JP2002261980A - 緊急通報システム - Google Patents
緊急通報システムInfo
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Abstract
ック、バスジャックなどの緊急事態が発生した時、セン
タ局を介して対処機関への通報を行なうことができ、し
かも移動体の現在位置を逐次的に表示することで、適切
な対処を実行することができる緊急通報システムの提供
を目的とする。 【解決手段】GPS衛星DからのGPS信号を受信して
現在位置を求める移動体への搭載機Aまたは携帯端末B
と、上記搭載機Aまたは携帯端末Bから発信される少な
くとも現在位置情報を受信して移動体の現在位置を逐次
的に表示するセンタ局Cと、移動体に緊急事態が発生し
た時、乗員の操作により緊急信号を上記センタ局へ出力
する緊急信号出力手段(17または29)と、上記センタ
局Cに設けられ移動体からの緊急信号を受信して対処機
関への通報を実行する通報手段42とを備えたことを特
徴とする。
Description
車、バス、船舶などの移動体に緊急事態(カージャッ
ク、バスジャックなど)が発生した時、この旨を警察な
どの対処機関へ通報するような緊急通報システムに関す
る。
衝突時に乗員を早期に保護する目的で、エアバッグの作
動信号を受けて、車両に備えられた無線電話システム部
を通じて、救急車を出動させる消防署や緊急センタ等の
予め設定された通報先に異常状態の発生を自動通報する
システム(いわゆるMaydayシステム)が知られている(特
開平10−224514号公報参照)。一方、近年、車
両等の移動体が犯人によって乗っ取られた際、この旨を
警察などの対処機関に速やかに通報することが望まれて
いる。
務用無線機と上述のMaydayシステムとを組合わせると、
移動体が犯人によって乗っ取られた緊急時には、予め設
定された通報先(この場合は警察など)に対して、緊急事
態が発生した旨を自動通報することができるが、業務用
無線機の場合には通信可能エリアが限定されるので、充
分な広域性を確保することが不可能な問題点があった。
域性を確保しつつ、移動体にカージャック、バスジャッ
クなどの緊急事態が発生した時、センタ局を介して対処
機関への通報を行なうことができ、しかも移動体の現在
位置を逐次的に表示することで、適切な対処を実行する
ことができる緊急通報システムの提供を目的とする。
システムは、GPS衛星からのGPS信号を受信して現
在位置を求める移動体への搭載機または携帯端末と、上
記搭載機または携帯端末から発信される少なくとも現在
位置情報を受信して移動体の現在位置を逐次的に表示す
るセンタ局と、移動体に緊急事態が発生した時、乗員の
操作により緊急信号を上記センタ局へ出力する緊急信号
出力手段と、上記センタ局に設けられ移動体からの緊急
信号を受信して対処機関への通報を実行する通報手段と
を備えたものである。
バス、船舶などに設定することができる。また搭載機は
移動体を車両に特定した場合には、車載機とすることが
できる。
携帯電話機の双方を含むが、移動体の高速移動を考慮す
ると携帯電話が望ましい。さらに望ましくはIMT−2
000(International Mobile Telecommunication 2000
の略で、全世界に対する通話が可能な携帯電話機のこ
と)に設定することができる。
ッチまたは緊急センサにより構成することができるが、
移動体を車両に特定した場合には、車載スイッチ(例え
ばハザードスイッチ、ドアウインドガラス昇降用のマニ
ュアルアップスイッチ、マニュアルダウンスイッチ、オ
ートアップスイッチ、オートダウンスイッチなど)の通
常操作とは異なる操作態様により、緊急信号を出力する
ように構成してもよい。
載機または携帯端末は、GPS衛星からGPS信号を受
信して現在位置を求め、センタ局は上述の搭載機または
