JP2001127900A - 通信装置、電話機および通信処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

通信装置、電話機および通信処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2001127900A
JP2001127900A JP30457699A JP30457699A JP2001127900A JP 2001127900 A JP2001127900 A JP 2001127900A JP 30457699 A JP30457699 A JP 30457699A JP 30457699 A JP30457699 A JP 30457699A JP 2001127900 A JP2001127900 A JP 2001127900A
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Japan
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voice
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JP30457699A
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English (en)
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Shigeki Sato
佐藤  茂樹
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力または出力として音声を用いるとともに
記憶容量の小さい記憶装置を使用して、通信サービスを
行うサーバと通信することができる通信装置および通信
処理プログラムを記録した記録媒体を提供することであ
る。 【解決手段】 送信側では、音声入力装置1に入力され
た音声が音声認識手段2でテキストデータに変換され
る。テキストデータは、一旦テキストデータ記憶装置3
に記憶され、メールサーバ接続手段4により電子メール
の内容として送信される。受信側では、メールサーバ接
続手段4で受信した電子メールの内容がテキストデータ
記憶手段3に記憶される。電子メールの内容は音声合成
手段5により音声に変換され、音声出力装置6から出力
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信装置、電話機お
よび通信処理プログラムを記録した記録媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の電話機等の通信装置において音声
による通信を行う場合には、例えば特開平4−3100
47号公報に記載されているように、通信回線を通じて
音声信号が伝達される。
【0003】一方、特開平7−311899号公報に
は、飛行場運航票管理システムという限られた利用形態
において、音声をテキストデータに変換して飛行機のパ
イロットと管制官との間の通信に用いる例が記載されて
いる。
【0004】また、現在、携帯電話機は、インターネッ
ト等の通信ネットワークに接続してテキストデータを電
子メールで送受信する機能を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話機のように重
量、大きさおよび消費電力が制限され、メモリの記憶容
量が極めて限定されたものとなる場合には、情報量の多
い音声信号をそのまま記憶することは困難である。
【0006】一方、特開平7−311899号公報に記
載されている飛行場運航票管理システムでは、既存の通
信ネットワークとの互換性がなかった。
【0007】また、携帯電話機によりインターネット等
の通信ネットワークを介して電子メールの通信を行う際
には、プッシュボタンの操作により文字を入力するた
め、電子メールの作成に手間がかかる。
【0008】本発明の目的は、入力または出力として音
声を用いるとともに記憶容量の小さい記憶装置を使用し
て、通信サービスを行うサーバと通信することができる
通信装置および通信処理プログラムを記録した記録媒体
を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、テキストデータで伝
送される音声について音声の性質または背景に流れる音
を音声と一緒に伝達することができる通信装置および通
信処理プログラムを記録した記録媒体を提供することで
ある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、留守番電話機
能の伝言メッセージまたは応答メッセージを記憶するた
めに記憶容量の小さな記憶装置を有する電話機を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1)第1の発明 第1の発明に係る通信装置は、通信ネットワークを介し
て電子メールサーバに接続される通信装置であって、入
力された音声に基づいてテキストデータを生成するテキ
ストデータ生成手段と、テキストデータ生成手段により
生成されたテキストデータを記憶する記憶手段と、記憶
手段に記憶されたテキストデータを通信ネットワークを
介して電子メールサーバに送信するサーバ接続手段とを
備えたものである。
【0012】本発明に係る通信装置においては、音声が
入力されると、入力された音声に基づいてテキストデー
タ生成手段によりテキストデータが生成される。テキス
トデータ生成手段により生成されたテキストデータは、
一旦記憶手段に記憶された後、サーバ接続手段により電
子メールサーバに送信される。それにより、電子メール
の通信ネットワークにおいて、音声をテキストデータと
して伝送することができる。また、音声がテキストデー
タで記憶されるため、記憶されるデータ量を大幅に削減
することができ、入力として音声を用いながら記憶容量
の小さい記憶手段を使用することができる。
【0013】(2)第2の発明 第2の発明に係る通信装置は、通信ネットワークを介し
て電子掲示板用サーバに接続される通信装置であって、
入力された音声に基づいてテキストデータを生成するテ
キストデータ生成手段と、テキストデータ生成手段によ
り生成されたテキストデータを記憶する記憶手段と、記
憶手段に記憶されたテキストデータを通信ネットワーク
を介して電子掲示板用サーバに送信するサーバ接続手段
とを備えたものである。
【0014】本発明に係る通信装置においては、音声が
入力されると、入力された音声に基づいてテキストデー
タ生成手段によりテキストデータが生成される。テキス
トデータ生成手段により生成されたテキストデータは、
一旦記憶手段に記憶された後、サーバ接続手段により電
子掲示板用サーバの通信ネットワークにおいて、音声を
掲示板に掲載するテキストデータとして伝送することが
できる。また、音声がテキストデータで記憶されるた
め、記憶されるデータ量を大幅に削減することができ、
入力として音声を用いながら記憶容量の小さい記憶手段
を使用することができる。
【0015】(3)第3の発明 第3の発明に係る通信装置は、第1または第2の発明に
係る通信装置の構成において、記憶手段に記憶されたテ
キストデータに対応する音声を生成する音声生成手段を
さらに備えたものである。
【0016】この場合、伝送しようとしているテキスト
データを音声生成手段により生成された音声によって確
認することができる。
【0017】(4)第4の発明 第4の発明に係る通信装置は、通信ネットワークを介し
て電子メールサーバに接続される通信装置であって、電
子メールサーバから通信ネットワークを介してテキスト
データを受信するサーバ接続手段と、サーバ接続手段に
より受信されたテキストデータを記憶する記憶手段と、
記憶手段に記憶されたテキストデータが示す音声を生成
する音声生成手段とを備えたものである。
【0018】本発明に係る通信装置においては、電子メ
ールサーバからサーバ接続手段によりテキストデータが
受信される。サーバ接続手段により受信されたテキスト
データは、一旦記憶手段に記憶された後、音声生成手段
により音声に変換されて出力される。それにより、電子
メールの通信ネットワークにおいてテキストデータとし
て伝送された音声を出力することができる。また、音声
がテキストデータで記憶されるため、出力として音声を
用いながら記憶容量の小さい記憶手段を使用することが
できる。
【0019】(5)第5の発明 第5の発明に係る通信装置は、通信ネットワークを介し
て電子ニュースサーバに接続される通信装置であって、
電子ニュースサーバから通信ネットワークを介してテキ
ストデータを受信するサーバ接続手段と、サーバ接続手
段により受信されたテキストデータを記憶する記憶手段
と、記憶手段に記憶されたテキストデータが示す音声を
生成する音声生成手段とを備えたものである。
【0020】本発明に係る通信装置においては、電子ニ
ュースサーバからサーバ接続手段によりテキストデータ
が受信される。サーバ接続手段により受信されたテキス
トデータは、一旦記憶手段に記憶された後、音声生成手
段により音声に変換されて出力される。それにより、電
子ニュースサーバの通信ネットワークにおいてテキスト
データとして伝送されたニュースを音声で出力すること
がでる。また、音声がテキストデータで記憶されるた
め、出力として音声を用いながら記憶容量の小さい記憶
手段を使用することができる。
【0021】(6)第6の発明 第6の発明に係る通信装置は、音声により表現される文
字または文字列を示す音声情報および音声の性質を示す
制御コマンドを含むテキストデータを受信する受信手段
と、受信手段により受信されたテキストデータから制御
コマンドを抽出する制御コマンド抽出手段と、制御コマ
ンド抽出手段により抽出された制御コマンドに基づいて
音声の性質を設定しつつ受信手段により受信されたテキ
ストデータの音声情報に基づいて音声を生成する音声生
成手段とを備えたものである。
【0022】本発明に係る通信装置においては、受信手
段により受信されたテキストデータから制御コマンド抽
出手段により制御コマンドが抽出され、音声生成手段に
より生成される音声の性質が制御コマンドに基づいて設
定される。それにより、テキストデータを所望の性質を
持った音声で通信装置から出力させることができる。
【0023】(7)第7の発明 第7の発明に係る通信装置は、第6の発明に係る通信装
置の構成において、音声生成手段は、受信手段により受
信されたテキストデータの音声情報に基づいて音声信号
を合成する音声合成手段と、制御コマンド抽出手段によ
り抽出された制御コマンドに基づいて音声合成手段によ
り合成される音声信号の波形を制御する音声制御手段
と、音声合成手段により合成された音声信号に応じて音
声を出力する音声出力手段とを含むものである。
【0024】この場合、音声制御手段により音声合成手
段で合成される音声信号の波形が制御される。それによ
り、音声信号を所望の音声の性質に合わせて合成するこ
とができ、制御コマンドにより音声出力手段から出力さ
れる音声の性質を制御することができる。
【0025】(8)第8の発明 第8の発明に係る通信装置は、音声により表現される文
