JP2002257938A - 放射線源検出装置および検出方法 - Google Patents

放射線源検出装置および検出方法

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JP2002257938A JP2001055742A JP2001055742A JP2002257938A JP 2002257938 A JP2002257938 A JP 2002257938A JP 2001055742 A JP2001055742 A JP 2001055742A JP 2001055742 A JP2001055742 A JP 2001055742A JP 2002257938 A JP2002257938 A JP 2002257938A
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猛 佐々木
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秀二 土屋
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建三 江口
衛 ▲かく▼
Mamoru Kaku
Katsuro Owadano
克朗 大和田野
Hideki Riyuuo
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    • G01T7/00Details of radiation-measuring instruments

Abstract

(57)【要約】 【課題】被検体に投与した放射線源の集積位置を確実か
つ短時間に検出できる小型のガンマカメラを提供する。 【解決手段】256(16×16)個の半導体検出素子
を有するエリアセンサ32を有するガンマカメラ12に
より被検体上を移動操作しているとき、ガンマカメラ1
2の背面の表示ユニット34Aを構成する表示部36a
〜36hの点灯等で放射線源の集積位置を指示する表示
を行う。この表示部36a〜36hの表示にしたがいガ
ンマカメラ12を移動操作することで、放射線源の集積
位置を短時間かつ確実に検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば被検体
に投与乃至注入された放射性同位体(以下、RIとい
う。)の集積位置(放射線源の位置)を検出して画面上
等に表示する放射線源検出装置および検出方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】被検体に投与乃至注入されたRIの存在
位置を検出する場合、従来は、シンチレータとPMT
(光電子増倍管)とから構成され、検出面が5〜10φ
[mm]程度の、いわゆるガンマプローブ(小型ガンマ
線検出装置)を用い、操作者が手に持って被検体上を操
作し、検出出力あるいは検出音量が最大となる検出位置
を前記RIの集積位置と同定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この検
出方法は、検出電気出力あるいは該検出電気出力を音に
変換した検出音量が最大となる検出位置を操作者の感性
に頼って探索する方法であるため、被検体上の操作が試
行錯誤的となり、しかも、検出面がφ5〜φ10程度と
小さいので、結局、RIの集積位置、すなわち放射線源
の位置を検出するまで、相当に時間がかかるという問題
がある。
【0004】そして、たとえ検出できたとしても、素子
が1つ(放射線電気変換画素が1つ)であるので、正確
な位置を特定することができないという欠点がある。
【0005】その上、ガンマプローブを構成するPMT
は、高電圧をかけて使用する必要があることから、駆動
回路が大きくなり、プローブ自体を比較的小さく構成す
ることが可能であるものの、プローブを駆動する電源装
置等が大型になり、取り扱いに不便であるという問題も
ある。
【0006】この発明はこのような課題を考慮してなさ
れたものであり、RIの集積分布を簡単な構成で表示可
能とする放射線源検出装置を提供することを目的とす
る。
【0007】また、この発明は、RIの集積位置を短時
間かつ確実に検出することを可能し、かつ取り扱いの容
易な放射線源検出装置を提供することを目的とする。
【0008】さらに、この発明は、RIの分布像を高分
解能で描出することを可能とする放射線源検出装置を提
供することを目的とする。
【0009】さらにまた、この発明は、RIの集積位置
を短時間かつ確実に検出することを可能とする放射線源
検出方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る放射線源
検出装置は、被検体内の放射線源から放射される放射線
を検出する複数の検出素子を有するエリアセンサと、前
記各検出素子から出力される信号に基づき前記放射線源
の分布を求める信号処理部と、前記求めた放射線源の分
布を表示する画像表示ユニットとを備えることを特徴と
する(請求項1記載の発明)。
【0011】この発明によれば、複数の検出素子を有す
るエリアセンサにより被検体内の放射線源から放射され
る放射線を検出し、検出した放射線から放射線源の分布
を信号処理部により求め、求めた放射線源の分布を画像
表示ユニットで表示するようにしているので、被検体内
の放射線源の分布を知ることができる。
【0012】また、この発明に係る放射線源検出装置
は、被検体内の放射線源から放射される放射線を検出す
る複数の検出素子を有するエリアセンサと、前記各検出
素子から出力される信号に基づき前記放射線源の位置方
向を求める信号処理部と、前記求めた位置方向を表示す
る位置方向表示ユニットとを備えることを特徴とする
(請求項2記載の発明)。
【0013】この発明によれば、複数の検出素子を有す
るエリアセンサにより被検体上を操作する際に、位置方
向表示ユニット上に、放射線源の位置方向を指示する表
示を行うようにしているので、この表示にしたがい操作
することで、放射線源の位置、換言すれば、RIの集積
位置を短時間かつ確実に検出することができる。
【0014】表示ユニットには、求めた放射線源の分布
および(または)位置方向を表示するようにしてもよい
(請求項3記載の発明)。この場合、RIの集積位置を
短時間かつ確実に検出することが可能になるとともに、
検出した被検体内の放射線源の分布を同時に知ることが
できる。
【0015】さらに、この発明に係る放射線源検出装置
は、立体形状の本体部と、前記本体部の一部に配され、
被検体内の放射線源から放射される放射線を検出する複
数の検出素子を有するエリアセンサと、前記各検出素子
から出力される信号に基づき放射線源の分布および(ま
たは)位置方向を求める信号処理部と、前記本体部の他
の部分に配され、前記信号処理部で求めた放射線源の分
布および(または)位置方向を表示する表示ユニットと
を備えることを特徴とする(請求項4記載の発明)。
【0016】この発明によれば、複数の検出素子を有す
るエリアセンサを、本体部の一部に備える立体形状の放
射線源検出装置により被検体上を操作(走査)する際
に、本体部の他の部分に配された表示ユニット上に、放
射線源の分布および(または)位置方向を表示するよう
にしているので、たとえば位置方向の表示にしたがい放
射線源検出装置を操作することで、放射線源の位置、換
言すれば、RIの集積位置を短時間かつ確実に検出する
ことが可能になるとともに、検出した被検体内の放射線
源の分布を同時に知ることができる。
【0017】放射線源の分布を表示する表示部と放射線
源の位置方向を表示する表示部とを同一ディスプレイ内
に形成した表示ユニットの構成とすることで、表示ユニ
ットを廉価に作製することができる(請求項5記載の発
明)。
【0018】放射線源の分布を表示する表示部と放射線
源の位置方向を表示する表示部とを別体で形成した表示
ユニットの構成とすることで、それぞれの表示部を異な
る位置に配置したり、また、それぞれの表示部に対して
より適切な部材を使用することが可能となる(請求項6
記載の発明)。たとえば、位置方向の表示部として発光
ダイオード、分布の表示部として液晶ディスプレイを用
いることができる。液晶ディスプレイでは、分布の強度
表示が容易であり、発光ダイオードは位置方向を明確に
指示することができる。この場合、放射線源の位置方向
を表示する表示ユニットを複数の表示部により構成する
ことで、たとえば特定の表示部の表示から放射線源の位
置方向を容易に知ることができる(請求項7記載の発
明)。
【0019】この複数の表示部を放射状に配置された矢
印状表示部により構成することで、表示している矢印の
向きにより放射線源の位置方向をより容易に知ることが
できる(請求項8記載の発明)。
【0020】さらに、求めた放射線源の分布に対応して
各表示部の点滅間隔を制御すること(請求項9記載の発
明)、あるいは各表示部の表示輝度を制御することで
(請求項10記載の発明)、たとえば放射線源の位置に
近づいているかどうかを視覚的に一目で知ることができ
る。
【0021】この発明に係る放射線源検出装置は、被検
体内の放射線源から放射される放射線を検出する複数の
