JP2002258815A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JP2002258815A
JP2002258815A JP2001060991A JP2001060991A JP2002258815A JP 2002258815 A JP2002258815 A JP 2002258815A JP 2001060991 A JP2001060991 A JP 2001060991A JP 2001060991 A JP2001060991 A JP 2001060991A JP 2002258815 A JP2002258815 A JP 2002258815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
light source
light
display
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001060991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4014363B2 (ja
Inventor
Toshiaki Yoshihara
敏明 吉原
Shinji Tadaki
進二 只木
Tetsuya Makino
哲也 牧野
Hironori Shirato
博紀 白戸
Yoshinori Kiyota
芳則 清田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001060991A priority Critical patent/JP4014363B2/ja
Publication of JP2002258815A publication Critical patent/JP2002258815A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4014363B2 publication Critical patent/JP4014363B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多色表示と単色表示との切り替えを可能にす
る液晶表示装置の提供。 【解決手段】 切替回路30は、外部の装置から与えら
れた表示データDDがフルカラー表示を行うためのデー
タであるのか又は単色のみで表示可能なデータであるの
かを判定する。そして、その判定した結果に応じて、フ
ルカラー表示から単色表示へ又は単色表示からフルカラ
ー表示へ夫々切り替えるための切替信号SSを発生し、
その発生した切替信号SSを制御信号発生回路32へ出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の色の光を時
分割発光させて多色表示を行うカラー光源型の液晶表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報化社会の進展に伴って、パー
ソナルコンピュータ,PDA(Personal Digital assis
tants )等に代表される種々の電子機器が広く使用され
るようになっている。特に、屋外でも使用可能な携帯型
の電子機器の需要が高く、それらの小型・軽量化が要望
されるようになっている。そのような目的を達成するた
めの手段の一つとして液晶表示装置が広く使用されるよ
うになっている。液晶表示装置は、単に小型・軽量化の
みならず、バッテリ駆動される携帯型の電子機器の低消
費電力化のためには必要不可欠な技術である。
【0003】ところで、液晶表示装置は大別すると反射
型と透過型とに分類される。反射型液晶表示装置は液晶
パネルの前面から入射した光線を液晶パネルの背面で反
射させてその反射光で画像を視認させる構成である。近
年では、視認側に光源を備え、その光源から発せられた
光線を同じく反射させるような構成のものも開発されて
いる。また、透過型は液晶パネルの背面に備えられた光
源(バックライト)からの透過光で画像を視認させる構
成である。反射型は環境条件によって反射光量が一定し
ないため視認性に劣るが安価であることから、電卓,時
計等の単一色(例えば白/黒表示等)の表示装置として
広く普及しているが、マルチカラーまたはフルカラー表
示を行うパーソナルコンピュータ等の表示装置としては
不向きである。このため、マルチカラーまたはフルカラ
ー表示を行うパーソナルコンピュータ等の表示装置とし
ては一般的に透過型液晶表示装置が使用される。
【0004】一方、現在のカラー液晶表示装置は、使用
される液晶物質の面からSTN(Super Twisted Nemati
c )タイプとTFT−TN(Thin Film Transistor-Twi
stedNematic )タイプとに一般的に分類される。STN
タイプは製造コストは比較的安価であるが、クロストー
クが発生し易く、また応答速度が比較的遅いため、動画
の表示には適さないという問題がある。一方、TFT−
TNタイプは、STNタイプに比して表示品質は高い
が、液晶パネルの透過率が現状では4%程度しかないた
め高輝度のバックライトが必要になる。このため、TF
T−TNタイプではバックライトによる消費電力が大き
くなってバッテリ電源を携帯する場合の使用には問題が
ある。また、TFT−TNタイプには、応答速度、特に
中間調の応答速度が遅い、視野角が狭い、カラーバラン
スの調整が難しい等の問題もある。
【0005】また、従来の液晶表示装置は、白色光のバ
ックライトを使用し、3原色のカラーフィルタで白色光
を選択的に透過させることによりマルチカラー又はフル
カラー表示を行うように構成されたカラーフィルタ型が
一般的であった。しかしこのようなカラーフィルタ型で
は、隣合う3色のカラーフィルタの範囲を1単位として
表示画素を構成するため、実質的には解像度が1/3に
低下することになる。さらに、カラーフィルタを用いる
ことによって、液晶パネルの透過率が低下するため、カ
ラーフィルタを用いていない場合に比し、輝度も低下す
る。
【0006】このような問題を解決すべく、液晶素子と
して印加電界に対する応答速度が高速な強誘電性液晶素
子または反強誘電性液晶素子を使用し、同一画素を3原
色で時分割発光させることによってカラー表示を行う液
晶表示装置が提案されている(特開平7−281150
号公報等)。
【0007】この液晶表示装置は、数百〜数μ秒オーダ
の高速応答が可能な強誘電性液晶素子または反強誘電性
液晶素子を用いた液晶パネルと、赤,緑,青色光が時分
割で発光可能なバックライトとを組み合わせ、液晶素子
のスイッチングとバックライトの発光とを同期させるこ
とによって、カラー表示を実現する。このようなカラー
表示方式は、一般にフィールド・シーケンシャル・カラ
ー方式と呼ばれている。
【0008】フィールド・シーケンシャル・カラー方式
の液晶表示装置において、液晶材料として強誘電性液晶
