JP2002257533A - 欠陥検査装置およびその方法 - Google Patents

欠陥検査装置およびその方法

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JP2002257533A JP2001056547A JP2001056547A JP2002257533A JP 2002257533 A JP2002257533 A JP 2002257533A JP 2001056547 A JP2001056547 A JP 2001056547A JP 2001056547 A JP2001056547 A JP 2001056547A JP 2002257533 A JP2002257533 A JP 2002257533A
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    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/9501Semiconductor wafers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体製造や磁気ヘッド製造において、被加
工対象物(例えば、半導体基板上の絶縁膜)に対してC
MPなどの研磨または研削加工を施した際、その表面に
生じる様々な形状を有するスクラッチと付着する異物と
を弁別して検査することができるようにした欠陥検査装
置およびその方法を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、研磨または研削された絶縁膜
の表面に発生したスクラッチや異物に対してほぼ同じ光
束で落射照明と斜方照明とを行い、該落射照明時と斜方
照明時との間において浅いスクラッチと異物とから発生
する散乱光強度の比率等の相関関係に基いて浅いスクラ
ッチと異物とを弁別しすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造や磁気
ヘッド製造をする際に用いられる研磨または研削加工技
術による平坦化加工工程において生じるスクラッチや粒
子状の異物等の欠陥を弁別して検査する欠陥検査装置お
よびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】回路パターンが形成された半導体ウエハ
上に付着した異物を回路パターンと弁別して検査する従
来技術としては、特開平3−102248号公報(従来
技術1)および特開平3−102249号公報(従来技
術2)が知られている。即ち、従来技術1および2に
は、斜方照明により半導体基板上の異物を強調させて第
1の光電変換素子で検出し、かつ落射照明により上記半
導体基板上の背景である回路パターンのエッジを強調し
て第2の光電変換素子で検出し、上記第1の光電変換素
子から得られる異物検出信号を上記第2の光電変換素子
から得られる検出信号で除算等をすることにより、異物
検出信号を強調して上記異物を検出することが記載され
ている。
【0003】また、シリコンウエハの表面に付着した異
物と該表面に存在する結晶欠陥とを分離して検査する従
来技術としては、特開平9−304289号公報(従来
技術3)が知られている。即ち、この従来技術3には、
シリコンウエハの表面を基準とした仰角が30°以下の
角度をなす低角度受光系と、これよりも大きな仰角の高
角度受光系とを有し、レーザ光を上記シリコンウエハの
表面に対してほぼ垂直に照射することによって得られる
散乱光を上記低角度受光系と上記高角度受光系とが受光
し、上記高角度受光系でのみ受光されるものを結晶欠陥
とし、上記低角度受光系および上記高角度受光系で受光
されるものを付着異物として弁別して検査することが記
載されている。
【0004】また、半導体ウエハの表面に存在する異物
や傷を、回路パターンを作成する際障害とならない微小
な点状の凹部を誤認すること無く区別して検査する従来
技術としては、特開平11−142127号公報(従来
技術4)が知られている。即ち、従来技術4には、2つ
の異なる波長の照明光の各々を互いに異なる低入射角度
と高入射角度とで、半導体ウエハの表面上の同一点に対
して集光して照射し、該集光点からの散乱光を2波長別
々に受光して光電変換し、各々の信号の強度差、即ち、
点状の凹部からは低入射角度の照明光による散乱光強度
が弱められることを利用して、半導体ウエハの表面に存
在する異物や傷と点状の凹部とを区別して検査すること
が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体製造
や磁気ヘッド製造をする際に被加工対象物(例えば絶縁
膜)に対して用いられる平坦化加工技術としては、代表
的なものとしてCMP(Chemical Mechanical Polishin
g)がある。このCMPは、研磨パッド上にシリカ等の
遊離砥粒を散布し、被加工対象物の表面を研磨加工する
平坦化技術である。また、平坦化加工技術としては、研
磨パッドにダイヤ等の固定砥粒を埋め込み同様に研削加
工を行う研削加工技術が用いられる場合もある。これら
の研磨または研削加工技術においては、研磨または研削
後被加工対象物(例えば半導体基板(ウエハ)上の絶縁
膜)の表面には研磨または研削傷である様々な形状を有
するスクラッチを生じることがある。このように半導体
製造や磁気ヘッド製造において、被加工対象物の表面に
様々な形状を有するスクラッチを生じると、その上に形
成する配線においてエッチングが不充分となり短絡など
の不良原因になる。そこで、研磨または研削後のウエハ
研磨面または研削面を観察して様々な形状を有するスク
ラッチの発生状況を監視し、多発する場合にはスクラッ
チの形状に対応させた研磨または研削条件の見直しを行
わなければならない。また、同時に、異物も発生すると
その上に形成する配線の絶縁不良や短絡などの不良原因
となる。異物が多発する場合には、装置洗浄を行う等の
スクラッチとは異なる対策が必要となる。つまり、被加
工対象物(例えば半導体基板上の絶縁膜)に対する研磨
または研削工程においては、異物と様々な形状を有する
スクラッチとを分けて監視して、それぞれに対して適切
な対策を施すことが必要となる。
【0006】しかしながら、上記従来技術1〜4のいず
れにも、被加工対象物(例えば、半導体基板上の絶縁
膜)に対して研磨または研削加工を施した際、その表面
に生じる様々な形状を有するスクラッチと付着する粒子
状の異物とを弁別して検査することについては、考慮さ
れていない。
【0007】また、様々な形状を有するスクラッチの寸
法は、幅Wが0.2μm〜0.4μm程度で、深さDが
数nm程度から非常に深いものでも100nm程度と非
常に微小であるため、従来は、電子顕微鏡を用いて作業
者が目視でレビューを行って様々な形状を有するスクラ
ッチや異物を判別し、多大なレビュー時間を要してい
た。そのため、スクラッチ、或いは粒子状の異物への対
策に遅れを生じ、多量のウエハを悪いコンディションの
まま研磨し続けることなり、収益に多大な損害を与えて
いた。
【0008】本発明の目的は、上記課題を解決すべく、
半導体製造や磁気ヘッド製造において、被加工対象物
(例えば、半導体基板上の絶縁膜)に対してCMPなど
の研磨または研削加工を施した際、その表面に生じる様
々な形状を有するスクラッチ等と付着する粒子状の異物
とを弁別して検査することができるようにした欠陥検査
装置およびその方法を提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、被加工対象物
(例えば、半導体基板上の絶縁膜)に対してCMPなど
の研磨または研削加工を施した際、その表面に生じる様
々な形状を有するスクラッチ等と付着する粒子状の異物
とを弁別して検査することを全数検査、若しくは十分な
頻度の抜き取り検査をできるようにして、上記欠陥が生
じない半導体基板を高信頼度で、且つ効率的に製造でき
るようにした半導体基板の製造方法を提供することにあ
る。
【0010】また、本発明のさらに他の目的は、高さお
よび深さの小さな薄膜状異物やスクラッチ等の凹状欠陥
と、高さのある粒子状の異物の凸状欠陥を弁別して検査
することができるようにして,上記欠陥が生じない半導
体基板を高信頼度で、且つ効率的に製造できるようにし
た半導体基板の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被検査物を載置するステージと、該ステ
ージ上に載置された被検査物の表面上の個所に該表面に
対して法線方向若しくはその近傍方向からUV光若しく
はDUV光からなる照明光を所望の光束で落射照明する
