JPH08139834A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH08139834A
JPH08139834A JP6271407A JP27140794A JPH08139834A JP H08139834 A JPH08139834 A JP H08139834A JP 6271407 A JP6271407 A JP 6271407A JP 27140794 A JP27140794 A JP 27140794A JP H08139834 A JPH08139834 A JP H08139834A
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sensor
recording material
ink
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Application number
JP6271407A
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English (en)
Inventor
Minoru Yokoyama
実 横山
Hirotsugu Nakano
裕嗣 中野
Naohiro Iwata
直宏 岩田
Hideyuki Terajima
英之 寺嶋
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 読取・記録にかかわる各センサ類の機能を十
分に生かしつつ、センサと制御基板との間に設けられる
ハーネスの引きまわしを抑制することのできるインクジ
ェット式記録装置を具えたファクシミリ装置を提供す
る。 【構成】 制御系を介して外部に送出する情報を搬送中
の原稿から読み取る読取部30と、読取部下方に配設さ
れ、制御系を介して供給された情報を被記録材上に出力
する記録部20と、原稿搬送路下方から被記録材搬送路
上方にわたって上下方向に配設された制御用の制御基板
61,62と、制御基板61の送給路上部にあたる位置
に配設された反射型センサ21B,28とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に関
し、詳しくはインクジェット式記録装置を具えたファク
シミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置はそのプリンタの種類
によって普通紙ファクシミリ装置と感熱ファクシミリ装
置とに大別されるるが、特に最近では、保存性や環境問
題、複写機と紙を共通に使用できる点などの優位性から
普通紙ファクシミリ装置が普及し始めている。
【0003】中でも廉価で得られ、またコンパクトな点
でインクジェット式記録装置を搭載した普通紙ファクシ
ミリ装置が着目されている。
【0004】従来のファクシミリ装置の基本的構成を図
10に示す。すなわち、従来のファクシミリ装置100
は基本的に下から電気基板部110,記録部120,原
稿読取部130,操作部140の順に構成されており、
電気基板部110には制御基板101,ネット制御基板
102,主電源103が設けられている。さらに記録部
120には、記録シートピックアップローラ121が一
回転することを検出するピックアップローラセンサ12
2,記録シートの先端や後端を検出するペーパエッジセ
ンサ123,記録シートに所定のパターンを記録し、そ
の濃度を検出することによりインクの有無を検出したり
ジャムの判断が可能なフッタセンサ124等のセンサ類
が設けられている。また、読取部130には、原稿の有
無を検知する原稿有無検知センサ131,原稿の先端後
端を検知する原稿エッジセンサ132等のセンサ類が設
けられている。そしてこれらのセンサにはそれぞれ基板
と配線束のハーネスが設けられていてハーネスを本体内
を引き回すようにして、上述の制御基板101に結線さ
れている。
【0005】一方、操作部140のオペレーション基板
141にはスタートキーやストップキーなどのためのタ
クトスイッチ142や表示部としてのLCD143など
が実装されており、このようなオペレーション基板14
1が原稿搬送路より上方に配設されている為に、オペレ
ーション基板141から制御基板101へのハーネスは
原稿搬送路の幅方向および記録シート送給路の幅方向を
避けて配線しなければならず、非常に長くなっている。
【0006】さらに図10において各部に設けられてい
る主要部材について説明しておく。
【0007】125は記録シートSを送給するためのシ
