JP4173055B2 - 携帯通信端末及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メールを送受信する携帯通信端末及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電子メールの送受信を行うことができる携帯電話やPHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯通信端末が一般に広く利用されている。
【0003】
このようなメール機能を有する携帯通信端末では、メールの送受信を行うユーザ間におけるコミュニケーション効果を向上させるために電子ペットを介してメールの送受信を行う技術(例えば、特許文献1参照)や、メール文にメロディデータを付加して相手側に送信すると、相手側でメール受信時にメロディデータが再生され、メール送信者を容易に特定することができる技術(例えば、特許文献2参照)が開発されている。
【0004】
このような携帯通信端末を用いて、ユーザはメールを送受信することにより、相手側とのコミュニケーションを図ることができる。従来は、記号や絵文字などを使ってメール文の文章を工夫して作成したり、メロディデータや画像データをメール文に添付して送信することにより、感情表現を行っていた。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−276436号公報
【特許公報2】
特開2003−8686号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、記号や絵文字を使った感情表現には限界があり、相手に伝えたい感情を表現するには十分ではない。また、メール文にメロディデータや画像データが添付されている場合でも、メール文と画像は別々に表示され、メール文の方は所定のフォントで文章のみが表示されるため、メールの受信者に無機質な印象を与えることとなり、コミュニケーション効果があまり得られない。
【0007】
本発明の課題は、感情表現豊かなメールを作成することができる携帯通信端末を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、携帯通信端末において、
メール文の文字入力を行うための入力手段と、
音階に対応する表示位置を予め準備して構成される第1のグラフィックパターンを記憶するグラフィック記憶手段と、
メール文を構成する文字に音階を対応付けて設定する音階設定手段と、
前記入力手段により入力されたメール文を、前記第1のグラフィックパターンによって対応付けられた音階の表示位置に表示する表示手段と、
前記入力されたメール文の文字、文字に設定された音階に対応する第1のグラフィックパターンの表示位置上に表示する第2のグラフィックパターンにグラフィック変換したメッセージデータを作成し、当該メッセージデータに前記設定された音階のデータを添付して送信用のメールデータを作成するメール作成手段と、
前記作成された送信用メールデータを指定された送信先へ送信する通信手段と、
を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、携帯通信端末において、
メール文を構成する文字に音階を対応付けて、音階を示すグラフィックパターンの所定表示位置に表示するグラフィックパターンにグラフィック変換されたメッセージデータと、当該メッセージデータに前記文字に対応付けた音階の音階データが添付されたメールを受信することができる通信手段と、
前記受信されたメッセージデータを、音階を示すグラフィックパターンで表示する表示手段と、
前記メッセージデータの表示に合わせて、当該メッセージデータに添付された音階データに応じた音階で再生する音楽再生手段と、
を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、携帯通信端末において、
メール文の文字入力を行うための入力手段と、
音階に対応する表示位置を予め準備して構成される第1のグラフィックパターンを記憶するグラフィック記憶手段と、
メール文を構成する文字に音階を対応付けて設定する音階設定手段と、
前記入力手段により入力されたメール文を、前記第1のグラフィックパターンによって対応付けられた音階の表示位置に表示する表示手段と、
前記入力されたメール文の文字、文字に設定された音階に対応する前記第1のグラフィックパターンの表示位置に表示する第2のグラフィックパターンにグラフィック変換したメッセージデータを作成し、当該メッセージデータに前記設定された音階データを添付して送信用のメールデータを作成するメール作成手段と、
前記作成された送信用メールデータを指定された送信先へ送信するとともに、メール文を構成する文字に音階を対応付けて、音階を示すグラフィックパターンの所定表示位置に表示するグラフィックパターンにグラフィック変換されたメッセージデータと、当該メッセージデータに前記設定された音階の音階データが添付されたメールを受信する通信手段と、
前記受信されたメッセージデータを、音階を示すグラフィックパターンで表示する前記表示手段と、
前記メッセージデータの表示に合わせて、当該メッセージデータに添付された音階データに応じた音階で再生する音楽再生手段と、
を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は3に記載の携帯通信端末において、
前記第1のグラフィックパターンは、音階の表示位置を示すグリッドで構成されることを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項に記載の携帯通信端末において、
前記グラフィックパターンは、音階の表示位置を示すグリッドで構成されることを特徴とする。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の携帯通信端末において、
前記表示手段は、メール文の文字を入力するため、1つのグリッドに1文字を対応させて入力するためのグリッドエリアを表示することを特徴とする。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項1、3又は4に記載の携帯通信端末において、
前記表示手段は、メール送信前にメール送信内容をプレビュー表示し、当該プレビュー表示の際に送信メールのメール文の文字が音符として配置されたグラフィックを表示することを特徴とする。
【0015】
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の携帯通信端末において、
複数種の音楽データを記憶する音楽記憶手段と、
前記記憶された複数種の音楽データのうち、メール文の表示時に再生する音楽データを選択する音楽選択手段と、を備え、
前記メール作成手段は、前記メッセージデータに前記音階データと前記選択された音楽データを添付して送信用のメールデータを作成し、
前記通信手段は、前記作成された送信用メールデータを指定された送信先へ送信することを特徴とする。
【0016】
請求項9に記載の発明は、請求項に記載の携帯通信端末において、
複数種の音楽データを記憶する音楽記憶手段と、
前記記憶された複数種の音楽データのうち、メール文の表示時に再生する音楽データを選択する音楽選択手段と、を備え、
前記メール作成手段は、前記メッセージデータに前記音階データと前記選択された音楽データを添付して送信用のメールデータを作成し、
前記通信手段は、前記作成された送信用メールデータを指定された送信先へ送信することを特徴とする。
【0017】
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の携帯通信端末において、
前記音楽選択手段は、ベース音楽及び/又はビート音楽及び/又は音質からメール文の表示時に再生する音楽データを選択することを特徴とする。
【0018】
請求項11に記載の発明は、請求項に記載の携帯通信端末において、
前記入力手段は、受信メールに対する返信メール文の文字を入力し、
前記メール作成手段は、前記返信メール文を前記記憶されたグラフィックパターンにグラフィック変換したメッセージデータを作成し、当該メッセージデータに前記選択された音楽データを添付して送信用のメールデータを作成し、