検出素子を有するエリアセンサと、前記各検出素子から
出力される信号を所定処理してオーディオ信号に変換す
る信号処理部と、前記オーディオ信号に基づき音および
(または)音声を出力するオーディオ出力手段とを備
え、前記信号処理部における所定処理は、前記オーディ
オ出力手段で、前記放射線源の位置方向を指示する音お
よび(または)音声の発生を行う処理であることを特徴
とする(請求項11記載の発明)。
【0022】この発明によれば、放射線源の位置方向の
指示を音および(または)音声で行うようにしているの
で、放射線源検出装置の操作者等が、聴覚を利用して放
射線源を検出することができる。
【0023】この音は、音の強弱および(または)振動
数の違いで与えることができる(請求項12記載の発
明)。
【0024】放射線源の方向をアナログ時計の時刻方向
を音声で発生することも可能である(請求項13記載の
発明)。
【0025】この検出素子としては、CdTeまたはC
dZnTe半導体検出素子を用いることができる(請求
項14記載の発明)。
【0026】さらにまた、この発明に係る放射線源検出
装置は、複数の放射線源検出素子からなるエリアセンサ
と、前記放射線検出素子の各出力を格納する、前記放射
線検出素子の素子数と同数の記憶部と、前記記憶部に記
憶された放射線検出素子の各出力を読み出して信号処理
を施す信号処理部とを備え、前記信号処理部は、前記放
射線検出素子の各出力を近傍の所定個ずつ合成し、ある
いは全数を合成し、合成信号に対応する表示および(ま
たは)オーディオ出力処理を行うことを特徴とする(請
求項15記載の発明)。
【0027】この発明によれば、狭い範囲で放射線を検
出しても広い範囲での表示あるいはオーディオ出力とす
ることが可能であるので、操作者は、容易に放射線源を
検出することができる。
【0028】複数の検出素子は、n×m(n,mは、そ
れぞれ少なくとも2)個の検出素子を用いることが好ま
しい(請求項16記載の発明)。
【0029】この発明に係る放射線源検出方法は、複数
の放射線検出素子からなる放射線検出面より構成される
エリアセンサにより放射線源の位置を検出する際に、ま
ず、前記放射線検出素子の各出力を所定個単位でまとめ
て分割し、前記放射線検出面積を変化させずに、前記エ
リアセンサを実質的に少ない数の放射線検出素子として
機能させ、次に、前記放射線検出面積を変化させずに、
順次、まとめる所定個単位の数を少なくしたより多い数
の放射線検出素子として機能させ、最終的に前記複数の
放射線検出素子として機能させて検出する過程を有する
ことを特徴とする(請求項17記載の発明)。
【0030】この発明によれば、エリアセンサの放射線
検出面積中、狭い範囲で検出しても、その範囲を分割単
位の範囲で検出したものとすることができるので、放射
線源の位置の特定が容易である。
【0031】この場合、放射線検出素子の各出力を全部
まとめて、前記放射線検出面積を変化させずに、前記エ
リアセンサを実質的に1つの放射線検出素子として機能
させることで、放射線源の存在をより早く検出すること
ができる(請求項18記載の発明)。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0033】図1は、この実施の形態に係る放射線源検
出システム10の外観構成を示している。
【0034】この放射線源検出システム10は、手動操
作可能な放射線源検出装置としてのガンマカメラ12
と、このガンマカメラ12に通信線14、16を介して
それぞれ接続される制御ボックス20と、パーソナルコ
ンピュータ22とから基本的に構成されている。なお、
パーソナルコンピュータ22と制御ボックス20との間
も通信線18で接続され、さらにパーソナルコンピュー
タ22には、通信線24を介してプリンタ26が接続さ
れている。
【0035】通信線14、16、18はそれぞれ両端に
接続端子が設けられ、ガンマカメラ12、制御ボックス
20およびパーソナルコンピュータ22には、それぞれ
通信線14、16、18の接続端子を装着するためのコ
ネクタが搭載されている。なお、通信線16の機能は、
通信線14と通信線18を利用して行うように構成する
ことも可能であり、その場合には、通信線16を省略す
ることができる。
【0036】このように構成される放射線源検出システ
ム10は、移動台28上に配置されており、図示してい
ない診察台等に横たわっている被検体(図示していな
い。)の近くに移動することが可能となっている。
【0037】図2は、ガンマカメラ12と制御ボックス
20の詳細な外観構成を示している。
【0038】ガンマカメラ12は、ケーシングで囲まれ
た柱体状の本体部30と、この本体部30の前面(下
面)側に設けられているエリアセンサ32と、本体部3
0の後面(上面)側に設けられている位置方向表示ユニ
ット34Aとを備えている。ガンマカメラ12の全体の
容積は、略6cm(前面)×6cm(後面)×20cm
(高さ)である。
【0039】エリアセンサ32は、図3にも示すよう
に、図示していない被検体に臨む、放射線(放射性同位
体:RI)の検出面となる256(16×16)個のコ
リメータ46からなるコリメータアレイ48と、各コリ
メータ46に対応する256(16×16)個の半導体
検出素子50からなる検出素子アレイ52とを有する2
次元イメージセンサ(面センサ)である。半導体検出素
子50としては、CdTe半導体検出素子あるいはCd
ZnTe半導体検出素子等を使用することができる。半
導体検出素子50は、この実施の形態では、被検体内の
放射線源から放射される放射線粒子を検出して電気信号
に変換する放射線電気変換素子(放射線電気変換画素と
もいう。)である。
【0040】なお、エリアセンサ32において、実際に
は、コリメータアレイ48のみが、本体部30側の検出
素子アレイ52と並行状態を保持したまま、ガンマカメ
ラ12の軸方向に相対的に移動可能に構成されている。
【0041】位置方向表示ユニット34Aは、同一仕様
のものが制御ボックス20の操作パネル部21にも位置
方向表示ユニット34Bとして設けられており、それぞ
れ、8個のLED(発光ダイオード)からなるアンバー
色に発光する表示部36a〜36hを有している。
【0042】表示部36a〜36hは、位置方向表示ユ
ニット34A、34Bをそれぞれ正面からみて、正方形
の頂点(表示部36b、36d、36f、36h)およ
び4辺の各中点(表示部36a、36c、36e、36
g)に配置されている。
【0043】ガンマカメラ12は、たとえば、操作者が
手に持ったとき、表示部36aが、アナログ時計の12
時方向(すなわち、上方向)を向くように保持され、被
検体上を移動することが可能な形状、構造とされてい
る。
【0044】したがって、エリアセンサ32が被検体に
対面しているとき、位置方向表示ユニット34Aの表示
部36a〜36hは、操作者の視線上、それぞれ、12
時(上)、1時半(右上)、3時(右)、4時半(右
下)、6時(下)、7時半(左下)、9時(左)、10
時半(左上)の方向に存在することになる。なお、表示
部36a〜36hは、アナログ時計との類似性をより強
くするためサークル状に配置してもよい。
【0045】ガンマカメラ12の位置方向表示ユニット
34Aとエリアセンサ32とは、本体部30の内部に収
容されている信号処理部38に電気的に接続されてい
る。この場合、エリアセンサ32により、図示していな
い被検体から放射される放射性同位体(RI)が検出さ
れ、このエリアセンサ32から出力される信号に基づ
き、信号処理部38は、放射線源の位置方向を求め、求
められた位置方向情報を位置方向表示ユニット34Aに
表示するように構成されている。
【0046】また、信号処理部38で求められた位置方
向情報を有する信号は、通信線14および通信線16を
介して、それぞれ制御ボックス20を構成する位置方向
表示ユニット34Bおよびパーソナルコンピュータ22
にも供給される。なお、信号処理部38は、位置方向情
報を求める際、256個の全ての半導体検出素子50か
ら出力される信号に基づき、各半導体検出素子50の放
射線源の強度分布を求めている。また、各半導体検出素
子50で検出した放射線源の強度分布は、後述するよう
に、画像として表示することができる。
【0047】信号処理部38により求めた位置方向は、
位置方向表示ユニット34A、34Bの中央に配置され
ているスピーカ60から音あるいは音声により出力させ
ることもできる。なお、スピーカ60のオンオフの切替
は、パーソナルコンピュータ22あるいは制御ボックス
20により行うことができる。もちろん、スピーカ60
のオンオフ切替用ボタンスイッチをガンマカメラ12自
体に配置することも可能である。
【0048】ガンマカメラ12の本体部30の側面に
は、ヘッドホン65の接続端子63が設けられ、該接続
端子63にヘッドホン65が接続されたときには、接続
されたことが信号処理部38で検出され、制御ボックス
20にもその情報が伝達される。これにより、ヘッドホ
ン65が接続されたときには、音あるいは音声は、スピ
ーカ60からではなく、ヘッドホン65のみから出力さ
れるようになる。
【0049】制御ボックス20は、その本体部19が、
