JP2002260347A - データ再生装置、データ再生方法およびプログラム記録媒体 - Google Patents

データ再生装置、データ再生方法およびプログラム記録媒体

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JP2002260347A
JP2002260347A JP2001060640A JP2001060640A JP2002260347A JP 2002260347 A JP2002260347 A JP 2002260347A JP 2001060640 A JP2001060640 A JP 2001060640A JP 2001060640 A JP2001060640 A JP 2001060640A JP 2002260347 A JP2002260347 A JP 2002260347A
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展明 野口
Yasushi Ueda
泰志 上田
Toru Aoki
青木  透
Makoto Okazaki
誠 岡▲ざき▼
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体に記録されているデータに対して、
高い信頼性を維持しつつ、データの連続性を損なうこと
なく、高速に再生できるデータ再生装置,データ再生方
法,及びプログラム記録媒体を実現する。 【解決手段】 デコーダ107において、データ1の誤
り訂正を誤り訂正回路204により、同時にデータ1の
次に入力されるデータ2の復調を復調回路202により
行う。データ1の誤り訂正終了後、誤り訂正回路204
からデータ1に対する訂正不能信号が出力されたとき、
ディスク100から再度データ1を再生するリトライ動
作を開始すると共に、誤り訂正制御回路205は誤り訂
正回路204を制御し、メモリ108に記録されている
データ1および/またはデータ2の誤り訂正を継続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンピュー
タの外部記憶装置等に適用しうるデータ再生装置、デー
タ再生方法およびプログラム記録媒体に関するものであ
り、特にデータの訂正不能発生時のリトライ処理に特徴
を有するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置の一例として、ディスク上
に記録されたデータを、半導体レーザのピックアップを
用いて非接触に再生するCD−ROMドライブやDVD
−ROMドライブが知られている。これらのディスクに
は、情報データに対して、ディスク上の位置を表すアド
レス情報などが付加され、さらに再生時の誤りを訂正す
るための誤り訂正符号と誤りを検出するための誤り検出
符号が付加されて記録されている。このような記録デー
タを再生するには、少なくとも同期検出、復調、誤り訂
正が行われる。
【0003】近年、高速再生が可能なデータ再生装置
が、市場から要求されてきている。しかし、高速再生に
なるほど誤り訂正を実行できる時間が短縮されるため、
訂正能力の高い誤り訂正方法を連続再生時に適用するこ
とが困難になってきている。さらに、記録媒体に可搬性
がある場合には、キズや汚れによってデータ再生時の誤
り確率が増大する。これらの要因により、誤り訂正の結
果、誤りが存在しているために訂正不能と判断される確
率が増大してきている。一般に、このような訂正不能時
には、該当データを再読み出しするリトライ動作によ
り、同期検出、復調、誤り訂正をやり直している。
【0004】例えば、特開平9−282809号では、
高い信頼性を維持しつつ、データの連続性を損なわずに
再生する記録情報再生装置が提案されている。この例で
は、誤り訂正符号が付加されているデータブロックを復
調している期間に、誤り訂正と次段の処理へのデータ転
送をパイプライン態様で制御する記録情報再生装置が示
されている。訂正不能時には、再生速度を低下させてリ
トライ動作を行うこと、再度読み出したデータに対する
誤り訂正に時間をかけること、再度読み出したデータに
対して誤り訂正能力の高い誤り訂正方法に切り換えるこ
とが提案されている。また、リトライ動作を行わずに訂
正不能データに対して再度誤り訂正を実行することも提
案されている。
【0005】この従来例にもあるように、データレート
が1倍速再生に相当するビデオ再生などにおいては、高
倍速相当のディスク回転によって先行的に誤り訂正済み
のデータが蓄積されているため、再生速度を低下させて
リトライ動作に移行したり、再度誤り訂正を行った後に
リトライ動作に移行したりしても、映像の連続再生を実
現できている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本来の意味での連続的
な高速再生の実現に向けては、従来例のように、再生速
度を低下させてから再度読み込んだデータを処理したの
では、訂正不能が発生するまでに正常に連続再生できた
最終データと、リトライ動作の後、再度読み直して誤り
訂正を行ったデータとの間に大きな時間差を生じてしま
うという問題がある。
【0007】また、訂正不能となった復調データと、誤
り訂正に並行して読み出された次復調データとは、リト
ライ動作により再度読み出されることとなり、データ再
生装置の消費電力を高めるという問題もある。
【0008】さらに、リトライ動作を行わずに訂正不能
データに対して再度誤り訂正を行った結果、誤りを訂正
できなかった場合には、その時点からリトライ動作に移
行しなければならず、大幅に連続性を損なう危険性が含
まれている。
【0009】本発明は、コンピュータデータのように、
より高い信頼性が要求されるデータ再生においても、誤
りの訂正された再生データの連続性を損なうことなく、
高速に再生できるデータ再生装置、データ再生方法およ
びプログラム記録媒体を実現するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたものであり、請求項1に係る再生
データを復調する復調手段と、前記再生データから同期
信号を検出する同期検出手段と、前記復調手段が出力す
る復調データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段で記
憶された復調データの誤りを訂正し、誤り訂正後に誤り
が存在している時に訂正不能信号を出力する誤り訂正手
段と、前記同期検出手段により検出された同期信号に従
って、前記誤り訂正手段の制御を行う誤り訂正制御手段
と、記録媒体における所望の記録位置からのデータ再生
を制御するシーク制御手段とを備え、データの訂正不能
時に、該当データの記録媒体からの再読み出し、復調及
び誤り訂正を再度行うリトライ動作を開始する共に、前
記誤り制御手段は、前記記憶手段に記憶された復調デー
タの誤り訂正を行うよう前記誤り訂正手段を制御する、
ことを特徴とするものである。これにより、データ再生
のリトライ動作開始後、前記記憶手段に記憶された復調
データに対する誤り訂正を継続することができ、高速か
つ連続的なデータ再生を実現することができる。
【0011】本発明の請求項2に係るデータ再生装置
は、請求項1記載のデータ再生装置において、前記誤り
訂正制御手段は、前記誤り訂正手段から復調データに対
する訂正不能信号を受信した場合、該復調データに対す
る誤り訂正に並行して前記復調手段により復調された次
復調データに対して、誤り訂正を行うよう前記誤り訂正
手段を制御する、ことを特徴とするものである。これに
より、データ再生のリトライ動作開始後、前記記憶手段
に記憶された次復調データに対する誤り訂正を継続する
ことができ、高速かつ連続的なデータ再生を実現するこ
とができる。
【0012】本発明の請求項3に係るデータ再生装置
は、請求項2記載のデータ再生装置において、前記誤り
訂正制御手段は、前記誤り訂正手段により次復調データ
の誤り訂正が行われ、次復調データに対する訂正不能信
号を受信した場合、データの連続再生時とは異なる誤り
訂正方法を用いて、次復調データに対して再度誤り訂正
を行うよう前記誤り訂正手段を制御する、ことを特徴と
するものである。これにより、データの連続再生時に設
定されている誤り訂正方法で次復調データが訂正不能と
なる場合でも、誤りを訂正できる可能性を向上させるこ
とができ、高速かつ連続的なデータ再生を実現すること
ができる。
【0013】本発明の請求項4に係るデータ再生装置
は、請求項2記載のデータ再生装置において、前記リト
