JP2002259907A - 言語入力 - Google Patents

言語入力

Info

Publication number
JP2002259907A
JP2002259907A JP2001057970A JP2001057970A JP2002259907A JP 2002259907 A JP2002259907 A JP 2002259907A JP 2001057970 A JP2001057970 A JP 2001057970A JP 2001057970 A JP2001057970 A JP 2001057970A JP 2002259907 A JP2002259907 A JP 2002259907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
input
neutral position
operation unit
symbol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001057970A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Aiiso
政司 相磯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2001057970A priority Critical patent/JP2002259907A/ja
Publication of JP2002259907A publication Critical patent/JP2002259907A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジョイスティックなどのようなポインティン
グデバイスしかないゲーム機などでは、文字列の入力
は、階層的な選択操作などが必要であり、簡易な文字や
文章の入力は困難だった。 【解決手段】 ジョイスティック112の操作棒116
の先端の軌跡を、センサ118,センサ120で取り込
み、この軌跡を、予め記憶したカタカナの一筆書きの軌
跡とマッチングして、カタカナを認識する。このとき、
操作棒116の中立位置からの開始線と、中立位置に戻
る終了線を除去してマッチングすると、認識効率を高め
ることができる。また、カタカナの認識候補を組み合わ
せて日本語辞書を参照することにより、更に認識率を高
め、文章などの入力をスムースに行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字や記号などの
書記言語における構成要素(代表的な要素である文字を
代表として、以下「文字」とも言う)を入力する文字入
力の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット接続専用の通信機器、ゲ
ーム機、携帯電話機、カーナビゲーション装置など各種
電子機器は、その用途に応じてボタン、ジョイスティッ
クなどの簡単な入力手段を備えている。各種電子機器
は、その用途に応じたコマンドメニューを表示し、その
表示されたコマンドメニューの中から1つを選択するこ
とで、簡単な入力手段であっても複雑な入力に支障がな
いように配慮されている。これらの各種電子機器に入力
する情報の中で、特に重要で、かつ汎用的な情報は、文
字や記号などの言語情報である。電子機器においては、
使用者の氏名や住所あるいは簡単なコマンドを入力する
際に、こうした文字や記号等の入力が必要になる。そこ
で、従来の各種電子機器は、キーボードなどの大型の入
力手段を持たない仕様であっても、ボタンやジョイステ
ィックなどを用いて文字や記号が入力できるように構成
されている。
【0003】例えば従来の電子機器は、文字入力を行な
うモードに切り換えると、その表示部に五十音表などの
文字表を表示し、ボタンやジョイスティックなどを使っ
て表中のカーソルを動かして文字を選択する方法が一般
的に採用されている。また、携帯電話機などのように文
字表を表示する十分な表示能力が無い場合には、テンキ
ーの1つに複数の文字を割り付けておき、これをキー操
作により選択する手法が採られている。例えばテンキー
の「1」に文字「あ、い、う、え、お、ぁ、ぃ、ぅ、
ぇ、ぉ」の10文字を割り付けておき、テンキーの
「1」を押下するたびにこの順に選択状態とし、他に設
けられた「決定」キーを操作することで、いずれか一つ
の文字を入力する方法も採用されている。
【0004】更には、テンキーの「1」に「E,B」、
「2」に「O,D」、「3」に「G,P,Z」・・・
「0」に「Y,M」など、複数のローマ字構成要素を割
り付けておき、これらの組合わせから文字を入力する方
法も提案されている。この場合、一つのキーに複数のロ
ーマ字構成要素が割り付けられているから、生成される
ローマ字候補も複数発生する。これらの候補の組合わせ
からなる複数の文字列を用いて辞書を参照することによ
り、確からしい言葉を入力しようとするのである。この
入力方法を、以下に示すないしのキーが操作された
場合を例にして説明する。即ち、 「G,P,Z」の割り当てられたキー、 「U,T」が割り当てられたキー、 「U,T」が割り当てられたキー、 「U,T」が割り当てられたキー、 「O,D」が割り当てられたキー が順次操作されたとすれば、下記のような文字列の候補
が生成される。
【0005】生成される文字列:「GUUTO」「GU
TTO」「GUUUO」「PUUTO」「PUTTO」
「PUUUO」「ZUUTO」「ZUTTO」「ZUU
UO」 生成されない文字列:「GTUTO」「GUTTD」
「GUUUD」「PTUTO」「PTTTO」「PTU
UD」「ZTTTD」「ZUTTD」「ZTUUO」な
ど多数。後者の文字列が生成されないのは、ローマ字と
して適切な組合わせでないと判断し得るからである。こ
うして生成されたローマ字文字列から、かな漢字変換用
の辞書を引き、例えば、「遇と」「寓と」「偶と」「隅