落射照明系と前記被検査物の表面上の個所にUV光若し
くはDUV光からなる照明光を所望の光束で斜方照明す
る斜方照明系とを有する照明光学系と、該照明光学系の
落射照明系によって落射照明された個所から発生する第
1の反射光の内前記被検査物の表面に対して高角度に向
かう第1の高角度散乱光および前記照明光学系の斜方照
明系によって斜方照明された個所から発生する第2の反
射光の内前記高角度に向かう第2の高角度散乱光を集光
して結像する高角度結像光学系と該高角度結像光学系で
結像された第1および第2の高角度散乱光を受光して第
1および第2の輝度信号(S(i),T(i))に変換
する光電変換手段とを有する検出光学系と、該検出光学
系の光電変換手段で変換された第1の輝度信号S(i)
と第2の輝度信号T(i)との間の相関関係に基いて前
記被検査物上の欠陥iを凹状欠陥(スクラッチや薄膜状
異物)、と凸状欠陥(粒子状の異物)とに弁別する比較
判定部とを備えたことを特徴とする欠陥検査装置および
その方法である。
【0012】また、本発明は、前記欠陥検査装置におけ
る照明光学系の落射照明系において、前記高角度集光光
学系から迷光を発生させないように落射照明光が集光レ
ンズに当てないで被検査対象物の表面に照射するように
構成することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、前記欠陥検査装置におけ
る検出光学系は、さらに、前記個所から射出された第1
の反射光のフーリエ変換面に該第1の反射光による特定
の光像を遮光する遮光手段を備えたことを特徴とする。
【0014】また、本発明は、前記欠陥検査装置におけ
る比較判定部において、前記相関関係として比率(T
(i)/S(i),S(i)/T(i))であることを
特徴とする。
【0015】また、本発明は、前記欠陥検査装置におけ
る比較判定部において、さらに、前記第1の輝度信号S
(i)および第2の輝度信号T(i)から算出される欠
陥のサイズに応じたデータに基いて凹状欠陥をスクラッ
チと薄膜状異物(本発明においては薄膜状異物も厚さが
非常に薄いことから凹状欠陥と定義する。)とに弁別す
るように構成したことを特徴とする。
【0016】また、本発明は、前記欠陥検査装置におけ
る比較判定部において、さらに、前記第1の輝度信号S
(i)および第2の輝度信号T(i)から算出される欠
陥のサイズに応じたデータに基いて凸状欠陥である粒子
状異物を大小に弁別するように構成したことを特徴とす
る。
【0017】また、本発明は、前記欠陥検査装置におけ
る比較判定部において、弁別された凸状欠陥について、
回路パターン領域内に発生したものか、回路パターン領
域外に発生したものかを認識できるように構成したこと
を特徴とする。
【0018】また、本発明は、前記欠陥検査装置におけ
る比較判定部には、弁別された欠陥の情報を表示する表
示手段を有することを特徴とする。
【0019】また、本発明は、前記欠陥検査装置におけ
る比較判定部には、欠陥を弁別するための第1の輝度信
号の関係に関する情報を表示する表示手段を有すること
を特徴とする。
【0020】また、本発明は、前記欠陥検査装置におけ
る比較判定部には、欠陥を弁別するための第2の輝度信
号の関係に関する情報を表示する表示手段を有すること
を特徴とする。
【0021】また、本発明は、前記欠陥検査装置におけ
る比較判定部には、前記検出光学系の光電変換手段で変
換された第1の輝度信号と第2の輝度信号との関係を、
横軸および縦軸を対数値で表される相関図上にプロット
して表示する表示手段を有することを特徴とする。
【0022】また、本発明は、前記欠陥検査装置におけ
る照明光学系において、被検査物の表面上における落射
照明系で落射照明する個所と斜方照明系で斜方照明する
個所とを検出光学系の視野内で異ならしめて構成したこ
とを特徴とする。
【0023】また、本発明は、被検査物を載置するステ
ージと、該ステージ上に載置された被検査物の表面上の
個所に該表面に対して法線方向若しくはその近傍方向か
らUV光若しくはDUV光からなる照明光を所望の光束
で落射照明する落射照明系と前記被検査物の表面上の個
所にUV光若しくはDUV光からなる前記照明光と異な
る波長の照明光を所望の光束で斜方照明する斜方照明系
とを有する照明光学系と、該照明光学系の落射照明系に
よって落射照明された個所から発生する第1の反射光の
内前記被検査物の表面に対して高角度に向かう第1の高
角度散乱光および前記照明光学系の斜方照明系によって
斜方照明された個所から発生する第2の反射光の内前記
高角度に向かう第2の高角度散乱光を集光する集光光学
系と該集光光学系で集光された第1の高角度散乱光と第
2の高角度散乱光とを波長分離する波長分離光学系と該
波長分離光学系で分離された第1の高角度散乱光と第2
の高角度散乱光との各々を結像する結像光学系と該結像
光学系で結像された第1の高角度散乱光と第2の高角度
散乱光との各々を受光して第1の輝度信号と第2の輝度
信号の各々に変換する第1および第2の光電変換手段と
を有する検出光学系と、該検出光学系の第1の光電変換
手段で変換された第1の輝度信号と第2の光電変換手段
で変換された第2の輝度信号との間の関係に基いて前記
被検査物上の欠陥を弁別する比較判定部とを備えたこと
を特徴とする欠陥検査装置およびその方法である。
【0024】また、本発明は、研磨または研削された膜
の表面に発生した浅いスクラッチや異物に対して、UV
光若しくはDUV光からなる照明光をほぼ同じ光束で落
射照明および斜方照明を行い、該落射照明および斜方照
明による浅いスクラッチと異物とから発生する散乱光を
検出器で受光してそれぞれの散乱光の強度に応じた輝度
信号に変換し、これら変換された輝度信号の相関関係に
基いて浅いスクラッチと異物とを弁別することを特徴と
する欠陥検査方法である。
【0025】また、本発明は、研磨または洗浄またはス
パッタリングされた膜の表面に発生した平坦な薄膜状異
物や異物に対して、UV光若しくはDUV光からなる照
明光をほぼ同じ光束で落射照明および斜方照明を行い、
該落射照明および斜方照明による薄膜状異物と異物とか
ら発生する散乱光を検出器で受光してそれぞれの散乱光
の強度に応じた輝度信号に変換し、これら変換された輝
度信号の相関関係に基いて薄膜状異物と異物とに弁別す
ることを特徴とする欠陥検査方法である。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明に係る半導体製造工程や磁
気ヘッド製造工程等において用いられている平坦化加工
工程の安定稼働を目的とした欠陥検査装置およびその方
法の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0027】まず、本発明に係る欠陥検査装置およびそ
の方法の第1の実施の形態について説明する。本発明
は、図1に示すように、半導体の製造工程の途中で製品
の抜き取りまたは全数検査をする欠陥検査装置100に
関するものである。半導体の製造ラインは、工程管理用
のコンピュータ101により例えばネットワーク103
を介して、または個々の製造装置(図示せず)毎に、製
造条件が管理されている。工程の途中では、異物検査装
置、光学式外観検査装置、SEM式検査装置,または人
手によって半導体を検査している。検査により異常が見
つかった場合は光学式レビュー装置、SEM式レビュー
装置などでレビューし、場合によってはEDX(エネグ
ギー分散形X線分析法:energy dispersive X-ray spe
ctroscopy)などで更に詳細な分析をして,異常の原因
を突き止める。その後、異常を引き起こしていた製造条
件や,製造装置の対策をすることで歩留りの向上を図っ
ている。また、上記欠陥検査装置100によって検出さ
れた異物や欠陥の座標、寸法などのデータ、さらには弁
別された欠陥の種類毎やカテゴリなどのデータは、歩留
り管理システム102によりオンラインで管理されてい
る。
【0028】本発明に係わる欠陥検査装置100は、図
2に示すように、Siウエハ21上にSiO2膜等の層
間絶縁膜(被加工対象物)22を形成し、CMP(Chem
icalMechanical Polishing)を施した際、ウエハ10上
に生じた深さが浅いスクラッチ23aと異物24とを弁
別することにある。ところで、SiO2膜等の層間絶縁
膜22の下は、必ずしもSi基板等の半導体基板21が
あるわけではなく、配線層が存在する場合もある。CM
P工程では、このSiO2膜22の表面を平坦化するた
めに研磨を行う。そのため、研磨傷であるスクラッチ2
3aは、図2(b)に示すようにSiO2膜22の表面
に生じる。ここで、SiO2膜22の膜厚をt、スクラ
