JP2002262156A - カメラ装置、カメラシステムおよび画像処理方法 - Google Patents

カメラ装置、カメラシステムおよび画像処理方法

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JP2002262156A
JP2002262156A JP2001386252A JP2001386252A JP2002262156A JP 2002262156 A JP2002262156 A JP 2002262156A JP 2001386252 A JP2001386252 A JP 2001386252A JP 2001386252 A JP2001386252 A JP 2001386252A JP 2002262156 A JP2002262156 A JP 2002262156A
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JP2001386252A
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English (en)
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Masamichi Nakagawa
雅通 中川
Shusaku Okamoto
修作 岡本
Kazuo Nobori
一生 登
Hiroshi Ishii
浩史 石井
Atsushi Morimura
森村  淳
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の計測や合成に用いられるカメラ装置に
おいて、装置特性のばらつきを抑えなくても、精度の高
い計測や合成に利用可能とする。 【解決手段】 カメラパラメータ記憶手段13は、カメ
ラ装置10C固有の特性を表すカメラパラメータを記憶
する。状態検知手段15は、温度等のカメラ装置10C
の状態を検知する。パラメータ出力手段16は、状態情
報に応じたカメラパラメータを外部に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を撮影するカ
メラ装置に関するものであり、特に、精度の高い画像が
要求される用途に用いられるカメラ装置に関する技術に
属する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラによって撮影した対象物の
形状や位置等を計測する技術として、コンピュータビジ
ョンと呼ばれる技術分野がある。
【0003】例えば、位置の異なる2台のカメラによっ
て撮影された画像から、同一場所を写している画像座標
の対を求め、三角測量の原理によって、その場所の実際
の位置を求めるステレオ視の技術が知られている。
【0004】また画像合成の分野において、複数のカメ
ラによって撮影された画像を、カメラ間の位置関係や3
次元形状のモデルを用いて変形や接合を行うことによっ
て、広視野の画像を合成したり、実際のカメラ位置とは
異なる仮想視点から見た画像を生成する技術も、すでに
知られている(国際公開公報WO00/64175号参
照)。
【0005】このような技術では、単に画像を撮影する
だけでなく、撮影する対象物と画像との対応関係を知る
必要がある。対応関係とは、具体的には、対象物とカメ
ラとの3次元空間における位置関係、3次元の対象物を
2次元の投影像に変換する透視投影、あるいは投影像か
ら画素の2次元配列の画像へのサンプリング等がある。
このような対応関係を正確に求めることが、対象物の位
置、形状を正確に計測したり、複数のカメラの画像をず
れなく接合するために必須となる。
【0006】そして、このためには、カメラパラメータ
を正確に知らなければならない。「カメラパラメータ」
とは、カメラの特性を記述するパラメータであり、レン
ズの特性、レンズと投影面との関係、カメラの位置、姿
勢、特性等がある。
【0007】カメラパラメータは大きく2つに分類され
る。1つは、カメラの3次元空間における位置や姿勢を
表すものであり、「外部パラメータ」と呼ばれる。もう
1つは、個々のカメラの特性を表すものであり、「内部
パラメータ」と呼ばれる。内部パラメータとしては、焦
点距離、投影中心、画素サイズ、レンズ歪みパラメータ
等がある。
【0008】簡単には、内部パラメータは、カメラの仕
様表や設計図から求めることができ、外部パラメータに
ついては、設置場所でのカメラ位置を測ることによって
求めることができる。しかし、この場合、カメラ個体毎
の製造のばらつきによる誤差を含むことになる。
【0009】より精密には、カメラキャリブレーション
と呼ばれる処理を行う必要がある。カメラキャリブレー
ションは、カメラを設置して、3次元位置が既知の点
(マーカ)を多く含む対象物(ターゲット)を撮影し、
各マーカの3次元座標とその投影像の画像座標との組を
数多く計測し、その組を元にカメラパラメータを推定す
ることによって行っていた。推定の方法としては、例え
ば文献1[松山他「コンピュータビジョン:技術評論と
将来展望」新技術コミュニケーションズ、pp.37−
53、1998年6月]に開示されており、ここではそ
の詳細な説明は省略する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ただし、このカメラキ
ャリブレーションでは、カメラの視野全体に映る大きな
ターゲットを世界座標系に対して正確な位置に配置しな
ければならず、装置規模が大掛かりなものになるととも
に、処理に手間がかかる。
【0011】カメラキャリブレーションの手間やターゲ
ットの精度などは、求めるカメラパラメータの精度に比
例する。一般のカメラキャリブレーションの方法は、全
て未知のカメラパラメータを同じ精度で計算する。よっ
て、求めるカメラパラメータの中に高い精度が必要とさ
れるものがあると、カメラキャリブレーション全体がそ
れに合わせた手間のかかるものになってしまう。
【0012】ここで、内部パラメータは、カメラや部品
の製造時に定まるものであるので、従来は、その機種の
カメラの設計データ等から、その値を求めていた。とこ
ろが、通常、設計データは、個々のカメラの特性のばら
つきを反映しておらず、その機種の平均的な値が用いら
れている。このため、個々のカメラの特性のばらつきに
起因して、上述したコンピュータビジョンの用途のよう
に精度の高い計測や合成等を行う場合には、十分な精度
が得られない場合がある。
【0013】このような問題は、元来特性のばらつきの
少ない,工作精度が高いカメラを用いることによって解
決することができる。ところが、工作精度が高いカメラ
は、一般の映像撮影用のカメラに比べて特殊なものとな
り、製造の手間がかかり、コストが高いものになってし
まう。
【0014】例えば、レンズとCCDとの位置関係を表
す投影中心の精度を考える。投影中心のパラメータの単
位はCCDの画素であるが、通常のNTSCビデオを撮
