JP2003233452A - ジェスチャコマンド入力装置 - Google Patents

ジェスチャコマンド入力装置

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JP2003233452A JP2002034864A JP2002034864A JP2003233452A JP 2003233452 A JP2003233452 A JP 2003233452A JP 2002034864 A JP2002034864 A JP 2002034864A JP 2002034864 A JP2002034864 A JP 2002034864A JP 2003233452 A JP2003233452 A JP 2003233452A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はユーザ及びジェスチャコマンドの切り
換えを簡単に行って操作性・利便性の良好なジェスチャ
コマンド入力装置を提供する。 【解決手段】ジェスチャコマンド入力装置1は、ユーザ
の身体の一部または専用の指示媒体を用いて、ジェスチ
ャ入力部2に対して行われたジェスチャ入力をコマンド
に変換する際、ジェスチャ入力部2にジェスチャ入力を
行うユーザを、ユーザ特定部7が認識すると、当該ユー
ザに対応して予め各ユーザ毎にユーザ固有のジェスチャ
コマンドが登録されている記憶部6のユーザ固有のジェ
スチャコマンドに基づいてユーザがジェスチャ入力部2
から入力したジェスチャをコマンドに変換する。したが
って、ユーザが自分の使い慣れたジェスチャを使用して
コマンド入力を行うことができ、また、どのユーザがジ
ェスチャ入力を行っているかを認識することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジェスチャコマン
ド入力装置に関し、詳細には、ユーザ認識、ユーザ認証
技術と組み合わせてユーザ切り換えを行って、操作性・
利便性を向上させるコンピュータのユーザインターフェ
イスとして利用するジェスチャコマンド入力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータのユーザインタフェ
ースの新しい方法として、マウスでメニューを指した
り、キーボードからコマンドを打ち込む代わりに、「ジ
ェスチャ」と呼ばれるペンやマウスなどの入力装置で描
いた軌跡に対してパターン認識を行い、予め定義された
ジェスチャのパターンが現れた時に、対応するコマンド
を実行させるペンOS(Operating System)やペンシス
テムなどのジェスチャ認識方法がある(特開平3−71
322号公報等参照)。
【0003】特に、従来、個人がジェスチャコマンドを
設定して、ジェスチャコマンドの使用を簡単にする技術
として、多量の学習データを与えず、利用者が設定した
ジェスチャを認識できるジェスチャ認識方法が提案され
ている(特開平6−12493号公報参照)。
【0004】また、従来、ポインティングディバイスに
よって入力されたジェスチャイメージに対応した処理を
実行する機能を備えた装置における前記ジェスチャイメ
ージ登録方法にあって、入力された1つの任意のジェス
チャイメージに任意に選択した処理を割り付けて登録す
るジェスチャイメージ登録方法が提案されている(特開
平8−137611号公報参照)。
【0005】すなわち、この従来技術は、ユーザが登録
した任意のジェスチャイメージに1個以上の複数の機能
や単語を登録している。
【0006】さらに、従来、ユーザ認識技術として、人
の顔画像の特徴点によりマッチングを行う顔画像認識、
音声の周波数特性により人物を特定する声紋認識、画像
処理を用いて、指紋から人物を特定する指紋認識、音声
信号処理と、言語処理を組み合わせた音声認識、個人情
報を記憶したコンパクトなカードを認証に用いるカード
認証等の技術が提案されている。
【0007】このようなジェスチャコマンド認識技術
は、例えば、大画面を利用した会議アプリケーション、
または、画像等のオブジェクトを大量に扱うようなアプ
リケーション等では、所望の操作を行うことが可能な技
術として利用されている。
【0008】また、タッチパネル等を利用して情報端末
の操作を行うような場合にも、ジェスチャコマンドが用
いられている。
【0009】さらに、標準の設定ではジェスチャコマン
ドは存在しないが、ポインティングデバイスのドライバ
と連動させ、ジェスチャコマンド入力を可能にしたり、
個人が自由にジェスチャコマンドを登録できるユーティ
リティーソフトが存在しており、このような分野では、
上記従来技術が活用されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のジェスチャコマンド認識技術にあっては、ジ
ェスチャコマンドを用いてアプリケーション上で任意の
操作を行う場合、アプリケーション毎にコマンドを覚え
させる必要があり、かつ、操作上同じ意味を持つコマン
ドがアプリケーション毎に異なっている場合もある。こ
のようなことはユーザを混乱させ、学習に多くの時間を
要することとなり、利便性を大きく損ねるという問題が
あった。
【0011】また、従来のジェスチャコマンド認識技術
にあっては、アプリケーションソフトのバージョンの違
いによりジェスチャコマンドが異なっていたり、所望の
ジェスチャコマンドが存在しなかったり、あるいは、使
用する情報端末によっては、他人が異なったジェスチャ
コマンドの設定を行っている場合にも同様の現象が発生
し、利用性が悪いという問題があった。
【0012】さらに、ジェスチャコマンドを利用した操
作においては、アプリケーションの指定するジェスチャ
コマンドがユーザにとって操作しにくいと感じる場合に
は、自分の操作しやすいジェスチャコマンドを登録し
て、どのような場所においても常に使いたいという要求
も生じるが、従来のジェスチャコマンド認識技術にあっ
ては、このような問題について検討されていない。
【0013】そこで、請求項1記載の発明は、ユーザの
身体の一部または専用の指示媒体を用いて、入力手段に
対して行われたジェスチャ入力をコマンドに変換するに
際して、入力手段に対してジェスチャ入力を行うユーザ
を、ユーザ認識手段が認識すると、当該認識されたユー
ザに対応して、予め各ユーザ毎に当該ユーザ固有のジェ
スチャコマンドが登録されている記憶手段の当該ユーザ
固有のジェスチャコマンドに基づいて当該ユーザが入力
手段から入力したジェスチャをコマンドに変換すること
により、アプリケーションあるいは他のユーザが任意に
登録したジェスチャコマンドに関わらず、ユーザが自分
の使い慣れたジェスチャを使用してコマンド入力を行え
るようにするとともに、入力手段に、どのユーザがジェ
スチャ入力を行っているかを認識し、複数のユーザが各
々のジェスチャで、コマンド入力を行えるようにして、
利用性の良好なジェスチャコマンド入力装置を提供する
ことを目的としている。
【0014】請求項2記載の発明は、記憶手段に、アプ
リケーションソフトに依存しないジェスチャコマンドを
共通ジェスチャコマンドとして登録し、入力手段から入
力されたジェスチャを当該ジェスチャコマンドの入力対
象であるアプリケーションソフトと一致するコマンドを
記憶手段から検索して、当該アプリケーション固有のコ
マンドに変換することにより、アプリケーションに他の
ジェスチャコマンドが初期状態で登録されている場合
に、例えば、「ファイルを閉じる」、「コピー」、「貼
りつけ」等の汎用性の高いコマンドを共通ジェスチャコ
マンドとして登録して、アプリケーションによらず、当
該登録したジェスチャを使用してコマンド入力を行え、
より一層利用性の良好なジェスチャコマンド入力装置を
提供することを目的としている。
【0015】請求項3記載の発明は、記憶手段に、アプ
リケーションソフト毎にユーザ固有のジェスチャコマン
ドを登録し、認識したユーザの入力対象であるアプリケ
ーションソフトに対して、使用しているアプリケーショ
ンを自動認識し、当該認識したアプリケーションに対応
して記憶手段に登録されている当該ユーザ固有のジェス
チャコマンドを選択して、当該選択したユーザ固有のジ
ェスチャコマンドに基づいて入力手段から入力されたジ
ェスチャをコマンドに変換することにより、アプリケー
ション毎にジェスチャコマンドを自動的に切り換え、各
ユーザが各々アプリケーション別のジェスチャコマンド
入力を行えにるようにして、より一層利用性の良好なジ
ェスチャコマンド入力装置を提供することを目的として
いる。
【0016】請求項4記載の発明は、入力手段から入力
されたジェスチャに対応するコマンドが、当該入力対象
のアプリケーションに存在しないときには、コマンド入
力が失敗した旨及び認識しているユーザを特定する情報
をエラー情報として通知することにより、誤操作を防ぐ
とともに、現在どのユーザが認識されているが分かるよ
うにして、ユーザ認識が失敗していないかの確認を行な
えるようにし、より一層利用性の良好なジェスチャコマ
ンド入力装置を提供することを目的としている。
【0017】請求項5記載の発明は、記憶手段に登録さ
れているユーザ固有のジェスチャコマンドまたは共通ジ
ェスチャコマンドと、当該入力対象であるアプリケーシ
ョン固有のジェスチャコマンドのいずれのジェスチャコ
マンドを利用するかを選択するジェスチャコマンド選択
手段で選択されたジェスチャコマンドに基づいて入力さ
れたジェスチャをコマンドに変換することにより、多数
のユーザが頻繁にユーザを切り換えてジェスチャ入力を
行う場合やアプリケーション固有のジェスチャコマンド
で行った方が操作しやすい場合等にジェスチャコマンド
を簡単かつ速やかに切り換え、操作の混乱を防止して、
より一層利用性の良好なジェスチャコマンド入力装置を
提供することを目的としている。
【0018】請求項6記載の発明は、ジェスチャコマン
ドを利用するユーザを選択するユーザ選択手段で選択さ
れたユーザに基づいてジェスチャコマンド変換処理を行
うことにより、ジェスチャ入力を行うユーザを簡単かつ
速やかに切り換え、ユーザ毎のジェスチャコマンドでジ
ェスチャ入力を簡単かつ速やかに行えるようにして、よ
り一層利用性の良好なジェスチャコマンド入力装置を提
供することを目的としている。
【0019】請求項7記載の発明は、記憶手段に、ユー
ザの顔の画像とジェスチャコマンドを対応させて記憶
し、入力手段の近傍に設けられた画像撮像素子と当該画
像撮像素子の撮像した画像を処理する画像処理手段を備
えたユーザ認識手段で、入力手段からジェスチャコマン
ドの入力を行うユーザの顔の画像を撮像して、記憶手段
に記録されているユーザの顔の画像と照らし合わせて、
ユーザを認識することにより、複数のユーザが、特に特
別な操作を行うことなく、ユーザを簡単かつ速やかに切
り換え、ユーザ毎のジェスチャコマンドでジェスチャ入
力を簡単かつ速やかに行えるようにして、より一層利用
性の良好なジェスチャコマンド入力装置を提供すること
を目的としている。
【0020】請求項8記載の発明は、記憶手段に、ユー
ザの指紋の画像とジェスチャコマンドを対応させて記憶
し、入力手段の近傍に設けられた画像撮像素子と当該画
像撮像素子の撮像した画像を処理する画像処理手段を備
えたユーザ認識手段で、入力手段からジェスチャコマン
ドの入力を行うユーザの指紋の画像を撮像して、記憶手
段に記録されているユーザの指紋の画像と照らし合わせ
て、ユーザを認識することにより、複数のユーザが、特
に特別な操作を行うことなく、ユーザを簡単かつ速やか
に切り換え、ユーザ毎のジェスチャコマンドでジェスチ
ャ入力を簡単かつ速やかに行えるようにして、より一層
利用性の良好なジェスチャコマンド入力装置を提供する
ことを目的としている。
【0021】請求項9記載の発明は、記憶手段に、ユー
ザの眼球の虹彩の画像とジェスチャコマンドを対応させ
て記憶し、入力手段の近傍に設けられた画像撮像素子と
当該画像撮像素子の撮像した画像を処理する画像処理手
段を備えたユーザ認識手段で、入力手段からジェスチャ
コマンドの入力を行うユーザの眼球の虹彩の画像を撮像
して、記憶手段に記録されているユーザの眼球の虹彩の
画像と照らし合わせて、ユーザを認識することにより、
複数のユーザが、特に特別な操作を行うことなく、ユー
ザを簡単かつ速やかに切り換え、ユーザ毎のジェスチャ
コマンドでジェスチャ入力を簡単かつ速やかに行えるよ
うにして、より一層利用性の良好なジェスチャコマンド
入力装置を提供することを目的としている。
【0022】請求項10記載の発明は、記憶手段に、ユ
ーザの音声によるユーザの名称、キーワードまたはキー
フレーズ等の暗号とジェスチャコマンドを対応させて記
憶し、入力手段の近傍に設けられた音声入力手段と当該
音声入力手段から入力される音声を処理する音声処理手
段を備えたユーザ認識手段で、入力手段からジェスチャ
の入力を行うユーザの音声による暗号を取得して、記憶
手段に記録されているユーザの音声による暗号と照らし
合わせて、ユーザを認識することにより、複数のユーザ
が、特に特別な操作を行うことなく、ユーザを簡単かつ
速やかに切り換え、ユーザ毎のジェスチャコマンドでジ
ェスチャ入力を簡単かつ速やかに行えるようにして、よ
り一層利用性の良好なジェスチャコマンド入力装置を提
供することを目的としている。
【0023】請求項11記載の発明は、記憶手段に、ユ
ーザの声紋とジェスチャコマンドを対応させて記憶し、
入力手段の近傍に設けられた音声入力手段と当該音声入
力手段から入力される音声から声紋を音声認識する音声
処理手段を備えたユーザ認識手段で、入力手段からジェ
スチャの入力を行うユーザの声紋を取得して、記憶手段
に記録されているユーザの声紋と照らし合わせて、ユー
ザを認識することにより、複数のユーザが、特に特別な
操作を行うことなく、ユーザを簡単かつ速やかに切り換
え、ユーザ毎のジェスチャコマンドでジェスチャ入力を
簡単かつ速やかに行えるようにして、より一層利用性の
良好なジェスチャコマンド入力装置を提供することを目
的としている。
【0024】請求項12記載の発明は、可搬性の記録媒
体が着脱可能に装着された記録媒体の情報を読み取る読
取手段に、ジェスチャ入力を行うユーザが、自己を認識
させる情報とジェスチャコマンドを記録した記録媒体を
装着すると、読取手段を介して当該記憶媒体から情報を
読み出して、ジェスチャ入力を行うユーザを認識すると
ともに、当該記録媒体に記録されているジェスチャコマ
ンドに基づいて入力手段から入力されるジェスチャをコ
マンドに変換することにより、ユーザを簡単かつ速やか
に切り換えて、ユーザ毎のジェスチャコマンドでジェス
チャ入力を簡単かつ速やかに行えるようにするととも
に、どのような場所でも自己のジェスチャコマンドを利
用できるようにし、より一層利用性の良好なジェスチャ
コマンド入力装置を提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のジ
ェスチャコマンド入力装置は、ユーザの身体の一部また
は専用の指示媒体を用いて、入力手段に対して行われた
ジェスチャ入力をコマンドに変換するジェスチャコマン
