JPH11177876A - 振れ補正装置、撮像装置、カメラユニットおよびレンズユニット - Google Patents

振れ補正装置、撮像装置、カメラユニットおよびレンズユニット

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JPH11177876A
JPH11177876A JP9342760A JP34276097A JPH11177876A JP H11177876 A JPH11177876 A JP H11177876A JP 9342760 A JP9342760 A JP 9342760A JP 34276097 A JP34276097 A JP 34276097A JP H11177876 A JPH11177876 A JP H11177876A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ズーム動作時でも動きベクトルの誤検出を生
じることなく振れ補正を行えるようにして、補正性能の
向上を図る。 【解決手段】 動きベクトル抽出手段200で検出した
画像の動き量に基づいて振れ量による画像の動きを光学
的に補正する画像補正手段10を有する撮像装置におい
て、ズーム動作時に、動きベクトル抽出手段200の動
作を停止させる、あるいは上記動きベクトル抽出手段2
00への入力または出力を0とする制御を行うズーム制
御手段171を設けることにより、ズーム動作時には画
像の動き量に基づく光学補正系の制御を行わないように
して、ズーム動作中の動き量誤検出による光学補正系の
誤補正の影響を無くすことができるようにし、ズーム動
作中の誤動作を防止することができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振れ補正装置、お
よび該振れ補正装置を備えた撮像装置、更にはこの撮像
装置に用いられるカメラユニットおよびレンズユニット
に関し、特に、装置本体に着脱可能な焦点距離の変倍光
学系と、例えば手振れ等による撮像画の振れを光学的に
補正する振れ補正装置とを備え、撮像画による振れ検出
手段により得られた振れ情報に基づいて撮像画の振れを
補正する機能を有する撮像装置に用いて好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビデオカメラ等の撮像装置で
は、オートエクスポージャ(AE)やオートフォーカス
(AF)等の機能に見られるように、あらゆる点で自動
化および多機能化が図られ、良好な撮影が容易に行える
ようになっている。また、近年では、撮像装置の小型化
や光学系の高倍率化に伴い、装置の振れ等が撮影画像の
品位を低下させる大きな原因となっていることに着目
し、このような装置の振れ(手振れ)等により生じた撮
影画像の振れを補正する振れ補正機能が種々提案されて
いる。このような振れ補正機能を撮像装置に搭載するこ
とで、さらに良好な撮影が容易に行えるようになってい
る。
【0003】例えば、撮像素子の撮像面に被写体からの
光を結像することで撮影画像を得る撮像装置に設けられ
る振れ補正機能として、図6に示すような構成のものが
ある。図6において、1は角速度検出手段であり、例え
ば振動ジャイロ等の角速度センサから成る。この角速度
検出手段1は、カメラ等の振れ補正機能付き撮像装置本
体に取り付けられており、装置の振れを角速度として検
出する。
【0004】2はDCカットフィルタであり、角速度検
出手段1から出力される角速度信号の直流(DC)成分
を遮断して、交流成分すなわち振動成分のみを通過させ
る。このDCカットフィルタ2としては、所定の周波数
帯域以下の信号を遮断するハイパスフィルタ(以下、H
PFと示す)を用いても良い。3は増幅器(アンプ)で
あり、DCカットフィルタ2から出力された角速度信号
を適当な感度に増幅して出力する。
【0005】4はA/D変換器であり、増幅器3から出
力された角速度信号をアナログ信号からデジタル信号に
変換して出力する。5はハイパスフィルタ(HPF)で
あり、任意の周波数帯域でその特性を可変しえる機能を
有しており、A/D変換器4から出力されたデジタルの
角速度データに含まれる低周波成分を遮断して出力す
る。6は積分器であり、任意の周波数帯域でその特性を
可変しえる機能を有しており、HPF5から出力された
角速度データを積分して、その積分結果を角変位データ
として出力する。
【0006】7はパン・チルト判定回路であり、A/D
変換器4から出力された角速度データおよび積分器6か
ら出力された角変位データに基づいて、パンニング・チ
ルティングの判定を行って、角速度データおよび角変位
データのレベルにより以下に述べるようなパンニング制
御を行う。
【0007】すなわち、角速度データが所定のしきい値
以上、あるいは、角速度データが所定のしきい値より小
さくても当該角速度データの積分結果である角変位デー
タが所定のしきい値以上であるならば、パンニングある
いはチルティング状態であると判定し、パンニング制御
を行う。このパンニング制御では、まず、HPF5の低
域カットオフ周波数を高域側に変移させることにより、
低域の周波数に対して画像補正手段10の振れ補正系が
応答しないように特性を変更する。次に、積分器6の積
分特性の時定数を値が小さくなる方向に変移させること
により、画像補正手段10の振れ補正位置を移動範囲中
心へと徐々にセンタリングさせる。これにより、積分器
6に蓄積された角変位データの値を基準値(振れを検出
していない状態においてとり得る値)に徐々に近づけて
いく。
【0008】このようなパンニング制御を行っている間
も角速度データおよび角変位データの検出は行われてお
り、パンニング・チルティングが終了した場合(すなわ
ち、角速度データおよび角変位データのそれぞれが所定
のしきい値より小さい場合)には、HPF5の低域カッ
トオフ周波数を低域側に変移させるとともに、積分器6
での積分演算に用いる時定数の値を大きくなる方向に変
移させることにより振れ補正範囲を拡張する動作を行
う。これにより、HPF5の低域カットオフ周波数およ
び積分器6の時定数の値がそれぞれ元の状態に戻され、
パンニング制御から抜けることになる。
【0009】8はD/A変換器であり、積分器6から出
力された角変位データをデジタル信号からアナログ信号
に変換して出力する。上記A/D変換器4、HPF5、
積分器6、パン・チルト判定回路7およびD/A変換器
8は、例えばマイクロコンピュータ(マイコン)COM
によって構成される。
【0010】9は駆動回路であり、D/A変換器8から
出力されたアナログの角変位信号に基づいて、後段の画
像補正手段10を振れを抑制するように駆動する。画像
補正手段10は、例えば、光学的光軸を変移させて振れ
を相殺する光学的補正手段が用いられる。この光学的補
正手段は、例えば可変頂角プリズムを用いた光学的振れ
補正系を有し、駆動回路9からの駆動に従って、可変頂