ッチ23aの幅をW、深さをDとする。スクラッチ23
aの概略寸法はWが0.2μm〜0.4μm程度であ
る。また、深さDは数nm程度から非常に深い物でも1
00nm程度である。この様に、CMPで生じるスクラ
ッチ23aは幅に対して深さが非常に浅いことが特徴で
ある。図2(a)に異物24の寸法パラメータを示す。
ここでは、異物24を直径Φの粒状の物としてモデル化
している。実際の異物24はこの様に綺麗な球状ではな
いが、スクラッチ23aは幅W(0.2μm〜0.4μ
m程度)に対して深さDが数nm〜数+nm程度と非常
に浅いが、異物(粒子状の異物)24はスクラッチ23
aほどに幅と高さに極端に大きな差がないことを示して
いる。本発明は、このスクラッチ23aの特有の寸法比
率に着目している。
【0029】次に、上記第1の実施の形態を実現するた
めのスクラッチ等の表面検査装置の第1の実施例につい
て図1〜図9を用いて説明する。即ち、表面検査装置の
第1の実施例は、図1に示すように、位置座標が測定さ
れてXY方向に走行制御され、被検査物であるウエハ1
0が載置されるステージ15と、例えば波長488nm
(青の波長)のArレーザや窒素レーザやHe−Cdレ
ーザやエキシマレーザ等の光源(レーザ光源に限定され
るものではない。)からなり、異なる波長の光を出力す
る複数の光源2a、2b、および反射ミラー4a、4
b、4cにより構成される照明光学系1と、集光レンズ
6、波長別に分離するビームスプリッタ7およびフォト
マル、CCDカメラ、CCDセンサ、TDIセンサ等か
ら構成される光電変換器8a、8bにより構成される検
出光学系5と、光電変換機8a、8bの各々から出力さ
れるアナログ輝度信号をデジタル輝度信号に変換するA
/D変換部16a、16b、該A/D変換部16a、1
6bの各々から得られるデジタル輝度信号を一時記憶す
る記憶部17a、17bおよび比較演算部18により構
成される演算処理部9と、上記ステージ15から測定さ
れる位置座標を基に上記ステージ15を走行制御するス
テージコントローラ14と、該ステージコントローラ1
4を制御し、さらに演算処理部9を制御し、演算処理部
9から得られる検査結果を受ける全体制御部30とから
構成される。光源2a、2bとしては、CMPされた絶
縁膜22上に生じた微小な異物24やスクラッチ23を
弁別して検出するために、エキシマレーザ光源のように
できるだけ波長が短い方が好ましい。即ち、光源2aと
しては、例えば488nm、または365nmのレーザ
光を出すレーザ光源、光源2bとしては、YAGレーザ
の2倍波(532nm)若しくは4倍波(266nm)
のDUVレーザ光、またはKrFエキシマレーザ光を出
すレーザ光源で構成することができる。そして、光源2
aから射出されたUV光若しくはDUV光は、上記集光
レンズ6の表面に直接照射されることなく、反射ミラー
4a、反射ミラー4cを介してウエハ面(CMPが施さ
れた絶縁膜の面)を法線方向、或いはその近傍から照射
する。これを落射照明12と称する。あるいは、光源2
bから射出されたUV光若しくはDUV光は、反射ミラ
ー4bを介してウエハ面(CMPが施された絶縁膜の
面)を斜め方向から照射する。これを、斜方照明11と
称する。本第1の実施例においては、それぞれに別々の
独立した2個の光源2a、2bと複数の反射ミラー4a
〜4cを用いて落射照明と斜方照明を実現しているが、
一つの光源2bと、該光源2bから出射されるUV光若
しくはDUV光をミラー4bとミラー4cへと光路を切
り替える光路切替機構(図示せず)を使用してもかまわ
ない。また、反射ミラーの数、光路切替機構の有無は問
わない。
【0030】また、照明光学系1において、落射照明系
で落射照明光12を落射照明するウエハ面上における個
所と斜方照明系で斜方照明光11を斜方照明するウエハ
面上における個所とを検出光学系5の視野内で異ならし
めて構成することにより、落射照明光12と斜方照明光
11の波長を同じにすることができる。但し、この場
合、光電変換器8aと光電変換器8bとの受光面を、ウ
エハ面上における照射個所の違いに対応するように設置
する必要がある。
【0031】このように、照明光学系1としては、集光
レンズ6の表面を直接照射させることなく、ウエハ10
上の絶縁膜22に対してCMPが施されたCMP面に対
して法線方向或いは、それに近い方向、及び、ウエハ水
平面に近い斜め方向(約30°以下の角度)からの2系
統の照明(落射照明、および斜方照明)11、12が実
現されていれば良い。落射照明11の場合、図1に示す
ように、できるだけ垂直方向に近い擬似落射照明であっ
てもよい。
【0032】次に、検出手順について説明する。検出は
1枚のウエハ10について、照明方向を切り替えて2回
行う。具体的には、まず、光源2aから射出されるUV
光若しくはDUV光からなる落射照明光12を、集光レ
ンズ6の表面に対して直接照射することなく、ウエハ1
0上の絶縁膜22のCMP面に対して照射する。する
と、集光レンズ6の表面の微細な面粗さやその表面に付
着した極微細な異物等から反射してくる迷光を発生させ
ることなく、絶縁膜22から発生した正反射光成分が除
かれた状態で、絶縁膜22上にCMPによって発生した
極浅い微細なスクラッチ23aおよび異物24から射出
した散乱光(低次の回折光成分)のみが、集光レンズ6
により集光されてビームスプリッタ7を通して例えばC
CD、TDIセンサ等から構成される光電変換器8aの
受光面で受光される。そして、光電変換器8aの出力
は、A/D変換部16aでA/D変換されて欠陥i毎の
輝度値S(i)を得た後、一旦、記憶部17aに書き込
まれる。
【0033】同時に、光源2bから出射され、光源2a
とは異なる波長のUV光若しくはDUV光からなる斜方
照明光11を、ウエハ面上の落射照明光12と同じ座標
位置に照射する。なお、全体制御部30はステージ15
の移動を制御することにより、光路切替機構(図示せ
ず)を用いて照射方向を切り替えて斜方照明光11を、
ウエハ面上の落射照明光12と同じ位置座標系で照射し
てもよい。
【0034】すると、絶縁膜22から発生した正反射光
成分が除かれた状態で、絶縁膜22上にCMPによって
発生した極浅い微細なスクラッチ23aおよび異物(粒
子状の異物)24から射出した散乱光(低次の回折光成
分)のみが、集光レンズ6により集光されてビームスプ
リッタ7を通して例えば光電変換器7bで受光される。
そして、光電変換器7bの出力は、A/D変換部16b
でA/D変換されて欠陥i毎の輝度値T(i)を得た
後、一旦、記憶部17bに書き込まれる。
【0035】次に、比較演算部18は、記憶部17aに
記憶される落射照明12による欠陥i毎の検出輝度値S
(i)と、記憶部17bに記憶される斜方照明11によ
る欠陥i毎の検出輝度値T(i)との比率R(i)を算
出する。比較演算部18は、該算出された輝度比率R
(i)が予め設定した閾値(判定基準値:図5に示す弁
別線20)よりも大きければ異物24、小さければ極浅
い微細なスクラッチ23aと判別し、全体制御部9へ出
力する。このように、CMPによって発生するスクラッ
チ23aは、極浅く微細であるため、集光レンズ6の表
面に落射照明光12が照射された場合に集光レンズ6の
表面から発生する微弱な迷光も例えば光電変換器7aで
受光すると、スクラッチ23aからの散乱光と弁別する
ことが難しくなる。そこで、落射照明光12を集光レン
ズ6の表面に照射させないように構成した。
【0036】本第1の実施例においては、落射照明光1
2による検出と斜方照明光11による検出とを同時に行
っているが、落射照明光12による検出を先に、斜方照
明11による検出を後に行っても、斜方照明光11によ
る検出を先に、落射照明光12による検出を後に行って
もかまわない。また、本第1の実施例においては、2度
目の検出である斜方照明11による検出輝度値T(i)
をA/D変換後一旦記憶部17に書き込み、2度目の検
出輝度値T(i)を記憶することなく、検出と同時に既
に記憶済みの1度目の落射照明12による検出輝度値S
(i)を、比較演算部18において参照して輝度比較演
算を行っても本発明を実現することは可能である。
【0037】次に、本発明に係る上記実施の形態を実現
するための弁別原理について図3および図4を用いて詳
細に説明する。本発明では、1個の欠陥を2つの異なる
角度(例えば落射照明12と斜方照明11)から光束d
で照射することにより弁別を行う。まず、落射照明光1
2として、集光レンズ6の表面に直接照射することな
く、ウエハ面の法線方向或いは、その近傍から光束dで
照射する。次に、斜方照明光11として、ウエハ面に対
して水平方向に近い角度から光束dで照射する。この、
落射照明12と斜方照明11はどちらが先に行われても