ド入力装置において、予め各ユーザ毎に当該ユーザ固有
のジェスチャコマンドが登録されている記憶手段と、前
記入力手段に対してジェスチャ入力を行うユーザを認識
するユーザ認識手段と、前記入力手段に対して前記ジェ
スチャ入力を行うユーザを、前記ユーザ認識手段が認識
すると、当該認識されたユーザに対応して前記記憶手段
に登録されているユーザ固有のジェスチャコマンドに基
づいて当該ユーザが前記入力手段から入力したジェスチ
ャをコマンドに変換する制御手段と、を備えることによ
り、上記目的を達成している。
【0026】上記構成によれば、ユーザの身体の一部ま
たは専用の指示媒体を用いて、入力手段に対して行われ
たジェスチャ入力をコマンドに変換するに際して、入力
手段に対してジェスチャ入力を行うユーザを、ユーザ認
識手段が認識すると、当該認識されたユーザに対応し
て、予め各ユーザ毎に当該ユーザ固有のジェスチャコマ
ンドが登録されている記憶手段の当該ユーザ固有のジェ
スチャコマンドに基づいて当該ユーザが入力手段から入
力したジェスチャをコマンドに変換するので、アプリケ
ーションあるいは他のユーザが任意に登録したジェスチ
ャコマンドに関わらず、ユーザが自分の使い慣れたジェ
スチャを使用してコマンド入力を行えるようにすること
ができるとともに、入力手段に、どのユーザがジェスチ
ャ入力を行っているかを認識することができ、複数のユ
ーザが各々のジェスチャで、コマンド入力を行えるよう
にして、利用性を向上させることができる。
【0027】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記記憶手段は、アプリケーションソフトに依存
しないジェスチャコマンドを共通ジェスチャコマンドと
して登録可能であり、前記制御手段は、前記入力手段か
ら入力されたジェスチャを当該ジェスチャコマンドの入
力対象であるアプリケーションソフトと一致するコマン
ドを前記記憶手段から検索して、当該アプリケーション
固有のコマンドに変換するものであってもよい。
【0028】上記構成によれば、記憶手段に、アプリケ
ーションソフトに依存しないジェスチャコマンドを共通
ジェスチャコマンドとして登録し、入力手段から入力さ
れたジェスチャを当該ジェスチャコマンドの入力対象で
あるアプリケーションソフトと一致するコマンドを記憶
手段から検索して、当該アプリケーション固有のコマン
ドに変換するので、アプリケーションに他のジェスチャ
コマンドが初期状態で登録されている場合に、例えば、
「ファイルを閉じる」、「コピー」、「貼りつけ」等の
汎用性の高いコマンドを共通ジェスチャコマンドとして
登録して、アプリケーションによらず、当該登録したジ
ェスチャを使用してコマンド入力を行うことができ、よ
り一層利用性を向上させることができる。
【0029】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記記憶手段は、アプリケーションソフト毎にユー
ザ固有のジェスチャコマンドが登録可能であり、前記制
御手段は、前記認識したユーザの入力対象であるアプリ
ケーションソフトに対して、使用しているアプリケーシ
ョンを自動認識し、当該認識したアプリケーションに対
応して前記記憶手段に登録されている当該ユーザ固有の
ジェスチャコマンドを選択して、当該選択したユーザ固
有のジェスチャコマンドに基づいて前記入力手段から入
力されたジェスチャを前記コマンドに変換するものであ
ってもよい。
【0030】上記構成によれば、記憶手段に、アプリケ
ーションソフト毎にユーザ固有のジェスチャコマンドを
登録し、認識したユーザの入力対象であるアプリケーシ
ョンソフトに対して、使用しているアプリケーションを
自動認識し、当該認識したアプリケーションに対応して
記憶手段に登録されている当該ユーザ固有のジェスチャ
コマンドを選択して、当該選択したユーザ固有のジェス
チャコマンドに基づいて入力手段から入力されたジェス
チャをコマンドに変換するので、アプリケーション毎に
ジェスチャコマンドを自動的に切り換えることができ、
各ユーザが各々アプリケーション別のジェスチャコマン
ド入力を行えにるようにして、より一層利用性を向上さ
せることができる。
【0031】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記制御手段は、前記入力手段から入力されたジェ
スチャに対応するコマンドが、当該入力対象のアプリケ
ーションに存在しないときには、コマンド入力が失敗し
た旨及び認識しているユーザを特定する情報をエラー情
報として通知するものであってもよい。
【0032】上記構成によれば、入力手段から入力され
たジェスチャに対応するコマンドが、当該入力対象のア
プリケーションに存在しないときには、コマンド入力が
失敗した旨及び認識しているユーザを特定する情報をエ
ラー情報として通知するので、誤操作を防ぐことができ
るとともに、現在どのユーザが認識されているが分かる
ようにして、ユーザ認識が失敗していないかの確認を行
なうことができ、より一層利用性を向上させることがで
きる。
【0033】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記ジェスチャコマンド入力装置は、前記記憶手段
に登録されているユーザ固有のジェスチャコマンドまた
は前記共通ジェスチャコマンドと、当該入力対象である
アプリケーション固有のジェスチャコマンドのいずれの
ジェスチャコマンドを利用するかを選択するジェスチャ
コマンド選択手段を備え、前記制御手段は、当該ジェス
チャコマンド選択手段で選択されたジェスチャコマンド
に基づいて前記入力されたジェスチャを前記コマンドに
変換するものであってもよい。
【0034】上記構成によれば、記憶手段に登録されて
いるユーザ固有のジェスチャコマンドまたは共通ジェス
チャコマンドと、当該入力対象であるアプリケーション
固有のジェスチャコマンドのいずれのジェスチャコマン
ドを利用するかを選択するジェスチャコマンド選択手段
で選択されたジェスチャコマンドに基づいて入力された
ジェスチャをコマンドに変換するので、多数のユーザが
頻繁にユーザを切り換えてジェスチャ入力を行う場合や
アプリケーション固有のジェスチャコマンドで行った方
が操作しやすい場合等にジェスチャコマンドを簡単かつ
速やかに切り換えることができ、操作の混乱を防止し
て、より一層利用性を向上させることができる。
【0035】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記ジェスチャコマンド入力装置は、ジェスチャコ
マンドを利用するユーザを選択するユーザ選択手段を備
え、前記制御手段は、当該ユーザ選択手段で選択された
ユーザに基づいて前記ジェスチャコマンド変換処理を行
うものであってもよい。
【0036】上記構成によれば、ジェスチャコマンドを
利用するユーザを選択するユーザ選択手段で選択された
ユーザに基づいてジェスチャコマンド変換処理を行うの
で、ジェスチャ入力を行うユーザを簡単かつ速やかに切
り換えることができ、ユーザ毎のジェスチャコマンドで
ジェスチャ入力を簡単かつ速やかに行えるようにして、
より一層利用性を向上させることができる。
【0037】また、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記記憶手段は、前記ユーザの顔の画像と前記ジェ
スチャコマンドを対応させて記憶し、前記ユーザ認識手
段は、前記入力手段の近傍に設けられた画像撮像素子と
当該画像撮像素子の撮像した画像を処理する画像処理手
段を備え、前記入力手段からジェスチャコマンドの入力
を行う前記ユーザの顔の画像を撮像して、前記記憶手段
に記録されているユーザの顔の画像と照らし合わせて、
前記ユーザを認識するものであってもよい。
【0038】上記構成によれば、記憶手段に、ユーザの
顔の画像とジェスチャコマンドを対応させて記憶し、入
力手段の近傍に設けられた画像撮像素子と当該画像撮像
素子の撮像した画像を処理する画像処理手段を備えたユ
ーザ認識手段で、入力手段からジェスチャコマンドの入
力を行うユーザの顔の画像を撮像して、記憶手段に記録
されているユーザの顔の画像と照らし合わせて、ユーザ
を認識するので、複数のユーザが、特に特別な操作を行
うことなく、ユーザを簡単かつ速やかに切り換えること
ができ、ユーザ毎のジェスチャコマンドでジェスチャ入
力を簡単かつ速やかに行えるようにして、より一層利用
性を向上させることができる。
【0039】さらに、例えば、請求項8に記載するよう
に、前記記憶手段は、前記ユーザの指紋の画像と前記ジ
ェスチャコマンドを対応させて記憶し、前記ユーザ認識
手段は、前記入力手段の近傍に設けられた画像撮像素子
と当該画像撮像素子の撮像した画像を処理する画像処理
手段を備え、前記入力手段からジェスチャコマンドの入
力を行う前記ユーザの指紋の画像を撮像して、前記記憶
手段に記録されているユーザの指紋の画像と照らし合わ
せて、前記ユーザを認識するものであってもよい。
【0040】上記構成によれば、記憶手段に、ユーザの
指紋の画像とジェスチャコマンドを対応させて記憶し、
入力手段の近傍に設けられた画像撮像素子と当該画像撮
像素子の撮像した画像を処理する画像処理手段を備えた
ユーザ認識手段で、入力手段からジェスチャコマンドの
入力を行うユーザの指紋の画像を撮像して、記憶手段に
記録されているユーザの指紋の画像と照らし合わせて、
ユーザを認識するので、複数のユーザが、特に特別な操
作を行うことなく、ユーザを簡単かつ速やかに切り換え
ることができ、ユーザ毎のジェスチャコマンドでジェス
チャ入力を簡単かつ速やかに行えるようにして、より一
層利用性を向上させることができる。
【0041】また、例えば、請求項9に記載するよう
に、前記記憶手段は、前記ユーザの眼球の虹彩の画像と
前記ジェスチャコマンドを対応させて記憶し、前記ユー
ザ認識手段は、前記入力手段の近傍に設けられた画像撮
像素子と当該画像撮像素子の撮像した画像を処理する画
像処理手段を備え、前記入力手段からジェスチャコマン
ドの入力を行う前記ユーザの眼球の虹彩の画像を撮像し
て、前記記憶手段に記録されているユーザの眼球の虹彩
の画像と照らし合わせて、前記ユーザを認識するもので
あってもよい。
【0042】上記構成によれば、記憶手段に、ユーザの
眼球の虹彩の画像とジェスチャコマンドを対応させて記
憶し、入力手段の近傍に設けられた画像撮像素子と当該
画像撮像素子の撮像した画像を処理する画像処理手段を
備えたユーザ認識手段で、入力手段からジェスチャコマ
ンドの入力を行うユーザの眼球の虹彩の画像を撮像し
て、記憶手段に記録されているユーザの眼球の虹彩の画
像と照らし合わせて、ユーザを認識するので、複数のユ
ーザが、特に特別な操作を行うことなく、ユーザを簡単
かつ速やかに切り換えることができ、ユーザ毎のジェス
チャコマンドでジェスチャ入力を簡単かつ速やかに行え
るようにして、より一層利用性を向上させることができ
る。
【0043】さらに、例えば、請求項10に記載するよ
うに、前記記憶手段は、前記ユーザの音声によるユーザ
の名称、キーワードまたはキーフレーズ等の暗号と前記
ジェスチャコマンドを対応させて記憶し、前記ユーザ認
識手段は、前記入力手段の近傍に設けられた音声入力手
段と当該音声入力手段から入力される音声を処理する音
声処理手段を備え、前記入力手段からジェスチャの入力
を行うユーザの音声による前記暗号を取得して、前記記
憶手段に記録されているユーザの音声による暗号と照ら
し合わせて、前記ユーザを認識するものであってもよ
い。
【0044】上記構成によれば、記憶手段に、ユーザの
音声によるユーザの名称、キーワードまたはキーフレー
ズ等の暗号とジェスチャコマンドを対応させて記憶し、
入力手段の近傍に設けられた音声入力手段と当該音声入
力手段から入力される音声を処理する音声処理手段を備
えたユーザ認識手段で、入力手段からジェスチャの入力
を行うユーザの音声による暗号を取得して、記憶手段に
記録されているユーザの音声による暗号と照らし合わせ
て、ユーザを認識するので、複数のユーザが、特に特別
な操作を行うことなく、ユーザを簡単かつ速やかに切り
換えることができ、ユーザ毎のジェスチャコマンドでジ
ェスチャ入力を簡単かつ速やかに行えるようにして、よ
り一層利用性を向上させることができる。
【0045】また、例えば、請求項11に記載するよう
に、前記記憶手段は、前記ユーザの声紋と前記ジェスチ
ャコマンドを対応させて記憶し、前記ユーザ認識手段
は、前記入力手段の近傍に設けられた音声入力手段と当
該音声入力手段から入力される音声から声紋を音声認識
する音声処理手段を備え、前記入力手段からジェスチャ
の入力を行う前記ユーザの声紋を取得して、前記記憶手
段に記録されているユーザの声紋と照らし合わせて、前
記ユーザを認識するものであってもよい。
【0046】上記構成によれば、記憶手段に、ユーザの
声紋とジェスチャコマンドを対応させて記憶し、入力手
段の近傍に設けられた音声入力手段と当該音声入力手段
から入力される音声から声紋を音声認識する音声処理手
段を備えたユーザ認識手段で、入力手段からジェスチャ
の入力を行うユーザの声紋を取得して、記憶手段に記録
されているユーザの声紋と照らし合わせて、ユーザを認
識するので、複数のユーザが、特に特別な操作を行うこ
となく、ユーザを簡単かつ速やかに切り換えることがで
き、ユーザ毎のジェスチャコマンドでジェスチャ入力を
簡単かつ速やかに行えるようにして、より一層利用性を
向上させることができる。
【0047】さらに、例えば、請求項12に記載するよ
うに、前記ジェスチャコマンド入力装置は、可搬性の記
録媒体が着脱可能に装着された記録媒体の情報を読み取
る読取手段を備え、ジェスチャ入力を行うユーザが、自
己を認識させる情報と前記ジェスチャコマンドを記録し
た記録媒体を前記読取手段に装着すると、前記制御手段
が、前記読取手段を介して当該記憶媒体から前記情報を
読み出して、ジェスチャ入力を行うユーザを認識すると
ともに、当該記録媒体に記録されているジェスチャコマ
ンドに基づいて前記入力手段から入力されるジェスチャ
をコマンドに変換するものであってもよい。
【0048】上記構成によれば、可搬性の記録媒体が着
脱可能に装着された記録媒体の情報を読み取る読取手段
に、ジェスチャ入力を行うユーザが、自己を認識させる
情報とジェスチャコマンドを記録した記録媒体を装着す
ると、読取手段を介して当該記憶媒体から情報を読み出
して、ジェスチャ入力を行うユーザを認識するととも
に、当該記録媒体に記録されているジェスチャコマンド
に基づいて入力手段から入力されるジェスチャをコマン
ドに変換するので、ユーザを簡単かつ速やかに切り換え
て、ユーザ毎のジェスチャコマンドでジェスチャ入力を
簡単かつ速やかに行えるようにすることができるととも
に、どのような場所でも自己のジェスチャコマンドを利
用することができ、より一層利用性を向上させることが
できる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0050】図1〜図5は、本発明のジェスチャコマン