字または文字列を示す音声情報および背景音を示す背景
音指定コマンドを含むテキストデータを受信する受信手
段と、受信手段により受信されたテキストデータから背
景音指定コマンドを抽出する背景音指定コマンド抽出手
段と、受信手段により受信されたテキストデータの音声
情報に基づいて音声を生成しかつ背景音指定コマンド抽
出手段により抽出された背景音指定コマンドに基づいて
背景音を生成する音声背景音生成手段とを備えたもので
ある。
【0026】本発明に係る通信装置においては、受信手
段により受信されたテキストデータから背景音指定コマ
ンド抽出手段により背景音指定コマンドが抽出される。
音声背景音生成手段により音声が音声情報に基づいて生
成されるとともに背景音が背景音指定コマンドに基づい
て生成される。それにより、テキストデータに基づいて
音声を出力させつつ、送信側で指定された背景音を背景
音指定コマンドにより受信側で知得して流すことができ
る。
【0027】(9)第9の発明 第9の発明に係る通信装置は、第8の発明に係る通信装
置の構成において、音声背景音生成手段は、受信手段に
より受信されたテキストデータの音声情報に基づいて音
声信号を合成する音声合成手段と、複数の背景音に対応
する複数の背景音信号を記憶する記憶手段と、背景音指
定コマンド抽出手段により抽出された背景音指定コマン
ドに応じて記憶手段に記憶された複数の背景音信号のう
ちいずれかを選択する選択手段と、音声合成手段により
合成された音声信号および選択手段により選択された背
景音信号に基づいて音声および背景音を出力する音声背
景音出力手段とを備えたものである。
【0028】この場合、記憶手段により予め複数の背景
音に対応する背景音信号が複数記憶されており、選択手
段により複数の背景音信号のうちの一つが選択される。
背景音指定コマンドは記憶手段に記憶されている複数の
背景音信号の中の1つを選択するための情報であるた
め、背景音を流させるために要するデータ量を少なくす
ることができる。
【0029】(10)第10の発明 第10の発明に係る通信装置は、音声により表現される
文字または文字列を示すテキストデータを生成するテキ
ストデータ生成手段と、テキストデータ生成手段により
生成されたテキストデータに音声の性質を示す制御コマ
ンドをテキストデータの形式で挿入する制御コマンド挿
入手段と、制御コマンド挿入手段により制御コマンドが
挿入されたテキストデータを送信する送信手段とを備え
たものである。
【0030】本発明に係る通信装置においては、送信手
段により送信されるテキストデータには、制御コマンド
挿入手段により制御コマンドが挿入される。それによ
り、テキストデータの受信側で、受信したテキストデー
タをどのような性質の音声で出力すればよいかを制御コ
マンドから知ることができるようになる。その結果、送
信側で性質の異なる音声を指定して伝送することができ
るようになる。
【0031】(11)第11の発明 第11の発明に係る通信装置は、音声により表現される
文字または文字列を示すテキストデータを生成するテキ
ストデータ生成手段と、テキストデータ生成手段により
生成されたテキストデータに背景音を示す背景音指定コ
マンドをテキストデータの形式で挿入する背景音指定コ
マンド挿入手段と、背景音指定コマンド挿入手段により
背景音指定コマンドが挿入されたテキストデータを送信
する送信手段とを備えたものである。
【0032】本発明に係る通信装置においては、送信手
段により送信されるテキストデータには、背景音指定コ
マンド挿入手段により背景音指定コマンドが挿入され
る。それにより、テキストデータの受信側で、どのよう
な背景音を流せばよいかを背景音指定コマンドから知る
ことができる。その結果、出力される音声の背景に流す
所望の背景音を送信側で指定することができるようにな
る。
【0033】(12)第12の発明 第12の発明に係る電話機は、電話回線を通じて受信し
た音声信号を伝言メッセージとして記録する留守番電話
機能を有する電話機であって、留守番電話機能の作動時
に、受信された音声信号に対応するテキストデータを出
力するテキストデータ出力手段と、テキストデータ出力
手段から出力されたテキストデータを記憶する記憶手段
と、記憶手段に記憶されたテキストデータを伝言メッセ
ージとして出力するメッセージ出力手段とを備えたもの
である。
【0034】本発明に係る電話機においては、伝言メッ
セージとして受信された音声信号がテキストデータで記
憶手段に記憶される。それにより、伝言メッセージを記
憶するための記憶容量を削減することができる。
【0035】(13)第13の発明 第13の発明に係る電話機は、第12の発明に係る電話
機の構成において、メッセージ出力手段は、記憶手段に
記憶されたテキストデータに対応する音声を生成する音
声生成手段を含むものである。この場合、伝言メッセー
ジの内容を音声により利用者に伝達することができる。
【0036】(14)第14の発明 第14の発明に係る電話機は、第12の発明に係る電話
機の構成において、メッセージ出力手段は、記憶手段に
記憶されたテキストデータを表示する表示手段を含むも
のである。この場合、伝言メッセージの内容を表示手段
の表示により利用者に伝えることができる。
【0037】(15)第15の発明 第15の発明に係る電話機は、電話回線を通じて受信し
た音声信号を伝言メッセージとして記録する留守番電話
機能を有する電話機であって、テキストデータを入力す
るテキストデータ入力手段と、テキストデータ入力手段
により入力されたテキストデータを記憶する記憶手段
と、記憶手段に記憶されたテキストデータに対応する音
声信号を合成する音声合成手段と、留守番電話機能の作
動時に、音声合成手段により合成された音声信号を応答
メッセージとして電話回線を通じて送信する送信手段と
を備えたものである。
【0038】本発明に係る電話機においては、応答メッ
セージとして送信すべき音声信号がテキストデータで記
憶手段に記憶される。それにより、応答メッセージを記
憶するための記憶容量を削減することができる。
【0039】(16)第16の発明 第16の発明に係る電話機は、第15の発明に係る電話
機の構成において、テキストデータ入力手段は、入力さ
れた音声に基づいてテキストデータを生成するテキスト
データ生成手段を含むものである。
【0040】この場合、応答メッセージの内容を音声を
用いて作成することができるので応答メッセージの作成
が容易になる。
【0041】(17)第17の発明 第17の発明に係る電話機は、第15の発明に係る電話
機の構成において、テキストデータ入力手段は、スイッ
チを含みかつスイッチの操作によりテキストデータを生
成するテキストデータ生成手段を含むものである。
【0042】この場合、応答メッセージの内容をスイッ
チの操作により確実に入力できる。
【0043】(18)第18の発明 第18の発明に係る通信処理プログラムを記録した記録
媒体は、記憶装置および演算処理装置を有しかつ通信ネ
ットワークを介してサーバに接続される通信装置におい
て演算処理装置に通信処理を行わせる通信処理プログラ
ムを記録した記録媒体であって、通信処理プログラム
は、通信装置に入力された音声に基づいてテキストデー
タを生成する処理と、生成されたテキストデータを記憶
装置に記憶する処理と、記憶装置に記憶されたテキスト
データを通信ネットワークを介してサーバに送信する処
理とを、演算処理装置に実行させるものである。
【0044】本発明に係る通信処理プログラムを記録し
た記録媒体においては、通信処理プログラムを演算処理
装置で実行させることにより、入力された音声からテキ
ストデータを生成した処理が行われる。生成されたテキ
ストデータは、一旦記憶装置に記憶させた後、サーバに
送信される処理が行われる。それにより、汎用の通信ネ
ットワークにおいて、音声をテキストデータとして転送
することができる。また、音声がテキストデータで記憶
されるため、記憶されるデータ量を大幅に削減すること
ができ、入力として音声を用いながら記憶容量の小さい
記憶装置を使用することができる。
【0045】(19)第19の発明 第19の発明に係る通信処理プログラムを記録した記録
媒体は、記憶装置および演算処理装置を有しかつ通信ネ
ットワークを介してサーバに接続される通信装置におい
て演算処理装置に通信処理を行わせる通信処理プログラ
ムを記録した記録媒体であって、通信処理プログラム
は、サーバから通信ネットワークを介してテキストデー
タを受信する処理と、受信されたテキストデータを記憶
装置に記憶する処理と、記憶装置に記憶されたテキスト
データに対応する音声を生成する処理とを、演算処理装
置に実行させるものである。
【0046】本発明に係る通信処理プログラムを記録し
た記録媒体においては、通信処理プログラムを演算処理
装置で実行させることにより、サーバからテキストデー
タが受信される処理が行われる。受信されたテキストデ
ータは、一旦記憶装置に記憶させた後、テキストデータ
に対応する音声が出力される処理が行われる。それによ
り、汎用の通信ネットワークにおいてテキストデータと
して伝送された音声を出力することができる。また、音
声がテキストデータで記憶されるため、出力として音声
を用いながら記憶容量の小さい記憶装置を使用すること
ができる。
【0047】(20)第20の発明 第20の発明に係る通信処理プログラムを記録した記録
媒体は、第18または第19の通信処理プログラムを記
憶した記憶媒体において、サーバは、電子メールサー
バ、電子ニュースサーバまたは電子掲示板用サーバであ
る。
【0048】この場合、通信装置で電子メール、電子ニ
ュースまたは電子掲示板のサービスを受けることができ
る。
【0049】(21)第21の発明 第21の発明に係る通信処理プログラムを記録した記録
媒体は、演算処理装置を有する通信装置において演算処
理装置に通信処理を行わせる通信処理プログラムを記録
した記録媒体であって、通信処理プログラムは、音声に
より表現される文字または文字列を示す音声情報および
音声の性質を示す制御コマンドを含むテキストデータを
受信する処理と、受信されたテキストデータから制御コ
マンドを抽出する処理と、抽出された制御コマンドに基
づいて音声の性質を設定しつつテキストデータの音声情
報に基づいて音声を生成する処理とを、演算処理装置に
実行させるものである。
【0050】本発明に係る通信処理プログラムを記録し
た記録媒体においては、通信処理プログラムを演算処理
装置で実行させることにより、受信されたテキストデー
タから制御コマンドが抽出される。生成される音声の性
質が制御コマンドに基づいて設定され、テキストデータ
が示す文字または文字列を所望の性質を持った音声で通
信装置から出力させることができる。
【0051】(22)第22の発明 第22の発明に係る通信処理プログラムを記録した記録
媒体は、演算処理装置を有する通信装置において演算処
理装置に通信処理を行わせる通信処理プログラムを記録
した記録媒体であって、通信処理プログラムは、音声に
より表現される文字または文字列を示す音声情報および
背景音を示す背景音指定コマンドを含むテキストデータ
を受信する処理と、受信されたテキストデータから背景
音指定コマンドを抽出する処理と、テキストデータの音
声情報に基づいて音声を出力するとともに抽出された背
