JP2002261853A - トレーニング信号検出装置及びその方法 - Google Patents

トレーニング信号検出装置及びその方法

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JP2002261853A
JP2002261853A JP2001057425A JP2001057425A JP2002261853A JP 2002261853 A JP2002261853 A JP 2002261853A JP 2001057425 A JP2001057425 A JP 2001057425A JP 2001057425 A JP2001057425 A JP 2001057425A JP 2002261853 A JP2002261853 A JP 2002261853A
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Kazunori Takatsu
和典 高津
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交互パターン及びそれに続く疑似ランダムパ
ターンを確実に検出するトレーニング信号検出装置及び
その方法を提供する。 【解決手段】 本発明のトレーニング信号検出装置は、
A/D変換部101と、Rxフィルタ102と、AGC
103と、スプリッタ104と、復調部105と、変化
検出部107と、を有して構成される。A/D変換部1
01でサンプリングされた受信信号は、受信フィルタ1
02を通った後、AGC103にて適切なレベルに変換
される。スプリッタ104において、QAMのsin波
成分とcos波成分とに分離されたのち、復調部105
にて復調される。復調された信号点は、変化検出部10
6に入力され、信号点の変化を検出することで交互パタ
ーンや疑似ランダムシーケンスの検出を行う。本発明に
よれば、復調後の信号点座標の変化を利用してトレーニ
ング信号を検出することにより、回線劣化に影響を受け
難く、確実にトレーニング信号を検出することが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モデムにおけるト
レーニング信号検出装置及びその方法に関し、特にファ
クシミリ等の通信時におけるトレーニング信号検出装置
及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ITU−Tによるモデム勧告
(V.27ter,V.29,V.33,V.17,
V.22,V.22bis,V.32bis,V.34
等) においては、モデムの通信開始時に、送信モデムか
ら交互パターンと呼ばれるトレーニング信号を送ること
が定義されている。この交互パターンを利用して、受信
モデムはタイミングリカバリの初期トレーニングを行
う。さらに、その後に続く疑似ランダムシーケンスを利
用して等化器のトレーニングを行い、実際のデータ通信
に入る。よって、この交互パターンや疑似ランダムシー
ケンスの検出を誤ると、トレーニングに失敗し、データ
通信が正常にできなくなってしまう。
【0003】このトレーニング信号の検出において、も
っとも単純な方法は、受信信号のエネルギーを検知する
方法である。無音期間の後に受信信号のエネルギーを検
出すると、トレーニング信号が来たと判断する。しか
し、ノイズが非常に大きい場合、無音期間においても最
低受信レベルを超えるエネルギーを受信してしまうこと
があり、トレーニングができなくなってしまう。
【0004】例えば、従来例1として、特開平04−3
26242号公報に開示される「モデムトレーニング信
号検出方式」は、帯域通過フィルタを利用して、モデム
信号の周波数成分のみを取り出すことにより、ノイズ等
をトレーニング信号と誤検出することを減らすものであ
る。
【0005】また、従来例2として、特開平08−10
7433号公報に開示される「トレーニング検出装置」
は、交互パターンに含まれるボーレートの1/2の周波
数成分を検出することにより、エコープロテクトトーン
によるトレーニング信号の誤検出を回避するものであ
る。
【0006】さらに、従来例3として、特開平04−1
75037号公報に開示される「モデム信号検出方式」
は、タイマを利用して時間制限を加えることにより、誤
検出を回避するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1においては、ファクシミリでは、しばしばエコー
プロテクトトーンと呼ばれる無変調キャリア信号を送っ
た後に、本来のモデム信号を送る場合がある。エコープ
ロテクトトーンはモデム信号と同じ周波数成分を持つた
め、エコープロテクトトーンを受信した段階でトレーニ
ングを開始してしまうため、トーニングに失敗するとい
った問題点があった。
【0008】また、上記従来例2においては、このボー
レートの1/2の周波数成分は、回線による劣化を受け
