JP2002261933A - 通信方法、通信網におけるトラフィックの分散制御方法、情報配信システム及び情報通信端末 - Google Patents

通信方法、通信網におけるトラフィックの分散制御方法、情報配信システム及び情報通信端末

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JP2002261933A
JP2002261933A JP2001057481A JP2001057481A JP2002261933A JP 2002261933 A JP2002261933 A JP 2002261933A JP 2001057481 A JP2001057481 A JP 2001057481A JP 2001057481 A JP2001057481 A JP 2001057481A JP 2002261933 A JP2002261933 A JP 2002261933A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の携帯電話機から通信網を介して特定の
接続先に一斉に接続して通信しようとする場合でも、通
信網における負荷増大を抑えて輻輳の発生を未然に防止
する。 【解決手段】 情報発信装置10から通信網30の基地
局32を介して複数の携帯電話機20に対し、特定の接
続先に接続するための接続先情報が付加された配信情報
を配信し、接続先情報に基づいて各携帯電話機20から
通信網を介して特定の接続先に接続して通信するとき
に、携帯電話機20から特定の接続先に接続するための
アクセス操作時から、携帯電話機20から特定の接続先
に対する送信信号の送信(アップリンク)時までの遅延
時間Tdを、各携帯電話機30ごとにずらして分散させ
るように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の情報通信端
末から通信網を介して特定の接続先に一斉に接続して通
信しようとする場合でも、通信網における負荷増大を抑
えて輻輳の発生を未然に防止することができる通信方
法、通信網におけるトラフィックの分散制御方法、情報
配信システム及び情報通信端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の携帯電話機等の情報通信端
末から、交換機や基地局(中継装置)を含む通信網を介
して、URL(Uniform Resource Locator)、メールア
ドレス、電話番号等の接続先情報で指定される特定の接
続先に接続して情報の送受信を行う通信方法が知られて
いる。また、情報配信サーバ(情報発信装置)から交換
機や基地局を含む通信網を介して複数の携帯電話機等の
情報通信端末に対し、特定の接続先に接続するためのU
RL、メールアドレス、電話番号等のリンク情報(接続
先情報)が付加された配信情報を配信する配信システム
を用いた通信方法が知られている。この通信方法の場
合、各情報通信端末の使用者は、上記情報配信サーバか
ら同じタイミングで配信された情報を見た後、配信情報
に付加されているリンク情報に基づいて、通信網を介し
てWWW(World Wide Web)サイト等の特定の接続先に
接続して通信することにより、追加の詳細情報を取得す
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
通信方法において、各情報通信端末の使用者が、テレビ
やラジオなどで上記特定の接続先のURL等の情報を取
得した場合、ほとんど同じタイミングで上記接続先に対
して一斉にアクセスしようとする。また、上記従来の情
報配信システムを用いた通信方法では、上記情報配信サ
ーバから各情報通信端末への情報配信が同じタイミング
で行なわれるため、図8に示すように、各情報通信端末
の使用者はほとんど同じタイミングで上記接続先に対し
てアクセスして追加の詳細情報を取得しようとする。例
えば、情報配信サーバから各情報通信端末に対して詳細
情報取得のためのリンク先情報を含む地震情報、津波情
報、台風情報等の緊急情報を一斉に配信すると、各情報
通信端末の使用者は更に詳細情報を取得しようとして、
リンク先情報に基づき、地震等の詳細情報を提供してい
る接続先にほとんど一斉にアクセスしようとする。この
ように複数の情報通信端末からの特定の接続先へのアク
セスの集中が発生すると、上記通信網における基地局や
交換機における情報中継処理の負荷や、伝送路における
情報伝送処理の負荷が増大し、通信網が輻輳状態に陥る
おそれがある。
【0004】本発明は以上の背景の下でなされたもので
あり、その目的は、複数の情報通信端末から通信網を介
して特定の接続先に一斉に接続して通信しようとする場
合でも、通信網における負荷増大を抑えて輻輳の発生を
未然に防止することができる通信方法、通信網における
トラフィックの分散制御方法、並びに該通信方法に用い
る情報配信システム及び情報通信端末を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、情報発信装置から通信網を介し
て複数の情報通信端末に対し、特定の接続先に接続する
ための接続先情報が付加された配信情報を配信し、該接
続先情報に基づいて各情報通信端末から通信網を介して
該特定の接続先に接続して通信する通信方法であって、
該情報通信端末から該特定の接続先に接続するための該
情報通信端末の接続操作時から、該情報通信端末から該
特定の接続先に対する送信信号の送信時までの遅延時間
を、各情報通信端末ごとにずらして分散させるように設
定することを特徴とするものである。この請求項1の通
信方法では、上記遅延時間を情報通信端末ごとにずらし
て分散させることにより、情報発信装置から配信情報が
配信された複数の情報通信端末から通信網を介して特定
の接続先へ送られる送信信号の送信タイミングを、時間
的に分散させ、通信網における輻輳が発生しないように
する。
【0006】なお、上記「情報通信端末」には、携帯電
話機、PHS(Personal Handyphone Service)、自動
車電話等の電話機のほか、コンピュータや双方向通信型
テレビ等の放送受信装置も含まれ、また、固定型の情報
通信端末及び移動型の情報通信端末のいずれも含まれ
る。また、上記「情報発信装置」には、携帯電話通信網
の基地局を経由して各基地局に対応した情報配信領域
(セル)に入った携帯電話機等の情報通信端末に一斉に
情報配信するもののほか、本出願人が先に提案している
ように店舗、企業の事業所、公共施設等の情報発信箇所
に設置され該情報発信箇所の周囲の比較的狭い領域内に
入った携帯電話機等の情報通信端末に対して情報を配信
するもの(特願2000−384437号参照)も含ま
れる。また、上記情報発信装置からの情報配信で経由す
る「通信網」における情報の伝送媒体には、電波等を用
いる無線媒体のほか、電線や光ファイバ等の有線媒体も
含まれる。また、上記配信情報には、文字や画像の形態
の情報のほか、音の形態の情報等も含まれる(以下の請
求項においても同様である)。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の通信方法に
おいて、各情報通信端末で、該情報通信端末を識別する
ための端末識別情報と上記情報配信の時刻情報とに基づ
いて上記遅延時間を設定することを特徴とするものであ
る。この請求項2の通信方法では、上記遅延時間を、各
情報通信端末に固有の端末識別情報に基づいて、情報通
信端末ごとに異なるように設定する。更に、上記遅延時
間を、上記情報配信の時刻情報に基づいて設定すること
により、情報通信端末のそれぞれについて特定の遅延時
間が偏って設定されないようにする。
【0008】請求項3の発明は、請求項2の通信方法に
おいて、上記端末識別情報と上記情報配信の時刻情報と
に基づいて乱数を生成し、上記遅延時間の最小単位であ
る時間係数を該乱数に乗じた値を、該遅延時間として用
いることを特徴とするものである。この請求項3の通信
方法では、上記端末識別情報と上記情報配信の時刻情報
とに基づいて、情報通信端末ごとに値が異なる乱数を生
成する。そして、この乱数に、遅延時間の最小単位であ
る時間係数を乗じた値を遅延時間として設定することに
より、遅延時間を情報通信端末ごとにずらしてより均一
に分散させる。
【0009】請求項4の発明は、請求項3の通信方法に
おいて、上記情報発信装置から、上記時間係数を上記配
