JP3776324B2 - 排出物の回収/搬送最適化システム - Google Patents
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Description
【発明の技術分野】
本発明は、循環型社会である環境共創型都市を目指すための排出物の回収/搬送最適化システムに関し、より詳細には、所定の地域内における排出物の回収を最適化し、かつ回収された排出物の排出物処理施設への搬送を最適化するためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、世界的規模で環境問題と社会生活との連関及び調和についての認識が高まってきている。このような環境への認識の高まりによって、環境改善へのより一層の努力が行われるようになってきており、環境負荷が低い新しい社会スタイル及び新しい産業活動スタイルへの変革が進みつつある。
このような状況において、排出物処理ネットワーク・システムの環境への影響及び必要なコストをコンピュータを用いてシミュレーションし、その結果に基づいて、環境影響が少なくかつ必要コストが安価となるような排出物処理ネットワーク・システムの構築を支援しようとする種々の支援システムが提案されている。これらの支援システムにおいては、通常、排出物の種類と量に関する情報のデータベース、排出物の処理設備に関する情報のデータベース、及び搬出物の搬送に関する情報のデータベース等を備え、これらデータベースに格納された情報に基づいて、排出物を処理する際の環境影響及び処理コストをシミュレーション演算し、その結果を表示できるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来例の排出物処理の支援システムにおいては、排出物の種類と量を記憶したデータベースを備えているが、該データベースに格納されている排出物の種類及び量は、統計的に得られたデータに基づいて算出されたものである。したがって、長期的にみれば対象地域内で排出される種類及び量を適切に表している場合があるが、短期的にみると、収集すべき現実の排出物の種類及び量と一致していない場合がある。
また、処理設備に関する情報のデータベース、及び排出物の搬送に関する情報を記憶したデータベースも備え、これらデータベースに記憶された情報に基づいて、環境影響及び必要コストをシミュレーション演算しているが、排出物の種類及び量が上記したように統計的なものであるとともに、排出物を定期的に収集することを前提としてシミュレーションしている。
【0004】
したがって、収集所に現実に集積された排出物の種類及び量に応じて、どのように排出物を回収し、実際に回収した排出物をどの処理施設に搬送すべきかについて、具体的な提案がなされていない。これは、地方自治体の排出物回収管理事業所等に、複数の地区に収集所に集められた排出物の種類及び量をリアルタイムで監視するための手段が具備されていないことにも、関連するものである。
本発明は、このような従来例の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、排出物収集所に現実に集積された排出物の種類及び量をリアルタイムで自動的に把握できるようにすることである。
本発明の他の目的は、集積された排出物を定期的に回収するではなく、集積された排出物の種類及び量を監視することにより、排出物がある程度以上集積された段階で、適切に回収することができるようにすることである。
本発明のさらに他の目的は、回収された排出物を、排出物処理施設の処理能力に応じて、最適に配送することができるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明は、排出物の回収/搬送を管理する管理センタを提供し、該管理センタは、
複数の排出物収集所から、該収集所に集積された排出物の種類及びその集積レベルを表す信号を受信する受信手段と、
受信した排出物の集積レベルが回収すべきレベルを表している場合に、当該収集所に排出物の回収に向かうように、排出物収集車両を手配する車両手配手段とを備えていることを特徴としている。
【0006】