図示していない電源プラグを通じてAC100V等の交
流電源に接続されている。制御ボックス20の操作パネ
ル部21には、照光式の押しボタンスイッチである電源
スイッチ70(オン時に点灯)が取り付けられている。
【0050】この実施の形態において、制御ボックス2
0は、ガンマカメラ12の電源としても機能しており、
電源スイッチ70をオン状態とすることにより、ガンマ
カメラ12に多心線である通信線14を通じて電源も供
給される。このとき、図示していないガンマカメラ12
の電源ランプが点灯する。
【0051】電源スイッチ70がオン状態とされた瞬間
には、電源スイッチ70の右側に配置されている状態表
示ランプである測定準備未完了ランプ(NOT REA
DYLAMP)74が赤く点灯し、測定準備完了となっ
たとき測定準備完了ランプ(READY LAMP)7
2が緑色に点灯すると同時に、測定準備未完了ランプ7
4が消灯する。
【0052】制御ボックス20には、さらに、照光式で
あって5個の連動式の押しボタンスイッチから構成され
る画素合成分割スイッチとしての1×1画素スイッチ8
1、2×2画素スイッチ82、4×4画素スイッチ8
3、8×8画素スイッチ84、16×16画素スイッチ
85および画素数自動スイッチ86が配置されている。
なお、この画素合成分割スイッチは、位置方向表示ユニ
ット34A、34B上の表示設定等のために用いられ
る。
【0053】制御ボックス20には、さらに、照光式で
あって9個の連動式の押しボタンスイッチから構成され
る放射線取込時間決定スイッチ100〜108が配置さ
れている。この内、スイッチ100は、連続取込を指示
するスイッチであり、残りのスイッチ101〜108
は、それぞれ、各2、4、8、16、32、64、12
8、256秒の取込時間を指定するスイッチである。な
お、放射線取込時間決定スイッチ100〜108は、押
しボタンスイッチに代えてスライドスイッチとすること
もできる。
【0054】さらに、制御ボックス20には、押しボタ
ンスイッチである画像取込スイッチ110とこの画像取
込スイッチ110を押した回数等によって、現在の取込
状態を指示するための、発光ダイオードからなる3個の
ランプ111、112、113が取り付けられている。
ランプ111、112、113の発光色は、それぞれ、
緑色、黄色、赤色としている。
【0055】測定準備完了ランプ72が点灯していると
きに、画像取込スイッチ110を1回押すと、放射線の
測定・データ収集が開始され、被検体からの放射線の取
込中には、放射線取込時間決定スイッチ100〜108
で設定されている時間が図示していないタイマにより計
時され、その時間だけ緑色のランプ111が点滅し、そ
の設定時間経過時に消灯する。
【0056】もし、ランプ111が緑色で点滅している
状態で、画像取込スイッチ110を再度押した場合、測
定が一時停止状態とされ(前記計時も中断され)、緑色
のランプ111が消灯し、黄色のランプ112が点滅す
る。さらに画像取込スイッチ110を押したとき、測定
が再開される(前記計時も再開される)。このとき、緑
色のランプ111が点滅し、黄色のランプ112が消灯
する。そして、再度、画像取込スイッチ110を押した
とき、緑色のランプ111が消灯し、赤色のランプ11
3が一定期間点滅して測定が終了する。
【0057】なお、最初に緑色のランプ111が点滅し
ている測定中、あるいは黄色のランプ112が点滅して
いる測定一時停止中に、画像取込スイッチ110を比較
的長い時間、この実施の形態では3秒以上連続的に押し
ていた場合には、測定が中断され、それまでに取り込ん
でいたデータがリセットされる。
【0058】図1に示すように、パーソナルコンピュー
タ22は、周知のように、CPU(不図示)、記憶部と
してのハードディスク133を有する本体部120と、
この本体部120に対してそれぞれ接続される表示部と
してのディスプレイ122と、キーボートあるいはパッ
ド等からなる入力部124とから構成されている。この
パーソナルコンピュータ22には、通信線24を介して
画像出力装置等として機能するプリンタ26が接続され
ている。
【0059】図4は、図1例の放射線源検出システム1
0の電気回路的ブロック図を示している。
【0060】図5は、検出素子アレイ52の正面構成を
示している。検出素子アレイ52は、正面の大きさが3
2[mm]×32[mm]の正方形の形状を呈してい
る。
【0061】図4、図5に示すように、ガンマカメラ1
2を構成するエリアセンサ32(検出素子アレイ52)
は、図示していない被検体内の放射線源から放射される
放射線をコリメータアレイ48を通じて検出する16個
の検出部150(150a〜150p)を有している。
【0062】この場合、各検出部150は、大きさが約
2×2[mm2]の16(4×4)個の半導体検出素子
50で構成され、各検出部150の大きさは約8×8
[mm 2]になっている。
【0063】エリアセンサ32が、このように適度の大
きさであるので、図示していない人等の被検体内の放射
線源から放射される放射線、この実施の形態ではガンマ
線を検出する16個の検出部150を有するガンマカメ
ラ12は、手によって操作すること、換言すれば手動操
作が容易である。
【0064】それぞれ16個(16チャンネルともい
う。)の半導体検出素子50から構成される16個の検
出部150a〜150pから出力される放射線に対応す
るパルス信号は、信号処理部38を構成する、それぞれ
16チャンネル分のプリアンプを有するプリアンプ部1
52(152a〜152p)に供給される。
【0065】各プリアンプ部152を構成する各プリア
ンプは、各半導体検出素子50から出力される放射線に
係るパルス信号を増幅し、かつノイズを除去する機能を
有する。なお、増幅度およびノイズ除去範囲(周波数、
レベルのウインド設定等)は、パーソナルコンピュータ
22の入力部124からの入力指示に基づき、マイクロ
コンピュータ160により設定することが可能である。
【0066】各プリアンプ部152により増幅されたパ
ルス信号は、16:1のマルチプレクサ154(154
a〜154p)により選択され、入力処理部156(1
56a〜156p)に導入される。
【0067】この場合、各マルチプレクサ154は、マ
イクロコンピュータ160の制御下に、パルス信号の取
込エラー(欠損)が発生しない程度に高速に切り替えら
れ、16:1(16の中、1個を順次取り込む。)であ
っても、16チャンネル分全てのパルス信号を同時的に
取り込むことができる。
【0068】入力処理部156aは、各チャンネル毎の
パルス信号を再生し、所定レベル間(ローレベルとハイ
レベル)でウインドを設定して、各チャンネル毎に、連
続的に(放射線取込時間決定スイッチ100が押されて
選択されている場合)、あるいは一定時間(残りの放射
線取込時間決定スイッチ101〜108で設定可能な2
秒〜256秒の間での設定可能な一定時間)毎に、パル
ス信号を各チャンネルに割り当てられた16個(16チ
ャンネル)のカウンタ(計数回路、計数手段、計数部)
158(158a〜158p)でそれぞれ計数し、各チ
ャンネル、結局、16チャンネル×16チャンネル、換
言すれば、各半導体検出素子50毎、計256個の計数
結果を保持する。なお、16チャンネルカウンタ158
は、上記の設定時間毎にリセットされる。
【0069】なお、リセット時には、放射線源の強度分
布が16チャンネルカウンタ158からRAM166に
移されて保持される。RAM166に保持された放射線
源の強度分布のデータは、逐一、通信線16を介してパ
ーソナルコンピュータ22の本体部120を構成するハ
ードディスク133に格納される。もちろん、ガンマカ
メラ12内に、フラッシュメモリ等の書き換え可能なR
OMを搭載して、放射線源の強度分布データを保持する
ことも可能である。
【0070】マイクロコンピュータ160は、中央処理
装置であるCPU162、信号処理プログラムやOSが
組み込まれている読出専用メモリであるROM164お
よび書込・読出メモリであるRAM166、その他図示
していない入出力インタフェースから構成され、これら
は、図示していなバス線で接続されている。
【0071】16チャンネルカウンタ158のそれぞれ
の計数値C{Ca(Ca1〜Ca16)〜Cp(Cp1
〜Cp16)}は、上記RAM166の所定のアドレス
に格納される。上述したように、この計数値Cは、パー
ソナルコンピュータ22の本体部120のハードディス
ク133にも格納される。
【0072】図6は、RAM166のメモリマップの一
部を示している。RAM166は、アドレスAD1〜A
D256までの256個のアドレスを有し、各アドレス
AD1〜AD256にそれぞれN(この実施の形態で
は、14)ビットのデータを格納することが可能とされ
ている。なお、各アドレスAD1〜AD256に格納さ
れるデータD1〜D256は、上記連続的にあるいは一
定時間毎に計数される各半導体検出素子50毎のガンマ
線の数、すなわち上記計数値C{Ca(Ca1〜Ca1
6)〜Cp(Cp1〜Cp16)}である。たとえば、
アドレスAD1には、計数値C=Ca1が格納され、ア