景音指定コマンドに基づいて背景音を出力する処理と
を、演算処理装置に実行させるものである。
【0052】本発明に係る通信処理プログラムを記録し
た記録媒体においては、通信処理プログラムを演算処理
装置で実行させることにより、受信されたテキストデー
タから背景音指定コマンドが抽出される。送信側で指定
された背景音が背景音指定コマンドに基づいて受信側で
知得される。それにより、テキストデータが示す文字ま
たは文字列を音声で出力させつつ送信側で指定された背
景音を流すことができる。
【0053】(23)第23の発明 第23の発明に係る通信処理プログラムを記録した記録
媒体は、演算処理装置を有する通信装置において演算処
理装置に通信処理を行わせる通信処理プログラムを記録
した記録媒体であって、通信処理プログラムは、音声に
より表現される文字または文字列を示すテキストデータ
を生成する処理と、生成されたテキストデータに音声の
性質を示す制御コマンドをテキストデータの形式で挿入
する処理と、制御コマンドが挿入されたテキストデータ
を送信する処理とを、演算処理装置に実行させるもので
ある。
【0054】本発明に係る通信処理プログラムを記録し
た記録媒体においては、通信処理プログラムを演算処理
装置で実行させることにより、送信したテキストデータ
に制御コマンドを挿入することができる。それにより、
テキストデータを受信する側で、どのような性質の音声
で出力すればよいかを制御コマンドから知ることができ
るようになる。その結果、送信側で性質の異なる音声を
指定して伝送することができるようになる。
【0055】(24)第24の発明 第24の発明に係る通信処理プログラムを記録した記録
媒体は、演算処理装置を有する通信装置において演算処
理装置に通信処理を行わせる通信処理プログラムを記録
した記録媒体であって、通信処理プログラムは、音声に
より表現される文字または文字列を示すテキストデータ
を生成する処理と、生成されたテキストデータに背景音
を示す背景音指定コマンドをテキストデータの形式で挿
入する処理と、背景音指定コマンドが挿入されたテキス
トデータを送信する処理とを、演算処理装置に実行させ
るものである。
【0056】本発明に係る通信処理プログラムを記録し
た記録媒体においては、通信処理プログラムを演算処理
装置で実行させることにより、送信するテキストデータ
に背景音指定コマンドを挿入することができる。それに
より、テキストデータを受信する側で、どのような音を
背景に流せばよいかを背景音指定コマンドから知ること
ができる。その結果、受信側で出力される音声の背景に
流す所望の音を送信側で指定することができるようにな
る。
【0057】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明の第1の実施の形態における電話機の構成を示すブロ
ック図である。
【0058】図1の電話機10は、音声入力装置1、音
声認識手段2、テキストデータ記憶装置3、メールサー
バ接続手段4、音声合成手段5、音声出力装置6、ボタ
ンスイッチ7、制御手段8および表示装置9を備える。
【0059】音声入力装置1は、電話機10の利用者の
音声を音声信号に変換して出力する。音声入力装置1
は、例えばマイクロフォンで構成される。
【0060】音声認識手段2は、音声入力装置1から出
力された音声信号を用いて音声の認識を行い、音声に対
応するテキストデータを出力する。
【0061】テキストデータ記憶装置3は、音声認識手
段2から出力されたテキストデータを記憶する。また、
テキストデータ記憶装置3は、後述するメールサーバ接
続手段4から出力されたテキストデータを記憶する。テ
キストデータ記憶装置3は、例えばメモリで構成され
る。
【0062】メールサーバ接続手段4は、テキストデー
タ記憶装置3に記憶されているテキストデータを内容と
する電子メールを作成し、作成した電子メールを電話回
線を通じてインターネットなどのテキストデータの伝送
が可能な通信ネットワーク上のメールサーバに送信す
る。また、メールサーバ接続手段4はメールサーバから
電話回線を通じて電子メールを受信し、送信されてきた
電子メールの内容からテキストデータを抽出してテキス
トデータ記憶装置3に出力する。メールサーバ接続手段
4は電子メールの送信を行うために、メールサーバの指
定された記憶領域すなわちメールボックスにアクセス可
能に構成される。
【0063】音声合成手段5は、テキストデータ記憶装
置3に記憶されているテキストデータに対応する音声信
号を合成する。音声出力装置6は、音声合成手段5から
出力された音声信号を音声に変換して出力する。音声出
力装置6は、例えばスピーカで構成される。
【0064】ボタンスイッチ7は、音声認識手段2に音
声認識を行わせるための音声認識実行信号、音声合成手
段5に音声合成を行わせるための音声合成実行信号およ
びメールサーバ接続手段4に電子メールを送信させるた
めの電子メール送信実行信号を出力する。
【0065】制御手段8は、ボタンスイッチ7から音声
認識実行信号が出力された場合に音声認識手段2を能動
化し、ボタンスイッチ7から音声合成実行信号が出力さ
れた場合に音声合成手段5を能動化する。さらに、制御
手段8は、ボタンスイッチ7から電子メール送信実行信
号が出力された場合には、テキストデータ記憶装置3に
記憶されているテキストデータを内容とする電子メール
をメールサーバ接続手段4に送信させる。表示装置9
は、制御手段8からの指示に応じて情報の表示を行う。
【0066】本実施の形態において、音声入力装置1お
よび音声認識手段2がテキストデータ生成手段を構成
し、テキストデータ記憶装置3が請求項1,2,4,
5,18,19の記憶手段および記憶装置を構成し、メ
ールサーバ接続手段4がサーバ接続手段に相当し、音声
合成手段5および音声出力装置6が請求項3〜5の音声
生成手段を構成する。
【0067】図2は、図1の電話機10によるテキスト
データの送信手順を示すフローチャートである。
【0068】まず、利用者がボタンスイッチ7を操作し
て、音声認識手段2により音声認識を行わせるための音
声認識実行信号を出力させる。制御手段8は、ボタンス
イッチ7から出力された音声認識実行信号に応答して、
音声認識手段2に音声認識を行わせる。この状態で、利
用者が音声入力装置1に音声を入力すると、入力された
音声が音声信号に変換されて音声入力装置1から音声認
識手段2に出力され、音声認識手段2により音声認識が
行われる。音声入力装置1に入力された音声に対応する
テキストデータが、音声認識手段2から出力され、テキ
ストデータ記憶装置3に記憶される(ステップS1)。
【0069】テキストデータ記憶装置3への記憶が完了
すると、制御手段8は、例えばテキストデータ記憶装置
3に予め記憶されている所定のテキストデータを音声合
成手段5に出力させ、音声合成手段5から音声信号を出
力させ、音声出力装置6から音声を出力させる。その音
声により、利用者に対しステップS1で記憶されたテキ
ストデータの確認を行うか否かの問い合わせが行われ
る。または、制御手段8からの指示によって表示装置9
にテキストデータの確認の要否を問い合わせるメッセー
ジが表示される(ステップS2)。
【0070】音声出力装置6を用いた音声による問い合
わせまたは表示装置9を用いた表示による問い合わせに
対し、利用者が確認を行う場合には、ボタンスイッチ7
で音声合成実行信号を出力させる。制御手段8は、ボタ
ンスイッチ7から出力された音声合成実行信号に応じて
テキストデータ記憶装置3に記憶されているテキストデ
ータを出力させる。制御手段8は、音声合成手段5に音
声合成を実行させ、記憶されたテキストデータを読み上
げる音声を音声出力装置6から出力させる(ステップS
3)。
【0071】音声出力装置6から出力された音声により
送信しようとしているテキストデータの確認が行われる
(ステップS4)。確認の結果、テキストデータ記憶装
置3に記憶されているテキストデータが利用者の満足す
るものであれば、ボタンスイッチ7でメールサーバ接続
手段4を動作させるための電子メール送信実行信号を出
力させる。
【0072】制御手段8は、ボタンスイッチ7から出力
された電子メール送信実行信号に応答してメールサーバ
接続手段4にテキストデータ記憶装置3のテキストデー
タを内容とする電子メールを作成させ、作成された電子
メールを送信させる(ステップS5)。
【0073】このとき例えば、メールサーバ接続手段4
は電子メールを作成するために、利用者に電子メールア
ドレス等の必要な情報の入力を促す。そのための利用者
への音声または表示による通知は、ステップS2の確認
の問い合わせと同じように行われる。利用者はボタンス
イッチ7で電子メールアドレス等の必要な情報を入力す
る。入力された情報は、制御手段8を介してメールサー
バ接続手段4に伝達される。それにより、少なくともサ
ーバのメールボックス、すなわちサーバの記憶領域が指
定される。
【0074】ステップS4における確認の結果、テキス
トデータ記憶装置3に記憶されているテキストデータが
利用者の満足するものでなければ、最初のステップS1
に戻って音声の入力からやり直す。
【0075】また、ステップS2において確認の必要が
ないと判断された場合には、ボタンスイッチ7から電子
メール送信実行信号を出力させることにより、上述のス
テップS5を行わせる。
【0076】以上のステップS1〜S5の手順を経て、
既存の電子メールサービスを行うメールサーバに接続し
て、電話機10に入力された音声が電子メールの内容と
してテキストデータで送信される。電話機10ではテキ
ストデータが記憶されるための記憶容量を大幅に削減す
ることができる。また、音声により通信される電子メー
ルの内容を確認することができ、送信する内容を正確な
ものにすることができる。
【0077】図3は図1の電話機10によるテキストデ
ータの受信手順を示すフローチャートである。
【0078】電話機10はメールサーバ接続手段4によ
りメールサーバから送信された電子メールを受信する
(ステップS11)。電子メールを受信する際にもメー
ルサーバ接続手段4に対してメールボックスを示す電子
メールアドレスを指定する。メールサーバ接続手段4
は、受信した電子メールの内容からテキストデータを抽
出してテキストデータ記憶装置3に出力する。このとき
同時に、メールサーバ接続手段4から制御手段8に電子
メールを受信したことが通知される。
【0079】制御手段8は、メールサーバ接続手段4か
ら電子メールの受信を通知されると、表示装置9を用い
て利用者に電子メールが受信されたことを通知する(ス
テップS12)。それにより、利用者はテキストデータ
が新たに送信されてきたことを認識することができる。
このとき、表示装置9に電子メールの送信者を特定する
ための情報を表示させるようにしてもよい。
【0080】新たに送信されてきたテキストデータを知
りたい場合、利用者はボタンスイッチ7から制御手段8
に音声合成実行信号を出力させる(ステップS13)。
音声合成の実行の指示を受けた制御手段8により音声合
成手段5が制御されて音声合成が行われ、音声合成手段
5から音声出力装置6に音声信号が出力され、音声出力
装置6からテキストデータを読み上げる音声が出力され
る(ステップS14)。