影する1/4CCDでは、1画素のサイズは0.005
mmほどである。すなわち、投影中心の誤差を1画素以
内にするためには、0.005mm以下の工作精度が必
要となる。実際に手作業で合わせる場合、現状では、5
画素すなわち0.025mm程度が限界であり、またこ
の程度の精度を出すためには、熟練者による手間のかか
る作業が必要となる。
【0015】あるいは、カメラパラメータを求めるため
のカメラキャリブレーションを、個々のカメラを使用す
る際に行ってもよいが、上述したように、全てのカメラ
パラメータを求めるカメラキャリブレーションを、個々
のカメラ全てに対して行うのは、大きな手間がかかるた
め好ましくない。
【0016】前記の問題に鑑み、本発明は、撮影画像に
よって計測や合成を行うカメラ装置として、装置特性の
ばらつきを抑えなくても、精度の高い計測や合成に利用
可能にすることを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明が講じた解決手段は、カメラ装置
として、画像を撮像するカメラ部と、前記カメラ部の少
なくともカメラ構造パラメータを含むカメラパラメータ
に基づくカメラ個別情報を記憶するカメラ個別情報記憶
部とを備えたものである。
【0018】請求項1の発明によると、少なくともカメ
ラ構造パラメータについて、設計データのような平均値
ではなく、カメラ個体毎のカメラパラメータを用いて処
理を行うことができるので、個々のカメラの特性のばら
つきがたとえ大きくても、精度の高い計測や合成が可能
となる。
【0019】請求項2の発明では、前記請求項1のカメ
ラ装置におけるカメラ個別情報は、少なくともカメラ構
造パラメータを含むカメラパラメータであるものとす
る。
【0020】請求項3の発明では、前記請求項2のカメ
ラ装置におけるカメラ構造パラメータは、少なくとも、
前記カメラ部の投影中心を含むものである。
【0021】請求項4の発明では、前記請求項1のカメ
ラ装置におけるカメラ個別情報は、前記カメラパラメー
タに基づき求められた合成画像の画素と前記カメラ部の
画素との対応関係を記述したマッピングテーブルである
ものとする。
【0022】請求項5の発明では、前記請求項1のカメ
ラ装置におけるカメラ個別情報記憶部は、当該カメラ装
置の外部から、前記カメラパラメータが読み取り可能な
ように構成されているものとする。
【0023】請求項6の発明では、前記請求項1のカメ
ラ装置は、前記カメラ部から出力された画像に、前記カ
メラ個別情報記憶部から出力されたカメラ個別情報を重
畳して出力する画像重畳手段を備えたものとする。
【0024】請求項7の発明では、前記請求項1のカメ
ラ装置は、当該カメラ装置の状態を検知する状態検知手
段を備え、前記カメラ個別情報記憶部は、前記状態検知
手段によって検知された状態に応じたカメラ個別情報を
出力するものとする。
【0025】請求項7の発明によると、温度やズーム等
のカメラ装置の状態に応じたカメラパラメータが出力さ
れるので、より高精度な計測や合成が可能となる。
【0026】また、請求項8の発明が講じた解決手段
は、カメラシステムとして、画像を撮像するカメラ部
と、前記カメラ部の,少なくともカメラ構造パラメータ
を含むカメラパラメータに基づくカメラ個別情報を記憶
するカメラ個別情報記憶部と、前記カメラ部から出力さ
れた画像を、前記カメラ個別情報記憶部から出力された
カメラ個別情報を用いて処理する画像処理部とを備えた
ものである。
【0027】また、請求項9の発明が講じた解決手段
は、画像処理部を有するカメラシステムにおいて画像を
処理する方法として、前記カメラシステムにカメラ装置
が取り付けられた際に、前記カメラ装置が記憶するカメ
ラパラメータに基づくカメラ個別情報を前記画像処理部
に入力するステップと、前記画像処理部において、前記
カメラ装置の出力画像を、前記カメラ個別情報に基づき
処理するステップとを備えたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0029】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態に係るカメラ装置の基本構成例を示すブロック
図である。図1に示すカメラ装置10は、対象物からの
光を投影面に結像させる結像手段11、結像された像を
画像に変換する撮像手段12、結像手段11および撮像
手段12の特性やその相互関係、および手段11,12
とカメラ装置10との相互関係などを表すカメラパラメ
ータを記憶するカメラパラメータ記憶手段13を備えて
いる。結像手段11はレンズ、反射鏡等によって構成さ
れ、撮像手段12は例えばCCDセンサ等の撮像素子か
ら構成される。またカメラパラメータ記憶手段13は、
メモリ、ハードディスク等によって構成されている。結
像手段11および撮像手段12によってカメラ部10a
が構成されており、カメラパラメータ記憶手段13によ
ってカメラ個別情報記憶部が構成されている。
【0030】本願明細書では、カメラパラメータ自身
や、カメラパラメータに基づき求められる,カメラの個
体毎に異なる特性を表す情報を、「カメラ個別情報」と
称する。ここでは、カメラパラメータが、カメラ個別情
報に相当する。
【0031】画像処理装置50はカメラ装置10から出
力された画像およびカメラパラメータを用いて、例え
ば、画像に映った対象物までの実際の距離等を計測した
り、複数のカメラ装置からの画像を変形・合成したりす
る。そして、計測結果や合成画像を出力する。例えば、
出力された合成画像は、別途設けられたモニタに映され
る。カメラ装置10および画像処理装置50によって、
カメラシステム100が構成されている。
【0032】図2はカメラパラメータ記憶手段13に記
憶されたカメラパラメータの一例である。図2に示すよ
うに、カメラパラメータ記憶手段13は、カメラパラメ
ータとして、焦点距離f、投影中心(u0,v0)、画
素サイズ(dpx,dpy)およびレンズ歪みパラメー
タkを記憶している。
【0033】ここで、カメラパラメータは、すでに述べ
た内部パラメータと外部パラメータという通常の分類の
他に、「カメラ外形」という観点からも分類することも
できる。本願明細書では、カメラパラメータを、「カメ
ラ部品パラメータ」「カメラ構造パラメータ」「カメラ
外形パラメータ」の3種類に分類する。「カメラ部品パ
ラメータ」は、画素サイズやレンズ歪みパラメータのよ
うな、カメラを構成する要素部品(CCD,レンズ)の
特性を表すものである。「カメラ構造パラメータ」は、
カメラ外形に対するレンズの位置や向き、CCDに対す
るレンズの位置を決める投影中心、焦点距離などのよう
な、カメラの内部構造に関するものである。また「カメ
ラ外形パラメータ」は、カメラ外形の世界座標系に対す
る位置や向きを表すものである。
【0034】すなわち、図2の例では、カメラ構造パラ
メータとして、焦点距離および投影中心が記憶され、カ
