JP6699231B2 - 情報配信装置、情報配信プログラム、通信端末、通信処理プログラム及び情報配信システム - Google Patents

情報配信装置、情報配信プログラム、通信端末、通信処理プログラム及び情報配信システム Download PDF

Info

Publication number
JP6699231B2
JP6699231B2 JP2016034812A JP2016034812A JP6699231B2 JP 6699231 B2 JP6699231 B2 JP 6699231B2 JP 2016034812 A JP2016034812 A JP 2016034812A JP 2016034812 A JP2016034812 A JP 2016034812A JP 6699231 B2 JP6699231 B2 JP 6699231B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
address
terminal
storage means
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016034812A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017152991A (ja
Inventor
中川 聰
聰 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2016034812A priority Critical patent/JP6699231B2/ja
Publication of JP2017152991A publication Critical patent/JP2017152991A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6699231B2 publication Critical patent/JP6699231B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は、情報配信装置、情報配信プログラム、通信端末、通信処理プログラム及び情報配信システムに関し、例えば、映像情報や音声情報等を含むマルチメディアデータを複数のユーザー端末に配信する情報配信システムに適用し得るものである。
近年、情報通信技術の発達により、遠隔の離れた場所にいるもの同士が、あたかも同じ場所にいるかのようにコミュニケーションをとったり、共同作業を行なったりする技術が注目されている。この種の技術の実現を図るために、複数の映像情報や音声情報等を含むマルチメディアデータを情報配信装置(例えば、配信サーバー等)が複数のユーザー端末に配信している。
例えば、マルチメディアデータを複数のユーザー端末に配信する場合、ビデオカメラ等の映像ソースやマイク等の音声ソースから得たマルチメディアデータを持つ配信サーバーが、映像や音声などを含むデータを要求するユーザー端末に対して、UDPパケット等を用いたユニキャスト通信で配信する方法が用いられる。
このようなユニキャスト通信では、同じデータを要求するユーザー端末数が増加すると、配信サーバーは、ユーザー数に応じたユニキャスト通信路の数だけ同じデータを複製して配信するため、ネットワークの帯域幅を浪費するという問題がある。
このような問題への対策として、特許文献1には、ブロードキャスト通信路を用いてデータの無駄な複製を回避する方法が開示されている。
特許文献1では、配信サーバーが同じデータを複数のユーザー端末に配信する際、同一のデータを要求するユーザー数が所定の閾値より大きい場合に、配信サーバーはユニキャスト通信路の代わりにブロードキャスト通信路を用いる方法が開示されている。
図2に示すように、特許文献1の方法は、配信する情報を保有している配信サーバー201が、情報を受信する複数のユーザー端末202に対してユニキャスト通信路を用いて情報を配信する。例えば、ユーザー端末202−2及び202−5に配信する場合、配信サーバー201はユニキャスト通信路UC1を用いてユーザー端末202−2に情報を配信し、配信サーバー201はユニキャスト通信路UC2を用いてユーザー端末202−5に情報を配信する。
また、情報配信要求するユーザー数が所定の閾値より大きい場合(例えば、閾値が4とする)、配信サーバー201は、ブロードキャスト通信路BCに切り替えて各ユーザー端末202−1〜202−5に情報を配信する。
特表2009−542117号公報
しかしながら、上記特許文献1の記載技術は、ユニキャスト又はブロードキャストを用いた配信方法の概念についてのみ開示されており、具体的なブロードキャストによる配信方法については記載されておらず、ユニキャストとは別にブロードキャスト通信路があることを想定した開示となっている。
また、ブロードキャストされたデータがユーザーの要求するデータであるかを、別途マーカを用いるなどの追加の情報を用いて識別する必要がある方法である。
そのため、情報配信装置が映像や音声等のデータを複数のユーザー端末に配信する場合に、情報配信装置におけるデータの複製を回避し、また、ユーザー端末においてユニキャストとブロードキャストでシームレスにデータを受信可能な情報配信装置、情報配信プログラム、通信端末、通信処理プログラム及び情報配信システムが望まれている。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、次のような構成を採用する。
第1の本発明の情報配信装置は、複数の通信端末に対して情報を配信する情報配信装置において、(1)情報配信先である上記複数の通信端末の端末情報を記憶する端末情報記憶手段と、(2)1又は複数のネットワークセグメント毎に、上記複数の通信端末の内から選択される、当該情報配信装置から配信される情報を中継する代表通信端末のアドレスを含む、送信先のアドレスを選定するためのアドレス選定情報を記憶するアドレス選定情報記憶手段と、(3)上記端末情報記憶手段の上記端末情報と、上記アドレス選定情報記憶手段の上記アドレス選定情報とに基づいて、適用するアドレス情報を決定する送信アドレス決定手段と、(4)上記送信アドレス決定手段により決定されたアドレス情報を用いて情報を送信する送信手段と、(5)当該情報配信装置から配信される情報を、配信要求元の上記通信端末が再送信可能なネットワークアドレスを含む中継アドレス情報の通知を受信する中継アドレス情報受信手段とを備え、(6)上記端末情報記憶手段は、上記中継アドレス情報受信手段により上記中継アドレス情報が受信された場合、上記端末情報に上記中継アドレス情報を記憶し、(7)上記アドレス選定情報記憶手段は、受信された上記中継アドレス情報を基に上記アドレス選定情報を再構成することを特徴とする。