と」「ぐうと」「ぐっと」「プット」「ずっと」などの
日本語文字列を取得するのである。使用者は、これらの
候補から希望の文字列を選択することで、文字の入力が
完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
各種の文字入力方法は、上記の通り、文字や記号などの
入力に多大の手間を要すると共に、その入力操作が直感
的でなく、分かりにくいという問題があった。
【0007】従来の文字入力方法は、簡単な入力手段で
あるボタンやジョイスティックを用いて多種多様な文字
及び記号等を入力するために、そのいずれもが何らかの
選択過程を必須としている。すなわち、最低でも90文
字程度の文字や記号からなる文字表から所望の一文字を
選択したり、または何回かのボタンの押下による入力作
業後に示された複数候補の文字列から所望の文字列を選
択するなどの処理が必要である。この選択過程において
操作者は、入力しようとしている文章を構成している一
文字あるいは一文字列に集中し、沢山の文字や文字列を
読みながら取捨択一をしている状態にあり、本来的に必
要である文書作成のための思考が完全に中断してしまっ
ている。また、多くの選択肢から目的としている文字や
文字列を逐次選択して文章を構成するために、入力しよ
うとしている文字数に比例して入力時間が長時間に及ぶ
ことになる。このため、この種の入力方法では、単純な
内容であっても長文であるもの、また、短い文章であっ
ても内容が複雑でその推敲が必要である言葉を入力する
には不向きであった。このため、そうした入力作業のた
めにオプションでフルキーボードなどの入力機器を別途
用意しなければならなかった。
【0008】本発明は、上記した問題点を解決するため
になされたものであり、操作が簡単で、かつ、安価であ
る簡易的な入力機器を用いて、文字や記号などを入力す
ることができる優れた文字入力装置およびその方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記した課題を解決する本発明の文字入力装置は、文字や
記号などの書記言語における構成要素を入力する文字入
力装置であって、非操作時には中立位置に保持される棒
状の操作部を有し、該操作部の少なくとも先端を所定の
範囲内で移動可能な入力手段と、該入力手段の操作部が
前記中立位置から操作されて再度中立位置に復帰するま
での当該操作部先端の移動軌跡を検出する移動軌跡検出
手段と、該移動軌跡検出手段により検出された前記移動
軌跡を一筆書きの文字または記号として認識する文字認
識手段と、該認識した文字または記号を特定する特定手
段とを備えることをその要旨としている。
【0010】また、この発明に対応した入力方法の発明
は、非操作時には中立位置に保持される棒状の操作部を
有し、該操作部の少なくとも先端を所定の範囲内で移動
可能な入力手段を用いて、書記言語における構成要素を
入力する方法であって、前記操作部が前記中立位置から
操作されて再度中立位置に復帰するまでの当該操作部先
端の移動軌跡を検出し、該検出された前記移動軌跡を一
筆書きの文字または記号として認識し、当該認識した文
字または記号のデータを入力することを要旨としてい
る。
【0011】かかる入力装置および方法においては、入
力手段は、操作しないときに中立位置にある棒状の操作
部を有しており、この操作部、例えばジョイスティック
などの入力機器であり、ボタンなどの入力機器と異な
り、操作部の先端をある軌跡に沿って移動することが可
能である。そこで、この入力手段の操作部が操作されて
再度中立位置に復帰するまで、その操作部先端位置の移
動軌跡を検出する。検出した移動軌跡を一筆書きの文字
または記号として認識し、その認識した文字のデータを
入力する。
【0012】かかる文字入力装置および入力方法によれ
ば、文字や記号などを、容易に入力することができる。
従って、これらの文字や記号を利用してかな漢字変換な
どを実現することも容易である。このため、ジョイステ
ィックのような入力手段を用いても、種々の言語による
文字入力が可能となる。
【0013】ここで、棒状の操作部の先端の移動軌跡の
検出は、操作部の傾きと方向とから行なうものとするこ
とができる。また、操作部が再度中立位置に復帰したこ
とは、操作部が中立位置へ復帰した後の経過時間により
判断するものとしても良いし、操作者による確認入力、
たとえば専用のボタンの操作などによる確認入力により
判断するものとしても良い。また、入力手段の操作部
は、その軸方向に押圧されたことを検出できるものと
し、操作部の押圧が検出されたとき、操作部が再度中立
位置に復帰したと判断するものとしても良い。
【0014】また、本発明において、認識した文字また
は記号を操作者に提示し、この提示された文字または記
号を操作者が選択して決定するものとすることもでき
る。かかる認識結果の提示は、認識結果が入力される電
子機器に備えられる視覚的な表示部を利用して行なうこ
ともできる。もとより音声や専用の表示によってもよ
い。触覚などを利用した提示も可能である。
【0015】もとより、文字認識は、ただ一つの認識候
補を出力するものとしても良いが、移動軌跡を一筆書き
の文字または記号として認識する際に、可能性のある複
数の文字または記号を候補として認識するものとしても
良い。この場合には、認識された複数の文字または記号
を操作者に示し、複数の文字または記号の候補から任意
の文字または記号を選択するものとしても良い。
【0016】入力手段の操作部は、中立位置を有するの
で、文字や記号の形状によらず、中立位置から動き始
め、中立位置に戻ってくる。そこで、検出された移動軌
跡のうち、中立位置から最初の大きな傾き方向の変化が
検出されるまでのデータと、再度中立位置に復帰する際
の最後の大きな傾き方向の変化が検出された際のデータ
を除いて、一筆書きの文字または記号の認識を実行する
ものとすることも、認識率を上げる上で好適である。こ
うした最初と最後の大きな傾き方向の動きを除いて認識