素子または反強誘電性液晶素子を用いた場合、印加電圧
の有無に拘らず液晶分子が基板(ガラス基板)に対して
常時平行であるので、視野角が極めて広くなり、実用上
問題とならない。さらに、赤,緑,青の発光ダイオード
(LED)によるバックライトを用いた場合、各LED
に流す電流を制御することにより、カラーバランスを調
整することが可能になる。
【0009】図10は、従来のフィールド・シーケンシ
ャル・カラー方式の液晶表示装置の構成の一例を示すブ
ロック図である。表示制御手段51が有する画像メモリ
部52には、液晶パネル53により表示されるべき表示
データDDが外部の例えばパーソナルコンピュータ等か
ら与えられる。画像メモリ部52は、この表示データD
Dを一旦記憶した後、各画素単位のデータ(以下、画素
データPDという)をデータドライバ55に対して転送
し、データドライバ55はこの転送された画素データP
Dを出力する。また、表示制御手段51はスキャンドラ
イバ56に対して制御信号を出力し、スキャンドライバ
56はこの制御信号に従って液晶パネル53内に備えら
れた走査線のオン/オフを制御する。さらに、表示制御
手段51はバックライト54に駆動電圧を与えてバック
ライト54が有しているLEDアレイを発光させる。
【0010】図11は、このような液晶表示装置におけ
る表示制御の一例を示すタイムチャートであり、図11
(a)はバックライト54の赤,緑,青各色のLEDの
発光タイミングを、図11(b)は液晶パネル53の各
ラインの走査タイミングを夫々示す。
【0011】図11(a)に示すとおり、バックライト
54のLEDを例えば1/180秒毎に赤,緑,青の順
で順次発光させ、それと同期して液晶パネル53の各画
素をライン単位でスイッチングすることにより表示を行
う。なお、1秒間に60フレームの表示を行う場合、1
フレームの期間は1/60秒になり、この1フレームの
期間を更に1/180秒ずつの3サブフレームに分割
し、例えば図11(a)に示す例では第1番目のサブフ
レームにおいて赤のLEDを、第2番目のサブフレーム
において緑のLEDを、第3番目のサブフレームにおい
て青のLEDを夫々発光させる。
【0012】一方、図11(b)に示すとおり、液晶パ
ネル53に対しては赤,緑,青の各色のサブフレーム中
にデータ走査を2度行う。但し、1回目の走査(データ
書込み走査)の開始タイミング(第1ラインへのタイミ
ング)が各サブフレームの開始タイミングと一致するよ
うに、また2回目の走査(データ消去走査)の終了タイ
ミング(最終ラインへのタイミング)が各サブフレーム
の終了タイミングと一致するようにタイミングを調整す
る。
【0013】データ書込み走査にあっては、液晶パネル
53の各画素には画素データPDに応じた電圧が供給さ
れ、透過率の調整が行われる。これによって、フルカラ
ー表示が可能となる。またデータ消去走査にあっては、
データ書込み走査時と同電圧で逆極性の電圧が液晶パネ
ル53の各画素に供給され、液晶パネル53の各画素の
表示が消去され、液晶への直流成分の印加が防止され
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、表示データ
が単色(例えば、白/黒,赤/黒,緑/黒,青/黒等)
である場合等においては、赤,緑,青色のすべての色を
発光する必要がないときがある。しかしながら、上述し
た従来のフィールド・シーケンシャル・カラー方式の液
晶表示装置では、図11から明らかなように常に赤,
緑,青色のすべての色の発光が順次的に行われるため、
表示データが単色である場合であっても同様にすべての
色が順次的に発光されており、無駄が多く相当な電力を
消費するという問題があった。
【0015】また、上述した従来のフィールド・シーケ
ンシャル・カラー方式の液晶表示装置は、図11に示し
たとおり、サブフレーム内で液晶素子の応答が終了しな
ければならないため、カラーフィルタ方式の液晶表示装
置に比して液晶素子の高速応答性が要求される。しかし
ながら、一般に液晶素子は温度が低下するに伴って粘度
が上昇するため、応答性が低下することになる。したが
って、液晶パネルの温度が低下した場合、液晶素子の応
答性が低下することになるため、フィールド・シーケン
シャル・カラー方式での表示を行うことが困難になると
いう問題があった。
【0016】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、表示データが単色である場合又は液晶パネルの
温度が所定値以下となった場合等に、例えば3色光を時
分割発光する制御から、3色光の発光時間及びタイミン
グを略一致させる又は3色光のうちの何れかの色の光を
発光する制御等へ切り替えることによって、省電力化及
び広い温度範囲での表示を実現することができる液晶表
示装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る液晶表示
装置は、複数の液晶画素及び該液晶画素の夫々に対応し
て設けられたスイッチング素子を有する透過型又は半透
過型の液晶パネルと、該液晶パネルの背面に配置され、
複数の色の光を発光する光源と、表示データに対応して
前記液晶画素の光透過率を変化させるための駆動部とを
備える液晶表示装置において、前記複数の色の光を時分
割発光するように前記光源を制御する第1光源制御部
と、前記複数の色の光の発光時間及びタイミングが略一
致するように前記光源を制御する第2光源制御部と、前
記第1光源制御部による制御と前記第2光源制御部によ
る制御との切り替えを行う切替手段とを備えることを特
徴とする。
【0018】第1発明による場合、光源の複数の色の光
を時分割発光することにより透過型又は半透過型の液晶
パネルにて多色表示を行う制御と、光源の複数の色の光
の発光時間及びタイミングを略一致させることにより前
記液晶パネルにて単色表示を行う制御とを切り替える。
このようにして多色表示と単色表示とを適宜切り替える
ことにより、状況に応じた適切な表示を行うことが可能
になる。
【0019】第2発明に係る液晶表示装置は、複数の液
晶画素及び該液晶画素の夫々に対応して設けられたスイ
ッチング素子を有する透過型又は半透過型の液晶パネル
と、該液晶パネルの背面に配置され、複数の色の光を発
光する光源と、表示データに対応して前記液晶画素の光
透過率を変化させるための駆動部とを備える液晶表示装
置において、前記複数の色の光を時分割発光するように
前記光源を制御する第1光源制御部と、前記複数の色の
光のうちの少なくとも1色の光を発光するように前記光
源を制御する第2光源制御部と、前記第1光源制御部に
よる制御と前記第2光源制御部による制御との切り替え
を行う切替手段とを備えることを特徴とする。
【0020】第2発明による場合、光源の複数の色の光
を時分割発光することにより透過型又は半透過型の液晶
パネルにて多色表示を行う制御と、複数の色の光のうち
