JP2002255753A - 毛髪化粧料 - Google Patents
毛髪化粧料Info
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Abstract
油性感、更には乾燥後の滑らかさ及び柔らかさ、櫛通り
のよさを付与することができる毛髪化粧料の提供。 【解決手段】 一般式(I)で表されるアミン及びその
塩から選ばれる少なくとも1種を含有する毛髪化粧料。 【化1】 [式中、R1は炭素数8〜30のアルキル基又はアルケ
ニル基、Yは炭素数1〜10のアルキレン基又はアルケ
ニレン基、R2及びR3は炭素数1〜24のアルキル基、
アルケニル基又はヒドロキシアルキル基、pは1〜3の
整数、q及びrは0〜2の整数で、p+q+r=3であ
る。]
Description
性、平滑性及び油性感を付与し得るヘアリンス、ヘアト
リートメント、ヘアクリーム等の毛髪化粧料に関する。
粧料には、毛髪に対して湿潤時の柔軟性や平滑性、油性
感と、乾燥後の滑らかさ及び柔らかさ、櫛通りのよさを
付与することが求められている。このような要求にこた
えるため従来から、陽イオン性界面活性剤、例えばステ
アリルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルト
リメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチ
ルアンモニウムクロライド等の長鎖アルキル基を有する
第四級アンモニウム塩が主要成分として用いられてい
る。また更に効果を向上させるためにセタノール等の長
鎖アルコールや、炭化水素、シリコーン等の油剤が上記
界面活性剤とともに使用されている。しかしながら、こ
れらは毛髪の湿潤時と乾燥後の使用感を十分に満足する
ものではない。
の柔軟性や平滑性、油性感、更には乾燥後の滑らかさ及
び柔らかさ、櫛通りのよさを付与することができる毛髪
化粧料を提供することにある。
くは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、Yは炭素数
1〜10の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基又はアル
ケニレン基、R2及びR3は、同一又は異なって、炭素数
1〜24の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、アルケニ
ル基又はヒドロキシアルキル基、pは1〜3の整数、q
及びrは0〜2の整数で、p+q+r=3である。尚、
p個のR1,Y、q個のR2、及びr個のR3は同一でも
異なっていても良い。]で表されるアミン(以下アミン
(I)という)及びその塩から選ばれる少なくとも1種
を含有する毛髪化粧料を提供する。
素数8〜30、好ましくは炭素数10〜24の直鎖若し
くは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基である。Yは
炭素数1〜10、好ましくは炭素数2〜6の直鎖若しく
は分岐鎖のアルキレン基又はアルケニレン基であり、具
体的にはエチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペン
チレン基、へキシレン基、イソプロピレン基等が挙げら
れる。R2及びR3は、それぞれ炭素数1〜24、好まし
くは炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、
アルケニル基又はヒドロキシアルキル基であり、具体的
にはメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基等が好ま
しい例として挙げられる。p+q+r=3であり、pは
1又は2の整数が好ましく、q及びrは0又は1が好ま
しい。
イソシアナートと対応するアミンとを反応させる方法、
アルキルアミンと対応するアミノイソシアナートを反応
させる方法等により得ることが出来る。また、反応後更
に精製を施しても良いが、そのまま反応生成物を使用し
てもよい。なお反応生成物には、それぞれの原料及び/
又は原料の分解物等が含まれる。
ましく、具体的には塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機
酸塩、又は酢酸塩、グリコール酸塩、乳酸塩、酸性アミ
ノ酸塩、リンゴ酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩等の炭素
数1〜5の有機酸塩等として用いることができる。この
場合、アミン(I)及びその塩は、1種を単独で用いて
も良いし、2種以上を併用しても良い。また本発明の毛
髪化粧料を調製する場合には、アミン(I)と対応する
酸によりあらかじめ塩を形成させてから用いても良い
し、それぞれ別々に使用することもできる。本発明の毛
髪化粧料中にアミン(I)と酸を別々に配合する場合、
アミン(I)と酸の割合は、毛髪の良好な感触、また製
品の安定性の観点から、アミン(I)/酸(モル比)=
10/3〜1/10が好ましく、2/1〜1/5が更に
好ましい。またこの時、組成物のpHは2〜8の範囲が
好ましく、特にpH3〜6が性能と安定性の点から好ま
しい。
(I)及びその塩の含有量は特に制限されないが、0.
