JP3855373B2 - 印刷用紙計量装置およびインク補給時期警告装置 - Google Patents

印刷用紙計量装置およびインク補給時期警告装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷に使われた用紙の量を計測する印刷用紙計量装置と、その印刷用紙計量装置を利用して構成されたインク補給時期警告装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、印刷機構を備えた機器(例えば、プリンタ、ファクシミリ装置、あるいはコピー機など)の中には、インクやトナー等の着色材料(以下、インクやトナー等の着色材料のことを、単にインクという)の補給を行うべき時期、あるいは用紙の補給を行うべき時期が近づくと、その旨の警告を発する警告装置を備えたものがある。
【0003】
以下、この警告装置の代表的な例として、インクの補給を行うべき時期に警告を発するインク補給時期警告装置について説明すると、この種のインク補給時期警告装置は、例えば、インクリボンの新品交換時にメモリの記憶内容を初期化するとともに、印刷が行われるたびに上記メモリに印刷枚数を累積して記憶する印刷用紙計量装置と、この印刷用紙計量装置によってメモリに記憶された累積値があらかじめ定められた警告用基準値を超えると警告を発する警告手段とで構成され、インクリボンの新品交換後にインク切れを起こすことなく印刷可能と想定される平均的な印刷枚数を、上記警告用基準値にしておくことによって、インクリボンの交換を行うべき時期が近づいたことを警告することができた。
【0004】
ところで、上記インク補給時期警告装置を正常に機能させるに当たっては、インクリボンの新品交換時には、上記印刷用紙計量装置による印刷枚数の累積値を必ず初期化しなければならず、一方、例えば印刷機構のメンテナンスを行う際に、使用中のインクリボンを一時的に脱着し、同じインクリボンを再装着するといった場合には、累積値の初期化を行わず、累積を継続しなければならない。
【0005】
しかし、インクリボンの脱着/装着操作が行われた際に、実際にインクリボンの新品交換が行われたか否かを正確に判別して、自動的に累積値の初期化を行うようなことは必ずしも容易ではない。
そのため、この種のインク補給時期警告装置では、利用者が所定のリセット操作を行うと、上記印刷用紙計量装置による印刷枚数の累積値が初期化されるような構成を採用して、インクリボンの新品交換時には、利用者が所定のリセット操作を行うことにし、一方、インクリボンの一時的な脱着/再装着を行った場合などには、利用者がリセット操作を行わないことにする、といった取り扱い方法を定め、その取り扱い方法を利用者が遵守することによって、上記インク補給時期警告装置が正常に機能するようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように構成されたインク補給時期警告装置では、利用者がリセット操作を行うか否かの判断を誤ると、上記印刷用紙計量装置による印刷枚数の累積値が実態とは異なる不正な値になって、その後の警告を正常に発することができなくなるという問題があり、特に、たとえ後で誤操作に気づいたとしても、何ら対処する方法がないまま、インク補給時期警告装置が正常に機能しない状態に陥ってしまうという問題があった。
【0007】
より具体的には、インクリボンの新品交換を行った場合に、利用者がリセット操作を忘れていると、その時点から上記印刷用紙計量装置による印刷枚数の累積値が不正な値になり、その後、実際にはインクリボンの交換時期に至っていなくても、交換時期である旨の誤った警告が出るという問題が発生した。ここで、単に警告を止めるだけであれば、警告後にリセット操作を行うことでも対処はできるが、このリセット操作を行った時に新品交換が行われたものとして、次回の警告が行われることになるため、このリセット操作までにある程度印刷を行っていると、その後、交換時期である旨の警告が出る前にインクリボンの交換時期に至り、何の警告もないまま印刷中にインク切れが発生するという問題を招いていた。
【0008】
また、使用中のインクリボンの一時的な脱着/再装着を行った際に、利用者が誤ってリセット操作を行ってしまった場合にも、やはり、その時点から上記印刷用紙計量装置による印刷枚数の累積値が不正な値になり、このリセット操作を行った時に新品交換が行われたものとして次回の警告が行われることになるため、その後、交換時期である旨の警告が出る前にインクリボンの交換時期に至り、何の警告もないまま印刷中にインク切れが発生するといった問題を招いていた。しかも、仮に、リセット操作の後に誤操作であったことに気づいたとしても、何ら対処することはできなかった。
【0009】
なお、上記諸問題は、上記印刷用紙計量装置を使って上記インク補給時期警告装置と類似した仕組みで警告を発するように構成された警告装置において同様に発生する問題であり、具体例を挙げれば、例えば、印刷用紙計量装置のメモリの記憶内容を、規定枚数のカット紙(または規定長さのロール紙)が補給された際に初期化するようにし、印刷が行われるたびに上記メモリに印刷枚数(または長さ)を累積し、メモリに記憶された累積値が警告用基準値を超えると警告を発するように構成することにより、カット紙の補給(またはロールの交換)を行うべき時期が近づいたことを報知するようにした用紙補給時期警告装置でも、リセット操作のタイミングを誤ることにより、まったく同様の問題が発生する。
【0010】
本発明は、上記諸問題を解決するためになされたものであり、その目的は、必要なリセット操作を行わなかった場合、あるいは不要なリセット操作を行ってしまった場合にも、本来行うべきであった操作を正しく行った場合と同様の正常な累積値に、後から戻すことのできる印刷用紙計量装置と、その印刷用紙計量装置を使って構成されたインク補給時期警告装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段、および発明の効果】
上述の目的を達成するために、請求項1記載の印刷用紙計量装置は、
印刷に伴って用紙が消費されるたびに、その消費量を累積して記憶する第1、第2記憶手段と、
前記第1記憶手段に記憶された値に基づいて、消耗品の消費量を監視する監視手段と、
インクや用紙等の消耗品の補給時に利用者によって行われる所定の操作を検出可能な検出手段と、
該検出手段により前記所定の操作が行われたことが検出され、かつ該検出に続いて利用者が所定のリセット操作を行った場合に、前記第1記憶手段に記憶された累積値を初期値に戻す第1初期化手段と、
前記検出手段により前記所定の操作が行われたことが検出された場合に、前記第2記憶手段に記憶された累積値を初期値に戻す第2初期化手段と、
利用者が所定の復旧操作を行った場合に、前記第2記憶手段に記憶された累積値で、前記第1記憶手段の記憶内容を更新する復旧手段と
を備えたことを特徴とする。
【0012】
この印刷用紙計量装置において、「第1、第2記憶手段に記憶される用紙の消費量」は、用紙がカット紙の場合は、印刷に使われた用紙の枚数に相当する値であればよく、用紙がロール紙の場合は、印刷に使われた用紙の長さに相当する値であればよい。また、「用紙の枚数に相当する値」とは、用紙の枚数そのものであればもちろんよいが、印刷に使われた用紙の枚数を補給直後の用紙の枚数に対する比で表した値など、用紙の枚数と一定の相関関係がある値であれば何でもよく、「用紙の長さに相当する値」についても、同様に、用紙の長さと一定の相関関係がある値であれば何でもよい。
【0013】
また、検出手段は、インク補給時期警告装置を構成する際にはインクの補給時に利用者によって行われる所定の操作を検出可能なもの、用紙補給時期警告装置を構成する際には用紙の補給時に利用者によって行われる所定の操作を検出可能なものを採用するが、検出すべき所定の操作自体は、インクや用紙等の消耗品の補給に伴って必ずなされる操作であれば、実際に補給が行われたか否かを厳密に特定できない操作でも構わない。例えば、インクの補給時に利用者によって行われる所定の操作としては、インクリボンカートリッジ、インクタンクカートリッジ、あるいはトナーカートリッジの脱着/装着操作、インク交換の際に開閉されるカバーの開閉操作、インク交換時に必ず操作されるボタン操作などのいずれを検出してもよく、また、用紙の補給時に利用者によって行われる所定の操作としては、給紙カートリッジまたはロール紙の脱着/装着操作、給紙の際に開閉されるカバーの開閉操作、給紙時に必ず操作されるボタン操作などのいずれを検出してもよい。
【0014】
さらに、第1初期化手段の動作条件となっているリセット操作、および、復旧手段の動作条件となっている復旧操作についても、それぞれリセット操作、復旧操作であることを判別可能な操作であれば、どのような操作であってもよく、具体的には、例えば専用のリセットキー、復旧キーを押す操作、あるいは、汎用の操作キーを所定の手順で押す操作、あるいは、汎用の操作キーを表示装置に表示された操作案内に従って押す操作などであればよい。
【0015】
以上のように構成された印刷用紙計量装置によれば、第1記憶手段に記憶された累積値は、検出手段により補給時に利用者によって行われる所定の操作が検出され、かつその検出に続いて利用者が所定のリセット操作を行った場合には、第1初期化手段によって初期値に戻され、一方、利用者が所定のリセット操作を行わなかった場合には、そのまま保持され、いずれの場合も、以後、印刷に伴って用紙が消費されるたびに、その消費量が累積して記憶される。そのため、用紙やインク等の消耗品の補給(以下単に補給という)が実際に行われた際に、利用者がリセット操作を行っている場合、あるいは、補給が実際には行われず、利用者もリセット操作を行っていない場合については、第1記憶手段の累積値が、補給が実際に行われた時点以降の用紙の消費量に一致する。
