JP2002260791A - コネクタ支持機構 - Google Patents

コネクタ支持機構

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JP2002260791A
JP2002260791A JP2001052440A JP2001052440A JP2002260791A JP 2002260791 A JP2002260791 A JP 2002260791A JP 2001052440 A JP2001052440 A JP 2001052440A JP 2001052440 A JP2001052440 A JP 2001052440A JP 2002260791 A JP2002260791 A JP 2002260791A
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connector
engaging
lever
engagement
mounting hole
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Shinji Mochizuki
信二 望月
Tetsuya Yamashita
哲也 山下
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Publication date
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    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever
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    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタが確実に係止されているか否かを容
易に確認でき、確実な結合を行うことのできるコネクタ
支持機構を提供する。 【解決手段】 レバープレート部31に、被取付け部1
0の前面側に係当する前係当部36cを備え、且つ反発
性を有する前係当アーム36と、被取付け部10の後面
側に係当する後係当突部34、35とが設けられ、前係
当アーム36の先端部に、コネクタ20が被取付け穴1
1に挿通された際に、被取付け穴11の内周面を押圧す
るように当接してコネクタ本体21の上下方向の中心出
しを行うセンタリング舌片部36bが設けられているこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回動させられる
レバーを利用して雌雄のコネクタ同士を低挿入力で嵌合
させるコネクタ支持機構に関し、さらに詳しくは、一方
のコネクタの係止状態の確認が容易なコネクタ支持機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コネクタ支持機構としては、図2
3に示すような特開平11−40256号公報に開示さ
れたものが知られている。このコネクタ支持機構は、補
機の裏面側に一体に設けられた補機側コネクタ101、
102と、これら補機側コネクタ101、102にそれ
ぞれ挿入、結合されるハーネス側コネクタ103、10
4と、ハーネス側コネクタ103、104を係止するコ
ネクタホルダ105とを備えてなる。コネクタホルダ1
05は、例えば自動車のインストルメントパネルなどに
予め装着されるものであり、このコネクタホルダ105
を利用して、ハーネス側コネクタ103、104と補機
側コネクタ101、102との結合作業性の向上を図っ
ている。
【0003】コネクタホルダ105には、ハーネス側コ
ネクタ103、104のそれぞれの上下面に設けられた
係合部106、107を係止する可撓係止アーム10
8、109が設けられている。コネクタホルダ105に
は、補機側コネクタ101、102及びハーネス側コネ
クタ103、104を案内するスライド壁が設けられて
いる。また、補機側コネクタ101、102は、補機に
対して突出寸法が異なり、コネクタホルダ105に保持
されたハーネス側コネクタ103、104が、補機側コ
ネクタ101、102に時間差をもって段階的に嵌合さ
れるようになっている。このため、複数のコネクタを同
時に嵌合するのに較べて、嵌合挿入力を低下させること
ができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図23
に示した従来のコネクタ支持機構では、コネクタホルダ
105が例えばインストルメントパネルに装着された状
態で、このコネクタホルダ105の可撓係止アーム10
8、109と、ハーネス側コネクタ103、104の係
合部106、107とが確実に係止されているか否かの
確認手段がなく、コネクタホルダ105からハーネス側
コネクタ103、104が外れた状態が視認し難いもの
であった。コネクタホルダ105に対してハーネス側コ
ネクタ103、104が確実に保持されていない場合
は、補機側コネクタ101、102とハーネス側コネク
タ103、104とを確実に嵌合させる挿入力(挿入距
離)が得られず、補機側コネクタ101、102とハー
ネス側コネクタ103、104とを電気的に接続するこ
とができないという問題点があった。
【0005】また、図23に示した従来のコネクタ支持
