JP2002262016A - センサ装置およびそれを備えたファクシミリ装置 - Google Patents

センサ装置およびそれを備えたファクシミリ装置

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JP2002262016A
JP2002262016A JP2001055256A JP2001055256A JP2002262016A JP 2002262016 A JP2002262016 A JP 2002262016A JP 2001055256 A JP2001055256 A JP 2001055256A JP 2001055256 A JP2001055256 A JP 2001055256A JP 2002262016 A JP2002262016 A JP 2002262016A
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JP2001055256A
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Kazuhiro Kuwabara
和浩 桑原
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を低減できると同時に、出力端子数
を削減できるセンサ装置を提供する。 【解決手段】 複数のセンサ61,62,63は、出力
が互いに共通に接続された複数のセンサ61,62から
なるセンサ群を含んでおり、センサ群に属する各センサ
61,62に個別に対応し、相互に独立して電源供給可
能な複数の電源供給部65,66と、複数の電源供給部
65,66のうちの1つを選択的に動作させる電源制御
手段とを設け、複数の電源供給部65,66のうちの1
つの電源供給部65は、センサ群に属さない1個のセン
サ63にも共通に電源を供給する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばホトイン
タラプタなど、検出動作可能な状態では常に電力を消費
する複数のセンサを備えたセンサ装置、およびそのセン
サ装置を備えたファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえばファクシミリ装置においては、
原稿が所定位置にセットされたことを検出するフロント
センサ、搬送中の原稿が読取位置近傍に到達したことを
検出するリヤセンサ、原稿サイズの大小を検出する幅セ
ンサなど、複数のセンサからなるセンサ装置が設けられ
ている。これらのセンサとしては、一般に、ホトインタ
ラプタが採用されており、発光ダイオードに電源を供給
することによって検出動作可能な状態になる。そして、
従来のファクシミリ装置では、装置の電源がオンしてい
る期間は、常にセンサの電源をオンしていた。また、各
センサの出力は相互に独立しており、複数のセンサの出
力を共通に接続することは行われていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のセ
ンサ装置では、全てのセンサに常に電源を供給していた
ので、発光ダイオードが常に電力を消費しており、消費
電力が大きいという課題があった。また、センサ装置を
組み込む機器の設計上、センサの出力端子数をセンサの
個数よりも少なくしたいという要請が生じる場合もある
が、上記従来のセンサ装置では、このような要請に答え
ることができなかった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、消費電力を低減できると同時に、出力端子
数を削減できるセンサ装置、およびそのセンサ装置を備
えたファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明のセンサ装置は、検出動作
可能な状態では常に電力を消費する複数のセンサを有す
るセンサ装置であって、複数のセンサは、出力が互いに
共通に接続された複数のセンサからなる少なくとも1つ
のセンサ群を含んでおり、センサ群のうちの1つのセン
サ群に属する各センサに個別に対応し、相互に独立して
電源供給可能な複数の電源供給手段と、複数の電源供給
手段のうちの1つを選択的に動作させる電源制御手段と
を設け、複数の電源供給手段のうちの少なくとも1つの
電源供給手段は、1つのセンサ群に属さない少なくとも
1個のセンサにも共通に電源を供給する構成とした。
【0006】このセンサ装置によれば、電源制御手段
が、複数の電源供給手段のうちの1つを選択的に動作さ
せるので、消費電力を低減できる。また、選択された電
源供給手段が、センサを断続的に検出動作可能状態にす
ることにより、消費電力を一層低減できる。さらには、
センサ群の複数のセンサは、出力が互いに共通に接続さ
れているので、出力端子数を削減できる。
【0007】また、請求項2に記載した発明のセンサ装
置は、請求項1に記載のセンサ装置であって、センサ群
は、原稿読取装置において原稿の幅を検出する幅センサ
と、原稿読取装置において原稿が搬送開始位置に存在す
るか否かを検出するフロントセンサとから構成され、複
数の電源供給手段のうちフロントセンサに電源を供給す
る電源供給手段は、原稿読取装置において原稿が読取開
始位置近傍の所定位置に到達したか否かを検出するリア
センサにも電源を供給する。
【0008】このセンサ装置によれば、請求項1に記載
のセンサ装置による効果に加えて、原稿読取装置の消費
電力およびセンサ出力端子数を低減できる。
【0009】更に、請求項3に記載した発明のセンサ装
