JPH1153548A - 画像処理装置、画像処理方法、および、伝送媒体 - Google Patents
画像処理装置、画像処理方法、および、伝送媒体Info
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- JPH1153548A JPH1153548A JP9207948A JP20794897A JPH1153548A JP H1153548 A JPH1153548 A JP H1153548A JP 9207948 A JP9207948 A JP 9207948A JP 20794897 A JP20794897 A JP 20794897A JP H1153548 A JPH1153548 A JP H1153548A
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Abstract
せずにカメラのキャリブレーションを高精度に行う。 【解決手段】 参照カメラから出力された画像に対して
射影変換を施し、得られた画像と、基準カメラから出力
された画像との間の輝度誤差が最小となるように、前述
の射影変換のパラメータを決定する。そして、このよう
な操作を対象となる平面(テキスチャを有する平面)の
距離を変えて繰り返し、エピポーララインを生成する。
Description
像処理方法、および、伝送媒体に関し、特に、ステレオ
法に基づいて距離測定を行う画像処理装置、画像処理方
法、および、伝送媒体に関する。
を測定する方法としては、ステレオ法が知られている。
ステレオ法は、複数の視点から撮影した画像を用いて、
シーン内の各点までの距離を三角測量の原理により測定
する方法である。
である。この図に示すように、ステレオ法では、基準カ
メラと参照カメラの2台のカメラによって3次元シーン
を観察し、測定しようとする対象の3次元空間における
位置(基準点からの距離)を求める。
中の対象点Pが基準カメラによって観察される観察点n
bと、参照カメラによって観察される観察点nrとを求め
る。そして、これらの観察点nb,nrから対象点Pの三
次元空間内の位置を求めることができる。
方法としては、エピポーラライン(Epipolar line)を
用いた方法がある。即ち、図12に示すように、参照カ
メラの観察点nrは、両カメラの光学中心(光軸)と基
準カメラの観察点nbによって決まる平面と、参照カメ
ラの画像面が交わる直線上に存在する。この直線をエピ
ポーララインと呼ぶ。基準カメラと参照カメラの位置関
係が既知であれば、基準カメラの各観察点毎に参照カメ
ラの画像面上のエピポーララインを求めることができる
ので、このエピポーラライン上で対応点検索を行うこと
により、所望の対応点を検出することができる。
のカメラを、お互いの光軸が平行でかつ画像面が同一面
上に存在するように配置すると、各カメラがラスタ走査
する際の走査線とエピポーララインとを一致させること
ができるので、結果として、アドレス変換などに必要な
計算を削減することが可能となる。
に、基準カメラと参照カメラを高精度に位置決めして配
置することは極めて困難であるという課題があった。
の双方に含まれている範囲(どちらのカメラからでも観
察できる範囲)を広くするために輻輳をつけた場合(2
台のカメラの光軸が平行ではない場合)、エピポーララ
インと走査線とが一致しなくなるので、カメラの内部パ
ラメータと外部パラメータを正確に求めなければならな
いという課題があった。
メータが相互に異なっている場合においても、エピポー
ララインと走査線が一致しなくなるため、上述の場合と
同様にカメラの内部パラメータと外部パラメータとを求
めなければならないという課題があった。
は以下のようなものである。
e)、sx(digitalscale factor)
Tz(translational components)
有の特性を示しており、また、外部パラメータは、3次
元空間内における2台のカメラの位置を示しているとい
うことができる。
に求める方法としては、Tsaiの方法(「R.Y.Tsai,A ver
satile camera calibration technique for high accur
acy3D machine vision metrology using off-the shelf
TV cameras and lenses, IEEE journal of Robotics a
nd Automation, Vol.RA-3, no.4,pp.323-344, Aug.198
7」参照)が有名である。
ためには、参照点が正確な位置に描かれた校正パターン