【0016】
また一方、第2記憶手段に記憶された累積値は、検出手段により補給時に利用者によって行われる所定の操作が検出された場合に、リセット操作の有無にかかわらず第2初期化手段によって初期値に戻され、以後、印刷に伴って用紙が消費されるたびに、その消費量が累積して記憶される。そのため、実際に補給が行われたにもかかわらず、誤って利用者がリセット操作を行わなかった場合には、第2記憶手段の累積値が、実際に補給が行われた時点以降の用紙の消費量に一致する。そして、この誤操作に気づけば、利用者が所定の復旧操作を行うことにより、復旧手段が、第2記憶手段に記憶された累積値で、第1記憶手段の記憶内容を更新するため、以後は、第1記憶手段の累積値も、実際に補給が行われた時点以降の用紙の消費量に一致することになる。
【0017】
したがって、この印刷用紙計量装置によれば、通常は、第1記憶手段に記憶された値に基づいて消耗品の消費量を監視することができ、さらに、必要なリセット操作を行わなかった場合であっても、後から復旧操作を行えば、第1記憶手段に記憶された値を、リセット操作を正しく行った場合と同様の正常な累積値に戻すことができ、以後は、通常通り、第1記憶手段に記憶された値に基づいて消耗品の消費量を監視することができ、第1記憶手段の記憶内容から、実際に補給が行われた時点以降の用紙の消費量を知ることができる。
【0018】
ところで、実際に補給が行われたにもかかわらず、その後にリセット操作が行われなかった場合、第1記憶手段に記憶された累積値は、正しくリセット操作が行われた場合には到達し得ない大きな値になることがあり、この累積値が過剰に大きな値になれば、正しくリセット操作が行われなかったものと推測することができるので、請求項2記載の印刷用紙計量装置のように、
前記第1記憶手段に記憶された累積値があらかじめ設定された更新用基準値を超えた場合に、前記第2記憶手段に記憶された累積値で、前記第1記憶手段の記憶内容を更新する自動更新手段
を備えてもよい。
【0019】
このように構成すると、第1記憶手段に記憶された累積値が、更新用基準値よりも大きな値となった場合に、自動更新手段が、第2記憶手段に記憶された累積値で第1記憶手段の記憶内容を更新するため、利用者が上記復旧操作を行った場合と同じ処理が自動的に行われることになる。したがって、インクリボンの新品交換後に印刷可能な最大印刷枚数を確実に上回ると想定される値を、上記更新用基準値としておくことによって、正しくリセット操作がなされなかった場合の無意味な累積値を、いつまでも累積し続けることが防止される。
【0020】
さて、以上説明した請求項1または請求項2記載の印刷用紙計量装置によれば、実際に補給が行われたにもかかわらず、必要なリセット操作を行わなかった場合にも、累積値を正常な値に戻すことができたが、これとは逆に、実際には補給が行われていないにもかかわらず、不要なリセット操作を行ってしまう場合もある。
【0021】
そこで、こうした問題に対処するために、請求項3記載の印刷用紙計量装置は、
印刷に伴って用紙が消費されるたびに、その消費量を累積して記憶する第1、第2記憶手段と、
インクや用紙等の消耗品の補給時になされる所定の補給操作を検出可能な検出手段と、
該検出手段により前記補給操作が検出された場合に、前記第1記憶手段に記憶された累積値を前記第2記憶手段に保存する保存手段と、
前記検出手段により前記補給操作が検出され、かつ該検出に続いて利用者が所定のリセット操作を行った場合に、前記保存手段による累積値の保存が行われた後、前記第1記憶手段に記憶された累積値を初期値に戻す第1初期化手段と、
利用者が所定の復旧操作を行った場合に、前記第2記憶手段に記憶された累積値で、前記第1記憶手段の記憶内容を更新する復旧手段と
を備えたことを特徴とする。
【0022】
以上のように構成された印刷用紙計量装置によれば、第1記憶手段に記憶された累積値は、検出手段により補給操作が検出された場合に、保存手段によって第2記憶手段に保存される。そして、補給操作に続いて利用者が所定のリセット操作を行った場合には、第1初期化手段によって初期値に戻され、一方、補給操作に続いて利用者が所定のリセット操作を行わなかった場合には、そのまま保持され、いずれの場合も、以後、印刷に伴って用紙が消費されるたびに、その消費量が累積して記憶される。そのため、実際に補給が行われた際に利用者がリセット操作を行っている場合、あるいは、実際に補給が行われず、利用者もリセット操作を行っていない場合については、第1記憶手段の累積値が、実際に補給が行われた時点以降の用紙の消費量に一致する。
【0023】
また一方、第2記憶手段には、上述の通り、補給操作直後に第1記憶手段に記憶された累積値が保存され、以後、印刷に伴って用紙が消費されるたびに、その消費量が累積して記憶される。そのため、実際には補給が行われていないにもかかわらず、誤って利用者がリセット操作を行った場合には、第2記憶手段の累積値が、実際に補給が行われた時点以降の用紙の消費量に一致する。そして、この誤操作に気づけば、利用者が所定の復旧操作を行うことにより、復旧手段が、第2記憶手段に記憶された累積値で、第1記憶手段の記憶内容を更新するため、以後は、第1記憶手段の累積値も、実際に補給が行われた時点以降の用紙の消費量に一致することになる。
【0024】
したがって、この印刷用紙計量装置によれば、不要なリセット操作を行った場合であっても、後から復旧操作を行えば、リセット操作を行わなかった場合と同様の正常な累積値に戻すことができ、以後は、第1記憶手段の記憶内容から、実際に補給が行われた時点以降の用紙の消費量を知ることができる。
【0025】
ところで、実際に補給が行われ、リセット操作も正しく行われた場合、第2記憶手段に記憶された累積値は、リセット操作以前の累積値をも含む大きな値になり、この累積値が過剰に大きな値になれば、直前のリセット操作が正しく行われたものであったと推測することができるので、請求項4記載の印刷用紙計量装置のように、
前記第2記憶手段に記憶された累積値があらかじめ設定された更新用基準値を超えた場合に、前記第1記憶手段に記憶された累積値で、前記第2記憶手段の記憶内容を更新する自動更新手段
を備えてもよい。
【0026】
このように構成すると、第2記憶手段に記憶された累積値が、更新用基準値よりも大きな値となった場合に、自動更新手段が、第1記憶手段に記憶された累積値で第2記憶手段の記憶内容を更新する。したがって、インクリボンの新品交換後に印刷可能な最大印刷枚数を確実に上回ると想定される値を、上記更新用基準値としておくことによって、正しくリセット操作が行われているにもかかわらず、第2記憶手段で無意味な累積値をいつまでも累積し続けることが防止される。
【0027】
さて、先に説明した請求項1または請求項2記載の印刷用紙計量装置によれば、実際に補給が行われたにもかかわらず、必要なリセット操作を行わなかった場合にも、累積値を正常な値に戻すことができ、一方、後から説明した請求項3または請求項4記載の印刷用紙計量装置によれば、実際に補給が行われていないにもかかわらず、不要なリセット操作を行った場合に、累積値を正常な値に戻すことができるので、これらの内、どの構成を採用すべきかは、いずれの誤操作が発生しやすいかを勘案して決定すればよい。但し、上記2つの誤操作が双方とも発生しやすいといった場合も考えられる。
【0028】
そこで、こうした問題に対処するために、請求項5記載の印刷用紙計量装置は、
印刷に伴って用紙が消費されるたびに、その消費量を累積して記憶する第1、第2記憶手段と、
インクや用紙等の消耗品の補給時になされる所定の補給操作を検出可能な検出手段と、
該検出手段により前記補給操作が検出された場合に、前記第1記憶手段に記憶された累積値を前記第2記憶手段に保存する保存手段と、
前記検出手段により前記補給操作が検出され、かつ該検出に続いて利用者が所定のリセット操作を行った場合に、前記保存手段による累積値の保存が行われた後、前記第1記憶手段に記憶された累積値を初期値に戻す第1初期化手段と、
前記検出手段により前記補給操作が検出され、かつ該検出に続いて利用者が前記リセット操作を行なわない場合に、前記第2記憶手段に記憶された累積値を初期値に戻す第2初期化手段と、
利用者が所定の復旧操作を行った場合に、前記第2記憶手段に記憶された累積値で、前記第1記憶手段の記憶内容を更新する復旧手段と
を備えたことを特徴とする。
【0029】
以上のように構成された印刷用紙計量装置によれば、第1記憶手段に記憶された累積値は、検出手段により補給操作が検出された場合には、保存手段によって第2記憶手段に保存され、補給操作に続いて利用者が所定のリセット操作を行った場合には、第1初期化手段によって初期値に戻され、一方、補給操作に続いて利用者が所定のリセット操作を行わなかった場合には、そのまま保持され、いずれの場合も、以後、印刷に伴って用紙が消費されるたびに、その消費量が累積して記憶される。そのため、実際に補給が行われた際に利用者がリセット操作を行っている場合、あるいは、実際に補給が行われず、利用者もリセット操作を行っていない場合については、第1記憶手段の累積値が、実際に補給が行われた時点以降の用紙の消費量に一致する。
【0030】
