JP3708617B2 - Eccメモリ制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はECC(error correction code) を用いてデータの誤りを訂正するシステムに関し、特に積符号構造を有するデータの誤りを訂正するためのメモリ制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は積符号構造を有するデータブロック、すなわちECCブロック中の誤ったデータを訂正するための従来の訂正回路ブロック図である。ECCブロックは図8に示すように、約2Kバイトのデータが記録される16個のセクタからなり、各セクタごとにアドレスデータとしてのセクタID1〜ID16が付与され、ECCブロックに記録されたデータを訂正するためのエラー訂正コードとして、横方向のECC1と縦方向のECC2が記録されている。このECC1及び2は、光ディスクの欠陥によりデータが再生できなくなることを防止するために冗長語としてデータに付与されるエラー訂正コードである。
【0003】
各セクタは172バイト、12行のデータ及び各行ごとに10バイト構成の横方向のECC1が付与されているとともに、縦方向のデータに対して縦方向のECC2が付与されている。
【0004】
上記ECCブロックは光ディスクには、図9に示すように、各セクタの所定のデータ量ごと(所定データ長さ間隔ごとたとえば91バイトごと)にデータを再生する際のバイト同期を取るための同期コード(2バイト)が付与されて記録されている。
【0005】
図7において、ディスクから再生された復調データは、まずデータセレクタ44に入力される。データ書き込み制御信号WEによりメモリコントローラ51から書き込み開始命令が入力アドレス発生回路48に送られる。入力アドレス発生回路48はデータ書き込みアドレスを発生し、メモリ41上のそのアドレス位置にデータが書き込まれる。
【0006】
その後ECC処理を行うためECCコントローラ46によるエラー訂正処理命令が、メモリコントローラ51を介してECCアドレス発生回路49に送られる。ECCアドレス発生回路49により発生したECCブロック横方向のリードアドレスにより、データがメモリ41から読み出され、ECC42に送られる。ECC42ではまずECCブロックの横方向の各系列(以下行という)ごとにエラー訂正処理が行われ、その結果訂正データはデータセレクタ44を経てメモリ41に書き込まれる。一方、訂正が不可能だった場合、訂正不能を示すフラグが訂正不能フラグレジスタ43へ蓄えられる。
【0007】
その後今度はECCブロック縦方向のリードアドレスによりデータがメモリ41から読み出され、ECC42にて、訂正不能レジスタ43に蓄えられた訂正不能フラグを元に、縦方向の各系列(以下列という)ごとに消失訂正処理が行われ、再度メモリ41に蓄えられる。エラー訂正後、出力回路45からの出力命令により、出力アドレス発生回路50で発生したアドレスごとにメモリ41から訂正データが読み出され、出力回路45を経て出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
復調データがメモリに書き込まれるとき、入力アドレス発生回路はECCブロックのセクタID及び同期コード等に基づき、入力データレートに同期したクロックによりカウントを行いアドレスを発生する。光ディスク表面にキズ、汚れ等があると、復調データが不安定となり、入力アドレス発生回路の動作に不具合が発生し、復調データの書き込みが行われないことがある。復調データが正常に戻ったとき、再び書き込みが正常なアドレスにより行われる。このような不具合をここでは復調データの”スリップ”という。
【0009】
復調データがスリップすると、メモリ上には、前に訂正したデータが残ってしまう。この残った系列の訂正が完了しており、かつECCブロックの他の系列の訂正も完了し、消失訂正せずにデータを出力する場合、スリップして残された前の訂正データも正常データとして出力されてしまう。
【0010】
