JP2012009986A - 無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法および基地局 - Google Patents

無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法および基地局 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法および基地局を提供する。
【解決手段】基地局から無線信号を受信する受信部と、前記基地局に接続するための初期信号を送信する送信部と、乱数を生成する乱数生成部と、前記基地局から受信される無線信号に基づく同期処理の後、前記乱数生成部により生成された前記乱数に応じた遅延時間に従って前記送信部による前記初期信号の送信タイミングを制御する制御部と、を備える、無線通信装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法および基地局に関する。
現在、3GPP(Third Generation Partnership Project)において4Gの無線通信システムの規格化が進められている。4Gによれば、リレーやキャリアアグリゲーションなどの技術を用いることにより、最大通信速度の向上やセルエッジでの品質向上を実現することができる。また、HeNodeB(Home eNodeB)、フェムトセル基地局、携帯電話用小型基地局)やRHH(リモートラジオヘッド)など、eNodeB(マクロセル基地局)以外の基地局の導入によりカバレッジを向上させることも検討されている。
このような無線通信システムにおいては、ユーザ端末は、基地局から送信される同期シグナルに基づいて基地局とフレームを同期し、その後、ユーザ端末内部の発振機を基地局の発振機と高い精度で同期させる。また、複数のユーザ端末から送信された無線信号が基地局で同時に受信されるようにするために、各ユーザ端末は、Timing Advanceと呼ばれる、基地局およびユーザ端末間の距離に応じた時間調整を行う。具体的には、Timing Advanceは、ユーザ端末がランダムアクセスウィンドウに向けてプリアンブルを送信するランダムアクセスの手続き中に行われる。上記のプリアンブルの基地局への到達時刻と上記ランダムアクセスウィンドウとの関係からTiming Advance値を取得することが可能である。なお、このようなランダムアクセスに関しては、特許文献1および特許文献2などに記載されている。
ところで、通信ネットワークの利用は、従来の携帯電話やPC(Personal Computer)のような人が直接利用する通常の端末以外にも、メーター、自動販売機、電子広告など人が直接通信に利用するもの以外の端末にも広がりを見せている。以降では、このような人が直接利用しない通信のことをMTCと呼び、人が直接通信に利用しない端末のことをMTC端末と呼ぶことにする。このMTCに関しては、3GPPにおいて議論が進められている。MTCのアプリケーションとしては、水道系や電力系の情報を収集するMetering、ヘルスケア用途の機器情報を収集するHealthなど、多様なアプリケーションが検討されている。MTC端末は、これらのアプリケーションに特化した端末である。
なお、MTC端末は、例えば、Time Controlled、Online Small Data Transmissionsなどの特性を有する。このため、MTC端末は、30分ごと、または1時間ごとなど、周期的に基地局と接続し、基地局を介してMTCサーバに情報を送信することが求められ得る。この場合、MTC端末は、基地局との接続に際し、上記のユーザ端末と同様に、プリアンブルの送信を含むTiming Advanceを行うことが想定される。
特開2008−60852号公報 国際公開第2009/133599号
しかし、各セルにおけるMTC端末の収容数は極めて多くなることが予想される。このため、複数のMTC端末が特定のタイミングで同時にアクセス要求としてプリアンブルを送信すると、基地局においてプリアンブルが衝突し、基地局との接続が失敗してしまう場合が増加する。
この点に関し、ピーク時のアクセス要求に対応可能な無線設備を確保することも考えられるが、このような無線設備を確保するためには、過大なインフラ投資が必要となる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、MTC端末などの無線通信装置によるアクセス要求のタイミングを分散させることが可能な、新規かつ改良された無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法および基地局を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、基地局から無線信号を受信する受信部と、前記基地局に接続するための初期信号を送信する送信部と、乱数を生成する乱数生成部と、前記基地局から受信される無線信号に基づく同期処理の後、前記乱数生成部により生成された前記乱数に応じた遅延時間に従って前記送信部による前記初期信号の送信タイミングを制御する制御部と、を備える無線通信装置が提供される。