機構では、補機側コネクタ101、102の補機に対す
る突出寸法を異ならせることにより、補機側コネクタと
ハーネス側コネクタとの嵌合挿入力を低下させている
が、ハーネス側コネクタの数が増えると補機側コネクタ
の構造も多段的になり、補機側コネクタの最大突出寸法
が長くなるという問題点がある。なお、ハーネス側コネ
クタに多数の端子を集約すると共に、ハーネス側コネク
タにテコの作用を奏するレバーを設けて、補機側コネク
タとの嵌合操作力の低下を図ることが考えられるが、こ
の場合もハーネス側コネクタがコネクタホルダやインス
トルメントパネル側へ確実に保持されたか否かの確認手
段が必要になる。
【0006】そこで、本発明は、コネクタが確実に係止
されているか否かを容易に確認でき、確実な結合を行う
ことのできるコネクタ支持機構を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コネクタ本体の両面にそれぞれ配置される一対のレバー
プレート部と、これらレバープレート部同士を一体に結
合させた連結部とを有する係合用レバーを、コネクタ本
体に回動可能に装着してなるコネクタを、板状の被取付
け部に形成された被取付け穴に挿通した状態で支持する
コネクタ支持機構であって、レバープレート部に、被取
付け部の前面側に係当する前係当部を備え、且つ反発性
を有する前係当アームと、被取付け部の後面側に係当す
る後係当突部とが設けられ、前係当アームの先端部に、
コネクタが被取付け穴に挿通された際に、被取付け穴の
内周面を押圧するように当接してコネクタ本体の上下方
向の中心出しを行う穴当接部が設けられていることを特
徴としている。
【0008】このような構成の請求項1記載の発明で
は、コネクタ本体を挟むように配置される一対のレバー
プレート部に形成された前係当部と後係当突部とが、被
取付け部を前後から挟むことにより、コネクタ本体を被
取付け部の被取付け穴に仮係止することができる。ま
た、前係当アームの先端に設けた穴当接部同士が、被取
付け穴の上下縁部に反発性をもって係当することによ
り、コネクタ本体が被取付け穴に対して上下に中心出し
されるため、コネクタを適正に支持することが可能とな
る。このため、コネクタを被取付け部に組み付ける作業
に際して、位置決め操作を行う必要がなく、組付作業性
を高めることができる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のコネクタ支持機構であって、前係当部が被取付け部
の前方から視認可能な厚さを有し、穴当接部と前係当部
とが段をなすように形成されていることを特徴とする。
【0010】したがって、請求項2記載の発明では、請
求項1に記載された発明の作用に加えて、前係当部が厚
く形成されているため、この前係当部と段をなす穴当接
部が被取付け穴の縁に係当した際に、被取付け部の前方
からコネクタを見たときに前係当部の視認性が高くな
り、コネクタが被取付け部へ仮止めされたことを容易に
認識することができる。また、このコネクタに対して他
のコネクタを結合する際に、コネクタが被取付け部に確
実に支持されているため、他のコネクタと確実に結合さ
せることができる。
【0011】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載されたコネクタ支持機構であって、
一対のレバープレート部の前係当アームに形成された穴
当接部同士の間隔が、コネクタが被取付け部に組み付け
られない状態で、被取付け穴の上下寸法より長く設定さ
れていることを特徴とする。
【0012】したがって、請求項3記載の発明では、請
求項1及び請求項2に記載された発明の作用に加えて、
穴当接部同士が被取付け穴の上下縁部に圧接すること
で、コネクタの上下中心出しの精度を高める作用があ
る。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載されたコネクタ支持機構で
あって、前係当アームが、レバープレート部から漸次離
れるように傾斜するように形成されていることを特徴と
する。
【0014】したがって、請求項4記載の発明では、請
求項1〜請求項3に記載された発明の作用に加えて、前
係当アームがレバープレート部から漸次離れるように傾
斜するため、その傾斜面を視認することで、前係当アー
ムが被取付け穴を通過して再度拡がった(反発力によ
り)ことが認識でき、これにより穴当接部が被取付け穴
の上下縁部に係当してコネクタが仮係止されたことを容
易に認識することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコネクタ支持
機構の詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0016】図1〜図22は、本発明に係るコネクタ支
持機構の実施形態を示している。本実施形態のコネクタ
支持機構は、図1及び図2に示すように、例えば自動車
のステー部材側に設けられたインストルメントパネルで
ある被取付け部10と、この被取付け部10に取り付け
られる第1コネクタ20と、この第1コネクタ20に結
合させられる第2コネクタ50とから大略構成されてい
る。
【0017】(被取付け部10の構成)まず、被取付け
部10の構成について図1〜図6を用いて説明する。図
1は、被取付け部10を前面側から見た斜視図である。
図2及び図3は、被取付け部10を裏面側から見た斜視