携帯端末から発信される少なくとも現在位置情報を受信
して移動体の現在位置を逐次的に、つまりリアルタイム
に表示するが、移動体に緊急事態が発生した時、乗員が
緊急信号出力手段を操作すると緊急信号が上記センタ局
へ出力される。
号を受信して、通報手段を用いて自動的にまたはオペレ
ータの操作により、その旨を対処機関に通報する。この
結果、充分な広域性を確保しつつ、移動体にカージャッ
ク、バスジャックなどの緊急状態が発生した時、センタ
局を介して対処機関への通報を行なうことができ、しか
も移動体の現在位置を逐次的に表示するので、適切な対
処を実行することができる。
動体の搭載機には携帯送受信部と、GPSセンサとを設
け、上記GPSセンサがGPS信号を受信して現在位置
を求めるものである。上記構成によれば、搭載機側のG
PSセンサでGPS信号を受信するので、比較的バッテ
リ容量が小さい携帯端末の電力消費を抑制することがで
きる。
帯端末は移動体を操作する乗員が所持し、上記携帯端末
にはGPSセンサを内臓して、該GPSセンサがGPS
信号を受信して現在位置を求めるものである。上記構成
によれば、携帯端末側のGPSセンサでGPS信号を受
信するので、移動体のエンジンや各種電波を抑制するこ
とができる。
述する。図面はタクシー、バス、自動車などの車両用緊
急通報システムを示し、図1において、この車両用緊急
通報システムは車両に搭載された車載機Aと、乗員なか
んずくドライバが所持する携帯端末Bと、車両の移動状
況(走行状況)を把握するセンタ局Cとを備えている。
(GPS信号)を受信するGPSアンテナ11を備え、こ
のGPSアンテナ11にGPSセンサ12を接続してい
る。上述のGPSセンサ12と、進行方向(相対走行方
位)検出手段としてのジャイロ13と、車速検出手段と
しての車速センサ14とをCPU20にそれぞれ接続し
ている。
13、車速センサ14の三者で自車両の現在位置を測位
する現在位置測位手段15が構成されている。
を記憶するCD−ROMのような地図メモリ16と、緊
急事態の発生時に乗員がON操作する緊急信号出力手段
としての緊急スイッチ17と、携帯端末Bまたはセンタ
局Cとの間で通信を行なう送受信部18およびそのアン
テナ19と、表示部の地図上にて経路誘導を行なうナビ
ゲーション装置21と、緊急事態発生時にセンタ局Cか
らの指令を受けて自車両の進行方向を指令する指令手段
の一例としての指令ランプ22,23,24とが接続さ
れている。
スイッチ17、送受信部18からの入力に基づいて、R
OM25に格納されたプログラムに従って、ナビゲーシ
ョン装置21、指令ランプ22,23,24、送受信部
18を駆動制御し、またRAM26は自動車の識別コー
ドデータや乗員が所持する携帯電話番号データなどの必
要なデータを記憶する。
トルメントパネルの所定部等の乗員が操作可能なエリア
内に設けられる。また上述の指令ランプ22は直進指令
用に設定され、指令ランプ23は左折指令用に設定さ
れ、指令ランプ24は右折指令用に設定され、これらの
各ランプ22〜24はドライバーズシートに着座した乗
員から目視可能で、カージャック、バスジャック犯人か
ら可及的目視不可の部位、例えばインストルメントパネ
ルにおけるメータフードの内側に配置される。なお、こ
れらの各ランプ22〜24の発光色をそれぞれ異ならせ
てもよい。
「0」〜「9」までの数字キー27と、表示部28と、
緊急スイッチ29とを有し、本体上部には突出および収
納可能なアンテナ30を備えている。
を介してGPS信号を受信して絶対位置を検出するGP
Sセンサ31と、方位を検出する磁気センサ32とが内
臓されている。この磁気センサ32としては地磁気セン
サまたはフラックスゲートセンサが用いられる。
てのCPUと、プログラムを格納するROMと、データ
を記憶するRAMと、送話部としてのマイクと、受話部
としてのスピーカとをそれぞれ有しており、CPU(図