従って本発明は復調データがスリップした場合、スリップした列(又は行)に既に書き込まれている以前の訂正データが出力されるのを防ぐことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明による第1のメモリ制御システムは、横及び縦方向の2系列からなる積符号データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した前記積符号データを格納する格納手段と、積符号データの一方の系列の各列を前記格納手段に書き込む際、各列の最終アドレスに前記受信した積符号データが書き込まれたかを判別する判別手段と、各列の前記積符号データが前記格納手段に書き込まれたことを示し、各列に設けられる書き込み完了フラグと、前記積符号データが前記最終アドレスに書き込まれたことを前記判別手段が判別した場合、その列に設けられた前記書き込み完了フラグを設定する設定手段と、前記書き込み完了フラグを基にして、前記積符号データに対してエラー訂正処理を行う訂正手段を具備する。
【0012】
又、本発明による第2のメモリ制御システムは、横及び縦方向の2系列からなる積符号データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した前記積符号データを格納する格納手段と、積符号データの一方の系列の各列を前記格納手段に書き込む際、各列の全アドレスに前記受信した積符号データが書き込まれたかを判別する判別手段と、各列の前記積符号データが前記格納手段に書き込まれたことを示し、各列に設けられる書き込み完了フラグと、前記積符号データが前記各列の全アドレスに書き込まれたことを前記判別手段が判別した場合、その列に設けられた前記書き込み完了フラグを設定する設定手段と、前記書き込み完了フラグを基にして、前記積符号データに対してエラー訂正処理を行う訂正手段を具備する。
【0013】
更に、第1又は第2のメモリ制御システムにおける前記訂正手段は、各列がエラー訂正不能であるかを示す訂正不能フラグと、前記格納手段に格納された前記積符号データを前記一方の系列の各列に対してエラー訂正処理を行う場合、各列に対応する前記書き込み完了フラグを読出し、フラグが設定されていればエラー訂正を行い、フラグが設定されていなければ前記訂正不能フラグを設定する手段を有する。
【0014】
又、第1又は第2のメモリ制御システムにおける前記訂正手段は、各列が訂正不能であるかを示し、各列に設けられる訂正不能フラグと、エラー訂正時に訂正不能な列が発生した場合、その列の前記訂正不能フラグを設定する手段と、エラー訂正処理を行う場合、各列に対応する前記書き込み完了フラグを読出し、フラグが設定されていればエラー訂正を行い、フラグが設定されていなければ前記訂正不能フラグを設定する手段と、前記一方の系列の全列を訂正した結果、前記訂正不能フラグが少なくとも所定数設定されている場合、この訂正不能フラグを用いて、他方の系列の訂正処理を行う手段を有する。
【0015】
又、第1又は第2のメモリ制御システムにおける前記訂正手段は、前記書き込み完了フラグを読出した後、この書き込み完了フラグをリセットする手段を有する。
【0016】
又、第1又は第2のメモリ制御システムにおける前記訂正手段は、訂正処理を行う前に、前記書き込み完了フラグをリセットする手段を有する。
更に本発明によるメモリ制御方法は横及び縦方向の2系列からなる積符号データを受信し、この積符号データのエラー訂正を行うシステムにおいて、受信した前記積符号データをメモリに格納し、積符号データの一方の系列の各列を前記メモリに書き込む際、各列の全アドレスに前記受信した積符号データが書き込まれたかを判別し、前記積符号データが前記各列の全アドレスに書き込まれた場合、その列に対応する書き込み完了フラグを設定し、前記一方の系列の各列に対してエラー訂正を行う場合、各列に対応する前記書き込み完了フラグを読出し、フラグが設定されていればエラー訂正を行い、フラグが設定されていなければ訂正不能フラグを設定し、前記一方の系列の全列に対してエラー訂正処理を行った結果、前記訂正不能フラグが少なくとも所定数設定されている場合、この訂正不能フラグを用いて、他方の系列のエラー訂正を行うことを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、復調データをメモリに書き込むとき、各列の最後に書き込み完了フラグが設けられる。ECC処理時に列単位でデータを読み出す際に、このフラグを読み出し、フラグが立っていればエラー訂正を行い、フラグが立っていなければ復調データの書き込みがうまく行われなかったと判断され、訂正不能フラグをつける。これによりスリップした列は、間違えて前のデータをそのまま出力せず、後に消失訂正処理が実行される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明する。