前記通信手段は、前記作成された送信用メールデータを前記受信メールの送信元へ送信することを特徴とする。
【0019】
請求項12に記載の発明は、請求項に記載の携帯通信端末において、
前記入力手段は、受信メールに対する返信メール文の文字を入力し、
前記音楽選択手段は、返信メール文の表示時に再生する音楽データを選択し、
前記メール作成手段は、前記返信メール文を前記記憶されたグラフィックパターンにグラフィック変換したメッセージデータを作成し、当該メッセージデータに前記選択された音楽データを添付して送信用のメールデータを作成し、
前記通信手段は、前記作成された送信用メールデータを前記受信メールの送信元へ送信することを特徴とする。
【0020】
請求項13に記載の発明は、請求項1に記載の携帯通信端末において、
前記メール作成手段は、前記選択手段により返信メールの音楽データとして受信メールの音楽データと同一の音楽データが選択された場合、前記受信メールのメール文とともに返信分のメール文をグラフィック変換したメッセージデータを作成し、当該メッセージデータに受信メールと同一の音楽データ添付した送信用メールデータを作成することを特徴とする。
【0021】
請求項14に記載の発明は、請求項12に記載の携帯通信端末において、
前記メール作成手段は、前記選択手段により返信メールの音楽データとして受信メールの音楽データとは異なる音楽データが選択された場合、返信メール文のみをグラフィック変換したメッセージデータを作成し、当該メッセージデータに前記選択された音楽データを添付して返信分のメールデータを作成し、この返信分のメールデータと前記受信メールのメールデータとを結合して送信用のメールデータを作成することを特徴とする。
【0022】
請求項15に記載の発明は、請求項9に記載の携帯通信端末において、
前記受信メールの履歴をそのメッセージデータに添付された音楽データの種類毎に記憶する履歴記憶手段と、
前記表示手段は、受信メールの履歴を表示する際には、音楽データの種類毎に受信メールの履歴を表示することを特徴とする。
【0023】
請求項16に記載の発明は、
コンピュータを、
メール文の文字入力を行うための入力手段、
音階に対応する表示位置を予め準備して構成される第1のグラフィックパターンを記憶するグラフィック記憶手段、
メール文を構成する文字に音階を対応付けて設定する音階設定手段、
前記入力手段により入力されたメール文を、前記第1のグラフィックパターンによって対応付けられた音階の表示位置に表示する表示手段、
前記入力されたメール文の文字を、文字に設定された音階に対応する第1のグラフィックパターンの表示位置上に表示する第2のグラフィックパターンにグラフィック変換したメッセージデータを作成し、当該メッセージデータに前記設定された音階のデータを添付して送信用のメールデータを作成するメール作成手段、
前記作成された送信用メールデータを指定された送信先へ送信する通信手段、
として機能させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0024】
請求項17に記載の発明は、
コンピュータを、
メール文を構成する文字に音階を対応付けて、音階を示すグラフィックパターンの所定表示位置に表示するグラフィックパターンにグラフィック変換されたメッセージデータと、当該メッセージデータに前記文字に対応付けた音階データが添付されたメールを受信する通信手段、
前記受信されたメッセージデータを、音階を示すグラフィックパターンで表示する表示手段、
前記メッセージデータの表示に合わせて、前記メッセージデータが添付された音階データに応じた音階で音楽を再生する音楽再生手段、
として機能させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0025】
請求項18に記載の発明は、
コンピュータを、
メール文の文字入力を行うための入力手段、
音階に対応する表示位置を予め準備して構成される第1のグラフィックパターンを記憶するグラフィック記憶手段、
メール文を構成する文字に音階を対応付けて設定する音階設定手段、
前記入力手段により入力されたメール文を、前記第1のグラフィックパターンによって対応付けられた音階の表示位置に表示する表示手段、
前記入力されたメール文の文字を、文字に設定された音階に対応する第1のグラフィックパターンの表示位置に表示する第2のグラフィックパターンにグラフィック変換したメッセージデータを作成し、当該メッセージデータに前記設定された音階データを添付して送信用のメールデータを作成するメール作成手段、
前記作成された送信用メールデータを指定された送信先へ送信するとともに、メール文を構成する文字に音階を対応付けて、音階を示すグラフィックパターンの所定表示位置に表示するグラフィックパターンにグラフィック変換されたメッセージデータと、当該メッセージデータに前記設定された音階データが添付されたメールを受信する通信手段、
前記受信されたメッセージデータを、音階を示すグラフィックパターンで表示する前記表示手段、
前記メッセージデータの表示に合わせて、当該メッセージデータに添付された音階のデータに応じた音階で再生する音楽再生手段、
として機能させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0029】
〈第1の実施の形態〉
第1の実施の形態では、メール文をグラフィック変換したメッセージデータを作成し、このメッセージデータにリズム音楽の音楽データを添付したミュージックメールデータを作成して指定された送信先へ送信し、ミュージックメールの再生時には、グラフィック変換されたメッセージデータを表示するとともにその表示に合わせてリズム音楽を再生する携帯通信端末の例を説明する。
【0030】
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における携帯通信端末1a、1bを含んで構成される通信システム100のシステム構成を示す。図1に示すように、通信システム100は、携帯通信端末1a、1bから構成され、各携帯通信端末1a、1bは、通信ネットワークNを介して相互にデータの送受信が可能に接続されている。なお、図1には2台の携帯通信端末1a、1bが接続された例を示したが、その設置台数は特に限定しない。
【0031】
携帯通信端末1a、1bは、図示しない無線基地局を介して無線通信を行い、互いに会話音声のデータを送受信する。また、図示しないメールサーバを介して電子メール(以下、単にメールという。)のデータをやり取りする。なお、携帯通信端末1a、1bとしては、携帯電話、PHS、PDA等が適用可能である。
【0032】
以下、携帯通信端末1a、1bの構成について説明するが、携帯通信端末1a、1bは、その外観や応用機能は異なっても基本構成は同一であるので、携帯通信端末1aを代表としてその構成説明を行うこととする。
【0033】
図2は、携帯通信端末1aの外観図である。
図2に示すように、携帯通信端末1aは、ディスプレイ部2と、キー入力部3とで構成され、その中央部に設けられた図示しない連結機構により、ディプレイ部2とキー入力部3とが折り畳み可能に構成されている。
【0034】
ディスプレイ部2には、通信相手の音声を出力する受話スピーカ21、各種操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)22とが設けられる。
【0035】
また、キー入力部3は、テンキー群31、電源/オフフックキー32、オンフックキー33、アップキーU、ダウンキーD、レフトキーL、ライトキーR、ソフトキーS1、S2、決定キーK、クリアキーCの各キー群が設けられる。各キーの機能については後述する。各キー群の下部には、ユーザの音声を入力するための送話マイク35が設けられている。
【0036】
図3に、携帯通信端末1aの内部構成を示す。
図3に示すように、携帯通信端末1aは、制御部11、入力部12、表示部13、RAM(Random Access Memory)14、ROM(Read Only Memory)15、通信部16、受話スピーカ21、送話マイク35、音再生スピーカ17を備えて構成される。