ートホルダ,126はピックアップローラ121により
送給カセットのシートホルダ125から記録のために1
枚ずつ送給されている記録シートSを記録位置に搬送す
る搬送ローラ,127は記録シートSを記録位置に保持
するためのプラテンローラ,128Aおよび128Bは
排出ローラおよび拍車コロ,129は記録位置に保持さ
れる記録シートSに対してインクを吐出し、記録を行う
記録ヘッドである。
【0008】また、133は原稿分離ローラ,134は
原稿通過面上を通過する原稿上から画像を読み取る密着
式イメージセンサ,135はイメージセンサ134上に
原稿を密着状態に保つためのCSローラである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インクジェット式記録装置を搭載したファクシミリ装置
では、操作基板141,制御基板101,ネット制御基
板102,原稿有無検知センサ用基板131A,原稿エ
ッジセンサ用基板132A,ピックアップローラセンサ
用基板122A,記録シートエッジセンサ用基板123
A,フッタセンサ用基板124A等の多くの基板が各部
に散在し、それぞれの基板間を接続する為に多くのハー
ネスを装置内に引き回さなければならない。特に、ファ
クシミリ装置100の場合は原稿搬送路と記録シート送
給路とが設けられ、これらの路とかかわる位置にはハー
ネスを引き回すことができないため、原稿搬送路および
記録シート送給路の上下に上述の基板が存在すること
は、組立性を著しく悪くし、コストの上昇を招くのみら
ず、装置の品位を低下させ構成条件の拘束など不具合点
が多かった。また、ハーネスを工夫していろいろなとこ
ろに引き回すようにすると、これらのハーネスがアンテ
ナの役目をし、放射ノイズを多量に発生し、ラジオやテ
レビに影響を与える。
【0010】そのために、シールド板等の放射ノイズ対
策部品をいろいろなところに配設しなければならず、か
かる部品を取り付けると組立性がますます悪くなる上、
品質も安定しない。
【0011】特にインクジェット式記録装置を用いたフ
ァクシミリ装置においては、フッタセンサ124の存在
が重要である。なぜならば、単なるインクジェット式記
録装置のみの場合はオペレータがその場に居合わすこと
が前提であるためにインクがなくなって情報が記録され
なければオペレータがすぐに気がつきインクヘッドカー
トリッジを交換して再度記録すればよいが、ファクシミ
リ装置の場合は自動受信であるためにオペレータのいな
いこともあり、インクがないままの状態で自動受信する
ことは致命的欠陥である。したがって、かかるファクシ
ミリ装置にとってインク残量検知は必須機能であり、そ
の一手段としてフッタセンサ124は確実性のある有効
な手段である。したがってインクジェット式記録装置を
用いたファクシミリ装置100にフッタセンサ124を
配設する場合、その記録状態を見易くするための自然な
配置として、図10にみられるように、記録部120の
排出側でしかも記録シートの高さのばらつきが押えられ
るように排出ローラ128近傍に配設されていた。
【0012】しかし、このようにしてもなお問題点とし
て次のことが挙げられる。
【0013】排出ローラ128にフッタセンサ124
を配設すると外光の影響を受け易い。つまり、インクが
まだあるにもかかわらず外光の影響によって出力が高く
なりインクがなくなったと誤認識してしまうことがあ
る。この対策のためにはフッタセンサ124を排出ロー
ラ128から離さなくてはならないが、図10からみて
も解るようにインクヘッドカートリッジ129と排出ロ
ーラ128との間にはあまり空間がない。これは装置を
コンパクト化するという理由の他に、インクヘッドカー
トリッジ129から排出ローラ128までの紙パスを短
くし排出されてくる記録シートにジャムなどが発生しな
いよう搬送性を高めるためである。したがって、安易に
フッタセンサ124を排出ローラから離すためにだけカ
ートリッジ129と排出ローラ128との間を離すわけ
には行かない。
【0014】各センサから制御基板101までのハー
ネスを、インクヘッドカートリッジ129の走査領域お
よび記録シートの搬送領域から避けるようにして引き回
さなければならず、そのために組立性が非常に悪くな
る。
【0015】本発明の目的は、上記従来の問題点に着目
し、その解決を図るべく、フッタセンサを始め各センサ
類の機能を十分に生かしつつ、しかもこれらのセンサと
制御基板との間に設けられる配線のハーネスがファクシ
ミリ装置自体の機能障害となることがないように布設さ
