JP2002261173A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2002261173A
JP2002261173A JP2001057777A JP2001057777A JP2002261173A JP 2002261173 A JP2002261173 A JP 2002261173A JP 2001057777 A JP2001057777 A JP 2001057777A JP 2001057777 A JP2001057777 A JP 2001057777A JP 2002261173 A JP2002261173 A JP 2002261173A
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insulating film
gate electrode
nonvolatile memory
floating gate
memory element
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JP2001057777A
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English (en)
Inventor
Takashi Takeuchi
隆 竹内
Fumitoshi Ito
文俊 伊藤
Kosuke Okuyama
幸祐 奥山
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不揮発性記憶素子の書き換え速度の高速化を
図る。 【解決手段】 半導体主面上に第1絶縁膜を介在して浮
遊ゲート電極が設けられ、前記浮遊ゲート電極上に第2
絶縁膜を介在して制御ゲート電極が設けられた不揮発性
記憶素子を有する半導体装置であって、前記浮遊ゲート
電極は、前記第1絶縁膜と接する第1部分と、前記第1
部分から前記第1絶縁膜と離間する方向に突出する第2
部分とを有し、前記第1部分及び前記第2部分は、前記
第2絶縁膜を介在して前記制御ゲート電極で覆われてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、特に、不揮発性記憶素子を有する半導体装置に適用
して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置として、フラッシュメモリと
呼称される半導体記憶装置が知られている。このフラッ
シュメモリは、携帯性、耐衝撃性に優れ、オンボードで
の電気的な一括消去が可能であることから、小型携帯情
報機器等のファイルメモリとして使用されている。
【0003】フラッシュメモリのメモリセルは不揮発性
記憶素子で構成されている。この不揮発性記憶素子にお
いては種々な構造のものが提案され、実用化されている
が、一般的には、半導体基板の主面の表層部にソース領
域及びドレイン領域として半導体領域(不純物拡散層と
も言う)が設けられ、ソース領域とドレイン領域との間
のチャネル形成領域上に第1絶縁膜であるトンネル絶縁
膜を介在して浮遊ゲート電極(フローディングゲート電
極とも言う)が設けられ、浮遊ゲート電極上に第2絶縁
膜である層間絶縁膜を介在して制御ゲート電極(コント
ロールゲート電極とも言う)が設けられた構成となって
いる。フラッシュメモリでは、不揮発性記憶素子の制御
ゲート電極に基板に対して正の電圧を印加して電子を浮
遊ゲート電極に注入し、そのしきい値電圧の違いから情
報の“0”又は“1”を判別している。
【0004】なお、不揮発性記憶素子を有する半導体装
置については、例えば特開平6−77437号公報に記
載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フラッシュ
メモリの高集積化に伴い、不揮発性記憶素子は微細化さ
れてきた。フラッシュメモリの高集積化は今後において
も進められると予測されるため、不揮発性記憶素子の更
なる微細化が必要となる。
【0006】しかしながら、不揮発性記憶素子のカップ
リング比(容量結合比)は微細化に伴って小さくなるた
め、浮遊ゲート電極に印加される電圧が低くなり、電気
的な書き込み・消去によって情報を書き換える時の書き
