JP2010020541A - 回収揮発性有機化合物処理支援システム、回収揮発性有機化合物処理システム及び回収揮発性有機化合物処理方法 - Google Patents

回収揮発性有機化合物処理支援システム、回収揮発性有機化合物処理システム及び回収揮発性有機化合物処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】事業所の規模の大小に関わりなく回収VOCを確実に処理する。
【解決手段】揮発性有機化合物の回収量を示す回収事業所情報を外部に送信する回収事業所通信端末1c〜3cと、回収揮発性有機化合物の荷受内容及び荷渡内容を示す収集車両情報を外部に送信する車両用無線通信端末4aと、処理事業所が収集車両から受け入れた回収揮発性有機化合物の受入内容を示す処理事業所情報を外部に送信する処理事業所通信端末5cと、上記各端末と通信を行うことにより回収事業所情報、収集車両情報及び処理事業所情報を受信し、当該回収事業所情報、収集車両情報及び処理事業所情報に基づいて回収事業所、収集車両及び処理事業所における回収揮発性有機化合物の収集を管理する管理装置6と、上記各端末を通信自在に接続する通信回線7とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、回収揮発性有機化合物処理支援システム、回収揮発性有機化合物処理システム及び回収揮発性有機化合物処理方法に関する。
下記特許文献1〜4に記載されているように、トルエンやキシレン等の各種揮発性有機化合物を取り扱う事業所では、揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compounds)を含む排ガス(VOCガス)から揮発性有機化合物を分離・回収し、この分離・回収された揮発性有機化合物をガスタービンで燃料の一部として燃焼させることによって処理している。なお、比較的小規模な事業所では、VOCガスを処理することなく大気中に放出しているのが現状である。なお、以下の説明では、上記VOCガスから分離・回収された揮発性有機化合物を回収VOCという。
特開2003−322324号公報 特開2003−322324号公報 特開2004−036492号公報 特開2004−184003号公報
ところで、上記従来技術は、事業所に発電用動力源として備えられているガスタービンをVOCの処理に流用するものであり、ガスタービンを備えていない事業所(つまり発電設備を備えていない事業所)やその稼働時間が極端に短い事業所等には適用することができない。また、ガスタービンが必要とする燃料の消費量と回収VOCの量との間には整合関係がないので、両者の間には過不足が発生し、回収VOCを十分に処理しきれないことも発生し得る。また、事業所の規模の大小に関わりなく、回収VOCを燃焼処理するためにガスタービン等の燃焼器を別途設置することは設備コスト及びライニングコストの面で好ましいことではない。
さらには、VOCガスを処理することなく大気中に放出することは、周囲環境の維持の観点から好ましいことではないので、法規による規制が導入される可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、以下の点を目的とするものである。
(1)事業所の規模の大小に関わりなく回収VOCを確実に処理する。
(2)回収VOCを低コストで処理する。
(3)回収VOCの処理に関する客観性を確保する。
(4)CO2排出削減に関する客観性を確保する。
上記目的を達成するために、本発明では、揮発性有機化合物処理支援システムに係る第1の解決手段として、揮発性有機化合物を含む排ガスから揮発性有機化合物を分離・回収して回収揮発性有機化合物を得る回収事業所に設けられ、揮発性有機化合物の回収量を示す回収事業所情報を外部に送信する回収事業所通信端末と、回収事業所から回収揮発性有機化合物を荷受して当該回収揮発性有機化合物の処理設備を備えた処理事業所まで輸送して荷渡する収集車両に設けられ、回収揮発性有機化合物の荷受内容及び荷渡内容を示す収集車両情報を外部に送信する車両用無線通信端末と、処理事業所に設けられ、該処理事業所が収集車両から受け入れた回収揮発性有機化合物の受入内容を示す処理事業所情報を外部に送信する処理事業所通信端末と、回収事業所通信端末、車両用無線通信端末及び処理事業所通信端末と通信を行うことにより回収事業所情報、収集車両情報及び処理事業所情報を受信し、当該回収事業所情報、収集車両情報及び処理事業所情報に基づいて回収事業所、収集車両及び処理事業所における回収揮発性有機化合物の収集を管理する管理装置と、回収事業所通信端末、車両用無線通信端末及び処理事業所通信端末を通信自在に接続する通信回線とを備える、という手段を採用する。
揮発性有機化合物処理支援システムに係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、管理装置は、回収事業所通信端末、車両用無線通信端末及び処理事業所通信端末と通信回線を介して通信することにより回収事業所から収集車両への回収揮発性有機化合物の荷渡及び収集車両から処理事業所への回収揮発性有機化合物の荷渡の整合を確認し、回収揮発性有機化合物の収集履歴情報として保存する、という手段を採用する。