置は、請求項2に記載のセンサ装置であって、電源制御
手段は、原稿読取装置の待機状態においてフロントセン
サおよびリアセンサを断続的に検出動作可能状態にす
る。
【0010】このセンサ装置によれば、請求項2に記載
のセンサ装置による効果に加えて、フロントセンサおよ
びリアセンサを断続的に検出動作可能状態にするので、
出力端子数の削減を図りつつ、待機状態における消費電
力を一層低減できる。
【0011】また、請求項4に記載した発明のセンサ装
置は、請求項2または3に記載のセンサ装置であって、
電源制御手段は、フロントセンサによって原稿が検出さ
れているときであって、原稿の搬送開始前および/また
は搬送途中に、フロントセンサおよびリアセンサを断続
的に検出動作可能状態にするとともに、それとはタイミ
ングを異ならせて幅センサを断続的に検出動作可能状態
にする。
【0012】このセンサ装置によれば、請求項2または
3に記載のセンサ装置による効果に加えて、フロントセ
ンサおよびリアセンサと幅センサとを、互いにタイミン
グを異ならせて断続的に検出動作可能状態にするので、
消費電力の低減を図りつつ、原稿幅の大小を検出でき
る。
【0013】更に、請求項5に記載した発明のセンサ装
置は、請求項2ないし4のいずれかに記載のセンサ装置
であって、電源制御手段は、原稿が搬送されているとき
に、フロントセンサおよびリアセンサを連続的に検出動
作可能状態にする。
【0014】このセンサ装置によれば、請求項2ないし
4のいずれかに記載のセンサ装置による効果に加えて、
フロントセンサおよびリアセンサを連続的に検出動作可
能状態にするので、搬送中の原稿をリアセンサにより迅
速に検出できる。
【0015】また、請求項6に記載した発明のファクシ
ミリ装置は、請求項1ないし5のいずれかに記載のセン
サ装置を備えている。
【0016】このファクシミリ装置によれば、請求項1
ないし5のいずれかに記載のセンサ装置による効果を享
受できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0018】図1は、本発明に係るセンサ装置を備えた
ファクシミリ装置の断面図である。ファクシミリ装置1
は、上カバー2および下カバー3を有する。上カバー2
の上部(図1中、左側上部)には、記録紙をスタックす
る記録紙スタッカ4が設けられており、この記録紙スタ
ッカ4に隣接して記録紙給紙ローラ5が配置されてい
る。記録紙給紙ローラ5は、図外の駆動モータやギアを
介して回転駆動される。
【0019】記録紙給紙ローラ5は、ローラ軸5Aを介
して支持プレート6のローラ支持部7に回転可能に支持
されており、記録紙給紙ローラ5の上部は、支持プレー
ト6に形成されたローラ孔8を介して支持プレート6の
上面から露出している。また、記録紙給紙ローラ5に対
向して規制部材9が設けられており、この規制部材9
は、記録紙給紙ローラ5の表面に対して弾性的に圧接さ
れている。規制部材9は、記録紙スタッカ4にスタック
されている記録紙を一枚ずつ分離するためのものであ
り、また、記録紙給紙ローラ5は、規制部材9と協働し
て記録紙搬送経路に沿って一枚ずつ記録紙を給紙搬送す
る。
【0020】記録紙搬送経路の下流側には、プラテン1
0が設けられている。このプラテン10は、図外の駆動
モータやギアを介して回転駆動される。また、プラテン
10に対向して、サーマルヘッド11が設けられてい
る。ここで、サーマルヘッド11は、多数の発熱素子が
ライン状に形成された、いわゆるラインサーマルヘッド
から構成されている。これにより、サーマルヘッド11
は、使用される記録紙の印字可能範囲をカバーすること
ができる。また、サーマルヘッド11は、ヘッド保持部
14の上面に固着されており、ヘッド保持部14は、そ
の凹部とバネ保持部材12との間に設けられた付勢バネ
13を介して上方へ付勢されている。これにより、サー
マルヘッド11は、付勢バネ13の付勢力を介してプラ
テン10に圧接される。なお、サーマルヘッド11は、
ファクシミリ装置1の各動作モードに対応して、必要に
応じてプラテン10からリリースされるが、このリリー
ス動作を行う機構については、図示説明を省略する。
【0021】記録紙搬送経路に沿ってプラテン10の下
流側には、記録紙排出ローラ17が設けられており、ま
た、記録紙排出ローラ17の上側には、ピンチローラ1
8が圧接されている。この記録紙排出ローラ17は、図
外の駆動モータやギアを介して回転駆動され、ピンチロ
ーラ18と協働して記録後の記録紙を記録紙搬送経路に
沿って下流側に搬送してファクシミリ装置1の外部に排
紙するものである。
【0022】記録紙給紙ローラ5の下方において、下カ
バー3に形成されたリボン収納部3Bには、筒体19の
周囲にロール状に巻かれたリボン20が収納されてお
り、このリボン20は、ラインサーマルヘッドからなる
サーマルヘッド11の発熱素子による記録可能な範囲を
カバーすべく幅広に形成されている。リボン20は、リ
ボン収納部3Bから引き出され、プラテン10とサーマ
ルヘッド11との間を通過してリボン巻取部3Cに設け
られたリボン巻取スプール21に巻き取られる。このリ
ボン巻取スプール21は、図外の駆動モータやギアを介
して回転駆動され、記録で使用されたリボン20を巻き
取るものである。
【0023】続いて、原稿搬送機構について説明する。
上カバー2において記録紙スタッカ4よりも上方右側に
は、原稿台部22が形成されており、この原稿台部22
と上部パネル板23との間には、原稿挿入孔24が設け
られている。原稿台部22の下面には、規制部材9が取
