JP2008078927A - 情報配信装置及び情報配信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】専用装置を新たに設けることなくシステムを安価に構築し運用可能にする。
【解決手段】告知配信サーバSVが複数の端末装置に対し告知情報コンテンツを配信する際に、先ず告知情報コンテンツに対しアクセスするためのURLが記述されたUDPパケットを生成して端末装置へ送信する。そして、これに対し端末装置から告知情報コンテンツの配信を要求するhttpリクエストが到来すると、該当する告知情報コンテンツを要求元の端末装置へ送信する。また、上記UDPパケットを送信する際に、配信先となる端末装置の数と、コンテンツDB21に格納された告知情報を構成するコンテンツの情報量と、自己の告知配信サーバSVの配信処理能力とをもとに、上記配信先となる端末装置を自己のサーバSVで処理可能な単位で複数のグループに分割する。そして、これらのグループごとに時間を異ならせてUDPパケットを送信する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えば気象災害や避難指示等に係わる緊急情報をIP(Internet Protocol)網を介して複数の端末装置へ配信する情報配信装置及び情報配信方法に関する。
地域ネットワーク等で導入されている告知放送システムは一般に、センタ側に告知放送設備を設置すると共に加入者宅に専用の告知放送受信端末装置を設置し、これらの設備と受信端末装置との間をCATV(Cable Television)網等により接続してセンタ側から各加入者の端末装置に向けて音声による各種告知放送を行うようになっている。告知放送には、災害時の避難警報等のように緊急性を要する緊急放送のほかに、催し物の案内等の単純な情報提供を目的とする緊急性を要しない放送も含まれる。
この種の告知放送システムとして従来では、センタ側に設けられた告知放送サーバと、加入者側に設けられる複数の端末装置との間を通信ネットワークを介して接続し、マイクロホンにより入力された告知放送の音声信号を告知放送サーバでパケット化して配信先の複数の端末装置へマルチキャストで送信し、この音声パケットを各端末装置でそれぞれ受信して再生出力するシステムが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2002−164925号公報
ところが、この従来提案されたシステムでは告知放送がマルチキャストで行われる。このため、センタ側のサーバと加入者側に設けられる端末装置との間のネットワーク上に介在するすべての伝送装置がマルチキャスト対応の専用装置である必要がある。その結果、ネットワーク上に配置されたルータやゲートウエイ等の伝送装置がマルチキャスト非対応であればこれを活用することができない。このため、システムを構築し運用するためにはコストがかかると云う問題がある。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、ネットワーク上に専用の伝送装置を設置することなくシステムを安価に構築し運用すること可能にした情報配信装置及び情報配信方法を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一つの観点は、複数の端末装置に対し通信ネットワークを介して接続可能な情報配信装置において、先ず上記複数の端末装置に対し配信要求の送信を促す情報と上記告知情報に対するアクセス方法を表す情報を記述したトリガパケットを生成して、この生成されたトリガパケットを上記複数の端末装置に対し上記通信ネットワークを介して送信する。次に、上記トリガパケットに応答して送信先の端末装置から送信される配信要求を上記通信ネットワークを介して受信し、この受信された配信要求に対応する告知情報を告知情報記憶手段から読み出して、上記要求元の端末装置へ上記通信ネットワークを介して送信するようにしたものである。
したがって、複数の端末装置に対しユニキャスト方式により告知情報を配信することが可能となる。このため、ネットワーク上にマルチキャスト対応の専用の伝送装置を設ける必要がなく、汎用の伝送装置をそのまま活用することが可能となるので、システムの構築費用が少なくて済む利点がある。
またこの発明は、上記トリガパケットを送信する際に、配信対象の告知情報の情報量、配信先の端末装置数及び自己の情報配信装置の配信処理能力をもとに、複数の端末装置を複数のグループに分割し、上記トリガパケットをこの分割されたグループごとに時間を異ならせて送信することを特徴とする。
一般にユニキャスト方式による情報配信では、センタ側の情報配信装置と複数の端末装置との間で1対1により通信が行われるため、多数の端末装置に情報を配信しようとすると情報配信装置の配信処理能力が問題となる。しかし、上記したように配信対象の告知情報の情報量、配信先の端末装置数及び自己の情報配信装置の配信処理能力をもとに複数の端末装置を複数のグループに分け、このグループごとに情報配信処理を行うことにより、情報配信装置の配信処理能力を高めることなく、或いは情報処理装置に過度の処理負荷を与えることなく、情報配信を円滑に行うことが可能となる。
さらにこの発明は、告知情報の配信要求の受信結果をもとに送信先の各端末装置におけるトリガパケットの送達の有無を判定し、このトリガパケットの送達の有無の判定結果に基づいて上記トリガパケットが未送達の端末装置を抽出して、この抽出された未送達の端末装置に対し上記トリガパケットを再送することも特徴とする。
このようにすると、情報配信装置において配信先となる端末装置の各々についてトリガパケットの送達の有無を把握することが可能となり、これにより未送達の端末装置に対しトリガパケットを再送することができる。このため、ネットワーク環境の劣化が発生した場合でも、できる限り多くの端末装置に対し告知情報を配信することが可能となり、これにより配信完了率を高めることができる。
また、上記トリガパケットの再送に際し、配信対象の告知情報の情報量、配信先の端末装置数、及び自己の情報配信装置の配信処理能力をもとに未送達の端末装置を複数のグループに分割し、この分割されたグループごとに時間を異ならせてトリガパケットを再送するとさらによい。このようにすると、再送に際しても先に述べたように情報配信装置の配信処理能力を高めることなく或いは情報処理装置に過度の処理負荷を与えることなく、情報配信を円滑に行うことが可能となる。
一方、この発明の他の観点は、同一の告知情報を記憶する複数のコンテンツ配信サーバ、及び上記告知情報の配信先となる複数の端末装置に対し、通信ネットワークを介して接続可能な情報配信装置において、上記配信対象の告知情報の情報量、配信先の端末装置数及び上記複数のコンテンツ配信サーバの配信処理能力をもとに上記複数の端末装置を複数のグループに分割し、この分割されたグループごとに上記複数のコンテンツ配信サーバの処理負荷を監視して処理負荷が予め定めた条件以下のコンテンツ配信サーバを配信要求の送信先として選択する。そして、上記複数の端末装置に対し配信要求の送信を促す情報と上記選択されたコンテンツ配信サーバに記憶された告知情報に対するアクセス方法を表す情報を記述したトリガパケットを生成し、この生成されたトリガパケットを上記グループに属する端末装置へ上記通信ネットワークを介して送信するようにしたものである。
したがって、告知情報はコンテンツ配信サーバから端末装置に配信されるので、情報配信装置の処理負荷は軽減される。さらに、コンテンツ配信サーバは複数個設けられ、端末装置への告知情報の配信処理がこれら複数のコンテンツ配信サーバにより分散して行われる。このため、コンテンツ配信サーバの処理負荷も分散される。しかも、複数の端末装置がグループ分けされ、これらのグループごとに複数のコンテンツ配信サーバの中から処理負荷が予め定めた条件以下のコンテンツ配信サーバが配信要求の送信先として選択され、このコンテンツ配信サーバから上記グループに属する端末装置に対し告知情報が配信される。すなわち、各コンテンツ配信サーバの処理負荷が常に最適な状態になるように分散制御が行われる。このため、多数の端末装置に対し告知情報を効率良く配信することが可能となる。