ライ動作により前記訂正不能であった復調データの誤り
訂正を再度開始するまでに、次復調データに対する誤り
訂正の継続によって誤りを訂正できなかった場合には、
前記誤り訂正制御手段が訂正中断信号を出力して、次復
調データに対して誤り訂正を継続している前記誤り訂正
手段を停止させる、ことを特徴とするものである。これ
により、リトライ動作によるデータの連続再生に復帰す
るまでに、継続している誤り訂正を停止させるため、連
続再生制御に支障をきたさないデータ再生を実現するこ
とができる。
【0014】本発明の請求項5に係るデータ再生装置
は、請求項2または請求項3記載のデータ再生装置にお
いて、前記誤り訂正制御手段は、前記誤り訂正手段から
次復調データに対する誤り訂正終了信号を受けた場合、
前記訂正不能であった復調データに対しても、再度誤り
訂正を行うよう前記誤り訂正手段を制御する、ことを特
徴とするものである。これにより、データ再生のリトラ
イ動作開始後、復調データ及び次復調データに対する誤
り訂正を行うことができ、より高速かつ連続的なデータ
再生を実現することができる。
【0015】本発明の請求項6に係るデータ再生装置
は、請求項1記載のデータ再生装置において、前記誤り
訂正制御手段は、前記誤り訂正手段から復調データに対
する訂正不能信号を受信した場合、該復調データに対し
て再度誤り訂正を行うよう前記誤り訂正手段を制御す
る、ことを特徴とするものである。これにより、データ
再生のリトライ動作開始後、前記復調データに対する誤
り訂正を継続することができ、高速かつ連続的なデータ
再生を実現することができる。
【0016】本発明の請求項7に係るデータ再生装置
は、請求項6記載のデータ再生装置において、前記誤り
訂正手段は、前記復調データに対して再度誤り訂正を行
う際、データの連続再生時とは異なる誤り訂正方法を用
いて誤り訂正を行う、ことを特徴とするものである。こ
れにより、データの連続再生時に設定されている誤り訂
正方法で復調データが訂正不能となる場合でも、誤りを
訂正できる可能性を向上させることができ、高速かつ連
続的なデータ再生を実現することができる。
【0017】本発明の請求項8に係るデータ再生装置
は、請求項6記載のデータ再生装置において、前記リト
ライ動作により前記訂正不能であった復調データの復調
を再度開始するまでに、復調データに対する誤り訂正の
継続により誤りを訂正できなかった場合には、前記誤り
訂正制御手段が訂正中断信号を出力して、復調データに
対して誤り訂正を継続している誤り訂正手段を停止させ
る、ことを特徴とするものである。これにより、リトラ
イ動作によるデータの連続再生に復帰するまでに、継続
している誤り訂正を停止させるため、連続再生制御に支
障をきたさないデータ再生を実現することができる。
【0018】本発明の請求項9に係るデータ再生装置
は、請求項6または請求項7記載のデータ再生装置にお
いて、前記誤り訂正制御手段は、前記誤り訂正手段から
復調データに対する誤り訂正終了信号を受けた場合、次
復調データに対しても、誤り訂正を行うよう前記誤り訂
正手段を制御する、ことを特徴とするものである。これ
により、データ再生のリトライ動作開始後、復調データ
及び次復調データに対する誤り訂正を行うことができ、
より高速かつ連続的なデータ再生を実現することができ
る。
【0019】本発明の請求項10に係るデータ再生装置
は、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のデータ再
生装置において、前記同期信号検出手段から出力される
同期信号にしたがって、前記復調手段による再生データ
の復調の開始を制御する復調制御手段を備え、前記復調
制御手段は、前記誤り訂正手段による誤り訂正が終了し
た復調データに対しては、前記データ再生のリトライ動
作において復調処理を実行しないよう前記復調手段を制
御する、ことを特徴とするものである。これにより、誤
り訂正が終了したデータに対する重複した復調を回避す
ることができるため、消費電力の削減に貢献することが
できる。
【0020】本発明の請求項11に係るデータ再生装置
は、請求項1及至請求項9のいずれかに記載のデータ再
生装置において、前記誤り訂正制御手段は、前記誤り訂
正手段による誤り訂正が終了した復調データに対して
は、前記データ再生のリトライ動作において誤り訂正処
理を実行しないよう前記誤り訂正手段を制御する、こと
を特徴とするものである。これにより、誤り訂正が終了
したデータに対する重複した誤り訂正を回避することが
できるため、消費電力の削減に貢献することができる。
【0021】本発明の請求項12に係るデータ再生装置
は、請求項1乃至請求項11のいずれかに記載のデータ
再生装置において、前記シーク制御手段は、データ再生
のリトライ動作において、前記誤り訂正手段による誤り
訂正が終了した復調データの次のデータを記録媒体から
再生する、ことを特徴とするものである。これにより、
誤り訂正が終了したデータに対する再生処理を行わない
ようにすることができ、高速かつ連続的なデータ再生を
実現することができる。
【0022】本発明の請求項13に係るデータ再生方法
は、再生データを復調する復調ステップと、前記再生デ
ータから同期信号を検出する同期検出ステップと、前記
復調ステップにより得られた復調データを記憶手段に記
憶する記憶ステップと、前記同期検出ステップにより検
出された同期信号に従って、前記記憶手段に記憶された
復調データの誤りを訂正し、誤り訂正後に誤りが存在し
ている時に訂正不能と判断する誤り訂正ステップと、前
記誤り訂正ステップにおいて復調データが訂正不能と判
断された場合、該データを記録媒体からの再読み出し、
復調及び誤り訂正を再度行うリトライ動作を開始するリ
トライステップと、前記リトライ動作開始後、前記記憶
手段に記憶された復調データの誤り訂正を行う再誤り訂
正ステップとを具備する、ことを特徴とするものであ
る。 これにより、データ再生のリトライ動作開始後、
前記記憶手段に記憶された復調データに対する誤り訂正
を継続することができ、高速かつ連続的なデータ再生を
実現することができる。
【0023】本発明の請求項14に係るデータ再生方法
は、請求項13記載のデータ再生方法において、前記再
誤り訂正ステップでは、前記誤り訂正ステップで復調デ
ータが訂正不能と判断された場合、該復調データに対す
る誤り訂正処理に並行して前記復調ステップで復調した
次復調データに対して、誤り訂正を実行する、ことを特
徴とするものである。これにより、データ再生のリトラ
イ動作開始後、前記記憶手段に記憶された次復調データ
に対する誤り訂正を継続することができ、高速かつ連続
的なデータ再生を実現することができる。
【0024】本発明の請求項15に係るデータ再生方法
は、請求項14記載のデータ再生方法において、前記再
誤り訂正ステップでは、前記次復調データの誤り訂正を
行った結果、次復調データが訂正不能であると判断され
た場合、データの連続再生時とは異なる誤り訂正方法を
用いて、次復調データに対して再度誤り訂正を実行す
る、ことを特徴とするものである。これにより、データ
再生の連続再生時に設定されている誤り訂正方法で次復
調データが訂正不能となる場合でも、誤りを訂正できる
可能性を向上させることができ、高速かつ連続的なデー
タ再生を実現することができる。
【0025】本発明の請求項16に係るデータ再生方法
は、請求項14記載のデータ再生方法において、前記再
誤り訂正ステップでは、前記リトライステップにより前
記訂正不能であった復調データの誤り訂正を、再度開始
するまでに、次復調データの誤りを訂正できなかった場
合には、次復調データに対する誤り訂正を停止させる、
ことを特徴とするものである。これにより、リトライ動
作によるデータの連続再生に復帰するまでに、継続して
いる誤り訂正を停止させるため、連続再生制御に支障を
きたさないデータ再生を実現することができる。
【0026】本発明の請求項17に係るデータ再生方法
は、請求項14または請求項15記載のデータ再生方法
において、前記再誤り訂正ステップでは、前記次復調デ
ータに対する誤り訂正が終了した場合は、前記誤り訂正
ステップで訂正不能と判断された復調データに対しても
誤り訂正を実行する、ことを特徴とするものである。こ
れにより、データ再生のリトライ動作開始後、復調デー
タ及び次復調データに対する誤り訂正を行うことがで
き、より高速かつ連続的なデータ再生を実現することが
できる。
【0027】本発明の請求項18に係るデータ再生方法
は、請求項13記載のデータ再生方法において、前記再
