JP2002261873A - 通信装置及び記憶媒体 - Google Patents

通信装置及び記憶媒体

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JP2002261873A
JP2002261873A JP2001051951A JP2001051951A JP2002261873A JP 2002261873 A JP2002261873 A JP 2002261873A JP 2001051951 A JP2001051951 A JP 2001051951A JP 2001051951 A JP2001051951 A JP 2001051951A JP 2002261873 A JP2002261873 A JP 2002261873A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力された文字データを読み上げることがで
きる通信装置及び記憶媒体を提供する。 【解決手段】 通信装置は、装置全体の制御を司るCP
U11と、曲データ(音色、音長及び音高データを含
む)や各種入力情報(例えば、電話帳又はメール、メモ
若しくは歌詞等の文字情報等)を一時的に記憶するRA
M14と、CPU11の制御により音色が変化した各種
デジタル楽音信号及びメールや歌詞を読み上げるデジタ
ル音声信号を生成する楽音及び音声生成用音源24と、
この作成された各種デジタル楽音信号及びデジタル音声
信号を最終的に発音出力する楽音及び音声用スピーカ2
6とを備えている。RAM14は文字データ(歌詞デー
タを含む)を記憶し、楽音及び音声生成用音源24はこ
の記憶された文字データを音声データに変換し、楽音及
び音声用スピーカ26はこの変換された音声データを発
音出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字データの読み
上げ機能及び歌唱機能を有する通信装置及び記憶媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】日常的に人々に使用される通信装置の1
つである携帯電話は、他の携帯電話やコンピュータ等と
の間で音声、文字及び画像等のデータの通信を行う。
【0003】最近の携帯電話は、こうした日常的に人々
に使用される状況に鑑み、着信相手に応じて呼び出し音
を切り換える着信メロディ機能、電話をかける相手の名
前や電話番号を登録するアドレス機能及び電子メールの
送受信を行う電子メール機能を備えている。
【0004】携帯電話のユーザは、この着信メロディ機
能により切り換わる呼び出し音を聞くことによって、又
は表示装置に表示される相手の名前や電話番号を見るこ
とによって、電話をかけてきた相手を特定することがで
き、また、表示装置に表示される電子メールの内容を見
ることによって、相手の用件を理解することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、呼び出
し音を聞くことによって相手を特定することは、呼び出
し音の種類が多くなることで、困難になる虞がある。ま
た、表示装置を見ることによって相手を特定すること
は、わざわざ電話がかかる度に表示装置を見なければな
らないという煩わしさがある。また、このような相手の
特定方法は、目の不自由な人にとっては意味をなさな
い。さらに、携帯電話の表示装置は表示面積が小さいた
め、目の不自由な人にとっては電子メールの内容を見る
ことは非常に大変である。
【0006】また、着信メロディを再生するためのデー
タは、通常携帯電話会社やコンテンツ供給会社などのサ
ーバからダウンロードするため、一般によく知られてい
る曲データであることが多く、着信メロディに携帯電話
のユーザの個性を出すことには限界があった。このた
め、着信メロディを作曲する機能を備えた携帯電話も製
品化されているが、携帯電話上で作曲するのは、操作キ
ー類や表示装置が小さい等の制約があるために非常に面
倒であり、さらに、ユーザに作曲する能力がない場合に
は、作曲機能は無用の長物である。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、電話をかけてきた相手を瞬時に且つ確実に特定
することができる通信装置及び記憶媒体を提供すること
を第1の目的とする。
【0008】また、入力された文字データの表示を見る
ことなくその文字データの内容を理解することができる
通信装置及び記憶媒体を提供することを第2の目的とす
る。
【0009】さらに、ユーザの個性をより一層出すこと
ができる通信装置及び記憶媒体を提供することを第3の
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の通信装置は、外部装置からの着信信号を
受信すると共に前記外部装置との間で、曲データを含む
音声データ及び文字データによる通信を行う通信手段を
備える通信装置において、前記文字データを記憶する記
憶手段と、前記記憶手段に記憶された文字データを前記
音声データに変換する音声データ変換手段と、前記音声
データ変換手段で変換された変換音声データを発音する
変換音声データ発音手段とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項2の通信装置は、請求項1記載の通
信装置において、前記通信手段が前記着信信号を受信し
たときには、前記変換音声データ発音手段が前記変換さ
れた変換音声データを発音することを特徴とする。
【0012】請求項3の通信装置は、請求項1又は2記
載の通信装置において、前記曲データは、少なくとも、
音高データ列及び該各音高データの各発音時間を示す音
長データ列からなり、前記記憶手段は、更に前記曲デー
タを記憶し、前記変換音声データ発音手段は、前記変換
された変換音声データを、前記曲データ中対応する音高
データ及び音長データに基づいて歌唱させて発音するこ
とを特徴とする。
【0013】請求項4の通信装置は、請求項3記載の通
信装置において、前記変換音声データ発音手段は、前記
通信手段が前記着信信号を受信したときに、前記変換音
声データを歌唱させて発音することを特徴とする。
【0014】請求項5の記憶媒体は、外部装置からの着
信信号を受信すると共に前記外部装置との間で、曲デー
タを含む音声データ及び文字データによる通信を行う通
信装置に使用されるプログラムを記憶した記憶媒体にお
いて、前記文字データを記憶する記憶モジュールと、前
記記憶モジュールで記憶された文字データを前記音声デ
ータに変換する音声データ変換モジュールと、前記音声
データ変換モジュールで変換された変換音声データを発
音させる音声データ変換発音モジュールとを備えるプロ
グラムを記憶したことを特徴とする。
【0015】以上の各請求項に記載された発明につき、
以下のように構成されたものでもよい。
【0016】前記記憶手段は、更に通信相手を特定する
ための音声データ及び文字データを記憶するものでもよ
い。これにより、記憶手段は所謂電話帳機能を備えるこ
とができる。
【0017】また、前記着信信号に対応する通信相手を
特定するための文字データを前記記憶手段から読出す読
出し手段を備えていてもよい。これにより、電話をかけ
てきた相手を特定するための文字データを記憶手段から
読み出すことが可能になる。
【0018】さらに、前記通信手段が前記着信信号を受
信したときには、前記着信信号に対応する通信相手を特
定するための文字データを前記記憶手段から読み出し、
前記音声データ変換手段が該読み出された文字データを
変換音声データに変換し、前記変換音声データ発音手段
が該変換音声データを発音するようにしてもよい。これ
により、着信音声として相手の氏名又は名称等が読み上
