JP2002260214A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JP2002260214A
JP2002260214A JP2001061252A JP2001061252A JP2002260214A JP 2002260214 A JP2002260214 A JP 2002260214A JP 2001061252 A JP2001061252 A JP 2001061252A JP 2001061252 A JP2001061252 A JP 2001061252A JP 2002260214 A JP2002260214 A JP 2002260214A
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magnetic recording
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ferromagnetic powder
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Katsunori Maejima
克紀 前嶋
Noboru Sekiguchi
昇 関口
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在、高記録密度化に向け、高感度な磁気抵
抗(MR)型再生ヘッドを用いる磁気記録システムが考
案、実用化され始めているが、MR素子は静電気に敏感
である。そこで、MR型ヘッドにも適用し得る低い電気
抵抗値を維持しつつ良好な表面平滑性を有する磁気記録
媒体を提供する。 【解決手段】 非磁性支持体2上に、非強磁性粉末が結
合剤中に分散した下層非記録層3および強磁性粉末が結
合剤中に分散した磁性層4を設けた磁気記録媒体1にお
いて、磁性層4は厚さ0.3μm以下とし、かつ下層非
記録層3に含有される非強磁性粉末の表面をカーボンブ
ラック微粒子粉末で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープ等の磁
気記録媒体に関するものであり、詳しくは、低い電気抵
抗値を維持しつつ、優れた電磁変換特性および表面平滑
性を有する磁気記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】非磁性支持体上に、磁性粉末を結合剤に
分散混合した磁性塗料を塗布して磁性層を形成した、い
わゆる塗布型の磁気記録媒体が、ビデオテープ、オーデ
ィオテープ、磁気ディスク等として広く用いられてい
る。近年、デジタル記録等により情報量が増大してお
り、磁気記録媒体はさらなる高密度化、短波長記録化の
方向に向かっている。これに伴い磁気記録装置に供され
る高密度磁気記録媒体は、短波長出力およびC/N特性
を向上させるために、磁性層を薄膜化するとともに表面
を平滑化することが求められる。一方、磁気記録媒体は
帯電による放電ノイズ、塵芥の付着によるドロップアウ
トの発生を抑制し、走行耐久性を向上させるために、電
気抵抗値を低減する必要もある。そのため、従来の磁気
記録媒体は、その中にカーボンブラックを内添し、電気
抵抗値の低減に対応していた。なお、磁性層にカーボン
ブラックを内添した場合、電磁変換特性の低下が生じ問
題となるので、現在、例えば重層型の磁性記録媒体では
非磁性支持体上に設けられた下層非記録層にカーボンブ
ラックを内添することで対応していた。しかし、前記の
ように磁気記録媒体の高密度化あるいは高容量化を目指
す場合は、磁気記録媒体の厚みを低減させる方向にあ
り、そうした際に、非磁性支持体はもちろんのこと、下
層非記録層の厚みの低減が望まれている。下層非記録層
を形成するための分散液にカーボンブラックを添加した
場合には、無添加の場合と比較し、該分散液の粘度が増
加し、薄層塗布が困難になる。その結果、磁気記録媒体
の表面平滑性も著しく劣化してしまうという問題があ
る。
【0003】また現在、高記録密度化に向け、高感度な
磁気抵抗(MR)型再生ヘッドを用いる磁気記録システ
ムが考案、実用化され始めているが、MR素子が静電気
に敏感であるため、さらに低い電気抵抗値を維持しつ
つ、良好な表面平滑性を有する磁気記録媒体が要求され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、低い電気抵抗値を維持しつつ、優れた電磁変換
特性および表面平滑性を有する磁気記録媒体を得ること
はできなかった。本発明の目的は、このような従来の課
題を解決することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、非磁