を行なう手法は、日本語のカタカナ文字を対象とする場
合に、特に有効である。
【0017】また、本発明の第2の文字入力装置は、文
字や記号などの書記言語における構成要素を入力する文
字入力装置であって、非操作時には中立位置に保持され
る棒状の操作部を有し、該操作部の少なくとも先端を所
定の範囲内で移動可能な入力手段と、該入力手段の操作
部が前記中立位置から操作されて再度中立位置に復帰す
るまでの当該操作部先端の移動軌跡を検出する移動軌跡
検出手段と、該移動軌跡検出手段により検出された前記
移動軌跡を一筆書きの文字または記号として認識する文
字認識手段と、該文字認識手段により認識可能な文字ま
たは記号を見出しとして検索可能な言葉を記憶する辞書
と、前記文字認識手段により認識された文字または記号
の組合わせである文字列に基づいて、前記辞書を検索
し、該文字列に対応した言葉を特定する特定手段とを備
えたことを要旨とする。
【0018】かかる文字入力装置に対応した文字入力方
法の発明は、非操作時には中立位置に保持される棒状の
操作部を有し、該操作部の少なくとも先端を所定の範囲
内で移動可能な入力手段を用いて、書記言語における構
成要素を入力する方法であって、前記操作部が前記中立
位置から操作されて再度中立位置に復帰するまでの当該
操作部先端の移動軌跡を検出し、該検出された前記移動
軌跡を一筆書きの文字または記号として認識し、該認識
された文字または記号の組合わせである文字列に基づい
て辞書を検索し、該文字列に対応した言葉を入力するこ
とを要旨としている。
【0019】かかる文字入力の手法では、操作部先端の
移動軌跡から文字または記号を認識するが、この認識し
た文字または記号の組合わせである文字列に基づいて辞
書を検索することで、文字列に対応した言葉を入力する
ことができる。
【0020】ここで、複数の文字または記号が候補とし
て認識されたとき、認識された複数の候補のそれぞれの
組合わせを候補文字列として取得するものとし、取得さ
れた候補文字列のうち、前記辞書に対応する言葉が存在
する候補文字列について、当該辞書に存在する言葉を、
変換候補として取得するものとしても良い。こうすれ
ば、辞書に存在しない言葉は、候補とならないので、認
識する文字または記号が冗長度を持っている場合でも、
有効な候補のみを取得することができる。取得した候補
は、一覧表示しても、順次表示するものとしても良く、
候補のうちの一の候補を特定することにより、確定させ
る構成を採用することができる。なお、これらの文字入
力装置および方法において、第1発明について説明した
中立位置に再度戻ったことの判定など、各々の態様を採
りうることは勿論である。
【0021】以上の文字入力装置の説明では、文字入力
装置が入力手段や文字認識手段などを備える構成として
説明したが、この様な各手段と等価な機能を各種電子機
器を構成するコンピュータに行なわせることも可能であ
る。こうした場合には、第1,第2の文字入力装置やそ
の方法に対応して、プログラムやそのプログラムを記録
した記録媒体の発明として把握することも可能である。
【0022】この場合には、プログラムは、フレキシブ
ルディスク、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録
媒体に記録して頒布することも、インターネットなどの
通信網を用いて送信することも可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成及び作
用を一層明らかにするために、以下本発明の実施の形態
を実施例を通して説明する。図1は、本発明の実施例で
ある言語情報入力方法を具現化するプログラムが家庭用
ゲーム機100の基本機能としてインストールある例を
示している。この家庭用ゲーム機100には入力手段と
してコントローラ110が備えられており、家庭用ゲー
ム機100はビデオ信号を出力することで家庭用のテレ
ビ300を表示用モニタとして利用可能である。また、
家庭用ゲーム機100はモデム200を備えており、こ
のモデム200を介して公衆電話回線に接続可能であ
り、インターネットに接続することができる。コントロ
ーラ110は、図2に示すように、ボタンおよびジョイ
スティックからなる入力部として機能している。ここで
コントローラ110のジョイスティック112は、図3
の拡大図に示すように、操作棒116を任意の方向・角
度に傾けるとその傾き方向と傾き角度を出力するセンサ
118,120を備える。このジョイスティック112
の底部には、操作棒116の軸方向への押圧動作を検出
するスイッチ122が設けられている。また、このジョ
イスティック112の周辺には、3つのボタン131,
132,133が配置されている。
【0024】ゲーム機100の内部は、図4に示すよう
に、モデム200を介したネットワークNWとのデータ
のやり取りを制御するネットワークインタフェース(N
T−I/F)210、処理を行なうCPU220、後述
する文字や文章の入力処理プログラムや固定的なデータ
を記憶するROM230、ワークエリアとしてのRAM
240、時間を管理するタイマ250、コントローラ1
10からの入力を処理する入力回路255,テレビモニ
タ300への表示を制御する表示回路260、および日
本語辞書などを記憶しているROM270などを備え
る。なお、この実施例では、日本語辞書はROMに記憶
するものとしたが、ハードディスク等の書き換え可能な
外部記憶装置に、記憶するものとしてもよい。
【0025】次に、実施例のゲーム機100において、
文字を入力する処理について説明する。ゲーム機100
によるゲームの終了時などに、ハイスコアの使用者の氏
名を入力する、といった場合が存在する。もとより、ゲ
ーム中において、文字を入力してゲームを進行する場合
も存在する。こうした場合に、ゲーム機100のCPU
220は、図5に示す文字入力処理ルーチンを起動す
る。図5のフローチャートは、家庭用ゲーム機100に
おいて文字の入力が必要となったときに起動される文字