げられ、電話に出る前に瞬時に相手の特定をすることが
できる。
【0019】また、前記音声データ又は前記文字データ
を編集する編集手段を備えていてもよい。これにより、
音声データ又は文字データの修正が容易にできるように
なる。
【0020】さらに、音声データを入力する音声データ
入力手段と、前記音声データ入力手段により入力された
音声データを文字データに変換する文字データ変換手段
とを備えるものでもよい。これにより、音声による文字
入力が可能になり、テンキーによる文字データ入力が苦
手なユーザでも文字データの編集作業が容易にできるよ
うになる。
【0021】また、前記記憶手段は予め定型文の文字デ
ータを記憶するものでもよい。これにより、文字データ
の入力作業の負担が軽減される。
【0022】また、前記変換音声データ発音手段で発音
する変換音声データを前記記憶手段に記憶する又は前記
通信手段により前記外部装置に送信するようにしてもよ
い。これにより、通信装置で歌わせた歌を着信メロディ
にすることができる又はこの歌を外部装置に送ることが
できる。
【0023】尚、上述した各手段の機能を果たすモジュ
ールをそれぞれ作成し、当該モジュールから構成される
プログラムを記憶した記憶媒体をシステム又は装置に供
給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCP
UやMPU)が記憶媒体に記憶されたプログラムを読出
し実行することによっても、上述した各効果を発揮する
ことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の実施の形態に係る通信装
置が他の通信装置と通信するときに必要なシステム構成
の一例を示す図であり、図示例では、本実施の形態に係
る通信装置として携帯電話機1を採用し、他の通信装置
としては、携帯電話機1と同様の構成の携帯電話機
1′、及び複数個の有線通信機3を採用している。
【0026】複数の基地局2と複数の有線通信機3は、
一般回線(電話回線)を介して、相互に接続され、携帯
電話機1と携帯電話機1′間及び携帯電話機1(又は携
帯電話機1′)と有線通信機3間の通信が行われるよう
に構成されている。
【0027】携帯電話機1は、通信すべき携帯電話機
1′が近くに存在するときには、その携帯電話機1′と
直接無線通信を行い、通信すべき携帯電話機1′が電波
の届かない遠くに存在するときには、基地局2を介して
間接的に無線通信を行う。
【0028】尚、携帯電話機1は、本実施の形態では、
携帯電話機の構成を採用したが、これは便宜上のことに
過ぎず、例えば、モバイルコンピュータを典型とする携
帯無線(又は有線)端末の構成でもよいし、上記有線通
信機3の構成としてもよい。
【0029】図2は、図1に示す携帯電話機1の概略構
成を示すブロック図である。
【0030】同図に示すように、装置全体の制御を司る
CPU11には、テンキーや各種機能スイッチからなる
操作スイッチ群12、CPU11が実行する制御プログ
ラムや、各種テーブルデータ等を記憶するROM13、
曲データ(音色、音長及び音高データを含み、プリセッ
トされているもの、自作したもの、及びダウンロードし
たものの全てを含む)、各種入力情報(例えば、電話
帳、留守番電話機能により記録される音声情報、又はメ
ール、メモ若しくは歌詞等の文字情報等)及び演算結果
等を一時的に記憶するRAM14、タイマ割込み処理に
おける割込み時間や各種時間、時刻を計時するタイマ1
5、各種情報等を表示する、例えば液晶ディスプレイ
(LCD)及び発光ダイオード(LED)等を備えた表
示器16がそれぞれ接続されている。
【0031】また、CPU11には、音声を入力するた
めのマイクロフォン17が、該マイクロフォン17から
のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変
換器18を介して接続され、このようにして入力された
音声信号や各種制御信号を電波に変換し、アンテナ20
を介して携帯電話機1′や基地局2に送信する電波発信
機19や、アンテナ20を介して受信した電波を受信
し、音声信号や各種制御信号に変換する電波受信機21
も接続されている。A/D変換器18には、楽音発生装
置100が発生したアナログ楽音信号を入力するための
外部入力インターフェース30も接続されている。
【0032】さらに、CPU11には、相手の会話、即
ち相手の携帯電話機1′や有線通信機3から送信されて
きた音声信号を音声に変換する音声用スピーカ23が、
CPU11からのデジタル音声信号をアナログ音声信号
に変換するD/A変換器22を介して接続され、CPU
11の制御により音色が変化した各種デジタル楽音信号
及びメールや歌詞を読み上げるデジタル音声信号を生成
する楽音及び音声生成用音源24が接続されている。楽
音及び音声生成用音源24の出力側には、そのデジタル
楽音信号出力又はデジタル音声信号出力を各々アナログ
楽音信号又はアナログ音声信号に変換するD/A変換器
25が接続され、D/A変換器25の出力側には、その
アナログ楽音信号出力又はアナログ音声信号出力を音響
に変換する楽音及び音声用スピーカ26が接続されてい
る。
【0033】以上のように構成された携帯電話機1の機
能の概略を説明する。
【0034】図3は、図1の携帯電話機1により実現さ
れる機能の概略を示すブロック図である。
【0035】携帯電話機1は、音声音源システム54に
供給された歌詞データ、メロディデータ及び伴奏データ
に基づいて歌唱する歌唱機能と、音声音源システム54
に供給されたテキストデータを読み上げる読み上げ機能
の2種類の機能を備えている。
【0036】同図において、歌唱機能は、伴奏供給機能
50、歌詞供給機能51、メロディ供給機能52、音声
音源システム機能54及び外部出力機能55により実現
され、読み上げ機能は、テキスト供給機能53、音声音
源システム機能54及び外部出力機能55により実現さ
れる。
【0037】伴奏供給機能50は、独自のネットワーク
やインターネットからダウンロードすること又は操作ス
イッチ群12を使用して手入力することにより伴奏デー
タを取得し、該伴奏データを音声音源システム機能54
に供給する。
【0038】歌詞供給機能51は、独自のネットワーク
やインターネットからダウンロードすること、操作スイ
ッチ群12を使用して手入力すること又は自動作詞する
ことにより歌詞データを取得し、該歌詞データを音声音
源システム機能54に供給する。
【0039】メロディ供給機能52は、独自のネットワ
ークやインターネットからダウンロードすること、操作
スイッチ群12を使用して手入力すること又は自動作曲
或いは自動編曲することによりメロディデータを取得
し、該メロディデータを音声音源システム機能54に供
給する。
【0040】テキスト供給機能53は、独自のネットワ
ークやインターネットからダウンロードすること又は操
作スイッチ群12を使用して手入力することによりテキ
ストデータを取得し、該テキストデータを音声音源シス
テム機能54に供給する。
【0041】音声音源システム機能52は、供給された
歌詞データ、メロディデータ及び伴奏データに基づいて
歌唱データを作成し、又は入力されたテキストデータか
ら読み上げデータを作成し、作成された歌唱データ又は
読み上げデータを外部出力機能55に供給する。
【0042】外部出力機能55では、歌唱データ又は読
み上げデータを楽音及び音声用スピーカ26又はヘッド
ホン(図示しない)で鳴らす、着信メロディ又はメッセ
ージとして楽音及び音声用スピーカ26又はヘッドホン
(図示しない)で鳴らす、若しくは歌唱データ又は読み
上げデータを電子メールに添付して送信する。
【0043】次に、携帯電話機1におけるCPU11が
実行する制御処理を図4〜図10を参照しながら詳細に
説明する。