り付けられている。原稿の搬送経路に沿って原稿台部2
2の右斜め下方には、原稿支持部25が設けられてい
る。また、原稿支持部25に対向して上方には、下方に
湾曲した原稿案内部26が設けられており、原稿支持部
25と原稿案内部26とにより構成される原稿搬送経路
の上下幅は、徐々に狭くなるようにされている。
【0024】また、原稿搬送経路に沿って原稿支持部2
5の下流側の下面には、一対のローラ支持部27(図1
には一方のみが表れている)が形成されており、また、
各ローラ支持部27の間でローラ孔28が形成されてい
る。そして、各ローラ支持部27には、複数枚の原稿を
一枚ずつ分離する分離ローラ29が回転可能に支持され
ており、この分離ローラ29の上部は、ローラ孔28を
介して原稿支持部25の上面から露出している。また、
原稿支持部25の上面から露出した分離ローラ29の表
面には、原稿案内部26の下側に取り付けられた分離片
31が当接している。分離ローラ29と分離片31と
は、相互に協働して複数枚の原稿を一枚ずつ分離する分
離部30を構成する。
【0025】原稿搬送経路に沿って分離ローラ29の下
流側には、ラインフィードローラ(LFローラ)32お
よびLFローラ32の上側に圧接されたピンチローラ3
3が回転可能に設けられている。LFローラ32は、図
外の駆動モータやギアを介して回転駆動される。また、
LFローラ32、ピンチローラ33の下流側には、下カ
バー3に形成されたユニット収納部3D内に収納された
CIS(Contact Image Sensor)ユニット34が設けら
れており、このCISユニット34の上側には、原稿押
さえ部材35が圧接されている。ここで、CISユニッ
ト34は、LFローラ32とピンチローラ33との間に
挟まれてラインフィードされる原稿の画像データを順次
読み取る動作を行う。さらに、CISユニット34の下
流側には、原稿排出ローラ36および原稿排出ローラ3
6の上側に圧接されたピンチローラ37が回転可能に配
置されている。原稿排出ローラ36およびピンチローラ
37は、CISユニット34を介して画像読み取りが行
われた後の原稿をファクシミリ装置1の外部に排出す
る。
【0026】なお、上部パネル23には、数字キー、各
種ファンクションキーなどを有するキーボード38が設
けられており、これらのキーを押下することによりファ
クシミリ装置1が実行可能な各種の動作が行われる。
【0027】図2は、ファクシミリ装置1の回路ブロッ
ク図である。ファクシミリ装置1は、CPU41、NC
U42、RAM43、モデム44、ROM45、EEP
ROM46、ゲートアレイ47、コーデック48、DM
AC49、読取部51、記録部52、操作部53、およ
び表示部54を備えている。CPU41、NCU42、
RAM43、モデム44、ROM45、EEPROM4
6、ゲートアレイ47、コーデック48、およびDMA
C49は、バス線55により相互に接続されている。バ
ス線55には、アドレスバス、データバス、および制御
信号線が含まれる。ゲートアレイ47には、読取部5
1、記録部52、操作部53、および表示部54が接続
されている。NCU42には、モデム44および電話回
線56が接続されている。読取部51は、CISユニッ
ト34の他、幅センサ61、フロントセンサ62、およ
びリアセンサ63などを備えている。
【0028】CPU41は、ファクシミリ装置1全体を
制御する。またCPU41は、幅センサ61、フロント
センサ62、およびリアセンサ63の電源を制御すると
ともに、それらの出力を読み取る。
【0029】NCU(network control unit)42は、
電話回線56に接続されて網制御を行う。
【0030】RAM43は、CPU41にワーク領域を
提供するとともに、読取画像データを含む各種のデータ
を記憶する。
【0031】モデム44は、送信データの変調や受信デ
ータの復調などを行う。
【0032】ROM(read only memory)45は、各種
のプログラムや固定のデータなどを記憶している。
【0033】EEPROM(electrically erasable an
d programmable read only memory)46は、各種の動
作パラメータ、登録データ、および所定のフラグなどを
記憶する。
【0034】ゲートアレイ47は、CPU1の入出力イ
ンターフェイスとして機能するとともに、読取画像デー
タに対して各種の処理を施す。
【0035】コーデック48は、送信ファクシミリデー
タの符号化や受信ファクシミリデータの復号化を行う。
【0036】DMAC49は、CPU41から独立して
RAM43への読取画像データを含む各種のデータの書
き込みや読み出しを行うとともに、記録画像データに対
して各種の処理を施す。
【0037】読取部51は、光源やCISユニット34
や原稿送りモータなどを備えており、読取原稿を読み取
ってアナログの読取画像信号を出力する。
【0038】記録部52は、受信画像や読取画像を記録
用紙上に印刷する。
【0039】操作部53は、キースイッチ群などからな
り、使用者の操作に応じた信号を出力する。
【0040】表示部54は、LCD(liquid crystal d
isplay)などからなり、CPU41により制御されて各
種の表示を行う。
【0041】幅センサ61は、原稿挿入孔24内の原稿
搬送経路におけるローラ支持部27の若干上流側の位置
であって、原稿幅方向の一端部に配置され、原稿サイズ
の大小を検出する。具体的には、原稿がB4サイズのと
きには原稿を検出し、原稿がA4サイズのときには原稿
を検出しない位置に配置されている。