誤り訂正ステップでは、前記誤り訂正ステップで復調デ
ータが訂正不能と判断された場合、該復調データに対し
て再度誤り訂正を実行する、ことを特徴とするものであ
る。これにより、データ再生のリトライ動作開始後、前
記復調データに対する誤り訂正を継続することができ、
高速かつ連続的なデータ再生を実現することができる。
【0028】本発明の請求項19に係るデータ再生方法
は、請求項18記載のデータ再生方法において、前記再
誤り訂正ステップでは、前記復調データに対して再度誤
り訂正を実行する際、前記誤り訂正ステップでの誤り訂
正時とは異なる誤り訂正方法を用いて誤り訂正を行う、
ことを特徴とするものである。これにより、データの連
続再生時に設定されている誤り訂正方法で復調データが
訂正不能となる場合でも、誤りを訂正できる可能性を向
上させることができ、高速かつ連続的なデータ再生を実
現することができる。
【0029】本発明の請求項20に係るデータ再生方法
は、請求項18記載のデータ再生方法において、前記再
誤り訂正ステップでは、前記リトライステップにより前
記訂正不能であった復調データの復調を再度開始するま
でに、復調データの誤りを訂正できなかった場合には、
該復調データに対する誤り訂正を停止させる、ことを特
徴とするものである。これにより、リトライ動作による
データの連続再生に復帰するまでに、継続している誤り
訂正を停止させるため、連続再生制御に支障をきたさな
いデータ再生を実現することができる。
【0030】本発明の請求項21に係るデータ再生方法
は、請求項18または請求項19記載のデータ再生方法
において、前記再誤り訂正ステップでは、前記復調デー
タに対する誤り訂正が終了した場合は、前記誤り訂正ス
テップにによる復調データに対する誤り訂正処理に並行
して前記復調ステップで復調した次復調データに対し
て、誤り訂正を実行する、ことを特徴とするものであ
る。 これにより、データ再生のリトライ動作開始後、
復調データ及び次復調データに対する誤り訂正を行うこ
とができ、より高速かつ連続的なデータ再生を実現する
ことができる。
【0031】本発明の請求項22に係るデータ再生方法
は、請求項13乃至請求項21のいずれかに記載のデー
タ再生方法において、前記リトライステップでは、前記
誤り訂正ステップまたは再誤り訂正ステップで誤り訂正
が終了したデータに対しては、復調処理を実行しない、
ことを特徴とするものである。これにより、誤り訂正が
終了したデータに対する重複した復調を回避することが
できるため、消費電力の削減に貢献することができる。
【0032】本発明の請求項23に係るデータ再生方法
は、請求項13及至請求項21のいずれかに記載のデー
タ再生方法において、前記リトライステップでは、前記
誤り訂正ステップまたは再誤り訂正ステップで誤り訂正
が終了したデータに対しては、誤り訂正処理を実行しな
い、ことを特徴とするものである。これにより、誤り訂
正が終了したデータに対する重複した誤り訂正を回避す
ることができるため、消費電力の削減に貢献することが
できる。
【0033】本発明の請求項24に係るデータ再生方法
は、請求項13乃至請求項23のいずれかに記載のデー
タ再生方法において、前記リトライステップでは、前記
再誤り訂正ステップにおいて誤り訂正が終了した復調デ
ータの次のデータを記録媒体から再生する、ことを特徴
とするものである。これにより、誤り訂正が終了したデ
ータに対する再生処理を行わないようにすることがで
き、高速かつ連続的なデータ再生を実現することができ
る。
【0034】本発明の請求項25に係るプログラム記録
媒体は、データ再生方法をコンピュータによって実現す
るためのプログラムを記録したプログラム記録媒体であ
って、記録媒体に記録されたデータを再生する再生ステ
ップを有するプログラムと、前記再生データから同期信
号を検出する同期検出ステップを有するプログラムと、
前記再生ステップにより得られた再生データを復調する
復調ステップを有するプログラムと、前記復調ステップ
により得られた復調データを記憶手段に記憶する記憶ス
テップを有するプログラムと、前記同期検出ステップに
より検出された同期信号に従って、前記記憶手段に記憶
された復調データの誤りを訂正し、誤り訂正後に誤りが
存在している時に訂正不能と判断する誤り訂正ステップ
を有するプログラムと、前記誤り訂正ステップにおいて
復調データが訂正不能と判断された場合、該データを記
録媒体からの再読み出し、復調及び誤り訂正を再度行う
リトライ動作を行うリトライステップを有するプログラ
ムと、前記リトライスステップにおいて記録媒体からデ
ータの再読み出しを行っている間に、前記記憶手段に既
に記憶された復調データの誤り訂正を行う再誤り訂正ス
テップを有するプログラムとを含む、特徴とするもので
ある。これにより、前記プログラム記録媒体を用いたコ
ンピュータは、データ再生のリトライ動作開始後、前記
記憶手段に記憶された復調データに対する誤り訂正を継
続することができるため、高速かつ連続的なデータ再生
を実現することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下に、本発明
の請求項1乃至請求項5、請求項13乃至請求項17の
うちいずれかに記載された発明の実施の形態について、
図1、図2、図3、図4、図5、図10、図11、図1
2を用いて説明する。本実施の形態1においては、DV
D−ROM再生装置(データ再生装置)に対して本発明
を適用した場合について説明する。
【0036】図1は、本発明の一実施の形態に係るDV
D−ROM再生装置の構成を示すブロック図である。D
VD−ROM再生装置101は、例えばホストコンピュ
ータ110からのアクセスもしくはデータ転送要求に対
し、記録媒体であるディスク100から光学的に読み取
った情報を、デコーダ107にて、少なくとも同期検
出、復調、誤り訂正を行い、データもしくは情報をホス
トコンピュータ110に出力する。
【0037】ディスク100は、スピンドルモータ10
2によって回転駆動される。ピックアップ103は、回
転駆動されるディスク100にレーザ光を照射し、その
反射光を受光部で光電変換して、ディスク100に記録
された情報を読み出す。回転制御回路104は、スピン
ドルモータ102の回転速度を制御する。フォーカスト
ラッキング制御回路105は、ピックアップ103の位
置を制御し、データ再生中は記録データ上にピックアッ
プ103を保持し、シーク時は所望の再生データの直前
にピックアップ103を移動させる。
【0038】ピックアップ103から読み出された信号
は、アナログ処理回路106にて増幅、二値化されてデ
コーダ107に供給される。デコーダ107は、データ
を記憶するメモリ108と協動して、少なくとも同期検
出、復調、誤り訂正を行う。CPU109は、回転制御
回路104、フォーカストラッキング制御回路105、
アナログ処理回路106、デコーダ107とアクセス
し、各々の回路の状態管理と制御を行う。
【0039】図2はデコーダ107の詳細な構成を示す
ブロック図である。アナログ処理回路106からの再生
データは、同期検出回路201および復調回路202に
入力される。同期検出回路201は再生データ中の同期
信号を抽出し、復調および誤り訂正の開始を決定する同
期信号を出力する。復調回路202は、8−16変調さ
れてディスク100に記録されていた再生データの16
−8復調を行い、復調された復調データはメモリ制御回
路207を介してメモリ108に記憶される。
【0040】誤り訂正回路204は、メモリ108に記
憶されている復調データを、メモリ制御回路207を介
して読み出し、データの誤り位置と誤りパターンを演算
し、メモリ108に記憶されている誤りデータを正しい
データに書き換える。また、誤り訂正回路204は、す
べての誤りを訂正できず、誤りが残っていることを表す
誤り訂正不能信号と、所定の誤り訂正が終了したことを
表す誤り訂正終了信号を出力する。インタフェース回路
206は、メモリ108に記憶されている誤り訂正済み
の復調データを、ホストコンピュータ110に転送す
る。もし、デコーダ107とホストコンピュータ110
の間に別の処理回路が存在する場合には、インタフェー
ス回路206は、次処理回路に誤り訂正済みの復調デー
タを転送する。
【0041】復調制御回路203は、少なくとも同期検
出回路201から入力される同期信号によって復調開始
信号を出力し、復調回路202の制御を行う。誤り訂正
制御回路205は、少なくとも同期検出回路201から