ド入力装置の第1の実施の形態を示す図であり、本実施
の形態は、請求項1に対応するものである。
【0051】図1は、本発明のジェスチャコマンド入力
装置の第1の実施の形態を適用したジェスチャコマンド
入力装置1のシステムブロック構成図である。
【0052】図1において、ジェスチャコマンド入力装
置1は、ジェスチャ入力部2、制御部3、情報処理部
4、表示画面部5、記憶部6及びユーザ特定部7等を備
えている。
【0053】ジェスチャ入力部(入力手段)2は、情報
機器に付属のマウス、表示画面部5に接続されたタッチ
パネル、あるいは、光学式ポインタや専用の入力ペンデ
バイス等の座標を音波、赤外線、電磁波等によって読み
取る入力装置であり、ユーザがジェスチャコマンド入力
及び加筆等を行う。
【0054】記憶部(記憶手段)6は、ハードディスク
等で構成され、OS(Operating System)や本実施の形
態のジェスチャコマンド入力処理プログラム及び必要な
データが予め格納されている。特に、記憶部6は、ジェ
スチャ入力部2から入力されたジェスチャコマンドが各
ユーザ毎に登録されて、記憶する。
【0055】ユーザ特定部(ユーザ認識手段)7は、ユ
ーザ情報を情報処理部4に対して入力するための装置で
あり、後述するように、ユーザを区別する機能を有した
カード等の記憶メディアを読み取る装置を有してユーザ
情報を取得して情報処理部4に出力し、または、情報処
理部4が、音声入力装置または画像処理装置を有し音声
処理、画像処理を行ってユーザを特定してユーザ情報を
情報処理部4に出力する。
【0056】情報処理部(制御手段)4は、パーソナル
コンピュータ等の情報処理装置であり、本実施の形態の
ジェスチャコマンド入力処理プログラムと必要なデータ
が導入されることで、ジェスチャコマンド入力処理を実
行する。情報処理部4は、ユーザ特定部7からのユーザ
情報の信号処理、記憶部6に記録されたデータを参照し
てユーザを認識して特定するユーザ特定処理及び特定さ
れたユーザのジェスチャコマンド情報を参照しながらジ
ェスチャ入力部2から送られてきたジェスチャコマンド
をアプリケーションのコマンドに変換するコマンド変換
処理等のジェスチャコマンド入力処理を実行する。
【0057】このジェスチャコマンド入力装置1は、記
憶部6に格納されているジェスチャコマンドソフトウェ
アにより図2に示す機能ブロックが構築され、この機能
ブロックでは、入力ジェスチャコマンド11、コマンド
変換処理ソフト12、ユーザ特定情報13、ジェスチャ
データベース14、コマンド15を有して、ジェスチャ
コマンド入力装置1に格納されてジェスチャコマンドを
利用するアプリケーション16及びアプリケーションコ
マンド情報17を備えている。
【0058】図2において、ジェスチャコマンド入力装
置1は、図1のジェスチャ入力部2から入力されたジェ
スチャコマンド11は、情報処理部4上で実行されるコ
マンド変換処理ソフト12に渡され、ユーザ特定部7と
情報処理部4及び記憶部6を利用して認識されたユーザ
情報13が、関連付けられたジェスチャデータベース1
4とともに、コマンド変換処理ソフト12で参照され
る。
【0059】ジェスチャコマンド入力装置1は、以下の
方法でユーザを特定する。すなわち、ジェスチャコマン
ド入力装置1は、コマンド変換処理ソフト12で、アプ
リケーション16で使用可能なコマンドに関する情報
を、アプリケーションコマンド情報17として一時記憶
して参照し、入力されたジェスチャコマンド11に対し
て、認識されたユーザ情報13に相当するユーザ個人の
ジェスチャコマンドデータベース14から対応するジェ
スチャコマンドを認識する。ジェスチャコマンド入力装
置1は、コマンド変換処理ソフト12で認識されたコマ
ンドが、使用しているアプリケーション16でどのコマ
ンドに相当するかを、アプリケーションコマンド情報1
7をコマンド変換処理ソフト12が、参照して調べて、
ユーザの入力ジェスチャコマンド11をアプリケーショ
ン固有のコマンド15に変換し、アプリケーション16
に渡す。
【0060】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態のジェスチャコマンド入力装置1は、予め記
憶部6に各ユーザ毎に当該ユーザがジェスチャ入力部2
から入力したジェスチャコマンドが登録されており、例
えば、ユーザAに対して、図3(a)に示す削除コマン
ドASとコピーコマンドACが登録されており、ユーザ
Bに対して、図4(a)に示す削除コマンドBSとコピ
ーコマンドBCが登録されている。なお、図3及び図4
では、ジェスチャコマンドの対象オブジェクトに対する
大きさ、筆記速度に関しては簡単のため省略してあり、
また、分かりやすくするために、ジェスチャの一つの動
作を線で表し、書き順を丸印で囲んだ数字で示してい
る。
【0061】図3及び図4において、オブジェクトを削
除する削除コマンドASと削除コマンドBSを比較して
みると、ユーザAは、×印の形状のジェスチャコマンド
を記憶部6に登録しており、一方ユーザBは、英字
「D」の形状をしたジェスチャコマンドを記憶部6に登
録している。
【0062】このようなジェスチャコマンドが記憶部6
に登録されている場合に、ユーザAが、図3(a)の×
印状のコマンド入力をジェスチャ入力部2から使用中の
アプリケーション16上のあるオブジェクトに対して行
う場合、ユーザ特定部7によって、ユーザAであること
が認識され、ジェスチャ入力部2から図3(a)の×印
を入力すると、情報処理部4が入力されたジェスチャコ
マンドが削除コマンドASであることを、記憶部6にユ
ーザAに対応して記憶されているジェスチャコマンドか
ら認識して、指定されたオブジェクトを削除する。
【0063】次に、アプリケーションの操作をユーザB
が行う場合、ユーザ特定部7がユーザBであることを認
識すると、ジェスチャコマンド入力装置1は、ユーザB
によるジェスチャコマンドの入力を可能な状態とする。
ユーザBが、例えば、図4(a)のD字状のジェスチャ
コマンドをジェスチャ入力部2からあるオブジェクトに
対して行うと、情報処理部4が入力されたジェスチャコ
マンドが削除コマンドBSであることを、記憶部6にユ
ーザBに対応して記憶されているジェスチャコマンドか
ら認識して、指定されたオブジェクトを削除する。
【0064】そして、ジェスチャコマンド入力装置1
は、操作者がユーザBであることを認識している状態
で、ユーザAの削除コマンドASである×印のジェスチ
ャコマンドがジェスチャ入力部2から入力されると、情
報処理部4が、当該オブジェクトの削除を行わず、当該
入力されたジェスチャコマンドに対応するジェスチャコ
マンドが記憶部6に登録されていないときには、入力さ
れたジェスチャコマンドの認識に失敗することとなり、
もしこのジェスチャが記憶部6に他のオブジェクト操作
を行うジェスチャコマンドとして登録されていると、そ
のジェスチャコマンド入力を実行することになる。
【0065】このように、本実施の形態のジェスチャコ
マンド入力装置1は、ユーザの身体の一部または専用の
指示媒体を用いて、ジェスチャ入力部2に対して行われ
たジェスチャ入力をコマンドに変換するに際して、ジェ
スチャ入力部2に対してジェスチャ入力を行うユーザ
を、ユーザ特定部7が認識すると、当該認識されたユー
ザに対応して、予め各ユーザ毎に当該ユーザ固有のジェ
スチャコマンドが登録されている記憶部6の当該ユーザ
固有のジェスチャコマンドに基づいて当該ユーザがジェ
スチャ入力部2から入力したジェスチャをコマンドに変
換している。
【0066】したがって、アプリケーションあるいは他
のユーザが任意に登録したジェスチャコマンドに関わら
ず、ユーザが自分の使い慣れたジェスチャを使用してコ
マンド入力を行えるようにすることができるとともに、
ジェスチャ入力部2に、どのユーザがジェスチャ入力を
行っているかを認識することができ、複数のユーザが各
々のジェスチャで、コマンド入力を行えるようにして、
利用性を向上させることができる。
【0067】なお、上記実施の形態においては、ジェス
チャコマンド入力装置1が、その記憶部6に予めユーザ
毎のジェスチャコマンドを記憶しているが、ユーザ毎の
ジェスチャコマンドは、ジェスチャコマンド入力装置1
の内部の記憶部6に記憶するものに限るものではなく、
例えば、ジェスチャコマンド入力装置1がネットワーク
に接続され、当該ネットワークに接続されている記憶装
置や他の情報処理装置(パーソナルコンピュータ等)の
記憶部に記憶されていてもよい。
【0068】この場合、ジェスチャコマンド入力装置1
は、図5に示すように、ジェスチャコマンドの取得処理
を行う。
【0069】すなわち、ジェスチャコマンド入力装置1
は、ユーザが認識されると(ステップS101)、ジェ
スチャコマンド入力装置1のローカルな記憶装置(記憶
部6)上に当該認識したユーザのジェスチャコマンドデ
ータがあるか検索し(ステップS102)、ローカルな
記録装置(記憶部6)に当該ユーザのジェスチャコマン
ドデータがあるかチェックする(ステップS103)。
【0070】ステップS103で、ローカルな記録装置
(記憶部6)に当該ユーザのジェスチャコマンドデータ
があると、ジェスチャコマンド入力装置1は、設定によ
ってはユーザ名を通知し(ステップS107)、当該ユ
ーザのジェスチャ入力モードを開始して(ステップS1
08)、ユーザ認識に成功してユーザ認識処理を終了す
る。このとき、ユーザ認識は成功したという戻り値が返
される。
【0071】ステップS103で、ローカルな記録装置
(記憶部6)に当該ユーザのジェスチャコマンドデータ
がないと、ジェスチャコマンド入力装置1は、ジェスチ
ャコマンド入力装置1の接続されているネットワークに
接続されている情報端末装置の記憶装置上に、当該ユー
ザのジェスチャコマンドデータがあるか検索し(ステッ
プS104)、当該ネットワークに接続された記録装置
に当該ユーザのジェスチャコマンドデータがあるかチェ
ックする(ステップS105)。
【0072】ステップS105で、当該ネットワークに
接続された記録装置に当該ユーザのジェスチャコマンド
データがあると、当該ネットワークに接続された記憶装
置上の当該ユーザのジェスチャコマンドデータをローカ
ルな記憶装置(記憶部6)に転送して記憶し(ステップ
S106)、次回以降何度もネットワークを検索する手
間を省いて、設定によってはユーザ名を通知し(ステッ
プS107)、当該ユーザのジェスチャ入力モードを開
始して(ステップS108)、ユーザ認識に成功してユ
ーザ認識処理を終了する。このとき、ユーザ認識は成功
したという戻り値が返される。
【0073】ステップS105で、ネットワークに接続
された記録装置に当該ユーザのジェスチャコマンドデー
タがないときには、ジェスチャコマンド入力装置1は、
ジェスチャコマンド情報(ユーザ情報)が得られなかっ
たことを、音声または画面表示等によって通知し(ステ
ップS109)、ユーザ切り換えを、特にどのユーザ個
人のジェスチャコマンド入力も行わない「デフォルト」
の設定に戻して(ステップS110)、ユーザ認識処理
を終了する。このとき、ユーザ認識に失敗したという戻
り値が返される。
【0074】図6及び図7は、本発明のジェスチャコマ
ンド入力装置の第2の実施の形態を示す図であり、本実
施の形態は、請求項2に対応するものである。
【0075】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態のジェスチャコマンド入力装置1と同様のジェスチ
ャコマンド入力装置に適用したものであり、本実施の形
態の説明においては、必要に応じて、上記第1の実施の
形態で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0076】本実施の形態のジェスチャコマンド入力装
置1は、アプリケーションに依存せずに、共通に使える
ジェスチャコマンド(共通ジェスチャコマンド)を記憶
部6またはネットワーク上の情報処理装置の記憶装置に
登録し、当該共通ジェスチャコマンドをアプリケーショ
ンに関連づけて使用可能とする。
【0077】すなわち、ジェスチャコマンド入力装置1
の記憶部6等には、例えば、図6に示すように、指定し
た対象を削除するための削除コマンドKSと、指定され
た対象をクリップボードに貼り付けるためのコピージェ
スチャコマンドKCが登録されており、それぞれのジェ
スチャコマンドKS、KCに対して、対応するメニュー
名及びショートカットキー割り当てが関連付けて記録さ
れている。
【0078】そして、ジェスチャコマンド入力装置1
は、共通ジェスチャコマンドを以下のようにして各アプ
リケーションに対して、例えば、共通ジェスチャコマン
ドに登録されたショートカットキー割り当てを優先し
て、対応するアプリケーションのコマンドと照らし合わ
せる方法で、対応するアプリケーションのコマンドとし
て変換する。
【0079】すなわち、ジェスチャコマンド入力装置1
は、図7に示すように、共通ジェスチャコマンドが入力
されると(ステップS201)、当該共通ジェスチャコ
マンドに対応してユーザが登録したショートカットキー
割り当てのデータD1が、アプリケーションに登録され
ているショートカットキー割り当てのデータD2と一致
するものがあるか検索する(ステップS202)。
【0080】ステップS202で、共通ジェスチャコマ
ンドに対応してユーザが登録したショートカットキー割
り当てのデータD1が、アプリケーションに登録されて
いるショートカットキー割り当てのデータD2と一致す
るものがあると、そのコマンドに対応する共通ジェスチ
ャコマンドが入力されたとして、該当するアプリケーシ
ョンコマンドを実行し(ステップS203)、そのジェ
スチャコマンドが入力されたことが、図2のコマンド変
換処理ソフト12に通知される(戻り値として成功を通
知)して(ステップS204)、処理を終了する。
【0081】ステップS202で、共通ジェスチャコマ
ンドに対応してユーザが登録したショートカットキー割
り当てのデータD1が、アプリケーションに登録されて
いるショートカットキー割り当てのデータD2と一致す
るものが見つからなかったときには、ジェスチャコマン
ド入力装置1は、当該共通ジェスチャコマンドに対応し
てユーザが登録したメニュー名データD3とアプリケー
ションに登録されているコマンド名データD4で一致す
るものがあるかどうか検索する(ステップS205)。
【0082】ステップS205で、共通ジェスチャコマ
ンドに対応してユーザが登録したショートカットキー割
り当てのデータD1が、アプリケーションに登録されて
いるショートカットキー割り当てのデータD2と一致す
るものがあると、ジェスチャコマンド入力装置1は、そ
のコマンドに対応する共通ジェスチャコマンドが入力さ
れたとして、該当するアプリケーションコマンドを実行
し(ステップS203)、そのジェスチャコマンドが入
力されたことが、図2のコマンド変換処理ソフト12に
通知される(戻り値として成功を通知)して(ステップ
S204)、処理を終了する。
【0083】ステップS205で、共通ジェスチャコマ