角プリズムの頂角を変えて撮像面への入射光の光軸を変
移させることにより、撮影画像に生じる振れを光学的に
補正する。
【0011】図7は、図6に示した画像補正手段10の
一例を示す図である。図7の例は、特に可変頂角プリズ
ム100を用いるとともに、その駆動系としてボイス・
コイル型のアクチュエータ110を用い、可変頂角プリ
ズム100の頂角変位をエンコーダ120で検出する。
そして、その検出結果を駆動系のアクチュエータ110
にフィードバックすることにより可変頂角プリズム10
0の駆動量を制御するようになされた閉ループを構成す
る制御系としたものである。
【0012】まず、可変頂角プリズム100について詳
しく述べる。図7に示す可変頂角プリズム100の構成
において、101及び101’は互いに対向して配置さ
れた平面ガラス、102は透明な高屈折率(屈折率n)
の弾性体または不活性液体からなる高屈折体、103は
高屈折体102を外周より樹脂フィルム等にて弾力的に
封止するための封止材である。高屈折体102を封止し
た封止材103は、平面ガラス101及び101’に挟
持されている。なお、104は一方の平面ガラス101
に直角に入射し、高屈折体102および他方の平面ガラ
ス101’を透過した光の光路を示したものである。
【0013】図7(a)は、一対の平面ガラス101及
び101’が平行に保持されている状態を示したもので
ある。この状態の場合、光路104は、一方の平面ガラ
ス101に直角に入射し、高屈折体102を通り、他方
の平面ガラス101’より直角に射出する。
【0014】一方、図7(b)は、ボイス・コイル型の
アクチュエータ110により、他方の平面ガラス10
1’が傾けられた状態を示したものである。これは、光
学的光軸を変移させた状態にあたる。この状態では、一
対の平面ガラス101及び101’と高屈折体102と
で光学的なプリズムが形成される。したがって、一方の
平面ガラス101に直角に入射した光は、他方の平面ガ
ラス101’から射出されるときに、図7(a)に示し
た平行な状態での光路104に対して、光路104’の
ようにその光路が変化する。
【0015】図7(b)において、可変頂角プリズム1
00の他方の平面ガラス101’を一方の平面ガラス1
01対して角度σだけ回動させたときの入射光束10
4’の通過状態を更に説明すると、以下の通りである。
すなわち、一方の平面ガラス101に直角に入射してき
た光束104’は、模形プリズムと同様の原理により、
角度φ=(n−l)σだけ偏向されて出射する。つま
り、入射光束104’の光軸は、角度φ分だけ偏心(偏
向)される。なお、ここでの屈折率nは、ガラスの屈折
率に近いものとする。
【0016】さらに、このような可変頂角プリズム10
0を用いた場合の光軸の補正について図8を用いて説明
する。図8において、101’−Aは上記他方の平面ガ
ラス101’が一方の平面ガラス101と平行な状態
(図7(a)の状態)、101’−Bは上記他方の平面
ガラス101’が一方の平面ガラス101に対して傾き
を生じた状態(図7(b)の状態)を示している。ま
た、150は撮像光学系、161は結像した光信号を光
電変換して電気信号として出力するCCD等の撮像素
子、162は撮像素子161から出力された電気信号
を、例えばNTSC等のビデオ信号に変換する信号処理
回路、163はビデオ信号を記録する記録装置である。
【0017】図8に示すように、他方の平面ガラス10
1’が一方の平面ガラス101と平行にある状態(状態
101’−A)の場合、光路104は、撮像光学系15
0を介して撮像素子161の結像面上に直線的に結ばれ
る。一方、他方の平面ガラス101’が一方の平面ガラ
ス101に対して傾きを生じている状態(状態101’
−B)の場合は、一対の平面ガラス101及び101’
で形成される頂角が変えられることで、光路104’の
ように光路が変化させられる。変化した光路104’
は、撮像光学系150を介して、状態101’−Aの場
合と同じ撮像素子161の結像面上に結ばれる。このよ
うにして、撮像装置の振れ等により生じる被写体の移動
(光路のずれ)を光学的に補正することが可能となる。
【0018】次に、再び図7に戻ってアクチュエータ1
10について説明する。図7に示すアクチュエータ11
0の構成において、111はヨーク、112はマグネッ
ト、113はコイル、114は駆動トルクを伝達するア
ームであり、これらの要素によって、コイル113に電
流を流すことで可変頂角プリズム100の頂角を可変し
得るボイス・コイル型のアクチュエータが構成されてい
る。
【0019】また、可変頂角プリズム100の傾き(頂
角の変位、すなわち角変位)を検出するための角変位エ
ンコーダ120の構成において、121は可変頂角プリ
ズム100の角変位検出用のスリットであり、可変頂角
プリズム100の他方の平面ガラス101’と共にアク
チュエータ110のアーム114を通じて回動し、その
位置が変位するようになっている。122はスリット1
21の位置を検出する発光ダイオード、123はPSD
(Position Sensing Detector )であり、発光ダイオー
ド122と共にスリット121の位置を検出する。これ
により、可変頂角プリズム100の頂角の変位が検出さ
れる。
【0020】次に、可変頂角プリズム100を駆動制御
する制御回路の基本的な構成および動作について、図9
のブロック図を用いて説明する。図9において、131
はアンプ、132はアンプ131の出力に基づいてアク
チュエータ110を駆動する駆動回路、133は加算器
であり、図6のマイクロコンピュータCOMから出力さ
れる振れ補正用の制御信号(角変位信号)134と、角
変位エンコーダ120から出力される角変位信号135
とを互いに逆極性で加算し、加算結果をアンプ131に
出力する。
【0021】このような構成で成る制御系は、マイクロ
コンピュータCOMから出力される振れ補正用の制御信
号134と、角変位エンコーダ120から出力される角
変位信号135とが等しくなるように動作する。その結
果として、制御信号134がエンコーダ120の出力1
35と一致するように可変頂角プリズム100が駆動さ
れる。これにより、マイコンCOMで指示された位置
(頂角)に可変頂角プリズム100が制御されるもので
ある。
【0022】なお、上記図7においては説明の便宜上図
示しなかったが、上述した可変頂角プリズム100の駆
動方向と直角の方向に、同様の機能を有する駆動回路、
エンコーダおよび制御回路が存在し、光軸に対して上下
左右の補正を可能にするものである。
【0023】以上のように、図6に示す構成で成る振れ
補正装置は、振動ジャイロ等の角速度検出手段1からの
情報をもとに装置の振れを検出し、その検出結果を信号
処理して振れ補正信号を求め、当該振れ補正信号に基づ
いて、画像補正手段10によって手振れ等による撮影画
像の振れを光学的に補正するようになされている。
