JPH09251730A - Eccメモリ制御システム - Google Patents

Eccメモリ制御システム

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JPH09251730A
JPH09251730A JP6095896A JP6095896A JPH09251730A JP H09251730 A JPH09251730 A JP H09251730A JP 6095896 A JP6095896 A JP 6095896A JP 6095896 A JP6095896 A JP 6095896A JP H09251730 A JPH09251730 A JP H09251730A
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佳明 島田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 復調データがスリップした場合、スリップし
た列(又は行)に既に書き込まれている以前の訂正デー
タが出力されるのを防ぐ。 【解決手段】 積符号データの一方の系列の各列をメモ
リに書き込む際、各列の最終アドレスに、受信した積符
号データが書き込まれたかを判別する回路56と、各列
に設けられる書き込み完了フラグと、前記積符号データ
が前記最終アドレスに書き込まれた場合、その列に設け
られた前記書き込み完了フラグを挿入する回路55と、
前記書き込み完了フラグを基にして、前記積符号データ
に対してエラー訂正処理を行う訂正回路42を具備する
メモリ制御システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はECC(error corre
ction code) を用いてデータの誤りを訂正するシステム
に関し、特に積符号構造を有するデータの誤りを訂正す
るためのメモリ制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は積符号構造を有するデータブロッ
ク、すなわちECCブロック中の誤ったデータを訂正す
るための従来の訂正回路ブロック図である。ECCブロ
ックは図8に示すように、約2Kバイトのデータが記録
される16個のセクタからなり、各セクタごとにアドレ
スデータとしてのセクタID1〜ID16が付与され、
ECCブロックに記録されたデータを訂正するためのエ
ラー訂正コードとして、横方向のECC1と縦方向のE
CC2が記録されている。このECC1及び2は、光デ
ィスクの欠陥によりデータが再生できなくなることを防
止するために冗長語としてデータに付与されるエラー訂
正コードである。
【0003】各セクタは172バイト、12行のデータ
及び各行ごとに10バイト構成の横方向のECC1が付
与されているとともに、縦方向のデータに対して縦方向
のECC2が付与されている。
【0004】上記ECCブロックは光ディスクには、図
9に示すように、各セクタの所定のデータ量ごと(所定
データ長さ間隔ごとたとえば91バイトごと)にデータ
を再生する際のバイト同期を取るための同期コード(2
バイト)が付与されて記録されている。
【0005】図7において、ディスクから再生された復
調データは、まずデータセレクタ44に入力される。デ
ータ書き込み制御信号WEによりメモリコントローラ5
1から書き込み開始命令が入力アドレス発生回路48に
送られる。入力アドレス発生回路48はデータ書き込み
アドレスを発生し、メモリ41上のそのアドレス位置に
データが書き込まれる。
【0006】その後ECC処理を行うためECCコント
ローラ46によるエラー訂正処理命令が、メモリコント
ローラ51を介してECCアドレス発生回路49に送ら
れる。ECCアドレス発生回路49により発生したEC
Cブロック横方向のリードアドレスにより、データがメ
モリ41から読み出され、ECC42に送られる。EC
C42ではまずECCブロックの横方向の各系列(以下
行という)ごとにエラー訂正処理が行われ、その結果訂
正データはデータセレクタ44を経てメモリ41に書き
込まれる。一方、訂正が不可能だった場合、訂正不能を
示すフラグが訂正不能フラグレジスタ43へ蓄えられ
る。
【0007】その後今度はECCブロック縦方向のリー
ドアドレスによりデータがメモリ41から読み出され、
ECC42にて、訂正不能レジスタ43に蓄えられた訂
正不能フラグを元に、縦方向の各系列(以下列という)
ごとに消失訂正処理が行われ、再度メモリ41に蓄えら
れる。エラー訂正後、出力回路45からの出力命令によ
り、出力アドレス発生回路50で発生したアドレスごと
にメモリ41から訂正データが読み出され、出力回路4