前記受信部により受信される無線信号は乱数生成用のデータを含み、前記乱数生成部は、前記乱数生成用のデータを用いて前記乱数を生成してもよい。
前記受信部により受信される無線信号に、1または2以上の前記乱数生成用のデータを含み、前記乱数生成用のデータの各々には識別情報が対応付けられており、前記乱数生成部は、前記無線通信装置が該当する識別情報に対応付けられている乱数生成用のデータを用いて前記乱数を生成してもよい。
前記受信部により受信される無線信号はブロードキャスト信号であってもよい。
前記乱数生成用のデータは、前記乱数生成部により生成される前記乱数の上限値を示してもよい。
前記乱数生成用のデータは、前記乱数生成部により生成される前記乱数の下限値を示してもよい。
前記乱数生成用のデータは、前記乱数生成部により生成される前記乱数の下限値および上限値を示してもよい。
前記乱数生成用のデータは、前記乱数生成部により生成される前記乱数の中央値および分散を示してもよい。
前記乱数生成用のデータは、前記乱数生成部が前記乱数を生成するための乱数モデルを示してもよい。
前記乱数生成用のデータは、ユーザにより指定された値であってもよい。
前記無線通信装置は、前記基地局からの指示に従う周期的なタイミングで前記同期処理を行ってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、基地局と、前記基地局から無線信号を受信する受信部、前記基地局に接続するための初期信号を送信する送信部、乱数を生成する乱数生成部、および、前記基地局から受信される無線信号に基づく同期処理の後、前記乱数生成部により生成された前記乱数に応じた遅延時間に従って前記送信部による前記初期信号の送信タイミングを制御する制御部、を有する無線通信装置と、を備える、無線通信システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、基地局から無線信号を受信するステップと、乱数を生成するステップと、前記基地局から受信される無線信号に基づく同期処理の後、前記乱数生成部により生成された前記乱数に応じた遅延時間に従い、前記基地局に接続するための初期信号を送信するステップと、を含む無線通信方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、基地局であって、無線通信装置に無線信号を送信する送信部と、前記無線通信装置から、前記無線通信装置において生成された乱数に応じた遅延時間に従って送信される、前記無線通信装置が前記基地局に接続するための初期信号を受信する受信部と、を備える基地局が提供される。
以上説明したように本発明によれば、MTC端末などの無線通信装置によるアクセス要求のタイミングを分散させることができる。
無線通信システム1の構成例を示した説明図である。 4Gのフレームフォーマットを示した説明図である。 ランダムアクセスの比較例を示したシーケンス図である。 時間とセルトラフィック量の関係を示した説明図である。 第1の実施形態によるMTC端末20の構成を示した機能ブロック図である。 MTC端末20およびeNodeB10の動作を示したシーケンス図である。 MTC端末20の動作を示したフローチャートである。 第2の実施形態によるBCHの構成例を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じてMTC端末20A、20Bおよび20Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、MTC端末20A、20Bおよび20Cを特に区別する必要が無い場合には、単にMTC端末20と称する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.無線通信システムの概略
1−1.無線通信システムの構成
1−2.フレーム同期
1−3.Timing Advance
1−4.MTC端末
2.第1の実施形態
2−1.MTC端末の構成
2−2.MTC端末の動作
3.第2の実施形態
4.まとめ
<1.無線通信システムの概略>
現在、3GPPにおいて4Gの無線通信システムの規格化が進められている。本発明の実施形態は、一例としてこの4Gの無線通信システムに適用することができるので、まず、4Gの無線通信システムの概略を説明する。
[1−1.無線通信システムの構成]
図1は、無線通信システム1の構成例を示した説明図である。図1に示したように、無線通信システム1は、eNodeB10と、MME(Mobility Management Entity)12、S−GW(Serving Gateway)14、およびPDN(Packet Data Network)−GW16を含むコアネットワークと、MTC端末20と、MTCサーバ30と、を備える。