メラ部品パラメータとして、画素サイズおよびレンズ歪
みパラメータが記憶されている。
【0035】図3はカメラと撮影対象物との関係を示す
模式図である。図3を用いて各カメラパラメータについ
て説明する。撮影対象物は、レンズ102によって、カ
メラ装置10の投影面103に投影像として投影され
る。投影面103にはフィルム、CCD等が置かれ、光
学的または電気的にサンプリングされ、2次元画像に変
換される。
【0036】図3において、広角、望遠等を表すカメラ
パラメータである焦点距離fは、光軸LA上でのレンズ
中心CNと投影面103との距離として定義される。ま
た投影中心(u0,v0)は、画像中で光軸LAが横切
る点の座標に相当する。画素サイズ(dpx,dpy)
は、画像の1画素の投影面103上の縦横のサイズであ
り、画素から投影面の座標に変換する際に必要なカメラ
パラメータである。
【0037】さらに、実際のレンズでは、光線が通過す
る位置に応じて屈折率が異なるため、レンズ歪みが生じ
る。例えば図4に示すように、格子状の対象物を撮影し
た場合、レンズ歪みがない場合は図4(a)のような画
像が得られるが、レンズ歪みがあると、図4(b)のよ
うな糸巻き状や図4(c)のようなたる型の歪みが生じ
る。
【0038】レンズ歪みとしては通常、投影中心Oから
の距離に応じた歪みのモデルを用いることが一般的であ
る。例えば、投影面での投影中心を原点とする2次元座
標を(u,v)とした時、歪みのない場合の理想的な座
標(u’,v’)は、レンズ歪みパラメータkを用い
て、 u’=u+ku(u2 +v2 ) v’=v+kv(u2 +v2 ) …(1) として求めることができる。
【0039】そして、「画素サイズ」はCCDの素子の
サイズそのものであり、「レンズ歪みパラメータ」はレ
ンズの光学特性から一意に決まるものである。CCDや
レンズのようなカメラの要素部品は、機構的に組み立て
られるものではないため、その特性は、個々の製品にお
いてほとんどばらつかない。すなわち、図2に示すカメ
ラパラメータのうち、画素サイズやレンズ歪みパラメー
タのような「カメラ部品パラメータ」は、個々の製品で
はほとんどばらつかないといえる。
【0040】これに対して、CCDとレンズとの位置関
係に依存する「投影中心」と「焦点距離」は、組立時の
精度によって、個々のカメラ毎にばらつきが生じる。
【0041】すなわち、本願明細書において分類した3
種類のカメラパラメータの中で、カメラ製造の精度など
に起因して個別のカメラ毎にばらつくパラメータは、
「カメラ構造パラメータ」である。一方、「カメラ部品
パラメータ」は、カメラ毎のばらつきは小さい。また
「カメラ外形パラメータ」は、同じ個体のカメラであっ
ても、設置場所が変われば変化する。この点については
後述する。
【0042】ところが、「カメラ構造パラメータ」は、
個体毎にばらつきはするものの、個々のカメラ固有のも
のであるので、一旦組み立てられた後はカメラ自身の構
造が変わらないために、一度精密に測定すれば、その後
変化することは通常まずあり得ない。
【0043】本願発明は、この点に着目して、個体毎に
ばらつきのある「カメラ構造パラメータ」を、予めカメ
ラ装置のカメラパラメータ部に記憶させ、これにより、
カメラ装置の特性のばらつきを抑えなくても、精度の高
い計測や画像合成に利用可能にするものである。
【0044】カメラ構造パラメータを含むカメラパラメ
ータは、予め精密なキャリブレーションによって求めら
れている。カメラを利用する個々の場所において、精密
なキャリブレーションを行うものとすると、非常に手間
がかかる。ところが、カメラの製造時に精密なキャリブ
レーションを行う場合は、大量の同一種類のカメラに対
して行うため、たとえ専用のキャリブレーションシステ
ムを作成したとしても、カメラ1個当たりの手間はきわ
めて小さい。
【0045】またこの場合、カメラ毎のカメラ構造パラ
メータのばらつきが、一定の範囲に高い精度で入ってい
る必要は必ずしもない。ただし、製造後に、各部の特性
や位置関係等が変化しないように注意を払い、カメラ構
造パラメータが固定されることが必要である。しかしな
がら、製造後にカメラ構造パラメータを固定することの
方が、高い精度で製造することよりもはるかに容易であ
る。
【0046】図5はカメラパラメータ記憶手段13に記
憶されたカメラパラメータの他の例である。図5の例で
は、図2に示すカメラパラメータに加えて、レンズ中心
相対位置(dx,dy,dz)、光軸の方向ベクトル
(nsx,nsy,nsz)および光軸周りの回転角θsが記
憶されている。
【0047】上述の図3において、カメラ10の位置を
表すカメラパラメータは、レンズ中心CNの座標(X
c,Yc,Zc)によって表すことができる。またカメ
ラ101の姿勢を表すカメラパラメータは例えば、レン
ズ中心CNを通り投影面103に垂直な直線であるレン
ズ光軸LAの方向(Nx,Ny,Nz)によって表すこ
とができる。これらの外部パラメータは、カメラ101
の設置状況に応じて変化するので、その都度求める必要
がある。
【0048】この外部パラメータは、通常、カメラが設
置された装置や部屋を基準としたいわゆる世界座標系に
対する座標として表現されることが多い。しかしなが
ら、レンズはカメラの筐体の内部にあるので、その位置
や向きを直接計測することは困難である。そこで通常
は、カメラの外形について、世界座標系に対する位置や
向きを計測するとともに、カメラの設計データなどから
カメラ内部におけるレンズの位置に関する情報を得て、
両者を合わせて、世界座標系に対するレンズの位置や向
きを求めていた。
【0049】すなわち、外部パラメータは、カメラ外形
の世界座標系に対する関係を表すパラメータと、レンズ
等のカメラ外形に対する関係を表すパラメータとに分類
することができる。そして、後者は、本願発明でいう
「カメラ構造パラメータ」に属するものとする。
【0050】一般にカメラを3次元空間に設置する場
合、例えば、カメラを車両に設置するような場合、カメ
ラの外形を基準として位置や姿勢を決めることになる。
一方、カメラ構造パラメータであるレンズ中心や光軸方
向は、カメラの内部の組立精度等に応じて、カメラ外形
に対してカメラ毎にばらつきが生じる。
【0051】図6はカメラ装置10が固定されたときの
状態を示す模式図である。図6に示すように、カメラ装
置10が3次元空間に固定されたカメラ台21とネジ穴
22,23によって固定されているものとする。カメラ
内部のレンズ中心CNや光軸LAがカメラ装置10の外
形に対してずれている場合、カメラ装置10とカメラ台
21との関係を精密に固定しても、カメラ構造パラメー
タのレンズ中心CNや光軸LAは3次元空間上、カメラ
毎にばらつきが生じる。
【0052】そこで、カメラ外形の座標系として、ネジ
穴23を原点Osとし、ネジ穴22,23を結ぶ直線S
NをZ軸とし、カメラ外形の上下方向をY軸、横方向を
X軸としたOs−Xs−Ys−Zs座標系を設定する。
