JP4560062B2 - 筆跡判定装置、方法およびプログラム - Google Patents
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Description
本実施形態の筆跡判定装置は、1画分の筆跡入力の完了時に行われる、1画ジェスチャー判定処理と文字列判定処理と、入力途中のペンの移動ごと(1サンプリング点が追加される)や一定時間間隔で逐次処理される逐次ジェスチャー判定処理を組み合わせる。筆記途中の段階から逐次ジェスチャー判定処理により判定を行い、逐次ジェスチャーと判定された場合、筆記途中であっても該当ジェスチャーに対応するコマンド処理をその都度実行する。1画分の筆跡とは、ペンや指等の入力手段が、筆跡入力エリアに接触して離れるまでに筆記された連続である曲線(直線も含む)を示す。
本実施形態の筆跡判定装置は、筆跡入力部101、文字列判定部102、1画ジェスチャー判定部103、逐次ジェスチャー判定部104、文字列辞書105、1画ジェスチャー辞書106、逐次ジェスチャー辞書107、筆跡表示部108、音出力部109を含んでいる。以下、既に説明した装置部分と同様なものは同一の番号を付してその説明を省略する。
(X[1],Y[1])、(X[2],Y[2])、…、(X[K],Y[K])
ここで、X[i],Y[i]は時刻iでの座標入力装置上の2次元平面状の座標であり、一定時間間隔でのペン先あるいは指先の位置を表す。
文字列辞書105は、複数の文字列データを格納している。各文字列データは、文字列と、その文字列の構造を示す構造情報とを格納している。構造情報は、筆跡データに対応していて、1画以上からなる文字に関する情報を有している。筆跡入力部101は、この構造情報と入力した筆跡データとが対応しているかどうかを判定して、文字列データを探す。
1画ジェスチャー辞書106は、複数の1画ジェスチャーデータを格納している。
逐次ジェスチャー辞書107は、複数の逐次ジェスチャーデータを格納している。各逐次ジェスチャーデータは、ジェスチャーに応じて引き起こされるコマンドを示すジェスチャーコードと、このジェスチャーの筆跡データの特徴を格納している。この特徴は、ペン等による入力によって、文字と区別することができる筆跡データの特徴であり、特定の構造情報を示す。
筆跡入力部101が、ペン等がタブレットの筆記入力エリアに触れたかどうかを判定する(ステップS201)。筆記入力エリアに触れたと判定された場合にはステップS202に進み、筆記入力エリアに触れていないと判定された場合には、次にサンプリングする時間が経過した後、再びステップS201を行う。
図3および図4は、筆跡入力部101の筆記入力エリアにペン等で入力した場合での筆跡を示している。図3は、筆記入力エリアにペンで円を描き表示画面を上下にスクロールする一例である。図3の場合は、円の回転方向が時計回りまたは反時計回りによりスクロール方向がそれぞれ上方向、下方向になり、回転の角度がスクロールの移動量に対応する。回転角度が増減するごとにスクロールが行われる。図5の場合は、筆記入力エリアにペンで直線を描きカーソルを上下左右に移動させる一例である。図5の場合は、直線の方向が筆記入力エリアの下から上の向き、上から下の向き、右から左の向き、左から右への向きであるかによりカーソルの移動方向がそれぞれ上下左右になり、ペン先の移動距離がカーソルの移動距離に対応する。カーソルの移動距離については、ペン先を上下左右のいずれかに移動させてそのままペン先を筆記入力エリアに接触させている場合にはカーソルが移動し続けるようにしてもよい。
1.ペンダウン時の始点をPoとする。
2.Poから現在のペン先の位置Pnまでの円弧の角度θを計算する。
3.角度θが閾値を超えたら、ジェスチャーと判定し、PnをPoと置き直す。
4.2にもどる。
|Vo||Vn|cosθ=Vo・Vn
が成り立つので、逐次ジェスチャー判定部104は角度θを計算で求めることができる。ここで、Voは中心PcからPoへのベクトルで(Xo−Xc,Yo−Yc)と表すことができる。また、Vnは中心PcからPnへのベクトルで(Xn−Xc,Yn−Yc)と表すことができる。|V|は、ベクトルの絶対値を表し、|V|=|(x,y)|の場合、(x2+y2)1/2である。V1・V2は、ベクトルの内積を表し、V1・V2=(X1,Y1)・(X2,Y2)=X1×X2+Y1×Y2となる。