図2は光ディスク1に対し集束光を用いて記録されているデータを再生する光ディスク装置を示す。光ディスク1のトラックには、データの記録の単位としてのECCブロックデータ単位ごとに、あらかじめデータが記録されている。
【0019】
図2において、光ディスク1は、モータ3によって例えば一定の線速度(CLV)で回転される。このモータはモータ制御回路4によって制御されている。光ディスク1に対するデータの再生は、光学ヘッド5によって行われる。この光学ヘッド5は、リニアモータ6の可動部を構成する駆動コイル7に固定されており、この駆動コイル7はリニアモータ制御回路8に接続されている。
【0020】
このリニアモータ制御回路8には、速度検出器9が接続されており、この速度検出器9の速度信号はリニアモータ制御回路8に送られる。また、リニアモータ6の固定部には、図示しない永久磁石が設けられており、駆動コイル7がリニアモータ制御回路8によって励磁されることにより、光学ヘッド5は、光ディスク1の半径方向に移動される。
【0021】
光学ヘッド5には、対物レンズ10が図示しないワイヤあるいは板ばねによって保持されており、この対物レンズ10は、駆動コイル12によってフォーカシング方向(レンズの光軸方向)に移動され、駆動コイル11によってトラッキング方向(レンズの光軸と直交する方向)に移動可能とされている。
【0022】
また、レーザ制御回路13によって駆動される半導体レーザ発振器19により発生されたレーザ光は、コリメータレンズ20、ハーフプリズム21、対物レンズ10を介して光ディスク1上に照射され、この光ディスク1からの反射光は、対物レンズ10、ハーフプリズム21、集光レンズ22、およびシリンドリカルレンズ23を介して光検出器24に導かれる。
【0023】
光検出器24は、4分割の光検出セル24a、24b、24c、24dによって構成されている。光検出器24の光検出セル24aの出力信号は、増幅器25aを介して加算器26a、26dの一端に供給され、光検出セル24bの出力信号は、増幅器25bを介して加算器26b、26cの一端に供給され、光検出セル24cの出力信号は、増幅器24cを介して加算器26a、26cの他端に供給され、光検出セル24dの出力信号は、増幅器25dを介して加算器26b、26dの他端に供給される。
【0024】
加算器26aの出力信号は差動増幅器OP2の反転入力端に供給され、この差動増幅器OP2の非反転入力端には加算器26bの出力信号が供給される。これにより、差動増幅器OP2は、加算器26a、26bの差に応じてフォーカス点に関する信号をフォーカシング制御回路27に供給する。このフォーカシング制御回路27の出力信号は、フォーカシング駆動コイル12に供給され、レーザ光が光ディスク1上で常時ジャストフォーカスとなるように制御される。
【0025】
加算器26cの出力信号は差動増幅器OP1の反転入力端に供給され、この差動増幅器OP1の非反転入力端には加算器26dの出力信号が供給される。これにより、差動増幅器OP1は、加算器26c、26dの差に応じてトラック差信号をトラッキング制御回路28に供給する。トラッキング制御回路28は、差動増幅器OP1から供給されるトラック差信号に応じてトラック駆動信号を発生するものである。
【0026】
トラッキング制御回路28から出力されるトラック駆動信号は、トラッキング方向の駆動コイル11に供給される。また、トラッキング制御回路28で用いられたトラック差信号はリニアモータ制御回路8に供給される。
【0027】
また、フォーカシング、トラッキングを行った状態での光検出器24の各光検出セル24a、〜24dの出力の和信号、つまり加算器26c、26dからの出力信号を加算器26eで加算した信号は、トラック上(あるいはランド)に形成されたピット(記録データ)からの反射率の変化が反映されている。この信号は、復調回路17に供給される。このデータ復調回路17において、現在アクセスされているセクタのセクタIDを含むECCブロックのデータが復調される。又、復調回路17は同期検出保護回路を含み、ECCブロックのセクタID及び同期コード等に基づき、入力データレートに同期したクロック、基準アドレス、アドレスロードパルスを発生する。