揮発性有機化合物処理支援システムに係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、管理装置は、定期収集計画に基づいて車両用無線通信端末に定期収集指示を送信することにより回収事業所からの回収揮発性有機化合物の定期収集を行わせ、回収事業所通信端末との通信に基づいて定期収集では回収事業所における回収揮発性有機化合物の発生に対応できないと判断した場合には、車両用無線通信端末に緊急収集指示を送信する、という手段を採用する。
揮発性有機化合物処理支援システムに係る第4の解決手段として、上記第1〜第3いずれかの解決手段において、管理装置は、処理事業所通信端末との通信によって処理事業所における回収揮発性有機化合物の受入余裕が所定の条件まで低下したと判断すると、処理事業所通信端末に回収揮発性有機化合物の処理促進要請を送信する、という手段を採用する。
また、本発明では、揮発性有機化合物処理システムに係る第1の解決手段として、揮発性有機化合物を含む排ガスから揮発性有機化合物を分離・回収して回収揮発性有機化合物を得ると共に揮発性有機化合物の回収量を示す回収事業所情報を外部に送信する回収事業所通信端末を備えた回収事業所と、回収事業所から回収揮発性有機化合物を荷受して当該回収揮発性有機化合物の処理設備を備えた処理事業所まで輸送して荷渡すると共に、回収揮発性有機化合物の荷受内容及び荷渡内容を示す収集車両情報を外部に送信する車両用無線通信端末を備えた収集車両と、収集車両から受け入れた回収揮発性有機化合物の受入内容を示す処理事業所情報を外部に送信する処理事業所通信端末を備えた処理事業所と、回収事業所通信端末、車両用無線通信端末及び処理事業所通信端末と通信を行うことにより回収事業所情報、収集車両情報及び処理事業所情報を受信し、当該回収事業所情報、収集車両情報及び処理事業所情報に基づいて回収事業所、収集車両及び処理事業所における回収揮発性有機化合物の収集を管理する管理装置と、回収事業所通信端末、車両用無線通信端末及び処理事業所通信端末を通信自在に接続する通信回線とを備える、という手段を採用する。
さらに、本発明では、揮発性有機化合物処理方法に係る第1の解決手段として、揮発性有機化合物を含む排ガスから揮発性有機化合物を分離・回収して回収揮発性有機化合物を得る回収事業所における揮発性有機化合物の回収量、回収事業所から回収揮発性有機化合物を荷受して当該回収揮発性有機化合物の処理設備を備えた処理事業所まで輸送して荷渡する収集車両における回収揮発性有機化合物の荷受内容及び荷渡内容、及び処理事業所が収集車両から受け入れた回収揮発性有機化合物の受入内容を、回収事業所、収集車両及び処理事業所とは独立して管理される管理装置に管理情報として伝送し、管理装置が管理情報を用いて回収事業所、収集車両及び処理事業所の間における回収揮発性有機化合物の荷受を管理する、という手段を採用する。
揮発性有機化合物処理方法に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、管理装置は、管理情報に基づいて回収事業所から収集車両への回収揮発性有機化合物の荷渡及び収集車両から処理事業所への回収揮発性有機化合物の荷渡の整合を確認し、回収揮発性有機化合物の収集履歴情報として保存する、という手段を採用する。
揮発性有機化合物処理方法に係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、管理装置は、定期収集計画に基づいて収集車両に定期収集を指示することにより回収事業所からの回収揮発性有機化合物の定期収集を行わせ、管理情報に基づいて定期収集では回収事業所における回収揮発性有機化合物の発生に対応できないと判断した場合には、収集車両に緊急収集指示を送信する、という手段を採用する。
揮発性有機化合物処理方法に係る第4の解決手段として、上記第1〜第3いずれかの解決手段において、管理装置は、管理情報に基づいて処理事業所における回収揮発性有機化合物の受入余裕が所定の条件まで低下したと判断すると、処理事業所通信端末に回収揮発性有機化合物の処理促進要請を送信する、という手段を採用する。
本発明によれば、回収事業所で得られた回収揮発性有機化合物を収集車両を用いて処理事業所に収集して集中的に燃焼処理するので、回収事業所の規模の大小に関わりなく回収揮発性有機化合物を処理事業所で確実に処理することができる。
また、回収揮発性有機化合物を処理事業所で集中的に燃焼処理するので、従来のように個々の回収事業所で個別に処理する場合よりも回収揮発性有機化合物を高効率で処理することができる。
さらに、回収揮発性有機化合物の荷渡の整合を判断した後に回収揮発性有機化合物の収集履歴情報として管理情報を保存するので、回収揮発性有機化合物の荷受あるいは荷渡に関する客観性、つまり回収揮発性有機化合物の処理に関する客観性を担保することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る回収揮発性有機化合物処理支援システム(以下、単に「処理支援システム」という。)のシステム構成図である。なお、この図1では、本処理支援システムを含む回収揮発性有機化合物処理システム(以下、単に「処理システム」という。)の全体構成をも示している。