るため、常に同じレベルで受けられるわけではない。そ
のため、閾値の設定が難しく、厳しくすると劣悪な回線
でトレーニング信号を検出できなくなってしまう。逆に
閾値の設定を甘くした場合、初期のAGC (Automatic
Gain Control)トレーニングによりレベルが変化した際
や、タイミングリカバリによりサンプリング位相が変化
した場合に、誤って検出してしまうことがあるといった
問題点があった。
【0009】さらに、上記従来例3においては、エコー
プロテクトトーン等により、本来の交互パターンが始ま
る前に誤検出してしまうと、タイミングによっては、本
来の交互パターンの途中でタイマ値が所定の時間に達し
てしまうという問題点があった。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みて成されたも
のであり、上述するような交互パターン及びそれに続く
疑似ランダムパターンを確実に検出するトレーニング信
号検出装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、モデムのトレーニング信号
を検出する検出手段を備えたトレーニング信号検出装置
において、検出手段は、復調後の信号点座標の変化を利
用してトレーニング信号を検出することを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、検出手段は、1シンボル前の信号点との距
離が所定の閾値以上であり、かつ2シンボル前の信号点
との距離が所定の閾値以下である場合に、交互パターン
を検出したと見なすことを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、検出手段は、1シンボル前の信号点との距
離に加え、現在の信号点/原点/1シンボル前の信号点
のなす角度が所定の閾値以上である場合に、交互パター
ンを検出したと見なすことを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、検出手段は、1シンボル前の信号点との距
離に加え、現在の信号点座標及び1シンボル前の信号点
座標をベクトルと見なし、その内積が所定の閾値以下で
ある場合に交互パターンを検出したと見なすことを特徴
とする。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明において、検出手段は、1シンボル前の信号点との距
離から、現在の信号点座標及び1シンボル前の信号点座
標をベクトルと見なし、その内積を減じた値が所定の閾
値以上である場合に交互パターンを検出したと見なすこ
とを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項2記載の発
明において、検出手段は、連続してある一定以上の期
間、条件を満たした場合に、交互パターンを検出したと
見なすことを特徴とする。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、検出手段は、交互パターンを検出した後、
2シンボル前の信号点との距離が所定の閾値以上である
場合に、疑似ランダムパターンを検出したと見なすこと
を特徴とする。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、検出手段は、2シンボル前の信号点との距
離に加え、現在の信号点/原点/2シンボル前の信号点
のなす角度が所定の閾値以上である場合に、疑似ランダ
ムパターンを検出したと見なすことを特徴とする。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項7記載の発
明において、検出手段は、2シンボル前の信号点との距
離に加え、現在の信号点座標及び2シンボル前の信号点
座標をベクトルと見なし、その内積が所定の閾値以下で
ある場合に交互パターンを検出したと見なすことを特徴
とする。
【0020】請求項10記載の発明は、請求項7記載の
発明において、検出手段は、2シンボル前の信号点との
距離から、現在の信号点座標及び2シンボル前の信号点
座標をベクトルと見なし、その内積を減じた値が所定の
閾値以上である場合に交互パターンを検出したと見なす
ことを特徴とする。
【0021】請求項11記載の発明は、モデムのトレー
ニング信号を検出するトレーニング信号検出方法におい
て、復調後の信号点座標の変化を利用してトレーニング
信号を検出することを特徴とする。
【0022】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明において、1シンボル前の信号点との距離が所定
の閾値以上であり、かつ2シンボル前の信号点との距離
が所定の閾値以下である場合に、交互パターンを検出し
たと見なすことを特徴とする。
【0023】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の発明において、1シンボル前の信号点との距離に加