関係ない。弁別は、この光束dの2方向照明それぞれに
おいて得られる欠陥23a、24から発せられた散乱光
の強度を比較することにより行う。欠陥23a、24か
らの散乱光強度は、欠陥23a、24が受光した光源光
量に応じて放出される。図3に示すように、欠陥23
a、24が受光する光源光量は、光源入射方向への欠陥
寸法の投影面積にほぼ比例すると考えて良い。
【0038】凹状欠陥であるスクラッチ23aの場合、
この投影面積は落射照明時には幅Wにほぼ比例し、また
約30°以下の浅い角度で照射される斜方照明時には
D’にほぼ比例することになる。ところが、スクラッチ
23aの深さDは、幅Wに比べて非常に浅いことから、
この斜方照明投影長D’は落射照明投影長W’に比べて
非常に短くなる。そのため、スクラッチ23aが受光す
る光源光量は斜方照明11の方が落射照明12に比べて
弱くなり、その結果、スクラッチ23aから射出される
散乱光の光量は、斜方照明11の方が弱くなる。それに
比べて、凸状欠陥である異物(粒子状異物)24の場
合、斜方照明11と落射照明12の投影長Φはほぼ同等
であることから、異物24から射出される散乱光の光量
は、落射照明と斜方照明を比べても大きくは変わらな
い。そこで、図4に示すように、この落射照明12と斜
方照明11のそれぞれによる散乱光の検出輝度値S
(i)、T(i)を比較して、斜方照明11の方が落射
照明12よりも小さければスクラッチ23a、同等ある
いは斜方照明の方が大きい物を異物(粒子状異物)24
と判別することが可能となる。
【0039】さらに、薄膜状異物23bも厚さが非常に
薄いため、スクラッチ23aと同様に、斜方照明11に
よる散乱光の検出輝度値T(i)が落射照明12による
散乱光の検出輝度値S(i)よりも小さく検出され、凹
状欠陥とみなすことができる。
【0040】この弁別結果の一例のグラフを図5に示
す。これは、横軸に落射照明時の検出輝度値S(i)、
縦軸に斜方照明時の検出輝度値T(i)をとったグラフ
である。この場合、図中の弁別線20から下の領域がス
クラッチ23aの領域、上の領域が異物24の領域とな
る。しかしながら、図5から明らかなように、実際に
は、このように、単純に、落射照明時の検出輝度値S
(i)と斜方照明時の検出輝度値T(i)とを比較して
比率を取ったとしても、弁別線(判定しきい値)20を
引く(設定する)ことができず、異物24とスクラッチ
23aと弁別することが難しい。そこで、本発明に係る
落射照明時の検出輝度値S(i)と斜方照明時の検出輝
度値T(i)とを用いて、具体的に、異物(粒子状異
物)24とスクラッチ23aとを弁別する手法の実施例
については、後述する。
【0041】ところで、CMPによってスクラッチ23
aが生じる絶縁膜(例えば、SiO 2膜)22は、光に
対して透明なため、光干渉も含めて下層からの正反射光
が生じるが、特に、落射照明12の場合には、図1に示
すように、例えば反射ミラー4cを集光レンズ6の視野
外に設置することによって、絶縁膜22の表面およびそ
の下層からの正反射光(光干渉光も含む)を集光レンズ
(対物レンズ)6の視野外に行くようにして例えば光電
変換器8aで検出しないようにする工夫が必要となる。
【0042】勿論、斜方照明11の場合は、図1に示す
ように、反射ミラー4bによって非常に浅い角度で照射
されるため、絶縁膜22の表面およびその下層からの正
反射光(光干渉光も含む)が集光レンズ6の視野外に行
くことになり、光電変換器8bで検出されないことにな
る。
【0043】また、光源2として、ブロードバンドの光
若しくは白色光を出射するものを用いれば、絶縁膜22
の表面からの正反射光と下層からの正反射光との間の光
干渉の問題は生じない。しかしながら、絶縁膜22上の
微細な(特に深さDが浅い)スクラッチ23aおよび異
物24から強度の強い散乱光を得るためには、照明光と
してUV光、若しくはDUV光を用いるのが好ましい。
【0044】次に、反射ミラー4cの設置方法の実施例
について図6を用いて説明する。これは、暗視野検出系
の迷光を防止して、高感度に欠陥を検出するための手法
である。スクラッチ23aの検査には、先に述べた原理
から分かるようにウエハ10の面に対して法線に近い方
向からの照明が必要となる。
【0045】しかし、UV光若しくはDUV光を落射照
明する場合に、落射照明光を、集光レンズ6を透過して
ウエハ10を照明した場合、いわゆる迷光を生じてしま
い、その結果検出画像にノイズが生じてしまうことにな
る。具体的には、集光レンズ6の表面の微細な研磨跡や
集光レンズ6上に付着したゴミ等から生じる散乱光が迷
光となってしまうからである。このため、欠陥23a、
24からの微小な散乱光を光電変換器8aで受光して観
察する場合、この迷光が致命的となる。即ち、極微小な
スクラッチ23aからの散乱光は、迷光によるノイズに
埋もれて検出することができなくなってしまう。
【0046】そこで、本発明においては、図6に示すよ
うに、強度の強い入射光が集光レンズ6の表面に照射さ
れず、しかも、ウエハ10(層間絶縁膜22の表面(C
MP面)およびその下層の配線層などの表面並びにスク
ラッチ23aの表面および異物24の表面)からの正反
射光成分(干渉光成分も含む)である0次回折光が集光
レンズ6の瞳、即ちNA内に入射しないように反射ミラ
ー4cを設けることが必要となる。
【0047】図6(a)には、小形の反射ミラー4c1
をウエハ10と集光レンズ6の間の、ほぼウエハ10の
法線上に配置し、落射照明光12aを集光レンズ6の表
面に照射されないように横方向から小形の反射ミラー4
c1に対して入射させて反射させ、しかもウエハ10か
らの正反射光成分(干渉光成分も含む)を反射ミラー4
c1で反射させて集光レンズ6の瞳内に入射させずにス
クラッチ23aや異物24からの散乱光(1次以上の回
折光成分)の内、斜線で示す領域(平面的には輪帯状)
の散乱光(低次の回折光成分)を集光レンズ6の瞳内に
入射させる手法を示す。なお、この小形の反射ミラー4
c1としては、外形がほぼ楕円形状となる。これを、垂
直照明による散乱光検出と称する。しかしながら、この
手法は、集光レンズ6の中心部分がレンズとしての役目
が失われるため、あまり好ましくはない。
【0048】また、図6(b)には、反射ミラー4c2
をウエハ10と集光レンズ6の間で、かつ、集光レンズ
6のNAから外側に配置し、落射照明光12bを集光レ
ンズ6の表面に照射されないように横方向から反射ミラ
ー4c2に対して入射させて反射させ、しかもウエハ1
0からの正反射光成分を集光レンズ6の瞳外にしてスク
ラッチ23aや異物24からの散乱光の内、斜線で示す
領域の散乱光を集光レンズ6の瞳内に入射させる手法を
示す。なお、反射ミラー4c2を周方向に広げると、反
射ミラー4c2によって照明される照明光は輪帯照明と
なる。この場合、例えば、反射ミラー4c2を周方向に
120度間隔で3つ設け、これら3つの反射ミラー2c
2のそれぞれの間から3つの照明光12bの各々を入射
させるようにすれば、3方向から輪帯照明を施すことも
可能となる。ところが、図6(b)に示すように、反射
ミラー4c2を一部分にすると、輪帯照明における一部
分の照明となる。これを、疑似垂直照明による散乱光検
出と称する。この手法は、集光レンズ6の視野(瞳)全
部が使用されるため、非常に有効である。しかし、斜方
照明光11の光束も、落射照明光12bの光束に本数の
点も含めて合わせる必要がある。
【0049】また、図6(c)には、小形の反射ミラー
若しくはハーフミラー4c3を集光レンズ6の上の光軸
近傍に配置し、開口50を中央に穿設した集光レンズ6
を配置し、小形の反射ミラー若しくはハーフミラー4c
3で反射した垂直照明光12aを、集光レンズ6の表面
に照射させないで、上記開口50を通過させてウエハ1
0上の絶縁膜CMP面に照射し、しかもウエハ10から
の正反射光成分をフーリエ変換面に設けられた空間フィ
ルタ(遮光素子)51で遮光し、スクラッチ23aや異
物24からの散乱光の内集光レンズ6を通して得られる
散乱光を光電変換器8aで受光する手法を示す。
【0050】また、図6(d)には、図6(c)と同様
に、落射照明光12aを、ハーフミラー52の中央部分
を透過し、集光レンズ6の開口50を通してウエハ10
のCMP面に垂直照明し、ウエハ10からの正反射光を
フーリエ変換面に設けられた空間フィルタ(遮光素子)
53で遮光し、スクラッチ23aや異物24からの散乱
光の内集光レンズ6を通して得られる散乱光をハーフミ
ラー52の周辺部分で反射させて光電変換器8aで受光
する手法を示す。なお、ハーフミラー52の周辺部分
は、反射ミラーで構成してもよい。
【0051】以上説明したように、図6(c)(d)で