の少なくとも1色の光を発光することにより前記液晶パ
ネルにて単色表示を行う制御とを切り替える。このよう
にして多色表示と単色表示とを適宜切り替えることによ
り、状況に応じた適切な表示を行うことが可能になる。
【0021】第3発明に係る液晶表示装置は、複数の液
晶画素及び該液晶画素の夫々に対応して設けられたスイ
ッチング素子を有する反射型又は半透過型の液晶パネル
と、複数の色の光を発光する光源と、表示データに対応
して前記液晶画素の光透過率を変化させるための駆動部
とを備える液晶表示装置において、前記複数の色の光を
時分割発光するように前記光源を制御する第1光源制御
部と、前記複数の色の光を消灯するように前記光源を制
御する第2光源制御部と、前記第1光源制御部による制
御と前記第2光源制御部による制御との切り替えを行う
切替手段とを備えることを特徴とする。
【0022】第3発明による場合、光源の複数の色の光
を時分割発光することにより反射型又は半透過型の液晶
パネルにて多色表示を行う制御と、光源の複数の色の光
を消灯するすることにより前記液晶パネルにて単色表示
を行う制御とを切り替える切替手段を備えている。この
ようにして多色表示と単色表示とを適宜切り替えること
により、状況に応じた適切な表示を行うことが可能にな
る。
【0023】第4発明に係る液晶表示装置は、第1発明
又は第2発明に係る液晶表示装置において、前記第2光
源制御部は、前記第1光源制御部による制御の場合と異
なる発光強度で発光するように前記光源を制御すべくな
してあることを特徴とする。
【0024】第4発明による場合、光源の発光強度は、
複数の色の光の時分割発光による多色表示時と単色表示
時とで異なることになる。これにより、例えば多色表示
及び単色表示の何れにおいても同等な輝度にて表示を行
うこと等が可能になる。
【0025】第5発明に係る液晶表示装置は、第1発明
乃至第4発明の何れかの液晶表示装置において、複数色
の合成による表示データを単色の表示データへ変換する
データ変換手段を更に備えることを特徴とする。
【0026】第5発明による場合、複数色の合成による
表示データを単色の表示データへ変換することができる
ため、多色表示から単色表示に切り替わった場合に、良
好な表示を得ることができる。
【0027】第6発明に係る液晶表示装置は、第1発明
乃至第5発明の何れかの液晶表示装置において、前記切
替手段は、前記表示データに基づいて、前記切り替えを
行うべくなしてあることを特徴とする。
【0028】第6発明による場合、表示データの内容に
基づいて多色表示と単色表示との切り替えを行う。これ
により、例えば多色表示時に単色で表示可能な表示デー
タが発生した場合には単色表示に切り替える等の動作が
でき、その結果省電力化を図ることができる。
【0029】第7発明による場合、第1発明乃至第6発
明の何れかの液晶表示装置において、液晶パネルの温度
を測定する測定手段を更に備え、前記切替手段は、前記
測定手段による測定の結果に基づいて、前記切り替えを
行うべくなしてあることを特徴とする。
【0030】第7発明による場合、液晶パネルの温度に
基づいて多色表示と単色表示との切り替えを行う。これ
により、通常は多色表示を行い、液晶素子の応答性が低
下する低温下では単色表示に切り替える等の動作がで
き、その結果広い温度範囲での良好な表示を実現するこ
とができる。
【0031】第8発明に係る液晶表示装置は、第1発明
乃至第7発明の何れかの液晶表示装置において、前記切
替手段によって前記切り替えが行われたことを示す切替
情報を生成する生成手段を更に備え、該生成手段は、前
記表示データに前記切替情報を含めるべくなしてあるこ
とを特徴とする。
【0032】第8発明による場合、多色表示と単色表示
との切り替えが行われたことを示す切替情報が液晶パネ
ルに表示されることになるため、例えば多色表示から単
色表示へと切り替わった場合に、装置の故障によるもの
ではないことをユーザが確認することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。 (実施の形態1)図1は、実施の形態1に係る本発明の
液晶表示装置の構成を示すブロック図、図2はその液晶
パネル及びバックライトの模式的断面図、及び図3は液
晶表示装置の構成例を示す模式図である。
【0034】図1において、21,22は図2に断面構
造が示されている透過型の液晶パネル,バックライトを
夫々示している。バックライト22は図2に示されてい
るように、赤,緑,青の各色を発光するLEDアレイ7
と、導光及び光拡散板6とで構成されている。
【0035】図2及び図3で示されているように、液晶
パネル21は上層(表面)側から下層(背面)側に、偏
光フィルム1,ガラス基板2,共通電極3,ガラス基板
4,偏光フィルム5をこの順に積層して構成されてお
り、ガラス基板4の共通電極3側の面にはマトリクス状
に配列された液晶画素電極(ピクセル電極)40,40
…が形成されている。これら共通電極3及びピクセル電
極40には後述するデータドライバ33及びスキャンド
ライバ34等よりなる駆動部50が接続されている。デ
ータドライバ33は、信号線42を介してTFT41と
接続されており、スキャンドライバ34は、走査線43
を介してTFT41と接続されている。TFT41はス
キャンドライバ34によりゲートがオン/オフ制御され
る。また個々のピクセル電極40には、データドライバ
34とTFT41の制御を介して表示データに応じた電
圧が印加され、個々のピクセルの透過光強度が制御され
る。
【0036】ガラス基板4上のピクセル電極40,40
…の上面には配向膜12が、共通電極3の下面には配向
膜11が夫々配置され、これらの配向膜11,12の間
に液晶物質が充填されて液晶層13が形成される。な
お、14は液晶層13の層厚を保持するためのスペーサ
である。
【0037】バックライト22は、液晶パネル21の下
層(背面)側に位置し、発光領域を構成する導光及び光
拡散板6の端面に臨ませた状態でLEDアレイ7が備え
られている。導光及び光拡散板6はこのLEDアレイ7
の各LEDから発光される光を自身の表面全体に導光す
ると共に上面へ拡散することにより、発光領域として機
能する。
【0038】ここで、本発明に係る液晶表示装置の具体
例について説明する。まず、図2及び図3に示されてい
る液晶パネル21を以下のようにして作製した。個々の
ピクセル電極40をマトリクス状に配し、画素数が64
0×480で対角3.2インチのTFT基板を作製し
た。このようなTFT基板と共通電極3を有するガラス
基板2とを洗浄した後、スピンコータによりポリイミド
を塗布して200℃で1時間焼成することにより、約2
00Åのポリイミド膜を配向膜11,12として成膜し
た。
【0039】更に、これらの配向膜11,12をレーヨ
ン製の布でラビングし、両者間に平均粒径1.6μmの
シリカ製のスペーサ14でギャップを保持した状態で重
ね合わせて空パネルを作製した。この空パネルの配向膜