また一方、第2記憶手段には、上述の通り、検出手段により補給操作が検出され、かつ補給操作に続いて利用者が所定のリセット操作を行った場合に、第1記憶手段に記憶された累積値が保存され、一方、補給操作に続いて利用者が所定のリセット操作を行わなかった場合には、第2初期化手段によって初期値に戻され、以後、印刷に伴って用紙が消費されるたびに、その消費量が累積して記憶される。そのため、実際に補給が行われたにもかかわらず、誤って利用者がリセット操作を行わなかった場合、および実際には補給が行われていないにもかかわらず、誤って利用者がリセット操作を行った場合のいずれの場合についても、第2記憶手段の累積値が、実際に補給が行われた時点以降の用紙の消費量に一致する。そして、この誤操作に気づけば、利用者が所定の復旧操作を行うことにより、復旧手段が、第2記憶手段に記憶された累積値で、第1記憶手段の記憶内容を更新するため、以後は、第1記憶手段の累積値も、実際に補給が行われた時点以降の用紙の消費量に一致することになる。
【0031】
したがって、この印刷用紙計量装置によれば、必要なリセット操作を行わなかった場合であっても、後から復旧操作を行えば、リセット操作を正しく行った場合と同様の正常な累積値に戻すことができ、しかも、不要なリセット操作を行った場合であっても、後から復旧操作を行えば、リセット操作を行わなかった場合と同様の正常な累積値に戻すことができ、以後は、第1記憶手段の記憶内容から、実際に補給が行われた時点以降の用紙の消費量を知ることができる。
【0032】
ところで、先にも述べた通り、実際に補給が行われたにもかかわらず、その後にリセット操作が行われなかった場合、第1記憶手段に記憶された累積値は、正しくリセット操作が行われた場合には到達し得ない大きな値になることがあり、この累積値が過剰に大きな値になれば、正しくリセット操作が行われなかったものと推測することができる。また、実際に補給が行われ、リセット操作も正しく行われた場合、第2記憶手段に記憶された累積値は、リセット操作以前の累積値をも含む大きな値になり、この累積値が過剰に大きな値になれば、直前のリセット操作が正しく行われたものであったと推測することができる。
【0033】
そこで、請求項6記載の印刷用紙計量装置のように、
前記第1記憶手段または前記第2記憶手段のいずれか一方の記憶手段に記憶された累積値が、あらかじめ設定された更新用基準値を超えた場合に、前記一方の記憶手段の記憶内容を、他方の記憶手段に記憶された累積値で更新する自動更新手段
を備えてもよい。
【0034】
このように構成すると、第1記憶手段に記憶された累積値が、更新用基準値よりも大きな値となった場合に、自動更新手段が、第2記憶手段に記憶された累積値で第1記憶手段の記憶内容を更新するため、利用者が上記復旧操作を行った場合と同じ処理が自動的に行われることになる。また逆に、第2記憶手段に記憶された累積値が、更新用基準値よりも大きな値となった場合には、自動更新手段が、第1記憶手段に記憶された累積値で第2記憶手段の記憶内容を更新する。したがって、インクリボンの新品交換後に印刷可能な最大印刷枚数を確実に上回ると想定される値を、上記更新用基準値としておくことによって、正しくリセット操作がなされなかったにもかかわらず、第1記憶手段で無意味な累積値をいつまでも累積し続けたり、逆に、正しくリセット操作が行われているにもかかわらず、第2記憶手段で無意味な累積値をいつまでも累積し続けることが防止される。
【0035】
さらに、以上説明した印刷用紙計量装置において、リセット操作は、補給操作の後に必要に応じて行うべきと、単に取り決めておくだけでもよいが、そのような取り決めだけでは、リセット操作を忘れてしまうケースが増える恐れがあるので、望ましくは、請求項7記載のように、
前記検出手段により前記補給操作が検出された場合に、利用者に対して、前記リセット操作を行うように要求する操作要求手段
を備えるとよい。
【0036】
このような印刷用紙計量装置であれば、補給操作後に操作要求手段がリセット操作を要求するので、利用者に対してリセット操作を行うか否かの意思を明確に確認でき、少なくともリセット操作をすべきこと自体を忘れてしまうといった問題を解消することができる。
【0037】
【0038】
なおリセット操作を要求する方法としては、表示装置にメッセージを表示する、音声出力装置でメッセージ音声を出力する、あるいは、単にランプを点灯させたり、ブザーを鳴動させるといった方法のいずれを利用しても、またこれらのいくつかを併用してもよい。
【0039】
以上説明した印刷用紙計量装置は、種々の利用方法を考え得るが、例えば請求項8に記載のようなインク補給時期警告装置を構成するのに好適である。
すなわち、請求項8記載のインク補給時期警告装置は、
請求項1〜請求項7のいずれかに記載の印刷用紙計量装置と、
前記第1記憶手段に記憶された累積値があらかじめ設定された警告用基準値を超えた場合に警告を発する警告手段とを備え、
前記検出手段が、インクの補給時になされる補給操作を検出可能に構成され、
前記印刷用紙計量装置によってインク補給後の用紙の消費量を計測するとともに、該消費量に基づいてインクの補給時期を推定して、前記警告手段により警告を発する
ことを特徴とするものである。
【0040】
このようなインク補給時期警告装置によれば、実際に補給が行われた際に、利用者がリセット操作を行っている場合、あるいは、実際に補給が行われず、利用者もリセット操作を行っていない場合については、第1記憶手段の累積値が、実際に補給が行われた時点以降の用紙の消費量に一致し、第1記憶手段に記憶された累積値があらかじめ設定された警告用基準値を超えた場合に、警告手段が警告を発するので、インクリボンの新品交換後にインク切れを起こすことなく印刷可能と想定される平均的な印刷枚数を警告用基準値にしておくことによって、適正なインクの補給時期に警告を発することができる。
【0041】
また、請求項1〜2、または請求項5〜6のいずれかに記載の印刷用紙計量装置を採用している場合、必要なリセット操作を行わなかった場合であっても、後から復旧操作を行うことにより、リセット操作を正しく行った場合と同様の正常な累積値に戻すことができ、また、請求項3〜請求項6のいずれかに記載の印刷用紙計量装置を採用している場合、不要なリセット操作を行った場合であっても、後から復旧操作を行うことにより、リセット操作を行わなかった場合と同様の正常な累積値に戻すことができるので、以後は、第1記憶手段の記憶内容に基づいて、適正なインクの補給時期に警告を発することができるようになる。
【0042】
なお、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の印刷用紙計量装置は、請求項8記載のインク補給時期警告装置の他にも、例えば、用紙の補給時期を警告する用紙補給時期警告装置において採用することができる。その場合も、必要なリセット操作を行わなかった場合、あるいは不要なリセット操作を行ってしまった場合に、本来行うべきであった操作を正しく行った場合と同様の正常な累積値に戻した上で、用紙の補給時期である旨の警告を発することができるようになる。
【0043】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について3つの例を挙げて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、いずれも、本発明の印刷用紙計量装置およびインク補給時期警告装置をファクシミリ装置に適用した場合の例である。
【0044】
まず、第1の実施形態について説明する
図1に示すように、ファクシミリ装置1は、その外装が、下部ケース1aと、下部ケース1aの上面前側に固定された操作パネル1bと、下部ケース1aの上面後側に取り付けられた上部カバー1cとで構成されている。
【0045】
これらの内、下部ケース1aの左側には、ファクシミリ装置1を電話機として使用したり、交換機側からの信号音を確認する際に使われる送受話器2が取り付けられ、下部ケース1aの右側には、送受信される音声をモニタ用音声として出力する際に使われるスピーカ3が取り付けられている。そして、下部ケース1aの正面側には、送信画像または複写画像の読み取りを終えた原稿が排出される原稿排出口4が形成されている。また、操作パネル1bの上面には、多数の操作キーを有するキー入力装置6と、ドットマトリクス方式で任意の文字等を表示可能な液晶ディスプレイ装置8(以下、LCD8という)が配設されている。また、上部カバー1cの上面後部には、未使用の記録紙が収納される給紙ケース10が突設され、その給紙ケース10の前面側には、受信画像または複写画像の記録を終えた記録紙が排出される記録紙排出口12が形成されている。そして、上部カバー1cの上面前部には、送信画像または複写画像の読み取りを行うべき原稿が載置される原稿台14が形成されている。
【0046】
また、上部カバー1cは、図2に示すように、下部ケース1aに対して後端側を中心に回動可能に取り付けられ、インクリボンカートリッジ16の脱着/装着を行う際、あるいは装置内部のメンテナンス等を行う際に、上方へ回動させて開放状態にすることができる。なお、上記インクリボンカートリッジ16は、インクリボン供給部16aおよびインクリボン回収部16bのそれぞれに内蔵された一対のロールを備え、そのロール間に記録紙と略同幅のインクリボン16cを張設保持し、記録に伴ってインクリボン供給部16aから新しいインクリボン16cを繰り出すとともに、インクリボン回収部16bで使用済みのインクリボン16cを巻き取るように構成されている。インクリボン16cの上面側には、熱溶融性のインクが塗布されており、そのインク塗布面と記録紙とを重ね合わせた状態で、両者が記録紙と略同幅のライン型記録ヘッドおよびプラテンローラの間に送り込まれ、熱転写方式で画像の記録が行われる。