ドレスAD256には、計数値C=Cp16が格納され
る。
【0073】マイクロコンピュータ160は、信号処理
プログラムに基づいてマルチプレクサ154、入力処理
部156および16チャンネルカウンタ158を制御
し、また、16チャンネルカウンタ158の計数値Cに
対して後述する所定処理を施し、所定処理結果の画像信
号をRAM166内に格納するとともに、通信線14お
よび16を介して制御ボックス20の本体部19および
パーソナルコンピュータ22に連続的に送出する。制御
ボックス20にもマイクロコンピュータが格納されてい
る。
【0074】したがって、ガンマカメラ12のマイクロ
コンピュータ160における所定処理は、制御ボックス
20またはパーソナルコンピュータ22で行うこともで
きる。もちろん制御ボックス20とガンマカメラ12と
を一体的なガンマカメラとして構成することも可能であ
る。一体的に構成する場合、ガンマカメラ12を小型軽
量化するためガンマカメラ12用の電源を、電源アダプ
タとして別体に構成することが好ましい。
【0075】マイクロコンピュータ160には、さら
に、位置方向表示ユニット34Aとスピーカ60が接続
され、また操作者の必要に応じてヘッドホン65が接続
される。
【0076】パーソナルコンピュータ22は、ガンマカ
メラ12にて撮影された画像信号を記憶手段としての自
身のハードディスク133に取り込む。
【0077】パーソナルコンピュータ22の本体部12
0は、ガンマカメラ12から直接あるいは制御ボックス
20を介してガンマカメラ12から供給された放射線源
の分布に係る画像情報に基づく画像、あるいは自身で作
成した画像をディスプレイ122上に表示する。
【0078】この実施の形態に係る放射線源検出システ
ム10は、基本的には以上のように構成され、かつ動作
するものである。
【0079】次に、パーソナルコンピュータ22をホス
トコンピュータとするマイクロコンピュータ160によ
る信号処理等の動作を、特に位置方向表示ユニット34
A、34Bにおける表示との関係を中心に、図7に示す
フローチャートに基づき説明する。
【0080】なお、上述したように、マイクロコンピュ
ータ160による処理は、制御ボックス20あるいはパ
ーソナルコンピュータ22で行わせることも可能であ
る。
【0081】そこで、まず、ステップS1では、パーソ
ナルコンピュータ22の電源を投入するとともに、制御
ボックス20の電源スイッチ70を押して電源を投入す
る。制御ボックス20への電源投入により測定の準備が
不完全であることを表示する赤色の状態表示ランプ(測
定準備未完了ランプ)74が点灯するとともに、制御ボ
ックス20から通信線14を通じてガンマカメラ12に
直流電源が供給される。
【0082】電源が供給されるとガンマカメラ12は、
自己診断を行い、自己診断結果が異常なしとなったと
き、その結果を制御ボックス20に知らせる。この通知
により、制御ボックス20は、測定準備未完了ランプ7
4を消灯し、測定準備完了ランプ72を点灯させる。
【0083】次に、ステップS2では、図示していない
校正用のたとえば標準のガンマ線源を各検出部150a
〜150pに当て、16チャンネルカウンタ158のそ
れぞれに所定の計数値Cが得られるように、各プリアン
プ部152の増幅度、雑音除去特性を設定するととも
に、各入力処理部156におけるウィンドレベルを決定
する。
【0084】また、ガンマカメラ12の操作者は、デー
タの取込時間を決定する。ここでは、取込時間を4秒と
するスイッチ102を押したものとする。さらに、位置
方向表示ユニット34A、34B上の表示を決定するた
めの画素合成・分割スイッチ中、画素数自動スイッチ8
6を押し自動設定状態とする。このようにして、ガンマ
カメラ12の初期設定が完了する。
【0085】次に、ステップS3では、図示していない
被検体に対し、放射性同位体であるテクネシウム99m
99mTc)の標識溶液、たとえばスズコロイドを投与
する。該99mTcは、被検体内の患部、たとえば癌組
織、末梢静脈の血液通過障害部(血栓)に集積する。し
たがって、この患部が放射線源となり、放射線、この場
合、ガンマ線をパルス信号として放出する。もちろん、
リンパ管内の放射性同位体の動きも観測することができ
る。
【0086】この後、患部検出のための手動処理操作を
開始する。そのため、ステップS4で、操作者は、必要
に応じて、ヘッドホン65を耳に装着し、ガンマカメラ
12を手で持ち、エリアセンサ32側である放射線検出
面を被検体に当接させ、放射線(ガンマ線)の検出処理
を開始するために、画像取込スイッチ110を1度押
す。この操作により被検体からスイッチ102で規定さ
れる4秒の間、放射線の検出処理が実行される。すなわ
ち、被検体から放射される4秒間分の放射線のデータが
収集される。
【0087】詳しく説明すると、被検体から放射される
放射線(この例ではガンマ線粒子)が、コリメータアレ
イ48および検出素子アレイ52からなるエリアセンサ
32により取り込まれ、検出素子アレイ52を構成する
16×16=256個の半導体検出素子50により、そ
れぞれ、電気的パルス信号に変換される。
【0088】全半導体検出素子50の各電気的パルス信
号が、プリアンプ部152、マルチプレクサ154、入
力処理部156を介して16チャンネルカウンタ158
で、4秒間計数され、256個の半導体検出素子50の
それぞれに対応するカウンタの計数値Cがデータとして
RAM166に取り込まれる。
【0089】次いで、ステップS5では、この256個
の計数値Cに基づく、16×16個の画素(256画
素)からなる放射線源の分布画像が、パーソナルコンピ
ュータ22上のディスプレイ122上に白黒表示で表示
される。上述したように各画素の解像度は、カウンタの
計数値Cとしては、それぞれ2N=214=8192であ
るが、これが適当な階調とされて、ディスプレイ122
上に表示される。
【0090】次に、ステップS6では、放射線源の位置
方向を特定するために、まず、見なし1画素検出処理
(1×1画素検出処理)を行う。見なし1画素検出処理
とは、16チャンネルカウンタ158(158a〜15
8p)の全ての計数出力(信号計数値C)を加算して合
成し、256個の半導体検出素子50を1個のみの検出
素子と見なして(256個の小さい画素を1個の大きい
画素と見なして)放射線源を検出し、放射線源の有無を
判断する処理である。
【0091】この場合、有無の判断は、見なし1×1画
素信号合成計数値Cs1(Cs1=Ca1+Ca2+…
+Cp15+Cp16)と、雑音を考慮した一定の閾値
THとの大小比較により行う。ここで、閾値THは、た
とえば被検体が存在しない場合の無信号時における一定
時間(この場合、スイッチ102で設定した4秒間)の
見なし1画素信号合成計数値Cs1の2倍、あるいはパ
ーソナルコンピュータ22から入力部124を利用する
マニュアル入力により適当な値に設定することができ
る。
【0092】ステップS6の判断において、信号合成計
数値Cs1が閾値THより小さい場合には、放射性同位
体に係る信号がないものと判断して、ステップS7の処
理により位置方向表示ユニット34A、34Bを構成す
る全ての表示部36a〜36hを低輝度の表示とする。
なお、低輝度の表示に代えて、全ての表示部36a〜3
6hを点滅表示としてもよい。
【0093】図8Aは、この場合の位置方向表示ユニッ
ト34A、34Bにおける各表示部36a〜36hの表
示例を示している。なお、図8A〜図8D中、クロスハ
ッチングを施した円は高輝度状態、ハッチングを施した
円は低輝度状態、ハッチングを施していない円は消灯状
態の表示部36a〜36hを示している。この場合、ク
ロスハッチングを施した円の点滅間隔をハッチングを施
した円の点滅間隔に比較してより短い間隔とするように
表示部36a〜36hの表示を変更することもできる。
【0094】図9Aは、このような場合における、エリ
アセンサ32の被検体上への投影面と模式的に描いた被
検体内の放射線源200との相対位置関係の例を平面視
的に示している。すなわち、ステップS6の判断が成立
しない場合に、放射線源200とエリアセンサ32と
は、離れた位置にある。
【0095】ここで、位置方向表示ユニット34A、3
4B上の表示部36a〜36hの低輝度表示(図8A参
照)を見たガンマカメラ12の手動操作者は、ステップ
S8において、ガンマカメラ12をエリアセンサ32の
検出面の、たとえば対角線分程度他の場所に移動させ、
再度ステップS4のデータ収集処理に係る画像取込スイ
ッチ110を押す操作を行う。そして、ステップS5の
画像表示処理が行われる。
【0096】今回は、ステップS6の見なし1×1画素
信号合成計数値Cs1が閾値THより大きかったものと
して、ステップS9の処理に進む。
【0097】このステップS9の処理では、この実施の
形態では正方形である検出素子アレイ52の1辺の画素
の数をnと置き、さらにパラメータをpとして、見なし
画素の1辺の画素数をn=2p(p=1)=2とする。
【0098】次に、ステップS10では、この見なし2
×2画素処理を行ったときの、各画素(見なし4画素の
それぞれの画素)の計数値Cが略均等であるかどうかを