【0042】フロントセンサ62は、原稿挿入孔24内
の原稿搬送経路におけるローラ支持部27の若干上流側
の位置であって、原稿幅方向のほぼ中央部に配置され、
原稿を検出する。すなわち、原稿が原稿挿入孔24内の
所定の位置まで挿入されているか否かを検出する。
【0043】リアセンサ63は、原稿搬送経路における
CISユニット34の若干上流側の位置であって、原稿
幅方向のほぼ中央部に配置され、原稿を検出する。すな
わち、原稿がCISユニット34による読取位置の近傍
まで到達したか否かを検出する。
【0044】図3は、センサ装置の要部の回路図であ
る。センサ装置は、幅センサ61、フロントセンサ6
2、リアセンサ63、電源供給部65,66、端子盤6
7,68、および抵抗器R1〜R5を備えている。
【0045】幅センサ61は、ホトインタラプタからな
り、発光ダイオードLED1、およびホトトランジスタ
PHT1を備えている。
【0046】フロントセンサ62は、ホトインタラプタ
からなり、発光ダイオードLED2、およびホトトラン
ジスタPHT2を備えている。
【0047】リアセンサ63は、ホトインタラプタから
なり、発光ダイオードLED3、およびホトトランジス
タPHT3を備えている。
【0048】電源供給部65は、トランジスタTR1、
および抵抗器R7,8を備えている。
【0049】電源供給部66は、トランジスタTR2、
および抵抗器R9,10を備えている。
【0050】幅センサ61のホトトランジスタPHT1
のコレクタと、フロントセンサ62のホトトランジスタ
PHT2のコレクタとは、端子盤68の2番端子を介し
て端子盤67の2番端子に接続されている。すなわち、
ホトトランジスタPHT1,PHT2のコレクタは互い
にワイヤードオワ接続されている。
【0051】リアセンサ63のホトトランジスタPHT
3のコレクタは、端子盤68の3番端子を介して端子盤
67の3番端子に接続されている。
【0052】幅センサ61の発光ダイオードLED1の
カソードおよびホトトランジスタPHT1のエミッタ
は、端子盤68,67の各5番端子を介して電源供給部
66のトランジスタTR2のコレクタに接続されてい
る。
【0053】フロントセンサ62の発光ダイオードLE
D2のカソードおよびホトトランジスタPHT2のエミ
ッタ、ならびにリアセンサ63の発光ダイオードLED
3のカソードおよびホトトランジスタPHT3のエミッ
タは、端子盤68,67の各4番端子を介して電源供給
部65のトランジスタTR1のコレクタに接続されてい
る。
【0054】すなわち、幅センサ61、フロントセンサ
62、およびリアセンサ63は、検出動作可能な状態で
は常に電力を消費する複数のセンサを構成している。幅
センサ61およびフロントセンサ62は、出力が互いに
共通に接続された複数のセンサからなるセンサ群を構成
している。電源供給部65,66は、センサ群のうちの
1つのセンサ群に属する各センサに個別に対応し、相互
に独立して電源供給可能な複数の電源供給手段を構成し
ている。CPU41は、複数の電源供給手段のうちの1
つを選択的に動作させる電源制御手段を構成している。
【0055】次に、このように構成されたファクシミリ
装置1の動作の要点について説明する。
【0056】図4は、CPU41による原稿読取処理の
手順を説明するフローチャートである。先ず、CPU4
1が、待機状態において、断続モード設定を行う(S
1)。この断続モード設定の詳細については後述する
が、断続モードにおいては、CPU41が電源供給部6
5にセンサ選択信号1を(1/60sec)×15=2
50msec毎に断続的に供給し、フロントセンサ62
およびリアセンサ63の発光ダイオードLED2,LE
D3を断続的に点灯させる。
【0057】次に、CPU41が、フロントセンサチェ
ックを行う(S2)。このフロントセンサチェックの詳
細については後述するが、断続モードにおいては、戻り
値にフロントセンサフラグの値が設定される。
【0058】次に、CPU41が、センサがオンしてい
るか否かを判断する(S3)。すなわち、CPU41が
戻り値をチェックし、フロントセンサフラグの値に基づ
いて、フロントセンサ62がオンしているかどうかを調
べる。
【0059】フロントセンサ62がオンしていれば(S
3:YES)、CPU41が、スタートボタンがオンし
ているか否かを判断する(S4)。すなわち、使用者に
より操作部53に対してファクシミリ送信あるいはコピ
ーの開始操作が行われたかどうかを調べる。
【0060】スタートボタンがオンしていれば(S4:
YES)、CPU41が、交互モード設定を行う(S
5)。この交互モード設定の詳細については後述する
が、交互モードにおいては、CPU41が電源供給部6
5にセンサ選択信号1を(1/60sec)×15=2
50msecの間隔で2回に供給し、フロントセンサ6
2およびリアセンサ63の発光ダイオードLED2,L
ED3を2回点灯させるとともに、これよりも位相を1
/60sec遅らせて、CPU41が電源供給部66に
センサ選択信号2を(1/60sec)×15=250
msecの間隔で2回供給し、幅センサ61の発光ダイ
オードLED1を2回点灯させる。
【0061】次に、CPU41が、幅センサチェックを
行う(S6)。この幅センサチェックの詳細については
後述するが、戻り値に幅センサフラグの値が設定され
る。
【0062】次に、CPU41が、連続モード設定を行
う(S7)。この連続モード設定の詳細については後述
するが、連続モードにおいては、CPU41が電源供給
部65にセンサ選択信号1を連続的に供給し、フロント