【0037】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等からなり、ROM15に格納されるシステムプログラムをRAM14に展開して、当該プログラムとの協働により、携帯通信端末1の各部の動作を統括的に制御し、携帯電話機能を実現する。具体的には、送話時に送話マイク18から入力される受話音声信号を通信部16に出力し、受話時には通信部16から入力された通信相手の送話音声信号を受話スピーカ17に出力する。
【0038】
また、メール送信時には、ROM15に格納されるメール作成処理プログラム(図4参照)との協働により、音楽とグラフィックを組み合わせたメール(以下、このようなメールをミュージックメールという。)の作成を行う。具体的には、入力部12を介してユーザによりメール文が入力され、ミュージックメールに用いるグラフィック選択されると、入力されたメール文を選択されたグラフィックのパターンデータにグラフィック変換したメッセージデータを作成する。このとき、メール文字やグラフィックがリズム音楽に応じて動きを変化させるようなメッセージデータを作成する。
【0039】
また、ユーザによりミュージックメールに適用するリズム音楽が選択され、さらにリズム音楽のテンポ(音の速度)が設定されると、ROM15から選択されたリズム音楽の音楽データを読み出して設定されたテンポにリズム音楽のテンポを変換する。そして、作成されたメッセージデータに音変換されたリズム音楽の音楽データを添付して送信用のメールデータを作成する。すなわち、制御部11によりメール作成手段、音変換手段を実現することができる。
【0040】
また、作成されたミュージックメールのプレビュー時、或いはミュージックメール受信時には、表示部13にメール文がグラフィック変換されたメッセージデータを表示させるとともに、当該メッセージデータに添付されたリズム音楽の音楽データを音再生スピーカ17により再生させる。
【0041】
入力部12は、図2に示したテンキー群31、電源/オフフックキー32、オンフックキー33、アップキーU、ダウンキーD、レフトキーL、ライトキーR、ソフトキーS1、S2、決定キーK及びクリアキーC等から構成され、これら各キーの入力操作に応じた操作信号を制御部11に出力する。すなわち、これらキーによりメール文の文字入力操作、ミュージックメールに適用するグラフィックやリズム音楽を選択操作、リズム音楽のテンポの設定操作等を行うことにより、入力手段、グラフィック選択手段、音楽選択手段及び設定手段を実現することができる。
【0042】
テンキー群31は、電話番号や文字列(ひらがな、カタカナ、英文字、記号文字等)を入力するためのキーであり、電源/オフフックキー32は、携帯通信端末1aの電源のオン/オフと通話終了の指示を入力し、オンフックキー33は、通話開始の指示を入力するためのキーである。
【0043】
また、アップキーU、ダウンキーD、レフトキーL、ライトキーRは、各種操作画面において入力位置の移動等の指示を入力するためのカーソルキーであり、ソフトキーS1、S2は、各操作画面で予め決められたソフト機能が割り当てられているキーである。決定キーKは決定の指示を入力するためのキーであり、クリアキーCは入力指示の取り消しを入力するためのキーである。
【0044】
表示部13は、図2に示したLCD22から構成される表示手段であり、メール作成画面や作成したメールのプレビュー画面、受信メール画面等の各種画面、制御部11による処理結果等の各種表示情報を表示する。
【0045】
RAM14は、制御部11によって実行される各種プログラム及びこれらのプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0046】
ROM15は、システムプログラムの他、メール作成処理プログラム及び各プログラムで処理されたデータ等を記憶する。また、ROM15は、入力文字(ひらがな)を漢字やカタカナ、絵文字等に変換するための辞書データを格納するメモリ領域、複数種のリズム音楽(単音で周期的に一定の拍子を反復する音楽)の音楽データを格納するメモリ領域、ミュージックメール作成用に準備された各種グラフィック(静止画、動画を含む)のパターンデータを格納するメモリ領域、送受信されたメッセージデータを格納するメモリ領域とを有する。すなわち、ROM15によりグラフィック記憶手段及び音楽記憶手段を実現することができる。
【0047】
なお、各種グラフィックのパターンデータは、グラフィック中にメール文字を当てはめる領域が予め準備されたものであり、メール文のグラフィック変換とは、メール文字を当該グラフィックパターンに当てはめてメール文字をグラフィックの一部とすることをいう。グラフィック変換時には、グラフィックに合わせてメール文字のスタイルを変更することも可能であることとする。
【0048】
通信部16は、無線基地局との間で無線通信信号を送受信するアンテナ16aや、図示しないRF回路、モデム等の通信インターフェイスを備えて構成される通信手段である。受話時には、アンテナ16aを介して受信された受話音声やメールの無線通信信号をRF回路、モデムにより復調して制御部11に出力する。一方、送話時には、制御部11から入力される送話音声やメールのデータをRF回路、モデムにより変調してアンテナ11を介して無線基地局に送信する。
【0049】
受話スピーカ21は、制御部11から入力される受話音声信号を受話音声に変換して出力する。
【0050】
送話マイク35は、ユーザの送話音声を送話音声信号に変換して制御部11に出力する。
【0051】
音再生スピーカ17は、受話スピーカ17とは別体で構成されるスピーカであり、着信した際に着信音を出力したり、ミュージックメールの表示時にリズム音楽データを出力する。すなわち、音再生スピーカ17により、音楽再生手段を実現することができる。
【0052】
次に、本実施の形態における動作を説明する。
本実施の形態では、携帯通信端末1aにおいてメール文をグラフィック変換したメッセージデータにリズム音楽データを添付したミュージックメールを作成して携帯通信端末1bに送信し、携帯通信端末1bにおいて携帯通信端末1aから受信されたミュージックメール文のメッセージデータを表示するとともに、その表示に合わせてリズム音楽データを再生する例を説明する。
【0053】
まず、携帯通信端末1aにより実行されるメール作成処理について、図4に示すフローチャート、図5に示すメール作成画面の画面遷移図を参照して説明する。なお、説明の前提として、メールのテキストデータのみを作成して送信する通常モードとミュージックメールを作成するミュージックメールモードのうち、ミュージックメールモードが選択され、以下に説明するメール作成処理が開始されたこととする。
【0054】
図4に示すメール作成処理では、まず、表示部13にメール文の文字入力を行うためのメール作成画面131(図5(a)参照)が表示される(ステップS1)。図5(a)に示すように、メール作成画面131では、リズム・グラフィック変換エリアa1と、文字入力エリアa2とが表示され、リズム・グラフィック変換エリアa1の上部には、ミュージックメールに設定可能なグラフィック候補a11が表示されるとともに、下部にはリズム音楽候補の候補名a12及びそのリズム音楽に現在設定されているテンポa13が表示される。このメール作成画面131では、リズム・グラフィック変換エリアa1に候補名a12が表示されているリズム音楽が音再生スピーカ17により再生される。
【0055】
以下、メール作成画面131において、ミュージックメールに使用するグラフィック及びリズム音楽を選択する処理について説明するが、メール作成画面131では、各操作キーのうち、レフトキーL及びライトキーRにはグラフィック候補を切り換える機能、ソフトキーS2にはリズム音楽を切り換える機能、アップキーUにはリズム音楽のテンポを速く設定する機能、ダウンキーDにはリズム音楽のテンポを遅く設定する機能が割り当てられていることとする。なお、テンポは、例えばアップキーUを1回押下するとテンポが1レベル早く設定される等、アップキーU又はダウンキーDの押下回数に応じて設定されることとする。
【0056】