は、図6(a)と同様に、集光レンズ6の中央に開口5
0を形成することによって、集光レンズ6の表面から迷
光を発生することなく、垂直照明および垂直方向からの
散乱光検出が可能となる。そのため、水平面内でスクラ
ッチ23aの向きがどのように形成されたとしても、非
常に浅いスクラッチ23aのエッジから生じる散乱光を
比較的一様に光電変換器8aで受光することができ、一
様な検出輝度値S(i)を得ることができる。さらに、
線状のパターンである大スクラッチ(図示せず)に対し
て直角方向の指向性の強い回折光を得るためにも、垂直
照明が疑似垂直照明よりも好ましい。しかし、図6
(c)(d)の実施例は、集光レンズ6の中央部分に開
口50を形成する関係で、集光レンズ6の機能が低下す
るため、あまり好ましくはない。
【0052】ところで、図6(a)の垂直照明による散
乱光検出の場合、入射光はレンズ6の下を通過してお
り、明らかに集光レンズ6の表面に照射されず、迷光が
生じることはない。また、ウエハ10からの正反射光
は、反射ミラー4c1で反射するため、やはり集光レン
ズ6の瞳には入らない。さらに、図6(c)および図6
(d)に示す垂直照明も同様となる。また、図6(b)
の疑似垂直照明による散乱光検出の場合も、明らかに入
射光は集光レンズ6を透過しない。また、反射ミラー4
c2を集光レンズ6のNAの外に配置しているため、ウ
エハ10からの正反射光成分は集光レンズ6の瞳には入
らない。つまり、何れの方法も光線強度が強く、迷光を
生じやすい入射光は集光レンズ6の表面に照射されず、
ウエハからの正反射光は集光レンズ6に入射しないよう
に、落射照明を実現している。このため、迷光が生じに
くく、層間絶縁膜22に対してCMPが施されたCMP
面に発生したスクラッチ23aおよび異物24からS/
N比の高い検出画像を得ることが可能となる。なお、層
間絶縁膜22は光に対して透明であるため、落射照明を
した際、その下層から正反射した光が戻ってくるが、次
に説明するように、集光レンズ(対物レンズ)6のNA
内に入射されないので、スクラッチ23aおよび異物2
4からの散乱光検出に影響を及ぼすことなく、スクラッ
チ23aおよび異物24を光電変換器8aから得られる
信号によって検出することが可能となる。
【0053】更に、図6に示す落射照明12a、12b
は、迷光の解決による理由だけでなく、特にスクラッチ
23aからの散乱光強度分布の強い成分を受光しやすく
なることから、斜方照明11だけと比べて高い検出感度
を得られる。これは、スクラッチ23aからの散乱光強
度の内、低次回折光成分が比較的強いためである。即
ち、ウエハ面の法線近傍から照明すれば、低次の回折光
成分がウエハ10から反射されて集光レンズ6で集光さ
れやすくなるためである。しかし、例えば絶縁層の下地
や絶縁層の表面からの正反射光(0次回折光)は完全に
遮光若しくは集光レンズ6の瞳に入射させないようにす
ることが必要となる。
【0054】この結果、斜方照明11のみによる場合と
比べてスクラッチ23aについて感度の高い検出が可能
となる。この様に、垂直照明12a、或いは疑似垂直照
明12bのみを用いることにより、高感度なスクラッチ
23aの検査を実現することが可能となる。
【0055】ところで、集光レンズ6のNA内に反射ミ
ラー4c1を配置しても、レンズ6等による結像特性に
影響を与えないように、反射ミラー4c1の形状をほぼ
楕円形状に形成すれば、図6(a)に斜線で示す領域
(平面的には輪帯領域)の散乱光を集光レンズ6で集光
して結像させることができることになる。しかし、も
し、集光レンズ6のNA内に反射ミラー4c1が存在す
ることが結像特性に悪影響を及ぼすような場合、垂直照
明時には反射ミラー4c1をNA外に退避させる機構が
必要となる。半導体検査の場合、欠陥検査装置から発生
するゴミを極力無くす必要がある。この観点から見れ
ば、可動機構をウエハ上方に設けるのは好ましくない。
しかしこの様な場合でも、疑似垂直照明12bを用いれ
ば良い。疑似垂直照明12bの場合、反射ミラー4c2
はNAの外に有るため決して結像特性に悪影響を及ぼす
ことは無く、別途退避機構を設ける必要が無い。
【0056】また、本発明に係るスクラッチ等の表面検
査装置を、斜方照明のみによる異物検査装置として使用
する場合には、垂直照明が不要となるため、図6(a)
に示す反射ミラー4c1を退避させて集光レンズ6のN
Aの全てを利用して異物から発生する散乱光を有効に集
光して光電変換器8bで受光させることも可能である。
しかし、反射ミラー4c1を退避させなくして、ゴミの
発生をなくするためには、表面検査装置の垂直照明とし
てスクラッチの検出精度が多少低下する疑似垂直照明1
2bを用いれば良い。また、垂直照明として、図6
(c)および(d)に示す手法を用いる場合には、斜方
照明のみによる異物検査装置として使用する場合にも垂
直照明を停止させることによって適用することが可能と
なる。さらに、斜方照明のみによる異物検査装置として
使用する場合において、周期的な配線パターンが形成さ
れたメモリセル上の異物を検出しようとすると周期的な
配線パターンからの回折光に基づく回折パターンを遮光
する必要があるため、上記空間フィルタ51、53を直
線状の空間フィルタに交換すればよい。
【0057】次に、比較演算部18などにおいて、記憶
部17a、17bに記憶された落射照明12による欠陥
i毎の輝度信号S(i)および斜方照明11による欠陥
i毎の輝度信号T(i)を基に、欠陥のサイズを推定す
る方法について、図7を用いて説明する。図7(a)、
(b)には、異物24、スクラッチ23aおよび薄膜状
異物23b毎から検出される輝度信号S(i)、T
(i)の波形301、302を示す。図7(b)に示す
輝度信号波形302は、検出器(光電変換器)8a、8b
のダイナミックレンジにより、図7(c)に示す如く、
303のレベルでさちることになる。そこで、プロット
点304に基いて補間し、補間された信号波形を2次元
に積分することによって、その体積を求める。図7
(a)に示す輝度信号については、さちっていないの
で、そのまま、この輝度信号波形を2次元に積分するこ
とによって、体積を求める。これら求められた体積値
(2次元積分値)と欠陥のサイズとは相関関係があるこ
とによって、この補正係数を掛けることによって、欠陥
のサイズに応じた推測データを得ることができる。
【0058】図8には、本発明に係る検査装置の例えば
比較演算部18などで異物2901についての推測デー
タとして推測された異物サイズ(μm)と、実際にSE
Mで測長されたサイズ(μm)との関係を示す。この図
8に示すように、ウエハ10に対する複数のプロセス処
理(例えばCMP)工程によって、2902、2903
で示すように異なる相関関係を有する。そこで、上記補
正係数は、ウエハの表面状態に応じて変わることにな
る。従って、予め、SEM測長に基いて、プロセス工程
(ウエハの表面状態)に応じた補正係数を求めておく必
要がある。
【0059】また、図9(a)には、フロントエンド・
プロセス・ウエハ(初期工程であるトランジスタ形成工
程におけるウエハ)における欠陥3101について、輝
度信号波形から推測した異物サイズ(μm)とSEM測
長されたサイズ(μm)との間に3102で相関係数R
2=0.7945で相関関係があることが示される。こ
のように、トランジスタ形成工程においては、0.1μ
m〜0.4μmの極微小欠陥がトランジスタの性能に影
響を及ぼすことから、このような極微小欠陥において
も、相関関係があることがわかる。なお、相関係数R
は、次に示す(数1)式で表される。
【0060】 R=(NΣxii−(Σxi)(Σyi))/(√(NΣxi 2−(Σxi)2)(NΣy i 2 −(Σyi)2)) (数1) ただし、x,yは変量を示す。
【0061】また、図9(b)には、バックエンド・プ
ロセス・ウエハ(後期工程である配線形成工程における
ウエハ)における欠陥3101について、輝度信号波形
から推測した異物サイズ(μm)とSEM測長されたサ
イズ(μm)との間に3102で相関係数R2=0.7
147で相関関係があることが示される。このように、
配線形成工程においては、0.3μm以上の5μm程度
まで、さらにそれ以上の微小異物が配線に影響を及ぼす
ことから、このような微小異物においても、相関関係が
あることがわかる。なお、配線工程においては、0.3
μm以下の微小異物は、重要度が低下するため、消去さ
れている。
【0062】次に、本発明に係る検査装置で検査する欠
陥について図10を用いて説明する。CMPされた表面
の欠陥としては、通常の異物(0.1μm〜5μm程
度)に基づく凸状欠陥24と、スクラッチ(幅Wが0.