れるインクジェット式記録装置を具えたファクシミリ装
置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる目的達成するため
に、本発明は、原稿の搬送路を有し、制御系を介して外
部に送出するための情報を搬送中の原稿から読み取る読
取部と、送給手段から被記録材を送給する送給路とを有
し、前記読取部の下方に配置されて、前記制御系を介し
外部から供給された情報または前記読取部から読み取ら
れた情報を前記被記録材上に出力する記録部と、前記原
稿の搬送路下方から前記被記録材搬送路の上方にわたっ
て上下方向に配設され、前記読取部および記録部の動作
を制御するための手段,回路ならびに前記制御系の回路
が配設された制御基板と、該制御基板の前記被記録材送
給路上部にあたる位置に配設され、該送給路に導かれた
前記被記録材上の記録が検知可能な反射型センサと、を
具備することを特徴とするものである。
【0017】
【作用】本発明によれば、外部に送出するための原稿を
読取部において読み取り、また、外部から供給されたデ
ータを記録部において被記録材上に記録することができ
るが、ここで、外部とのデータ通信にかかわる制御系お
よび読取部、記録部の動作制御にかかわる回路を原稿搬
送路の下方から被記録材送給路の上方にわたって上下方
向に配設した制御基板上に纏めて配設したことから各種
基板が分散配置されることなく、また、その間のハーネ
ス引き回しが放射ノイズ発生の要因となるのを防止でき
る。
【0018】また、被記録材上の記録の検知が可能な反
射型センサを被記録材送給路上部にあたる制御基板上に
設けたことで、反射型センサを下向きの検知姿勢に保つ
ことをができ、外光による検出機能低下が防止される。
【0019】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細かつ具体的に示す。
【0020】図1〜図3は本発明の特徴を最もよく示す
構成例を示す。すなわち、本発明の特徴とするところ
は、これらの図に示すように、読取部を記録部の上方に
配設すると共に、制御基板を読取部から記録部に沿わせ
るようにして上下の縦方向に配設し、その制御系にかか
わる検知手段を制御基板上に直接配設したことにある。
【0021】これらの図において、1はインクジェット
式記録装置を記録部20に具えたファクシミリ装置であ
り、30は原稿から画像を読み取る読取部、40(図
2,図3を参照)は最上部に配設した操作部、50は記
録部20に記録シートSを送給する自動送給装置(AS
F),60は主電源部である。そこでまず、本発明にか
かる読取部30の構成について説明する。
【0022】読取部30において、31は原稿送給台,
32は原稿送給台31上の原稿の有無を検知する原稿有
無検知センサ,33は分離ローラ,34はゴムなどで形
成され分離ローラ33に接して協働し、原稿を1枚だけ
読取位置に送出するための摩擦片,35は原稿の両端部
を検知する原稿エッジセンサである。
【0023】61はファクシミリ装置1の筐体2内にお
いて、その前面カバー2Aおよび後面カバー2Bとほぼ
並列の形で上下方向に配設された制御基板であり、読み
取り動作にかかわる原稿有無検知センサ32および原稿
エッジでセンサ35は制御基板61にそれらの基部が取
付けられると共に、これらのセンサからの信号線が図示
はしないが制御基板61上に配設されている。
【0024】36は読み取り位置に導かれてきた原稿か
ら画像を読み取って電気信号に変換する密着式イメージ
センサ、36Aはイメージセンサホルダ,37はイメー
ジセンサ36に原稿を圧接させた状態でその搬送にかか
わると共に自体は白基準の機能を有するCSローラ,3
8はCSローラ37に向けてイメージセンサホルダ36
Aを介し、イメージセンサ36を偏倚させているばね,
2Cは前面カバー2Aに開口する原稿排出口である。
【0025】なおここで、図1に示す分離ローラ33お
よびCSローラ37は内部フレーム2Dに支持されるモ
ータ(以下では読取モータという。図2および図3参照
のこと)39によって駆動されるもので39Aおよび3
9Bは読取モータ39の駆動力を分離ローラ33および
CSローラ37に伝達するための伝達系ギア列である。
【0026】続いて記録部20およびASF50の構成
について説明する。
【0027】記録部20はASF50からピックアップ
ローラ21によって1枚ずつ送給されてくる記録シート
S上に外部からの送給信号に対応した画像を記録するも
ので、22は記録シートSの搬送およびシート送りにか