センサ62およびリアセンサ63の発光ダイオードLE
D2,LED3を連続的に点灯させる。
【0063】次に、CPU41が、原稿の搬送を開始さ
せる(S8)。具体的には、CPU41が、分離ローラ
29およびLFローラ32を回動させる。
【0064】次に、CPU41が、フロントセンサチェ
ックを行う(S9)。このフロントセンサチェックは、
ステップS2におるフロントセンサチェックと同様の処
理であるが、連続モードにおいては、戻り値にセンサ出
力信号1の値が設定される。
【0065】次に、CPU41が、センサがオンしてい
るか否かを判断する(S10)。すなわち、CPU41
が戻り値をチェックし、センサ出力信号1の値に基づい
て、フロントセンサ62がオンしているかどうかを調べ
る。
【0066】フロントセンサがオンしていれば(S1
0:YES)、CPU41が、リアセンサチェックを行
う(S11)。このリアセンサチェックの詳細について
は後述するが、連続モードでは、戻り値にリアセンサフ
ラグの値が設定される。
【0067】次に、CPU41が、センサがオンしてい
るか否かを判断する(S12)。すなわち、CPU41
が戻り値をチェックし、リアセンサフラグの値に基づい
て、リアセンサ63がオンしているかどうかを調べる。
【0068】リアセンサがオンしていれば(S12:Y
ES)、CPU41が、原稿の搬送を終了させる(S1
3)。具体的には、CPU41が、分離ローラ29およ
びLFローラ32を停止させる。
【0069】次に、CPU41が、原稿の読取動作を実
行させ(S14)、ステップS1に戻る。具体的には、
CPU41が、LFローラ32および原稿排出ローラ3
6を断続的に回動させるとともに、CISユニット34
からの画像信号を1ラインずつ順次取り込む。
【0070】ステップS12において、リアセンサがオ
ンしていなければ(S12:NO)、ステップS9に戻
ってフロントセンサおよびリアセンサのチェックを継続
する。
【0071】ステップS10において、フロントセンサ
がオンしていなければ(S10:NO)、ステップS1
に戻る。
【0072】ステップS4において、スタートボタンが
オンしていなければ(S4:NO)、CPU41が、待
機状態における各種の処理を行い(S15)、ステップ
S2に戻る。
【0073】ステップS3において、フロントセンサが
オンしていなければ(S3:NO)、ステップS15に
進む。
【0074】図5は、図4のステップS1における断続
モード設定処理の手順を説明するフローチャートであ
る。
【0075】断続モード設定処理においては、先ず、C
PU41が、モードを断続モードに設定する(S2
1)。
【0076】次に、CPU41が、ステージをLED
OFFに設定するとともに、カウンタの値を2に設定し
(S22)、断続モード設定処理を終了する。
【0077】図6は、図4のステップS2,S10にお
けるフロントセンサチェック処理の手順を説明するフロ
ーチャートである。
【0078】フロントセンサチェック処理においては、
先ず、CPU41が、現在のモードが連続モードである
か否かを判断する(S31)。
【0079】現在のモードが連続モードでなければ(S
31:NO)、CPU41が、戻り値をフロントセンサ
フラグの値に設定し(S32)、フロントセンサチェッ
ク処理を終了する。
【0080】ステップS31において、現在のモードが
連続モードであれば(S31:YES)、CPU41
が、戻り値をセンサ出力信号1の値、すなわち共通接続
された幅センサ61およびフロントセンサ62の出力レ
ベルに応じた値に設定し(S33)、フロントセンサチ
ェック処理を終了する。
【0081】図7は、図4のステップS6における交互
モード設定処理の手順を説明するフローチャートであ
る。
【0082】交互モード設定処理においては、先ず、C
PU41が、モードを交互モードに設定する(S4
1)。
【0083】次に、CPU41が、ステージをLED
OFFに設定するとともに、カウンタの値を2に設定し
(S42)、交互モード設定処理を終了する。
【0084】図8は、図4のステップS7における幅セ
ンサチェック処理の手順を説明するフローチャートであ
る。
【0085】幅センサチェック処理においては、CPU
41が、戻り値を幅センサフラグの値に設定し(S5
1)、幅センサチェック処理を終了する。
【0086】図9は、図4のステップS8における連続
モード設定処理の手順を説明するフローチャートであ
る。
【0087】連続モード設定処理においては、先ず、C
PU41が、モードを連続モードに設定する(S6
1)。
【0088】次に、CPU41が、ステージをLED
OFFに設定するとともに、カウンタの値を2に設定し
(S62)、連続モード設定処理を終了する。
【0089】図10は、図4のステップS12における
リアセンサチェック処理の手順を説明するフローチャー
トである。
【0090】リアセンサチェック処理においては、先
ず、CPU41が、現在のモードが連続モードであるか
否かを判断する(S71)。
【0091】現在のモードが連続モードでなければ(S
71:NO)、CPU41が、戻り値をリアセンサフラ
グの値に設定し(S72)、リアセンサチェック処理を
終了する。
【0092】ステップS71において、現在のモードが
連続モードであれば(S71:YES)、CPU41
が、戻り値をセンサ出力信号2の値、すなわちリアセン
サ63の出力レベルに応じた値に設定し(S73)、リ
アセンサチェック処理を終了する。
【0093】なお、モード、ステージ、カウンタ、およ