上記した本発明に係る管理センタの好適な実施形態においては、受信手段はさらに、複数の排出物処理施設から、該処理施設の処理能力情報を受信するよう構成されており、管理センタはさらに、a)各排出物収集所からの排出物の種類及びその集積レベル、並びに各排出物処理施設からの処理能力情報に基づいて、どの時点で、どの排出物収集所のどの種類の排出物をどの排出物処理施設に搬送すべきかを表す排出物集配スケジュールを作成する手段と、b)作成された排出部集配スケジュールに基づいて、排出物の最適な集配ルートを決定する手段とを備えており、車両手配手段は、決定された集配ルート、及び、現在の排出物収集車両の位置及び排出物搭載情報を表す配車情報に基づいて、排出物収集車両の手配を行うよう構成されている。
【0007】
また、他の好適な実施形態においては、管理センタはさらに、各排出物収集所に関する環境ポイントを演算する環境ポイント演算手段を備え、該環境ポイント演算手段は、企業専用の産業廃棄物用の排出物収集所である場合、以下の4つの式
環境ポイント
=100×(1−Σ廃棄物排出量i[t]/前年度排出総量[t])
環境ポイント
=100×(1−Σ(廃棄物排出量i[t]×CO2原単位i[kg-CO2/t])
/前年度CO2排出総量[kg-CO2/t])
環境ポイント
=100×(1−Σ(廃棄物排出量i[t]×処理施設jCO2原単位[kg-CO2/t])
/前年度CO2排出総量[kg-CO2])
環境ポイント
=[ Σ(廃棄物排出量i[t]×(1−不純物混入率[%]/100))
/Σ廃棄物排出量i[t] ]×100
のいずれかの式、又は、任意の複数の式の和として、環境ポイントを演算するよう構成されている。
環境ポイント演算手段はさらに、
各排出物収集所に関する環境ポイントとともに、各排出物処理施設に関する環境ポイントを演算するよう構成されており、
地域住民の生活排出物を集積する排出物収集所である場合、
環境ポイント
=[ Σ(排出物排出量i[t]×(1−不純物混入率[%]/100))
/Σ排出物排出量i[t] ]×100
によって演算し、かつ処理施設50の場合、
環境ポイント
=100×{1−Σ(Mi×αi)/Σ(Mi×βi)}
ただし、Mi:フローiの処理量[t]
αi:処理施設で処理した場合の
フローiの温暖化原単位[kg-CO2/t]
βi:フローiを埋め立てた場合の温暖化原単位[kg-CO2/t]
によって演算するよう構成されている。
【0008】
本発明はまた、排出物収集所に配置されて排出物が集積される排出物コンテナを提供し、該コンテナは、排出物コンテナの上端部近傍の第1位置に、レベルセンサからの信号を通過可能な窓が設けられていることを特徴としている。排出物コンテナの好適な実施形態においては、メッシュタイプ、トランクタイプ、及びドラム缶タイプの少なくともいずれかのタイプで構成されている。排出物コンテナはさらに、第1近傍より下方の第2位置に、レベルセンサからの信号を通過可能な窓が設けられ、予備的なレベル信号を出力できるようにすることが好ましい。
【0009】
本発明はさらに、少なくとも1つの排出物コンテナを備えた排出物収集所を提供し、該排出物収集所は、排出物コンテナ内の排出物の集積レベルが所定レベルに達したことを検出するためのレベルセンサと、集積レベルが所定レベルに達したことを表す信号がレベルセンサから得られたときに、その信号を排出物情報管理センタに送信する送信装置とからなることを特徴としている。この排出物収集所において、排出物コンテナは、上記した構成を有する排出物コンテナであり、レベルセンサは、排出物コンテナの窓に対向して配置される反射型センサであることが好適である。
本発明に係る排出物収集所はさらに、排出物コンテナに集積された排出物の重量を測定する重量センサと、第1レベルセンサから信号が得られたとき、その時点の重量センサからの重量を参照して、集積された排出物の容量を較正する手段とを備えていることが好ましい。
【0010】