入力処理プログラムのフローチャートである。
【0026】本プログラムの処理が開始されると、まず
入力回路255を介してコントローラ110から信号を
受け取り、ジョイスティック112が中立位置にあるか
を検出する処理を行なう(ステップS100)。文字の
入力は、必ず中立位置から開始するものとすることで、
ジョイスティックのように、連続した軌跡しか描けない
入力手段による文字入力の認識精度を高めることができ
る。中立位置に一旦戻ったことを確認すると、次に、操
作棒116の先端の軌跡を取り込む処理を実行する(ス
テップS110)。操作棒116の先端の軌跡は、ジョ
イスティック112の底部に設けられた二つのセンサ1
18,120により、操作棒116の傾きの方向と角度
として取り込むことができる。例えば、図6(A)に示
すように、カタカナ「ア」を入力する場合であれば、操
作棒116の先端は、中心の中立位置Cからまず左上の
文字の開始点Sまで移動し、次に「ア」という文字を一
筆書きのように描き、左下の点Qに至る。ここで、文字
の描画は完了するが、ジョイスティック112では、操
作棒116の先端は、再度中立点Cまで戻ることにな
る。この戻りの運動は、使用者が操作棒116を操作す
ることによって実現しても良いし、使用者が指を離す
と、ジョイスティック112の操作棒116が、ばねな
どの力で、自動的に中立点Cに戻るものとしても良い。
【0027】こうして、一文字分に対応した操作棒11
6先端の軌跡の入り込み処理を行ないつつ、取り込みが
完了したか否かを判断を繰り返す(ステップS12
0)。一文字分の軌跡の取り込みが完了したか否かは、
ジョイスティック112の周辺に設けられたボタン13
1を押圧操作することにより判断することができる。も
とより、操作棒116を軸方向に押して、この動きをス
イッチ122により検出した時点をもって軌跡の完了と
見なすこともできる。更に、操作棒116が中立位置に
戻った後、予め設定した時間だけ経過した時点で入力の
完了とみなしても良い。
【0028】一文字分の軌跡の取り込みが完了したと判
断した場合には、次に、開始線および終了線を除去する
処理を行なう(ステップS160)。この処理は、ジョ
イスティック112のように連続した軌跡の入力しかで
きない入力手段の場合に必要となる処理である。図6
(A)に示したように、操作棒116の先端で文字を描
く場合、文字自体の描画が一筆書きになると共に、中立
点Cから文字の描画の開始点Sまで、および文字の描画
の終了点Qから中立点Cまでのそれぞれの軌跡は、文字
自体の描画線としては本来必要がない。そこで、この線
C−SおよびQ−Cを取り除く処理を行なうのである。
開始点Sは、軌跡の取り込み開始後の最初の直線の終点
位置として見い出すことができる。また、終了点Qは、
一文字の軌跡の完了と見なされた中立点Cにいたる最後
の直線の開始点として見い出すことができる。これらの
開始線、終了線を除去した後の軌跡の一例を図6(B)
に示した。
【0029】こうして開始線と終了線を除去した後、そ
の軌跡に基づいて、カタカナ文字を認識する処理を行な
う(ステップS180)。ゲーム機100のROM27
0には、図7に示すように、全てのカタカナの一筆書き
の軌跡が記憶されている。図7は、カタカナについての
全ての文字の軌跡からこの開始線、終了線を除いた軌跡
を示している。そこで、ステップS110で取り込み、
ステップS160で開始線と終了線とを取り除いた軌跡
と、ROM270に記憶されたカタカナの軌跡とのマッ
チングを検証するのである。こうしたパターンマッチン
グには、操作棒116の操作量が使用者により異なるこ
とから、操作棒116先端の一の絶対量によらないダイ
ナミックパターンマッチングの手法が採用されている。
なお、カタカナを構成する各描線を、方向を持った線分
(ベクトル)として表現しておき、例えば「ア」であれ
ば、「右方向」「左下方向」「左上方向」「左下方向」
というベクトルの組合わせ、といった形で定義してお
き、これとの一致を判断する簡易な手法を採用しても良
い。なお、図7には、記号は示していないが、「+」
「−」「/」「?」「!」などの記号も、同様の一筆書
きの軌跡として、記憶しておき、認識の対象とすること
ができる。
【0030】なお、本実施例では、カタカナのみを記憶
してこれを認識するものとしたが、アルファベットやひ
らがなの軌跡を記憶しておき、これらとのマッチング採
ることで、アルファベットやひらがなも認識するものと
しても良い。同様に、ハングルやエスペラント文字な
ど、他の様々な言語を表記する文字を、同様に認識する
ことも可能である。更に、簡単な漢字(例えば、「年」
「月」「日」など)についても、その軌跡を記憶してお
けば、パターンマッチングなどの手法により、これを認
識することができる。
【0031】なお、図7に示した例では、拗音の「ィ」
だけが、実際の文字形状とは異なっている。これは、拗
音の「ィ」は、図8(A)に示すように、その開始線
が、文字の最初の描画線と一致しているためである。そ
こで、拗音の「ィ」については、図8(B)に示すよう
に、この最初の描画線を除いた軌跡を、「ィ」を認識す
るためのパターンとして記憶しているのである。拗音
「ィ」の認識用の形態としてこの形状で記憶しても、他
のカタカナの軌跡から明確に区別することができる。こ
うしておけば、どの文字であっても、開始線・終了線の
除去という処理(ステップS160)を一律に適用でき
るので、好適である。
【0032】以上の処理により、ジョイスティック11
2を用いてカタカナの入力および認識が可能となるが、
実際のパターンマッチングでは、書き手の癖、特に書き
順のばらつきなどにより、認識精度を100%にするこ
とは困難である。そこで、ステップS180の認識処理
により認識文字のうち、一致度の高い文字からいくつか
を、テレビモニタ300の入力エリアに表示し、使用者
により、正しい文字を選択する認識判別処理を行なう
(ステップS200)。この処理は、実際には、パター