【0028】
この復調回路17で復調された復調データは、本発明を適用したエラー訂正回路32においてECCを用いたエラー訂正が行われ、伸長回路18により伸長処理が施された後、インターフェース回路35を介して外部装置としての光ディスク制御装置36に出力される。光ディスク制御装置36は、供給されるデータの種類に応じたデコーダによりデータをデコードし映像や音声を再生する。
【0029】
リニアモータ制御回路8は、トラッキング制御回路28で対物レンズ10が移動されている際、対物レンズ10が光学ヘッド5内の中心位置近傍に位置するようにリニアモータ6つまり光学ヘッド5を移動する。レーザ制御回路13は、半導体レーザ発振器19を制御して再生用のレーザ光を発生させるものである。
【0030】
D/A変換器31はCPU30と、フォーカシング制御回路27、トラッキング制御回路28、リニアモータ制御回路8との間でそれぞれデータの授受を可能とするためにデジタル・アナログ変換処理を行う。
【0031】
レーザ制御回路13、フォーカシング制御回路27、トラッキング制御回路28、リニアモータ制御回路8、モータ制御回路4、記録信号作成回路14等は、バスライン29を介してCPU30によって制御され、このCPU30はメモリ33に記憶されたプログラムによって所定の動作を行う。レーザ制御回路13は、対象とする光ディスクに応じてレーザ光の強度を変更する。
【0032】
次に発明によるECCメモリ制御システムを具備する上記エラー訂正回路32について詳細に説明する。図1は本発明のエラー訂正回路32の実施例を示すブロック図であり、図3は図1の回路で行われる動作の第1実施例を示すフローチャートである。
【0033】
ディスクから読み出された信号は復調回路17により復調され、復調データはまず入力セレクタ52に入力される(ST1)。データ書き込み制御信号WEによりメモリコントローラ51から1行分のデータ書き込み開始命令が入力アドレス発生回路48に送られる。入力アドレス発生回路48は復調回路17から、入力データレートに同期したクロックCLK、基準アドレスRADR、アドレスロードパルスADRL信号を入力し、メモリ41に対するアドレスを発生する。入力アドレス発生回路48により発生したアドレスに基づいて、1行分の復調データがメモリ41に書き込まれる(ST2)。
【0034】
入力アドレス発生回路48がデータ書き込みアドレスを発生したとき、アドレス判別回路56は、発生されたアドレス値がメモリ41上の横の最後尾アドレス値になったことを判別する(ST3)。アドレス値がメモリ41上の横の最後尾アドレス値になった場合、書き込み完了フラグを立てるよう書き込み完了フラグ挿入回路55に書き込み完了命令が出される。
【0035】
この命令により、書き込み完了フラグ挿入回路55によって書き込み完了フラグが挿入される(ST4)。又、入力アドレス発生回路48により系列アドレス周期で入力セレクタ52を切り換える。なお、上記アドレス値がメモリ41上の横の最後尾のアドレス値にならなかった場合、書き込み完了フラグは”0”となる。これは各ECCブロックをメモリ41に書き込む前に、書き込み完了フラグは書き込み完了フラグリセット回路54により、”0”にリセットされているからである。
【0036】
次にECCブロックの全ての行がメモリ41に書き込まれた否かがメモリコントローラ46により判断される(ST6)。全ての行がメモリ41に書き込まれていない場合、フローはステップST1に戻り、次の1行が入力され、前述の処理(ST1〜ST5)が繰り返される。このようにセレクタ52により、復調入力データと書き込み完了フラグが各行の周期ごとにセレクトされ、メモリ41上にデータが書き込まれる。
【0037】
図4は上記処理を具体的に説明するための図であり、ECCブロックの一例である。ECCブロックの第1行左から横方向に書き込みが行われ、各行が順番にメモリ41に書き込まれる。図中の実線矢印はデータの書き込みが完了した箇所、波線矢印はスリップにより前のデータが残っている箇所、×印の連続した部分は訂正不能エラーが発生した箇所である。