第2の本発明の情報配信プログラムは、複数の通信端末に対して情報を配信する情報配信装置に搭載されるコンピュータを、(1)情報配信先である上記複数の通信端末の端末情報を記憶する端末情報記憶手段と、(2)1又は複数のネットワークセグメント毎に、上記複数の通信端末の内から選択される、当該情報配信装置から配信される情報を中継する代表通信端末のアドレスを含む、送信先のアドレスを選定するためのアドレス選定情報を記憶するアドレス選定情報記憶手段と、(3)上記端末情報記憶手段の上記端末情報と、上記アドレス選定情報記憶手段の上記アドレス選定情報とに基づいて、適用するアドレス情報を決定する送信アドレス決定手段と、(4)上記送信アドレス決定手段により決定されたアドレス情報を用いて情報を送信する送信手段と、(5)当該情報配信装置から配信される情報を、配信要求元の上記通信端末が再送信可能なネットワークアドレスを含む中継アドレス情報の通知を受信する中継アドレス情報受信手段として機能させ、(6)上記端末情報記憶手段は、上記中継アドレス情報受信手段により上記中継アドレス情報が受信された場合、上記端末情報に上記中継アドレス情報を記憶し、(7)上記アドレス選定情報記憶手段は、受信された上記中継アドレス情報を基に上記アドレス選定情報を再構成することを特徴とする。
第3の本発明の通信端末は、(1)情報配信装置、又は、1若しくは複数のネットワークセグメント毎に、複数の通信端末の内から選択される、当該情報配信装置から配信される情報を中継する通信端末から配信される情報を受信する受信部と、(2)上記受信部により受信された受信情報を中継する必要があるか否かを判断する再送信判断部と、(3)上記再送信判断部の判断結果に基づき、上記受信情報をネットワークセグメント内に再送信する再送信部と、(4)上記受信情報に対して、所定の情報処理を行う受信データ処理部とを備え、(5)上記再送信判断部は、上記受信情報に付与されている受信ポート番号を加味して、上記受信情報を中継する必要があるか否かを判断することを特徴とする。
第4の本発明の通信処理プログラムは、コンピュータを、(1)情報配信装置、又は、1若しくは複数のネットワークセグメント毎に、複数の通信端末の内から選択される、当該情報配信装置から配信される情報を中継する通信端末から配信される情報を受信する受信部と、(2)上記受信部により受信された受信情報を中継する必要があるか否かを判断する再送信判断部と、(3)上記再送信判断部の判断結果に基づき、上記受信情報をネットワークセグメント内に再送信する再送信部と、(4)上記受信情報に対して、所定の情報処理を行う受信データ処理部として機能させ、(5)上記再送信判断部は、上記受信情報に付与されている受信ポート番号を加味して、上記受信情報を中継する必要があるか否かを判断することを特徴とする。
第5の本発明の情報配信システムは、1又は複数の情報配信装置と、複数の通信端末を有する情報配信システムにおいて、(1)上記情報配信システムの構成要素となる情報配信装置として、第1の本発明の情報配信装置を適用し、(2)上記情報配信システムの構成要素となる通信端末として、第3の本発明の通信端末を適用したことを特徴とする。
第6の本発明の情報配信装置は、複数の通信端末に対して情報を配信する情報配信装置において、(1)情報配信先である上記複数の通信端末の端末情報を記憶する端末情報記憶手段と、(2)1又は複数のネットワークセグメント毎に、上記複数の通信端末の内から選択される、当該情報配信装置から配信される情報を中継する代表通信端末のアドレスを含む、送信先のアドレスを選定するためのアドレス選定情報を記憶するアドレス選定情報記憶手段と、(3)上記端末情報記憶手段の上記端末情報と、上記アドレス選定情報記憶手段の上記アドレス選定情報とに基づいて、適用するアドレス情報を決定する送信アドレス決定手段と、(4)上記送信アドレス決定手段により決定されたアドレス情報を用いて情報を送信する送信手段とを備え、(5)上記端末情報記憶手段が、上記端末情報として上記複数の通信端末のそれぞれのユニキャストアドレスを記憶するものであり、(6)上記アドレス選定情報記憶手段が、上記アドレス選定情報として、上記代表通信端末のユニキャストアドレスを含む情報を記憶するものであり、(7)上記送信アドレス決定手段が、ネットワークセグメント毎の送信先数に応じて、上記複数の通信端末、又は上記代表通信端末のいずれかのユニキャストアドレスを決定することを特徴とする。
本発明によれば、情報配信装置において、必要以上にデータの複製を回避することができ、ネットワークの帯域幅の浪費を低減することができる。
また、再配信を行う機能を、配信を要求している通信端末のうちから選出するため、別途再配信用の機器を設置する必要もなく簡易に情報配信システムを構成することができる。
実施形態に係る情報配信システムの全体構成を示す全体構成図である。 従来の情報配信処理を説明する説明図である。 実施形態に係る配信サーバーの内部構成を示す内部構成図である。 実施形態に係るセグメントリストの構成を説明する説明図である。 実施形態に係るユーザー端末の内部構成を示す内部構成図である。 実施形態に係る情報配信システムの配信サーバーにおける処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る情報配信システムのユーザー端末における処理を示すフローチャートである。
(A)主たる実施形態
以下では、本発明に係る情報配信装置、情報配信プログラム、通信端末、通信処理プログラム及び情報配信システムの実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A−1)実施形態の構成
図1は、実施形態に係る情報配信システム10の全体構成を示す全体構成図である。
図1において、この実施形態に係る情報配信システム10は、情報配信装置としての配信サーバー101、及び通信端末としての複数のユーザー端末102−1〜102−5を有する。
なお、以下では、ユーザー端末に共通する処理や構成を説明するときには、ユーザー端末102と表現して説明する。図1では、5台のユーザー端末102を示しているが、ユーザー端末102の数はこれに限定されるものではない。
また、情報配信システム10の一部のセグメントには、配信サーバー101からのパケットを代表して受け取り、セグメント内のネットワークにブロードキャスト配信するユーザー端末(代表ユーザー端末)が配置されている。図1の例では、ユーザー端末102−1が代表ユーザー端末102−1である。以下では、代表ユーザー端末としてのユーザー端末102を表現する場合には、代表ユーザー端末102と表現して説明する。