図である。また、図4は被取付け部10の側面図、図5
は被取付け部10の背面図、図6は被取付け部10の平
面図である。なお、本実施形態においては、別途用意し
た被取付け部10を、自動車のステー部材に固定して用
いる構成であるが、ステー部材に被取付け部10が一体
的に形成されている構成であってもよい。
【0018】被取付け部10には、略矩形状の被取付け
穴11と、この被取付け穴11の左右両側部のそれぞれ
に前方へ膨出するように形成された係当段部12、12
とが形成されている。図3及び図5に示すように、被取
付け穴11における上下縁のそれぞれの中央には、後述
する第1コネクタ20に装着された係合用レバー30の
回動を許容するレバー回動凹部13が形成されている。
被取付け穴11の上下縁に形成されたレバー回動凹部1
3の底辺同士の距離は、第1コネクタ20の厚さ寸法よ
り所定寸法だけ長く設定されている。被取付け穴11の
上縁におけるレバー回動凹部13の両側には、係合用レ
バー30の回動を規制する回動規制段部14A、14B
が形成されている。また、被取付け穴11の下縁におけ
るレバー回動凹部13の両側には、係合用レバー30の
回動を規制する回動規制段部15A、15Bが形成され
ている。なお、回動規制段部14Bの中間部には、誤結
合防止用凹部16が形成されている。この誤組付防止用
凹部16には、後述する第1コネクタ20の係合用レバ
ー30の誤組付防止リブ34dが正規の組付状態のみに
挿入され得るようになっている。さらに、回動規制段部
14A、14Bの幅方向外側には、後述する第1コネク
タ20の案内用突堤部23が挿入される案内用凹部17
がそれぞれ形成されている。すなわち、被取付け穴11
の上下縁には、上下に対向するように対をなす案内用凹
部17、17が左右に2対形成されている。
【0019】係当段部12は、案内用凹部17より幅方
向外側に位置する被取付け穴11の略コ字形状をなす3
辺からなる開口縁18から前方(車室内側)へ向けて延
伸された側壁19と、3辺から延伸された3つの側壁1
9の前端縁で形成される領域に亙って被取付け部10の
パネル面と略平行をなすように形成された矩形状の係当
板12Aとからなる。なお、この係当板12Aの裏面に
は、後述する第1コネクタ20の係当脚部26が係当す
るようになっている。
【0020】(第1コネクタ20の構成)次に、図1、
図2及び図7〜図18を用いて、第1コネクタ20の構
成について説明する。第1コネクタ20は、図7に示す
ように、略直方体形状の第1コネクタ本体21と、この
第1コネクタ本体21の上下面で回動可能に支持された
係合用レバー30とから構成されている。第1コネクタ
本体21と係合用レバー30とは、ともに合成樹脂で形
成されている。
【0021】なお、図8〜図12は、第1コネクタ本体
21に係合用レバー30が装着されていない状態を示し
ている。この第1コネクタ20は、上記した被取付け部
10に対して、後述するように被取付け穴11の後側か
ら挿入して係合させられるようになっている。
【0022】図1、図7、図8及び図10に示すよう
に、第1コネクタ本体21は、複数の端子収容室22が
それぞれ前後方向に沿って形成されている。これら端子
収容室22のそれぞれには、図示しない雌端子金具が収
納、保持されている。これら雌端子金具は、第2コネク
タ50側の雄端子金具51と結合して、電気的に接続さ
れるようになっている。
【0023】第1コネクタ本体21の上下面における幅
方向の両側部には、第2コネクタ50内に案内される案
内用突堤部23が前後方向に沿って形成されている。な
お、第1コネクタ本体21の上面に形成された案内用突
堤部23、23は、上方へ向けて突設され、第1コネク
タ本体21の下面に形成された案内用突堤部23、23
は、下方へ向けて突設されている。
【0024】本実施形態において、第1コネクタ本体2
1は、図8〜図11に示すように、左右に二分割された
コネクタユニット21A、21Bで構成されている。こ
れらコネクタユニット21A、21Bは、図11に示す
ように、互いに隣接する側部に形成された、被係合部2
1aと係合部21bとが係合することにより、一体に結
合するようになっている。なお、図11は図10のA−
A断面図である。
【0025】本実施形態では、一方のコネクタユニット
21Aにおける上下面の結合方向の前端部に、第1コネ
クタ20を第2コネクタ50内へ案内する案内テーパ面
24aを有すると共に、係合用レバー30の逆回り動作
を規制するストッパ24が上下に突設されている。な
お、ストッパ24の後面には、後述するように、係合用
レバー30側に形成された周縁段部43が差し込まれる
案内凹部24Aが、ストッパ24の幅方向に沿って形成
されている。
【0026】他方のコネクタユニット21Bにおける上
下面の結合方向の前端部には、前記ストッパ24と同様
の案内テーパ面25aを有する案内突部25が上下に突
設されている。なお、図12に示すように、上記した案
内用突堤部23の前端部には、これら案内テーパ面24
a、25aと同様の案内テーパ面23aが形成されてい
る。なお、本実施形態においては、第1コネクタ本体2
1が2つのコネクタユニット21A、21Bの結合によ
り構成されているが、第1コネクタ本体21は一体的に
成形されたものを用いても勿論よい。
【0027】そして、第1コネクタ本体21の結合方向
後側の端部両側(コネクタユニット21A、21Bの後