【0047】
次に、このファクシミリ装置1の制御系について説明する。
ファクシミリ装置1の制御系は、図3に示す通り、装置各部の動作を制御する周知のCPU21を中心にして、ROM22、EEPROM23、RAM24、プリンタ部26、スキャナ部27、ネットワークコントロールユニット28(以下、NCU28という)、モデム29、アンプ32、原稿センサ34、記録紙センサ35、インクリボンセンサ36、上部カバーセンサ37などを配して構成され、上記キー入力装置6およびLCD8も、上記CPU21によって制御される。
【0048】
これらの内、ROM22には、CPU21にて実行される制御プログラムや各種データ等が格納されている。また、EEPROM23は、電力が供給されない状態でも格納されたデータを保持可能な不揮発性メモリで、ここには利用者が任意に変更する各種設定データ等が格納される。RAM24は、動作実行時の各種データを一時的に格納するためのメモリで、このRAM24内には、送信すべき画像のイメージデータを送信前に蓄積するための送信画像格納領域、受信した画像のイメージデータを印刷前に蓄積するための受信画像格納領域、留守番応答時に通信先へ送出すべき応答メッセージ(以下、OGMという)を格納するためのOGM格納領域、留守番応答時に通信先から送られてきた入来メッセージ(以下、ICMという)を格納するためのICM格納領域等が確保される。
【0049】
プリンタ部26は、記録紙に対して熱転写記録を行う機構で、より詳細には、記録紙を搬送するための搬送モータ、搬送モータとCPU21との間に介在するドライバ回路、記録紙に対する熱転写記録を行うライン型記録ヘッド、記録ヘッドとCPU21との間に介在するドライバ回路などから構成される。また、スキャナ部27は、読み取り対象となる原稿の画像を光学的に読み取って電気信号に変換する機構で、より詳細には、原稿を搬送するための搬送モータ、搬送モータとCPU21との間に介在するドライバ回路、原稿を読み取るためのライン型イメージセンサ、イメージセンサとCPU21との間に介在するドライバ回路などから構成される。
【0050】
NCU28は、電話回線を介して他のファクシミリ装置との間で信号の送受信を行う装置であり、モデム29は、送受信する信号の変調/復調を行う装置である。また、アンプ32は、スピーカ3からモニタ用音声を出力するために、送受信する信号音を増幅する回路である。
【0051】
さらに、原稿センサ34は、原稿台14にセットされた原稿の有無を検出するセンサ、記録紙センサ35は、給紙ケース10にセットされた記録紙の有無を検出するセンサ、インクリボンセンサ36は、インクリボン16cの有無を検出するセンサ、上部カバーセンサ37は、上部カバー1cの開閉状態を検出するセンサである。これらのセンサは、いずれも検出対象となる物体が、所定位置に存在するか否かを検出するセンサであり、より具体的には、例えば、検出対象物との接触/非接触に応じてオン/オフがいずれかに切り替わる接触式センサ、検出対象物を挟んで配置した発光素子および受光素子からなる光センサ、検出対象物に向かって光を照射する発光素子およびその反射光を受光する受光素子からなる光センサなどによって構成することができる。
【0052】
なお、ファクシミリ装置1は、NCU28を介して電話回線41に接続され、この電話回線41は交換機42に接続されている。交換機42には、電話回線43を介して他の通信装置44(ファクシミリ装置や電話機等)などが接続され、ファクシミリ装置1または他の通信装置44のいずれか一方の機器から、他方の機器への接続要求があった場合に、交換機42が他方の機器を呼び出し、その呼び出しに他方の機器が応じれば、交換機42がファクシミリ装置1と他の通信装置44とを接続し、その結果、両者間で通信ができる状態となる。
【0053】
次に、上部カバー1cの開閉操作時に実行されるカバー開閉時割込処理について、図4のフローチャートに基づいて説明する。この割り込み処理は、上部カバー1cが開放されるのに伴い、上部カバーセンサ37がOFFからONに変化した時に実行される。
【0054】
カバー開閉時割込処理を開始すると、CPU21は、まず、第2印刷枚数カウンタC2をリセット(0をセット)して(S102)、上部カバー1cが閉じられるまで待機する(S104:NO)。この時、LCD8には、「カバーオープン」と表示される。上記第2印刷枚数カウンタC2は、印刷枚数を累積するため、EEPROM23内に確保された記憶領域で、後述する印刷処理において、1ページ分の印刷を終えるたびに印刷枚数が累積される。
【0055】
続いて、上部カバー1cが閉じられ、上部カバーセンサ37がONからOFFに変化したら(S104:YES)、インクリボンセンサ36によってインクリボン16cの有無をチェックする(S106)。
上記インクリボンセンサ36は、インクリボン16cとの接触によってOFFとなる接触式スイッチによって構成され、インクリボンカートリッジ16が未装着の場合、インクリボン16cがインクリボン回収部16bに完全に巻き取られてしまった場合等にONとなる。
インクリボンセンサ36がOFFになっていれば(S106:YES)、続いて、リボン切れフラグF2にOFFをセットし(S110)、利用者に対して必要があればリセット操作を行うように要求する(S112)。より具体的には、「リボンヲ コウカンシマシタカ?」および「1.ハイ 2.イイエ」という2つのメッセージをLCD8に2秒間隔で交互に表示し、「1キー」または「2キー」のいずれかを選択して操作するように要求する。
【0056】
ここで、利用者が「1キー」を操作すると、リセット操作が行われたことになり(S112:YES)、また、利用者が「2キー」を操作すると、リセット操作が行われなかったことになる(S112:NO)。また、何ら操作がなされないまま、60秒が経過すると、自動的にリセット操作が行われなかったものと判定される(S112:NO)。
【0057】
そして、リセット操作が行われた場合は(S112:YES)、第1印刷枚数カウンタC1をリセット(0をセット)して(S114)、警告フラグF3にOFFをセットして(S116)、本処理を終える。上記第1印刷枚数カウンタC1も、上記第2印刷枚数カウンタC2と同様、印刷枚数を累積するため、EEPROM23内に確保された記憶領域で、後述する印刷処理において、1ページ分の印刷を終えるたびに印刷枚数が累積される。なお、リセット操作が行われなかった場合は(S112:NO)、そのまま本処理を終える。
【0058】
なお、上部カバー1cが閉じられたにもかかわらず、インクリボンカートリッジ16の装着を忘れている場合等、インクリボンセンサ36がONになっている場合は(S106:NO)、以後の印刷処理等を行うことができないので、LCD8にリボン切れである旨のエラーメッセージを表示し(S120)、リボン切れフラグF2にONをセットして(S122)、本処理を終了する。
【0059】
このように、このファクシミリ装置1では、上部カバー1cが開閉操作されたときに上記割り込み処理が実行され、その際、開閉操作前にリボン切れが検出されているか、第1印刷枚数カウンタC1の値が350を超えていると、利用者に対して必要があればリセット操作を行うように要求し、リセット操作が行われれば、第1印刷枚数カウンタC1の値をリセットする一方、リセット操作が行われなければ、第1印刷枚数カウンタC1の値をそのまま保持する。また、上記割り込み処理では、リセット操作が行われたか否かを問わず、第2印刷枚数カウンタC2がリセットされる。
【0060】
したがって、インクリボンカートリッジ16が新品に交換され、かつ、リセット操作が行われている場合、あるいは、インクリボンカートリッジ16が交換されず、かつ、リセット操作が行われていない場合には、第1印刷枚数カウンタC1の累積値が、インクリボンカートリッジ16を新品に交換してからの印刷枚数となる。
【0061】
一方、インクリボンカートリッジ16が新品に交換されたにもかかわらず、リセット操作が行われていない場合、第1印刷枚数カウンタC1の値は、交換前の累積値をも含む無意味に大きな値となるが、第2印刷枚数カウンタC2は、インクリボンカートリッジ16の交換時に自動的にリセットされているので、第2印刷枚数カウンタC2には、正しい累積値が保存されていることになる。
【0062】
次に、ファクシミリ装置1における印刷処理について、図5のフローチャートに基づいて説明する。この印刷処理は、ファクシミリ装置1で受信したファクシミリ画像の印刷時、ファクシミリ装置1のスキャナ部27で読み取った画像の印刷時など、印刷を行うべき画像データが存在する場合に実行される処理で、この印刷処理中に、印刷に使われた記録紙の枚数をカウントする計数処理、および、この計数処理による計数結果に基づいてインクリボンカートリッジ16の交換時期を警告するインク補給時期警告処理が併せて実行される。
【0063】
印刷処理を開始すると、CPU21は、まず、RAM24内に確保された記録紙切れフラグF1のON/OFFをチェックする(S202)。この記録紙切れフラグF1は、記録紙が無くなるのに伴い、記録紙センサ35がOFFからONに変化した時に実行される割り込み処理においてONがセットされ、一方、記録紙が補給されるのに伴い、記録紙センサ35がONからOFFに変化した時に実行される割り込み処理においてOFFがセットされる。ここで、記録紙切れフラグF1がONになっている場合は(S202:YES)、印刷に必要な記録紙がセットされていないことになるので、これで印刷処理を打ち切る。