また、図1では1台の配信サーバー101のみを示しているが、複数の配信サーバー101が分散配置されており、複数の配信サーバー101が協働して要求されたマルチメディアデータを配信する構成であっても良い。例えば、複数の拠点にそれぞれ配信サーバー101を配置し、拠点間で双方向に情報を配信しあうことでコミュニケーションを実現する構成としてもよい。
配信サーバー101は、例えば映像や音声等を含むコンテンツデータや、ビデオカメラ等の映像ソースから得た映像データやマイク等の音声(集音)ソースから得た音データ(ここで、「音」は音声や音響等を含む概念である。)を含むマルチメディア情報を、配信要求元のユーザー端末102(若しくは代表ユーザー端末102を介して配信要求元のユーザー端末102)に配信するものである。配信サーバー101は、実時間のカメラ映像やマイク音声を取得して配信するようにしても良いし、コンテンツデータやマルチメディア情報を外部から取得してユーザー端末102、若しくは代表ユーザー端末102に配信するようにしても良いし、コンテンツデータやマルチメディアデータをデータベース等に保有しておき、そのデータをユーザー端末102、若しくは代表ユーザー端末102に配信するようにしても良い。
ユーザー端末102は、配信サーバー101、若しくは代表ユーザー端末102から配信された情報を受信し、映像の表示や音の出力等を行なう。ユーザー端末102は、例えば、通信機能を搭載した、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン、携帯端末等を適用できる。ユーザー端末102は、配信サーバー101、若しくは代表ユーザー端末102から受信した情報パケットのアドレスを区別することなく受信し、映像や音等の情報を出力する。つまり、ユーザー端末102は、ユニキャストアドレスであっても、ブロードキャストアドレスであってもパケット受信を行ない、その受信したパケットに含まれているデータ(例えば、映像データ、音データ等)を出力することができる。
また、代表ユーザー端末としてのユーザー端末102(代表ユーザー端末102)は、配信サーバー101から配信されたデータを配信要求元のユーザー端末102に中継する機能を有する。例えば、代表ユーザー端末102は、配信サーバー101から配信データを受信すると、ブロードキャストを用いて、当該受信したデータをネットワークセグメント内の他のユーザー端末102に配信する。
図3は、実施形態に係る配信サーバー101の内部構成を示す内部構成図である。
図3において、配信サーバー101は、送信アドレス決定部301、送信部302、アドレス選定情報記憶手段としてのセグメントリスト記憶部303、端末情報記憶手段としての受信者リスト記憶部304を有する。
なお、配信サーバー101のハードウェア構成は、図示しないが、既存のサーバーが備える構成とすることができる。例えば、CPU、外部記憶装置、通信装置等を備え、CPUが、記憶装置に格納されている情報配信処理プログラムを実行することにより、配信サーバー101により実現される機能を実現できる。なお、情報配信処理プログラムをインストールすることにより構築できるようにしても良い。その場合でも、情報配信処理プログラムは、図3に例示する処理で表すことができる。
受信者リスト記憶部304は、情報配信を要求したユーザー端末102のユニキャストアドレスを含むリスト(以下、「受信者リスト」と呼ぶ)を記憶するものである。例えば、ユーザー端末102から情報配信要求を配信サーバー101が受信したときに、その情報配信要求のパケットに含まれている送信元アドレスが抽出されて、受信者リスト記憶部304に保持される。あるいは、配信要求のシグナリングを行うプロトコルに含まれる送信先アドレス情報を受信者リスト記憶部304に保持する。また、受信者リストには、ユーザー端末102が代表ユーザー端末として選出された場合に用いる、再配信用の受信ポート情報等を保持してもよい。
なお、この実施形態では、説明を容易にするために、あるコンテンツデータやマルチメディアデータ等の送信データの送信先(すなわち、情報配信要求元)のユーザー端末102のユニキャストアドレスがリスト化されていることを想定して説明する。勿論、複数のコンテンツデータやマルチメディアデータ等の送信データが複数種類ある場合には、例えば送信データの識別情報(例えば、コンテンツ識別情報等)毎に、情報配信要求元のユーザー端末102のユニキャストアドレスのリストが設定されるようにしても良い。
セグメントリスト記憶部303は、ユーザー端末102の存在し得るネットワークセグメント毎に、対象ネットワークセグメントのネットワークアドレスとネットマスク、対象ネットワークセグメント毎に選出された代表ユーザー端末102のアドレス、ユニキャスト配信から代表ユーザー端末102を介するブロードキャスト配信に切り替えるための閾値とを対応付けたセグメントリストを記憶するものである。
図4は、実施形態に係るセグメントリストの構成を説明する説明図である。なお、図4では、IPアドレスがIPv4である場合を例示するが、IPv6である場合もIPv4の場合と同様の概念で設定できる。
図4に示すように、セグメントリストは、ネットワークセグメントを識別する「セグメントNo.」、「ネットワークアドレス/ネットマスク」、「代表ユーザー端末アドレス」、及び「閾値」を項目として有する。
例えば、「セグメントNo.1」のネットワークアドレス及びネットマスクは、「xx.xx.xx.0/24」である。ネットマスクが24であるため、32ビットのIPアドレスのうち、上位24ビット目までが、ネットワークセグメントを示すネットワークアドレス(ネットワーク部)であり、残りの8ビット(25ビット目から32ビット目まで)が、当該ネットワークセグメントに属するユーザー端末102を識別するホストアドレス(ホスト部)である。
「代表ユーザー端末アドレス」は、ネットワークセグメントに対して、複数のユーザー端末102の内から選出された代表ユーザー端末のユニキャストアドレスである。例えば、「セグメントNo.1」の代表ユーザー端末アドレスは、「xx.xx.xx.1」である(図1では、ユーザー端末102−1のアドレスに該当する)。
なお、「代表ユーザー端末アドレス」は、ネットワークセグメントに対して、必ずしも設定する必要は無い。例えば、配信サーバー101は、あるネットワークセグメントに属するユーザー端末102の内から代表ユーザー端末をまだ選定していない場合(例えば、図1のネットワークセグメント2のネットワークの状況)、当該欄は空欄でも良い。また、配信サーバー101は、「代表ユーザー端末アドレス」が空欄の場合には、情報配信を要求したユーザー端末102の数に関わらず、各ユーザー端末102に対してユニキャスト配信をする等の処理を行っても良い。