端部外側)には、それぞれ側方へ突出するように係当脚
部26が設けられている。この係当脚部26は略長方形
状の板片であり、中央部に結合方向前方へ向けて膨出す
る係当バネ部26aが形成されている。なお、図11に
示すように、この係当バネ部26aは、係当脚部26と
一体的に成形されたものである。また、この係当バネ部
26aは、係当脚部26の基部側の辺縁でこの係当脚部
26と連続一体となるように成形され、他の周縁(3
辺)は係当脚部26から切り離されている。この係当バ
ネ部26aは、上記したように係当脚部26から結合方
向前方へ膨出しているため、被取付け部10側の係当段
部12における係当板12Aの裏面に反発力をもって係
当し得るようになっている。なお、本実施形態では、係
当脚部26は、第1コネクタ本体21の両側後端部から
後方に向けて延伸された延伸部27の後端部に一体に形
成されている。
【0028】また、図8及び図9に示すように、第1コ
ネクタ本体21における上下面の後部中央(コネクタユ
ニット21Aの後端部における隅部)には、係合用レバ
ー30を回動可能に支持するための回転支持軸28が突
設されている。さらに、第1コネクタ21(コネクタユ
ニット21A)の上下面における回転支持軸28の側方
には、この回転支持軸28に回動可能に支持される係合
用レバー30を仮止めするための仮止め用突起29A、
29Bが突設されている。
【0029】(係合用レバー30の構成)次に、係合用
レバー30の構成を説明する。図13〜図18に示すよ
うに、この係合用レバー30は、互いに平行をなす同一
形状の一対のレバープレート部31、31と、これらレ
バープレート部31、31の端部同士を連結するように
一体的に形成された連結プレート部32とからなる。こ
の係合用レバー30は、反発性を有する合成樹脂で一体
に成形されている。
【0030】なお、図13は係合用レバー30を連結プ
レート部32と反対側から見た状態を示す斜視図であ
り、図14は係合用レバー30を連結プレート部32側
から見た状態を示す斜視図である。また、図15は係合
用レバー30の平面図、図16は図15に示す矢印a方
向から係合用レバー30を見た状態を示す正面図、図1
7は図15に示す矢印b方向から係合用レバー30を見
た状態を示す側面図、図18は図15に示す矢印c方向
から係合用レバー30を見た状態を示す側面図である。
【0031】一対のレバープレート部31、31のそれ
ぞれには、第1コネクタ本体21の上下面に突設された
回転支持軸28が挿入される軸穴33が形成されてい
る。係合用レバー30は、図7に示すように、第1コネ
クタ本体21の上下面に沿うように配置されたレバープ
レート部31の軸穴33に回転支持軸28が挿入される
ことにより、第1コネクタ本体21に対して回動し得る
ように取り付けられる。上記した連結プレート部32
は、このように回転支持軸28に枢支されたレバープレ
ート部31、31の自由端同士を連結している。そし
て、これらレバープレート部31、31の自由端側は、
第1コネクタ本体21の後端部より後方(第1コネクタ
20の結合方向に対して後方)へ突出するように設定さ
れている。
【0032】係合用レバー30における一方のレバープ
レート部31の自由端部の表面には、図13に示すよう
に、後係当突部34が突設され、他方のレバープレート
部31の自由端部の表面には、図14に示すように、後
係当突部35が突設されている。一方のレバープレート
部31に設けられた後係当突部34は、図13に示すよ
うに、仮係当部34aと湾曲係当部34bと補強部34
cとが連続して平面L字状に形成されると共に、仮係当
部34aの前面の所定位置に前方へ突出するよう誤組付
防止リブ34dが形成されてなる。
【0033】なお、誤組付防止リブ34dは、レバープ
レート部31から仮係当部34aと同等の高さまで立ち
上がるように形成されている。この誤組付防止リブ34
dは、後述するように、被取付け穴11と第1コネクタ
20とが適合するものである場合に、第1コネクタ20
が被取付け部10に仮係止された状態において被取付け
部10に形成された誤組付防止用凹部16内に挿入され
得るように設定されている。
【0034】他方のレバープレート部31に設けられた
後係当突部35は、図14に示すように、仮係当部35
aと湾曲係当部35bと補強部35cとが連続して平面
L字状に形成される。なお、後係当突部35は、後係当
突部34のような誤組付防止リブ34dを備えていな
い。このため、一方のレバープレート部31と他方のレ
バープレート部31とが上下逆に組み付けられた場合
に、第1コネクタ20が被取付け部10に誤って取り付
けられることを防止することが可能となる。
【0035】また、係合用レバー30におけるそれぞれ
のレバープレート部31には、前係当アーム36、36
が設けられている。これら前係当アーム36、36は、
レバープレート部31における軸穴33の近傍からレバ
ープレート部31の自由端側へ向けて延伸するように形
成されている。この前係当アーム36は、軸穴33の近
傍側の端部でレバープレート部31に一体的に連続する
可撓性アーム部36aと、可撓性アーム部36aの自由
端下部から更にレバープレート部31の自由端側へ延伸
されるセンタリング用舌片部36bとを備えてなる。こ
れら可撓性アーム部36a及びセンタリング用舌片部3
6bは、レバープレート部31と同じ合成樹脂で一体に
成形されている。