信情報に付加して各情報通信端末に配信することを特徴
とするものである。この請求項4の通信方法では、上記
時間係数を配信情報に付加して各情報通信端末に配信す
ることにより、情報通信端末ごとにずらして分散させる
遅延時間の分散時間幅を、情報発信装置側から制御す
る。
【0010】請求項5の発明は、請求項4の通信方法に
おいて、上記配信情報の配信時間、該配信情報の内容、
上記情報通信端末の数等の通信条件に基づいて、上記時
間係数を変化させることを特徴とするものである。この
請求項5の通信方法では、上記通信条件に基づいて上記
時間係数を変化させることにより、情報通信端末ごとに
ずらして分散させる遅延時間の分散時間幅を、情報通信
端末の使用者に待ち時間を意識させることなく且つ通信
網における輻輳の発生を確実に防止することができるよ
うな最適な時間幅にする。
【0011】請求項6の発明は、請求項2、3、4又は
5の通信方法において、上記配信情報の配信時間、該配
信情報の内容、上記情報通信端末の数等の通信条件に基
づいて、上記遅延時間の設定処理を選択的に行なうこと
を特徴とするものである。この請求項6の通信方法で
は、上記通信条件に基づいて、複数の情報通信端末から
特定の接続先への接続の集中がない場合に、上記遅延時
間の設定処理を行なわないようにすることにより、情報
通信端末における無駄なデータ処理を回避する。
【0012】請求項7の発明は、請求項6の通信方法に
おいて、上記情報発信装置から、上記情報通信端末で上
記遅延時間の設定処理を行なうか否かを指定するための
遅延時間設定処理制御情報を、上記配信情報に付加して
各情報通信端末に配信することを特徴とするものであ
る。この請求項7の通信方法では、上記遅延時間設定処
理制御情報を配信情報に付加して各情報通信端末に配信
することにより、複数の情報通信端末から特定の接続先
への接続の集中の有無を予想することができる情報発信
装置側から、各情報通信端末で遅延時間の設定処理を行
なうか否かを制御する。
【0013】請求項8の発明は、複数の情報通信端末か
ら通信網を介して特定の接続先に接続して通信する通信
方法であって、該情報通信端末から該特定の接続先に接
続するための該情報通信端末の接続操作時から、該情報
通信端末から該特定の接続先に対する送信信号の送信時
までの遅延時間を、各情報通信端末ごとにずらして分散
させるように設定することを特徴とするものである。こ
の請求項8の通信方法では、上記遅延時間を情報通信端
末ごとにずらして分散させることにより、複数の情報通
信端末から通信網を介して特定の接続先に接続して通信
するときに、その特定の接続先へ送られる送信信号を時
間的に分散させ、通信網における輻輳が発生しないよう
にする。
【0014】請求項9の発明は、請求項8の通信方法に
おいて、各情報通信端末で、該情報通信端末を識別する
ための端末識別情報と該情報通信端末内で生成される時
刻情報とに基づいて上記遅延時間を設定することを特徴
とするものである。この請求項9の通信方法では、上記
遅延時間を、各情報通信端末に固有の端末識別情報に基
づいて、情報通信端末ごとに異なるように設定する。更
に、上記遅延時間を、情報通信端末内で生成される時刻
情報に基づいて設定することにより、情報通信端末のそ
れぞれについて特定の遅延時間が偏って設定されないよ
うにする。
【0015】請求項10の発明は、情報発信装置から通
信網を介して複数の情報通信端末に対し、特定の接続先
に接続するための接続先情報が付加された配信情報を配
信し、該接続先情報に基づいて各情報通信端末から通信
網を介して該特定の接続先に接続して通信する通信方法
であって、該情報通信端末の表示部に、該接続先情報を
非表示状態にして該配信情報を表示することを特徴とす
るものである。この請求項10の通信方法では、情報通
信端末の表示部に接続先情報を表示しないことにより、
情報通信端末の使用者が接続先情報を視認できないよう
にし、情報通信端末の使用者が該情報通信端末とは異な
る他の通信手段を用いて上記特定の接続先に接続できな
いようにする。さらに、情報通信端末の使用者とは異な
る第三者についても、上記接続先情報を視認できなくな
いようにし、上記特定の接続先に接続できないようにす
る。
【0016】請求項11の発明は、情報発信装置から通
信網を介して複数の情報配信地域ごとに複数の情報通信
端末に対し、特定の接続先に接続するための接続先情報
が付加された配信情報を配信し、該接続先情報に基づい
て各情報通信端末から通信網を介して該特定の接続先に
接続して通信する通信方法であって、該情報配信地域ご
とに、該接続先情報が付加された配信情報の内容及び配
信タイミングの少なくとも一つを異ならせたことを特徴
とするものである。この請求項11の通信方法では、情
報配信地域ごとに、接続先情報が付加された配信情報の
内容及び配信タイミングの少なくとも一つを異ならせる
ことにより、各情報配信地域の情報通信端末から上記特
定の接続先へ送られる送信信号の送信タイミングを、情
報配信地域ごとに分散させ、通信網における輻輳が発生
しないようにする。
【0017】請求項12の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、7、8、9、10又は11の通信方法にお
いて、上記情報通信端末が携帯電話機であり、上記通信
網が携帯電話通信網を含むことを特徴とするものであ
る。この請求項12の通信方法では、上記遅延時間を携
帯電話機ごとにずらして分散させることにより、複数の
携帯電話機から携帯電話通信網を含む通信網を介して特
定の接続先に接続して通信するときに、その特定の接続
先に送られる送信信号の送信タイミングを時間的に分散
させ、携帯電話通信網を含む通信網における輻輳が発生
しないようにする。
【0018】請求項13の発明は、配信情報を発信する
情報発信装置と、該情報発信装置と複数の情報通信端末
との間の情報伝送を中継する中継装置を含む通信網とを
用いて構成され、該情報発信装置から該通信網を介して
複数の情報通信端末に対し、特定の接続先に接続するた
めの接続先情報が付加された配信情報を配信し、該接続
先情報に基づいて各情報通信端末から通信網を介して該
特定の接続先に接続して通信するための情報配信システ
ムであって、該情報通信端末から該特定の接続先に接続
するための該情報通信端末の接続操作時から、該情報通
信端末から該特定の接続先に対する送信信号の送信時ま
での遅延時間を該情報通信端末で設定するときに用いる
該遅延時間の最小単位である時間係数を、該配信情報に
付加して各情報通信端末に配信するように、該情報発信
装置を構成したことを特徴とするものである。この請求
項13の情報配信システムでは、情報発信装置から、上
記遅延時間の最小単位である時間係数を配信情報に付加
して各情報通信端末に配信する。この配信情報が配信さ
れた情報通信端末では、内部で生成した乱数に該配信情
報に付加された時間係数を乗じた値を遅延時間として設
定することできる。これにより、遅延時間を情報通信端
末ごとにずらしてより均一に分散させることができる。
そして、上記時間係数を情報発信装置から各情報通信端
末に配信しているので、情報通信端末ごとにずらして分
散させる遅延時間の分散時間幅を、情報発信装置側から
制御することができる。
【0019】請求項14の発明は、配信情報を発信する
情報発信装置と、該情報発信装置と複数の情報通信端末
との間の情報伝送を中継する中継装置を含む通信網とを
用いて構成され、該情報発信装置から該通信網を介して
複数の情報通信端末に対し、特定の接続先に接続するた
めの接続先情報が付加された配信情報を配信し、該接続
先情報に基づいて各情報通信端末から通信網を介して該
特定の接続先に接続して通信するための情報配信システ
ムであって、該情報通信端末から該特定の接続先に接続
するための該情報通信端末の接続操作時から、該情報通
信端末から該特定の接続先に対する送信信号の送信時ま
での遅延時間を該情報通信端末で設定するか否かを指定
するための遅延時間設定処理制御情報を、上記配信情報
に付加して各情報通信端末に配信するように、該情報発
信装置を構成したことを特徴とするものである。この請
求項14の情報配信システムでは、情報発信装置から、
上記遅延時間設定処理制御情報を配信情報に付加して各
情報通信端末に配信することにより、複数の情報通信端
末から特定の接続先への接続の集中の有無を予想するこ