「閾値」は、ユーザー端末102へのユニキャストから、代表ユーザー端末102を介したブロードキャスト配信に切り替えるための閾値である。この閾値は、当該ネットワークセグメントにおいて、情報配信を要求したユーザー端末102の数と比較されるものである。閾値の値は、任意に設定するようにしても良く、ネットワークセグメント毎に異なる値であっても良いし、全てのネットワークセグメントで同じ値であっても良い。当該ネットワークセグメントにおいて、情報配信を要求したユーザー端末102の数が閾値以上のときには、対応する「代表ユーザー端末アドレス」を用いるようにしている。例えば、配信サーバー101は、情報配信を要求したユーザー端末102の数が3以上の場合には、代表ユーザー端末102を経由して、ユーザー端末102にデータを配信する。
送信アドレス決定部301は、ユーザー端末102に送信するコンテンツデータやマルチメディアデータ等の送信データを取得すると、受信者リスト記憶部304から、当該送信データの配信要求元であるユーザー端末102のユニキャストアドレスを読み出す。送信アドレス決定部301は、受信者リスト記憶部304から読み出したユニキャストアドレスに基づいて、ネットワークセグメント毎のユーザー端末102の数(正確にはネットワークセグメント毎のアドレス数)を求める。
送信アドレス決定部301は、セグメントリスト記憶部303を参照して、ネットワークセグメント毎のユーザー端末102の数と、対応するネットワークセグメントの閾値とを比較する。
そして、情報配信を要求するユーザー端末102の数が閾値以上の場合、送信アドレス決定部301は、当該ネットワークセグメントに存在するユーザー端末102には、代表ユーザー端末102のアドレスを用いて配信するように決定する。つまり、セグメントリストに設定されている、対応するネットワークセグメントの閾値以上の数のユーザー端末102がある場合には、これらユーザー端末102には、代表ユーザー端末102のアドレス宛の1つのアドレスを用いることで、配信サーバー101の送信データの複製に係る処理負荷及び複製数を削減できる。
一方、情報配信を要求するユーザー端末102の数が閾値未満の場合、送信アドレス決定部301は、それぞれのユーザー端末102に、ユニキャストアドレスを用いて配信するように決定する。
なお、複数種類の送信データがある場合には、送信アドレス決定部301は、送信データの識別情報を参照して、送信データの識別情報毎に設定された受信者リストを参照して、当該送信データの送信先数(配信先数)を確認するようにしても良い。
送信部302は、送信アドレス決定部301により決定されたアドレスを用いて、送信データを送信する。なお、送信部302は、送信アドレス決定部301により決定された結果を用いて、配信先の数に応じて必要な数の送信データを複製する。
図5は、実施形態に係るユーザー端末102(代表ユーザー端末102)の内部構成を示す内部構成図である。
図5において、ユーザー端末102は、受信部401、受信データ処理部402、再送信判断部403、再送信部404を有する。
なお、ユーザー端末102のハードウェア構成は、図示しないが、既存の通信端末が備える構成とすることができる。例えば、CPU、記憶装置、通信装置等を備え、CPUが、記憶装置に格納されている通信処理プログラムを実行することにより、ユーザー端末102により実現される機能を実現できる。なお、通信処理プログラムをインストールすることにより構築できるようにしても良い。その場合でも、通信処理プログラムは、図5に例示する処理で表すことができる。
受信部401は、配信サーバー101、若しくは他のユーザー端末102からのデータ(パケット)を受信する通信インタフェースである。
受信データ処理部402は、受信したデータに対して、ユーザー端末としての通常の処理を実行する機能部である。例えば、受信データ処理部402は、受信したデータが、映像データの場合には映像の表示処理などのユーザー端末として受信したデータを利用する処理を行う。
再送信判断部403は、受信したデータを再送信する必要があるか否かを判断(判定)する。再送信判断部403は、この判断方法については、限定されないものであるが、例えば、受信したデータのポート番号を利用する方法等である。
例えば、受信部401が受信したデータ(配信サーバー101の配信データ)の受信用ポート番号には、配信されるユーザー端末102が、代表ユーザー端末として機能する場合と、ユーザー端末として機能する場合とを区別するために、各々異なるポート番号が指定されているものとする。そして、再送信判断部403では、受信したデータの受信ポート番号を参照し、再送信が必要なデータであるか否かを判断する。
再送信判断部403は、再送信判断部403により再送信すると判断(決定)された場合(言い換えれば、代表ユーザー端末として機能する場合)に、受信したデータを、ネットワークセグメント内にブロードキャストとして再送信(中継配信)する。
(A−2)実施形態の動作
次に、この実施形態に係る情報配信システム10における処理の動作を、図面を参照して説明する。
図6は、実施形態に係る情報配信システム10の配信サーバー101における処理を示すフローチャートである。
図1において、ユーザー端末102−1〜102−5が、配信サーバー101に対して情報の配信要求を行う。
なお、ユーザー端末102−1〜102−3は、ネットワークセグメント1(ネットワークアドレス;「xx.xx.xx.0」)に属しているものとし、ユーザー端末102−1〜102−3のIPv4のIPアドレスはそれぞれ、「xx.xx.xx.1」、「xx.xx.xx.2」、「xx.xx.xx.3」であり、ネットマスクは24ビットプレフィックスとする。また、ネットワークセグメント1には、ユーザー端末102−1が代表ユーザー端末102−1として選出されているものとする。
同様に、ユーザー端末102−4〜102−5は、ネットワークセグメント2(ネットワークアドレス;「yy.yy.yy.0」)に属しているものとし、ユーザー端末102−4〜102−5のIPv4のIPアドレスはそれぞれ、「yy.yy.yy.4」、「yy.yy.yy.5」とし、ネットマスクは24ビットプレフィックスとする。なお、ネットワークセグメント2には、代表ユーザー端末が未だ選出されていないものとする。
なお、ここでの説明はIPv4プロトコルとUDPパケットを用いる例を説明するが、IPv6等のその他のネットワーク層プロトコルを用いる場合や、UDPパケット以外のトランスポート層プロトコルを用いる場合も同様の処理が可能である。
配信サーバー101は、ユーザー端末102−1〜102−5から配信要求を受信すると、要求された送信データをユニキャスト、若しくは代表ユーザー端末102−1を介したブロードキャストを用いて配信を行う。