最初に、本処理システムの全体構成について説明する。この図に示すように、本処理システムは、第1〜第3回収事業所1〜3、収集車両4、処理事業所5及び収集管理装置6及びこれら各事業所、収集車両5及び収集管理装置6を相互接続する通信回線7によって構成されている。本処理システムを構成する各構成要素のうち通信回線7について先に説明すると、当該通信回線7は、例えばインターネットを中核とする有線及び無線からなるTCP/IP通信網であり、TCP(Transmission Control Protocol)及びIP(Internet Protocol)に準拠した通信フレームの送受信を行うように構成されている。
第1回収事業所1は、VOCガス発生設備1a、VOC回収装置1b及び回収事業所通信端末1cを備えている。VOCガス発生設備1aは、トルエンやキシレン等の揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compounds)を用いて商品の製造や対象物に何らか処理を施す設備であり、例えば塗料製造設備や塗装設備である。このようなVOCガス発生設備1aでは、揮発したVOCを含む排ガス(VOCガス)が発生する。
VOC回収装置1bは、上記VOCガスからVOCを分離・回収して所定容量の貯留タンクに貯留すると共に当該貯留タンクに貯留された回収VOCを収集車両4に引き渡す装置である。このようなVOC回収装置1bは、上述した特許文献1に記載されているように、VOCガスに含まれるVOCを活性炭等の吸着剤に吸着させ、この吸着剤に吸着されたVOCを水蒸気等の脱着ガスを用いて脱着することにより回収し、当該回収したVOC(回収VOC)を凝縮させて貯留タンクに貯留する。また、このVOC回収装置1bは、収集車両4が第1回収事業所1に到着すると、収集車両4の収集対象である回収VOCを収集車両4に引き渡す。この場合、回収VOCのみを収集車両4に引き渡す方法と回収VOCが貯留されている貯留タンクを収集車両4に引き渡す方法とが考えられるが、何れであっても良い。例えば貯留タンクをコンテナ式に構成することにより、回収VOCをタンクごと収集車両4に引き渡すことが可能である。
回収事業所通信端末1cは、VOC回収装置1bと直接通信を行うと共に通信回線7を介して収集管理装置6とTCP/IPに準拠した通信を行う通信装置である。この回収事業所通信端末1cは、上記VOC回収装置1bにおける回収VOCの回収量を回収情報として一定の時間間隔毎に取得し、当該回収量を回収事業所情報の1つとして第1回収事業所1の識別コード(事業所識別コード)と共に収集管理装置6に順次送信する。また、この回収事業所通信端末1cは、収集車両4に回収VOCを荷渡する度に当該回収VOCの荷渡内容を示す荷渡情報を回収事業所情報の1つとして事業所識別コードと共に収集管理装置6に送信する。
第2回収事業所2は、VOCガス発生設備2a、VOC回収装置2b及び回収事業所通信端末2cを備えている。VOCガス発生設備2aは、上述したVOCガス発生設備1aと同様に、トルエンやキシレン等のVOCを用いて商品の製造や対象物に何らか処理を施す設備であり、例えば塗料製造設備や塗装設備である。このようなVOCガス発生設備2aでは、上述したと同様なVOCガスが発生する。
VOC回収装置2bは、上述したVOC回収装置1bと同様に、VOCガスからVOCを分離・回収して所定容量の貯留タンクに貯留すると共に、当該貯留タンクに貯留された回収VOCを収集車両4に引き渡す装置である。このようなVOC回収装置2bは、VOCガスに含まれるVOCを活性炭等の吸着剤及び脱着ガスを用いることにより吸着/脱着して回収し、回収VOCを凝縮させて貯留タンクに貯留する。また、このVOC回収装置2bは、収集車両4が第2回収事業所2に到着すると、収集車両4の収集対象である回収VOCを収集車両4に引き渡す。
回収事業所通信端末2cは、VOC回収装置2bと直接通信を行うと共に通信回線7を介して収集管理装置6とTCP/IPに準拠した通信を行う通信装置である。この回収事業所通信端末2cは、上記VOC回収装置2bにおける回収VOCの回収量を回収情報として一定の時間間隔毎に取得し、当該回収量を回収事業所情報の1つとして第2回収事業所2の識別コード(事業所識別コード)と共に収集管理装置6に順次送信する。また、この回収事業所通信端末2cは、収集車両4に回収VOCを荷渡する度に、当該回収VOCの荷渡内容を示す荷渡情報を回収事業所情報の1つとして事業所識別コードと共に収集管理装置6に送信する。
第3回収事業所3は、VOCガス発生設備3a、VOC回収装置3b及び回収事業所通信端末3cを備えている。VOCガス発生設備3aは、上述したVOCガス発生設備1a,2aと同様に、トルエンやキシレン等のVOCを用いて商品の製造や対象物に何らか処理を施す設備であり、例えば塗料製造設備や塗装設備である。このようなVOCガス発生設備3aでは、上述したと同様なVOCガスが発生する。
VOC回収装置3bは、上述したVOC回収装置1b,2bと同様に、VOCガスからVOCを分離・回収して所定容量の貯留タンクに貯留すると共に、当該貯留タンクに貯留された回収VOCを収集車両4に引き渡す装置である。このようなVOC回収装置3bは、VOCガスに含まれるVOCを活性炭等の吸着剤及び脱着ガスを用いることにより吸着/脱着して回収し、回収VOCを凝縮させて貯留タンクに貯留する。また、このVOC回収装置3bは、収集車両4が第3回収事業所3に到着すると、収集車両4の収集対象である回収VOCを収集車両4に引き渡す。