判断する。この場合の2×2画素、合計4画素は、検出
部150a〜150dからなる1画素、検出部150e
〜150hからなる1画素、検出部150i〜150l
からなる1画素、および検出部150m〜150pから
なる1画素の合計4画素{このときの4画素を画素Ai
j(i=1,2、j=1,2)で表すものとする。}で
ある。
【0099】そして、この4画素Aij(i=1,2、
j=1,2)の各画素の合成計数値Cs11=Ca1+
Ca2+…+Cd16、Cs12=Ce1+Ce2+…
+Ch16、Cs13=Ci1+Ci2+…+Cl1
6、Cs14=Cm1+Cm2+…+Cp16が、略等
しいかどうかが判断される。
【0100】この判断が成立している場合には、たとえ
ば図9Bあるいは図9Cに示すように、放射線源20
0、202が、エリアセンサ32の中心に存在する。
【0101】ステップS10の判断が成立した場合に
は、ステップS11の処理により、図8Bに示すよう
に、位置方向表示ユニット34A、34B上の全ての表
示部36a〜36hが高輝度状態で点灯する。
【0102】この表示により、操作者は、放射線源20
0、202の中心が、ガンマカメラ12(エリアセンサ
32)の直下にあることが理解される。
【0103】この後、他の放射線源の検出等のために、
必要に応じてステップS8以降の移動操作に戻る。な
お、通常の場合、初期に、ステップS10の判断が成立
することは希である。
【0104】一方、ステップS10の判断が成立しない
場合、すなわち、ステップS6の見なし1画素検出処理
では放射線源を検出したが、ステップS9の見なし4画
素検出処理で、放射線源の位置がエリアセンサ32のど
ちらの方向であるかを特定できなかった場合には、ステ
ップS12において、見なし画素の1辺の画素数をn=
p(p=2)=4とする。
【0105】次に、ステップS13では、この見なし4
×4画素処理を行ったとき、画素Aij(i=1〜4,
j=1〜4)の最大値を求める。
【0106】次いで、ステップS14では、計数値Cの
最大値の画素が最外側の画素(この場合、A11〜A1
4、A21、A24、A31、A34、A41〜A4
4)に存在するかどうかを確認し、存在していた場合に
は、ステップS15において移動方向のみを判断し、ス
テップS16において表示部36a〜36h中、該当す
る表示部を高輝度で点灯させ、ステップS8〜S14ま
での処理までを行う。
【0107】ステップS14の判断が否定的である場合
には、計数値Cの最大値の画素が中心の4画素(A2
2、A23、A32、A33)内にあるので、ステップ
S17では移動方向と移動距離を計算し、その計算結果
をステップS18において、該当する表示部36を点灯
させ、ヘッドホン65を通じて音声により操作者に指示
する。
【0108】なお、ステップS14の判断が成立した場
合には、放射線源200は、エリアセンサ32に対し
て、たとえば図9Dに示すような画素A11の位置や図
9Eに示すような画素A12の位置にある。
【0109】このとき、位置方向表示ユニット34A、
34B上、図9Dの画像に対応して、図8Cに示すよう
に、10時半方向の表示部36hのみが高輝度で点灯す
るので、操作者は、ステップS8では、10時半方向へ
ガンマカメラ12を移動させることができる。また、図
9Eの画像に対応して、図8Dに示すように、12時方
向の表示部36aのみが高輝度で点灯するので、操作者
は、ステップS8では、12時方向へガンマカメラ12
を移動させることができる。
【0110】また、ステップS14の判断が成立してい
ない場合には、放射線源200は、エリアセンサ32の
内部に存在し、たとえば図9Fに示す位置にある。この
場合には、パーソナルコンピュータ22のディスプレイ
122上で画像を観測することができる。なお、図9E
の場合にも、エリアセンサ32にかかっている分の画像
をディスプレイ122上で観測することができる。
【0111】なお、エリアセンサ32を4×4画素とし
て動作させている場合に、放射線源200がエリアセン
サ32の内部に存在するときの表示部36a〜36hの
表示例を図10A〜図10Dに示す。
【0112】具体的に説明すると、図10Aの場合に
は、画素A22と画素A23に計数値Cの最大値が存在
し、画素A12とA13にそれ以下の値が存在する例を
示しており、その場合には、12時方向の表示部36a
を高輝度で点灯させる。図10Bの場合には、画素A2
2に計数値Cの最大値が存在し、画素A11、A12、
A21にそれ以下の値が存在する例を示しており、その
場合には、10時半方向の表示部36hを高輝度で点灯
させる。図10Cの場合には、画素A23に計数値Cの
最大値が存在し、画素A13、A14、A24にそれ以
下の値が存在する例を示しており、その場合には、1時
半方向の表示部36bを高輝度で点灯させる。図10D
の場合には、画素A23とA33に計数値Cの最大値が
存在し、画素A24とA34にそれ以下の値が存在する
例を示しており、その場合には、3時方向の表示部36
cを高輝度で点灯させる。
【0113】なお、ステップS17の移動方向と移動距
離計算の前処理として、放射線源200の大きさが小さ
い場合等、表示画素をさらに細分化して、たとえばn=
p(p=3あるいはp=4)として処理を行うこと
で、より正確に放射線源200の位置を特定することが
できる。
【0114】以上説明したように、上述した実施の形態
によれば、放射性同位体が投与された被検体上をエリア
センサ32により操作(走査)する際に、位置方向表示
ユニット34A、34Bの表示部36a〜36hに、放
射線源の位置方向を指示する表示を行うようにしている
ので、ガンマカメラ12の操作者は、この表示にしたが
い操作することで、放射線源の位置、換言すれば、RI
の集積位置を短時間かつ確実に検出することができる。
【0115】なお、放射線源の位置方向の指示を音また
は音声で行うようにすることで、ガンマカメラ12の操
作者が、ヘッドホン65等を利用して聴覚で放射線源を
検出することができる。この場合、この音は、音の強弱
(近づくほど強い音とする。)および(または)振動数
の違い(近づくほど高い音とする。)で与えることがで
きる。音声としては、放射線源の方向をアナログ時計の
時刻方向で知らせることができる。
【0116】この場合、位置方向を求めるために、被検
体内の放射線源から放射線を検出するエリアセンサ32
は、少なくとも2個の検出素子(検出画素)を持つよう
に構成すれば、たとえば、前後方向あるいは左右方向の
どちらかの方向を特定することが可能であり、少なくと
も4個(2×2画素)の検出素子を持つように構成すれ
ば、前後左右の方向を特定することができる。なお、検
出素子の数は、2×2等の2の累乗に限らず、2×3、
4×5等とすることができる。一般的に、検出素子の数
をn×m個と表した場合、n、mはそれぞれ2以上であ
ることが好ましい。被検体の放射線源の形状に応じた
数、形状に選定することができる。
【0117】この実施の形態によれば、画像表示ユニッ
トとしてのディスプレイ122上で、信号処理部38で
求めた放射線源の分布を表示するようにしているので、
被検体内の放射線源の分布を一目で知ることができる。
この場合、ディスプレイ122上の画面は、全体を1画
素、2×2画素、4×4画素、8×8画素、16×16
画素のいずれかの形態に変更して、被検体内の放射線源
の分布を知ることができる。
【0118】次に、ディスプレイ122を画像表示ユニ
ットおよび(または)位置方向表示ユニットとして使用
するこの発明の他の実施の形態について、図11のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0119】ステップS21〜S24の処理は、上述し
たステップS1〜S4の処理と同等の処理であるので、
繁雑さを回避するために省略する。
【0120】ステップS25の処理では、見なし1画素
検出処理を行う。
【0121】この場合、1個の半導体検出素子50に対
応する最大計数出力値は(2N−1)となるので、25
6個の半導体検出素子50を合計して1画素とみなした
検出処理における最大出力計数値Cは、(2N−1)×
256(=Aと置く。)となるが、画面表示輝度は、短
時間で患部を見つけるための便宜として、図12に模式
的に示す対応表170では、計数値(合成計数値であ
る。)Cが値0〜閾値TH以下のときには輝度が最も暗
い輝度(第1輝度ともいう。)L0、計数値Cが閾値T
Hを超えA/4までは、次に明るい輝度(第2輝度とも
いう。)L1、計数値CがA/4を超えA/2までは、
次に明るい輝度(第3輝度ともいう。)L2、計数値C
がA/2を超え3A/4までは次に明るい輝度(第4輝
度ともいう。)L3、計数値Cが3A/4を超えAまで
は最も明るい輝度(第5輝度ともいう。)L4で表すよ
うにする。
【0122】なお、他の対応表172に示すように、計
数値Cの幅と輝度区分は、より非線形性をもたせてもよ
い。なお、対応表170、172は、オーディオ出力に
も対応させてあり、たとえば第1輝度L0では無音、第
5輝度L4を最大音(振幅または振動数を選択すること
が可能である。)として音の階調を分割している。この
