JP2002255307A - 排出物の回収/搬送最適化システム - Google Patents

排出物の回収/搬送最適化システム

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JP2002255307A
JP2002255307A JP2001057215A JP2001057215A JP2002255307A JP 2002255307 A JP2002255307 A JP 2002255307A JP 2001057215 A JP2001057215 A JP 2001057215A JP 2001057215 A JP2001057215 A JP 2001057215A JP 2002255307 A JP2002255307 A JP 2002255307A
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学 利光
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Abstract

(57)【要約】 【課題】排出物を定期的に回収するのではなく、書例レ
ベル以上集積された時点で適切に回収し、かつ処理施設
に搬送できるようにする。 【解決手段】管理する管理センタ1の受信装置11は、
排出物収集所40から、集積された排出物の種類及びそ
の集積レベルを表す信号を受信し、かつ排出物処理施設
50から、処理能力情報を受信する。排出物集配スケジ
ュール作成部14及び集配ルート最適演算部15は、排
出物の種類及び集積レベル並びに処理施設の処理能力情
報に基づいて、最適な排出物の集配ルートを決定し、排
出物収集指示セクション20が、収集車両60に対し
て、集配ルートを指示する。セクション20は、GIS
からの情報を参照して、道路状況に応じて集配ルートを
変更する。環境ポイント管理セクション30は、排出物
収集所40及び排出物処理施設50それぞれの環境ポイ
ントを演算し管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、循環型社会である環境共
創型都市を目指すための排出物の回収/搬送最適化シス
テムに関し、より詳細には、所定の地域内における排出
物の回収を最適化し、かつ回収された排出物の排出物処
理施設への搬送を最適化するためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、世界的規模で環境問題と社会生活
との連関及び調和についての認識が高まってきている。
このような環境への認識の高まりによって、環境改善へ
のより一層の努力が行われるようになってきており、環
境負荷が低い新しい社会スタイル及び新しい産業活動ス
タイルへの変革が進みつつある。このような状況におい
て、排出物処理ネットワーク・システムの環境への影響
及び必要なコストをコンピュータを用いてシミュレーシ
ョンし、その結果に基づいて、環境影響が少なくかつ必
要コストが安価となるような排出物処理ネットワーク・
システムの構築を支援しようとする種々の支援システム
が提案されている。これらの支援システムにおいては、
通常、排出物の種類と量に関する情報のデータベース、
排出物の処理設備に関する情報のデータベース、及び搬
出物の搬送に関する情報のデータベース等を備え、これ
らデータベースに格納された情報に基づいて、排出物を
処理する際の環境影響及び処理コストをシミュレーショ
ン演算し、その結果を表示できるように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例の排出物処理の支援システムにおいては、排出
物の種類と量を記憶したデータベースを備えているが、
該データベースに格納されている排出物の種類及び量
は、統計的に得られたデータに基づいて算出されたもの
である。したがって、長期的にみれば対象地域内で排出
される種類及び量を適切に表している場合があるが、短
期的にみると、収集すべき現実の排出物の種類及び量と
一致していない場合がある。また、処理設備に関する情
報のデータベース、及び排出物の搬送に関する情報を記
憶したデータベースも備え、これらデータベースに記憶
された情報に基づいて、環境影響及び必要コストをシミ
ュレーション演算しているが、排出物の種類及び量が上
記したように統計的なものであるとともに、排出物を定
期的に収集することを前提としてシミュレーションして
いる。
【0004】したがって、収集所に現実に集積された排
出物の種類及び量に応じて、どのように排出物を回収
し、実際に回収した排出物をどの処理施設に搬送すべき
かについて、具体的な提案がなされていない。これは、
地方自治体の排出物回収管理事業所等に、複数の地区に
収集所に集められた排出物の種類及び量をリアルタイム
で監視するための手段が具備されていないことにも、関
連するものである。本発明は、このような従来例の問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的は、排出物収
集所に現実に集積された排出物の種類及び量をリアルタ
イムで自動的に把握できるようにすることである。本発
明の他の目的は、集積された排出物を定期的に回収する
ではなく、集積された排出物の種類及び量を監視するこ
とにより、排出物がある程度以上集積された段階で、適
切に回収することができるようにすることである。本発