や参照点を正確に位置決めするための機構が必要になる
という課題があった。
れたものであり、ステレオ法により対象点の位置を測定
する場合に、基準カメラと参照カメラの内部または外部
パラメータに影響されることなく、また、特殊な校正パ
ターンを用いることなくキャリブレーションを行うこと
を可能とする。
理装置は、撮像装置により撮像された画像のうちの少な
くとも1つを基準画像として入力する基準画像入力手段
と、撮像装置により入力された画像のうちの少なくとも
1つを参照画像として入力する参照画像入力手段と、参
照画像入力手段より入力された参照画像を、射影変換を
用いて変換する変換手段と、変換手段によって得られた
画像と、基準画像との対応関係を算定する算定手段と、
算定手段の算定結果に応じて、対象点までの距離を算出
する算出手段とを備えることを特徴とする。
置により撮像された画像のうちの少なくとも1つを基準
画像として入力する基準画像入力ステップと、撮像装置
により入力された画像のうちの少なくとも1つを参照画
像として入力する参照画像入力ステップと、参照画像入
力ステップより入力された参照画像を、射影変換を用い
て変換する変換ステップと、変換ステップによって得ら
れた画像と、基準画像との対応関係を算定する算定ステ
ップと、算定ステップの算定結果に応じて、対象点まで
の距離を算出する算出ステップとを備えることを特徴と
する。
より撮像された画像のうちの少なくとも1つを基準画像
として入力する基準画像入力ステップと、撮像装置によ
り入力された画像のうちの少なくとも1つを参照画像と
して入力する参照画像入力ステップと、参照画像入力ス
テップより入力された参照画像を、射影変換を用いて変
換する変換ステップと、変換ステップによって得られた
画像と、基準画像との対応関係を算定する算定ステップ
と、算定ステップの算定結果に応じて、対象点までの距
離を算出する算出ステップとを備えるコンピュータプロ
グラムを伝送する。
に記載の画像処理方法、および、請求項5に記載の伝送
媒体においては、撮像装置により撮像された画像のうち
の少なくとも1つを基準画像として入力し、撮像装置に
より入力された画像のうちの少なくとも1つを参照画像
として入力し、入力された参照画像を射影変換を用いて
変換し、変換された画像と、基準画像との対応関係を算
定し、算定結果に応じて対象点までの距離を算出する。
例えば、2台の撮像装置により撮像された画像のうちの
1つを基準画像として入力し、他の1つを参照画像とし
て入力し、入力された参照画像を射影変換を用いて変換
し、校正用のテキスチャを撮像した場合に得られる基準
画像と、同じく校正用のテキスチャを撮像して射影変換
された画像との対応関係を算定し、算定結果に応じて対
象点までの距離を算出する。
成例について説明する図である。この図において、ワー
クステーション10は、CPU10a(変換手段、算定
手段、算出手段)、ROM10b、RAM10c、およ
び、IF10d(基準画像入力手段、参照画像入力手
段)により構成されており、基準カメラ30および参照
カメラ31から出力された画像信号に対して所定の処理
を施すようになされている。
ともに、プログラムに応じて所定の演算を行うようにな
されている。ROM10bは、CPU10aが実行する
プログラムや各種データなどを格納している。RAM1
0cは、CPU10aが各種処理を実行する際の演算途
中のデータやプログラムなどを格納するようになされて
いる。IF10dは、外部装置との間でデータを授受す
る場合において、データの表現形式を適宜変換するよう
になされている。
10から出力された画像を表示出力するようになされて
いる。HDD21は、基準カメラ30および参照カメラ
31から出力された画像信号や各種プログラム等を記録
または再生するようになされている。
体の光画像を対応する電気信号(画像信号)に変換して
出力するようになされている。
ら所望の画像のみを選択して用いるようにしてもよい。
て説明する前に、本実施の形態の動作原理について説明
する。
ある。
を基準画像に変換した後、双方の画像の対応する位置か
ら対象点までの距離を算出するようになされている。
カメラ(ステレオペアカメラ)で観察した場合、対応点
のカメラ座標は射影変換により相互に変換可能である
(「金谷,“画像理解,”森北出版,1990」参
照)。つまり、図2に示すように、3次元空間に置かれ
た平面上の点Pが基準カメラ30の画像(以下、基準画
像と適宜略記する)でnbに観察され、参照カメラ31
の画像(以下、参照画像と適宜略記する)でnrに観察
されたとすると、nbからnrへの変換を3×3の射影変
換行列をHとすると、以下のように示すことができる。