さらにまた、本発明は、排出物を排出物収集所から回収して排出物処理施設に搬送する排出物収集車両を提供し、該排出物収集車両は、排出物の種類毎に区分けされた複数の排出物積載区画を有しており、これら排出物積載区画の少なくとも2つの区画は、移動可能なパーティションによって区画されて、積載容量が変更可能に構成されていることを特徴としている。積載容量を変更可能に構成する代わりに、排出物コンテナそのものを搭載して搬送するために、規格化された単一サイズの排出物コンテナを搭載するための搭載部を設け、排出物コンテナを搭載部に搭載するためのクレーンとを備えていることを特徴とする排出物収集車両も提供する。
【0011】
別の観点の本発明においては、管理センタの管理の下で、排出物収集車両によって排出物を複数の排出物収集所から回収し、回収された排出物を複数の排出物処理施設に最適に搬送する方法を提供し、該方法は、
各排出物収集所から管理センタに対して、該収集所に集積された排出物の種類及びその集積レベルを表す信号を送信するステップと、
各排出物処理施設から管理センタに対して、排出物の処理能力を表す信号を送信するステップと、
管理センタにおいて、各排出物収集所からの排出物の種類及びその集積レベル、並びに各排出物処理施設からの処理能力情報に基づいて、どの時点で、どの排出物収集所のどの種類の排出物をどの排出物処理施設に搬送すべきかを表す排出物集配スケジュールを作成するステップと、
管理センタにおいて、作成された排出部集配スケジュールに基づいて、排出物の最適な配集ルートを決定するステップと、
管理センタにおいて、決定された集配ルート、及び、現在の排出物収集車両の位置及び排出物搭載情報を表す配車情報に基づいて、集配ルートに向かうべき排出物収集車両を決定し、かつ、該収集車両に当該集配ルートを通知するステップと、
排出物収集車両が、通知された集配ルートに基づいて、排出物収集所から排出物を回収し、かつ排出物処理施設に搬送するステップと
からなることを特徴としている。
【0012】
上記した本発明に係る方法はさらに、管理センタにおいて、地理情報システムからの道路状況情報に基づいて、排出物収集車両に通知する前に集配ルートを変更するステップと、管理センタにおいて、地理情報システムからの道路状況情報に基づいて、排出物収集車両に通知した後に集配ルートを変更し、かつ変更した集配ルートを通知するステップとを含んでいることが好ましい。道路状況を加味して集配ルートを変更するので、排出物をより最適に収集しかつ処理施設に搬送することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る、排出物の回収/搬送を最適化できるネットワーク・システムの構成を示している概略図であり、図1において、1は排出物管理センタであり、排出物情報受付セクション10と、排出物回収指令セクション20と、環境ポイント管理セクション30とを含んでいる。これらセクション10〜30は、遠隔配置され、任意の通信手段によって相互に接続されていてもよい。40は地区A〜地区Mそれぞれに配置された排出物収集所(以下、「収集所」)、50は排出物処理施設(以下、「処理施設」)である。処理施設50には、ストーカ式焼却炉、ガス化溶融炉、及びプラズマ灰溶融炉等の焼却施設、コンポスト、メタン発酵施設、及びリサイクルセンタ等のリサイクル施設、廃液処理場、並びに、最終処分施設等が含まれる。また、60は排出物集配のための排出物収集車両(以下、「収集車両」)を代表的に示している。
【0014】
排出物情報受付セクション10は、受信装置11、排出物種類/量記憶装置12、施設処理能力記憶装置13、排出物回収スケジュール作成部14、回収ルート最適化演算部15を備えている。
受信装置11は、収集所40から排出物集積情報を受信し、かつ処理施設50から施設処理能力情報を受信し、それぞれを記憶装置12及び13に格納する。
【0015】
収集所40からの排出物集積情報には、集積された排出物の種類及び量が含まれており、これらが排出物種類/量記憶装置12に格納される。
処理施設50からの施設処理能力情報には、処理施設50で現在受け入れ可能な排出物の種類及び量が含まれ、また、処理施設50の処理性能情報も含まれており、施設処理能力記憶装置13に格納される。処理施設50で受け入れ可能な排出物の量は、例えば、処理施設が焼却施設である場合、ピット中に投入可能なごみの量(=ピットの全容積−ピット中に残存するごみの容積)として検出される。