とができる情報発信装置側から、各情報通信端末で遅延
時間の設定処理を行なうか否かを制御する。
【0020】請求項15の発明は、請求項13又は14
の情報配信システムにおいて、情報配信先である上記情
報通信端末が携帯電話機であり、上記通信網が携帯電話
通信網を含むことを特徴とするものである。この請求項
15の情報配信システムでは、上記遅延時間を携帯電話
機ごとにずらして分散させることにより、複数の携帯電
話機から携帯電話通信網を含む通信網を介して特定の接
続先に接続して通信するときに、その特定の接続先に送
られる送信信号の送信タイミングを時間的に分散させ、
通信網における輻輳が発生しないようにする。
【0021】請求項16の発明は、情報発信装置から通
信網を介して配信された、特定の接続先に接続するため
の接続先情報が付加された配信情報を受け、該接続先情
報に基づいて通信網を介して該特定の接続先に接続する
ことができる情報通信端末であって、該情報通信端末か
ら該特定の接続先に接続するための該情報通信端末の接
続操作時から、該情報通信端末から該特定の接続先に対
する送信信号の送信時までの遅延時間を、該情報通信端
末を識別するための端末識別情報と該情報配信の時刻情
報とに基づいて、他の情報通信端末における該遅延時間
とずれるように設定することを特徴とするものである。
この請求項16の情報通信端末では、上記遅延時間を他
の情報通信端末における遅延時間とずれるように情報通
信端末ごとにずらして分散させることにより、情報発信
装置から配信情報が配信された複数の情報通信端末から
通信網を介して特定の接続先へ送られる送信信号の送信
タイミングを時間的に分散させ、通信網における輻輳が
発生しないようにする。ここで、上記遅延時間を、各情
報通信端末に固有の端末識別情報に基づいて、情報通信
端末ごとに異なるように設定する。更に、上記遅延時間
を、上記情報配信の時刻情報に基づいて設定することに
より、情報通信端末のそれぞれについて特定の遅延時間
が偏って設定されないようにする。
【0022】請求項17の発明は、請求項16の情報通
信端末において、上記端末識別情報及び上記時刻情報か
ら乱数を生成し、上記遅延時間の最小単位である時間係
数を該乱数に乗じた値を、該遅延時間として用いること
を特徴とするものである。この請求項17の情報通信端
末では、端末識別情報と情報配信の時刻情報とに基づい
て、情報通信端末ごとに異なる乱数を生成する。そし
て、この乱数に、遅延時間の最小単位である時間係数を
乗じた値を遅延時間として設定することにより、遅延時
間を情報通信端末ごとにずらしてより均一に分散させ
る。
【0023】請求項18の発明は、接続先情報に基づい
て通信網を介して特定の接続先に接続して通信すること
ができる情報通信端末であって、該情報通信端末から該
特定の接続先に接続するための該情報通信端末の接続操
作時から、該情報通信端末から該特定の接続先に対する
送信信号の送信時までの遅延時間を、該情報通信端末を
識別するための端末識別情報と該情報通信端末内で生成
される時刻情報とに基づいて設定することを特徴とする
ものである。この請求項18の情報通信端末では、上記
遅延時間を、各情報通信端末に固有の端末識別情報に基
づいて、情報通信端末ごとに異なるように設定する。更
に、上記遅延時間を、情報通信端末内で生成される時刻
情報に基づいて設定することにより、情報通信端末のそ
れぞれについて特定の遅延時間が偏って設定されないよ
うにする。
【0024】請求項19の発明は、特定の接続先に接続
するための接続先情報が付加された配信情報を、情報発
信装置から通信網を介して受信し、該接続先情報に基づ
いて通信網を介して該特定の接続先に接続して通信する
ことができる情報通信端末であって、該接続先情報を非
表示状態にして該配信情報を表示することを特徴とする
ものである。この請求項19の情報通信端末では、情報
通信端末に接続先情報を表示しないことにより、表示部
に表示された接続先情報に基づいて他の通信手段を介し
て上記特定の接続先に接続できないようにする。
【0025】請求項20の発明は、複数の情報通信端末
から通信網を介して特定の接続先に接続して通信する際
に、該情報通信端末が持つ固有の端末識別情報に特定の
数式で演算を行い、その演算結果の数値に係数を掛けた
ものを、該情報通信端末の使用者がアクセス操作をして
から実際に該通信網にアクセスできるまでの遅延時間と
して設定し、該通信網にアクセスするトラフィックを分
散制御することを特徴とするものである。この請求項2
0の通信網におけるトラフィックの分散制御方法では、
上記所定の演算処理で得られた値を、上記遅延時間とし
て設定することにより、その遅延時間を情報通信端末ご
とにずらして分散させる。これにより、複数の情報通信
端末から通信網を介して特定の接続先に接続して通信す
るときに、その特定の接続先へ送られる送信信号を時間
的に分散させ、通信網における輻輳が発生しないように
する。
【0026】請求項21の発明は、情報発信装置から通
信網を介して複数の情報通信端末に対し、特定の接続先
に接続するための接続先情報が付加された配信情報を配
信し、該接続先情報に基づいて各情報通信端末から通信
網を介して該特定の接続先に接続して通信する際に、該
情報通信端末が持つ固有の端末識別情報、又は該情報発
信装置から配信するごとに異なる値が設定される情報に
特定の数式で演算を行い、その演算結果の数値に係数を
掛けたものを、該情報通信端末の使用者がアクセス操作
をしてから実際に該通信網にアクセスできるまでの遅延
時間として設定し、該通信網にアクセスするトラフィッ
クを分散制御することを特徴とするものである。この請
求項21の通信網におけるトラフィックの分散制御方法
では、上記所定の演算処理で得られた値を、上記遅延時
間として設定することにより、その遅延時間を情報通信
端末ごとにずらして分散させる。これにより、情報発信
装置から配信情報が配信された複数の情報通信端末から
通信網を介して特定の接続先へ送られる送信信号の送信
タイミングを、時間的に分散させ、通信網における輻輳
が発生しないようにする。
【0027】なお、上記情報配信システムや情報通信端
末におけるデータ処理を行なうためのコンピュータで実
行するプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプ
ログラムを記録したFD,CD−ROM等の記録媒体を
用いて行なってもいいし、コンピュータネットワーク等
の通信回線を用いて行なってもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、携帯電話通信網
を含む通信網を介して複数の情報通信端末としての携帯
電話機に対して情報を配信する情報配信システムを用い
た通信方法に適用した一実施形態について説明する。こ
の通信方法では、携帯電話通信網を含む通信網における
トラフィックを分散制御する分散制御方法を実行してい
る。
【0029】図2は、本発明の一実施形態に係る情報配
信システムを含む通信システムの全体構成を示すブロッ
ク図である。本実施形態の情報配信システムは、携帯電
話通信網30内の情報配信センター1に設置された情報
発信装置としての情報発信装置10を用いて構成されて
いる。情報発信装置10から発信された配信情報は、携
帯電話通信網30内に設けられた基地局32や交換機3
3等の中継装置を介して、複数の携帯電話機20に伝送
される。上記基地局32は、所定の情報配信領域(セ
ル)ごとに設けられ、各基地局32と交換機33との間
や交換機33と情報発信装置10との間は有線又は無線
の伝送媒体で構成されている。
【0030】上記情報発信装置10は、外部の情報サー
ビス提供元(IP/SP)40あるいは情報配信センタ
ー1内に設けられたローカルの情報サービス提供元(I
P/SP)41からの配信情報(以下「コンテンツ」と
いう。)の取得とそのチェック、コンテンツの配信計
画、コンテンツの編集、携帯電話通信網30を構成する
交換機に対するコンテンツのダウンロード等を行なう。
この情報発信装置10は、受信部、コンテンツフィルタ
部、情報サービス提供元(IP/SP)プロファイルデ
ータベース、受信制御部、コンテンツデータベース、ス
ケジュール部、送信制御部、セル配信用マップ(CBM
AP)変換部、セル情報データベース、送信部等により
構成されている。
【0031】上記情報発信装置10の受信部は、外部の