【0044】図4は、図2に示すCPU11が実行する
メインルーチンの手順を示すフローチャートである。本
メインルーチンは、操作スイッチ群12中の電源スイッ
チ(図示せず)を、例えば数秒間押し続けることによ
り、バッテリ(図示せず)から装置全体に電源が供給さ
れたときに、その起動が開始される。
【0045】同図において、まず、前記RAM14のク
リアや、各種ポートのクリア等の初期化処理を行う(ス
テップS1)。
【0046】次に、操作スイッチ群12による操作入力
を監視し、操作入力が検出されたときにはその入力に応
じた処理を行う一般操作処理サブルーチン(その詳細
は、図5を用いて後述する)を実行する(ステップS
2)。
【0047】次いで、操作スイッチ群12による操作入
力に応じて携帯電話機1の種々の設定変更の処理を行う
設定変更処理サブルーチン(その詳細は、図6及び図7
を用いて後述する)を実行する(ステップS3)。
【0048】そして、通信が入ってくる状態(電話がか
かってくる状態)を監視し、通信が入ってきたときに、
呼び出し音(着信音)を鳴動させる受信確認処理サブル
ーチン(その詳細は、図10を用いて後述する)を実行
した(ステップS4)後に、上記ステップS2に戻り、
上述の処理を繰り返し行う。
【0049】以下、一般操作処理サブルーチン(図4の
ステップS2)の概要を説明し、次に図5を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0050】一般操作処理サブルーチンは、操作スイッ
チ群12による操作入力を監視し、操作入力が検出され
たときにはその入力に応じた処理を行うためのプログラ
ムであり、操作入力の検出対象となる行為は、(1)操
作スイッチ群12のテンキーによる入力行為、(2)通
話スイッチの操作行為、(3)電源スイッチの操作行
為、(4)その他の指示入力行為、の以上の4種類の行
為である。これらの4種類の行為は具体的には以下の通
りである。
【0051】(1)操作スイッチ群12のテンキーによ
る入力行為:当該入力行為は、ユーザが携帯電話機1か
ら電話をかけるために相手の番号を入力する行為に該当
し、当該入力行為が行われたときには、テンキーにより
入力された番号に対応するDTMFの信号音を出力する
とともに、入力番号を前記表示器16に表示させ、さら
にRAM14の所定位置に確保されたエリアに一時的に
記憶させるという各処理を行う。
【0052】(2)通話スイッチの操作行為:当該操作
行為は、ユーザが携帯電話機1から電話をかけるため又
は相手から電話がかかってきており、通話するために通
話スイッチを操作する行為が該当する。当該操作行為が
行われたときには、電話をかけてきた相手と通話するた
めに通話モードに移行するか又は電話をかけるために通
話モードに移行し、設定された番号に対応するDTMF
の信号音を出力する。
【0053】(3)電源スイッチの操作行為:当該操作
行為は、ユーザが携帯電話機1の通話状態又は電源を切
断するために電源スイッチを操作する行為が該当する。
当該操作行為が行われたときには、通話モードのオフ状
態に移行した上で、電源スイッチの押下時間に応じて携
帯電話機1の電源をオフにするか否かを決める。
【0054】(4)その他の指示入力行為:当該指示入
力行為は、ユーザが、例えば、通話音量の変更、留守番
電話機能の設定の可否等を指示するための入力行為が該
当する。当該指示入力行為が行われたときには、例え
ば、通話音量の変更、留守番電話機能の設定等の各処理
を行う。
【0055】次に、これらの各行為が検出されたとき
に、その行為に応じて行われる処理を詳細に説明する。
【0056】図5は、図4におけるステップS2の一般
操作処理サブルーチンの詳細な手順を示すフローチャー
トである。
【0057】同図において、まず、上記(1)操作スイ
ッチ群12のテンキーによる入力行為が行われたか否か
を判別する(ステップS10)、テンキーによる入力行
為が行われたときには、その入力番号を設定する(ステ
ップS11)。ここで、番号の設定とは、具体的には、
入力番号に対応するDTMFの信号音を出力するととも
に、入力番号を前記表示器16に表示させ、さらにRA
M14の所定位置に確保されたエリアに一時的に記憶さ
せるという各処理をいう。
【0058】一方、ステップS10で、テンキーによる
入力行為が行われないときには、上記(2)通話スイッ
チの操作行為が行われたか否かを判別する(ステップS
12)、通話スイッチの操作行為が行われないときに
は、上記(3)電源スイッチの操作行為が行われたか否
かを判別し(ステップS18)、電源スイッチの操作行
為が行われたときには、通話モードをオフにし(ステッ
プS19)、その後、電源スイッチが継続して長く(た
とえば数秒間)押されているときには、電源をオフにし
た(ステップS20→S21)後に、ステップS22に
進む。
【0059】一方、ステップS18で、電源スイッチの
操作行為が行われないときには、上記(4)その他の指
示入力行為、例えば、通話音量の変更、留守番電話機能
の設定の可否等を指示するための入力行為が行われたか
否かを判別し(ステップS22)、その他の指示入力行
為が行われないときには、本一般操作処理を終了する一
方、その他の指示入力行為が行われたときには、その指
示に応じたその他設定を行った(ステップS23)後
に、本一般操作処理を終了する。
【0060】上記ステップS12で、通話スイッチの操
作行為が行われたときには、着信音が鳴動中か否かを判
別する(ステップS13)。
【0061】ステップS13で、着信音が鳴動中のとき
には、着信音を停止させた(ステップS14)後に、通
話モードに移行し(ステップS16)、ステップS18
に進む一方、着信音が鳴動中でないときには、番号が設
定されているか否かを判別する(ステップS15)。こ
こで、番号とは、前記ステップS11でテンキーにより
設定された電話番号、または、後述するステップS72
で、相手方の電話帳が表示されたときの当該相手方の電
話番号をいう。
【0062】ステップS15で、番号が設定されていな
いときには、通話モードに移行し(ステップS16)、
ステップS18に進む一方、番号が設定されているとき
には、通話モードに移行するとともに、設定された番号
に対応するDTMFの信号音を出力し(ステップS1
7)、ステップS18に進む。
【0063】次に、設定変更処理サブルーチン(図4の
ステップS3)の概要を説明した後に、図6〜8を参照
しながら詳細に説明する。
【0064】設定変更処理サブルーチンは、CPU11
が操作スイッチ群12による操作入力に応じて携帯電話
機1の種々の設定変更の処理を行うためのプログラムで
あり、この種々の設定変更の処理は、(5)文字データ
関連処理、(6)曲データ関連処理、(7)発音処理、
(8)データ送信処理、(9)電話帳設定処理、(1
0)その他の処理、の以上の6種類の処理である。これ
らの6種類の処理は具体的には以下の通りである。
【0065】(5)文字データ関連処理:この文字デー
タ関連処理には、大きく分けて、新たな文字データを作
成する新規作成処理と携帯電話機1に予め記憶されてい
る文字データを編集する編集処理の2種類の処理があ
る。新規作成処理は、操作スイッチ群12からの入力に
より新規作成画面の選択が行われたときに開始し、表示
器16に新規作成画面を作成し、ユーザによる新たな文
字データの入力を待って、文字データの入力終了後に、
入力された文字データをRAM14に記憶し、終了する
処理である。編集処理は、文字通り文字データを編集す
る処理であり、これには2種類の処理方法がある。その
一方は、予め表示器16に表示されている文字データが
ユーザにより編集されるのを待ち、編集終了後に編集さ
れた文字データをRAM14に記憶し、終了する第1処