【0016】
ここで、収集所40の構成について説明する。収集所40は、図1に示すように、排出物集積用のコンテナ41、排出物収集量演算装置42、及び送信装置43により構成されている。
コンテナ41は、図2の(A)〜(C)に示すように、メッシュタイプ、トランクタイプ、及びドラム缶タイプ等のような外観を有している。メッシュタイプ・コンテナは、紙、木屑等の可燃ごみ、並びにガラス、金属等の不燃ごみ用である。トランクタイプ・コンテナは、異臭が生じる可能性がある生ごみ等の集積に用いられ、また、ドラム缶タイプ・コンテナは、液状の排出物等の集積に用いられる。液状排出物は、廃液等の産業廃棄物の他、工場において生成されたエタノール、メタノール等の有価物であってもよい。
【0017】
なお、コンテナ41のタイプと集積すべき排出物との関係は、これに限定されないことは言うまでもなく、例えば、液状排出物をトランクタイプ・コンテナに収容してもよい。
これらコンテナ41は、収集所40毎に、その地域の排出物の排出状況等により、1種類のコンテナが1又は複数配備されるか、又は複数種類のコンテナがそれぞれ1又は複数配備される。いずれにしても、収集所40内のコンテナ41と該コンテナに集積すべき排出物の種類とは、1対1に対応付けられている。
また、収集所40は、地域住民用のだけでなく、企業等の任意の団体が占有するものであってもよい。
【0018】
図2に示した各コンテナ41には、図3の断面図に示すように、コンテナの側部の上下に第1及び第2窓411、412が設けられており、また、コンテナ41は、収集所40のベース44上に設けられたコンテナ受け皿45上に配置される。ベース44には、重量センサ46が設けられ、さらに、支柱47が固定されている。そして、支柱37には、第1及び第2窓411、412に対応する位置に第1及び第2レベルセンサ48、49が固定されている。第1及び第2レベルセンサ48、49は、反射型の光学センサ及び超音波センサで構成される。なお、可燃ごみ及び不燃ごみのレベル検出には、光学センサを用いることが好ましく、液状排出物のレベル検出には、超音波センサを用いることが好ましい。第1及び第2窓411、412は、対向して配置される第1及び第2レベルセンサ48、49が発生する光信号又は超音波信号を通過可能に構成されている。
【0019】
下方側である第2レベルセンサ49及び第2窓412は、コンテナ41の高さの約60〜70%等の中間部に配置され、コンテナ41内の排出物の集積レベルが第2窓412に達した時点で、第2レベルセンサ49が予備的な第2レベル検出信号S2を出力する。一方、上方側である第1レベルセンサ48及び第1窓411は、コンテナ41の高さの上端部付近に配置され、第1レベルセンサ48は、排出物の集積レベルがほぼ満杯であることを表す第1レベル検出信号S1を出力する。
なお、レベルセンサ及び窓の組を3以上設けてもよい。小窓の代わりに、コンテナ41の側面に上下帯状の窓を設けてもよい。また、予備的な第2レベル検出信号S2が不要の場合は、上方側の第1レベルセンサ48及び第1窓411の組のみを設けてもよい。
【0020】
第1レベル検出信号S1は、周波数f1を有するパルス信号であり、第2レベル検出信号S2は、f1と相違する周波数f2を有するパルス信号である。収集所40にコンテナ41が複数配備されている場合、コンテナ毎に第1及び第1レベル検出信号S1、S2の周波数の組を相違させるか(例えば、(f1+Δ,f2+Δ)、(f1+2Δ,f2+2Δ)、……)、若しくは、周波数の組は(f1,f2)のままで同一とするが、信号のパルス幅を相違させることにより、コンテナを識別することができる。
【0021】
重量センサ46は、コンテナ受け皿の中央部に設けられロードセル等で構成され、コンテナ内に集積された排出物の重量を測定する。液状排出物を除いて、一般には、排出物はコンテナ41内に不均等に集積されてしまい、そのため、コンテナの一側部の集積レベルを監視しているだけでは、実際の集積量と対応しないことが多々ある。したがって、排出物収集量演算装置42において、第1又は第2レベル検出信号S1、S2とともに、重量センサ46で得られた、集積された排出物の重量を表す重量検出信号S3を用いることにより、コンテナ41内の排出物の容量を概算することができる。なお、重量検出信号S3は、重量値を表すデジタル信号又はアナログ信号として得られる。