情報サービス提供元(IP/SP)40やローカルの情
報サービス提供元(IP/SP)41と広域通信網(W
AN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、イン
ターネット50等で接続されたFTP(ファイル転送プ
ロトコル)サーバあるいはウェブサーバの機能を有する
インターフェースである。情報サービス提供元(IP/
SP)との間の情報伝送には、FTPまたはハイパーテ
キストトランスファプロトコル(HTTP)が使用され
る。上記情報サービス提供元プロファイルデータベース
は、特定されている情報サービス提供元(IP/SP)
の識別番号や情報配信領域(セル)を示す文字列からな
るセルエリアグループ名、オンエア許可期間等を格納し
たデータベースである。上記コンテンツフィルタ部は、
上記受信部で取得したコンテンツの権限をチェックする
ため情報サービス提供元プロファイルデータベースとの
突合わせチェックを行い、そのコンテンツの項目につい
ても整合性のチェックを行い不正データのダウンロード
を避け、その結果であるステータスを保持する部分であ
る。上記受信制御部は、コンテンツフィルタ部でチェッ
クされたコンテンツを基にしてコンテンツデータベース
を作成し登録する部分である。上記スケジュール部は、
コンテンツデータベースに登録されているコンテンツの
オンエア期間が来るまでタイマ監視を行い、オンエア期
間になったコンテンツに関して、その旨をダウンロード
を実施する後のプロセスに通達を行う部分である。ま
た、このスケジュール部は、オンエア期間が経過したコ
ンテンツをコンテンツデータベースから削除させる。た
だし、この削除等の履歴は確認できるように残される。
上記送信制御部は、上記スケジュール部から通達された
オンエア期間が経過したコンテンツをコンテンツデータ
ベースから受信し、次のCBMAP変換部へ送信する部
分である。上記セル情報データベースは、前述のセルエ
リアグループ名に対応させて、セル番号やローカルエリ
ア番号等のエリアコードを格納したデータベースであ
る。上記CBMAP変換部は、上記送信制御部を経由し
てコンテンツデータベースから送信されてきたオンエア
期間が経過したコンテンツを、ダウンロードを処理する
プロトコルとして定義されるセル配信用マップ(CBM
AP)のパケットに変換する部分である。このCBMA
Pパケットには、1配信チャネルに関する情報を含む。
上記送信部は、上記CHMAP変換部で編成されたCB
MAPパケットを交換機33へ送信し、交換機33から
確認を受信する部分であり、交換機33との間はTCP
/IPインターフェースによるLAN等で接続されてい
る。
【0032】図3は、上記情報配信システムで配信され
る情報を受けることができる携帯電話機20の概略構成
を示すブロック図である。この携帯電話機20は、通常
の音声通話が可能な機能とともに上記情報配信システム
からの情報を受ける機能を有し、アンテナ21、無線送
受信部22、データ処理部23、出力部24、操作入力
部25、RAMやROMなどからなるデータ記憶部26
等を備えている。上記無線送受信部22は、操作入力部
25から入力される送信データを基地局32に無線送信
するために所定の無線周波数の送信信号に周波数変換し
てアンテナ21から送信したり、アンテナ21により基
地局32から受信した受信信号を周波数変換して、出力
部24に出力する。上記データ処理部23は、音声変換
回路、メッセージ通信部、時計部、フレーム組立部、更
新処理部、連結処理部、メッセージ管理部、表示制御
部、制御部等とともに、後述の遅延時間を生成するため
の遅延時間生成部を備えている。このデータ処理部23
を構成している要素のうち、上記音声変換回路は、受信
した音声信号を出力部24のスピーカに出力したり、操
作入力部25のマイクから入力した音声を送信信号とし
て無線送受信部22に出力したりするものである。ま
た、上記メッセージ通信部は、送信メッセージを送信信
号に編成して無線送受信部32に出力したり、メッセー
ジを受信して他の部分に出力するための処理を行なった
りする部分である。また、上記時計部は、正確な日時を
計数し、更新処理等のための時刻情報を生成する部分で
ある。また、上記表示制御部は、データ記憶部26の配
信メッセージメモリに記録されているコンテンツを読み
出し表示のための処理を行う部分である。また、上記制
御部はCPU等で構成され、各部を制御するものであ
る。上記出力部24は、スピーカ24aや液晶ディスプ
レイ24b等により構成されており、受信したコンテン
ツを表示したり、音情報を出力したりする部分である。
上記操作入力部25は、マイク、各種操作のためのキ
ー、文字や英数字を入力するためのキー等を備える部分
である。上記データ記憶部はRAMやROMで構成さ
れ、受信したコンテンツをカテゴリ毎に分類して記録す
る配信メッセージメモリのほか、メッセージデータ送信
処理プログラム等を格納するメモリ、通信制御中等のワ
ークメモリとして機能する。また、後述の遅延時間の演
算に用いる電話番号や時間係数Tdも格納される。
【0033】上記構成の情報配信システムにおいて、情
報配信センター1の情報発信装置10が外部または内部
に配置された情報サービス提供元から複数のコンテンツ
を取得し、そのコンテンツの権限、項目の整合性をチェ
ックした後コンテンツデータベースに格納する。そし
て、オンエア期間が経過したときにCBMAP変換部で
エリアコードとともにダウンロードを処理するプロトコ
ルとして定義されるセル配信マップ用パケットに変換し
てから所定の交換機33へ送信する。交換機33では受
信したセル配信マップ用パケットを専用に設けた配信用
物理チャネルの1スーパーフレーム毎に設定し指定され
た配信エリアの基地局32を介して送信し、この配信エ
リアに在圈する携帯電話機20が配信用物理チャネルを
受信し、そのコンテンツを出力部24に出力すること
で、異なる種類の多数の情報を携帯電話機20の使用者
に対し同時にかつその多数の情報の内のいずれかを選択
的に提供することができる。また、上記配信情報は、情
報配信センター1の情報発信装置10が取得したコンテ
ンツに配信エリアが指定され、交換機33から基地局3
2を介して配信エリア毎に提供されるため、地域毎に異
なった情報提供が容易になる。また、全配信チャネルを
複数のスーパーフレームからなる配信用ハイパーフレー
ムの各スーパーフレームに配置し、その配信チャネル中
に緊急情報を含む配信チャネルを配信用ハイパーフレー
ムに繰り返し配置し、また、通信網30側から配信エリ
ア内の携帯電話機20に対して制御情報を報知する報知
チャネルの事業者固有定義領域に配信用物理チャネルを
受信するための情報を設定し、この情報に緊急情報の有
無を識別する情報を設定することで、地震情報、津波情
報、台風情報等の緊急情報を早急に提供できる。
【0034】また、上記構成の情報配信システムを含む
通信システムは、上記情報配信システムで配信されてき
たコンテンツに含まれている、特定の接続先に接続する
ための接続先情報(以下「リンク先情報」という。)に
基づいて、携帯電話機20から上記特定の接続先に接続
して通信できるように構成されている。具体的には、図
2に示すように、上記携帯電話通信網30内にショート
メッセージサービスセンター(以下「SMSC」と略
す。)60、大容量データ転送システム61、メールゲ
ートウェイシステム(以下「MGS」と略す。)62及
び情報提供システム(以下「AMS」と略す。)63が
設けられ、これらを介して、交換機33とインターネッ
ト50とが接続されている。
【0035】上記SMSC60は、交換機33とMGS
62及び情報提供システム63との間に接続され、12
8バイトを3連結した最大384バイトのショートメッ
セージサービスを行なうための配信ベアラである。
【0036】上記大容量データ転送システム61は、上
記SMSC60の場合と同様にMGS62及び情報提供
システム63との間に接続され、例えば、最大6キロバ
イトのデータ量の転送を行うことができるシステムであ
り、ダイレクトアクセスシステム(DAS:Direct Acc
ess System)と、アタセスサーバ(Access Server)
と、ダスプロトコル制御部とから構成されている。ダイ
レクトアクセスシステム(DAS)は、データを携帯電
話機20ヘダウンロードするための処理を行う部分であ