【0036】上記した可撓性アーム部36aは比較的厚
みを有し、自由端側へ向けて漸次レバープレート部31
から離れるように斜めに形成されると共に、自由端側へ
向けて漸次肉厚となるように形成されている。なお、可
撓性アーム部36aは、レバープレート部31の表裏方
向に反発性を有している。そして、可撓性アーム部36
aの自由端は、その先に延伸されるセンタリング用舌片
部36bに対して段をなす前係当部36cとなってい
る。互いに対向するレバープレート部31、31のセン
タリング用舌片部36b、36b同士は、互いに略平行
をなすように形成されている。そして、これらセンタリ
ング用舌片部36b、36b同士の距離は、被取付け部
10におけるレバー回動凹部13、13の縁部同士の距
離よりも長く設定されている。このため、第1コネクタ
20が被取付け部10に仮係止されたときに、センタリ
ング用舌片部36b、36bの反発力によって、第1コ
ネクタ20を被取付け部10に対して上下中立位置に保
持するようになっている。
【0037】この前係当部36cは、第1コネクタ20
を被取付け部10に組み付けたときに、被取付け部10
の前面に係当するようになっている。そして、前係当部
36cが被取付け部10の前面に係当している場合に
は、前方から被取付け部10のの前面を見たときに、レ
バー回動凹部13よりも前側に前係当部36cが目視で
きる。このことにより、第1コネクタ20が被取付け部
10に仮係止されていることが判るようになっている。
【0038】また、前係当部36cは、上記のように被
取付け部10の前面に係当した状態で、第1コネクタ2
0に第2コネクタ50を嵌合する際の力点として作用す
るようになっている。
【0039】さらに、互いに対向するレバープレート部
31、31のそれぞれの対向外側面には、前係当部36
cと軸穴33とを結ぶ線の側方の領域で、且つ軸穴33
を中心として前係当部36cと略直角をなす位置に、図
13〜図15に示すように、レバープレート部31の周
縁より軸穴33へ向けて切り欠かれるように形成された
仮止め用切欠き部37、38が仮止め用突片39を介し
て形成されている。また、仮止め用切欠き部38を隔て
て仮止め用突片39と反対側に保護用突片40が形成さ
れている。
【0040】レバープレート部31、31にそれぞれ形
成された仮止め用切欠き部37、37は、第1コネクタ
本体21と係合用レバー30とが仮止めされた状態にお
いて、第1コネクタ本体21に形成された仮止め用突起
29A、29Bが配置される凹部である。また、仮止め
用突片39は、仮止め用切欠き部37、38を形成する
ことにより形成されたものであり、レバープレート部3
1の表裏面方向に可撓性並びに反発性を有している。な
お、後述するように、この仮止め用突片39は、第1コ
ネクタ20と第2コネクタ50とが結合する際に、仮止
め用突起29Aを乗り越えることで、第1コネクタ本体
21と係合用レバー30との仮止め状態を解除させるよ
うになっている。
【0041】保護用突片40は、図15に示すように、
略矩形状をなすレバープレート部31の前側の一方の隅
部に配置、形成されたものであり、前部コーナ位置に治
具案内用テーパ面40Aが形成されている。この治具案
内用テーパ面40Aは、第1コネクタ本体21に対し
て、係合用レバー30を組み付ける際に用いる組付治具
に対するガイド面として機能する。
【0042】また、レバープレート部31における仮止
め用突片39の基部近傍には、第1コネクタ20と第2
コネクタ50とが結合する際に、第2コネクタ50に係
当するレバー回動用突起41が突設されている。このレ
バー回動用突起41は、第2コネクタ50側に押される
ことにより、係合用レバー30を軸穴33及び回転支持
軸28を中心として回転させる回転力を伝達する作用点
としての機能を果たすようになっている。
【0043】さらに、レバープレート部31における前
側の他方の隅部は、円周の略四分の一の範囲のアール面
42が形成されている。このアール面42が形成された
縁部に沿って所定範囲に、レバープレート部31の厚さ
より薄い厚さの周縁段部43が形成されている。この周
縁段部43は、係合用レバー30が第1コネクタ本体2
1に装着されたときに、第1コネクタ本体21のストッ
パ24の後面に形成された案内凹部24A内に差し込ま
れるようになっている。このように周縁段部43がスト
ッパ24の案内凹部24Aに差し込まれることにより、
レバープレート部31が第1コネクタ本体21から浮き
上がるのを阻止して、係合用レバー30が第1コネクタ
本体21から離脱するのを防止する機能を果たす。
【0044】なお、レバープレート部31は、周縁段部
43が形成された範囲で、案内凹部24Aに沿って移動
(回転移動)が可能とされているが、ストッパ24とレ
バープレート部31の前側縁部とが当接することによ
り、移動(回転)範囲が規定されている。具体的には、
図1、図2及び図7に示すように、第1コネクタ本体2
1に突設された仮止め用突起29A、29Bが、係合用
レバー30のレバープレート部31に形成された仮止め
用切欠き部37内に位置し、且つ、図7に示すように係
合用レバー30が仮止め用突片39に仮止め用突起29
A、29Bが当接した位置から太い矢印dの方向に所定
角度だけ回転が許容されるようになっている。
【0045】また、レバープレート部31における前側
の他方の隅部には、係合突起44が突設されている。こ