【0081】もし、ステップS13において、音声合声
を行わないことが指示された場合には、ステップS14
の音声の出力を行わずに終了する。
【0082】以上のステップS11〜S14の手順を経
て、既存の電子メールサービスを行うメールサーバに接
続して、電話機10で受信した電子メールの内容が音声
で出力される。電話機10ではテキストデータが記憶さ
れるため、記憶容量を大幅に削減することができる。
【0083】図4は図1の音声認識手段2、メールサー
バ接続手段4、音声合成手段5および制御手段8をソフ
トウェアにより構成する際に用いるハードウェアを示す
ブロック図である。
【0084】図10のCPU(中央演算処理装置)10
1は、ROM(リードオンリメモリ)102に記憶され
ている通信処理プログラムに従って動作し、CPU10
1がメインメモリ103でデータ処理を行うことによっ
て、音声認識手段2、メールサーバ接続手段4、音声合
成手段5および制御手段8の各機能を実現する。ここで
は、通信処理プログラムが記録される記録媒体としてR
OM102が用いられているが、通信処理プログラムを
フロッピーディスク、CD−ROM、光ディスク、ハー
ドディスク等の他の記録媒体に記録してもよい。
【0085】図5は、図1の電話機10が適用される通
信システムの構成を示す概念図である。
【0086】図5の通信システム11は、携帯電話機1
0A,10B、基地局12,15、インターネット13
およびメールサーバ14により構成される。
【0087】携帯電話機10A,10Bはそれぞれ図1
で示す構成を含んでいる。携帯電話機10A,10B
は、マイクロフォン1A,1B、プッシュボタン7A,
7B、スピーカ8A,8Bおよび液晶ディスプレイ9
A,9Bを備える。マイクロフォン1A,1Bはそれぞ
れ図1の音声入力装置1に相当し、プッシュボタン7
A,7Bはそれぞれ図1のボタンスイッチ7に相当し、
スピーカ8A,8Bはそれぞれ図1の音声出力装置6に
相当し、液晶ディスプレイ9A,9Bはそれぞれ図1の
表示装置9に相当する。携帯電話機10A,10Bは、
図1の音声認識手段2、テキストデータ記憶手段3、メ
ールサーバ接続手段4、音声合成手段5および制御手段
8を構成するソフトウェアおよびそれを実行するハード
ウェアを内蔵している。
【0088】携帯電話機10Aは基地局12を介してイ
ンターネット13に接続されており、携帯電話機10B
は基地局15を介してインターネット13に接続されて
いる。インターネット13にはメールサーバ14が接続
されており、インターネット13上での電子メールの配
信がメールサーバ14により行われる。
【0089】携帯電話機10Aが送信側であり、携帯電
話機10Bが受信側である場合について説明する。所定
のプッシュボタン7Aを押して携帯電話機10Aのマイ
クロフォン1Aに音声を入力すると、音声認識実行信号
が出力され、入力された音声は携帯電話機10Aに内蔵
された音声認識手段2(図1)によりテキストデータに
変換され、携帯電話機10Aのテキストデータ記憶装置
3(図1)に記憶される。必要がある場合には所定のプ
ッシュボタン7Aを押すことにより、スピーカ8Aまた
は液晶ディスプレイ9Aを用いてテキストデータの確認
が行われる。携帯電話機10Aのテキストデータ記憶装
置3に記憶されたテキストデータは、携帯電話機10A
のメールサーバ接続手段4(図1)により電子メールの
内容としてインターネット13に供給される。インター
ネット13に供給された電子メールは電子メールアドレ
スに従ってメールサーバ14のメールボックス、すなわ
ちメールサーバ14の指定された記憶領域に記憶され
る。
【0090】一方、携帯電話機10Bはメールサーバ接
続手段4によりメールサーバ14の指定された記憶領域
にアクセスする。それにより、メールサーバ14のメー
ルボックスから電子メールがインターネット13および
基地局15を介して受信側の携帯電話機10Bに送信さ
れる。受信側の携帯電話機10Bでは、メールサーバ接
続手段4によって携帯電話機10Aから送信されてきた
電子メールからテキストデータが抽出され、携帯電話機
10Bの音声合成手段5(図1)によりテキストデータ
から音声信号が生成されてスピーカ8Bから音声が出力
される。それにより、携帯電話機10Aから入力した音
声が、携帯電話機10Bから音声によって出力される。
【0091】ここでは、携帯電話機10Aが送信側で携
帯電話機10Bが受信側として説明したが、携帯電話機
10Bが送信側になり、携帯電話機10Aが受信側にも
なる。そのようにして、携帯電話機10A,10Bによ
りテキストデータによる音声の双方向の通信が可能にな
る。
【0092】なお、上記実施の形態では、メールサーバ
接続手段4により電子メールのサービスを行う電子メー
ルサーバに接続したが、他のサーバ接続手段を用いて、
電子ニュースの配信や電子掲示板などのサービスを行う
サーバに接続することも可能である。
【0093】電子掲示板用サーバのためのサーバ接続手
段を用いる場合には、音声入力装置に電子掲示板に掲示
する内容が音声で入力され、音声入力装置から出力され
た音声信号が音声認識手段によりテキストデータに変換
される。このようにして生成された電子掲示板に掲示す
る内容を示すテキストデータは、テキストデータ記憶装
置に記憶され、電子掲示板用サーバのためのサーバ接続
手段によりテキストデータとして送信される。それによ
り、電子掲示板の内容を音声で入力することができる。
【0094】電子ニュースを受信する場合は、電子ニュ
ースサーバ用のサーバ接続手段を用い、電子ニュースサ
ーバからニュースをテキストデータとして受信する。電
子ニュースサーバ用のサーバ接続手段によりテキストデ
ータがテキストデータ記憶装置に記憶される。テキスト
データ記憶装置に記憶されたテキストデータが音声合成
手段により音声信号に変換され、その音声信号に応じた
音声が音声出力装置から出力される。それにより、電子
ニュースを音声で聞くことができる。
【0095】(第2の実施の形態)図6は第2の実施の
形態における通信装置の構成を示すブロック図である。
【0096】図6の通信装置20は、音声入力装置1、
音声認識手段2、テキストデータ記憶装置3、メールサ
ーバ接続手段4、ボタンスイッチ7、制御手段27、表
示装置9、音声合成手段23、音声出力装置24、音デ
ータ指定装置25、音データ指示コマンド挿入手段2
6、音データ記憶装置28および音データ指示コマンド
処理手段29を備える。
【0097】通信装置20の音声入力装置1、音声認識
手段2、テキストデータ記憶装置3、メールサーバ接続
手段4、ボタンスイッチ7および表示装置9の構成につ
いては図1の電話機10と同様である。
【0098】音データ指定装置25は、例えば音声の性
別や強弱やスピードといった音声の性質を示す制御コマ
ンド、BGM(Back Ground Music ;背景音楽)や効果
音等の音声の背景に流す音(背景音)を示す背景音指定
コマンド、および通信装置20が画像表示装置を備えた
構成の場合にはアニメーションなどの動画を示す付帯コ
マンドを指定するために用いられる。以下、音声の内容
すなわち言葉自体を音声情報と呼ぶ。
【0099】音データ指示コマンド挿入手段26は、音
データ指定装置25で指定された制御コマンド、例えば
大きな声で読み上げさせたい場合には〈大きな声〉のよ
うに〈〉で括るなどして音声情報と区別できる形式のテ
キストデータにして音声情報のテキストデータに埋め込
む。例えば、背景音として所定のBGMを流したい場合
には、〈〈BGM1〉〉などの背景音指定コマンドが音
声情報のテキストデータに埋め込まれる。また、例えば
画面上で人形がおじぎをするアニメーションを表示させ
たい場合には、[アニメーション1]などの付帯コマン
ドが音声情報のテキストデータに埋め込まれる。
【0100】音声合成手段23は、後述する音データ指
示コマンド処理手段29から与えられる音声合成パラメ
ータに応じた性質の音声になるように、テキストデータ
記憶装置3に記憶されているテキストデータから音声信
号を生成させる。音声合成パラメータは、音声信号の周
波数や振幅などを示すものであって、合成される音声信
号の波形を決定するパラメータである。
【0101】音声出力装置24は、音声合成手段23か
ら出力された音声信号を音声に変換するとともに、後述
する音データ指示コマンド処理手段29から出力される
背景音信号に応じてBGMや効果音などの背景音を音声
と合わせて出力する。
【0102】制御手段27は、音データ指示コマンド挿
入手段26からの指示によりテキストデータ記憶装置3
を能動化して音データ指示コマンド挿入手段26から音
データ指示コマンドがテキストデータ記憶装置3に書き
込まれるようにする。また、制御手段27は、音データ
指示コマンド処理手段29からの指示に応じて表示装置
9への表示を行う。
【0103】制御手段27は、メールサーバ接続手段4
から電子メールの受信の通知を受けて後述する表示装置
9に電子メールの到着を示す表示を行わせるとともにメ
ールサーバ接続手段4から出力されたテキストデータが
記憶できるようにテキストデータ記憶装置3を能動化す
る。また、制御手段27は、ボタンスイッチ7から音声
合成実行信号を受けて音声合成手段23を能動化する。
【0104】音データ記憶装置28には、背景音指定コ
マンドで指定されるBGM効果音等の背景音の音声信号
(以下、背景音信号と呼ぶ)が複数記憶されている。
【0105】音データ指示コマンド処理手段29は、テ
キストデータ記憶装置3に記憶されているテキストデー
タから音データ指示コマンドを抽出する。音データ指示
コマンドには制御コマンド、背景音指定コマンドおよび
付帯コマンドが含まれるので、音データ指示コマンド処
理手段29はさらにそれらの分別を行う。そして、音デ
ータ指示コマンド処理手段29は背景音指定コマンドに
基づいて音データ記憶装置28から背景音信号を選択し
て出力させる。
【0106】本実施の形態においては、音データ指示コ
マンド処理手段29が制御コマンド抽出手段、背景音指
定コマンド抽出手段および選択手段を構成し、音声出力
装置24が音声背景音生成手段に相当し、音データ記憶
装置28が請求項9の記憶手段に相当し、音データ指示
コマンド挿入手段26が制御コマンド挿入手段および背
景音指定コマンド挿入手段を構成する。
【0107】図7は図6の通信装置20における音声に
よる通信の手順を示すフローチャートである。
【0108】まず、通信装置20が送信側で用いられて
いる場合について説明する。この場合、利用者は、まず
ボタンスイッチ7から制御手段27に対し音声認識実行
信号を出力するとともに、音声入力装置1を用いて音声
を入力し、音声入力装置1から出力された音声信号を音
声認識手段2によりテキストデータに変換させる(ステ
ップS21)。それにより、音声入力装置1に入力され
た音声がテキストデータに変換される。
【0109】次に、通信装置20において、音データ指
定装置25により音データ指定コマンドが入力される
(ステップS22)。
【0110】音声認識手段2から出力されたテキストデ
ータはテキストデータ記憶装置3に記憶される。一方、
入力された音データ指示コマンドは、音データ指示コマ
ンド挿入手段26によりテキストデータ記憶装置3に記
