
した通気穴3、4と相まって乾燥を促進させていた。
【0056】上記実施の形態における中敷き本体1は、
材料を紙材としているので、どの足型片2もそれの持つ
吸水可能量を超えると、ほとんどその機能(吸水機能)
が薄れてしまう。また、短時間の使用においては、上記
靴中敷き本体10はその効果を発揮するものの、長時間
使用する場合には、やはり、足型片2の吸水可能量を飽
和して、その効果は半減する。ジワジワと間断なく出て
くる汗や水分を吸収すると同時平行的に足型片2を先の
実施形態の場合よりも一層乾燥させるようにすること
で、靴の中でのサラサラ感を付与して履き心地の良い靴
中敷き本体10を提供させることが、より必要となる。
【0057】そこで、本出願の発明者は、種々の材料を
検討、実験し、素材そのものが透湿性、通気性、保温性
があり、しかも、耐水性の性質を持ち合わせることによ
り、表面や裏面がベトベトしないシートの開発を試みた
のである。吸水と同時平行的に乾燥させるために、上記
素材を出来る限り極細繊維にし、ランダムに絡み合わせ
て積層構造として、毛細管現象を起こさせることで、吸
水時間を保持するようにした。かかるシートを足型片2
の少なくとも一方の面に配設することで、吸水していく
と同時平行的に乾燥させることができるようになった。
【0058】図15はかかるシート、すなわち、吸水シ
ート12の平面図を示し、内部の実線は繊維状の部分を
模式図的に示したものである。この吸水シート12は、
例えば、帝人株式会社製のメルフィット(登録商標)と
呼ばれる長繊維不織布である。この吸水シート12は、
積層延展法と呼ばれる製法により作られたもので、表が
特殊ポリエステル、裏が特殊ポリプロピレンの多層構造
となっている。この吸水シート12は、長繊維不織布な
ので強度に優れ、タテ、ヨコの両方の強度バランスがと
れている。この帝人株式会社製のメルフィット(登録商
標)と呼ばれるシートのカタログでは、「シリカゲル系
乾燥剤」、「防錆剤」、「防虫剤」、「脱臭剤」、「漢
方薬」、「食品」、「その他の袋用」等一定の粒状固形
物の袋材に適している、との記載があるものの、本発明
のように靴中敷きの材料として適用可能とは一切記載さ
れていない。
【0059】本出願の発明者は、紙材のみの靴中敷きで
は、吸水と乾燥とを同時平行的に行なわせることは限界
があると感じ、そのため、あらゆる素材を実際に使用し
て試行錯誤を経て、上記シートが本発明の吸水シート1
2として最も適合できると実験的に得たものであり、こ
れは単なる材料の選択ではない。このメルフィット(登
録商標)の中で、本発明の靴中敷きに適用できる銘柄と
しては、BT−30EA〜BT−70EA(坪量は30
g/m2 〜70g/m2、厚さは、0.09mm〜0.
15mm)であり、特に、好適な銘柄は、BT−30E
A、あるいはBT−40EAである。
【0060】BT−30EAの坪量(目付)は、30g
/m2 であり、厚さは、0.09mmである。また、B
T−40EAの坪量(目付)は、40g/m2 であり、
厚さは、0.12mmである。
【0061】図16は、先の実施の形態におけるいずれ
かの足型片2の上面に上記吸水シート12を配設した場
合の靴中敷き本体10の要部拡大断面図を示し、図17
は足型片2の上面と下面にそれぞれ吸水シート12を配
設した場合の靴中敷き本体10の要部拡大断面図を示し
ている。ここで、足型片2の上面、または両面に吸水シ
ート12を配設する場合、例えば、無地ロール加工装置
(図示せず)、またはエンボス加工装置(図示せず)に
よりシート状の原紙(中敷きユニット1)の上面または
両面にシート状の吸水シート12を熱加圧により熱圧着
にて接合するようにしている。そして、上記各実施形態
における複数の足型片2の枚数に応じた形状に打ち抜き
加工を行なうことで、中敷きユニット1が形成されるこ
とになる。
【0062】中敷きユニット1と吸水シート12とを接
着剤による貼り合わせをしないのは、以下の理由によ
る。すなわち、中敷きユニット1と吸水シート12との
間に接着剤が介在すると、この接着剤により中敷きユニ
ット(足型片2)1への水分やあぶら分の吸収を阻害す
ると共に、接着剤を透過して足型片2に吸収した水分や
あぶら分の乾燥を接着剤により阻害されるからである。
【0063】このように構成することにより、足型片2
の上面または上下面に吸水シート12を備えた靴中敷き
本体10を靴の中に入れて履いた場合には、足の汗、水
分等は吸水シート12の繊維部分による毛細管現象によ