11,12間にナフタレン系液晶を主成分とする強誘電
性液晶を封入して液晶層13とした。なお、この強誘電
性液晶の自発分極の大きさは6nC/cm2 であった。
そして、作製したパネルをクロスニコル状態の2枚の偏
光フィルム1,5で、液晶層13の強誘電性液晶分子が
一方に傾いた場合に暗状態になるようにして挟んで液晶
パネル21とした。
【0040】この液晶パネル21と、赤,緑,青の時分
割発光が可能であるバックライト22とを重ね合わせ
た。このバックライト22の発光タイミング,発光色
は、液晶パネル21のデータ書込み/消去走査に同期し
て制御される。
【0041】図1において、フルカラー表示又は単色表
示の切り替えを行うための切替回路30には、表示され
るべき表示データDDが外部の例えばパーソナルコンピ
ュータなどから与えられる。切替回路30は、この表示
データDDを画像メモリ部31へ出力すると共に、その
表示データDDがフルカラー又は単色の何れに係るデー
タであるかを判定し、フルカラーであると判定した場合
であって直前に与えられた表示データDDが単色である
ときにフルカラー表示から単色表示へ、又は単色である
と判定した場合であって直前に与えられた表示データD
Dがフルカラーであるときに単色表示からフルカラー表
示へ夫々切り替える旨を示す切替信号SSを発生し、発
生した切替信号SSを制御信号発生回路32へ出力す
る。制御信号発生回路32は、切替信号SSに応じて、
異なるタイミングで同期信号SYNを発生する。
【0042】画像メモリ部31は、この表示データDD
を一旦記憶した後、各画素単位のデータ(以下、画素デ
ータPDという)を制御信号発生回路32が発生する同
期信号SYNに同期して出力する。この画像メモリ部3
1から出力された画素データPDは、データ変換回路3
7に与えられる。
【0043】データ変換回路37は、制御信号発生回路
32から出力されるデータ変換制御信号DCSがLレベ
ルの場合は画素データPDをそのまま通過させ、一方H
レベルの場合は画素データPDにより各画素に与えられ
た電圧をキャンセルするための画素データ#PDを生成
し出力する。このデータ変換回路37から出力された画
素データPD又は画素データ#PDはデータドライバ3
3に与えられる。データドライバ33は、ピクセル電極
40の信号線42のオン/オフをデータ変換回路37か
ら出力される画素データPD又は画素データ#PDにし
たがって制御する。
【0044】制御信号発生回路32で発生された同期信
号SYNは、スキャンドライバ34と、基準電圧発生回
路35と、バックライト制御回路及び駆動電源36とに
も与えられる。スキャンドライバ34は、その同期信号
SYNに同期してピクセル電極40の走査線43のオン
/オフを制御する。また、基準電圧発生回路34は、そ
の同期信号SYNに同期して基準電圧VR1及びVR2
を生成し、生成した基準電圧VR1をデータドライバ3
3に、基準電圧VR2をスキャンドライバ34に夫々与
える。バックライト制御回路及び駆動電源36は、その
同期信号SYNに同期して駆動電圧をバックライト22
に与えてバックライト22のLEDアレイ7を発光させ
る。
【0045】このような実施の形態1に係る本発明の液
晶表示装置による表示動作の一例について、以下に説明
する。実施の形態1に係る本発明の液晶表示装置は、フ
ルカラー表示を行う場合、図11を参照して上述した従
来のフィールド・シーケンシャル・カラー方式の液晶表
示装置における表示制御のタイムチャートにしたがって
動作する。また、単色表示を行う場合は、以下のように
動作する。
【0046】図4は、単色表示を行う場合の実施の形態
1に係る本発明の液晶表示装置における表示制御のタイ
ムチャートである。図4において、(a)−1はバック
ライト22の各色のLEDの発光タイミングの例を、
(a)−2はバックライト22の各色のLEDの(a)
−1とは異なる発光タイミングの例を、(b)は液晶パ
ネル21の各ラインの走査タイミングを夫々示してい
る。
【0047】表示データDDが緑色のみを表示するため
のデータである場合、図4(a)−1に示すとおり、第
2番目のサブフレームにおいてバックライト22の緑の
LEDを発光させ、それと同期して液晶パネル21の各
画素をライン単位でスイッチングすることにより緑/黒
表示を行う。この場合、第1番目及び第3番目のサブフ
レームにおいてはバックライト22の発光を行わない。
【0048】また、表示データDDがマゼンダ色のみを
表示するためのデータである場合、図4(a)−2に示
すとおり、第1番目,第3番目のサブフレームにおいて
バックライト22の赤,緑のLEDを夫々発光させ、そ
れと同期して液晶パネル21の各画素をライン単位でス
イッチングすることによりマゼンダ/黒表示を行う。こ
の場合、第2番目のサブフレームにおいてはバックライ
ト22の発光を行わない。
【0049】一方、図4(b)に示すとおり、液晶パネ
ル21に対しては各色のサブフレーム中にデータ走査を
2度行う。但し、1回目の走査(データ書込み走査)の
開始タイミング(第1ラインへのタイミング)が各サブ
フレームの開始タイミングと一致するように、また2回
目の走査(データ消去走査)の終了タイミング(最終ラ
インへのタイミング)が各サブフレームの終了タイミン
グと一致するようにタイミングを調整する。
【0050】データ書込み走査にあっては、液晶パネル
21の各画素には画素データPDに応じた電圧が供給さ
れ、透過率の調整が行われる。またデータ消去走査にあ
っては、データ書込み走査時と同電圧で逆極性の電圧が
液晶パネル21の各画素に供給され、液晶パネル21の
各画素の表示が消去され、液晶への直流成分の印加が防
止される。
【0051】上述したようにして緑/黒表示を行った場
合の消費電力は0.8Wであり、またマゼンダ/黒表示
を行った場合の消費電力は1.3Wであった。これらの
結果と比較するために、上述の実施の形態1と同様にし
て作製された液晶パネルを備える従来のフィールド・シ
ーケンシャル・カラー方式の液晶表示装置を用いて、緑
/黒表示及びマゼンダ/黒表示を行った。その結果、緑
/黒表示を行った場合の消費電力は1.8Wであり、ま
たマゼンダ/黒表示を行った場合の消費電力も同じく
1.8Wであった。このように、緑/黒表示及びマゼン
ダ/黒表示の何れの場合においても、本発明の液晶表示
装置の方が、従来の液晶表示装置に比して消費電力が低
かった。
【0052】(実施の形態2)実施の形態2に係る本発
明の液晶表示装置の一例は、液晶パネルの温度に基づい
てフルカラー表示と単色表示とを切り替える。図5は、
実施の形態2に係る本発明の液晶表示装置の構成を示す
ブロック図である。図5において、40は液晶パネル2
1の温度を測定する温度センサを示しており、該温度セ
ンサ40は測定した温度を示す信号TSを切替回路38
へ出力する。
【0053】切替回路38は、温度センサ40から出力