回収事業所通信端末3cは、VOC回収装置3bと直接通信を行うと共に通信回線7を介して収集管理装置6とTCP/IPに準拠した通信を行う通信装置である。この回収事業所通信端末3cは、上記VOC回収装置3bにおける回収VOCの回収量を定期的に取得し、当該回収量を回収事業所情報の1つとして第3回収事業所3の識別コード(事業所識別コード)と共に収集管理装置6に順次送信する。また、この回収事業所通信端末3cは、収集車両4に回収VOCを荷渡する度に、当該回収VOCの荷渡内容を示す荷渡情報を回収事業所情報の1つとして事業所識別コードと共に収集管理装置6に送信する。
なお、図1では、3つの第1〜第3回収事業所1〜3が記載されているが、第1〜第3回収事業所1〜3の数は処理システムの規模に応じて異なる。
収集車両4は、所定の最大積載量を有すると共に上記回収VOCを収集・輸送対象とする可燃物輸送専用車である。このような収集車両4は、上述した第1〜第3回収事業所1〜3を定期的及び/あるいは不定期に巡回することにより第1〜第3回収事業所1〜3から回収VOCを引き取って処理事業所5に輸送する。また、この収集車両4には、車両用無線通信端末4a及び測位装置4bが設けられている。
なお、図1では、1つの収集車両4が記載されているが、収集車両4の台数は処理システムに応じて複数台設けても良い。
車両用無線通信端末4aは、収集車両4と直接通信を行うと共に通信回線7を介して収集管理装置6とTCP/IPに準拠した通信する無線通信装置である。この車両用無線通信端末4aは、収集車両4が第1〜第3回収事業所1〜3の何れかから回収VOCを荷受する度に、当該回収VOCの荷受内容を示す荷受情報を収集車両情報の1つとして収集車両4の識別コード(車両識別コード)と共に収集管理装置6に送信する。また、この車両用無線通信端末4aは、収集車両4が処理事業所5に回収VOCを荷渡する度に、当該回収VOCの荷渡内容を示す荷渡情報を収集車両情報の1つとして上記車両識別コードと共に収集管理装置6に送信する。
測位装置4bは、例えばGPS(Global Positioning System)受信機であり、複数のGPS衛星から特定の測位用電波を受信することによって収集車両4の現在位置(方位)を検出する。車両用無線通信端末4aは、上記車両用無線通信端末4aは、この測位装置4bから必要に応じて収集車両4の現在位置を取得して車両識別コードと共に収集管理装置6に送信する。
処理事業所5は、図示するように回収VOC受入装置5a、発電設備5b及び受入事業所通信端末5cを備えている。回収VOC受入装置5aは、上記収集車両4から回収VOCを受け入れる装置であり、所定容量を有する貯蔵タンクに回収VOCを貯蔵する。発電設備5bは、上記回収VOC受入装置5aに貯蔵された回収VOCを燃料としてガスタービン等の原動機を運転することにより電力を発生させる設備であり、発生した電力を所内の電力系統に供給したり、外部の商用電力系統に供給したりする。
なお、図1では、1つの処理事業所5が記載されているが、処理事業所5の数は処理システムに応じて複数設けても良い。
処理事業所通信端末5cは、回収VOC受入装置5a及び発電設備5bと直接通信を行うと共に通信回線7を介して収集管理装置6とTCP/IPに準拠した通信を行う通信装置である。この処理事業所通信端末5cは、回収VOC受入装置5aが収集車両4から回収VOCを受け入れる度に回収VOCの受入内容を示す受入情報を処理事業所情報の1つとして処理事業所5の識別コード(処理事業所識別コード)と共に収集管理装置6に送信する。また、この処理事業所通信端末5cは、発電設備5bにおける回収VOCの消費情報を発電設備5bから定期的に取得して処理事業所情報の1つとして処理事業所識別コードと共に収集管理装置6に送信する。
収集管理装置6は、各回収事業所通信端末1c〜3c、車両用無線通信端末4a及び処理事業所通信端末5cと通信回線7を介してTCP/IPに準拠した通信を行うことにより上記回収事業所情報、収集車両情報及び処理事業所情報を受信し、これら回収事業所情報、収集車両情報及び処理事業所情報に基づいて第1〜第3回収事業所1〜3、収集車両4及び処理事業所5における回収VOCの移送を管理する管理装置である。
図2は、上記収集管理装置6の機能構成を示すブロック図である。この収集管理装置6は、図示するようにメモリ6a、操作部6b、TCP/IP通信部6c、表示部6d及び外部記憶部6eがバスライン6fによって演算部6gに共通接続されたコンピュータである。メモリ6aは、所定の管理プログラムを記憶する不揮発性メモリと演算部6gの演算結果等の各種データを一時的に記憶する揮発性メモリとからなり、演算部6gによる制御の下で管理プログラム及び各種データの書込み/読出しを行う。操作部6bは、本処理支援システムを統括的に管理する管理者の操作指示を受け付けるキーボードやポインティングデバイスであり、上記操作指示を示す操作情報を演算部6gに出力する。
TCP/IP6c通信部は、演算部6gによる制御の下で、通信回線7を介して各回収事業所通信端末1c〜3c、車両用無線通信端末4a及び処理事業所通信端末5cとTCP/IPに準拠した通信を行う。表示部6dは、演算部6gによる制御の下で、上記管理者に提供する管理情報を表示する。外部記憶部6eは、ハードディスク装置のような大容量の記憶装置であり、内部にVOC管理データベース6hを記憶している。この外部記憶部6eは、演算部6gによる制御の下で、VOC管理データベース6hの更新及び新規登録を行う。バスライン6fは、所定ビット数のアドレスライン及びデータライン等からなり、メモリ6a、操作部6b、TCP/IP通信部6c、表示部6d及び外部記憶部6eを演算部6gに接続する。