メール作成画面131では、まずミュージックメールに使用するグラフィックの選択が行われる(ステップS2)。メール作成画面131では、レフトキーL又はライトキーRの押下操作に応じて、リズム・グラフィック変換エリアa1に表示されるグラフィック候補a11が異なる候補に切り換えられるので、ユーザはレフトキーL又はライトキーRを操作して、グラフィック候補を順次切り換えて表示させ、所望のグラフィック候補が表示されると、決定キーKを押下する。
【0057】
グラフィックが選択されると、次にリズム音楽の選択が行われる(ステップS3)。メール作成画面131では、ソフトキーS2の押下操作に応じて、音再生スピーカ17から出力されるリズム音楽が切り換えられるので、ユーザはリズム音楽を視聴しながらソフトキーS2を操作してリズム音楽候補を切り換えて再生させ、所望の音楽候補が再生されると、決定キーKを押下する。
【0058】
そして、リズム音楽が選択されると、選択されたリズム音楽のテンポの設定が行われる(ステップS4)。ユーザによりアップキーU又はダウンキーDが操作され、テンポが設定されると、設定されたテンポにリズム音楽のテンポが音変換されて音再生スピーカ17により再生される。ユーザは再生されるリズム音楽を試聴してテンポを確認しながら所望のテンポになるまでアップキーU又はダウンキーDの押下操作を続ける。なお、テンポ設定は、メールデータが作成された後でも適宜変更設定可能であるとする。
【0059】
リズム音楽のテンポ設定が終了すると、ユーザにより入力部12を介してメール文の文字入力が行われ(ステップS5)、メール作成画面131の文字入力エリアa2に入力されたメール文が表示される。
【0060】
次いで、メール文の文字入力が終了すると、入力されたメール文字が選択されたグラフィック候補のグラフィックパターンにグラフィック変換されたメッセージデータが作成される(ステップS6)。図5(b)にそのグラフィック変換後のメッセージデータを示す。図5(b)に示すように、例えば花のグラフィックが選択された場合、メール文の文字が花のグラフィックの一部となって表示されるように花のグラフィックパターンに変換される。また、グラフィックが花の大きさが伸縮する動画のパターンデータである場合、リズム音楽のリズムやテンポに応じて花のグラフィックが変化するとともにメール文字もリズム音楽に応じて、例えば花の周りをぐるぐる周回するようにメッセージデータが作成される。
【0061】
メッセージデータが作成されると、この作成されたメッセージデータに、テンポ設定されたリズム音楽の音楽データが添付される。そして、作成されたメッセージデータは表示部13に表示され(図5(b)参照)、その表示に合わせて添付されたリズム音楽が音再生スピーカ17から再生される。
【0062】
ユーザは送信するメール文全体に対してグラフィック及びリズム音楽を選択することもできるし、メール文をいくつかの文節に区切り、区切った文節毎にグラフィック及びリズム音楽を選択することもできる。メール文全体に対してグラフィック及びリズム音楽を選択する場合は、この時点で入力部12を介してメール作成の終了を指示入力し、文節毎にグラフィック及びリズム音楽を選択する場合は、新たにグラフィック及びリズム音楽を選択してメール文の入力を行うことを指示する。
【0063】
携帯通信端末1aでは、さらにメール文の入力が指示されたか否かが判別される(ステップS7)。メール文の入力が指示された場合は(ステップS7;Y)、ステップS2の処理に戻り、新たにグラフィック及びリズム音楽を選択してメール作成が継続される。具体的には、図5(a)に示すメール作成画面131が再表示され、グラフィック候補及びリズム音楽の選択が行われる。そして、新規のメール文が入力されると、選択されたグラフィック候補のグラフィックパターンに新規のメール文がグラフィック変換されたメッセージデータが作成され、図5(c)に示すメール作成画面133が表示される。
【0064】
一方、メール文の入力が指示されず、メール作成の終了が指示された場合(ステップS7;N)、メール作成が一旦終了され、これまでに作成されたメッセージデータのプレビューが実行される(ステップS8)。
【0065】
プレビュー時には、図6に示すようなメール画面134が表示部13に表示される。例えば、「今日は」、「ありがとう」、「楽しかったよ」の文節毎にグラフィック及びリズム音楽が選択された場合、文節毎に異なるグラフィックパターンに変換されたメッセージデータが作成され、選択されたリズム音楽がそのメッセージデータに添付される。そして、作成されたメッセージデータは、図6に示すように、表示軸に従って連続して表示され、各文節のメッセージデータが表示領域に表示されている間は、そのメッセージデータに添付されたリズム音楽の音楽データが音再生スピーカ17から出力される。
【0066】
メール画面134で表示されたメッセージデータのグラフィックが動画である場合は、リズム音楽のリズムやテンポに応じてそのグラフィック及びグラフィックに組み込まれたメール文字の表示位置や大きさが変化する。
【0067】
プレビュー表示後には、「この内容で送信しますか?」等の確認メッセージが表示される。ユーザは、プレビューされたこのメール画面134において、作成したミュージックメールの表示内容及びリズム音楽を確認し、メールの作成内容に満足すれば決定キーKを押下し、内容に不満があればクリアキーCを押下する。
【0068】
携帯通信端末1aでは、決定キーK又はクリアキーCの押下が待機され、プレビューされたミュージックメールの作成内容がユーザにより承認されたか否かが判別される(ステップS9)。クリアキーCが押下され、ミュージックメールの作成内容がユーザにより承認されなかった場合(ステップS9;N)、ステップS2に戻ってグラフィックとリズム音楽の選択からメール作成をやり直す。
【0069】
一方、決定キーKが押下され、ミュージックメールの作成内容がユーザにより承認された場合(ステップS9;Y)、メッセージデータにリズム音楽データが添付された送信用のメールデータが作成される。作成された送信用メールデータは通信部16を介して指定された送信先へ送信され(ステップS10)、本処理を終了する。
【0070】
携帯通信端末1bでは、携帯通信端末1aからミュージックメッセージデータが送信されると、上述したステップS6におけるプレビュー処理と同様の処理が行われる。つまり、図6に示したメール画面が表示部に表示され、グラフィック変換されたメッセージデータが表示されるとともに、そのメッセージデータに添付されていたリズム音楽の音楽データが音再生スピーカから出力される。受信されたミュージックメールに対して返信メールを作成する際には、携帯通信端末1bにおいても上述したメール作成処理が起動され、ミュージックメールを作成することが可能である。
【0071】
以上のように、第1の実施の形態によれば、ミュージックメール送信時には、ユーザの現状の感情に応じてグラフィック、リズム音楽を選択することにより、選択されたグラフィックパターンにメール文がグラフィック変換されたメッセージデータが作成され、当該作成されたメッセージデータに、選択されたリズム音楽の音楽データが添付されて指定された送信先へ送信されるので、ユーザはメール作成画面で選択項目を選択するだけの容易な操作で感情表現豊かなメールを通信相手に送信することができる。
【0072】
また、メッセージデータはメール文字をグラフィックの一部とした動画データであり、リズム音楽のリズムとテンポに協調した動きでグラフィックだけではなくメール文字のスタイルやレイアウトが変化するようなメッセージデータを作成するので、メールを作成するユーザの感情に応じたグラフィックやリズム音楽及びそのテンポを選択することにより、通信相手に伝えたい感情を視覚的及び聴覚的に表現することができる。
【0073】
一方、ミュージックメールを受信した携帯通信端末においても、送信元ユーザにより選択されたグラフィックパターンにグラフィック変換されたメッセージデータが表示されるとともに、その表示に合わせてメッセージデータに添付されたリズム音楽の音楽データが再生されるので、視覚的、聴覚的にメールの送信元ユーザの感情を把握することが容易となる。
【0074】
従って、ミュージックメールをやり取りする両者のコミュニケーション向上を図ることができる。
【0075】