び戻り値などの値は、RAM43の所定の領域に記憶さ
れ、適宜書き替えられる。
【0094】図11は、タイマ割込センサ処理の手順を
説明するフローチャートである。このタイマ割込センサ
処理は、1/60sec毎にタイマ割込により実行され
る。
【0095】タイマ割込センサ処理においては、先ず、
CPU41が、カウンタの値を1だけダウンさせる(S
101)。
【0096】次に、CPU41が、現在のステージの値
がLED2 ONであるか否かを判断する(S10
2)。
【0097】LED2 ONでなければ(S102:N
O)、CPU41が、現在のステージの値がLED1
ONであるか否かを判断する(S103)。なお、ステ
ージにおけるLED1は、センサ選択信号1に対応して
おり、具体的にはフロントセンサ62およびリアセンサ
63の発光ダイオードLED2,LED3の状態を表す
ものである。また、ステージにおけるLED2は、セン
サ選択信号2に対応しており、具体的には幅センサ61
の発光ダイオードLED1の状態を表すものである。
【0098】LED1 ONであれば(S103:YE
S)、CPU41が、フロントセンサフラグの値をセン
サ出力信号1の値すなわち共通接続された幅センサ61
およびフロントセンサ62の出力レベルに応じた値に設
定する(S104)。
【0099】次に、CPU41が、リアセンサフラグの
値をセンサ出力信号2の値すなわちリアセンサ63の出
力レベルに応じた値に設定する(S105)。
【0100】次に、CPU41が、現在のモードが交互
モードであるか否かを判断する(S106)。
【0101】現在のモードが交互モードでなければ(S
106:NO)、CPU41が、現在のモードが連続モ
ードであるか否かを判断する(S107)。
【0102】現在のモードが連続モードであれば(S1
07:YES)、CPU41が、センサ選択信号1をオ
ンにし、センサ選択信号2をオフにし、ステージにLE
D1ONを設定して(S108)、タイマ割込センサ処
理を終了する。センサ選択信号1をオンにすることによ
り、電源供給部65のトランジスタTR1がオンし、フ
ロントセンサ62およびリアセンサ63の発光ダイオー
ドLED2,LED3が発光する。
【0103】ステップS107において、現在のモード
が連続モードでなければ(S107:NO)、現在のモ
ードは断続モードであるということなので、CPU41
が、センサ選択信号1をオフにし、センサ選択信号2を
オフにし、ステージにLEDOFFを設定して(S10
9)、タイマ割込センサ処理を終了する。
【0104】ステップS106において、現在のモード
が交互モードであれば(S106:YES)、CPU4
1が、センサ選択信号1をオフにし、センサ選択信号2
をオンにし、ステージにLED2 ONを設定して(S
110)、タイマ割込センサ処理を終了する。
【0105】ステップS103において、LED1 O
Nでなければ(S103:NO)、現在のステージはL
ED OFFであるということなので、CPU41が、
現在のモードが連続モードであるか否かを判断する(S
111)。
【0106】現在のモードが連続モードでなければ(S
111:NO)、CPU41が、現在のカウンタの値が
0であるか否かを判断する(S112)。
【0107】現在のカウンタの値が0でなければ(S1
12:NO)、ステップS109に進む。
【0108】ステップS112において、現在のカウン
タの値が0であれば(S112:YES)、CPU41
が、カウンタの値を15に設定し(S113)、ステッ
プS108に進む。
【0109】ステップS102において、LED2 O
Nであれば(S102:YES)、CPU41が、幅セ
ンサフラグをセンサ出力信号1の値すなわち共通接続さ
れた幅センサ61およびフロントセンサ62の出力レベ
ルに応じた値に設定する(S114)。
【0110】次に、CPU41が、現在のモードが連続
モードであるか否かを判断する(S115)。
【0111】現在のモードが連続モードでなければ(S
115:NO)、ステップS109に進む。
【0112】ステップS115において、現在のモード
が連続モードであれば(S115:YES)、ステップ
S108に進む。
【0113】図12は、断続モードにおいて、原稿挿入
孔24に原稿が挿入されていない状態から挿入された状
態に変化した場合のタイミングチャートである。
【0114】図4〜図11の処理により、断続モードで
は、図12のように、15回のタイマ割込毎に1回の割
合で、1/60秒よりも若干短い期間、センサ選択信号
1がCPU41から電源供給部65に供給される。これ
によりフロントセンサ62およびリアセンサ63の発光
ダイオードLED2,LED3がオンする。そして、発
光ダイオードLED2,LED3の動作が充分に安定す
るのを待つために、センサ選択信号1の立下がりの直前
に、CPU41がセンサ出力信号1,2の状態をチェッ
クする。原稿挿入孔24に原稿が挿入されていない状態
では、センサ出力信号1,2は共にオフである。したが
って、CPU41は、フロントセンサフラグ、幅センサ
フラグ、およびリアセンサフラグをオフにする。原稿挿
入孔24に原稿が挿入されると、フロントセンサ62の
ホトトランジスタPHT2がオンし、センサ出力信号1
がオンになる。したがって、CPU41は、フロントセ
ンサフラグをオンにする。このとき、幅センサ61の発
光ダイオードLED1はオンしていないので、ホトトラ
ンジスタPHT1がオンになることはない。
【0115】図13は、交互モードにおいて、原稿挿入
孔24に大型サイズすなわちB4サイズの原稿が挿入さ