入力される同期信号、及び誤り訂正回路204から入力
される訂正不能信号、誤り訂正終了信号によって、誤り
訂正開始信号、及び訂正中断信号を出力し、誤り訂正回
路204の制御を行う。CPU109は、CPUインタ
フェース回路208を介して、同期検出回路201、復
調制御回路203、誤り訂正制御回路205およびイン
タフェース回路206に対して、各種処理の設定と制
御、および各々の回路の動作状態把握を行うことができ
る。
【0042】図11は、メモリ108に記憶されている
復調データに対して付加されている誤り訂正符号を模式
的に示したものである。誤り訂正符号の形成手順を以下
に記す。
【0043】IDなどの情報で構成されるヘッダ部12
バイトと、データ部2048バイトと、誤り検出符号
(EDC)4バイトで得られる2064バイトを172
バイト毎に分割して12組のデータとし、さらに、これ
らを16組結合して172バイト×192バイトのデー
タ配列を構成する。172組の192バイトデータに対
して、16バイトのパリティバイトを付加して、8バイ
トまでの誤りを訂正することができるリードソロモン符
号(外符号)を構成する。次に208組の172バイト
データに対して、10バイトのパリティバイトを付加し
て、5バイトまでの誤りを訂正することができるリード
ソロモン符号(内符号)を構成する。ディスク100に
は、内符号を時系列方向として記録されているので、デ
ィスク上の汚れや傷によって発生するバースト誤りに対
しては、誤りが異なる符号語に分散される外符号による
誤り訂正が有効である。
【0044】図12は、デコーダ107によるデータの
誤り訂正の一例を示している。同期検出回路201が出
力する同期信号によって、誤り訂正制御回路205は誤
り訂正回路204に対して誤り訂正開始信号を出力す
る。誤り訂正回路204は、誤り訂正制御回路205に
より設定されている誤り訂正方法にしたがって、メモリ
108に記憶される復調データの誤りを訂正する。
【0045】図12では、誤り訂正回路204は、外符
号−内符号−外符号の誤り訂正方法を適用しており、誤
り訂正終了時に誤り訂正終了信号を出力する。例えば、
外符号訂正では182個の外符号に対して8バイト以下
の誤りを訂正し、内符号訂正では208個の内符号に対
して5バイト以下の誤りを訂正する。回転制御回路10
4で制御されるスピンドルモータ102の回転数に依存
するデータ再生速度によって同期信号の間隔は変化する
ため、CPU109は誤り訂正制御回路205に対して
誤り訂正方法の設定を変更することが可能である。再生
速度が遅い場合には時間的な余裕が発生するため、例え
ば外符号−内符号−外符号−内符号の誤り訂正方法を採
用することも可能である。
【0046】なお、DVD−ROMの場合、同期信号は
フレーム単位に付加されている。1個の内符号は2フレ
ームで構成されているため、図11で示した誤り訂正符
号のデータ単位では416個の同期信号が付加されてい
る。図12、およびこれ以降参照する図中の同期信号
は、誤り訂正符号のデータ単位の同期信号のみを図示す
るものとする。
【0047】図10に、従来のリトライ動作を示す。図
中の数字1、2、3は、誤り訂正符号が付加されている
データ単位毎に割り付けた復調データの順番を示すもの
であり、これ以後、それぞれをデータ1、データ2、デ
ータ3と呼ぶことにする。
【0048】まず、同期検出回路201は、デコーダ1
07に入力される再生データから同期信号を検出し、復
調制御回路203及び誤り訂正制御回路205に出力す
る。この同期信号によって、復調制御回路203が復調
回路202に復調開始信号を出力して、データ1の復調
が開始される。復調回路202は連続した再生データか
ら検出される同期信号によって、データ2の復調も継続
する。データ2の復調に並行して、誤り訂正制御回路2
05は、誤り訂正回路204に対してデータ1の誤り訂
正開始信号を出力し、誤り訂正回路204は連続再生時
に設定されている誤り訂正方法によりデータ1の誤りを
訂正する。
【0049】データ1の誤り訂正の結果、訂正不能信号
が誤り訂正回路204から出力されると、CPU109
が訂正不能を検知し、復調制御回路203および誤り訂
正制御回路205を介して、復調回路202および誤り
訂正回路204を停止させる。復調回路202および誤
り訂正回路204の動作停止は、図10に示すように、
復調制御回路203及び誤り訂正制御回路205がそれ
ぞれ復調開始信号及び誤り訂正開始信号を出力しないこ
とにより実現できる。あるいは、同期検出回路201は
データ3の同期信号を出力させることにより、一旦復調
回路202及び誤り訂正回路204を起動した直後に、
復調制御回路203及び誤り訂正制御回路205によ
り、復調回路202および誤り訂正回路204をそれぞ
れ停止させても良い。
【0050】また、CPU109はフォーカストラッキ
ング制御回路105に対してデータ1をシーク対象デー
タとして再度再生し直すように命令し、フォーカストラ
ッキング制御回路105はピックアップ103を内周に
移動させて、データ1の手前から再生を再開する。同期
検出回路201がデータ1の同期信号を検出すると、復
調制御回路203が復調回路202を起動し、以後、復
調および誤り訂正がパイプライン態様で再開される。こ
の結果、ホストコンピュータ110にデータを転送する
ことが可能な出力可能データは、誤りを訂正できた場合
と比較して、リトライ動作によって少なくとも数10m
sec遅れることとなる。
【0051】本発明は、誤り訂正回路204が訂正不能
信号を出力した場合、フォーカストラッキング制御回路
105によりデータをディスク100から再度再生する
リトライ動作を開始すると共に、誤り訂正制御回路20
5により誤り訂正回路204を動作させるものである。
ここで、誤り訂正回路204は、少なくとも訂正できな
かった誤りが存在した場合に訂正不能信号を出力するも
のである。また、誤り訂正回路204は、少なくとも誤
りの存在を検出した場合に訂正不能信号を出力するもの
である。
【0052】図3に本発明におけるDVD−ROM再生
装置101の動作を説明するためのタイミング図であ
る。まず、同期検出回路201は、デコーダ107に入
力される再生データから同期信号を検出し、復調制御回
路203及び誤り訂正制御回路205に出力する。この
同期信号によって、復調制御回路203が復調回路20
2に復調開始信号を出力して、データ1の復調が開始さ
れる。復調回路202は連続した再生データから検出さ
れる同期信号によって、データ2の復調も継続する。デ
ータ2の復調に並行して、誤り訂正制御回路205は、
誤り訂正回路204に対してデータ1の誤り訂正開始信
号を出力し、誤り訂正回路204は連続再生時に設定さ
れている誤り訂正方法によりデータ1の誤りを訂正す
る。誤り訂正回路204によるデータ1の誤り訂正の結
果、データ1の誤りが訂正できていれば、データ3以降
の復調と、データ2以降の誤り訂正を継続することがで
きる。
【0053】しかし、図3に示すように、誤り訂正回路
204からデータ1に対する訂正不能信号が出力される
と、CPU109は、フォーカストラッキング制御回路
105に対して、データ1をシーク対象データとして再
度再生し直すように命令する。すなわちリトライ動作に
移行する。この時、復調制御回路203は復調回路20
2を停止させるが、誤り訂正制御回路205は誤り訂正
回路204に誤り訂正開始信号を出力し、すでに復調し
ているデータ2に対して誤り訂正を実行させる。
【0054】データ2に対する誤り訂正の結果、正常に
訂正できた場合には、データ2をデコーダ107からホ
ストコンピュータ110に転送することが可能になる時
刻は図10と比べて大幅に早くなる。もし、データを時
系列に転送しなければならない制約のあるデータ再生装
置の場合には、リトライ動作後のデータ1に対する誤り
訂正終了後、データ1およびデータ2を転送可能になる
ので、図10と比べてデータブロック1個分早くデータ
2と転送することができる。
【0055】また、本発明は、図4に示すように、誤り
訂正回路204が、データ2に対する訂正不能信号及び
誤り訂正終了信号を出力した場合、誤り訂正制御回路2
05は、連続再生時とは異なる誤り訂正方法を用いて、
データ2に対して再度誤り訂正をするよう誤り訂正回路
204を動作させるものである。
【0056】連続再生時の同期信号の間隔に比べると、
リトライ動作に必要な時間は充分長いため、誤り訂正に
長い時間が必要とされる、より誤り訂正能力が高まる誤
り訂正方法を適用することが可能である。具体的には、