また、ミュージックメールの作成時には、作成したミュージックメールのプレビューが行われるので、作成内容を確認しながらミュージックメールを作成することができ、メール作成の操作性がより向上する。
【0076】
なお、第1の実施の形態における記述内容は、本発明を適用した携帯通信端末1a、1bの好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上述した説明では、ミュージックメールに適用する音楽をリズム音楽としたが、音階が設定されたメロディ音楽であってもよく、その音楽の種類は特に限定しない。
【0077】
その他、第1の実施の形態における携帯通信端末1a、1bの細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0078】
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態では、ミュージックメール送信時には、文字に音階を設定しながら入力されたメール文を楽譜を模したグラフィックパターンにグラフィック変換したメッセージデータを作成するとともに、メール文字に設定された音階からメロディ音楽の音楽データを作成し、当該メロディ音楽の音楽データとユーザにより選択された複数種の音楽データをメッセージデータに添付して指定された送信先へ送信し、ミュージックメール受信時にはグラフィック変換されたメッセージデータを表示するとともに、その表示に合わせてメッセージデータに添付されている複数の音楽データを重ねて再生する例を説明する。
【0079】
まず、第2の実施の形態における携帯通信端末の構成について説明するが、第2の実施の形態における通信システムのシステム構成及び携帯通信端末の構成は、第1の実施の形態における通信システム100、携帯通信端末1a、1bの構成と同一であるので、同一の符号を付してその図示を省略し、異なる構成部分についてのみ説明する。
【0080】
すなわち、第2の実施の形態において、通信システム100は、携帯通信端末1a、1bが通信ネットワークNを介して接続され、携帯通信端末1aは、制御部11、入力部12、表示部13、RAM14、ROM15、通信部16、受話スピーカ21、送話マイク35、音再生スピーカ17から構成される。なお、携帯通信端末1bの構成は携帯通信端末1aと同一である。
【0081】
制御部11は、ROM15に格納されるメール作成処理プログラム(図7参照)との協働により、音楽とグラフィックを組み合わミュージックメールの作成を行う。具体的には、入力部12を介してユーザによりミュージックメールのベース音楽、ビート音楽及び作成するメロディ音楽の音源が選択されるとともに、メール文の文字入力が行われて各文字に音階が設定されると、選択された音源で各文字に設定された音階を元にメロディ音楽の音楽データを作成する。
【0082】
また、ROM15から楽譜のグラフィックパターンを読み出し、メール文の文字に設定された音階に応じてメール文字を音符として楽譜のグラフィック上に配置したメッセージデータを作成する。メールの送信時には、作成されたメッセージデータに、選択されたベース音楽、ビート音楽及びメロディ音楽の各音楽データを添付した送信用のメールデータを作成する。すなわち、制御部11によりメール作成手段、音楽作成手段を実現することができる。
【0083】
作成されたミュージックメールのプレビュー時、或いはメール受信時には、楽譜のグラフィックパターンにメール文がグラフィック変換されたメッセージデータを表示部13に表示させ、その表示に合わせてメッセージデータに添付されたベース音楽、ビート音楽、メロディ音楽の各音楽データを音再生スピーカ17に出力し、各音楽データを重ねて再生するよう指示する。
【0084】
ROM15は、第2の実施の形態におけるメール作成処理プログラムを格納する。また、ROM15は、辞書データを格納するメモリ領域の他、ユーザの感情を表現するためのベース音楽(例えば、副旋律となるようなバックグラウンド的な音楽)、ビート音楽(例えば、単音でリズムを打つドラムの音からなる音楽等)の音楽データ、各種音質(例えば、バイオリンの音色、オルゴールの音色等)の音源データを複数格納するメモリ領域、楽譜を模したグラフィックパターンデータを格納するメモリ領域を有する記憶手段である。
【0085】
楽譜のグラフィックパターンは、グリッド状に形成された楽譜のグラフィック上にメール文字を組み込む領域が予め準備されているものであり、メール文のグラフィック変換とは、メール文字を当該楽譜のグラフィックパターンに当てはめてメール文字をグラフィックの一部とすることをいう。グラフィック変換時には、グラフィックに合わせてメール文字のスタイルを変更することとしてもよい。
【0086】
また、ROM15は、送受信されたミュージックメール(メッセージデータ及び音楽データ)を格納するメモリ領域を有している。受信されたミュージックメールは、そのミュージックメールに設定されているベース音楽の種類毎に記憶される。
【0087】
次に、第2の実施の形態における携帯通信端末の動作について説明する。
第2の実施の形態においても、携帯通信端末1aにおいてミュージックメールを作成して携帯通信端末1bに送信し、携帯通信端末1bにおいて携帯通信端末1aから受信されたミュージックメールのメッセージデータを表示するとともにメッセージデータに添付された音楽データを再生する例を説明する。
【0088】
携帯通信端末1aにより実行されるメール作成処理について、図7に示すフローチャート、図8に示すメール作成画面の画面遷移図を参照して説明する。なお、説明の前提として、メールのテキストデータのみを作成して送信する通常モードとミュージックメールを作成するミュージックメールモードのうち、ミュージックメールモードが選択され、以下に説明するメール作成処理が開始されたこととする。
【0089】
図7に示すメール作成処理では、まず表示部13にメール作成画面231(図8(a)参照)が表示され、ミュージックメールのベース音楽の選択が行われる(ステップS101)。図8(a)に示すように、メール作成画面231には、「Exiting」、「Happy」、「Sad」、「Calm」のユーザの感情を表す感情エリアb1〜b4が選択可能に表示される。各感情エリアb1〜b4には、その感情を表現するベース音楽が設定されており、ユーザにより何れかの感情エリアb1〜b4が選択されると、当該選択された感情エリアに応じたベース音楽がROM15から読み出されて音再生スピーカ17から出力される。ユーザは、ベース音楽を試聴しながら現在の感情に合った感情エリアb1〜b4を選択し、決定キーKを押下する。決定キーKが押下されると、選択された感情エリアに応じたベース音楽がミュージックメールのベース音楽として決定される。
【0090】
ベース音楽が決定されると、表示部13にビート音楽及び作成するメロディ音楽の音質を選択するためのメール作成画面232(図8(b)参照)が表示され、まずミュージックメールのビート音楽の選択が行われる(ステップS102)。図8(b)に示すように、メール作成画面232では、画面上部にビート音楽を繰り替えるためのビート変換エリアb5が表示される。ビート変換エリアb5では、現在選択されているビート音楽名が表示され、レフトキーL又はライトキーRの押下操作に応じてビート音楽が異なるビート音楽に切り換えられる。ユーザはレフトキーL又はライトキーRを操作して所望のビート音楽を選択する。
【0091】
ユーザにより何れかのビート音楽が選択されると、当該選択されたビート音楽がROM15から読み出されてステップS101で決定されたベース音楽と合わせて音再生スピーカ17から再生される。ユーザは、ベース音楽及びビート音楽を試聴してその組み合わせを確認しながら所望のビート音楽を選択する。
【0092】
次いで、このメール作成画面232において、ミュージックメールのメロディ音楽の音質が選択される(ステップS103)。各ビート音楽にはそのビート音楽に応じた音質が設定されており、メール画面232のビート変換エリアb5の下部には、選択されたビート音楽に応じた音質が選択可能に表示された音質エリアb6〜b9が表示される。例えば、「Natural」、「Jazz」、「Classic」等の様々なジャンルのビート音楽の中から、「Natural」のビート音楽が選択されると、「Natural」に応じた「wind」、「sun」、「sea」、「ground」の4つの音質エリアb6〜b9が表示される。これらの音質名は、ユーザが音質をイメージしやすい名前で表示されるため音質が選択しやすくなる。