り、DASとアクセスサーバは、携帯電話機20と情報
提供システム63やMGS62等の上位システム間でデ
ータを送受信できるよう処理する部分である。ダスプロ
トコル制御部は、情報提供システム63やMGS62か
ら来たデータのプロトコルを変換後、アクセスサーバへ
送信したり、アクセスサーバからきたデータのヘッダを
見て、情報提供システム63やMGS62へそれぞれ転
送処理を行い、また携帯電話機20とのセッション制御
を行う部分である。
【0037】上記MGS62はインターネット50に接
続され、また、メール蓄積のための図示しないポストオ
フィスが接続されメールデータ等の転送制御を行なって
いる。
【0038】上記情報提供システム63は、情報提供プ
ラットフォーム(AMP:AdvancedMessaging Platfor
m)と、エージェントサーバ(Agent Server)と、情報
提供プラットフォーム(AMP)に接続されたインター
ネットブラウジングを行うためのウェブゲートウェイプ
ラットフォーム(WGP:Web Gateway Platform)と、
プロキシサーバとから構成され、プロキシサーバを介し
てインターネット50に接続されている。この情報提供
システム63は、トランザクション型メッセージングに
より情報提供サービスを実現できるように設けられてい
る。情報提供システム63の主要な機能の一つは、ユー
ザ要求におけるユーザデータ内のキーワード等により情
報サービス提供の場所が特定され、その経路情報に従っ
てユーザ要求を転送したり、その後そのセションが終了
するまでその状態を監視したり、あるいは認証の制御や
エラー処理等を行うことである。また、情報提供システ
ム63の主要な機能のもう一つは、通信網30から提供
されるアプリケーション層のユーザデータ内で使用され
るハイパーテキスト・マークアップ言語(HTML)
を、携帯電話機20と情報提供プラットフォーム(AM
P)との間で使用される移動機用マークアップ言語(M
ML:Mobile Markup Language)に変換したり、あるい
はその逆にバージョン表示と、選択されたキーワードま
たはリンク先の指定を行う識別子であるURI(Univer
sal Resource Identifier)を含むリンク先情報と、ユ
ーザ入力情報とを有するフォーマットである移動機用ア
ップリンクプロトコル(AMUP:Advanced Messaging
Uplink Protocol)で書かれたデータを、HTTPに変
換処理を行うことである。この情報提供プラットフォー
ム(AMP)で経路制御される情報サービスの場所は、
情報提供システム63内のコンテンツ・データベースに
あるコンテンツであったり、情報提供プラットフォーム
(AMP)内部で処理が行われるサービス機能であった
り、あるいは情報提供プラットフォーム(AMP)に広
域網(WAN)やインターネット等の通信網50経由で
接続される情報サービス提供元としてのプロバイダ(I
P/SP)40であったりする。
【0039】上記構成の通信システムにおいて、上記情
報提供システム63で携帯電話機20からのユーザ要求
を受信して、情報サービス提供元(IP/SP)からコ
ンテンツを取得し、コンテンツ・データベースから携帯
電話機20へ情報サービスのメッセージを送信したり、
あるいはインターネット50等の他の通信網に接続され
る情報サービス提供元のプロバイダ40の機器と携帯電
話機20とを接続して携帯電話機20へ情報サービスの
メッセージを送信し、そのユーザ要求と情報サービスの
回答とを最終的に必要とする情報サービスを得るまでの
間に複数回往復するトランザクション型メッセージング
のモードを有することで、簡単に必要な情報サービスを
対話的に受けることができる。特に、ショートメッセー
ジサービスセンター60を配信ベアラとして使用し、携
帯電話機20と情報提供システム63との間で転送され
るユーザ間データブロック内のフィールドに情報提供サ
ービスのメッセージ制御プロトコル(AMCP)を構成
するメッセージヘッダーと、ユーザデータを構成する移
動機用マークアップ言語(MML)で記載したデータま
たは移動機用メッセージアップリンクプロトコルのデー
タをセットすることにより、通信路の確立や解放等のセ
ッション管理を行うことでメッセージを効率的に転送す
ることができ、かつHTMLを短縮したタグを使用し、
小容量のデータ通信に適したシステムを構築することが
できる。また、情報提供システム63は、経路制御部で
ユーザ要求に含まれるキーワードやURIによって情報
提供サービスの場所を特定しているため、広い範囲の情
報サービス提供元にアクセスすることができる。また、
情報提供システム63は、MMLデータのHTMLデー
タへの変換、移動機用メッセージアップリンクプロトコ
ルのデータをHTTPのデータに変換する機能を有する
ことで、携帯電話機20からインターネット50等のW
WWサーバのHTMLデータに簡単にアクセスすること
が可能になる。
【0040】また、上記大容量データ転送システム61
を使用した場合は、最大384バイトであるショートメ
ッセージサービスでは困難であった長文のメール、画像
データあるいは音楽データ等の大容量データを携帯電話
機20に転送することが容易になる。また、大容量デー
タの転送にともない、ショートメッセージサービスにお
ける移動機用マータアップ言語(S−MML)を多様な
機能に対応できる移動機用マークアップ言語(M−MM
L)へと拡張することができる。すなわち、BGMファ
イルを携帯電話機20ヘダウンロードして繰り返し再生
したり、アニメーション用画像を携帯電話機20ヘダウ
ンロードして動画像として表示したりすることが可能に
なる。
【0041】ここで、上記大容量の情報を携帯電話機2
0受けることができることにより、携帯電話機20に各
種付加機能を持たせることができる。例えば、携帯電話
機20のデータ処理部23にセッション制御部を設け、
画面を保持したまま回線を一時字断し入力・発信により
再び回線を復帰させることで、チャネルを効率的に使用
することができる。また、メロディデータ解析部を設
け、BGMを繰り返し再生でき、そのBGMを着信音、
ウェイクアップ音、シャットダウン音、キー押下確認音
等として登録することができる。また、画面キャプチャ
部を設けてダウンロードした画面の字でお気に入りを登
録したり、受信画像表示設定部を設けて受信した画像を
待ち受け時等に自動または手動で表示したり、文字用固
定記憶部を設けて動く絵文字を表示させたりすることが
できる。また、移動機プロファイル処理部を設けて、携
帯電話機の仕様に関するデータを管理しリクエストをア
ップロードする際に同時にそのデータを設定することに
より、情報サービス提供元が携帯電話機に最も適したコ
ンテンツを選択して速択してダウンロードできる。自動
取得設定処理部を設けて、自分が好きなときにプッシュ
サービスを受けることができるよう設定したり、テキス
トブラウズ処理部を設けて、コンテンフのダウンロード
に時間のかかるイメージデータやサウンドデータが含ま
れるとき、最初にテキストデータのみダウンロードし、
イメージデータやサウンドデータはリンクの形で出力部
24のディスプレイに表示し、後にリンクを選択してダ
ウンロードすることができる。また、マーカースタンプ
処理部を設けて、画像等に文字や記号を書き込み、その
データを保存することができる。
【0042】また、携帯電話機20のデータ処理部23
に、配信情報に含まれるリンク先情報に基づいて各種接
続先に接続して通信できるように処理するリンク処理部
が設けられている。このリンク処理部により、受信メー
ルに含まれるEメールアドレス、ホームページアドレス
あるいは電話番号をリンク先情報として認識し、そのリ
ンク先情報を選択することでリンク先に設定されたアド
レスや電話番号に直接アクセスすることができる。
【0043】以上のように、上記情報配信システムを含
む通信システムでは、前述の情報発信装置から携帯電話
網30を介して同じリンク先情報が付加されたコンテン
ツが複数の携帯電話機20に一斉配信され、配信されて
きたコンテンツに含まれているリンク先情報に基づい
て、携帯電話機20から特定の接続先(ウェブサイト、
メールアドレス、電話番号等)に接続して通信できる。
ところが、上記コンテンツを受けたユーザが上記特定の
接続先に一斉にアクセスしようとすると、携帯電話通信
網30における基地局32や交換機33における情報中