演算部6gは、CPU(Central Processing Unit)及び周辺回路からなり、上記管理プログラムに基づいてメモリ6a、操作部6b、TCP/IP通信部6c、表示部6d及び外部記憶部6eを制御することにより、各回収事業所通信端末1c〜3c、車両用無線通信端末4a及び処理事業所通信端末5cから上記回収事業所情報、収集車両情報及び処理事業所情報を取得すると共に、これら情報及びVOC管理データベース6hに登録されたデータに基づいて各回収事業所通信端末1c〜3c、車両用無線通信端末4a及び処理事業所通信端末5cに管理情報を送信することにより本処理支援システムを管理する。なお、管理プログラムに基づく演算部6gの管理処理については、本処理支援システムの全体動作として後述する。
以上、本処理システムの全体構成について説明したが、本処理システムを構成する各種構成要素のうち、各回収事業所通信端末1c〜3c、車両用無線通信端末4a、処理事業所通信端末5c、収集管理装置6及び通信回線7は、本処理支援システムを構成する構成要件である。
次に、上記VOC管理データベース6hについて、図3〜図5を参照して補足説明する。VOC管理データベース6hには、収集管理装置6が第1〜第3回収事業所1〜3、収集車両4及び処理事業所5における回収VOCの移送を管理するために必要な固定的なデータに加え、時間の経過とともに変化するデータが第1〜第3回収事業所1〜3、収集車両4及び処理事業所5毎に登録されている。
図3は、このようなVOC管理データベース6hの登録データのうち、第1〜第3回収事業所1〜3に関する登録データ(回収事業所登録データ)を模式的に示す模式図である。この図に示すように、VOC管理データベース6hには、(1)事業所識別コード、(2)所在位置、(3)許容貯留量Lu、(4)荷渡作業準備時間、(5)収集車両の到着所要時間、(6)裕度α、(7)最新貯留量Le、(8)前回収集日時、(9)収集期間、等が第1〜第3回収事業所1〜3毎に登録されている。
また、図4は、VOC管理データベース6hの登録データのうち、収集車両4に関する登録データ(収集車両登録データ)を模式的に示す模式図である。この図に示すように、VOC管理データベース6hには、(1)車両識別コード、(2)最新位置、(3)最大積載量、(4)現在積載量、等が収集車両4毎に登録されている。
さらに、図5は、VOC管理データベース6hの登録データのうち、処理事業所5に関する登録データ(処理事業所登録データ)を模式的に示す模式図である。この図に示すように、VOC管理データベース6hには、(1)事業所識別コード、(2)所在位置、(3)受入許容貯留量Li、(4)裕度β、(5)最新貯留量Ln、等が処理事業所5毎に登録されている。
引き続いて、このように構成された本処理支援システム及び本処理システムの動作を図6に示すフローチャートに沿って説明する。なお、このフローチャートは、管理プログラムに基づく演算部6gの管理処理(つまり、収集管理装置6の管理処理)の手順を示すものである。
最初に、演算部6gは、定期収集指示の送信を行う(ステップS1)。すなわち、演算部6gは、VOC管理データベース6hの各種登録データを参照することにより第1〜第3回収事業所1〜3毎に定期収集計画を作成し、この定期収集計画を示す定期収集計画テーブルを外部記憶部6eに記憶させる。この定期収集計画テーブルは、収集日時と回収VOCの収集量とを第1〜第3回収事業所1〜3毎に示すものである。そして、演算部6gは、定期収集計画テーブルを外部記憶部6eから読み出してTCP/IP通信部6cに提供することにより収集車両4の車両用無線通信端末4aに定期収集指示を送信させる。
上記定期収集計画は、VOC管理データベース6hの各種登録データに基づいて作成されたものなので、通常の場合は、収集車両4が定期収集計画テーブルに基づいて第1〜第3回収事業所1〜3から回収VOCを回収することにより、第1〜第3回収事業所1〜3は、各VOC回収装置1b〜3bの貯留タンクがオーバーフローすることなく操業を継続することができる。
一方、収集車両4は、車両用無線通信端末4aが受信した定期収集計画テーブルに記載された収集日時に同じく定期収集計画テーブルに記載された収集量のVOCを第1〜第3回収事業所1〜3の各VOC回収装置1b〜3bから荷受して処理事業所5に輸送し、当該処理事業所5のVOC受入設備5aに荷渡する。
そして、このような収集車両4による回収VOCの収集作業において、回収VOCの荷渡しの際に、収集車両4の車両用無線通信端末4a、第1〜第3回収事業所1〜3の回収事業所通信端末1c〜3c及び処理事業所5の処理事業所通信端末5cは、荷渡あるいは荷受の内容を示す荷渡情報あるいは荷受情報を収集管理装置6に送信する。
上述したように第1〜第3回収事業所1〜3の回収事業所通信端末1c〜3cは、回収VOCの回収量を定期的に取得して回収事業所情報として収集管理装置6に送信する、また処理事業所通信端末5cは、発電設備5bにおける回収VOCの消費情報を発電設備5bから定期的に取得して処理事業所情報として収集管理装置6に送信するので、収集管理装置6は、荷渡情報、荷受情報、回収事業所情報あるいは処理事業所情報等が回収事業所通信端末1c〜3c、車両用無線通信端末4aあるいは処理事業所通信端末5cから適宜受信する。