実施の形態では、対応表170を使用するものとする。
【0123】このステップS25の見なし1画素検出過
程において、計数値Cが値0〜閾値THの場合には、デ
ィスプレイ122の画面は、図13Aに示すように、最
小輝度(第1輝度)L0での一様な画面(輝度変調画
面)174となる。なお、画面174の大きさは、16
画素×16画素=256画素の大きさとしているが、拡
大あるいは縮小処理により被検体に対して原寸の画像と
することができることはいうまでもない。
【0124】最小輝度(第1輝度)L0の画面174が
表示されているときに、ステップS26において検出し
たかどうかの判断が否定的であるとき、ステップS27
では、ガンマカメラ12を被検体上の別の位置に移動さ
せ、さらにステップS24、S25のデータ収集および
見なし1画素検出処理を継続する。
【0125】見なし1画素検出処理での計数値Cが、閾
値TH以上の放射線源を検出した場合には、ステップS
26の判定が肯定的となり、画面表示が、たとえば図1
3Bに示すように、第2輝度L1での一様な画面176
となる。これと同時、操作者は、ヘッドホン65で、無
音状態から、第2輝度L1に対応する音を聞くことがで
きる。なお、この音は、頭部の中央で聞こえる音となっ
ている。
【0126】この時点で、操作者は、被検体上の放射線
源が近いことを知る。もちろん、この状態で、見なし1
画素表示をたとえば16×16画素表示に切り替えるこ
ともできる。
【0127】次に、ステップS28で、再度データ収集
処理を行う。このとき、次のステップS29において
は、見なし1画素検出処理が見なし2×2画素検出処理
に切り替わる。この切替は、自動的に行ってもよく手動
で行うこともできる。
【0128】見なし2×2画素検出処理とは、上述した
ように、図7で説明すれば、検出部150a〜150d
の16チャンネルカウンタ158a〜158dの計数値
Cの合成値を1画素と見なし、同様に、検出部150e
〜150hの16チャンネルカウンタ158e〜158
hの計数値Cの合成値を1画素、検出部150i〜15
0lの16チャンネルカウンタ158i〜158lの計
数値Cの合成値を1画素、検出部150m〜150pの
16チャンネルカウンタ158m〜158pの計数値C
の合成値を1画素とみなして合計2×2画素のガンマカ
メラ12として動作させる処理である。なお、上述した
見なし1画素検出処理においては、ガンマカメラ12を
1画素のガンマカメラ12と見なして動作させている。
【0129】この場合、半導体検出素子50が64個か
らなる1画素の最大出力計数値Cは、(2N−1)×6
4(=Bと置く。)となるので、図14に示すように、
画面表示輝度(またはヘッドホン音量)対応表170B
は、第5輝度L4が計数値3B/4を超え計数値Bまで
に対応するように設定する。この場合にも、非線形の対
応表172Bとすることもできる。
【0130】このように設定した場合、画面表示は、た
とえば、図13Cに示す4分割表示に対応する画面17
8、あるいは図13Dに示す画面180等に変化する。
【0131】この見なし2×2画素検出処理に対応する
画面178を見ることにより、あるいはヘッドホン65
に係る左耳からのみ聞こえる音により、操作者は、放射
線源により近い左方向にガンマカメラ12を移動させる
ことができる。
【0132】ここで、操作者は、所望の画像となるま
で、換言すれば、ステップS30のOKかの判断が満足
状態となるまで、ステップS31の移動させる検出動作
を行うことができる。
【0133】ここで、見なし2×2画素検出処理におけ
る表示は、図13Cの画面178に対応する図13Eの
画面184の表示、また図13Dの画面180に対応す
る図13Fの画面186に変更することができる。
【0134】この矢印表示画面184、186では、最
大表示輝度の画素のみを上述の輝度変調表示させ、残り
の画素は、その最大表示輝度の画素に向かう矢印190
を表示するようにしている。
【0135】このため、操作者は、矢印190の向きの
方向にガンマカメラ12を移動させることで容易に放射
線源、すなわち患部に到達することができる。
【0136】このように操作して、たとえば図13Gに
示す画面188が得られたものとする。
【0137】次いで、操作者は、ステップS32〜S3
5での見なし4×4画素検出処理で、たとえば図13H
に示す輝度変調画面192、あるいはこれに対応する図
13Iの矢印向き画面194を表示させることができ
る。
【0138】以下、画面は図示しないが、必要に応じ
て、ステップS36〜S39の見なし8×8画素検出処
理を行い、放射線源(たとえば、最も強い放射線発生源
の中心)をディスプレイ122の画面内に捉えたとき、
ステップS40、S41に示す16×16画素検出処
理、いわゆるフル画面での検出処理を行う。
【0139】このフル画面は、パーソナルコンピュータ
22のハードディスク133に格納される。
【0140】これにより、撮像処理は終了するが、以
下、ステップS42で、スムージング、輪郭強調、拡大
等の周知の画像処理を施すことで、ステップS43の出
力処理が行われ、ディスプレイ122上に、たとえば図
15に示す被検体の患部に係る放射線画像198が映さ
れた画面196を得ることができる。
【0141】また、プリンタ26等から該放射線画像1
98が映された画面196のハードコピーを得ることが
できる。
【0142】このハードコピーは、臨床上有用な知見を
医師等の操作者に与える。すなわち、この実施の形態に
係る放射線源検出システム10によれば、臨床上有用な
知見を迅速かつ的確に医師等の操作者に与えることがで
きる。
【0143】このように上述した実施の形態によれば、
被検体上を手動操作可能なガンマカメラ12(エリアセ
ンサ32)を構成する16個の検出部150a〜150
pから出力されるパルス信号を16チャンネルカウンタ
158a〜158pにより計数して計数値Cを格納す
る。そして、信号処理部38のマイクロコンピュータ1
60は、パーソナルコンピュータ22のディスプレイ1
22上に、放射線源の位置方向を指示する表示を行う画
像信号に変換する信号処理を行う。
【0144】操作者は、この表示が指示する位置方向に
ガンマカメラ12を移動操作させることで、放射線源の
位置、換言すれば、RIの集積位置を短時間かつ確実に
検出することができる。
【0145】ここで、放射線源の位置方向を指示する表
示は、たとえば図13C、図13G等に示したように、
各検出部150から出力される信号の大きさに対応する
輝度差で表すようにすることで、操作者はガンマカメラ
12を移動させる方向を視覚で容易に判断することがで
きる。
【0146】なおマイクロコンピュータ160は、計数
値Cをオーディオ信号にも変換して、より詳しくは、計
数値Cに対応する音の強弱、あるいは周波数、そして頭
部中で前後左右から聞こえるようなオーディオ信号に変
換してヘッドホン65から出力するようにしている。こ
のため、操作者は、耳から聞こえる音の方向に従いガン
マカメラ12を操作することで、聴覚で容易に放射線源
の方向を判断することができる。
【0147】さらに、計数値Cを所定個ずつ合成するこ
とにより、対応する所定個の半導体検出素子50の出力
パルス信号が実質的に合成され、図13Bを参照して説
明したように、たとえ、半導体検出素子50の1個での
検出範囲は2×2[mm2]の範囲であるが、エリアセ
ンサ32全体の面積32×32[mm2]で初期的に検
出することができる。このようにすることで、最初に放
射線源あるいはその近傍を見つけるまでの時間を短縮す
ることができる。
【0148】さらにまた、上述の実施の形態によれば、
256個の半導体検出素子50からなるエリアセンサ3
2と、半導体検出素子50の各出力を格納する、半導体
検出素子50の素子数と同数の記憶部{16チャンネル
カウンタ158またはRAM166(図4参照)}と、
この記憶部に記憶された半導体検出素子50の各出力で
ある計数値Cを読み出して、CPU162は、半導体検
出素子50の各出力に対応する計数値Cを、半導体検出
素子50近傍の所定個ずつ合成し、あるいは全数を合成
し、合成信号に対応する表示および(または)オーディ
オ出力処理を行うようにしている。このため、半導体検
出素子50が数個等に対応する狭い範囲で検出しても、
図13B、図13C等で示したように、広い範囲での表
示あるいはオーディオ出力で確認することが可能となる
ので、操作者は、容易に放射線源を検出することができ
る。
【0149】さらにまた、上述した実施の形態によれ
ば、複数個の半導体検出素子50からなる放射線検出面
積(この実施の形態では、面積は32×32[mm2
で、Xという。)より構成されるエリアセンサ32によ
り放射線源の位置を検出する際に、まず、半導体検出素
子50の各出力を全部まとめて、放射線検出面積Xを変
化させずに、エリアセンサ32を実質的に1つの放射線
検出素子として機能させて放射線源を検出する(第1の
過程という。ステップS25の処理に対応する。)。
【0150】次に半導体検出素子50の各出力を所定個
単位でまとめて分割し、放射線検出面積Xを変化させず
に、エリアセンサ32を実質的に少ない数の放射線検出