【0064】
一方、S202の処理において、記録紙切れフラグF1がOFFになっている場合は(S202:NO)、続いて、リボン切れフラグF2のON/OFFをチェックする(S204)。このリボン切れフラグF2は、先に上記カバー開閉時割込処理において説明したもので、インクリボンセンサ36によってインクリボン16cを検出できない場合にONとなっている。ここで、リボン切れフラグF2がONになっている場合は(S204:YES)、印刷に必要なインクリボン16cが無いことになるので、これで印刷処理を打ち切る。
【0065】
なお、S202、S204の処理で印刷が中止された場合は、本処理終了後に引き続いてエラーメッセージ表示処理等が行われるが、これらは要部ではないので説明を省略する。
さて、S204の処理において、インクリボンがセットされている場合は(S204:YES)、続いて印刷すべきデータがあるか否かをチェックする(S206)。ここで、印刷すべきデータがあれば(S206:YES)、1ページ分の印刷を実行する(S210)。
【0066】
この1ページ分の印刷は、従来のファクシミリ装置で行われている処理と同様の処理であるが、簡単に説明すると、1ライン分の印刷と、1ライン分の改行に必要な記録紙の搬送とを、必要ライン数分だけ交互に繰り返し、必要ライン数分の印刷を終えたら、改ページに必要な記録紙の搬送を行う処理となる。なお、記録紙の搬送時には、記録紙と密着する状態でインクリボン16cも同時に搬送される。この時、記録紙またはインクリボン16cが無くなることがあるが、その場合は、上述の通り、割り込み処理が実行されて上記記録紙切れフラグF1またはリボン切れフラグF2にONがセットされ、この印刷処理は中止される。また、印刷中は、LCD8に印刷中である旨の表示が行われる。
【0067】
さて、こうして1ページ分の印刷を終えたら、第1印刷枚数カウンタC1、第2印刷枚数カウンタC2に、それぞれ1を加算する(S212)。これら印刷枚数カウンタC1、C2は、上述の通り、カバー開閉時割込処理中においてリセットされており、その後、1ページ分の印刷を終えるたびに、このS212の処理においてカウントアップされ、その結果、印刷枚数が累積されることになる。
【0068】
続いて、第1印刷枚数カウンタC1の値が警告用基準値である350を超えているか否かをチェックし(S214)、第1印刷枚数カウンタC1の値が350を超えている場合は(S214:YES)、さらに第1印刷枚数カウンタC1の値が更新用基準値である450を超えているか否かをチェックする(S215)。
【0069】
本ファクシミリ装置1において、インクリボン16cは約135mの長さがあり、A4原稿を印刷出力する場合の平均で、約400枚分の印刷を行うことができる。したがって、第1印刷枚数カウンタC1の値が350を超えている場合には、残り約50枚程度の印刷しかできないとの推測が成り立つ。また、更新用基準値450は、印刷可能枚数400に誤差として50だけ余裕をもたせた値である。そこで、第1印刷枚数カウンタC1の値が350以下の場合は(S214:NO)、そのままS202の処理へと戻るが、第1印刷枚数カウンタC1の値が350を超え、且つ450以下の場合は(S214:YES、S215:NO)、印刷終了後に警告を行うため、RAM24内に確保された警告フラグF3にONをセットした上で(S216)、S202の処理へと戻る。
【0070】
また一方、第1印刷枚数カウンタC1の値が450を超えている場合には、インクリボンカートリッジ16の交換時に、第1印刷枚数カウンタC1の累積値が、適正にリセットされていないとの推測が成り立つ。但し、インクリボンカートリッジ16の交換時には、上述のカバー開閉時割込処理が実行され、無条件に第2印刷枚数カウンタC2の累積値がリセットされているので、第2印刷枚数カウンタC2には、インクリボンカートリッジ交換後の正しい印刷枚数が累積されていることになる。そこで、第1印刷枚数カウンタC1の値が450を超えている場合は(S214:YES、S215:YES)、第2印刷枚数カウンタC2の値を、第1印刷枚数カウンタC1にコピーし(S219)、さらに警告フラグF3にOFFをセットした上で(S220)、S202の処理へと戻る。
【0071】
以後、記録紙切れおよびリボン切れが発生せず(S202:NO,S204:NO)、かつ印刷すべきデータがある間は(S206:YES)、S202〜S220の処理が繰り返し実行される。
さて、以上S202〜S220の処理により、印刷すべきデータが無くなれば(S206:NO)、続いて、上記警告フラグF3がONになっているか否かをチェックする(S222)。ここで、警告フラグF3がONになっている場合には(S222:YES)、インクリボンの交換時期である旨の警告を発し(S224)、本処理を終了し、一方、警告フラグF3がOFFになっている場合には(S222:NO)、そのまま本処理を終了する。なお、インクリボンの交換時期である旨の警告は、具体的には、0.1秒3回の警告音をスピーカ3から出力するとともに、LCD8に「リボンギレ チュウイ」と表示する。LCD8の表示は、以後、警告フラグF3にOFFがセットされるまで、2秒間隔で断続的に表示される。
【0072】
ちなみに、上記警告フラグF3は、別の処理において、停止キーが操作された時、または、第1印刷枚数カウンタC1がリセットされた時にもOFFがセットされ、それにより、インクリボンの交換時期である旨の警告が停止する。但し、停止キーが操作されただけで、第1印刷枚数カウンタC1がリセットされていない場合、第1印刷枚数カウンタC1の値が350を超えていると、次に上記印刷処理が実行された時に、直ちに警告フラグF3にONがセットされてしまうため、第1印刷枚数カウンタC1の値が350以下の値になっていない限りは、印刷処理を行うたびに警告が行われることになる。
【0073】
ところで、上述のように、このファクシミリ装置1においては、第1印刷枚数カウンタC1の値が450を超えるまで放置しておけば、自動的に第2印刷枚数カウンタC2の値が第1印刷枚数カウンタC1にコピーされるが、通常は、利用者がキー入力装置6上のカウンタ復旧キーを操作して、第2印刷枚数カウンタC2の値を第1印刷枚数カウンタC1にコピーすることができる。
【0074】
すなわち、カウンタ復旧キーが操作されると、CPU21は、図6に示すカウンタ復旧処理を実行し、第2印刷枚数カウンタC2の値を第1印刷枚数カウンタC1にコピーする(S302)。したがって、インクリボンカートリッジ16の新品交換時にリセット操作を適正に行わなかったことに気づけば、第1印刷枚数カウンタC1の値が450を超えるまで待たなくても、カウンタ復旧キーを操作するだけで、第1印刷枚数カウンタC1の値を、リセット操作が適正に行われた場合と同じ値にすることができる。
【0075】
以上説明したように、このファクシミリ装置1においては、第1印刷枚数カウンタC1の値が、警告用基準値である350を超えていれば、インクリボンカートリッジ16の交換時期になったと判断して警告を発するので、適切な時期にインクリボンカートリッジ16の交換を行うことができる。しかも、上部カバー1cの開閉を行うと、必要に応じてリセット操作を行うように要求するので、インクリボンカートリッジ16の新品交換を行ったか否かに応じて、利用者の判断で第1印刷枚数カウンタC1の値を初期化することができる。
【0076】
さらに、インクリボンカートリッジ16の新品交換を行った場合に、利用者がリセット操作を忘れていると、第1印刷枚数カウンタC1の累積値がリセットされないまま累積が継続されるため、新品交換を行ったにもかかわらず、再び誤った警告が発せられることになるが、その場合は、カウンタ復旧キーを操作するか、そのまま放置しておくことにより、第1印刷枚数カウンタC1の累積値が第2印刷枚数カウンタC2の値で更新されるため、その後は、第1印刷枚数カウンタC1の累積値が適正化され、適正なインク補給時期に警告を発することができるようになる。
【0077】
なお、以上第1の実施形態として説明したファクシミリ装置1は、上記請求項1、請求項2、請求項7、請求項8に記載の各構成要素に相当する構成を備えており、第1、第2印刷枚数カウンタC1、C2が第1、第2記憶手段、上部カバーセンサ37が検出手段、S112〜S114の処理を行うCPU21が第1初期化手段、S102の処理を行うCPU21が第2初期化手段、S302の処理を行うCPU21が復旧手段、S214、S215、S219の処理を行うCPU21が自動更新手段、S112の処理を行うCPU21が操作要求手段に、それぞれ相当する。また、S214〜S216、およびS222〜S224の処理を行うCPU21とスピーカ3やLCD8等によって警告手段が構成されている。
【0078】
次に、第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態として説明するファクシミリ装置は、ハードウェア構成(図1〜図3参照)、およびカウンタ復旧処理(図6参照)については、上記ファクシミリ装置1と全く同様のものなので、ここでは説明を省略する。また、上記カバー開閉時割込処理(図4参照)、および印刷処理(図5参照)の処理内容は、一部が上記ファクシミリ装置1と異なるので、主にその相違点を中心に、図7、図8のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