換え速度が低下する。
【0007】なお、制御ゲート電極の電圧をVcg、ト
ンネル絶縁膜(第1絶縁膜)の容量をC1、層間絶縁膜
(第2絶縁膜)の容量をC2とした場合、不揮発性記憶
素子のカップリング比は、以下の式(1)で与えられ
る。
【数1】 カップリング比=C2/(C1+C2) ・・・(1)
【0008】また、不揮発性記憶素子の情報を書き換え
る時に浮遊ゲート電極に印加される電圧Vfgは、以下
の式(2)で与えられる。
【数2】 Vfg=C2×Vcg/(C1+C2) ・・・(2)
【0009】本発明の目的は、不揮発性記憶素子の書き
換え速度の高速化を図ることが可能な技術を提供するこ
とにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な
特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。半導体主面上に第1絶縁膜を介在
して浮遊ゲート電極が設けられ、前記浮遊ゲート電極上
に第2絶縁膜を介在して制御ゲート電極が設けられた不
揮発性記憶素子を有する半導体装置であって、前記浮遊
ゲート電極は、前記第1絶縁膜に接する第1部分と、前
記第1部分から前記第1絶縁膜と離間する方向に突出す
る第2部分とを有し、前記第1部分及び前記第2部分
は、前記第2絶縁膜を介在して前記制御ゲート電極で覆
われている。上述した手段によれば、カップリング比を
大きくすることができるため、不揮発性記憶素子の書き
換え速度の高速化を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0012】図1は本発明の一実施形態であるフラッシ
ュメモリのメモリセルアレイ部における要部等価回路
図、図2はフラッシュメモリのメモリセルアレイ部にお
ける要部平面図、図3は図2のA−A線の沿う断面図で
ある。なお、図2及び図3において、図を見易くするた
め、後述する不揮発性記憶素子の制御ゲート電極よりも
上層は図示を省略している。
【0013】本実施形態のフラッシュメモリはメモリセ
ルアレイ部を有し、メモリセルアレイ部は図1に示すメ
モリブロックMBを行列状に複数配置した構成となって
いる。メモリブロックMBは、メモリセルである不揮発
性記憶素子Qを行列状に複数配置した構成となってい
る。不揮発性記憶素子Qは電気的な書き込み・消去によ
って情報を書き換えることができ、情報の書き換えはト
ンネル効果によって行なわれる。
【0014】不揮発性記憶素子Qは、行方向(X方向)
に延在するワード線WLと、行方向に対して直交する列
方向(Y方向)に延在するデータ線DLとの交差部に配
置されている。ワード線WLはY方向に所定の間隔を置
いて複数配置され、データ線DLはX方向に所定の間隔
を置いて複数配置されている。
【0015】Y方向に沿って配置された複数の不揮発性
記憶素子Qの夫々の制御ゲート電極は、この素子例に沿
って延在するワード線WLと一体に形成されている。
【0016】Y方向に沿って配置された複数の不揮発性
記憶素子Qの夫々のドレイン領域は、ローカルデータ線
LDLを介して選択用トランジスタST1の一方の半導
体領域と電気的に接続されている。この選択用トランジ
スタST1の他方の半導体領域は、データ線DLと電気
的に接続されている。
【0017】Y方向に沿って配置された複数の不揮発性
記憶素子Qの夫々のドレイン領域は、ローカルソース線
LSLを介して選択用トランジスタST2の一方の半導
体領域と電気的に接続されている。この選択用トランジ
スタST2の他方の半導体領域は、ソース線SLと電気
的に接続されている。
【0018】このように構成されたフラッシュメモリ
は、不揮発性記憶素子Qの情報をワード線WL毎、若し
くはメモリブロックMB毎、或いはメモリセルアレイ部
全体で書き換えることができる。
【0019】次に、不揮発性記憶素子Qの具体的な構成
について、図2及び図3を用いて説明する。不揮発性記
憶素子Qは、図2及び図3に示すように、半導体として
例えばp型単結晶シリコンからなる半導体基板(以下、
単にp型基板と呼ぶ)1の主面の素子形成領域(活性領
域)に形成されている。X方向において隣り合う素子形
成領域間は、例えば、p型基板1に選択的に形成された