図1に示したeNodeB10は基地局の一例であり、MTC端末20は無線通信装置の一例である。変形例として、無線通信装置はユーザ端末(UE:User Equipment)であってもよい。また、基地局は、例えば、eNodeB10と無線通信装置間の通信を中継するリレーノード、家庭用小型基地局であるHome eNodeBであってもよい。
eNodeB10は、MTC端末20に無線信号を送信する送信部の機能、およびMTC端末20から無線信号を受信する受信部の機能を有する無線基地局である。図1においては1台のeNodeB10のみを示しているが、実際には多数のeNodeBがコアネットワークに接続される。また、図1においては記載を省略しているが、eNodeB10は例えばユーザ端末とも通信する。
MME12は、データ通信用のセッションの設定、開放やハンドオーバーの制御を行う装置である。このMME12は、eNodeB10とX2と呼ばれるインタフェースを介して接続される。S−GW14は、ユーザデータのルーティング、転送などを行う装置である。PDN−GW16は、IPサービスネットワークとの接続点として機能し、IPサービスネットワークとの間でユーザデータを転送する。
MTC端末20は、3GPPにおいて検討されているMTC用のアプリケーションに特化した端末であり、eNodeB10とアプリケーションに応じた無線通信を行う。また、MTC端末20は、コアネットワークを介してMTCサーバ30と双方向通信を行う。ユーザは、MTCサーバ30にアクセスすることにより所定のアプリケーションを実行する。ユーザは、基本的にはMTC端末20に直接アクセスすることはない。このようなMTC端末20については「1−4.MTC端末」において詳細に説明する。
[1−2.フレーム同期]
上記のeNodeB10およびMTC端末20は、詳細については決定されていないが、eNodeB10およびユーザ端末間の通信に準ずる形で無線通信を行うことが予想される。そこで、以下では、eNodeB10およびユーザ端末間で共有される無線フレーム、およびフレーム同期について説明する。以下で説明する内容は、eNodeB10およびMTC端末20間の通信に援用可能である。
図2は、4Gのフレームフォーマットを示した説明図である。図2に示したように、10msの無線フレームは、10個の1msのサブフレーム#0〜#9から構成されている。また、1msの各サブフレームは、2つの0.5msスロットで構成されている。さらに、各0.5msスロットは、7Ofdmシンボルで構成されている。
また、図2において斜線を付したOfdmシンボルで、ユーザ端末がフレーム同期のために用いる同期シグナルが送信される。より詳細には、サブフレーム#0の第5Ofdmシンボルではセカンダリー同期シグナル(SSS)、サブフレーム#0の第6Ofdmシンボルではプライマリー同期シグナル(PSS)、サブフレーム#5の第5Ofdmシンボルではセカンダリー同期シグナル、サブフレーム#5の第6Ofdmシンボルではプライマリー同期シグナルが送信される。
ユーザ端末は、プライマリー同期シグナルを用いて5ms周期を取得すると同時に、3つに分かれているセル番号グループから現在地に対応するセル番号グループを検出する。その後、ユーザ端末は、セカンダリー同期シグナルを用いて無線フレーム周期(10ms周期)を取得する。
なお、同期シグナルの符号系列にはZadoffChu系列が用いられる。セル番号グループ内のセル番号に168種類の符号化系列が用いられ、無線フレーム周期を得るために2種類の符号化系列が用いられるので、符号化系列は336種類用意される。ユーザ端末は、サブフレーム#0で送信されるセカンダリー同期シグナルとサブフレーム#5で送信されるセカンダリー同期シグナルの組み合わせに基づき、受信サブフレームがサブフレーム#0またはサブフレーム#5のいずれであるかを判断することができる。
[1−3.Timing Advance]
4Gのユーザ端末は、複数のユーザ端末から送信された無線信号がeNodeB10で同時に受信されるようにするために、Timing Advanceと呼ばれる、eNodeB10およびユーザ端末間の距離に応じた時間調整を行う。具体的には、Timing Advanceは、ユーザ端末がランダムアクセスウィンドウに向けてプリアンブルを送信するランダムアクセスの手続き中に行われる。上記のプリアンブルのeNodeB10への到達時刻と上記ランダムアクセスウィンドウとの関係からTiming Advance値を取得することが可能である。なお、ランダムアクセスウィンドウは、無線フレーム中の所定位置に配されているので、周期的に到来する。
詳細については決定されていないが、一般的なMTC端末もユーザ端末と同様のTiming Advanceを行い、Timing Advance値を取得するものと考えられる。以下、本発明の実施形態との比較例として、eNodeB10と一般的なMTC端末により行われることが想定されるランダムアクセスの流れを説明する。