素子として機能させて放射線源を検出する(第2の過程
という。たとえば、ステップS29の処理に対応す
る。)。
【0151】次に、放射線検出面積Xを変化させずに、
順次、まとめる所定個単位の数を大きくしたより大きい
数の放射線検出素子として機能させて放射線源を検出す
る(第3の過程という。たとえば、ステップS33、S
37の処理に対応する。なお、この第3過程に第2過程
を含めることもできる。)。
【0152】最終的に、256個の数からなる半導体検
出素子50として機能させて放射線源を検出する(第4
の過程という。たとえば、ステップS40の処理に対応
する。)。
【0153】このような検出方法により、より広い面積
で放射線源の検出が可能となり、放射線源を検出したと
きあるいは途中の状態において、詳細な画像表示等を得
ることができる。
【0154】なお、上述の全体を見なし1画素とする第
1の過程は、省略することも可能である。
【0155】図16は、この発明のさらに他の実施の形
態に係る放射線源検出システム10Aの構成を示してい
る。なお、この放射線源検出システム10Aにおいて、
図1(または図2)に示した放射線源検出システム10
の構成要素と同一のものあるいは対応するものには同一
の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0156】この図16例の放射線源検出システム10
Aにおいては、背面中央に液晶表示装置等のディスプレ
イ220を設けたガンマカメラ12Aの構成としてい
る。このディスプレイ220上に、放射線源の分布表示
および(または)位置方向表示を表示することで、ガン
マカメラ12Aのみで、放射線源の分布および位置方向
を知ることができる。
【0157】図17は、この発明のさらに他の実施の形
態に係る放射線源検出システム10Bの構成を示してい
る。なお、この放射線源検出システム10Bにおいて、
図1(または図2)に示した放射線源検出システム10
の構成要素と同一のものあるいは対応するものには同一
の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0158】この図17例の放射線源検出システム10
Bにおいては、背面中央に液晶表示装置等のディスプレ
イ222を設けたガンマカメラ12Bの構成としてい
る。ディスプレイ222の中に、LEDによる表示部3
6a〜36hに代替可能な放射線源の位置方向を表示す
るための矢印表示部(矢印表示領域)136a〜136
hを画面として表示する。
【0159】このようにすることで、ディスプレイ22
2の画面上、周囲の矢印表示部136a〜136h中、
特定のものの点灯あるいは点滅により放射線源の位置方
向を確認することができ、同時に矢印表示部136a〜
136hの内側の領域のディスプレイ222の画面上
で、たとえば16×16画素の放射線源の強度分布画像
を確認することができる。
【0160】この図17例では、図2例、図16例で示
しているガンマカメラ12、12A上のLED表示によ
る位置方向表示ユニット34Aが不要となる。すなわ
ち、ディスプレイ222が位置方向表示ユニットと画像
表示ユニットを兼用するようにしている。
【0161】図18は、この発明のさらに他の実施の形
態に係る放射線源検出システム10Cの構成を示してい
る。なお、この放射線源検出システム10Cにおいて、
図1(または図2)に示した放射線源検出システム10
の構成要素と同一のものあるいは対応するものには同一
の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0162】この図18例の放射線源検出システム10
Cにおいては、側面に液晶ディスプレイからなるディス
プレイ装置224を設けたガンマカメラ12Cの構成と
している。ディスプレイ装置224は、エリアセンサ3
2の方向あるいは背面の方向にそれぞれ90度回転させ
ることが可能となっている。
【0163】この場合、ディスプレイ装置224を構成
するディスプレイ220の周囲に、放射線源の位置方向
を表示するためのLED等による矢印表示部(矢印表示
領域)236a〜236hからなる位置方向表示ユニッ
ト34Cを設けている。
【0164】このようにすることで、ディスプレイ22
0の画面上で放射線源の強度分布を確認することができ
るとともに、これと同時に、周囲の矢印表示部236a
〜236h中、特定のものの点灯あるいは点滅により放
射線源の位置方向を確認することができる。
【0165】なお、図18例のガンマカメラ12Cにお
いて、背面にも液晶表示装置をつけること、あるいは、
スピーカ60を適当な場所に付けることもできること等
はいうまでもない。
【0166】また、この発明は、上述の実施の形態に限
らず、たとえば、エリアセンサとして複数個のシンチレ
ータ素子と位置感応型のフォトマルチプライヤを組み合
わせたガンマカメラに適用する等、この発明の要旨を逸
脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろん
である。
【0167】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数の検出素子を有するエリアセンサで求めた放射
線源の分布を画像表示ユニット上に表示するようにした
ので、簡単な構成で放射線源の分布を表示することがで
きる。
【0168】また、放射線源の位置方向を位置方向表示
ユニット上に表示するようにしたので、エリアセンサの
操作者は、容易かつ短時間に放射線源を検出することが
できる。すなわち、この発明によれば、放射線源の位置
を短時間かつ確実に検出することができる。
【0169】また、エリアセンサ(実質的にガンマカメ
ラ)として複数の半導体検出素子を利用することで、小
型であって手動操作が可能な、したがって取り扱いの容
易な放射線源検出装置を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態が適用された放射線源
検出システムの構成図である。
【図2】図1例の放射線源検出システム中、ガンマカメ
ラと制御ボックスを示す構成図である。
【図3】ガンマカメラの先端部に配置されるエリアセン
サの模式図である。
【図4】図1例の放射線源検出システムの電気回路的ブ
ロック図である。
【図5】検出素子アレイの構成を示す正面図である。
【図6】検出素子の出力を計数値として保持するメモリ
のアドレス構成を示す模式図である。
【図7】図1例の動作説明に供されるフローチャートで
ある。
【図8】図8は、表示ユニットにおける表示例を示す図
であり、図8Aは、放射線源を特定できていないときの
表示ユニットにおける表示例を示す図、図8Bは、放射
線源をエリアセンサの中央部に検出できたときの表示ユ
ニットにおける表示例を示す図、図8Cは、放射線源を
エリアセンサの10時半方向に検出できたときの表示ユ
ニットにおける表示例を示す図、図8Dは、放射線源を
エリアセンサの12時方向に検出できたときの表示ユニ
ットにおける表示例を示す図である。
【図9】図9は、エリアセンサと放射線源との相対位置
関係を示す説明図であり、図9Aは、放射線源の位置が
エリアセンサと離れている状態を示す図、図9Bは、放
射線源の位置がエリアセンサの中央に存在する状態を示
す図、図9Cは、放射線源の位置がエリアセンサの中央
に存在する状態を示す他の図、図9Dは、放射線源の位
置がエリアセンサの10時半方向に存在する状態を示す
図、図9Eは、放射線源の位置がエリアセンサの略12
時方向に存在する状態を示す図、図9Fは、放射線源の
位置がエリアセンサの内側に存在する状態を示す図であ
る。
【図10】図10は、放射線源の位置がエリアセンサの
内側に存在する場合の見なし4×4画素処理を例とする
表示部の表示例を示す説明図であり、図10Aは12時
方向の表示部が点灯する場合の説明図、図10Bは10
時半方向の表示部が点灯する場合の説明図、図10Cは
1時半方向の表示部が点灯する場合の説明図、図10D
は3時方向の表示部が点灯する場合の説明図である。
【図11】図1例の他の動作説明に供されるフローチャ
ートである。
【図12】見なし1画素検出処理に利用される放射線ガ
ンマ線の計数値に対する画面表示輝度またはヘッドホン
音量の対応関係を示す説明図である。
【図13】図13Aは、見なし1画素検出処理に係る最
小輝度一様画面の説明図、図13Bは、次に小さい輝度
の一様画面の説明図、図13Cは、見なし2×2画素検
出処理に係る輝度変調表示画面の説明図、図13Dは、
見なし2×2画素検出処理に係る他の輝度変調表示画面
の説明図、図13Eは、見なし2×2画素検出処理に係
るさらに他の輝度変調表示画面の説明図、図13Fは、
見なし2×2画素検出処理に係る矢印表示画面の説明
図、図13Gは、見なし2×2画素検出処理に係る他の
矢印表示画面の説明図、図13Hは、見なし4×4画素
検出処理に係る輝度変調表示画面の説明図、図13I
は、見なし4×4画素検出処置に係る矢印表示画面の説
明図である。
【図14】見なし4画素検出処理に利用される放射線の
計数値に対する画面表示輝度またはヘッドホン音量の対
応関係を示す説明図である。