性支持体の一方又は両面に、強磁性粉末が結合剤中に分
散した磁性層が少なくとも設けられている磁気記録媒体
において、前記磁性層は厚さ0.3μm未満であり、か
つ前記磁性層に含有される強磁性粉末の表面はカーボン
ブラック微粒子粉末で被覆されてなることを特徴とする
磁気記録媒体である。請求項2の発明は、前記磁性層と
前記非磁性支持体の間に下層非記録層が設けられ、該下
層非記録層の厚さが0.2μm以上であることを特徴と
する請求項1記載の磁気記録媒体である。請求項3の発
明は、前記磁気記録媒体の電気抵抗値が1×10Ω/
cm以下であることを特徴とする請求項1記載の磁気
記録媒体である。請求項4の発明は、前記強磁性粉末の
平均長軸長が0.3μm以下であることを特徴とする請
求頃1記載の磁気記録媒体である。請求項5の発明は、
前記結合剤は、−SOM、−OSOM、−(O=)
P(OM)(OM)、−NR、および−N
(ただし、M、M、およびMはい
ずれも水素およびアルカリ金属のいずれか一種を表し、
これらのうちMおよびMは互いに同じでも異なって
もよい。またR、RおよびRはいずれも水素およ
び炭化水素基のいずれか一種を表し、互いに同じでも異
なってもよい。さらにXはハロゲンイオン、無機イオ
ンおよび有機イオンのいずれか一種を表す。)からなる
群から選ばれる少なくとも一種または二種以上の極性官
能基を、0.01mmol/g以上,0.1mmol/
g以下含むことを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒
体である。請求項6の発明は、非磁性支持体の一方又は
両面に、強磁性粉末が結合剤中に分散した磁性層が少な
くとも設けられ、前記磁性層が厚さ0.3μm未満であ
り、かつ前記磁性層に含有される強磁性粉末の表面がカ
ーボンブラック微粒子粉末で被覆されてなる磁気記録媒
体と、磁気抵抗(MR)型再生ヘッドとを備えたことを
特徴とする磁気記録システムである。請求項7の発明
は、非磁性支持体の一方又は両面に、非強磁性無機粉末
が結合剤中に分散した下層非記録層および強磁性粉末が
結合剤中に分散した磁性層が少なくとも順次設けられて
いる磁気記録媒体において、前記磁性層は厚さ0.3μ
m以下であり、かつ前記下層非記録層に含有される非強
磁性粉末の表面はカーボンブラック微粒子粉末で被覆さ
れてなることを特徴とする磁気記録媒体である。請求項
8の発明は、前記下層非記録層の厚さが0.2μm以上
であることを特徴とする請求項7記載の磁気記録媒体で
ある。請求項9の発明は、前記磁気記録媒体の電気抵抗
値が1×10Ω/cm未満であることを特徴とする
請求項7記載の磁気記録媒体である。請求項10の発明
は、前記非強磁性粉末の平均長軸長が0.3μm以下で
あることを特徴とする請求頃7記載の磁気記録媒体であ
る。請求項11の発明は、前記下層非記録層に用いられ
る結合剤は、−SOM、−OSOM、−(O=)P
(OM)(OM)、−NR、および−N
(ただし、M、M、およびMはいず
れも水素およびアルカリ金属のいずれか一種を表し、こ
れらのうちMおよびMは互いに同じでも異なっても
よい。またR、RおよびRはいずれも水素および
炭化水素基のいずれか一種を表し、互いに同じでも異な
ってもよい。さらにXはハロゲンイオン、無機イオン
および有機イオンのいずれか一種を表す。)からなる群
から選ばれる少なくとも一種または二種以上の極性官能
基を、0.01mmol/g以上,0.1mmol/g
以下含むことを特徴とする請求項7記載の磁気記録媒体
である。請求項12の発明は、非磁性支持体の一方又は
両面に、非強磁性粉末が結合剤中に分散した下層非記録
層および強磁性粉末が結合剤中に分散した磁性層が少な
くとも順次設けられ、前記磁性層が厚さ0.3μm以下
であり、かつ前記下層非記録層に含有される非強磁性粉
末の表面がカーボンブラック微粒子粉末で被覆されてな
る磁気記録媒体と、磁気抵抗(MR)型再生ヘッドとを
備えたことを特徴とする磁気記録システムである。
【0006】このように本発明は、磁性層に含まれる強
磁性粉末および/または下層非記録層に含まれる非強磁
性体粉末をカーボンブラック微粒子粉末で被覆すること
により、低い電気抵抗値を有したまま表面平滑性を向上
させることができ、よって、良好なC/N特性を維持し
つつ良好な走行性を有する磁気記録媒体とすることがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。図1は、本発明の磁気記録媒体の一例を示す断面
図である。図1(a)に示されるように、本発明の磁気
記録媒体1は、非磁性支持体2上に磁性層4が形成され