図3は、ランダムアクセスの比較例を示したシーケンス図である。図3に示したように、MTC端末は、eNodeB10からプライマリー同期シグナルおよびセカンダリー同期シグナルを受信すると(S42)、「1−2.フレーム同期」で説明したように、ダウンリンクのフレーム同期を行う(S44)。
その後、MTC端末は、無線フレーム中のランダムアクセスウィンドウに向けてプリアンブル(eNodeB10に接続するための初期信号)を送信する(S46)。ここで、MTC端末は、プリアンブルの送信回数を示すPREAMBLE_TRANSMISSION_CONUNTERに1をセットし、バックオフに関するパラメータであるbackoff parameter valueに0をセットし、適切なパワーでプリアンブルを送信する。backoff parameterの一例を下記の表に示す。MTC端末は、プリアンブルの送信に失敗した場合には、これらのパラメータを参照し、所定のバックオフ時間の経過後にプリアンブルを再送信する。
Figure 2012009986
eNodeB10は、上記のプリアンブルのeNodeB10への到達時刻と上記ランダムアクセスウィンドウとの関係からTiming Advance値を算出する(S48)。そして、eNodeB10は、MTC端末に対してランダムアクセスレスポンスを送信する(S50)。このランダムアクセスレスポンスは、例えば、アップリンク送信許可データ、およびTiming Advance値を含む。
MTC端末は、ランダムアクセスレスポンスを受信すると、Timing Advance値に基づいて送信タイミングを調整した上で(S52)、L2/L3メッセージを送信する(S54)。これに対し、eNodeB10がMTC端末にコンテンションレゾリューションメッセージを送信することで(S56)、MTC端末とeNodeB10とが接続される。
上記のように、プリアンブルの送信をMTC端末側が任意に行うランダムアクセスは、コンテンション・ベース型に分類される。このコンテンション・ベース型では、複数のMTC端末により送信されるプリンアンブルが衝突する場合もある。一方、プリアンブルの送信タイミングをeNodeB10により事前に指示される、コンテンション・フリー型と呼ばれるランダムアクセスも存在する。本発明の実施形態は、これらのランダムアクセスのうち、コンテンション・ベース型のランダムアクセスに関して提案されるものである。
[1−4.MTC端末]
MTC端末20は、上述したように、3GPPにおいて検討されているMTC用のアプリケーションに特化した端末である。以下に、MTC用のアプリケーションの一例を示す。
1.Security
2.Trcking&Tracing
3.Payment
4.Health
5.Remote Maintenace/Control
6.Metering
7.Consumer Devices
一例として、MTC端末20は上記「4.Health」に該当する心電図測定器であってもよい。この場合、ユーザがMTCサーバ30に心電図の測定結果の報告を要求するコマンドを入力すると、MTCサーバ30がMTC端末20に心電図の測定結果の報告を要求し、MTC端末20から心電図の測定結果がMTCサーバ30に報告される。
他の例として、MTC端末20は上記「3.Payment」に該当する自動販売機であってもよい。この場合、ユーザがMTCサーバ30に販売状況の報告を要求するコマンドを入力すると、MTCサーバ30がMTC端末20に販売状況の報告を要求し、MTC端末20から販売状況がMTCサーバ30に報告される。
このようなMTC端末20の特徴を以下に示す。なお、MTC端末20は以下の全ての特徴を有する必要はない。
1.Low Mobility
2.Time Controlled
3.Time Tolerant
4.Packet Switched Only
5.Online Small Data Transmissions
6.Offline Small Data Transmission
7.Mobile Originated Only
8.Infrequent Mobile Terminated
9.MTC Monitoring
10.Offline Indication
11.Jamming Indication
12.Priority Alarm Message
13.Extra Low Power Consumption
14.Secure Connection
15.Location Specific Triger
16.Group based MTC Features
以上をまとめると、MTC端末20は、移動が少なく、低頻度でeNodeB10に接続して少量のデータ通信を行い、再びアイドルモードに戻る。また、データ通信にはある程度の遅延が許容される。
(本発明の実施形態に至る経緯)