明のさらに他の目的は、回収された排出物を、排出物処
理施設の処理能力に応じて、最適に配送することができ
るようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、排出物の回収/搬送を管理する管理
センタを提供し、該管理センタは、複数の排出物収集所
から、該収集所に集積された排出物の種類及びその集積
レベルを表す信号を受信する受信手段と、受信した排出
物の集積レベルが回収すべきレベルを表している場合
に、当該収集所に排出物の回収に向かうように、排出物
収集車両を手配する車両手配手段とを備えていることを
特徴としている。
【0006】上記した本発明に係る管理センタの好適な
実施形態においては、受信手段はさらに、複数の排出物
処理施設から、該処理施設の処理能力情報を受信するよ
う構成されており、管理センタはさらに、a)各排出物
収集所からの排出物の種類及びその集積レベル、並びに
各排出物処理施設からの処理能力情報に基づいて、どの
時点で、どの排出物収集所のどの種類の排出物をどの排
出物処理施設に搬送すべきかを表す排出物集配スケジュ
ールを作成する手段と、b)作成された排出部集配スケ
ジュールに基づいて、排出物の最適な集配ルートを決定
する手段とを備えており、車両手配手段は、決定された
集配ルート、及び、現在の排出物収集車両の位置及び排
出物搭載情報を表す配車情報に基づいて、排出物収集車
両の手配を行うよう構成されている。
【0007】また、他の好適な実施形態においては、管
理センタはさらに、各排出物収集所に関する環境ポイン
トを演算する環境ポイント演算手段を備え、該環境ポイ
ント演算手段は、企業専用の産業廃棄物用の排出物収集
所である場合、以下の4つの式 環境ポイント=100×(1−Σ廃棄物排出量i[t]/前年度
排出総量[t]) 環境ポイント=100×(1−Σ(廃棄物排出量i[t]×CO2
単位i[kg-CO2/t])/前年度CO2排出総量[kg-CO2/t]) 環境ポイント=100×(1−Σ(廃棄物排出量i[t]×処理
施設jCO2原単位[kg-CO2/t])/前年度CO2排出総量[kg-CO
2]) 環境ポイント=[ Σ(廃棄物排出量i[t]×(1−不純物混
入率[%]/100))/Σ廃棄物排出量i[t] ]×100 のいずれかの式、又は、任意の複数の式の和として、環
境ポイントを演算するよう構成されている。環境ポイン
ト演算手段はさらに、各排出物収集所に関する環境ポイ
ントとともに、各排出物処理施設に関する環境ポイント
を演算するよう構成されており、地域住民の生活排出物
を集積する排出物収集所である場合、 環境ポイント=[ Σ(排出物排出量i[t]×(1−不純物混
入率[%]/100))/Σ排出物排出量i[t] ]×100 によって演算し、かつ処理施設50の場合、 環境ポイント=100×{1−Σ(Mi×αi)/Σ(Mi×
βi)} ただし、Mi:フローiの処理量[t] αi:処理施設で処理した場合のフローiの温暖化原単
位[kg-CO2/t] βi:フローiを埋め立てた場合の温暖化原単位[kg-CO2
/t] によって演算するよう構成されている。
【0008】本発明はまた、排出物収集所に配置されて
排出物が集積される排出物コンテナを提供し、該コンテ
ナは、排出物コンテナの上端部近傍の第1位置に、レベ
ルセンサからの信号を通過可能な窓が設けられているこ
とを特徴としている。排出物コンテナの好適な実施形態
においては、メッシュタイプ、トランクタイプ、及びド
ラム缶タイプの少なくともいずれかのタイプで構成され
ている。排出物コンテナはさらに、第1近傍より下方の
第2位置に、レベルセンサからの信号を通過可能な窓が
設けられ、予備的なレベル信号を出力できるようにする
ことが好ましい。
【0009】本発明はさらに、少なくとも1つの排出物
コンテナを備えた排出物収集所を提供し、該排出物収集
所は、排出物コンテナ内の排出物の集積レベルが所定レ
ベルに達したことを検出するためのレベルセンサと、集
積レベルが所定レベルに達したことを表す信号がレベル
センサから得られたときに、その信号を排出物情報管理
センタに送信する送信装置とからなることを特徴として
いる。この排出物収集所において、排出物コンテナは、
上記した構成を有する排出物コンテナであり、レベルセ
ンサは、排出物コンテナの窓に対向して配置される反射
型センサであることが好適である。本発明に係る排出物
収集所はさらに、排出物コンテナに集積された排出物の
重量を測定する重量センサと、第1レベルセンサから信
号が得られたとき、その時点の重量センサからの重量を
参照して、集積された排出物の容量を較正する手段とを
備えていることが好ましい。
【0010】さらにまた、本発明は、排出物を排出物収
集所から回収して排出物処理施設に搬送する排出物収集
車両を提供し、該排出物収集車両は、排出物の種類毎に
区分けされた複数の排出物積載区画を有しており、これ
ら排出物積載区画の少なくとも2つの区画は、移動可能
なパーティションによって区画されて、積載容量が変更
可能に構成されていることを特徴としている。積載容量
を変更可能に構成する代わりに、排出物コンテナそのも
のを搭載して搬送するために、規格化された単一サイズ
の排出物コンテナを搭載するための搭載部を設け、排出
物コンテナを搭載部に搭載するためのクレーンとを備え
ていることを特徴とする排出物収集車両も提供する。
【0011】別の観点の本発明においては、管理センタ