憶されているテキストデータに埋め込まれる(ステップ
S23)。そのために、音データ指示コマンド挿入手段
26の指示により制御手段27がテキストデータ記憶装
置3を能動化する。
【0111】通信装置20において、送信すべき音声の
入力および音データの指定が終了すると、利用者はボタ
ンスイッチ7により電子メール送信実行信号を制御手段
27に出力する。制御手段27は電子メール送信実行信
号に応じてメールサーバ接続手段4にテキストデータ記
憶装置3のテキストデータを電子メールの内容として送
信させる(ステップS24)。この場合、図6のメール
サーバ接続手段4が行う電子メールアドレス等の設定
は、図1のメールサーバ接続手段4と同様である。
【0112】次に、通信装置20が電子メールを受信す
る場合について説明する。通信装置20は、メールサー
バ接続手段4により受信された電子メールの内容からテ
キストデータを抽出してテキストデータ記憶装置3に出
力する。このとき同時に、メールサーバ接続手段4から
制御手段27に電子メールが受信されたことが通知され
る(ステップS25)。電子メール受信の通知を受けた
制御手段27は、電子メールの受信を表示装置9により
利用者に通知するとともにテキストデータ記憶装置3を
能動化する。
【0113】制御手段27の制御に従って、テキストデ
ータ記憶装置3は、メールサーバ接続手段4から出力さ
れたテキストデータを記憶する(ステップS26)。
【0114】利用者は、ボタンスイッチ7により制御手
段27に対し、音声合成実行信号を出力させる。
【0115】制御手段27は、テキストデータ記憶装置
3に記憶されているテキストデータから音データ指示コ
マンド処理手段29に音データ指示コマンドを抽出させ
る。音データ指示コマンド処理手段29は、抽出した音
データ指示コマンドに含まれる制御コマンドに基づいて
音声合成手段23の音声合成パラメータを設定する。ま
た、音データ指示コマンド処理手段29は、音データ指
示コマンドに含まれる背景音指定コマンドにより音デー
タ記憶装置28に記憶されている背景音信号を読み出し
て音声出力装置24に出力する。さらに、音データ指示
コマンド処理手段29は、音データ指示コマンドに含ま
れている付帯コマンドにより制御手段27に表示の指示
を出す。それにより、通信装置20における音データ指
示コマンドによる設定が終了する(ステップS27)。
【0116】音データ指示コマンドによる設定が終了す
ると、図6の制御手段27は、音声合成手段23にテキ
ストデータ記憶装置3に記憶されているテキストデータ
の音声情報に基づく音声合成を開始させる(ステップS
28)。それにより、テキストデータが音声信号に変換
される。
【0117】音声合成手段23から出力された音声信号
を図6の音声出力装置24が音声に変換するとともに、
音データ記憶装置28に記憶されていた背景音信号を音
声出力装置24が出力することにより音声とともにBG
M等の背景音を同時に出力することができる(ステップ
S29)。このとき、音声出力装置24から出力される
音声の性質は、制御コマンドに基づいて設定された音声
合成パラメータにより決定される。また、音データ指示
コマンド処理手段29の指示を受けた制御手段27は、
表示装置9にアニメーションなどの表示を行わせる。
【0118】本実施の形態の通信装置20によれば、既
存の電子メール、電子ニュースおよび電子掲示板等のサ
ービスを行うサーバに接続してテキストデータで受信し
た内容を音声により出力することができる。音声の性質
および背景音を伝えることができるようになる。
【0119】なお、図6の音声認識手段2、メールサー
バ接続手段4、音声合成手段23、制御手段27、音デ
ータ指示コマンド挿入手段26および音データ指示コマ
ンド処理手段29は、ソフトウェアにより構成すること
ができる。図4のハードウェアにおいて、CPU101
がROM102に記憶されている通信処理プログラムに
従って動作し、CPU101がメインメモリ103でデ
ータ処理を行うことによって、音声認識手段2、メール
サーバ接続手段4、音声合成手段23、制御手段27、
音データ指示コマンド挿入手段26および音データ指示
コマンド処理手段29の各機能を実現することができ
る。
【0120】図8は図6の通信装置20が適用される通
信システムの構成を示す概念図である。
【0121】図8の通信システム30は、通信装置20
C,20D、インターネット13およびメールサーバ1
4により構成される。通信装置20C,20Dはそれぞ
れ図6に示す構成を含んでいる。
【0122】通信装置20C,20Dは、マイクロフォ
ン1C,1D、キーボード7C,7D、スピーカ24
C,24Dおよびディスプレイ9C,9Dを備える。マ
イクロフォン1C,1Dはそれぞれ図6の音声入力装置
1に相当し、キーボード7C,7Dはそれぞれ図6のボ
タンスイッチ7および音データ指定装置25を構成し、
スピーカ24C,24Dはそれぞれ図6に示す音声出力
装置24に相当し、ディスプレイ9C,9Dはそれぞれ
表示装置9に相当する。
【0123】通信装置20C,20Dは、本体31C,
31Dにそれぞれ音声認識手段2、テキストデータ記憶
装置3、メールサーバ接続手段4、制御手段27、音デ
ータ指示コマンド挿入手段26、音声合成手段23、音
データ記憶装置28および音データ指示コマンド処理手
段29を構成するソフトウェアおよびそれを実行するハ
ードウェアを内蔵している。
【0124】通信装置20C,20Dおよびメールサー
バ14がインターネット13に接続されており、通信装
置20C,20Dからインターネット13に供給される
電子メールがメールサーバ14により配信される。
【0125】通信装置20C,20Dを用いた音声によ
る通信動作は図5の通信システム11と同様である。例
えば、一方の利用者がキーボード7Cを用いて通信装置
20Cの音声認識手段2(図6)を能動化して、マイク
ロフォン1Cから音声の入力を行うと、通信装置20C
のテキストデータ記憶装置3(図1)に入力音声に対応
するテキストデータが音声情報として記憶される。次
に、音声の性質、例えば性別や音の強弱を示す制御コマ
ンドをキーボード7Cから入力する。その際、音声情報
として記憶されているテキストデータをディスプレイ9
Cに表示してもよい。また、背景音を示す背景音指定コ
マンドをキーボード7Cから入力する。さらに、アニメ
ーションなどの画像情報を示す付帯コマンドをキーボー
ド7Cから入力する。
【0126】そして、一方の利用者がキーボード7Cか
らテキストデータの送信を指示すると、通信装置20C
のメールサーバ接続手段4(図1)がインターネット1
3上のメールサーバ14の所定のメールボックスに電子
メールとして送信する。
【0127】他方の利用者がキーボード7Dにより電子
メールの受信を指示すると、通信装置20Dのメールサ
ーバ接続手段4は、インターネット13上のメールサー
バ14のメールボックスにアクセスすることにより、通
信装置20Cからの電子メールを受信し、電子メールを
受信したという通知が通信装置20Dのメールサーバ接
続手段4および制御手段27(図1)を介してディスプ
レイ9Dに表示される。
【0128】他の利用者がキーボード7Dにより電子メ
ールの音声による出力を要求すると、電子メールの内容
を記憶した通信装置20Dのテキストデータ記憶装置3
からテキストデータが出力される。そして、通信装置2
0Dの音声合成手段23、音データ指示コマンド処理手
段29および音データ記憶装置28により、一方の利用
者が入力した制御コマンドの音声の性質に合わせ、背景
音指定コマンドで指定された音が背景に流れるようにス
ピーカ24Dから音声が出力される。それと同時に、制
御手段27により、付帯コマンドで指定された画像がデ
ィスプレイ9Dに表示される。
【0129】逆に、他方の利用者が送信者となる場合に
は、通信装置20Dのマイクロフォン1Dから入力され
た音声が通信装置20Cのスピーカ24Cから出力され
る。
【0130】通信装置20C,20Dを用いて通信を行
う場合には、音データによる音声の性質の設定およびB
GM、効果音等の背景音の伝達ならびにアニメーション
などの画像表示の指示が可能になる。
【0131】(第3の実施の形態)図9は本発明の第3
の実施の形態における通信装置の構成を示すブロック図
である。
【0132】図9の通信装置40は、メールサーバ接続
手段41、テキストデータ記憶装置3、音声合成手段2
3、音声出力装置6、制御コマンド抽出手段43、音声
制御手段44、ボタンスイッチ7、制御手段42および
表示装置9を備える。
【0133】メールサーバ接続手段41は、インターネ
ットなどのテキストデータの伝送が可能な通信ネットワ
ークのメールサーバに接続し、メールサーバより電子メ
ールを受信する。メールサーバ接続手段41は受信した
電子メールの内容からテキストデータを抽出してテキス
トデータ記憶装置3に出力するとともに電子メールを受
信したことを後述する制御手段42に通知する。
【0134】テキストデータ記憶装置3は、メールサー
バ接続手段41から出力されたテキストデータを記憶す
る。
【0135】音声合成手段23は、後述する音声制御手
段44から与えられる音声合成パラメータに応じた性質
の音声になるように、テキストデータ記憶装置3に記憶
されているテキストデータに基づき音声信号を生成す
る。音声出力装置6は、音声合成手段23から出力され
た音声信号を音声に変換して出力する。
【0136】制御コマンド抽出手段43は、テキストデ
ータ記憶装置3に記憶されているテキストデータから、
例えば読み上げる声の性別や声の強弱やスピードといっ
た音声の性質を示す制御コマンドを抽出して出力する。
音声制御手段44は、制御コマンド抽出手段43により
抽出された制御コマンドに基づいて音声合成手段23の
音声合成パラメータを設定する。
【0137】ボタンスイッチ7は音声合成手段23に音
声合成を行わせるための音声合成実行信号を出力する。
制御手段42は、メールサーバ接続手段41から電子メ
ールの受信の通知を受けて後述する表示装置9に電子メ
ールの到着を示す表示を行わせるとともにメールサーバ
接続手段41から出力されたテキストデータが記憶でき
るようにテキストデータ記憶装置3を能動化する。ま
た、制御手段42は、ボタンスイッチ7から音声合成実
行信号を受けて音声合成手段23を能動化する。表示装
置9は、制御手段42から受ける情報を表示する。
【0138】本実施の形態において、音声出力装置6が
音声出力手段に相当し、メールサーバ接続手段41が受
信手段に相当し、音声合成手段23、音声制御手段44
および音声出力装置6が請求項4ないし請求項6の音声
生成手段を構成する。
【0139】図10は図9の通信装置20の動作を示す
フローチャートである。通信装置40がメールサーバ接
続手段41によりメールサーバから電子メールを受信す
ると、メールサーバ接続手段41は、電子メールの内容
からテキストデータを抽出してテキストデータ記憶装置
3に出力する。このとき同時に、メールサーバ接続手段
41は制御手段42に電子メールを受信したことを通知
する(ステップS31)。なお、メールサーバ接続手段
41が電子メールを受信する機能は、図1のメールサー
バ接続手段4と同じである。