文字列判定部102や1画ジェスチャー判定部103がすでに設置されていて、その上に逐次ジェスチャー判定部104を追加した場合、文字列判定部102で判定される文字や1画ジェスチャー判定部103で判定されるべき1画ジェスチャーを、入力途中の段階で逐次ジェスチャー判定部104が逐次ジェスチャーと誤判定するという問題が発生する可能性がある。例えば、図3の上下スクロールとアルファベット「O」を誤判定してしまう可能性がある。この誤判定ができるだけ発生しないように、逐次ジェスチャー判定部104で逐次ジェスチャーと誤判定したとしても、文字列判定部102や1画ジェスチャー判定部103での判定によって、誤判定した逐次ジェスチャーをキャンセルするという処理を追加する。図6は、図2のステップS207を示している。
例えば、右方向へのカーソル移動に相当する逐次ジェスチャーとして判定されていた場合には、その操作を取り消すために、逆方向の左向きのカーソル移動によって処理を取り消す。
ステップS204で、筆跡入力部101が取得した1画の筆跡データに対応する1画ジェスチャーデータが1画ジェスチャー辞書106に含まれていると判定した場合には、逐次ジェスチャーキャンセル判定処理を行う。この判定処理後はステップS205に進む。逐次ジェスチャーキャンセル判定処理では、逐次ジェスチャーフラグがtureであるかfalseであるかを判定し、tureである場合には逐次ジェスチャーをキャンセルする。この動作の一例については後に図9を参照して説明する。
逐次ジェスチャー判定部104は、逐次ジェスチャーフラグがtureであるかfalseであるかを判定し、tureである場合にはこの逐次ジェスチャーフラグに対応する逐次ジェスチャーをキャンセルする処理を行う。このキャンセル処理を行うと、逐次ジェスチャーフラグはfalseになる。逐次ジェスチャーフラグがfalseである場合、または、逐次ジェスチャーキャンセル処理後は、次にステップに続く。
ステップS209で、ステップS206で追跡している筆跡を取得して、この筆跡に対応する逐次ジェスチャーデータが逐次ジェスチャー辞書107に含まれている場合、逐次ジェスチャー判定部104がジェスチャーコードを出力し、ジェスチャーコードに対応するコマンドを実行した後に、筆跡入力部101のメモリに格納されている筆跡のデータを消去する(ステップS1101)。ステップS1101の処理後、ステップS202に戻る。
文字列判定処理での判定モードとは、例えば、認識対象文字種(判定できる文字種、例えば、ひらがなモード、カタカナモード、数字モード、アルファベットモードなど)を切り替えることなどを示す。1画ジェスチャー判定処理、逐次ジェスチャー判定処理での判定モードとは、判定できるジェスチャーの種類を切り替えることなどを示す。例えば、図13のように、番組名や曲名などを検索する場合にモード切り替えは有効である。例えば、タップジェスチャー(図13(4))の判定は、
1.ペンダウンからペンアップまでの筆跡が、一定領域内にある。
2.ペンダウンからペンアップまでの時間が、一定時間内である。
の1かつ2を満たすかどうかで判定すればよい。
ステップS209で、ステップS206で追跡している筆跡を取得して、この筆跡に対応する逐次ジェスチャーデータが逐次ジェスチャー辞書107に含まれている場合、逐次ジェスチャー判定部104がジェスチャーコードを出力し、ジェスチャーコードに対応するコマンドを実行した後に、例えば、逐次ジェスチャー判定部104がモード切り替え動作を行う(ステップS1401)。ステップS1401の処理後、ステップS202に戻る。
以上に示した実施形態によれば、筆記途中であってもジェスチャーを入力することが、文字入力や1画単位のジェスチャー入力などのモードでも可能となる。例えば、文字入力や1画単位のジェスチャーだけではなく、筆記途中であってもジェスチャーの入力が文字入力と同じモードで入力可能となる。ユーザは判定結果を確認しながら逐次ジェスチャー入力を進めることができる。例えば、カーソル移動の場合、実際にカーソルの移動を確認しながらジェスチャー入力を行い、カーソルが所望の位置に到達したときにジェスチャー入力を終了すればよい。これにより、従来よりも使いやすいユーザーインターフェースが実現できる。逐次ジェスチャーについては、筆跡入力を継続しながら、同じジェスチャーを連続入力することや、別のジェスチャーに変更することができる。このことで、例えばカーソル移動の場合だと、ジェスチャー入力していて、カーソル位置が目指す位置を越えてしまったとしても、逆向きのカーソル移動ジェスチャーに変更することで、容易にカーソル位置を戻すことができる。