【0093】
ユーザにより何れかの音質エリアb6〜b9が選択され、決定キーKが押下されると、ビート変換エリアb5で選択されているビート音楽がミュージックメールに設定されるビート音楽として、音質エリアb6〜b9により選択された音質がメロディ音楽の音質として決定される。
【0094】
ベース音楽、ビート音楽及びメロディ音楽の音質がそれぞれ選択されると、表示部13にメール文の文字入力を行うための文字入力シートが表示されたメール作成画面233(図8(c)参照)が表示され、メール文の文字入力が行われる(ステップS104)。図8(c)に示すように、メール作成画面233では、決定されたベース音楽名、ビート音楽名及び音質名とともに文字入力シートb10が表示される。文字入力シートb10は、グリッド状に形成されており、1つのグリッドに1文字を入力することが可能な態様に形成されている。また、この文字入力シートb10は、入力された文字に音階を設定するための楽譜シートでもあり、縦のグリッドラインに対して音階が設定されている。
【0095】
ユーザは、このメール作成画面233の文字入力シートb10において、アップキーU、レフトキーL等のカーソルキーを操作して文字を入力するグリッドを指定後、テンキー群31により文字入力を行う。つまり、文字に音階を設定しながらメール文字を入力していく。例えば、図8(d)に示すように、「きょうはありがとととと」のメール文を入力する際に、「きょうは」の各文字はドの音階に、「あ」の文字はラの音階に、「り」の文字はソの音階に、といったように文字のレイアウトや音階を設定しながらメールの文字を順次各グリッドに文字を入力していくことができる。メール文字の入力は、メールが表示された際のビジュアル性を重視して文字のレイアウトを考えながら入力することもできるし、メール表示に再生される音楽性を重視してメロディ構成を考えながら入力することもできる。そして、文字入力が終了すると、ユーザは決定キーKを押下する。
【0096】
次いで、ステップS105では、決定キーKが押下され、文字入力が終了されたか否かが判別される。文字入力が終了していない場合は(ステップS105;N)、ステップS104に戻ってメール文の文字入力が継続される。一方、決定キーが押下され、文字入力が終了した場合は(ステップS105;Y)、選択された音質に応じた音源データがROM15から読み出され、当該音源データを用いて文字入力シートにおいてメール文の各文字に設定された音階を元にメロディ音楽の音楽データが作成される(ステップS106)。さらに、ROM15から楽譜のグラフィックパターンデータが読み出され、この楽譜のグラフィックパターンにメール文の文字が音符として組み込まれた、つまりメール文がグラフィック変換されたメッセージデータが作成される(ステップS107)。
【0097】
メロディ音楽データ及びメッセージデータが作成されると、プレビューが実行される(ステップS108)。プレビュー時には、図9に示すようなメール画面235が表示部13に表示される。メール画面235では、画面上部にベース音楽名、ビート音楽名及びその音源名b11が表示され、画面中央部にはグリッドから構成される楽譜上にメール文の文字が音符として配置されたグラフィックb12が表示される。また、グラフィックの表示に合わせて「Exiting」のベース音楽、「Natural」のビート音楽及び「Sun」の音質のメロディ音楽が音再生スピーカ17から再生される。
【0098】
プレビュー表示後には、「この内容で送信しますか?」等の確認メッセージが表示される。ユーザは、プレビューされたメール画面235において、作成したミュージックメールの表示内容及び音楽を確認し、メールの作成内容に満足すれば決定キーKを押下し、内容に不満があればクリアキーCを押下する。
【0099】
携帯通信端末1aでは、決定キーK又はクリアキーCの押下が待機され、プレビューされたミュージックメールの作成内容がユーザにより承認されたか否かが判別される(ステップS109)。クリアキーCが押下され、ミュージックメールの作成内容がユーザにより承認されなかった場合は(ステップS109;N)、ステップS101に戻って、音楽の設定からやり直す。
【0100】
一方、決定キーKが押下され、ミュージックメールの作成内容がユーザにより承認された場合(ステップS109;Y)、作成されたメッセージデータに、ベース音楽、ビート音楽、メロディ音楽の各音楽データが添付された送信用のメールデータが作成される。作成された送信用メールデータは、通信部16を介して指定された送信先へ送信されて(ステップS110)、本処理を終了する。
【0101】
携帯通信端末1bでは、携帯通信端末1aからミュージックメールが送信されると、上述したステップS108のプレビュー処理と同様な処理が行われる。つまり、図9に示すようなメール画面が表示部に表示され、メール文を含む楽譜のグラフィックが表示されるとともに、そのメール文の表示に合わせてベース音楽、ビート音楽、メロディ音楽の各音楽データが重ねられて音再生スピーカから再生される。
【0102】
受信されたミュージックメールに対して返信のミュージックメールを作成する際には、上述したようなメール作成処理が携帯通信端末1bにおいても起動され、ミュージックメールを作成することができる。このとき、受信メールとは関係なく新規メールで返信する場合には、上述したようにベース音楽、ビート音楽、音源を新たに設定してミュージックメールを作成し、返信先のアドレスを指定して送信する。
【0103】
一方、受信メールを引用して返信メールを作成する場合で、通信相手と同一のベース音楽、ビート音楽、音質を選択する場合には、受信されたメール文に続けて返信分のメール文を入力できる文字入力シートがメール作成画面上に表示され、ユーザにより返信分のメール文が入力されると、受信メール文と返信メール文とがともに楽譜のグラフィックパターンにグラフィック変換されたメッセージデータが作成される。同時に、返信メール文のメロディ音楽が作成され、受信メールのメロディ音楽に続けて返信メール文のメロディ音楽が結合されて作成されたメッセージデータに添付される。プレビュー時には、図10(a)に示すように、通信相手から受信されたメール文に続けて返信分のメール文が楽譜のグラフィックb13上に表示され、受信メール文と返信メール文とで作成されたメロディ音楽が再生される。
【0104】
また、受信メールを引用して返信メールを作成する場合で、受信されたメールとは異なるベース音楽、ビート音楽、音質を選択する際には、新たに選択されたベース音楽、ビート音楽、音質の文字入力シートがメール作成画面上に表示される。ユーザにより返信分のメール文が入力されると、その返信メール文がグラフィック変換されたメッセージデータが作成されるとともに、返信メール文のメロディ音楽が作成され、返信分のメッセージデータに添付されたメールデータが作成される。次いで、受信されたメールデータと今回新たに作成された返信分のメールデータとが結合されて送信用のメールデータが作成される。プレビュー時には、図10(b)に示すように、まず受信メール文が表示され、その音楽データが1小節目として再生された後、2小節目として今回作成された返信メール文の表示に切り替わり、その音楽データが再生される。
【0105】
このように、受信されたミュージックメールを引用して返信メールを作成することにより、一連の音楽とその楽譜ができあがる。
【0106】
また、上記携帯通信端末1a、1bでは、ミュージックメールが受信されると、当該受信されたミュージックメールで設定されているベース音楽の種類から感情が判別され、その感情毎に受信メールの履歴が記憶される。ユーザから受信メール履歴が要求された場合は、図11に示すような履歴画面236が表示され、「Exiting」、「Happy」、「Calm」、「Sad」の各感情エリアc1〜c4が表示される。この感情エリア内で示される円の図形は今までに受信されたミュージックメールの存在を示し、円のサイズ及び位置により受信されたメールのメロディ音楽の音階の範囲を示している。このように感情エリアc1〜c4に受信メールの履歴を表示することにより、相手の感情の経緯を容易に把握することができる。