ンドに対応してユーザが登録したショートカットキー割
り当てのデータD1が、アプリケーションに登録されて
いるショートカットキー割り当てのデータD2と一致す
るものがないと、ジェスチャコマンド入力装置1は、入
力された共通ジェスチャコマンドが無効であることを、
図2のコマンド変換処理ソフト12に通知して(ステッ
プS206)、処理を終了する。
【0084】このように、本実施の形態のジェスチャコ
マンド入力装置1は、記憶部6またはネットワーク上の
情報処理装置の記憶装置に、アプリケーションソフトに
依存しないジェスチャコマンドを共通ジェスチャコマン
ドとして登録し、ジェスチャ入力部2から入力されたジ
ェスチャを当該ジェスチャコマンドの入力対象であるア
プリケーションソフトと一致するコマンドを記憶部6ま
たはネットワーク上の情報処理装置の記憶装置から検索
して、当該アプリケーション固有のコマンドに変換して
いる。
【0085】したがって、アプリケーションに他のジェ
スチャコマンドが初期状態で登録されている場合に、例
えば、「ファイルを閉じる」、「コピー」、「貼りつ
け」等の汎用性の高いコマンドを共通ジェスチャコマン
ドとして登録して、アプリケーションによらず、当該登
録したジェスチャを使用してコマンド入力を行うことが
でき、より一層利用性を向上させることができる。
【0086】なお、上記説明では、共通ジェスチャコマ
ンドに対応して登録されたコマンドショートカットをメ
ニュー名に優先して検索しているが、メニュー名をコマ
ンドショートカットに優先して検索してもよい。
【0087】すなわち、図8に示すように、ジェスチャ
コマンド入力装置1は、共通ジェスチャコマンドが入力
されると(ステップS301)、当該共通ジェスチャコ
マンドに対応してユーザが登録したメニュー名データD
3とアプリケーションに登録されているコマンド名デー
タD4で一致するものがあるかどうか検索する(ステッ
プS302)。
【0088】ステップS302で、共通ジェスチャコマ
ンドに対応してユーザが登録したメニュー名データD3
が、アプリケーションに登録されているコマンド名デー
タD4と一致するものがあると、ジェスチャコマンド入
力装置1は、そのコマンドに対応する共通ジェスチャコ
マンドが入力されたとして、該当するアプリケーション
コマンドを実行し(ステップS303)、そのジェスチ
ャコマンドが入力されたことを、図2のコマンド変換処
理ソフト12に通知(戻り値として成功を通知)して
(ステップS304)、処理を終了する。
【0089】ステップS302で、共通ジェスチャコマ
ンドに対応してユーザが登録したメニュー名データD3
が、アプリケーションに登録されているコマンド名デー
タD4と一致するものがないと、ジェスチャコマンド入
力装置1は、当該共通ジェスチャコマンドに対応してユ
ーザが登録したショートカットキー割り当てのデータD
1が、アプリケーションに登録されているショートカッ
トキー割り当てのデータD2と一致するものがあるか検
索する(ステップS305)。
【0090】ステップS305で、共通ジェスチャコマ
ンドに対応してユーザが登録したショートカットキー割
り当てのデータD1が、アプリケーションに登録されて
いるショートカットキー割り当てのデータD2と一致す
るものがあると、そのコマンドに対応する共通ジェスチ
ャコマンドが入力されたとして、該当するアプリケーシ
ョンコマンドを実行し(ステップS303)、そのジェ
スチャコマンドが入力されたことを、図2のコマンド変
換処理ソフト12に通知(戻り値として成功を通知)し
て(ステップS304)、処理を終了する。
【0091】ステップS305で、共通ジェスチャコマ
ンドに対応してユーザが登録したショートカットキー割
り当てのデータD1が、アプリケーションに登録されて
いるショートカットキー割り当てのデータD2と一致す
るものが見つからなかったときには、ジェスチャコマン
ド入力装置1は、入力された共通ジェスチャコマンドが
無効であることを、図2のコマンド変換処理ソフト12
に通知して(ステップS306)、処理を終了する。
【0092】図9〜図11は、本発明のジェスチャコマ
ンド入力装置の第3の実施の形態を示す図であり、本実
施の形態は、請求項3に対応するものである。
【0093】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態のジェスチャコマンド入力装置1と同様のジェスチ
ャコマンド入力装置に適用したものであり、本実施の形
態の説明においては、必要に応じて、上記第1の実施の
形態で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0094】本実施の形態のジェスチャコマンド入力装
置1は、アプリケーション毎に異なるジェスチャコマン
ドを記憶部6またはネットワーク上の情報処理装置の記
憶装置に登録するとともに、アプリケーションに依存せ
ずに、共通に使えるジェスチャコマンド(共通ジェスチ
ャコマンド)を記憶部6またはネットワーク上の情報処
理装置の記憶装置に登録し、アプリケーションソフトを
使用中に当該使用中のアプリケーションを自動認識し
て、当該アプリケーションに対して登録されているジェ
スチャコマンドに切り換えて、利用性を向上させてい
る。
【0095】本実施の形態のジェスチャコマンド入力装
置1は、例えば、図9に示すように、アプリケーション
Aに対応して、×印の削除コマンドASと、複数のオブ
ジェクトのグループ化のコマンドであるグループ化コマ
ンドAGと、が記憶部6またはネットワーク上の情報処
理装置の記憶装置に登録されており、また、図10に示
すように、アプリケーションBに対応して、複数のオブ
ジェクトのグループ化のコマンドであるグループ化コマ
ンドBGが登録されており、さらに、図11に示すよう
に、あるユーザが、独自の共通ジェスチャコマンドとし
て、「D」字を描く削除コマンドKSと、「G」字を描
く複数オブジェクトのグループ化のコマンドであるグル
ープ化コマンドKGと、が記憶部6またはネットワーク
上の情報処理装置の記憶装置に登録している。
【0096】いま、例えば、アプリケーションAが、例
えば、文字手書き認識機能を搭載したアプリケーション
であるとし、アプリケーションBが、頻繁にグループ化
を行うアプリケーションであるとする。
【0097】そして、本実施の形態のジェスチャコマン
ド入力装置1は、あるユーザが、使用するアプリケーシ
ョンで行う内容によって、あるいは、その他の理由によ
り、共通ジェスチャコマンドを使うよりも、そのアプリ
ケーションケーンで使用する場合のみ、他のジェスチャ
コマンドで入力した方が、操作性が向上する場合があ
る。このような場合に、例えば、文字手書き認識機能を
搭載したアプリケーションAでジェスチャコマンド入力
を行う場合、図11に示したように、共通ジェスチャコ
マンドが文字の形をしていると、アプリケーションが手
書き入力モードからジェスチャコマンド入力モードに切
り換わっていない場合に、モードが切り換わっていない
ことに気付かずにジェスチャコマンド入力を行うと、ジ
ェスチャコマンドの認識を行わずに、間違って文字が入
力されたりすることが起こりうる。
【0098】ところが、本実施の形態のジェスチャコマ
ンド入力装置1は、アプリケーションソフトを使用中に
使用中のアプリケーションを自動認識して、当該アプリ
ケーションに対して登録されているジェスチャコマンド
に切り換える。
【0099】すなわち、ジェスチャコマンド入力装置1
は、例えば、アプリケーションAが使用されていると、
当該使用中のアプリケーションがアプリケーションAで
あることを自動認識し、ジェスチャコマンドの入力方法
をアプリケーションA用の入力方法に切り換える。
【0100】例えば、共通ジェスチャコマンドでは、図
11に示したように、削除コマンドKSやグループ化コ
マンドKGは、「D」や「G」の字を描くようになって
いるが、アプリケーションA用のジェスチャコマンド
は、図9に示したように、文字を描くようには構成され
ていない。
【0101】したがって、ジェスチャコマンド入力装置
1は、使用中のアプリケーションが文字手書き認識機能
を有している場合にも、ジェスチャコマンドを正確に認
識し、利用性が向上する。
【0102】また、例えば、使用中のアプリケーション
が、頻繁にグループ化を行うアプリケーションBである
と、アプリケーションBでジェスチャコマンド入力を行
う場合、グループ化コマンドだけを単純なものにしたい
場合、図11に示したように、共通ジェスチャコマンド
では、グループ化コマンドKGが「D」の字を描くよう
になっているが、アプリケーションB用のジェスチャコ
マンドは、図10に示したように、グループ化コマンド
BGが単純化されている。
【0103】したがって、ジェスチャコマンド入力装置
1は、使用中のアプリケーションがグループ化を頻繁に
行うアプリケーションBであるときには、単純化された
グループ化コマンドBGを使用して、コマンド入力を行
うことができ、利用性が向上する。
【0104】このように、本実施の形態のジェスチャコ
マンド入力装置1は、記憶部6またはネットワーク上の
情報処理装置の記憶装置に、アプリケーションソフト毎
にユーザ固有のジェスチャコマンドを登録し、認識した
ユーザの入力対象であるアプリケーションソフトに対し
て、使用しているアプリケーションを自動認識し、当該
認識したアプリケーションに対応して記憶部6またはネ
ットワーク上の情報処理装置の記憶装置に登録されてい
る当該ユーザ固有のジェスチャコマンドを選択して、当
該選択したユーザ固有のジェスチャコマンドに基づいて
ジェスチャ入力部2から入力されたジェスチャをコマン
ドに変換している。
【0105】したがって、アプリケーション毎にジェス
チャコマンドを自動的に切り換えることができ、各ユー
ザが各々アプリケーション別のジェスチャコマンド入力
を行えにるようにして、より一層利用性を向上させるこ
とができる。
【0106】図12〜図15は、本発明のジェスチャコ
マンド入力装置の第4の実施の形態を示す図であり、本
実施の形態は、請求項4に対応するものである。
【0107】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態のジェスチャコマンド入力装置1と同様のジェスチ
ャコマンド入力装置に適用したものであり、本実施の形
態の説明においては、必要に応じて、上記第1の実施の
形態で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0108】本実施の形態のジェスチャコマンド入力装
置1は、入力されたジェスチャコマンドに対して、アプ
リケーション側に対応するコマンドが見つからなかった
場合のエラー処理を音声出力または表示出力で行うもの
である。
【0109】本実施の形態のジェスチャコマンド入力装
置1は、図12に示すように、サラウンドドライバ21
と音声出力部22を備えている。
【0110】音声出力部22は、例えば、スピーカ等で
あり、サラウンドドライバ21は、音声出力部22に音
声信号を出力して、音声出力部22に当該音声信号を音
声に変換させて出力させる。
【0111】ジェスチャコマンド入力装置1は、コマン
ドが見つからなかった場合、問い合わせ先であるアプリ
ケーションコマンド情報17から対応するコマンドが見
つからなかったという通知がコマンド変換処理ソフト1
2に伝えられ、コマンド変換処理ソフト12は、サウン
ドドライバ21に対して、ジェスチャコマンドが失敗し
たことを通知させる警告音または通知音声と、現在認識
しているユーザ名を通知する音声を発生させるための通
知信号を送る。サウンドドライバ21は、コマンド変換
処理ソフト12から通知信号が入力されると、音声信号
を発生して、音声出力部22に出力し、音声出力部22
は、当該音声信号を音声に変換して出力する。
【0112】したがって、ユーザは、ジェスチャコマン
ド入力に失敗したことを知ることができるだけでなく、
現在認識されているユーザが、使用している本人と一致
しているかどうかを知ることができる。
【0113】また、ジェスチャコマンド入力装置1は、
エラー出力を表示出力する場合には、図13に示すよう
に、ビデオドライバ23を備えており、コマンド変換処
理ソフト12が通知する認識中のユーザ名等の情報に基
づいて、ビデオドライバ23が表示画面部5に情報を表
示させる。
【0114】例えば、いま、ユーザが認識されてアプリ
ケーションが立ち上がっているときには、図14に示す
ように、表示画面部5の表示画面5aには、アプリケー
ション(アプリケーションαβγ)の仮想画面30が表
示されるとともに、表示画面5aに向かって左上隅のユ
ーザダイアログ部31には、認識されているユーザ名
「○○○」が表示されて、ユーザの指定したジェスチャ
コマンド入力モードであることが示されている。
【0115】ところが、ジェスチャコマンド入力装置1
は、コマンドが見つからなかった場合、特に、ユーザが
認識されていないか、または、ユーザ認識に失敗する
と、その旨の通知が、問い合わせ先であるアプリケーシ
ョンコマンド情報17からコマンド変換処理ソフト12
に伝えられ、コマンド変換処理ソフト12は、アプリケ
ーションの指定するジェスチャ入力モードに切り換える
とともに、ビデオドライバ23に対して、エラーを通知
する通知信号を送る。
【0116】ビデオドライバ23は、コマンド変換処理
ソフト12から通知信号が入力されると、ビデを信号を
生成して、例えば、ユーザが認識されていないか、また
は、ユーザ認識に失敗した場合には、図15に示すよう
に、表示画面部5の表示画面5aのユーザダイアログ部
31に、「デフォルト」と表示させる。
【0117】このように、本実施の形態のジェスチャコ
マンド入力装置1は、入力手段から入力されたジェスチ
ャに対応するコマンドが、当該入力対象のアプリケーシ
ョンに存在しないときには、コマンド入力が失敗した旨
及び認識しているユーザを特定する情報をエラー情報と
して通知するので、誤操作を防ぐことができるととも
に、現在どのユーザが認識されているが分かるようにし
て、ユーザ認識が失敗していないかの確認を行なうこと
ができ、より一層利用性を向上させることができる。
【0118】図16は、本発明のジェスチャコマンド入
力装置の第5の実施の形態を示す図であり、本実施の形
態は、請求項5に対応するものである。
【0119】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態のジェスチャコマンド入力装置1と同様のジェスチ
ャコマンド入力装置に適用したものであり、本実施の形
態の説明においては、必要に応じて、上記第1の実施の
形態で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0120】本実施の形態のジェスチャコマンド入力装
置1は、記憶部6またはネットワーク上の情報処理装置
の記憶装置に登録されているユーザ毎のユーザ固有のジ
ェスチャコマンドと入力対象のアプリケーション規定の
ジェスチャコマンドをジェスチャコマンド選択手段で容