内符号と外符号の反復回数を多くすることができる。ま
た、内符号と外符号のいずれかの訂正において、訂正で
きなかった符号語に対してフラグを設定し、他方の誤り
訂正時に消失フラグとして用いる消失訂正を適用するこ
とができる。さらに、連続再生時の誤り訂正方法として
誤訂正確率を低減するために最大訂正能力に満たない訂
正を行っている場合は、最大能力訂正に切り換えること
もできる。この結果、データ2に多くの誤りが含まれて
いるために連続再生時に設定されている誤り訂正方法で
訂正不能となる場合でも、誤りを訂正できる可能性を向
上させることができる。
【0057】さらに、本発明は、リトライ動作によって
訂正不能であったデータ1の誤り訂正を再度開始するま
でに、データ2に対する誤り訂正の継続によって誤りを
訂正できなかった場合には、誤り訂正制御回路205が
訂正中断信号を出力して、データ2に対して誤り訂正を
継続している誤り訂正回路204を停止させるものであ
る。この結果、リトライ動作において再度復調されたデ
ータ1に対する誤り訂正回路204の起動を待たせたり
するような特殊な制御が不要となり、再度復調されたデ
ータ1およびデータ1以降のデータ(データ2、データ
3等)に対する復調回路202および誤り訂正回路20
4の制御は連続再生時と同様になる。また、リトライ動
作後の復調および誤り訂正を、図10に示す時刻と同時
期に開始できることが保証されている。
【0058】さらに、本発明は、図5に示すように、誤
り訂正制御回路205が誤り訂正回路204からデータ
2に対する誤り訂正終了信号を受けると、データ1に対
しても誤り訂正を行うよう誤り訂正回路204を動作さ
せるものである。この結果、データ1も訂正することが
できれば、データ1およびデータ2をホストコンピュー
タ110に転送することが可能になる時刻は図10と比
べて大幅に早くなる。
【0059】本発明の実施の形態1によるデータ再生装
置、及びデータ再生方法によれば、データの訂正不能が
発生した場合において、データを記録媒体から再度再生
するリトライ動作に移行すると共に、復調データに対す
る誤り訂正に並行して復調された次復調データに対する
誤り訂正を継続するので、高速かつ連続的にデータ再生
を実現することができる効果を有する。
【0060】(実施の形態2)以下に、本発明の請求項
6乃至請求項9,請求項18乃至請求項21のうちいず
れかに記載された発明の実施の形態について、図6、図
7、図8を用いて説明する。図6は本発明におけるDV
D−ROM再生装置101の動作を説明するためのタイ
ミング図である。
【0061】本発明は、誤り訂正制御回路205は、誤
り訂正回路204から訂正不能信号が出力された復調デ
ータに対して、再度誤り訂正回路204を動作させるこ
とを特徴とするものである。
【0062】まず、同期検出回路201は、デコーダ1
07に入力される再生データから同期信号を検出し、復
調制御回路203及び誤り訂正制御回路205に出力す
る。この同期信号によって、復調制御回路203が復調
回路202に復調開始信号を出力して、データ1の復調
が開始される。復調回路202は連続した再生データか
ら検出される同期信号によって、データ2の復調も継続
する。データ2の復調に並行して、誤り訂正制御回路2
05は、誤り訂正回路204に対してデータ1の誤り訂
正開始信号を出力し、誤り訂正回路204は連続再生時
に設定されている誤り訂正方法によりデータ1の誤りを
訂正する。
【0063】誤り訂正回路204がデータ1の誤り訂正
を行った結果、訂正不能信号を出力すると、CPU10
9は、フォーカストラッキング制御回路105に対して
データ1をシーク対象データとして再度再生し直すよう
に命令する。即ちリトライ動作に移行する。この時、復
調制御回路203は復調回路202を停止させるが、誤
り訂正制御回路205は誤り訂正回路204に誤り訂正
開始信号を出力し、データ1に対して誤り訂正を実行さ
せる。
【0064】データ1に対する誤り訂正の結果、正常に
訂正できた場合には、データ1をデコーダ107からホ
ストコンピュータ110に転送することが可能になる時
刻は、図10と比べて大幅に早くなる。本発明による
と、データ1に対する誤り訂正が行われるので、データ
を時系列に転送しなければならないデータ再生装置の場
合に有効である。
【0065】また、本発明の誤り訂正制御回路205
は、連続再生時とは異なる誤り訂正方法を用いて、訂正
不能であったデータ1に対して再度誤り訂正を行うよう
誤り訂正回路204を動作させるものである。
【0066】データ1は連続再生時の誤り訂正方法によ
る誤り訂正の結果、訂正不能と判断されたので、多くの
データが誤っていると予想される。連続再生時の同期信
号の間隔に比べるとリトライ動作に必要な時間は長いた
め、十分な時間をかけて、より誤り訂正能力が高まる誤
り訂正方法を適用することが可能である。具体的には、
内符号と外符号のいずれかの訂正において、訂正できな
かった符号語に対してフラグを設定し、他方の誤り訂正
時に消失フラグとして用いる消失訂正を適用することが
できる。また、連続再生時の誤り訂正方法として誤訂正
確率を低減するために、最大訂正能力に満たない訂正を
行っている場合は、最大能力訂正に切り換えることもで
きる。したがって、訂正不能信号が出力されたデータ1
を訂正できる可能性を向上できる。
【0067】さらに、本発明は、図7に示すように、訂
正不能であったデータ1の復調をリトライ動作後に再度
開始するまでに、データ1に対する誤り訂正の継続によ
り誤りを訂正できなかった場合には、誤り訂正制御回路
205が訂正中断信号を出力して、データ1に対して誤
り訂正を継続している誤り訂正回路204を停止させる
ものである。
【0068】実施の形態1では、データ2に対する誤り
訂正を実行していたので、データ1を復調する際には復
調回路202および誤り訂正回路204はメモリ108
の異なる領域をアクセスしていた。本実施の形態2で
は、データ1に対する誤り訂正を実行しているので、リ
トライ動作後のデータ1に対する復調を再度開始するま
でに、誤り訂正回路204を停止させることが得策であ
る。この結果、復調回路202が再度再生したデータ1
をメモリ108に記憶させる領域を、訂正不能のデータ
1を記憶していた同一の領域に設定できるため、余分な
メモリ領域を確保する必要がなく、復調回路202、誤
り訂正回路204、インタフェース回路206がメモリ
108にアクセスする際、連続再生時と同じアドレス制
御を実現できる。
【0069】さらに、本発明は、図8に示すように、リ
トライ動作開始後、誤り訂正制御回路205がデータ1
に対する誤り訂正終了信号を誤り訂正回路204から受
けた場合、すでに復調しているデータ2に対しても誤り
訂正回路204を動作させるものである。この結果、デ
ータ1のみならずデータ2も訂正することができれば、
データ1およびデータ2をホストコンピュータ110に
転送することが可能になる時刻は図10と比べて大幅に
早くなる。
【0070】本発明の実施の形態2によるデータ再生装
置、及びデータ再生方法によれば、データの訂正不能が
発生した場合において、データを記録媒体から再度再生
するリトライ動作に移行すると共に、訂正不能であった
復調データに対する誤り訂正を継続するので、高速かつ
連続的にデータ再生を実現することができる効果を有す
る。
【0071】(実施の形態3)以下に、本発明の請求項
10,請求項11,請求項22,請求項23のいずれか
に記載された発明の実施の形態について、図3、図5、
図6、図8を用いて説明する。本発明は、復調制御回路
203は、リトライ動作により再度再生したデータに対
する復調を再度開始する際、誤り訂正によってすでに訂
正できたデータに対して復調回路202を動作させない
ことを特徴とするものである。
【0072】図3に示すように、リトライ動作によっ
て、復調制御回路203は同期検出回路201からの同
期信号によってデータ1から順次、復調開始信号を復調
回路202に出力するが、誤り訂正回路204がデータ
2に対して誤り訂正を行い、誤りを訂正できた場合、す
でに誤り訂正されたデータ2がメモリ108に記憶され
ているので、データ2に対しては復調開始信号を出力せ
ずに、復調回路202を動作させないないようにするこ
とができる。この結果、復調回路202で消費される電
力を抑制させることが可能となる。
【0073】さらに、データ2は、すでに訂正されてい
るので、誤り訂正制御回路205は誤り訂正開始信号を
出力せずに、誤り訂正回路204を動作させないように