継処理の負荷や、伝送路における情報伝送処理の負荷が
増大し、携帯電話通信網30が輻輳状態に陥るおそれが
ある。特に、このような通信網の負荷の増大は、地震情
報、津波情報、台風情報等の緊急情報に詳細情報取得の
ためのリンク先情報が付加されたコンテンツや、割安チ
ケットの販売先の情報が付加されたチケット販売情報の
コンテンツが配信された場合に発生しやすい。また、通
信網の負荷の増大は、各ユーザが特に興味を示すような
新規なホームページをURL付きで紹介したコンテンツ
や、懸賞付きのクイズ、アンケート、リクエストを回答
先情報を付加して紹介したコンテンツなどを配信する場
合にも発生しやすいと考えられる。
【0044】そこで、本実施形態では、携帯電話機20
から特定の接続先に接続するための接続操作時から、携
帯電話機20から特定の接続先に対する送信信号の送信
時までの遅延時間Tdを、各携帯電話機20ごとにずら
して分散させるように設定している。
【0045】図1は、情報配信システムから一斉同報配
信情報を受けてから追加のコンテンツを取得するまでの
追加コンテンツ取得処理におけるデータの流れの一例を
示すシーケンス図であり、図4は、携帯電話機20で実
行する追加コンテンツ取得処理の一例を示すフローチャ
ートである。まず、情報発信装置10から通信網30を
介して複数の携帯電話機20に対し、リンク先情報を含
むコンテンツが一斉に配信される。このコンテンツに
は、追加情報の取得のためのリンク先情報のほか、延時
間設定処理制御情報としての規制有無識別データ、配信
時刻、遅延時間Tdの算出に用いる時間係数Tcが含まれ
ている。図1の例では、リンク先情報が「A H=http://w
ww.xyz.com」であり、規制有無識別データが「d=1」
である。ここで、規制有無識別用のフラグdが「1」の
ときは遅延時間Tdを用いたアクセス規制を行ない、フ
ラグdが「0」のときにはアクセス規制が行なわない。
【0046】ここで、アクセス規制有無識別用のフラグ
dが「1」になっていたときは、携帯電話機20に固有
の情報である電話番号と、上記コンテンツが一斉同報配
信されるたびに異なる情報である配信時間とに基づい
て、上記遅延時間Tdを設定している。図5は、上記遅
延時間Tdの演算の流れの一例を示す説明図である。こ
の演算例では、携帯電話機20の電話番号の下4桁のデ
ータ(2バイト)と、配信時刻の日、時及び分のデータ
(2バイト)とを用いて、各携帯電話機30ごとに異な
るユニークな乱数A(2バイト)が生成される。この乱
数Aに、遅延時間の最小単位である時間係数Tc(例え
ば、1、5、10、20秒)を掛けることによって遅延
時間Tdを生成する。この乱数に基づいて遅延時間を生
成することにより、遅延時間Tdを携帯電話機ごとにず
らして分散させるように設定することができる。なお、
上記例では、コンテンツに含まれる配信時刻のデータを
用いているが、配信時刻の代わりに、携帯電話機20内
のデータ処理部23に設けられている時計部で生成され
た現在時刻のデータを用いてもよい。
【0047】次に、携帯電話機20のユーザが追加情報
を取得するために操作入力部25を操作し、上記リンク
先情報の情報サービス提供元であるWWWサイト(htt
p://www.xyz.com)にアクセスするアクセス操作を行な
うと、データ処理部23内の所定のタイマーが起動す
る。そして、上記設定した遅延時間Tdが経過したタイ
ミングで、リンク先サイトへのアップリンク処理が開始
され、所定の送信信号が送信される。このアップリンク
処理による送信信号が通信網30を介してWWWサイト
(http://www.xyz.com)に到達すると、所望の情報が掲
載されたWWWページのデータがコンテンツとして携帯
電話機20にダウンロードされる。
【0048】以上、本実施形態によれば、上記遅延時間
Tdを携帯電話機20ごとにずらして分散させることに
より、コンテンツが一斉同報配信された複数の携帯電話
機20から通信網30を介して特定のWWWサイト等の
接続先へ送られる送信信号の送信タイミングを、時間的
に分散させ、通信網30における輻輳が発生しないよう
にしている。したがって、複数の携帯電話機20から通
信網30を介して特定のWWWサイト等の接続先に一斉
に接続して通信しようとする場合でも、図6に示すよう
にアクセス率が時間的に分散し、アップリンク及び追加
コンテンツのダウンロードによる通信網30における負
荷増大を抑えて輻輳の発生を未然に防止することができ
る。
【0049】また、本実施形態によれば、アクセス規制
有無識別用のフラグdを配信情報に付加して各携帯電話
機20に配信することにより、上記遅延時間Tdの設定
処理及びアクセス規制を必要に応じて行ない、携帯電話
機20における無駄なデータ処理を回避することができ
る。しかも、アクセス集中を予想することができる情報
発信装置10側から、各携帯電話機20で遅延時間Td
の設定処理及びアクセス規制をおこなう否かを制御する
ことができる。
【0050】また、本実施形態によれば、上記遅延時間
Tdの演算に用いる時間係数Tcを配信情報のコンテンツ
に付加しているので、携帯電話機20ごとにずらして分
散させる遅延時間Tdの分散時間幅を、情報発信装置1
0側から制御して管理することができる。なお、この遅
延時間Tdの演算に用いる時間係数Tcは、上記コンテン
ツの一斉同報配信に対応した携帯電話機の加入者数や、
配信時間、配信するコンテンツの内容等の通信条件に応
じて変化させるてもよい。例えば、地震情報、津波情
報、台風情報等の緊急情報を配信するときは、アクセス
集中が発生しやすいことが予想されるので、上記時間係
数Tcを大きくする。また、深夜等に通常の情報を配信
するときは、アクセス集中があまり発生しないことが予
想されるので、上記時間係数Tcを小さくする。更に、
対応携帯電話機の加入者が増加してきた場合は、上記ア
クセス集中も増加してくることが予想されるので、加入
者増加に応じて上記時間係数Tcを大きくしていく。こ
のように上記通信条件に応じて上記時間係数Tcを変化
させることにより、遅延時間Tdの分散時間幅を最適幅
に設定し、携帯電話機20のユーザに待ち時間を意識さ
せることなく、通信網30における輻輳の発生を確実に
防止することができる。
【0051】なお、上記実施形態では、情報通信端末が
携帯電話機20の場合について説明したが、本発明は、
PHS、パソコン、双方向通信型のテレビ(例えばデジ
タル衛星放送の受信機)等を情報通信端末として情報配
信する場合にも適用することができる。
【0052】また、上記実施形態では、携帯電話機にお
けるアップリンク処理の際の遅延時間を携帯電話機ごと
にずらすように分散させることにより、アクセス集中を
抑制しているが、複数の配信エリアのそれぞれに配信す
るコンテンツの内容や配信タイミングを、配信エリアご
とに異ならせることにより、アクセス集中を抑制するよ
うにしてもよい。特に、この場合は通信網の基地局より
も上位のシステム、データ伝送路、交換機33等の中継
装置等のおける負荷を軽減し、通信網の輻輳を防止する
ことができる。
【0053】また、上記実施形態では、情報発信装置1
0から携帯電話通信網を介して複数の携帯電話機20に
向けてコンテンツの一斉同報配信がある場合について説
明したが、本発明は、図7に示すように、コンテンツの
配信がない通信システムについても適用できるものであ
る。例えば、特定の電話番号、メールアドレス、URL
等の接続先情報が記載された電子メールが多数のユーザ
に送信される場合や、クイズ、投票、アンケートのため
に特定の電話番号、メールアドレス、URL等の接続先
情報がテレビやラジオなどに流れた場合にも、本発明を
適用することができる。このような場合も、上記特定の
接続先へのアクセス集中を回避し、通信網の輻輳を防止
することができる。なお、上記実施形態で用いたような
配信時刻のデータを利用できない場合は、情報通信端末
内の時計機能で生成された現在時刻のデータを用いて、
上記遅延時間を生成するようにしてもよい。また、情報
通信端末としてコンピュータ等を用いたときのように、
上記実施形態で用いたような電話番号のデータを利用で
きない場合は、コンピュータからインターネット接続時
に設定されるグローバルIP(Internet Protocol)ア
ドレスや、コンピュータのインターフェース固有のMA
C(Media Access Control)アドレスを用いて、上記遅