溝4Aと、この溝4Aの内部に埋め込まれた絶縁膜4B
とからなる素子間分離領域(非活性領域)4によって区
画されている。Y方向において隣り合う素子形成領域間
は、例えば、p型基板1からなる素子間分離領域によっ
て区画されている。溝4A及び絶縁膜4BはY方向に沿
って連続的に延在している。絶縁膜4Bとしては、例え
ば酸化シリコン膜か用いられている。
【0020】不揮発性記憶素子Qは、主に、p型基板1
の主面の表層部にソース領域及びドレイン領域として設
けられた一対のn型半導体領域3と、ソース領域とドレ
イン領域との間のチャネル形成領域上に第1絶縁膜であ
るトンネル絶縁膜5を介在して設けられた浮遊ゲート電
極FGと、浮遊ゲート電極FG上に第2絶縁膜である層
間絶縁膜12を介在して設けられた制御ゲート電極CG
とを有する構成となっている。
【0021】一対のn型半導体領域3の夫々はY方向に
沿って連続的に延在している。一方のn型半導体領域3
はローカルソース線(LSL)として構成され、他方の
n型半導体領域はローカルデータ線(LDL)として構
成されている。即ち、本実施形態のフラッシュメモリ
は、p型基板1の内部にローカルソース線及びローカル
データ線を埋め込んだ構成になっていると共に、NOR
型の回路構成になっている。
【0022】不揮発性記憶素子Qへの情報の書き込み
は、例えば、拡散層エッジFNトンネリング(Fowler-
Nordheim Tunneling)放出方式で行なわれる。また、
不揮発性記憶素子Qの情報の消去は、例えば、チャネル
FNトンネリング注入方式で行なわれる。拡散層エッジ
FNトンネリング放出方式とは、制御ゲート電極CGと
ドレイン領域との間に所定の電圧を印加し、浮遊ゲート
電極FGに蓄えられた電子をトンネル絶縁膜5を通して
ドレイン領域に放出する方式である。チャネルFNトン
ネリング注入方式とは、制御ゲート電極CGと基板との
間に所定の電圧を印加してチャネル形成領域をn型に反
転させ、反転したチャネル形成領域中の電子をトンネル
絶縁膜5を通して浮遊ゲート電極FGに注入する方式で
ある。
【0023】不揮発性記憶素子Qの浮遊ゲート電極FG
は、図3に示すように、トンネル絶縁膜5と平面的に接
する第1部分N1と、この第1部分N1からトンネル絶
縁膜5に対して離間する方向に突出する第2部分N2と
を有し、第1部分N1及び第2部分N2は、層間絶縁膜
12を介在して制御ゲート電極CGで覆われている。
【0024】本実施形態において、第1部分N1は平面
が方形状で形成され、第2部分N2は第1部分の周縁に
沿って連続的に形成されている。即ち、本実施形態の浮
遊ゲート電極FGは底面を有する筒状の三次元構造にな
っている。また、本実施形態において、第2部分N2の
互いに向かい合う2つの側面の夫々は、層間絶縁膜12
を介在して制御ゲート電極CGで覆われている。
【0025】ところで、不揮発性記憶素子Qの書き換え
速度の高速化を図るためには、カップリング比を大きく
して浮遊ゲート電極FGの電圧を高めることが有効であ
る。一方、カップリング比を大きくするためには、浮遊
ゲート電極FGと制御ゲート電極CGとの間に介在され
る層間絶縁膜12の有効面積(電極間面積)を増加して
層間絶縁膜の容量(C2)を大きくすることが有効であ
る。
【0026】層間絶縁膜12の有効面積は浮遊ゲート電
極FGの平面サイズを大きくすることによって増加する
ことができるが、これに伴って浮遊ゲート電極FGとp
型基板1との間に介在されるトンネル絶縁膜5の有効面
積も増加するため、カップリング比を大きくすることは
困難である。
【0027】これに対し、本実施形態の浮遊ゲート電極
FGは、トンネル絶縁膜5と平面的に接する第1部分N
1と、この第1部分N1からトンネル絶縁膜5に対して
離間する方向に突出する第2部分N2とを有する構成に
なっており、更に第1部分N1及び第2部分N2は、層
間絶縁膜12を介在して制御ゲート電極CGで覆われた
構成となっているため、トンネル絶縁膜5の有効面積を
増加することなく、層間絶縁膜12の有効面積を増加す
ることができる。従って、カップリング比を大きくする
ことができるため、不揮発性記憶素子Qの書き換え速度
の高速化を図ることができる。
【0028】また、不揮発性記憶素子Qの平面サイズを