【0024】また、近年においては、撮像装置の小型化
を背景として、上述の角速度センサを用いる代わりに、
画像情報をもとに動きベクトルを検出する画像ベクトル
検出手段を用いて装置の振れを検出する撮像装置が提案
されている。この画像ベクトル検出手段は、例えばIC
チップに納めることが可能であるため、装置の小型化が
容易に行える。図6に示した従来技術においても、角速
度センサの代わりに画像ベクトル検出手段を用いた構成
とすることは可能である。
【0025】また、上記角速度センサと画像ベクトル検
出手段とを併用したシステムの検討も行われている。す
なわち、実際の撮像装置の振れと角速度センサにより検
出される振れとの間に誤差があると、振れの補正にも誤
差が生じてしまう。ここで言う撮影画像の補正誤差と
は、撮像装置の振れ量に対する光学的振れ補正系の補正
残りあるいは補正過多のことである。
【0026】ここで、撮像装置の光学系(レンズ等)の
焦点距離が長くなって像の拡大倍率が大きくなる(望遠
側になる)につれて、撮影画像上での補正誤差量は増加
し、撮影画像の品位を損ねる原因となってしまう。そこ
で、この補正誤差を軽減する目的で画像ベクトル検出手
段を用い、画像ベクトル検出手段によって補正誤差を検
出し、その検出結果を補正信号として光学的補正手段に
て用いることにより、補正誤差を軽減する。
【0027】なお、このような振れ補正機能を有する撮
像装置(例えばビデオカメラ)の分野においても、撮影
領域を可変とするために銀塩カメラと同様の交換レンズ
方式のビデオカメラが提案されている。交換レンズシス
テムでは、高倍率のレンズやエクステンダー等の装置が
カメラ本体と着脱可能であるため、高倍率レンズを組み
合わせることが容易であり、上述の補正誤差がカメラ・
レンズ一体型の撮像装置に比べて大きくなる。よって、
画像ベクトル検出手段によって補正誤差を検出し、その
検出結果をもとに光学的補正手段にて補正誤差を軽減す
る手段への要求はより強いものとなる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光学的
振れ補正手段を備えレンズ交換が可能な撮像装置におい
て、その振れ検出手段として上述の画像ベクトル検出手
段を用いると、変倍光学系(ズーム光学系)による像の
変倍時に以下のような問題が生じてしまう。すなわち、
交換レンズ方式のビデオカメラ等の撮像装置では、撮像
光学系の光学中心と撮像素子の中心とでずれが生じる場
合があり、このようなずれがある状態でズームを行う
と、撮像素子の中心からずれた位置を中心として像の変
倍が起こってしまうこととなる。この中心がずれた状態
の変倍は、不要なベクトルの誤検出につながってしま
い、正しい振れ補正が行えない。
【0029】この撮像光学系と撮像素子の中心ずれによ
る影響を、図10を参照して具体的に説明する。図10
(A)は、光学中心と撮像素子の中心とが一致している
状態で、焦点距離が大きくなる方向(テレ側)に変倍光
学系を移動させたときに検出される動きベクトルを図式
的に示したものである。図10(A)において、601
は撮像素子面の撮像エリアを示しており、602の矢印
群は各ポイントにおける像の移動方向および移動距離
(動きベクトル)を示している。603は光学中心であ
り、すなわち撮像素子の中心でもある。
【0030】図10(B)は、図10(A)と同じく光
学中心と撮像素子の中心とが一致している状態で、焦点
距離が小さくなる方向(ワイド側)に変倍光学系を移動
させたときに検出される動きベクトルを図式的に示した
ものである。図10(B)において、612の矢印群も
各ポイントにおける像の動きベクトルを示している。光
学中心と撮像素子の中心とが一致している場合、光学中
心603を対称として向かい合う位置に互いに逆向きで
同じスカラ量を持つ動きベクトルが必ず存在するため、
図10(A)に示す各動きベクトル602の総和、およ
び図10(B)に示す各動きベクトル612の総和は何
れも0となる。
【0031】図10(C)は、図10(A)と同様に焦
点距離が大きくなる方向(テレ側)に変倍光学系を移動
させたときに検出される動きベクトルを図式的に示した
ものであるが、光学中心603と撮像素子の中心604
とがずれており、動きベクトル622の拡散方向が光学
中心603となっている。そのため、各ポイントの動き
ベクトル622の総和は0とならず、動きベクトルを検
出する画像の入力手段である撮像素子の中心604を基
準にすると矢印605のようになる。これは、光学中心
603と撮像素子の中心604とがずれている状態でテ
レ側にズーミングを行った場合に、ズーム前の撮像素子
の中心604が光学中心603に対して徐々に離れてい
くことからも容易に確認できる。
【0032】また、図10(D)は、図10(B)と同
様に焦点距離が小さくなる方向(ワイド側)に変倍光学
系を移動させたときに検出される動きベクトルを図式的
に示したものであるが、光学中心603と撮像素子の中
心604とがずれている。そのため、各ポイントの動き
ベクトル632の総和は0とならず、図10(C)の場
合とは反対のベクトル量(矢印615)が検出されてし
まう。よって、図10(C)および(D)のように光学
中心603と撮像素子の中心604とが異なるズームレ
ンズにおいては、ズーム動作を行うと動きベクトルの誤
検出を生じてしまうこととなる。
【0033】この光学中心603と撮像素子の中心60
4とのずれは、特にレンズ交換が可能な撮像装置につい
ては管理が難しく、画像ベクトル検出手段に影響のない
レベルとすることは容易でない。
【0034】本発明は、上記のような実情に鑑みて成さ
れたものであり、特に装置本体に着脱可能な焦点距離の
変倍光学系と、撮像画による振れ検出手段により得られ
た振れ情報に基づいて撮影画像の振れを光学的に補正す
る振れ補正手段とを備えた撮像装置において、ズーム動
作時でも動きベクトルの誤検出を生じることなく振れ補
正を行えるようにして、補正性能の向上を図った振れ補
正装置、該振れ補正装置を備えた撮像装置を提供するこ
とを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、カ
メラユニットと該カメラユニットに着脱可能なレンズユ
ニットとから成る撮像装置であって、上記カメラユニッ
トは、連続する複数の撮像画から画像の動き量を検出す
る第1の動き検出手段と、上記第1の動き検出手段によ
り得られた動き量を所定のタイミングで上記レンズユニ
ットに転送する第1の通信手段と、上記第1の動き検出
手段を制御する制御手段とを備え、上記レンズユニット
は、レンズの倍率を連続的に可変する変倍光学系と、上
記第1の通信手段との間でデータ転送を行う第2の通信
手段と、上記第2の通信手段で受信した上記画像の動き
量を加味して振れ量による画像の動きを光学的に補正す
る振れ補正手段とを備え、上記カメラユニットの制御手
段は、変倍動作時に、上記第1の動き検出手段の動作を