の管理の下で、排出物収集車両によって排出物を複数の
排出物収集所から回収し、回収された排出物を複数の排
出物処理施設に最適に搬送する方法を提供し、該方法
は、各排出物収集所から管理センタに対して、該収集所
に集積された排出物の種類及びその集積レベルを表す信
号を送信するステップと、各排出物処理施設から管理セ
ンタに対して、排出物の処理能力を表す信号を送信する
ステップと、管理センタにおいて、各排出物収集所から
の排出物の種類及びその集積レベル、並びに各排出物処
理施設からの処理能力情報に基づいて、どの時点で、ど
の排出物収集所のどの種類の排出物をどの排出物処理施
設に搬送すべきかを表す排出物集配スケジュールを作成
するステップと、管理センタにおいて、作成された排出
部集配スケジュールに基づいて、排出物の最適な配集ル
ートを決定するステップと、管理センタにおいて、決定
された集配ルート、及び、現在の排出物収集車両の位置
及び排出物搭載情報を表す配車情報に基づいて、集配ル
ートに向かうべき排出物収集車両を決定し、かつ、該収
集車両に当該集配ルートを通知するステップと、排出物
収集車両が、通知された集配ルートに基づいて、排出物
収集所から排出物を回収し、かつ排出物処理施設に搬送
するステップとからなることを特徴としている。
【0012】上記した本発明に係る方法はさらに、管理
センタにおいて、地理情報システムからの道路状況情報
に基づいて、排出物収集車両に通知する前に集配ルート
を変更するステップと、管理センタにおいて、地理情報
システムからの道路状況情報に基づいて、排出物収集車
両に通知した後に集配ルートを変更し、かつ変更した集
配ルートを通知するステップとを含んでいることが好ま
しい。道路状況を加味して集配ルートを変更するので、
排出物をより最適に収集しかつ処理施設に搬送すること
が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る、排出物の
回収/搬送を最適化できるネットワーク・システムの構
成を示している概略図であり、図1において、1は排出
物管理センタであり、排出物情報受付セクション10
と、排出物回収指令セクション20と、環境ポイント管
理セクション30とを含んでいる。これらセクション1
0〜30は、遠隔配置され、任意の通信手段によって相
互に接続されていてもよい。40は地区A〜地区Mそれ
ぞれに配置された排出物収集所(以下、「収集所」)、
50は排出物処理施設(以下、「処理施設」)である。
処理施設50には、ストーカ式焼却炉、ガス化溶融炉、
及びプラズマ灰溶融炉等の焼却施設、コンポスト、メタ
ン発酵施設、及びリサイクルセンタ等のリサイクル施
設、廃液処理場、並びに、最終処分施設等が含まれる。
また、60は排出物集配のための排出物収集車両(以
下、「収集車両」)を代表的に示している。
【0014】排出物情報受付セクション10は、受信装
置11、排出物種類/量記憶装置12、施設処理能力記
憶装置13、排出物回収スケジュール作成部14、回収
ルート最適化演算部15を備えている。受信装置11
は、収集所40から排出物集積情報を受信し、かつ処理
施設50から施設処理能力情報を受信し、それぞれを記
憶装置12及び13に格納する。
【0015】収集所40からの排出物集積情報には、集
積された排出物の種類及び量が含まれており、これらが
排出物種類/量記憶装置12に格納される。処理施設5
0からの施設処理能力情報には、処理施設50で現在受
け入れ可能な排出物の種類及び量が含まれ、また、処理
施設50の処理性能情報も含まれており、施設処理能力
記憶装置13に格納される。処理施設50で受け入れ可
能な排出物の量は、例えば、処理施設が焼却施設である
場合、ピット中に投入可能なごみの量(=ピットの全容
積−ピット中に残存するごみの容積)として検出され
る。
【0016】ここで、収集所40の構成について説明す
る。収集所40は、図1に示すように、排出物集積用の
コンテナ41、排出物収集量演算装置42、及び送信装
置43により構成されている。コンテナ41は、図2の
(A)〜(C)に示すように、メッシュタイプ、トラン
クタイプ、及びドラム缶タイプ等のような外観を有して
いる。メッシュタイプ・コンテナは、紙、木屑等の可燃
ごみ、並びにガラス、金属等の不燃ごみ用である。トラ
ンクタイプ・コンテナは、異臭が生じる可能性がある生
ごみ等の集積に用いられ、また、ドラム缶タイプ・コン
テナは、液状の排出物等の集積に用いられる。液状排出
物は、廃液等の産業廃棄物の他、工場において生成され
たエタノール、メタノール等の有価物であってもよい。
【0017】なお、コンテナ41のタイプと集積すべき
排出物との関係は、これに限定されないことは言うまで
もなく、例えば、液状排出物をトランクタイプ・コンテ
ナに収容してもよい。これらコンテナ41は、収集所4
0毎に、その地域の排出物の排出状況等により、1種類
のコンテナが1又は複数配備されるか、又は複数種類の
コンテナがそれぞれ1又は複数配備される。いずれにし
ても、収集所40内のコンテナ41と該コンテナに集積
すべき排出物の種類とは、1対1に対応付けられてい
る。また、収集所40は、地域住民用のだけでなく、企
業等の任意の団体が占有するものであってもよい。
【0018】図2に示した各コンテナ41には、図3の
断面図に示すように、コンテナの側部の上下に第1及び
第2窓411、412が設けられており、また、コンテ
ナ41は、収集所40のベース44上に設けられたコン