ここで、配信サーバー101の受信者リスト記憶部304に記憶されている受信者リストには、今回配信しようとする送信データについて、「xx.xx.xx.1」、「xx.xx.xx.2」、「xx.xx.xx.3」、「yy.yy.yy.4」、「yy.yy.yy.5」が設定されているものとする。
また、配信サーバー101のセグメントリスト記憶部303に記憶されているセグメントリストには、図4に例示するリストが設定されているものとする。
さらに、この実施形態では、送信アドレス決定部301は、配信データの送信先のユーザー端末102が、代表ユーザー端末として機能する場合と、ユーザー端末として機能する場合とを区別するために、配信データのポート番号には異なるポート番号(ユニキャスト用受信ポート番号、又は再送信用受信ポート番号のいずれか)を指定して送信するものと決定する。
また、受信者リストには、各ユーザー端末102のアドレスに対して、予めユニキャスト用受信ポート番号と、再送信用受信ポート番号のいずれかが対応付けられて記憶されているものとする。
以下では説明の簡略化のため、ユニキャスト受信用ポート番号として「pp」を、再送信用受信ポート番号として「qq」を、情報配信システム10全体で用いることを前提として説明する。
配信サーバー101において、配信要求された送信データが、送信アドレス決定部301に与えられる(S101)。
送信アドレス決定部301は、受信者リスト記憶部304から、当該送信データの配信要求先であるユーザー端末102のユニキャストアドレスを読み出し、ネットワークセグメント毎のユーザー端末102の数を確認する(S102)。
例えば、受信者リスト記憶部304に記憶されている受信者リストには、今回配信しようとする送信データについて、「xx.xx.xx.1:pp」、「xx.xx.xx.2:pp」、「xx.xx.xx.3:pp」、「yy.yy.yy.4:pp」、「yy.yy.yy.5:pp」が設定されている。そのため、ネットワークセグメント1に属するアドレスが、「xx.xx.xx.1:pp」,「xx.xx.xx.2:pp」,「xx.xx.xx.3:pp」の3個であり、ネットワークセグメント2に属するアドレスが、「yy.yy.yy.4:pp」,「yy.yy.yy.5:pp」の2個であることを、送信アドレス決定部301は確認する。
次に、送信アドレス決定部301は、セグメントリスト記憶部303を参照して、ネットワークセグメント毎のユーザー端末数と、対応するネットワークセグメントの閾値とを比較する(S103)。
そして、ネットワークセグメント毎のユーザー端末数が閾値以上の場合(S104)、当該ネットワークセグメントに属するユーザー端末102には代表ユーザー端末102のユニキャストアドレスと再送信用受信ポート番号(qq)すなわち「xx.xx.xx.1:qq」を用いる(S105)。
一方、ネットワークセグメント毎のユーザー端末数が閾値未満の場合(S104)、それぞれのユーザー端末102にはユニキャストアドレスとユニキャスト受信用ポート番号(pp)を用いる(S106)。
例えば、上述したように、受信者リストから読み出した、当該送信データの配信先のアドレスは、ネットワークセグメント1に属するアドレスが、「xx.xx.xx.1」,「xx.xx.xx.2」,「xx.xx.xx.3」の3個である。図4に例示するセグメントリストのネットワークセグメント1に設定されている「閾値:3」である。従って、当該ネットワークセグメント1におけるユーザー端末数は閾値以上である。そのため、送信アドレス決定部301は、図4のセグメントリストから対応する代表ユーザー端末102−1のユニキャストアドレスとポート番号「xx.xx.xx.1:qq」を読み出して、ネットワークセグメント1に属するユーザー端末102−2及び102−3に対しては、代表ユーザー端末102−1を介した配信を行うように決定する。
また例えば、ネットワークセグメント2に属するアドレスが、「yy.yy.yy.4」,「yy.yy.yy.5」の2個である。図4に例示するセグメントリストのネットワークセグメント2に設定されている「閾値:3」である。従って、当該ネットワークセグメント2におけるユーザー端末数は閾値未満である。そのため、送信アドレス決定部301は、ネットワークセグメント2に属するユーザー端末102−4〜102−5に対しては、ユニキャストアドレスとポート番号「yy.yy.yy.4:pp」及び「yy.yy.yy.5:pp」を用いる。
送信部302は、送信アドレス決定部301により生成された送信すべきアドレス数に応じて、送信データを複製する(S107)。そして、送信アドレス決定部301により決定されたユニキャストアドレス及びポート番号を送信データに付与して送信する(S108)。
例えば、S104〜S106において、送信アドレス決定部301は、ユーザー端末102−1の「xx.xx.xx.1:qq」,ユーザー端末102−4の「yy.yy.yy.4:pp」,ユーザー端末102−5の「yy.yy.yy.5:pp」の3個のユニキャストアドレス及びポート番号を決定した。そのため、送信部302は、3個の送信データとなるように、送信データを複製して、それぞれの送信データに送信すべきアドレス及びポート番号を付与して送信する。
図7は、実施形態に係る情報配信システム10のユーザー端末102における処理を示すフローチャートである。
ユーザー端末102において、受信部401で受信したデータが、再送信判断部403に与えられる(S201)。
再送信判断部403は、受信部401で受信したデータのポート番号を基に受信したデータが再送信の必要なデータであるか否かの判断を行う(S202、S203)。
具体的に、再送信判断部403は、受信したデータの受信用ポート番号が、ユニキャスト受信用ポート番号(pp)の場合には、再送信の必要は無いと判断して、後述するステップS205の処理を行う。一方、再送信判断部403は、受信したデータの受信用ポート番号が、再送信用受信ポート番号(qq)の場合には、再送信の必要があると判断して、次のステップS204の処理を行う。
再送信部404は、再送信判断部403により再送信が必要と判断された場合、代表ユーザー端末として、受信データをネットワークセグメント内のブロードキャストアドレス宛に再配信を行う(S204)。例えば、代表ユーザー端末であるユーザー端末102−1は、「xx.xx.xx.1:qq」宛に受信したデータを、ブロードキャストアドレス「xx.xx.xx.255:pp」に対して送信する。
受信データ処理部402は、ユーザー端末として、受信したデータを利用する通常の処理(映像再生処理、音声再生処理等)を行う(S205)。例えば、ユーザー端末102−4、102−5は、「yy.yy.yy.4:pp」、「yy.yy.yy.5:pp」宛に受信したデータについて、通常の処理を行う。また、代表ユーザー端末として、先述のステップS204の再送処理を行ったユーザー端末102−1もユーザー端末として、当該ステップS205の処理を行う。