【0079】
第2の実施形態としてのファクシミリ装置においても、上部カバー1cが開放されるのに伴い、上部カバーセンサ37がOFFからONに変化した時に、カバー開閉時割込処理が実行され、このカバー開閉時割込処理の中で、上記第1印刷枚数カウンタC1、第2印刷枚数カウンタC2がリセットされる。
【0080】
カバー開閉時割込処理を開始すると、CPU21は、まず、第1印刷枚数カウンタC1の値を第2印刷枚数カウンタC2にコピーする(S402)。このS402の処理が、上記第1の実施形態とは異なる。
そして、以下の処理は、第1の実施形態におけるカバー開閉時割込処理のS104〜S122と全く同様である。すなわち、上部カバー1cが閉じられるまで待機し(S404:NO)、上部カバー1cが閉じられ、上部カバーセンサ37がONからOFFに変化したら(S404:YES)、インクリボンセンサ36によってインクリボン16cの有無をチェックし(S406)、インクリボンセンサ36がOFFになっていれば(S406:YES)、続いて、リボン切れフラグF2にOFFをセットし(S410)、利用者に対して必要があればリセット操作を行うように要求する(S412)。そして、リセット操作が行われた場合は(S412:YES)、第1印刷枚数カウンタC1をリセット(0をセット)して(S414)、警告フラグF3にOFFをセットして(S416)、本処理を終える。また、リセット操作が行われなかった場合は(S412:NO)、そのまま本処理を終える。さらに、上部カバー1cが閉じられたにもかかわらず、インクリボンセンサ36がONになっている場合は(S406:NO)、LCD8にリボン切れである旨のエラーメッセージを表示し(S420)、リボン切れフラグF2にONをセットして(S422)、本処理を終了する。
【0081】
このように、上記カバー開閉時割込処理においては、まず、無条件に第2印刷枚数カウンタC2に第1印刷枚数カウンタC1の値が保存された上で、リセット操作が行われていれば、第1印刷枚数カウンタC1だけがリセットされる。
したがって、インクリボンカートリッジ16が新品に交換され、かつ、リセット操作が行われている場合、あるいは、インクリボンカートリッジ16が交換されず、かつ、リセット操作が行われていない場合には、第1の実施形態と同様に、第1印刷枚数カウンタC1の累積値が、インクリボンカートリッジ16を新品に交換してからの印刷枚数となる。
【0082】
一方、インクリボンカートリッジ16が交換されていないにもかかわらず、リセット操作が行われてしまった場合は、第1印刷枚数カウンタC1の値は、必要な累積値がリセットされた無意味に小さな値となるが、第1の実施形態とは異なり、第2印刷枚数カウンタC2には、リセット操作を行わなかった場合の第1印刷枚数カウンタC1の値、すなわち、正しい累積値が保存されていることになる。
【0083】
さて次に、第2の実施形態としてのファクシミリ装置における印刷処理について、図8のフローチャートに基づいて説明する。
印刷処理を開始すると、CPU21は、まず、第1の実施形態における印刷処理中のS202〜S214と同じ処理を開始する。
【0084】
すなわち、記録紙切れフラグF1のON/OFFをチェックし(S502)、ONになっている場合は(S502:YES)、これで印刷処理を打ち切る一方、OFFになっている場合は(S502:NO)、リボン切れフラグF2のON/OFFをチェックする(S504)。そして、リボン切れフラグF2がONになっている場合は(S504:YES)、これで印刷処理を打ち切る一方、OFFになっている場合は(S504:NO)、続いて印刷すべきデータがあるか否かをチェックし(S506)、印刷すべきデータがあれば(S506:YES)、1ページ分の印刷を実行する(S510)。そして、1ページ分の印刷を終えたら、第1印刷枚数カウンタC1、第2印刷枚数カウンタC2に、それぞれ1を加算し(S512)、第1印刷枚数カウンタC1の値が警告用基準値である350を超えているか否かをチェックする(S514)。
【0085】
そして、以下は分岐条件によって第1の実施形態とは若干異なる処理となる。すなわち、第1印刷枚数カウンタC1の値が350を超えている場合は(S514:YES)、印刷終了後に警告を行うため、RAM24内に確保された警告フラグF3にONをセットする(S516)。また、引き続いて、第2印刷枚数カウンタC2の値が、更新用基準値である450を超えているか否かをチェックする(S517)。
【0086】
このファクシミリ装置は、上記第1の実施形態において説明した通り、平均で約400枚分の印刷を行うことができるので、第2印刷枚数カウンタC2の値が450を超えている場合には、既にインクリボンカートリッジ16の交換が行われたとの推測が成り立つが、インクリボンカートリッジ16の交換時に、利用者が適正な操作を行っていれば、その時、第1印刷枚数カウンタC1の累積値がリセットされているので、第1印刷枚数カウンタC1には、インクリボンカートリッジ交換後の正しい印刷枚数が累積されている。そこで、第2印刷枚数カウンタC2の値が450を超えている場合は(S517:YES)、第1印刷枚数カウンタC1の値を、第2印刷枚数カウンタC2にコピーし(S518)、S502の処理へと戻る。
【0087】
以後、記録紙切れおよびリボン切れが発生せず(S502:NO,S504:NO)、かつ印刷すべきデータがある間は(S506:YES)、S502〜S518の処理が繰り返し実行される。
さて、以上S502〜S518の処理により、印刷すべきデータが無くなれば(S506:NO)、以下は、上記第1の実施形態の印刷処理におけるS222〜S224の処理と同様に、上記警告フラグF3がONになっているか否かをチェックし(S522)、警告フラグF3がONになっている場合は(S522:YES)、インクリボンの交換時期である旨の警告を発した上で(S524)、本処理を終了し、一方、警告フラグF3がOFFになっている場合には(S522:NO)、そのまま本処理を終了する。
【0088】
ところで、このファクシミリ装置においても、利用者がキー入力装置6上のカウンタ復旧キーを操作することにより、先に第1の実施形態で説明した通り、カウンタ復旧処理(図6参照)が実行され、第2印刷枚数カウンタC2の値が第1印刷枚数カウンタC1にコピーされる。したがって、インクリボンカートリッジ16が交換されていないにもかかわらず、リセット操作が行われてしまった場合は、カウンタ復旧キーを操作するだけで、第1印刷枚数カウンタC1の値を、誤ったリセット操作が行われなかった場合と同じ値にすることができる。
【0089】
以上説明したように、第2の実施形態であるファクシミリ装置においても、第1の実施形態のものと同様に、第1印刷枚数カウンタC1の値が、警告用基準値である350を超えていれば、インクリボンカートリッジ16の交換時期になったと判断して警告を発するので、適切な時期にインクリボンカートリッジ16の交換を行うことができる。しかも、上部カバー1cの開閉を行うと、必要に応じてリセット操作を行うように要求するので、インクリボンカートリッジ16の新品交換を行ったか否かに応じて、利用者の判断で第1印刷枚数カウンタC1の値を初期化することができる。
【0090】
また、インクリボンカートリッジ16を交換していないにもかかわらず、利用者がリセット操作を行うと、第1印刷枚数カウンタC1の累積値がリセットされてしまい、実際にはインクリボンカートリッジ16の交換時期になっているにもかかわらず、警告が発せられないことになるが、その場合は、カウンタ復旧キーを操作することにより、第1印刷枚数カウンタC1の累積値が第2印刷枚数カウンタC2の値で更新されるため、その後は、第1印刷枚数カウンタC1の累積値が適正化され、適正なインク補給時期に警告を発することができるようになる。
【0091】
なお、以上第2の実施形態として説明したファクシミリ装置は、上記請求項3、請求項4、請求項7、請求項8に記載の各構成要素に相当する構成を備えており、第1、第2印刷枚数カウンタC1、C2が第1、第2記憶手段、上部カバーセンサ37が検出手段、S402の処理を行うCPU21が保存手段、S412〜S414の処理を行うCPU21が第1初期化手段、S302の処理を行うCPU21が復旧手段、S517〜518の処理を行うCPU21が自動更新手段、S412の処理を行うCPU21が操作要求手段に、それぞれ相当する。また、S514〜S516、およびS522〜S524の処理を行うCPU21とスピーカ3やLCD8等によって警告手段が構成されている。
【0092】
ところで、以上の説明から明らかなように、第1の実施形態のものは、必要なリセット操作を行わなかった場合に、後から印刷枚数カウンタC1の累積値を適正な値に復帰させることができ、一方、第2の実施形態のものは、不要なリセット操作を行った場合に、後から印刷枚数カウンタC1の累積値を適正な値に復帰させることができる。したがって、例えば、インクリボンカートリッジ16の着脱や上部カバー1cの開閉が、インクリボンカートリッジ16の新品交換時以外にほとんど行われないのであれば、第1の実施形態のものを採用するとよく、逆に、インクリボンカートリッジ16の着脱等が、インクリボンカートリッジ16の新品交換時以外にもしばしば行われるのであれば、第2の実施形態のものを採用するとよい。
【0093】
但し、インクリボンカートリッジ16の着脱等が、主にインクリボンカートリッジ16の新品交換時に行われるのか、新品交換時以外に行われるのかは、利用状況などによっても変わり得るため、第1、第2の実施形態のいずれを採用すべきかは、必ずしも容易に決まらないことがある。そのような場合は、以下に説明する第3の実施形態のものを採用するとよい。