てなる。これとは別に、図1(b)に示されるように、
本発明の磁気記録媒体1は、非磁性支持体2と磁性層4
との間に、下層非記録層3を設けてもよい。以下、各層
について説明する。
【0008】非磁性支持体 本発明に使用される非磁性支持体は、とくに制限され
ず、従来公知のものがいずれも適用可能である。例え
ば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レート等のポリエステル類;ポリエチレン、ポリプロピ
レン等のポリオレフィン類;セルローストリアセテー
ト、セルロースダイアセテート、セルロースアセテート
ブチレート等のセルロース誘導体;ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂;ポリカーボネー
ト、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド等のプ
ラスチック;紙;アルミニウム、銅等の金属;アルミニ
ウム合金、チタン合金等の軽合金;セラミックス;単結
晶シリコン等からなる支持体であることができる。ま
た、非磁性支持体の形態もとくに制限されず、フィル
ム、テープ、シート、ディスク、カード、ドラム等のい
ずれでもよく、そのサイズも適宜決定すればよい。
【0009】磁性層 (1)強磁性粉末 磁性層における強磁性粉末は、例えばFe、Co、Ni
等の金属やFe−Co合金粉末、Fe−Al合金粉末、
Fe−Al−Ni合金粉末、Fe−Al−Zn合金粉
末、Fe−Al−Co合金粉末、Fe−Al−Ca合金
粉末、Fe−Ni系合金、Fe−Ni−Al合金粉末、
Fe−Ni−Co合金粉末、Fe−Ni−Si−Al−
Mn合金粉末、Fe−Ni−Si−Al−Zn合金粉
末、Fe−Al−Si合金粉末、Fe−Ni−Zn合金
粉末、Fe−Ni−Mn合金粉末、Fe−Ni−Si合
金粉末、Fe−Mn−Zn合金粉末、Fe−Co−Ni
−P合金粉末、強磁性酸化鉄、窒化鉄、強磁性二酸化ク
ロム等が挙げられる。また強磁性粉末には、酸化安定
性、焼結防止、形状安定等を目的とした添加元素または
酸化物等を添加してもよい。これら添加元素および酸化
物としては、例えばAl、Y、Si、Ca、Laおよび
これらの酸化物、α−Fe、γ−Fe、F
等が挙げられる。なお、強磁性粉末の平均長軸
長は0.3μm以下、例えば0.02μm〜0.3μm
であるのが好ましい。平均長軸長をこのように設定する
ことにより、一層低い電気抵抗値を維持しつつ、かつ優
れた電磁変換特性および表面平滑性を有する磁気記録媒
体を提供することができる。
【0010】ここで本発明の一実施態様によれば、強磁
性粉末の表面がカーボンブラック微粒子粉末で被覆され
てなることを特徴としている。カーボンブラックとして
は、あらゆる製法のものが使用可能であり、具体的に
は、ファーネスブラック、サーマルブラック、アセチレ
ンブラック、チャンネルブラック、ランプブラック等が
挙げられる。これらのカーボンブラックは単独で用いて
もよく、組み合わせて使用してもよい。また、カーボン
ブラックは、分散剤などで表面処理を施したり、樹脂で
グラファイト化を施したり、表面の一部をグラファイト
化したものを用いてもよい。
【0011】ここでカーボンブラックは、強磁性粉末に
対して0.5重量%〜50重量%の範囲でメカノケミカ
ルに被覆されることが好ましい。なお、メカノケミカル
とは、ある臨界以上の応力が固体に加わるとき、その作
用点付近が局所的に高エネルギー状態になり、原子・分
子の配列に乱れが生じ、物性が変化する現象である。こ
の現象を用いてカーボンブラックを処置し、強磁性粉末
に対してカーボンブラックを被覆させることができる。
具体的には、カーボンブラックのストラクチャーをメカ
ノケミカルに破砕して、グラファイトの結晶子とし、こ
れを強磁性粉末に被覆させることができる。この被覆処
理は、例えば高速気流中衝撃装置(奈良機械製作所製商
品名:ハイブリタイザー)を用いて達成可能である。
【0012】(2)結合剤 結合剤としては、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩
化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アク
リロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−アクリロ
ニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデ
ン共重合体、メタクリル酸−塩化ビニリデン共重合体、
メタクリル酸エステル−スチレン共重合体、熱可塑性ポ