停止させる、あるいは上記第1の動き検出手段への入力
または出力を0とする、あるいは上記第1の動き検出手
段の出力を無視する制御を行うことを特徴とする。
【0036】本発明の他の態様では、上記レンズユニッ
トは更に、装置の振れ量を検出する第2の動き検出手段
と、上記第1の動き検出手段で検出された上記画像の動
き量と、上記第2の動き検出手段で検出された上記装置
の振れ量とを所定の演算により処理し、1つの振れ情報
とする演算手段とを備え、上記演算手段により求められ
た振れ情報に基づいて上記振れ補正手段が画像の動きを
光学的に補正することを特徴とする。
【0037】本発明のその他の態様では、上記制御手段
は、単位時間当りの変倍量が所定量以上の変倍時に、上
記第1の動き検出手段の動作を停止させる、あるいは上
記第1の動き検出手段への入力または出力を0とする制
御を行うことを特徴とする。
【0038】本発明のその他の態様では、上記レンズユ
ニットは更に、上記変倍光学系の光学的な光軸の誤差量
をあらかじめ記憶して成る第1の記憶手段を備え、上記
カメラユニットは更に、光軸中心に対する撮像素子の取
り付け誤差量をあらかじめ記憶して成る第2の記憶手段
と、上記第1、第2の記憶手段の各々の誤差量に基づ
き、変倍時において上記第1の動き検出手段の動作を制
御するための上記単位時間当りの変倍量に対するしきい
値を決定するしきい値決定手段とを備えたことを特徴と
する。
【0039】本発明のその他の態様では、レンズの倍率
を連続的に可変する変倍光学系と、連続する複数の撮像
画から画像の動き量を検出する第1の動き検出手段と、
上記第1の動き検出手段により得られた画像の動き量を
加味して振れ量による画像の動きを光学的に補正する振
れ補正手段と、上記変倍光学系を利用した変倍動作時
に、上記第1の動き検出手段の動作を停止させる、ある
いは上記第1の動き検出手段への入力または出力を0と
する、あるいは上記第1の動き検出手段の出力を無視す
る制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0040】本発明のその他の態様では、装置の振れ量
を検出する第2の動き検出手段と、上記第1の動き検出
手段で検出された上記画像の動き量と、上記第2の動き
検出手段で検出された上記装置の振れ量とを所定の演算
により処理し、1つの振れ情報とする演算手段とを更に
備え、上記演算手段により求められた振れ情報に基づい
て上記振れ補正手段が画像の動きを光学的に補正するこ
とを特徴とする。
【0041】以上の構成において、上記振れ補正手段
は、撮像光学系に直角に配置された頂角の傾きが可変の
プリズムを備えるものであっても良い。また、上記振れ
補正手段は、撮像光学系の光軸に直角方向に移動可能な
一群のレンズを備えるものであっても良い。
【0042】また、本発明の振れ補正装置は、連続する
複数の撮像画から画像の動き量を検出する第1の動き検
出手段と、上記第1の動き検出手段により得られた画像
の動き量を加味して振れ量による画像の動きを光学的に
補正する振れ補正手段と、レンズの倍率を連続的に可変
する変倍光学系を利用した変倍動作時に、上記第1の動
き検出手段の動作を停止させる、あるいは上記第1の動
き検出手段への入力または出力を0とする制御を行う制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0043】また、本発明のカメラユニットは、請求項
1に記載の撮像装置に用いられるものである。また、本
発明のレンズユニットは、請求項1に記載の撮像装置に
用いられるものである。
【0044】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、
本発明に係る撮像装置を適用した一実施形態を示すもの
であり、本発明に係る振れ補正装置は、この図1に示す
ような撮像装置に適用される。
【0045】図1に示す撮像装置の構成において、図6
〜図9に示したブロックと同じブロックには同一の符号
を付している。従来例を示す図6〜図9と異なるのは、
レンズユニットLUにズーム機構である変倍光学系15
1と、該変倍光学系151を駆動するためのアクチュエ
ータ300およびズーム駆動回路310とを設けたこ
と、さらに、カメラユニットCUおよびレンズユニット
LUの接合部に波線で示す領域で分離できる構造をとっ
ていることである。また、カメラユニットCU側のズー
ム制御手段171によって行われる制御も本発明固有の
ものである。
【0046】上記ズーム機構は、具体的には、カメラユ
ニットCUに備えられているズームスイッチ172の操
作により、ズーム指示信号をズーム制御手段171、C
U通信手段191およびLU通信手段192を介してズ
ーム駆動回路310に供給して、このズーム指示信号に
基づいてアクチュエータ300により変倍光学系151
を移動させるものである。ズームスイッチ172は多段
スイッチから成り、ズームの方向および速度を使用者が
任意にセットできる構成となっている。
【0047】また、上記カメラユニットCUとレンズユ
ニットLUとの分離構造は、具体的には、現在ある一眼
レフカメラやビデオカメラ等で用いられているバヨネッ
トマウントと呼ばれる結合方式による構造などである。
181,182はそれぞれカメラユニットCUおよびレ
ンズユニットLUに備えられた電気的な接点を示し、上
記バヨネットマウントで両ユニットが結合されると、電
気的に結線される構造となっている。
【0048】また、図1に示す本実施形態の撮像装置で
は、CCD等の撮像素子161よりカメラ信号処理回路
164を介して得られる画像信号から撮像画の動きベク
トルを抽出する画像の動きベクトル抽出手段200をカ
メラユニットCU内に備えている。さらに、この動きベ
クトル抽出手段200を用いて、振動ジャイロ等の角速
度検出手段1による手振れ補正のエラー(補正残りや補
正過多)を撮像面上の動きベクトル量として正規化し、
それを手振れ補正の補助情報として、CU通信手段19
1およびLU通信手段192を介してカメラユニットC
UからレンズユニットLUに所定のタイミングで転送す
る手段を備える。また、レンズユニットLUにおいて
は、カメラユニットCUから転送されてきた補助情報に
て上記可変頂角プリズム100を駆動するために、上記
補助情報と、上記角速度検出手段1による手振れ補正の
ために増幅器3から出力された角速度信号とを加算器1
36にて加算する構成を備えている。
【0049】ここで、カメラユニットCU内に備えられ
る動きベクトル抽出手段200について詳しく説明す
る。この動きベクトル抽出手段200は、カメラ信号処
理回路164から出力される画像信号に含まれる輝度信
号をもとに、画像の動きベクトルを検出する。現在、画
像の符号化装置や画像振れ検出装置に必要な動きベクト
ル検出法として、相関法やブロックマッチング法等があ
るが、本実施形態では、その一例として、ブロックマッ
チング法を動きベクトル抽出手段200に採用するもの