の係合突起44は、第1コネクタ20と第2コネクタ5
0とが結合するに際して、係合用レバー30の回動に伴
うてこの作用により、第2コネクタ50に第1コネクタ
20側に近づける作用を果たす。
【0046】このような係合用レバー30は、第1コネ
クタ本体21に対して組付治具を用いて組付けられるよ
うになっている。その際に、図7に示すように、係合用
レバー30のレバープレート部の一方の隅部に形成され
た保護用突片40の治具案内用テーパ面40Aが組付治
具内に係合用レバー30を案内する作用を有する。この
ようにして係合用レバー30が第1コネクタ本体21に
組付けられることにより、第1コネクタ20を作成する
ことができる。
【0047】(第2コネクタ50の構成)次に、図1及
び図2を用いて第2コネクタ50の構成について説明す
る。第2コネクタ50は、略角筒形状であり、第1コネ
クタ20を内部に挿入することにより、第1コネクタ2
0の端子収容室22内に収容された図示しない雌端子金
具と結合する複数の雄端子金具51を有している。ま
た、第2コネクタ50の上下内壁面の両側には、第1コ
ネクタ本体21の上下面の両側に形成された案内用突堤
部23、23が案内、挿入される案内用溝部52、52
が形成されている。
【0048】また、第2コネクタ50の上下内壁面のそ
れぞれには、第1コネクタ20に装着されている係合用
レバー30に形成された係合突起44が係合する係合受
け部53が形成されている。この係合受け部53の側部
には、仮止め状態の係合用レバー30に突設された係合
突起44が挿入、案内される係合用溝部54が形成され
ている。この係合用溝部54から挿入される係合突起4
4は、第1コネクタ20と第2コネクタ50との嵌合に
伴う係合用レバー30の回動に伴って、係合受け部53
における第2コネクタ50の内側へ向く周面に沿って移
動する。このとき、係合突起44は、係合用レバー30
が第2コネクタ50の押圧力により回動されることに生
じるテコの作用により、係合受け部53を第1コネクタ
20側へ向けて押圧する作用を有する。
【0049】さらに、上記した係合受け部53の前端面
は、係合用レバー30に突設されたレバー回動用突起4
1に係当するように設定されている。このため、第2コ
ネクタ50を第1コネクタ20に押し付けると、係合受
け部53がレバー回動用突起41を押して係合用レバー
30を回動支持軸28を支点として回動させる作用を有
する。
【0050】(第1コネクタ20を仮係止する手順、作
用及び動作)次に、本実施形態において第1コネクタ2
0を被取付け部10に仮係止する手順及び作用・動作を
説明する。
【0051】まず、図3に示すような被取付け部10に
おいて、係当段部12が突設されていない裏面側から第
1コネクタ20を被取付け穴11内に挿入する。このと
き、第1コネクタ20に装着されている係合用レバー3
0は、被取付け穴11への挿入に際してぐらついたり第
1コネクタ本体21に対してフリー(回動自在)になら
ないように、図7に示すように第1コネクタ本体21に
仮止めされている。
【0052】具体的には、係合用レバー30の係当バネ
部26aの後側面は、第1コネクタ本体21の上下面に
突設された仮止め用突起29A、29Bと当接してい
る。加えて、係合用レバー30の保護用突片40の前側
面は、第1コネクタ本体21の前端部の上下に形成され
たストッパ24の後側面に当接している。この結果、係
合用レバー30は、回転支持軸28を回転軸として時計
回り方向および反時計回り方向のいずれにも回動するこ
とが阻止された状態、すなわち仮止め状態となってい
る。
【0053】このように、係合用レバー30が仮止めさ
れた第1コネクタ20は、第1コネクタ本体21の前端
部から被取付け穴11に挿入される。被取付け穴11へ
第1コネクタ20を挿入するに従って、前係当アーム3
6における可撓性アーム部36aの外側の斜面が、被取
付け穴11におけるレバー回動凹部13の縁部に摺接す
る。
【0054】さらに、第1コネクタ20を挿入すると、
上下の可撓性アーム部36a、36aの外側面同士の距
離が、被取付け穴11における上下のレバー回動凹部1
3の縁部間の距離より長くなっているため、可撓性アー
ム部36a、36aの距離が短くなる方向へ反発力を蓄
積しつつともに変形する(撓む)。
【0055】そして、第1コネクタ20が被取付け穴1
1内を前方へ進むにつれて、前係当アーム36における
前係当部36cがレバー回動凹部13の縁部を通過する
と、可撓性アーム部36a、36aを抑える作用が無く
なるため、蓄積された反発力によって互いに離れる方向
へ復帰動作を行う。
【0056】すると、前係当アーム36におけるセンタ
リング用舌片部36b、36bが、レバー回動凹部13
の縁部に係当する。このとき、可撓性アーム部36a、
36aは、完全に復帰状態とはならずに、幾分かの反発
力を蓄積した状態となっている。このため、第1コネク
タ本体21は、係合用レバー30におけるセンタリング
用舌片部36b、36bにより、被取付け穴11の上下
方向の中間の位置に保持される(センタリングされ
る)。このとき、係合用レバー30の一対のレバープレ
ート部31に形成された後係当突部34、35における
仮係当部34a、35aは、被取付け部10の裏面(レ
バー回動凹部13の縁部裏面)に係当する。
【0057】また、このとき、第1コネクタ本体21の
後部両側に形成された係当脚部26の係当バネ部26a