1〜15重量%が好ましく、0.5〜10重量%が仕上
がり感及び製品安定性の観点からより好ましい。
含有することが好ましい。油状成分としては高級アルコ
ール、エステル油、シリコーン、炭化水素類、グリセリ
ド等が挙げられ、高級アルコール、エステル油等の油剤
及び/又はシリコーンが好ましく、高級アルコール及び
/又はシリコーンが特に好ましい。
は、直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基
を有する高級アルコール類、好ましくは炭素数12〜2
6の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基
を有する高級アルコール類、具体例としては、セタノー
ル、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニ
ルアルコール、セリルアルコール等の高級アルコールが
挙げられ、特にセタノール、ステアリルアルコール、ベ
ヘニルアルコールが好ましい。ここでセタノールとはセ
チルアルコールを主成分とし、ステアリルアルコール、
オレイルアルコール等の高級アルコールを含有するもの
である。エステル油としては、炭素数8〜40の脂肪酸
と炭素数1〜4の低級アルコールとのエステル等が挙げ
られ、具体的には、パルミチン酸イソプロピル、ミリス
チン酸イソプロピルが好ましい。
ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、アミノ変性シリコーン、脂肪酸変性ポリシロキサ
ン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性
ポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、エポキ
シ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコ
ーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられる。
は特に制限されないが、0.1〜30重量%が好まし
く、1〜20重量%が油剤特有の柔軟性が発揮され、製
品の安定性等の観点からより好ましい。
状成分の割合は、油状成分の乳化/分散安定性の観点か
ら、アミン(I)/油状成分(重量比)=10/1〜1
/10が好ましく、1/1〜1/10が更に好ましい。
面活性剤や陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、
両性界面活性剤等の界面活性剤、ラノリン誘導体、高級
脂肪酸類、グリセリン、アミノ酸、保湿剤、カチオン性
ポリマー、多糖類、ポリペプタイド、パール化剤、溶
剤、液晶形成剤、色素、香料、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、噴射剤、キレート剤、pH調整剤、防腐剤、抗フケ
剤等を本発明の目的を損なわない範囲内で適宜配合する
ことができる。
コンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック、
ヘアクリーム、コンディショニングムース、ヘアムー
ス、ヘアスプレー、ヘアローションシャンプー、リーブ
オントリートメント等として調製することができ、また
形態としては溶液状、均一分散状、不均一分散状、乳化
状等のいずれの剤型にも調製しうる。
また、実施例で用いたセタノールはセチルアルコール/
ステアリルアルコールの重量比7/3の混合物である。
a、bを用い、表3に示す組成のヘアリンス剤を常法に
より製造した。これらのヘアリンス剤について、下記の
方法により柔軟性等を官能評価した。結果を表3に示
す。
をしたことのない日本人女性の毛髪20g(長さ20c
m,平均直径60μm)を束ね、シャンプーを用いて洗
浄した。このシャンプー組成は、ポリオキシエチレンア
ルキル(炭素数12)エーテル硫酸ナトリウム(エチレ
ンオキシド平均付加モル数2.5)15%、ジエタノー
ルアミド3%、残部は水である。その後ヘアリンス剤
2.0gを均一に塗布し、30秒間約40℃の流水で濯
いだ。この塗布・濯ぎ時の柔軟性、平滑性と油性感、及
び乾燥後の柔軟性、平滑性、櫛通り感について、専門パ
ネラー1人が下記の基準に従って評価した。 ◎;非常に良好、○;良好、×;不良
び乾燥後の柔らか感、櫛通り感とも良好であった。
とその持続性、柔軟性、平滑性、及び乾燥後の柔らか
感、櫛通り感も良好であった。
性、油性感とも良好であった。
潤時の良好な柔軟性や平滑性、油性感、更には乾燥後の
滑らかさ及び柔らかさ、櫛通りのよさを付与することが
できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、R1は炭素数8〜30の直鎖若しくは分岐鎖の
アルキル基又はアルケニル基、Yは炭素数1〜10の直
鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基又はアルケニレン基、
R2及びR3は、同一又は異なって、炭素数1〜24の直
鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、アルケニル基又はヒド
ロキシアルキル基、pは1〜3の整数、q及びrは0〜
2の整数で、p+q+r=3である。尚、p個のR1,
Y、q個のR2、及びr個のR3は同一でも異なっていて
も良い。]で表されるアミン及びその塩から選ばれる少
なくとも1種を含有する毛髪化粧料。 - 【請求項2】 油状成分を含有する請求項1記載の毛髪
化粧料。
Priority Applications (1)
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JP2001060558A JP4606617B2 (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | 毛髪化粧料 |
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JP2001060558A JP4606617B2 (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | 毛髪化粧料 |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3678157A (en) * | 1968-10-23 | 1972-07-18 | Oreal | Hair treatment compositions containing polycondensable compounds |
-
2001
- 2001-03-05 JP JP2001060558A patent/JP4606617B2/ja not_active Expired - Fee Related
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