とする。
【0050】ブロックマッチング法とは、入力画像信号
を複数の適当な大きさのブロック(例えば、8画素×8
ライン)に分割し、ブロック単位に前のフィールド(ま
たはフレーム)の一定範囲の画素との差を計算し、この
差の絶対値の和が最小となる前のフィールド(またはフ
レーム)のブロックを検索する。そして、当該検索した
ブロックの相対的なずれをそのブロックの動きベクトル
として検出する方法である。なお、ブロックマッチング
法でのマッチング演算については、尾上守男氏等による
“情報処理Vol.17 No.7 p634〜640 July 1976 ”等で詳
しく論じられているため、その詳細な説明は省略する。
【0051】以下に、ブロックマッチング法を用いた場
合の動きベクトルの検出法の一例を図2を用いて説明す
る。図2は、上記動きベクトル抽出手段200のプロセ
スを説明するための概略ブロック図である。図2に示す
動きベクトル抽出手段200において、カメラ信号処理
回路164から出力された画像信号、すなわち動きベク
トルの検出対象となる画像信号は、フィールド(または
フレーム)単位の空間周波数フィルタ211にそれぞれ
供給される。フィルタ211は、画像信号の高空間周波
数成分等を除去する目的を持つものであり、供給された
画像信号から、動きベクトル検出に有用な空間周波数成
分を抽出して出力する。
【0052】2値化手段212は、フィルタ211から
出力された画像信号を所定のレベルを境に2値化する。
2値化された画像信号は、相関演算手段213および1
フィールド期間遅延手段として機能する記憶手段216
にそれぞれ供給される。記憶手段216は、2値化手段
212からの画像信号を1フィールド期間遅延して相関
演算手段213に供給する。したがって、相関演算手段
213には、2値化手段212からの画像信号(現フィ
ールドの画像信号)と、記憶手段216からの画像信号
(前フィールドの画像信号)とが供給されることにな
る。
【0053】相関演算手段213は、上述したブロック
マッチング法に従って、ブロック単位に現フィールドと
前フィールドとの相関演算を行い、その演算結果(相関
値)を次段の動きベクトル検出手段214に供給する。
動きベクトル検出手段214は、相関演算手段213よ
り供給された相関値からブロック単位の動きベクトルを
検出する。すなわち、相関値が最小となる前フィールド
のブロックを探索し、その相対的なずれを動きベクトル
として検出する。
【0054】検出されたブロック単位の動きベクトル
は、動きベクトル決定手段215に供給される。動きベ
クトル決定手段215は、上記ブロック単位の動きベク
トルから画像全体の動きベクトルを決定する。例えば、
上記ブロック単位の動きベクトルの中央値または平均値
を全体の動きベクトルとして決定する。この動きベクト
ル決定手段215で決定された動きベクトルは、CU通
信手段191を介してカメラユニットCUからレンズユ
ニットLUに転送される。
【0055】上述のような構成により、動きベクトル抽
出手段200では、画素単位での垂直方向および水平方
向それぞれの移動量(=動きベクトル)が求められる。
この動きベクトルは、連続した撮像画の単位時間当たり
の移動量、すなわち撮影画像の手振れ補正の補正残りま
たは補正過多を示すものであり、連続した撮像画の移動
量に比例した値をとるものである。すなわち、上記角速
度検出手段1により検出された補正量の誤差がない場合
は撮像画上の動きベクトルは検出されず、振れ補正の補
助情報も“0”となる。
【0056】上記の手法で求められた動きベクトル情報
は、CU通信手段191およびLU通信手段192を介
して、例えばビデオ信号の垂直同期信号に同期したタイ
ミングでカメラユニットCUからレンズユニットLUに
転送される。この通信手段は、シリアル通信などの電気
的なデータ伝達手段を備える構成のもの(例えば、ビデ
オカメラの交換レンズフォーマットであるVLフォーマ
ット)であれば良い。このような構成は、カメラユニッ
トCUおよびレンズユニットLUの各々に1チップマイ
コンを利用したものが一般的であり、情報伝達項目の1
つとして、先に述べたズームスイッチ情報(ズーム指示
情報)や、振れ補正情報(補助情報)を伝達するもので
ある。
【0057】次に、カメラユニットCUからレンズユニ
ットLUへのデータ転送の動作を、図3のフローチャー
トに従って詳しく説明する。図3のフローチャートで
は、特にカメラユニットCUからレンズユニットLUに
動きベクトル情報を振れ補正の補助情報として転送する
ことのみを主眼において説明するが、実際には他のオー
トフォーカス情報やオートエクスポージャ情報等を同時
に転送することも可能である。
【0058】図3(a)に示すカメラユニットCU側の
動作において、まずステップS1においてデータ転送の
動作が開始する。次に、ステップS2では、動きベクト
ル情報の抽出演算が終了したかどうかを確認する。そし
て、動きベクトル情報の抽出演算が終了したら、ステッ
プS3へと進む。ステップS3では、レンズユニットL
Uとの通信データ(振れ補正の補助情報としての動きベ
クトル情報等)をCU通信手段191にセットする。こ
のとき、ズームスイッチ172の情報もセットする。
【0059】次に、ステップS4では、カメラの垂直同
期信号(V信号)が発生したかどうかを確認し、同期信
号が発生したならばステップS5へと進む。ステップS
5では、V同期を確認してレンズユニットLUへのデー
タ通信を開始する。すなわち、通信データをCU通信手
段191からレンズユニットLUに向けて転送する。そ
して、ステップS6でデータ転送の処理を終了する。な
お、以上の動作は、所定のタイミングで繰り返し実行さ
れる。
【0060】また、図3(b)に示すレンズユニットL
U側の動作において、まずステップS11においてデー
タ転送の動作が開始する。次に、ステップS12では、
カメラユニットCUより通信開始の信号が発生したかど
うかを確認する。そして、通信開始の信号が発生したの
ならば、ステップS13へと進む。
【0061】ステップS13では、カメラユニットCU
との間でデータの通信を開始する。すなわち、カメラユ
ニットCUから転送されたデータをLU通信手段192
にて受信する。このとき、LU通信手段192では、受
信した通信データ中からズーム指示情報と動きベクトル
情報とを抽出する。
【0062】次に、ステップS14では、カメラユニッ
トCUから通信されLU通信手段192で受信したデー
タ中に含まれる動きベクトル情報、すなわち振れ補正の
補助情報を加算器136に供給し、この補助情報と、増
幅器3から出力された角速度信号とを加算器136にて
加算する。そして、ステップS15でデータ転送の処理
を終了する。なお、以上の動作も所定のタイミングで繰
り返し実行される。
【0063】以上のようなフローにより、カメラユニッ
トCUからレンズユニットLUへと動きベクトル情報が