2μm〜0.4μm程度、深さDが数nm〜数+nm程
度)に基づく凹状欠陥23aおよび薄膜状異物(径が約
0.5μm〜2μm程度、厚さが数nm〜数+nm程
度)が付着した平坦状欠陥23bが存在することにな
る。
【0063】さらに、輝度信号からのサイズ(μm)
と、SEM測長に基づくサイズ(μm)との相関図(相
関係数R2=0.3847)から、これら凸状欠陥24
と、凹状欠陥23aおよび平坦状欠陥23bとは、異な
った相関を有することが判明した。
【0064】さらに、スクラッチ等の凹状欠陥23aと
薄膜状異物等の平坦状欠陥23bとを落射照明および/
または斜方照明によって検出される輝度信号S(i)、
T(i)から推測される欠陥のサイズに基いて弁別する
ことが可能であることを見出した。
【0065】さらに、これら異物等の凸状欠陥24、お
よびスクラッチ等の凹状欠陥23aが発生した領域が、
回路パターン領域内であるか、回路パターン領域外であ
るかに弁別することによって、異物等の凸状欠陥24、
およびスクラッチ等の凹状欠陥23aの回路パターンに
対する致命性を弁別することが可能となる。
【0066】そこで、比較演算部18などにおいて演算
処理する、これらの弁別方法について、図11を用いて
説明する。まず、ステップS111において、光電変換
器8aから検出される落射照明12による欠陥i毎の輝
度信号S(i)を、A/D変換器16aでA/D変換
後、記憶部17aに記憶する。同時に、またはその後、
ステップS112において、光電変換器8bから検出さ
れる斜方照明11による欠陥i毎の輝度信号T(i)
を、A/D変換器16bでA/D変換後、記憶部17b
に記憶する。そして、ステップS113において、比較
演算部18は、記憶部17a、17bの各々に記憶され
た落射照明により検出した欠陥i毎の輝度信号S(i)
と斜方照明により検出した欠陥i毎の輝度信号T(i)
との比率R(i)で、図12において示される凹凸度
(b/a)を、次に示す(数2)式により求める。
【0067】なお、図12は、横軸、および縦軸ともに
対数で示されているため、対数表となっている。この図
12において、左下から右上に向かった矢印121の方
向が欠陥のサイズが対応し、上記矢印121に直角な矢
印122が欠陥の凹凸度(b/a)で示される。欠陥の
凹凸度(b/a)は、図13に示される横方向の寸法a
に対する縦方向の寸法bの比率で示されることになる。
ただし、輝度信号の比率(T(i)/S(i))に基づ
く欠陥の凹凸度の弁別、および輝度信号(S(i),T
(i))の積分値に、凹凸度および工程に応じた補正係
数を掛けたものに基づく欠陥のサイズの弁別は、それぞ
れ輝度信号の対数をとることは、必ずしも必要としな
い。
【0068】 R(i)=T(i)/S(i)=b/a (数2) ここで、iは、複数個の欠陥を評価するために、欠陥毎
につけた認識番号である。なお、光束dのサイズや光電
変換器7の画素サイズにより1個の欠陥が複数の欠陥と
して検出される場合があるため、近接して検出される欠
陥を示す信号に対して膨張処理(連結処理)によって一
つの欠陥を示す信号に変換する必要がある。そのため、
欠陥毎につける認識番号iは、連結処理された一つの欠
陥を示す信号に対して付与されることになる。
【0069】さらに、ステップS114において、比較
演算部18は、上記求められた輝度比率R(i)が予め
設定した閾値(判定基準値:図5に示す弁別線20)よ
りも大きければ粒子状異物等の凸状欠陥24、小さけれ
ばスクラッチおよび薄膜状異物等の凹状欠陥23と判別
する。本実施例においては、斜方照明時の検出輝度T
(i)を落射照明時の検出輝度値S(i)で除算してい
るが、その逆に、落射照明時の検出輝度値S(i)を斜
方照明時の検出輝度値T(i)で除算してもかまわな
い。この場合は、比率R(i)が予め設定した閾値(判
定基準値:図5に示す弁別線20)よりも大きければス
クラッチおよび薄膜状異物などの凹状欠陥23であり、
小さければ異物等の凸状欠陥24と弁別することができ
る。
【0070】次に、全体制御部30は、ステップS11
5において、ステップS113で得られる凹凸度(b/
a)および工程管理用コンピュータ101から得られる
ウエハ10の工程情報を基に、欠陥のサイズに応じたデ
ータを推定するための補正係数を算出する。
【0071】次に、ステップS116において、比較演
算部18や全体制御部30などで、記憶部17a、17
bの各々に記憶された落射照明により検出した欠陥i毎
の輝度信号S(i)、および斜方照明により検出した欠
陥i毎の輝度信号T(i)を基に、それぞれの輝度信号
波形について2次元的に積分して体積値を求め、これら
に、全体制御部30において算出された、上記ウエハの
表面状態(工程管理用コンピュータ101から工程の情
報として取得することができる。)および凹凸度(b/
a)に適合する補正係数を掛けることによって、欠陥に
ついてサイズの推測値(サイズに応じた推測データ)
(μm)を算出する。
【0072】次に、ステップS117において、比較演
算部18や全体制御部30などで、ステップS115に
おいて推測された欠陥のサイズに応じたデータに基い
て、図12に示すように、凹状欠陥23をスクラッチ2
3aと薄膜状異物23bとに弁別することができる。な
お、図12に示すように、落射照明による輝度信号S
(i)の波形を2次元に積分して体積値を求め、この求
められた体積値に上記補正係数を掛けたもの(サイズに
応じた推測データ)で、スクラッチ23aと薄膜状異物
23bとに弁別することも可能である。
【0073】以上により、凹状欠陥であるスクラッチ2
3aと薄膜状異物23bとを弁別することが可能とな
る。
【0074】次に、全体制御部30において、ステップ
S114で弁別された凸状欠陥として通常の粒子状異物
24を弁別することが可能である。さらに、弁別された
粒子状異物について大小に弁別する必要がある場合に
は、ステップS118において、ステップS116から
得られる異物のサイズ推測値(サイズに応じた推測デー
タ)を用いることによって、図12に示す関係から大小
に弁別することが可能となる。
【0075】さらに、ステップS119において、比較
演算部18や全体制御部30などで、図14に示される
ように、サイズが小さい粒子状異物24およびスクラッ
チ23aについては、CADシステム(図示せず)からネ
ットワーク103を介して得られるウエハ10上の回路
パターンの配列情報、または検出器8a、8bが検出す
る回路パターンの画像信号に基いて得られる回路パター
ンの配列情報に基いて、粒子状異物24やスクラッチ2
3aが回路パターン上に発生したのか、回路パターン外
に発生したのかを弁別することによって、回路パターン
に対する異物24やスクラッチ23aの致命性を判定す
ることが可能となる。即ち、欠陥のサイズが小さい異物
24が回路パターン上に発生した場合をカテゴリ1と分
類し、粒子状異物24が回路パターン外に発生した場合
をカテゴリ2と分類し、欠陥のサイズが小さいスクラッ
チ23aが回路パターン上に発生した場合をカテゴリ3
と分類し、スクラッチ23aが回路パターン外に発生し
た場合をカテゴリ4と分類し、欠陥のサイズが大きい例
えば薄膜状異物が発生した場合をカテゴリ5と分類する
ことができる。このように、全体制御部30は、工程別
に、少なくともロット単位で、カテゴリを分類すること
ができるので、欠陥の致命性を評価できるのはもとよ
り、欠陥の発生原因の究明にも役立たせることが可能と
なる。なお、回路パターンの配列情報を、検出器8a、
8bが検出する回路パターンの画像信号に基いて得る場
合には、欠陥についての輝度信号S(i)、T(i)に
ついては、検出器8a、8bが検出する画像信号を例え
ば繰り返されるチップ比較若しくはダイ比較することに
よって、繰り返される回路パターンの画像信号を消去し
て抽出することができることになる。
【0076】次に、全体制御部30が、表示装置33に
表示する、粒子状異物(○で示す)やスクラッチなど
(△で示す)についての落射照明時の検出輝度値S
(i)と斜方照明時の検出輝度値T(i)との相関図を
図15および図16に示す。図16に示すように、両方
の輝度値S(i),T(i)ともに、対数をとることに
よって、図15に示す通常の目盛で表示したのと比べる
と、異物24とスクラッチ23aなどとを容易に見分け
ることができるとともに、両方を弁別するしきい値(弁
別線20)の設定を画面上で行うことが容易となる。な
お、図16に示すように、横軸および縦軸ともに対数を
とった場合、粒子状異物24を示す相関線161と、ス
クラッチ23a等を示す相関線162とは、平行線とな
る。
【0077】次に、全体制御部30が、表示装置33の
画面に表示する欠陥マップについて、図17を用いて説
明する。図17(a)には、図11に示すステップS1
14において弁別された検査結果である、所定のCMP