リウレタン樹脂、フェノキシ樹脂、ポリフッ化ビニル、
塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、ブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−ブ
タジエン−メタクリル酸共重合体、ポリビニルブチラー
ル、セルロース誘導体、スチレン−ブタジエン共重合
体、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹
脂、熱硬化性ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹
脂、アルキド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂または
これらの混合物等が挙げられる。中でも、柔軟性を付与
するとされているポリウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体と、剛性を
付与するとされているセルロース誘導体、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂等が好ましい。これらはイソシアネー
ト化合物を架橋剤としてより耐久性を向上させたりして
もよい。
【0013】なお本発明によれば、結合剤は、−SO
M、−OSOM、−(O=)P(OM)(O
)、−NR、および−N
(ただし、M、M、およびMはいずれも水素および
アルカリ金属のいずれか一種を表し、これらのうちM
およびMは互いに同じでも異なってもよい。また
、R およびRはいずれも水素および炭化水素基
のいずれか一種を表し、互いに同じでも異なってもよ
い。さらにXはハロゲンイオン、無機イオン、および
有機イオンのいずれか一種を表す)からなる群から選ば
れる少なくとも一種または二種以上の極性官能基を、
0.01mmol/g以上,0.1mmol/g以下含
むのが好ましい。このような結合剤を用いることによ
り、低い電気抵抗値を維持しつつ、一層優れた電磁変換
特性および表面平滑性を有する磁気記録媒体を提供する
ことができる。結合剤は、強磁性粉末100重量部に対
し、10〜50重量部使用するのがよい。
【0014】磁性層の厚さは、磁気記録媒体が図1
(a)の態様であるときは0.3μm未満が、図2
(b)の場合は0.3μm以下であるのが好ましい。
【0015】下層非記録層 下層非記録層は、非強磁性無機粉末が結合剤中に分散し
て形成されている。前記非強磁性無機粉末としては、従
来公知のものがいずれも使用可能であって、α−Fe
、TiO、Cr、α−FeOOH、Ca
O、SiO、Al、炭酸カルシウム等が挙げら
れる。これら顔料の形状は、針状でも球状でもよいが、
非強磁性無機粉末の長軸長は0.3μm以下、とくに
0.02μm〜0.3μmであるのがよい。中でも好ま
しくは針状ヘマタイトである。
【0016】ここで本発明の別の一実施態様によれば、
非強磁性粉末の表面がカーボンブラック微粒子粉末で被
覆されてなることを特徴としている。カーボンブラック
は、前記の磁性層における強磁性粉末への被覆と同様
に、あらゆる製法のものが使用可能であり、分散剤など
で表面処理を施したり、樹脂でグラファイト化を施した
り、表面の一部をグラファイト化したものを用いてもよ
い。また、カーボンブラックは、非強磁性無機粉末に対
して0.5重量%〜50重量%の範囲でメカノケミカル
に被覆されることが好ましい。
【0017】また、下層非記録層における結合剤は、前
記の磁性層と同じものが使用でき、好ましい結合剤も同
様に、−SOM、−OSOM、−(O=)P(OM
)(OM)、−NR、および−N
からなる群から選ばれる少なくとも一種または
二種以上の極性官能基を、0.01mmol/g以上,
0.1mmol/g以下含むのが好ましい。下層非記録
層の厚さは、0.2μm以上、とくに0.2μm〜2μ
mが好ましい。下層非記録層の厚さをこのように設定す
ることにより、一層低い電気抵抗値を維持しつつ、かつ
優れた電磁変換特性および表面平滑性を有する磁気記録
媒体を提供することができる。なお、下層非記録層を設
ける態様においては、磁性層に含まれる強磁性粉末は、
カーボンブラック微粒子粉末で被覆されていてもされて
いなくてもよい。結合剤は、非強磁性粉末100重量部
に対し、10〜50重量部使用するのがよい。
【0018】なお必要に応じて、磁性層および下層非記
録層を形成するための塗料には、公知の潤滑剤、分散
剤、研磨剤、帯電防止剤、防錆剤等の添加剤を添加する
ことができる。また、該塗料を調製するために使用され
る溶剤は従来公知のものがいずれも適用可能で、なんら