【0094】
なお、第3の実施形態として説明するファクシミリ装置も、ハードウェア構成(図1〜図3参照)、およびカウンタ復旧処理(図6参照)については、第1、第2の実施形態で説明したファクシミリ装置と全く同様のものなので、ここでは説明を省略する。また、上記カバー開閉時割込処理(図4、図7参照)、および印刷処理(図5、図8参照)の処理内容は、一部が上記ファクシミリ装置1と異なるので、主にその相違点を中心に、図9、図10のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
【0095】
第3の実施形態におけるカバー開閉時割込処理も、上部カバー1cが開放されるのに伴い、上部カバーセンサ37がOFFからONに変化した時に実行され、このカバー開閉時割込処理の中で、上記第1印刷枚数カウンタC1、第2印刷枚数カウンタC2がリセットされる。
【0096】
カバー開閉時割込処理を開始すると、CPU21は、まず、第2の実施形態におけるカバー開閉時割込処理のS402〜S416と全く同様の処理を行う。すなわち、第1印刷枚数カウンタC1の値を第2印刷枚数カウンタC2にコピーし(S602)、上部カバー1cが閉じられるまで待機し(S604:NO)、上部カバー1cが閉じられ、上部カバーセンサ37がONからOFFに変化したら(S604:YES)、インクリボンセンサ36によってインクリボン16cの有無をチェックし(S606)、インクリボンセンサ36がOFFになっていれば(S606:YES)、続いて、リボン切れフラグF2にOFFをセットし(S610)、利用者に対して必要があればリセット操作を行うように要求する(S612)。そして、リセット操作が行われた場合は(S612:YES)、第1印刷枚数カウンタC1をリセット(0をセット)して(S614)、警告フラグF3にOFFをセットして(S616)、本処理を終える。
【0097】
また一方、S612の処理において、リセット操作が行われなかった場合は(S612:NO)、上記第1、第2の実施形態とは異なり、ここで第2印刷枚数カウンタC2をリセット(0をセット)して(S618)、本処理を終える。
なお、上部カバー1cが閉じられたにもかかわらず、インクリボンセンサ36がONになっている場合は(S606:NO)、第2の実施形態におけるカバー開閉時割込処理のS420〜S422と同様に、LCD8にリボン切れである旨のエラーメッセージを表示し(S620)、リボン切れフラグF2にONをセットして(S622)、本処理を終了する。
【0098】
このように、上記カバー開閉時割込処理においては、まず、無条件に第2印刷枚数カウンタC2に第1印刷枚数カウンタC1の値が保存された上で、リセット操作が行われていれば、第1印刷枚数カウンタC1だけがリセットされる一方、リセット操作が行われなければ、第2印刷枚数カウンタC2だけがリセットされる。
【0099】
したがって、インクリボンカートリッジ16が新品に交換され、かつ、リセット操作が行われている場合、あるいは、インクリボンカートリッジ16が交換されず、かつ、リセット操作が行われていない場合には、第1、第2の実施形態と同様に、第1印刷枚数カウンタC1の累積値が、インクリボンカートリッジ16を新品に交換してからの印刷枚数となる。
【0100】
一方、インクリボンカートリッジ16が新品に交換されたにもかかわらず、リセット操作が行われていない場合、第1印刷枚数カウンタC1の値は、交換前の累積値をも含む無意味に大きな値となるが、この場合は、第1の実施形態と同様に、第2印刷枚数カウンタC2が自動的にリセットされているので、第2印刷枚数カウンタC2には、正しい累積値が保存されていることになる。
【0101】
また一方、インクリボンカートリッジ16が交換されていないにもかかわらず、リセット操作が行われてしまった場合は、第1印刷枚数カウンタC1の値は、必要な累積値がリセットされた無意味に小さな値となるが、この場合は、第2の実施形態と同様に、第2印刷枚数カウンタC2には、リセット操作を行わなかった場合の第1印刷枚数カウンタC1の値、すなわち、正しい累積値が保存されていることになる。
【0102】
さて次に、第3の実施形態としてのファクシミリ装置における印刷処理について、図10のフローチャートに基づいて説明する。
印刷処理を開始すると、CPU21は、まず、第1の実施形態における印刷処理中のS202〜S214と同じ処理を開始する。
【0103】
すなわち、記録紙切れフラグF1のON/OFFをチェックし(S702)、ONになっている場合は(S702:YES)、これで印刷処理を打ち切る一方、OFFになっている場合は(S702:NO)、リボン切れフラグF2のON/OFFをチェックする(S704)。そして、リボン切れフラグF2がONになっている場合は(S704:YES)、これで印刷処理を打ち切る一方、OFFになっている場合は(S704:NO)、続いて印刷すべきデータがあるか否かをチェックし(S706)、印刷すべきデータがあれば(S706:YES)、1ページ分の印刷を実行する(S710)。そして、1ページ分の印刷を終えたら、第1印刷枚数カウンタC1、第2印刷枚数カウンタC2に、それぞれ1を加算し(S712)、第1印刷枚数カウンタC1の値が警告用基準値である350を超えているか否かをチェックする(S714)。
【0104】
そして、以下は分岐条件によって第1の実施形態とは若干異なる処理となる。すなわち、第1印刷枚数カウンタC1の値が350を超えている場合は(S714:YES)、さらに第1印刷枚数カウンタC1の値が更新用基準値である450を超えているか否かをチェックする(S715)。ここで、第1印刷枚数カウンタC1の値が350を超え、且つ450以下の場合は(S714:YES、S715:NO)、警告フラグF3にONをセットする(S716)。
【0105】
そして、S716の処理を終えた場合、および、第1印刷枚数カウンタC1の値が350以下の場合(S714:NO)、引き続いて、第2印刷枚数カウンタC2の値が、更新用基準値である450を超えているか否かをチェックし(S717)、第2印刷枚数カウンタC2の値が450を超えている場合は(S717:YES)、第1印刷枚数カウンタC1の値を、第2印刷枚数カウンタC2にコピーして(S718)、S702の処理へと戻る。
【0106】
また一方、第1印刷枚数カウンタC1の値が450を超えている場合は(S714:YES、S715:YES)、第2印刷枚数カウンタC2の値を、第1印刷枚数カウンタC1にコピーして(S719)、警告フラグF3にOFFをセットした上で(S720)、S702の処理へと戻る。
【0107】
以後、記録紙切れおよびリボン切れが発生せず(S702:NO,S704:NO)、かつ印刷すべきデータがある間は(S706:YES)、S702〜S718の処理が繰り返し実行される。
さて、以上S702〜S718の処理により、印刷すべきデータが無くなれば(S706:NO)、以下は、上記第1の実施形態の印刷処理におけるS222〜S224の処理と同様に、上記警告フラグF3がONになっているか否かをチェックし(S722)、警告フラグF3がONになっている場合は(S722:YES)、インクリボンの交換時期である旨の警告を発した上で(S724)、本処理を終了し、一方、警告フラグF3がOFFになっている場合には(S722:NO)、そのまま本処理を終了する。
【0108】
ところで、このファクシミリ装置においても、利用者がキー入力装置6上のカウンタ復旧キーを操作することにより、先に第1の実施形態で説明した通り、カウンタ復旧処理(図6参照)が実行され、第2印刷枚数カウンタC2の値が第1印刷枚数カウンタC1にコピーされる。したがって、インクリボンカートリッジ16の新品交換時にリセット操作を適正に行わなかった場合でも、カウンタ復旧キーを操作するだけで、第1印刷枚数カウンタC1の値を、リセット操作が適正に行われた場合と同じ値にすることができる。また、インクリボンカートリッジ16が交換されていないにもかかわらず、リセット操作が行われてしまった場合についても、カウンタ復旧キーを操作するだけで、第1印刷枚数カウンタC1の値を、誤ったリセット操作が行われなかった場合と同じ値にすることができる。
【0109】
以上説明したように、第3の実施形態であるファクシミリ装置においても、第1、第2の実施形態のものと同様に、第1印刷枚数カウンタC1の値が、警告用基準値である350を超えていれば、インクリボンカートリッジ16の交換時期になったと判断して警告を発するので、適切な時期にインクリボンカートリッジ16の交換を行うことができる。しかも、上部カバー1cの開閉を行うと、必要に応じてリセット操作を行うように要求するので、インクリボンカートリッジ16の新品交換を行ったか否かに応じて、利用者の判断で第1印刷枚数カウンタC1の値を初期化することができる。
【0110】
また、インクリボンカートリッジ16の新品交換を行った場合に、利用者がリセット操作を忘れていると、第1印刷枚数カウンタC1の累積値がリセットされないまま累積が継続されるため、新品交換を行ったにもかかわらず、再び誤った警告が発せられることになるが、その場合は、カウンタ復旧キーを操作するか、そのまま放置しておくことにより、第1印刷枚数カウンタC1の累積値が第2印刷枚数カウンタC2の値で更新されるため、その後は、第1印刷枚数カウンタC1の累積値が適正化され、適正なインク補給時期に警告を発することができるようになる。