易に切り換えて使用するところにその特徴がある。
【0121】すなわち、本実施の形態のジェスチャコマ
ンド入力装置1は、記憶部6またはネットワーク上の情
報処理装置の記憶装置に、ユーザ毎のユーザ固有のジェ
スチャコマンドと、各アプリケーション規定のジェスチ
ャコマンドと、が登録されており、ジェスチャコマンド
の選択手段として、図16に示すようなダイアログ40
を表示画面部5の表示画面に表示する。
【0122】なお、図16では、ダイアログ(ジェスチ
ャコマンド選択手段)40は、ユーザ固有のジェスチャ
コマンドとアプリケーション規定通りのジェスチャコマ
ンドのいずれを入力に使用するジェスチャコマンドとし
て利用するかを選択するとともに、ジェスチャ入力をオ
フにするかを選択可能なダイアログとなっており、ユー
ザ固有のジェスチャコマンドであるユーザジェスチャが
選択(レ点で表示)されており、マウスカーソルがアプ
リケーション規定のジェスチャコマンドであるアプリケ
ーションジェスチャの位置にあることを示している。
【0123】したがって、大画面の周りに大人数のユー
ザが集まって、ジェスチャコマンドを利用して、活発な
電子会議を行う場合のように、大人数で頻繁にユーザの
切り換えを行い、操作に混乱が発生しがちな場合やアプ
リケーション固有のジェスチャコマンドで行った方がか
えって操作しやすい場合などに、利用するジェスチャコ
マンドを容易に切り換えることができ、利用性を向上さ
せることができる。
【0124】図17及び図18は、本発明のジェスチャ
コマンド入力装置の第6の実施の形態を示す図であり、
本実施の形態は、請求項6に対応するものである。
【0125】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態のジェスチャコマンド入力装置1と同様のジェスチ
ャコマンド入力装置に適用したものであり、本実施の形
態の説明においては、必要に応じて、上記第1の実施の
形態で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0126】本実施の形態のジェスチャコマンド入力装
置1は、予め登録されているユーザからジェスチャコマ
ンドを利用するユーザをユーザ選択手段で容易に選択す
るところにその特徴がある。
【0127】すなわち、本実施の形態のジェスチャコマ
ンド入力装置1は、記憶部6またはネットワーク上の情
報処理装置の記憶装置に、ユーザ毎のユーザ固有のジェ
スチャコマンドと、各アプリケーション規定のジェスチ
ャコマンドと、が登録されており、ジェスチャコマンド
を利用するユーザを選択するユーザ選択手段として、図
16に示すようなユーザ選択ダイアログ41を表示画面
部5の表示画面に表示する。
【0128】なお、図17では、ユーザ選択ダイアログ
41は、記憶部6またはネットワーク上の情報処理装置
の記憶装置に、ユーザ固有のジェスチャコマンドの登録
されているユーザのユーザ名、図17では、「AA
A」、「BBB」、「CCC」及びデフォルトの各ユー
ザ名が表示されており、ユーザ「AAA」が選択(レ点
で表示)されており、マウスカーソルがユーザ名「BB
B」の位置にあることを示している。そして、このユー
ザ選択ダイアログ41に表示されているユーザ名をマウ
ス等のポインティングディバイス等で選択することで、
ジェスチャコマンドを利用するユーザを簡単に切り換え
ることができる。
【0129】ジェスチャコマンド入力装置1は、表示画
面5にユーザ選択ダイアログ41を呼び出すための他の
アイコンを表示させて、当該アイコンを操作することで
ユーザ選択ダイアログ41を表示させたり、また、ジェ
スチャコマンドによってユーザ選択ダイアログ41を表
示させたり、あるいは、音声によってユーザ選択ダイア
ログ41を表示させることができる。
【0130】そして、本実施の形態のジェスチャコマン
ド入力装置1は、図18に示すように、情報処理部4
が、ユーザ認識部51、ユーザ選択ダイアログ部52、
コマンド変換処理ソフト/アプリケーション部53を備
え、記憶部6が、登録ユーザ記憶部54と図2に示した
ジェスチャデータベース14を備えている。
【0131】ジェスチャコマンド入力装置1は、ユーザ
特定部7で特定されたユーザの認識を、情報処理部4の
ユーザ認識部51で認識して、このユーザ認識部51の
認識したユーザ情報を記憶部6の登録ユーザ記憶部54
に一時格納する。
【0132】ジェスチャコマンド入力装置1は、記憶部
6の登録ユーザ記憶部54に一時格納したユーザ名を、
情報処理部4のユーザ選択ダイアログ部52が、表示画
面部5に上記ユーザ選択ダイアログ41として表示させ
て、ユーザ選択ダイアログ41で選択可能とする。
【0133】ユーザは、このユーザ選択ダイアログ41
に表示されている自己のユーザ名を選択することで、ジ
ェスチャコマンドを自己の利用可能なモードに切り換え
ることができ、ユーザの切り換えを行うたびにユーザ認
識を行うことなく、簡単かつ速やかにユーザの切り換え
を行うことができる。
【0134】そして、ジェスチャコマンド入力装置1
は、ユーザ選択ダイアログ41でユーザの選択が行われ
ると、情報処理部4が、記憶部6のジェスチャに関する
データベースであるジェスチャデータベース14から当
該選択されたユーザに対応して登録されているジェスチ
ャコマンド情報を検索して、コマンド変換処理ソフト/
アプリケーション部53に渡して、アプリケーションで
当該ユーザ独自のジェスチャコマンド入力を可能にす
る。
【0135】このように、本実施の形態のジェスチャコ
マンド入力装置1は、ジェスチャコマンドを利用するユ
ーザを選択するユーザ選択ダイアログ41で選択された
ユーザに基づいてジェスチャコマンド変換処理を行って
いる。
【0136】したがって、ジェスチャ入力を行うユーザ
を簡単かつ速やかに切り換えることができ、ユーザ毎の
ジェスチャコマンドでジェスチャ入力を簡単かつ速やか
に行えるようにして、より一層利用性を向上させること
ができる。
【0137】図19は、本発明のジェスチャコマンド入
力装置の第7の実施の形態を示す図であり、本実施の形
態は、請求項7〜請求項9に対応するものである。
【0138】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態のジェスチャコマンド入力装置1と同様のジェスチ
ャコマンド入力装置に適用したものであり、本実施の形
態の説明においては、必要に応じて、上記第1の実施の
形態で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0139】本実施の形態のジェスチャコマンド入力装
置1は、ユーザの顔の画像に基づいて、予め登録されて
いるユーザからジェスチャコマンドを利用するユーザを
認識するところにその特徴がある。
【0140】すなわち、本実施の形態のジェスチャコマ
ンド入力装置1は、図19に示すように、ユーザ特定部
7として、撮像装置61を備えており、また、情報処理
部4に、画像信号処理部62、コマンド変換処理ソフト
/アプリケーション部63を備え、記憶部6にジェスチ
ャコマンドデータベース14(図2参照)を備えてい
る。
【0141】撮像装置61は、例えば、画像撮像素子と
して、CCD(Charge Coupled Device )またはCMO
S(Complementary Metal Oxide Semiconductor )等の
撮像素子アレイを備えた静止画像撮像カメラで構成され
ており、ジェスチャコマンド入力を行う情報処理部4ま
たはその近傍に取り付けられている。
【0142】撮像装置61は、情報処理部4、すなわ
ち、ジェスチャコマンド入力装置1の近くにいるユーザ
の顔の画像を撮像して、当該撮像したユーザの顔の画像
を情報処理部4の画像信号処理部62に出力する。
【0143】画像信号処理部(画像処理手段)62は、
撮像装置61から入力されるユーザの顔の画像の画像処
理を行って、予め記憶部6のジェスチャデータベース1
4にジェスチャコマンド情報とともに保存されているユ
ーザの顔画像に関する情報とのマッチング処理を行っ
て、ユーザの特定を行う。画像信号処理部62は、この
ユーザを特定する画像信号処理で、特徴点抽出や相関関
数演算等を行って、最終的に一致するユーザを判断し、
ユーザを特定すると、当該特定したユーザ情報をコマン
ド変換処理ソフト/アプリケーション部63に渡す。
【0144】コマンド変換処理ソフト/アプリケーショ
ン部63は、画像信号処理部62から渡されたユーザ情
報に基づいて、記憶部6のジェスチャデータベース14
のユーザ毎のジェスチャコマンド情報のうち、当該ユー
ザのジェスチャコマンド情報を選択して、アプリケーシ
ョンでの当該ユーザ独自のジェスチャコマンド入力を可
能にする。
【0145】したがって、複数のユーザが、撮像装置6
1の撮像範囲に移動する以外、特に煩雑な操作を行うこ
となく、ユーザ認識を行うことができ、利用性を向上さ
せることができる。
【0146】なお、上記説明では、撮像装置61でユー
ザの顔の画像を撮像して、ユーザの切り換えを行ってい
るが、撮像するのは、ユーザの顔に限るものではなく、
例えば、ユーザの指紋の撮像を行って、ユーザの切り換
えを行ってもよい。
【0147】この場合、撮像装置61は、情報処理部4
またはその近傍に取り付けられている場合に限るもので
はなく、例えば、情報処理部4のポインティングディバ
イスであるマウスの一部やタッチパネル入力専用のタッ
チパネルペンに取り付けられ、これらのマウスやタッチ
パネルペンの撮像装置61を情報処理部4に接続しても
よい。この指紋を撮像する撮像装置61は、一般に用い
られている指紋認識装置を、内部に大幅な変更を加える
ことなく、利用することができる。
【0148】そして、指紋でユーザ認識を行う場合、ジ
ェスチャコマンド入力を行うユーザは、撮像装置61で
自分の指紋の画像を取り込む。
【0149】撮像装置61は、ジェスチャコマンド入力
を行うユーザの指紋の画像を撮像して、当該撮像したユ
ーザの指紋の画像を情報処理部4の画像信号処理部62
に出力する。
【0150】画像信号処理部62は、撮像装置61から
入力されるユーザの指紋の画像の画像処理を行って、予
め記憶部6のジェスチャデータベース14にジェスチャ
コマンド情報とともに保存されているユーザの指紋画像
に関する情報とのマッチング処理を行って、ユーザの特
定を行う。画像信号処理部62は、このユーザを特定す
る画像信号処理で、特徴点抽出や相関関数演算等を行っ
て、最終的に一致するユーザを判断し、ユーザを特定す
ると、当該特定したユーザ情報をコマンド変換処理ソフ
ト/アプリケーション部63に渡す。
【0151】コマンド変換処理ソフト/アプリケーショ
ン部63は、画像信号処理部62から渡されたユーザ情
報に基づいて、記憶部6のジェスチャデータベース14
のユーザ毎のジェスチャコマンド情報のうち、当該ユー
ザのジェスチャコマンド情報を選択して、アプリケーシ
ョンでの当該ユーザ独自のジェスチャコマンド入力を可
能にする。
【0152】このように、各人異なる特徴を持つ指紋を
利用してユーザの認識を行うと、指紋の形状がほとんど
時間変化を起こさないため、認識率及び認識速度を向上
させることができるとともに、撮像装置61、ひいて
は、ジェスチャコマンド入力装置1を小型化することが
できる。
【0153】また、撮像装置61で撮像するのは、ユー
ザの顔や指紋に限るものではなく、例えば、ユーザの眼
球の虹彩の撮像を行って、ユーザの切り換えを行っても
よい。
【0154】この場合、撮像装置61は、情報処理部4
またはその近傍に取り付けられており、情報処理部4、
すなわち、ジェスチャコマンド入力装置1の近くにいる
ユーザの眼球の虹彩を撮像して、当該撮像したユーザの
眼球の虹彩の画像を情報処理部4の画像信号処理部62
に出力する。
【0155】画像信号処理部62は、撮像装置61から
入力されるユーザの眼球の虹彩の画像の画像処理を行っ
て、予め記憶部6のジェスチャデータベース14にジェ
スチャコマンド情報とともに保存されているユーザの眼
球の虹彩画像に関する情報とのマッチング処理を行っ
て、ユーザの特定を行う。画像信号処理部62は、この
ユーザを特定する画像信号処理で、特徴点抽出や相関関
数演算等を行って、最終的に一致するユーザを判断し、
ユーザを特定すると、当該特定したユーザ情報をコマン
ド変換処理ソフト/アプリケーション部63に渡す。
【0156】コマンド変換処理ソフト/アプリケーショ
ン部53は、画像信号処理部62から渡されたユーザ情
報に基づいて、記憶部6のジェスチャデータベース14
のユーザ毎のジェスチャコマンド情報のうち、当該ユー
ザのジェスチャコマンド情報を選択して、アプリケーシ
ョンでの当該ユーザ独自のジェスチャコマンド入力を可
能にする。
【0157】このように、各人異なる特徴を持つ眼球の
虹彩を利用してユーザの認識を行うと、指紋の形状がほ
とんど時間変化を起こさないため、認識率及び認識速度
を向上させることができるとともに、撮像装置61、ひ
いては、ジェスチャコマンド入力装置1を小型化するこ
とができる。
【0158】図20は、本発明のジェスチャコマンド入
力装置の第8の実施の形態を示す図であり、本実施の形
態は、請求項10及び請求項11に対応するものであ
る。
【0159】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態及び上記第7の実施の形態のジェスチャコマンド入
力装置1と同様のジェスチャコマンド入力装置に適用し
たものであり、本実施の形態の説明においては、必要に
応じて、上記第1の実施の形態及び第7の実施の形態で
用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0160】本実施の形態のジェスチャコマンド入力装
置1は、ユーザによる当該ユーザの名前、任意のキーワ
ードまたはキーフレーズ等の暗号の音声に基づいて、予
め登録されているユーザからジェスチャコマンドを利用
するユーザを認識するところにその特徴がある。
【0161】すなわち、本実施の形態のジェスチャコマ
ンド入力装置1は、図20に示すように、ユーザ特定部
7として、集音装置71を備えており、また、情報処理
部4に、音声信号処理部72、コマンド変換処理ソフト
/アプリケーション部63を備え、記憶部6にジェスチ
ャコマンドデータベース14(図2参照)を備えてい
る。
【0162】集音装置(音声入力手段)71は、一般に
用いられているマイクロフォンで構成されており、ジェ
スチャコマンド入力を行う情報処理部4またはその近傍
に取り付けられており、あるいは、情報処理部4のポイ
ンティングディバイスであるマウスの一部やタッチパネ
ル入力用のタッチパネルペンに取り付けられており、情
報処理部4と接続されている。そして、この集音装置7
1は、一般に用いられているマイクロフォンを、大幅な
変更を加えることなく、集音装置71の一部として組み
込んで利用することができる。
【0163】ユーザは、集音装置71に向かって、自分
の名前、任意のキーワードまたはキーフレーズをジェス