工程におけるウエハ上の異物マップを表示装置33の画
面に表示した状態を示す。同様に、図17(b)には、
図11に示すステップS117で弁別された検査結果で
ある、所定のCMP工程におけるウエハ上のスクラッチ
マップを表示装置33の画面に表示した状態を示す。同
様に、図17(c)には、図11に示すステップS11
7で弁別された検査結果である、所定のCMP工程にお
けるウエハ上の薄膜状異物マップを表示装置33の画面
に表示した状態を示す。これら異物マップ、スクラッチ
マップ、薄膜状異物マップの各々から、ウエハ上での粒
子状異物、スクラッチ、薄膜状異物の各々の発生分布を
知ることができる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、半導体製造や磁気ヘッ
ド製造において、絶縁膜等の被加工対象物に対してCM
Pなどの研磨または研削加工を施した際、その表面に生
じる様々な形状を有するスクラッチ等と付着する粒子状
異物とを弁別して検査をすることができる効果を奏す
る。
【0079】また、本発明によれば、スクラッチの形状
を詳細に分類しできるため、不具合要因の特定を早急に
行うことができる効果を奏する。
【0080】また、本発明によれば、平坦化研磨工程に
おいて全数、若しくは高頻度の抜き取り検査が可能であ
るため、速やかに研磨装置の不具合を発見することがで
き、その結果、適切な対策を取ることが可能となるため
研磨工程における歩留まりを飛躍的に向上させることが
可能となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る欠陥検査装置の第1の実施の形態
を示す概略構成図である。
【図2】本発明に係るCMP等によって絶縁膜上に発生
するスクラッチと異物の形状パラメータを示す図であ
る。
【図3】本発明に係るスクラッチと異物に光束dを照射
したときの入射光投影長を説明するための図である。
【図4】本発明に係るスクラッチと粒子状異物との弁別
原理を示す図である。
【図5】本発明に係るスクラッチと粒子状異物との弁別
結果の一実施例を示す図である。
【図6】本発明に係る垂直照射、および疑似垂直照明の
実施例を示す図である。
【図7】本発明に係る検出光学系で検出される輝度信号
波形を示す図である。
【図8】本発明に係るウエハのCMP面上に発生した異
物を、欠陥検査装置で推測した異物サイズ(μm)とS
EMで測長したSEM測長サイズ(μm)との相関関係
で示す相関図である。
【図9】本発明に係るフロントエンド・プロセス・ウエハ
(初期工程ウエハ)およびバックエンド・プロセス・ウ
エハ(後期工程ウエハ)における輝度信号からのサイズ
(μm)を横軸、SEM測長サイズ(μm)を縦軸にし
た場合の異物発生状態をプロットした相関図である。
【図10】本発明に係るウエハのCMP上に発生した凸
状欠陥(粒子状異物)と凹状欠陥(スクラッチ、薄膜状
異物)を、欠陥検査装置で検出された輝度信号からのサ
イズ(μm)とSEMで測長したSEM測長サイズ(μ
m)との相関関係で示す相関図である。
【図11】本発明に係るスクラッチ、薄膜状異物、およ
び粒子状異物(通常の異物)の弁別処理フローの一実施
例を示す図である。
【図12】本発明に係る基本思想を示す落射照明による
輝度信号S(i)と斜方照明による輝度信号T(i)と
の関係に基づく凹凸度(b/a)およびサイズに基づい
てスクラッチ、薄膜状異物、および粒子状異物(通常の
異物)が弁別されることを説明するための相関図であ
る。
【図13】凹凸度の説明図である。
【図14】本発明に係る欠陥の致命性について判別でき
るようにカテゴリ1〜5に分類した検査結果を得るため
の説明図である。
【図15】本発明に係る落射照明による輝度信号S
(i)と斜方照明による輝度信号T(i)との関係に基
づく粒子状異物およびスクラッチの分布を示す図であ
る。
【図16】本発明に係る落射照明による輝度信号S
(i)の対数値と斜方照明による輝度信号T(i)の対
数値との関係に基づく粒子状異物およびスクラッチの分
布を示す図である。
【図17】本発明に係る欠陥検査装置で弁別された各々
の欠陥の分布を示すウエハマップを示す図である。
【符号の説明】
1…照明光学系、2a、2b…光源、4b、4c、4c
1〜4c3…反射ミラー、5…検出光学系,6…集光レ
ンズ(結像光学系も含む)、7…ビームスプリッタ、8
a、8b…光電変換器(CCD、TDIセンサ)、9…
演算処理部、10…被検査物(ウエハ)、11…斜方照
明光、12…落射照明光、12a…垂直照明光、12b
…疑似垂直照明光、14…ステージコントローラ、15
…ステージ、16a、16b…A/D変換部、17a、
17b…記憶部、18…比較演算部(比較判定部)、2
1…基板、22…絶縁膜(SiO2膜)、23a…スク
ラッチ、23b…薄膜状異物、24…異物(粒子状異
物)、20…弁別線(閾値)、30…全体制御部、31
…記憶装置、32…入力手段、33…表示装置、100
…欠陥検査装置、101…工程管理用コンピュータ、1
02…歩留まり管理システム、103…ネットワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 稔 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 大島 良正 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 西山 英利 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 渡邉 哲也 東京都渋谷区東三丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA49 AA61 BB02 BB03 BB17 CC19 FF44 FF48 FF67 GG04 GG05 GG23 HH03 HH12 HH13 HH14 JJ09 JJ19 JJ26 LL00 LL12 LL21 LL30 LL46 NN16 PP12 QQ03 QQ14 QQ23 QQ25 QQ26 QQ27 QQ32 QQ41 RR06 SS01 SS13 2G051 AA51 AB01 AB07 BA01 BA05 BA10 BB01 BB03 BB07 CA04 CB01 CB05 CC07 DA07 EA11 EA12 EB01 EC01 EC02 EC06 FA01 4M106 AA01 BA05 BA07 CA38 DB02 DB04 DB07 DB08 DB19 DB21 DJ02 DJ04 DJ18 DJ23 5B057 AA03 BA02 CA08 CA12 CA16 DA03 DB02 DB09 DC34 5L096 BA03 CA14 FA14 FA59 HA01 JA11

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査物を載置するステージと、 該ステージ上に載置された被検査物の表面上の個所に該
    表面に対して法線方向若しくはその近傍方向からUV光
    若しくはDUV光からなる照明光を所望の光束で落射照
    明する落射照明系と前記被検査物の表面上の個所にUV
    光若しくはDUV光からなる照明光を所望の光束で斜方
    照明する斜方照明系とを有する照明光学系と、 該照明光学系の落射照明系によって落射照明された個所
    から発生する第1の反射光の内前記被検査物の表面に対
    して高角度に向かう第1の高角度散乱光および前記照明
    光学系の斜方照明系によって斜方照明された個所から発
    生する第2の反射光の内前記高角度に向かう第2の高角
    度散乱光を集光して結像する高角度結像光学系と該高角
    度結像光学系で結像された第1および第2の高角度散乱
    光を受光して第1および第2の輝度信号に変換する光電
    変換手段とを有する検出光学系と、 該検出光学系の光電変換手段で変換された第1の輝度信
    号と第2の輝度信号との間の相関関係に基いて前記被検
    査物上の欠陥を凹状欠陥と凸状欠陥とに弁別する比較判
    定部とを備えたことを特徴とする欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】前記照明光学系の落射照明系において、前
    記高角度集光光学系から迷光を発生させないように構成
    することを特徴とする請求項1記載の欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】前記検出光学系は、さらに、前記個所から
    射出された第1の反射光のフーリエ変換面に該第1の反