5を経て出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】復調データがメモリに
書き込まれるとき、入力アドレス発生回路はECCブロ
ックのセクタID及び同期コード等に基づき、入力デー
タレートに同期したクロックによりカウントを行いアド
レスを発生する。光ディスク表面にキズ、汚れ等がある
と、復調データが不安定となり、入力アドレス発生回路
の動作に不具合が発生し、復調データの書き込みが行わ
れないことがある。復調データが正常に戻ったとき、再
び書き込みが正常なアドレスにより行われる。このよう
な不具合をここでは復調データの”スリップ”という。
【0009】復調データがスリップすると、メモリ上に
は、前に訂正したデータが残ってしまう。この残った系
列の訂正が完了しており、かつECCブロックの他の系
列の訂正も完了し、消失訂正せずにデータを出力する場
合、スリップして残された前の訂正データも正常データ
として出力されてしまう。
【0010】従って本発明は復調データがスリップした
場合、スリップした列(又は行)に既に書き込まれてい
る以前の訂正データが出力されるのを防ぐことを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による第1のメモリ制御システムは、横及び縦
方向の2系列からなる積符号データを受信する受信手段
と、前記受信手段により受信した前記積符号データを格
納する格納手段と、積符号データの一方の系列の各列を
前記格納手段に書き込む際、各列の最終アドレスに前記
受信した積符号データが書き込まれたかを判別する判別
手段と、各列の前記積符号データが前記格納手段に書き
込まれたことを示し、各列に設けられる書き込み完了フ
ラグと、前記積符号データが前記最終アドレスに書き込
まれたことを前記判別手段が判別した場合、その列に設
けられた前記書き込み完了フラグを設定する設定手段
と、前記書き込み完了フラグを基にして、前記積符号デ
ータに対してエラー訂正処理を行う訂正手段を具備す
る。
【0012】又、本発明による第2のメモリ制御システ
ムは、横及び縦方向の2系列からなる積符号データを受
信する受信手段と、前記受信手段により受信した前記積
符号データを格納する格納手段と、積符号データの一方
の系列の各列を前記格納手段に書き込む際、各列の全ア
ドレスに前記受信した積符号データが書き込まれたかを
判別する判別手段と、各列の前記積符号データが前記格
納手段に書き込まれたことを示し、各列に設けられる書
き込み完了フラグと、前記積符号データが前記各列の全
アドレスに書き込まれたことを前記判別手段が判別した
場合、その列に設けられた前記書き込み完了フラグを設
定する設定手段と、前記書き込み完了フラグを基にし
て、前記積符号データに対してエラー訂正処理を行う訂
正手段を具備する。
【0013】更に、第1又は第2のメモリ制御システム
における前記訂正手段は、各列がエラー訂正不能である
かを示す訂正不能フラグと、前記格納手段に格納された
前記積符号データを前記一方の系列の各列に対してエラ
ー訂正処理を行う場合、各列に対応する前記書き込み完
了フラグを読出し、フラグが設定されていればエラー訂
正を行い、フラグが設定されていなければ前記訂正不能
フラグを設定する手段を有する。
【0014】又、第1又は第2のメモリ制御システムに
おける前記訂正手段は、各列が訂正不能であるかを示
し、各列に設けられる訂正不能フラグと、エラー訂正時
に訂正不能な列が発生した場合、その列の前記訂正不能
フラグを設定する手段と、エラー訂正処理を行う場合、
各列に対応する前記書き込み完了フラグを読出し、フラ
グが設定されていればエラー訂正を行い、フラグが設定
されていなければ前記訂正不能フラグを設定する手段
と、前記一方の系列の全列を訂正した結果、前記訂正不
能フラグが少なくとも所定数設定されている場合、この
訂正不能フラグを用いて、他方の系列の訂正処理を行う
手段を有する。
【0015】又、第1又は第2のメモリ制御システムに
おける前記訂正手段は、前記書き込み完了フラグを読出
した後、この書き込み完了フラグをリセットする手段を
有する。
【0016】又、第1又は第2のメモリ制御システムに
おける前記訂正手段は、訂正処理を行う前に、前記書き
込み完了フラグをリセットする手段を有する。更に本発
明によるメモリ制御方法は横及び縦方向の2系列からな
る積符号データを受信し、この積符号データのエラー訂
正を行うシステムにおいて、受信した前記積符号データ
をメモリに格納し、積符号データの一方の系列の各列を
前記メモリに書き込む際、各列の全アドレスに前記受信
した積符号データが書き込まれたかを判別し、前記積符