テナ受け皿45上に配置される。ベース44には、重量
センサ46が設けられ、さらに、支柱47が固定されて
いる。そして、支柱37には、第1及び第2窓411、
412に対応する位置に第1及び第2レベルセンサ4
8、49が固定されている。第1及び第2レベルセンサ
48、49は、反射型の光学センサ及び超音波センサで
構成される。なお、可燃ごみ及び不燃ごみのレベル検出
には、光学センサを用いることが好ましく、液状排出物
のレベル検出には、超音波センサを用いることが好まし
い。第1及び第2窓411、412は、対向して配置さ
れる第1及び第2レベルセンサ48、49が発生する光
信号又は超音波信号を通過可能に構成されている。
【0019】下方側である第2レベルセンサ49及び第
2窓412は、コンテナ41の高さの約60〜70%等
の中間部に配置され、コンテナ41内の排出物の集積レ
ベルが第2窓412に達した時点で、第2レベルセンサ
49が予備的な第2レベル検出信号S2を出力する。一
方、上方側である第1レベルセンサ48及び第1窓41
1は、コンテナ41の高さの上端部付近に配置され、第
1レベルセンサ48は、排出物の集積レベルがほぼ満杯
であることを表す第1レベル検出信号S1を出力する。
なお、レベルセンサ及び窓の組を3以上設けてもよい。
小窓の代わりに、コンテナ41の側面に上下帯状の窓を
設けてもよい。また、予備的な第2レベル検出信号S2
が不要の場合は、上方側の第1レベルセンサ48及び第
1窓411の組のみを設けてもよい。
【0020】第1レベル検出信号S1は、周波数f1を
有するパルス信号であり、第2レベル検出信号S2は、
f1と相違する周波数f2を有するパルス信号である。
収集所40にコンテナ41が複数配備されている場合、
コンテナ毎に第1及び第1レベル検出信号S1、S2の
周波数の組を相違させるか(例えば、(f1+Δ,f2
+Δ)、(f1+2Δ,f2+2Δ)、……)、若しく
は、周波数の組は(f1,f2)のままで同一とする
が、信号のパルス幅を相違させることにより、コンテナ
を識別することができる。
【0021】重量センサ46は、コンテナ受け皿の中央
部に設けられロードセル等で構成され、コンテナ内に集
積された排出物の重量を測定する。液状排出物を除い
て、一般には、排出物はコンテナ41内に不均等に集積
されてしまい、そのため、コンテナの一側部の集積レベ
ルを監視しているだけでは、実際の集積量と対応しない
ことが多々ある。したがって、排出物収集量演算装置4
2において、第1又は第2レベル検出信号S1、S2と
ともに、重量センサ46で得られた、集積された排出物
の重量を表す重量検出信号S3を用いることにより、コ
ンテナ41内の排出物の容量を概算することができる。
なお、重量検出信号S3は、重量値を表すデジタル信号
又はアナログ信号として得られる。コンテナ41内の排
出物の偏在を緩和するために、コンテナ41(及びコン
テナ受け皿45)を振動させるように、振動手段を付加
してもよい。
【0022】第1及び第2レベル検出信号S1及びS2
に、コンテナを識別する情報が含まれていることは、上
記した通りであり、これにより、排出物収集量演算装置
42は、当該コンテナ41に集積される排出物の既知の
密度(予め記憶されている)を参照して、該排出物の集
積容量を概算することができる。そして、排出物収集量
演算装置42は、どのコンテナ41すなわちどの種類の
排出物の集積量が60〜70%に達したか、又はほぼ満
杯になったかを、送信装置43を介して、排出物情報受
付セクション10に通知する。60〜70%に達したこ
とを表す信号も排出物情報受付セクション10に通知さ
れるため、排出物種類/量判定部12は、現時点で回収
すべき排出物だけでなく、数日後等に回収すべき排出物
も推定することができる。
【0023】送信装置43は、第1及び第2レベル検出
信号S1及びS2のいずれかが発生された時点又はその
直後に、自動的に送信モードに切り替わり、排出物収集
量演算装置42によって演算された集積容量を送信す
る。送信装置33としてPHS等のモバイル端末を採用
すれば、その局番から位置を検出することができるの
で、収集所40の位置情報を送信情報に含ませる必要が
ない。また、送信装置33と管理センタ1の受信装置1
1とを、インターネット等の任意の公衆通信回線、又は
専用回線を介して接続してもよい。各収集所40からの
排出物の種類及び量は、受信装置11で受信され、上記
したように、記憶装置12に記憶される。
【0024】各収集所40に送受信装置を配備し、排出
物情報受付セクション10が収集所40に対して、ポー
リング方式で呼出信号を順次送信し、それに応答して、
収集所40から排出物の種類及び量に関するデータを送
信するようにしてもよい。また、各収集所40に、排出
物収集量演算装置42を設けずに、該装置の機能を排出
物情報受付セクション10側に設けてもよい。この場
合、信号S1及びS3又は信号S2及びS3そのものが
送信装置43から送信されるが、上記したように、信号
S1及びS2にコンテナ41の識別情報が含まれている
ので、排出物情報受付セクション10において、コンテ
ナ41を特定することができる。
【0025】排出物集配スケジュール作成部14は、集
配プラン作成機能、コスト演算機能、及び最適プラン選
択機能を有しており、どの収集所40に集積されたどの
種類の排出物を回収して、どの処理施設50に搬送すべ
きかの最適な対照テーブルを作成する。すなわち、集配