また、上記の「2.Time Controlled」に従い、MTC端末20は周期的な情報の送信が求められる場合も考えられる。しかし、各MTC端末20が30分ごと、または1時間ごとなど、周期的にeNodeB10との接続を試みると、以下に図4を参照して説明する問題が生じる。
図4は、時間とセルトラフィック量の関係を示した説明図である。各セルにおけるMTC端末20の収容数は極めて多くなることが予想される。このため、各MTC端末20が同一のタイミングでeNodeB10との接続(ランダムアクセス)および情報の送信を試みると、図4に示すように、セルトラフィック量が特定のタイミングにおいて局所的に増大してしまうことが懸念される。また、地域一帯の停電からの復旧時においても、各各MTC端末20により同時にランダムアクセスが行われると、セルトラフィック量が局所的に増大してしまう。
この点に関し、ピーク時のアクセス要求に対応可能な無線設備を確保することも考えられるが、このような無線設備を確保するためには、過大なインフラ投資が必要となる。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の実施形態を創作するに至った。本発明の実施形態によれば、MTC端末20によるランダムアクセスのタイミングを分散させることが可能である。その結果、eNodeB10におけるランダムアクセスの衝突を抑制し、システム全体におけるスループットの増加を図ることができる。以下、このような本発明の実施形態によるMTC端末20について詳細に説明する。
<2.第1の実施形態>
[2−1.MTC端末の構成]
まず、図5を参照して、第1の実施形態によるMTC端末20の構成を説明する。
図5は、第1の実施形態によるMTC端末20の構成を示した機能ブロック図である。図5に示したように、MTC端末20は、アンテナ216と、アンテナ共用器218と、受信回路220と、送信回路222と、信号処理部230と、上位レイヤ240と、を備える。
アンテナ216は、eNodeB10から無線信号を受信し、無線信号を電気的な受信信号に変換する。受信時には、アンテナ216と受信回路220がアンテナ共用器218を介して接続されるので、アンテナ216により得られた受信信号は受信回路220に供給される。
また、送信時には、アンテナ216と送信回路222がアンテナ共用器218を介して接続されるので、アンテナ216に送信回路222から送信信号が供給される。アンテナ216は、この送信信号を無線信号としてeNodeB10に送信する。
なお、図5においては、説明の便宜上、1つのアンテナのみを示しているが、MTC端末20は複数のアンテナを備えてもよい。MTC端末20は、複数のアンテナを備える場合、MIMO(Multiple Input Multiple Output)通信やダイバーシティ通信などを行うことができる。
受信回路220は、アンテナ216から供給される受信信号の復調処理および復号処理などを行い、処理後の受信データを信号処理部230に供給する。このように、受信回路220は、アンテナ216と協働して受信部として機能する。
また、受信回路220は、受信信号に基づいて同期処理を行う。より詳細には、eNodeB10、MTCサーバ30、またはMTCユーザにより周期またはタイミングが指定されている場合、受信回路220は、指定されている周期またはタイミングに従って同期処理を行う。
送信回路222は、信号処理部230から供給される送信データの変調処理などを行い、処理後の送信信号をアンテナ216に供給する。このように、送信回路222は、アンテナ216と協働して送信部として機能する。
信号処理部230は、図5に示したように、受信データ処理部232、インタフェース233、乱数生成部234、送信タイミング制御部236、および送信データ処理部238を有する。
受信データ処理部232は、受信回路220から供給される受信データを解析し、上位レイヤ用の受信データはインタフェース233に供給する。一方、受信データ処理部232は、乱数生成部234における乱数生成のために用いられる乱数生成用のデータを乱数生成部234に供給する。なお、乱数生成用のデータは、eNodeB10から送信されたブロードキャスト信号(BCH)に含まれてもよい。
インタフェース233は、上位レイヤ240とのインタフェースである。受信データはインタフェース233から上位レイヤ240へ出力され、送信データは上位レイヤ240からインタフェース233へ入力される。
上位レイヤ240は、MTC端末20に応じたアプリケーションを実行するための機能部録である。上述したように、アプリケーションとしては、「Metering」や「Health」などが挙げられる。また、アプリケーションが「Metering」である場合、送信データとしては、水道や電気の使用量を示すデータが想定される。また、アプリケーションが「Health」である場合、送信データとしては、患者の現在の身体状態を示すデータが想定される。