コンテナ41内の排出物の偏在を緩和するために、コンテナ41(及びコンテナ受け皿45)を振動させるように、振動手段を付加してもよい。
【0022】
第1及び第2レベル検出信号S1及びS2に、コンテナを識別する情報が含まれていることは、上記した通りであり、これにより、排出物収集量演算装置42は、当該コンテナ41に集積される排出物の既知の密度(予め記憶されている)を参照して、該排出物の集積容量を概算することができる。そして、排出物収集量演算装置42は、どのコンテナ41すなわちどの種類の排出物の集積量が60〜70%に達したか、又はほぼ満杯になったかを、送信装置43を介して、排出物情報受付セクション10に通知する。
60〜70%に達したことを表す信号も排出物情報受付セクション10に通知されるため、排出物種類/量判定部12は、現時点で回収すべき排出物だけでなく、数日後等に回収すべき排出物も推定することができる。
【0023】
送信装置43は、第1及び第2レベル検出信号S1及びS2のいずれかが発生された時点又はその直後に、自動的に送信モードに切り替わり、排出物収集量演算装置42によって演算された集積容量を送信する。送信装置33としてPHS等のモバイル端末を採用すれば、その局番から位置を検出することができるので、収集所40の位置情報を送信情報に含ませる必要がない。また、送信装置33と管理センタ1の受信装置11とを、インターネット等の任意の公衆通信回線、又は専用回線を介して接続してもよい。
各収集所40からの排出物の種類及び量は、受信装置11で受信され、上記したように、記憶装置12に記憶される。
【0024】
各収集所40に送受信装置を配備し、排出物情報受付セクション10が収集所40に対して、ポーリング方式で呼出信号を順次送信し、それに応答して、収集所40から排出物の種類及び量に関するデータを送信するようにしてもよい。また、各収集所40に、排出物収集量演算装置42を設けずに、該装置の機能を排出物情報受付セクション10側に設けてもよい。この場合、信号S1及びS3又は信号S2及びS3そのものが送信装置43から送信されるが、上記したように、信号S1及びS2にコンテナ41の識別情報が含まれているので、排出物情報受付セクション10において、コンテナ41を特定することができる。
【0025】
排出物集配スケジュール作成部14は、集配プラン作成機能、コスト演算機能、及び最適プラン選択機能を有しており、どの収集所40に集積されたどの種類の排出物を回収して、どの処理施設50に搬送すべきかの最適な対照テーブルを作成する。すなわち、集配プラン作成機能により、排出物種類/量記憶装置12に記憶された、収集所40毎の排出物の種類(同一排出物の場合にその質も含む)及び量、並びに、施設処理能力記憶装置13に記憶された、処理施設50毎の受け入れ可能な排出物の種類及び量に基づいて、複数の集配プランを作成する。そして、コスト演算機能により、収集所40から処理施設50への搬送距離及び時間をパラメータとして、集配に必要なコストを演算し、最適プラン選択機能により、コスト・ミニマムとなる集配プランを選択する。
なお、コストの面だけでなく、環境負荷の面からみて、最適集配プランを作成してもよい。例えば、処理施設50が焼却施設である場合、ストーカ式焼却炉、ガス化溶融炉、流動床式焼却炉であるかに応じて、環境負荷が相違するが、コストが同一である場合には、環境負荷が少ないプランを選択する。
また、1つの収集所の1種類の排出物を複数の処理施設50に分配するように集配プランを作成してもよい。
排出物集配スケジュール作成部14では、さらに、対象地域全体での排出物の種類及び量を演算し、かつ、施設処理能力情報に基づき、各処理施設50で数日後に受け入れ可能な排出物の種類及び量を演算する。
【0026】