チャコマンド開始の合図として発声し、集音装置71
は、この名前、キーワードまたはキーフレーズ等の暗号
を取り込んで情報処理部4の音声信号処理部72に出力
する。
【0164】記憶部6のジェスチャデータベース14に
は、各ユーザ毎に、ユーザの名前、任意のキーワードま
たはキーフレーズ等の暗号がジェスチャコマンド情報と
ともに予め登録されている。
【0165】音声信号処理部(音声処理手段)72は、
集音装置71から入力される名前、キーワードまたはキ
ーフレーズ等の暗号の音声信号を認識し、当該音声認識
した内容とジェスチャデータベース14に予め格納され
ているユーザ毎のユーザの名前、任意のキーワードまた
はキーフレーズ等の暗号を比較して、ユーザを特定し、
特定したユーザ情報をコマンド変換処理ソフト/アプリ
ケーション部63に通知する。
【0166】コマンド変換処理ソフト/アプリケーショ
ン部63は、音声信号処理部72から渡されたユーザ情
報に基づいて、記憶部6のジェスチャデータベース14
のユーザ毎のジェスチャコマンド情報のうち、当該ユー
ザのジェスチャコマンド情報を選択して、アプリケーシ
ョンでの当該ユーザ独自のジェスチャコマンド入力を可
能にする。
【0167】したがって、複数のユーザが、名前、キー
ワードまたはキーフレーズ等の暗号を集音装置71に向
かって発声するだけで、特に煩雑な操作を行うことな
く、ユーザ認識を行うことができ、利用性を向上させる
ことができるとともに、ジェスチャコマンド入力装置1
を小型化することができる。
【0168】なお、上記説明では、ユーザの発声する名
前、キーワードまたはキーフレーズ等の暗号に基づい
て、ユーザを認識しているが、ユーザの発声する声の声
紋に基づいて、ユーザを認識してもよい。
【0169】この場合、記憶部6のジェスチャデータベ
ース14には、各ユーザ毎に、当該ユーザの声紋情報が
ジェスチャコマンド情報とともに予め登録されている。
【0170】ユーザは、集音装置71に向かって、ユー
ザを特定するために、任意の内容の言葉、記号等の任意
の音声を発声し、集音装置71は、この任意の音声を取
り込んで情報処理部4の音声信号処理部72に出力す
る。
【0171】そして、情報処理部4の音声信号処理部7
2は、集音装置71から入力される任意の音声信号の音
声信号処理を行って、音声信号の周波数特徴を声紋情報
として抽出し、当該抽出した声紋情報とジェスチャデー
タベース14に予め格納されているユーザ毎の当該ユー
ザの声紋情報を比較して、ユーザを特定する。音声信号
処理部72は、このユーザを特定する音声信号処理で、
特徴点抽出や相関関数演算等を行って、最終的に声紋情
報の一致するユーザを判断して特定し、当該特定したユ
ーザ情報をコマンド変換処理ソフト/アプリケーション
部63に通知する。
【0172】コマンド変換処理ソフト/アプリケーショ
ン部53は、画像信号処理部62から渡されたユーザ情
報に基づいて、記憶部6のジェスチャデータベース14
のユーザ毎のジェスチャコマンド情報のうち、当該ユー
ザのジェスチャコマンド情報を選択して、アプリケーシ
ョンでの当該ユーザ独自のジェスチャコマンド入力を可
能にする。
【0173】このように、ユーザが、任意の音声を発す
るだけで、面倒な操作を行うことなく、ユーザの切り換
えを行うことができるとともに、ジェスチャコマンド入
力装置1を小型化することができる。
【0174】図21は、本発明のジェスチャコマンド入
力装置の第9の実施の形態を示す図であり、本実施の形
態は、請求項12に対応するものである。
【0175】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態及び上記第7の実施の形態のジェスチャコマンド入
力装置1と同様のジェスチャコマンド入力装置に適用し
たものであり、本実施の形態の説明においては、必要に
応じて、上記第1の実施の形態及び第7の実施の形態で
用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0176】本実施の形態のジェスチャコマンド入力装
置1は、ジェスチャコマンド情報(ジェスチャコマンド
データ)を固定の記憶部6に格納するだけでなく、ジェ
スチャコマンド情報を可搬性を有する携帯型記録媒体に
格納して、必要なときにジェスチャコマンド入力装置1
に読み取らせて利用するものである。
【0177】この場合、ジェスチャコマンド入力装置1
は、図21に示すように、情報処理装置4に、ユーザに
対応してジェスチャコマンド情報80の格納されている
携帯型記録媒体81を読取装置82を介して接続し、携
帯型記録媒体81に格納されているユーザに対応するジ
ェスチャコマンド情報80を情報処理装置4に読み込ま
せる。
【0178】この携帯型記録媒体81には、各ユーザが
自分のジェスチャコマンド情報80を登録し、当該携帯
型記録媒体81を読取装置82に接続または装着して、
情報処理装置4に読み取らせる。
【0179】この携帯型記録媒体81は、磁気、光、ま
たは、電気を利用してデータの読み書きを行うことが可
能な携帯性を有する記録媒体であり、例えば、CD−R
OM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(C
ompact Disc Recordable )、CD−RW(Compact Dis
c Rewritable )、DVD−OMR(Digital VideoDisk
Read Only Memory )、DVD−R(Digital Video Di
sk Recordable )、DVD+RW(Digital Video Disk
Rewritable )等の光ディスク、コンパクトフラッシュ
メモリ(登録商標)、メモリスティック、PCMCIA
(PC MemoryCard International Association)カード
メモリ、PCMCIAカード型ハードディスク、フロッ
ピーディスク(登録商標)、Zip、MO(光磁気ディ
スク)、MD(Mini Disc )、テープ、DAT(Digita
l Audio Tape)、DCC(Digital Compact Cassett
e)、磁気カード、ICカード等を用いることができ
る。もちろん、これらの携帯型記録媒体81のうち、I
Cカード等のように、読取装置82に挿入することな
く、翳すだけで読み取りが可能なものがある。これら携
帯型記録媒体81は、いずれのものを用いてもよいが、
できるだけ高速な読み込みが可能であるものを用いるこ
とが望ましい。
【0180】ジェスチャコマンド入力装置1は、読取装
置82で携帯型記録媒体81からジェスチャデータを読
み取ると、情報処理部4内のコマンド変換処理ソフト/
アプリケーション63による、そのジェスチャデータ8
0に基づいたジェスチャコマンド入力を行える状態とな
る。
【0181】なお、複数のユーザが各自のジェスチャデ
ータ80を格納した携帯型記録媒体81を読取装置82
から読み取らせてユーザの切り換えを行うと、ユーザの
切り換えを行う毎に、携帯型記録媒体81からユーザ特
定データとジェスチャデータ80を読み取る必要があ
り、そり速度が遅くなって不便である。
【0182】そこで、情報処理部4にジェスチャデータ
とそのユーザの区別を行う情報を記録しておき、携帯型
記録媒体81からユーザの区別を行う情報だけを読み取
り、ジェスチャデータは情報処理装置4から読み取っ
て、ユーザの切り換えを高速化するようにしてもよい。
【0183】また、情報処理部4の本体ではなく、読取
装置82に記憶装置を付加し、同様に、ユーザの切り換
えの高速化を行うようにしてもよい。
【0184】さらに、携帯型記録媒体81として、携帯
電話装置を用いてもよい。この場合、携帯電話装置から
ジェスチャコマンド入力装置1に対してダイアルアップ
を行ってデータの交換を行ったり、IrDAのような近
距離赤外線を用いた通信でデータの交換を行ったり、ま
たは、Bluetoothのような近距離無線通信を行
ってデータの交換を行って、ジェスチャコマンド入力が
行えるようにしてもよい。
【0185】このように、本実施の形態のジェスチャコ
マンド入力装置1は、携帯型記録媒体81が着脱可能に
装着された記録媒体の情報を読み取る読取装置82に、
ジェスチャ入力を行うユーザが、自己を認識させる情報
とジェスチャコマンドを記録した携帯型記録媒体81を
装着すると、読取装置82を介して当該携帯型記憶媒体
81から情報を読み出して、ジェスチャ入力を行うユー
ザを認識するとともに、当該携帯型記録媒体81に記録
されているジェスチャコマンドに基づいて入力手段から
入力されるジェスチャをコマンドに変換している。
【0186】したがって、ユーザを簡単かつ速やかに切
り換えて、ユーザ毎のジェスチャコマンドでジェスチャ
入力を簡単かつ速やかに行えるようにすることができる
とともに、どのような場所でも自己のジェスチャコマン
ドを利用することができ、より一層利用性を向上させる
ことができる。
【0187】図22は、本発明のジェスチャコマンド入
力装置の第10の実施の形態を示す図であり、本実施の
形態は、電子会議システムに応用したものである。
【0188】なお、本実施の形態の説明においては、上
記第1の実施の形態のジェスチャコマンド入力装置1と
同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な
説明を省略する。
【0189】図22は、上記実施の形態のジェスチャコ
マンド入力装置1を組み込んだ応用システムとしての電
子会議システム100のシステム構成図であり、電子会
議システム100は、上記第1の実施の形態と同様のジ
ェスチャ入力部2、情報処理装置4、表示画面部5、記
憶部6及びユーザ特定部7を備えているとともに、情報
処理装置4に、ネットワークNWを介して、他の情報処
理装置102a〜102nや周辺機器103a〜103
nが接続されている。
【0190】この電子会議システム100の画面表示部
5は、大画面表示可能な表示装置であり、例えば、プラ
ズマディスプレイ、プロジェクタ等が用いられている。
【0191】情報処理装置4は、ネットワークNWに接
続されており、ユーザ認識情報に基づいて、ネットワー
クNWに接続された情報処理装置102a〜102nか
ら必要なユーザのジェスチャコマンド情報及び他の電子
情報を入手することができる。また、情報処理装置4
は、ネットワークNWに接続された他の周辺機器103
a〜103nを利用することができ、周辺機器103a
〜103nは、プリンタ、マルチファンクション装置
(MFP)、ファクシミリ装置、デジタルカメラ、ビデ
オカメラ、スキャナー、マイクロフォン、プロジェクタ
等である。
【0192】この電子会議システム100は、上述した
方法により、ユーザ毎にジェスチャコマンドの設定及び
変更が可能であり、表示画面部5としての大画面インタ
ーフェイスを利用した効率のよい会議を行うことができ
る。
【0193】図23は、本発明のジェスチャコマンド入
力装置の第11の実施の形態を示す図であり、本実施の
形態は、電子帳簿システムに応用したものである。
【0194】なお、本実施の形態の説明においては、上
記第1の実施の形態のジェスチャコマンド入力装置1と
同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な
説明を省略する。
【0195】図23は、上記実施の形態のジェスチャコ
マンド入力装置1を組み込んだ応用システムとしての電
子帳簿システム110のシステム構成図であり、電子帳
簿システム110は、上記第1の実施の形態と同様のジ
ェスチャ入力部2、情報処理装置4、表示画面部5、記
憶部6及びユーザ特定部7を備えているとともに、情報
処理装置4に、ネットワークNWを介して、情報処理サ
ーバ111a〜111nが接続されている。
【0196】この電子帳簿システム110は、携帯情報
端末として構成されており、表示画面部5は、タッチパ
ネル方式の表示装置であって、ジェスチャ入力部2が組
み込まれたものである。なお、表示画面部に組み込まれ
るジェスチャ入力部2としては、タッチパネル方式以外
にも、光学的、磁気的、電気的手段、あるいは、超音波
を利用して座標入力を行うことが可能な座標入力装置と
組み合わせたものであってもよい。
【0197】情報処理装置4は、ネットワークNWに接
続されており、ユーザ認識情報に基づいて、ネットワー
クNWに接続された情報処理サーバ111a〜111n
から必要なユーザのジェスチャコマンド情報及び他の電
子情報を入手することができる。
【0198】ユーザ特定部7は、電子帳簿システム11
0の場合、ユーザが数分おきに変わるような状況が考え
にくく、ある程度セキュリティ強度があった方がよいた
め、ユーザ認識・切換においては、上述のように、指紋
を用いるか、眼球の虹彩を用いるか、声紋を用いるか、
あるいは、携帯型の情報記憶媒体を用いてユーザの特定
を行うのが適当である。
【0199】このように、本実施の形態の電子帳簿シス
テム110は、各ユーザがそれぞれ自己の登録したジェ
スチャコマンド入力を行うことができ、他の人が電子帳
簿システム110を用いる場合にも、面倒な操作を行う
ことなく、ユーザの切り換えを行って、アプリケーショ
ン毎にジェスチャコマンドを覚えることなく、迅速な入
力・処理を行うことができるとともに、屋外や工場内で
電子機器を扱う場合の操作性を向上させることができ
る。
【0200】なお、携帯型の電子帳簿システム110
は、交代制で同じ電子帳簿システム110を使い回す場
合には、その利便性及び同じ製品が利用可能な場合に
は、場所を問わず同じ環境で使えるように、ジェスチャ
コマンド入力情報だけでなく、ユーザ独自のソフトウェ
ア環境や必要なデータを呼び出せるような機能を付加し
てもよい。
【0201】図24は、本発明のジェスチャコマンド入
力装置の第12の実施の形態を示す図であり、本実施の
形態は、電子案内システムに応用したものである。
【0202】なお、本実施の形態の説明においては、上
記第1の実施の形態のジェスチャコマンド入力装置1と
同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な
説明を省略する。
【0203】図24は、上記実施の形態のジェスチャコ
マンド入力装置1を組み込んだ応用システムとしての電
子案内システム120のシステム構成図であり、電子案
内システム120は、上記第1の実施の形態と同様の情
報処理装置4、記憶部6及びユーザ特定部7を備えてお
り、ジェスチャ入力部と表示部を兼ねたタッチパネル式
表示画面部121を備えているとともに、情報処理装置
4に、ネットワークNWを介して、情報処理サーバ12
2a〜122nが接続されている。
【0204】この電子案内システム120は、携帯情報
端末装置として構成されており、タッチパネル式表示画
面部121は、ジェスチャ入力部と表示部の機能を兼ね
備えている。このジェスチャ入力部と表示部の機能を備
えたものとしては、タッチパネル式表示画面部121に
限るものではなく、例えば、光学的、磁気的、電気的、
あるいは、超音波を利用して座標入力を行うことが可能