プラン作成機能により、排出物種類/量記憶装置12に
記憶された、収集所40毎の排出物の種類(同一排出物
の場合にその質も含む)及び量、並びに、施設処理能力
記憶装置13に記憶された、処理施設50毎の受け入れ
可能な排出物の種類及び量に基づいて、複数の集配プラ
ンを作成する。そして、コスト演算機能により、収集所
40から処理施設50への搬送距離及び時間をパラメー
タとして、集配に必要なコストを演算し、最適プラン選
択機能により、コスト・ミニマムとなる集配プランを選
択する。なお、コストの面だけでなく、環境負荷の面か
らみて、最適集配プランを作成してもよい。例えば、処
理施設50が焼却施設である場合、ストーカ式焼却炉、
ガス化溶融炉、流動床式焼却炉であるかに応じて、環境
負荷が相違するが、コストが同一である場合には、環境
負荷が少ないプランを選択する。また、1つの収集所の
1種類の排出物を複数の処理施設50に分配するように
集配プランを作成してもよい。排出物集配スケジュール
作成部14では、さらに、対象地域全体での排出物の種
類及び量を演算し、かつ、施設処理能力情報に基づき、
各処理施設50で数日後に受け入れ可能な排出物の種類
及び量を演算する。
【0026】そして、作成された対照テーブルの内容に
基づき、配集ルート最適化演算部15において、各収集
車両60がどのような順番で収集所40を回り、かつ、
どのような順番で処理施設50を回ることが最適である
かを示す最適回収ルートを決定する。この最適回収ルー
トは、対照テーブルの内容、すなわち、どの収集所40
のどのような種類の排出物をどの処理施設50に搬送す
べきかの対応関係を実現する上で、全体として走行距離
が最小となるように、設定される。このとき、各収集車
両60の積載容量及び積載可能な排出物の種類も参照さ
れる。
【0027】図4の(A)及び(B)は、本発明に係る
ネットワーク・システムにおいて採用可能な収集車両6
0を例示している。図4の(A)の収集車両60には、
排出物の種類によって積載区画が分けられており、可燃
ごみ用の積載区画1、不燃ごみ用の積載区画2、及び液
状排出物用の積載区画3が設けられている。積載区画1
と積載区画2とは、移動可能なパーティションによって
区画されており、したがって、1回の巡回で回収すべき
可燃ごみ及び不燃ごみの量に応じて、積載区画1及び積
載区画2の積載容量を変動可能である。図4の(B)の
収集車両60は、収集所40に配置されたコンテナ41
をそのまま積載できるようにしたものであり、コンテナ
積み替えのためのクレーン61を備えている。この例の
収集車両60は、空のコンテナ41を乗せて排出物の回
収に向かい、収集所40で排出物が集積されたコンテナ
と空のコンテナとの積み替え作業を行う。コンテナ41
を、収集車両60に搭載するために軽量化することが好
ましく、また、隙間なく搭載するために、集積する排出
物の種類に関わらず矩形体に形成することが好ましい。
各収集車両60は、図示していないが、カーナビゲーシ
ョン・システムを搭載している。
【0028】配集ルート最適化演算部15で得られた最
適回収ルートは、1台の収集車両60が、どの収集所4
0をどのような順番で巡回して、どの収集所40に集積
されたどの種類の排出物を回収し、そして、どの処理施
設50をどのような順番で巡回して、どの処理施設40
にどのような排出物を搬送されるべきかを表しており、
したがって、収集車両60の種類毎に設定された複数の
回収ルートを供えている。このような複数の回収ルート
を含んだ最適回収ルートが、配集ルート最適化演算部1
6から排出物回収指令セクション20に通知され、回収
ルート記憶装置21に格納される。
【0029】排出物回収指令セクション20は、回収ル
ート記憶装置21の他、配車情報記憶装置22と、集配
計画作成部23と、送信装置24とを含んでいる。配車
情報記憶装置22は、管理下にある複数の収集車両60
が現在位置する地点、及び、現在実行中の集配業務を表
す配車情報を記憶している。集配計画作成部23は、回
収ルート記憶装置21及び配車情報記憶装置22に記憶
された情報をモニタ画面に表示する。そして、オペレー
タが、該モニタ画面に表示された情報に基づいて、どの
収集車60をどの回収ルートに向かわせるかを決定す
る。そして、オペレータは、決定した収集車両60に対
して、送信装置24を介して、集配ルート指示情報を通
知する。この集配ルート指示情報には、決定した回収ル
ート、巡回する収集所40で収集すべき排出物の種類、
巡回する処理施設50に搬送すべき排出物の種類(及び
量)を含んでいる。
【0030】収集車両60と回収ルートとを対応付ける
ために、モニタ画面に、GIS(地理情報システム)か
らの道路網情報も表示することが好ましい。これによ
り、オペレータは、通行止、一方通行、渋滞等の道路状
況を総合的に判定して、収集車両60と回収ルートとを
対応付けることができる。また、回収ルートを指示した
後も、道路状況に応じた迂回路を通知することができ
る。集配計画作成部23において決定され通知される集
配ルート指示情報は、収集車両60に具備されるカーナ
ビゲーション・システムのモニタに表示される。したが
って、収集車両60は、表示された集配ルートに沿って
車両を巡回させ、排出物を効率的に回収かつ搬送するこ
とができる。
【0031】環境ポイント管理セクション30は、環境
ポイント演算部31と、環境ポイント記憶装置32と、
環境ポイント還元部33とを備えている。環境ポイント