そして、作成された対照テーブルの内容に基づき、配集ルート最適化演算部15において、各収集車両60がどのような順番で収集所40を回り、かつ、どのような順番で処理施設50を回ることが最適であるかを示す最適回収ルートを決定する。この最適回収ルートは、対照テーブルの内容、すなわち、どの収集所40のどのような種類の排出物をどの処理施設50に搬送すべきかの対応関係を実現する上で、全体として走行距離が最小となるように、設定される。このとき、各収集車両60の積載容量及び積載可能な排出物の種類も参照される。
【0027】
図4の(A)及び(B)は、本発明に係るネットワーク・システムにおいて採用可能な収集車両60を例示している。
図4の(A)の収集車両60には、排出物の種類によって積載区画が分けられており、可燃ごみ用の積載区画1、不燃ごみ用の積載区画2、及び液状排出物用の積載区画3が設けられている。積載区画1と積載区画2とは、移動可能なパーティションによって区画されており、したがって、1回の巡回で回収すべき可燃ごみ及び不燃ごみの量に応じて、積載区画1及び積載区画2の積載容量を変動可能である。
図4の(B)の収集車両60は、収集所40に配置されたコンテナ41をそのまま積載できるようにしたものであり、コンテナ積み替えのためのクレーン61を備えている。この例の収集車両60は、空のコンテナ41を乗せて排出物の回収に向かい、収集所40で排出物が集積されたコンテナと空のコンテナとの積み替え作業を行う。コンテナ41を、収集車両60に搭載するために軽量化することが好ましく、また、隙間なく搭載するために、集積する排出物の種類に関わらず矩形体に形成することが好ましい。
各収集車両60は、図示していないが、カーナビゲーション・システムを搭載している。
【0028】
配集ルート最適化演算部15で得られた最適回収ルートは、1台の収集車両60が、どの収集所40をどのような順番で巡回して、どの収集所40に集積されたどの種類の排出物を回収し、そして、どの処理施設50をどのような順番で巡回して、どの処理施設40にどのような排出物を搬送されるべきかを表しており、したがって、収集車両60の種類毎に設定された複数の回収ルートを供えている。
このような複数の回収ルートを含んだ最適回収ルートが、配集ルート最適化演算部16から排出物回収指令セクション20に通知され、回収ルート記憶装置21に格納される。
【0029】
排出物回収指令セクション20は、回収ルート記憶装置21の他、配車情報記憶装置22と、集配計画作成部23と、送信装置24とを含んでいる。配車情報記憶装置22は、管理下にある複数の収集車両60が現在位置する地点、及び、現在実行中の集配業務を表す配車情報を記憶している。
集配計画作成部23は、回収ルート記憶装置21及び配車情報記憶装置22に記憶された情報をモニタ画面に表示する。そして、オペレータが、該モニタ画面に表示された情報に基づいて、どの収集車60をどの回収ルートに向かわせるかを決定する。そして、オペレータは、決定した収集車両60に対して、送信装置24を介して、集配ルート指示情報を通知する。この集配ルート指示情報には、決定した回収ルート、巡回する収集所40で収集すべき排出物の種類、巡回する処理施設50に搬送すべき排出物の種類(及び量)を含んでいる。
【0030】
収集車両60と回収ルートとを対応付けるために、モニタ画面に、GIS(地理情報システム)からの道路網情報も表示することが好ましい。これにより、オペレータは、通行止、一方通行、渋滞等の道路状況を総合的に判定して、収集車両60と回収ルートとを対応付けることができる。また、回収ルートを指示した後も、道路状況に応じた迂回路を通知することができる。
集配計画作成部23において決定され通知される集配ルート指示情報は、収集車両60に具備されるカーナビゲーション・システムのモニタに表示される。したがって、収集車両60は、表示された集配ルートに沿って車両を巡回させ、排出物を効率的に回収かつ搬送することができる。
【0031】
環境ポイント管理セクション30は、環境ポイント演算部31と、環境ポイント記憶装置32と、環境ポイント還元部33とを備えている。
環境ポイント演算部31は、排出物情報受付セクション10の排出物の種類/量記憶装置12に記憶された各収集所40の累積排出量及び施設処理能力情報記憶装置13に記憶された各処理施設50の累積処理量に基づいて、排出者環境ポイント、及び各処理施設50の処理施設環境ポイントを、以下の式に基づいて演算し評価する。