理方法であり、他方は、ユーザによりタイトルが選択さ
れた文字データをRAM14から読み出して、表示器1
6に表示し、ユーザにより編集されるのを待ち、編集終
了後に編集された文字データをRAM14に記憶し、終
了する第2処理方法である。この文字データ関連処理に
より、携帯電話機1で電子メールの作成及び編集、又は
読み上げられる文字データの作成及び編集等が可能にな
る。
【0066】(6)曲データ関連処理:この曲データ関
連処理も、上記文字データ関連処理と同様に、新たな曲
データを作成する新規作成処理と携帯電話機1に予め入
力されている曲データを編集する編集処理の2種類の処
理がある。新規作成処理及び編集処理は上述したものと
同様であるので、その説明は省略する。尚、編集処理は
文字データ関連処理と同様に第1処理方法及び第2処理
方法がある。この曲データ関連処理により、携帯電話機
1で電子メールに添付されて送受信される曲データの作
成及び編集、又は歌唱される曲データの作成及び編集等
が可能になる。
【0067】(7)発音処理:この発音処理は、RAM
14に記憶されている文字データを、同じくRAM14
に記憶されている曲データに合わせて発音させる処理で
あり、これには2種類の処理方法がある。その一方は、
文字データ及び曲データの夫々のタイトルが予め表示器
16に表示されている場合に、そのタイトルに対応する
文字データをタイトルに対応する曲データの音高及び音
長に合わせて発音する第1処理方法であり、他方は、ユ
ーザによりタイトルが選択された文字データ及び曲デー
タをRAM14から読み出して、その選択されたタイト
ルに対応する文字データを選択された曲データの音高及
び音長に合わせて発音する第2処理方法である。この発
音処理により、携帯電話機1で歌を歌わせることができ
る。
【0068】(8)データ送信処理:このデータ送信処
理は、携帯電話機1で文字データ又は曲データを所望の
相手先に送信するための処理であり、(a)実際に文字
データ又は曲データを相手先に送信する処理、(b)デ
ータ送信の予約をすると共に選択乃至入力されたタイト
ルをRAM14に記憶する処理、の2種類の処理があ
る。このデータ送信処理により、携帯電話機1で文字デ
ータ又は曲データを所望の相手先に確実に送信すること
ができる。
【0069】(9)電話帳設定処理:この電話帳設定処
理には、(a)登録されている電話帳の内容の修正を行
わない処理、(b)登録されている電話帳の内容の修正
を行う処理、(c)新たな内容を電話帳に登録する処
理、即ち電話帳の新規ページを登録する処理、(d)そ
の他の処理、例えば、電話帳に登録された相手先をグル
ープ化する処理や着信メロディとして曲データをこのグ
ループに対して割り当てる処理等がある。
【0070】(10)その他の処理:上記(5)〜
(9)以外の全ての処理であり、従来の携帯電話機によ
って通常行われる処理である。
【0071】次に、これらの処理を詳細に説明する。
【0072】図6及び図7は、図4におけるステップS
3の設定変更処理サブルーチンの詳細な手順を示すフロ
ーチャートである。
【0073】図6において、まず、操作スイッチ群12
からの入力により携帯電話機1の設定変更の指示がある
か否かを判別し(ステップS30)、設定変更の指示が
ない場合には、本設定変更処理を終了する一方、設定変
更の指示がある場合には、その設定変更が上記(5)〜
(10)の処理いずれの処理に対するものであるかを、
ステップS31,S40,S49,S55又はS61で
判別する。このとき、その設定変更が、上記(5)の処
理に対するものである場合には、ステップS31→S3
2に移行してステップS32〜S39の処理を行い、上
記(6)の処理に対するものである場合には、ステップ
S40→S41に移行してステップS41〜S48の処
理を行い、上記(7)の処理に対するものである場合に
は、ステップS49→S50に移行してステップS50
〜S54の処理を行い、上記(8)の処理に対するもの
である場合には、ステップS55→S56に移行してス
テップS56〜S60の処理を行い、上記(9)の処理
に対するものである場合には、ステップS61→S42
に移行してステップS62の処理(その詳細は、図8を
用いて後述する)を行い、上記(9)の処理に対するも
のでない場合には、直接上記(10)の処理(ステップ
S63)を行う。
【0074】上記(5)の文字データ関連処理は、具体
的には、次のようにして行う。即ち、まず、処理対象で
ある文字データが表示器16に表示されているか否かを
判別し(ステップS32)、文字データが表示器16に
表示されている場合には、ユーザにより文字データの編
集が行われ、当該文字データの編集が終了した場合には
(ステップS38でYes)、編集された文字データを
RAM14に記憶し(ステップS39)、本処理を終了
する。この一連の処理の方法(S32→S38→S3
9)が上述した(5)文字データ関連処理における編集
処理の第1処理方法である。
【0075】上記ステップS32で、文字データが表示
器16に表示されていない場合には、操作スイッチ群1
2からの入力により新規作成画面の選択があるか否かを
判別し(ステップS33)、新規作成画面の選択がある
場合には、表示器16に新規作成画面を作成し(ステッ
プS37)、ステップS38→S39に進む。この一連
の処理(S32→S33→S37→S38→S39)が
上述した(5)文字データ関連処理における新規作成処
理である。
【0076】ステップS33で、新規作成画面の選択が
ない場合には、RAM14に記憶されている文字データ
の全タイトルを表示器16に表示し(ステップS3
4)、タイトルが選択されたら(ステップS35でYe
s)、選択されたタイトルの文字データを表示器16に
表示し(ステップS36)、ステップS38→S39に
進む。この一連の処理の方法(S32→S33→S34
→S35→S36→S38→S39)が上述した(5)
文字データ関連処理における編集処理の第2処理方法で
ある。
【0077】また、上記(6)の曲データ関連処理は、
具体的には、次のようにして行う。即ち、まず、処理対
象である曲データが表示器16に表示されているか否か
を判別し(ステップS41)、曲データが表示器16に
表示されている場合には、ユーザにより曲データの編集
が行われ、当該曲データの編集が終了した場合には(ス
テップS47でYes)、編集された曲データをRAM
14に記憶し(ステップS48)、本処理を終了する。
この一連の処理の方法(S41→S47→S48)が上
述した(6)曲データ関連処理における編集処理の第1
処理方法である。
【0078】上記ステップS41で、曲データが表示器
16に表示されていない場合には、操作スイッチ群12
からの入力により新規作成画面の選択があるか否かを判
別し(ステップS42)、新規作成画面の選択がある場
合には、表示器16に新規作成画面を作成し(ステップ
S46)、ステップS47→S48に進む。この一連の
処理(S41→S42→S46→S47→S48)が上
述した(6)曲データ関連処理における新規作成処理で
ある。
【0079】ステップS42で、新規作成画面の選択が
ない場合には、RAM14に記憶されている曲データの
全タイトルを表示器16に表示し(ステップS43)、
タイトルが選択されたら(ステップS44でYes)、
選択されたタイトルの曲データを表示器16に表示し
(ステップS45)、ステップS47→S48に進む。
この一連の処理の方法(S41→S42→S42→S4
4→S45→S47→S48)が上述した(6)曲デー
タ関連処理における編集処理の第2処理方法である。
【0080】また、上記(7)の発音処理は、具体的に
は、次のようにして行う。即ち、まず、処理対象となる
文字データ及び曲データのタイトルが表示器16に表示