演算部31は、排出物情報受付セクション10の排出物
の種類/量記憶装置12に記憶された各収集所40の累
積排出量及び施設処理能力情報記憶装置13に記憶され
た各処理施設50の累積処理量に基づいて、排出者環境
ポイント、及び各処理施設50の処理施設環境ポイント
を、以下の式に基づいて演算し評価する。 地域住民の生活排出物を集積する収集所40の場合 環境ポイント=[ Σ(排出物排出量i[t]×(1−不純物混
入率[%]/100))/Σ排出物排出量i[t] ]×100 この例においては、各排出物毎の分別率を不純物混入比
率で評価し、その重み付き平均を用いて評価していろ、
全ての排出物が不純物0の場合、環境ポイント=100と
なる。また、前年比較ではない。 処理施設50の場合 環境ポイント=100×{1−Σ(Mi×αi)/Σ(Mi×
βi)} ただし、Mi:フローiの処理量[t] αi:処理施設で処理した場合のフローiの温暖化原単
位[kg-CO2/t] βi:フローiを埋め立てた場合の温暖化原単位[kg-CO2
/t]
【0032】企業専用の産業廃棄物用の収集所40で
ある場合例1:排出総量の削減による評価 環境ポイント=100×(1−Σ廃棄物排出量i[t]/前年度
排出総量[t]) この例1においては、廃棄物種別によらず質量(または
容積)のみで評価している。例2:CO2排出総量削減による評価 環境ポイント=100×(1−Σ(廃棄物排出量i[t]×CO2
単位i[kg-CO2/t])/前年度CO2排出総量[kg-CO2/t]) この例2においては、廃棄物の埋立によるCO2発生で
評価しており、埋立によるCO2原単位は単に容積比例
であるため、例1と類似するポイント値となる。例3:処理施設を考慮したCO2排出総量による評価 環境ポイント=100×(1−Σ(廃棄物排出量i[t]×処理
施設jCO2原単位[kg-CO2/t])/前年度CO2排出総量[kg-CO
2/t]) この例3においては、廃棄物毎に搬送先の処理施設を定
義し、該処理施設で発生されるCO2をCO2原単位を用
いて評価している。また、各処理施設のCO2原単位
は、典型的な施設での投入量当りCO2発生量から計算
し、ごみ組成や施設規模など細かな条件は考慮していな
い。例4:分別率向上による評価 環境ポイント=[ Σ(廃棄物排出量i[t]×(1−不純物混
入率[%]/100))/Σ廃棄物排出量i[t] ]×100 この例4は、上記した地域住民用の収集所に関する環境
ポイントの演算と同一であある。すなわち、各廃棄物毎
の分別率を不純物混入比率で評価し、その重み付き平均
を用いて評価しており、全ての廃棄物が不純物0の場
合、環境ポイント=100となる。また、前年比較では
ない。
【0033】企業専用の産業廃棄物の収集所についての
環境ポイントについては、例1〜例4中の任意の式によ
って得られた単独の計算結果を評価対象としても、ま
た、任意複数の例の計算結果を加算したものを評価対象
としてもよい。加算する場合、必要に応じて重み付けを
してもよい。
【0034】上記のようにして演算された環境ポイント
は、収集所40毎(地域住民用収集所毎、及び企業用収
集所毎)並びに処理施設50毎に環境ポイント記憶装置
32に記憶される。該記憶された環境ポイントに基づ
き、環境ポイント還元部33は、年間の環境ポイント値
に応じて、報奨金又は報奨物品を決定し、収集所40の
対象地域及び企業並びに処理施設50に分配する。報奨
物品は、環境関連(すなわち、環境への教育啓発が可
能)の物品であり、かつ報奨金は、環境関連に使用され
ることを義務づけることが好ましい。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、排出物回収/搬送管理センタは、収集所に実際に
集積された排出物の量をリアルタイムで監視することが
でき、したがって、排出物回収のタイミングを最適化す
ることができる。また、処理施設からの処理能力情報を
得ているので、回収した排出物の処理施設への搬送を最
適化することができる。さらに、GISを用いて収集車
両に巡回ルートを指示することにより、排出物の回収/
搬送のルートをより最適化することができる。さらにま
た、本発明においては、排出物収集所での排出物の回収
状況、及び排出物処理施設での排出物処理状況に応じ
て、環境ポイントを累積することができ、この環境ポイ
ントを用いて、環境への教育啓発を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排出物回収/搬送最適化ネットワ
ーク・システムの全体構成を示す説明図である。
【図2】本発明に係る排出物収集コンテナの構成を例示
する説明図である。
【図3】本発明に係る排出物収集車両の構成を示す説明
図である。
【図4】本発明に係る排出物収集所の構成を示す説明図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65G 61/00 544 B65G 61/00 546 546 G06F 17/60 114 G06F 17/60 114 B09B 5/00 ZABM (72)発明者 浅井 良紀 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 大渕 真志 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 3E023 AA19 AA20 3E024 AA01 BA03 DA08 3E025 AA04 AA08 DC06 EA01 EA02 EA06 EA10 EB10 4D004 AA46 CA50 CB50 DA01 DA04 DA16 DA17