増加することなく、層間絶縁膜12の有効面積を増加す
ることができる。従って、高集積化を図るために不揮発
性記憶素子Qを微細化しても、カップリング比を大きく
することができるため、不揮発性記憶素子Qの微細化に
よる書き換え速度の低下を抑制することができる。
【0029】また、第2部分N2の互いに向かい合う2
つの側面の夫々は、層間絶縁膜12を介在して制御ゲー
ト電極CGで覆われた構成となっているため、浮遊ゲー
ト電極FGの第2部分N2における層間絶縁膜12の有
効面積を更に増加することができる。
【0030】素子間分離領域4の絶縁膜4Bと層間絶縁
膜12との間には絶縁膜11が設けられている。絶縁膜
11は、不揮発性記憶素子Qの外側において、n型半導
体領域3と制御ゲート電極CGとの間の距離を広げる目
的として設けられている。
【0031】次に、フラッシュメモリの製造について、
図4乃至図7を用いて説明する。図4乃至図7におい
て、(a)、(b)及び(c)は、製造工程中における
要部断面図である。
【0032】まず、半導体として例えば比抵抗10Ω・
cmのp型単結晶シリコンからなるp型基板1を準備
し、その後、p型基板1の主面上の全面に例えば酸化シ
リコン膜からなる絶縁膜2を形成し、その後、絶縁膜2
上にY方向に沿って連続的に延在するマスクM1を例え
ばフォトリソグラフィ技術を用いて形成する。不揮発性
記憶素子Qのゲート長はこのマスクM1のX方向に沿う
幅によって規定される。
【0033】次に、マスクM1を不純物導入用マスクと
して使用し、不純物として例えば砒素(As)をイオン
打込み法で選択的に導入して、p型基板1の主面の表層
部にY方向に沿って連続的に延在するn型半導体領域3
を形成する。不純物の導入は絶縁膜2を通して行なわれ
る。ここまでの工程を図4(a)に示す。
【0034】次に、絶縁膜2を除去し、その後、p型基
板1の主面の素子間分離領域4にY方向に沿って連続的
に延在する溝4Aを選択的に形成し、その後、溝4Aの
内部を埋め込むようにp型基板1の主面上の全面に例え
ば酸化シリコン膜からなる絶縁膜4Bを形成し、その
後、溝4Aの内部に絶縁膜4Bが選択的に残るように余
分な絶縁膜4Bを例えば化学的機械研磨(CMP:Che
mical Mechanical Polishing)法で除去する。
【0035】次に、p型基板1の主面の素子形成領域上
に残存する自然酸化膜等を除去した後、p型基板1の主
面の素子形成領域上に例えば10nm程度の膜厚の酸化
シリコン膜からなるトンネル絶縁膜5を形成する。この
トンネル絶縁膜5は例えば熱酸化法で形成される。ここ
までの工程を図4(b)に示す。
【0036】次に、トンネル絶縁膜5上を含むp型基板
1の主面上の全面に電極材として例えば100nm程度
の膜厚の多結晶シリコン膜6を化学気相成長(CVD:
Chemical Vapor Deposition)法で形成する。多結晶
シリコン膜6には抵抗値を低減するための不純物が堆積
中又は堆積後に導入される。浮遊ゲート電極FGの第1
部分N1は、この多結晶シリコン膜6によって形成され
る。ここまでの工程を図4(c)に示す。
【0037】次に、単結晶シリコン膜6上の全面に例え
ば500nm程度の膜厚の酸化シリコン膜からなる絶縁
膜7をCVD法で形成し、その後、絶縁膜7上の全面に
マスク材として例えば100nm程度の膜厚の多結晶シ
リコン膜8をCVD法で形成する。浮遊ゲート電極FG
の第2部分N2は、この絶縁膜7の厚さによって、第1
部分N1からトンネル絶縁膜5に対して離間する方向に
突出する突出量が規定される。ここまでの工程を図5
(a)に示す。
【0038】次に、単結晶シリコン膜8にパターンニン
グを施して、p型基板1の主面の各々の素子形成領域上
に個々に分離されたマスクM2を形成する。浮遊ゲート
電極FGの平面サイズは、このマスクM2の平面サイズ
によって規定される。ここまでの工程を図5(b)に示
す。
【0039】次に、マスクM2をエッチングマスクとし
て使用し、例えばRIE(Reactive Ion Etching )
等のドライエッチング法で絶縁膜7をエッチングして、
p型基板1の主面の各々の素子形成領域上に個々に分離
された島領域9を形成する。絶縁膜7のエッチングは多
結晶シリコン膜6が露出する程度まで行う。ここまでの