示せず)はGPSセンサ31の出力に基づいて現在位置
を測位すると共に、磁気センサ32の出力でその測位デ
ータを補正するように構成している。
び携帯端末B側の緊急スイッチ29は乗員による誤操作
を防止する目的で、図2に示すように該スイッチ17ま
たは29が所定短時間t内に2回操作または複数回操作
された時に、緊急信号を出力するように構成している。
チを設けることなく上述の所定操作時に緊急信号を出力
することができ、乗員の誤操作に起因する誤通報を防止
することができる。
たは携帯端末Bとの間で通信を行なうアンテナ33を備
えている。このアンテナ33には送受信部34を接続
し、この送受信部34をCPU40に接続している。
大スイッチ35、表示縮小スイッチ36、地図移動スイ
ッチ37、CD−ROM等の地図情報、道路情報を記憶
するメモリ38からの入力に基づいて、ROM39に格
納されたプログラムに従って、ディスプレイ手段として
の表示部41、通報手段42、警報手段43、送受信部
34を駆動制御し、またRAM44は車両識別コードや
予め登録された携帯電話番号データその他の必要なデー
タを記憶する。
に地図をその表示画面に可視表示すると共に、車載機A
または携帯端末Bから発信される少なくとも現在位置情
報に基づいて車両の現在位置Pを逐次的に表示する。
イッチ)のON時にはCPU40は図3から図4に示す
ように表示内容を拡大する。つまり地図の必要部が府県
表示→市区表示→町村表示→ポイント表示のように拡大
(地図の縮尺が大きくなる)され、道路等がより一層詳細
に画面表示され、このスイッチ35を押しつづけると、
表示内容は順次拡大される。
示スイッチ)のON時にはCPU40は図4から図3に
示すように表示内容を縮小(地図の縮尺が小さくなる)す
る。換言すれば表示部41で表示される表示領域がポイ
ント表示→町村表示→市区表示→府県表示のように広が
り、このスイッチ36を押しつづけると、表示内容は順
次縮小される。
部41に表示された地図を上下左右つまり車両車両南北
に移動させる合計4つのスイッチまたはシーソー型の1
つのスイッチを有し、スイッチ操作時に表示地図をスイ
ッチ操作方向に移動させると共に、スイッチ操作の継続
により地図の移動を継続させるものである。
より特定の車両に緊急事態が発生したことを自動的に警
察等の対処機関に通報するタイプのものであってもよ
く、またはCPU40とは非接続で、センタ局Cのオペ
レータが有線または無線電話等の通話手段を介して警察
等の対処機関に通報するタイプのものであってもよい。
時(緊急時)においては非点滅の点灯表示とされ、緊急時
においては点滅表示されるが、この緊急時において上述
の現在位置Pを通常の表示色と異なる赤色発光等に異色
表示する構成を併用してもよく、車両の進行方向を矢印
マークや三角形マークなどにより表示してもよい。
事態が発生したことをセンタ局Cのオペレータに報知す
るもので、アラーム、ブザー、電子ブザー等により構成
することができる。
は上述のセンタ局Cおよび車載機Aの各CPU40,2
0には業務用無線電話機がそれぞれ設けられることは勿
論である。このように構成した緊急通報システムの作用
を、図5に示すフローチャートを参照して以下に詳述す
る。
は車両側の処理を示し、右列のフローチャートはセンタ
局Cでの処理を示すものである。ステップS1で、車載
機AのCPU20または携帯端末B内のCPUは自車両
の現在位置を検出する。
ンサ12による絶対位置と、ジャイロ13による方位
と、車速センサ14による車速とに基づいて自車両の現
在位置を検出(測位)する。携帯端末B内のCPU(図示
せず)はGPSセンサ31による絶対位置と、磁気セン
サ32による方位とに基づいて自車両の現在位置を検出
(測位)する。
信号xはセンタ局Cに送信される。この場合、車載機A
側においては送受信部18を送信態様に切換え、アンテ
ナ19を介して現在位置信号x車両を特定する識別コー