▲1▼地域住民の生活排出物を集積する収集所40の場合
環境ポイント
=[ Σ(排出物排出量i[t]×(1−不純物混入率[%]/100))
/Σ排出物排出量i[t] ]×100
この例においては、各排出物毎の分別率を不純物混入比率で評価し、その重み付き平均を用いて評価していろ、全ての排出物が不純物0の場合、環境ポイント=100となる。また、前年比較ではない。
▲2▼処理施設50の場合
環境ポイント
=100×{1−Σ(Mi×αi)/Σ(Mi×βi)}
ただし、Mi:フローiの処理量[t]
αi:処理施設で処理した場合の
フローiの温暖化原単位[kg-CO2/t]
βi:フローiを埋め立てた場合の温暖化原単位[kg-CO2/t]
【0032】
▲3▼企業専用の産業廃棄物用の収集所40である場合
例1:排出総量の削減による評価
環境ポイント
=100×(1−Σ廃棄物排出量i[t]/前年度排出総量[t])
この例1においては、廃棄物種別によらず質量(または容積)のみで評価している。
例2:CO 2 排出総量削減による評価
環境ポイント
=100×(1−Σ(廃棄物排出量i[t]×CO2原単位i[kg-CO2/t])
/前年度CO2排出総量[kg-CO2/t])
この例2においては、廃棄物の埋立によるCO2発生で評価しており、埋立によるCO2原単位は単に容積比例であるため、例1と類似するポイント値となる。
例3:処理施設を考慮したCO 2 排出総量による評価
環境ポイント
=100×(1−Σ(廃棄物排出量i[t]×処理施設jCO2原単位[kg-CO2/t])
/前年度CO2排出総量[kg-CO2/t])
この例3においては、廃棄物毎に搬送先の処理施設を定義し、該処理施設で発生されるCO2をCO2原単位を用いて評価している。また、各処理施設のCO2原単位は、典型的な施設での投入量当りCO2発生量から計算し、ごみ組成や施設規模など細かな条件は考慮していない。
例4:分別率向上による評価
環境ポイント
=[ Σ(廃棄物排出量i[t]×(1−不純物混入率[%]/100))
/Σ廃棄物排出量i[t] ]×100
この例4は、上記した地域住民用の収集所に関する環境ポイントの演算と同一であある。すなわち、各廃棄物毎の分別率を不純物混入比率で評価し、その重み付き平均を用いて評価しており、全ての廃棄物が不純物0の場合、環境ポイント=100となる。また、前年比較ではない。
【0033】
企業専用の産業廃棄物の収集所についての環境ポイントについては、例1〜例4中の任意の式によって得られた単独の計算結果を評価対象としても、また、任意複数の例の計算結果を加算したものを評価対象としてもよい。加算する場合、必要に応じて重み付けをしてもよい。
【0034】
上記のようにして演算された環境ポイントは、収集所40毎(地域住民用収集所毎、及び企業用収集所毎)並びに処理施設50毎に環境ポイント記憶装置32に記憶される。該記憶された環境ポイントに基づき、環境ポイント還元部33は、年間の環境ポイント値に応じて、報奨金又は報奨物品を決定し、収集所40の対象地域及び企業並びに処理施設50に分配する。報奨物品は、環境関連(すなわち、環境への教育啓発が可能)の物品であり、かつ報奨金は、環境関連に使用されることを義務づけることが好ましい。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、排出物回収/搬送管理センタは、収集所に実際に集積された排出物の量をリアルタイムで監視することができ、したがって、排出物回収のタイミングを最適化することができる。また、処理施設からの処理能力情報を得ているので、回収した排出物の処理施設への搬送を最適化することができる。
さらに、GISを用いて収集車両に巡回ルートを指示することにより、排出物の回収/搬送のルートをより最適化することができる。
さらにまた、本発明においては、排出物収集所での排出物の回収状況、及び排出物処理施設での排出物処理状況に応じて、環境ポイントを累積することができ、この環境ポイントを用いて、環境への教育啓発を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排出物回収/搬送最適化ネットワーク・システムの全体構成を示す説明図である。