用いているので、画像平面上の2次元の点は(x,y,
w)と表され、画像面上の直交座標系では(x/w,y
/w)と表される。従って、式(1)は、以下のように
表すことができる。
うに表すことができる。
を示しており、例えば、1画面が640×480個の画
素から構成されている画像では、iは0乃至640×4
80の値を取る。
のパラメータより構成されている。しかしながら、スケ
ール因子に自由度が残るので、自由度は8となる。ま
た、射影変換行列Hは、カメラの内部パラメータ、外部
パラメータ、および、平面の方程式を暗黙的に含んだ行
列である。
チャとカメラとの関係を示す図である。この図において
は、基準点(所定の位置に選んでよい)からある距離Z
0だけ離れた位置に設置した1枚の平面を、相互に位置
関係が固定された複数のカメラにより撮像するようにな
されている。なお、平面のカメラ側の面には、所定のテ
キスチャが形成されている。
カメラとし、参照カメラのうちの何れか1つの画像と、
基準カメラの画像とを組み合わせてステレオペアを形成
する。
と、例えば、右端の参照カメラの画像(参照画像)は、
図4(A)のようになる。
換を施し、これらの画像間の輝度の誤差が最初となるよ
うな射影変換行列Hを算出する。このような射影変換行
列Hを求めることにより、基準画像の任意の点に対応す
る対応点を参照画像上から検索することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、変換後の参照画像と、
基準画像とが正確に一致する射影変換行列Hを求める方
法(画像合わせ込み方法)としては、Levenberg-Marqua
rdt最小化法(以下、L−M法と略記する)を用いてい
る。以下にその詳細について説明する。
画像I上の座標x,yにおける第i番目の画素をI(x
i,yi)、また、参照画像I’上の座標x’,y’にお
ける第i番目の画素をI’(x’i,y’i)とする。こ
のとき、第i番目の画素の輝度誤差をeiとすると、画
像全体の輝度誤差Eは、次の式(5)により表すことが
できる。
ば、画像の合わせ込み、即ち、基準画像と参照画像との
関係式を導出することができる。
メータ{m0,m1,・・・,m7}によるeiの偏微分を
用いて導出する。前述したように、射影行列Hの自由度
は8であるから、ここではm8=1とする。すると、第
k番目のパラメータmkによるeiの偏微分は、以下の式
により表すことができる。
り実際に偏微分を行ったものを以下の式(7)乃至(1
4)に示す。
いて、( I’/ x’, I’/y’)は、I’の
(x’i,y’i)における輝度値の勾配(Gradient)で
ある。これらの偏微分から、L−M法では近似Hessian
Matrix A(以下、行列Aと略記する)と、Weighted gra
dient vector b(以下、ベクトルbと略記する)を計算
する。なお、行列Aとベクトルbのそれぞれの構成要素
は、次のように表すことができる。
したか否かに応じて、行列Aとベクトルbを用いた次式
に示すΔmだけ未知パラメータmの値を更新する。
on parameterである。
(実際には、誤差の減少分が所定の閾値以下になる)ま
で繰り返すことにより、射影変換行列Hの未知のパラメ
ータm0乃至m7を求めることができる。
用いて、次に、エピポーララインを求める。
説明する図である。射影変換行列H0が決まると、距離
Z0における基準画像上の点nbに対応する参照画像上の
点nr 0が決定できる。点nbは任意であるので、その結
果、基準画像上の全ての点に対応する対応点を算出する
ことができる。
置に、距離Z0の位置に置かれていた平面と平行になる
ように置いた場合の射影変換行列H1を求める。
画像上の観察点nbは、対象が距離Z0または距離Z1に
ある場合には、参照画像上のnr0,nr1にそれぞれ射影
されることが分かる。従って、参照画像上の2点nr0,
nr1を結んだ線分がエピポーララインとなる。
場合においては、基準画像上の所定の点に対応する点
(対応点)をエピポーラライン上で探索し、検出された
対応点の位置(視差)を、3次元空間における実際の距
離に変換する必要がある。しかし、本実施の形態におい
ては射影変換を用いているので、視差と実際の距離とは
正比例しない。従って、この視差を距離に変換する変換
式を求めるために、本実施の形態においては、距離
Z0,Z1とは異なる距離Z2に前述の平面を再度設置し
てnr2を求め、これらnr0,nr1,nr2から複比を用い
て視差と距離の変換を行うようにしている。
この図に示すように、3次元空間内の線分Lが画像面上
の線分L’に投影されているとする。このとき、線分L