転送される。転送された動きベクトル情報は、振れ補正
の補助情報として上記加算器136に供給され、角速度
検出手段1にて検出されてDCカットフィルタ2および
増幅器3を通過した角速度信号に加算される。この加算
結果は、マイコン(COM)137に供給されて所定の
信号処理が施され、振れ補正用の制御信号134’を得
る。
【0064】マイコン137は、図6に示したのと同様
に、A/D変換器4、HPF5、積分器6、パン・チル
ト判定回路7およびD/A変換器8から構成され、図4
のフローチャートに示すように動作する。すなわち、図
4のステップS21においてパンニング判定の動作が開
始すると、まずステップS22で、A/D変換器4によ
り、加算器136より出力されたアナログの角速度信号
(増幅器3より出力されたアナログの角速度信号に対し
て、カメラユニットCUからレンズユニットLUに転送
されてきた動きベクトル情報が加算されたもの)が、マ
イコン137内で扱えるデジタル値(角速度データ)に
変換される。
【0065】ステップS23では、HPF5により、A
/D変換器4より出力された角速度データに対して、前
回用意されたカットオフ周波数(fc)の値を用いたハ
イパスフィルタ演算が行われる。次に、ステップS24
では、積分器6により、HPF5から出力された角速度
データに対して、前回用意された時定数の値を用いた積
分演算が行われることにより、角変位データを得る。ス
テップS25では、この積分器6から出力された角変位
データがD/A変換器8によりアナログ量に変換され、
マイコン137より出力される。
【0066】ステップS26では、パン・チルト判定回
路7により、A/D変換器4より出力された角速度デー
タが所定のしきい値以上であるか否かを判断する。そし
て、角速度データが所定のしきい値以上であればステッ
プS28に進み、そうでなければステップS27に進
む。ステップS27では、パン・チルト判定回路7によ
り、積分器6より出力された角変位データが所定のしき
い値以上であるか否かを判断する。そして、角変位デー
タが所定のしきい値以上であればステップS28に進
み、そうでなければステップS30に進む。
【0067】つまり、上記ステップS22にてA/D変
換された角速度データが所定のしきい値以上、あるい
は、当該角速度データが所定のしきい値に満たなくても
当該角速度データを上記ステップS24にて積分した結
果である角変位データが所定のしきい値以上であるなら
ば、パンニング・チルティング状態であると判断し、ス
テップS28へと進む。一方、角速度データとその積分
値である角変位データとが共に所定のしきい値に満たな
い場合は、通常の制御状態あるいはパンニング・チルテ
ィングの終了状態であると判断し、ステップS30へと
進む。
【0068】ステップS28では、パン・チルト判定回
路7は、HPF5での演算に用いるカットオフ周波数の
値を現在の値より所定値だけ高くし、低周波信号の減衰
率を現在のそれより大きくする。また、次のステップS
29では、パン・チルト判定回路7は、積分器6での演
算に用いる時定数の値を現在の値より所定値だけ小さく
し、角変位データが基準値に近づくようにする。そし
て、これらのステップS28およびステップS29の
後、ステップS32で本処理終了となる。
【0069】一方、ステップS30では、パン・チルト
判定回路7は、HPF5での演算に用いるカットオフ周
波数の値を現在の値より所定値だけ低くし、低周波信号
の減衰率を現在のそれより小さくする。また、次のステ
ップS31では、パン・チルト判定回路7は、積分器6
での演算に用いる時定数の値を現在の値より所定値だけ
大きくし、積分効果を上げるようにする。そして、これ
らのステップS30およびステップS31の後、ステッ
プS32で本処理終了となる。なお、以上の動作は、所
定のタイミングで繰り返し実行される。
【0070】上述のように、マイコン137において
は、増幅器3からの角速度信号にLU通信手段192か
らの動きベクトル情報を加算した結果をA/D変換した
角速度データ、およびその積分出力である角変位データ
に基づいて、パンニング・チルティング状態であるかど
うかを判定し、その判定結果に応じてマイコン137内
のHPF5の低域カットオフ周波数や積分器6の積分特
性の時定数を制御する。つまり、積分器6に蓄積された
値が、振れのない状態でとり得る基準値に近づくように
制御することにより、画像補正手段10での補正位置を
序々に移動範囲中心へとセンタリングさせるようにす
る。このときマイコン137内のD/A変換器8から出
力される信号が、振れ補正用の制御信号134’であ
る。
【0071】このようにしてマイコン137より出力さ
れた振れ補正用の制御信号134’は、角変位エンコー
ダ120からの出力信号135と加算器133にて加算
される。つまり、現在の可変頂角プリズム100の頂角
の変位は、エンコーダ120により検出されて駆動系に
フィードバックされており、このフィードバックされた
角変位データ135と、マイコン137より出力された
振れ補正用の制御信号134’とが加算器133にて加
算される。この加算器133の加算結果は、増幅器13
1を介して駆動回路132に供給される。
【0072】このような閉ループを構成する本実施形態
の制御系も、図9に示した従来例と同様に、マイコン1
37より出力された振れ補正用の制御信号134’と、
角変位エンコーダ120で検出された可変頂角プリズム
100の角変位信号135とが等しくなるように動作す
る。この結果、マイコン137が出力する制御信号13
4’が角変位エンコーダ120の出力信号135と一致
するように、可変頂角プリズム100が駆動されること
になる。これにより、マイコン137で指示された位置
(頂角)と画像ベクトルによる補正量との加算量に可変
頂角プリズム100が制御される。
【0073】本実施形態において、ズームスイッチ17
2を操作すると、先に述べたように変倍光学系151が
動作すると同時に、ズームスイッチ情報はズーム制御手
段171を介して動きベクトル抽出手段200に送ら
れ、動きベクトル抽出手段200での抽出動作を停止、
あるいは入力または出力を“0”とすることによって動
きベクトルの抽出動作を停止させる。これにより、ズー
ム動作が行われたときには、通常は動作していた動きベ
クトル抽出手段200より得られる動きベクトル情報に
基づく光学補正系の制御が行われなくなる。したがっ
て、先に述べたズーム動作中のベクトル誤検出による光
学補正系の誤補正の影響を無くすことができる。
【0074】また、先に述べたズーム動作中のベクトル
誤検出による光学補正系の誤補正については、特にズー
ム速度(変倍光学系151の単位時間当りの移動量)が
大きいほど顕著に影響を与えるため、例えばズームスイ
ッチ172によるズーム速度の選択が所定レベルより大
きい(ズーム速度が速い)場合にのみ、画像信号からの
動きベクトルの抽出を禁止し、所定レベルより小さい