乱数生成部234は、受信データ処理部232から供給される乱数生成用のデータを用いて乱数を生成する。以下、乱数生成用のデータの具体例、および乱数生成方法の具体例を説明する。なお、乱数生成用のデータは、MTCサーバ30により設定されたデータであってもよいし、MTCユーザによって設定されたデータであってもよい。
(例1)
乱数生成用のデータは、乱数生成部234により生成される乱数の上限値を示すデータであってもよい。この場合、乱数生成部234は、乱数生成用のデータを上回らない範囲で乱数を生成する。
(例2)
乱数生成用のデータは、乱数生成部234により生成される乱数の下限値を示すデータであってもよい。この場合、乱数生成部234は、乱数生成用のデータを下回らない範囲で乱数を生成する。
(例3)
乱数生成用のデータは、乱数生成部234により生成される乱数の下限値および上限値を示すデータであってもよい。この場合、乱数生成部234は、乱数生成用のデータの示す下限値および上限値の範囲内で乱数を生成する。
(例4)
乱数生成用のデータは、乱数生成部234により生成される乱数の中央値および分散を示すデータであってもよい。この場合、乱数生成部234は、乱数生成用のデータの示す中央値および分散に従って乱数を生成する。
(例5)
乱数生成用のデータは、乱数生成部234が乱数を生成するための乱数モデルを示すデータであってもよい。この場合、乱数生成部234は、乱数生成用のデータの示す乱数モデルに従って乱数を生成する。なお、乱数モデルとしては、正規分布の乱数モデルや、一様分布の乱数モデルなど、多様な乱数モデルが考えられる。
(例6)
乱数生成用のデータは、乱数生成部234が乱数を生成するための初期乱数を示すデータであってもよい。この場合、乱数生成部234は、乱数生成用のデータの示す初期乱数を用いて乱数を生成する。
送信タイミング制御部236(制御部)は、乱数生成部234により生成された乱数に応じた遅延時間に従い、プリアンブルの送信タイミングを制御する。例えば、遅延時間は、乱数生成部234により生成された乱数が大きいほど長い時間に設定されもよい。送信タイミング制御部236は、受信回路220による同期処理の後、この遅延時間に従ってプリアンブルの送信タイミングを制御する。より具体的には、送信タイミング制御部236は、受信回路220による同期処理の後、遅延時間が経過した時点の近傍のランダムアクセスウィンドウにおいてプリアンブルが送信されるよう制御してもよい。
送信データ処理部238は、ランダムアクセス時、送信タイミング制御部236により制御されるタイミングでプリアンブルを送信回路222に供給する。その結果、アンテナ216から送信タイミング制御部236により制御されるタイミングでプリアンブルが送信される。また、送信データ処理部238は、データ送信時、インタフェース233から供給されるデータを含む送信データを生成し、送信回路222に供給する。
以上説明したように、本発明の実施形態によるMTC端末20においては、周期的に受信回路220がランダムアクセスのための同期処理を行った後、乱数生成部234により生成された乱数に応じた遅延時間に従ってプリアンブルが送信される。したがって、複数のMTC端末20が同一タイミングでランダムアクセスを開始するように設定されている場合であっても、複数のMTC端末20によるプリアンブルの送信タイミングを分散させることができる。その結果、eNodeB10におけるランダムアクセスの衝突を抑制し、システム全体におけるスループットの増加を図ることが可能である。
[2−2.MTC端末の動作]
以上、図5を参照して本発明の実施形態によるMTC端末20の構成を説明した。続いて、図6および図7を参照し、MTC端末20の動作を説明する。
図6は、MTC端末20およびeNodeB10の動作を示したシーケンス図である。図6に示したように、MTC端末20は、eNodeB10からプライマリー同期シグナルおよびセカンダリー同期シグナルを受信すると(S304)、「1−2.フレーム同期」で説明したように、ダウンリンクのフレーム同期を行う(S308)。
また、MTC端末20は、S304においてBCH(報知チャンネル)も受信し、これにより、多様なデータが得られる。多様なデータとしては、暫定のIDであるRA−RNTIs(Random access radio network temporary identifiers)、MTC端末20がeNodeB10からのレスポンスをモニターする時間に関するTTI window値、プリアンブルの送信のパワーコントロールに関わるデータ、および乱数生成用のデータなどが挙げられる。
MTC端末20の乱数生成部234が上記の乱数生成用のデータを用いて乱数を生成すると、送信タイミング制御部236が、生成された乱数に応じた遅延時間にわたり、MTC端末20からのプリアンブルの送信を待機させる(S312)。そして、送信タイミング制御部236は、遅延時間の経過後のランダムアクセスウィンドウにおいて、MTC端末20からプリアンブルが送信されるよう送信データ処理部238を制御する(S316)。