【0140】制御手段42は、メールサーバ接続手段4
1から電子メールの受信の通知を受けると、表示装置9
を用いて電子メールの受信があったことを表示する。そ
れにより、利用者はテキストデータ記憶装置3に新たに
送信されてきたテキストデータが存在していることを認
識することができる。
【0141】制御手段42は、電子メールの受信の通知
を受けてテキストデータ記憶装置3を能動化する。それ
により、メールサーバ接続手段41から出力されたテキ
ストデータがテキストデータ記憶装置3に記憶される
(ステップS32)。
【0142】次に、利用者はボタンスイッチ7により制
御手段42に対し音声合成実行信号を出力させる。音声
合成を指示された制御手段42は、音声合成手段23に
音声合成を行わせる。テキストデータ記憶装置3に記憶
されているテキストデータは、音声情報と制御コマンド
とを含んでいるので、制御コマンド抽出手段43により
テキストデータから制御コマンドが抽出される(ステッ
プS33)。
【0143】テキストデータ記憶装置3から出力された
テキストデータに含まれている制御コマンドが制御コマ
ンド抽出手段43から音声制御手段44に出力される。
音声制御手段44により制御コマンドに基づいて音声合
成手段23の音声合成パラメータの設定が行われる(ス
テップS34)。
【0144】音声合成手段23においては、テキストデ
ータに含まれる音声情報に基づいて発声される言葉が決
定され、設定された音声パラメータに基づいて音声の性
質が設定されて音声合成が行われる(ステップS3
5)。そして、音声出力装置6からテキストデータを読
み上げる音声が出力される。
【0145】以上のステップS31〜S35の手順を経
て、既存の電子メールサービスを行うメールサーバに接
続して通信装置40で受信した電子メールの内容が音声
で出力される。通信装置40ではテキストデータが記憶
されるため、記憶容量を大幅に削減することができる。
また、制御コマンドにより出力される音声の性質を様々
に設定することができる。
【0146】なお、図9のメールサーバ接続手段41、
音声合成手段23、制御手段42、制御コマンド抽出手
段43および音声制御手段44はソフトウェアにより構
成できる。図4のハードウェアにおいて、CPU101
がROM102に記憶されている通信処理プログラムに
従って動作し、CPU101がメインメモリ103でデ
ータ処理を行うことによって、メールサーバ接続手段
4、制御手段42、音声合成手段23、制御コマンド抽
出手段43および音声制御手段44の各機能を実現する
ことができる。
【0147】図11は、図9の通信装置40が適用され
る通信システムの構成を示す概念図である。
【0148】図11の通信システム60は、携帯電話機
40E、携帯端末40F、通信ネットワーク61、サー
バ62および基地局63を備える。携帯電話機40Eお
よび携帯端末40Fは図9に示す構成を含んでいる。携
帯電話機40Eおよび携帯端末40Fは、ダイヤル7
E,7F,スピーカ8E,8Fおよび液晶ディスプレイ
9E,9Fを備える。ダイヤル7E,7Fはそれぞれ図
9のボタンスイッチ7に相当し、スピーカ8E,8Fは
それぞれ図1の音声出力装置6に相当し、液晶ディスプ
レイ9E,9Fはそれぞれ図1の表示装置9に相当す
る。
【0149】なお、携帯電話機40Eおよび携帯端末4
0Fは、メールサーバ接続手段41、テキストデータ記
憶装置3、音声合成手段23、制御手段42、制御コマ
ンド抽出手段43および音声制御手段44を構成するソ
フトウェアおよびそれを実行するハードウェアを内蔵し
ている。
【0150】携帯電話機40Eおよび携帯端末40Fは
基地局63を介して通信ネットワーク61に接続されて
いる。通信ネットワーク61はテキストデータの伝送が
可能なネットワークである。サーバ62は、電子メー
ル、電子ニュースまたは電子掲示板等の情報を通信ネッ
トワーク61を介してテキストデータの形式で配信す
る。サーバ62が送信するテキストデータには、音声情
報とともに制御コマンドが含まれている。制御コマンド
は、例えば第2の実施の形態の通信装置20と同様の機
能をサーバ62に持たせることによって挿入することが
できる。
【0151】サーバ62からテキストデータを受信する
ために、携帯電話機40Eおよび携帯端末40Fはダイ
ヤル7E,7Fによってサーバ62のアドレスを入力
し、サーバ62の所定の記憶領域にアクセスする。それ
により、サーバ62から送信されたテキストデータが基
地局63を介して携帯電話機40Eおよび携帯端末40
Fに伝送される。
【0152】携帯電話機40Eおよび携帯端末40Fで
は、受信したテキストデータを図10に示す手順に従っ
て音声に変換する。例えばサーバ62にアクセスした携
帯電話機40Eおよび携帯端末40Fは電子ニュースを
受信したことを液晶ディスプレイ9E,9Fに表示す
る。それにより、利用者は新たなニュースが受信された
ことを認識することができる。また、受信されたテキス
トデータは携帯電話機40Eおよび携帯端末40Fのメ
ールサーバ接続手段41(図9)からテキストデータ記
憶装置3(図9)に出力されて記憶されている。そのニ
ュースを聞きたい場合、利用者は、ダイヤル7E,7F
を押して音声合成実行信号を出力させる。音声合成実行
信号に応答して携帯電話機40Eおよび携帯端末40F
の音声合成手段23(図9)は、テキストデータ記憶装
置3のテキストデータに対応する音声信号を出力する。
その音声信号を受けたスピーカ8E,8Fからニュース
を伝える音声が出力される。
【0153】その際、音声の性質は、テキストデータに
含まれる制御コマンドにより様々に設定することができ
る。それにより、ニュースを聞き易くすることができ
る。
【0154】(第4の実施の形態)図12は本発明の第
4の実施の形態における留守番電話機能付きの電話機の
構成を示すブロック図である。
【0155】図12の電話機70は、電話回線接続装置
71、マイクロフォン72、音声信号入力切り換え装置
73、音声認識手段74、プッシュボタン75、テキス
トデータ入力インタフェース76、テキストデータ記憶
装置77、テキストデータ表示インタフェース78、デ
ィスプレイ79、音声合成手段80、音声信号出力切り
換え装置81、スピーカ82および制御手段83を備え
る。
【0156】電話回線接続装置71は、電話回線(図示
せず)に接続され、電話回線と電話機70との間で音声
信号を双方向に伝達する。マイクロフォン72は、入力
された音声を音声信号に変換して出力する。
【0157】音声信号入力切り換え装置73は、電話回
線接続装置71およびマイクロフォン72に接続され、
電話回線接続装置71およびマイクロフォン72から出
力された音声信号を選択する。
【0158】音声認識手段74は、音声信号入力切り換
え装置73から出力された音声信号を用いて音声の認識
を行い、音声に対応するテキストデータを出力する。
【0159】テキストデータ入力インタフェース76
は、プッシュボタン75に接続され、プッシュボタン7
5の操作により入力された文字に対応したテキストデー
タを出力する。
【0160】テキストデータ記憶装置77は、音声認識
手段74およびテキストデータ入力インタフェース76
から出力されたテキストデータを記憶する。テキストデ
ータ記憶装置77は、記憶しているテキストデータを、
後述するテキストデータ表示インタフェース78および
後述する音声合成手段80に出力する。
【0161】テキストデータ表示インタフェース78
は、テキストデータ記憶装置77から出力されたテキス
トデータを、後述するディスプレイ79の表示信号に変
換して出力する。
【0162】ディスプレイ79は、テキストデータ表示
インタフェース78から出力された表示信号に応じて表
示を行う。音声合成手段80は、テキストデータ記憶装
置77から出力されたテキストデータに基づいて音声信
号を合成する。
【0163】音声信号出力切り換え装置81は、音声合
成手段80から出力された音声信号を、後述するスピー
カ82に与えるかまたは電話回線接続装置71に与える
かを切り換える。スピーカ82は音声信号出力切り換え
装置81から出力された音声信号を音声に変換する。
【0164】制御手段83は、プッシュボタン75から
与えられる指示に応じて制御を行う。制御手段83は、
音声信号入力切り換え装置73、音声認識手段74、テ
キストデータ入力インタフェース76、テキストデータ
記憶装置77、テキストデータ表示インタフェース7
8、音声合成手段80および音声信号出力切り換え装置
81の制御を行う。
【0165】本実施の形態においては、テキストデータ
記憶装置77が請求項12および請求項15の記憶手段
に相当し、ディスプレイ79がメッセージ出力手段およ
び表示手段に相当し、スピーカ82がメッセージ出力手
段に相当し、音声合成手段80およびスピーカ82が請
求項12の音声生成手段に相当し、マイクロフォン72
および音声認識手段74がテキストデータ入力手段を構
成するとともに請求項16のテキストデータ生成手段を
構成し、プッシュボタン75およびテキストデータ入力
インタフェース76がテキストデータ入力手段を構成す
るとともに請求項17のテキストデータ生成手段を構成
し、電話回線接続装置71が送信手段に相当する。
【0166】次に、図12の電話機70における応答メ
ッセージの録音および再生について図13を用いて説明
する。ここで、電話機70に設定された留守番電話機能
とは、相手方から電話の呼び出しが所定時間続いたとき
に、自動的に相手方の呼び出しに応じて相手方に対して
音声信号を送信するとともに相手方から音声信号を受信
する機能である。応答メッセージとは、電話機70が留
守番電話機能で応答する際に呼び出した相手方に対して
送信されるメッセージである。
【0167】まず、利用者はプッシュボタン75を用い
て応答メッセージの録音を制御手段83に指示する。利
用者は、応答メッセージの録音として音声による入力ま
たはプッシュボタン75の操作による入力を選択するこ
とができる(ステップS40)。
【0168】利用者が応答メッセージの音声による入力
をプッシュボタン75により選択すると、マイクロフォ
ン72から出力された音声信号が音声信号入力切り換え
装置73を介して音声認識手段74に伝えられる(ステ
ップS41)。そして、制御手段83により能動化され
た音声認識手段74によって音声信号がテキストデータ
に変換される(ステップS42)。
【0169】一方、利用者がプッシュボタン75の操作
による入力を選択すると、制御手段83により能動化さ
れたテキストデータ入力インタフェース76によりプッ
シュボタン75からの入力がテキストデータに変換され
る(ステップS43)。
【0170】テキストデータ入力インタフェース76ま
たは音声認識手段74から出力されたテキストデータが
テキストデータ記憶装置77に記憶されるように、制御
手段83はテキストデータ記憶装置77を制御する(ス
テップS44)。それにより応答メッセージがテキスト
データとしてテキストデータ記憶装置77に記憶され
る。
【0171】テキストデータ記憶装置77へ応答メッセ
ージが記憶されると、制御手段83がテキストデータ表
示インタフェース78を制御することにより、ディスプ
レイ79に応答メッセージの確認の要否を問い合わせる
ための表示を行う。応答メッセージの確認を行わない場
合には、処理を終了し、応答メッセージの確認を行う場
合には次のステップS46に進む(ステップS45)。
【0172】利用者は、応答メッセージの確認を行うた
めに、ディスプレイ79への表示とスピーカ82からの
音声の出力の2通りを選択することができる(ステップ
S46)。
【0173】利用者がプッシュボタン75により応答メ
ッセージの読み上げによる確認を指示すると、制御手段
83に制御されたテキストデータ記憶装置77は、応答
メッセージとして記憶しているテキストデータを音声合
成手段80に出力する。応答メッセージとして出力され
たテキストデータは、制御手段83により能動化された
音声合成手段80によって音声信号に変換され、音声信
号出力切り換え装置81に出力される(ステップS4
7)。
【0174】音声信号出力切り換え装置81は制御手段
83により音声信号をスピーカ82に与えられるように
設定され、音声合成手段80から出力された音声信号は
スピーカ82で音声に変換される(ステップS48)。
スピーカ82から出力される音声によって利用者は応答
メッセージの内容が正しいか否かを検討することができ
る。
【0175】一方、利用者がプッシュボタン75により
ディスプレイ79への表示による確認を指示すると、制
御手段83は、テキストデータ記憶装置77から応答メ
ッセージとして記憶しているテキストデータを出力させ
る。応答メッセージとして出力されたテキストデータ
は、制御手段83により能動化されたテキストデータ表
示インタフェース78によって表示信号に変換され、デ
ィスプレイ79に表示される(ステップS49)。ディ
スプレイ79の表示から利用者は、応答メッセージの内
容が正しいか否かを検討することができる。
【0176】上述のようにしてテキストデータ記憶装置
77に記憶された応答メッセージは、留守番電話機能が
作動したときに、音声合成手段80で音声信号に変換さ
れ、音声信号出力切り換え装置81を介して電話回線接
続装置71に与えられ、電話回線接続装置71から呼び
出した相手方の電話機に送信される。
【0177】次に、図12の電話機70における伝言メ
ッセージの録音および再生について図14を用いて説明
する。ここで、伝言メッセージとは、呼び出しのあった
電話機70が留守番電話機能で応答する際に、呼び出し
た相手方から受け取るメッセージである。
【0178】留守番電話機能が起動されると、図13で
説明したように呼び出した相手方に対して応答メッセー
ジが送信される。留守番電話機能として、例えば応答メ
ッセージに続いて所定期間相手方の音声を伝言メッセー
ジとして受信するように構成することができる。この場
合、留守番電話機能に応じて制御手段83は音声信号入
力切り換え装置73により電話回線接続装置71から出
力される相手方の音声信号を音声認識手段74に与える
(ステップS51)。
【0179】音声認識手段74は、制御手段83により
能動化されており、相手方の音声信号をテキストデータ
に変換して出力する(ステップS52)。
【0180】音声認識手段74から出力されるテキスト
データは、制御手段83により能動化されたテキストデ
ータ記憶装置77に伝言メッセージとして記憶される
(ステップS53)。
【0181】伝言メッセージがテキストデータ記憶装置
77に記憶されると、例えば、制御手段83はテキスト
データ表示インタフェース78により伝言メッセージが
録音されていることをディスプレイ79に表示する。デ
ィスプレイ79の表示を見て利用者は、伝言メッセージ
を出力するか否かを判断する(ステップS54)。伝言
メッセージの出力には、ディスプレイ79への表示およ
びスピーカ82からの音声の出力の2通りが設定でき
る。利用者はいずれか便利な方を選択できる。利用者の
指示はプッシュボタン75により入力される(ステップ
S55)。
【0182】利用者がプッシュボタン75によりディス
プレイ79への伝言メッセージの表示を指示すると、制
御手段83は、テキストデータ記憶装置77から伝言メ
ッセージとして記憶しているテキストデータをテキスト
データ表示インタフェース78に出力させる。伝言メッ
セージとして出力されたテキストデータは、制御手段8
3により能動化されたテキストデータ表示インタフェー
ス78によって表示信号に変換され、ディスプレイ79
に表示される(ステップS56)。ディスプレイ79の
表示から利用者は、伝言メッセージの内容を知ることが
できる。
【0183】一方、利用者がプッシュボタン75により
伝言メッセージの読み上げによる出力を指示すると、制
御手段83はテキストデータ記憶装置77から伝言メッ
セージとして記憶しているテキストデータを音声合成手
段80に出力させる。
【0184】伝言メッセージとして出力されたテキスト
データは制御手段83により能動化された音声合成手段
80によって音声信号に変換され、音声信号出力切り換
え装置81に出力される(ステップS57)。
【0185】音声信号出力切り換え装置81が制御手段
83により音声信号をスピーカ82に与えるように設定
されており、音声合成手段80から出力された伝言メッ
セージの音声信号はスピーカ82で音声に変換される
(ステップS58)。スピーカ82から出力される音声
によって利用者は応答メッセージの内容が正しいか否か
を検討することができる。
【0186】以上のように、本実施の形態の電話機70
においては、伝言メッセージおよび応答メッセージがテ
キストデータの形式でテキストデータ記憶装置77に記
憶される。それにより、伝言メッセージおよび応答メッ
セージを録音するために必要な記憶容量が大幅に削減さ
れる。
【0187】なお、図12の音声認識手段74、音声合
成手段80および制御手段83は、ソフトウェアにより
構成することができる。図4のハードウェアにおいて、
CPU101がROM102に記憶されているプログラ
ムに従って動作し、CPU101がメインメモリ103
でデータ処理を行うことによって、音声認識手段74、
音声合成手段80および制御手段83の各機能を実現す
ることができる。
【0188】また、図1の音声認識手段2、音声合成手
段5、メールサーバ接続手段4および制御手段8、図6
の音声認識手段2、メールサーバ接続手段4、音声合成
手段23、音データ指示コマンド挿入手段26、制御手
段27および音データ指示コマンド処理手段29、図9
の音声合成手段23、メールサーバ接続手段41、制御
手段42、制御コマンド抽出手段43および音声制御手
段44、ならびに図12の音声認識手段74、音声合成
手段80および制御手段83は、ゲートアレイ等の集積
回路を用いてハードウェアにより構成してもよい。
【0189】
【発明の効果】本発明によれば、入力または出力に音声
を用い、通信サービスを行うサーバとの通信において記
憶されるデータの量を大幅に削減することができる通信
装置および通信処理プログラムを記録した記録媒体を提
供することができる。また、本発明によれば、テキスト
データで伝送される音声について音声の性質または背景
に流れる音を音声と一緒に伝達する通信装置および通信
処理プログラムを記録した記録媒体を提供することがで
きる。また、本発明によれば、留守番電話機能の伝言メ
ッセージまたは応答メッセージを記憶する記憶装置の記
憶容量が小さい電話機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電話機の構
成を示すブロック図
【図2】図1の電話機の送信手順を示すフローチャート
【図3】図1の電話機の受信手順を示すフローチャート
【図4】通信処理プログラムを実行するハードウェアの
構成を示すブロック図
【図5】図1の電話機が用いられる通信システムの構成
を示す概念図
【図6】本発明の第2の実施の形態における通信装置の
構成を示すブロック図
【図7】図6の通信装置の動作を示すフローチャート
【図8】図6の通信装置が用いられる通信システムの構
成を示す概念図
【図9】本発明の第3の実施の形態における通信装置の
構成を示すブロック図
【図10】図9の通信装置の動作を示すフローチャート
【図11】図9の通信装置が用いられる通信システムの
構成を示す概念図
【図12】本発明の第4の実施の形態における留守番電
話機能付き電話機の構成を示すブロック図
【図13】図12の通信装置の動作を示すフローチャー
【図14】図12の通信装置の動作を示すフローチャー
【符号の説明】
1 音声入力装置 2,74 音声認識手段 3,77 テキストデータ記憶装置 4,41 メールサーバ接続手段 5,23,80 音声合成手段 6,24 音声出力装置 7 ボタンスイッチ 8,27,42,83 制御手段 14 メールサーバ 25 音データ指定装置 26 音データ指示コマンド挿入手段 28 音データ記憶装置 29 音データ指示コマンド処理手段 43 制御コマンド抽出手段 44 音声制御手段 71 電話回線接続装置 73 音声信号入力切り換え装置 76 テキストデータ入力インタフェース 78 テキストデータ表示インタフェース 81 音声信号出力切り換え装置

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを介して電子メールサ
    ーバに接続される通信装置であって、 入力された音声に基づいてテキストデータを生成するテ
    キストデータ生成手段と、 前記テキストデータ生成手段により生成されたテキスト
    データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたテキストデータを前記通信ネ
    ットワークを介して前記電子メールサーバに送信するサ
    ーバ接続手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 通信ネットワークを介して電子掲示板用
    サーバに接続される通信装置であって、 入力された音声に基づいてテキストデータを生成するテ
    キストデータ生成手段と、 前記テキストデータ生成手段により生成されたテキスト
    データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたテキストデータを前記通信ネ
    ットワークを介して前記電子掲示板用サーバに送信する
    サーバ接続手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段に記憶されたテキストデー
    タに対応する音声を生成する音声生成手段をさらに備え
    たことを特徴とする請求項1または2記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 通信ネットワークを介して電子メールサ
    ーバに接続される通信装置であって、 前記電子メールサーバから前記通信ネットワークを介し
    てテキストデータを受信するサーバ接続手段と、 前記サーバ接続手段により受信されたテキストデータを
    記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたテキストデータが示す音声を
    生成する音声生成手段とを備えたことを特徴とする通信
    装置。
  5. 【請求項5】 通信ネットワークを介して電子ニュース