ドまたは/およびRAM26に予め記憶させた携帯端末
の電話番号データが同時にセンタ局Cのアンテナ33に
送信されるが、中継局または人工衛星を介してデータ送
信を実行してもよい。
からのセンタ局Cのアンテナ33に直接、あるいは車載
機A側のアンテナ19を介してセンタ局Cのアンテナ3
3に現在位置信号xおよび携帯電話番号データが同時に
送信されるが、中継局または人口衛星を介してデータ送
信を実行してもよい。
帯端末B内のCPUは緊急スイッチ17または29が所
定ON操作(図2参照)されたか或は後述する緊急フラグ
F=1か否かを判定する。
プS3までの処理については車載機A側と携帯端末B側
とで略同一であるので、両方の処理を行なう必要はなく
車載機A側か携帯端末B側かの何れか一方の処理を行な
うとよい。なお、この点に関しては以下に述べるステッ
プS7までの処理についても同様であるので、以下の説
明においては便宜上、車載機A側での処理について述べ
る。
と次のステップS4に移行し、NO判定されるとリター
ンしてステップS1に移行する。このNO判定時(ステ
ップS1へのリターン時)つまり通常の車両走行時には
フローチャートの繰返し処理により上述の各ステップS
1,S2に基づいて、車両の現在位置データが順次更新
されてセンタ局Cへ逐次送信されることになる。
M26の所定エリアに緊急フラグFを立てる(F=1)。
車両がカージャック犯人、バスジャック犯人により乗っ
取られた場合、乗員および乗客は犯人の看視下におか
れ、犯人逮捕、乗員・乗客の救出まで長時間を要する場
合には緊急スイッチ17を何度も操作することが一般に
不可能であり、このため初回の緊急スイッチ17の所定
ON操作にてフラグFを立て、フローチャートの繰返し
による初回以降にあってはF=1か否かの自動判定にて
処理を実行するものである。
部18、アンテナ19を介して緊急信号yをセンタ局C
に送信する。この緊急信号yには車両を特定する識別コ
ードまたは/および携帯電話番号データが含まれてい
る。次にステップS6で、CPU20はF=1か否かを
判定し、YES判定時にはステップS7に移行し、NO
判定時にはステップS1にリターンする。
局Cから車載機Aへ送信されてくる指令信号zをアンテ
ナ19が受信したか否かを判定し、NO判定時には受信
待機し、YES判定時には次のステップS8に移行す
る。
の所定距離手前位置において指令ランプ22,23また
は24の何れか1つを点滅させて、ドライバに交差点で
の進行方向を犯人に可及的に知られないように指示し
て、車両を安全な方向へ誘導するか、或はナビゲーショ
ン装置21の経路誘導を緊急用に切換えて、車両を可及
的安全な方向へ経路誘導し、その後、ステップS1にリ
ターンして、以上の処理を繰返す。一方、センタ局C側
においては、ステップQ1で、CPU40は表示部41
を駆動してその画面上に地図(図3または図4参照)を表
示する。
部34を受信態様に切換えて、アンテナ33が車両側か
らの現在位置信号xを受信したか否かを判定し、YES
判定時にのみ次のステップQ3に移行する。
た現在位置データと、識別コードまたは携帯電話番号デ
ータに基づいて当該車両の現在位置Pを表示部41の地
図上に点灯表示する。ここで、センタ局Cにおいて把握
すべき車両が複数の場合には、複数車両のそれぞれの現
在位置P…が点灯表示されることは当然であるが、図
3、図4では図示の便宜上、1つの現在位置Pのみを示
している。また、この現在位置Pは車両の走行に従っ
て、左列の車両側フローチャートの繰返し、並びに右側
のセンサ局C側でのフローチャートの繰返しにより逐次
的(リアルタイム)に可視表示されるものである。
更のスイッチ(各スイッチ35,36,37参照)が操作
されたか否かを判定し、NO判定時にはステップQ6に
スキップする一方、YES判定時には次のステップQ5
に移行する。
れたスイッチ35,36,37の何れかに対応して、表