限定されるものではなく、例えばアセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン
等のケトン系溶媒;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、乳酸エチル、酢酸グリコールモノエチルエステル等
のエステル系溶剤;グリコールモノエチルエーテル、ジ
オキサン等のグリコールエーテル系溶剤;ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶剤;メチレン
クロライド、エチレンクロライド、四塩化炭素、クロロ
ホルム、エチレンクロロヒドリン、ジクロロベンゼン等
の有機塩素化合物系溶剤が挙げられる。
【0019】磁性層および下層非記録層を形成するため
の塗料は、上述した各成分を溶剤とともに混練分散する
ことにより調製される。混練分散の方法は、公知の方法
を適用すればよくとくに制限されないが、通常の混練
機、例えば連続二軸混練機(エクストルーダー)、コニ
ーダー、加圧ニーダー等を用いる方法が挙げられる。
【0020】磁性層を形成するための塗料を非磁性支持
体上に塗布するには、例えばグラビアコート、押出コー
ト、エアードクターコート、リバースロールコート等の
従来の塗布方法を採用することができる。また、下層非
記録層および磁性層を形成する際には、下層非記録層お
よび磁性層を形成するための塗料をこの順で塗布して乾
燥を行う、いわゆるウエット・オン・ドライ方式を用い
てもよく、湿潤状態にある下層非記録層を形成するため
の塗料の上に磁性層を形成するための塗料を重ねて塗布
する、いわゆるウエット・オン・ウエット方式を用いて
もよい。また、磁性層、下層非記録層は、非磁性支持体
の一方又は両面に設けることができる。
【0021】また、上述の非磁性支持体における他方の
面、すなわち磁性層を形成しなかった面には、必要に応
じて公知のバックコート層を設けてもよい。
【0022】このようにして得られる本発明の磁気記録
媒体において、磁気記録媒体が図1(a)の態様である
ときは電気抵抗値が1×10Ω/cm以下であり、
図2(b)の場合は1×10Ω/cm未満であるの
が好ましい。
【0023】
【作用】本発明によれば、磁性層に含有される強磁性粉
末あるいは下層非記録層に含有される非強磁性無機粉末
の表面がカーボンブラック微粒子粉末で被覆されるため
に、隣接する粉末間の電気的な導通をとることができ、
換言すれば、磁気記録媒体の電気抵抗を低減させること
ができる。また、耐候性に優れた磁気記録媒体も提供す
ることができる。さらに、本発明の磁気記録媒体は、低
い電気抵抗値および良好な表面平滑性を有するので、本
発明の磁気記録媒体は、磁気抵抗(MR)型再生ヘッド
と併用することにより、優れた磁気記録システムを提供
することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに説明す
る。なお、実施例中、「部」は「重量部」を意味する。例1〜32 厚さ5.0μmのポリエチレンテレフタレートベースフ
ィルム上に、次のようにして下層非記録層を設けた。す
なわち、下記組成の下層非記録層用分散液において、無
機粉末、結合剤および潤滑剤をニーダーで混練処理し、
さらにメチルエチルケトン、トルエン、シクロヘキサノ
ンで希釈した後、サンドミル分散し、下層非記録層用分
散液とした。さらにポリイソシアネート(日本ポリウレ
タン製硬化剤「コロネートL」)を3部添加し、攪拌
後、これを5μm厚のポリエチレンテレフタレートベー
スフィルム上に厚さが0.1μm〜2.0μmとなるよ
うに塗布した。
【0025】 [下層非記録層用分散液組成] 無機粉末: 針状α−酸化鉄(長軸長0.2μm、比表面積41.0m/g) 100部 結合剤: 塩化ビニル系共重合体(平均重合度300) 8部 ポリエステル系ポリウレタン樹脂(重量平均分子量41200) 8部 潤滑剤: ステアリン酸ブチル 2部 溶剤: メチルエチルケトン 70部 トルエン 70部 シクロヘキサノン 40部
【0026】次に、下層非記録層上に磁性層を設けた。
詳細を以下に示す。表1に用いた強磁性粉末の種類を、
表2に結合剤の種類を、表3に各磁性層用分散液の組成
を示した。なお、これら以外の成分の基本配合を以下に
示す。
【0027】 [基本配合] 微細強磁性粉末: 鉄−コバルト合金系メタル磁性粉(表1参照) 配合量は表3参照 結合剤: 表2参照 18部 無機粉末(研磨剤): α−アルミナ 3部 (粒径200nm、比表面積(BET法)11.1m/g) 潤滑剤: ステアリン酸 1部 ステアリン酸ブチル 2部 溶剤: メチルエチルケトン 20部 トルエン 20部 シクロヘキサノン 10部