また、記憶媒体からコンピュータや組み込みシステムにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワーク等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
さらに、本願発明における記憶媒体は、コンピュータあるいは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、記憶媒体は1つに限られず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も、本発明における記憶媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構成であってもよい。
また、本願発明の実施形態におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の実施形態における機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
Claims (18)
- ユーザが筆記する筆跡データを取得する取得手段と、
ペンダウンから、ペンアップがなされる前までの間の筆跡データと、自装置が接続している機器に対して実行される第1コマンドとを対応付けて格納する逐次格納手段と、
ユーザのペン又は指による、前記取得手段へのペンダウンから、ペンアップがなされる前の所定の時点までの間の筆記途中の筆跡データを逐次取得し、前記逐次格納手段から該筆記途中の筆跡データに対応する前記第1コマンドを逐次探索する逐次探索手段と、
前記逐次格納手段から前記筆記途中の筆跡データに対応する前記第1コマンドを探し出せた場合には、該第1コマンドを実行することを予定する逐次予定手段と、
ペンダウンから、ペンアップまでの間の1画分の筆跡データと、自装置が接続している機器に対して実行される第2コマンドとを対応付けて格納する1画格納手段と、
ユーザによる前記取得手段へのペンダウンから、ペンアップまでの間の1画分の筆跡を取得した場合、前記1画格納手段から該1画分の筆跡データに対応する前記第2コマンドを探索する1画探索手段と、
前記1画格納手段から前記1画分の筆跡データに対応する第2コマンドを探し出せた場合には、該第2コマンドを実行することを予定する1画予定手段と、を具備することを特徴とする筆跡判定装置。 - 前記逐次格納手段から前記対応する第1コマンドを探し出せた場合に、前記1画探索手段が、その時点までに筆記された筆跡を1画とみなして前記1画格納手段から該1画分の筆跡データに対応する前記第2コマンドを探し、該第2コマンドが探し出された場合には、前記逐次予定手段が前記予定された第1コマンドを取り消すことを特徴とする請求項1に記載の筆跡判定装置。
- 前記逐次格納手段から前記対応する第1コマンドを探し出せた場合には、その後、前記1画探索手段は動作を停止することを特徴とする請求項1に記載の筆跡判定装置。
- 前記取得された筆跡データの筆跡を表示する表示手段をさらに具備し、
前記逐次格納手段から前記対応する第1コマンドを探し出せた場合、もしくは、前記1画格納手段から前記対応する第2コマンドを探し出せた場合には、筆記途中の筆跡を含めて表示されていた筆跡の全部または一部の表示を消去することを特徴とする請求項1に記載の筆跡判定装置。 - 前記逐次格納手段から前記対応する第1コマンドを探し出せた場合、もしくは、前記1画格納手段から前記対応する第2コマンドを探し出せた場合には、その旨を示す音を出力する音出力手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の筆跡判定装置。
- 1画分以上の筆跡データと、この筆跡データに対応づけられた文字列とを格納する文字列格納手段と、