されているか否かを判別し(ステップS50)、文字デ
ータ及び曲データのタイトルが表示器16に表示されて
いる場合には、当該タイトルに対応する文字データを当
該タイトルに対応する曲データの音高及び音長に合わせ
て発音し(ステップS54)、本処理を終了する。この
一連の処理の方法(S50→S54)が上述した(7)
発音処理における第1処理方法である。
【0081】上記ステップS50で、文字データ及び曲
データのタイトルが表示器16に表示されていない場合
には、RAM14に記憶されている文字データ及び曲デ
ータの全タイトルを表示器16に表示し(ステップS5
1)、文字データのタイトルが選択されたか否か判別し
(ステップS52)、文字データのタイトルが選択され
たら(ステップS52でYes)、曲データのタイトル
が選択されたか否か判別し(ステップS53)、曲デー
タのタイトルが選択されたら(ステップS53でYe
s)、ステップS54に進む。この一連の処理の方法
(S50→S51→S52→S53→S54)が上述し
た(7)発音処理における第2処理方法である。
【0082】また、上記(8)のデータ送信処理は、具
体的には、次のようにして行う。即ち、まず、文字デー
タ及び曲データの送信処理の選択があるか否かを判別し
(ステップS55)、文字データ及び曲データの送信処
理の選択がある場合には、RAM14に記憶されている
文字データ及び曲データの全タイトルを表示器16に表
示し(ステップS56)、送信すべき文字データ及び曲
データのタイトルが選択された場合又は入力された場合
には(ステップS57でYes)、現在通話中であるか
否かを判別し(ステップS58)、通話中である場合に
は、直ちに選択乃至入力されたタイトルに対応する文字
データ及び曲データを相手先に送信し(ステップS6
0)、本処理を終了する。この一連の処理(S56→S
57→S58→S60)が上述した(8)データ送信処
理における(a)実際に文字データ又は曲データを相手
先に送信する処理である。
【0083】上記ステップS58で、通話中でなけれ
ば、データ送信を予約すると共にステップS57で選択
乃至入力されたタイトルをRAM14に記憶して(ステ
ップS59)、本処理を終了する。この一連の処理(S
56→S57→S58→S59)が上述した(8)デー
タ送信処理における(b)データ送信の予約をすると共
に選択乃至入力されたタイトルをRAM14に記憶する
処理である。
【0084】上記(9)の電話帳設定処理は、電話帳の
設定処理の選択がある場合に(図7のステップS61で
YES)、実行され(ステップS62)(その詳細は、
図8を用いて後述する)、電話帳の設定処理の選択がな
い場合には(図7のステップS61でNO)、その他の
選択された事項を設定する処理、即ち上記(10)のそ
の他の処理が実行され(ステップS63)、本設定変更
処理は終了する。
【0085】図8は、図7におけるステップS62の電
話帳設定処理の詳細な手順を示すフローチャートであ
る。また、図9は、この電話帳の設定処理によって表示
器16に表示される表示の一例を示す図であり、同図
(a)には、表示器16のみならず、操作スイッチ群1
2を構成する電話帳スイッチ12a、新規スイッチ12
b、修正スイッチ12c、カーソル移動スイッチ12
d、及び終了スイッチ12eが図示されている。なお、
図8の電話帳設定処理は、電話帳スイッチ12aを押し
たときに起動される。
【0086】図8において、まず、電話帳スイッチ12
aを押すと、電話帳に登録済みの相手先のリストが表示
され(ステップS70)、カーソル移動スイッチ12d
によってカーソルが移動されて、相手先が選択されたか
否かを判別する(ステップS71)。図9(b)は、電
話帳に登録済みの相手先のリストが表示され、「3.山
田一郎」が選択された状態を示す。
【0087】ステップS71で、相手先が選択される
と、表示器16に選択された相手先の電話帳を表示する
(ステップS72)。図9(c)は、選択された相手先
の電話帳が表示された状態を示し、この電話帳には、相
手の名前、相手の電話番号、相手に対応させた着信メロ
ディ及び着信音声が含まれている。
【0088】次に、修正スイッチ12cによって修正が
選択されたか否かを判別し(ステップS73)、修正が
選択されたときには、ユーザはカーソル移動スイッチ1
2dによってカーソルを移動して、表示器16に表示さ
れている修正対象の情報を選択し、情報を入力し直すこ
とで情報の修正を実行し、終了スイッチ12eが押下さ
れ、情報の修正が終了した場合に(ステップS74でY
es)、本電話帳設定処理を終了する。例えば、図9
(c)の電話帳の表示で、修正対象として「着信メロデ
ィ」の項目が選択されると、図9(e)に示すような楽
曲データのリストが表示され、このリストの中から新た
な1つを選択することで「着信メロディ」の修正が実行
される。同様に図9(c)の電話帳の表示で、修正対象
として「着信音声」の項目が選択されると、図9(f)
に示すような文字データのリストが表示され、このリス
トの中から新たな1つを選択することで「着信音声」の
修正が実行される。
【0089】以上の一連の処理(S70→S71→S7
2→S73→S74)は、上述した(9)電話帳設定処
理における(b)登録されている電話帳の内容の修正を
行う処理処理である。
【0090】上記ステップS73で、修正が選択されな
いときには、何もせずに、本電話帳設定処理を終了す
る。このとき、表示器16には選択された相手先の電話
帳が表示されたままであるので、通話スイッチを押下す
ると電話をかけることができる。
【0091】以上の一連の処理(S70→S71→S7
2→S73でNO)は、上述した(9)電話帳設定処理
における(a)登録されている電話帳の内容の修正を行
わない処理である。
【0092】上記ステップS71で、相手先が選択され
ないときには、新規スイッチ12bにより新規登録が選
択されたか否かを判別し(ステップS75)、新規登録
が選択されたときには、図9(d)に示すような未入力
の電話帳が表示器16に表示され(ステップS76)、
ユーザにより必要事項(例えば、名前、電話番号、着信
メロディ、着信音声等)が入力され、終了スイッチ12
eの押下により必要事項の入力が終了した場合に(ステ
ップS77でYes)、本電話帳設定処理を終了する。
【0093】以上の一連の処理(S70→S71→S7
5→S76→S77)は、上述した(9)電話帳設定処
理における(c)新たな内容を電話帳に登録する処理、
即ち電話帳の新規ページを登録する処理である。
【0094】上記ステップS75で、新規登録が選択さ
れないときには、前記必要事項以外の他の情報、例え
ば、電話帳に登録された相手先をグループ化する情報や
着信メロディとして曲データをこのグループに対して割
り当てる情報等が設定された(ステップS78)後に、
本電話帳設定処理を終了する。
【0095】以上の一連の処理(S70→S71→S7
5→S78)は、上述した(9)電話帳設定処理におけ
る(d)その他の処理である。
【0096】次いで、受信確認処理サブルーチン(図4
のステップS4)の概要を説明した後に、図10を参照
しながら詳細に説明する。
【0097】受信確認処理サブルーチンは、CPU11
が通信が入ってくる状態(電話がかかってくる状態)を
監視し、通信が入ってきたときに、呼び出し音(着信
音)を鳴動させる処理のためのプログラムであり、呼び
出し音(着信音)を鳴動させる処理には、(a)標準の
着信音を鳴らす処理、(b)電話帳に登録されている着
信音を鳴らす処理、(c)通信相手から曲データのみを
受信したときに、呼び出し音として当該曲データを発音
出力する処理、(d)通信相手から文字データ及び曲デ
ータを受信したときに、文字データを音声データに変換