は、被取付け部10の係当段部12の係当板12Aの裏
面側に反発力をもって当接するようになっている。この
結果、第1コネクタ20は、被取付け部10に仮係止さ
れた状態となる。
【0058】このように、第1コネクタ20が被取付け
部10に仮係止されると、第1コネクタ20の前方から
第1コネクタ20及び被取付け部10を見たときに、可
撓性アーム部36a、36aを視認することができ、仮
係止されたことを確認することができる。このため、第
1コネクタ20が被取付け部10に対して仮係止されて
いないことを看過することがなくなり、第1コネクタ2
0と第2コネクタ50との結合を確実に行うことが可能
となる。
【0059】なお、図20は被取付け部10に第1コネ
クタ20が仮係止された状態を前方から見た正面図であ
る。図20に示すように、仮係止された状態では、前方
から可撓性アーム部36aが視認することができ、仮係
止されていることを容易に確認することができる。ま
た、このように被取付け部10に第1コネクタ20が仮
係止された状態の側面は図21に示すようになってい
る。この状態では、図20のB−B断面図である図22
に示すように、被取付け部10が、前係当アーム36の
前係当部36c、36cと、後係当突部34、35の仮
係当部34a、35aとで挟持されている。このため、
第1コネクタ20が被取付け部10に確実に仮係止され
ている。
【0060】また、後係当突部34に形成された誤組付
防止リブ34dは、被取付け部10に形成された誤組付
防止用凹部16内に収容される(図1、図2、図19、
図20参照)。誤組付防止用凹部16は、被取付け穴1
1の上縁のみに形成されているため、誤って第1コネク
タ20が上下反転して組付けられた場合に、誤組付防止
リブ34dが被取付け穴11の下縁裏面に当たって第1
コネクタ20の挿入を阻止するため、誤組付が防止でき
るようになっている。また、被取付け部10に対して適
合しない他の規格のコネクタが組付けられようとする場
合にも、コネクタの誤組付を防止することができる。
【0061】このように被取付け部10に仮係止された
第1コネクタ20に第2コネクタ50を結合させるに
は、周知のように第2コネクタ50の前端開口部内に第
1コネクタ20を嵌合させればよい。この嵌合により、
係合用レバー30のレバー回動用突起41が、第2コネ
クタ50の係合受け部53の前端面で押されて、係合用
レバー30が回動を行う。すると、仮止め用突起29
A、29Bに当接していた、仮止め用突片39、39
は、それぞれ仮止め用突片29A、29Bを乗り越えて
係合用レバー30が第1コネクタ本体21に仮止めされ
ていた状態が解除される。さらに、第2コネクタ50を
第1コネクタ20側へ押圧すると、被取付け部10の前
面を前係当部36cが滑って係合用レバー30の回転方
向に移動する。これに伴って、後係当突部34、35
は、被取付け部10の裏面側に沿って回転移動する。こ
の後係当突部34、35が回転移動する際には、湾曲係
当部34b、35bが被取付け部10の裏面に常に接し
た状態で移動する。このため、係合用レバー30が回転
しても、第1コネクタ20は被取付け部10から離脱す
ることなく保持された状態を維持することができる。
【0062】このような係合用レバー30の回転に伴っ
て、係合用レバー30の係合突起44は第2コネクタ5
0の係合受け部53の周面に沿って移動し且つ係合受け
部53を第1コネクタ20側へ押圧する。この結果、係
合用レバー30のテコの作用によって、第2コネクタ5
0と第1コネクタ20とを小さな押圧力で確実に結合さ
せることができる。
【0063】以上、本発明の実施形態について説明した
が、上記の実施形態の開示の一部をなす論述及び図面は
本発明を限定されるものであると理解するべきではな
い。この開示から当業者には様々な代替実施の形態及び
運用技術が明らかとなろう。
【0064】例えば、上記した実施形態では、第1コネ
クタ20に雌端子金具を収容、配置し、第2コネクタ5
0に雄端子金具を収容、配置したが、その逆の構成とし
てもよい。また、上記した実施形態では、第1コネクタ
20において係合用レバー30を1つ設けた構成である
が、係合用レバーを左右に1つずつ対をなすように組み
つけた構成としてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、前係当アームの先端に設けた穴
当接部同士が、被取付け穴の上下縁部に反発性をもって
係当することにより、コネクタ本体が被取付け穴に対し
て上下に中心出しされるため、コネクタを適正に支持す
ることができる。このため、コネクタを被取付け部に組
み付ける作業に際して、位置決め操作を行う必要がな
く、組付作業性を高める効果がある。
【0066】請求項2記載の発明によれば、請求項1に
記載された発明の効果に加えて、前係当部が厚く形成さ
れているため、この前係当部と段をなす穴当接部が被取
付け穴の縁に係当した際に、被取付け部の前方からコネ
クタを見たときに前係当部の視認性が高くなり、コネク
タが被取付け部へ仮止めされたことを容易に認識するこ
とができる。また、このコネクタに対して他のコネクタ
を結合する際に、コネクタが被取付け部に確実に支持さ
れているため、他のコネクタと確実に結合させることが
できる。
【0067】請求項3記載の発明によれば、請求項1及
び請求項2に記載された発明の効果に加えて、穴当接部