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】前記の微細強磁性粉末、結合剤、無機粉
末、潤滑剤をニーダーで混練処理を施し、さらにメチル
エチルケトン、トルエン、シクロヘキサノンで希釈した
後、サンドミル分散し、磁性層用分散液とした。さらに
ポリイソシアネート(日本ポリウレタン製硬化剤「コロ
ネートL」)4部添加し攪拌後、下層非記録層上に所定
の厚さになるよう、同時もしくは逐次に塗布した。その
後、磁場配向処理をおこない、乾燥させて巻き取りし
た。さらにカレンダー処理を施し、硬化処理してから下
記組成のバックコート層用分散液へポリイソシアネート
(日本ポリウレタン製硬化剤「コロネートL」)10部
を添加し、磁性層とは反対側のフィルム面に塗布し、
0.6μm厚となるようにバックコート層を形成した。
【0032】 [バックコート層用分散液組成] 無機粉末: カーボンブラック(粒径40nm、DBP吸油量112.0ml/100g) 100部 結合剤: ポリエステル系ポリウレタン樹脂(重量平均分子量71200) 13部 フェノキシ樹脂(平均重合度100) 43部 ニトロセルロース樹脂(平均重合度90) 10部 溶剤: メチルエチルケトン 500部 トルエン 500部
【0033】このようにして得られた広幅テープを8m
m幅にスリットしたもの、および8mmビデオカセット
に組み込んだものをサンプルとした。上記例において作
成された磁気記録テープについて、電気抵抗値、3次元
表面粗さ、電磁変換特性およびドロップアウトを測定し
た。各測定法は以下のとおりである。
【0034】[電気抵抗値]電極間距離25.4mmの
一対の平行電極上に、磁気記録媒体の磁性層側を接触さ
せ、磁気記録媒体の両端に80gfの荷重を加えた。こ
の状態で電極間にDC100Vの電圧を印加し、超絶縁
抵抗計により抵抗を測定した。得られた抵抗値を電極間
の磁気記録媒体の面積で除した値を電気抵抗値とした。
【0035】[3次元表面粗さ]光触針式の3次元表面
粗さ計(小坂研究所製:ETB−30HK)を用い、カ
ットオフ80μmの条件で中心平均粗さSRaを測定し
た。
【0036】[電磁変換特性]ここで、各テープは記録
ヘッド(MIG、ギャップ0.15μm)を取り付けた
固定電特機を用い、波長0.5μmの信号を記録後、再
生ヘッドに積層アモルファスヘッド(ギャップ0.2μ
m)を用い再生して測定を行った。また各単一周波数の
出力および再生された信号から±2MHzのところをノ
イズレベルとした際のC/N特性を調べた。その際、例
1を基準テープとし、C/Nを0dBとした。また、同
様に磁気抵抗(MR)型ヘッドを用いた場合の結果も併
せて示す(表6の例28〜32)。なお、MR型ヘッド
を用いた試験では基準テープを例32に設定した。
【0037】[ドロップアウト]各テープを8mmビデ
オカートリッジに組み込んだものをサンプルとした。各
サンプルをソニー社製ビデオデッキ(WV−TW1)を
使用し、25℃、70%RHの環境下で7MHzの単一
波長を10分間記録し、その再生出力を0dBに設定し
た。この再生時に−16dB以上の出力低下が10μs
ec以上継続したものをドロップアウトとし、1分間あ
たりの発生回数の平均値をドロップアウトカウンターに
より測定した。なお、記録周波数は7MHzとした。
【0038】得られた結果を、各層の厚さの設定値およ
び使用した磁性分散液組成物の種類とともに表4〜6に
示す。
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】例33〜62 厚さ5.0μmのポリエチレンテレフタレートベースフ
ィルム上に、次のようにして下層非記録層を設けた。詳
細を以下に示す。表7に用いた無機粉末の種類を、表8
に結合剤の種類を、表9に下層非記録層を形成するため
の下層非記録層用分散液の組成を示した。なお、これら
以外の成分の基本配合を以下に示す。
【0043】 [基本配合] 無機粉末: 表7参照 配合量は表9参照 結合剤: 表8参照 16部 潤滑剤: ステアリン酸ブチル 2部 溶剤: メチルエチルケトン 70部 トルエン 70部 シクロヘキサノン 40部
【0044】
【表7】
【0045】
【表8】
【0046】
【表9】
【0047】下層非記録層用分散液において、無機粉
末、結合剤および潤滑剤をニーダーで混練処理し、さら
にメチルエチルケトン、トルエン、シクロヘキサノンで
希釈した後、サンドミル分散し、下層非記録層用分散液
とした。さらにポリイソシアネート(日本ポリウレタン
製硬化剤「コロネートL」)を3部添加し、攪拌後、こ