【0107】
以上のように、第2の実施の形態によれば、ミュージックメール送信時には、現状の感情に合ったベース音楽、ビート音楽を試聴しながら選択し、メール文の文字に音階を設定しながらメール文を入力することで、メール文の再生時にメール文字に設定された音階で作成されたメロディ音楽と、選択されたベース音楽、ビート音楽が重ねられて再生される。また、メール文が表示される際にメール文の文字が音符となって楽譜のグラフィック上に配置されるようなグラフィックパターンにメール文がグラフィック変換されたメッセージデータが作成されるので、ユーザは現状の感情に応じてメール作成画面に表示された選択項目を選択するだけの容易な操作で感情表現豊かなメールを作成することができる。
【0108】
また、ミュージックメールを受信した携帯通信端末においても、楽譜のグラフィック上に音符のように配置されたメール文が表示されるとともに、その表示に合わせて送信元ユーザにより選択されたベース音楽、ビート音楽、メロディ音楽の各音楽データが重ねられて再生されるので、視覚的、聴覚的にメールの送信元ユーザの感情を把握することが容易となる。
【0109】
従って、ミュージックメールをやり取りする両者のコミュニケーション向上を図ることができる。
【0110】
また、ベース音楽、ビート音楽と、重ねる音楽をユーザが選択することができるので、気分に合わせて無作為的に音楽を組み合わせることもできるし、逆に作為的に音楽の調和を考えながら組み合わせることもできる。
【0111】
また、メール文字は、楽譜のグラフィック上に音符として表示されるので、ビジュアル性を重視して文字のレイアウトを考えながら文字入力を行うこともできるし、音楽性を重視して文字入力を行うこともできる。前者の場合は、無作為的なメロディ音楽を作曲することができ、後者の場合は、ユーザの意図に応じたメロディ音楽を作曲することができる。
【0112】
このように、ユーザが任意に音楽データを作成可能としたことにより、ユニークなミュージックメールを作ることができ、ユーザのメール創作意欲を向上させることができる。
【0113】
また、ミュージックメールの作成時には、作成したミュージックメールの表示内容及び音楽をプレビューにより確認しながら、ミュージックメールを作成することができるので、メール作成の操作性がより向上する。
【0114】
また、受信メール文を引用して返信メールを作成する際には、その受信メール文のメロディ音楽に続けて返信メール文のメロディ音楽が加えられるので、ミュージックメールのやり取りを繰り返すことにより、一連の音楽データとその楽譜を作成することができる。このミュージックメールのやり取りにより作成された一連の音楽からお互いの感情の推移を把握しやすくなる。
【0115】
なお、第2の実施の形態における記述内容は、本発明を適用した携帯通信端末1a、1bの好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上述した説明では、重ねる音楽の種類をベース音楽、ビート音楽、メロディ音楽としたが、これに限らず、メロディ音楽1、メロディ音楽2、メロディ音楽3と、全て同じ種類の音楽を重ねることとしてもよいし、その他の種類の音楽を重ねることとしてもよい。また、重ねる音楽の種類の数も3つに限らない。
【0116】
また、上述した説明では、ROM15に楽譜のグラフィックパターンデータを1パターンだけ記憶する構成で説明したが、これに限らず、楽譜のデザインを変えて複数パターンの楽譜のグラフィックパターンを備え、ユーザの好みに応じたグラフィックを選択可能な構成としてもよい。
【0117】
また、グラフィック変換時に、選択された音楽に応じてメール文の文字フォント、サイズ、表示色等の文字スタイルを変更することとしてもよい。例えば、「Happy」のベース音楽が選択された場合には文字色を暖色系の色に変更することにより、よりユーザの感情をアピールすることができる。
【0118】
その他、第2の実施の形態における携帯通信端末1a、1bの細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0119】
【発明の効果】
本発明によれば、容易な操作で視覚的、聴覚的に感情表現豊かなメールを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態における携帯通信端末1a、1bとが接続された通信システム100のシステム構成を示す図である。
【図2】携帯通信端末1aの外観を示す図である。
【図3】携帯通信端末1aの内部構成を示す図である。
【図4】第1の実施の形態における携帯通信端末1aにより実行されるメール作成処理を説明するフローチャートである。
【図5】メール作成処理で表示部13に表示されるメール作成画面の画面遷移図である。
【図6】作成されたミュージックメールのプレビュー時に表示されるメール画面である。
【図7】第2の実施の形態における携帯通信端末1aにより実行されるメール作成処理を説明するフローチャートである。
【図8】第2の実施の形態におけるメール作成処理時に表示部13に表示されるメール作成画面の画面遷移図である。
【図9】作成されたミュージックメールのプレビュー時に表示されるメール画面である。
【図10】返信メールのメール画面を示す図である。
【図11】受信されたミュージックメールの受信履歴画面を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯通信端末
2 ディプレイ部
21 受話スピーカ
3 キー入力部
31 テンキー群
U アップキー
D ダウンキー
L レフトキー
R ライトキー
K 決定キー
C クリアキー
35 送話マイク
11 制御部
12 入力部
13 表示部
14 RAM
15 ROM
16 通信部
17 音再生スピーカ

Claims (18)

  1. メール文の文字入力を行うための入力手段と、
    音階に対応する表示位置を予め準備して構成される第1のグラフィックパターンを記憶するグラフィック記憶手段と、
    メール文を構成する文字に音階を対応付けて設定する音階設定手段と、
    前記入力手段により入力されたメール文を、前記第1のグラフィックパターンによって対応付けられた音階の表示位置に表示する表示手段と、
    前記入力されたメール文の文字、文字に設定された音階に対応する第1のグラフィックパターンの表示位置上に表示する第2のグラフィックパターンにグラフィック変換したメッセージデータを作成し、当該メッセージデータに前記設定された音階のデータを添付して送信用のメールデータを作成するメール作成手段と、
    前記作成された送信用メールデータを指定された送信先へ送信する通信手段と、
    を備えることを特徴とする携帯通信端末。
  2. メール文を構成する文字に音階を対応付けて、音階を示すグラフィックパターンの所定表示位置に表示するグラフィックパターンにグラフィック変換されたメッセージデータと、当該メッセージデータに前記文字に対応付けた音階の音階データが添付されたメールを受信することができる通信手段と、
    前記受信されたメッセージデータを、音階を示すグラフィックパターンで表示する表示手段と、
    前記メッセージデータの表示に合わせて、当該メッセージデータに添付された音階データに応じた音階で再生する音楽再生手段と、
    を備えることを特徴とする携帯通信端末。
  3. メール文の文字入力を行うための入力手段と、
    音階に対応する表示位置を予め準備して構成される第1のグラフィックパターンを記憶するグラフィック記憶手段と、
    メール文を構成する文字に音階を対応付けて設定する音階設定手段と、
    前記入力手段により入力されたメール文を、前記第1のグラフィックパターンによって対応付けられた音階の表示位置に表示する表示手段と、
    前記入力されたメール文の文字を、文字に設定された音階に対応する前記第1のグラフィックパターンの表示位置に表示する第2のグラフィックパターンにグラフィック変換したメッセージデータを作成し、当該メッセージデータに前記設定された音階データを添付して送信用のメールデータを作成するメール作成手段と、