示部41の地図表示を拡大、縮小または地図移動させ
る。この構成により、把握すべき車両の現在位置Pが表
示部41の画面内から画面外に外れることを防止し、把
握すべき車両の現在位置Pを可及的画面内の中央方向に
移行させることができる。
部34を受信態様に切換えて、アンテナ33が車両側か
らの緊急信号yを受信したか否かを判定し、NO判定時
にはステップQ1にリターンして通常時の処理を繰返す
一方、YES判定時には次のステップQ7に移行する。
特定する識別コードまたは/および携帯電話番号データ
を含む緊急信号yの受信に対応して、緊急事態(カージ
ャック、バスジャック)が発生した当該車両の現在位置
Pを表示部41の地図上に点滅表示すると共に、少なく
とも所定時間の間、警報手段43を駆動して、センタ局
Cのオペレータに緊急事態の発生を報知する。
更のスイッチ(各スイッチ35,36,37参照)が操作
されたか否かを判定し、NO判定時にはステップQ10
にスキップする一方、YES判定時には次のステップQ
9に移行する。
れたスイッチ35,36,37の何れかに対応して、表
示部41の地図表示を拡大、縮小または地図移動させ
る。特に表示拡大スイッチ35および地図移動スイッチ
37の操作時には、緊急事態が発生した特定の車両の現
在位置Pを図4に示す如く道路等がより一層詳細に示さ
れるように拡大表示された画面内に明瞭に捕えることが
できる。
信部34を送信態様に切換えて、当該車両に対して指令
信号zを送信するが、この信号zはセンタ局Cのアンテ
ナ33から直接、車載機Aのアンテナ19に送信しても
よく、中継局または人工衛星を介してアンテナ19に送
信してもよい。
線電話機または無線電話機参照)を用いて警察等の対処
機関に対する通報を実行するが、この通報は自動通報シ
ステムであってもよく、或はセンタ局Cのオペレータに
よる通報であってもよい。
して犯人や車室内の状況画像を撮像する撮像手段の一例
として少なくとも1台のCCDカメラ45を継続し、こ
のCCDカメラ45で撮像した犯人の画像データまたは
/および車室内の乗客データを緊急信号yと共にセンタ
局Cに送信するように構成し、センタ局C側においては
表示部41の余剰エリア、または表示画面全体を用いて
当該車両の現在位置Pと所定周期毎に交互に斯かる画像
を表示するように構成してもよい。
においてはCCDカメラ45は作動せず、またCCDカ
メラ45で撮像したデータはセンタ局Cへ送信されない
ので、乗客のプライバシー保護と消費電力低減との両立
を図ることができ、緊急時には犯人の画像と人質に相当
する乗員、乗客の人数およびその状況を比較的正確に検
出することができる。
ら比較的視認されにくいようにフロントヘッダ部または
リヤヘッダ部に取付け、これらヘッダ部の車室内を覆う
トリム部材からその撮像レンズ部のみを車室内に対向さ
せると共に、可及的全車室内を良好に撮像すべく広角レ
ンズを用いることが望ましい。
テムは、GPS衛星DからのGPS信号を受信して現在
位置を求める移動体(タクシー、自動車、バスの車両参
照)への搭載機(車載機A参照)または携帯端末Bと、上
記搭載機(車載機A参照)または携帯端末Bから発信され
る少なくとも現在位置信号xを受信して移動体の現在位
置を逐次的に表示するセンタ局Cと、移動体に緊急事態
が発生した時、乗員の操作により緊急信号yを上記セン
タ局Cへ出力する緊急信号出力手段(緊急スイッチ17
または29参照)と、上記センタ局Cに設けられ移動体
からの緊急信号yを受信して警察などの対処機関への通
報を実行する通報手段42を備えたものである。
載機(車載機A参照)または携帯端末Bは、GPS衛星D
からGPS信号を受信して現在位置を求め、センタ局C
は上述の搭載機(車載機A参照)または携帯端末Bから発
信される少なくとも現在位置信号xを受信して移動体の
現在位置を逐次的に、つまりリアルタイムに表示する
が、移動体に緊急事態が発生した時、乗員が緊急信号出