された信号TSに基づいて、直前の温度と現在の温度と
の比較を行う。そして、直前の温度が0℃より高い場合
であって現在の温度が0℃以下になったときにフルカラ
ー表示から単色表示へ、又は直前の温度が0℃より低い
場合であって現在の温度が0℃以上になったときに単色
表示からフルカラー表示へ夫々切り替える旨を示す切替
信号SSを発生し、発生した切替信号SSを制御信号発
生回路32へ出力する。
【0054】また切替回路38は、外部の例えばパーソ
ナルコンピュータなどから与えられた表示データDD
を、フルカラー表示を行う場合には画像メモリ部31
へ、単色表示を行う場合には単色データ生成回路39へ
夫々出力する。
【0055】単色データ生成回路39は、切替回路38
から出力される表示データDDに基づいて、白/黒表示
又は緑/黒等の単色カラー表示用の表示データである単
色データMDを生成し、生成した単色データMDを画像
メモリ部31へ出力する。
【0056】なお、その他の構成については実施の形態
1の場合と同様であるので同一符号を付して説明を省略
する。
【0057】このような実施の形態2に係る本発明の液
晶表示装置による表示動作について、以下に説明する。
実施の形態2に係る本発明の液晶表示装置は、フルカラ
ー表示を行う場合、図11を参照して上述した従来のフ
ィールド・シーケンシャル・カラー方式の液晶表示装置
における表示制御のタイムチャートにしたがって動作す
る。また、単色表示を行う場合は、以下のように動作す
る。
【0058】図6は、単色表示を行う場合の実施の形態
2に係る本発明の液晶表示装置における表示制御のタイ
ムチャートである。図6において、(a)はバックライ
ト22の各色のLEDの発光タイミングを、(b)−1
は液晶パネル21の各ラインの走査タイミングを、
(b)−2は液晶パネル21の(b)−1とは異なる走
査タイミングを夫々示している。
【0059】図6(a)に示すとおり、サブフレームを
設けずに、1フレームにおいてバックライト22の発光
を行う。ここで、白/黒表示を行う場合は、赤,緑,青
のLEDを同時に発光させ、それと同期して液晶パネル
21の各画素をライン単位でスイッチングする。また例
えば緑/黒表示を行う場合は、緑のLEDのみを発光さ
せ、それと同期して同じくスイッチングを行う。
【0060】一方、図6(b)−1及び(b)−2に示
すとおり、液晶パネル21に対しては1フレーム中にデ
ータ走査を2度行う。但し、1回目の走査(データ書込
み走査)の開始タイミング(第1ラインへのタイミン
グ)がフレームの開始タイミングと一致するようにタイ
ミングを調整する。
【0061】データ書込み走査にあっては、液晶パネル
21の各画素には画素データPDに応じた電圧が供給さ
れ、透過率の調整が行われる。またデータ消去走査にあ
っては、データ書込み走査時と同電圧で逆極性の電圧が
液晶パネル21の各画素に供給され、液晶パネル21の
各画素の表示が消去され、液晶への直流成分の印加が防
止される。
【0062】このような表示動作を行うことによって、
従来のフィールド・シーケンシャル・カラー方式の液晶
表示装置の場合のようにサブフレーム内で液晶素子の応
答が終了しなくても問題なく表示を行うことができるた
め、液晶素子の応答性が低下するような低温下において
も、フルカラー表示はできないものの、良好な表示を得
ることができる。
【0063】図7は、液晶パネルの透過率の温度依存性
を示すグラフである。図7において、縦軸は液晶パネル
21の透過率を、横軸は液晶パネル21の温度を夫々示
しており、また(a)は5Vの駆動電圧を印加した場合
におけるフルカラー表示時の前記透過率の測定結果を、
(b)は同じく単色表示時の前記透過率の測定結果を夫
々示している。
【0064】図7の(a)に示すとおり、フルカラー表
示時では0乃至60℃の範囲内では良好な表示を得るた
めに必要な透過率を得ることができたが、0℃以下では
十分な透過率を得ることができなかった。一方、図7の
(b)に示すとおり、単色表示時では0℃以下であって
も−15℃程度までは十分な透過率を得ることができ
た。その結果、従来のフィールド・シーケンシャル・カ
ラー方式の液晶表示装置に比し、広い温度範囲において
良好な表示を得ることができた。
【0065】また、実施の形態2に係る本発明の液晶表
示装置は、上述したような表示動作以外にも、図8に示
すようなタイムチャートにしたがって表示動作を行うこ
とができる。図8において、(a)はバックライト22
の各色のLEDの発光タイミングを、(b)は液晶パネ
ル21の各ラインの走査タイミングを夫々示している。
【0066】図8(a)に示すとおり、サブフレームを
設けずに、1フレーム内において必要な時間だけバック
ライト22の発光を行う。ここで、白/黒表示を行う場
合は、赤,緑,青のLEDを同時に発光させ、それと同
期して液晶パネル21の各画素をライン単位でスイッチ
ングする。また例えば緑/黒表示を行う場合は、緑のL
EDのみを発光させ、それと同期して同じくスイッチン
グを行う。
【0067】一方、図8(b)に示すとおり、液晶パネ
ル21に対しては1フレーム中にデータ走査を2度行
う。但し、1回目の走査(データ書込み走査)の終了タ
イミング(最終のLラインへのタイミング)がバックラ
イト22の発光時間の開始時と一致するように、また2
回目の走査(データ消去走査)の開始タイミング(第1
ラインへのタイミング)がバックライト22の発光時間
の終了時と一致するようにタイミングを調整する。
【0068】このような表示動作を行う際、従来のフィ
ールド・シーケンシャル・カラー方式の液晶表示装置の
場合に比べて1フレームにおけるバックライトの発光時
間及び液晶パネルの光利用効率が異なるため、バックラ
イト22の発光強度を調整し、白表示における輝度が従
来の場合と略同等(70cd/m2 )になるようにし
た。
【0069】上述したようにして白/黒表示を行った場
合の消費電力は2.1Wであった。この結果と比較する
ために、上述の実施の形態1と同様にして作製された液
晶パネルを備える従来のフィールド・シーケンシャル・
カラー方式の液晶表示装置を用いて、白/黒表示を行っ
た。その結果、消費電力は4.8Wであった。このよう
に、本発明の液晶表示装置の方が、従来の液晶表示装置
に比して消費電力が低かった。
【0070】(実施の形態3)実施の形態3に係る本発
明の液晶表示装置の一例は、実施の形態1及び実施の形
態2における液晶パネル21及びバックライト22の代
わりに、後述するような液晶パネル及びフロントライト
を備えている。なお、その他の構成は実施の形態1及び
実施の形態2の場合と同様であり、バックライト制御回
路及び駆動電源36は、フロントライト制御回路及び駆
動電源として機能する。
【0071】図9は、実施の形態3に係る本発明の液晶
表示装置に使用される液晶パネル及びフロントライトの
模式的断面図である。図9において、62は公知の技術
により作製された反射型の液晶パネルを示している。こ