え、現在の信号点/原点/1シンボル前の信号点のなす
角度が所定の閾値以上である場合に、交互パターンを検
出したと見なすことを特徴とする。
【0024】請求項14記載の発明は、請求項12記載
の発明において、1シンボル前の信号点との距離に加
え、現在の信号点座標及び1シンボル前の信号点座標を
ベクトルと見なし、その内積が所定の閾値以下である場
合に交互パターンを検出したと見なすことを特徴とす
る。
【0025】請求項15記載の発明は、請求項12記載
の発明において、1シンボル前の信号点との距離から、
現在の信号点座標及び1シンボル前の信号点座標をベク
トルと見なし、その内積を減じた値が所定の閾値以上で
ある場合に交互パターンを検出したと見なすことを特徴
とする。
【0026】請求項16記載の発明は、請求項12記載
の発明において、連続してある一定以上の期間、条件を
満たした場合に、交互パターンを検出したと見なすこと
を特徴とする。
【0027】請求項17記載の発明は、請求項11記載
の発明において、交互パターンを検出した後、2シンボ
ル前の信号点との距離が所定の閾値以上である場合に、
疑似ランダムパターンを検出したと見なすことを特徴と
する。
【0028】請求項18記載の発明は、請求項17記載
の発明において、2シンボル前の信号点との距離に加
え、現在の信号点/原点/2シンボル前の信号点のなす
角度が所定の閾値以上である場合に、疑似ランダムパタ
ーンを検出したと見なすことを特徴とする。
【0029】請求項19記載の発明は、請求項17記載
の発明において、2シンボル前の信号点との距離に加
え、現在の信号点座標及び2シンボル前の信号点座標を
ベクトルと見なし、その内積が所定の閾値以下である場
合に交互パターンを検出したと見なすことを特徴とす
る。
【0030】請求項20記載の発明は、請求項17記載
の発明において、2シンボル前の信号点との距離から、
現在の信号点座標及び2シンボル前の信号点座標をベク
トルと見なし、その内積を減じた値が所定の閾値以上で
ある場合に交互パターンを検出したと見なすことを特徴
とする。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照しながら本
発明の実施形態であるトレーニング信号検出装置及びそ
の方法を詳細に説明する。図1から図6を参照すると、
本発明に係るトレーニング信号検出装置及びその方法の
実施の形態が示されている。
【0032】図1は、本発明の一構成例を示したブロッ
ク図である。なお、本図では、説明を簡略化するため
に、タイミングリカバリ等の構成を省略している。図1
において、本発明の実施形態であるトレーニング信号検
出装置は、A/D変換部101と、Rxフィルタ(受信
フィルタ)102と、AGC(自動ゲイン制御)103
と、スプリッタ104と、復調部105と、変化検出部
107と、を有して構成され、一般的な QAM (Quad
rature Amplitude Modulation)モデムの復調部と同じ構
成となっている。なお、構成によっては、Rxフィルタ
102とAGC103との順序等が異なることもある
が、基本的には同じ受信部であり、本発明に影響はな
い。
【0033】A/D変換部101でサンプリングされた
受信信号は、Rxフィルタ102を通った後、AGC1
03にて、適切なレベルに変換される。スプリッタ10
4において、QAMのsin波成分と、cos波成分と
に分離されたのち、復調部105にて復調される。復調
された信号点は、変化検出部106に入力され、信号点
の変化を検出することにより、交互パターンや疑似ラン
ダムシーケンスの検出を行う。
【0034】以下、本発明の最も重要なブロックである
変化検出部について詳細に述べる。図2は、モデム勧告
V.17におけるトレーニング信号の信号点配置図であ
る。交互パターンは、図中、ABABと繰り返される信
号である。交互パターンから疑似ランダムシーケンスに
移る際には、 A→B→C→Dと変化した後、疑似ラン
ダムシーケンスに移ることが既定されている。しかし、
図のような信号点は、受信モデムにとっては、等化器に
より等化した後に得られる信号点であり、トレーニング
前に得ることはできない。よって、図1の変化検出部1
06においても、図2に見られるような受信信号点を利
用することはできない。
【0035】等化前の交互パターンを復調した結果は、
図3に見られるような信号点を繰り返し受信することと
なる。ここでは、シンボルレートの2倍のサンプリング
で信号点を復調した場合を例として図示している。ま
た、常に図3のような信号点を得るわけではなく、サン
プリング位相のずれや、回線の符号間干渉、キャリア位
相のずれにより異なった受信信号点を得る。しかし、本
発明の基本的な考え方には影響がないため、ここでは、
図3のような信号点を得たとして説明する。
【0036】図3に見られるように、各信号点は、2シ
ンボル後(4サンプル後)は略同じ点となるが、1シン
ボル後(2サンプル後)は大きく離れた信号点となって
いる。ノイズを受信している場合には、2シンボル後に
略同じ点となる可能性は非常に低い。また、エコープロ
テクトトーンである場合には、無変調キャリア信号であ
るため、1シンボル後も2シンボル後も略同じ点となっ
ている。このように復調後の信号点の変化を見ることに
より、交互パターンを確実に検出することができる。
【0037】図4は、本発明の実施形態における変化検
出部の動作例を示すフローチャートである。1シンボル
後との距離がある閾値(α)以上であり(ステップS4
1/YES)、かつ2シンボル後との距離がある閾値
(β)以下である場合に(ステップS42/YES)、
交互パターンを検出したものとしている。1シンボル後
との距離がある閾値(α)以上でない場合(ステップS
41/NO)、または、2シンボル後との距離がある閾
値(β)以下でない場合には(ステップS42/YE
S)、交互パターン非検出としている。このような判断
を行うことにより、ノイズやエコープロテクトトーンに
よる誤検出を避けることができる。また、回線劣化があ
り、シンボルレート成分が小さい場合やノイズが大きい
場合にも誤検出しにくい検出方法となっている。
【0038】以上が、本発明の基本的な考え方である
が、トレーニング信号の検出と同時にAGCのトレーニ
ングを行っている場合やサンプリング位相を大きく動か
している場合には、復調点がずれてしまうことがある。
そのため、エコープロテクトトーンの復調点であるにも
関わらず、1シンボル後の信号点の距離が離れ、2シン
ボル後の信号点の距離が近くなってしまう現象が発生す
る可能性があり、図4に示すフローチャートでは、誤検
出してしまうことになる。
【0039】そこで、受信点を原点からのベクトルと見
なし、1シンボル後とのベクトルのなす角度を判定基準
として追加したものが図5である。すなわち、1シンボ
ル後との距離がある閾値(α)以上であり(ステップS
51/YES)、2シンボル後との距離がある閾値
(β)以下であり(ステップS52/YES)、かつ、
1シンボル後とのベクトルのなす角度がある閾値(γ)
以上である場合に(ステップS53/YES)、交互パ
ターンを検出したものとしている。1シンボル後との距
離がある閾値(α)以上でない場合(ステップS51/
NO)、2シンボル後との距離がある閾値(β)以下で
ない場合(ステップS52/YES)、または、1シン
ボル後とのベクトルのなす角度がある閾値(γ)以上で
ない場合には(ステップS53/NO)、交互パターン
非検出としている。しかし、角度の計算は計算量を必要
とするため、角度のかわりに内積がある閾値以下の場合
に検出したと見なすこともできる。
【0040】さらに処理量を削減するために、1シンボ
ル後との間の距離計算と内積の条件を統合したものが図
6である。V.17の交互パターンでは、角度が略90
度となるため、内積は小さな値をとるが、エコープロテ
クトトーンでは、角度が略0度となるため、内積は非常
に大きな値を取る。よって、図6の上の判定だけで(ス
テップS61)、エコープロテクトトーンを確実に排除
することができ、下の判定条件(ステップS62)を緩
く設定することが可能となる。V.29やV.27te
rの交互パターンでは、角度が略180度となるため、
内積は負の値となり、エコープロテクトトーンとの区別
が非常に簡単になる。
【0041】さらに、検出精度をあげるためには、タイ
マを設け、ある一定の期間連続して条件を満たした場合
に、はじめて検出したと見なす方法がある。
【0042】ここまでは、交互パターンの検出について
説明を行ってきたが、疑似ランダムシーケンスへの移行
タイミングも、同様な方法を利用して確実に行うことが
できる。すなわち、交互パターンが検出された後、2シ
ンボル後の信号点との距離を見ることにより、V.17
でのA→B→Cのタイミングや、V.29、V.27t
erにおける位相変化0度のタイミングを検出すること
が可能である。
【0043】さらに、現在の信号点と2シンボル前の信
号点のなす角度がある閾値以上になっていることを条件
とすることにより、より正確に疑似ランダムシーケンス
の検出を行うことが可能となる。また、交互パターンの
場合と同様、計算量のかかる角度の代わりに、内積を利
用することも可能である。
【0044】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1または11記載の発明によれば、復調後の信号点座標
の変化を利用してトレーニング信号を検出することによ
り、回線劣化に影響を受け難く、確実にトレーニング信
号を検出することが可能となる。
【0045】請求項2または12記載の発明によれば、
1シンボル前の信号点との距離及び2シンボル前の信号
点との距離を見ることにより、エコープロテクトトーン
やノイズを交互パターンと誤検出することを防ぐことが
できる。
【0046】請求項3または13記載の発明によれば、
1シンボル前の信号点との角度を見ることにより、AG
Cゲインやサンプリング位相の変化時においても、エコ
ープロテクトトーンを交互パターンと誤検出することを
防ぐことができる。
【0047】請求項4または14記載の発明によれば、
計算量の必要な角度の計算をすることなく、AGCゲイ
ンやサンプリング位相の変化時においても、エコープロ
テクトトーンを交互パターンと誤検出することを防ぐこ
とができる。
【0048】請求項5または15記載の発明によれば、
わずかな計算量の増加で、AGCゲインやサンプリング
位相の変化時においても、エコープロテクトトーンを交
互パターンと誤検出することを防ぐことができる。
【0049】請求項6または16記載の発明によれば、
連続性を見ることにより、突発的なノイズなどによる誤
検出を防ぐことができる。
【0050】請求項7または17記載の発明によれば、
2シンボル前の信号点との距離を見ることにより、回線
劣化の影響をあまり受けずに、疑似ランダムシーケンス
を検出することができる。
【0051】請求項8または18記載の発明によれば、
2シンボル前の信号点との角度を見ることにより、AG
Cゲインやサンプリング位相の変化時においても、疑似
ランダムシーケンスの誤検出を防ぐことができる。
【0052】請求項9または19記載の発明によれば、
計算量の必要な角度の計算をすることなく、AGCゲイ
ンやサンプリング位相の変化時においても、疑似ランダ
ムシーケンスの誤検出を防ぐことができる。
【0053】請求項10または10記載の発明によれ
ば、わずかな計算量の増加で、AGCゲインやサンプリ
ング位相の変化時においても、疑似ランダムシーケンス
の誤検出を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるトレーニング信号検出
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】モデム勧告V.17におけるトレーニング信号
の信号点配置図である。
【図3】等化前の交互パターン受信点を示す図である。
【図4】本発明の実施形態における変化検出部の動作例
を示すフローチャートである。
【図5】距離と角度を利用した変化検出部の動作例を示
すフローチャートである。
【図6】距離と内積を利用した変化検出部の動作例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
101 A/D変換部 102 Rxフィルタ 103 AGC(自動ゲイン制御) 104 スプリッタ 105 復調部 106 変化検出部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モデムのトレーニング信号を検出する検
    出手段を備えたトレーニング信号検出装置において、 前記検出手段は、 復調後の信号点座標の変化を利用してトレーニング信号
    を検出することを特徴とするトレーニング信号検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、 1シンボル前の信号点との距離が所定の閾値以上であ
    り、かつ2シンボル前の信号点との距離が所定の閾値以
    下である場合に、交互パターンを検出したと見なすこと
    を特徴とする請求項1記載のトレーニング信号検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、 前記1シンボル前の信号点との距離に加え、現在の信号
    点/原点/1シンボル前の信号点のなす角度が所定の閾
    値以上である場合に、交互パターンを検出したと見なす
    ことを特徴とする請求項2記載のトレーニング信号検出
    装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、 前記1シンボル前の信号点との距離に加え、現在の信号
    点座標及び1シンボル前の信号点座標をベクトルと見な
    し、その内積が所定の閾値以下である場合に交互パター
    ンを検出したと見なすことを特徴とする請求項2記載の
    トレーニング信号検出装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、 前記1シンボル前の信号点との距離から、現在の信号点
    座標及び1シンボル前の信号点座標をベクトルと見な
    し、その内積を減じた値が所定の閾値以上である場合に
    交互パターンを検出したと見なすことを特徴とする請求
    項2記載のトレーニング信号検出装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は、 連続してある一定以上の期間、条件を満たした場合に、
    交互パターンを検出したと見なすことを特徴とする請求
    項2記載のトレーニング信号検出装置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段は、 交互パターンを検出した後、2シンボル前の信号点との
    距離が所定の閾値以上である場合に、疑似ランダムパタ
    ーンを検出したと見なすことを特徴とする請求項1記載
    のトレーニング信号検出装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段は、 前記2シンボル前の信号点との距離に加え、現在の信号
    点/原点/2シンボル前の信号点のなす角度が所定の閾
    値以上である場合に、疑似ランダムパターンを検出した
    と見なすことを特徴とする請求項7記載のトレーニング
    信号検出装置。
  9. 【請求項9】 前記検出手段は、 前記2シンボル前の信号点との距離に加え、現在の信号
    点座標及び2シンボル前の信号点座標をベクトルと見な
    し、その内積が所定の閾値以下である場合に交互パター
    ンを検出したと見なすことを特徴とする請求項7記載の
    トレーニング信号検出装置。
  10. 【請求項10】 前記検出手段は、 前記2シンボル前の信号点との距離から、現在の信号点
    座標及び2シンボル前の信号点座標をベクトルと見な
    し、その内積を減じた値が所定の閾値以上である場合に
    交互パターンを検出したと見なすことを特徴とする請求
    項7記載のトレーニング信号検出装置。
  11. 【請求項11】 モデムのトレーニング信号を検出する
    トレーニング信号検出方法において、 復調後の信号点座標の変化を利用してトレーニング信号
    を検出することを特徴とするトレーニング信号検出方
    法。
  12. 【請求項12】 1シンボル前の信号点との距離が所定
    の閾値以上であり、かつ2シンボル前の信号点との距離
    が所定の閾値以下である場合に、交互パターンを検出し
    たと見なすことを特徴とする請求項11記載のトレーニ
    ング信号検出方法。
  13. 【請求項13】 前記1シンボル前の信号点との距離に
    加え、現在の信号点/原点/1シンボル前の信号点のな
    す角度が所定の閾値以上である場合に、交互パターンを
    検出したと見なすことを特徴とする請求項12記載のト
    レーニング信号検出方法。
  14. 【請求項14】 前記1シンボル前の信号点との距離に
    加え、現在の信号点座標及び1シンボル前の信号点座標
    をベクトルと見なし、その内積が所定の閾値以下である
    場合に交互パターンを検出したと見なすことを特徴とす
    る請求項12記載のトレーニング信号検出方法。
  15. 【請求項15】 前記1シンボル前の信号点との距離か
    ら、現在の信号点座標及び1シンボル前の信号点座標を
    ベクトルと見なし、その内積を減じた値が所定の閾値以
    上である場合に交互パターンを検出したと見なすことを
    特徴とする請求項12記載のトレーニング信号検出方
    法。
  16. 【請求項16】 連続してある一定以上の期間、条件を
    満たした場合に、交互パターンを検出したと見なすこと
    を特徴とする請求項12記載のトレーニング信号検出方
    法。
  17. 【請求項17】 交互パターンを検出した後、2シンボ
    ル前の信号点との距離が所定の閾値以上である場合に、
    疑似ランダムパターンを検出したと見なすことを特徴と
    する請求項11記載のトレーニング信号検出方法。
  18. 【請求項18】 前記2シンボル前の信号点との距離に
    加え、現在の信号点/原点/2シンボル前の信号点のな
    す角度が所定の閾値以上である場合に、疑似ランダムパ
    ターンを検出したと見なすことを特徴とする請求項17
    記載のトレーニング信号検出方法。
  19. 【請求項19】 前記2シンボル前の信号点との距離に
    加え、現在の信号点座標及び2シンボル前の信号点座標
    をベクトルと見なし、その内積が所定の閾値以下である
    場合に交互パターンを検出したと見なすことを特徴とす
    る請求項17記載のトレーニング信号検出方法。
  20. 【請求項20】 前記2シンボル前の信号点との距離か
    ら、現在の信号点座標及び2シンボル前の信号点座標を
    ベクトルと見なし、その内積を減じた値が所定の閾値以
    上である場合に交互パターンを検出したと見なすことを
    特徴とする請求項17記載のトレーニング信号検出方
    法。
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WO2006137175A1 (ja) * 2005-06-22 2006-12-28 Japan Agency For Marine-Earth Science And Technology フレーム同期装置及びフレーム同期方法

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