な座標入力装置と組み合わせたものであってもよい。
【0205】情報処理装置4は、ネットワークNWに接
続されており、ユーザ認識情報に基づいて、ネットワー
クNWに接続された情報処理サーバ122a〜122n
から必要なユーザのジェスチャコマンド情報及び他の電
子情報を入手することができる。
【0206】ユーザ特定部7は、電子案内システム12
0が専任のユーザにより常時操作される場合には、あま
りユーザを切り換える必要がないため、ある程度セキュ
リティ強度があった方がよいため、ユーザ認識・切換に
おいては、上述のように、指紋を用いるか、眼球の虹彩
を用いるか、声紋を用いるか、あるいは、携帯型の情報
記憶媒体を用いてユーザの特定を行うのが適当であり、
また、電子案内システム120が一般の人が操作する場
合には、携帯型の情報記憶媒体を用いてユーザの特定を
行うのが適当である。
【0207】また、電子案内システム120は、ネット
ワークNWを介して情報処理サーバ122a〜122n
から取得した電子案内情報を携帯型情報記憶媒体に保存
できるようにしてもよいし、携帯型情報記録媒体として
は、携帯電話装置を用いてもよい。このような携帯型情
報記憶媒体から電子案内システム120に対してダイア
ルアップを行うか、またはIrDAのような近距離赤外
線またはBluetoothのような近距離無線通信を
利用して、データのやり取りを行って、各ユーザのジェ
スチャコマンド入力可能状態とするようにしてもよい。
【0208】このように、本実施の形態の電子案内シス
テム120は、各ユーザがそれぞれ自分の登録したジェ
スチャコマンド入力を行うことができるとともに、登録
されているユーザ個人のデータを活用することができ、
他の人が電子案内システム120を用いる場合にも、面
倒な操作を行うことなく、ユーザ切換を行って、アプリ
ケーション毎にジェスチャコマンドを覚えることなく、
迅速な利用を行うことができる。
【0209】図25は、本発明のジェスチャコマンド入
力装置の第13の実施の形態を示す図であり、本実施の
形態は、カーナビゲーションシステムに応用したもので
ある。
【0210】なお、本実施の形態の説明においては、上
記第1の実施の形態のジェスチャコマンド入力装置1と
同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な
説明を省略する。
【0211】図25は、上記実施の形態のジェスチャコ
マンド入力装置1を組み込んだ応用システムとしてのカ
ーナビゲーションシステム130のシステム構成図であ
り、カーナビゲーションシステム130は、上記第1の
実施の形態と同様の情報処理装置4、記憶部6及びユー
ザ特定部7を備えており、ジェスチャ入力部と表示部を
兼ねたタッチパネル式表示画面部131、GPSアンテ
ナ/コントローラ132、ジャイロセンサ133、オー
ディオ機器/音声処理部134及びスピーカ135等を
備えている。
【0212】タッチパネル式表示画面部131は、ジェ
スチャ入力部と表示部の機能を兼ね備えている。このジ
ェスチャ入力部と表示部の機能を備えたものとしては、
タッチパネル式表示画面部131に限るものではなく、
例えば、光学的、磁気的、電気的、あるいは、超音波を
利用して座標入力を行うことが可能な座標入力装置と組
み合わせたものであってもよい。
【0213】カーナビゲーションシステム130は、G
PSアンテナ/コントローラ132が人工衛星136か
ら取得する車の位置を算出するための情報及びを取得
し、また、ジャイロセンサ90からの信号を元に車の現
在位置を算出する。また、GPSアンテナ/コントロー
ラ132は、情報処理サーバ137から人工衛星136
に送られた情報を受信する。
【0214】情報処理装置4は、GPSアンテナ/コン
トローラ132から取得した位置情報やジャイロセンサ
133から取得した位置情報及び記憶部6に記録されて
いる情報から、地図や道案内の情報をタッチパネル式表
示画面部131に表示したり、最短のルートを計算する
機能を有しており、取得した各種情報をオーディオ機器
/音声処理部134を介してスピーカ135から拡声出
力する。
【0215】このオーディオ機器/音声処理部134及
びスピーカ135は、カーナビゲーションシステム13
0が、車に搭載されているラジオ電波を受信して変調し
た音声信号及び磁気式カセットテープ、コンパクトディ
スク、MD等の記録媒体に記録された音楽を再生するオ
ーディオ装置と一体化されている場合には、この車に搭
載されているオーディオ装置を利用することができる。
【0216】カーナビゲーションシステム130は、個
人向けの用途としてではなく、レンタカー等のように不
特定の人物に貸出すサービスにおいて用いられている場
合には、ユーザが数分おきに変わるような状況が考えに
くいため、ユーザ特定部7でのユーザ認識・切り換えに
おいては、携帯型の情報記憶媒体を用いて行うのが適当
である。特に、カーナビゲーションシステム130は、
CD規格やDVD規格の記録媒体を読み取るオーディオ
装置を備えていることが多いため、これらをユーザ特定
部7として利用することができ、このようにすると、現
在普及しているカーナビゲーションに大幅な変更を加え
ることなく、カーナビゲーションシステム130を適用
することができる。
【0217】このように、本実施の形態のカーナビゲー
ションシステム130は、各人の操作しやすいジェスチ
ャコマンドでカーナビげーションシステム130を使用
することができ、安全運転を妨げることなく、カーナビ
ゲーションシステム130の操作を行うことができ、事
故を適切に防止することができる。
【0218】なお、カーナビゲーションシステム130
は、場時を問わず同じ環境で使えるように、ジェスチャ
コマンド入情報だけでなく、ユーザ独自のソフトウェア
環境や主要目的地等の必要なデータを呼び出せるような
機能を付加してもよい。
【0219】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0220】
【発明の効果】請求項1記載の発明のジェスチャコマン
ド入力装置によれば、ユーザの身体の一部または専用の
指示媒体を用いて、入力手段に対して行われたジェスチ
ャ入力をコマンドに変換するに際して、入力手段に対し
てジェスチャ入力を行うユーザを、ユーザ認識手段が認
識すると、当該認識されたユーザに対応して、予め各ユ
ーザ毎に当該ユーザ固有のジェスチャコマンドが登録さ
れている記憶手段の当該ユーザ固有のジェスチャコマン
ドに基づいて当該ユーザが入力手段から入力したジェス
チャをコマンドに変換するので、アプリケーションある
いは他のユーザが任意に登録したジェスチャコマンドに
関わらず、ユーザが自分の使い慣れたジェスチャを使用
してコマンド入力を行えるようにすることができるとと
もに、入力手段に、どのユーザがジェスチャ入力を行っ
ているかを認識することができ、複数のユーザが各々の
ジェスチャで、コマンド入力を行えるようにして、利用
性を向上させることができる。
【0221】請求項2記載の発明のジェスチャコマンド
入力装置によれば、記憶手段に、アプリケーションソフ
トに依存しないジェスチャコマンドを共通ジェスチャコ
マンドとして登録し、入力手段から入力されたジェスチ
ャを当該ジェスチャコマンドの入力対象であるアプリケ
ーションソフトと一致するコマンドを記憶手段から検索
して、当該アプリケーション固有のコマンドに変換する
ので、アプリケーションに他のジェスチャコマンドが初
期状態で登録されている場合に、例えば、「ファイルを
閉じる」、「コピー」、「貼りつけ」等の汎用性の高い
コマンドを共通ジェスチャコマンドとして登録して、ア
プリケーションによらず、当該登録したジェスチャを使
用してコマンド入力を行うことができ、より一層利用性
を向上させることができる。
【0222】請求項3記載の発明のジェスチャコマンド
入力装置によれば、記憶手段に、アプリケーションソフ
ト毎にユーザ固有のジェスチャコマンドを登録し、認識
したユーザの入力対象であるアプリケーションソフトに
対して、使用しているアプリケーションを自動認識し、
当該認識したアプリケーションに対応して記憶手段に登
録されている当該ユーザ固有のジェスチャコマンドを選
択して、当該選択したユーザ固有のジェスチャコマンド
に基づいて入力手段から入力されたジェスチャをコマン
ドに変換するので、アプリケーション毎にジェスチャコ
マンドを自動的に切り換えることができ、各ユーザが各
々アプリケーション別のジェスチャコマンド入力を行え
にるようにして、より一層利用性を向上させることがで
きる。
【0223】請求項4記載の発明のジェスチャコマンド
入力装置によれば、入力手段から入力されたジェスチャ
に対応するコマンドが、当該入力対象のアプリケーショ
ンに存在しないときには、コマンド入力が失敗した旨及
び認識しているユーザを特定する情報をエラー情報とし
て通知するので、誤操作を防ぐことができるとともに、
現在どのユーザが認識されているが分かるようにして、
ユーザ認識が失敗していないかの確認を行なうことがで
き、より一層利用性を向上させることができる。
【0224】請求項5記載の発明のジェスチャコマンド
入力装置によれば、記憶手段に登録されているユーザ固
有のジェスチャコマンドまたは共通ジェスチャコマンド
と、当該入力対象であるアプリケーション固有のジェス
チャコマンドのいずれのジェスチャコマンドを利用する
かを選択するジェスチャコマンド選択手段で選択された
ジェスチャコマンドに基づいて入力されたジェスチャを
コマンドに変換するので、多数のユーザが頻繁にユーザ
を切り換えてジェスチャ入力を行う場合やアプリケーシ
ョン固有のジェスチャコマンドで行った方が操作しやす
い場合等にジェスチャコマンドを簡単かつ速やかに切り
換えることができ、操作の混乱を防止して、より一層利
用性を向上させることができる。
【0225】請求項6記載の発明のジェスチャコマンド
入力装置によれば、ジェスチャコマンドを利用するユー
ザを選択するユーザ選択手段で選択されたユーザに基づ
いてジェスチャコマンド変換処理を行うので、ジェスチ
ャ入力を行うユーザを簡単かつ速やかに切り換えること
ができ、ユーザ毎のジェスチャコマンドでジェスチャ入
力を簡単かつ速やかに行えるようにして、より一層利用
性を向上させることができる。
【0226】請求項7記載の発明のジェスチャコマンド
入力装置によれば、記憶手段に、ユーザの顔の画像とジ
ェスチャコマンドを対応させて記憶し、入力手段の近傍
に設けられた画像撮像素子と当該画像撮像素子の撮像し
た画像を処理する画像処理手段を備えたユーザ認識手段
で、入力手段からジェスチャコマンドの入力を行うユー
ザの顔の画像を撮像して、記憶手段に記録されているユ
ーザの顔の画像と照らし合わせて、ユーザを認識するの
で、複数のユーザが、特に特別な操作を行うことなく、
ユーザを簡単かつ速やかに切り換えることができ、ユー
ザ毎のジェスチャコマンドでジェスチャ入力を簡単かつ
速やかに行えるようにして、より一層利用性を向上させ
ることができる。
【0227】請求項8記載の発明のジェスチャコマンド
入力装置によれば、記憶手段に、ユーザの指紋の画像と
ジェスチャコマンドを対応させて記憶し、入力手段の近
傍に設けられた画像撮像素子と当該画像撮像素子の撮像
した画像を処理する画像処理手段を備えたユーザ認識手
段で、入力手段からジェスチャコマンドの入力を行うユ
ーザの指紋の画像を撮像して、記憶手段に記録されてい
るユーザの指紋の画像と照らし合わせて、ユーザを認識
するので、複数のユーザが、特に特別な操作を行うこと
なく、ユーザを簡単かつ速やかに切り換えることがで
き、ユーザ毎のジェスチャコマンドでジェスチャ入力を
簡単かつ速やかに行えるようにして、より一層利用性を
向上させることができる。
【0228】請求項9記載の発明のジェスチャコマンド
入力装置によれば、記憶手段に、ユーザの眼球の虹彩の
画像とジェスチャコマンドを対応させて記憶し、入力手
段の近傍に設けられた画像撮像素子と当該画像撮像素子
の撮像した画像を処理する画像処理手段を備えたユーザ
認識手段で、入力手段からジェスチャコマンドの入力を
行うユーザの眼球の虹彩の画像を撮像して、記憶手段に
記録されているユーザの眼球の虹彩の画像と照らし合わ
せて、ユーザを認識するので、複数のユーザが、特に特
別な操作を行うことなく、ユーザを簡単かつ速やかに切
り換えることができ、ユーザ毎のジェスチャコマンドで
ジェスチャ入力を簡単かつ速やかに行えるようにして、
より一層利用性を向上させることができる。
【0229】請求項10記載の発明のジェスチャコマン
ド入力装置によれば、記憶手段に、ユーザの音声による
ユーザの名称、キーワードまたはキーフレーズ等の暗号
とジェスチャコマンドを対応させて記憶し、入力手段の
近傍に設けられた音声入力手段と当該音声入力手段から
入力される音声を処理する音声処理手段を備えたユーザ
認識手段で、入力手段からジェスチャの入力を行うユー
ザの音声による暗号を取得して、記憶手段に記録されて
いるユーザの音声による暗号と照らし合わせて、ユーザ
を認識するので、複数のユーザが、特に特別な操作を行
うことなく、ユーザを簡単かつ速やかに切り換えること
ができ、ユーザ毎のジェスチャコマンドでジェスチャ入
力を簡単かつ速やかに行えるようにして、より一層利用
性を向上させることができる。
【0230】請求項11記載の発明のジェスチャコマン
ド入力装置によれば、記憶手段に、ユーザの声紋とジェ
スチャコマンドを対応させて記憶し、入力手段の近傍に
設けられた音声入力手段と当該音声入力手段から入力さ
れる音声から声紋を音声認識する音声処理手段を備えた
ユーザ認識手段で、入力手段からジェスチャの入力を行
うユーザの声紋を取得して、記憶手段に記録されている
ユーザの声紋と照らし合わせて、ユーザを認識するの
で、複数のユーザが、特に特別な操作を行うことなく、
ユーザを簡単かつ速やかに切り換えることができ、ユー
ザ毎のジェスチャコマンドでジェスチャ入力を簡単かつ
速やかに行えるようにして、より一層利用性を向上させ
ることができる。
【0231】請求項12記載の発明のジェスチャコマン
ド入力装置によれば、可搬性の記録媒体が着脱可能に装
着された記録媒体の情報を読み取る読取手段に、ジェス
チャ入力を行うユーザが、自己を認識させる情報とジェ
スチャコマンドを記録した記録媒体を装着すると、読取
手段を介して当該記憶媒体から情報を読み出して、ジェ
スチャ入力を行うユーザを認識するとともに、当該記録
媒体に記録されているジェスチャコマンドに基づいて入
力手段から入力されるジェスチャをコマンドに変換する
ので、ユーザを簡単かつ速やかに切り換えて、ユーザ毎
のジェスチャコマンドでジェスチャ入力を簡単かつ速や
かに行えるようにすることができるとともに、どのよう
な場所でも自己のジェスチャコマンドを利用することが
でき、より一層利用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第1の
実施の形態を適用したジェスチャコマンド入力装置のシ
ステムブロック構成図。
【図2】図1のジェスチャコマンド入力装置の機能ブロ