eNodeB10は、上記のプリアンブルのeNodeB10への到達時刻と上記ランダムアクセスウィンドウとの関係からTiming Advance値を算出する(S320)。
そして、eNodeB10は、MTC端末20に対してランダムアクセスレスポンスを送信する(S324)。このランダムアクセスレスポンスは、例えば、アップリンク送信許可データ、上記表に示したbackoff parameter valueを指示するBI(Backoff Indicator)およびTiming Advance値を含む。
MTC端末20は、ランダムアクセスレスポンスを受信すると、Timing Advance値に基づいて送信タイミングを調整した上で(S328)、L2/L3メッセージを送信する(S332)。これに対し、eNodeB10がMTC端末にコンテンションレゾリューションメッセージを送信することで(S336)、MTC端末20とeNodeB10とが接続される。
図7は、MTC端末20の動作を示したフローチャートである。MTC端末20は、MTCサーバ30またはMTCユーザなどにより所定周期を指定されている場合、図7に示したように、指定されている所定周期に従ったタイミングが到来したか否かを判断する(S410)。そして、MTC端末20は、所定周期に従ったタイミングが到来した場合、eNodeB10から無線信号を受信し(S420)、受信回路220が同期処理を行う(S430)。
そして、乱数生成部234は、eNodeB10からの受信信号に含まれる乱数生成用のデータを用いて乱数を生成する(S440)。さらに、送信タイミング制御部236が、乱数生成部234により生成された乱数に応じて遅延時間を決定する(S450)。そして、送信タイミング制御部236は、遅延時間の経過後のランダムアクセスウィンドウにおいて、MTC端末20からプリアンブルが送信されるよう送信データ処理部238を制御する(S460)。
<3.第2の実施形態>
以上、本発明の第1の実施形態を説明した。第1の実施形態においては、乱数生成部234が、受信信号に含まれる乱数生成用のデータを用いて乱数を生成する旨を説明した。しかし、MTC端末20に実装されるアプリケーションは多岐にわたるので、許容される遅延時間や望まれる遅延時間はMTC端末20によって異なる場合が想定される。例えば、水道や電気の使用量を示すデータを送信するアプリケーションが実装されたMTC端末20と、患者の現在の身体状態を示すデータを送信するアプリケーションが実装されたMTC端末20とでは、許容される遅延時間が異なると考えられる。以下に説明する本発明の第2の実施形態は、この点に鑑みて提案されるものである。
第2の実施形態によるeNodeB10は、例えばBCHにおいて、1または2以上の乱数生成用のデータをグループID(識別情報)と対応付けて送信する。以下、図8を参照し、当該BCHの構成例を説明する。
図8は、第2の実施形態によるBCHの構成例を示した説明図である。図8に示したように、BCHには、グループIDおよび乱数生成用データが含まれる。また、グループIDと乱数生成用データは1対1で対応付けられている。例えば、グループID:Xには、乱数生成用データ:Xが対応付けられており、グループID:Yには、乱数生成用データ:Yが対応付けられている。
なお、グループIDは、MTC端末20のグループを示す識別情報である。このMTC端末20のグループは、例えば、MTC端末20に実装されるアプリケーションごとに形成されてもよい。または、MTC端末20は、eNodeB10、MTCサーバ30またはMTCユーザによりグループ化され、eNodeB10、MTCサーバ30またはMTCユーザからグループIDを事前に通知されていてもよい。
このようなBCHをMTC端末20が受信すると、受信データ処理部232は、BCHに含まれる乱数生成用データのうちで、MTC端末20が該当するグループIDに対応付けられている乱数生成用データを抽出する。そして、乱数生成部234は、受信データ処理部232により抽出された乱数生成用データを用いて乱数を生成する。かかる構成により、MTC端末20によるプリアンブル送信に関する遅延特性を、MTC端末20が属するグループに応じて制御することが可能となる。
<4.まとめ>