演算部6gは、このような各種の受信情報のうち、A:荷渡情報あるいは荷受情報を受信したか、または、B:回収事業所情報あるいは処理事業所情報を受信したかを判断し(ステップS2)、Aの場合はステップS3〜S5の処理を行い、Bの場合にはステップS6〜S10の処理を行う。
例えば、第1回収事業所1が収集車両4に回収VOCの荷渡した場合(つまり、収集車両4が第1回収事業所1から回収VOCを荷受した場合)、回収事業所通信端末1cは、回収VOCの荷渡量と自らの事業所識別コードとを含む荷渡情報を収集管理装置6に送信する。この一方、車両用無線通信端末4aは、回収VOCの荷受量、収集車両4の現在位置及び自らの車両識別コードとを含む荷受情報を収集管理装置6に送信する。
一方、収集車両4が処理事業所5に回収VOCを荷渡した場合(つまり、処理事業所5が収集車両4から回収VOCを荷受した場合)、車両用無線通信端末4aは、回収VOCの荷渡量、収集車両4の現在位置及び自らの車両識別コードとを含む荷渡情報を収集管理装置6に送信する。この一方、処理事業所通信端末5cは、回収VOCの荷受量と自らの事業所識別コードとを含む荷受情報を収集管理装置6に送信する。
すなわち、本処理支援システムでは、収集車両4における回収VOCの荷渡/荷受が発生した場合に、荷渡/荷受の両当事者である第1〜第3回収事業所1〜3及び収集車両4、あるいは処理事業所5及び収集車両4から荷渡情報及び荷受情報が収集管理装置6に送信される。演算部6gは、TCP/IP通信部6cが荷渡情報及び荷受情報を受信すると、両者が整合しているか否かを判断し(ステップS3)、この判断が「Yes」の場合は、対をなす荷渡情報及び荷受情報として収集履歴テーブルに書き込み(ステップS4)、上記判断が「No」の場合には、荷渡情報及び荷受情報の再送信指示をTCP/IP通信部6cに送信させる(ステップS5)。
上記ステップS3の処理において、演算部6gは、収集車両4の荷渡情報に含まれる現在位置をVOC管理データベース6に回収事業所登録データとして予め登録された第1〜第3回収事業所1〜3の所在位置(所在方位)あるいは処理事業所登録データとして予め登録された処理事業所5の所在位置(所在方位)と比較照合することによって両当事者を確認する。例えば収集車両4が第1回収事業所1で回収VOCを荷受した場合、収集車両4の現在位置は第1回収事業所1の所在位置を一致することになる。また、演算部6gは、荷渡情報に含まれる荷渡量と荷受情報に含まれる荷受量とを照合することによって回収VOCの荷渡量と荷受量との整合を確認する。
このように荷渡情報及び荷受情報の整合を判断した後に当該荷渡情報及び荷受情報を収集履歴テーブルに登録することにより、回収VOCの荷受/荷渡に関する客観性を担保することができる。すなわち、収集車両4によって第1〜第3回収事業所1〜3から収集された回収VOCが処理事業所5に確実に受け入れられて燃焼処理されたことの客観性を確保することができる。収集管理装置6の管理者は、第1〜第3回収事業所1〜3、収集車両4及び処理事業所5の管理者とは独立した立場にあるので、第1〜第3回収事業所1〜3で発生した回収VOCが処理事業所5で燃焼処理されたことを客観的な立場で保証することができる。
一方、上記ステップS2において回収事業所情報あるいは処理事業所情報を受信したと判断された場合(場合B)、演算部6gは、回収事業所情報あるいは処理事業所情報に基づいてVOC管理データベース6hの回収事業所登録データ及び処理事業所登録データを更新する(ステップS6)。
すなわち、TCP/IP通信部6cは、何れかの回収事業所通信端末1c〜3cから回収事業所情報を受信すると、当該受信をバスライン6fを介して演算部6gに通知する。演算部6gは、この通知がTCP/IP通信部6cから入力されると、TCP/IP通信部6cから回収事業所情報を取り込み、VOC管理データベース6hの回収事業所登録データに相当するデータを回収事業所情報から抽出して外部記憶部6eに出力することにより、図3に示したVOC管理データベース6hの回収事業所登録データを更新させる。
また、TCP/IP通信部6cは、処理事業所通信端末5cから処理事業所情報を受信すると、当該受信をバスライン6fを介して演算部6gに通知する。演算部6gは、この通知がTCP/IP通信部6cから入力されると、TCP/IP通信部6cから処理事業所情報を取り込み、VOC管理データベース6hの処理事業所登録データに相当するデータを処理事業所情報から抽出して外部記憶部6eに出力することにより、図5に示したVOC管理データベース6hの処理事業所登録データを更新させる。
このようにしてTCP/IP通信部6cが定期的に受信する回収事業所情報及び処理事業所情報に基づいてVOC管理データベース6hの回収事業所登録データ及び処理事業所登録データが定期的に更新されるので、演算部6gは、VOC管理データベース6hを参照することにより各回収事業所通信端末1c〜3c及び処理事業所5の最新状況を常に把握することが可能となる。
そして、演算部6gは、回収事業所情報に基づくVOC管理データベース6hの更新が完了すると、回収事業所登録データに基づいて収集車両4に緊急収集作業に指示する必要があるか否かを判断する(ステップS7)。すなわち、演算部6gは、回収事業所情報を取得する度に、回収事業所登録データが下式(1)で示される評価式を満足するか否かを判断し、この判断が「No」の場合には、収集車両4に緊急収集を指示する(ステップS8)。