前記取得された筆跡データが1画分である場合に、前記文字列格納手段からこれまで取得した筆跡データに対応する文字列を探す文字列探索手段と、
前記文字列格納手段から前記対応する文字列を探し出せた場合には、該文字列を出力する出力手段と、をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の筆跡判定装置。 - 前記逐次格納手段から前記対応する第1コマンドを探し出せた場合に、前記1画探索手段が、その時点までに筆記された筆跡を1画とみなして前記1画格納手段から該1画分の筆跡データに対応する前記第2コマンドを探し、前記文字列探索手段が、その時点までに筆記された筆跡を1画とみなして前記文字列格納手段から該1画分の筆跡データに対応する前記文字列を探し、前記1画探索手段が第2コマンドを探し出したか、もしくは、前記文字列探索手段が文字列を探し出した場合には、前記逐次予定手段が前記予定された第1コマンドを取り消すことを特徴とする請求項6に記載の筆跡判定装置。
- 前記逐次格納手段から前記対応する第1コマンドを探し出せた場合には、その後、前記1画探索手段、および、前記文字列探索手段は動作を停止することを特徴とする請求項6に記載の筆跡判定装置。
- 前記1画格納手段から前記対応する第2コマンドを探し出せた場合、もしくは、前記文字列格納手段から前記対応する文字列を探し出せた場合には、前記逐次予定手段が前記予定された第1コマンドを取り消すことを特徴とする請求項6に記載の筆跡判定装置。
- 前記逐次格納手段から前記対応する第1コマンドを探し出せた場合には、前記取得手段が取得する次の1画分の筆跡データから、前記1画探索手段、前記逐次探索手段、および、前記文字列探索手段のいずれか1つの探索に切り替える切り替え手段をさらに具備することを特徴とする請求項6に記載の筆跡判定装置。
- ユーザが筆記する筆跡データを取得する取得手段と、
ペンダウンから、ペンアップがなされる前までの間の筆跡データと、自装置が接続している機器に対して実行されるコマンドとを対応付けて格納する逐次格納手段と、
ユーザのペン又は指による、前記取得手段へのペンダウンから、ペンアップがなされる前の所定の時点までの間の筆記途中の筆跡データを逐次取得し、前記逐次格納手段から該筆記途中の筆跡データに対応する前記コマンドを逐次探索する逐次探索手段と、
前記逐次格納手段から前記筆記途中の筆跡データに対応する前記コマンドを探し出せた場合には、該コマンドを実行することを予定する逐次予定手段と、
ペンダウンから、ペンアップまでの間の1画分以上の筆跡データと、文字列とを対応付けて格納する文字列格納手段と、
ユーザによる前記取得手段へのペンダウンから、ペンアップまでの間の1画分の筆跡を取得した場合、前記文字列格納手段からこれまで取得した筆跡データに対応する文字列を探索する文字列探索手段と、
前記文字列格納手段から前記対応する文字列を探し出せた場合には、該文字列を出力することを予定する出力予定手段と、を具備することを特徴とする筆跡判定装置。 - 前記逐次格納手段から前記対応するコマンドを探し出せた場合に、前記文字列探索手段が、その時点までに筆記された筆跡を1画とみなして前記文字列格納手段から該1画分の筆跡データに対応する前記文字列を探し、該文字列を探し出した場合には、前記逐次予定手段が前記予定されたコマンドを取り消すことを特徴とする請求項11に記載の筆跡判定装置。
- 前記逐次格納手段から前記対応するコマンドを探し出せた場合には、その後、前記文字列探索手段は動作を停止することを特徴とする請求項11に記載の筆跡判定装置。
- 前記逐次予定手段が前記コマンドを実行することを予定した場合には、引き続き筆跡データが取得されつつある筆跡について、前記逐次探索手段がコマンドを探すことを特徴とする請求項11に記載の筆跡判定装置。
- ユーザが筆記する筆跡データを取得し、
ペンダウンから、ペンアップがなされる前までの間の筆跡データと、自装置が接続している機器に対して実行される第1コマンドとを対応付けて格納する逐次格納手段を用意し、
ユーザのペン又は指によるペンダウンから、ペンアップがなされる前の所定の時点までの間の筆記途中の筆跡データを逐次取得し、前記逐次格納手段から該筆記途中の筆跡データに対応する前記第1コマンドを逐次探索し、