工程を図5(c)に示す。
【0040】次に、マスクM2上を含むp型基板1上の
全面に、電極材として例えば100nm程度の膜厚の多
結晶シリコン膜10をCVD法で形成する。多結晶シリ
コン膜10には抵抗値を低減するための不純物が堆積中
又は堆積後に導入される。この工程において、マスクM
2、島領域9の側面、及び島領域9から露出する多結晶
シリコン膜6は、多結晶シリコン膜10によって覆われ
る。ここまでの工程を図6(a)に示す。
【0041】次に、RIE等の異方性エッチングを施し
て、島領域9上におけるマスクM2及び多結晶シリコン
膜10、そして島領域9間における多結晶シリコン膜6
及び10を選択的に除去する。この工程により、トンネ
ル絶縁膜5と平面的に接する多結晶シリコン膜6からな
る第1部分N1と、この第1部分N1からトンネル絶縁
膜5に対して離間する方向に突出する多結晶シリコン膜
10からなる第2部分N2とを有する浮遊ゲート電極F
Gが形成される。ここまでの工程を図6(b)に示す。
【0042】次に、素子間分離領域上及び絶縁膜7上を
含むp型基板1上の全面に例えば窒化シリコン膜からな
る絶縁膜11をCVD法で形成し、その後、絶縁膜11
にRIE等の異方性エッチングを施して、素子間分離領
域上に、少なくとも浮遊ゲート電極FGの第1部分N1
の側面を覆う絶縁膜11を形成する。ここまでの工程を
図6(c)に示す。
【0043】次に、絶縁膜7を選択的に除去する。絶縁
膜7の除去は、例えば、窒化シリコン膜及び多結晶シリ
コン膜よりも酸化シリコン膜に対するエッチングレート
が大きい条件のドライエッチングで行う。ここまでの工
程を図7(a)に示す。
【0044】次に、図7(b)に示すように、浮遊ゲー
ト電極FGの表面上を含むp型基板1上の全面に例えば
酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜12をCVD法で形
成し、その後、図7(c)に示すように、層間絶縁膜1
2上を含むp型基板1上の全面に電極材として例えば1
00nm程度の膜厚の多結晶シリコン膜13をCVD法
で形成する。多結晶シリコン膜13には抵抗値を低減す
るための不純物が堆積中又は堆積後に導入される。
【0045】次に、多結晶シリコン膜13にパターンニ
ングを施してX方向に延在するワード線WLを形成する
と共に、ワード線WLと一体化された制御ゲート電極C
Gを形成し、その後、ワード線WLをエッチングマスク
にして層間絶縁膜12にパターンニングを施すことによ
り、図2及び図3に示す不揮発性記憶素子Qが形成され
る。
【0046】このようにして不揮発性記憶素子Qを形成
することにより、浮遊ゲート電極FGがトンネル絶縁膜
5と平面的に接する第1部分N1と、この第1部分N1
からトンネル絶縁膜5に対して離間する方向に突出する
第2部分N2とを有し、第1部分N1及び第2部分N2
が、層間絶縁膜12を介在して制御ゲート電極CGで覆
われた不揮発性記憶素子Qを形成することができる。
【0047】なお、本実施形態では、多結晶シリコン膜
13からなる単層構造のワード線WL及び制御ゲート電
極CGについて説明したが、ワード線WL及び制御ゲー
ト電極CGは、抵抗値の低減化を図る目的として、多結
晶シリコン膜13上に金属膜を設けた多層構造にしても
よい。
【0048】また、本実施形態では、浮遊ゲート電極F
G及び制御ゲート電極CGの電極材として多結晶シリコ
ン膜を用いた例について説明したが、これらの電極材と
しては他の導電膜を用いてもよい。
【0049】また、本実施形態では、層間絶縁膜12の
絶縁材として酸化シリコン膜を用いた例について説明し
たが、層間絶縁膜12の絶縁層としては他の絶縁膜を用
いてもよい。
【0050】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、
前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論で
ある。
【0051】例えば、本発明は、NAND型、AND
型、DINOR(Divided Bit Line NOR)型等の
フラッシュメモリに適用することができる。
【0052】また、本発明は、不揮発性記憶素子の浮遊
