JP3591319B2 - 文字入力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、コンピュータに文字データを入力するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の文字入力の代表的な手段としては、パーソナルコンピュータ用のキーボードがあげられる。さらに携帯型の小型の装置やファクシミリ装置のようなOA機器においては、大きなキーボードを配備できないという事情から、種々の文字入力装置が開発されている。
【0003】
たとえば電子手帳には、手書き文字による入力部が設けられるとともに、制御部内に入力された手書き文字を認識するための機能が組み込まれる。また携帯型のゲーム機などでは、画面上に各文字用のキー画像を表示し、ユーザーがカーソルを移動させるなどして所定のキー画像を指定することにより、そのキーに割り当てられた文字を入力するようにしている。また携帯電話やファクシミリ装置などでは、ダイヤル入力用のテンキーに、それぞれ複数種の文字を割り当て、キーを押す回数により、入力文字を選択するようにしている。さらにポケットベルのように、複数の数字の組合せにより1文字分のデータを入力するものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
文字入力用に大型のキーボードを用いる場合は、キーボードの設置場所が必要となる上、各文字用のキーの配置位置を記憶する必要があり、特に初心者にとっては大きな負担となる。また手書き文字認識による文字入力では、誤認識が多いため、ユーザーの思ったとおりの文字が入力されず、入力にかかる効率が著しく悪くなる虞がある。
【0005】
画像表示による文字入力は、初心者にとって理解しやすい入力方法ではあるが、複数の文字用のキー画像を設定するため、大きな表示画面が必要となり、その画面を確保できない装置には導入できないという問題がある。またテンキーに文字を割り当てる方法では、何度もキーを打鍵する必要があって操作性が悪く、文字入力に時間がかかる。数字列の入力による方法でも、各文字に対する数字列を記憶する必要があるため、ユーザーの負担が大きくなり、操作性も悪く、その上、誤入力が生じやすいいう問題がある。
【0006】
この発明は上記問題点に着目してなされたもので、構成や操作が簡単であって、しかも精度の良い文字入力を行い得る文字入力装置を提供することを技術課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の文字入力装置は、複数個の文字について、それぞれその文字を手書きする際の筆の進む方向を符号化して記憶する記憶手段と、文字の入力を指定するための操作手段と、入力文字の候補を表示するための表示手段と、前記操作手段による操作に基づき入力文字を確定して出力する制御手段とを具備する。前記操作手段は、入力すべき文字について、その文字を手書きする際の筆の進む方向を示すデータを入力するための入力手段と、表示手段に表示された入力文字の候補の中から所定の候補を選択するための選択操作手段とを具備しており、制御手段は、入力手段からの入力データに基づき前記記憶手段より入力文字の候補を抽出して、前記表示手段に一覧表示するとともに、前記選択操作手段により選択された候補を入力文字として確定するように構成される。
【0008】
【作用】
ユーザーが、入力手段を用いて、入力すべき文字を手書きする際の筆の進む方向を示すデータを入力すると、記憶手段よりその入力内容に応じた文字が読み出されて、入力候補として表示部に一覧表示される。ついでユーザーが、選択操作手段を用いて、前記一覧表示された候補の中から所望の文字を選択すると、その選択された候補が入力文字として特定され、装置本体に出力される。
よってユーザーは、複雑な操作を行うことなく、また周知の文字の書き順を用いた入力を行うことができる。また操作手段には、方向データを入力するための入力手段、および候補を選択するための選択操作手段を具備していればよいので、操作手段の構成が簡易化する。
【0009】
【実施例】
図1は、この発明にかかる文字入力装置をパーソナルコンピュータに導入した例を示す。
図中、1は後記する制御部9が収容された本体部であって、この本体部1に、モニタ2と、この発明にかかる操作部3がケーブル接続されている。
【0010】
前記操作部3は、本体部1で実行中のアプリケーションに対し、文字によるデータを入力するためのもので、上面には、上下、左右の4方向に対応する4個の方向キー4a〜4d,選択キー5,および確定キー6が配備される。
【0011】
各方向キー4a〜4dは、入力すべき文字について、その文字を実際に手書きする際の筆の進む方向(以下この方向を「手書き方向」という)を順次入力するためのもので、筆の下から上への動きに対してはキー4aが、左から右への動きに対してはキー4bが、上から下への動きに対してはキー4cが、右から左への動きに対してはキー4dが、それぞれ操作される。
【0012】