号データが前記各列の全アドレスに書き込まれた場合、
その列に対応する書き込み完了フラグを設定し、前記一
方の系列の各列に対してエラー訂正を行う場合、各列に
対応する前記書き込み完了フラグを読出し、フラグが設
定されていればエラー訂正を行い、フラグが設定されて
いなければ訂正不能フラグを設定し、前記一方の系列の
全列に対してエラー訂正処理を行った結果、前記訂正不
能フラグが少なくとも所定数設定されている場合、この
訂正不能フラグを用いて、他方の系列のエラー訂正を行
うことを特徴とする。
【0017】本発明によれば、復調データをメモリに書
き込むとき、各列の最後に書き込み完了フラグが設けら
れる。ECC処理時に列単位でデータを読み出す際に、
このフラグを読み出し、フラグが立っていればエラー訂
正を行い、フラグが立っていなければ復調データの書き
込みがうまく行われなかったと判断され、訂正不能フラ
グをつける。これによりスリップした列は、間違えて前
のデータをそのまま出力せず、後に消失訂正処理が実行
される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。図2は光ディスク1に対し
集束光を用いて記録されているデータを再生する光ディ
スク装置を示す。光ディスク1のトラックには、データ
の記録の単位としてのECCブロックデータ単位ごと
に、あらかじめデータが記録されている。
【0019】図2において、光ディスク1は、モータ3
によって例えば一定の線速度(CLV)で回転される。
このモータはモータ制御回路4によって制御されてい
る。光ディスク1に対するデータの再生は、光学ヘッド
5によって行われる。この光学ヘッド5は、リニアモー
タ6の可動部を構成する駆動コイル7に固定されてお
り、この駆動コイル7はリニアモータ制御回路8に接続
されている。
【0020】このリニアモータ制御回路8には、速度検
出器9が接続されており、この速度検出器9の速度信号
はリニアモータ制御回路8に送られる。また、リニアモ
ータ6の固定部には、図示しない永久磁石が設けられて
おり、駆動コイル7がリニアモータ制御回路8によって
励磁されることにより、光学ヘッド5は、光ディスク1
の半径方向に移動される。
【0021】光学ヘッド5には、対物レンズ10が図示
しないワイヤあるいは板ばねによって保持されており、
この対物レンズ10は、駆動コイル12によってフォー
カシング方向(レンズの光軸方向)に移動され、駆動コ
イル11によってトラッキング方向(レンズの光軸と直
交する方向)に移動可能とされている。
【0022】また、レーザ制御回路13によって駆動さ
れる半導体レーザ発振器19により発生されたレーザ光
は、コリメータレンズ20、ハーフプリズム21、対物
レンズ10を介して光ディスク1上に照射され、この光
ディスク1からの反射光は、対物レンズ10、ハーフプ
リズム21、集光レンズ22、およびシリンドリカルレ
ンズ23を介して光検出器24に導かれる。
【0023】光検出器24は、4分割の光検出セル24
a、24b、24c、24dによって構成されている。
光検出器24の光検出セル24aの出力信号は、増幅器
25aを介して加算器26a、26dの一端に供給さ
れ、光検出セル24bの出力信号は、増幅器25bを介
して加算器26b、26cの一端に供給され、光検出セ
ル24cの出力信号は、増幅器24cを介して加算器2
6a、26cの他端に供給され、光検出セル24dの出
力信号は、増幅器25dを介して加算器26b、26d
の他端に供給される。
【0024】加算器26aの出力信号は差動増幅器OP
2の反転入力端に供給され、この差動増幅器OP2の非
反転入力端には加算器26bの出力信号が供給される。
これにより、差動増幅器OP2は、加算器26a、26
bの差に応じてフォーカス点に関する信号をフォーカシ
ング制御回路27に供給する。このフォーカシング制御
回路27の出力信号は、フォーカシング駆動コイル12
に供給され、レーザ光が光ディスク1上で常時ジャスト
フォーカスとなるように制御される。
【0025】加算器26cの出力信号は差動増幅器OP
1の反転入力端に供給され、この差動増幅器OP1の非
反転入力端には加算器26dの出力信号が供給される。
これにより、差動増幅器OP1は、加算器26c、26
dの差に応じてトラック差信号をトラッキング制御回路
28に供給する。トラッキング制御回路28は、差動増
幅器OP1から供給されるトラック差信号に応じてトラ
ック駆動信号を発生するものである。
【0026】トラッキング制御回路28から出力される
トラック駆動信号は、トラッキング方向の駆動コイル1
1に供給される。また、トラッキング制御回路28で用
いられたトラック差信号はリニアモータ制御回路8に供
給される。
【0027】また、フォーカシング、トラッキングを行
った状態での光検出器24の各光検出セル24a、〜2
4dの出力の和信号、つまり加算器26c、26dから
の出力信号を加算器26eで加算した信号は、トラック
上(あるいはランド)に形成されたピット(記録デー
タ)からの反射率の変化が反映されている。この信号
は、復調回路17に供給される。このデータ復調回路1
7において、現在アクセスされているセクタのセクタI
Dを含むECCブロックのデータが復調される。又、復
調回路17は同期検出保護回路を含み、ECCブロック
のセクタID及び同期コード等に基づき、入力データレ
ートに同期したクロック、基準アドレス、アドレスロー
ドパルスを発生する。
【0028】この復調回路17で復調された復調データ
は、本発明を適用したエラー訂正回路32においてEC
Cを用いたエラー訂正が行われ、伸長回路18により伸
長処理が施された後、インターフェース回路35を介し
て外部装置としての光ディスク制御装置36に出力され
る。光ディスク制御装置36は、供給されるデータの種
類に応じたデコーダによりデータをデコードし映像や音
声を再生する。
【0029】リニアモータ制御回路8は、トラッキング
制御回路28で対物レンズ10が移動されている際、対
物レンズ10が光学ヘッド5内の中心位置近傍に位置す
るようにリニアモータ6つまり光学ヘッド5を移動す
る。レーザ制御回路13は、半導体レーザ発振器19を
制御して再生用のレーザ光を発生させるものである。
【0030】D/A変換器31はCPU30と、フォー
カシング制御回路27、トラッキング制御回路28、リ
ニアモータ制御回路8との間でそれぞれデータの授受を
可能とするためにデジタル・アナログ変換処理を行う。
【0031】レーザ制御回路13、フォーカシング制御
回路27、トラッキング制御回路28、リニアモータ制
御回路8、モータ制御回路4、記録信号作成回路14等
は、バスライン29を介してCPU30によって制御さ
れ、このCPU30はメモリ33に記憶されたプログラ
ムによって所定の動作を行う。レーザ制御回路13は、
対象とする光ディスクに応じてレーザ光の強度を変更す
る。
【0032】次に発明によるECCメモリ制御システム
を具備する上記エラー訂正回路32について詳細に説明
する。図1は本発明のエラー訂正回路32の実施例を示
すブロック図であり、図3は図1の回路で行われる動作
の第1実施例を示すフローチャートである。
【0033】ディスクから読み出された信号は復調回路
17により復調され、復調データはまず入力セレクタ5
2に入力される(ST1)。データ書き込み制御信号W
Eによりメモリコントローラ51から1行分のデータ書
き込み開始命令が入力アドレス発生回路48に送られ
る。入力アドレス発生回路48は復調回路17から、入
力データレートに同期したクロックCLK、基準アドレ
スRADR、アドレスロードパルスADRL信号を入力
し、メモリ41に対するアドレスを発生する。入力アド
レス発生回路48により発生したアドレスに基づいて、
1行分の復調データがメモリ41に書き込まれる(ST
2)。
【0034】入力アドレス発生回路48がデータ書き込
みアドレスを発生したとき、アドレス判別回路56は、
発生されたアドレス値がメモリ41上の横の最後尾アド
レス値になったことを判別する(ST3)。アドレス値
がメモリ41上の横の最後尾アドレス値になった場合、
書き込み完了フラグを立てるよう書き込み完了フラグ挿
入回路55に書き込み完了命令が出される。
【0035】この命令により、書き込み完了フラグ挿入
回路55によって書き込み完了フラグが挿入される(S
T4)。又、入力アドレス発生回路48により系列アド
レス周期で入力セレクタ52を切り換える。なお、上記
アドレス値がメモリ41上の横の最後尾のアドレス値に
ならなかった場合、書き込み完了フラグは”0”とな
る。これは各ECCブロックをメモリ41に書き込む前
に、書き込み完了フラグは書き込み完了フラグリセット
回路54により、”0”にリセットされているからであ
る。
【0036】次にECCブロックの全ての行がメモリ4
1に書き込まれた否かがメモリコントローラ46により
判断される(ST6)。全ての行がメモリ41に書き込
まれていない場合、フローはステップST1に戻り、次
の1行が入力され、前述の処理(ST1〜ST5)が繰
り返される。このようにセレクタ52により、復調入力
データと書き込み完了フラグが各行の周期ごとにセレク
トされ、メモリ41上にデータが書き込まれる。
【0037】図4は上記処理を具体的に説明するための
図であり、ECCブロックの一例である。ECCブロッ
クの第1行左から横方向に書き込みが行われ、各行が順
番にメモリ41に書き込まれる。図中の実線矢印はデー
タの書き込みが完了した箇所、波線矢印はスリップによ
り前のデータが残っている箇所、×印の連続した部分は
訂正不能エラーが発生した箇所である。
【0038】図4の第1行目のように、1行分すべてデ
ータの書き込みが完了した場合(訂正不能エラーが発生
しない場合)は、書き込み完了フラグを立て
(“1”)、訂正不能フラグは立てない(“0”)。ま
た第5行のように、1行の途中までスリップによるデー
タの欠落がある場合でも、系列最後で書き込んでいる場
合(訂正不能エラーが発生しない場合)は、書き込み完
了フラグを立て(“1”)、訂正不能フラグは立てない
(“0”)。また第4行のように、1行の最後までデー
タが書き込まれていない場合(系列の途中まで書き込み
が行われていても、1行の最後まで書き込みが完了して
いない場合も含める)は、書き込み完了フラグを立てず
(“0”)、訂正不能フラグを立てる(“1”)。この
ようにして、ECCブロック内の全ての行について、書
き込みが完了したか否かが判断され、その結果が書き込
み完了フラグとして記録される。
【0039】図1及び3の説明に戻る。その後ECC処
理のためECCコントローラ46によるエラー訂正処理
命令がECCアドレス発生回路49に送られる。ECC
アドレス発生回路49はECCブロック横方向のリード
アドレス発生し、このアドレスにより、データがメモリ
41から読み出されECC42に送られる。ECC42
ではまずECCブロックの各行ごとにエラー訂正が行わ
れ(ST7)、訂正データはデータセレクタ44を経て
メモリ41に書き込まれる。
【0040】一方、書き込み完了判定回路53は各行の
最後尾に書き込み完了フラグが立っているか否かを検出
する(ST9)。書き込み完了フラグが立っていない場
合、書き込み完了判定回路53は訂正不能フラグを立て
るよう訂正不能フラグレジスタ43に命令を出す。その
結果、訂正不能フラグレジスタ43は訂正不能フラグを
立てる(ST10)。尚、このように書き込み完了フラ
グを読んだ後、このフラグを書き込みフラグリセット回
路54によりリセットする。また、エラー訂正の際に訂
正不能が生じた場合、ECC42は訂正不能を示すフラ
グを訂正不能フラグレジスタ43へ蓄える(ST1
0)。
【0041】次にECCブロックの全ての行についてエ
ラー訂正処理が行われたか否かがメモリコントローラ4
6により判断される(ST12)。全ての行についてエ
ラー訂正処理が完了していない場合、フローはステップ
ST7に戻り、次の1行がエラー訂正され、前述の処理
(ST7〜ST12)が繰り返される。
【0042】ECCブロックの全行についてエラー訂正
処理が完了すると、今度はECCブロック縦方向のリー
ドアドレスによりデータがメモリ41から読み出され、
ECC42にて訂正不能フラグレジスタ43に蓄えられ
た訂正不能フラグを元に、各列ごとに消失訂正処理が行
われ、再度メモリ41に蓄えられる(ST13)。この
消失訂正処理は、訂正不能フラグが立っている行(又は
列)内の各値を不確定値として、ECCブロックの各列
(又は行)についてエラー訂正を行う処理をいう。
【0043】ECCブロック全列のエラー訂正後、出力
回路45からの出力命令により、出力アドレス発生回路
50で発生したアドレスごとにメモリ41から訂正デー
タが読み出され、出力回路45を経て出力される。
【0044】次に本発明の第2実施例を説明する。図5
は図1の回路で行われる動作の第2実施例を示すフロー
チャートである。ディスクから再生された復調データ
は、まず入力セレクタ52に入力される(ST21)。
データ書き込み制御信号WEによりメモリコントローラ
51から1行分のデータ書き込み開始命令が入力アドレ
ス発生回路48に送られる。
【0045】入力アドレス発生回路48はデータ書き込
みアドレスを発生するが、アドレス判別回路56はその
アドレスを読み、ECCブロック1行に含まれる各デー
タの全アドレスを判別したか(あるいは読み込んだか)
判断する(ST22)。全アドレスを判別できた場合、
アドレス判別回路56は書き込み完了フラグを立てるよ
う書き込み完了フラグ挿入回路55に書き込み完了命令
を出す。この命令により、書き込み完了フラグ挿入回路
45によって書き込み完了フラグが挿入される(ST2
3)。又、入力アドレス発生回路48により、系列アド
レス周期で入力セレクタ52を切り換える。
【0046】次にECCブロックの全ての行がメモリ4
1に書き込まれた否かがメモリコントローラ46により
判断される(ST26)。全ての行がメモリ41に書き
込まれていない場合、フローはステップST21に戻
り、次の1行が入力され、前述の処理(ST21〜ST
25)が繰り返される。このようにセレクタ52によ
り、復調入力データと書き込み完了フラグが各行の周期
ごとにセレクトされ、メモリ41上にデータが書き込ま
れる。
【0047】図6は上記処理を具体的に説明するための
図であり、ECCブロックの一例である。第1実施例の
ように、ECCブロックの第1行左から横方向に書き込
みが行われ、各行が順番にメモリ41に書き込まれる。
図中の実線矢印はデータの書き込みが完了した箇所、波
線矢印はスリップにより前のデータが残っている箇所、
×印の連続した部分は訂正不能エラーが発生した箇所で
ある。
【0048】図6の第1行のように、1行分すべてデー
タの書き込みが完了した場合(訂正不能エラーが発生し
ない場合)は、書き込み完了フラグを立て(“1”)、
訂正不能フラグは立てない(“0”)また、また第5行
のように、1行の途中までスリップによるデータの欠落
があり、途中から行最後まで書き込んでいる場合は、書
き込み完了フラグは立てず(“0”)、訂正不能フラグ
を立てる(“1”)。また、第4行のように行の最後ま
でデータが書き込まれていない場合(行の途中まで書き
込み完了していて、行の最後まで書き込み完了していな
い場合も含める)は、書き込み完了フラグを立てず
(“0”)、訂正不能フラグを立てる(“1”)。つま
り、1行分すべて書き込みが完了した場合のみ書き込み
完了フラグを立て、訂正フラグは立てないのである。
【0049】なお、第6行のように1行中に訂正不能エ
ラーが発生した場合は、書き込み完了の有無にかかわら
ず、訂正不能フラグを立てる(“1”)。その後の処理
は第1実施例と同様なので、説明は省略される。
【0050】
【発明の効果】ECCブロックの復調データがメモリに
書き込まれるときに数行あるいは数列スリップし、メモ
リ上に前に訂正したデータが残された場合でも、スリッ
プにより訂正不能フラグがセットされるので、前の訂正
データの出力を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるECCメモリ制御システムを具備
するエラー訂正回路のブロック図。
【図2】光ディスク1に記録されているデータを再生
し、再生データに対するエラー訂正処理を本発明を用い
て行う光ディスク装置のブロック図。
【図3】図1の回路で行われる動作の第1実施例を示す
フローチャート。
【図4】第1実施例を具体的に説明するために用いられ
るECCブロックの一例。
【図5】図1の回路で行われる動作の第2実施例を示す
フローチャート。
【図6】第2実施例を具体的に説明するために用いられ
るECCブロックの一例。
【図7】ECCブロック中の誤ったデータを訂正するた
めの従来の訂正回路を示すブロック図。
【図8】ECCブロックを説明するための図。
【図9】光ディスクに記録されているECCブロックの
構成を示す図。
【符号の説明】
1…光ディスク 5…光ヘッド 6…リニアモータ 10…対物レンズ 11、12…レンズ駆動コイル 17…復調回路 18…伸長回路 20…コリメータレンズ 21…ハーフプリズム 24…光検出器 32…エラー訂正回路 43…書き込み完了フラグ判定回路 53…書き込み完了判定回路 54…書き込み完了フラグリセット回路 55…書き込み完了フラグ挿入回路 56…アドレス判別回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横及び縦方向の2系列からなる積符号デ
    ータを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した前記積符号データを格納す
    る格納手段と、 積符号データの一方の系列の各列を前記格納手段に書き
    込む際、各列の最終アドレスに前記受信した積符号デー
    タが書き込まれたかを判別する判別手段と、 各列の前記積符号データが前記格納手段に書き込まれた
    ことを示し、各列に設けられる書き込み完了フラグと、 前記積符号データが前記最終アドレスに書き込まれたこ
    とを前記判別手段が判別した場合、その列に設けられた
    前記書き込み完了フラグを設定する設定手段と、 前記書き込み完了フラグを基にして、前記積符号データ
    に対してエラー訂正処理を行う訂正手段、を具備するこ
    とを特徴とするメモリ制御システム。
  2. 【請求項2】 横及び縦方向の2系列からなる積符号デ
    ータを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した前記積符号データを格納す
    る格納手段と、 積符号データの一方の系列の各列を前記格納手段に書き
    込む際、各列の全アドレスに前記受信した積符号データ
    が書き込まれたかを判別する判別手段と、 各列の前記積符号データが前記格納手段に書き込まれた
    ことを示し、各列に設けられる書き込み完了フラグと、 前記積符号データが前記各列の全アドレスに書き込まれ
    たことを前記判別手段が判別した場合、その列に設けら
    れた前記書き込み完了フラグを設定する設定手段と、 前記書き込み完了フラグを基にして、前記積符号データ
    に対してエラー訂正処理を行う訂正手段、を具備するこ
    とを特徴とするメモリ制御システム。
  3. 【請求項3】 前記訂正手段は、 各列がエラー訂正不能であるかを示す訂正不能フラグ
    と、 前記格納手段に格納された前記積符号データを前記一方
    の系列の各列に対してエラー訂正処理を行う場合、各列
    に対応する前記書き込み完了フラグを読出し、フラグが
    設定されていればエラー訂正を行い、フラグが設定され
    ていなければ前記訂正不能フラグを設定する手段を有す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のメモリ制御シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記訂正手段は、 各列が訂正不能であるかを示し、各列に設けられる訂正
    不能フラグと、 エラー訂正時に訂正不能な列が発生した場合、その列の
    前記訂正不能フラグを設定する手段と、 エラー訂正処理を行う場合、各列に対応する前記書き込
    み完了フラグを読出し、フラグが設定されていればエラ
    ー訂正を行い、フラグが設定されていなければ前記訂正
    不能フラグを設定する手段と、 前記一方の系列の全列を訂正した結果、前記訂正不能フ
    ラグが少なくとも所定数設定されている場合、この訂正
    不能フラグを用いて、他方の系列の訂正処理を行う手段
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載のメモリ
    制御システム。
  5. 【請求項5】 前記訂正手段は、 前記書き込み完了フラグを読出した後、この書き込み完
    了フラグをリセットする手段を有することを特徴とする
    請求項3又は4記載のメモリ制御システム。
  6. 【請求項6】 前記訂正手段は、 訂正処理を行う前に、前記書き込み完了フラグをリセッ
    トする手段を有することを特徴とする請求項3又は4記
    載のメモリ制御システム。
  7. 【請求項7】 横及び縦方向の2系列からなる積符号デ
    ータを受信し、この積符号データのエラー訂正を行うシ
    ステムにおいて、 積符号データの一方の系列の各列をメモリに書き込む
    際、各列の最終アドレスに前記受信した積符号データが
    書き込まれたかを判別し、 前記積符号データが前記各列の最終アドレスに書き込ま
    れた場合、その列に対応する書き込み完了フラグを設定
    し、 前記一方の系列の各列に対してエラー訂正を行う場合、
    各列に対応する前記書き込み完了フラグを読出し、この
    書き込み完了フラグに応じてエラー訂正を行うことを特
    徴とするメモリ制御方法。
  8. 【請求項8】 横及び縦方向の2系列からなる積符号デ
    ータを受信し、この積符号データのエラー訂正を行うシ
    ステムにおいて、 積符号データの一方の系列の各列をメモリに書き込む
    際、各列の全アドレスに前記受信した積符号データが書
    き込まれたかを判別し、 前記積符号データが前記各列の全アドレスに書き込まれ
    た場合、その列に対応する書き込み完了フラグを設定
    し、 前記一方の系列の各列に対してエラー訂正を行う場合、
    各列に対応する前記書き込み完了フラグを読出し、フラ
    グが設定されていればエラー訂正を行い、フラグが設定
    されていなければ訂正不能フラグを設定し、 前記一方の系列の全列に対してエラー訂正処理を行った
    結果、前記訂正不能フラグが少なくとも所定数設定され
    ている場合、この訂正不能フラグを用いて、他方の系列
    のエラー訂正を行うことを特徴とするメモリ制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006070668A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 International Business Machines Corporation 情報記録装置、そのデータフロー・コントローラ、及びそのデータフローの制御方法

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