【0111】
さらに、インクリボンカートリッジ16を交換していないにもかかわらず、利用者がリセット操作を行うと、第1印刷枚数カウンタC1の累積値がリセットされてしまい、実際にはインクリボンカートリッジ16の交換時期になっているにもかかわらず、警告が発せられないことになるが、その場合も、カウンタ復旧キーを操作することにより、第1印刷枚数カウンタC1の累積値が第2印刷枚数カウンタC2の値で更新されるため、その後は、第1印刷枚数カウンタC1の累積値が適正化され、適正なインク補給時期に警告を発することができるようになる。
【0112】
なお、以上第3の実施形態として説明したファクシミリ装置は、上記請求項5〜請求項8に記載の各構成要素に相当する構成を備えており、第1、第2印刷枚数カウンタC1、C2が第1、第2記憶手段、上部カバーセンサ37が検出手段、S602の処理を行うCPU21が保存手段、S612〜S614の処理を行うCPU21が第1初期化手段、S612、S618の処理を行うCPU21が第2初期化手段、S302の処理を行うCPU21が復旧手段、S714、S715、S717、S718、S719の処理を行うCPU21が自動更新手段、S412の処理を行うCPU21が操作要求手段に、それぞれ相当する。また、S714〜S716、およびS722〜S724の処理を行うCPU21とスピーカ3やLCD8等によって警告手段が構成されている。
【0113】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態については上記のもの以外にも種々の具体的形態が考えられる。
例えば、上記ファクシミリ装置1では、インクリボンカートリッジ16による平均的な総印刷枚数400枚に対し、警告用基準値を350、更新用基準値を450に設定していたが、平均的な総印刷枚数は、インク供給機構の違い等によって変わり得る値であり、また、警告用基準値および更新用基準値も、警告時期および自動更新時期をどの程度の時期にするかよって、任意に設定し得る値である。
【0114】
なお、上記実施形態の説明では、本発明のインク補給時期警告装置をファクシミリ装置において採用した例について説明したが、本発明は、印刷機構を備えた各種機器、例えば、コンピュータ等に接続されるプリンタ、ワードプロセッサ、あるいはコピー機などにおいて採用することができ、いずれの場合も、所期の効果を得ることができる。
【0115】
また、上記実施形態の説明では、本発明の印刷枚数計量装置を使ってインク補給時期警告装置を構成する例を説明したが、1度に補給される記録紙の量が、特定可能な量になっているのであれば、記録紙の補給時期を警告する記録紙補給時期警告装置を構成することもでき、その場合も、所期の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態としてのファクシミリ装置の外観を示す斜視図である。
【図2】 上記ファクシミリ装置の上部カバーを開放してインクリボンカートリッジを脱着した状態を示す斜視図である。
【図3】 上記ファクシミリ装置の制御系を示すブロック図である。
【図4】 第1の実施形態におけるカバー開閉時割込処理のフローチャートである。
【図5】 第1の実施形態における印刷処理のフローチャートである。
【図6】 カウンタ復旧処理のフローチャートである。
【図7】 第2の実施形態におけるカバー開閉時割込処理のフローチャートである。
【図8】 第2の実施形態における印刷処理のフローチャートである。
【図9】 第3の実施形態におけるカバー開閉時割込処理のフローチャートである。
【図10】 第3の実施形態における印刷処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・ファクシミリ装置、1a・・・下部ケース、1b・・・操作パネル、1c・・・上部カバー、2・・・送受話器、3・・・スピーカ、4・・・原稿排出口、6・・・キー入力装置、8・・・液晶ディスプレイ装置(LCD)、10・・・給紙ケース、12・・・記録紙排出口、14・・・原稿台、16・・・インクリボンカートリッジ、16a・・・インクリボン供給部、16b・・・インクリボン回収部、16c・・・インクリボン、21・・・CPU、22・・・ROM、23・・・EEPROM、24・・・RAM、26・・・プリンタ部、27・・・スキャナ部、28・・・ネットワークコントロールユニット(NCU)、29・・・モデム、32・・・アンプ、34・・・原稿センサ、35・・・記録紙センサ、36・・・インクリボンセンサ、37・・・上部カバーセンサ。

Claims (8)

  1. 印刷に伴って用紙が消費されるたびに、その消費量を累積して記憶する第1、第2記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された値に基づいて、消耗品の消費量を監視する監視手段と、
    インクや用紙等の消耗品の補給時に利用者によって行われる所定の操作を検出可能な検出手段と、
    該検出手段により前記所定の操作が行われたことが検出され、かつ該検出に続いて利用者が所定のリセット操作を行った場合に、前記第1記憶手段に記憶された累積値を初期値に戻す第1初期化手段と、
    前記検出手段により前記所定の操作が行われたことが検出された場合に、前記第2記憶手段に記憶された累積値を初期値に戻す第2初期化手段と、
    利用者が所定の復旧操作を行った場合に、前記第2記憶手段に記憶された累積値で、前記第1記憶手段の記憶内容を更新する復旧手段と
    を備えたことを特徴とする印刷用紙計量装置。
  2. 請求項1記載の印刷用紙計量装置において、
    前記第1記憶手段に記憶された累積値があらかじめ設定された更新用基準値を超えた場合に、前記第2記憶手段に記憶された累積値で、前記第1記憶手段の記憶内容を更新する自動更新手段
    を備えたことを特徴とする印刷用紙計量装置。
  3. 印刷に伴って用紙が消費されるたびに、その消費量を累積して記憶する第1、第2記憶手段と、
    インクや用紙等の消耗品の補給時になされる所定の補給操作を検出可能な検出手段と、
    該検出手段により前記補給操作が検出された場合に、前記第1記憶手段に記憶された累積値を前記第2記憶手段に保存する保存手段と、
    前記検出手段により前記補給操作が検出され、かつ該検出に続いて利用者が所定のリセット操作を行った場合に、前記保存手段による累積値の保存が行われた後、前記第1記憶手段に記憶された累積値を初期値に戻す第1初期化手段と、
    利用者が所定の復旧操作を行った場合に、前記第2記憶手段に記憶された累積値で、前記第1記憶手段の記憶内容を更新する復旧手段と
    を備えたことを特徴とする印刷用紙計量装置。
  4. 請求項3記載の印刷用紙計量装置において、
    前記第2記憶手段に記憶された累積値があらかじめ設定された更新用基準値を超えた場合に、前記第1記憶手段に記憶された累積値で、前記第2記憶手段の記憶内容を更新する自動更新手段
    を備えたことを特徴とする印刷用紙計量装置。
  5. 印刷に伴って用紙が消費されるたびに、その消費量を累積して記憶する第1、第2記憶手段と、
    インクや用紙等の消耗品の補給時になされる所定の補給操作を検出可能な検出手段と、
    該検出手段により前記補給操作が検出された場合に、前記第1記憶手段に記憶された累積値を前記第2記憶手段に保存する保存手段と、
    前記検出手段により前記補給操作が検出され、かつ該検出に続いて利用者が所定のリセット操作を行った場合に、前記保存手段による累積値の保存が行われた後、前記第1記憶手段に記憶された累積値を初期値に戻す第1初期化手段と、
    前記検出手段により前記補給操作が検出され、かつ該検出に続いて利用者が前記リセット操作を行なわない場合に、前記第2記憶手段に記憶された累積値を初期値に戻す第2初期化手段と、
    利用者が所定の復旧操作を行った場合に、前記第2記憶手段に記憶された累積値で、前記第1記憶手段の記憶内容を更新する復旧手段と
    を備えたことを特徴とする印刷用紙計量装置。
  6. 請求項5記載の印刷用紙計量装置において、
    前記第1記憶手段または前記第2記憶手段のいずれか一方の記憶手段に記憶された累積値が、あらかじめ設定された更新用基準値を超えた場合に、前記一方の記憶手段の記憶内容を、他方の記憶手段に記憶された累積値で更新する自動更新手段
    を備えたことを特徴とする印刷用紙計量装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の印刷用紙計量装置において、
    前記検出手段により前記補給操作が検出された場合に、利用者に対して、前記リセット操作を行うように要求する操作要求手段
    を備えたことを特徴とする印刷用紙計量装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の印刷用紙計量装置と、
    前記第1記憶手段に記憶された累積値があらかじめ設定された警告用基準値を超えた場合に警告を発する警告手段とを備え、
    前記検出手段が、インクの補給時になされる補給操作を検出可能に構成され、前記印刷用紙計量装置によってインク補給後の用紙の消費量を計測するとともに、該消費量に基づいてインクの補給時期を推定して、前記警告手段により警告を発する
    ことを特徴とするインク補給時期警告装置。
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