前記逐次格納手段から前記筆記途中の筆跡データに対応する第1コマンドを探し出せた場合には、該第1コマンドを実行することを予定し、
ペンダウンから、ペンアップまでの間の1画分の筆跡データと、自装置が接続している機器に対して実行される第2コマンドとを対応付けて格納する1画格納手段を用意し、
ユーザによるペンダウンから、ペンアップまでの間の1画分の筆跡を取得した場合、前記1画格納手段から該1画分の筆跡データに対応する前記第2コマンドを探索し、
前記1画格納手段から前記1画分の筆跡データに対応する第2コマンドを探し出せた場合には、該第2コマンドを実行することを予定することを特徴とする筆跡判定方法。 - ユーザが筆記する筆跡データを取得し、
ペンダウンから、ペンアップがなされる前までの間の筆跡データと、自装置が接続している機器に対して実行されるコマンドとを対応付けて格納する逐次格納手段を用意し、
ユーザのペン又は指によるペンダウンから、ペンアップがなされる前の所定の時点までの間の筆記途中の筆跡データを逐次取得し、前記逐次格納手段から該筆記途中の筆跡データに対応する前記コマンドを逐次探索し、
前記逐次格納手段から前記筆記途中の筆跡データに対応する前記コマンドを探し出せた場合には、該コマンドを実行することを予定し、
ペンダウンから、ペンアップまでの間の1画分以上の筆跡データと、文字列とを対応付けて格納する文字列格納手段を用意し、
ユーザによるペンダウンから、ペンアップまでの間の1画分の筆跡を取得した場合、前記文字列格納手段からこれまで取得した筆跡データに対応する文字列を探索し、
前記文字列格納手段から前記対応する文字列を探し出せた場合には、該文字列を出力することを予定することを特徴とする筆跡判定方法。 - コンピュータを、
ユーザが筆記する筆跡データを取得する取得手段と、
ペンダウンから、ペンアップがなされる前までの間の筆跡データと、自装置が接続している機器に対して実行される第1コマンドとを対応付けて格納する逐次格納手段と、
ユーザのペン又は指による、前記取得手段へのペンダウンから、ペンアップがなされる前の所定の時点までの間の筆記途中の筆跡データを逐次取得し、前記逐次格納手段から該筆記途中の筆跡データに対応する前記第1コマンドを逐次探索する逐次探索手段と、
前記逐次格納手段から前記筆記途中の筆跡データに対応する前記第1コマンドを探し出せた場合には、該第1コマンドを実行することを予定する逐次予定手段と、
ペンダウンから、ペンアップまでの間の1画分の筆跡データと、自装置が接続している機器に対して実行される第2コマンドとを対応付けて格納する1画格納手段と、
ユーザによる前記取得手段へのペンダウンから、ペンアップまでの間の1画分の筆跡を取得した場合、前記1画格納手段から該1画分の筆跡データに対応する前記第2コマンドを探索する1画探索手段と、
前記1画格納手段から前記1画分の筆跡データに対応する第2コマンドを探し出せた場合には、該第2コマンドを実行することを予定する1画予定手段として機能させるための筆跡判定プログラム。 - コンピュータを、
ユーザが筆記する筆跡データを取得する取得手段と、
ペンダウンから、ペンアップがなされる前までの間の筆跡データと、自装置が接続している機器に対して実行されるコマンドとを対応付けて格納する逐次格納手段と、
ユーザのペン又は指による、前記取得手段へのペンダウンから、ペンアップがなされる前の所定の時点までの間の筆記途中の筆跡データを逐次取得し、前記逐次格納手段から該筆記途中の筆跡データに対応する前記コマンドを逐次探索する逐次探索手段と、
前記逐次格納手段から前記筆記途中の筆跡データに対応する前記コマンドを探し出せた場合には、該コマンドを実行することを予定する逐次予定手段と、
ペンダウンから、ペンアップまでの間の1画分以上の筆跡データと、文字列とを対応付けて格納する文字列格納手段と、
ユーザによる前記取得手段へのペンダウンから、ペンアップまでの間の1画分の筆跡を取得した場合、前記文字列格納手段からこれまで取得した筆跡データに対応する文字列を探索する文字列探索手段と、
前記文字列格納手段から前記対応する文字列を探し出せた場合には、該文字列を出力することを予定する出力予定手段として機能させるための筆跡判定プログラム。
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