上記複数の端末装置が、情報配信装置から送信されるトリガパケットを受信し、当該トリガパケットに記述されたアクセス方法を表す情報に基づいて上記配信要求を該当するコンテンツ配信サーバへ送信する手段を備え、かつ上記複数のコンテンツ配信サーバが、上記端末装置から送信された配信要求を受信した場合に当該配信要求に対応する告知情報を上記要求元の端末装置へ通信ネットワークを介して送信する手段と、上記告知情報の配信要求の受信結果をもとに送信先の各端末装置における上記トリガパケットの送達の有無を表す情報を生成する手段と備える場合に、上記複数のコンテンツ配信サーバから、送信先の各端末装置における上記トリガパケットの送達の有無を表す情報を取得し、この取得された情報に基づいて上記トリガパケットが未送達の端末装置を抽出して、この抽出された未送達の端末装置に対し上記トリガパケットを再送する。
このようにすると、トリガパケットを配信する情報配信装置が、告知情報を配信するコンテンツ配信サーバとは別に設けられている場合でも、情報配信装置において配信先となる端末装置の各々についてトリガパケットの送達の有無を把握することが可能となり、これにより未送達の端末装置に対しトリガパケットを再送することができる。このため、ネットワーク環境の劣化が発生した場合でも、できる限り多くの端末装置に対し告知情報を配信することが可能となり、これにより配信完了率を高めることができる。
要するにこの発明によれば、1対nの告知情報配信方式としてユニキャスト方式を採用したことにより、ネットワーク上の伝送装置をすべて専用装置にすることなくシステムを安価に構築し運用すること可能にした情報配信装置及び情報配信方法を提供するができる。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態に係わる情報配信装置を備えた告知情報配信システムの概略構成図である。
このシステムは、自治体の防災センタ等に設置される情報配信装置としての告知配信サーバSVと、住民等の加入者宅に設置される複数の端末装置TM1〜TMnとの間を、IP(Internet Protocol)ネットワークNWを介して接続可能としたものである。
IPネットワークNWは、例えばインターネットと、このインターネットにアクセスするための複数のアクセス網とから構成される。アクセス網としては、例えば移動通信網を始め、DSL(Digital Subscriber Line)や光伝送路を使用する有線加入者網、LAN(Local Area Network)、無線LAN、CATV(Cable Television)網が用いられる。
告知配信サーバSVは、告知情報を表すコンテンツを配信する機能と、端末装置TM1〜TMnに告知情報の配信要求の送信を促すトリガパケットを配信する機能の両方を備えたもので、次のように構成される。図2はその構成を示すブロック図である。
すなわち、告知配信サーバSVは、制御部10Aと、記憶部と、情報入出力インタフェース部と、通信インタフェース41とを備えている。
記憶部は、記憶媒体として例えばハードディスク又はNAND型フラッシュメモリを使用した不揮発性メモリからなり、コンテンツデータベース(コンテンツDB)21と、端末・グループ管理データベース(端末・グループ管理DB)22と、送達・応答管理データベース(送達・応答管理DB)23とを備えている。
情報入出力インタフェース部は、配信コンテンツ入力部31と、端末・グループ情報入力部32とを備えている。配信コンテンツ入力部31は、例えばメモリカード等の外部メモリ又は他の情報機器から告知情報を構成するコンテンツを読み込み、この読み込んだ告知情報のコンテンツを上記コンテンツDB21に格納する。コンテンツは、例えば音声データ、画像データ及び文字データにより構成される。
端末・グループ情報入力部32は、例えばキー入力デバイス等においてオペレータが入力した端末装置TM1〜TMnの識別情報とその属性情報を取り込み、この取り込んだ情報を上記端末・グループ管理DB22に格納する。属性情報には端末装置のアドレス情報や所有者を表す情報、緊急情報を配信する際の優先度を表す情報等が含まれる。また、配信対象の複数の端末装置TM1〜TMnがオペレータにより複数のグループに分類されている場合には、所属グループを表す情報も含まれる。
通信インタフェース41は、制御部10Aの制御の下で端末装置TM1〜TMnとの間でパケットの送受信を行う。通信プロトコルとしてはIPネットワークNW上で使用されるTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)又はUDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)が用いられる。
制御部10Aは、この発明に係わる制御処理機能として、端末グルーピング管理部11と、UDPパケット生成部12と、UDPパケット送信部13と、リクエスト受信部14と、コンテンツ送信部15と、送達確認管理部16と、応答管理部17とを備えている。これらの機能はいずれも、アプリケーション・プログラムを中央処理ユニット(CPU;Central Processing Unit)に実行させることにより実現される。
端末グルーピング管理部11は、後述するトリガパケットを端末装置TM1〜TMnへ配信する際に、上記端末・グループ管理DB22に記憶された配信先となる端末装置TM1〜TMnの数と、上記コンテンツDB21に格納された告知情報コンテンツの情報量と、自己の告知配信サーバSVの配信処理能力とをもとに、上記配信先となる端末装置TM1〜TMnを自己の告知配信サーバSVで処理可能な単位で複数のグループに分割する。また端末グルーピング管理部11は、未送達の端末装置に対しトリガパケットを再送する際にも、再送先の複数の端末装置を、その数と上記配信コンテンツの情報量と告知配信サーバSVの配信処理能力とをもとに自己の告知配信サーバSVで処理可能な単位で複数のグループに分割する。
UDPパケット生成部12は、上記端末グルーピング管理部11により分割されたグループごとに、当該グループに属する端末装置に対し配信要求の送信を促すトリガパケットを生成する。このトリガパケットはUDP(User Datagram Protocol)パケットにより構成される。UDPパケットのヘッダには、送信先の各端末装置のアドレス情報が宛先アドレスとして挿入される。上記端末装置のアドレス情報は、上記端末・グループ管理DB22から読み出される。またUDPパケットの情報部には、上記コンテンツDB21に格納された告知情報のコンテンツをアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)が記述される。
UDPパケット送信部13は、上記UDPパケット生成部12において生成されたUDPパケットを、端末装置に向けて上記通信インタフェース41からIPネットワークNWへ送信させる。
リクエスト受信部14は、上記UDPパケットを受信した端末装置から送信される告知情報コンテンツの配信要求(httpリクエスト)を、上記通信インタフェース41を介して受信する。コンテンツ送信部15は、上記リクエスト受信部14により受信されたhttpリクエストに応じて、該当する告知情報コンテンツを上記コンテンツDB21から読み出す。そして、この読み出された告知情報コンテンツを上記通信インタフェース41から要求元の端末装置に向け送信させる。
送達確認管理部16は、上記リクエスト受信部14で受信されたhttpリクエストの受信結果をもとに、グループごとに当該グループに属する各端末装置に対するUDPパケットの送達の有無を判定する。そして、その判定結果を送達確認情報として上記送達・応答管理DB23に記憶させる。
応答管理部17は、上記告知情報コンテンツの送信に対し端末装置TM1〜TMnから返送される告知応答メッセージ(上記httpリクエストのpostデータ)の受信結果をもとに、グループごとに当該グループに属する各端末装置における告知情報コンテンツの受信の有無を判定する。そして、その判定結果を応答確認情報として上記送達・応答管理DB23に記憶させる。