れている場合のタイミングチャートである。
【0116】図4〜図11の処理により、交互モードに
おいては、図13のように、15回のタイマ割込毎に1
回の割合で、1/60秒よりも若干短い期間、センサ選
択信号1がCPU41から電源供給部65に2回供給さ
れるとともに、これよりも1/60秒遅れた位相で、セ
ンサ選択信号2がCPU41から電源供給部66に2回
供給される。これにより、フロントセンサ62およびリ
アセンサ63の発光ダイオードLED2,LED3がオ
ンし、これらLED2,LED3がオフした後に、幅セ
ンサ61の発光ダイオードLED1がオンする。そし
て、センサ選択信号1,2の立下がりの直前に、CPU
41がセンサ出力信号1,2の状態をチェックする。原
稿挿入孔24に大型サイズすなわちB4サイズの原稿が
挿入されている場合、幅センサ61とフロントセンサ6
2との双方が原稿を検出するので、センサ選択信号1の
立下がりの直前およびセンサ選択信号2の立下がりの直
前のいずれも、センサ出力信号1はオンである。したが
ってCPU41は、フロントセンサフラグおよび幅セン
サフラグをオンにする。なお、原稿が小型サイズすなわ
ちA4サイズの場合、幅センサ61が原稿を検出しない
ので、幅センサフラグはオフのままである。
【0117】図14は、連続モードの場合のタイミング
チャートである。
【0118】図4〜図11の処理により、連続モードに
おいては、図14のように、連続的にセンサ選択信号1
がCPU41から電源供給部65に供給される。これに
より、フロントセンサ62およびリアセンサ63の発光
ダイオードLED2,LED3が連続的にオンする。そ
して、1/60秒毎に、CPU41がセンサ出力信号
1,2の状態をチェックする。原稿が搬送されてその先
端がリアセンサ63の位置に達すると、リアセンサ63
のホトトランジスタPHT3がオンし、センサ出力信号
2がオンする。したがってCPU41は、リアセンサフ
ラグをオンにする。
【0119】このように、断続モードにおいては、幅セ
ンサ61の発光ダイオードLED1を点灯させず、フロ
ントセンサ62およびリアセンサ63の発光ダイオード
LED2,LED3だけを断続的に点灯させるので、消
費電力を低減できる。また、交互モードにおいても、発
光ダイオードLED1,LED2,LED3を断続的に
点灯させるので、消費電力を低減できる。また、連続モ
ードにおいても、発光ダイオードLED2,LED3だ
けを連続的に点灯させるので、消費電力を低減できる。
【0120】また、幅センサ61のホトトランジスタP
HT1のコレクタとフロントセンサ62のホトトランジ
スタPHT2のコレクタとをワイヤードオワ接続したの
で、センサの出力端子数を削減できる。
【0121】また、連続モードを設け、フロントセンサ
62およびリアセンサ63の発光ダイオードLED2,
LED3を連続的に点灯させて、1/60秒毎にリアセ
ンサ63の出力をチェックするので、搬送中の原稿をリ
アセンサ63によって迅速に検出できる。
【0122】すなわち、断続モード、交互モード、およ
び連続モードを設けて、原稿の搬送状況に応じて適切に
モードを切り替え、幅センサ61、フロントセンサ6
2、およびリアセンサ63の発光ダイオードLED1,
LED2,LED3の発光時間を必要最小限に抑えたの
で、ファクシミリ装置1の動作に支障を及ぼすことな
く、しかもセンサの出力端子数を削減しつつ、幅センサ
61、フロントセンサ62、およびリアセンサ63の消
費電力を極限まで低減できる。
【0123】また、断続モードおよび交互モードにおい
ては、センサ選択信号1,2の立下がりの直前でセンサ
出力信号1,2をチェックするので、発光ダイオードL
ED1,LED2,LED3の発光動作が安定した状態
でホトトランジスタPHT1,PHT2,PHT3の出
力が判定されることから、誤検出を良好に防止できる。
【0124】なお、上記実施形態においては、3個のセ
ンサ61,62,63を設けたが、さらに多数のセンサ
を設けてもよい。この場合、3個以上のセンサの出力端
を共通に接続してもよいし、また出力端が共通に接続さ
れた複数のセンサからなるセンサ群を複数設けてもよ
い。
【0125】また、上記実施形態においては、原稿の搬
送開始前に幅センサ61により原稿幅を検出したが、搬
送中に原稿幅を検出してもよく、搬送開始前と搬送中と
の両時点で原稿幅を検出してもよい。
【0126】また、上記実施形態においては、本発明の
センサ装置をファクシミリ装置1の読取部51に設けた
が、本発明のセンサ装置は、ファクシミリ装置1の読取
部51以外の他の部分に設置できるのは勿論のこと、フ
ァクシミリ装置1以外の他の装置にも設置可能である。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明のセンサ装置によれば、電源制御手段が、複数の電
源供給手段のうちの1つを選択的に動作させるので、消
費電力を低減できる。また、選択された電源供給手段
が、センサを断続的に検出動作可能状態にすることによ
り、消費電力を一層低減できる。さらには、センサ群の
複数のセンサは、出力が互いに共通に接続されているの
で、出力端子数を削減できる。
【0128】また、請求項2に記載した発明のセンサ装
置によれば、請求項1に記載のセンサ装置による効果に
加えて、原稿読取装置の消費電力およびセンサ出力端子
数を低減できる。
【0129】更に、請求項3に記載した発明のセンサ装
置によれば、請求項2に記載のセンサ装置による効果に
加えて、フロントセンサおよびリアセンサを断続的に検
出動作可能状態にするので、出力端子数の削減を図りつ