なお文字の各構成成分は、上下、左右の4方向に確実に分類されるものではなく、斜め方向に伸びる線分や曲線などを含む文字が多数あるが、この実施例では、筆の移動量が大きい方向を手書き方向として特定するようにしている。また2方向の移動量が殆ど同じになる成分については、いずれの方向を選択しても入力が可能となるように、後記する辞書ファイルに複数とおりの登録データが設定される。
【0013】
図2は、前記方向キー4a〜4dによる文字の入力例を示す。なお図中の右欄は、各方向キーの操作順序を、対応する矢印により示したものである。
例えばカタカナの「サ」という文字の書き順に沿った手書き方向を、上記の規則に従って表すと、「→↓↓」となり、この順に方向キー4b,4cを操作することにより、制御部9に、目的とする文字「サ」の書き順を示す方向データ列が入力される。他の文字についても同様であって、文字の書き順に沿った手書き方向を、順に入力することにより、目的とする文字の書き順を示す方向データ列が入力される。
【0014】
図1に戻って、本体部1内の制御部9は、操作部3の操作に応じて、文字入力用の下位アプリケーションを開き、前記方向キー4a〜4dが操作される毎に、入力文字の候補を抽出する。モニタ2の表示画面2aには、文字データの出力先である上位アプリケーション用の表示ウィンドウ7(以下「上位アプリケーション用ウィンドウ7」と略す)のほか、下位アプリケーションにより抽出された文字の候補を一覧表示するためのウィンドウ8(以下これを「候補表示ウィンドウ8」という)が設定される。
【0015】
前記選択キー5は、候補表示ウィンドウ8内に表示された各候補の中からいずれか1つを選択するためのもの、確定キー6は、前記選択キー5により選択された候補を入力文字として確定するためのものである。これらのキー5,6が操作されることにより、目的とする文字が上位アプリケーションに入力されることになる。
【0016】
なおこの実施例では、操作部3に4方向の方向キー4a〜4dを設けているが、斜め方向の成分や曲線状の成分に対する入力規則を確定しておけば、最低限、左から右、上から下の2方向の方向キー4b,4cにより、各手書き方向を入力することが可能である。反対に、入力文字の候補が出来るだけ少なくなるように、前記4個の方向キー4a〜4dに加え、斜め方向に対応する方向キーを追加してもよい。
【0017】
図3は、上記パーソナルコンピュータの電気的構成を示す。
前記制御部9は、CPU10,ROM11,RAM12を主体とし、その他、ハードディスク装置13やバッファメモリ14などを構成として具備する。この制御部9には、バス15を介して、前記操作部3の各キー4a〜4d,5,6、モニタ2のほか、図示しない各種の入出力部が接続される。
【0018】
前記ハードディスク装置13には、各種アプリケーション用の制御プログラムのほか、前記した文字入力用のアプリケーションにかかる制御プログラムや、入力文字候補の検索用の辞書ファイルがインストールされている。またバッファメモリ14は、文字入力時に前記方向キー4a〜4dの操作により指定された手書き方向の時系列データを記憶するためのものである。
【0019】
CPU10は、ハードディスク装置13に記録された制御プログラムに基づき、操作部3の各キーの操作に応じて、前記辞書ファイルやバッファメモリ14にアクセスし、入力対象の文字を特定した後、この特定された文字を上位アプリケーションに出力する。
【0020】
図4は、前記辞書ファイルのデータ構成を示すもので、各文字毎に、その文字の書き順に応じた手書き方向の時系列データが記憶される。なお図示例では、各手書き方向を表すデータを、図2と同様の矢印により示しているが、実際のデータは、各方向毎に異なるコード情報により示される。
【0021】
またこの図示例では、斜め方向に移動する成分を含む文字(例えば図中の「タ」)や、誤った書き順に基づいて入力される虞のある文字(図中の「カ」「サ」など)について、複数とおりの時系列データを設定している。これにより手書き方向が標準的な形式で入力されない場合にも、目的とする文字が候補に絞り込まれるようになる。
【0022】
図5は、上位アプリケーションに一文字分のデータを入力するためのCPU10の手順を示す。なお以後の説明および図中では、各ステップを「ST」と示す。
【0023】
前記したように、文字を入力するには、まず方向キー4a〜4dを操作する必要があり、いずれかの方向キー4a〜4dが操作されるとST1が「YES」となり、ST4へと進む。
【0024】
ST4では、この操作された方向キーに対応する手書き方向が取り込まれ、前記バッファメモリ14へと格納される。
このバッファメモリ14は、文字の第1番目の手書き方向が入力される段階ではクリアされた状態にあり、以後、方向キーが操作される毎に、その操作により指定された手書き方向が、直前に入力された手書き方向に続けて記憶されて、操作順に応じた方向データ列が生成される。
【0025】
つぎのST5で、CPU10は、前記ST4で生成された方向データ列(ただし第1回目の操作時には単一のデータとなる)をもって前記辞書ファイルを検索し、入力文字の候補を抽出する。さらに続くST6では、モニタ2上で候補表示ウィンドウ8が開いて、抽出された各候補が一覧表示される。