ンマッチングした文字のうち最も高い一致率を示した文
字を、テレビモニタ300の表示エリアに表示し、この
文字が、使用者が意図した文字でない場合に、次候補文
字を表示するといった手順により実現される。
【0033】次候補文字の表示は、ボタン132を操作
したり、操作棒116を軸方向に押圧してスイッチ12
2をオンとしたりすることにより、行なうものとするこ
とができる。また、次候補文字のうちから所望の文字を
決定選択する処理は、ボタン133を操作したり、操作
棒116を一定時間以上押圧(いわゆる長押し)するこ
とにより、実現することができる。なお、これらの「次
候補」や「決定」の操作は、必ずしもボタンなどに割り
付ける必要はなく、予め登録した操作棒116の軌跡に
より認識させることもできる。例えば、左上から右下ま
で大きく操作棒116の先端を動かすといった軌跡を
「次候補」、右上から左下まで大きく移動する軌跡を
「決定」といったように、予め割り当てておくことがで
きる。もとより、識別可能であれば、どのような軌跡に
割り当てることも可能である。
【0034】以上説明した処理を、入力しようとする全
ての文字について繰り返すことにより、使用者は、キー
ボードを持たずコントローラ110にジョイスティック
112のみを有するゲーム機100でも、所望のカタカ
ナ文字を、容易に入力することができる。この文字入力
の処理は、少数のボタンを使って階層的に文字を表示し
て入力していくものと比べて、インタフェースが直感的
であり、誰でも容易に文字の入力を行なうことができ
る。従って、従来のように、文字の入力のために機械的
に割り振られたボタンを繰り返し操作するといった手間
が不要であり、ごく自然に文字を書くような操作により
文字入力を完了することができる。このため、その入力
速度は高く、文字列作成という使用者の思考上の処理を
中断することもない。なお、この思考上の処理の中断が
ないという利点は、特に入力しようとする文字列が長く
なり、文章を構成しているような場合には、看過するこ
とができない。後述するように、文章の入力時に、文字
入力のために思考を中断されることは、使用者にとって
苦痛を伴うからである。
【0035】上記の実施例では、入力できる文字はカタ
カナに限られたが、簡単な変換辞書をROM270に用
意し、カタカナをひらがなに変換することができる。更
に、かな漢字変換の技術を応用して、漢字かな混じり文
を入力することもできる。図9は、比較的長い文字列、
即ち文章の入力処理を示すフローチャートである。図9
におけるステップS300は、図5に示した文字入力処
理ルーチンの全体に当たり、パターンマッチングにより
得られたいくつかの候補文字を認識文字候補として受け
取る処理を示している。カタカナは、図7に示したよう
に、識別性に優れているとは言え、「ユ」と「コ」と
「マ」と「ュ」などのように識別が必ずしも容易でない
文字も存在する。そこで、ステップS300では、これ
らの複数の文字を、認識文字候補として取得するのであ
る。
【0036】こうした複数の文字を、一文字の認識毎に
取得し、文字列の入力が完了するまで継続する(ステッ
プS310)。一連の文字列、例えば「コンノ」が入力
されるまで待ち、文字列の入力が完了したことを、例え
ばボタン133の操作などで判断すると、次に、文字候
補の組合わせを生成する処理を行なう(ステップS32
0)。「コンノ」の例では、「コ」について他に「ユ」
や「マ」が文字候補として得られており、「ン」につい
て他に「レ」が文字候補として取得されており、「ノ」
については他の候補文字がなかったとする。この場合、
生成される組合わせは、「コンノ」「ユンノ」「ュン
ノ」「コレノ」「ユレノ」「ュレノ」の6種類となるの
で、まずこれらのうちから最もパターンマッチングの一
致率の高かった文字候補の組合わせを生成するのであ
る。
【0037】次に、これらの候補文字の組合わせに基づ
いても、ROM270に記憶された日本語辞書を参照す
る処理を行なう(ステップS330)。この例では、R
OM270には、日本語のかな漢字変換辞書が記憶され
ており、入力したかな文字列から、二文節最長一致など
の手法を用いて、連文節変換が可能となっている。もと
より、単文節変換や熟語変換などにより、かな漢字変換
を行なうものとても良い。日本語辞書を参照することに
より、次に該当候補があるかを判断する(ステップS3
40)。もし該当する変換候補がなければ、ステップS
320に戻って、文字候補の組合わせの生成から処理を
繰り返す。
【0038】該当候補があった場合には、全ての変換候
補の検索が完了したかを判断し、全ての候補についての
検索が完了するまで、上述した処理を繰り返す(ステッ
プS350)。全候補の検索が完了した場合には、変換
文字列を出力する処理を行なう(ステップS360)。
この場合、カタカナの組合わせのうち、誤認識により得
られた文字候補については、その組合わせに対する変換
候補が存在しないのが通常である。例えば、「コンノ」
について、「今野」や「紺野」等が正しい候補補として
得られるが、「ユンノ」や「ュレノ」については、かな
漢字変換の候補を得ることができない。従って、カタカ
ナの認識の精度がさほど高くない場合でも、日本語辞書
を用いたかな漢字変換を実施することにより、認識の精
度を高めることができるのである。
【0039】かな漢字変換によってもいくつかの変換候
補が存在する場合は当然存在するので、次にこれらの変
換候補から所望の文字列を選択する処理を行なう(ステ
ップS370)。次候補の表示や所望の変換候補の選択
は、ジョイスティック112の操作によっても良いし、
ジョイスティック112周辺に設けられたボタン13
1,132,133などの操作により実現しても良い。
【0040】以上説明した本実施例の文章入力処理ルー
チンによれば、ジョイスティック112の操作棒116
の先端の軌跡に基づくカタカナ文字の認識に加えて、日
本語辞書を利用した変換候補の表示という処理を通し
て、キーボードを有しないコントローラ110からで