先述のステップS202、S203では、再送信判断部403は、再送信の要否の判断に受信用ポート番号を用いて判断していたが、これに限定されるものは無い。例えば、配信サーバー101で送信元のポート番号を切り替えてデータを送信している場合、再送信判断部403では、送信元のポート番号を参照し、これに基づき、再送信の要否を判断するような構成としても良い。
以上のような処理により情報配信システム10では、受信者リストの受信者に対してすべてユニキャストで送信するのではなく、選択的に代表ユーザー端末102を介するブロードキャストを併用して情報の配信を行う。
(A−3)実施形態の効果
以上のように、この実施形態によれば、以下のような効果が得られる。
配信サーバーにおいて、閾値以上のユーザー端末からの送信要求があるネットワークセグメントに対しては、個々のユニキャストアドレス宛のパケットに複製して送信する代わりに、代表ユーザー端末のアドレス宛にパケットを送信するだけとなるので、必要以上のデータの複製を回避することができ、ネットワークの帯域幅の浪費を低減することができる。
また、再配信を行う機能を、配信を要求しているユーザー端末のうちから選出するため、別途再配信用の機器を設置する必要もなく簡易に配信システムを構成することができる。
(B)他の実施形態
上述した実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、以下の変形実施形態にも適用できる。
(B−1)上述した実施形態において、配信先として想定されるユーザー端末102が存在し得るネットワークセグメント1には、代表ユーザー端末として、ユーザー端末102−1のアドレスがセグメントリストに記載されている例を示した(図1、図4を参照)。
しかし、例えば、受信者リストの動的な追加、若しくは削除等により、代表ユーザー端末のアドレスが未定の場合も考えられる。このような場合、配信サーバー101は、受信者リスト記憶部304の受信者リストを参照し、再送信処理の可能なユーザー端末102の内から1つのアドレスを選択して代表ユーザー端末アドレスとして設定する(セグメントリストの「代表ユーザー端末アドレス」に設定する)。例えば、配信サーバー101は、ネットワークセグメント2に、新たなユーザー端末102−6(「yy.yy.yy.6」)が参加した場合には、ユーザー端末102−4〜102−6の内からネットワークセグメント2に対する代表ユーザー端末を選出する。
なお、ユーザー端末―102−6は、自身が再送信可能な端末である場合、例えば、配信要求開始の際に、自身のネットワークアドレス/ネットマスクを配信サーバー101に通知して良い。また、配信サーバー101では、当該ネットワークアドレス/ネットマスクを受信する中継アドレス情報受信手段を有する。そして、配信サーバー101は、受信者リストに通知を受けたネットワークアドレス/ネットマスクを記憶し、当該ネットワークアドレス/ネットマスクを基に、セグメントリストを再構成(セグメントリスト内の各項目の値を動的に削除、若しくは追加)する処理を行う。
(B−2)上述した実施形態において、配信先として想定されるユーザー端末が存在し得るネットワークセグメントがあらかじめ特定できている場合、図4のセグメントリストのように、ネットワークセグメント毎のリストを列挙する場合を例示した。
しかし、例えば、セグメントリストにネットワークセグメントを列挙しきれない場合、セグメントリストに設定されていないネットワークセグメントに属するユーザー端末から要求されることも想定される。その場合、例えば、図4のセグメントリストの他に、既定の閾値と、既定のネットマスクを設定するようにしても良い。つまり、デフォルトの閾値とネットマスクとを設定しても良い。例えば、セグメントリストに記載のないネットワークセグメントに属するユニキャストアドレスについては、既定のネットマスクで導出されるネットワークアドレスと、対応する既定の閾値とが設定されたセグメントリストにエントリが存在するものとして、アドレス決定処理を行うようにしても良い。
例えば、既定の閾値3と既定のネットマスクとして24ビットプレフィックスとがデフォルトとして設定されているものとする。図4のセグメントリストにエントリの存在しない「zz.zz.zz.7」というユニキャストアドレスがあるとする。そして、配信サーバーは101、ユニキャストアドレス「zz.zz.zz.7」と既定のネットマスクである「24」から導き出されたネットワークアドレス「zz.zz.zz.0/24」と、既定の閾値3とが設定されたセグメントリストにエントリが存在するものとして、アドレス決定処理を行う。また、配信サーバーは101、ユーザー端末102からの送信開始要求時に、再送信可能なネットワークアドレス/ネットマスクの通知を受けてセグメントリストにエントリを追加するような構成としても良い。
(B−3)上述した実施形態において、ユーザー端末102のうち、ユーザー端末102−2〜102−3は、ユニキャストアドレス宛ではなく、代表ユーザー端末102−1を介したブロードキャストアドレス宛のパケットを受け取ることになる。しかし、ユーザー端末102では受信アドレスを特定せずにパケットの待ち受けをし、実際に受信したパケットの受信アドレスは無視して処理することにより、ユニキャストアドレスに受信した場合とブロードキャストアドレスに受信した場合を区別することなくシームレスにデータを受信することができる。
(B−4)映像や音声など複数の内容の異なるデータを同時に配信する場合(すなわち、アプリケーションごとに異なるメディアデータを受信する場合)、例えばUDPを用いる場合は、セグメントリスト及び受信者リストの項目として、UDPのポート番号を設定するなどして、受信対象のデータの種別を特定するよう構成しても良い。さらに、受信ポート番号だけでなく、送信元のIPアドレスやポート番号をデータの種別の判断に用いても良い。
例えば、図4のセグメントリストのエントリは、ネットワークアドレスの他に、トランスポート層のポート番号の情報もキーとしてセグメントリストを保持するように構成する。受信者リストは、受信者(ユーザー端末)のユニキャストアドレスと受信ポート番号との組をリストアップする。すなわち、ブロードキャストアドレスが同じユーザー端末でも、ポート番号が異なる場合は別のパケットとして送信する。
(B−5)本発明は、上述した実施形態に限定されず、その他のさまざまな情報配信装置に利用可能である。
例えば、多地点会議システムなどのように、映像や音声データ以外に文書やプレゼンテーション等の情報を配信するなど様々なデータ配信に利用可能である。
また例えば、IPv4やUDPのような特定のプロトコルに限定されず、IPv6などのそのほかのネットワークプロトコルやトランスポートプロトコルを用いるなど様々な情報配信システムに適用可能である。