延時間を生成し、各コンピュータから特定の接続先への
アクセスを分散するようにしてもよい。
【0054】また、上記実施形態では、携帯電話通信網
30の各基地局32から比較的広い配信エリアに向けて
コンテンツを配信する場合について説明したが、本発明
は、小型の情報発信装置から半径が数m〜100m程度
の比較的狭いエリアに対して、リンク先情報が付加され
たコンテンツを含む送信信号を片方向的に常時繰り返し
送信する場合にも適用することができる。この小型の情
報発信装置は、コンビニエンスストア、駅のキヨスク、
レストラン、ファーストフード店、本屋、CDショッ
プ、飲食店、理髪店、美容院、その他の商店等の店舗
や、駅、バス停、空港、待ち合わせ場所等の公共施設、
企業の事業所、ホテル、旅館等の宿泊施設等の情報発信
箇所に設置される。この場合は、上記小型の情報発信装
置からコンテンツを受信した複数の携帯電話機のユーザ
が、そのコンテンツに含まれているリンク先情報に基づ
いて、URL、メールアドレス、電話番号等の特定の接
続先に一斉に接続してアクセスするときに、1箇所の基
地局を経由した通信量が増大するおそれがあるが、かか
るアクセス集中による携帯通信網の輻輳を防止すること
ができる。
【0055】また、上記実施形態において、情報発信装
置10から配信されたコンテンツを携帯電話機20上に
表示する場合、上記URL、メールアドレス、電話番号
等の特定の接続先に接続するためのリンク先情報を非表
示状態にするようにしてもよい。このようにリンク先情
報を非表示状態にすることにより、上記コンテンツを受
けた携帯電話機以外の他の情報通信手段を使って上記特
定の接続先に接続しようとする行為を回避することがで
きるため、特定の接続先へのアクセスの集中を低減する
ことが可能となる。
【0056】
【発明の効果】請求項1乃至21の発明によれば、情報
発信装置から配信情報が配信された複数の情報通信端末
から通信網を介して特定の接続先へ送られる送信信号の
送信タイミングを分散させることにより、複数の情報通
信端末から通信網を介して特定の接続先に一斉に接続し
て通信しようとする場合でも、通信網における負荷増大
を抑えて輻輳の発生を未然に防止することができるとい
う優れた効果がある。特に、請求項2、9及び16の発
明によれば、上記遅延時間を情報通信端末ごとに異なる
ように且つ情報通信端末のそれぞれについて偏らないよ
うに設定することにより、上記遅延時間をより確実に分
散させることができるという優れた効果がある。特に、
請求項3、13及び17の発明によれば、情報通信端末
ごとに異なるように生成された乱数に時間係数を乗じた
値を遅延時間として設定することにより、遅延時間を情
報通信端末ごとにずらしてより均一に分散させることが
できるという優れた効果がある。特に、請求項4の発明
によれば、情報通信端末ごとにずらして分散させる遅延
時間の分散時間幅を、情報発信装置側から制御すること
ができるという優れた効果がある。特に、請求項5の発
明によれば、情報通信端末ごとにずらして分散させる遅
延時間の分散時間幅を最適幅に設定し、情報通信端末の
使用者に待ち時間を意識させることなく、通信網におけ
る輻輳の発生を確実に防止することができるという優れ
た効果がある。特に、請求項6の発明によれば、上記遅
延時間の設定処理を必要に応じて行なうようにすること
により、情報通信端末における無駄なデータ処理を回避
することができるという優れた効果がある。特に、請求
項7及び14の発明によれば、複数の情報通信端末から
特定の接続先への接続の集中の有無を予想することがで
きる情報発信装置側から、各情報通信端末で遅延時間の
設定処理を行なうか否かを制御することにより、上記情
報通信端末における無駄なデータ処理をより確実に回避
することができるという優れた効果がある。特に、請求
項8、9、18及び20の発明によれば、情報発信装置
からの情報配信がないときでも、複数の情報通信端末か
ら通信網を介して特定の接続先に一斉に接続して通信し
ようとする場合に、通信網における負荷増大を抑えて輻
輳の発生を未然に防止することができるという優れた効
果がある。特に、請求項10及び19の発明によれば、
情報通信端末の表示部に接続先情報を表示しないことに
より、他の通信手段を介して特定の接続先に接続できな
いようにすることにより、通信網の輻輳を更に防止する
ことができるという優れた効果がある。特に、請求項1
1の発明によれば、各情報配信地域の情報通信端末から
特定の接続先へ送られる送信信号の送信タイミングを情
報配信地域ごとに分散させることにより、通信網におけ
る輻輳が発生しないようにすることができるという優れ
た効果がある。特に、請求項12及び15の発明によれ
ば、複数の携帯電話機から携帯電話通信網を含む通信網
を介して特定の接続先に接続して通信するときに、その
特定の接続先に送られる送信信号の送信タイミングを時
間的に分散させることにより、携帯電話通信網を含む通
信網における輻輳が発生しないようにすることができる
という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報配信システムか
ら一斉同報配信情報を受けてから追加のコンテンツを取
得するまでの追加コンテンツ取得処理におけるデータの
流れの一例を示すシーケンス図。
【図2】同情報配信システムを含む通信システムの全体
構成を示すブロック図。
【図3】同情報配信システムで配信される情報を受ける
ことができる携帯電話機の概略構成を示すブロック図。
【図4】携帯電話機で実行する追加コンテンツ取得処理
の一例を示すフローチャート。
【図5】遅延時間Tdの演算の流れの一例を示す説明
図。
【図6】コンテンツの一斉同報配信後のアクセス分散の
様子を示すグラフ。
【図7】他の実施形態に係る通信システムの全体構成を
示すブロック図。
【図8】コンテンツの一斉同報配信後のアクセス集中の
様子を示すグラフ。
【符号の説明】 1 情報配信センター 10 情報発信装置 20 携帯電話機 21 アンテナ 22 無線送受信部 23 データ処理部 24 出力部 25 操作入力部 26 データ記憶部 30 携帯電話通信網 32 基地局 33 交換機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 AA01 AA61 CC11 DD02 HH04 5K027 AA11 GG08 HH11 5K030 GA13 HB13 HC09 JL01 JT09 LC11 LD02 LD18 LE03 5K067 AA12 AA28 BB04 EE22 FF02 GG06

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報発信装置から通信網を介して複数の情
    報通信端末に対し、特定の接続先に接続するための接続
    先情報が付加された配信情報を配信し、該接続先情報に
    基づいて各情報通信端末から通信網を介して該特定の接
    続先に接続して通信する通信方法であって、 該情報通信端末から該特定の接続先に接続するための該
    情報通信端末の接続操作時から、該情報通信端末から該
    特定の接続先に対する送信信号の送信時までの遅延時間
    を、各情報通信端末ごとにずらして分散させるように設
    定することを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】請求項1の通信方法において、 各情報通信端末で、該情報通信端末を識別するための端
    末識別情報と上記情報配信の時刻情報とに基づいて上記
    遅延時間を設定することを特徴とする通信方法。
  3. 【請求項3】請求項2の通信方法において、 上記端末識別情報と上記情報配信の時刻情報とに基づい
    て乱数を生成し、 上記遅延時間の最小単位である時間係数を該乱数に乗じ
    た値を、該遅延時間として設定することを特徴とする通
    信方法。
  4. 【請求項4】請求項3の通信方法において、 上記情報発信装置から、上記時間係数を上記配信情報に
    付加して各情報通信端末に配信することを特徴とする通
    信方法。
  5. 【請求項5】請求項4の通信方法において、 上記配信情報の配信時間、該配信情報の内容、上記情報
    通信端末の数等の通信条件に基づいて、上記時間係数を
    変化させることを特徴とする通信方法。