れを5μm厚のポリエチレンテレフタレートベースフィ
ルム上に厚さが0.1μm〜2.0μmとなるように塗
布した。
【0048】次に、下層非記録層上に磁性層を設けた。
下記に磁性層を形成するための磁性層用分散液の組成を
示した。
【0049】 [磁性層用分散液組成] 微細強磁性粉末: 鉄−コバルト合金系メタル磁性粉(平均長軸長0.10μm) 100部 結合剤: 塩化ビニル系共重合体(平均重合度300) 9部 ポリエステル系ポリウレタン樹脂 (重量平均分子量41200、Tg=20℃) 9部 無機粉末(研磨剤): α−アルミナ(粒径200nm、比表面積(BET法)11.1m/g) 8部 潤滑剤: ステアリン酸 1部 ステアリン酸ブチル 2部 溶剤: メチルエチルケトン 20部 トルエン 20部 シクロヘキサノン 10部
【0050】前記の微細強磁性粉末、結合剤、無機粉
末、潤滑剤をニーダーで混練処理を施し、さらにメチル
エチルケトン、トルエン、シクロヘキサノンで希釈した
後、サンドミル分散し、磁性層用分散液とした。さらに
ポリイソシアネート(日本ポリウレタン製硬化剤「コロ
ネートL」)4部添加し攪拌後、これを下層非記録層上
に所定の厚さになるよう、同時もしくは逐次に塗布し
た。その後、磁場配向処理をおこない、乾燥させて巻き
取りした。さらにカレンダー処理を施し、硬化処理して
から下記組成のバックコート層用分散液へポリイソシア
ネート(日本ポリウレタン製硬化剤「コロネートL」)
10部を添加し、磁性層とは反対側のフィルム面に塗布
し、0.6μm厚となるようにバックコート層を形成し
た。
【0051】 [バックコート層用分散液組成] 無機粉末: カーボンブラック(粒径40nm、DBP吸油量112.0ml/100g) 100部 結合剤: ポリエステル系ポリウレタン樹脂(重量平均分子量71200) 13部 フェノキシ樹脂 43部 ニトロセルロース樹脂(平均重合度90) 10部 溶剤: メチルエチルケトン 500部 トルエン 500部
【0052】このようにして得られた広幅テープを8m
m幅にスリットしたもの、および8mmビデオカセット
に組み込んだものをサンプルとした。上記例において作
成された磁気記録テープについて、例1〜32と同様
に、電気抵抗値、3次元表面粗さ、電磁変換特性および
ドロップアウトを測定した。ここで、電磁変換特性につ
いては、例34を基準テープとし、C/Nを0dBとし
た。得られた結果を、各層の厚さの設定値および使用し
た下層非記録層用分散液の種類とともに表10〜12に
示す。なお、表12は磁気抵抗(MR)型ヘッドを用い
た場合の結果である(表12の例60〜62)。なお、
MR型ヘッドを用いた試験では基準テープを例62に設
定した。
【0053】
【表10】
【0054】
【表11】
【0055】
【表12】
【0056】例63〜65 磁性層用分散液および下層非記録層用分散液としてそれ
ぞれ表13に記載したものを用い、例33〜62と同様
にして磁気記録テープを作成し、例33〜62と同様
に、電気抵抗値、3次元表面粗さ、電磁変換特性および
ドロップアウトを測定した。その結果を表13に示す。
ただし、電磁変換特性(C/N)については絶対値で表
す。
【0057】
【表13】
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低い電気抵抗値を維持しつつ、優れた電磁変換特性およ
び表面平滑性を有する磁気記録媒体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録媒体の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…磁気記録媒体、2…非磁性支持体、3…下層非記録
層、4…磁性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 5/738 G11B 5/738

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体の一方又は両面に、強磁性
    粉末が結合剤中に分散した磁性層が少なくとも設けられ
    ている磁気記録媒体において、 前記磁性層は厚さ0.3μm未満であり、かつ前記磁性
    層に含有される強磁性粉末の表面はカーボンブラック微
    粒子粉末で被覆されてなることを特徴とする磁気記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 前記磁性層と前記非磁性支持体の間に下
    層非記録層が設けられ、該下層非記録層の厚さが0.2
    μm以上であることを特徴とする請求項1記載の磁気記