【0038】
図4の第1行目のように、1行分すべてデータの書き込みが完了した場合(訂正不能エラーが発生しない場合)は、書き込み完了フラグを立て(“1”)、訂正不能フラグは立てない(“0”)。また第5行のように、1行の途中までスリップによるデータの欠落がある場合でも、系列最後で書き込んでいる場合(訂正不能エラーが発生しない場合)は、書き込み完了フラグを立て(“1”)、訂正不能フラグは立てない(“0”)。また第4行のように、1行の最後までデータが書き込まれていない場合(系列の途中まで書き込みが行われていても、1行の最後まで書き込みが完了していない場合も含める)は、書き込み完了フラグを立てず(“0”)、訂正不能フラグを立てる(“1”)。このようにして、ECCブロック内の全ての行について、書き込みが完了したか否かが判断され、その結果が書き込み完了フラグとして記録される。
【0039】
図1及び3の説明に戻る。その後ECC処理のためECCコントローラ46によるエラー訂正処理命令がECCアドレス発生回路49に送られる。ECCアドレス発生回路49はECCブロック横方向のリードアドレス発生し、このアドレスにより、データがメモリ41から読み出されECC42に送られる。ECC42ではまずECCブロックの各行ごとにエラー訂正が行われ(ST7)、訂正データはデータセレクタ44を経てメモリ41に書き込まれる。
【0040】
一方、書き込み完了判定回路53は各行の最後尾に書き込み完了フラグが立っているか否かを検出する(ST9)。書き込み完了フラグが立っていない場合、書き込み完了判定回路53は訂正不能フラグを立てるよう訂正不能フラグレジスタ43に命令を出す。その結果、訂正不能フラグレジスタ43は訂正不能フラグを立てる(ST10)。尚、このように書き込み完了フラグを読んだ後、このフラグを書き込みフラグリセット回路54によりリセットする。また、エラー訂正の際に訂正不能が生じた場合、ECC42は訂正不能を示すフラグを訂正不能フラグレジスタ43へ蓄える(ST10)。
【0041】
次にECCブロックの全ての行についてエラー訂正処理が行われたか否かがメモリコントローラ46により判断される(ST12)。全ての行についてエラー訂正処理が完了していない場合、フローはステップST7に戻り、次の1行がエラー訂正され、前述の処理(ST7〜ST12)が繰り返される。
【0042】
ECCブロックの全行についてエラー訂正処理が完了すると、今度はECCブロック縦方向のリードアドレスによりデータがメモリ41から読み出され、ECC42にて訂正不能フラグレジスタ43に蓄えられた訂正不能フラグを元に、各列ごとに消失訂正処理が行われ、再度メモリ41に蓄えられる(ST13)。この消失訂正処理は、訂正不能フラグが立っている行(又は列)内の各値を不確定値として、ECCブロックの各列(又は行)についてエラー訂正を行う処理をいう。
【0043】
ECCブロック全列のエラー訂正後、出力回路45からの出力命令により、出力アドレス発生回路50で発生したアドレスごとにメモリ41から訂正データが読み出され、出力回路45を経て出力される。
【0044】
次に本発明の第2実施例を説明する。図5は図1の回路で行われる動作の第2実施例を示すフローチャートである。
ディスクから再生された復調データは、まず入力セレクタ52に入力される(ST21)。データ書き込み制御信号WEによりメモリコントローラ51から1行分のデータ書き込み開始命令が入力アドレス発生回路48に送られる。
【0045】
入力アドレス発生回路48はデータ書き込みアドレスを発生するが、アドレス判別回路56はそのアドレスを読み、ECCブロック1行に含まれる各データの全アドレスを判別したか(あるいは読み込んだか)判断する(ST22)。全アドレスを判別できた場合、アドレス判別回路56は書き込み完了フラグを立てるよう書き込み完了フラグ挿入回路55に書き込み完了命令を出す。この命令により、書き込み完了フラグ挿入回路45によって書き込み完了フラグが挿入される(ST23)。又、入力アドレス発生回路48により、系列アドレス周期で入力セレクタ52を切り換える。
【0046】