も、比較的長い文章の入力を容易に行なうことができる
という優れた効果を奏する。こうした長い文章の入力時
に、文字入力のための階層的なボタン操作を強いられる
ことがないから、思考が中断されず、スムーズに文章を
生成できるという、極めて大きな利点が得られる。な
お、文章に限らず、人名や単語など、短い文字列の入力
にも当然用いることができる。
【0041】なお、上記の各実施例では、ジョイスティ
ック112を用いた文字の入力に説くに誤りはないもの
として説明したが、操作棒116の操作を誤ることもあ
り得るので、現在認識されたカタカナ文字をテレビ30
0に表示したとき、その認識が間違っている場合には、
使用者が取り消し用のボタンを操作して、カタカナ文字
の入力を取り消すことも可能である。コントローラ11
0におけるボタンの数か少なくて、取消専用のボタンを
定義することができなければ、ボタン131とボタン1
32とを同時に押すといった処理により、取消を定義し
ても良い。取消用ボタンが操作された場合は、現在テレ
ビ300に表示しているカタカナ文字を取り消して、再
度入力からやり直すものとすればよい。また、誤認識し
やすいカタカナ、例えば「コ」と「ユ」などについて
は、特徴を強調するような動きを付加して、認識精度を
高めるようにすることも容易である。
【0042】以上説明したいくつかの実施例では、ジョ
イスティック112の操作棒116が、非操作時に中立
位置にあること、カタカナ文字を一筆書きするときの始
点と終点は「ィ」を除いて中心点に無いこと、という関
係を巧みに利用し、カタカナ文字のみを入力、認識の対
象としている。このため、文字の認識率は極めて高く、
しかもその認識に要する処理は簡単となるのである。従
って、処理能力の低い家庭用ゲーム機であっても、十分
に実用に足る言語情報入力を行うことができる。加えて
開始線、終了線処理という独自の処理を行なっているた
め、操作棒116の移動軌跡によるカタカナ文字の判別
は極めて容易となり、文字認識率と認識速度を一層向上
させることが出来た。
【0043】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない各種態様により具現
化されることは勿論である。例えば、上記実施例では家
庭用ゲーム機100にプレインストールされている言語
情報入力プログラムによって言語情報の入力を具現化す
る例を示したが、携帯電話や小型の携帯用コンピュータ
などに採用し、これらの機器が備える種々のポインティ
ングデバイスを入力手段として利用してもよい。また、
ジョイスティックと同様の入力機器をゲーム機や携帯電
話などに付属的に接続し、言語情報入力を行なう構成と
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である家庭用ゲーム機100の
説明図である。
【図2】その家庭用ゲーム機100の入力手段であるコ
ントローラ110の説明図である。
【図3】ジョイスティック112の構成を概念的に示す
説明図である。
【図4】家庭用ゲーム機100の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】ゲーム機100のCPU220が実行する文字
入力処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図6】カタカナ文字「ア」を入力したときの移動軌跡
の説明図である。
【図7】全てのカタカナ文字の軌跡を示す説明図であ
る。
【図8】カタカナ文字「ィ」を入力したときの移動軌跡
の説明図である。
【図9】日本語辞書を用いて文書を入力する文章入力処
理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…ゲーム機 110…コントローラ 112…ジョイステック 116…操作棒 118,120…センサ 131,132,133…ボタン 200…モデム 210…NT−I/F(ネットワークインタフェース) 220…CPU 230…ROM 240…RAM 250…タイマ 260…表示回路 270…ROM(辞書) 300…テレビモニタ NW…ネットワーク
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 9/72 G06K 9/72 Z

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や記号などの書記言語における構成
    要素を入力する文字入力装置であって、 非操作時には中立位置に保持される棒状の操作部を有
    し、該操作部の少なくとも先端を所定の範囲内で移動可
    能な入力手段と、 該入力手段の操作部が前記中立位置から操作されて再度
    中立位置に復帰するまでの当該操作部先端の移動軌跡を
    検出する移動軌跡検出手段と、 該移動軌跡検出手段により検出された前記移動軌跡を一
    筆書きの文字または記号として認識する文字認識手段
    と、 該認識した文字または記号を特定する特定手段とを備え
    た文字入力装置。
  2. 【請求項2】 文字や記号などの書記言語における構成
    要素を入力する文字入力装置であって、 非操作時には中立位置に保持される棒状の操作部を有
    し、該操作部の少なくとも先端を所定の範囲内で移動可
    能な入力手段と、 該入力手段の操作部が前記中立位置から操作されて再度
    中立位置に復帰するまでの当該操作部先端の移動軌跡を
    検出する移動軌跡検出手段と、 該移動軌跡検出手段により検出された前記移動軌跡を一
    筆書きの文字または記号として認識する文字認識手段
    と、 該文字認識手段により認識可能な文字または記号を見出
    しとして検索可能な言葉を記憶する辞書と、 前記文字認識手段により認識された文字または記号の組
    合わせである文字列に基づいて、前記辞書を検索し、該
    文字列に対応した言葉を特定する特定手段とを備えた文