    録媒体。
  3. 【請求項3】 前記磁気記録媒体の電気抵抗値が1×1
    Ω/cm以下であることを特徴とする請求項1記
    載の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記強磁性粉末の平均長軸長が0.3μ
    m以下であることを特徴とする請求頃1記載の磁気記録
    媒体。
  5. 【請求項5】 前記結合剤は、−SOM、−OSO
    M、−(O=)P(OM)(OM)、−NR
    、および−N(ただし、M、
    、およびMはいずれも水素およびアルカリ金属の
    いずれか一種を表し、これらのうちMおよびMは互
    いに同じでも異なってもよい。またR、RおよびR
    はいずれも水素および炭化水素基のいずれか一種を表
    し、互いに同じでも異なってもよい。さらにXはハロ
    ゲンイオン、無機イオンおよび有機イオンのいずれか一
    種を表す。)からなる群から選ばれる少なくとも一種ま
    たは二種以上の極性官能基を、0.01mmol/g以
    上,0.1mmol/g以下含むことを特徴とする請求
    項1記載の磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 非磁性支持体の一方又は両面に、強磁性
    粉末が結合剤中に分散した磁性層が少なくとも設けら
    れ、前記磁性層が厚さ0.3μm未満であり、かつ前記
    磁性層に含有される強磁性粉末の表面がカーボンブラッ
    ク微粒子粉末で被覆されてなる磁気記録媒体と、磁気抵
    抗(MR)型再生ヘッドとを備えたことを特徴とする磁
    気記録システム。
  7. 【請求項7】 非磁性支持体の一方又は両面に、非強磁
    性粉末が結合剤中に分散した下層非記録層および強磁性
    粉末が結合剤中に分散した磁性層が少なくとも順次設け
    られている磁気記録媒体において、 前記磁性層は厚さ0.3μm以下であり、かつ前記下層
    非記録層に含有される非強磁性粉末の表面はカーボンブ
    ラック微粒子粉末で被覆されてなることを特徴とする磁
    気記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記下層非記録層の厚さが0.2μm以
    上であることを特徴とする請求項7記載の磁気記録媒
    体。
  9. 【請求項9】 前記磁気記録媒体の電気抵抗値が1×1
    Ω/cm未満であることを特徴とする請求項7記
    載の磁気記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記非強磁性粉末の平均長軸長が0.
    3μm以下であることを特徴とする請求頃7記載の磁気
    記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記下層非記録層に用いられる結合剤
    は、−SOM、−OSOM、−(O=)P(O
    )(OM)、−NR、および−N
    (ただし、M、M、およびMはいずれも
    水素およびアルカリ金属のいずれか一種を表し、これら
    のうちMおよびMは互いに同じでも異なってもよ
    い。またR、RおよびRはいずれも水素および炭
    化水素基のいずれか一種を表し、互いに同じでも異なっ
    てもよい。さらにXはハロゲンイオン、無機イオンお
    よび有機イオンのいずれか一種を表す。)からなる群か
    ら選ばれる少なくとも一種または二種以上の極性官能基
    を、0.01mmol/g以上,0.1mmol/g以
    下含むことを特徴とする請求項7記載の磁気記録媒体。
  12. 【請求項12】 非磁性支持体の一方又は両面に、非強
    磁性粉末が結合剤中に分散した下層非記録層および強磁
    性粉末が結合剤中に分散した磁性層が少なくとも順次設
    けられ、前記磁性層が厚さ0.3μm以下であり、かつ
    前記下層非記録層に含有される非強磁性粉末の表面がカ
    ーボンブラック微粒子粉末で被覆されてなる磁気記録媒
    体と、磁気抵抗(MR)型再生ヘッドとを備えたことを
    特徴とする磁気記録システム。
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JP2004213773A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体

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