そして、この座標系に対して、個々のカメラのレンズ中
心CNの相対位置(dx,dy,dz)、光軸LAの方
向ベクトル(nsx,nsy,nsz)、および光軸LA周り
の回転角θsをカメラ構造パラメータとしてカメラ毎に
測定し、記憶する。
【0053】これにより、カメラ装置10を3次元空間
に精密に固定した場合、カメラ外形パラメータは固定な
ので、このカメラ外形パラメータとカメラ装置に記憶さ
れたカメラ構造パラメータとにより、外部パラメータを
精密に定めることができる。この結果、例えばカメラを
交換する等の場合、外部パラメータを再度キャリブレー
ションせずにすむことになる。
【0054】なお、カメラパラメータは、図2や図5に
示すものに限定されるものではない。カメラパラメータ
としては、個々のカメラに応じて特性のばらつきが生じ
るものを記憶すればよい。例えば、レンズの色収差やレ
ンズ周辺の画像の輝度が減少するシェーディング歪み等
のパラメータを記憶することも可能である。また、図5
に示すカメラパラメータを全て記憶しなくてもよい。例
えば画素サイズ(dpx,dpy)はCCD等の種類に
よってはほぼ一定であり、カメラ毎の個体差が少ないた
め、カメラパラメータとして記憶する必要がない場合も
ある。
【0055】また、カメラパラメータの表現方法は、図
2や図5に示す形式に限定されるものではない。例え
ば、レンズ歪みのパラメータは、式(1)では、投影中
心から距離の2乗に比例するパラメータkによって表し
ているが、投影中心からの距離とその距離での歪み量
(du,dv)のテーブルとして表すことも可能であ
る。このような形式によると、より細かい記述が可能に
なる。また、中心からの距離に応じて半径方向に一様に
歪みが生じない場合等には、各画像座標(u,v)での
歪みのない理想座標(u’,v’)の2次元テーブルと
して表現することも可能である。
【0056】なお、計測や合成の処理のために必要とさ
れるカメラパラメータの精度は、その種類毎に異なる。
例えば図7を用いて、投影中心とレンズ位置とが測定精
度に対して与える影響の差について説明する。
【0057】図7(a)はレンズと投影面との位置関係
がずれた場合を示す図である。ここでは、投影面が平行
に長さdだけずれたものとする。これは、投影中心がd
だけ変化したことに相当する。レンズ中心0の位置には
変化がない。
【0058】ずれる前の投影面P1の位置がP2に動い
たとすると、例えばレンズ中心から距離Lにある対象物
の大きさが、投影面P1では大きさh1、投影面P2で
は大きさh2として計算される。言い換えると、投影中
心が長さdだけずれた値によって計算する結果、対象物
の大きさを(h1−h2)の誤差を含めて求めてしま
う。焦点距離をfとすると、そのずれ量は、 h1−h2=(d×L)/f …(2) となる。
【0059】一方、図7(b)はレンズ中心の位置がず
れた場合を示す図である。レンズと投影面との位置関係
は固定のまま、カメラ全体の位置が投影面と平行に長さ
dだけずれたものとする。この場合、距離Lにある対象
物の大きさの誤差は、 h1−h2=d …(3) となる。
【0060】このように、同じ平行移動のずれdに対し
て、投影中心のずれはレンズ中心のずれに比べてL/f
倍の大きさの誤差を生む。例えば1/2インチCCDに
おける焦点距離3mmの広角レンズの場合、3m先の対
象物に対して、3000/3=1000倍の誤差を生じ
る。
【0061】よって、レンズ中心の位置は粗い精度で求
めてもよいが、投影中心は高い精度で求めることが必要
となる。言い換えると、予め高い精度が必要となる投影
中心などが求められていれば、レンズ中心の位置は精度
の低いカメラキャリブレーションによって求めるてもか
まわない。精度の低いカメラキャリブレーションは、例
えばターゲットのマーカの個数を少なくすることによっ
て実行できるので、手間がかからない。したがって、必
要とされる精度を予め考慮した上で、それぞれの精度に
応じたキャリブレーションを行うことによって、製造コ
ストを抑えることができる。
【0062】カメラパラメータ記憶手段13に記憶され
たカメラパラメータは、信号線等のインターフェースに
よって、画像処理装置50に伝えられる。カメラパラメ
ータを出力するタイミングとしては、 1)電源投入やシステムリセット時 2)双方向の信号線等を介して画像処理装置50から要
求があった場合 3)一定時間毎 4)画像と同期したタイミング 等がある。2)の画像処理手段50からの要求があった
ときにカメラパラメータを出力する場合には、必要なカ
メラパラメータの種類を同時に要求することによって、
送信するデータ量を削減できる。
【0063】次に、画像処理装置50が行う、画像とカ
メラパラメータによる処理の一例について説明する。図
8は実際のカメラ装置10とは異なる位置にある仮想視
点VPから見た画像を合成する場合を示す図、図9はそ
のカメラ画像と合成画像である。車両1に設置されたカ
メラ装置10によって撮影されたカメラ画像(図9
(a))を、路面RSの3次元形状のモデルを用いて変
形することによって、車両1の後方上方に位置する仮想
視点VPから見下ろしたような合成画像(図9(b))
を合成することができる。このような合成処理は、合成
画像の各画素とカメラ画像の画素との対応関係を求め
て、合成画像の各画素の値を、これに対応するカメラ画
像の画素の値に応じて設定することによって行われる。
【0064】合成画像の画素とカメラ画像の画素の対応
関係について、図10を用いて詳細に説明する。図10
において、合成画像の画素は、仮想視点のレンズ中心O
vから光軸方向に焦点距離fvの距離にある投影面上の
点Pvに対応しており、同様に実カメラの画素は、レン
ズ中心CNから焦点距離fcの投影面上の点Pcに対応
する。
【0065】点Pvと点Pcが同じ対象物を映している
とすれば、点Pvと点Pcの対応関係を求めることがで
きる。一般には映っている対象物の位置、形状が既知で
ないと求まらないが、例えばカメラに映っている全ての
物体が路面平面に一致していると仮定すると、この対応
関係は、仮想カメラと実カメラと路面平面との位置関係
だけで求めることができる。図9(b)はそのように全
ての物体が路面平面に一致していると仮定して合成した
画像である。図10では路面平面の点Pwを介して、仮
想視点の点Pvと実カメラの点Pcとが対応づけられて
いる。
【0066】路面平面の点Pw(Xw ,Yw ,Zw )か
ら、実カメラの投影面上の点Pc(Uc ,Vc )を求め
る手順について説明する。
【0067】実カメラの点Pcはカメラ内部のレンズを
基準とした座標系で定義される。一方、レンズの座標系
は、カメラの外形を通じて点Pwの定義されている世界
座標系と関連づけられる。よって点Pwから点Pcへの
変換は、点Pwを世界座標系からカメラ外形の座標系O
s−Xs−Ys−Zsへの表現へ変換し、次いで、カメ
ラ外形の座標系からレンズ中心などのカメラ(内部)の