次にECCブロックの全ての行がメモリ41に書き込まれた否かがメモリコントローラ46により判断される(ST26)。全ての行がメモリ41に書き込まれていない場合、フローはステップST21に戻り、次の1行が入力され、前述の処理(ST21〜ST25)が繰り返される。このようにセレクタ52により、復調入力データと書き込み完了フラグが各行の周期ごとにセレクトされ、メモリ41上にデータが書き込まれる。
【0047】
図6は上記処理を具体的に説明するための図であり、ECCブロックの一例である。第1実施例のように、ECCブロックの第1行左から横方向に書き込みが行われ、各行が順番にメモリ41に書き込まれる。図中の実線矢印はデータの書き込みが完了した箇所、波線矢印はスリップにより前のデータが残っている箇所、×印の連続した部分は訂正不能エラーが発生した箇所である。
【0048】
図6の第1行のように、1行分すべてデータの書き込みが完了した場合(訂正不能エラーが発生しない場合)は、書き込み完了フラグを立て(“1”)、訂正不能フラグは立てない(“0”)また、また第5行のように、1行の途中までスリップによるデータの欠落があり、途中から行最後まで書き込んでいる場合は、書き込み完了フラグは立てず(“0”)、訂正不能フラグを立てる(“1”)。また、第4行のように行の最後までデータが書き込まれていない場合(行の途中まで書き込み完了していて、行の最後まで書き込み完了していない場合も含める)は、書き込み完了フラグを立てず(“0”)、訂正不能フラグを立てる(“1”)。つまり、1行分すべて書き込みが完了した場合のみ書き込み完了フラグを立て、訂正フラグは立てないのである。
【0049】
なお、第6行のように1行中に訂正不能エラーが発生した場合は、書き込み完了の有無にかかわらず、訂正不能フラグを立てる(“1”)。その後の処理は第1実施例と同様なので、説明は省略される。
【0050】
【発明の効果】
ECCブロックの復調データがメモリに書き込まれるときに数行あるいは数列スリップし、メモリ上に前に訂正したデータが残された場合でも、スリップにより訂正不能フラグがセットされるので、前の訂正データの出力を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるECCメモリ制御システムを具備するエラー訂正回路のブロック図。
【図2】光ディスク1に記録されているデータを再生し、再生データに対するエラー訂正処理を本発明を用いて行う光ディスク装置のブロック図。
【図3】図1の回路で行われる動作の第1実施例を示すフローチャート。
【図4】第1実施例を具体的に説明するために用いられるECCブロックの一例。
【図5】図1の回路で行われる動作の第2実施例を示すフローチャート。
【図6】第2実施例を具体的に説明するために用いられるECCブロックの一例。
【図7】ECCブロック中の誤ったデータを訂正するための従来の訂正回路を示すブロック図。
【図8】ECCブロックを説明するための図。
【図9】光ディスクに記録されているECCブロックの構成を示す図。
【符号の説明】
1…光ディスク
5…光ヘッド
6…リニアモータ
10…対物レンズ
11、12…レンズ駆動コイル
17…復調回路
18…伸長回路
20…コリメータレンズ
21…ハーフプリズム
24…光検出器
32…エラー訂正回路
43…書き込み完了フラグ判定回路
53…書き込み完了判定回路
54…書き込み完了フラグリセット回路
55…書き込み完了フラグ挿入回路
56…アドレス判別回路

Claims (8)

  1. 横及び縦方向の2系列からなる積符号データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記積符号データを格納する格納手段と、
    積符号データの一方の系列の各列を前記格納手段に書き込む際、各列の最終アドレスに前記受信した積符号データが書き込まれたかを判別する判別手段と、
    前記積符号データが前記最終アドレスに書き込まれたことを前記判別手段が判別した場合、各列の前記積符号データが前記格納手段に書き込まれたことを示し、各列に設けられる書き込み完了フラグを設定する設定手段と、
    前記積符号データに対して、前記書き込み完了フラグの設定結果を使ったエラー訂正処理を行う訂正手段を具備し、前記訂正手段は、前記書き込み完了フラグが前記設定手段により設定されていない列を訂正不能な列と判断することを特徴とするメモリ制御システム。