10…情報配信システム、101…配信サーバー、102…ユーザー端末、301…送信アドレス決定部、302…送信部、303…セグメントリスト記憶部、304…受信者リスト記憶部、401…受信部、402…受信データ処理部、403…再送信判断部、404…再送信部。

Claims (11)

  1. 複数の通信端末に対して情報を配信する情報配信装置において、
    情報配信先である上記複数の通信端末の端末情報を記憶する端末情報記憶手段と、
    1又は複数のネットワークセグメント毎に、上記複数の通信端末の内から選択される、当該情報配信装置から配信される情報を中継する代表通信端末のアドレスを含む、送信先のアドレスを選定するためのアドレス選定情報を記憶するアドレス選定情報記憶手段と、
    上記端末情報記憶手段の上記端末情報と、上記アドレス選定情報記憶手段の上記アドレス選定情報とに基づいて、適用するアドレス情報を決定する送信アドレス決定手段と、
    上記送信アドレス決定手段により決定されたアドレス情報を用いて情報を送信する送信手段と
    当該情報配信装置から配信される情報を、配信要求元の上記通信端末が再送信可能なネットワークアドレスを含む中継アドレス情報の通知を受信する中継アドレス情報受信手段とを備え
    上記端末情報記憶手段は、上記中継アドレス情報受信手段により上記中継アドレス情報が受信された場合、上記端末情報に上記中継アドレス情報を記憶し、
    上記アドレス選定情報記憶手段は、受信された上記中継アドレス情報を基に上記アドレス選定情報を再構成する
    ことを特徴とする情報配信装置。
  2. 上記アドレス選定情報記憶手段が、上記アドレス選定情報として、ポート番号も含む情報を記憶するものであり、
    上記端末情報記憶手段が、上記端末情報として受信ポート番号も含む情報を記憶するものであり、
    上記送信手段が、上記送信アドレス決定手段により決定されたアドレス情報及びポート番号を用いて情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報配信装置。
  3. 上記情報が、映像情報を含むものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報配信装置。
  4. 上記情報が、音情報を含む情報であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の情報配信装置。
  5. 複数の通信端末に対して情報を配信する情報配信装置に搭載されるコンピュータを、
    情報配信先である上記複数の通信端末の端末情報を記憶する端末情報記憶手段と、
    1又は複数のネットワークセグメント毎に、上記複数の通信端末の内から選択される、当該情報配信装置から配信される情報を中継する代表通信端末のアドレスを含む、送信先のアドレスを選定するためのアドレス選定情報を記憶するアドレス選定情報記憶手段と、
    上記端末情報記憶手段の上記端末情報と、上記アドレス選定情報記憶手段の上記アドレス選定情報とに基づいて、適用するアドレス情報を決定する送信アドレス決定手段と、
    上記送信アドレス決定手段により決定されたアドレス情報を用いて情報を送信する送信手段と
    当該情報配信装置から配信される情報を、配信要求元の上記通信端末が再送信可能なネットワークアドレスを含む中継アドレス情報の通知を受信する中継アドレス情報受信手段として機能させ、
    上記端末情報記憶手段は、上記中継アドレス情報受信手段により上記中継アドレス情報が受信された場合、上記端末情報に上記中継アドレス情報を記憶し、
    上記アドレス選定情報記憶手段は、受信された上記中継アドレス情報を基に上記アドレス選定情報を再構成する
    ことを特徴とする情報配信プログラム。
  6. 情報配信装置、又は、1若しくは複数のネットワークセグメント毎に、複数の通信端末の内から選択される、当該情報配信装置から配信される情報を中継する通信端末から配信される情報を受信する受信部と、
    上記受信部により受信された受信情報を中継する必要があるか否かを判断する再送信判断部と、
    上記再送信判断部の判断結果に基づき、上記受信情報をネットワークセグメント内に再送信する再送信部と、
    上記受信情報に対して、所定の情報処理を行う受信データ処理部と
    を備え、
    上記再送信判断部は、上記受信情報に付与されている受信ポート番号を加味して、上記受信情報を中継する必要があるか否かを判断する
    ことを特徴とする通信端末。
  7. 上記再送信判断部は、上記受信情報に付与されている送信元のポート番号を加味して、上記受信情報を中継する必要があるか否かを判断することを特徴とする請求項6に記載の通信端末。
  8. 上記再送信部は、上記再送信判断部の判断結果に基づき、上記受信情報をネットワークセグメント内にブロードキャスト配信することを特徴とする請求項6又は7に記載の通信端末。
  9. コンピュータを、
    情報配信装置、又は、1若しくは複数のネットワークセグメント毎に、複数の通信端末の内から選択される、当該情報配信装置から配信される情報を中継する通信端末から配信される情報を受信する受信部と、
    上記受信部により受信された受信情報を中継する必要があるか否かを判断する再送信判断部と、
    上記再送信判断部の判断結果に基づき、上記受信情報をネットワークセグメント内に再送信する再送信部と、
    上記受信情報に対して、所定の情報処理を行う受信データ処理部として機能させ、
    上記再送信判断部は、上記受信情報に付与されている受信ポート番号を加味して、上記受信情報を中継する必要があるか否かを判断する
    ことを特徴とする通信処理プログラム。
  10. 1又は複数の情報配信装置と、複数の通信端末を有する情報配信システムにおいて、
    上記情報配信システムの構成要素となる情報配信装置として、請求項1〜のいずれかに記載の情報配信装置を適用し、
    上記情報配信システムの構成要素となる通信端末として、請求項のいずれかに記載の通信端末を適用した
    ことを特徴とする情報配信システム。
  11. 複数の通信端末に対して情報を配信する情報配信装置において、
    情報配信先である上記複数の通信端末の端末情報を記憶する端末情報記憶手段と、
    1又は複数のネットワークセグメント毎に、上記複数の通信端末の内から選択される、当該情報配信装置から配信される情報を中継する代表通信端末のアドレスを含む、送信先のアドレスを選定するためのアドレス選定情報を記憶するアドレス選定情報記憶手段と、