上の4点A,B,C,Dは、それぞれ、線分L’上の
A’,B’,C’,D’に投影されているものとする。
また、これらの線分L,L’を観察する視点Oと、線分
L,L’とは同一平面上に配置されている。換言する
と、点A,B,C,D,A’,B’,C’,D’と視点
Oとは、同一の平面上に配置されている。これらの平面
上における位置関係を書き直すと、図7のようになる。
C=c,OD=dとおき、更に AOC=α, BOC
=β, AOD=γ, BOD=δとおくと、これらの
間の関係は、以下の式により表すことができる。
8)に代入すると、以下の式を得る。
以下の式を得る。
とにより、以下の式(23)を得る。
同様の計算を、A’C’,B’C’,A’D’,B’
D’に対して行うことにより、以下の式を得る。
以下の式を得る。
より、所望の対象点の3次元空間内における基準点から
の距離を求める。
の点nbの視線に対応させ、また、線分L’をエピポー
ララインに対応させるとする。更に、点A,B,Dをそ
れぞれ距離Z0,Z2,Z1の3次元空間内の点に対応さ
せ、また、点A’,B’,D’を、射影変換行列H0,
H2,H1でそれぞれ求めることができる参照画像上の点
nr0,nr2,nr1に対応させるとする。これらの関係を
改めて作図しなおしたのが図8である。
Cが配置されているとする。このとき、エピポーラライ
ンL’上を探索して得られた対応点がnrsであるとする
と、式(25)の各線分の値は、以下のようになる。
ることにより、基準点から対象点Cまでの距離Z3を求
めることができる。ところで、実際の距離は線分Lに沿
ったものではないが、別の線分に正射影されているの
で、各距離の比は正比例の関係となるので大きな問題は
生じない。例えば、図8においては、ADは光軸に正射
影したAcDcの長さである。
(対象点CがADの内側に存在する場合)について説明
したが、外挿の場合(対象点がADの外側に存在する場
合)においても可能であることはいうまでもない。
に示す本発明の実施の形態の動作について図8に示すフ
ローチャートを参照して説明する。
て実行される処理の一例を説明するフローチャートであ
る。この処理が実行されると、ステップS1において、
CPU10aは、距離Z0における基準画像と参照画像
を基準カメラ30と参照カメラ31からそれぞれ入力す
る。即ち、CPU10aは、図8に示す距離Z0の位置
に、基準カメラ30の光軸と垂直となるように配置され
た平面を、基準カメラ30と参照カメラ31により撮影
させ、得られた画像をIF10dを介して読み込む。
(17)を用いて、得られた基準カメラ30の画像と、
参照カメラ31の画像を処理し、射影変換行列H0を求
める。なお、この処理の詳細については、図10を参照
して後述する。
に示す距離Z1の位置に、基準カメラ30の光軸と垂直
となるように配置された平面を、基準カメラ30と参照
カメラ31により撮影させ、得られた画像をIF10d
を介して読み込む。
出される。そして、ステップS5に進む。
に示す距離Z2の位置に、基準カメラ30の光軸と垂直
となるように配置された平面を、基準カメラ30と参照
カメラ31により撮影させ、得られた画像をIF10d
を介して読み込む。
行列H2を算出し、処理を終了する(エンド)。
S4,S6に示す射影変換行列を求める処理の詳細につ
いて説明する。
U10aは、ステップS19において、変数tを値0に
初期設定する。そして、ステップS20において、変数
jと変数kを値0にそれぞれ初期設定し、また、変数λ
を値1に初期設定する。そして、ステップS21に進
む。
数iと変数Eを値0にそれぞれ初期設定する。そして、
ステップS22に進む。
i番目の画素の輝度誤差eiを算出する。即ち、式
(5)に示すように、参照画像I’の第i番目の画素の
値(画素値)から、基準画像Iの第i番目の画素値を減
算してeiを求める。
は、参照画像I’をxとyにより偏微分した結果である
( I’/ x)と( I’/ y)をそれぞれ求め
る。そして、ステップS24に進む。
ei/ mk)(k=0,1,・・・,7)を算出する。
即ち、CPU10aは、ステップS24において算出し
た(I’/ x)と( I’/ y)を、式(7)乃至
式(14)に代入することにより、 ei/ mkを算出
する。
は、マトリクスAとベクトルbとをそれぞれ計算する。
即ち、CPU10aは、式(15)と式(16)に応じ
て、式(7)乃至式(14)の結果を累積加算する。そ
して、ステップS26に進む。
数Eに対して、第i番目の画素の輝度誤差を2乗した値
を加算する。その結果、変数Eには各画素の輝度誤差を
2乗した値が累積加算されていくことになるので、最終
的には変数Eには全画素の輝度誤差の2乗和が格納され