  6. 【請求項6】請求項2、3、4又は5の通信方法におい
    て、 上記配信情報の配信時間、該配信情報の内容、上記情報
    通信端末の数等の通信条件に基づいて、上記遅延時間の
    設定処理を選択的に行なうことを特徴とする通信方法。
  7. 【請求項7】請求項6の通信方法において、 上記情報発信装置から、上記情報通信端末で上記遅延時
    間の設定処理を行なうか否かを指定するための遅延時間
    設定処理制御情報を、上記配信情報に付加して各情報通
    信端末に配信することを特徴とする通信方法。
  8. 【請求項8】複数の情報通信端末から通信網を介して特
    定の接続先に接続して通信する通信方法であって、 該情報通信端末から該特定の接続先に接続するための該
    情報通信端末の接続操作時から、該情報通信端末から該
    特定の接続先に対する送信信号の送信時までの遅延時間
    を、各情報通信端末ごとにずらして分散させるように設
    定することを特徴とする通信方法。
  9. 【請求項9】請求項8の通信方法において、 各情報通信端末で、該情報通信端末を識別するための端
    末識別情報と該情報通信端末内で生成される時刻情報と
    に基づいて上記遅延時間を設定することを特徴とする通
    信方法。
  10. 【請求項10】情報発信装置から通信網を介して複数の
    情報通信端末に対し、特定の接続先に接続するための接
    続先情報が付加された配信情報を配信し、該接続先情報
    に基づいて各情報通信端末から通信網を介して該特定の
    接続先に接続して通信する通信方法であって、 該情報通信端末の表示部に、該接続先情報を非表示状態
    にして該配信情報を表示することを特徴とする通信方
    法。
  11. 【請求項11】情報発信装置から通信網を介して複数の
    情報配信地域ごとに複数の情報通信端末に対し、特定の
    接続先に接続するための接続先情報が付加された配信情
    報を配信し、該接続先情報に基づいて各情報通信端末か
    ら通信網を介して該特定の接続先に接続して通信する通
    信方法であって、 該情報配信地域ごとに、該接続先情報が付加された配信
    情報の内容及び配信タイミングの少なくとも一つを異な
    らせたことを特徴とする通信方法。
  12. 【請求項12】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10又は11の通信方法において、 上記情報通信端末が携帯電話機であり、 上記通信網が携帯電話通信網を含むことを特徴とする通
    信方法。
  13. 【請求項13】配信情報を発信する情報発信装置と、該
    情報発信装置と複数の情報通信端末との間の情報伝送を
    中継する中継装置を含む通信網とを用いて構成され、該
    情報発信装置から該通信網を介して複数の情報通信端末
    に対し、特定の接続先に接続するための接続先情報が付
    加された配信情報を配信し、該接続先情報に基づいて各
    情報通信端末から通信網を介して該特定の接続先に接続
    して通信するための情報配信システムであって、 該情報通信端末から該特定の接続先に接続するための該
    情報通信端末の接続操作時から、該情報通信端末から該
    特定の接続先に対する送信信号の送信時までの遅延時間
    を該情報通信端末で設定するときに用いる該遅延時間の
    最小単位である時間係数を、該配信情報に付加して各情
    報通信端末に配信するように、該情報発信装置を構成し
    たことを特徴とする情報配信システム。
  14. 【請求項14】配信情報を発信する情報発信装置と、該
    情報発信装置と複数の情報通信端末との間の情報伝送を
    中継する中継装置を含む通信網とを用いて構成され、該
    情報発信装置から該通信網を介して複数の情報通信端末
    に対し、特定の接続先に接続するための接続先情報が付
    加された配信情報を配信し、該接続先情報に基づいて各
    情報通信端末から通信網を介して該特定の接続先に接続
    して通信するための情報配信システムであって、 該情報通信端末から該特定の接続先に接続するための該
    情報通信端末の接続操作時から、該情報通信端末から該
    特定の接続先に対する送信信号の送信時までの遅延時間
    を該情報通信端末で設定するか否かを指定するための遅
    延時間設定処理制御情報を、上記配信情報に付加して各
    情報通信端末に配信するように、該情報発信装置を構成
    したことを特徴とする情報配信システム。
  15. 【請求項15】請求項13又は14の情報配信システム
    において、 情報配信先である上記情報通信端末が携帯電話機であ
    り、 上記通信網が携帯電話通信網を含むことを特徴とする情
    報配信システム。
  16. 【請求項16】情報発信装置から通信網を介して配信さ
    れた、特定の接続先に接続するための接続先情報が付加
    された配信情報を受け、該接続先情報に基づいて通信網
    を介して該特定の接続先に接続することができる情報通
    信端末であって、 該情報通信端末から該特定の接続先に接続するための該
    情報通信端末の接続操作時から、該情報通信端末から該
    特定の接続先に対する送信信号の送信時までの遅延時間
    を、該情報通信端末を識別するための端末識別情報と該
    情報配信の時刻情報とに基づいて、他の情報通信端末に
    おける該遅延時間とずれるように設定することを特徴と
    する情報通信端末。
  17. 【請求項17】請求項16の情報通信端末において、 上記端末識別情報及び上記時刻情報から乱数を生成し、 上記遅延時間の最小単位である時間係数を該乱数に乗じ
    た値を、該遅延時間として用いることを特徴とする情報
    通信端末。
  18. 【請求項18】接続先情報に基づいて通信網を介して特
    定の接続先に接続して通信することができる情報通信端
    末であって、 該情報通信端末から該特定の接続先に接続するための該
    情報通信端末の接続操作時から、該情報通信端末から該
    特定の接続先に対する送信信号の送信時までの遅延時間
    を、該情報通信端末を識別するための端末識別情報と該
    情報通信端末内で生成される時刻情報とに基づいて設定
    することを特徴とする情報通信端末。
  19. 【請求項19】特定の接続先に接続するための接続先情
    報が付加された配信情報を、情報発信装置から通信網を
    介して受信し、該接続先情報に基づいて通信網を介して
    該特定の接続先に接続して通信することができる情報通
    信端末であって、 該接続先情報を非表示状態にして該配信情報を表示する
    ことを特徴とする情報通信端末。
  20. 【請求項20】複数の情報通信端末から通信網を介して
    特定の接続先に接続して通信する際に、該情報通信端末
    が持つ固有の端末識別情報に特定の数式で演算を行い、
    その演算結果の数値に係数を掛けたものを、該情報通信
    端末の使用者がアクセス操作をしてから実際に該通信網
    にアクセスできるまでの遅延時間として設定し、該通信
    網にアクセスするトラフィックを分散制御することを特
    徴とする通信網におけるトラフィックの分散制御方法。
  21. 【請求項21】情報発信装置から通信網を介して複数の
    情報通信端末に対し、特定の接続先に接続するための接
    続先情報が付加された配信情報を配信し、該接続先情報
    に基づいて各情報通信端末から通信網を介して該特定の
    接続先に接続して通信する際に、該情報通信端末が持つ
    固有の端末識別情報、又は該情報発信装置から配信する
    ごとに異なる値が設定される情報に特定の数式で演算を
    行い、その演算結果の数値に係数を掛けたものを、該情
    報通信端末の使用者がアクセス操作をしてから実際に該
    通信網にアクセスできるまでの遅延時間として設定し、
    該通信網にアクセスするトラフィックを分散制御するこ
    とを特徴とする通信網におけるトラフィックの分散制御
    方法。
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