つ、待機状態における消費電力を一層低減できる。
【0130】また、請求項4に記載した発明のセンサ装
置によれば、請求項2または3に記載のセンサ装置によ
る効果に加えて、フロントセンサおよびリアセンサと幅
センサとを、互いにタイミングを異ならせて断続的に検
出動作可能状態にするので、消費電力の低減を図りつ
つ、原稿幅の大小を検出できる。
【0131】更に、請求項5に記載した発明のセンサ装
置によれば、請求項2ないし4のいずれかに記載のセン
サ装置による効果に加えて、フロントセンサおよびリア
センサを連続的に検出動作可能状態にするので、搬送中
の原稿をリアセンサにより迅速に検出できる。
【0132】また、請求項6に記載した発明のファクシ
ミリ装置によれば、請求項1ないし5のいずれかに記載
のセンサ装置による効果を享受できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセンサ装置を備えたファクシミリ
装置の断面図である。
【図2】図1に示すファクシミリ装置の回路ブロック図
である。
【図3】本発明に係るセンサ装置の要部の回路図であ
る。
【図4】原稿読取処理の手順を説明するフローチャート
である。
【図5】図4のステップS1における断続モード設定処
理の手順を説明するフローチャートである。
【図6】図4のステップS2,S10におけるフロント
センサチェック処理の手順を説明するフローチャートで
ある。
【図7】図4のステップS6における交互モード設定処
理の手順を説明するフローチャートである。
【図8】図4のステップS7における幅センサチェック
処理の手順を説明するフローチャートである。
【図9】図4のステップS8における連続モード設定処
理の手順を説明するフローチャートである。
【図10】図4のステップS12におけるリアセンサチ
ェック処理の手順を説明するフローチャートである。
【図11】タイマ割込センサ処理の手順を説明するフロ
ーチャートである。
【図12】断続モードにおいて、原稿挿入孔に原稿が挿
入されていない状態から挿入された状態に変化した場合
のタイミングチャートである。
【図13】交互モードにおいて、原稿挿入孔に大型サイ
ズの原稿が挿入されている場合のタイミングチャートで
ある。
【図14】連続モードの場合のタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 22 原稿台部 24 原稿挿入孔 29 分離ローラ 32 LFローラ 36 原稿排出ローラ 41 CPU 51 読取部 61 幅センサ 62 フロントセンサ 63 リアセンサ 65 電源供給部 66 電源供給部 67 端子盤 68 端子盤 LED1,LED2,LED3 発光ダイオード PHT1,PHT2,PHT3 ホトトランジスタ TR1,TR2,TR3 トランジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出動作可能な状態では常に電力を消費
    する複数のセンサを有するセンサ装置であって、 前記複数のセンサは、出力が互いに共通に接続された複
    数のセンサからなる少なくとも1つのセンサ群を含んで
    おり、 前記センサ群のうちの1つのセンサ群に属する各センサ
    に個別に対応し、相互に独立して電源供給可能な複数の
    電源供給手段と、 前記複数の電源供給手段のうちの1つを選択的に動作さ
    せる電源制御手段とを設け、 前記複数の電源供給手段のうちの少なくとも1つの電源
    供給手段は、前記1つのセンサ群に属さない少なくとも
    1個のセンサにも共通に電源を供給する構成としたこと
    を特徴とするセンサ装置。
  2. 【請求項2】 前記センサ群は、原稿読取装置において
    原稿の幅を検出する幅センサと、前記原稿読取装置にお
    いて前記原稿が搬送開始位置に存在するか否かを検出す
    るフロントセンサとから構成され、 前記複数の電源供給手段のうち前記フロントセンサに電
    源を供給する電源供給手段は、前記原稿読取装置におい
    て原稿が読取開始位置近傍の所定位置に到達したか否か
    を検出するリアセンサにも電源を供給する、請求項1に
    記載のセンサ装置。
  3. 【請求項3】 前記電源制御手段は、前記原稿読取装置
    の待機状態において前記フロントセンサおよび前記リア
    センサを断続的に検出動作可能状態にする、請求項2に
    記載のセンサ装置。
  4. 【請求項4】 前記電源制御手段は、前記フロントセン
    サによって原稿が検出されているときであって、原稿の
    搬送開始前および/または搬送途中に、前記フロントセ
    ンサおよび前記リアセンサを断続的に検出動作可能状態
    にするとともに、それとはタイミングを異ならせて前記
    幅センサを断続的に検出動作可能状態にする、請求項2
    または3に記載のセンサ装置。
  5. 【請求項5】 前記電源制御手段は、原稿が搬送されて
    いるときに、前記フロントセンサおよび前記リアセンサ
    を連続的に検出動作可能状態にする、請求項2ないし4
    のいずれかに記載のセンサ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のセ
    ンサ装置を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
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