(ズーム速度が遅い)場合には通常通りに動作を行うよ
うにしても良い。
【0075】なお、本実施形態においては、角速度検出
手段1である振動ジャイロの角速度検出軸と画像ベクト
ル検出軸との関係は必ず直交となる方向に配置されてい
るものとし、加算器133による加算についても、上記
各々の検出方向のみの加算を行うものであるとする。ま
た、本実施形態においても不図示であるが、上記従来例
と同様に本実施形態にて説明されている補正軸および光
軸にそれぞれ直交する方向に同様の機能を配置し、光軸
に対して上下左右の補正を可能にするものである。
【0076】(第2の実施形態)次に、本発明に係る振
れ補正装置およびこれを適用した撮像装置の第2の実施
形態について説明する。図5は、第2の実施形態による
撮像装置の構成を示すブロック図である。図5におい
て、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一
の機能を有するものであるので、これについての詳細な
説明は省略する。図5に示す第2の実施形態において、
図1に示す第1の実施形態と特に異なるところは、カメ
ラユニットCU側に撮像素子161の取り付け位置の誤
差データをあらかじめ記憶して成るCCD変位データ記
憶部173を設けたことと、レンズユニットLU側に変
倍光学系151の取り付け位置の誤差データをあらかじ
め記憶して成るレンズ変位データ記憶部174を設けた
ことである。
【0077】CCD変位データ記憶部173およびレン
ズ変位データ記憶部174はそれぞれ、波線で示すマウ
ント接合面に対する撮像素子161の中心位置および光
軸中心の機械的なずれ量の値を正規化して固定値として
備えているデータ格納手段である。これらに格納されて
いるデータは、CU通信手段191およびLU通信手段
192によりズーム制御手段171に転送され、上記第
1の実施形態で示したズーム速度によるベクトル抽出の
可否を判定するためのしきい値を定めるものである。
【0078】ここで、マウント接合面に対する撮像素子
161の中心データと、マウント接合面に対するレンズ
の光軸中心データとから、ズーム速度による動きベクト
ル抽出の可否の判断をどのように行うのかを、以下に簡
単に説明する。例えば、マウント接合面に対する撮像素
子161の中心と、マウント接合面に対するレンズの光
軸中心とのずれ量が同一方向へのずれとして重なった場
合、撮像素子中心と光軸中心との機械的な距離の差が大
きくなる。この場合は、上記図10で示したズーム動作
中に抽出される誤差ベクトル605,615の値が大き
くなるため、ベクトル抽出を禁止するズーム速度のしき
い値を小さくしなければならない。
【0079】反対に、マウント接合面に対する撮像素子
161の中心と、マウント接合面に対するレンズの光軸
中心とのずれ量がそれぞれ大きくても、互いに打ち消す
方向へのずれであるならば、撮像素子中心と光軸中心と
の機械的な距離の差は小さくなる。この場合は、上記図
10で示したズーム動作中に抽出される誤差ベクトル6
05,615の値は小さくなるため、ベクトル抽出を禁
止するズーム速度のしきい値を大きく設定することがで
きる。
【0080】また、第2の実施形態では、特に光学的振
れ補正手段として可変頂角プリズム100の代わりに、
シフトレンズ130を用いた画像補正手段10’を備え
ている。このシフトレンズ130は、光軸に対し直交方
向に可動可能な光学補正系である。このようなシフトレ
ンズ130により光軸補正を行うことも上記第1の実施
形態および従来例と異なる点であるが、本発明は光学補
正系の構造、構成には関わらず実現することが可能であ
るため、詳細な説明は省略する。
【0081】なお、以上の実施形態では、撮像装置がカ
メラユニットCUと該カメラユニットCUに着脱可能な
レンズユニットLUとから成る場合について説明した
が、これらが一体となった撮像装置についても本発明を
適用することが可能である。
【0082】
【発明の効果】本発明は上述したように、検出した画像
の動き量に基づいて振れ量による画像の動きを光学的に
補正する機能を有する撮像装置において、変倍動作時
に、上記画像の動き量を検出するための第1の動き検出
手段の動作を停止させる、あるいは上記第1の動き検出
手段への入力または出力を0とする制御を行うようにし
たので、変倍動作時には画像の動き量に基づく光学補正
系の制御を行わないようにすることにより、変倍動作中
の動き量誤検出による光学補正系の誤補正の影響を無く
すことができ、変倍動作中の誤動作を防止することがで
きる。これにより、振れ補正性能の向上を図ることがで
きる。このような効果は、特にレンズユニットがカメラ
ユニットに着脱可能な撮像装置において顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図であり、本発
明に係る振れ補正装置を適用した撮像装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施形態による撮像装置の動きベクトル抽出
手段の内部構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態による撮像装置でのデータ通信動作
を説明するためのフローチャートである。
【図4】本実施形態による撮像装置でのパンニング制御
処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す図であり、本発
明に係る振れ補正装置を適用した撮像装置の構成を示す
ブロック図である。
【図6】従来の振れ補正機能の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】画像補正手段の可変頂角プリズムを含む光学補
正系の構成を説明するための図である。
【図8】可変頂角プリズムによる光軸の補正について説
明するための図である。
【図9】画像補正手段の制御系の構成を説明するための
図である。
【図10】従来の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
1 角速度検出手段(ジャイロ) 4 A/D変換器 5 HPF 6 積分器 7 パン・チルト判定回路 8 D/A変換器 9 駆動回路 10,10’ 画像補正手段 100 可変頂角プリズム 110 アクチュエータ 120 エンコーダ 130 シフトレンズ 133 加算器 136 加算器 137 マイコン(COM) 151 変倍光学系 161 撮像素子 171 ズーム制御手段 172 ズームスイッチ 173 CCD変位データ記憶部 174 レンズ変位データ記憶部 191 CU通信手段 192 LU通信手段 200 動きベクトル抽出手段

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラユニットと該カメラユニットに着
    脱可能なレンズユニットとから成る撮像装置であって、 上記カメラユニットは、連続する複数の撮像画から画像
    の動き量を検出する第1の動き検出手段と、 上記第1の動き検出手段により得られた動き量を所定の
    タイミングで上記レンズユニットに転送する第1の通信
    手段と、 上記第1の動き検出手段を制御する制御手段とを備え、 上記レンズユニットは、レンズの倍率を連続的に可変す
    る変倍光学系と、 上記第1の通信手段との間でデータ転送を行う第2の通
    信手段と、 上記第2の通信手段で受信した上記画像の動き量を加味
    して振れ量による画像の動きを光学的に補正する振れ補
    正手段とを備え、 上記カメラユニットの制御手段は、変倍動作時に、上記
    第1の動き検出手段の動作を停止させる、あるいは上記
    第1の動き検出手段への入力または出力を0とする、あ
    るいは上記第1の動き検出手段の出力を無視する制御を
    行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記レンズユニットは更に、装置の振れ
    量を検出する第2の動き検出手段と、 上記第1の動き検出手段で検出された上記画像の動き量
    と、上記第2の動き検出手段で検出された上記装置の振
    れ量とを所定の演算により処理し、1つの振れ情報とす
    る演算手段とを備え、 上記演算手段により求められた振れ情報に基づいて上記
    振れ補正手段が画像の動きを光学的に補正することを特
    徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、単位時間当りの変倍量
    が所定量以上の変倍時に、上記第1の動き検出手段の動
    作を停止させる、あるいは上記第1の動き検出手段への
    入力または出力を0とする制御を行うことを特徴とする
    請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記レンズユニットは更に、上記変倍光
    学系の光学的な光軸の誤差量をあらかじめ記憶して成る
    第1の記憶手段を備え、 上記カメラユニットは更に、光軸中心に対する撮像素子
    の取り付け誤差量をあらかじめ記憶して成る第2の記憶
    手段と、 上記第1、第2の記憶手段の各々の誤差量に基づき、変
    倍時において上記第1の動き検出手段の動作を制御する
    ための上記単位時間当りの変倍量に対するしきい値を決
    定するしきい値決定手段とを備えたことを特徴とする請
    求項3に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 レンズの倍率を連続的に可変する変倍光
    学系と、 連続する複数の撮像画から画像の動き量を検出する第1
    の動き検出手段と、 上記第1の動き検出手段により得られた画像の動き量を
    加味して振れ量による画像の動きを光学的に補正する振
    れ補正手段と、 上記変倍光学系を利用した変倍動作時に、上記第1の動
    き検出手段の動作を停止させる、あるいは上記第1の動
    き検出手段への入力または出力を0とする、あるいは上
    記第1の動き検出手段の出力を無視する制御を行う制御
    手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 装置の振れ量を検出する第2の動き検出
    手段と、 上記第1の動き検出手段で検出された上記画像の動き量
    と、上記第2の動き検出手段で検出された上記装置の振
    れ量とを所定の演算により処理し、1つの振れ情報とす
    る演算手段とを更に備え、 上記演算手段により求められた振れ情報に基づいて上記
    振れ補正手段が画像の動きを光学的に補正することを特
    徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 上記振れ補正手段は、撮像光学系に直角
    に配置された頂角の傾きが可変のプリズムを備えること
    を特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の撮像装
    置。
  8. 【請求項8】 上記振れ補正手段は、撮像光学系の光軸
    に直角方向に移動可能な一群のレンズを備えることを特
    徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 連続する複数の撮像画から画像の動き量
    を検出する第1の動き検出手段と、 上記第1の動き検出手段により得られた画像の動き量を
    加味して振れ量による画像の動きを光学的に補正する振
    れ補正手段と、 レンズの倍率を連続的に可変する変倍光学系を利用した
    変倍動作時に、上記第1の動き検出手段の動作を停止さ
    せる、あるいは上記第1の動き検出手段への入力または
    出力を0とする制御を行う制御手段とを備えたことを特
    徴とする振れ補正装置。
  10. 【請求項10】 上記振れ補正装置が備えられる装置の
    振れ量を検出する第2の動き検出手段と、 上記第1の動き検出手段で検出された上記画像の動き量
    と、上記第2の動き検出手段で検出された上記装置の振
    れ量とを所定の演算により処理し、1つの振れ情報とす
    る演算手段とを更に備え、 上記演算手段により求められた振れ情報に基づいて上記
    振れ補正手段が画像の動きを光学的に補正することを特
    徴とする請求項9に記載の振れ補正装置。
  11. 【請求項11】 上記制御手段は、単位時間当りの変倍
    量が所定量以上の変倍時に、上記第1の動き検出手段の
    動作を停止させる、あるいは上記第1の動き検出手段へ
    の入力または出力を0とする制御を行うことを特徴とす
    る請求項9または10に記載の振れ補正装置。
  12. 【請求項12】 上記変倍光学系の光学的な光軸の誤差
    量をあらかじめ記憶して成る第1の記憶手段と、 光軸中心に対する撮像素子の取り付け誤差量をあらかじ
    め記憶して成る第2の記憶手段と、 上記第1、第2の記憶手段の各々の誤差量に基づき、変
    倍時において上記第1の動き検出手段の動作を制御する
    ための上記単位時間当りの変倍量に対するしきい値を決
    定するしきい値決定手段とを更に備えたことを特徴とす
    る請求項11に記載の振れ補正装置。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の撮像装置に用いられ
    るカメラユニット。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の撮像装置に用いられ
    るレンズユニット。
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