の液晶パネル62の上面(表面)側には、フロントライ
ト61が配置されており、該フロントライト61には、
発光領域を構成する導光板8の端面に臨ませた状態で、
赤,緑,青の各色を発光するLEDアレイ7が備えられ
ている。導光板8はこのLEDアレイ7の各LEDから
発光される光を自身の表面全体に導光することによって
発光領域として機能する。
【0072】このような実施の形態3に係る本発明の液
晶表示装置は、フルカラー表示を行う場合、図11を参
照して上述した従来のフィールド・シーケンシャル・カ
ラー方式の液晶表示装置における表示制御のタイムチャ
ートにしたがって動作する。また、単色表示を行う場合
は、フロントライト61の赤,緑,青各色のLEDをす
べて消灯する。これにより、液晶パネル62は、自然光
のみを反射させてその反射光で画像を視認させるように
する。
【0073】このようにフロント61の発光を制御する
ことによって、従来のフィールド・シーケンシャル・カ
ラー方式の液晶表示装置の場合に比し、大幅な省電力化
を図ることができる。また、液晶パネル62の温度に基
づいてフルカラー表示と単色表示とを切り替える制御を
行う場合は、従来に比し広い温度範囲において良好な表
示を得ることが可能になる。
【0074】なお、上述したように、本発明の液晶表示
装置は、実施の形態1及び実施の形態2においては透過
型の液晶パネルを、実施の形態3においては反射型の液
晶パネルを夫々備えているが、これらの液晶パネルの代
わりに、半透過型の液晶パネルを備える構成であっても
よい。また、光源の発光色として赤,緑,青の3色を用
いているが、本発明は光源の発光色数が2色以上でも同
様の効果が得られることは言うまでもない。
【0075】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1に記載の液
晶表示装置は、光源の複数の色の光を時分割発光するこ
とにより透過型又は半透過型の液晶パネルにて多色表示
を行う制御と、光源の発光時間及びタイミングを略一致
させることにより前記液晶パネルにて単色表示を行う制
御とを切り替えることにより、状況に応じた適切な表示
を行うことが可能になる。
【0076】請求項2に記載の液晶表示装置は、光源の
複数の色の光を時分割発光することにより透過型又は半
透過型の液晶パネルにて多色表示を行う制御と、複数の
色の光のうちの少なくとも1色の光を発光することによ
り前記液晶パネルにて単色表示を行う制御とを切り替え
ることによって、状況に応じた適切な表示を行うことが
可能になる。
【0077】請求項3に記載の液晶表示装置は、光源の
複数の色の光を時分割発光することにより反射型又は半
透過型の液晶パネルにて多色表示を行う制御と、光源の
複数の色の光を消灯することにより前記液晶パネルにて
単色表示を行う制御とを切り替えることによって、状況
に応じた適切な表示を行うことができる。
【0078】請求項4に記載の液晶表示装置は、複数の
色の光を時分割発光することにより多色表示を行う場合
と、単色表示を行う場合とでは異なる発光強度で光源の
発光を行うことによって、例えば多色表示及び単色表示
の何れにおいても同等な輝度にて表示を行うこと等が可
能になる。
【0079】請求項5に記載の液晶表示装置は、複数色
の合成による表示データを単色の表示データへ変換する
ことにより、多色表示から単色表示に切り替わった場合
に、良好な表示を得ることができる。
【0080】請求項6に記載の液晶表示装置は、表示デ
ータの内容に基づいて多色表示と単色表示との切り替え
を行うことによって、例えば多色表示時に単色で表示可
能な表示データが発生した場合には単色表示に切り替え
る等の動作を実現することができるため、省電力化を図
ることができる。
【0081】請求項7に記載の液晶表示装置は、液晶パ
ネルの温度を測定し、その測定結果に基づいて多色表示
と単色表示との切り替えを行うことによって、通常は多
色表示を行い、液晶素子の応答性が低下する低温下では
単色表示に切り替える等の動作を実現することができる
ため、広い温度範囲において良好な表示を実現すること
ができる。
【0082】請求項8に記載の液晶表示装置は、多色表
示と単色表示との切り替えが行われたことを示す切替情
報を生成し、この切替情報を含む表示データを液晶パネ
ルに表示させることによって、例えば多色表示から単色
表示へと切り替わった場合に、装置の故障によるもので
はないことをユーザが確認することができる等、本発明
は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る本発明の液晶表示装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1に係る本発明の液晶表示装置に使
用される液晶パネル及びバックライトの模式的断面図で
ある。
【図3】実施の形態1に係る本発明の液晶表示装置の構
成例を示す模式図である。
【図4】実施の形態1に係る本発明の液晶表示装置にお
ける表示制御のタイムチャートである。
【図5】実施の形態2に係る本発明の液晶表示装置の構
成を示すブロック図である。
【図6】実施の形態2に係る本発明の液晶表示装置にお
ける表示制御のタイムチャートである。
【図7】液晶パネルの透過率の温度依存性を示すグラフ
である。
【図8】実施の形態2に係る本発明の液晶表示装置にお
ける表示制御のタイムチャートである。
【図9】実施の形態3に係る本発明の液晶表示装置に使
用される液晶パネル及びフロントライトの模式的断面図
である。
【図10】従来のフィールド・シーケンシャル・カラー
方式の液晶表示装置の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図11】従来のフィールド・シーケンシャル・カラー
方式の液晶表示装置における表示制御のタイムチャート
である。
【符号の説明】
21 液晶パネル 22 バックライト 30 切替回路 31 画像メモリ部 32 制御信号発生回路 33 データドライバ 34 スキャンドライバ 36 バックライト制御回路及び駆動電源 40 ピクセル電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 611 G09G 3/20 611A 642 642J 3/34 3/34 J (72)発明者 牧野 哲也 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 白戸 博紀 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 清田 芳則 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2H091 FA23X FA23Z FA45X FA45Z FD06 GA11 HA12 LA05 LA30 2H093 NA16 NA65 NC43 NC49 NC57 ND39 ND44 NE06 NF19 NF20 5C006 AA21 AB03 AF51 AF54 AF57 AF62 AF69 BB16 BF38 EA01 FA47 5C080 AA10 BB05 CC03 DD26 FF11 JJ02 JJ05 JJ06 KK02 KK04 KK07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の液晶画素及び該液晶画素の夫々に