することができる。この結果、誤り訂正回路204で消
費される電力を抑制させることが可能となる。
【0074】また、図6に示すように、誤り訂正回路2
04がデータ1に対して誤り訂正を行い、すでに誤り訂
正されたデータ1がメモリ108に記憶されている場
合、リトライ動作において復調回路202および誤り訂
正回路204を動作させないようにすることができ、復
調回路202および誤り訂正回路204で消費される電
力を抑制させることが可能となる。
【0075】また、図5および図8に示すように、誤り
訂正回路204がデータ1およびデータ2に対して誤り
訂正を行い、誤りを訂正できた場合は、リトライ動作に
おいて、データ1およびデータ2についてともに、復調
回路202および誤り訂正回路204を動作させないよ
うにすることができ、上記同様の効果を得ることができ
る。
【0076】本発明の実施の形態3によるデータ再生装
置,及びデータ再生方法によれば、リトライ動作開始
後、誤り訂正が終了したデータの復調及び誤り訂正を行
わないので、復調回路202および誤り訂正回路204
の消費電力の削減に貢献することができる効果を有す
る。
【0077】(実施の形態4)以下に、本発明の請求項
12,請求項24に記載された発明の実施の形態につい
て、図9を用いて説明する。本発明は、継続した誤り訂
正によってデータを訂正できたデータの次のデータを、
記録媒体から再度再生するデータとして切り換えるもの
である。従来は、図5や図8に示すように、シークの対
象データがデータ1のままであったので、データ1およ
びデータ2の期間は待機状態となり、データ3の同期信
号が入力されてから、復調制御回路203は復調回路2
02を起動していた。本発明では、データ1の訂正が終
了するとシーク対象データをデータ2に、データ2の誤
り訂正も終了するとシーク対象データをデータ3に切り
換える。
【0078】図9に示しているように、リトライ動作に
移行した後、誤り訂正回路204がデータ1に対して誤
り訂正を行い、データ1の誤りを訂正できた場合、CP
U109は、誤り訂正回路204から出力されるデータ
1の訂正終了信号に従って、フォーカストラッキング制
御回路105を制御し、シーク対象データをデータ2に
切り替えるる。さらに、誤り訂正回路204がデータ2
に対して誤り訂正を行い、データ2の誤りを訂正できた
場合、CPU109は、誤り訂正回路204から出力さ
れるデータ2の訂正終了信号に従って、フォーカストラ
ッキング制御回路105を制御し、シーク対象データを
データ3に切り替える。この結果、データ3の復調開始
時間を早めることが可能となり、より高速なデータ再生
を実現できる。
【0079】図3のようにデータ2のみの誤り訂正を行
った場合には、シーク対象データを切り換えることがで
きないが、図5のようにデータ2およびデータ1の誤り
訂正を実行できた場合は、データ1の誤り訂正終了後、
シーク対象データをデータ3に、また、図6のようにデ
ータ1の誤り訂正を実行できた場合には、シーク対象デ
ータをデータ2に切り換えることができるため、同様の
効果が得られる。
【0080】本発明の実施の形態3によるデータ再生装
置,及びデータ再生方法によれば、データの訂正不能発
生後、継続した誤り訂正によって前記データを訂正でき
た場合、その次のデータを再度再生するデータとして切
り換えるので、高速かつ連続的なデータ再生を実現する
ことができる。
【0081】なお、上記実施の形態では、先頭データで
あるデータ1が訂正不能の場合を例として説明したが、
連続再生中のデータに訂正不能が発生した場合において
も、本発明を適用可能であり、同様の効果を有すること
は言うまでもない。
【0082】また、上記実施の形態では、本発明をDV
D−ROMドライブに対して適用した場合について説明
したが、光ディスク以外の記録媒体、例えば磁気ディス
ク、光磁気ディスク、磁気テープなどを用いたデータ再
生装置に対しても本発明を適用可能であり、同様の効果
を有する。
【0083】さらに、上記各実施の形態で示したデータ
再生方法を実現するためのデータ再生プログラムを、フ
ロッピー(登録商標)ディスク等のデータ記憶媒体に記
録するようにすることにより、本発明の各実施の形態で
示した処理を、独立したコンピュータシステムにおいて
簡単に実施することが可能となる。
【0084】図13は、上記各実施の形態のデータ再生
処理を、上記データ再生プログラムを格納したフロッピ
ーディスクを用いて、コンピュータシステムにより実施
する場合を説明するための図である。図13(a)
は、フロッピーディスクの正面からみた外観、断面構
造、及びフロッピーディスク本体を示し、図13(b)
は、該フロッピーディスク本体の物理フォーマットの例
を示している。
【0085】上記フロッピーディスクFDは、上記フロ
ッピーディスク本体DをフロッピーディスクケースFC
内に収容した構造となっており、該フロッピーディスク
本体Dの表面には、同心円状に外周から内周に向かって
複数のトラックTrが形成され、各トラックTrは角度
方向に16のセクタSeに分割されている。従って、上
記プログラムを格納したフロッピーディスクFDでは、
上記フロッピーディスク本体Dは、その上に割り当てら
れた領域(セクタ)Seに、上記プログラムとしてのデ
ータが記録されたものとなっている。
【0086】また、図16(c)は、フロッピーディス
クFDに対する上記プログラムの記録、及びフロッピー
ディスクFDに格納したプログラムを用いたデータ再生
処理を行うための構成を示している。
【0087】上記プログラムをフロッピーディスクFD
に記録する場合は、コンピュータシステムCsから上記
プログラムとしてのデータを、フロッピーディスクドラ
イブFDDを介してフロッピーディスクFDに書き込む。
また、フロッピーディスクFDに記録されたプログラム
により、上記データ再生装置をコンピュータシステムC
s中に構築する場合は、フロッピーディスクドライブF
DDによりプログラムをフロッピーディスクFDから読み
出し、コンピュータシステムCsにロードする。
【0088】なお、上記説明では、データ記録媒体とし
てフロッピーディスクを用いて説明を行ったが、光ディ
スクを用いても上記フロッピーディスクの場合と同様に
ソフトウェアによるデータ再生処理を行うことができ
る。また、記録媒体は上記光ディスクやフロッピーディ
スクに限るものではなく、ICカード、ROMカセット
等、プログラムを記録できるものであればよく、これら
の記録媒体を用いる場合でも、上記フロッピーディスク
等を用いる場合と同様にソフトウェアによるデータ再生
処理を実施することができる。
【0089】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
データ再生装置によれば、再生データを復調する復調手
段と、前記再生データから同期信号を検出する同期検出
手段と、前記復調手段が出力する復調データを記憶する
記憶手段と、前記記憶手段で記憶された復調データの誤
りを訂正し、誤り訂正後に誤りが存在している時に訂正
不能信号を出力する誤り訂正手段と、前記同期検出手段
により検出された同期信号に従って、前記誤り訂正手段
の制御を行う誤り訂正制御手段と、記録媒体における所
望の記録位置からのデータ再生を制御するシーク制御手
段とを備え、データの訂正不能時に、該当データの記録
媒体からの再読み出し、復調及び誤り訂正を再度行うリ
トライ動作を開始する共に、前記誤り制御手段は、前記
記憶手段に記憶された復調データの誤り訂正を行うよう
前記誤り訂正手段を制御する構成としたので、データ再
生のリトライ動作開始後、前記記憶手段に記憶された復
調データに対する誤り訂正を継続することができ、高速
かつ連続的なデータ再生を実現することができる。
【0090】本発明の請求項13に係るデータ再生方法
によれば、再生データを復調する復調ステップと、前記
再生データから同期信号を検出する同期検出ステップ
と、前記復調ステップにより得られた復調データを記憶
手段に記憶する記憶ステップと、前記同期検出ステップ
により検出された同期信号に従って、前記記憶手段に記
憶された復調データの誤りを訂正し、誤り訂正後に誤り
が存在している時に訂正不能と判断する誤り訂正ステッ
プと、前記誤り訂正ステップにおいて復調データが訂正
不能と判断された場合、該データを記録媒体からの再読
み出し、復調及び誤り訂正を再度行うリトライ動作を開
始するリトライステップと、前記リトライ動作開始後、
前記記憶手段に記憶された復調データの誤り訂正を行う