ゲート電極への電子の注入方式として、チャネルホット
エレクトロン(Channel Hot Electron )方式を採用
するフラッシュメモリに適用することができる。
【0053】また、本発明は、不揮発性記憶素子の浮遊
ゲート電極に蓄えられた電子の放出方式として、基板F
Nトンネリング方式を採用するフラッシュメモリに適用
することができる。
【0054】また、本発明は、フラッシュメモリと論理
演算回路とをワンチップ上に搭載したシステムオンチッ
プの半導体装置に適用することができる。
【0055】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。本発明によれば、不揮発性記憶素子
の書き換え速度の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるフラッシュメモリの
メモリセルアレイ部における要部等価回路図である。
【図2】本発明の一実施形態であるフラッシュメモリの
メモリセルアレイ部における要部平面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う要部断面図である。
【図4】(a)乃至(c)は本発明の一実施形態である
フラッシュメモリの製造工程中における要部断面図であ
る。
【図5】(a)乃至(c)は本発明の一実施形態である
フラッシュメモリの製造工程中における要部断面図であ
る。
【図6】(a)乃至(c)は本発明の一実施形態である
フラッシュメモリの製造工程中における要部断面図であ
る。
【図7】(a)乃至(c)は本発明の一実施形態である
フラッシュメモリの製造工程中における要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1…p型半導体基板、2…絶縁膜、3…n型半導体領
域、4…素子間分離領域、4A…溝、4B,7,11…
絶縁膜、5…トンネル絶縁膜、6,8,10,13…多
結晶シリコン膜、12…層間絶縁膜、Q…不揮発性記憶
素子、FG…浮遊ゲート電極、CG…制御ゲート電極、
WL…ワード線、DL…データ線、LDL…ローカルデ
ータ線、SL…ソース線、LSL…ローカルソース線、
St1,St2…選択用トランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 文俊 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 奥山 幸祐 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 5F083 EP03 EP22 EP33 EP34 EP76 EP77 EP78 EP79 ER02 ER09 ER15 ER22 GA01 GA09 GA22 KA12 KA13 NA01 PR06 PR09 PR10 PR40 ZA12 5F101 BA03 BA08 BA15 BA17 BB02 BC02 BC11 BD22 BD31 BD33 BD34 BD35 BE05 BE07 BH14 BH19 BH21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体主面上に第1絶縁膜を介在して浮
    遊ゲート電極が設けられ、前記浮遊ゲート電極上に第2
    絶縁膜を介在して制御ゲート電極が設けられた不揮発性
    記憶素子を有する半導体装置であって、 前記浮遊ゲート電極は、前記第1絶縁膜と接する第1部
    分と、前記第1部分から前記第1絶縁膜と離間する方向
    に突出する第2部分とを有し、 前記第1部分及び前記第2部分は、前記第2絶縁膜を介
    在して前記制御ゲート電極で覆われていることを特徴と
    する半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013098216A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Elpida Memory Inc 半導体装置、メモリカード、データ処理システムおよび半導体装置の製造方法

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