Lu・α<Le (1)
上記評価式(1)は、第1〜第3回収事業所1〜3の各VOC回収装置1b〜3bについて、次回の定期収集までに貯留タンクがオーバーフローするか否かを裕度αをも加味して示すものである。演算部6gは、例えば第1回収事業所1の回収事業所情報に基づいて第1回収事業所1が上記評価式を満足する状態にあると判断した場合は、第1回収事業所1について定期収集計画に基づく回収VOCの収集を続行させるが、評価式を満足する状態にないと判断した場合には、収集車両4の車両用無線通信端末4aに対する緊急収集指令の送信をTCP/IP通信部6cに行わせる。
また、演算部6gは、上記ステップS7の判断が「No」の場合には、処理事業所5に対して回収VOCの処理促進を依頼する必要があるか否かを判断する(ステップS9)。すなわち、演算部6gは、処理事業所情報を取得する度に、処理事業所登録データが下記評価式(2)を満足するか否かを判断し、この判断が「No」の場合は、処理事業所5に対して回収VOCの処理促進を依頼する。
Li・β<Ln (2)
上記評価式(2)は、処理事業所5のVOC受入設備5aについて、次回の定期収集までに貯蔵タンクがオーバーフローするか否かを裕度βをも加味して示すものである。演算部6gは、処理事業所5が評価式(2)を満足する状態にないと判断した場合には、発電設備5bの発電量を増加させて燃料である回収VOCを通常よりも多く消費することを処理事業所5に指示する処理促進指示の送信をTCP/IP通信部6cに行わせる(ステップS10)。
このような本実施形態によれば、第1〜第3回収事業所1〜3でVOCガスから回収された回収VOCを収集車両4を用いて処理事業所5に収集して集中的に燃焼処理するので、第1〜第3回収事業所1〜3の規模の大小に関わりなく回収VOCを処理事業所5で確実に処理することができる。
また、回収VOCを処理事業所5で集中的に燃焼処理するので、従来のように個々の回収事業所で個別に処理する場合よりも回収VOCを低コストで処理することがかできる。
さらには、荷渡情報及び荷受情報の整合を判断した後に当該荷渡情報及び荷受情報を収集履歴テーブルに登録するので、回収VOCの荷受/荷渡に関する客観性、つまり回収VOCの処理に関する客観性を担保することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施形態では、第1〜第3回収事業所1〜3、収集車両4あるいは処理事業所5から受信した荷渡情報及び荷受情報の整合を収集管理装置6で判断した後で荷渡情報及び荷受情報を収集履歴テーブルに登録することにより回収VOCの荷受/荷渡に関する客観性を担保するが、回収VOCの荷受/荷渡に関する客観性を担保する手法は、これ以外にも種々の方法が考えられるので、上記実施形態の手法に限定されない。
(2)上記実施形態では、収集管理装置6を第1〜第3回収事業所1〜3、収集車両4及び処理事業所5に属さない装置、つまり立場的に第1〜第3回収事業所1〜3、収集車両4及び処理事業所5とは独立した立場の管理者が管理するようにしたが、収集管理装置6の機能を処理事業所5に属する機能として設けても良い。
本発明の一実施形態に係わる揮発性有機化合物処理支援システムのシステム構成図である。 本発明の一実施形態における収集管理装置6の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態におけるVOC管理データベース6hの登録データを示す第1の模式図である。 本発明の一実施形態におけるVOC管理データベース6hの登録データを示す第2の模式図である。 本発明の一実施形態におけるVOC管理データベース6hの登録データを示す第3の模式図である。 本発明の一実施形態に係わる揮発性有機化合物処理支援システムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…第1回収事業所、1a…VOCガス発生設備、1b…VOC回収装置、1c…回収事業所通信端末、2…第2回収事業所、2a…VOCガス発生設備、2b…VOC回収装置、2c…回収事業所通信端末、3…第3回収事業所、3a…VOCガス発生設備、3b…VOC回収装置、3c…回収事業所通信端末、4…収集車両、4a…車両用無線通信端末、4b…測位装置、5…処理事業所、5a…回収VOC受入装置、5b…発電設備、5c…処理事業所通信端末、6…収集管理装置、6a…メモリ、6b…操作部、6c…TCP/IP通信部、6d…表示部、6e…外部記憶部、6f…バスライン、6g…演算部、6h…VOC管理データベース、7…通信回線

Claims (10)

  1. 揮発性有機化合物を含む排ガスから揮発性有機化合物を分離・回収して回収揮発性有機化合物を得る回収事業所に設けられ、揮発性有機化合物の回収量を示す回収事業所情報を外部に送信する回収事業所通信端末と、
    回収事業所から回収揮発性有機化合物を荷受して当該回収揮発性有機化合物の処理設備を備えた処理事業所まで輸送して荷渡する収集車両に設けられ、回収揮発性有機化合物の荷受内容及び荷渡内容を示す収集車両情報を外部に送信する車両用無線通信端末と、