以上説明したように、本発明の実施形態によるMTC端末20においては、周期的に受信回路220がランダムアクセスのための同期処理を行った後、乱数生成部234により生成された乱数に応じた遅延時間に従ってプリアンブルが送信される。したがって、複数のMTC端末20が同一タイミングでランダムアクセスを開始するように設定されている場合であっても、複数のMTC端末20によるプリアンブルの送信タイミングを分散させることができる。その結果、eNodeB10におけるランダムアクセスの衝突を抑制し、システム全体におけるスループットの増加を図ることが可能である。また、本発明の第2の実施形態によれば、MTC端末20によるプリアンブル送信に関する遅延特性を、MTC端末20が属するグループに応じて制御することができる。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書のMTC端末20の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、MTC端末2の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、MTC端末2に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述したMTC端末2の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
10 eNodeB
12 MME
14 S−GW
16 PDN−GW
20 MTC端末
30 MTCサーバ
216 アンテナ
220 受信回路
222 送信回路
230 信号処理部
232 受信データ処理部
233 インタフェース
234 乱数生成部
236 送信タイミング制御部
238 送信データ処理部
240 上位レイヤ

Claims (14)

  1. 基地局から無線信号を受信する受信部と;
    前記基地局に接続するための初期信号を送信する送信部と;
    乱数を生成する乱数生成部と;
    前記基地局から受信される無線信号に基づく同期処理の後、前記乱数生成部により生成された前記乱数に応じた遅延時間に従って前記送信部による前記初期信号の送信タイミングを制御する制御部と;
    を備える、無線通信装置。
  2. 前記受信部により受信される無線信号は乱数生成用のデータを含み、
    前記乱数生成部は、前記乱数生成用のデータを用いて前記乱数を生成する、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記受信部により受信される無線信号に、1または2以上の前記乱数生成用のデータを含み、前記乱数生成用のデータの各々には識別情報が対応付けられており、
    前記乱数生成部は、前記無線通信装置が該当する識別情報に対応付けられている乱数生成用のデータを用いて前記乱数を生成する、請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記受信部により受信される無線信号はブロードキャスト信号である、請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記乱数生成用のデータは、前記乱数生成部により生成される前記乱数の上限値を示す、請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記乱数生成用のデータは、前記乱数生成部により生成される前記乱数の下限値を示す、請求項4に記載の無線通信装置。
  7. 前記乱数生成用のデータは、前記乱数生成部により生成される前記乱数の下限値および上限値を示す、請求項4に記載の無線通信装置。
  8. 前記乱数生成用のデータは、前記乱数生成部により生成される前記乱数の中央値および分散を示す、請求項4に記載の無線通信装置。
  9. 前記乱数生成用のデータは、前記乱数生成部が前記乱数を生成するための乱数モデルを示す、請求項4に記載の無線通信装置。
  10. 前記乱数生成用のデータは、ユーザにより指定された値である、請求項4に記載の無線通信装置。
  11. 前記無線通信装置は、前記基地局からの指示に従う周期的なタイミングで前記同期処理を行う、請求項1〜10のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  12. 基地局と;
    前記基地局から無線信号を受信する受信部、
    前記基地局に接続するための初期信号を送信する送信部、
    乱数を生成する乱数生成部、および、
    前記基地局から受信される無線信号に基づく同期処理の後、前記乱数生成部により生成された前記乱数に応じた遅延時間に従って前記送信部による前記初期信号の送信タイミングを制御する制御部、
    を有する無線通信装置と;
    を備える、無線通信システム。
  13. 基地局から無線信号を受信するステップと;
    乱数を生成するステップと;
    前記基地局から受信される無線信号に基づく同期処理の後、前記乱数生成部により生成された前記乱数に応じた遅延時間に従い、前記基地局に接続するための初期信号を送信するステップと;
    を含む、無線通信方法。
  14. 基地局であって、
    無線通信装置に無線信号を送信する送信部と;
    前記無線通信装置から、前記無線通信装置において生成された乱数に応じた遅延時間に従って送信される、前記無線通信装置が前記基地局に接続するための初期信号を受信する受信部と;
    を備える、基地局。




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