一方、端末装置TM1〜TMnは、例えばパーソナル・コンピュータや、携帯電話機又はPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末からなるもので、次のように構成される。図3はその構成を示すブロック図である。
すなわち、端末装置TM1〜TMnは、制御部50と、通信インタフェース51と、入出力インタフェース部57とを備える。通信インタフェース51は、制御部50の制御の下で告知配信サーバSVとの間でパケットの送受信を行う。通信プロトコルとしてはIPネットワークNW上で使用されるTCP/IP又はUDP/IPが用いられる。
入出力インタフェース部57は、コンテンツ表示部55と、応答入力部56と、音声を入出力するマイクロホン及びスピーカ(図示せず)とからなる。コンテンツ表示部55は例えば液晶表示器からなり、告知配信サーバSVから配信された告知情報コンテンツに含まれる画像データ及び文字データを表示するために用いられる。応答入力部56はキー入力部からなり、ユーザが告知情報コンテンツの受信に対する応答指示を入力するために使用される。
制御部50は、UDPパケット受信部52と、パケット解析部53と、リクエスト送信部54とを備えている。なお、これらの機能はいずれもアプリケーション・プログラムをCPUに実行させることにより実現される。
UDPパケット受信部52は、前記告知配信サーバSVから送信されるUDPパケットを上記通信インタフェース51を介して受信する。パケット解析部53は、受信されたパケットを解析して、当該パケットが配信要求の送信を促すUDPパケットであるか否かを判定する。そして、配信要求の送信を促すUDPパケットであれば、リクエスト送信部54に配信要求の送信を指示する。
リクエスト送信部54は、上記パケット解析部53からの配信要求の送信指示に応じ、上記受信されたUDPパケットに記述されているURLに従ってhttpリクエストを送信する。またリクエスト送信部54は、上記応答入力部56においてユーザが告知情報コンテンツの受信に対する応答指示を入力した場合に、告知配信サーバSVへ応答メッセージ(上記httpリクエストのpostデータ)を返送する。
次に、以上のように構成された告知配信サーバSVの動作を、端末装置TM1〜TMnの動作と関連付けて説明する。図4は告知配信サーバSVの処理手順と処理内容を示すフローチャート、図5は告知配信サーバSVと端末装置TM1〜TMnとの間のデータのやりとりを示すシーケンス図である。
告知配信サーバSVの制御部10Aは、告知情報コンテンツの配信に先立ち、先ずステップS41において、外部メモリや他の情報機器から配信コンテンツ入力部31を介して配信対象の告知情報コンテンツを取り込み、この取り込んだ告知情報コンテンツをコンテンツDB21に格納する。
また制御部10Aは、ステップS42において、端末・グループ情報入力部32からオペレータにより配信先として指定された端末装置の識別情報を取り込み、この識別情報を端末・グループ管理DB22に格納する。なお、ここではすべての端末装置TM1〜TMnを配信対象とする場合を例にとって説明する。
次に制御部10AはステップS43に移行し、端末グルーピング管理部11により、上記端末・グループ管理DB22に記憶された配信先となる端末装置TM1〜TMnの数と、上記コンテンツDB21に格納された告知情報コンテンツの情報量と、自己のサーバSVの配信処理能力とをもとに、上記配信先となる端末装置TM1〜TMnを自己のサーバSVで処理可能な単位で複数のグループに分割する。
例えば、いま配信対象のコンテンツの情報量が1Mbyte、配信先の端末装置の数が2000台であり、告知配信サーバSVが1Mbyteのコンテンツを一度(単位時間)に500台分配信処理する能力を有していたとする。この場合制御部10Aは、上記2000台の端末装置を500台ずつ4つのグループに分割する。
さて、そうして配信準備が整うと、制御部10Aは先ずステップS44に移行し、UDPパケット生成部12において、上記分割されたグループの一つを選択する。そして、この選択されたグルーブに属する端末装置に対し配信要求の送信を促すためのUDPパケットを生成する。このUDPパケットのヘッダHには、上記選択されたグループに属する各端末装置のアドレス情報が端末・グループ管理DB22から読み出されて挿入される。また、上記UDPパケットの情報部には、上記コンテンツDB21に格納された告知情報コンテンツに対しアクセスするためのURLが挿入される。なお、UDPパケットの情報部には、例えば図6に示すようにセキュリティ認証情報P1、メッセージIDP2、表示優先順位P4及び画面遷移制御パラメタP5も挿入される。
そうしてUDPパケットが生成されると、制御部10AはステップS45に移行し、UDPパケット送信部13において、上記生成されたUDPパケットを通信インタフェース41からIPネットワークNWへ送信する。かくして、告知配信サーバSVから上記選択されたグループの各端末装置へ、図5に示すようにUDPパケットがそれぞれ伝送される。
これに対し端末装置は、自己宛のパケットをUDPパケット受信部52で受信すると、この受信したパケットをパケット解析部53により解析して、配信要求の送信を促すUDPパケットであるかどうかを判定する。そして、配信要求の送信を促すUDPパケットであれば、リクエスト送信部54によりhttpリクエストを生成し、このhttpリクエストを上記受信されたUDPパケットに記述されているURLに従って、通信インタフェース51から告知配信サーバSVに向け図5に示すように送信する。
告知配信サーバSVの制御部10Aは、上記UDPパケットの送信を終了するとステップS46に移行し、送信先の端末装置から送信されるhttpリクエストをリクエスト受信部14で受信する。そして、ステップS47に移行し、コンテンツ送信部15により該当する告知情報コンテンツをコンテンツDB21から読み出す。そして、この告知情報コンテンツをパケット化したのち、httpレスポンスとして要求元の端末装置へ図5に示すように送信する。
またこのとき告知配信サーバSVの制御部10Aは、送達確認管理部16により、上記httpリクエストの受信結果をもとに、上記送信対象として選択したグループに属する各端末装置の各々についてUDPパケットの送達の有無を判定する。そして、その判定結果を表す情報を上記送達・応答管理DB23に記憶させる。
一方、上記告知情報コンテンツを受信すると端末装置は、受信した告知情報コンテンツを復号して再生出力する。例えば、告知情報コンテンツに画像データ又は文字データが含まれていればこれらを復号してコンテンツ表示部55に表示させ、また告知情報コンテンツに音声データが含まれていればこれを復号してスピーカから拡声出力させる。
またそれと共に端末装置は、告知配信サーバSVに対し図5に示すように告知応答メッセージ(上記httpリクエストのpostデータ)を返送する。これに対し告知配信サーバSVの制御部10Aは、応答管理部17により上記告知応答メッセージの受信結果をもとに、端末装置の各々について告知情報コンテンツの受信の有無を判定する。そして、その判定結果を表す応答確認情報を上記送達・応答管理DB23に記憶させる。また、告知配信サーバSVの制御部10Aは、上記告知応答メッセージを受信すると、その送信元の端末装置に対し応答確認メッセージ(httpレスポンス)を図5に示すように返送する。
上記告知情報コンテンツの送信を終了すると告知配信サーバSVの制御部10Aは、ステップS48においてUDPパケットをまだ送信していないグループが残っているか否かを判定する。この判定の結果、未送信のグループが残っていれば、ステップS43に戻って未送信のグループを選択し、ステップS44によりUDPパケットを生成してこれをステップS45により当該グループに属する各端末装置に向け送信する。そして、これに対し端末装置からhttpリクエストが送られると、ステップS46からステップS47に移行し、コンテンツDB21〜該当する告知情報コンテンツを読み出してこれを要求元の端末装置へそれぞれ送信する。