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出物の回収/搬送を管理する管理セン
    タにおいて、 複数の排出物収集所から、該収集所に集積された排出物
    の種類及びその集積レベルを表す信号を受信する受信手
    段と、 受信した排出物の集積レベルが回収すべきレベルを表し
    ている場合に、当該収集所に排出物の回収に向かうよう
    に、排出物収集車両を手配する車両手配手段とを備えて
    いることを特徴とする管理センタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の管理センタにおいて、 受信手段はさらに、複数の排出物処理施設から、該処理
    施設の処理能力情報を受信するよう構成されており、 管理センタはさらに、 a)各排出物収集所からの排出物の種類及びその集積レ
    ベル、並びに各排出物処理施設からの処理能力情報に基
    づいて、どの時点で、どの排出物収集所のどの種類の排
    出物をどの排出物処理施設に搬送すべきかを表す排出物
    集配スケジュールを作成する手段と、 b)作成された排出部集配スケジュールに基づいて、排
    出物の最適な集配ルートを決定する手段とを備えてお
    り、 車両手配手段は、決定された集配ルート、及び、現在の
    排出物収集車両の位置及び排出物搭載情報を表す配車情
    報に基づいて、排出物収集車両の手配を行うよう構成さ
    れていることを特徴とする管理センタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の管理センタにおい
    て、管理センタはさらに、各排出物収集所に関する環境
    ポイントを演算する環境ポイント演算手段を備え、該環
    境ポイント演算手段は、企業専用の産業廃棄物用の排出
    物収集所である場合、以下の4つの式 環境ポイント=100×(1−Σ廃棄物排出量i[t]/前年度
    排出総量[t]) 環境ポイント=100×(1−Σ(廃棄物排出量i[t]×CO2
    単位i[kg-CO2])/前年度CO2排出総量[kg-CO2]) 環境ポイント=100×(1−Σ(廃棄物排出量i[t]×処理
    施設jCO2原単位[kg-CO2/t])/前年度CO2排出総量[kg-CO
    2/t]) 環境ポイント=[ Σ(廃棄物排出量i[t]×(1−不純物混
    入率[%]/100))/Σ廃棄物排出量i[t] ]×100 のいずれかの式、又は、任意の複数の式の和として、環
    境ポイントを演算するよう構成されていることを特徴と
    する管理センタ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の管理センタにおいて、環
    境ポイント演算手段はさらに、 各排出物収集所に関する環境ポイントとともに、各排出
    物処理施設に関する環境ポイントを演算するよう構成さ
    れており、 地域住民の生活排出物を集積する排出物収集所である場
    合、 環境ポイント=[ Σ(排出物排出量i[t]×(1−不純物混
    入率[%]/100))/Σ排出物排出量i[t] ]×100 によって演算し、かつ処理施設50の場合、 環境ポイント=100×{1−Σ(Mi×αi)/Σ(Mi×
    βi)} ただし、Mi:フローiの処理量[t] αi:処理施設で処理した場合のフローiの温暖化原単
    位[kg-CO2/t] βi:フローiを埋め立てた場合の温暖化原単位[kg-CO2
    /t] によって演算するよう構成されていることを特徴とする
    管理センタ。
  5. 【請求項5】 排出物収集所に配置されて排出物が集積
    される排出物コンテナにおいて、 排出物コンテナの上端部近傍の第1位置に、レベルセン
    サからの信号を通過可能な窓が設けられていることを特
    徴とする排出物コンテナ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の排出物コンテナにおい
    て、該コンテナはさらに、第1近傍より下方の第2位置
    に、レベルセンサからの信号を通過可能な窓が設けられ
    ていることを特徴とする排出物コンテナ。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の排出物コンテナに
    おいて、該コンテナは、メッシュタイプ、トランクタイ
    プ、及びドラム缶タイプの少なくともいずれかのタイプ
    で構成されていることを特徴とする排出物コンテナ。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つの排出物コンテナを備え
    た排出物収集所において、 排出物コンテナ内の排出物の集積レベルが第1所定レベ
    ルに達したことを検出するための第1レベルセンサと、 集積レベルが第1所定レベルに達したことを表す信号が
    第1レベルセンサから得られたときに、その信号を排出
    物情報管理センタに送信する送信装置とからなることを