ることになる。
数iの値を1だけインクリメントし、ステップS28に
進む。
数iの値が画素の総数である640×480と等しくな
ったか否かを判定する。その結果、変数iの値が640
×480と等しくない(NO)と判定した場合には、ス
テップS22に戻り、前述の場合と同様の処理を繰り返
す。また、変数iの値が640×480と等しい(YE
S)と判定した場合にはステップS29に進む。
列Aとベクトルbを含む方程式(A+λI)Δm=bを
解き、Δmを求める。ここで、λはtime-varying stabi
lizing parameterである。そして、ステップS30に進
み、現在のm(t)の値に対して、Δmを加算して、新た
なm(t+1)を生成し、ステップS31に進む。
テップS30において得られたm(t +1)を用いて、画像
全体の輝度誤差E’を算出する。そして、ステップS3
2に進み、E’がEよりも小さいか否かを判定する。即
ち、新たなm(t+1)により生成された画素全体の輝度誤
差E’が、前回の画素全体の輝度誤差Eよりも小さいか
否かを判定する。その結果、E’がEよりも小さい(Y
ES)と判定した場合には、ステップS36に進み、変
数tの値を1だけインクリメントし、ステップS20に
戻り、前述の場合と同様の処理を繰り返す。また、E’
がE以上である(NO)と判定した場合にはステップS
33に進む。
数jの値を1だけインクリメントし、ステップS34に
進む。ステップS34では、CPU10aは、変数jの
値が30であるか否かを判定する。その結果、変数jの
値が30である(YES)と判定した場合には元の処理
に復帰する。また、変数jの値が30ではない(NO)
と判定した場合には、ステップS35に進む。
数λの値を10倍して、ステップS29に戻り、前述の
場合と同様の処理を繰り返すことになる。
ることができる。
全体に対して処理を行う場合について説明したが、例え
ば、画像の一部の領域のみに対して前述の処理を行うこ
とも可能である。また、変換の結果、対象となるテキス
チャが画面からはみ出した場合には、処理の繰り返し回
数が全画素数よりも少ない回数に設定される。
列H0乃至H2を用いて、対象点までの距離を求める処理
について図11を参照して以下に説明する。
を測定するための処理の一例を説明するフローチャート
である。
において、CPU10aは、基準画像上の対象点n
b(画像上の対象点C)を入力する。
は、図9の処理において求めた射影変換行列H0乃至H2
を用いて、参照画像上の対応点nr0乃至nr2を算出す
る。そして、ステップS52に進む。
テップS51において求めたnr0とnr1とを直線で結ぶ
ことにより、エピポーララインを生成する。即ち、CP
U10aは、エピポーララインが通過する画素のアドレ
ス値を生成し、RAM10cに格納する。
準カメラ30から出力される画像をRAM10cに一旦
格納し、格納されている画像の点nbの近傍の画素群を
抽出する。
は、抽出した画素群をテンプレートとし、マッチ度の高
い点nrsをエピポーララインに沿って検索する。即ち、
CPU10aは、ステップS52において生成され、R
AM10cに格納されているエピポーララインに対応す
るアドレスに応じて、参照カメラ31から出力される画
像から画素群を読み出し、テンプレートと照合する。そ
して、最も近しい(誤差の少ない)画素群が存在する領
域の中心を点nrsとする。
テップS54で求めたnrsと、nr0乃至nr2、および、
Z0乃至Z2から、複比を用いて、nrsに対応する距離Z
sを算出する。即ち、CPU10aは、式(25)およ
び式(26)に対して、以上の処理により得られたnrs
と、nr0乃至nr2、および、Z0乃至Z2を代入し、点n
rsに対応する距離Zsを算出する。そして、処理を終了
する(エンド)。
離Zsを算出することができる。
ターンなどを必要としないため簡便な装置によりキャリ
ブレーションを行うことが可能となる。また、画像合わ
せ込みを行うため、各カメラの光軸が任意の方向を向い
ている場合や、各カメラの間に輻輳がある場合において
も、距離の計測が可能となる。
D,CD−ROMなどの情報記録媒体の他、インターネ
ット、ディジタル衛星などのネットワーク伝送媒体も含
まれる。
4に記載の画像処理方法、および、請求項5に記載の伝
送媒体によれば、撮像装置により撮像された画像のうち
の少なくとも1つを基準画像として入力し、撮像装置に
より入力された画像のうちの少なくとも1つを参照画像
として入力し、入力された参照画像を射影変換を用いて
変換し、変換された画像と、基準画像との対応関係を算
定し、算定結果に応じて対象点までの距離を算出するよ