り、徐々に吸収されていき、汗や水分等は吸水シート1
2の広い範囲にわたって徐々に広がっていく。水分やあ
ぶら分を吸収した吸水シート12の部分から紙材からな
る足型片2へ吸収されていき、さらに、足型片2のその
部分の飽和量に達した場合には、下面の吸水シート12
へと吸収されていく。また、それ以上の水分やあぶら分
は下層の吸水シート12、足型片2へと吸収されてい
く。
【0064】上面の吸水シート12では、汗や水分が徐
々に時間をかけて浸透していくと同時に、これと平行し
て吸水シート12から乾燥していく。また、吸水シート
12から足型片2の水分やあぶら分も浸透していく。ま
た、足型片2から下面の吸水シート12に浸透していっ
た水分やあぶら分も同時に乾燥していく。同時に先の実
施形態と同様に、歩くたびに複数毎の足型片2の間に空
間ができて、靴中敷き本体10が呼吸するような状態と
なり、空気の対流により靴中敷き本体10や靴の内部が
乾燥していく。
【0065】実際に使用した実験の結果では、汗や水分
は足にも靴にもしみ出ることがなくなった。そのため、
従来のように靴の中が水分で蒸れることがほとんど無く
なり、靴が臭うのをかなり防止することができた。ま
た、靴下も同様に蒸れることがほとんど無くなり、足が
臭いということもなくなった。さらには、このように靴
下や靴が蒸れるのを防止できるので、足自体も蒸れるこ
とがないので、水虫になりにくいという健康面にも役立
つものである。また、材料も低コストなものを用いてい
るので、全体として低コストな靴中敷きを提供すること
ができる。
【0066】ところで、吸水シート12を備えた中敷き
本体1の足型片2としては、上述のチップボール紙の有
孔シートが好適例であるが、他の材料として、例えば、
スポンジ、不織布、コルク等、種々の有孔シートを用い
るようにしても良い。また、通気穴3、4として、横方
向や縦方向の形状だけでなく、右斜め下方や左斜め下方
に傾斜した場合でも良い。
【0067】なお、上記の実施の形態では、足型片2に
通気穴3、4を穿孔した所謂有孔シートを用いていた
が、通気穴3、4を穿孔しない無孔シートを足型片2
(中敷きユニット1)として使用するようにしても良
い。足型片2と共に吸水シート12を合わせて使用して
おり、しかも空気の対流による乾燥作用とを合わせてい
るので、汗などの水分やあぶら分の吸収と速乾性を持た
せた靴中敷き本体10を提供でき、靴中敷きとしての機
能を十二分に発揮させることができる。また、中敷きユ
ニット1に通気穴を穿設しない場合には、穿孔工程を省
くことができ、その分、製造コストを低減させることが
できる。
【0068】
【発明の効果】本発明の請求項1、2記載の靴中敷きに
よれば、少なくとも4枚の足型片を重ね合わせた場合、
足型片の側部には連結部が位置しているので、靴中敷き
本体を靴の中に入れて履いた場合に、上側の足型片が前
後、左右にずれることはほとんどなく、スムーズに歩く
ことができる。また、靴中敷き本体を使用している状態
では足からの水分やあぶら分は上層の足型片から下層へ
の足型片へと吸収されていく。そして、歩いている状態
で地面に接している靴の内部では靴中敷き本体は全体に
足の裏面により荷重を受けて押されているが、足を上げ
た状態では靴中敷き本体の先端側は足の荷重から開放さ
れることになる。そのため、連結部の復帰力により該連
結部部分を軸として足型片が少し開くことになり、上下
の足型片の間には空間が生じることになる。次に、上げ
ていた靴を地面に接すると、靴中敷き本体の先端を含め
た全体が押されて、足型片の間の空間は閉じてしまう。
これを繰り返すことで、靴中敷き本体は足の荷重を受け
たり、開放されることで、靴の内部(特に中央部分から
先端側にかけて)で空気の対流が生じる。これにより、
靴中敷き本体の全体を介して空気が流れて靴中敷き本体
を乾燥し易くする。特に、各足型片に通気穴を穿孔して
いる場合には、該通気穴を介して空気の対流が一層生じ
易くなる。また、連結部が靴中敷き本体の先端側に位置
しているので、靴の先端側での空気の対流が他の部分よ
り大きく生じることになり、空気の通気性がほとんどな
い靴の先端側での乾燥を一層促進させることができる。
また、4枚、あるいは8枚の足型片を重ね合わせている
ので、クッション性も向上して履き心地もよく、疲れに
くい靴中敷き本体を提供することができる。
【0069】請求項3、4記載の靴中敷きによれば、少
なくとも4枚の足型片を重ね合わせた場合、足型片の側