かわる搬送ローラであり、その表面はゴムなどの弾性体
で被装されている。
【0028】22Aは搬送ローラ22に圧接して記録シ
ートSの送り動作に協働する圧接コロ,23は記録シー
トSを搬送ローラ22と共に記録位置に保持し、搬送に
協働し、記録済の記録シートSを排出口2Eから排出す
る排出ローラ,23Aは排出ローラ23と協働する拍車
である。24はインクジェット式の記録ヘッドとインク
タンクとが一体に形成され、キャリッジ25に搭載され
て紙面に鉛直の方向に主走査するカートリッジ式のヘッ
ドユニット(以下で単にヘッドカートリッジと呼ぶ)で
あり、主走査中にインク吐出口24Aから記録シートS
上に向けてインクを吐出し、記録を行う。
【0029】26はヘッドカートリッジ24のインク吐
出口24Aからインクを強制的に吐出させる不図示の回
復手段により排出されたインクを保留する廃インクタン
クである。また、図2に示す27はキャリッジ25を移
動させるキャリジモータ,27Aはキャリッジ25に連
結され、キャリッジモータ27によって駆動されるタイ
ミングベルトである。更にまた、ASF50も公知のも
ので、支持板51上に累積された状態に保持される記録
シートSをばね52のばね力により1枚ずつ送給可能な
ように分離爪53に向けて偏倚させている。そしてその
1枚がピックアップローラ21によって送給される動作
をピックアップローラセンサ21Aで検知していると共
に送出される記録シートSの前端および後端がペーパエ
ッジセンサ21Bによって検出される。
【0030】28は後述するようにして記録シートS上
のフッタマークを検出するフッタセンサでありフッタセ
ンサ28は上述したピックアップローラセンサ21Aお
よびペーパエッジセンサ21Bと共に制御基板61上に
これらの基部が固定されている。従って、ピックアップ
センサ21Aによりピックアップローラ21と共に回転
する検知片21Cを検知することでピックアップローラ
21の一回転する動作が検知される。また、ペーパエッ
ジセンサ21Bにより記録シートSがセンサ下方の位置
を通過する状態が検知され、更にまた、搬送ローラ22
および排出ローラ23の後述する逆搬送により記録シー
トS上のフッタマークを検知し、インクの有無等を判断
することができる。
【0031】ついで、図2および図3を参照しつつ、操
作部40の構成について説明する。
【0032】これらの図において、41は図3に示すよ
うに横並び方向に配列された複数の操作キー,42は操
作キー41の押下動作に応じてオン・オフされるタクト
スイッチ,43は操作キー41の支点であり、44は前
面カバー2Aと後面カバー2Bとの間に保持され、制御
基板61に電気的に接続されるLCD,45はLCD4
4の前面に設けられた透明板である。また、制御基板6
1上には操作キー41によるタクトスイッチ42のオン
・オフを表示するためのLED46が設けられていて、
これからの光がライドガイド47を介して前面カバー2
A上の点滅表示部48に導かれ、それぞれのオン・オフ
が視認によって確認されるように構成されている。
【0033】図4〜図6は本発明によるファクシミリ装
置1の構成を更に正面側および背面側から見て示す。こ
れらの図のうち、図4には正面側から制御基板61と制
御基板61に並んで配設されるファクシミリ装置1に必
要なネット制御のための、ネット制御基板62まわりの
構成が示されている。なお、図5はファクシミリ装置1
の背面側、また、図6は背面側から主として制御基板6
1およびネット制御基板62まわりを示すもので、これ
らの図に示すように制御基板61とネット制御基板62
とはコネクタ61Aと62Aとで電気的に接続される。
63は外部回線,子電話などと自在に接続の切換えが可
能なモジュラージャックであり、ハーネスの数や基板の
数を減らすために、好ましくは図6に示すようにネット
制御基板62に直接実装される。
【0034】なお、ハンドセット(送受話器)64は、
一般的な使用勝手から装置1の左側に配置されるので、
従い正面から見て左側にネット制御基板62を設け、こ
のネット制御基板62の更に左端側にモジュラージャッ
ク63を設けて、これにハンドセット64を接続させる
ようにした。但し、図5に示すようにモジュラージャッ
ク63を後面カバー2B上に設け、モジュラージャック
63とネット制御基板62との間を配線によって電気的
に接続するようにしてもよい。65は外部との接続用イ
ンタフェースコネクタであり、本例のようにこれを制御
基板62上のしかも記録シートパス上方右端側に配設す
ることでインタフェース65からコンピュータヘの配線