し選択された曲データで音高及び音長を決定して発音出
力する処理、(e)通信相手から文字データ及び曲デー
タを受信したときに、曲データは発音出力せずに、文字
データのみを音声データに変換して発音出力する処理、
の以上の5種類の処理がある。
【0098】次に、これらの処理を詳細に説明する。
【0099】図10は、図4におけるステップS4の受
信確認処理サブルーチンの詳細な手順を示すフローチャ
ートである。
【0100】まず、携帯電話機1、即ち自機が通話モー
ドであるか否かを判別し(ステップS91)、通話モー
ドでない場合には、着信信号を受信したか否かを判別し
(ステップS92)、着信信号を受信していない場合に
は、本受信確認処理を終了する一方、着信信号を受信し
た場合には、番号通知があり、且つ通知された番号が電
話帳に登録されているか否かを判別する(ステップS9
3)。番号通知があり、且つ通知された番号が電話帳に
登録されている場合には、電話帳に登録されている着信
メロディや着信音声等を鳴らし(ステップS94)、本
受信確認処理を終了する。尚、着信音声を鳴らす場合に
は、電話帳に登録された文字データを音声データに変換
して鳴らすので、この着信音声として相手の氏名又は名
称等の文字データを電話帳に登録しておくと、相手の氏
名又は名称等が読み上げられ、電話に出る前に瞬時に相
手の特定ができる。この一連の処理(S91→S92→
S93→S94)は、上述した呼び出し音(着信音)を
鳴動させる処理のうちの(b)電話帳に登録されている
着信音を鳴らす処理である。
【0101】上記ステップS93の判別で、番号通知が
ない場合又は通知された番号が電話帳に登録されていな
い場合には、標準の着信音を鳴らし(ステップS9
5)、本受信確認処理を終了する。この一連の処理(S
91→S92→S93→S95)は、上述した呼び出し
音(着信音)を鳴動させる処理のうちの(a)標準の着
信音を鳴らす処理である。
【0102】上記ステップS91で、通話モードである
場合には、文字データや曲データの受信があるか否かを
判別し(ステップS96)、受信がない場合には、本受
信確認処理を終了する一方、受信がある場合には、受信
した文字データや曲データをRAM14に記憶すると共
に表示器16に受信した旨の表示をする(ステップS9
7)。この場合、受信したデータが文字データである場
合には、表示器16に文字データを表示するようにして
もよい。
【0103】次に、受信したデータが曲データのみであ
るか否かを判別し(ステップS98)、曲データのみで
ある場合には、当該曲データの発音出力を実行し(ステ
ップS99)、本受信確認処理を終了する。この一連の
処理(S91→S96→S97→S98→S99)は、
上述した呼び出し音(着信音)を鳴動させる処理のうち
の(c)通信相手から曲データのみを受信したときに、
呼び出し音として当該曲データを発音出力する処理であ
る。
【0104】上記ステップS98で、曲データのみでな
い場合には、自機に文字データの自動音声化の設定がさ
れているか否かを判別し(ステップS100)、文字デ
ータの自動音声化の設定がされていない場合には、ステ
ップS99に進み、曲データの発音出力のみを実行し、
文字データの自動音声化の設定がされている場合には、
文字データに曲データの選択が設定されているか否かを
判別する(ステップS101)。文字データに曲データ
の選択が設定されている場合には、文字データを音声デ
ータに変換し、選択された曲データに基づいて該音声デ
ータの音高及び音長を決定し、該決定された音声データ
及び曲データを発音出力して(ステップS102)、本
受信確認処理を終了する。これにより、携帯電話機1に
歌を歌わせることができる。この一連の処理(S91→
S96→S97→S98→S100→S101→S10
2)は、上述した呼び出し音(着信音)を鳴動させる処
理のうちの(d)通信相手から文字データ及び曲データ
を受信したときに、文字データを音声データに変換し選
択された曲データで音高及び音長を決定して発音出力す
る処理である。
【0105】上記ステップS101で、文字データに曲
データの選択が設定されていない場合には、文字データ
を音声データに変換し、該変換された音声データのみを
発音出力して(ステップS103)、本受信確認処理を
終了する。これにより、電子メールを読み上げることが
できる。この一連の処理(S91→S96→S97→S
98→S100→S101→S103)は、上述した呼
び出し音(着信音)を鳴動させる処理のうちの(e)通
信相手から文字データ及び曲データを受信したときに、
曲データは発音出力せずに、文字データのみを音声デー
タに変換して発音出力する処理である。
【0106】図11は、携帯電話機1で歌唱機能及び読
み上げ機能を実現するための制御処理を示すブロック図
である。
【0107】まず、この制御処理の概要を説明する。こ
の制御処理では、歌詞入力(自動作詞)部34から歌詞
データが、メロディ入力(自動作曲)部35からメロデ
ィデータが、曲データ記憶部40を介して歌唱音源部4
1に供給され、歌唱音源部41が該供給された歌詞デー
タとメロディデータとに基づいて歌唱音声波形を合成
し、歌を歌う。これにより、歌唱機能が実現される。
【0108】また、この制御処理では、メール受信部3
9又はWEBブラウザ部40からテキストデータが歌唱
音源部41に供給され、歌唱音源部41が該供給された
テキストデータを音声データに変換し、読み上げる。こ
れにより、テキストデータの読み上げ機能が実現され
る。
【0109】次いで、この制御処理を構成する各構成部
を詳細に説明する。
【0110】同図において、作詞データ入力部31は、
自動作詞する場合に作詞したい音楽ジャンル、場面又は
登場人物等からなる作詞用データを歌詞入力(自動作
詞)部34に供給し、作曲用データ入力部32は、自動
作曲する場合に作曲用データをメロディ入力(自動作
曲)部35に供給する。
【0111】歌詞入力(自動作詞)部34は、携帯電話
機1上の操作スイッチ群12を使用して歌詞を入力する
か、又はサーバ(図示せず)からダウンロードする、通
信インターフェース、即ち電波受信部21及びアンテナ
20を経由して他の端末、例えば、携帯電話機1′や有
線通信機3からロードする、外部記憶媒体(図示せず)
からロードする若しくはROM13からロードする等に
より歌詞を入力し、ここで入力された歌詞を曲データ記
憶部37に供給する。自動作詞する場合は、上述した作
詞用データ入力部31から作詞したい音楽ジャンル、場
面又は登場人物等からなる作詞用データを入力し、自動
作詞の方法は既存技術を利用する。また、自動作詞の際
は、作詞用データの一部としてメロディ入力(自動作
曲)部35から供給されるメロディ、例えばメロディの
音符数やピッチの変化等を利用してもよい。この場合、
メロディの音符数は音節数に、ピッチの変化は単語の抑
揚に対応させるとよい。
【0112】具体的に、ユーザが携帯電話機1上の操作
スイッチ群12を使用して歌詞を入力する場合には、図
12に示すような5線表示したメロディの各音符を表示
器16に表示させ、入力したい音符の下にカーソルを移
動し、そこで歌詞を入力する。歌詞は通常ひらがなであ
り、操作スイッチ群12の各キーにひらがなを1つずつ
割り当てておき、キーを押下することにより歌詞を入力
する。
【0113】他の方法として、操作スイッチ群12の各
キーにひらがなを1行ごとに割り当てておき、例えば、
「あ」行が割り当てられているキーを押下する度に、
「あ」「い」「う」「え」「お」と順に表示が切り替わ
り、所望の語を表示させて、カーソルを次の音符の下に
移動させたときに入力された歌詞が確定される方法であ
ってもよい。
【0114】また別の方法として、歌詞だけの画面を表
示器16に表示させ、そこで歌詞をすべて入力し、その