【図15】放射線源検出画像例を示す説明図である。
【図16】この発明の他の実施の形態が適用された放射
線源検出システムの構成図である。
【図17】この発明のさらに他の実施の形態が適用され
た放射線源検出システムの構成図である。
【図18】この発明のさらに他の実施の形態が適用され
た放射線源検出システムの構成図である。
【符号の説明】
10、10A、10B、10C…放射線源検出システム 12、12A、12B、12C…ガンマカメラ 14、16、18、24…通信線 20…制御ボッ
クス 22…パーソナルコンピュータ 30…本体部 32…エリアセンサ 34A、34B、34C…位置方向表示ユニット 36a〜36h、136a〜136h、236a〜23
6h…表示部 38…信号処理部 46…コリメー
タ 48…コリメータアレイ 50…半導体検
出素子 52…検出素子アレイ 60…スピーカ 65…ヘッドホン 110…画像取
込スイッチ 122、220…ディスプレイ 158…16チ
ャンネルカウンタ 160…マイクロコンピュータ 224…ディス
プレイ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲かく▼ 衛 千葉県市川市須和田1−2−13−201 (72)発明者 大和田野 克朗 東京都品川区大崎4−2−13−711 (72)発明者 流王 英樹 神奈川県藤沢市村岡東4−15−8−201 Fターム(参考) 2G088 EE27 FF04 GG21 JJ05 MM01 MM04

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体内の放射線源から放射される放射線
    を検出する複数の検出素子を有するエリアセンサと、 前記各検出素子から出力される信号に基づき前記放射線
    源の分布を求める信号処理部と、 前記求めた放射線源の分布を表示する画像表示ユニット
    とを備えることを特徴とする放射線源検出装置。
  2. 【請求項2】被検体内の放射線源から放射される放射線
    を検出する複数の検出素子を有するエリアセンサと、 前記各検出素子から出力される信号に基づき前記放射線
    源の位置方向を求める信号処理部と、 前記求めた位置方向を表示する位置方向表示ユニットと
    を備えることを特徴とする放射線源検出装置。
  3. 【請求項3】被検体内の放射線源から放射される放射線
    を検出する複数の検出素子を有するエリアセンサと、 前記各検出素子から出力される信号に基づき前記放射線
    源の分布を求めるとともに前記放射線源の位置方向を求
    める信号処理部と、 前記求めた放射線源の分布および(または)位置方向を
    表示する表示ユニットとを備えることを特徴とする放射
    線源検出装置。
  4. 【請求項4】立体形状の本体部と、 前記本体部の一部に配され、被検体内の放射線源から放
    射される放射線を検出する複数の検出素子を有するエリ
    アセンサと、 前記各検出素子から出力される信号に基づき放射線源の
    分布および(または)位置方向を求める信号処理部と、 前記本体部の他の部分に配され、前記信号処理部で求め
    た放射線源の分布および(または)位置方向を表示する
    表示ユニットとを備えることを特徴とする放射線源検出
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の放射
    線源検出装置において、 前記表示ユニットは、放射線源の分布を表示する表示部
    と放射線源の位置方向を表示する表示部とが同一ディス
    プレイ内に形成されていることを特徴とする放射線源検
    出装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれか1項に記載の放射
    線源検出装置において、 前記表示ユニットは、放射線源の分布を表示する表示部
    と放射線源の位置方向を表示する表示部とが別体で形成
    されていることを特徴とする放射線源検出装置。
  7. 【請求項7】請求項2〜6のいずれか1項に記載の放射
    線源検出装置において、 前記放射線源の位置方向を表示する表示ユニットが複数
    の表示部により構成され、該複数の表示部により、前記
    求めた位置方向を表示することを特徴とする放射線源検
    出装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の放射線源検出装置におい
    て、 前記複数の表示部が、放射状に配置された矢印状表示部
    により構成されていることを特徴とする放射線源検出装
    置。
  9. 【請求項9】請求項7または8記載の装置において、 前記信号処理部は、前記求めた放射線源の分布に対応し
    て前記各表示部の点滅間隔を制御することを特徴とする
    放射線源検出装置。
  10. 【請求項10】請求項7または8記載の放射線源検出装
    置において、 前記信号処理部は、前記求めた放射線源の分布に対応し
    て前記各表示部の表示輝度を制御することを特徴とする
    放射線源検出装置。
  11. 【請求項11】被検体内の放射線源から放射される放射
    線を検出する複数の検出素子を有するエリアセンサと、 前記各検出素子から出力される信号を所定処理してオー
    ディオ信号に変換する信号処理部と、 前記オーディオ信号に基づき音および(または)音声を
    出力するオーディオ出力手段とを備え、 前記信号処理部における所定処理は、前記オーディオ出
    力手段で、前記放射線源の位置方向を指示する音および
    (または)音声の発生を行う処理であることを特徴とす
    る放射線源検出装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の放射線源検出装置にお
    いて、 前記位置方向を指示する音は、音の強弱および(また
    は)振動数の違いで与えることを特徴とする放射線源検
    出装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の放射線源検出装置にお
    いて、 前記位置方向を指示する音声は、前記エリアセンサの中
    心をアナログ時計の中心と考えたときの時刻方向を示す
    音声であることを特徴とする放射線源検出装置。
  14. 【請求項14】請求項1〜13のいずれか1項に記載の
    放射線源検出装置において、 前記検出素子が、CdTeまたはCdZnTe半導体検
    出素子であることを特徴とする放射線源検出装置。
  15. 【請求項15】複数の放射線検出素子からなるエリアセ
    ンサと、 前記放射線検出素子の各出力を格納する、前記放射線検
    出素子の素子数と同数の記憶部と、 前記記憶部に記憶された放射線検出素子の各出力を読み
    出して信号処理を施す信号処理部とを備え、 前記信号処理部は、前記放射線検出素子の各出力を近傍
    の所定個ずつ合成し、あるいは全数を合成し、合成信号
    に対応する表示および(または)オーディオ出力処理を
    行うことを特徴とする放射線源検出装置。
  16. 【請求項16】請求項1〜15のいずれか1項に記載の
    放射線源検出装置において、 前記複数の検出素子は、n×m(n,mは、それぞれ少
    なくとも2)個の検出素子であることを特徴とする放射
    線源検出装置。
  17. 【請求項17】複数の放射線検出素子からなる放射線検
    出面より構成されるエリアセンサにより放射線源の位置
    を検出する際に、 まず、前記放射線検出素子の各出力を所定個単位でまと
    めて分割し、前記放射線検出面積を変化させずに、前記
    エリアセンサを実質的に少ない数の放射線検出素子とし
    て機能させ、 次に、前記放射線検出面積を変化させずに、順次、まと
    める所定個単位の数を少なくしたより多い数の放射線検
    出素子として機能させ、 最終的に前記複数の放射線検出素子として機能させて検
    出する過程を有することを特徴とする放射線源検出方
    法。
  18. 【請求項18】複数の放射線検出素子からなる放射線検
    出面より構成されるエリアセンサにより放射線源の位置
    を検出する際に、 まず、前記放射線検出素子の各出力を全部まとめて、前
    記放射線検出面積を変化させずに、前記エリアセンサを
    実質的に1つの放射線検出素子として機能させ、 次に、前記放射線検出素子の各出力を所定個単位でまと
    めて分割し、前記放射線検出面積を変化させずに、前記
    エリアセンサを実質的に少ない数の放射線検出素子とし
    て機能させ、 次に、前記放射線検出面積を変化させずに、順次、まと
    める所定個単位の数を少なくしたより多い数の放射線検
    出素子として機能させ、 最終的に、前記複数の放射線検出素子として機能させて
    検出する過程を有することを特徴とする放射線源検出方
    法。
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