からシート搬送の妨げとならず、機能的にも支障を来さ
ないようにすることができる。66は一端がヘッドカー
トリッジ24に接続され、他端が制御基板61に接続さ
れるフレキシブルケーブルであり、フレキシブルケーブ
ル66を介してヘッドカートリッジ24に原稿画像に対
応した記録信号が送給される。また、29は記録シート
搬送用のモータ(以下で記録モータという)である。図
5に示す2Fは原稿送り込み口、図6に示す20Aは記
録シートSがASF50から送給される際に通過するシ
ート通路(送給路)である。
【0035】また、本例では主電源部60を図1,図2
および図6に示したようにファクシミリ装置1の最下部
後方に配置し、制御基板61やネット制御基板62から
分離している。かくして、主電源部60の上面カバー
に、図1,図2に示すように換気孔60Aを設けて空冷
効果が得られ易いようにすることができる。更にまた、
主電源部60と記録部20との間には、底カバー2Fか
ら仕切部60Bを立上がらせることによって、記録部2
0側からインクが主電源部60に浸入しないようにし
た。なお、主電源67と制御基板61との間は、記録シ
ートSの送給路20Aを外した位置で図2に示すように
配線ケーブル68によって接続されるもので、記録動作
にケーブル68が支障を来すようなことがない。
【0036】続いて、図7により本発明に係る制御用の
回路構成を示す。ここで、10はマイクロプロセッサな
どで構成される中央処理装置CPUであり、ROM3に
格納されているプログラムに従って、装置1全体を制御
する。4はRAMであり、RAM4では読取部30によ
って読み取られた2値化画像データおよび記録部20に
よって記録される2値化画像データを格納するととも
に、モデム部5によって変調され、ネット制御ユニット
(NCU)62Aを介して電話回線6に出力するための
2値化画像データを格納する。さらに又、RAM4に
は、電話回線6を介して入力されたアナログ波形信号が
NCU62Aおよびモデム部5でデジタル値に復調され
た上格納される。
【0037】7は、不揮発性RAMであり、不揮発性R
AM7には電源が遮断された状態にあっても保存される
べきデータ(例えば短縮ダイヤル番号)などが格納され
る。8はJISコード,アスキコード(ASCIIコー
ド)などのキャラクタが格納されるキャラクタジェネレ
ータであり、キャラクタジェネレータ8には2バイトの
符号で所定のコードに対応するデータが格納されてお
り、CPU10の要求に応じて自在に取り出される。
【0038】回路30Aは読取部制御回路であり、回路
30AはDMA(ダイレクトメモリアクセス)コントロ
ーラ,画像処理IC,イメージセンサ,CMOSロジッ
クICなどで構成され、CPU10の制御に基づきコン
タクトセンサ(CS)を利用して読み取ったデータを2
値化し、その2値化データを順次RAM4に送出する。
なお、読取部30に対してセットされた原稿状態は、原
稿の搬送路に設けられた原稿有無検知センサ32により
検出されるもので、原稿検知信号は主電源制御部9とC
PU10とに入力される。記録制御回路20AはDMA
コントローラ,インクジェット記録装置,CMOSロジ
ックICなどで構成され、CPU10の制御によってR
AM4に格納されている記録データを取り出し、ハード
コピーとして記録出力する。
【0039】モデム部5は例えばG3,G2のモデムと
これらのモデムに接続されたクロッック発生回路などで
構成され、CPU10の制御に基づいてRAM4に格納
されている送信データを変調し、ネット制御ユニット6
2Aを介して電話回線6に出力する。またモデム部5は
電話回線6のアナログ信号をNCU62Aを介して導入
し、その信号を変調して2値化データをRAM4に格納
する。なお、NCU62AではCPU10の制御に従っ
て電話回線モデム部5または電話機64のいずれかに切
り換えて接続する。またNCU62Aは呼出信号(C
I)を検出する手段を有し、呼出信号が検出されたとき
は着信信号を主電源制御部とCPU10とに送る。なお
ここで電話機64は更に詳しくはハンドセットの外にス
ピーチネットワーク,ダイヤル,テンキーないしワンタ
ッチキーなどを有しているものである。
【0040】また、操作部40は画像送信、受信などを
スタートさせるキー、送受信時におけるファイン、標
準、自動受信などの操作モードを指定するモード選択キ
ーおよびダイヤリング用のテンキーないしワンタッチキ
ーなどから構成されていて、これらのキーが押下される
とON信号が主電源制御部9およびCPU10に入力さ
れる。また、16桁の表示が可能な液晶表示器(図3に
LCD44および透明カバー45として示す)には、C
PU10の制御により所定の文字などが表示される。主
電源制御部9はファクシミリ装置1全体の各部(ブロッ
ク)への通電(電力供給)を制御するもので、1チップ
マイクロコンピュータ,コンデンサタイプの二次電池等
で構成され、この二次電池からの供給電力だけでも駆動
することができる。なお、主電源制御部9では読取部制
御回路30Aからの原稿検出信号またはNCU62Aか
らの着信信号または操作部40からのON信号が入力さ
れると、起動信号を主電源60に送る。すなわち、主電
源60はAC入力のスイッチング電源であり、外部から
のスイッチングのON,OFFが制御可能であり主電源
制御部9からの起動信号、停止信号によってそれぞれ電
力を供給したり、電力を供給しなかったりする。以上の
機能の中で1点鎖線で囲った部分が制御基板61に実装
されるものである。
【0041】続いて、本発明に設けられるフッタセンサ
28の設置位置および検出動作を図8の(A),(B)
および図9を参照して説明する。
【0042】ファクシミリ装置1には自動受信があるた
め先にも述べたように一般のプリンタとは違い、インク
がなくなったことを装置が自動的に検出しなければなら
ず、その検知手段は必須のものである。
【0043】フッタセンサ28はかかる検知手段として
設けられるもので、図8の(A)に示すように、記録が
終了したあとのシート余白の所定位置にセンサ検出用パ
ターン71を記録する。なお、本例の場合は、5mm×
5mmの矩形を記録する。このパターン71を反射型の
フッタセンサ28によって検知し、記録濃度を示す出力
値によってインクの有無を判断する。つまり、インクが
あるときには上述の矩形のパターン71が記録されるた
めフッタセンサ28からの出力が低くなる。一方、図8
の(B)に示すように、インクが記録途中等でなくなっ
た場合には矩形のパターン71が記録されないためフッ
タセンサの28からの出力が高くなる。従って、出力値
を検出して所定値以上の出力値が得られるときにはイン
クがないと判断しエラーとする。
【0044】なお、記録シートSは前述のように搬送ロ
ーラ22と圧接コロ22Aとに挾持された状態で、搬送
ローラ22と記録シートSとの間の摩擦力により搬送さ
れるもので、圧接コロ22Aは図4に示したようにコロ
軸22Bに支承されており、記録シートSに接している
のは圧接コロ22Aの部分だけである。なお、本例の場
合、圧接コロ22Aは記録シートの幅方向に対して、等
間隔に4個並べられている。一方、搬送ローラ22は記
録モータ29によって駆動されるもので、記録モータ2
9の正転逆転することにより、搬送ローラ22を正転逆
転させるように構成されている。
【0045】前述のように制御基板61はヘッドカート
リッジのインク吐出口24Aとピックアップローラ21
との間で、かつ、記録シートパス20Aよりも上方にあ
り原稿搬送路よりも下方に配設されている。そして、そ
の制御基板61のシートパス20Aに近い位置の記録シ
ートの記録面が検出できるような位置に反射型センサで
あるフッタセンサ28が設けてある。なお、フッタセン
サ28の記録シート幅方向の位置は図4に示すように圧
接コロ22Aのない部分で、かつ最小幅記録シートSの
通過領域内に配設される。
【0046】次に図9に従ってフッタマーク検知による
インク有無検知の基本動作について説明する。
【0047】ステップS1 記録モータ29の正回転駆
動により記録シートSを図8で矢印A方向にシート送り
し、通常の記録動作を行う。
【0048】ステップS2 読取部30からのデータ、
もしくは電話回線6から送られてきたデータ、もしくは
コンピュータから送られてきたデータに従って記録を実
施する。
【0049】ステップS3 記録シートSの後端余白部
分で、かつ、記録シート幅方向においてフッタセンサ2
8の位置と一致する位置に5mm×5mmの矩形のフッ
タマーク71を記録する。(但し、インクがない場合に
は正常なマークが得られない。) ステップS4 記録シートSを記録モータ29の逆転に
より図8で矢印B方向に所定量バックフィードし、フッ
タマーク71がフッタセンサ28の真下の位置に来るま
で搬送する。
【0050】ステップS5 フッタセンサ28からの出
力によってフッタマーク71の有無を判断する。そし
て、フッタマーク71が検知された場合にはステップS
6に進むが、フッタマーク71が正常に検知されなかっ
た場合にはステップS7に進む。
【0051】ステップS6 次ページがあるか否かを判
断し、次ページがある場合はステップS1に戻る。ま
た、次ページがない場合にはステップS7に進む。
【0052】ステップS7 記録終了する。
【0053】ステップS8 フッタマーク71が検知さ
れないことによりインクがないと判断し例えばエラー表
示等によって警告する。
【0054】なお、上述の実施例では制御基板61を図
2,図3等に示すように通路にかかわりのない位置で上
方にまで延在させて、ここに操作部40の操作に関わる
タクトスイッチ42やLED46を設けるようにした
が、制御基板61を必ずしも原稿通路以上の高さまで延
在させなくとも、タクトスイッチ42やLED46を制
御基板61の上部に配置可能である。
【0055】また、制御基板61とネット制御基板62
とをほぼ同一の鉛直面上で図4,図6に示すように分離
したが、これらを一体に構成し、フレキシブルケーブル
66を記録部20側に引き出すための孔をその一体基板
に設けるようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明によ
れば、原稿の搬送路を有し、制御系を介して外部に送出
するための情報を搬送中の原稿から読み取る読取部と、
送給手段から被記録材を送給する送給路とを有し、前記
読取部の下方に配置されて、前記制御系を介し外部から
供給された情報または前記読取部から読み取られた情報
を前記被記録材上に出力する記録部と、前記原稿の搬送
路下方から前記被記録材搬送路の上方にわたって上下方
向に配設され、前記読取部および記録部の動作を制御す
るための手段,回路ならびに前記制御系の回路が配設さ
れた制御基板と、該制御基板の前記被記録材送給路上部
にあたる位置に配設され、該送給路に導かれた前記被記
録材上の記録が検知可能な反射型センサと、を具備する
ので以下の効果が得られる。
【0057】各部の基板、および基板にかかわるハー
ネスを極力減らすことができ、組立性が大幅に改善され
る。
【0058】基板、ハーネスを減らすことによりその
間のコネクタ接続部が少なくて済み、電気的接続部の信
頼性が大幅に向上する。
【0059】放射ノイズの発生原因となるハーネスの
引きまわしが少なくなることにより、放射ノイズが減少
する。
【0060】記録シートの送給を含む搬送路より下方
に基板が配設されないため、基板にインクが付着しない
ようにするためのシールド対策の必要がなく、コスト、
組立性が大幅に改善される。
【0061】反射型センサを外光に関係しない位置に
配置することができるので感度が上げられ、反射型セン
サをインクの有無検知センサとして用いることにより、
インクジェット記録方式の記録部を具えたファクシミリ
装置に欠かすことのできないインク残量の確実な識別が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による構成の一例を読取部および記録部
の双方にかかわる位置で示す断面図である。
【図2】図1に示す構成を読取部の駆動手段および記録
部の駆動手段にかかわる位置で示す断面図である。
【図3】本発明による構成を一部破砕して示す斜視図で
ある。
【図4】本発明による構成を前面カバーを取り外した状
態で示す正面図である。
【図5】本発明によるファクシミリ装置の背面図であ
る。
【図6】本発明による構成を後面カバーを取り外した状
態で示す背面図である。
【図7】本発明による制御用の回路構成を示すブロック
図である。
【図8】本発明にかかわるフッタセンサのフッタマーク
検知動作を(A)および(B)の2つの状態で示す説明
図である。
【図9】本発明に関わるフッタセンサによる検知動作の
手順を示すフローチャートである。
【図10】従来例のファクシミリ装置の構成例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 筐体 2A 前面カバー 2B 後面カバー 2C 原稿排出口 2D 内部フレーム 2F 原稿送り込み口 3 ROM 4 RAM 5 モデム部 6 電話回線 9 主電源制御部 10 CPU 20 記録部 20A シートパス 21 ピックアップローラ 21A ピックアップローラセンサ 21B ペーパエッジセンサ 22 搬送ローラ 23 排出ローラ 24 ヘッドカートリッジ 25 キャリッジ 28 フッタセンサ 30 読取部 32 原稿有無検知センサ 35 原稿エッジセンサ 36 イメージセンサ 37 CSローラ 40 操作部 41 操作キー 42 タクトスイッチ 44 LCD 46 LED 47 ライトガイド 48 点滅表示部 50 自動送給装置(ASF) 60 主電源部 61 制御基板 62 ネット制御基板 63 モジュラージャック 64 ハンドセット 65 インタフェースコネクタ 66 フレキシブルケーブル 67 主電源 71 パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/04 106 A (72)発明者 寺嶋 英之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の搬送路を有し、制御系を介して外
    部に送出するための情報を搬送中の原稿から読み取る読
    取部と、 送給手段から被記録材を送給する送給路とを有し、 前記読取部の下方に配置されて、前記制御系を介し外部
    から供給された情報または前記読取部から読み取られた
    情報を前記被記録材上に出力する記録部と、 前記原稿の搬送路下方から前記被記録材搬送路の上方に
    わたって上下方向に配設され、前記読取部および記録部
    の動作を制御するための手段,回路ならびに前記制御系
    の回路が配設された制御基板と、 該制御基板の前記被記録材送給路上部にあたる位置に配
    設され、該送給路に導かれた前記被記録材上の記録が検
    知可能な反射型センサと、を具備することを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記記録部は前記被記録材を前記送給路
    を介して記録位置に導くための搬送ローラと該搬送ロー
    ラに圧接して搬送に協働する複数の従動コロとを有し、
    前記反射型センサは前記被記録材の幅方向において、前
    記従動コロの転動軌跡から外れた位置の記録を検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記記録部は前記送給路を介して記録位
    置に導かれた被記録材上にインクを吐出して記録を行う
    インクジェット記録ヘッドを具備するインクジェット記
    録式であることを特徴とする請求項1または2に記載の
    ファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドは前記記録位置に導かれ
    た被記録材に沿って送給方向と交叉する方向の走査中に
    インクを吐出して記録を行い、一走査の記録ごとに前記
    搬送ローラおよび従動コロによって前記被記録材がシー
    ト送りされるシリアル型の記録手段であることを特徴と
    する請求項3に記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記反射型センサは前記記録部において
    前記被記録材上に記録されたパターンの記録濃度を検出
    することにより記録のためのインクの有無を検知するイ
    ンク有無検知センサであることを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかの項に記載のファクシミリ装置。
JP6271407A 1994-11-04 1994-11-04 ファクシミリ装置 Pending JPH08139834A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6907206B2 (en) 2002-11-08 2005-06-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Assembly structure for image forming apparatus
US6975814B2 (en) 2002-09-12 2005-12-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2010046818A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Canon Inc プリンタおよびプリント用紙

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US6907206B2 (en) 2002-11-08 2005-06-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Assembly structure for image forming apparatus
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