座標系の表現へ変換するという、2段階の変換となる。
カメラ外形の座標系の定義としては、図6で示したよう
な取付けのネジ穴を基準とした座標系が考えられる。
【0068】点Pwのカメラ外形の座標系で表した座標
を(xs ,ys ,zs )とすると、最初の変換は、
【数1】 で表される。ここで、(Txs,Tys,Tzs)は世界座標
系における,カメラ外形の座標系の原点の位置を表して
おり、Rswはカメラ外形の座標系を世界座標系に一致さ
せる回転行列であり、カメラ外形の向きから計算でき
る。
【0069】次に、点Pwをカメラ内部の座標系で表し
たものを(xc ,yc ,zc )とすると、変換は、
【数2】 で表される。ここで、(dx,dy,dz)は、図5に
示すレンズ中心相対位置である。また、Rcsはカメラ内
部の座標系をカメラ外形の座標系に一致させる回転行列
であり、図5に示す光軸の方向ベクトル(nsx,nsy
sz)を用いると、
【数3】 ここで、
【数4】 と表される。よって、式(4),(5)によって、路面
上の点Pwを世界座標系から実カメラの視点座標系で表
すことができる。
【0070】次に、投影面上の点Pc(Uc ,Vc
は、実カメラの焦点距離fcを用いて、透視投影変換に
より、
【数5】 と求められる。ここで(Uc ,Vc )の単位は投影面上
の実寸であるが、これを画素座標系での座標(u’,
v’)に変換するためには、カメラパラメータの画素サ
イズ(dpx,dpy)と投影中心(U0,V0)を用
いて、 u’=Uc /dpx+U0 v’=Vc /dpy+V0 …(8) と求められる。そして、(u’,v’)をレンズ歪みパ
ラメータを用いて変換することによって、実際のカメラ
の画素座標値(u,v)を得ることができる。
【0071】このような変換において、図5に示したよ
うなカメラ毎に異なるカメラパラメータを用いず、固定
の値を用いたとすると、式(5)によるカメラ外形座標
からカメラ内部座標への変換や、式(8)による画素値
への変換において、カメラ毎の構成のばらつきが反映さ
れないことになる。この結果、合成画像の画素と実カメ
ラの画素の対応に、カメラ毎の構成のばらつきに起因す
る誤差が生じ、結果として合成画像に歪みが生じること
になる。
【0072】図11はカメラ光軸がずれた場合に生じる
合成画像の歪みを示す図である。図11では、路面に白
黒のチェッカーボードを置き、これを実カメラによって
斜め方向から撮影した画像から、カメラ前方上空の仮想
視点から路面を真下に見下ろした合成画像を生成してい
る。図11において、黒枠BFは仮想視点の位置から計
算した格子5×5の領域を表すマーカーである。車両に
搭載したカメラの場合は、路面上の距離や方向などを知
る指標として、黒枠BFのようなグラフィックスを重畳
表示することがある。このグラフィックスは仮想視点の
パラメータからだけ計算できる。実カメラのパラメータ
にずれがなければ、このグラフィックスと合成画像(図
11ではチェッカボード)は一致する。
【0073】同図中、(a)は実際に使用したカメラ個
体のカメラパラメータを合成処理に用いた場合の合成画
像である。図11(a)を見ると、仮想視点を、路面に
鉛直方向で、チェッカボードの格子が画面の上下方向と
一致するように設定しているので、チェッカボードの格
子が正方形であり、かつ、整列している。
【0074】図11(b)は光軸の方向ベクトルがYs
軸周りに2度ずれていた場合の合成画像である。合成処
理に用いたカメラパラメータがカメラ個体のばらつきを
考慮していない場合、このようなずれが生じる可能性が
ある。この場合、仮想視点の位置や向きは(a)と同一
であるので、黒枠BFの位置は画面上で変化しない。し
かしながら、参照している実カメラの座標がずれるた
め、合成画像のチェッカーボードには歪みが生じる。例
えば画面の上下方向を車の前後方向に一致させるように
仮想視点を設定しても、合成画像の前後方向は斜めとな
ってしまう。このため、車両の運転支援のために合成画
像を提示した場合などに、運転者に錯覚を起こさせる可
能性がある。
【0075】図11(c)は光軸の方向ベクトルがXs
軸周りに2度ずれていた場合の合成画像である。この場
合は、本来正方形であるべきチェッカボードが歪んだ形
になる。このため、車両の運転支援のために合成画像を
提示した場合などに、運転者に、本来平らな路面が斜め
であるかの誤った印象を与えてしまう可能性がある。
【0076】このような合成画像の歪みは、本願発明の
ように、各カメラ装置に、カメラ個体毎のカメラパラメ
ータを記憶させ、この記憶されたカメラパラメータを合
成処理に用いることによって、容易に解消できる。
【0077】カメラ構造パラメータの中でも、本発明に
係るカメラ装置を用いて画像合成を行う場合に、特に重
要になるのは、投影中心である。
【0078】図12は仮想視点からの合成を行った合成
画像である。車両後部に左右に並べて配置した2台のカ
メラのカメラ画像1,カメラ画像2を、共通の仮想視点
から見た画像に変換して、視点変換画像1,視点変換画
像2を生成する。そして、この2つの視点変換画像1,
2を重ね合わせることによって、広い視野範囲の合成画
像を生成する。この例の場合、画像中央で左右のカメラ
画像が接合されているが、白線などがずれることなく、
接合されていることが分かる。
【0079】図13は図12の合成画像に対して、カメ
ラ構造パラメータの1つである投影中心がずれた場合に
画像が歪む様子を示す図である。同図中、(a)は正確
な投影中心の値を用いて合成した場合、(b)は投影中
心が5画素ずれた場合、(c)は10画素、(d)は2
0画素ずれた場合を示している。
【0080】図13(b)を見ると、中央のカメラ画像
の接合部分で白線がわずかにずれていることが分かる。
すなわち、わずか5画素(1/4CCDで0.025m
mに相当)のずれによっても、合成画像に影響が出る。
さらに、図13(c)では白線のずれがよりはっきりと
現れており、図13(d)では映っていた右上の白線が
消えるなど、非常に歪みの目立つ画像になっている。
【0081】20画素のずれは1/4CCDでは0.1
mmのずれに相当するものであり、映像を単に映すだけ
のカメラの工作精度としては、何ら問題のない程度のも
のである。しかしながら、図13から分かるように、そ
のカメラ画像を画像合成に利用する場合には、大きな問
題になり得る。5画素程度のずれであっても、歪みが見
えてしまう。
【0082】このような投影中心のばらつきを工作精度
で抑えようとすると、非常に手間のかかる作業が必要に
なる。ところが、たとえ投影中心がずれていたとして
も、そのずれた投影中心の位置がカメラ毎に正確にわか
っていれば、その値を用いて、図13(a)のような歪
みのない合成画像を生成することができる。すなわち、
カメラ構造パラメータの1つである投影中心を、予めカ
メラ装置に記憶させておくことによって、製造工程にお
いてさほど手間をかけることなく、歪みのない合成画像
を生成することが可能になる。
【0083】<マッピングテーブルの利用>上述したよ
うに、仮想視点から見た合成画像を生成するためには、
合成画像の画素と実カメラの画素との対応関係を求める
必要がある。この対応関係を記述した2次元配列のテー
ブルを持つことによって、処理を高速化することが可能
である。このテーブルをマッピングテーブルと呼ぶ。
【0084】マッピングテーブルには、合成画像の各画
素に対応した各要素に、対応する実カメラを示す識別番
号や、対応するカメラの画素の座標値が記述されてい
る。また、2つ以上のカメラ画像に対応する要素には、
カメラの画素の混合比などが記述される。
【0085】以下、マッピングテーブルを用いた実施形
態について説明する。
【0086】図14はマッピングテーブルを用いた本実
施形態に係る構成を示すブロック図である。図14にお
いて、図1と共通の構成要素には図1と同一の符号を付
している。マッピングテーブル生成手段51は、仮想視
点の情報、例えば位置、向きおよび焦点距離等が与えら
れると、実カメラのカメラパラメータと、カメラ外形パ
ラメータとを用いて、仮想視点の画素と合成画像の画素
との対応関係を記述したマッピングテーブルを作成す
る。対応関係の計算は、例えば路面投影モデルを用いる
場合は、式(4)〜(8)の処理と、仮想視点の画素か
ら路面平面の座標を求める計算とを行えばよい。このマ
ッピングテーブルの作成は、仮想視点が変更された場合
か、カメラの設置位置が変わってカメラ外形パラメータ
が変化した場合に行えばよく、合成画像の1枚1枚につ
いて行う必要はない。
【0087】なお、このカメラ外形パラメータ自身を、
画像処理装置50またはカメラ装置10に記憶してもよ
い。この場合、仮想視点を変えるだけなら、再度カメラ
外形パラメータを求める必要はなくなる。
【0088】作製されたマッピングテーブルは、マッピ
ングテーブル記憶手段52に記憶される。複数の仮想視
点を切り替えるために、複数のマッピングテーブルを記
憶してもよい。
【0089】マッピングテーブル参照手段53は、マッ
ピングテーブル記憶手段52から、現在の仮想視点に対
応するマッピングテーブルを読み出す。次に、画像合成
する毎に、合成画像の各画素の値を、マッピングテーブ
ルの対応する要素に記述されたカメラ番号、および対応
する実カメラの座標値を参照して計算する。これによ
り、画像合成処理が、幾何計算を行うことなく、マッピ
ングテーブルを参照するだけで実施でき、高速処理が可
能になる。
【0090】また、カメラ装置が、上述したような画像
合成に用いられることが明確であり、その仮想視点やカ
メラの設置位置が何種類かに限定される場合は、図15
に示す構成が可能である。
【0091】図15の構成では、カメラ装置10Aのマ
ッピングテーブル記憶手段18にマッピングテーブルが
記憶されており、画像処理装置50Aのマッピングテー
ブル参照手段53は、カメラ装置10Aから読み込んだ
マッピングテーブルを参照する。マッピングテーブル記
憶手段18によってカメラ個別情報記憶部が構成されて
おり、マッピングテーブルが、カメラ個別情報に相当す
る。
【0092】仮想視点やカメラの位置が限定されている
場合には、カメラパラメータやカメラ外形パラメータが
数種類に限られるので、必要となるマッピングテーブル
を予め想定して生成し、カメラ装置10A自身に記憶し
ておくことが可能となる。マッピングテーブル参照手段
53では、現在設置されているカメラの設置位置および
設定されている仮想視点の情報に基づき、対応するマッ
ピングテーブルをマッピングテーブル記憶手段18から
読み出せばよい。
【0093】<カメラ製造から稼働まで>本発明に係る
カメラ装置の製造から稼働までの手順を、図16を参照
して、簡単に説明する。
【0094】まず、カメラ製造工場等において、工程S
A1〜SA4が実行される。工程SA1において、CC
D、レンズ、カメラ筐体などの各部品の組み立てが行わ
れる。そして工程SA2において、各部品を合わせてカ
メラを組み立て、部品間の位置関係を固定する。従来で
は、これら工程で、CCDやレンズの位置決めについて
極めて高い精度が必要であったが、本発明を適用するこ
とによって、さほど高い位置決め精度が要求されなくな
る。
【0095】その後、工程SA3において、ターゲット
を用いたカメラキャリブレーションなどによって、カメ
ラ構造パラメータを含むカメラパラメータを測定する。
そして工程SA4において、測定したカメラパラメータ
を、カメラ装置10のカメラパラメータ記憶手段13に
記憶させる。
【0096】次に、例えば自動車製造工場等において、
工程SB1〜SB5が実行される。工程SB1におい
て、例えば車両に、当該カメラ装置を設置する。工程S
B2において、設置されたカメラ装置のカメラパラメー
タ記憶手段13に記憶されたカメラパラメータを読み込
む。工程SB3において、設置された車両や場所に対す
るカメラ外形の位置関係を表すカメラ外形パラメータ
を、キャリブレーション等により求める。次に、工程S
B4において、画像処理にこれら全てのカメラパラメー
タが反映するように設定する。その後、工程SB5にお
いて、カメラ装置を稼働し、個体毎のカメラパラメータ
が反映された計測や画像合成が行われる。
【0097】カメラの車両等への取り付け位置が固定さ
れ、十分な精度が保証される場合は、工程SB3におい
て、固定のカメラ外形パラメータを用いるだけですみ、
キャリブレーション等の個別の処理は不要となる。この
場合、事故などでカメラの交換が必要となったとき、従
来では、カメラを取り付け直した後に再度キャリブレー
ションが必要であったが、カメラ交換後、システムリセ
ット時に、工程SB1〜SB4を自動で実行するだけ
で、キャリブレーションなどの作業なしに、カメラの稼
働が可能になる。
【0098】(第2の実施形態)上述の第1の実施形態
では、画像処理装置50にカメラパラメータを伝送する
ためには、信号線等のインターフェースが必要であっ
た。ところが、カメラ装置10と画像処理装置50とが
離れている等の場合には、その間に新たな信号線を引く
ことが困難な場合がある。本実施形態は、カメラパラメ
ータ伝送用の信号線を不要にするものである。
【0099】図17は本発明の第2の実施形態に係るカ
メラ装置の構成を示すブロック図である。図17におい
て、図1と共通の構成要素には、図1と同一の符号を付
している。画像重畳手段14は、撮像手段12から出力
された画像に、カメラパラメータ記憶手段13から出力
されたカメラパラメータを埋め込み、カメラパラメータ
の情報を含む画像を画像処理装置50に出力する。カメ
ラ装置10Bおよび画像処理装置50によって、カメラ
システム100Bが構成されている。
【0100】図18を用いてカメラパラメータの画像信
号への埋め込みについて説明する。同図中、(a)は撮
影手段12から出力された画像の例であり、(b)は
(a)の画像にカメラパラメータを埋め込んだ画像であ
る。図18(b)では、画像の一部の領域ARに、白色
を“1”、黒色を“0”とした2値でコード化されたカ
メラパラメータが埋め込まれている。例えば、画像の1
走査線を90等分の区間に分け、各区間の輝度を白また
は黒の2値で1ビットにコード化すれば、1走査線で9
0ビットの情報を付加することができる。
【0101】画像処理装置50は画像信号をキャプチャ
して2次元画素配列に変換する。横幅720画素の配列
にキャプチャしたとすると、領域ARの1区間は8画素
に対応する。AD変換時のオフセット等を考慮し、8画
素の中心の数画素を2値化することによって、カメラパ
ラメータを復元することができる。符号化等に起因して
信号の劣化がある場合は、走査線を分ける区間の個数を
減らしたり、複数の走査線を併せて利用する等によって
対応可能である。例えば、11種類のカメラパラメータ
をそれぞれ32ビットの浮動小数点表示で表した場合、
計352ビットのデータになる。したがって、4本の走
査線を用いることによって、カメラパラメータを画像に
埋め込むことができる。
【0102】なお、画像へのカメラパラメータの埋め込
みは、上述の方法に限定されるものではなく、例えば、
画像信号のブランキングや色信号に埋め込む方法や電子
透かしの技術を用いて画面全体に分散させる方法等も利
用可能である。また、カメラパラメータを常に画像に埋
め込んでもよいし、あるいは一定時間毎の画像に埋め込
んでもかまわない。また、カメラパラメータのデータ量
が多い場合には、カメラパラメータの値とその種類を示
す識別子との組を画像1枚毎に順次埋め込み、複数の画
像によってカメラパラメータ全体を出力するようにして
もよい。
【0103】このように本実施形態によると、画像にカ
メラパラメータを重畳して出力することによって、カメ
ラパラメータ伝送用の信号線を新たに設置する必要がな
くなり、すでにある画像の伝送路を用いてカメラパラメ
ータを伝送することができる。本実施形態は、カメラ装
置と画像処理装置との間に新たな信号線を増やすのが困
難な場合、例えば無線による伝送が行われている場合等
に有効である。
【0104】なお、図1の構成において、カメラパラメ
ータ記憶手段13を、カメラ装置10の外部からカメラ
パラメータが読み取り可能なように構成してもよい。例
えば、バーコードや磁気テープ等によって構成されてい
るものとすると、画像処理装置50にバーコードや磁気
テープ読みとり手段を設けて、カメラの設置や取替等の
際にカメラパラメータを読みとることができる。これに
より、カメラパラメータ伝送用の信号線が不要になると
ともに、画像にカメラパラメータを重畳させる必要もな
い。
【0105】(第3の実施形態)図19は本発明の第3
の実施形態に係るカメラ装置の構成を示すブロック図で
ある。図19において、図1と共通の構成要素には図1
と同一の符号を付している。状態検知手段15は、カメ
ラ装置10Cの温度や絞りの状態、フォーカスの状態、
結像手段11にズームレンズが用いられている場合はそ
のズームの状態等の、状況に応じて変化するカメラ装置
10Cの状態を検知し、その状態情報を出力する。状態
情報は、個々のカメラで一定ではなく、カメラ装置10
Cが置かれた状況や利用者の操作等によって変化する。
パラメータ出力手段16はカメラパラメータ記憶手段1
3から、状態検知手段15によって検知された状態に応
じたカメラパラメータを出力する。カメラパラメータ記
憶手段13およびパラメータ出力手段16によって、カ
メラ個別情報記憶部が構成されている。カメラ装置10
Cおよび画像処理装置50によって、カメラシステム1
00Cが構成されている。
【0106】カメラパラメータの値は、カメラ装置10
Cの状態によって変化する場合がある。例えば、温度変
化に起因してレンズの変形が起こると、レンズ歪みパラ
メータや焦点距離、投影中心等のパラメータが変化す
る。また、ズームレンズの倍率が変化すると、焦点距離
や投影中心等が変化する。さらには、フォーカスが変化
すると、焦点距離や投影中心等が変化する。
【0107】そこで本実施形態では、カメラパラメータ
記憶手段13は、各種類のカメラパラメータについて、
単一の値ではなく、カメラ装置10Cの状態に応じた複
数の値を記憶している。例えば、温度5度刻みに対する
レンズ歪みパラメータk、焦点距離f、投影中心(u
0,v0)等を記憶しておく。ズームレンズの倍率に関
しても、ズームレンズの稼働部分に位置に応じた、焦点
距離f等の複数のカメラパラメータの組を記憶してお
く。なお、カメラ一体型のズームレンズではなく、レン
ズ取り替え式のカメラの場合は、各レンズの種類に応じ
たカメラパラメータを記憶しておく。
【0108】パラメータ出力手段16は、状態検知手段
15から出力された状態情報に応じて、カメラパラメー
タ記憶手段13から現在の状態に合ったカメラパラメー
タを読み出し、出力する。
【0109】以上のように本実施形態によると、カメラ
装置10Cから、その状態に応じたカメラパラメータが
出力されるので、画像処理装置50は状態に応じた最適
のカメラパラメータを用いて処理を行うことができる。
このため、より精度の高い処理を行うことが可能とな
る。
【0110】なお、カメラパラメータを、補間式等のカ
メラの状態の関数として表されたものとして記憶するこ
とによって、記憶するカメラパラメータの個数を削減す
ることが可能になる。
【0111】また、カメラパラメータに加えて、状態情
報そのものを出力するようにしてもよい。これにより、
画像処理装置50は、カメラ装置10Cの絞りや温度等
の状態情報を後の処理において別途利用することも可能
になる。
【0112】(第4の実施形態)本発明の第4の実施形
態では、複数の撮像系を持つ構成について説明する。複
数の撮像系によってステレオ視による距離の計測を行っ
たり、複数のカメラの画像を合成する場合には、カメラ
相互の位置関係の精度が、計測精度や合成画像の品質に
とって重要である。この場合、複数のレンズやCCDを
1つの筐体に一体化すれば、各カメラ相互の位置関係は
製造時に固定される。そしてこのとき、カメラ相互の位
置関係を表すカメラパラメータも含めて、カメラ装置に
記憶させることによって、カメラ個体の製造精度のばら
つきを考慮した高精度の計測や画像合成が可能となる。
【0113】図20は本発明の第4の実施形態に係るカ
メラ装置を示す図であり、(a)は外形を示す模式図、
(b)は内部構成を示す模式図である。図20におい
て、レンズ31,32と、それぞれに対応するCCD3
3,34とが、1つの筐体35内部に配置され、それぞ
れの位置関係は製造時に固定される。レンズ31および
CCD33から第1の撮像系が構成され、レンズ32お
よびCCD34から第2の撮像系が構成される。
【0114】ここで、カメラ外形に固定されたOs−X
s−Ys−Zs座標系を想定する。そして、第1および
第2の撮像系のそれぞれについて、レンズ中心の位置、
光軸の向きなどを座標系Os−Xs−Ys−Zsで表現