    上記端末情報記憶手段の上記端末情報と、上記アドレス選定情報記憶手段の上記アドレス選定情報とに基づいて、適用するアドレス情報を決定する送信アドレス決定手段と、
    上記送信アドレス決定手段により決定されたアドレス情報を用いて情報を送信する送信手段とを備え、
    上記端末情報記憶手段が、上記端末情報として上記複数の通信端末のそれぞれのユニキャストアドレスを記憶するものであり、
    上記アドレス選定情報記憶手段が、上記アドレス選定情報として、上記代表通信端末のユニキャストアドレスを含む情報を記憶するものであり、
    上記送信アドレス決定手段が、ネットワークセグメント毎の送信先数に応じて、上記複数の通信端末、又は上記代表通信端末のいずれかのユニキャストアドレスを決定することを特徴とする情報配信装置。
JP2016034812A 2016-02-25 2016-02-25 情報配信装置、情報配信プログラム、通信端末、通信処理プログラム及び情報配信システム Active JP6699231B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016034812A JP6699231B2 (ja) 2016-02-25 2016-02-25 情報配信装置、情報配信プログラム、通信端末、通信処理プログラム及び情報配信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016034812A JP6699231B2 (ja) 2016-02-25 2016-02-25 情報配信装置、情報配信プログラム、通信端末、通信処理プログラム及び情報配信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017152991A JP2017152991A (ja) 2017-08-31
JP6699231B2 true JP6699231B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=59742098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016034812A Active JP6699231B2 (ja) 2016-02-25 2016-02-25 情報配信装置、情報配信プログラム、通信端末、通信処理プログラム及び情報配信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6699231B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6845109B2 (ja) * 2017-08-08 2021-03-17 株式会社三共 遊技機
CN109246189B (zh) * 2018-08-03 2021-02-26 广州广哈通信股份有限公司 网络数据分发方法及装置、存储介质、服务端
JP7389949B2 (ja) 2019-09-20 2023-12-01 章弘 長谷川 ファイル配布システム、及びファイル配布プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017152991A (ja) 2017-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2016180029A1 (zh) 直播媒体数据的方法、设备和系统
JP3644009B2 (ja) マルチキャストセッション管理装置
JP4077330B2 (ja) データ生成装置
JP5255654B2 (ja) 多方向ピアツーピアメディアストリーミング
CN105656910B (zh) 媒体传输服务器、媒体传输系统、用户终端和媒体传输方法
US20080126477A1 (en) Method and apparatus for transmitting/receiving information in Internet Protocol network
US11196631B2 (en) Multi-unicast discovery of devices on a network
JP6699231B2 (ja) 情報配信装置、情報配信プログラム、通信端末、通信処理プログラム及び情報配信システム
WO2011029366A1 (zh) 视频点播业务中信号路由资源的分配方法、终端和服务器
US8621083B2 (en) System and method for multicasting through a localized computer network
US20080040500A1 (en) Method and apparaatus for distributing a media stream
JP2014534760A (ja) 複数の受信機にメッセージを伝送する装置および方法
US8051157B2 (en) Discovery apparatus and method
JP2006074132A (ja) マルチキャスト通信方法及びゲートウェイ装置
CN103546302A (zh) 使用单播协议的多播传输
JP6690291B2 (ja) 情報配信システム、情報配信装置、情報配信プログラム、及び情報配信方法
KR20090015592A (ko) 인스턴트 메신저 기반의 개인 방송 서비스 시스템 및 방법
JP2011176601A (ja) コンテンツ配信システム、ネットワーク装置、コンテンツ配信サーバ及びユーザ端末
JP6661931B2 (ja) 情報配信装置、情報配信プログラム及び情報配信システム
JP4482545B2 (ja) 情報配信装置及び情報配信方法
JP4687611B2 (ja) マルチキャストシステム及びマルチキャストシステムの制御方法
EP2164203A1 (en) Message transmission method, device and system for implementing multicast services
EP2192719A1 (en) Method and system for providing source specific multicast service on Ethernet network
CN102316006B (zh) 一种发送数据报文的方法和装置
JP3700654B2 (ja) パケット転送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190903

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6699231

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150