ック構成図。
【図3】図1の記録部にユーザ毎に登録されているジェ
スチャコマンドの一例としての削除コマンド(a)とコ
ピーコマンド(b)を示す図。
【図4】図1の記録部に他のユーザに登録されているジ
ェスチャコマンドの一例としての削除コマンド(a)と
コピーコマンド(b)を示す図。
【図5】図1のジェスチャコマンド入力装置によるジェ
スチャコマンド入力処理を示すフローチャート。
【図6】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第2の
実施の形態を適用したジェスチャコマンド入力装置の記
憶部に登録されているジェスチャコマンドとメニュ−名
及びショートカットキーの割当の一例を示す図。
【図7】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第2の
実施の形態を適用したジェスチャコマンド入力装置によ
るショートカットを優先して検索する場合のジェスチャ
コマンド入力処理を示すフローチャート。
【図8】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第2の
実施の形態を適用したジェスチャコマンド入力装置によ
るメニュー名を優先して検索する場合のジェスチャコマ
ンド入力処理を示すフローチャート。
【図9】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第3の
実施の形態を適用したジェスチャコマンド入力装置の記
憶部にアプリケーションAに対応して登録されているジ
ェスチャコマンドの一例としての削除コマンド(a)と
グループ化コマンド(b)を示す図。
【図10】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第3
の実施の形態を適用したジェスチャコマンド入力装置の
記憶部にアプリケーションBに対応して登録されている
ジェスチャコマンドの一例としてのグループ化コマンド
を示す図。
【図11】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第3
の実施の形態を適用したジェスチャコマンド入力装置の
記憶部に登録されている共通ジェスチャコマンドの一例
としての削除コマンド(a)とグループ化コマンド
(b)を示す図。
【図12】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第4
の実施の形態を適用したジェスチャコマンド入力装置の
エラー出力を音声出力する場合の概略機能ブロック構成
図。
【図13】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第4
の実施の形態を適用したジェスチャコマンド入力装置の
エラー出力を表示出力する場合の概略機能ブロック構成
図。
【図14】図13のジェスチャコマンド入力装置の表示
画面部のユーザを認識してアプリケーションが立ち上が
っている場合の仮想画面の一例を示す図。
【図15】図13のジェスチャコマンド入力装置の表示
画面部のエラーが発生している場合の仮想画面の一例を
示す図。
【図16】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第5
の実施の形態を適用したジェスチャコマンド入力装置の
表示画面部に表示されるジェスチャコマンド選択用のダ
イアログの一例を示す図。
【図17】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第6
の実施の形態を適用したジェスチャコマンド入力装置の
表示画面部に表示されるユーザ選択用のダイアログの一
例を示す図。
【図18】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第6
の実施の形態を適用したジェスチャコマンド入力装置の
要部ブロック構成図。
【図19】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第7
の実施の形態を適用したジェスチャコマンド入力装置の
要部ブロック構成図。
【図20】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第8
の実施の形態を適用したジェスチャコマンド入力装置の
要部ブロック構成図。
【図21】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第9
の実施の形態を適用したジェスチャコマンド入力装置の
要部ブロック構成図。
【図22】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第1
0の実施の形態の応用システムとしての電子会議システ
ムの要部ブロック構成図。
【図23】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第1
1の実施の形態の応用システムとしての電子帳簿システ
ムの要部ブロック構成図。
【図24】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第1
2の実施の形態の応用システムとしての電子案内システ
ムの要部ブロック構成図。
【図25】本発明のジェスチャコマンド入力装置の第1
3の実施の形態の応用システムとしてのカーナビゲーシ
ョンシステムの要部ブロック構成図。
【符号の説明】
1 ジェスチャコマンド入力装置 2 ジェスチャ入力部 3 制御部 4 情報処理部 5 表示画面部 5a 表示画面 6 記憶部 7 ユーザ特定部 11 入力ジェスチャコマンド 12 コマンド変換処理ソフト 13 ユーザ特定情報 14 ジェスチャデータベース 15 コマンド 16 アプリケーション 17 アプリケーションコマンド情報 21 サラウンドドライバ 22 音声出力部 23 ビデオドライバ 30 仮想画面 31 ユーザダイアログ部 40 ダイアログ 41 ユーザ選択ダイアログ 51 ユーザ認識部 52 ユーザ選択ダイアログ部 53 コマンド変換処理ソフト/アプリケーション部 54 登録ユーザ記憶部 61 撮像装置 62 画像信号処理部 63 コマンド変換処理ソフト/アプリケーション部 71 集音装置 72 音声信号処理部 80 ジェスチャコマンド情報 81 携帯型記録媒体 82 読取装置 100 電子会議システム 102a〜102n 情報処理装置 103a〜103n 周辺機器 110 電子帳簿システム 111a〜111n 情報処理サーバ 120 電子案内システム 121 タッチパネル式表示画面部 122a〜122n 情報処理サーバ 130 カーナビゲーションシステム 131 タッチパネル式表示画面部 132 GPSアンテナ/コントローラ 133 ジャイロセンサ 134 オーディオ機器/音声処理部 135 スピーカ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザの身体の一部または専用の指示媒体
    を用いて、入力手段に対して行われたジェスチャ入力を
    コマンドに変換するジェスチャコマンド入力装置におい
    て、予め各ユーザ毎に当該ユーザ固有のジェスチャコマ
    ンドが登録されている記憶手段と、前記入力手段に対し
    てジェスチャ入力を行うユーザを認識するユーザ認識手
    段と、前記入力手段に対して前記ジェスチャ入力を行う
    ユーザを、前記ユーザ認識手段が認識すると、当該認識
    されたユーザに対応して前記記憶手段に登録されている
    ユーザ固有のジェスチャコマンドに基づいて当該ユーザ
    が前記入力手段から入力したジェスチャをコマンドに変
    換する制御手段と、を備えていることを特徴とするジェ
    スチャコマンド入力装置。
  2. 【請求項2】前記記憶手段は、アプリケーションソフト
    に依存しないジェスチャコマンドを共通ジェスチャコマ
    ンドとして登録可能であり、前記制御手段は、前記入力
    手段から入力されたジェスチャを当該ジェスチャコマン
    ドの入力対象であるアプリケーションソフトと一致する
    コマンドを前記記憶手段から検索して、当該アプリケー
    ション固有のコマンドに変換することを特徴とする請求
    項1記載のジェスチャコマンド入力装置。
  3. 【請求項3】前記記憶手段は、アプリケーションソフト
    毎にユーザ固有のジェスチャコマンドが登録可能であ
    り、前記制御手段は、前記認識したユーザの入力対象で
    あるアプリケーションソフトに対して、使用しているア
    プリケーションを自動認識し、当該認識したアプリケー
    ションに対応して前記記憶手段に登録されている当該ユ
    ーザ固有のジェスチャコマンドを選択して、当該選択し
    たユーザ固有のジェスチャコマンドに基づいて前記入力
    手段から入力されたジェスチャを前記コマンドに変換す
    ることを特徴とする請求項1記載のジェスチャコマンド
    入力装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記入力手段から入力さ
    れたジェスチャに対応するコマンドが、当該入力対象の
    アプリケーションに存在しないときには、コマンド入力
    が失敗した旨及び認識しているユーザを特定する情報を
    エラー情報として通知することを特徴とする請求項1か
    ら請求項3のいずれかに記載のジェスチャコマンド入力
    装置。
  5. 【請求項5】前記ジェスチャコマンド入力装置は、前記
    記憶手段に登録されているユーザ固有のジェスチャコマ
    ンドまたは前記共通ジェスチャコマンドと、当該入力対
    象であるアプリケーション固有のジェスチャコマンドの
    いずれのジェスチャコマンドを利用するかを選択するジ
    ェスチャコマンド選択手段を備え、前記制御手段は、当
    該ジェスチャコマンド選択手段で選択されたジェスチャ
    コマンドに基づいて前記入力されたジェスチャを前記コ
    マンドに変換することを特徴とする請求項1から請求項
    4のいずれかに記載のジェスチャコマンド入力装置。
  6. 【請求項6】前記ジェスチャコマンド入力装置は、ジェ
    スチャコマンドを利用するユーザを選択するユーザ選択
    手段を備え、前記制御手段は、当該ユーザ選択手段で選
    択されたユーザに基づいて前記ジェスチャコマンド変換
    処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項5のい
    ずれかに記載のジェスチャコマンド入力装置。
  7. 【請求項7】前記記憶手段は、前記ユーザの顔の画像と
    前記ジェスチャコマンドを対応させて記憶し、前記ユー
    ザ認識手段は、前記入力手段の近傍に設けられた画像撮
    像素子と当該画像撮像素子の撮像した画像を処理する画
    像処理手段を備え、前記入力手段からジェスチャコマン
    ドの入力を行う前記ユーザの顔の画像を撮像して、前記
    記憶手段に記録されているユーザの顔の画像と照らし合
    わせて、前記ユーザを認識することを特徴とする請求項
    1から請求項6のいずれかに記載のジェスチャコマンド
    入力装置。
  8. 【請求項8】前記記憶手段は、前記ユーザの指紋の画像
    と前記ジェスチャコマンドを対応させて記憶し、前記ユ
    ーザ認識手段は、前記入力手段の近傍に設けられた画像
    撮像素子と当該画像撮像素子の撮像した画像を処理する
    画像処理手段を備え、前記入力手段からジェスチャコマ
    ンドの入力を行う前記ユーザの指紋の画像を撮像して、
    前記記憶手段に記録されているユーザの指紋の画像と照
    らし合わせて、前記ユーザを認識することを特徴とする
    請求項1から請求項6のいずれかに記載のジェスチャコ
    マンド入力装置。
  9. 【請求項9】前記記憶手段は、前記ユーザの眼球の虹彩
    の画像と前記ジェスチャコマンドを対応させて記憶し、
    前記ユーザ認識手段は、前記入力手段の近傍に設けられ
    た画像撮像素子と当該画像撮像素子の撮像した画像を処
    理する画像処理手段を備え、前記入力手段からジェスチ
    ャコマンドの入力を行う前記ユーザの眼球の虹彩の画像
    を撮像して、前記記憶手段に記録されているユーザの眼
    球の虹彩の画像と照らし合わせて、前記ユーザを認識す
    ることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに
    記載のジェスチャコマンド入力装置。
  10. 【請求項10】前記記憶手段は、前記ユーザの音声によ
    るユーザの名称、キーワードまたはキーフレーズ等の暗
    号と前記ジェスチャコマンドを対応させて記憶し、前記
    ユーザ認識手段は、前記入力手段の近傍に設けられた音
    声入力手段と当該音声入力手段から入力される音声を処
    理する音声処理手段を備え、前記入力手段からジェスチ
    ャの入力を行うユーザの音声による前記暗号を取得し
    て、前記記憶手段に記録されているユーザの音声による
    暗号と照らし合わせて、前記ユーザを認識することを特
    徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のジェ
    スチャコマンド入力装置。
  11. 【請求項11】前記記憶手段は、前記ユーザの声紋と前
    記ジェスチャコマンドを対応させて記憶し、前記ユーザ
    認識手段は、前記入力手段の近傍に設けられた音声入力
    手段と当該音声入力手段から入力される音声から声紋を
    音声認識する音声処理手段を備え、前記入力手段からジ
    ェスチャの入力を行う前記ユーザの声紋を取得して、前
    記記憶手段に記録されているユーザの声紋と照らし合わ
    せて、前記ユーザを認識することを特徴とする請求項1
    から請求項6のいずれかに記載のジェスチャコマンド入
    力装置。
  12. 【請求項12】前記ジェスチャコマンド入力装置は、可
    搬性の記録媒体が着脱可能に装着された記録媒体の情報
    を読み取る読取手段を備え、ジェスチャ入力を行うユー
    ザが、自己を認識させる情報と前記ジェスチャコマンド
    を記録した記録媒体を前記読取手段に装着すると、前記
    制御手段が、前記読取手段を介して当該記憶媒体から前
    記情報を読み出して、ジェスチャ入力を行うユーザを認
    識するとともに、当該記録媒体に記録されているジェス
    チャコマンドに基づいて前記入力手段から入力されるジ
    ェスチャをコマンドに変換することを特徴とする請求項
    1から請求項6記載のジェスチャコマンド入力装置。
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