【図2】本発明に係る排出物収集コンテナの構成を例示する説明図である。
【図3】本発明に係る排出物収集車両の構成を示す説明図である。
【図4】本発明に係る排出物収集所の構成を示す説明図である。
Claims (5)
- 排出物の回収/搬送を管理する管理センタであって、
複数の排出物収集所から、該収集所に集積された排出物の種類及びその集積レベルを表す信号を受信する受信手段と、
各排出物収集所に関する環境ポイントを演算する環境ポイント演算手段であって、企業専用の産業廃棄物用の排出物収集所である場合、以下の4つの式
環境ポイント
=100×(1−Σ廃棄物排出量i[t]/前年度排出総量[t])
環境ポイント
=100×(1−Σ(廃棄物排出量i[t]×CO2原単位i[kg-CO2])
/前年度CO2排出総量[kg-CO2])
環境ポイント
=100×(1−Σ(廃棄物排出量i[t]×処理施設jCO2原単位[kg-CO2/t])
/前年度CO2排出総量[kg-CO2/t])
環境ポイント
={Σ(廃棄物排出量i[t]×(1−不純物混入率[%]/100))
/Σ廃棄物排出量i[t]}×100
のいずれかの式、又は、任意の複数の式の和として、環境ポイントを演算するよう構成されている環境ポイント演算手段と
を備えていることを特徴とする管理センタ。 - 請求項1記載の管理センタにおいて、該管理センタはさらに、
受信手段により受信された排出物の集積レベルが回収すべきレベルを表している場合に、当該収集所に排出物の回収に向かうように、排出物収集車両を手配する車両手配手段を備えていることを特徴とする管理センタ。 - 請求項1又は2記載の管理センタにおいて、環境ポイント演算手段はさらに、
各排出物収集所に関する環境ポイントとともに、各排出物処理施設に関する環境ポイントを演算するよう構成されており、
地域住民の生活排出物を集積する排出物収集所である場合、
環境ポイント
={Σ(排出物排出量i[t]×(1−不純物混入率[%]/100))
/Σ排出物排出量i[t] }×100
によって演算し、かつ処理施設50の場合、
環境ポイント
=100×{1−Σ(Mi×αi)/Σ(Mi×βi)}
ただし、Mi:フローiの処理量[t]
αi:処理施設で処理した場合の
フローiの温暖化原単位[kg-CO2/t]
βi:フローiを埋め立てた場合の温暖化原単位[kg-CO2/t]
によって演算するよう構成されている
ことを特徴とする管理センタ。 - 請求項1〜3いずれかに記載の管理センタにおいて、受信手段が受信する、排出物の種類及びその集積レベルを表す信号は、排出物収集所に配置されて排出物が集積される排出物コンテナからのものであることを特徴とする管理センタ。
- 排出物の回収/搬送を管理する管理センタにおいて実行される方法であって、
複数の排出物収集所から、該収集所に集積された排出物の種類及びその集積レベルを表す信号を受信する受信ステップと、
受信された排出物の集積レベルが回収すべきレベルを表している場合に、当該収集所に排出物の回収に向かうように、排出物収集車両を手配する車両手配ステップと、
各排出物収集所に関する環境ポイントを演算する環境ポイント演算ステップであって、企業専用の産業廃棄物用の排出物収集所である場合、以下の4つの式
環境ポイント
=100×(1−Σ廃棄物排出量i[t]/前年度排出総量[t])
環境ポイント
=100×(1−Σ(廃棄物排出量i[t]×CO2原単位i[kg-CO2])
/前年度CO2排出総量[kg-CO2])
環境ポイント
=100×(1−Σ(廃棄物排出量i[t]×処理施設jCO2原単位[kg-CO2/t])
/前年度CO2排出総量[kg-CO2/t])
環境ポイント
={Σ(廃棄物排出量i[t]×(1−不純物混入率[%]/100))
/Σ廃棄物排出量i[t]}×100
のいずれかの式、又は、任意の複数の式の和として、環境ポイントを演算する環境ポイント演算ステップと
からなることを特徴とする方法。
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