再誤り訂正ステップとを具備するので、データ再生のリ
トライ動作開始後、前記記憶手段に記憶された復調デー
タに対する誤り訂正を継続することができ、高速かつ連
続的なデータ再生を実現することができる。
【0091】本発明の請求項25に係るプログラム記録
媒体によれば、データ再生方法をコンピュータによって
実現するためのプログラムを記録したプログラム記録媒
体であって、記録媒体に記録されたデータを再生する再
生ステップを有するプログラムと、前記再生データから
同期信号を検出する同期検出ステップを有するプログラ
ムと、前記再生ステップにより得られた再生データを復
調する復調ステップを有するプログラムと、前記復調ス
テップにより得られた復調データを記憶手段に記憶する
記憶ステップを有するプログラムと、前記同期検出ステ
ップにより検出された同期信号に従って、前記記憶手段
に記憶された復調データの誤りを訂正し、誤り訂正後に
誤りが存在している時に訂正不能と判断する誤り訂正ス
テップを有するプログラムと、前記誤り訂正ステップに
おいて復調データが訂正不能と判断された場合、該デー
タを記録媒体からの再読み出し、復調及び誤り訂正を再
度行うリトライ動作を行うリトライステップを有するプ
ログラムと、前記リトライスステップにおいて記録媒体
からデータの再読み出しを行っている間に、前記記憶手
段に既に記憶された復調データの誤り訂正を行う再誤り
訂正ステップを有するプログラムとを含むので、前記プ
ログラム記録媒体を用いたコンピュータは、データ再生
のリトライ動作開始後、前記記憶手段に記憶された復調
データに対する誤り訂正を継続することができるため、
高速かつ連続的なデータ再生を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるDVD−ROM再生装
置の構成を示すブロック図
【図2】図1のDVD−ROM再生装置におけるデコー
ダの構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1,3によるDVD−RO
M再生装置におけるデータ再生のタイミング図
【図4】本発明の実施の形態1によるDVD−ROM再
生装置におけるデータ再生のタイミング図
【図5】本発明の実施の形態1,3によるDVD−RO
M再生装置におけるデータ再生のタイミング図
【図6】本発明の実施の形態2,3によるDVD−RO
M再生装置におけるデータ再生のタイミング図
【図7】本発明の実施の形態2によるDVD−ROM再
生装置におけるデータ再生のタイミング図
【図8】本発明の実施の形態2,3によるDVD−RO
M再生装置におけるデータ再生のタイミング図
【図9】本発明の実施の形態3によるDVD−ROM再
生装置におけるデータ再生のタイミング図
【図10】従来のDVD−ROM再生装置におけるデー
タ再生のタイミング図
【図11】復調データに対して付加されている誤り訂正
符号を模式的に示した図
【図12】データの誤り訂正の一例を示すデータ再生の
タイミング図
【図13】(a)はフロッピーディスクの構成図,
(b)はフロッピーディスク本体の物理フォーマットの
例を示す図,(c)はコンピュータシステム及びフロッ
ピーディスクドライブの外観図
【符号の説明】
100 ディスク 101 DVD−ROM再生装置 102 スピンドルモータ 103 ピックアップ 104 回転制御回路 105 フォーカストラッキング制御回路 106 アナログ処理回路 107 デコーダ 108 メモリ 109 CPU 110 ホストコンピュータ 201 同期検出回路 202 復調回路 203 復調制御回路 204 誤り訂正回路 205 誤り訂正制御回路 206 インタフェース回路 207 メモリ制御回路 208 CPUインタフェース回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 透 香川県高松市古新町8番地の1 松下寿電 子工業株式会社内 (72)発明者 岡▲ざき▼ 誠 香川県高松市古新町8番地の1 松下寿電 子工業株式会社内 Fターム(参考) 5D044 AB01 BC03 CC06 DE32 DE69 DE83 FG10 FG19

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生データを復調する復調手段と、 前記再生データから同期信号を検出する同期検出手段
    と、 前記復調手段が出力する復調データを記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段で記憶された復調データの誤りを訂正し、
    誤り訂正後に誤りが存在している時に訂正不能信号を出
    力する誤り訂正手段と、 前記同期検出手段により検出された同期信号に従って、
    前記誤り訂正手段の制御を行う誤り訂正制御手段と、 記録媒体における所望の記録位置からのデータ再生を制
    御するシーク制御手段とを備え、 データの訂正不能時に、該当データの記録媒体からの再
    読み出し、復調及び誤り訂正を再度行うリトライ動作を
    開始する共に、前記誤り制御手段は、前記記憶手段に記
    憶された復調データの誤り訂正を行うよう前記誤り訂正
    手段を制御する、 ことを特徴とするデータ再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ再生装置におい
    て、 前記誤り訂正制御手段は、 前記誤り訂正手段から復調データに対する訂正不能信号
    を受信した場合、該復調データに対する誤り訂正に並行
    して前記復調手段により復調された次復調データに対し
    て、誤り訂正を行うよう前記誤り訂正手段を制御する、 ことを特徴とするデータ再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデータ再生装置におい
    て、 前記誤り訂正制御手段は、 前記誤り訂正手段により次復調データの誤り訂正が行わ
    れ、次復調データに対する訂正不能信号を受信した場
    合、データの連続再生時とは異なる誤り訂正方法を用い
    て、次復調データに対して再度誤り訂正を行うよう前記
    誤り訂正手段を制御する、 ことを特徴とするデータ再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のデータ再生装置におい
    て、 前記リトライ動作により前記訂正不能であった復調デー
    タの誤り訂正を再度開始するまでに、次復調データに対
    する誤り訂正の継続によって誤りを訂正できなかった場
    合には、前記誤り訂正制御手段が訂正中断信号を出力し
    て、次復調データに対して誤り訂正を継続している前記
    誤り訂正手段を停止させる、 ことを特徴とするデータ再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項3記載のデータ再
    生装置において、 前記誤り訂正制御手段は、 前記誤り訂正手段から次復調データに対する誤り訂正終
    了信号を受けた場合、前記訂正不能であった復調データ
    に対しても、再度誤り訂正を行うよう前記誤り訂正手段
    を制御する、 ことを特徴とするデータ再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のデータ再生装置におい
    て、 前記誤り訂正制御手段は、 前記誤り訂正手段から復調データに対する訂正不能信号
    を受信した場合、該復調データに対して再度誤り訂正を
    行うよう前記誤り訂正手段を制御する、 ことを特徴とするデータ再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のデータ再生装置におい
    て、 前記誤り訂正手段は、 前記復調データに対して再度誤り訂正を行う際、データ
    の連続再生時とは異なる誤り訂正方法を用いて誤り訂正
    を行う、ことを特徴とするデータ再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のデータ再生装置におい
    て、 前記リトライ動作により前記訂正不能であった復調デー
    タの復調を再度開始するまでに、復調データに対する誤
    り訂正の継続により誤りを訂正できなかった場合には、
    前記誤り訂正制御手段が訂正中断信号を出力して、復調
    データに対して誤り訂正を継続している誤り訂正手段を