力手段(緊急スイッチ17または29参照)を操作すると
緊急信号yが上記センタ局Cへ出力される。
信号yを受信して、通報手段42を用いて自動的にまた
はオペレータの操作により、その旨を対処機関に通報す
る。この結果、充分な広域性を確保しつつ、移動体にカ
ージャック、バスジャックなどの緊急状態が発生した
時、センタ局Cを介して対処機関への通報を行なうこと
ができ、しかも移動体の現在位置P(図3、図4参照)を
逐次的に表示するので、適切な対処を実行することがで
きる。
には携帯送受信部(送受信部18参照)と、GPSセンサ
12とを設け、上記GPSセンサ12がGPS信号を受
信して現在位置を求めるものである。
側のGPSセンサ12でGPS信号を受信するので、比
較的バッテリ容量が小さい携帯端末Bの電力消費を抑制
することができる。
る乗員が所持し、上記携帯端末BにはGPSセンサ31
を内臓して、該GPSセンサ31がGPS信号を受信し
て現在位置を求めるものである。この構成によれば、携
帯端末B側のGPSセンサ31でGPS信号を受信する
ので、移動体(車両参照)のエンジンや各種電波を抑制す
ることができる。
において、この発明の移動体は、実施例の車両に対応
し、以下同様に、緊急信号出力手段は、緊急スイッチ1
7または29に対応し、携帯送受信部は、送受信部18
に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに
限定されるものではない。
代えて既存の車載スイッチつまりハザードスイッチ、ド
アウインドガラス昇降用のマニュアルアップスイッチ,
マニュアルダウンスイッチ、オートアップスイッチ、オ
ートダウンスイッチ、などの車載スイッチの通常操作と
は異なる操作態様により、緊急信号を出力すべく構成し
てもよく、この場合には新たに緊急スイッチを設ける必
要がなくなる。
しつつ、移動体にカージャック、バスジャックなどの緊
急事態が発生した時、センタ局を介して対処機関への通
報を行なうことができ、しかも移動体の現在位置を逐次
的に表示することで、適切な対処を実行することができ
る効果がある。
図。
図。
Claims (3)
- 【請求項1】GPS衛星からのGPS信号を受信して現
在位置を求める移動体への搭載機または携帯端末と、上
記搭載機または携帯端末から発信される少なくとも現在
位置情報を受信して移動体の現在位置を逐次的に表示す
るセンタ局と、移動体に緊急事態が発生した時、乗員の
操作により緊急信号を上記センタ局へ出力する緊急信号
出力手段と、上記センタ局に設けられ移動体からの緊急
信号を受信して対処機関への通報を実行する通報手段と
を備えた緊急通報システム。 - 【請求項2】上記移動体の搭載機には携帯送受信部と、
GPSセンサとを設け、上記GPSセンサがGPS信号
を受信して現在位置を求める請求項1記載の緊急通報シ
ステム。 - 【請求項3】上記携帯端末は移動体を操作する乗員が所
持し、上記携帯端末にはGPSセンサを内臓して、該G
PSセンサがGPS信号を受信して現在位置を求める請
求項1記載の緊急通報システム。
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JP2001054300A JP4614556B2 (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 緊急通報システム |
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JP2002261980A true JP2002261980A (ja) | 2002-09-13 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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