    対応して設けられたスイッチング素子を有する透過型又
    は半透過型の液晶パネルと、該液晶パネルの背面に配置
    され、複数の色の光を発光する光源と、表示データに対
    応して前記液晶画素の光透過率を変化させるための駆動
    部とを備える液晶表示装置において、 前記複数の色の光を時分割発光するように前記光源を制
    御する第1光源制御部と、前記複数の色の光の発光時間
    及びタイミングが略一致するように前記光源を制御する
    第2光源制御部と、前記第1光源制御部による制御と前
    記第2光源制御部による制御との切り替えを行う切替手
    段とを備えることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 複数の液晶画素及び該液晶画素の夫々に
    対応して設けられたスイッチング素子を有する透過型又
    は半透過型の液晶パネルと、該液晶パネルの背面に配置
    され、複数の色の光を発光する光源と、表示データに対
    応して前記液晶画素の光透過率を変化させるための駆動
    部とを備える液晶表示装置において、 前記複数の色の光を時分割発光するように前記光源を制
    御する第1光源制御部と、前記複数の色の光のうちの少
    なくとも1色の光を発光するように前記光源を制御する
    第2光源制御部と、前記第1光源制御部による制御と前
    記第2光源制御部による制御との切り替えを行う切替手
    段とを備えることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 複数の液晶画素及び該液晶画素の夫々に
    対応して設けられたスイッチング素子を有する反射型又
    は半透過型の液晶パネルと、複数の色の光を発光する光
    源と、表示データに対応して前記液晶画素の光透過率を
    変化させるための駆動部とを備える液晶表示装置におい
    て、 前記複数の色の光を時分割発光するように前記光源を制
    御する第1光源制御部と、前記複数の色の光を消灯する
    ように前記光源を制御する第2光源制御部と、前記第1
    光源制御部による制御と前記第2光源制御部による制御
    との切り替えを行う切替手段とを備えることを特徴とす
    る液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第2光源制御部は、前記第1光源制
    御部による制御の場合と異なる発光強度で発光するよう
    に前記光源を制御すべくなしてあることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 複数色の合成による表示データを単色の
    表示データへ変換するデータ変換手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の液
    晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記切替手段は、前記表示データに基づ
    いて、前記切り替えを行うべくなしてあることを特徴と
    する請求項1乃至請求項5の何れかに記載の液晶表示装
    置。
  7. 【請求項7】 液晶パネルの温度を測定する測定手段を
    更に備え、前記切替手段は、前記測定手段による測定の
    結果に基づいて、前記切り替えを行うべくなしてあるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の
    液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記切替手段によって前記切り替えが行
    われたことを示す切替情報を生成する生成手段を更に備
    え、該生成手段は、前記表示データに前記切替情報を含
    めるべくなしてあることを特徴とする請求項1乃至請求
    項7の何れかに記載の液晶表示装置。
JP2001060991A 2001-03-05 2001-03-05 液晶表示装置 Expired - Fee Related JP4014363B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001060991A JP4014363B2 (ja) 2001-03-05 2001-03-05 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001060991A JP4014363B2 (ja) 2001-03-05 2001-03-05 液晶表示装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007154416A Division JP4429335B2 (ja) 2007-06-11 2007-06-11 液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002258815A true JP2002258815A (ja) 2002-09-11
JP4014363B2 JP4014363B2 (ja) 2007-11-28

Family

ID=18920352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001060991A Expired - Fee Related JP4014363B2 (ja) 2001-03-05 2001-03-05 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4014363B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005092113A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Fujitsu Ltd 液晶表示装置
WO2005122127A1 (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Fujitsu Limited 液晶表示装置
JP2007264244A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Seiko Epson Corp 画像表示装置