以後同様に、未送信のグループが選択されるごとに、その各端末装置に対しUDPパケットが送信され、これに対し端末装置からhttpリクエストが到来すれば該当する告知情報コンテンツが要求元の端末装置へそれぞれ配信される。
さて、そうしてすべてのグループに対して、UDPパケットの送信から告知情報コンテンツの送信までの処理が終了すると、告知配信サーバSVの制御部10AはステップS49に移行し、ここで送達・応答管理DB23に記憶された送達確認情報をもとにUDPパケットが未送達の端末装置をもれなく抽出する。そして、この抽出された未送達の端末装置の数が、告知配信サーバSVが1度に処理可能な台数を超えている場合には、ステップS43により上記未送達の端末装置をグループ分けする。そして、以後ステップS44〜S47により、上記分けられたグループごとに、当該グループに属する各端末装置に対しUDPパケットの送信から告知情報コンテンツの送信までの処理を実行する。すなわち、未送達の端末装置群に対するUDPパケットの再送処理も、グループごとに実行される。
ここで、1台の端末装置に対する上記UDPパケットの再送処理は、その上限回数が予め規定されている。制御部10Aは、上記再送処理が上限回数に達したか否かをステップS50で監視する。そして、再送回数が上限回数に達すると、当該端末装置に対する以後の配信処理を中止する。
以上述べたように第1の実施形態では、告知配信サーバSVが複数の端末装置TM1〜TMnに対し告知情報コンテンツを配信する際に、先ず告知情報コンテンツに対しアクセスするためのURLが記述されたUDPパケットを生成して端末装置TM1〜TMnへ送信する。そして、これに対し端末装置TM1〜TMnから告知情報コンテンツの配信を要求するhttpリクエストが到来すると、該当する告知情報コンテンツを要求元の端末装置TM1〜TMnへ送信するようにしている。
したがって、複数の端末装置TM1〜TMnに対しユニキャスト方式により告知情報コンテンツを配信することが可能となる。このため、IPネットワークNW上に設置されたルータやゲートウエイ等の伝送装置としてマルチキャスト対応の専用装置を設ける必要がなく、汎用の伝送装置をそのまま活用することが可能となるので、システムを安価に構築し運用可能とすることができる。
またこの実施形態では、上記UDPパケットを送信する際に、配信先となる端末装置TM1〜TMnの数と、コンテンツDB21に格納された告知情報を構成するコンテンツの情報量と、自己の告知配信サーバSVの配信処理能力とをもとに、上記配信先となる端末装置TM1〜TMnを自己のサーバSVで処理可能な単位で複数のグループに分割する。そして、これらのグループごとに時間を異ならせてUDPパケットを送信するようにしている。このため、告知配信サーバSVの配信処理能力を高めることなく、また告知配信サーバSVに過度の処理負荷を与えることなく、告知情報コンテンツの配信処理を円滑に行うことができる。
さらにこの実施形態では、端末装置TM1〜TMnから到来するhttpリクエストの受信結果をもとに各端末装置TM1〜TMnにおけるUDPパケットの送達の有無を判定する。そして、このUDPパケットの送達の有無の判定結果に基づいて上記UDPパケットが未送達の端末装置を抽出し、この抽出された未送達の端末装置に対し上記UDPパケットを再送するようにしている。
このようにすると、告知配信サーバSVにおいて配信先となる端末装置TM1〜TMnの各々についてUDPパケットの送達の有無を把握することが可能となり、これにより未送達の端末装置に対しUDPパケットを再送することができる。このため、IPネットワークNWにおいて回線品質の劣化等が発生した場合でも、できる限り多くの端末装置に対し告知情報コンテンツを配信することが可能となり、これにより緊急情報等の重要な情報を極力伝達することが可能となる。
さらに、このUDPパケットを再送する際にも、再送先の端末装置を告知配信サーバSVで処理可能な単位で複数のグループに分け、これらのグループごとに時間を異ならせてUDPパケットを再送するようにしている。このため、告知配信サーバSVの配信処理能力を高めることなく、また告知配信サーバSVに過度の処理負荷を与えることなく、告知情報コンテンツの配信処理を円滑に行うことができる。
さらにこの実施形態では、UDPパケットに、告知情報コンテンツへのアクセス方法を示すURLの他に、セキュリティ認証情報及び表示優先順位を示す情報を含めて送信するようにしている。このため、情報漏洩やなりすまし等を防止することが可能となり、また告知情報の緊急度等に応じて告知情報の表示優先順位を告知配信サーバSVにおいて遠隔制御することが可能となる。
(第2の実施形態)
図7は、この発明の第2の実施形態に係わる告知配信サーバを備えた告知情報配信システムの概略構成図である。このシステムは、トリガパケットの配信機能を有する告知配信サーバSVCと、告知情報コンテンツの配信機能を有する複数のコンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmとを別個に設け、これらの告知配信サーバサーバSVC及びコンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmと複数の端末装置TM1〜TMnとの間をIPネットワークNWを介して接続可能としたものとなっている。
告知配信サーバSVCは次のように構成される。図8はその構成を示すブロック図である。なお、同図において前記図2と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
すなわち、記憶部は、コンテンツDB21、端末・グループ管理DB22及び送達・応答管理DB23に加え、コンテンツ配信サーバ管理データベース(コンテンツ配信サーバ管理DB)24を新たに備えている。このコンテンツ配信サーバ管理DB24には、上記複数のコンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmの識別情報に対応付けて、これらのコンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmに分配される告知情報コンテンツの管理情報が記憶される。また、後述するコンテンツ配信サーバ負荷管理部18により取得された、各コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmの処理負荷を表す情報も記憶される。
制御部10Bは、この発明に係わる制御処理機能として、端末グルーピング管理部11と、UDPパケット生成部12と、UDPパケット送信部13と、コンテンツ配信サーバ負荷管理部18と、コンテンツ分配部19と、送達応答管理部20とを備えている。これらの機能はいずれも、アプリケーション・プログラムをCPUに実行させることにより実現される。
コンテンツ配信サーバ負荷管理部18は、通信インタフェース41を介して各コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmとの間で定期的又は必要時に通信を行うことにより、各コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmからその時々の処理負荷を表す情報を取得する。
コンテンツ分配部19は、告知情報コンテンツの配信に先立ち、コンテンツDB21に記憶された告知情報コンテンツを通信インタフェース41からIPネットワークNWを介して各コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmへそれぞれ転送する。
端末グルーピング管理部11は、端末装置TM1〜TMnに対し配信要求の送信を促すUDPパケットを端末装置TM1〜TMnへ配信する際に、上記端末・グループ管理DB22に記憶された配信先となる端末装置TM1〜TMnの数と、上記コンテンツDB21に格納された告知情報を構成するコンテンツの情報量と、コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmの数と、上記端末グルーピング管理部11により取得された上記コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmの負荷を表す情報とをもとに、上記配信先となる端末装置TM1〜TMnを複数のグループに分割する。
また、端末グルーピング管理部11は、UDPパケットが未送達の端末装置に対しUDPパケットを再送する際にも、再送先の複数の端末装置を、その数と、上記配信コンテンツの情報量と、コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmの数と、その負荷とをもとに複数のグループに分割する。
UDPパケット生成部12は、上記端末グルーピング管理部11により分割されたグループごとに、当該グループに属する端末装置に対し配信要求の送信を促すトリガパケットを生成する。このトリガパケットはUDP(User Datagram Protocol)パケットにより構成される。また、このときUDPパケット生成部12は、上記端末グルーピング管理部11により取得された各コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmの負荷を表す情報をもとに、その時点で最も負荷が小さいコンテンツ配信サーバを選択する。そして、この選択したコンテンツ配信サーバを上記グループのアクセス先として決定する。すなわち、UDPパケットの情報部には、上記アクセス先として割り当てられたコンテンツ配信サーバをアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)が記述される。
UDPパケット送信部13は、上記UDPパケット生成部12において生成されたUDPパケットを、端末装置に向けて上記通信インタフェース41からIPネットワークNWへ送信させる。
送達・応答管理部20は、UDPパケットの送信後に端末装置TM1〜TMnにおける当該UDPパケットの送達確認を表す情報を各コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmから取得し、この送達確認を表す情報を送達・応答管理DB23に記憶させる。また送達・応答管理部20は、各コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmが端末装置TM1〜TMnに対し告知情報コンテンツを送信したのちに、当該端末装置TM1〜TMnにおける上記告知情報コンテンツの受信応答を表す情報(応答情報)を各コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmから取得し、この応答情報を送達・応答管理DB23に記憶させる。
一方、コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmは次のように構成される。図9はその構成を示すブロック図である。
すなわち、コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmは、通信インタフェース61と、コンテンツデータベース(コンテンツDB)71と、制御部80とを備える。通信インタフェース61は、制御部80の制御の下で、上記告知配信サーバSVC及び端末装置TM1〜TMnとの間でパケット通信を行う。コンテンツDB71は、告知配信サーバSVCから転送された告知情報コンテンツを格納するために用いられる。
制御部80は、この発明に係わる機能として、コンテンツ受信部81と、コンテンツ送信部82と、リクエスト受信部83と、送達・応答管理部84と、負荷状況確認部85とを備えている。これらの機能はいずれも、アプリケーション・プログラムをCPUに実行させることにより実現される。
コンテンツ受信部81は、告知配信サーバSVCから転送される告知情報コンテンツを通信インタフェース61を介して受信し、コンテンツDB71に格納する。リクエスト受信部83は、端末装置TM1〜TMnから送信される配信要求(httpリクエスト)を上記通信インタフェース61を介して受信する。コンテンツ送信部82は、上記受信されたhttpリクエストに応じて、該当する告知情報コンテンツを上記コンテンツDB71から読み出し、この読み出された告知情報コンテンツを通信インタフェース61から要求元の端末装置に向け送信する。
送達・応答管理部84は、上記リクエスト受信部83で受信されたhttpリクエストの受信結果をもとに、端末装置に対するUDPパケットの送達の有無を判定する。そして、その判定結果を送達確認情報として、通信インタフェース61から告知配信サーバSVCへ送信する。また送達・応答管理部84は、上記告知情報コンテンツの送信後に送信先の端末装置から返送される告知応答メッセージを受信する。そして、その受信結果を応答情報として、通信インタフェース61から告知配信サーバSVCへ送信する。
次に、以上のように構成された告知配信サーバSVCの動作を、コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSm及び端末装置TM1〜TMnの動作と関連付けて説明する。図10は告知配信サーバSVCの処理手順と処理内容を示すフローチャート、図11は告知配信サーバSV、コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSm及び端末装置TM1〜TMn間におけるデータのやりとりを示すシーケンス図である。
告知配信サーバSVCの制御部10Bは、告知情報コンテンツの配信に先立ち、先ずステップS101において、外部メモリや他の情報機器から配信コンテンツ入力部31を介して配信対象の告知情報コンテンツを取り込み、この取り込んだ告知情報コンテンツをコンテンツDB21に格納する。
また制御部10Bは、ステップS102において、端末・グループ情報入力部32からオペレータにより配信先として指定された端末装置の識別情報を取り込み、この識別情報を端末・グループ管理DB22に格納する。
次に告知配信サーバSVCの制御部10BはステップS103に移行し、コンテンツ分配部19により、コンテンツDB21に記憶された告知情報コンテンツを通信インタフェース41から各コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmへそれぞれ転送する。コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmはそれぞれ、コンテンツ受信部81により上記告知情報コンテンツを受信し、この受信された告知情報コンテンツをコンテンツDB71に格納する。
さて、告知情報コンテンツの配信タイミングになると、告知配信サーバSVCの制御部10Bは先ずステップS104に移行し、端末グルーピング管理部11において、端末・グループ管理DB22に記憶された配信先となる端末装置TM1〜TMnの数と、配信対象の告知情報コンテンツの情報量と、コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmの数と、当該コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmの負荷を表す情報とをもとに、上記配信先となる端末装置TM1〜TMnを複数のグループに分割する。
そして、この分割された複数のグループの中から一つを選択し、ステップS105に移行して、コンテンツ配信サーバ負荷管理部18により各コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmからこの時の処理負荷を表す情報を取得する。そして、ステップS106に移行し、上記取得した各コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmの負荷を比較することによりこの時点で最も負荷の小さいサーバを選択し、この選択したサーバを上記選択されたグループのアクセス先として決定する。
例えば、いまグループG1〜Gmの中のグループG1が選択され、かつコンテンツ配信サーバSVS1の負荷が最も小さかったとすれば、このコンテンツ配信サーバSVS1が上記グループG1のアクセス先として決定される。
次に制御部10BはステップS107に移行し、UDPパケット生成部12において、上記選択されたグルーブG1に属する端末装置(例えばTM1)に対し配信要求の送信を促すためのUDPパケットを生成する。このUDPパケットのヘッダHには、上記選択されたグループG1に属する端末装置TM1のアドレス情報が端末・グループ管理DB22から読み出されて挿入される。また、上記UDPパケットの情報部には、上記アクセス先として決定されたコンテンツ配信サーバSVS1に格納された告知情報コンテンツに対しアクセスするためのURLが挿入される。なお、UDPパケットの情報部には、例えば図6に示したようにセキュリティ認証情報P1、メッセージIDP2、表示優先順位P4及び画面遷移制御パラメタP5も挿入される。
そうしてUDPパケットが生成されると、制御部10BはステップS108に移行し、UDPパケット送信部13において、上記生成されたUDPパケットを通信インタフェース41からIPネットワークNWへ送信する。かくして、告知配信サーバSVCから上記選択されたグループG1に属する端末装置TM1へ、図11に示すようにUDPパケットが伝送される。なお、グループG1に上記端末装置TM1以外の端末装置が含まれていれば、この端末装置にも上記UDPパケットが伝送される。
これに対し端末装置TM1は、自己宛のパケットをUDPパケット受信部52で受信すると、この受信したパケットをパケット解析部53により解析して、配信要求の送信を促すUDPパケットであるかどうかを判定する。そして、配信要求の送信を促すUDPパケットであれば、リクエスト送信部54により配信要求(httpリクエスト)を生成し、このhttpリクエストを上記受信されたUDPパケットに記述されているURLに従って、コンテンツ配信サーバSVS1に向けて図11に示すように送信する。
コンテンツ配信サーバSVS1は、端末装置TM1から送信されるhttpリクエストをリクエスト受信部83で受信すると、コンテンツ送信部82により該当する告知情報コンテンツをコンテンツDB71から読み出す。そして、この読み出された告知情報コンテンツをパケット化したのち、httpレスポンスとして要求元の端末装置TM1へ図11に示すように送信する。
またそれと共にコンテンツ配信サーバSVS1は、上記httpリクエストを受信すると、その受信結果を送達確認情報として、通信インタフェース61から告知配信サーバSVCへ送信する。告知配信サーバSVCは、上記送達確認情報を送達・応答管理部20により受信して送達・応答管理DB23に保存する。
一方、上記グループG1へのUDPパケットの送信を終了すると告知配信サーバSVCの制御部10Bは、ステップS109においてUDPパケットをまだ送信していないグループが残っているか否かを判定する。この判定の結果、未送信のグループが残っていれば、ステップS104に戻って未送信のグループを選択する。そして、ステップS105により各コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmの負荷を表す情報を取得し、ステップS106により上記取得した各コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmの負荷を比較することによりこの時点で最も負荷の小さいサーバを選択する。そして、この選択したサーバを上記選択されたグループのアクセス先として決定する。
例えば、いまグループG1〜Gmの中のグループG2が選択され、かつコンテンツ配信サーバSVS2の負荷が最も小さかったとすれば、このコンテンツ配信サーバSVS2が上記グループG2のアクセス先として決定される。
そして制御部10BはステップS107に移行し、UDPパケット生成部12において、上記選択されたグルーブG2に属する端末装置(例えばTM2)に対し配信要求の送信を促すためのUDPパケットを生成する。このときUDPパケットのヘッダHには、上記選択されたグループG2に属する端末装置TM2のアドレス情報が端末・グループ管理DB22から読み出されて挿入される。また、上記UDPパケットの情報部には、上記アクセス先として決定されたコンテンツ配信サーバSVS2に格納された告知情報コンテンツに対しアクセスするためのURLが挿入される。
そうしてUDPパケットが生成されると、制御部10BはステップS108に移行し、UDPパケット送信部13において、上記生成されたUDPパケットを通信インタフェース41からIPネットワークNWへ送信する。かくして、告知配信サーバSVCから上記選択されたグループG2に属する端末装置TM2へ、図11に示すようにUDPパケットが伝送される。
以後同様に、未送信のグループ(例えばGm)が選択されるごとに、その時点で最も負荷の小さいコンテンツ配信サーバ(例えばSVSm)が選択される。そして、当該コンテンツ配信サーバSVSmに対しアクセスするためのURLが挿入されたUDPパケットが生成されて上記グループGmに属する端末装置(例えばTMn)へ送信される。
上記告知配信サーバSVCから送信されたUDPパケットが端末装置で受信されると、この端末装置からURLで指定されたコンテンツ配信サーバに対し配信要求(httpリクエスト)か送信され、この配信要求に応じてコンテンツ配信サーバから上記要求元の端末装置へ告知情報コンテンツが配信される動作については、図11に示したように先に述べたグループG1の場合と同じである。
また、httpリクエストが受信されると、図11に示すようにコンテンツ配信サーバSVS2〜SVSmから送達確認情報が告知配信サーバSVCへ送信されて、告知配信サーバSVCの送達・応答管理DB23に保存される動作についても、先に述べたグループG1の場合と同じである。
上記告知情報コンテンツが配信されると各端末装置TM1〜TMnは、当該告知情報コンテンツを復号して再生出力する。例えば、告知情報コンテンツに画像データ又は文字データが含まれていればこれらを復号してコンテンツ表示部55に表示させ、また告知情報コンテンツに音声データが含まれていればこれを復号してスピーカから拡声出力させる。
またそれと共に端末装置TM1〜TMnは、コンテンツ配信元のコンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmに対し図11に示すように告知応答メッセージ(上記httpリクエストのpostデータ)を返送する。これに対しコンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmは、上記告知応答メッセージを送達・応答管理部84により受信し、その受信結果を応答情報として通信インタフェース61から告知配信サーバSVCへ送信する。
さて、そうしてすべてのグループG1〜Gmに対して、UDPパケットの送信から告知情報コンテンツの送信までの処理が終了すると、告知配信サーバSVCの制御部10BはステップS109に移行し、ここで送達・応答管理DB23に記憶された送達確認情報をもとにUDPパケットが未送達の端末装置をもれなく抽出する。そして、ステップS104により上記未送達の端末装置をグループ分けしたのち、これらのグループごとにステップS105により各コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmの負荷を検出して、この時点で最も負荷の小さいコンテンツ配信サーバをステップS106で選択し、この選択したサーバを上記未送達のグループのアクセス先として決定する。
そして、ステップS107において、上記未送達のグルーブに属する端末装置に対し配信要求の送信を促すためのUDPパケットを生成し、このUDPパケットをステップS108において上記端末装置に向け送信する。なお、この場合も、UDPパケットのヘッダHには、上記選択されたグループに属する端末装置のアドレス情報が端末・グループ管理DB22から読み出されて挿入される。また、上記UDPパケットの情報部には、上記アクセス先として決定されたコンテンツ配信サーバに格納された告知情報コンテンツに対しアクセスするためのURLが挿入される。
すなわち、未送達の端末装置群に対するUDPパケットの再送処理もグループごとに実行され、しかも各グループのアクセス先はその時点で最も負荷の小さいコンテンツ配信サーバに設定される。
また、1台の端末装置に対する上記UDPパケットの再送処理は、その上限回数が予め規定されている。制御部10Bは、上記再送処理が上限回数に達したか否かをステップS111で監視する。そして、再送回数が上限回数に達すると、当該端末装置に対する以後の配信処理を中止する。
以上述べたように第2の実施形態では、告知配信サーバSVCとは別に複数のコンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmを設け、告知配信サーバSVCが端末装置TM1〜TMnに対しアクセス先となるコンテンツ配信サーバへのURLを記述したUDPパケットを送信して、端末装置TM1〜TMnからコンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmへ配信要求を送信させ、この配信要求に応じてコンテンツ配信サーバから要求元の端末装置TM1〜TMnへ告知情報コンテンツを配信するようにしている。
したがって、IPネットワークNW上の伝送装置としてマルチキャスト対応の専用装置を設ける必要がなくなってシステムの構築費用を安価にすることができる。さらに、告知情報コンテンツはコンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmから端末装置TM1〜TMnに配信されるので、告知配信サーバSVCの処理負荷が軽減される。
しかも、告知配信サーバSVCがUDPパケットを送信する際に、端末装置TM1〜TMnの数と、告知情報コンテンツの情報量と、コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmの数と、当該コンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmの負荷を表す情報とをもとに、上記配信先となる端末装置TM1〜TMnを複数のグループに分割し、これらのグループごとにUDPパケットを配信している。このため、告知配信サーバSVC及びコンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmの処理負荷を分散してさらに軽減することができる。
また、UDPパケットを送信する際に、分割されたグループごとにその時点で最も負荷が小さいコンテンツ配信サーバをアクセス先として決定し、UDPパケットを送信するようにしている。このため、特定のコンテンツ配信サーバに配信処理が集中しないように負荷分散することができ、これにより多数の端末装置に対し告知情報コンテンツを効率良く配信することができる。
さらに、UDPパケットに応答して端末装置TM1〜TMnから送信されるhttpリクエストの受信結果を表す情報を告知配信サーバSVCがコンテンツ配信サーバSVS1〜SVSmから取得し、この情報をもとに各端末装置TM1〜TMnにおけるUDPパケットの送達の有無を判定する。そして、このUDPパケットの送達の有無の判定結果に基づいて上記UDPパケットが未送達の端末装置を抽出し、この抽出された未送達の端末装置に対し上記UDPパケットを再送するようにしている。
このようにすると、告知配信サーバSVにおいて配信先となる端末装置TM1〜TMnの各々についてUDPパケットの送達の有無を把握することが可能となり、これにより未送達の端末装置に対しUDPパケットを再送することができる。このため、IPネットワークNWにおいて回線品質の劣化等が発生した場合でも、できる限り多くの端末装置に対し告知情報コンテンツを配信することが可能となり、これにより緊急情報等の重要な情報を極力伝達することが可能となる。
さらに、このUDPパケットを再送する際にも、再送先の端末装置を複数のグループに分けると共に、この分割されたグループごとにその時点で最も負荷が小さいコンテンツ配信サーバをアクセス先として決定してUDPパケットを再送するようにしている。このため、UDPパケットの再送時においても、特定のコンテンツ配信サーバに配信処理が集中しないようにして告知情報コンテンツの配信を効率良く行うことができる。
またこの第2の実施形態においても、UDPパケットに、告知情報コンテンツへのアクセス方法を示すURLに加え、セキュリティ認証情報及び表示優先順位を示す情報を含めて送信することにより、情報漏洩やなりすまし等を防止することが可能となり、また告知情報の緊急度等に応じて告知情報の表示優先順位を告知配信サーバSVにおいて遠隔制御することが可能となる。
(その他の実施形態)
前記各実施形態では1台の告知配信サーバを用いた場合を例にとって説明したが、複数の告知配信サーバを設けてこれらのサーバでUDPパケットの配信処理等を分散処理するようにしてもよい。また、前記第2の実施形態では複数台のコンテンツ配信サーバを独立して設けたが、1台の配信サーバ上に上記複数台のコンテンツ配信サーバの機能を持たせるようにしてもよい。
また前記第2の実施形態では、UDPパケットを送信する際に、分割されたグループごとにその時点で最も負荷が小さいコンテンツ配信サーバをアクセス先として決定したが、必ずしも負荷が最も小さいコンテンツ配信サーバを選択する必要はなく、負荷が予め設定したしきい値以下のコンテンツ配信サーバの中から任意のサーバを選択するようにしてもよい。
さらに、前記各実施形態ではUDPパケットの送達の有無を表す送達確認情報に基づいて未送達の端末装置を抽出し、この抽出した端末装置へUDPパケットを再送するようにした。しかし、それに加え、告知情報コンテンツの送信に対する応答の有無を表す情報に基づいてコンテンツが未送達の端末装置を抽出し、この抽出した端末装置へUDPパケットを再送するようにしてもよい。このようにすると、UDPパケットを受信できたが、告知情報コンテンツを受信できなかった端末装置を抽出し、この抽出された端末装置に対しUDPパケットを再送して告知情報コンテンツを配信することが可能となる。これによりコンテンツの配信完了率をさらに高めることができる。
その他、告知配信サーバ及びコンテンツ配信サーバの構成やこれらのサーバの処理手順及び処理内容、告知情報の種類とその構成などについても、この発明の要旨を逸脱ない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明の第1の実施形態に係わる告知配信サーバを使用したシステムの概略構成図である。 この発明の第1の実施形態に係わる告知配信サーバの構成を示すブロック図である。 図1に示したシステムで使用される端末装置の構成を示すブロック図である。 図2に示した告知配信サーバによる処理手順及び処理内容を示すフローチャートである。 図1に示したシステムの告知配信サーバと端末装置との間のデータの授受シーケンスを示す図である。 図2に示した告知配信サーバにおいて生成されるUDPパケットのフォーマットを示す図である。 この発明の第2の実施形態に係わる告知配信サーバを使用したシステムの概略構成図である。 この発明の第2の実施形態に係わる告知配信サーバの構成を示すブロック図である。 図7に示したシステムで使用されるコンテンツ配信サーバの構成を示すブロック図である。 図8に示した告知配信サーバによる処理手順及び処理内容を示すフローチャートである。 図7に示したシステムの告知配信サーバ、コンテンツ配信サーバ及び端末装置の間のデータの授受シーケンスを示す図である。
符号の説明
SV,SVC…告知配信サーバ、TM1〜TMn…端末装置、NW…IPネットワーク、SVS1〜SVSm…コンテンツ配信サーバ、10A,10B…告知配信サーバの制御部、11…端末グルーピング管理部、12…UDPパケット生成部、13…UDPパケット送信部、14…リクエスト受信部、15…コンテンツ送信部、16…送達確認管理部、17…応答管理部、18…コンテンツ配信サーバ負荷管理部、19…コンテンツ分配部、20…送達・応答管理部、21…コンテンツデータベース、22…端末・グループ管理データベース、23…送達・応答管理データベース、24…コンテンツ配信サーバ管理データベース、31…配信コンテンツ入力部、32…端末・グループ情報入力部、41…告知配信サーバの通信インタフェース、50…端末装置の制御部、51…端末装置の通信インタフェース、52…UDPパケット受信部、53…パケット解析部、54…リクエスト送信部、55…コンテンツ表示部、56…応答入力部、57…入出力インタフェース部、61…コンテンツ配信サーバの通信インタフェース、71…コンテンツデータベース、80…コンテンツ配信サーバの制御部、81…コンテンツ入力部、82…コンテンツ送信部、83…リクエスト受信部、84…送達・応答管理部、85…負荷状況確認部。

Claims (10)

  1. 複数の端末装置に対し通信ネットワークを介して接続可能な情報配信装置において、
    配信対象の告知情報が記憶された告知情報記憶手段と、
    前記複数の端末装置に対し配信要求の送信を促す情報と前記告知情報に対するアクセス方法を表す情報を記述したトリガパケットを生成し、この生成されたトリガパケットを前記複数の端末装置に対し前記通信ネットワークを介して送信する手段と、
    前記トリガパケットに応答して送信先の端末装置から送信される前記配信要求を前記通信ネットワークを介して受信する手段と、
    前記配信要求が受信された場合に、当該配信要求に対応する告知情報を前記告知情報記憶手段から読み出し、この読み出された告知情報を前記要求元の端末装置へ前記通信ネットワークを介して送信する手段と
    を具備することを特徴とする情報配信装置。
  2. 前記トリガパケットを送信する手段は、
    前記配信対象の告知情報の情報量、配信先の端末装置数及び自己の情報配信装置の配信処理能力をもとに、配信先となる複数の端末装置を複数のグループに分割する手段と、
    前記トリガパケットを、前記分割されたグループごとに時間を異ならせて送信する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の情報配信装置。
  3. 前記配信要求の受信結果をもとに、送信先の各端末装置における前記トリガパケットの送達の有無を判定する手段と、
    前記トリガパケットの送達の有無の判定結果に基づいて前記トリガパケットが未送達の端末装置を抽出し、この抽出された未送達の端末装置に対し前記トリガパケットを再送する再送手段と
    を、さらに具備することを特徴とする請求項1記載の情報配信装置。
  4. 前記再送手段は、
    前記配信対象の告知情報の情報量、配信先の端末装置数、及び自己の情報配信装置の配信処理能力をもとに、前記抽出された未送達の端末装置を複数のグループに分割する手段と、
    前記トリガパケットを、前記分割されたグループごとに時間を異ならせて再送する手段と
    を備えることを特徴とする請求項3記載の情報配信装置。
  5. 同一の告知情報を記憶する複数のコンテンツ配信サーバ、及び前記告知情報の配信先となる複数の端末装置に対し、通信ネットワークを介して接続可能な情報配信装置において、
    前記配信対象の告知情報の情報量、配信先の端末装置の数、前記複数のコンテンツ配信サーバの数、及び当該コンテンツ配信サーバの配信処理能力をもとに、前記複数の端末装置を複数のグループに分割する手段と、
    前記グループごとに、前記複数のコンテンツ配信サーバの処理負荷を監視して処理負荷が予め定めた条件以下のコンテンツ配信サーバをアクセス先として選択する手段と、
    前記複数の端末装置に対し配信要求の送信を促す情報と前記選択されたコンテンツ配信サーバに記憶された告知情報に対するアクセス方法を表す情報を記述したトリガパケットを生成し、この生成されたトリガパケットを前記グループに属する端末装置へ前記通信ネットワークを介して送信する手段と
    を具備することを特徴とする情報配信装置。
  6. 前記複数の端末装置が、前記情報配信装置から送信されるトリガパケットを受信し、当該トリガパケットに記述されたアクセス方法を表す情報に基づいて前記配信要求を該当するコンテンツ配信サーバへ送信する手段を備え、
    かつ前記複数のコンテンツ配信サーバが、前記端末装置から送信された配信要求を受信した場合に当該配信要求に対応する告知情報を前記要求元の端末装置へ前記通信ネットワークを介して送信する手段と、前記告知情報の配信要求の受信結果をもとに送信先の各端末装置における前記トリガパケットの送達の有無を表す情報を生成する手段とを備える場合に、
    前記複数のコンテンツ配信サーバから、送信先の各端末装置における前記トリガパケットの送達の有無を表す情報を前記通信ネットワークを介して取得する手段と、
    前記取得された情報に基づいて前記トリガパケットが未送達の端末装置を抽出し、この抽出された未送達の端末装置に対し前記トリガパケットを再送する再送手段と
    を、さらに具備することを特徴とする請求項5記載の情報配信装置。
  7. 複数の端末装置に対し通信ネットワークを介して接続可能でありかつ配信対象の告知情報がメモリに記憶された情報配信装置で用いられる情報配信方法において、
    前記複数の端末装置に対し配信要求の送信を促す情報と前記告知情報に対するアクセス方法を表す情報を記述したトリガパケットを生成し、この生成されたトリガパケットを前記複数の端末装置に対し前記通信ネットワークを介して送信する過程と、
    前記トリガパケットに応答して送信先の端末装置から送信される前記配信要求を前記通信ネットワークを介して受信する過程と、
    前記配信要求が受信された場合に、当該配信要求に対応する告知情報を前記メモリから読み出して前記要求元の端末装置へ前記通信ネットワークを介して送信する過程と
    を具備することを特徴とする情報配信方法。
  8. 前記トリガパケットを送信する過程は、
    前記配信対象の告知情報の情報量、配信先の端末装置数及び自己の情報配信装置の配信処理能力をもとに、前記複数の端末装置を複数のグループに分割する過程と、
    前記トリガパケットを、前記分割されたグループごとに時間を異ならせて送信する過程と
    を備えることを特徴とする請求項7記載の情報配信方法。
  9. 前記告知情報の配信要求の受信結果をもとに、送信先の各端末装置における前記トリガパケットの送達の有無を判定する過程と、
    前記トリガパケットの送達の有無の判定結果に基づいて前記トリガパケットが未送達の端末装置を抽出し、この抽出された未送達の端末装置に対し前記トリガパケットを再送する過程と
    を、さらに具備することを特徴とする請求項7記載の情報配信方法。
  10. 同一の告知情報をそれぞれ記憶する複数のコンテンツ配信サーバ、及び前記告知情報の配信先となる複数の端末装置に対し、通信ネットワークを介して接続可能な情報配信装置で用いられる情報配信方法において、
    前記配信対象の告知情報の情報量、配信先の端末装置数及び前記複数のコンテンツ配信サーバの配信処理能力をもとに、前記複数の端末装置を複数のグループに分割する過程と、
    前記グループごとに、前記複数のコンテンツ配信サーバの処理負荷を監視して処理負荷が予め定めた条件以下のコンテンツ配信サーバをアクセス先として選択する過程と、
    前記複数の端末装置に対し配信要求の送信を促す情報と前記選択されたコンテンツ配信サーバに記憶された告知情報に対するアクセス方法を表す情報を記述したトリガパケットを生成し、この生成されたトリガパケットを前記グループに属する端末装置へ前記通信ネットワークを介して送信する過程と
    を具備することを特徴とする情報配信方法。
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