    射光による特定の光像を遮光する遮光手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1または2記載の欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】前記比較判定部において、前記相関関係と
    して比率であることを特徴とする請求項1乃至3の何れ
    か一つに記載の欠陥検査装置。
  5. 【請求項5】前記比較判定部において、さらに、前記第
    1の輝度信号および第2の輝度信号から算出される欠陥
    のサイズに応じたデータに基いて凹状欠陥をスクラッチ
    と薄膜状異物とに弁別するように構成したことを特徴と
    する請求項1乃至4の何れか一つに記載の欠陥検査装
    置。
  6. 【請求項6】前記比較判定部において、さらに、前記第
    1の輝度信号および第2の輝度信号から算出される欠陥
    のサイズに応じたデータに基いて凸状欠陥である異物を
    大小に弁別するように構成したことを特徴とする請求項
    1乃至4の何れか一つに記載の欠陥検査装置。
  7. 【請求項7】前記比較判定部において、弁別された凸状
    欠陥について、回路パターン領域内に発生したものか、
    回路パターン領域外に発生したものかを認識できるよう
    に構成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一
    つに記載の欠陥検査装置。
  8. 【請求項8】前記比較判定部には、弁別された欠陥の情
    報を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項
    1乃至7の何れか一つに記載の欠陥検査装置。
  9. 【請求項9】前記比較判定部には、欠陥を弁別するため
    の第1の輝度信号の関係に関する情報を表示する表示手
    段を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一
    つに記載の欠陥検査装置。
  10. 【請求項10】前記比較判定部には、欠陥を弁別するた
    めの第2の輝度信号の関係に関する情報を表示する表示
    手段を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか
    一つに記載の欠陥検査装置。
  11. 【請求項11】前記比較判定部には、前記検出光学系の
    光電変換手段で変換された第1の輝度信号と第2の輝度
    信号との関係を、横軸および縦軸を対数値で表される相
    関図上にプロットして表示する表示手段を有することを
    特徴とする請求項1乃至7の何れか一つに記載の欠陥検
    査装置。
  12. 【請求項12】前記照明光学系において、被検査物の表
    面上における落射照明系で落射照明する個所と斜方照明
    系で斜方照明する個所とを検出光学系の視野内で異なら
    しめて構成したことを特徴とする請求項1乃至7の何れ
    か一つに記載の欠陥検査装置。
  13. 【請求項13】被検査物を載置するステージと、 該ステージ上に載置された被検査物の表面上の個所に該
    表面に対して法線方向若しくはその近傍方向からUV光
    若しくはDUV光からなる照明光を所望の光束で落射照
    明する落射照明系と前記被検査物の表面上の個所にUV
    光若しくはDUV光からなる前記照明光と異なる波長の
    照明光を所望の光束で斜方照明する斜方照明系とを有す
    る照明光学系と、 該照明光学系の落射照明系によって落射照明された個所
    から発生する第1の反射光の内前記被検査物の表面に対
    して高角度に向かう第1の高角度散乱光および前記照明
    光学系の斜方照明系によって斜方照明された個所から発
    生する第2の反射光の内前記高角度に向かう第2の高角
    度散乱光を集光する集光光学系と該集光光学系で集光さ
    れた第1の高角度散乱光と第2の高角度散乱光とを波長
    分離する波長分離光学系と該波長分離光学系で分離され
    た第1の高角度散乱光と第2の高角度散乱光との各々を
    結像する結像光学系と該結像光学系で結像された第1の
    高角度散乱光と第2の高角度散乱光との各々を受光して
    第1の輝度信号と第2の輝度信号の各々に変換する第1
    および第2の光電変換手段とを有する検出光学系と、 該検出光学系の第1の光電変換手段で変換された第1の
    輝度信号と第2の光電変換手段で変換された第2の輝度
    信号との間の関係に基いて前記被検査物上の欠陥を弁別
    する比較判定部とを備えたことを特徴とする欠陥検査装
    置。
  14. 【請求項14】前記照明光学系の落射照明系において、
    前記高角度集光光学系から迷光を発生させないように構
    成することを特徴とする請求項13記載の欠陥検査装
    置。
  15. 【請求項15】前記検出光学系は、さらに、前記個所か
    ら射出された第1の反射光のフーリエ変換面に該第1の
    反射光による特定の光像を遮光する遮光手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項13または14記載の欠陥検査装
    置。
  16. 【請求項16】前記比較判定部において、前記相関関係
    として比率であることを特徴とする請求項13乃至15
    の何れか一つに記載の欠陥検査装置。
  17. 【請求項17】前記比較判定部において、さらに、前記
    第1の輝度信号および第2の輝度信号から算出される欠
    陥のサイズに応じたデータに基いて凹状欠陥をスクラッ
    チと薄膜状異物とに弁別するように構成したことを特徴
    とする請求項13乃至16の何れか一つに記載の欠陥検
    査装置。
  18. 【請求項18】前記比較判定部において、さらに、前記
    第1の輝度信号および第2の輝度信号から算出される欠
    陥のサイズに応じたデータに基いて凸状欠陥である粒子
    状の異物を大小に弁別するように構成したことを特徴と
    する請求項13乃至16の何れか一つに記載の欠陥検査
    装置。
  19. 【請求項19】前記比較判定部において、弁別された凸
    状欠陥について、回路パターン領域内に発生したもの
    か、回路パターン領域外に発生したものかを認識できる
    ように構成したことを特徴とする請求項13乃至16の
    何れか一つに記載の欠陥検査装置。
  20. 【請求項20】前記比較判定部には、弁別された欠陥の
    情報を表示する表示手段を有することを特徴とする請求
    項13乃至19の何れか一つに記載の欠陥検査装置。
  21. 【請求項21】前記比較判定部には、欠陥を弁別するた
    めの第1の輝度信号の関係に関する情報を表示する表示
    手段を有することを特徴とする請求項13乃至19の何
    れか一つに記載の欠陥検査装置。
  22. 【請求項22】前記比較判定部には、欠陥を弁別するた
    めの第2の輝度信号の関係に関する情報を表示する表示
    手段を有することを特徴とする請求項13乃至19の何
    れか一つに記載の欠陥検査装置。
  23. 【請求項23】前記比較判定部には、前記検出光学系の
    光電変換手段で変換された第1の輝度信号と第2の輝度
    信号との関係を、横軸および縦軸を対数値で表される相
    関図上にプロットして表示する表示手段を有することを
    特徴とする請求項13乃至19の何れか一つに記載の欠
    陥検査装置。
  24. 【請求項24】研磨または研削された膜の表面に発生し
    た浅いスクラッチや異物に対して、UV光若しくはDU
    V光からなる照明光をほぼ同じ光束で落射照明および斜
    方照明を行い、該落射照明および斜方照明による浅いス
    クラッチと異物とから発生する散乱光を検出器で受光し
    てそれぞれの散乱光の強度に応じた輝度信号に変換し、
    これら変換された輝度信号の相関関係に基いて浅いスク
    ラッチと粒子状の異物とを弁別することを特徴とする欠
    陥検査方法。
  25. 【請求項25】研磨または洗浄またはスパッタリングさ
    れた膜の表面に発生した平坦な薄膜状異物や異物に対し
    て、UV光若しくはDUV光からなる照明光をほぼ同じ
    光束で落射照明および斜方照明を行い、該落射照明およ
    び斜方照明による薄膜状異物と異物とから発生する散乱
    光を検出器で受光してそれぞれの散乱光の強度に応じた
    輝度信号に変換し、これら変換された輝度信号の相関関
    係に基いて薄膜状異物と粒子状の異物とに弁別すること
    を特徴とする欠陥検査方法。
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