    字入力装置。
  3. 【請求項3】 前記移動軌跡検出手段は、操作部の傾き
    と方向とから、前記先端の移動軌跡を検出する手段であ
    る請求項1または請求項2記載の文字入力装置。
  4. 【請求項4】 前記移動軌跡検出手段は、操作部が再度
    中立位置に復帰したことを、操作部が中立位置へ復帰し
    た後の経過時間により判断する手段を備えた請求項1ま
    たは請求項2記載の文字入力装置。
  5. 【請求項5】 前記移動軌跡検出手段は、操作部が再度
    中立位置に復帰したことを、操作者による確認入力によ
    り判断する手段を備えた請求項1または請求項2記載の
    文字入力装置。
  6. 【請求項6】 前記入力手段は、前記操作部が、その軸
    方向に押圧されたことを検出する押圧検出手段を備えて
    おり、 移動軌跡検出手段は、前記押圧検出手段により前記操作
    部の押圧が検出されたとき、前記操作部が再度中立位置
    に復帰したと判断する手段を備えた請求項5記載の文字
    入力装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか記載
    の文字入力装置であって、 前記文字認識手段は、 認識した文字または記号を操作者に示す結果提示部と、 該認識結果提示部により提示された文字または記号を操
    作者が選択して決定する決定入力部とを備える文字入力
    装置。
  8. 【請求項8】 前記認識結果提示部は、認識結果が入力
    される電子機器に備えられる視覚的な表示部を利用して
    認識した文字または記号を操作者に提示する請求項7記
    載の文字入力装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8記載の文字入力
    装置であって、 前記文字認識手段は、前記移動軌跡検出手段により検出
    された移動軌跡を一筆書きの文字または記号として認識
    する際に、可能性のある複数の文字または記号を候補と
    して認識する複数認識部を備え、 前記決定入力部は、 該複数認識部により認識された複数の文字または記号を
    操作者に示す候補提示部と、 該候補提示部により示された複数の文字または記号の候
    補から任意の文字または記号を選択する選択入力部と、 を備える文字入力装置。
  10. 【請求項10】 請求項2記載の文字入力装置であっ
    て、 前記文字認識手段は、 前記複数認識部により複数の文字または記号が候補とし
    て認識されたとき、該認識された複数の候補のそれぞれ
    の組合わせを候補文字列として取得する候補文字列取得
    手段と、 該取得された候補文字列のうち、前記辞書に対応する言
    葉が存在する候補文字列について、当該辞書に存在する
    言葉を、変換候補として取得する変換候補取得手段とを
    備え、 前記特定手段は、前記変換候補のうちの一の候補を特定
    する手段である文字入力装置。
  11. 【請求項11】 前記文字認識手段は、前記移動軌跡検
    出手段により検出された移動軌跡のうち、中立位置から
    最初の大きな傾き方向の変化が検出されるまでのデータ
    と、再度中立位置に復帰する際の最後の大きな傾き方向
    の変化が検出された際のデータを除いて、一筆書きの文
    字または記号の認識を実行する手段である請求項1ない
    し請求項10のいずれか記載の文字入力装置。
  12. 【請求項12】 前記文字認識手段は、カタカナ文字の
    みを認識対象とする請求項1ないし請求項11のいずれ
    か記載の文字入力装置。
  13. 【請求項13】 非操作時には中立位置に保持される棒
    状の操作部を有し、該操作部の少なくとも先端を所定の
    範囲内で移動可能な入力手段を用いて、書記言語におけ
    る構成要素を入力する方法であって、 前記操作部が前記中立位置から操作されて再度中立位置
    に復帰するまでの当該操作部先端の移動軌跡を検出し、 該検出された前記移動軌跡を一筆書きの文字または記号
    として認識し、 当該認識した文字または記号のデータを入力する入力方
    法。
  14. 【請求項14】 非操作時には中立位置に保持される棒
    状の操作部を有し、該操作部の少なくとも先端を所定の
    範囲内で移動可能な入力手段を用いて、書記言語におけ
    る構成要素を入力する方法であって、 前記操作部が前記中立位置から操作されて再度中立位置
    に復帰するまでの当該操作部先端の移動軌跡を検出し、 該検出された前記移動軌跡を一筆書きの文字または記号
    として認識し、 該認識された文字または記号の組合わせである文字列に
    基づいて辞書を検索し、該文字列に対応した言葉を入力
    する入力方法。
  15. 【請求項15】 非操作時には中立位置に保持される棒
    状の操作部を有し、該操作部の少なくとも先端を所定の
    範囲内で移動可能な入力手段を用いて、書記言語におけ
    る構成要素を入力する機能を、コンピュータに実現させ
    るプログラムであって、 前記操作部が前記中立位置から操作されて再度中立位置
    に復帰するまでの当該操作部先端の移動軌跡を検出す機
    能と、 該検出された前記移動軌跡を一筆書きの文字または記号
    として認識する機能と、 当該認識した文字または記号のデータを入力する機能と
    を実現するためのプログラム。
  16. 【請求項16】 非操作時には中立位置に保持される棒
    状の操作部を有し、該操作部の少なくとも先端を所定の
    範囲内で移動可能な入力手段を用いて、書記言語におけ
    る構成要素を入力する機能を、コンピュータにより実現
    するプログラムであって、 前記操作部が前記中立位置から操作されて再度中立位置
    に復帰するまでの当該操作部先端の移動軌跡を検出する