なお辞書ファイルの検索処理は前方一致検索によるもので、よって手書き方向の時系列データの先頭位置に前記方向データ列を具備するすべての文字が抽出される。
【0026】
以下同様にして、方向キーが操作される毎に、候補表示ウィンドウ8内に表示される入力文字の候補が絞り込まれていく。いずれかの時点でユーザーが選択キー5を操作すると、ST2が「YES」となり、CPU10は、ウィンドウ8内の各候補をシフト表示する(ST8)。
【0027】
この実施例では、つぎの図6に示すように、選択キー5の操作により、ウィンドウ8内の先頭位置に表示された第1位の候補を最下位にシフトして、第2位以下の候補を順次繰り上げ表示するようにしている。ユーザーがシフト後の先頭の候補を入力すべき文字と確認して確定キー6を操作すると、ST3が「YES」となり、CPU10は、ウィンドウ8内の先頭位置の候補を入力文字として確定し、その文字を上位アプリケーションに出力する(ST10)。
しかる後にCPU10は、ST11でバッファメモリ14をクリアして、つぎの文字入力操作に待機することになる。
【0028】
なお方向キーの操作より先に選択キー5や確定キー6が操作されるなど、これらのキー5,6が、候補表示ウィンドウ8が表示されていない状況下で操作された場合は、ST7またはST9が「NO」となり、そのキー操作が無効化される。
【0029】
図6は、上記図5の手順に基づき文字を入力した具体例であって、カタカナ3文字の単語「カタチ」を入力する場合のキー操作の手順を、前記候補表示ウィンドウ8,および上位アプリケーション用ウィンドウ7の各ウィンドウ内の表示内容に対応づけて示してある。なお図中▲3▼のキー操作の欄において、各方向キー4a〜4dの操作は、それぞれ対応する矢印により示し、選択キーの操作は「選択」、確定キーの操作は「確定」の文字により示す。また▲4▼の候補表示ウィンドウ内の表示例は、説明を簡単にするために、カタカナ文字の候補に絞って表すとともに、▲1▼欄に示した入力対象の文字を、囲み枠を付して示してある。
【0030】
図6の手順1では、まず入力しようとしている最初の文字「カ」について、第1の手書き方向(→)に対応する方向キー4bが操作される。これを受けて、CPU10が前記ST4〜6の処理を行った結果、候補表示ウィンドウ8内には、前記方向データ「→」を時系列データの先頭位置に有する多数の文字が表示される。
【0031】
さらに手順2,3で、それぞれ方向キー4cの操作により第2、第3の手書き方向(↓)(↓)が入力されると、前記バッファメモリ14の方向列データも、その操作に応じて「→↓」,「→↓↓」というように更新されてゆき、候補表示ウィンドウ8に表示される候補の数が徐々に絞り込まれてゆく。
【0032】
手順3で書き順に沿った方向キーの操作が終了した段階では、目的とする文字「カ」は、候補表示ウィンドウ8内の3番目に表示されている。よってユーザーは、手順4,5で選択キー5を2回操作して、前記文字「カ」を先頭位置までシフトした後、手順6で確定キー6を操作する。これにより前記先頭の候補である文字「カ」が入力文字として特定され、候補表示ウィンドウ8が消失するとともに、上位アプリケーション用ウィンドウ7内の所定位置に、特定された文字「カ」が表示されるようになる。
【0033】
第2の文字「タ」についても同様に、手順7〜10で、文字の書き順に沿った手書き方向が順次入力される。なおこの場合は、最後の手書き方向が入力された手順10の時点で、目的とする文字「タ」が候補表示ウィンドウ8の先頭候補となっているから、つぎの手順11で直ちに確定キー6が操作されて、前記文字「タ」が入力文字として確定される。これにより上位アプリケーション用ウィンドウ7には、前記文字「カ」の表示位置に連続させて、新たに確定された文字「タ」が表示される。
【0034】
第3の文字「チ」についても同様に、手順12,13で、第1、第2の手書き方向が入力され、入力文字の候補の絞り込みが行われる。ただしこの文字については、続く手順14において、最後の第3の手書き方向が入力されないままで選択キー5が操作されており、以下、手順15,16で選択キー5が続けて操作されて目的とする文字「チ」が先頭位置にシフトされた後、確定キー6が操作されている(手順17)。このように確定操作は、ユーザーが目的とする候補を確認した段階で自由に行うことができるもので、手順17の確定操作により上位アプリケーション側に文字「チ」が入力され、ウィンドウ7の所定位置に「カタチ」という単語が表示されるのである。
【0035】
なおこの実施例では、選択キー5の操作により、候補表示ウィンドウ8内の各候補をシフト表示しているが、これに限らず、第1位の候補の表示位置をカーソルで示し、選択キー5の操作に応じてカーソルを移動させるようにしてもよい。
【0036】