  2. 横及び縦方向の2系列からなる積符号データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記積符号データを格納する格納手段と、
    積符号データの一方の系列の各列を前記格納手段に書き込む際、各列の全アドレスに前記受信した積符号データが書き込まれたかを判別する判別手段と、
    前記積符号データが前記各列の全アドレスに書き込まれたことを前記判別手段が判別した場合、各列の前記積符号データが前記格納手段に書き込まれたことを示し、各列に設けられ書き込み完了フラグを設定する設定手段と、
    前記積符号データに対して、前記書き込み完了フラグの設定結果を使ったエラー訂正処理を行う訂正手段を具備し、前記訂正手段は、前記書き込み完了フラグが前記設定手段により設定されていない列を訂正不能な列と判断することを特徴とするメモリ制御システム。
  3. 前記訂正手段は、
    各列がエラー訂正不能であるかを示す訂正不能フラグと、
    前記格納手段に格納された前記積符号データを前記一方の系列の各列に対してエラー訂正処理を行う場合、各列に対応する前記書き込み完了フラグを読出し、フラグが設定されていればエラー訂正を行い、フラグが設定されていなければ前記訂正不能フラグを設定する手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載のメモリ制御システム。
  4. 前記訂正手段は、
    各列が訂正不能であるかを示し、各列に設けられる訂正不能フラグと、
    エラー訂正時に訂正不能な列が発生した場合、その列の前記訂正不能フラグを設定する手段と、
    エラー訂正処理を行う場合、各列に対応する前記書き込み完了フラグを読出し、フラグが設定されていればエラー訂正を行い、フラグが設定されていなければ前記訂正不能フラグを設定する手段と、
    前記一方の系列の全列を訂正した結果、前記訂正不能フラグが少なくとも所定数設定されている場合、この訂正不能フラグを用いて、他方の系列の訂正処理を行う手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載のメモリ制御システム。
  5. 前記訂正手段は、
    前記書き込み完了フラグを読出した後、この書き込み完了フラグをリセットする手段を有することを特徴とする請求項3又は4記載のメモリ制御システム。
  6. 前記訂正手段は、
    訂正処理を行う前に、前記書き込み完了フラグをリセットする手段を有することを特徴とする請求項3又は4記載のメモリ制御システム。
  7. 横及び縦方向の2系列からなる積符号データを受信し、この積符号データのエラー訂正を行うシステムにおいて、
    積符号データの一方の系列の各列をメモリに書き込む際、各列の最終アドレスに前記受信した積符号データが書き込まれたかを判別し、
    前記積符号データが前記各列の最終アドレスに書き込まれた場合、その列に対応する書き込み完了フラグを設定し、
    前記一方の系列の各列に対してエラー訂正を行い、このエラー訂正の際、各列に対応する前記書き込み完了フラグを読出し、この書き込み完了フラグが設定されていない列を訂正不能な列と判断することを特徴とするメモリ制御方法。
  8. 横及び縦方向の2系列からなる積符号データを受信し、この積符号データのエラー訂正を行うシステムにおいて、
    積符号データの一方の系列の各列をメモリに書き込む際、各列の全アドレスに前記受信した積符号データが書き込まれたかを判別し、
    前記積符号データが前記各列の全アドレスに書き込まれた場合、その列に対応する書き込み完了フラグを設定し、
    前記一方の系列の各列に対してエラー訂正を行う場合、各列に対応する前記書き込み完了フラグを読出し、フラグが設定された列についてはエラー訂正を行い、フラグが設定されていない列は訂正不能と判断し、その列について訂正不能フラグを設定し、
    前記一方の系列の全列に対してエラー訂正処理を行った結果、前記訂正不能フラグが少なくとも所定数設定されている場合、この訂正不能フラグを用いて、他方の系列のエラー訂正を行うことを特徴とするメモリ制御方法。
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