同士が被取付け穴の上下縁部に圧接することで、コネク
タの上下中心出しの精度を高める効果がある。
【0068】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
請求項3に記載された発明の効果に加えて、前係当アー
ムがレバープレート部から漸次離れるように傾斜するた
め、その傾斜面を視認することで、前係当アームが被取
付け穴を通過して再度拡がった(反発力により)ことが
認識でき、これにより穴当接部が被取付け穴の上下縁部
に係当してコネクタが仮係止されたことを容易に認識す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタ支持機構の実施形態を示
す斜視図である。
【図2】実施形態に係るコネクタ支持機構を斜め後方側
から見た状態を示す斜視図である。
【図3】実施形態に係るコネクタ支持機構に用いられる
被取付け部を背面側から見た状態を示す斜視図である。
【図4】実施形態に係るコネクタ支持機構に用いられる
被取付け部の側面図である。
【図5】実施形態に係るコネクタ支持機構に用いられる
被取付け部の背面図である。
【図6】実施形態に係るコネクタ支持機構に用いられる
被取付け部の平面図である。
【図7】実施形態における第1コネクタを示す斜視図で
ある。
【図8】実施形態における第1コネクタ本体を示す斜視
図である。
【図9】実施形態における第1コネクタ本体を示す平面
図である。
【図10】実施形態における第1コネクタ本体を示す正
面図である
【図11】図10のA−A断面図である。
【図12】実施形態における第1コネクタ本体を示す側
面図である。
【図13】実施形態における係合用レバーを斜め前方か
ら見た状態を示す斜視図である。
【図14】実施形態における係合用レバーを斜め後方か
ら見た状態を示す斜視図である。
【図15】実施形態における係合用レバーの平面図であ
る。
【図16】図15の矢印a方向から見た状態を示す側面
図である。
【図17】図15の矢印b方向から見た状態を示す側面
図である。
【図18】図15の矢印c方向から見た状態を示す側面
図である。
【図19】実施形態における第1コネクタの支持構造を
示す平面図である。
【図20】実施形態における第1コネクタの支持構造を
示す正面図である。
【図21】実施形態における第1コネクタの支持構造を
示す側面図である。
【図22】図20のB−B断面図である。
【図23】従来のコネクタ支持機構を示す分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 被取付け部 11 被取付け穴 20 第1コネクタ 21 第1コネクタ本体 30 係合用レバー 31 レバープレート部 32 連結プレート部 34、35 後係当突部 36 前係当アーム 36b センタリング用舌片部 36c 前係当部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA05 FA09 FB20 FC25 FC29 HB04 HB05 5E087 EE14 JJ08 LL26 LL33 MM09 MM11 QQ04 RR25 RR36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタ本体の両面にそれぞれ配置され
    る一対のレバープレート部と、これらレバープレート部
    同士を一体に結合させた連結部とを有する係合用レバー
    を、前記コネクタ本体に回動可能に装着してなるコネク
    タを、板状の被取付け部に形成された被取付け穴に挿通
    した状態で支持するコネクタ支持機構であって、 前記レバープレート部に、前記被取付け部の前面側に係
    当する前係当部を備え、且つ反発性を有する前係当アー
    ムと、前記被取付け部の後面側に係当する後係当突部と
    が設けられ、 前記前係当アームの先端部に、前記コネクタが前記被取
    付け穴に挿通された際に、該被取付け穴の内周面を押圧
    するように当接して前記コネクタ本体の上下方向の中心
    出しを行う穴当接部が設けられていることを特徴とする
    コネクタ支持機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタ支持機構であっ
    て、 前記前係当部が前記被取付け部の前方から視認可能な厚
    さを有し、前記穴当接部と前記前係当部とが段をなすよ
    うに形成されていることを特徴とするコネクタ支持機
    構。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載されたコネ
    クタ支持機構であって、 前記一対のレバープレート部の前係当アームに形成され
    た穴当接部同士の間隔は、コネクタが被取付け部に組み
    付けられない状態で、前記被取付け穴の上下寸法より長
    く設定されていることを特徴とするコネクタ支持機構。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    されたコネクタ支持機構であって、 前記前係当アームは、前記レバープレート部から漸次離
    れるように傾斜するように形成されていることを特徴と
    するコネクタ支持機構。
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