US7281816B2 (en) 2003-03-31 2007-10-16 Sharp Kabushiki Kaisha Surface lighting device
JP2009031527A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Nippon Seiki Co Ltd 車載用表示装置
JP2010072123A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Casio Computer Co Ltd プロジェクタ、プロジェクタ制御プログラム及び光源制御方法
JP2012032800A (ja) * 2010-07-02 2012-02-16 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置
WO2017030033A1 (ja) * 2015-08-18 2017-02-23 シャープ株式会社 表示装置およびその駆動方法
WO2018185588A1 (ja) * 2017-04-03 2018-10-11 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置、及び表示装置の駆動方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7281816B2 (en) 2003-03-31 2007-10-16 Sharp Kabushiki Kaisha Surface lighting device
JP2005092113A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Fujitsu Ltd 液晶表示装置
JP4530632B2 (ja) * 2003-09-19 2010-08-25 富士通株式会社 液晶表示装置
WO2005122127A1 (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Fujitsu Limited 液晶表示装置
CN100492483C (zh) * 2004-06-08 2009-05-27 富士通株式会社 液晶显示装置
JP2007264244A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Seiko Epson Corp 画像表示装置
JP2009031527A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Nippon Seiki Co Ltd 車載用表示装置
JP2010072123A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Casio Computer Co Ltd プロジェクタ、プロジェクタ制御プログラム及び光源制御方法
JP2012032800A (ja) * 2010-07-02 2012-02-16 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置
US9293104B2 (en) 2010-07-02 2016-03-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device
WO2017030033A1 (ja) * 2015-08-18 2017-02-23 シャープ株式会社 表示装置およびその駆動方法
WO2018185588A1 (ja) * 2017-04-03 2018-10-11 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置、及び表示装置の駆動方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4014363B2 (ja) 2007-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3912999B2 (ja) 表示装置
JP3824459B2 (ja) 液晶表示装置
JP4493274B2 (ja) 表示装置及び表示方法
JP3215913B2 (ja) 液晶表示装置の表示制御方法及び液晶表示装置
JP4169589B2 (ja) 表示装置及び表示方法
JP3371200B2 (ja) 液晶表示装置の表示制御方法及び液晶表示装置
JP4530632B2 (ja) 液晶表示装置
TW594142B (en) Display device
JP2000147454A (ja) 液晶表示装置
JP2004020747A (ja) 表示装置
JP3559922B2 (ja) 液晶表示装置
JP2003177716A (ja) 表示装置
JP2000028984A (ja) 液晶表示装置の表示制御方法及び液晶表示装置
JP2002258815A (ja) 液晶表示装置
JP2004126470A (ja) 表示装置及び表示方法
JP3904350B2 (ja) 液晶表示装置
JP2003005153A (ja) 液晶表示素子の駆動方法及び液晶表示装置
JP2003029237A (ja) 液晶表示素子
JP2002303846A (ja) フィールドシーケンシャル液晶表示装置
JPWO2005012985A1 (ja) 液晶表示装置
JP4429335B2 (ja) 液晶表示装置
JP5003767B2 (ja) 表示装置及び表示方法
JP4342594B2 (ja) 表示装置
JP3926066B2 (ja) 液晶表示装置
JP2002156620A (ja) 液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060725

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070410

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070611

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070911

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110921

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120921

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120921

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130921

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees