JP2004504740A5

JP2004504740A5 -

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Publication number: JP2004504740A5
Application number: JP2002509243A
Authority: JP
Filing date: 2001-07-09
Publication date: 2005-02-24

Description

【０００４】
ＴＤＭＡバースト通信システムにおいてデータ・タイミング同期を正確に行うためには、アナログ・ベースバンド出力信号にたいする受信器バイアス電圧の影響を無くすることが必要である。弁別器は、受信された信号の周波数の変位を、バイアス電圧と一緒に、時間に対する電圧の変化に変換する。このバイアス電圧は、温度、構成要素の経年変化、およびその他のファクタのために変化する。このバイアス電圧のこれらの変動すなわちオフセットは、時間変化をする電圧を検出されたビットに正確に変換するたデータ検出回路の性能に悪影響を及ぼす。より詳しく説明すると、オフセット・このバイアス電圧が変化するにつれて、弁別器の理想的な受信ビット検出閾値が中心値からずれていく。そしてこれはビット・エラー率の増大を引き起こす傾向を持つ。このようなシステムはメガビットのデータ・レートで動作するので、弁別器のデータ・ビット閾値の中心からの僅かなずれにより、データが失われることになる。
１９９８年５月２４日に発明者リチャーズ（Ｒｉｃｈａｒｄｓ）の名前で発行された“調整可能なシンボルスライス復調器を有する受信機（ＲｅｃｅｉｖｅｒＨａｖｉｎｇａｎＡｄｊｕｓｔａｂｌｅＳｙｍｂｏｌＳｌｉｃｅＤｅｍｏｄｕｌａｔｏｒ）”という表題の米国特許第５７３２１１０号は、シンボルをスライスする閾値を、偏移周波数のパルス状の表現に依り調節するための手段が説明されている。しかしながらリチャーズによる第５７３２１１０号の特許は、１連のパルスを生成することで表される周波数偏移変調（ＦＳＫ）信号に限定されている。この特許は時分割多元接続（ＴＤＭＡ）通信システム、とりわけ車輌や航空機などの運搬手段に装備されるそのようなシステムにおいて使用するための補償システムを扱っていないし、またこの特許は復調後信号電圧の変化として表わされ得る信号変調タイプの補償の教示も与えていない。

Claims

自己発生された、自機の放送信号を受信（１０）し、
自己発生された、自機の放送信号のピーク・ツゥ・ピークの周波数偏移値を決定し（２０）、
ピーク・ツゥ・ピークの周波数偏移値にもとづいて自機のＴＤＭＡシステム内のビット検出閾値を調節することにより特徴づけられる、運搬手段に装備される時分割多元接続（ＴＤＭＡ）通信システムの受信ビット検出閾値を調節するための方法。
自己発生された、自機の放送信号のピーク・ツゥ・ピークの周波数偏移値を決定する前に、受信された自己発生された放送信号をデジタル化することをさらに含む請求項１の方法。
自己発生された、自機の放送信号のピーク・ツゥ・ピークの周波数偏移値を決定することが、
自己発生された、自機の放送信号の正のピーク周波数値および負のピーク周波数値を検出し、
正のピーク周波数値および負のピーク周波数値の間のデルタのための中央周波数値を決定すること
をさらに含む請求項１の方法。
短期ジッタを大幅に低減させかつ自機のＴＤＭＡシステム内のビット検出閾値を定めるために、中央周波数値をフィルタリングすることをさらに含む請求項３の方法。
自己発生された、自機の放送信号の正のピーク周波数値および負のピーク周波数値を検出することが、送信されつつある自己発生された放送信号とほぼ同時に正のピーク値および負の周波数ピーク値を検出することをさらに含む請求項３の方法。
自己発生された、自機の放送信号を受信するステップが、中間レベルの周波数フィードバック・パスを通じて自己発生された、自機の放送信号を受信することをさらに含む請求項１の方法。
自己発生された、自機の放送信号を受信するステップが、送信信号レベルの周波数フィードバック・パスを通じて自己発生された、自機の放送信号を受信することをさらに含む請求項１の方法。
自己発生された、自機の放送信号を受信し（１０）、
アナログの自機の放送信号を予め決められたデータ・レートでデジタル化し、
ＴＤＭＡ通信システムが信号の送信を開始することにより始まりＴＤＭＡ通信システムがその信号の送信を完了することにより終わる時間区間中にデジタル化された自機の放送信号から正のピーク周波数値および負のピーク周波数値を検出するステップにより特徴づけられる、時分割多元接続（ＴＤＭＡ）通信システムの受信ビット検出閾値を調節するための方法。
短期ジッタを低減させるために計算されたピーク・ツゥ・ピーク偏移値をフィルタリングすることをさらに含む請求項８の方法。
信号を予め決められたデータ・レートでサンプリングすることによりアナログ・ベースバンド入力信号をデジタル化するアナログ−デジタル（Ａ／Ｄ）変換器（３１０）と、
Ａ／Ｄ変換器（３１０）に電気的に接続され、Ａ／Ｄ変換器（３１０）から信号を受け取り正のピーク周波数値を決定する正ピーク周波数検出器（３２０）と、
Ａ／Ｄ変換器（３１０）に電気的に接続され、Ａ／Ｄ変換器（３１０）から信号を受け取り負のピーク周波数値を決定する負ピーク周波数検出器（３３０）と、
負および正のピーク検出器（３２０、３３０）にデータ通信接続され、ピーク・ツゥ・ピークの周波数偏移を計算してビット検出閾値を算出する計算タスク・ユニット（３４０）と、
を含み、
計算タスク・ユニット（３４０）にデータ通信接続されかつＡ／Ｄ変換器（３１０）に電気的に接続され、入力信号中の弁別器のドリフトに対する補償をするために、Ａ／Ｄ変換器（３１０）からデジタル化された信号を受け取り、また計算タスク・ユニット（３４０）からビット検出閾値を受け取るビット検出器（３６０）により特徴づけられる、ＴＤＭＡ通信デバイスに使用されるビット検出閾値調節回路。
正ピーク周波数検出器（３２０）および負ピーク周波数検出器（３３０）が、ＴＤＭＡ通信デバイスが信号の送信を開始したときに周波数のピークを検出するために動作させられ、ＴＤＭＡ通信デバイスが信号の送信を終了したときに動作停止させられる請求項１０のビット検出閾値調節回路。
計算タスク・ユニット（３４０）とデータ通信接続され、短期ジッタを低減させるためにピーク・ツゥ・ピーク周波数偏移をフィルタリングするフィルタ（３５０）をさらに含む請求項１０のビット検出閾値調節回路。