このように、文字を手書きする際の筆の進む方向を表す方向データを用いて文字を入力するので、文字の書き順を知っている者であれば、誰でも簡単に文字入力を行うことができる。また図4に示したような辞書ファイルの構成によれば、各文字毎のデータは、いずれも4種類のコードの組合せにより表現され、文字を構成する各成分の位置情報や文字の読みなどを記憶する必要がないので、ファイルの容量を小さくできる。
【0037】
さらに操作部3には、4個の方向キー4a〜4dと、選択キー5,確定キー6を設けるだけであるので、操作部3を小さくでき、小型装置の本体部にも設置することが可能となる。
【0038】
図7は、ゲーム機のような携帯型の装置にこの発明を適用した例であって、機体本体部16上に前記図1と同様の構成の操作部3、およびゲーム表示などを行うための表示部15が配備されている。また表示部15には、図1と同様、上位アプリケーション用ウィンドウ7と、方向キー4a〜4dの操作に応じて開かれる候補表示ウィンドウ8が設定される。
【0039】
なお図1,7の各例とも、マウス,ライトペンなどのポインティングデバイスを用いて、候補表示ウィンドウ8内の所定の候補を直接指定する方法により、前記候補の選択処理や確定処理を行うようにすれば、操作部3にキー5,6を設ける必要がなくなり、さらに構成を簡易化できる。また方向キー4a〜4dも含めた各キーを、表示画面上に画像により生成し、各キーをマウスなどにより指定したり、あるいはモニタ上にタッチパネルを配備して、各キーを接触操作するなど、操作部3の構成は、適宜変更できる。
【0040】
ところで前記図4の辞書ファイルでは、1つ1つの文字毎に、手書き方向の時系列データを記憶するようにしているが、これに加えて、漢字や頻繁に用いられる単語などの入力が簡単になるように、所定の規則により時系列データを設定してもよい。
例えば、漢字に対し、その漢字の音読みの最初にくるカタカナ文字の時系列データを対応づけて記憶しておく。すると、漢字の「山」を入力する際には、その音読み「サン」の先頭文字の「サ」にかかる方向データ列「→↓↓」を入力することにより、漢字の「山」が候補内に絞り込まれるなどして、漢字自体の手書き方向を入力する必要がなくなる。よって特に画数の多い漢字を入力する際の煩雑な入力操作を回避することができる。
【0041】
また所定の単語や文字列に対しては、その先頭の文字にかかる時系列データを対応づけて記憶しておく方法が有効である。例えば「オムロン」と入力したい場合に、その先頭文字の「オ」にかかる方向データ列「→↓↓」を入力することにより、「オムロン」という文字列を候補の中に含めることが可能となり、文字列の入力操作を、簡単かつ迅速に行うことができる。
【0042】
【発明の効果】
この発明は上記の如く、文字を手書きする際の筆の進む方向を示すデータを入力した後、その入力データに応じて表示された候補の中から所望の候補を選択することにより、文字の入力を行うようにしたから、複雑な操作を行うことなく、初心者であっても簡単に文字を入力することができる。また周知の書き順を用いた入力形式をとるので、文字の誤入力や制御手段による誤認識が起こりにくく、精度の良い文字入力を行うことができる。
さらに操作手段は、方向データを入力するための入力手段と、候補の選択操作を行うための選択操作手段とを具備していればよいので、構成が簡易化され、小型の装置にも容易に設置することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を導入したパーソナルコンピュータの外観を示す説明図である。
【図2】方向キーを用いた文字の入力例を示す説明図である。
【図3】図1のパーソナルコンピュータの構成を示すブロック図である。
【図4】入力文字候補の検索用の辞書ファイルが具備するデータ構成を示す説明図である。
【図5】1文字を入力するための手順を示すフローチャートである。
【図6】文字を入力する際のキー操作手順の具体例をウィンドウ内の表示と対応づけて示す説明図である。
【図7】この発明が適用された携帯型の装置の外観を示す正面図である。
【符号の説明】
2 モニタ
3 操作部
4a〜4d 方向キー
5 選択キー
6 確定キー
8 候補表示ウィンドウ
10 CPU
13 ハードディスク装置
15 表示部

Claims (1)

  1. 複数個の文字について、それぞれその文字を手書きする際の筆の進む方向を符号化して記憶する記憶手段と、文字の入力を指定するための操作手段と、入力文字の候補を表示するための表示手段と、前記操作手段による操作に基づき入力文字を確定して出力する制御手段とを具備し、
    前記操作手段は、入力すべき文字について、その文字を手書きする際の筆の進む方向を示すデータを入力するための入力手段と、表示手段に表示された入力文字の候補の中から所定の候補を選択するための選択操作手段とを具備し、
    前記制御手段は、入力手段からの入力データに基づき前記記憶手段より入力文字の候補を抽出して、前記表示手段に一覧表示するとともに、前記選択操作手段により選択された候補を入力文字として確定する文字入力装置。
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