    処理事業所に設けられ、該処理事業所が収集車両から受け入れた回収揮発性有機化合物の受入内容を示す処理事業所情報を外部に送信する処理事業所通信端末と、
    回収事業所通信端末、車両用無線通信端末及び処理事業所通信端末と通信を行うことにより回収事業所情報、収集車両情報及び処理事業所情報を受信し、当該回収事業所情報、収集車両情報及び処理事業所情報に基づいて回収事業所、収集車両及び処理事業所における回収揮発性有機化合物の収集を管理する管理装置と、
    回収事業所通信端末、車両用無線通信端末及び処理事業所通信端末を通信自在に接続する通信回線と
    を備えることを特徴とする回収揮発性有機化合物処理支援システム。
  2. 管理装置は、回収事業所通信端末、車両用無線通信端末及び処理事業所通信端末と通信回線を介して通信することにより回収事業所から収集車両への回収揮発性有機化合物の荷渡及び収集車両から処理事業所への回収揮発性有機化合物の荷渡の整合を確認し、回収揮発性有機化合物の収集履歴情報として保存する
    ことを特徴とする請求項1記載の回収揮発性有機化合物処理支援システム。
  3. 管理装置は、定期収集計画に基づいて車両用無線通信端末に定期収集指示を送信することにより回収事業所からの回収揮発性有機化合物の定期収集を行わせ、回収事業所通信端末との通信に基づいて定期収集では回収事業所における回収揮発性有機化合物の発生に対応できないと判断した場合には、車両用無線通信端末に緊急収集指示を送信することを特徴とする請求項1または2記載の回収揮発性有機化合物処理支援システム。
  4. 管理装置は、処理事業所通信端末との通信によって処理事業所における回収揮発性有機化合物の受入余裕が所定の条件まで低下したと判断すると、処理事業所通信端末に回収揮発性有機化合物の処理促進要請を送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の回収揮発性有機化合物処理支援システム。
  5. 管理装置は、回収事業所、収集車両及び処理事業所の管理者とは独立した立場の管理者によって運用されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の回収揮発性有機化合物処理支援システム。
  6. 揮発性有機化合物を含む排ガスから揮発性有機化合物を分離・回収して回収揮発性有機化合物を得ると共に揮発性有機化合物の回収量を示す回収事業所情報を外部に送信する回収事業所通信端末を備えた回収事業所と、
    回収事業所から回収揮発性有機化合物を荷受して当該回収揮発性有機化合物の処理設備を備えた処理事業所まで輸送して荷渡すると共に、回収揮発性有機化合物の荷受内容及び荷渡内容を示す収集車両情報を外部に送信する車両用無線通信端末を備えた収集車両と、
    収集車両から受け入れた回収揮発性有機化合物の受入内容を示す処理事業所情報を外部に送信する処理事業所通信端末を備えた処理事業所と、
    回収事業所通信端末、車両用無線通信端末及び処理事業所通信端末と通信を行うことにより回収事業所情報、収集車両情報及び処理事業所情報を受信し、当該回収事業所情報、収集車両情報及び処理事業所情報に基づいて回収事業所、収集車両及び処理事業所における回収揮発性有機化合物の収集を管理する管理装置と、
    回収事業所通信端末、車両用無線通信端末及び処理事業所通信端末を通信自在に接続する通信回線と
    を備えることを特徴とする回収揮発性有機化合物処理システム。
  7. 揮発性有機化合物を含む排ガスから揮発性有機化合物を分離・回収して回収揮発性有機化合物を得る回収事業所における揮発性有機化合物の回収量、回収事業所から回収揮発性有機化合物を荷受して当該回収揮発性有機化合物の処理設備を備えた処理事業所まで輸送して荷渡する収集車両における回収揮発性有機化合物の荷受内容及び荷渡内容、及び処理事業所が収集車両から受け入れた回収揮発性有機化合物の受入内容を、回収事業所、収集車両及び処理事業所とは独立して管理される管理装置に管理情報として伝送し、
    管理装置が管理情報を用いて回収事業所、収集車両及び処理事業所の間における回収揮発性有機化合物の荷受を管理する
    ことを特徴とする回収揮発性有機化合物処理方法。
  8. 管理装置は、管理情報に基づいて回収事業所から収集車両への回収揮発性有機化合物の荷渡及び収集車両から処理事業所への回収揮発性有機化合物の荷渡の整合を確認し、回収揮発性有機化合物の収集履歴情報として保存することを特徴とする請求項7記載の回収揮発性有機化合物処理方法。
  9. 管理装置は、定期収集計画に基づいて収集車両に定期収集を指示することにより回収事業所からの回収揮発性有機化合物の定期収集を行わせ、管理情報に基づいて定期収集では回収事業所における回収揮発性有機化合物の発生に対応できないと判断した場合には、収集車両に緊急収集指示を指示することを特徴とする請求項7または8記載の回収揮発性有機化合物処理方法。
  10. 管理装置は、管理情報に基づいて処理事業所における回収揮発性有機化合物の受入余裕が所定の条件まで低下したと判断すると、処理事業所通信端末に回収揮発性有機化合物の処理促進要請を送信することを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の回収揮発性有機化合物処理方法。
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