うにしたので、キャリブレーションに必要な時間と手間
を短縮することが可能となる。
る。
象点Pが観察される様子を示す図である。
例を示す図である。
の画像と重ね合わされた様子を示す図である。
メラの画像面に観察される観察点nr0とnr1を示す図で
ある。
説明する図である。
を1つの平面上に表した図である。
直した場合の図である。
説明するフローチャートである。
細を説明するフローチャートである。
説明するフローチャートである。
および、エピポーララインの関係を示す図である。
10d IF(基準画像入力手段、参照画像入力手段)
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の撮像装置によって撮像された画像
に対して所定の画像処理を施す画像処理装置において、 前記撮像装置により撮像された画像のうちの少なくとも
1つを基準画像として入力する基準画像入力手段と、 前記撮像装置により入力された画像のうちの少なくとも
1つを参照画像として入力する参照画像入力手段と、 前記参照画像入力手段より入力された参照画像を、射影
変換を用いて変換する変換手段と、 前記変換手段によって得られた画像と、前記基準画像と
の対応関係を算定する算定手段と、 前記算定手段の算定結果に応じて、対象点までの距離を
算出する算出手段とを備えることを特徴とする画像処理
装置。 - 【請求項2】 前記変換手段は、変換後の画像と前記基
準画像の輝度誤差が最小となるように、前記参照画像を
変換することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
置。 - 【請求項3】 前記算出手段は、前記算定手段によって
算定された対応関係に応じて生成されたエピポーラライ
ンに基づいて、前記対象点までの距離を算出することを
特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 複数の撮像装置によって撮像された画像
に対して所定の画像処理を施す画像処理方法において、 前記撮像装置により撮像された画像のうちの少なくとも
1つを基準画像として入力する基準画像入力ステップ
と、 前記撮像装置により入力された画像のうちの少なくとも
1つを参照画像として入力する参照画像入力ステップ
と、 前記参照画像入力ステップより入力された参照画像を、
射影変換を用いて変換する変換ステップと、 前記変換ステップによって得られた画像と、前記基準画
像との対応関係を算定する算定ステップと、 前記算定ステップの算定結果に応じて、対象点までの距
離を算出する算出ステップとを備えることを特徴とする
画像処理方法。 - 【請求項5】 複数の撮像装置によって撮像された画像
に対して所定の画像処理を施す画像処理装置で使用され
るコンピュータプログラムを伝送する伝送媒体におい
て、 前記撮像装置により撮像された画像のうちの少なくとも
1つを基準画像として入力する基準画像入力ステップ
と、 前記撮像装置により入力された画像のうちの少なくとも
1つを参照画像として入力する参照画像入力ステップ
と、 前記参照画像入力ステップより入力された参照画像を、
射影変換を用いて変換する変換ステップと、 前記変換ステップによって得られた画像と、前記基準画
像との対応関係を算定する算定ステップと、 前記算定ステップの算定結果に応じて、対象点までの距
離を算出する算出ステップとを備えるコンピュータプロ
グラムを伝送する伝送媒体。 - 【請求項6】 請求項5に記載の伝送媒体から伝送を受
けたプログラムを記憶し、そのプログラムを用いて画像
を処理する画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20794897A JP4006657B2 (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 画像処理装置および画像処理方法 |
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---|---|---|---|
JP20794897A JP4006657B2 (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 画像処理装置および画像処理方法 |
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JPH1153548A true JPH1153548A (ja) | 1999-02-26 |
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