    特徴とする排出物収集所。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の排出物収集所において、 排出物コンテナは、請求項5記載の排出物コンテナであ
    り、 第1レベルセンサは、第1位置に設けられた窓に対向し
    て配置される反射型センサであることを特徴とする排出
    物収集所。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の排出物収集所におい
    て、 該収集所はさらに、排出物コンテナ内の排出物の集積レ
    ベルが、第1所定レベルより低い第2所定レベルに達し
    たことを検出するための第2レベルセンサを備え、 送信装置は、集積レベルが第2所定レベルに達したこと
    を表す信号が第2レベルセンサから得られたときに、そ
    の信号を排出物情報管理センタに送信することを特徴と
    する排出物収集所。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の排出物収集所におい
    て、 排出物コンテナは、請求項6記載の排出物コンテナであ
    り、 第1及び第2レベルセンサは、第1及び第2窓にそれぞ
    れ対向して配置される反射型センサであることを特徴と
    する排出物収集所。
  12. 【請求項12】 請求項8又は9記載の排出物収集所に
    おいて、該収集所はさらに、 排出物コンテナに集積された排出物の重量を測定する重
    量センサと、 第1レベルセンサから信号が得られたとき、その時点の
    重量センサからの重量を参照して、集積された排出物の
    容量を較正する手段とを備えていることを特徴とする排
    出物収集所。
  13. 【請求項13】 請求項10又は11記載の排出物収集
    所において、該収集所はさらに、 排出物コンテナに集積された排出物の重量を測定する重
    量センサと、 第1及び第2レベルセンサから信号が得られたとき、そ
    の時点の重量センサからの重量を参照して、集積された
    排出物の容量を較正する手段とを備えていることを特徴
    とする排出物収集所。
  14. 【請求項14】 排出物を排出物収集所から回収して排
    出物処理施設に搬送する排出物収集車両において、 排出物の種類毎に区分けされた複数の排出物積載区画を
    有しており、 これら排出物積載区画の少なくとも2つの区画は、移動
    可能なパーティションによって区画されて、積載容量が
    変更可能に構成されていることを特徴とする排出物収集
    車両。
  15. 【請求項15】 排出物を排出物収集所から回収して排
    出物処理施設に搬送する排出物収集車両において、 規格化された単一サイズの排出物コンテナを搭載するた
    めの搭載部と、 排出物コンテナを搭載部に搭載するためのクレーンとを
    備えていることを特徴とする排出物収集車両。
  16. 【請求項16】 排出物の回収/搬送最適化システムに
    おいて、 請求項1〜4いずれかに記載の管理センタと、 請求項8〜13いずれかに記載の排出物収集所と、 請求項14又は15記載の排出物収集車両とを備えてい
    ることを特徴とするシステム。
  17. 【請求項17】 管理センタの管理の下で、排出物収集
    車両によって排出物を複数の排出物収集所から回収し、
    回収された排出物を複数の排出物処理施設に最適に搬送
    する方法において、 各排出物収集所から管理センタに対して、該収集所に集
    積された排出物の種類及びその集積レベルを表す信号を
    送信するステップと、 各排出物処理施設から管理センタに対して、排出物の処
    理能力を表す信号を送信するステップと、 管理センタにおいて、各排出物収集所からの排出物の種
    類及びその集積レベル、並びに各排出物処理施設からの
    処理能力情報に基づいて、どの時点で、どの排出物収集
    所のどの種類の排出物をどの排出物処理施設に搬送すべ
    きかを表す排出物集配スケジュールを作成するステップ
    と、 管理センタにおいて、作成された排出部集配スケジュー
    ルに基づいて、排出物の最適な配集ルートを決定するス
    テップと、 管理センタにおいて、決定された集配ルート、及び、現
    在の排出物収集車両の位置及び排出物搭載情報を表す配
    車情報に基づいて、集配ルートに向かうべき排出物収集
    車両を決定し、かつ、該収集車両に当該集配ルートを通
    知するステップと、 排出物収集車両が、通知された集配ルートに基づいて、
    排出物収集所から排出物を回収し、かつ排出物処理施設
    に搬送するステップとからなることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の方法において、該方
    法はさらに、 管理センタにおいて、地理情報システムからの道路状況
    情報に基づいて、排出物収集車両に通知する前に集配ル
    ートを変更するステップと、 管理センタにおいて、地理情報システムからの道路状況
    情報に基づいて、排出物収集車両に通知した後に集配ル
    ートを変更し、かつ変更した集配ルートを通知するステ
    ップとを含んでいることを特徴とする方法。
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