部には連結部が位置していると共に、足型片の踵部分の
連結部とが位置しているので、靴中敷き本体を靴の中に
入れて履いた場合に、上側の足型片が前後、左右にずれ
ることはほとんどなく、スムーズに歩くことができる。
また、靴中敷き本体を使用している状態では足からの水
分やあぶら分は上層の足型片から下層への足型片へと吸
収されていく。そして、歩いている状態で地面に接して
いる靴の内部では靴中敷き本体は全体に足の裏面により
荷重を受けて押されているが、足を上げた状態では靴中
敷き本体の先端側は足の荷重から開放されることにな
る。そのため、連結部の復帰力により該連結部部分を軸
として足型片が少し開くことになり、上下の足型片の間
には空間が生じることになる。次に、上げていた靴を地
面に接すると、靴中敷き本体の先端を含めた全体が押さ
れて、足型片の間の空間は閉じてしまう。これを繰り返
すことで、靴中敷き本体は足の荷重を受けたり、開放さ
れることで、靴の内部(特に中央部分から先端側にかけ
て)で空気の対流が生じる。これにより、靴中敷き本体
の全体を介して空気が流れて靴中敷き本体を乾燥し易く
する。特に、各足型片に通気穴を穿孔している場合に
は、該通気穴を介して空気の対流が一層生じ易くなる。
また、連結部が靴中敷き本体の先端側に位置しているの
で、靴の先端側での空気の対流が他の部分より大きく生
じることになり、空気の通気性がほとんどない靴の先端
側での乾燥を一層促進させることができる。また、4
枚、あるいは8枚の足型片を重ね合わせているので、ク
ッション性も向上して履き心地もよく、疲れにくい靴中
敷き本体を提供することができる。
【0070】請求項5記載の靴中敷きによれば、歩くた
びに12枚の足型片が開いたり閉じたりして靴の中で空
気の対流を生じさせ、靴中敷き本体や靴の中の乾燥を促
進させることができる。また、12枚で靴中敷き本体を
構成しているので、クッション性が向上し、履き心地を
良くすることができる。
【0071】請求項6記載の靴中敷きによれば、前記各
足型片には上下面を貫通した長穴状の通気穴をそれぞれ
穿孔し、上下の足型片の通気穴同士は交差させているの
で、各足型片の通気穴により空気の対流を一層生じ易く
して、靴中敷き本体、ソックス、靴の中を一層乾燥させ
易くすることができるものである。
【0072】請求項7記載の靴中敷きによれば、前記中
敷きユニット1は古紙からなる紙材であり、坪量を16
0g/m2 としているので、多数枚の足型片で靴中敷き
本体を構成しても、低コストな靴中敷き本体を提供で
き、しかも、各足型片は薄いので、例えば、8枚の足型
片を重ね合わせても、靴中敷き本体自体の厚みはそれほ
ど厚くならず、8枚の足型片によりクッション性が向上
し、履き心地を良くすることができる。
【0073】請求項8記載の靴中敷きによれば、透湿
性、通気性、保温性、耐水性を備え、繊維状に形成した
長繊維不織布の吸水シートを、前記足型片の上面、また
は両面に設けているので、足の水分やあぶら分は、吸水
シートの繊維部分による毛細管現象により、徐々に吸収
されていき、汗や水分等は吸水シートの広い範囲にわた
って吸収されていく。同時にこれと平行して吸水シート
が乾燥していく。これにより、靴自体に汗や水分が吸収
されるのを防止し、且つ足が蒸れるのを防止することが
できる。特に、靴を脱いでしばらく置いておくと、靴中
敷き本体が早く乾燥するので、次回に履く時は、靴の内
部が乾燥しているために履き心地が良いものである。
【0074】請求項9記載の靴中敷きによれば、前記吸
水シートの坪量を、30g/m2 〜70g/m2 とし、
厚さを0.09mm〜0.15mmとしているので、薄
くて軽い吸水シートを構成でき、また、ジワジワと微量
に、間断なく出てくる汗や水分を吸収すると同時平行的
に乾燥させることができる。
【0075】請求項10記載の靴中敷きによれば、足型
片の表面への吸水シートの貼合を熱加圧により非接着剤
とした熱圧着にて行なっているので、接着剤にて足型片
の表面に吸水シートを接着させた場合には、接着剤の層
により水分やあぶら分の吸収や乾燥を阻害するが、本発
明では接着剤を用いずに吸水シートを足型片の表面に熱
圧着により貼り合わせているので、水分やあぶら分の吸
収を素早く行なわせると同時に、早く乾燥させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における4枚の足型
片からなる中敷きユニットの平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における中敷きユニ
ットを折曲して靴中敷き本体を形成する場合の説明図で
ある。
【図3】(a)は本発明の第1の実施の形態における靴
中敷き本体の平面図である。(b)は本発明の第1の実
施の形態における靴中敷き本体の側面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における通気穴の形
状を異ならせ場合の中敷きユニットの平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における8枚の足型
片からなる中敷きユニットの平面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における中敷きユニ
ットを折曲して靴中敷き本体を形成する場合の説明図で
ある。
【図7】(a)は本発明の第2の実施の形態における靴
中敷き本体の平面図である。(b)は本発明の第2の実
施の形態における靴中敷き本体の側面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態における4枚の足型
片からなる中敷きユニットの平面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態における足型片の折
曲工程を示す説明図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態における靴中敷き
本体の平面図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態における8枚の足
型片からなる中敷きユニットの平面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態における足型片の
折曲工程を示す説明図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態における12枚の
足型片からなる中敷きユニットの平面図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態における12枚の
足型片からなる中敷きユニットの平面図である。
【図15】本発明の第6の実施の形態における吸水シー
トの模式図である。
【図16】本発明の第6の実施の形態における足型片の
上面に吸水シートを配設した場合の靴中敷き本体の要部
拡大断面図である。
【図17】本発明の第6の実施の形態における足型片の
両面に吸水シートを配設した場合の靴中敷き本体の要部
拡大断面図である。
【図18】(a)(b)は従来例の靴中敷きの平面図及
び側面図である。
【符号の説明】
1 中敷きユニット 1a 中敷きユニット 1b 中敷きユニット 1c 中敷きユニット 2 足型片 3 通気穴 4 通気穴 5 連結部 10 靴中敷き本体 12 吸水シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市原 節子 京都府京都市伏見区下鳥羽但馬町16番地 株式会社彩響舎内 (72)発明者 市原 孝三 滋賀県大津市稲葉台29番6号 株式会社い ちはら内 (72)発明者 市原 順子 滋賀県大津市稲葉台29番6号 株式会社い ちはら内 (72)発明者 市原 誠三 滋賀県大津市稲葉台29番6号 株式会社い ちはら内 Fターム(参考) 4F050 AA01 AA06 DA03 EA13 EA15 EA19 HA17 HA89 HA91

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右の足裏形状からなる足型片(2)を少
    なくとも4枚交互に並設し、隣接する足型片(2)の側
    部を一体に連結した中敷きユニット1を形成し、前記足
    型片(2)の側部同士を連結した連結部(5)をそれぞ
    れ折曲して足型片(2)を重ね合わせた靴中敷き本体
    (10)を形成していることを特徴とする靴中敷き。
  2. 【請求項2】左右の足裏形状からなる足型片(2)を4
    枚交互に並設し、隣接する足型片(2)の側部を一体に
    連結した中敷きユニット(1a)と、この中敷きユニッ
    ト(1a)とは線対称となる中敷きユニット(1b)
    と、両中敷きユニット(1a)(1b)の端の足型片
    (2)の側部を連結して横方向に8枚の足型片(2)を