後操作スイッチ群12の「終了」キーを押下すると自動
的に全ての音符の下に対応する歌詞が貼り付けられて、
図13に示すように歌詞が確定される方法であってもよ
い。
【0115】図11に戻り、メロディ入力(自動作曲)
部35は、上述した歌詞入力(自動作詞)部34と同様
の方法によりメロディを入力するか又は既存技術を利用
して自動作曲する。ここで入力又は作曲されたメロディ
は曲データ記憶部37に供給される。自動作曲する際は
上述した作曲用データ入力部32から作曲用データを入
力する。尚、自動作曲する際は、作曲用データの一部と
して歌詞入力(自動作詞)部34から供給される歌詞、
例えば歌詞の音節数や抑揚等を利用してもよい。この場
合、歌詞の音節数は音符数に、抑揚はピッチの変化に対
応させるとよい。
【0116】伴奏用データ入力部33は伴奏作成に使用
する各種データ(パラメータ)を伴奏生成部36に供給
し、伴奏生成部36は、当該伴奏用データ入力部33か
ら入力された伴奏用データに基づいて伴奏パートの伴奏
データを生成し、該生成された伴奏データを曲データ記
憶部37に供給する。この生成方法は既存技術を利用す
る。
【0117】曲データ記憶部37は、歌詞入力(自動作
詞)部34から供給される歌詞データ、メロディ入力
(自動作曲)部35から供給されるメロディデータ及び
伴奏生成部36から供給される伴奏データを組み合わせ
て曲データとして複数曲を記憶することができ、歌詞デ
ータを除いたメロディデータ及び伴奏データを曲データ
として曲データ再生部38に供給し、歌詞データをメロ
ディデータと共に歌唱音源部41へ供給する。
【0118】曲データ再生部38は、曲データ記憶部3
7から供給された曲データを各種状況に応じて再生す
る。各種状況の例としては、通話や電子メールの着信音
の報知音、目覚ましやスケジューラの報知音、通話時や
留守番電話時のBGM、音楽鑑賞等がある。曲データ再
生部38は、それぞれの状況に応じて異なる曲データを
再生するようにしてもよい。
【0119】メール受信部39は、他の端末、例えば携
帯電話機1′からの電子メールを受信し、その内容、例
えばテキストデータを表示する。その際、必要に応じ
て、テキストデータを歌唱音源部41へ供給する。
【0120】WEBブラウザ部40は、WEBサーバ
(図示せず)からHTMLファイルを受信し、その内
容、例えばテキストデータ、画像データ又は音声データ
を表示又は再生する。その際、必要に応じて、テキスト
データを歌唱音源部41へ供給する。
【0121】歌唱音源部41は、特開平10−3199
56号公報に開示されているフォルマント音源等の人声
音の合成を可能にする音源であり、曲データ記憶部37
から供給された歌詞データとメロディデータに基づいて
歌唱音声波形を合成し、歌を歌う。また、歌唱音源部4
1は、メール受信部39やWEBブラウザ部40から受
信したテキストデータを読み上げることができ、これと
同時にメロディデータをBGMとして再生することもで
きる。即ち、歌唱音源部41は、歌詞データやテキスト
データを音声データに変換する音源である。尚、歌唱音
源部41は、フォルマント音源以外の波形重畳法を利用
した音源や波形重畳法に大量の自然音声の韻律を解析し
てモデリングすると共にピッチ(声の高さ)を細かく制
御する方式を組み合わせたような音源でもよい。
【0122】曲データ送信部42は、曲データ記憶部3
7に記憶されている曲データを各種状況に応じて外部へ
送信する。各種状況の例としては、曲データを電子メー
ルに添付して他の端末(例えば携帯通信端末やPC)、
サーバ等へ送信する、又はFTP(File Transfer Prot
ocol)により曲データをサーバへ送信する等がある。サ
ーバに曲データを送信する場合には、曲データは他者が
ダウンロードしたり、コンテストに応募する等の用途に
利用することができる。
【0123】オーディオ変換部43は歌唱音源部41か
らのオーディオ波形をPCM(pulse code modulatio
n)方式等のオーディオデータに変換し、該オーディオ
データを曲データ送信部42に供給する。この変換の際
にデータ圧縮ができるので、曲データを送信するときに
は送信データ容量を少なくするためにデータ圧縮するの
が好ましい。
【0124】以上の本実施の形態によれば、RAM14
が文字データ(歌詞データを含む)を記憶し、楽音及び
音声生成用音源24がこの記憶された文字データを音声
データに変換し、楽音及び音声用スピーカ26がこの変
換された音声データを発音出力するので、携帯電話機1
は入力された文字データを読み上げることができる。こ
の読み上げ機能により、入力された文字データの表示を
見ることなくその文字データの内容を理解することがで
きる。さらに、言葉の不自由な人との会話や目の不自由
な人による受信した電子メールの内容の理解が容易にな
る。また、電話帳に登録されている電話をかけてきた相
手の名前(文字データ)を読み上げることができ、電話
をかけてきた相手を瞬時に且つ確実に特定することがで
きる。
【0125】尚、文字データは、操作スイッチ群12を
使用して入力した文字データに限らず、サーバ等の外部
装置からダウンロードした文字データや受信した電子メ
ールの文字データであってもよい。読み上げられた文字
データを電子メールに添付して送信することやRAM1
4に記憶できることは言うまでもない。
【0126】また、RAM14が曲データの音高データ
及び音長データを記憶し、CPU11が該音高データ及
び音長データに基づいて楽音及び音声用スピーカ26で
発音する音声データ、即ち文字データ(例えば歌詞デー
タ)から変換された音声データを制御し、楽音及び音声
用スピーカ26が当該制御された音声データを曲データ
と共に発音するので、携帯電話機1に歌を歌わせること
ができる。この歌は着信メロディとして使用することが
でき、電子メールに添付して送信することもできる。こ
れによりユーザの個性をより一層出すことができる。
【0127】さらに、電波受信器21が着信信号を受信
したときに、楽音及び音声用スピーカ26が文字データ
から変換された音声データを発音出力するので、着信信
号を受信したときに、携帯電話機1は入力された文字デ
ータを読み上げることができる。この読み上げ機能によ
り、電話帳に登録されている電話をかけてきた相手の名
前(文字データ)を読み上げることができ、電話をかけ
てきた相手を瞬時に且つ確実に特定することができる。
【0128】また、電波受信器21が着信信号を受信し
たときに、楽音及び音声用スピーカ26がCPU11で
制御された音声データを曲データと共に発音するので、
着信信号を受信したときに、携帯電話機1に歌を歌わせ
ることができる。これによりユーザの個性をより一層出
すことができる。
【0129】本実施の形態では、発音出力するために文
字データを音声データに変換したが、CPU11がこれ
とは逆の機能、即ち、マイクロフォン17を介して入力
された音声を文字データに変換する機能を備えていても
良い。このとき変換された文字データをRAM14に記
憶できることや表示器16に表示できることは言うまで
もない。
【0130】尚、上述した実施の形態の機能を実現する
ソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体を、シス
テム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピ
ュータ(又はCPU11やMPU)が記憶媒体に記憶さ
れたプログラムを読出し実行することによっても、本発
明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0131】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、
そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成する
ことになる。
【0132】このプログラムを供給するための記憶媒体
としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、
ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−
ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカー
ド、ROM6等を用いることができる。
【0133】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
通信装置及び請求項5の記憶媒体によれば、文字データ
が記憶され、この記憶された文字データが変換音声デー
タに変換され、この変換された変換音声データが発音さ
れるので、入力された文字データを読み上げることがで
きる。この読み上げ機能により、入力された文字データ
の表示を見ることなくその文字データの内容を理解する
ことができる。さらに、言葉の不自由な人との会話や目
の不自由な人による受信した電子メールの内容の理解が
容易になる。また、電話帳に登録されている電話をかけ
てきた相手の名前(文字データ)を読み上げることがで
き、電話をかけてきた相手を瞬時に且つ確実に特定する
ことができる。
【0134】請求項2の通信装置によれば、着信信号を
受信したときには、変換された変換音声データが発音さ
れるので、着信信号を受信したときに入力された文字デ
ータを読み上げることができる。また、電話帳に登録さ
れている電話をかけてきた相手の名前(文字データ)を
読み上げることができ、電話をかけてきた相手を瞬時に
且つ確実に特定することができる。
【0135】請求項3の通信装置によれば、曲データ
は、少なくとも、音高データ列及び該各音高データの各
発音時間を示す音長データ列からなり、更に曲データは
記憶され、変換された変換音声データは、曲データ中対
応する音高データ及び音長データに基づいて歌唱させて
発音されるので、歌を歌わせることができる。これによ
りユーザの個性をより一層出すことができる。
【0136】請求項4の通信装置によれば、着信信号を
受信したときに、前記変換音声データが歌唱されて発音
されるので、着信信号を受信したときに歌を歌わせるこ
とができる。これによりユーザの個性をより一層出すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る通信装置が他の通
信装置と通信するときに必要なシステム構成の一例を示
す図である。
【図2】 図1に示す通信装置としての携帯電話機1の
概略構成を示すブロック図である。
【図3】 図1の携帯電話機1により実現される機能の
概略を示すブロック図である。
【図4】 図2に示すCPU11が実行するメインルー
チンの手順を示すフローチャートである。
【図5】 図4におけるステップS2の一般操作処理サ
ブルーチンの詳細な手順を示すフローチャートである。
【図6】 図4におけるステップS3の設定変更処理サ
ブルーチンの詳細な手順を示すフローチャートである。
【図7】 図4におけるステップS3の設定変更処理サ
ブルーチンの詳細な手順を示すフローチャートである。
【図8】 図7におけるステップS62の電話帳設定処
理の詳細な手順を示すフローチャートである。
【図9】 図8の電話帳設定処理によって表示器16に
表示される表示の一例を示す図である。
【図10】 図4におけるステップS4の受信確認処理
サブルーチンの詳細な手順を示すフローチャートであ
る。
【図11】 携帯電話機1で歌唱機能及び読み上げ機能
を実現するための制御処理を示すブロック図である。
【図12】 メロディの各音符を入力したときの表示器
16の表示の一例を示す図である。
【図13】 全ての音符の下に対応する歌詞が貼り付け
られたときの表示器16の表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 CPU 12 操作スイッチ群 13 ROM 14 RAM(記憶手段) 15 タイマ 16 表示器 17 マイクロフォン 18 A/D変換器 19 電波発信機(通信手段) 20 アンテナ(通信手段) 21 電波受信機(通信手段) 22,25 D/A変換器 23 音声用スピーカ 24 楽音及び音声生成用音源(音声データ変換手段) 26 楽音及び音声用スピーカ(音声データ発音手段) 30 外部入力インターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D045 AA20 5D378 MM12 MM96 QQ01 QQ05 5K027 AA11 EE00 EE15 FF03 FF25 HH19 HH23 HH29

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置からの着信信号を受信すると共
    に前記外部装置との間で、曲データを含む音声データ及
    び文字データによる通信を行う通信手段を備える通信装
    置において、 前記文字データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された文字データを前記音声データ
    に変換する音声データ変換手段と、 前記音声データ変換手段で変換された変換音声データを
    発音する変換音声データ発音手段とを備えることを特徴
    とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記通信手段が前記着信信号を受信した
    ときには、前記変換音声データ発音手段が前記変換され
    た変換音声データを発音することを特徴とする請求項1
    記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記曲データは、少なくとも、音高デー
    タ列及び該各音高データの各発音時間を示す音長データ
    列からなり、 前記記憶手段は、更に前記曲データを記憶し、 前記変換音声データ発音手段は、前記変換された変換音
    声データを、前記曲データ中対応する音高データ及び音
    長データに基づいて歌唱させて発音することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記変換音声データ発音手段は、前記通
    信手段が前記着信信号を受信したときに、前記変換音声
    データを歌唱させて発音することを特徴とする請求項3
    記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 外部装置からの着信信号を受信すると共
    に前記外部装置との間で、曲データを含む音声データ及
    び文字データによる通信を行う通信装置に使用されるプ
    ログラムを記憶した記憶媒体において、 前記文字データを記憶する記憶モジュールと、 前記記憶モジュールで記憶された文字データを前記音声
    データに変換する音声データ変換モジュールと、 前記音声データ変換モジュールで変換された変換音声デ
    ータを発音させる変換音声データ発音モジュールとを備
    えるプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2017156495A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 ヤマハ株式会社 歌詞生成装置および歌詞生成方法

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