    サーバに接続される通信装置であって、 前記電子ニュースサーバから前記通信ネットワークを介
    してテキストデータを受信するサーバ接続手段と、 前記サーバ接続手段により受信されたテキストデータを
    記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたテキストデータが示す音声を
    生成する音声生成手段とを備えたことを特徴とする通信
    装置。
  6. 【請求項6】 音声により表現される文字または文字列
    を示す音声情報および音声の性質を示す制御コマンドを
    含むテキストデータを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信されたテキストデータから制御
    コマンドを抽出する制御コマンド抽出手段と、 前記制御コマンド抽出手段により抽出された制御コマン
    ドに基づいて音声の性質を設定しつつ前記受信手段によ
    り受信されたテキストデータの音声情報に基づいて音声
    を生成する音声生成手段とを備えたことを特徴とする通
    信装置。
  7. 【請求項7】 前記音声生成手段は、 前記受信手段により受信されたテキストデータの音声情
    報に基づいて音声信号を合成する音声合成手段と、 前記制御コマンド抽出手段により抽出された制御コマン
    ドに基づいて前記音声合成手段により合成される音声信
    号の波形を制御する音声制御手段と、 前記音声合成手段により合成された音声信号に応じて音
    声を出力する音声出力手段とを含むことを特徴とする請
    求項6記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 音声により表現される文字または文字列
    を示す音声情報および背景音を示す背景音指定コマンド
    を含むテキストデータを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信されたテキストデータから背景
    音指定コマンドを抽出する背景音指定コマンド抽出手段
    と、 前記受信手段により受信されたテキストデータの音声情
    報に基づいて音声を生成しかつ前記背景音指定コマンド
    抽出手段により抽出された背景音指定コマンドに基づい
    て背景音を生成する音声背景音生成手段とを備えたこと
    を特徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 前記音声背景音生成手段は、 前記受信手段により受信されたテキストデータの音声情
    報に基づいて音声信号を合成する音声合成手段と、 複数の背景音に対応する複数の背景音信号を記憶する記
    憶手段と、 前記背景音指定コマンド抽出手段により抽出された背景
    音指定コマンドに応じて前記記憶手段に記憶された前記
    複数の背景音信号のうちいずれかを選択する選択手段
    と、 前記音声合成手段により合成された音声信号および前記
    選択手段により選択された背景音信号に基づいて音声お
    よび背景音を出力する音声背景音出力手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項8記載の通信装置。
  10. 【請求項10】 音声により表現される文字または文字
    列を示すテキストデータを生成するテキストデータ生成
    手段と、 前記テキストデータ生成手段により生成されたテキスト
    データに音声の性質を示す制御コマンドをテキストデー
    タの形式で挿入する制御コマンド挿入手段と、 前記制御コマンド挿入手段により制御コマンドが挿入さ
    れたテキストデータを送信する送信手段とを備えたこと
    を特徴とする通信装置。
  11. 【請求項11】 音声により表現される文字または文字
    列を示すテキストデータを生成するテキストデータ生成
    手段と、 前記テキストデータ生成手段により生成されたテキスト
    データに背景音を示す背景音指定コマンドをテキストデ
    ータの形式で挿入する背景音指定コマンド挿入手段と、 前記背景音指定コマンド挿入手段により背景音指定コマ
    ンドが挿入されたテキストデータを送信する送信手段と
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  12. 【請求項12】 電話回線を通じて受信した音声信号を
    伝言メッセージとして記録する留守番電話機能を有する
    電話機であって、 留守番電話機能の作動時に、受信された音声信号に対応
    するテキストデータを出力するテキストデータ出力手段
    と、 前記テキストデータ出力手段から出力されたテキストデ
    ータを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたテキストデータを伝言メッセ
    ージとして出力するメッセージ出力手段とを備えたこと
    を特徴とする電話機。
  13. 【請求項13】 前記メッセージ出力手段は、前記記憶
    手段に記憶されたテキストデータに対応する音声を生成
    する音声生成手段を含むことを特徴とする請求項12記
    載の電話機。
  14. 【請求項14】 前記メッセージ出力手段は、前記記憶
    手段に記憶されたテキストデータを表示する表示手段を
    含むことを特徴とする請求項12記載の電話機。
  15. 【請求項15】 電話回線を通じて受信した音声信号を
    伝言メッセージとして記録する留守番電話機能を有する
    電話機であって、 テキストデータを入力するテキストデータ入力手段と、 前記テキストデータ入力手段により入力されたテキスト
    データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたテキストデータに対応する音
    声信号を合成する音声合成手段と、 留守番電話機能の作動時に、前記音声合成手段により合
    成された音声信号を応答メッセージとして電話回線を通
    じて送信する送信手段とを備えたことを特徴とする電話
    機。
  16. 【請求項16】 前記テキストデータ入力手段は、入力
    された音声に基づいてテキストデータを生成するテキス
    トデータ生成手段を含むことを特徴とする請求項15記
    載の電話機。
  17. 【請求項17】 前記テキストデータ入力手段は、スイ
    ッチを含みかつ前記スイッチの操作によりテキストデー
    タを生成するテキストデータ生成手段を含むことを特徴
    とする請求項15記載の電話機。
  18. 【請求項18】 記憶装置および演算処理装置を有しか
    つ通信ネットワークを介してサーバに接続される通信装
    置において前記演算処理装置に通信処理を行わせる通信
    処理プログラムを記録した記録媒体であって、 前記通信処理プログラムは、 前記通信装置に入力された音声に基づいてテキストデー
    タを生成する処理と、 生成されたテキストデータを前記記憶装置に記憶する処
    理と、 前記記憶装置に記憶されたテキストデータを前記通信ネ
    ットワークを介して前記サーバに送信する処理とを、前
    記演算処理装置に実行させることを特徴とする通信処理
    プログラムを記録した記録媒体。
  19. 【請求項19】 記憶装置および演算処理装置を有しか
    つ通信ネットワークを介してサーバに接続される通信装
    置において前記演算処理装置に通信処理を行わせる通信
    処理プログラムを記録した記録媒体であって、 前記通信処理プログラムは、 前記サーバから前記通信ネットワークを介してテキスト
    データを受信する処理と、 受信されたテキストデータを記憶装置に記憶する処理
    と、 前記記憶装置に記憶されたテキストデータに対応する音
    声を生成する処理とを、前記演算処理装置に実行させる
    ことを特徴とする通信処理プログラムを記録した記録媒
    体。
  20. 【請求項20】 前記サーバは、電子メールサーバ、電
    子ニュースサーバまたは電子掲示板用サーバであること
    を特徴とする請求項18または19記載の通信処理プロ
    グラムを記憶した記憶媒体。
  21. 【請求項21】 演算処理装置を有する通信装置におい
    て前記演算処理装置に通信処理を行わせる通信処理プロ
    グラムを記録した記録媒体であって、 前記通信処理プログラムは、 音声により表現される文字または文字列を示す音声情報
    および音声の性質を示す制御コマンドを含むテキストデ
    ータを受信する処理と、 受信されたテキストデータから制御コマンドを抽出する
    処理と、 抽出された制御コマンドに基づいて音声の性質を設定し
    つつテキストデータの音声情報に基づいて音声を生成す
    る処理とを、前記演算処理装置に実行させることを特徴
    とする通信処理プログラムを記録した記録媒体。
  22. 【請求項22】 演算処理装置を有する通信装置におい
    て前記演算処理装置に通信処理を行わせる通信処理プロ
    グラムを記録した記録媒体であって、 前記通信処理プログラムは、 音声により表現される文字または文字列を示す音声情報
    および背景音を示す背景音指定コマンドを含むテキスト
    データを受信する処理と、 受信されたテキストデータから背景音指定コマンドを抽
    出する処理と、 テキストデータの音声情報に基づいて音声を出力すると
    ともに抽出された背景音指定コマンドに基づいて背景音
    を出力する処理とを、前記演算処理装置に実行させるこ
    とを特徴とする通信処理プログラムを記録した記録媒
    体。
  23. 【請求項23】 演算処理装置を有する通信装置におい
    て前記演算処理装置に通信処理を行わせる通信処理プロ
    グラムを記録した記録媒体であって、 前記通信処理プログラムは、 音声により表現される文字または文字列を示すテキスト
    データを生成する処理と、 生成されたテキストデータに音声の性質を示す制御コマ
    ンドをテキストデータの形式で挿入する処理と、 制御コマンドが挿入されたテキストデータを送信する処
    理とを、前記演算処理装置に実行させることを特徴とす
    る通信処理プログラムを記録した記録媒体。
  24. 【請求項24】 演算処理装置を有する通信装置におい
    て前記演算処理装置に通信処理を行わせる通信処理プロ
    グラムを記録した記録媒体であって、 前記通信処理プログラムは、 音声により表現される文字または文字列を示すテキスト
    データを生成する処理と、 生成されたテキストデータに背景音を示す背景音指定コ
    マンドをテキストデータの形式で挿入する処理と、 背景音指定コマンドが挿入されたテキストデータを送信
    する処理とを、前記演算処理装置に実行させることを特
    徴とする通信処理プログラムを記録した記録媒体。
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