    停止させる、 ことを特徴とするデータ再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項6または請求項7記載のデータ再
    生装置において、 前記誤り訂正制御手段は、 前記誤り訂正手段から復調データに対する誤り訂正終了
    信号を受けた場合、次復調データに対しても、誤り訂正
    を行うよう前記誤り訂正手段を制御する、 ことを特徴とするデータ再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれかに記
    載のデータ再生装置において、 前記同期信号検出手段から出力される同期信号にしたが
    って、前記復調手段による再生データの復調の開始を制
    御する復調制御手段を備え、 前記復調制御手段は、 前記誤り訂正手段による誤り訂正が終了した復調データ
    に対しては、前記データ再生のリトライ動作において復
    調処理を実行しないよう前記復調手段を制御する、 ことを特徴とするデータ再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項1及至請求項9のいずれかに記
    載のデータ再生装置において、 前記誤り訂正制御手段は、 前記データ再生のリトライ動作において、前記誤り訂正
    手段による誤り訂正が終了した復調データに対しては、
    誤り訂正処理を実行しないよう前記誤り訂正手段を制御
    する、 ことを特徴とするデータ再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至請求項11のいずれかに
    記載のデータ再生装置において、 前記シーク制御手段は、 前記データ再生のリトライ動作において、前記誤り訂正
    手段による誤り訂正が終了した復調データの次のデータ
    を記録媒体から再生する、 ことを特徴とするデータ再生装置。
  13. 【請求項13】 再生データを復調する復調ステップ
    と、 前記再生データから同期信号を検出する同期検出ステッ
    プと、 前記復調ステップにより得られた復調データを記憶手段
    に記憶する記憶ステップと、 前記同期検出ステップにより検出された同期信号に従っ
    て、前記記憶手段に記憶された復調データの誤りを訂正
    し、誤り訂正後に誤りが存在している時に訂正不能と判
    断する誤り訂正ステップと、 前記誤り訂正ステップにおいて復調データが訂正不能と
    判断された場合、該データを記録媒体からの再読み出
    し、復調及び誤り訂正を再度行うリトライ動作を開始す
    るリトライステップと、 前記リトライ動作開始後、前記記憶手段に記憶された復
    調データの誤り訂正を行う再誤り訂正ステップとを具備
    する、 ことを特徴とするデータ再生方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のデータ再生方法にお
    いて、 前記再誤り訂正ステップでは、 前記誤り訂正ステップで復調データが訂正不能と判断さ
    れた場合、該復調データに対する誤り訂正処理に並行し
    て前記復調ステップで復調した次復調データに対して、
    誤り訂正を実行する、ことを特徴とするデータ再生方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のデータ再生方法にお
    いて、 前記再誤り訂正ステップでは、 前記次復調データの誤り訂正を行った結果、次復調デー
    タが訂正不能であると判断された場合、データの連続再
    生時とは異なる誤り訂正方法を用いて、次復調データに
    対して再度誤り訂正を実行する、 ことを特徴とするデータ再生方法。
  16. 【請求項16】 請求項14記載のデータ再生方法にお
    いて、 前記再誤り訂正ステップでは、 前記リトライステップにより前記訂正不能であった復調
    データの誤り訂正を、再度開始するまでに、次復調デー
    タの誤りを訂正できなかった場合には、次復調データに
    対する誤り訂正を停止させる、 ことを特徴とするデータ再生方法。
  17. 【請求項17】 請求項14または請求項15記載のデ
    ータ再生方法において、 前記再誤り訂正ステップでは、 前記次復調データに対する誤り訂正が終了した場合は、
    前記誤り訂正ステップで訂正不能と判断された復調デー
    タに対しても誤り訂正を実行する、 ことを特徴とするデータ再生方法。
  18. 【請求項18】 請求項13記載のデータ再生方法にお
    いて、 前記再誤り訂正ステップでは、 前記誤り訂正ステップで復調データが訂正不能と判断さ
    れた場合、該復調データに対して再度誤り訂正を実行す
    る、 ことを特徴とするデータ再生方法。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のデータ再生方法にお
    いて、 前記再誤り訂正ステップでは、 前記復調データに対して再度誤り訂正を実行する際、前
    記誤り訂正ステップでの誤り訂正時とは異なる誤り訂正
    方法を用いて誤り訂正を行う、 ことを特徴とするデータ再生方法。
  20. 【請求項20】 請求項18記載のデータ再生方法にお
    いて、 前記再誤り訂正ステップでは、 前記リトライステップにより前記訂正不能であった復調
    データの復調を再度開始するまでに、復調データの誤り
    を訂正できなかった場合には、該復調データに対する誤
    り訂正を停止させる、ことを特徴とするデータ再生方
    法。
  21. 【請求項21】 請求項18または請求項19記載のデ
    ータ再生方法において、 前記再誤り訂正ステップでは、 前記復調データに対する誤り訂正が終了した場合は、前
    記誤り訂正ステップにによる復調データに対する誤り訂
    正処理に並行して前記復調ステップで復調した次復調デ
    ータに対して、誤り訂正を実行する、 ことを特徴とするデータ再生方法。
  22. 【請求項22】 請求項13乃至請求項21のいずれか
    に記載のデータ再生方法において、 前記リトライステップでは、 前記誤り訂正ステップまたは再誤り訂正ステップで誤り
    訂正が終了したデータに対しては、復調処理を実行しな
    い、 ことを特徴とするデータ再生方法。
  23. 【請求項23】 請求項13及至請求項21のいずれか
    に記載のデータ再生方法において、 前記リトライステップでは、 前記誤り訂正ステップまたは再誤り訂正ステップで誤り
    訂正が終了したデータに対しては、誤り訂正処理を実行
    しない、 ことを特徴とするデータ再生方法。
  24. 【請求項24】 請求項13乃至請求項23のいずれか
    に記載のデータ再生方法において、 前記リトライステップでは、 前記再誤り訂正ステップにおいて誤り訂正が終了した復
    調データの次のデータを記録媒体から再生する、 ことを特徴とするデータ再生方法。
  25. 【請求項25】 データ再生方法をコンピュータによっ
    て実現するためのプログラムを記録したプログラム記録
    媒体であって、 記録媒体に記録されたデータを再生する再生ステップを
    有するプログラムと、 前記再生データから同期信号を検出する同期検出ステッ
    プを有するプログラムと、 前記再生ステップにより得られた再生データを復調する
    復調ステップを有するプログラムと、 前記復調ステップにより得られた復調データを記憶手段
    に記憶する記憶ステップを有するプログラムと、 前記同期検出ステップにより検出された同期信号に従っ
    て、前記記憶手段に記憶された復調データの誤りを訂正
    し、誤り訂正後に誤りが存在している時に訂正不能と判
    断する誤り訂正ステップを有するプログラムと、 前記誤り訂正ステップにおいて復調データが訂正不能と
    判断された場合、該データを記録媒体からの再読み出
    し、復調及び誤り訂正を再度行うリトライ動作を行うリ
    トライステップを有するプログラムと、 前記リトライスステップにおいて記録媒体からデータの
    再読み出しを行っている間に、前記記憶手段に既に記憶
    された復調データの誤り訂正を行う再誤り訂正ステップ
    を有するプログラムとを含む、 ことを特徴とするプログラム記録媒体。
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