    機能と、 該検出された前記移動軌跡を一筆書きの文字または記号
    として認識し、 該認識された文字または記号の組合わせである文字列に
    基づいて辞書を検索し、該文字列に対応した言葉を入力
    する機能とを実現するためのプログラム。
JP2001057970A 2001-03-02 2001-03-02 言語入力 Pending JP2002259907A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001057970A JP2002259907A (ja) 2001-03-02 2001-03-02 言語入力

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001057970A JP2002259907A (ja) 2001-03-02 2001-03-02 言語入力

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002259907A true JP2002259907A (ja) 2002-09-13

Family

ID=18917765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001057970A Pending JP2002259907A (ja) 2001-03-02 2001-03-02 言語入力

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002259907A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006277314A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Nec Saitama Ltd アドレス入力装置、そのアドレス入力方法およびそのアドレス入力装置をもつ電子機器
KR20070052118A (ko) * 2005-11-16 2007-05-21 한국전자통신연구원 아날로그 조이스틱 컨트롤러를 이용한 문자 입력 시스템 및방법
JP4659047B2 (ja) * 2005-02-22 2011-03-30 エヌエイチエヌ コーポレーション 文字入力装置及び該文字入力装置における文字入力方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4659047B2 (ja) * 2005-02-22 2011-03-30 エヌエイチエヌ コーポレーション 文字入力装置及び該文字入力装置における文字入力方法
JP2006277314A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Nec Saitama Ltd アドレス入力装置、そのアドレス入力方法およびそのアドレス入力装置をもつ電子機器
KR20070052118A (ko) * 2005-11-16 2007-05-21 한국전자통신연구원 아날로그 조이스틱 컨트롤러를 이용한 문자 입력 시스템 및방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6801659B1 (en) Text input system for ideographic and nonideographic languages
US7055099B2 (en) Character input apparatus and storage medium in which character input program is stored
RU2206118C2 (ru) Система устранения неоднозначности с уменьшенной клавиатурой
KR100478020B1 (ko) 화면표시식키이입력장치
US7778818B2 (en) Directional input system with automatic correction
US9104312B2 (en) Multimodal text input system, such as for use with touch screens on mobile phones
US6307549B1 (en) Reduced keyboard disambiguating system
US20110291940A1 (en) Data entry system
KR101006749B1 (ko) 전자 장치들 내에서 수기 인식
JP2013515295A (ja) データ入力システムおよびその方法
KR100704804B1 (ko) 표의적 언어 및 비표의적 언어를 위한 텍스트 입력 시스템
JP2008123553A (ja) 情報機器
KR100298547B1 (ko) 문자입력장치
JP2005518585A (ja) 移動端末機用文字入力システムとこれを用いた移動端末機
JP4030575B2 (ja) タッチ式キー入力装置、タッチ式キー入力方法およびプログラム
JP2002259907A (ja) 言語入力
JP2003005902A (ja) 文字入力装置、情報処理装置、文字入力装置の制御方法、及び記憶媒体
JP3591319B2 (ja) 文字入力装置
KR100609020B1 (ko) 사용자 직관에 의한 문자입력 장치 및 방법
JP3157995B2 (ja) 文字処理装置
JP2003196011A (ja) 文字入力装置
AU747901B2 (en) Reduced keyboard disambiguating system
JP2007018546A (ja) 文字入力装置及び文字入力プログラムを記憶した記録媒体
JP2005149491A (ja) 入力装置及び入力方法並びに記憶媒体
JPH05204893A (ja) 手書き情報処理装置