    並設した中敷きユニット1を形成し、前記足型片(2)
    の側部同士を連結した連結部(5)をそれぞれ折曲して
    足型片(2)を重ね合わせた靴中敷き本体(10)を形
    成していることを特徴とする靴中敷き。
  3. 【請求項3】左右一対の足型片(2)を前後方向に配置
    して隣接する足型片(2)の側部を連結すると共に、隣
    接する足型片(2)の踵部分を連結して中敷きユニット
    (1)を形成し、足型片(2)の側部同士を連結した連
    結部(5)を折曲した後に、足型片(2)の踵部分の連
    結部(5)を折曲して足型片(2)を重ね合わせた靴中
    敷き本体(10)を形成していることを特徴とする靴中
    敷き。
  4. 【請求項4】左右一対の足型片(2)を前後方向に配置
    して隣接する足型片(2)の側部を連結すると共に、隣
    接する足型片(2)の踵部分を連結して中敷きユニット
    (1a)と、この中敷きユニット(1a)とは線対称と
    なる中敷きユニット(1b)と、両中敷きユニット(1
    a)(1b)の端の足型片(2)の側部を連結して8枚
    の足型片(2)を並設した中敷きユニット(1)を形成
    し、足型片(2)の側部同士を連結した連結部(5)を
    折曲した後に、足型片(2)の踵部分の連結部(5)を
    折曲して足型片(2)を重ね合わせた靴中敷き本体(1
    0)を形成していることを特徴とする靴中敷き。
  5. 【請求項5】左右一対の足型片(2)を前後方向に配置
    して隣接する足型片(2)の側部を連結すると共に、隣
    接する足型片(2)の踵部分を連結して中敷きユニット
    (1a)と、この中敷きユニット(1a)とは線対称と
    なり隣接する中敷きユニット(1a)側の足型片(2)
    の側部同士を一体に連結した中敷きユニット(1b)
    と、左右の足裏形状からなる足型片(2)を4枚交互に
    並設し、隣接する足型片(2)の側部を一体に連結する
    と共に、前記中敷きユニット(1a)(1b)の足型片
    (2)の先端部分と当該足型片(2)の先端部分とを一
    体に連結した中敷きユニット(1c)とで足型片(2)
    を12枚並設した中敷きユニット(1)を形成し、中敷
    きユニット(1c)の足型片(2)の先端部分の連結部
    (5)をそれぞれ折曲して中敷きユニット(1a)(1
    b)側に重ね合わせ、足型片(2)の側部同士を連結し
    た連結部(5)を折曲した後に、足型片(2)の踵部分
    の連結部(5)を折曲して足型片(2)を重ね合わせた
    靴中敷き本体(10)を形成していることを特徴とする
    靴中敷き。
  6. 【請求項6】前記各足型片(2)には上下面を貫通した
    長穴状の通気穴(3)(4)をそれぞれ穿孔し、上下の
    足型片(2)の通気穴(3)(4)同士は交差させてい
    ることを特徴とする請求項1〜請求項5にいずれか記載
    の靴中敷き。
  7. 【請求項7】前記中敷きユニット(1)は古紙からなる
    紙材であり、坪量を160g/m2としていることを特
    徴とする請求項1〜請求項6にいずれか記載の靴中敷
    き。
  8. 【請求項8】透湿性、通気性、保温性、耐水性を備え、
    繊維状に形成した長繊維不織布の吸水シート(12)
    を、前記足型片(2)の上面、または両面に設けている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7にいずれか記載の
    靴中敷き。
  9. 【請求項9】前記吸水シート(12)の坪量を、30g
    /m2 〜70g/m2 とし、厚さを0.09mm〜0.
    15mmとしていることを特徴とする請求項8記載の靴
    中敷き。
  10. 【請求項10】足型片(2)の表面への吸水シート(1
    2)の貼合を熱加圧により非接着剤とした熱圧着にて行
    なっていることを特徴とする請求項8または請求項9記
    載の靴中敷き。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100420402C (zh) * 2004-05-12 2008-09-24 蓝照斓 一种能吸收脚汗液袜垫

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