    前記作成された送信用メールデータを指定された送信先へ送信するとともに、メール文を構成する文字に音階を対応付けて、音階を示すグラフィックパターンの所定表示位置に表示するグラフィックパターンにグラフィック変換されたメッセージデータと、当該メッセージデータに前記設定された音階の音階データが添付されたメールを受信する通信手段と、
    前記受信されたメッセージデータを、音階を示すグラフィックパターンで表示する前記表示手段と、
    前記メッセージデータの表示に合わせて、当該メッセージデータに添付された音階データに応じた音階で再生する音楽再生手段と、
    を備えることを特徴とする携帯通信端末。
  4. 前記第1のグラフィックパターンは、音階の表示位置を示すグリッドで構成されることを特徴とする請求項1又は3に記載の携帯通信端末。
  5. 前記グラフィックパターンは、音階の表示位置を示すグリッドで構成されることを特徴とする請求項に記載の携帯通信端末。
  6. 前記表示手段は、メール文の文字を入力するため、1つのグリッドに1文字を対応させて入力するためのグリッドエリアを表示することを特徴とする請求項4又は5に記載の携帯通信端末。
  7. 前記表示手段は、メール送信前にメール送信内容をプレビュー表示し、当該プレビュー表示の際に送信メールのメール文の文字が音符として配置されたグラフィックを表示することを特徴とする請求項1、3又は4に記載の携帯通信端末。
  8. 複数種の音楽データを記憶する音楽記憶手段と、
    前記記憶された複数種の音楽データのうち、メール文の表示時に再生する音楽データを選択する音楽選択手段と、を備え、
    前記メール作成手段は、前記メッセージデータに前記音階データと前記選択された音楽データを添付して送信用のメールデータを作成し、
    前記通信手段は、前記作成された送信用メールデータを指定された送信先へ送信することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  9. 複数種の音楽データを記憶する音楽記憶手段と、
    前記記憶された複数種の音楽データのうち、メール文の表示時に再生する音楽データを選択する音楽選択手段と、を備え、
    前記メール作成手段は、前記メッセージデータに前記音階データと前記選択された音楽データを添付して送信用のメールデータを作成し、
    前記通信手段は、前記作成された送信用メールデータを指定された送信先へ送信することを特徴とする請求項に記載の携帯通信端末。
  10. 前記音楽選択手段は、ベース音楽及び/又はビート音楽及び/又は音質からメール文の表示時に再生する音楽データを選択することを特徴とする請求項8又は9に記載の携帯通信端末。
  11. 前記入力手段は、受信メールに対する返信メール文の文字を入力し、
    前記メール作成手段は、前記返信メール文を前記記憶されたグラフィックパターンにグラフィック変換したメッセージデータを作成し、当該メッセージデータに前記選択された音楽データを添付して送信用のメールデータを作成し、
    前記通信手段は、前記作成された送信用メールデータを前記受信メールの送信元へ送信することを特徴とする請求項に記載の携帯通信端末。
  12. 前記入力手段は、受信メールに対する返信メール文の文字を入力し、
    前記音楽選択手段は、返信メール文の表示時に再生する音楽データを選択し、
    前記メール作成手段は、前記返信メール文を前記記憶されたグラフィックパターンにグラフィック変換したメッセージデータを作成し、当該メッセージデータに前記選択された音楽データを添付して送信用のメールデータを作成し、
    前記通信手段は、前記作成された送信用メールデータを前記受信メールの送信元へ送信することを特徴とする請求項に記載の携帯通信端末。
  13. 前記メール作成手段は、前記選択手段により返信メールの音楽データとして受信メールの音楽データと同一の音楽データが選択された場合、前記受信メールのメール文とともに返信分のメール文をグラフィック変換したメッセージデータを作成し、当該メッセージデータに受信メールと同一の音楽データ添付した送信用メールデータを作成することを特徴とする請求項12に記載の携帯通信端末。
  14. 前記メール作成手段は、前記選択手段により返信メールの音楽データとして受信メールの音楽データとは異なる音楽データが選択された場合、返信メール文のみをグラフィック変換したメッセージデータを作成し、当該メッセージデータに前記選択された音楽データを添付して返信分のメールデータを作成し、この返信分のメールデータと前記受信メールのメールデータとを結合して送信用のメールデータを作成することを特徴とする請求項12に記載の携帯通信端末。
  15. 前記受信メールの履歴をそのメッセージデータに添付された音楽データの種類毎に記憶する履歴記憶手段と、
    前記表示手段は、受信メールの履歴を表示する際には、音楽データの種類毎に受信メールの履歴を表示することを特徴とする請求項に記載の携帯通信端末。
  16. コンピュータを、
    メール文の文字入力を行うための入力手段、
    音階に対応する表示位置を予め準備して構成される第1のグラフィックパターンを記憶するグラフィック記憶手段、
    メール文を構成する文字に音階を対応付けて設定する音階設定手段、
    前記入力手段により入力されたメール文を、前記第1のグラフィックパターンによって対応付けられた音階の表示位置に表示する表示手段、
    前記入力されたメール文の文字、文字に設定された音階に対応する第1のグラフィックパターンの表示位置上に表示する第2のグラフィックパターンにグラフィック変換したメッセージデータを作成し、当該メッセージデータに前記設定された音階のデータを添付して送信用のメールデータを作成するメール作成手段、
    前記作成された送信用メールデータを指定された送信先へ送信する通信手段、
    として機能させるためのプログラム。
  17. コンピュータを、
    メール文を構成する文字に音階を対応付けて、音階を示すグラフィックパターンの所定表示位置に表示するグラフィックパターンにグラフィック変換されたメッセージデータと、当該メッセージデータに前記文字に対応付けた音階データが添付されたメールを受信する通信手段、
    前記受信されたメッセージデータを、音階を示すグラフィックパターンで表示する表示手段、
    前記メッセージデータの表示に合わせて、前記メッセージデータが添付された音階データに応じた音階で音楽を再生する音楽再生手段、
    として機能させるためのプログラム。
  18. コンピュータを、
    メール文の文字入力を行うための入力手段、
    音階に対応する表示位置を予め準備して構成される第1のグラフィックパターンを記憶するグラフィック記憶手段、
    メール文を構成する文字に音階を対応付けて設定する音階設定手段、
    前記入力手段により入力されたメール文を、前記第1のグラフィックパターンによって対応付けられた音階の表示位置に表示する表示手段、
    前記入力されたメール文の文字を、文字に設定された音階に対応する第1のグラフィックパターンの表示位置に表示する第2のグラフィックパターンにグラフィック変換したメッセージデータを作成し、当該メッセージデータに前記設定された音階データを添付して送信用のメールデータを作成するメール作成手段、
    前記作成された送信用メールデータを指定された送信先へ送信するとともに、メール文 を構成する文字に音階を対応付けて、音階を示すグラフィックパターンの所定表示位置に表示するグラフィックパターンにグラフィック変換されたメッセージデータと、当該メッセージデータに前記設定された音階データが添付されたメールを受信する通信手段、
    前記受信されたメッセージデータを、音階を示すグラフィックパターンで表示する前記表示手段、
    前記メッセージデータの表示に合わせて、当該メッセージデータに添付された音階のデータに応じた音階で再生する音楽再生手段、
    として機能させるためのプログラム。
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