したものが、撮像系相互の位置関係を表すカメラパラメ
ータとなる。このパラメータと、上述した焦点距離、画
像中心、画素サイズ、レンズ歪みパラメータなどの内部
パラメータを、併せて記憶することによって、カメラ個
体のばらつきを考慮した高精度の計測や合成が可能とな
る。
【0115】
【発明の効果】以上のように本発明によると、カメラパ
ラメータをカメラ装置毎に記憶することによって、カメ
ラ装置をさほど高精度に製造しなくても、正確な計測や
合成が実行可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るカメラ装置の構
成の概略を示すブロック図である。
【図2】図1のカメラ装置に記憶されたカメラパラメー
タの一例である。
【図3】カメラ装置と撮影対象物との関係を示す模式図
である。
【図4】レンズ歪みの例を示す図である。
【図5】図1のカメラ装置に記憶されたカメラパラメー
タの他の例である。
【図6】カメラ装置が固定された状態を示す模式図であ
る。
【図7】カメラパラメータが測定精度に与える影響を説
明するための模式図である。
【図8】仮想視点から見た画像を合成する場合を示す図
である。
【図9】図8の場合におけるカメラ画像と合成画像であ
る。
【図10】合成画像の画素とカメラ画像の画素との対応
関係を説明するための図である。
【図11】カメラ光軸のずれに起因する合成画像の歪み
を示す図である。
【図12】合成画像の生成の一例である。
【図13】投影中心のずれに起因する合成画像の歪みを
示す図である。
【図14】マッピングテーブルを用いた構成を示すブロ
ック図である。
【図15】マッピングテーブルを用いた構成を示すブロ
ック図である。
【図16】本発明に係るカメラ装置の製造から稼働まで
の手順を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第2の実施形態に係るカメラ装置の
構成の概略を示すブロック図である。
【図18】画像にカメラパラメータを埋め込む例の説明
図である。
【図19】本発明の第3の実施形態に係るカメラ装置の
構成の概略を示すブロック図である。
【図20】本発明の第4の実施形態に係るカメラ装置を
示す図である。
【符号の説明】
10,10A,10B,10C カメラ装置 10a カメラ部 11 結像手段 12 撮像手段 13 カメラパラメータ記憶手段(カメラ個別情報記憶
部) 14 画像重畳手段 15 状態検知手段 16 パラメータ出力手段 18 マッピングテーブル記憶手段(カメラ個別情報記
憶部) 100,100B,100C カメラシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 登 一生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石井 浩史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森村 淳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA04 AB66 AC42 AC51 AC69 5C054 DA01 FD03 FE11 HA30

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を撮像するカメラ部と、 前記カメラ部の,少なくともカメラ構造パラメータを含
    むカメラパラメータに基づくカメラ個別情報を記憶する
    カメラ個別情報記憶部とを備えたことを特徴とするカメ
    ラ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラ装置において、 前記カメラ個別情報は、少なくともカメラ構造パラメー
    タを含むカメラパラメータであることを特徴とするカメ
    ラ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカメラ装置において、 前記カメラ構造パラメータは、少なくとも、前記カメラ
    部の投影中心を含むことを特徴とするカメラ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のカメラ装置において、 前記カメラ個別情報は、前記カメラパラメータに基づき
    求められた,合成画像の画素と前記カメラ部の画素との
    対応関係を記述したマッピングテーブルであることを特
    徴とするカメラ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のカメラ装置において、 前記カメラ個別情報記憶部は、 当該カメラ装置の外部から、前記カメラパラメータが読
    み取り可能なように構成されていることを特徴とするカ
    メラ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のカメラ装置において、 前記カメラ部から出力された画像に、前記カメラ個別情
    報記憶部から出力されたカメラ個別情報を、重畳して出
    力する画像重畳手段を備えたことを特徴とするカメラ装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のカメラ装置において、 当該カメラ装置の状態を検知する状態検知手段を備え、 前記カメラ個別情報記憶部は、 前記状態検知手段によって検知された状態に応じたカメ
    ラ個別情報を出力するものであることを特徴とするカメ
    ラ装置。
  8. 【請求項8】 画像を撮像するカメラ部と、 前記カメラ部の,少なくともカメラ構造パラメータを含
    むカメラパラメータに基づくカメラ個別情報を記憶する
    カメラ個別情報記憶部と、 前記カメラ部から出力された画像を、前記カメラ個別情
    報記憶部から出力されたカメラ個別情報を用いて処理す
    る画像処理部とを備えたことを特徴とするカメラシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 画像処理部を有するカメラシステムにお
    いて、画像を処理する方法であって、 前記カメラシステムにカメラ装置が取り付けられた際
    に、前記カメラ装置が記憶する,カメラパラメータに基
    づくカメラ個別情報を、前記画像処理部に入力するステ
    ップと、 前記画像処理部において、前記カメラ装置の出力画像
    を、前記カメラ個別情報に基づき、処理するステップと
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
JP2001386252A 2000-12-26 2001-12-19 カメラ装置、カメラシステムおよび画像処理方法 Pending JP2002262156A (ja)

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